このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
ナナバ「ハンジ、キスしようよ」
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- 1 : 2014/05/27(火) 07:51:30 :
- ※突然ナナハンを書いてみたくなったので書いてみます
※ナナバさんもハンジさんも♀
※見切り発車なので更新ペースがかなり遅くなりそうですが、恐らく話自体はすぐ終わります
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- 2 : 2014/05/27(火) 07:53:47 :
「セックスは男とするけど、キスは女とするのが良いね」
いつものように唇を重ねた後、
ブルネットの髪を束ねながら彼女はそう呟いた。
何故突然そんなことを言い出したかは不明だが、
彼女も私と同様に、この行為を心地好く思い始めてきたということなのだろう。
どちらからともなく視線を合わせ、人目を盗み、
まるで自然の摂理とでも言いたげな流れで顔を近付ける。
男と感触の違うそれは、柔らかく、
そして甘美だ。
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- 3 : 2014/05/27(火) 07:55:19 :
いつまでも貪っていたくなるような毒性があると感じてしまうのは、
性が同一だからなのか、
彼女自身だからなのか。
…分からないが、どうでもいいことだ。
脳が融けて、
そのまま消えていってしまいそうになるこの感覚を、
私と彼女は共有し、気に入っている。
ただ、それだけでいい。
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- 8 : 2014/05/28(水) 09:59:26 :
思えば、いつから当然のように
彼女と唇を重ねるようになったのだろうか。
何がどう転んでもこうなっていただろうと思えるほど、
すっかり身体に馴染んだ行為だが、
きっかけと言うきっかけと言えば、
あの夜であることは間違いない。
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- 9 : 2014/05/28(水) 10:12:34 :
壁外調査を数日後に控え、
幹部連中で酒場へ行っていた時のことだ。
具体的に何がどうして、とかは無かったのだが、
寡黙で自己表現をしない彼に、
その日は妙に苛ついていた。
彼を愛しているし、
そういうところも理解しているつもりだった。
だが、その日は何故か、
とても鼻について、喧嘩を吹っ掛けようとした…
というより、私が一方的に怒っていただけだが。
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- 13 : 2014/05/29(木) 08:38:22 :
喧嘩をするのが初めてだったわけではない。
むしろ、定期的に
何かしらの言い争いはしていた。
愛し合う者同士が
時々仲違いをしてしまうのは当然のことだ。
別に私は好戦的なタイプではないが、
相手のことを理解するために、また、
相手にも自分のことを分かってもらうために、
不平不満を訴えるのは必要なことだと
常々思っている。
だから、普段と比べて
特別何かが違っていたわけでもなくて、
ただ、その日は何となく私自身の
当たりどころが悪い日だったように思う。
ただ、それだけ。
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- 14 : 2014/05/29(木) 08:42:36 :
つまり、
特段計画していたわけではない。
唐突に思いついた、意味不明な行為。
衝動に近かった。
もしかしたら酒が変な風に回って、
気が大きくなっていたのかもしれない。
よくよく考えてみれば、
単純に彼へ文句をぶつければよかっただけの話なので、
まぁ結局のところ、あの日の私は
きわめて冷静ではなかったのだろう。
けれど、何故かその時、
その瞬間だけは
妙に頭が冷めていたのを覚えている。
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- 15 : 2014/05/29(木) 08:44:47 :
「ハンジ、」
目の前にいた彼女の名前を呼び、
彼女が振り返ると同時に
その唇へ、自分のそれを触れさせた。
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- 21 : 2014/06/06(金) 07:47:32 :
“いきなり何するんだよ!?”
突然の出来事に混乱し、激昂した彼女は
すぐに私を突き飛ばし、私は椅子から転げ落ちた。
といったことはなく、
彼女は一瞬目を見開いたようにも見えたものの、
そのまま私がしたことに応えた。
まるで、それまでも
何度もしたことがあるかのように
舌を絡ませ、唾液を交わらせる。
周りの好奇の視線が私たちに降り注ぐなか
彼を横目で盗み見たが、
彼は、涼しい顔のままだった。
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- 22 : 2014/06/06(金) 07:51:41 :
自分の女が常軌を逸した行動に出たにも関わらず
全く興味が無いように見えた彼に、
その時の私は更に苛ついたのだと思う。
だから、
やけになって行為を続けた。
さいわい、彼女も応えてくれていたので
お互いのそれに夢中になっているようなふりをした。
そう、ふりをしていただけだ。
そのはずだった。
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- 30 : 2014/07/07(月) 07:20:19 :
「何も言わないんだね」
「相手が女だからいいの?」
「……子供じみた行為だったのは分かってるさ。だから一応同性を選んだわけだし…」
酒場を後にし、宿舎に戻るやいなや
私は彼に畳み掛けた。
まるで、自分のなかで微かに生まれた
“何か”を振り払うかのように。
「でも、少しくらい反応してくれてもいーーー」
彼は自身の口で私の言葉を遮り、
そのまま乱暴に私を抱いた。
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- 31 : 2014/07/07(月) 07:23:47 :
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(…どうやら、効果覿面だったみたいだね)
(……後で…ハンジには謝っておかないとな……)
彼の下で、
彼のいつもより激しい行為に喘ぎながら
ただひたすら、
そんなことを考えた。
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- 34 : 2014/07/08(火) 20:18:24 :
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「ぶはっ!マジで!?あはははは!不謹慎すぎるだろ」
次の日、彼女へ謝罪と共にことの顛末…というほどのものではないが
彼との諸々を伝えたら、腹を抱えて笑いだした。
「仲直りセックスなんて最高に気持ち良いモンなのに、その最中に私への謝罪のこと考えるとかさぁ~ミケに同情するね」
「そうかな。それだけあんたに悪いと思ってたってことじゃない」
「あっ、もしかして昨日ミケ飲み過ぎでアレが駄目だったとか?良くなかったの?」
「いや、すごい良かったよ」
「なら何で」
「さぁね……」
彼女が身を乗り出して聞いてきたので、
少し間を置いたのち、顔を近づけてみた。
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- 35 : 2014/07/08(火) 20:21:27 :
「……ところでさ、ハンジは何でこんな時間に歯磨き終わってるの?昼食の後に磨くなんて珍しいじゃない」
「……そんなことないよ。たまたま時間があったから、たまにはね」
「…へぇ、そうなんだ」
「うん」
「……まだ時間あるね」
「…そうだね」
「…私は昼食の後も必ず歯を磨く派なんだ」
「…知ってる」
「へぇ…」
「……でも、今日はどうだったかな。」
「どうって?」
「…ハンジと話してたら、磨いたかどうか忘れちゃった」
「…何それ、記憶障害?」
「………どうだろうね」
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- 36 : 2014/07/08(火) 20:27:21 :
「……確かめてあげようか?」
「………お願いしようかな」
彼女に友情はあれど、恋情は無い。
それは彼女も同じ。
分かりきったことだ。
けれど、
そうして私たちは当たり前のように
お互いの唇を食む行為だけに
のめり込んでいった。
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- 37 : 2014/07/08(火) 20:51:15 :
「セックスは男とするけど、キスは女とするのが良いね」
いつものように唇を重ねた後、
ブルネットの髪を束ねながら彼女はそう呟いた。
「同感。でもいつからそう思うようになったの?」
「ん~いつからだろ?初めてした時からかなぁ」
「私がしても別段驚かなかったよね。何でさ」
「え~だってあれでしょ、ミケを
嫉妬させたかったんでしょ?」
「…なんだ、気づいてたの」
「つーかそれくらいしか理由なくない?」
「……どうだろう。目の前に美味しそうなものがあったら、食べたくなるのは人間の性だし」
「…どういう意味?」
「さぁね……」
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- 38 : 2014/07/08(火) 20:54:00 :
「ハンジはどうだったの?」
「………どうだろうな…。間違ったことのような気もしたし、すごく正しいことのような気もした」
「はは、何それ。意味分かんない」
「んーまぁ最初はよく分かんなかったってことよ」
「悪くなかったってこと?」
「それはもちろん!またシてもいいかなぁ~と思ってた」
「今は?」
「今は……そうだね、」
どちらからともなく視線を合わせ、人目を盗み、まるで自然の摂理とでも言いたげな流れで顔を近付ける。
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- 39 : 2014/07/08(火) 20:57:21 :
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「我慢できない」
「……奇遇だね、私もだよ」
男と感触の違うそれは、柔らかく、
そして甘美だ。
「……ねぇ、これ以上も試してみる?シたことないでしょ」
「まぁね~でもやめとく!」
「ふふ、やっぱりそっちは男とする方がいいか」
「……いや、多分ハマりそうだから」
「なるほどね」
いつまでも貪っていたくなるような毒性があると感じてしまうのは、
性が同一だからなのか、
彼女自身だからなのか。
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- 40 : 2014/07/08(火) 21:00:43 :
…分からないが、どうでもいいことだ。
「ねぇナナバ、もう一度キスしようよ」
「いいよ」
脳が融けて、
そのまま消えていってしまいそうになるこの感覚を、
私と彼女は共有し、気に入っている。
ただ、
それだけでいい。
終わり。
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- 41 : 2014/07/08(火) 22:12:11 :
- ※こちらの話はKaty PerryのI Kissed A Girlを参考にいたしました
ここまで読んでくださった方、お付き合いいただきありがとうございました。
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- 42 : 2014/07/08(火) 22:33:26 :
- …いやぁ…なんか、奥が深いというか…
それぞれの個々が、色々な他人との関わり合いをすることによって、様々な楽しみ方ができるSSかなと。
素敵な作品を、ありがとうございました。次の作品も期待しております。
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- 43 : 2014/07/08(火) 22:42:21 :
- 素晴らしい描写に、どきどきしっぱなしでした!!
素敵なお話、ありがとうございます!!
ハンジさんかっこいいなあ!!憧れます♪
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- 45 : 2014/07/12(土) 16:07:30 :
- 私もナナバ大大大好きなんです~~~!!!!
ハンジさんうらやまし~~ww
素敵な物語ありがとうございます!!!!!
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- 46 : 2014/07/12(土) 20:08:46 :
- >>45
こちらこそ読んでいただきありがとうございました!
ナナバさんとハンジさんの図は絵的に美しいですよね…!
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- 47 : 2014/09/18(木) 18:35:12 :
- 面白かったです!
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- 48 : 2014/09/19(金) 19:12:06 :
- >>47
ありがとうございます!
気に入っていただけてとても嬉しいです。
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- 49 : 2020/10/28(水) 14:17:39 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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