このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
アニ「私の存在意味」
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- 1 : 2014/05/31(土) 16:43:25 :
- どうもこんにちは。
アニ神と言います えと、久しぶりに執筆してみようかと思いましてw
毎度こんなこと言っていますが…
下書きとかなしだから進行遅い&執筆下手! です。。。
それでも見てやるぜって方はみてやってください……笑
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- 2 : 2014/05/31(土) 16:44:42 :
- 期待!!
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- 3 : 2014/05/31(土) 16:48:40 :
- 私は何の為に生きているのだろう。
そんなことを考えているとキリがなくなる。
そもそも私が生きてる意味なんてあるのかな……
ーーー
よく晴れた日だった。
昼間から暑くて、気分も優れなかった。
エレン「アニ! 今日も訓練頼むぞ!」
アニ「はいはい、分かってるよ……」
今日もいつもと何も変わりない一日を送った。
なんの面白さもない訓練をした。
いつもと同じような会話をした。
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- 4 : 2014/05/31(土) 16:49:37 :
- >>2 ありがとうございます(・∀・)
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- 5 : 2014/05/31(土) 16:53:56 :
- エレン「なぁアニ……」
アニ「何」
エレン「最近アニなんか無気力だよな」
アニ「いつも無気力だよ」
エレン「……そうか? 最近感じるようになったんだけどな」
アニ「気のせいでしょ ほら、早くしなよ」
エレン「あ、あぁ」
エレンが言ったこともあながち間違いではなかった。
最近、私はなんとなく全てにおいてやる気がなくなっている。
理由は明らかなんだけど……
そろそろ訓練兵生活が終わる。
それはつまり私にとって、人類の味方役を捨て去ることだ。
今度は同級生共を私が殺すんだ。
……こいつらとはあまり干渉したりしなかったのになんでだろうね。
寂しいのかな。
仲間と別れること。
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- 6 : 2014/05/31(土) 20:55:00 :
- 久々にアニ神さんのSS読みます^^
期待です!!
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- 7 : 2014/05/31(土) 22:14:46 :
- 期待(^^)
期待です( ^∀^)
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- 8 : 2014/06/01(日) 10:07:07 :
- 超 絶 期 待
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- 9 : 2014/06/01(日) 11:37:13 :
- その夜だった。
昼間の暑さは嘘のように涼しくなり、気持ちがよかった。
月が綺麗に空の中で輝いている。星たちの瞬きがチカチカとその周りを照らしていた。
つい、外に出たくなった私は寮から抜け出して見晴らしの良い所に出た。
柔らかな草のソファに腰掛け、空を見上げる。
どこまでも真っ黒な空と月と星の色彩が豊かだ。
吸い込まれそうになる感じを覚えた。
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- 10 : 2014/06/01(日) 11:41:24 :
- アニ「……はぁ」
ひとつ溜息をつく。
アニ「なんで私は……」
なんで生きてるの。
人を殺すのは悪いこと。
巨人は普通に考えたら悪い立場。
そんなこと自分でも知ってる。
やってはいけないことくらい自分で分かってるつもり
なのに……それでも私は人を殺す。
殺さなくちゃならない。
そういう運命の元に生まれたから。
普通だったらなぁってずっと思ってた
なんで私はこんな面倒くさい役柄に生まれてしまったんだ。
なんで人間の仲間のふりをして、こんなに大変な生活を送らないといけないんだ。
…………
……
私に生きている意味なんてあるのかな。
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- 11 : 2014/06/01(日) 15:33:08 :
- アニ・゚・(ノД`)・゚・。ポロポロ
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- 12 : 2014/06/01(日) 18:26:10 :
- そんなことを考えてぼーっとしていた。
トントン
アニ「あっ!?」
突然肩を叩かれて驚いた。
そこにはアルミンの姿があった。
アルミン「そんなに驚かなくても……」
アニ「あんたがいきなり肩叩くのが悪いんだよ」
アルミン「……どうしたの? 一人で外になんか出てさ」
アニ「なんでも……ないけど」
なんとなく目を合わせづらくなって、視線を空に向けた。
するとアルミンが視界の中に入ってくる。
アルミン「アニ、寂しそうな顔してるよ」
アニ「あんたに関係ないでしょ、ほっといてよ」
アルミン「関係なくなんてないよ 友達だもん」
アニ「……はぁ」
めんどくさいやつだ……。
勝手に人のことなんて心配して。
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- 13 : 2014/06/01(日) 18:37:35 :
- アニ「別に本当に何もないし、外に出たのはなんとなく……はい終わり」
その場から私が去ろうとするとアルミンが手を引っ張った。
ぎゅっと力強く。
すごく温かったの今でも覚えてる。
アルミン「もうちょっと何か話そうよ? いつもこんな機会ないんだしさ」
アニ「……嫌だよ、めんどくさ……」
私が言い終わる前にアルミンが切り出した。
アルミン「アニって好きな人とかいるの?」
アニ「……蹴られたいなら素直に言ってくれていいけど」
アルミン「ふふっ……なんでそんな風に隠すのさ?」
アニ「は?」
アルミン「……アニ顔赤いよ」
アニ「……赤くない」
アルミン「アニは男の子とこういう風に会話したことがあまりないので……ちょっと今緊張しています」
日記に綴る文章のように語り出した。
……確かに的を得ているけど。
アルミン「でしょ?」
アニ「あんた本当にうるさいよ」
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- 14 : 2014/06/18(水) 20:07:38 :
- 期待
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- 15 : 2014/07/05(土) 13:19:13 :
- 期待
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- 16 : 2014/08/13(水) 10:58:00 :
- まだー?あと、期待
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- 17 : 2014/08/15(金) 06:37:08 :
- みなさまありがとうございます。
久しぶりに来たので書いて行きたいと思います
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- 18 : 2014/08/15(金) 06:43:54 :
- アルミン「そんなことはどうでもよくて……どうしたの? 何かあった?」
アニ「別に……何もないって」
アルミン「ふぅん……」
しばらくそこで会話は途切れ、静寂が続いた。
その時だった、星が一つ キラと光ると夜のカーテンを滑り落ちていった。
アルミン「あっ、流れ星……」
子供のような瞳でアルミンは興奮していた。
その目はその流れ星のようにキラキラと、生気に満ちていた。
私の瞳にはあんな煌めきは無いんだろうななんて考えた。
アルミン「すごく綺麗に見えたね!……また流れないかなぁ」
アニ「そう簡単に流れないよ」
アルミン「で、でもさ! 願い事願ったら叶うかもしれないし」
アニ「いつ流れるかも分からないのに待ってるなんて馬鹿馬鹿しい」
アルミン「それを待つのが楽しいんだよ! アニは分かってないなぁ」
そんなことを言いながら、ずっと空を見つめていたのだった。
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- 20 : 2014/08/15(金) 06:54:50 :
- アルミン「ねぇ……まだかな」
アニ「だから……」
なんて言った時だったろうか?
一つの星がまた、キラと流れた。
アルミン「あっ!! お願い……」
アルミンがそういった時には、一つの若い流れ星は遥か彼方だった。
アルミン「流れるの早すぎるよ……」
アニ「あんたがノロいだけだよ」
アルミン「じゃあアニはあんなに短い間に願い事言えるの?」
アニ「私はそんなの信じてないから、言う必要もないし」
アルミン「えぇー、つまらないなぁ……」
エレン「よう、お前ら何やってんだ」
アルミン「あぁ、エレンじゃないか」
エレン「なんか外みたらお前らがいたから来てみたんだよ」
アニ(また面倒くさいのが増えた)
アルミン「別に、なんとはなく星を眺めてただけだよ」
エレン「そっか……二人きりでなんかあれだな うん、邪魔して悪かったか?」
アルミン「なっ、ちょっとエレン!?」
よからぬ笑みを浮かべるエレン。
訳分からないからかいにキョドキョドするアルミン。
アニ「……あんたらはいつも楽しそうでいいね」
無意識の内にこんな言葉が口から零れた。
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- 21 : 2014/08/15(金) 07:02:26 :
- 小さい声で言ったつもりだったのに、何故かやらしいことに二人ともバッチリ聞き取ってしまったらしい。
アルミン「アニがそんなこと言うなんて珍しいね」
アニ「……別に」
エレン「あれだろ、アニも実はもっと仲良くしたいんだ……っ痛っっ!」
アニ「変なこと言うと蹴るよ」
エレン「蹴った後に言うなよバカ!!」
アルミン「ふふっ……」
エレン「何笑ってんだアルミン! アニ、蹴ってやれこいつも!!」
アルミン「な、何さ!? 別に僕は何も……」
アニ「……ふふっ」
アルミン「あ」
エレン「あ」
しまったと思った。
なんで私は笑ってしまったのだろうか。
いつもならなんともない顔をしていれるのに。
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- 22 : 2014/08/15(金) 07:15:53 :
- アルミン「アニ……今笑ったよね……」
エレン「あぁ……ま、間違いないな」
アニ「わ、私だって笑う時くらい……」
必死に言おうとして呂律が回らず、噛んでしまった。
途端に、頬が照り上がっていくのを感じた。
アルミン「あははっ!! アニ顔真っ赤だよ!」
大声で笑い出すアルミン。
横で必死に堪えていたエレンもとうとう吹き出した。
さらに恥ずかしくなって、あいつらの顔から目を逸らした。
アニ「……っ、今のは」
そっぽを向いていると、エレンが耳元で
エレン「結構可愛かったぞ」
と笑いの混じった声でヒソリと言った。
気がどうかしていたのだろう、そんな分かりきった挑発に、私はまんまと乗っかってしまった。
アニ「かっ、可愛くなんかないから!! ……っ」
するとまた二人は大声で笑い出すのだった。
アルミン「あははっ! アニ、可愛いね」
エレン「あぁ……面白いくらいの過剰反応だったな!」
アニ「……私もう行くから!」
そう言ってその場を後にしようとした。
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- 23 : 2014/08/15(金) 07:35:11 :
- その時だった。
分からない何かが私の歩みを止めた。
アルミンやエレンの声じゃない。
足元のツタでもない。
もう、会えなくなってしまう気がした。
ここから離れたら、この二人と二度と話せない気がした。
気がついたら私の目には涙が流れていたのだった。
二人は私の異変に気付いたのか、こちらに近寄ってくる様子だった。
泣き顔を見られたくなかったのもあるのかもしれない、私の身体は勝手に動いていた。
アルミン「アニ? どうしたの……」
エレン「お前が笑いすぎるからきっと怒って……」
私は二人の身体に抱きついた。
エレン「!?」
アルミン「!?」
二人とも、かなり驚いている様子だったが 口には何も出していなかった。
ぎゅっと、ぎゅっと抱きついた。
二人のあたたかさを感じた。
思考回路の停止した私がやっと発した言葉は
アニ「……ごめん」
その一言だった。
他に何も思いつかなくて、謝罪の言葉が出て来たのかもしれない。
ーーー
何のために生きているのかなんて誰にも分からないんだ。
それは私に限った事じゃなかったみたい。
それを見出そうとするもしないも本人の勝手なんじゃないかって思った。
でも自分が一人になってしまった時、寂しい時にどんな些細な感じでもいい、気にかけてくれる。
心配してくれる。 傍にいてくれる。
そんな大切な人達。
私は一人ぼっちだと思っていたのに。
大きな勘違いだった。
私の周りにはそんな人達がたくさんいたのに、私はそれからも目を背けていた。
みんなには本当に感謝してるの、今でも。
私はみんなに許されないようなことをした。許してくれなんて言えない。それは当然。
でもせめて私からだけでも感謝させて欲しいと思ってる。
こんな立場だからこそ、分かったみんなの優しさがある。
本当にごめんなさい。
みんなありがとう。
様々な感情が混ざり合い、濁った気持ちを抱えたまま
私は指輪に手をかけた。
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- 24 : 2014/08/15(金) 08:34:06 :
- グッときました…
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- 25 : 2014/08/16(土) 09:21:52 :
- いいですね♪( ´▽`)
なんかほっこりします♡
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- 27 : 2014/08/19(火) 01:13:08 :
- これはほんとに、やばい
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- 28 : 2014/08/26(火) 01:38:22 :
- 泣きそうだよこっちも...
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- 29 : 2015/07/27(月) 18:24:07 :
- ああああ、アニ〜かわいいよ〜そんなアニも大好きだよ〜(。-_-。)
- 著者情報
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