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夏の幻 モブハン
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- 1 : 2014/05/20(火) 23:33:51 :
- 初の大人組です!
キャラのイメージが絶対に違うと思います…
現パロです!!それでも良いって言ってくれる人に見てもらいたいです!!
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- 2 : 2014/05/20(火) 23:34:18 :
- ピリリリリリリリリリリリ…
「…朝…ですね…」
「ふぁ~」
今日も毎日と変わらない日々ですね
それが幸せなんだと思いますけどね?
「おはよう!」
階段を降りて1階で料理をしてた自分の母親に挨拶をした
「おはよう!ご飯の準備してるから顔とか洗ってきなさい!」
自分と似てる両親…
どこが似てるって?そうですね
真面目な所は本当に似てますね…
顔を洗って制服に着替えて部屋に戻ると、母が作ってくれた料理を食べる
「父さんは?」
「今日は朝から会議だってさ」
「そうなんだ」
ピンポーーーーン!!ピンポーーーーン!!!
「…」
「朝から元気だね」クス
「行ってきます」
「行ってらっしゃい!モブリット!」
モブリット「うん!行ってきます!」
-
- 3 : 2014/05/20(火) 23:34:54 :
- ガチャ
「おはよーーーう!!!」
モブリット「おはようございます!」
「ほらほら!学校に遊びに行くよ~!」
モブリット「勉強しに行くんですよ!」
「勉強?そんなの何処でもできるよ~?」
モブリット「ハンジ先輩の考えは正しい気もしますね…」
ハンジ「あ~!まだ先輩つける!いい加減に先輩つけるなよ~同級生みたいに遊んでたのにさ!」
モブリット「何年前の話ですか!」
ハンジ「3日前だよ!」
モブリット「違いますからね!?」
この元気は人は私の先輩です
家が近所なので小さい時から遊んでいたのですがね?本当に悪いことばっかりするんですよ?
ハンジ「何々?私の顔に何かついてる?おかしいなぁ…一応私も女だからね?ちゃんと顔は洗ってきたぞ?」
モブリット「いえ…大丈夫ですよ?ただ、小さい時の事を思い出しただけです」
ハンジ「モブリットが悪いことして私がたくさん謝ったよね~」
モブリット「逆ですよ!?私が謝ったんですからね!?」
ハンジ「昔のことは忘れた!私はそういう女だ!」
モブリット「はぁ…」
こんなやり取りを毎日やってます
本当に朝から元気な人ですよ
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- 5 : 2014/05/20(火) 23:35:41 :
「今日も仲良しだね!」
ハンジ「ナナバ!!」ギュウ
ナナバ「暑いから…本当に朝から暑いから離れてよ」
ハンジ「皆冷たいなぁ」
ナナバ「モブリットも大変だね」
モブリット「もう慣れてきましたよ」
ナナバ「あはは!」
ハンジ「あはは!何を笑ってるの?」
モブリット「何でもありませんよ」
ハンジ「うわぁ!!!もう皆が私を仲間外れにしてくる!!」
モブリット「落ち着いてくださいよ」
ナナバ「はぁ…朝からこのやり取り何回も見た気がするよ」
モブリット「私もですよ…」
そうなんですよね…
毎日このやり取りをしてるんですよね
当たり前のような…日常的というのでしょうかね?
ナナバ「どうしたの?」
モブリット「い、いえ!何でもありませんよ!」
ナナバ「そう!なら良いけどさ」
ハンジ「あ~それにしても暑いな」
モブリット「そうですね…熱中症とかに気を付けてくださいよ」
ハンジ「熱中症ねぇ~私は大丈夫かなぁ!」
ナナバ「ハンジはもう少し女らしくしなよ?」
ハンジ「私はナナバと違ってそういうの興味ないんだよなぁ」
ナナバ「私だって凄い興味があるって訳じゃないからね?」
モブリット「ナナバ先輩は好きな人とかいないんですか?」
ナナバ「好きな人ね…ってモブリット!先輩にそんなことを聞くんじゃないよ!」
モブリット「あ、ごめんなさい!」
ナナバ「まったく!」
ハンジ「ナナバ…誰が好きなの!?教えてよ!今の反応!絶対にいるよね!?」
ナナバ「い、いないよ!馬鹿!///」
モブリット「(これは…)」
ハンジ「(絶対にいるね!!)」
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- 7 : 2014/05/20(火) 23:37:17 :
- ハンジ「私とナナバは親友みたいな関係なんだから教えてくれよ!」
ナナバ「だから!好きな人なんかいないから!」
モブリット「(無理がありますね)」
ハンジ「ナ~ナ~バ!!」
ナナバ「ハンジこそ好きな人はいないの!?」
ハンジ「私かぁ!!好きな人ね~いないな!」
ナナバ「そうなんだ…詰まんないね」
ハンジ「ナナバが教えてくれたら面白い話になると思うんだけどな?」
モブリット「それも…そうですね」
ナナバ「モブリット!モブリットは好きな人いるよね?」
モブリット「いませんよ!」
ハンジ「モブリット!教えてよ!」
モブリット「だ、だから!好きな人はいませんよ!!」
ナナバ「それこそ詰まんないよ」
モブリット「も、もう!私は先に学校に行きますから!」
ハンジ「あ~ナナバがモブリットを虐めた!」
ナナバ「私は2人に虐められたよ!?」
ハンジ「これは愛だよ!」
ナナバ「辞めてくれ…」
ハンジ「嫌だよ~!!」
ナナバ「はぁ」
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- 8 : 2014/05/20(火) 23:38:17 :
ガラガラ
モブリット「はぁ」
学校につくまでに私の体力は完璧になくなりましたね
モブリット「…」
好きな人か…
モブリット「はぁ…」
オルオ「ため息ばっかりしてると幸せが逃げるぞ?」
モブリット「オルオ…」
オルオ「その難しい事を考えてるような顔をするな!」
モブリット「こ、これは生まれつきだよ!」
オルオ「まったく!で?悩みごとか?」
モブリット「悩みごと…なのかな?」
オルオ「あれか?夏休みに遊ぶ金がないとか?」
モブリット「ま、まぁ確かに金欠だよね」
オルオ「俺もだよ…はぁ」
モブリット「オルオもため息してるよ?」
オルオ「金持ちになりたい…」
モブリット「そ、そうだね…」
オルオ「そう言えばよ」
モブリット「?」
オルオ「もう夏祭りだな」
モブリット「あぁ…そう言えばそうだね」
オルオ「ぺ、ペトラを誘ってみようかと…」
モブリット「ペトラさんか…隣のクラスだよね?」
オルオ「そうなんだよ!どうやって誘いに行こうか…」
モブリット「そういうの…困るよね?」
オルオ「そうなんだよ!モブリットならどうするよ!?」
モブリット「え!?」
オルオ「モブリットならどう誘う?」
モブリット「わ、私なら…そうだね…」
オルオ「おう!」
モブリット「普通に…」
オルオ「…」
モブリット「…」
オルオ「それが出来たら苦労しねぇよ!!!」
モブリット「あはは…やっぱり?」
オルオ「当たり前だ!!」
モブリット「非リア充に相談するオルオも悪いよ」
オルオ「悪かったな」
モブリット「後輩のエレンとかベルトルトに相談してみれば?」
オルオ「後輩に相談なんか出来るわけないだろ!?」
モブリット「そう?」
オルオ「ちくしょう!エレンは黒髪美女と仲良くしてやがるし!ベルトルトは金髪美女といい感じに…あぁ!ちくしょう!」
モブリット「(こんな先輩だから女性にモテないんじゃ…)」
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- 9 : 2014/05/20(火) 23:38:49 :
- でも…
オルオ「頼む!教えてくれ!!」
エレン「いや…教えてくれって言われましても」
ミカサ「ほとんど私から誘っている…エレンから誘ってくれたことは…ない」
モブリット「(それは少しかわいそうだね)」
オルオ「エレン…お前は酷い奴だ!!」
エレン「え?」
ミカサ「エレンは酷い奴ではない!少しだけ鈍感なだけ…他は完璧な私のエレン!」
エレン「お前のエレン!?何だよそれ!?」
ミカサ「そ、そのままの意味///」
モブリット「(あぁ…エレン)」
オルオ「(1度で良いから言われてみたい…)」
ミカサ「男から誘う方法はベルトルトに聞いた方が良い…」
モブリット「ベルトルト?」
ミカサ「エレンも少しはベルトルトやモブリット先輩のような大人の雰囲気を…」
エレン「ん?何だそれ?」
ミカサ「何でもない」
オルオ「よ、よし!モブリット!ベルトルトの所に行くぞ!」ダッ
モブリット「はぁ…ありがとね!」ダッ
ミカサ「頑張って」
エレン「何だったんだ…」
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- 10 : 2014/05/20(火) 23:39:12 :
ダッ…ダッダッダッダッ!!
オルオ「いた!あそこ…」
モブリット「?」
オルオ「…ちくしょう」
モブリット「?」
オルオ「あいつら…」
ベルトルト「あ、アニ!これ凄い美味しいんだよ!!」
アニ「そう」
ベルトルト「…」
アニ「…」
ベルトルト「アニ…僕と弁当食べるの嫌だった?」
アニ「はぁ?」
ベルトルト「楽しそうじゃないからさ…ごめんね?」
アニ「違うから…たださ…」
ベルトルト「うん?」
アニ「恥ずかしいじゃないか…///」
ベルトルト「え?」
アニ「久しぶりに一緒に食べるのは嬉しいけどさ…恥ずかしいでしょ?」
ベルトルト「アニ…あのさ?」
アニ「な、何さ?」
ベルトルト「今度の夏祭り…一緒に行こ?」
アニ「話が変わってるよ!?」
ベルトルト「だ、ダメかな?」
アニ「別に良いけど///」
オルオ「あいつ…実力者だな」
モブリット「(雰囲気が大事なんだね)」
オルオ「聞くに聞けねぇ…」
モブリット「そうですね」
オルオ「もういい」
モブリット「え?」
オルオ「俺ぐらいの実力者になれば1人で何とかなるんだよ」
モブリット「そ、そうですか…」
オルオ「…」
モブリット「…」
オルオ「俺達ってよ…」
モブリット「負け犬ですね」
モブオル「はぁ…」
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- 11 : 2014/05/21(水) 16:35:52 :
- こんなやり取りしてますけどね?
実は私は楽しんでるんですよ?彼女は欲しいですけど…
モブリット「(夏祭りかぁ…)」
屋台を回りながら歩いたり…あ!浴衣とか着てくるのかな?
モブリット「(浴衣姿…)」
これは誘ってみるしかありませんね
いやでも…いやいや!オルオじゃありませんけど!
モブリット「(ど、どうやって誘えば良いんだろ…)」
――――
―――
――
―
モブリット「はぁ…」
今日はため息しかしてませんね
結局良い考えが出てこないまま学校が終わってしまいましたね…
「おい…うるせぇ」
モブリット「!」
「ため息ばっかりしやがって…」
モブリット「り、リヴァイ先輩!すみません!」
リヴァイ「うるせぇ」
モブリット「す、すみません!」
正直に言うと…私はこの人が苦手です
何でこんなに睨んで来るのでしょうかね?
リヴァイ「…」
モブリット「…」
リヴァイ「おい」
モブリット「は、はい!!」
リヴァイ「何を悩んでやがる」
モブリット「な、悩みなんかありませんよ!?」
リヴァイ「言え…」
モブリット「はい…」
上下関係を恨む、私は上下関係を恨みます
―――
――
―
リヴァイ「お前の好きな女…」
モブリット「そ、そこだけは言いませんよ!」
リヴァイ「いや…安心した」
モブリット「え?何がですか?」
リヴァイ「奢ってやるからちょっと付き合え」
モブリット「え?あ!はい!」
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- 12 : 2014/05/21(水) 16:37:26 :
カラン
店員「いら…リヴァイさん!」
リヴァイ「悪いが奥の席を借りても良いか?」
店員「まぁ…良いですよ?」
リヴァイ「すまない…いつもの2つだ…」
店員「わかりました!」
モブリット「(常連なのか…この人は!?)」
怖い人の後ろを歩いています…
回りの人がチラチラと見てきますね
はっきり言ったらですね?
不良の後ろを歩いてる優等生みたいな感じですよ…?
リヴァイ「…」
モブリット「…」
リヴァイ「俺がいつも飲んでるコーヒだ…」ズッ
モブリット「凄く美味しいです!」
リヴァイ「そうか」
モブリット「あ、あの?」
リヴァイ「何だ?」
モブリット「私に何か用事でも?」
リヴァイ「糞メガネと夏祭りに行きたいんだろ?」
モブリット「ぶっふ!!」
リヴァイ「…」
モブリット「ごほっ…ごほっ!」
リヴァイ「図星だろ」
モブリット「…///」
リヴァイ「ふん」
モブリット「い、言わないでくださいよ!!」
リヴァイ「あぁ…」
何だろう…1番知られてはいけない人に知られてしまった気分です…
モブリット「…」
リヴァイ「誘いに行けよ」
モブリット「ど、どうやって誘えば…」
リヴァイ「…」
モブリット「…」
リヴァイ「押し倒す…」
モブリット「先輩!?」
リヴァイ「軽い冗談だ…安心しろ」
モブリット「先輩ってオチャメさんですか?」
リヴァイ「違う…」
モブリット「いやいや」
リヴァイ「ハンジ…」
モブリット「…」
リヴァイ「言われたくねぇだろ?」
モブリット「は、はい」
リヴァイ「普通に誘えば良いだろ」
モブリット「普通に…ですか」
リヴァイ「普通にだ」
モブリット「よし!ちょっと行ってきます!!」
リヴァイ「俺も用事がある…先に行け」
モブリット「はい!ありがとうございます!」ダッ
リヴァイ「…」
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- 13 : 2014/05/21(水) 16:42:03 :
- リヴァイ先輩と一緒にいたカフェを飛び出して、懐かしい場所へ走り出す
モブリット「はぁ…はぁ…」
こんな暑い中を走るって私にしては意外な行動ですね
でも、走らずにいられません!
モブリット「はぁ…はぁ…はぁ」
ピンポーーーーン
ハンジ「はいはいはーーーい!!」
モブリット「…」ドキドキ
ガチャ
モブリット「ハンジ先輩!良かったら、その!」
ハンジ「モブリット!!!久し振りだな!家に来るの!」
モブリット「あ、はい!」
ハンジ「ほら!入れよ!」
モブリット「あぁ!はい!お邪魔します!」
あれ?何だか…少し目的が…
モブリット「…」
ハンジ「いや~久し振りだな!」
モブリット「さっきも言いましたよ?」
ハンジ「そうだっけ?まぁ良いや!」
モブリット「あれ?お母さんは?」
ハンジ「仕事に行ってるよ?つまりモブリットと2人だけだよ~?」ニヤ
モブリット「からかうの辞めてくださいよ!」
ハンジ「きゃーー!押し倒される~」ジタバタ
モブリット「しませんよ!!もう少し落ち着いてくださいよ!!」
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- 14 : 2014/05/21(水) 16:42:24 :
ハンジ「あはははっ!知ってる!モブリットにそんな度胸はないよね」
モブリット「ど、度胸とか!そう言う問題じゃありませんよ!!」
ハンジ「冗談だよ!可愛い奴だな!」
モブリット「か、可愛くありません!」
ハンジ「あはははっ!それで?何かあったの?」
モブリット「あ…その…良かったら何ですけど!」
ハンジ「改まってどうした?熱でもあるの~?」
モブリット「ね、熱はありませんよ!その!」
ピリリリリリリリリリ
ハンジ「あ!ごめん!ちょっとタイムね」ピッ
モブリット「(緊張してきましたよ…)」
ハンジ「もしもーし!」
モブリット「(ナナバ先輩かな?)」
ハンジ「ぶっ!!」
モブリット「!?」
ハンジ「な、ナナバ!?それ本当に言われたの!?」
モブリット「(やっぱりナナバ先輩か…)」
ハンジ「わかったよ!私達も行くよ!うん!じゃあ明日学校でね!」
モブリット「ナナバ先輩から何ですか?何かありましたか?」
ハンジ「モブリット…今度さ?夏祭りがあるよね?」
モブリット「あ、はい!」
ハンジ「私と一緒に行くぞ!良いな!」
モブリット「(ハンジ先輩から誘われ…)」
ハンジ「嫌かな?やっぱり?」
モブリット「絶対に行きますよ!!」
ハンジ「いつも助かってるよ!ありがとなぁ!」ナデナデ
モブリット「や、やめてください!」
ハンジ「嫌だね!晩飯食ってくなら辞めてやるけど?」
モブリット「わかりました!食べていきますから!」
ハンジ「偉い!偉い!」ナデナデ
モブリット「やめてくださいよ!?」
ハンジ「嘘だよ~?辞めるなんてさ!」
モブリット「あなたに人の心はありますか!?」
アルニキマッテルダロ?
ゼッタイニアリマセンヨ!!!!!
モブリットハウルサイナァ!!!
ギャクギレシナイデクダサイヨ!!
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- 22 : 2014/05/22(木) 23:30:45 :
- ジューー
ハンジ「~♪」
モブリット「…」ソワソワ
モブリット「(エプロン姿…似合ってますね)」
ハンジ「そう言えばさ~?」ジューー
モブリット「はい?」
ハンジ「私に何か用事があったんじゃないの~?」
モブリット「あ!それは、もう大丈夫です!」
ハンジ「何それ?気になって寝れなくなりそうなんだけど?」
モブリット「ハンジ先輩が寝れなくなる事は絶対にありませんから大丈夫ですよ」
ハンジ「何だそれ!?馬鹿にしてるだろ!?」
モブリット「ハンジ先輩はいつでも寝れるじゃありませんか!」
ハンジ「ないない!私にだって悩みの1つや2つ…」
モブリット「…」
ハンジ「…」
ハンジ「ないかも!」
モブリット「ですよね…」
ハンジ「ふっ…あはははっ!」
モブリット「はははっ!」
ハンジ「こんなに笑うのは懐かしいな!」
モブリット「小学生の時は毎日笑ってましたよね!」
ハンジ「そうそう!私がモブリットを連れまわしてさ!」
モブリット「そうですよ!行く先、行く先でハンジ先輩が悪いことするから、私が何度も謝りましたからね!」
ハンジ「逆だよ!私が謝ったんだよ!」
モブリット「違いますよ!絶対に違いますよ!」
ハンジ「あれ~おかしいなぁ」
モブリット「ハンジ先輩!?焦げ臭いですよ!?」
ハンジ「あっ…やべぇ」
モブリット「火を止めましょうよ!!」
ハンジ「モブリット慌てすぎだよ」ハハハ
モブリット「あなたは落ち着きすぎです!」
ハンジ「良い女だもん!!」
モブリット「(否定はしませんけどね)」カチ
モブリット「アッ!」
ハンジ「ほら!火傷した?」
モブリット「大丈夫ですよ」
ハンジ「大丈夫じゃないから!ほら!」グイ
モブリット「ほ、本当に大丈夫ですよ!」
ハンジ「先輩命令だ!」
モブリット「こういう時だけ…卑怯ですよ」
ハンジ「まずは冷やさないとな」
モブリット「(手…綺麗ですね…)」
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- 23 : 2014/05/22(木) 23:31:09 :
ハンジ「ごめんな?モブリット?」
モブリット「えっ?何がですか?」
ハンジ「私がうっかり話し込んだからさ…火傷しちゃったよな」
モブリット「大丈夫ですよ?」
ハンジ「いや…それでもなぁ」
モブリット「先輩らしくないですよ!」
ハンジ「そう?」
モブリット「ハンジ先輩は元気な方が良いです!私はいつもの先輩が好きですから」
ハンジ「は?///」
モブリット「え?」
ハンジ「好きって何だよ!?///」
モブリット「あ!いや!あれですよ!!///」
ハンジ「と、取り合えず!この話は終わり!」
モブリット「は、はい!そうしましょう!」
ハンジ「(何でモブリットにドキドキしてるんだ!私は!)」
モブリット「(あ~緊張しました…)」
ハンジ「あちゃ…焦げたな」
モブリット「そうですね」
ハンジ「仕方ない!コンビニで何か買ってくるよ!」
モブリット「え?食べましょうよ?」
ハンジ「何を?」
モブリット「え?少しだけ焦げただけじゃないですか!私はハンジ先輩の料理が食べたいです!」
ハンジ「あ…はぁ…?」
モブリット「もう出来上がってますし!食べましょうよ!」
ハンジ「え…良いの!?形も悪いよ!?私はナナバと違って料理が下手だよ!?」
モブリット「凄い美味しそうですよ!」
ハンジ「あぁ…そう///」
モブリット「私がご飯を持っていますよ!」
ハンジ「あ、ありがとう!」
モブリット「はい!」
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- 24 : 2014/05/22(木) 23:31:33 :
- ハンジ「(モブリットの癖に…ドキドキさせてきて…)」
モブリット「ハンジ先輩?」
ハンジ「は、はい!?」
モブリット「あ…これぐらいで大丈夫ですか?」
ハンジ「あぁ!大丈夫だよ!ありがとね!」
モブリット「はい!運びますね!」
ハンジ「(うはぁ…やべぇ…何か照れるだろ!!)」
モブリット「?」
―――
――
―
モブリット「美味しいですよ!」
ハンジ「これがか!?焦げてるぞ?」
モブリット「少しだけじゃないですか!私は美味しいと思いますよ!」
ハンジ「モブリットは味覚が壊れてるんじゃないのか!?」
モブリット「こ、壊れてませんよ!」
ハンジ「いやいや!歯磨きしてる!?」
モブリット「してますよ!何を言ってるんですか!?」
ハンジ「いやいや…信じれないな…モブリットは嘘をついてるかもな…」
モブリット「はぁ…相変わらずですね」
ハンジ「人間はそんな簡単に変わらないよ!」
モブリット「はぁ…」
タメイキバッカリシテルトフケルヨ?
オオキナオセワデス!!
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- 25 : 2014/05/22(木) 23:31:54 :
- それから数時間後…
モブリット「遅くまでお邪魔しました」
ハンジ「良いよ!私の方こそ楽しんだしね」
モブリット「…」
ハンジ「ん?」
モブリット「夏祭り…浴衣とか…」
ハンジ「私が!?ないない!」
モブリット「そうですか…わかりました!夏祭り楽しみにしてます!」
ハンジ「…あぁ!たくさん遊ぼうな!!」
モブリット「はい!お休みなさい!」
ハンジ「お休み~!ちゃんと寝ろよ~!」
モブリット「はい!わかってますよ!」フリフリ
ハンジ「…」フリフリ
-
- 26 : 2014/05/22(木) 23:32:14 :
- ガチャン
ハンジ「…」
ドタドタドタドタドタ!!
ハンジ「!」ピッ
ハンジ「ナナバ!早く電話に出てくれ!!」
キミトナツノオワリ♪ショウライノユメ♪
ハンジ「何か可愛く待ちうた変えてるし!!」
ピッ
ナナバ【ハンジ?どうしたの?】
ハンジ「ナナバが待ちうた変えてるんだよ!!」
ナナバ【ダメなの?】
ハンジ「いや?ダメじゃないよね?」
ナナバ【よ、用件は何かな…】
ハンジ「あぁ!それがさ!!」
―――
――
―
ハンジ「ナナバに言いたかったことです!!」
ナナバ【それはさ…ハンジ?】
ハンジ「うん!何々!?」
ナナバ【モブリットはハンジの事が好きなんじゃないかな?】
ハンジ「へ?」
頭の中をナナバが言った言葉がグルグル…ゴロゴロしてるよ?
モブリットはハンジの事が好きなんじゃないかな?
ハンジ「ないないないない!!絶対にないないないない!!」
ナナバ【う、うるさいよ!落ち着いてよね?】
ハンジ「いやいや!絶対にないって!弟と姉みたいな関係ですよ!?」
ナナバ【ハンジ…口調がモブリットだよ…】
ハンジ「あれ?」
ナナバ【ハンジはモブリットをどう想ってるの?】
ハンジ「へ?」
ナナバ【本当に弟としか想ってないの?】
ハンジ「当たり前だろ?」
ナナバ【へぇ~】
ハンジ「何だよ!?ナナバ!?」
ナナバ【モブリットは多分だけどハンジに惚れてると思うな!】
ハンジ「いやいや!絶対にないって!」
ナナバ【はいはい!お休みなさい!】ピッ
ハンジ「あ~!!電話切った!ナナバの意地悪!!」
-
- 32 : 2014/05/25(日) 00:11:17 :
その後はお風呂に入って…まぁ…普通に今はベットの上でゴロゴロしてる訳だけど…
ハンジ「寝れない!」ゴロゴロ
ハンジ「ナナバの奴…私を眠れなくさせる為にあんな事を…」ブツブツ
ハンジ「…」
モブリットはハンジの事が好きなんじゃないかな?
ハンジ「ない!絶対にない!」
ハンジ「…」ゴロゴロ
ハンジ「ないないないない!!」
ハンジ「やべぇ…」
ハンジ「今日は寝れそうにない…」
その頃…
モブリット「…」
モブリット「先輩と夏祭り…」
ピコン
モブリット「!」ビック
モブリット「ナナバ先輩?」
ナナバ
モブリット?頑張ってね!!
返信いらな~い(*´ω`*)
モブリット「?(何を頑張る…?)」
モブリット「そう言えばナナバ先輩は何でハンジ先輩に電話したんでしょうね…」
モブリット「…?」
モブリット「先輩の手料理おいしかったな…」ウトウト
モブリット「zzz」
-
- 33 : 2014/05/25(日) 00:11:41 :
いつもと同じ朝なのに
いつもと違う朝になりました…
モブリット「…?」
今日は静かですね?
いつもならインターホンを何度も押してくる時間帯なのに…
ピンポーン
モブリット「来ましたね」
今日も一緒に学校に行けますね
オルオ「よぉ!」
モブリット「あれ?」
オルオ「何だよ?」
モブリット「い、いえ!何も…」
オルオ「?」
今日は来ないんですね…
-
- 34 : 2014/05/25(日) 00:12:03 :
- オルオ「モブリット…」
モブリット「はい?」
オルオ「ペトラが夏祭り一緒に行ってくれる事になった」
モブリット「よかったじゃないですか!」
オルオ「また問題が発生した」
モブリット「?」
オルオ「わからないか?」
モブリット「はい?」
オルオ「女の子を喜ばせる方法がわからない」
モブリット「…」
オルオ「昼休みに…ベルトルトの所に行くぞ!!」
モブリット「はぁ…」
-
- 35 : 2014/05/25(日) 00:12:46 :
- そして…昼休み…
ベルトルト「は、はぁ…?」
オルオ「頼む!何か知恵を!」
モブリット「(必死ですね)」
ベルトルト「僕も…その内気な性格ですからね」
モブリット「…」
ベルトルト「僕は素直になろうとしてます」
モブリット「素直に?」
ベルトルト「は、はい!ほら!綺麗だと思ったら綺麗だと言いますし!綺麗なんですけどね!アニは!」
オルオ「自慢か!!」
ベルトルト「いやいや!まだ付き合ってませんし!」
オルオ「自慢だろぉ!!」
モブリット「した噛みますよ?」
オルオ「あぶねぇ…!」
ベルトルト「後は…」
モブリット「?」
ベルトルト「正直に伝えることですね」
モブリット「告白するんですか?」
ベルトルト「こ、今度の夏祭りに…///」
モブリット「頑張ってくださいね!」
ベルトルト「ありがとうございます///」
オルオ「(モブリットが格好いい)」
モブリット「帰りますよ?」
オルオ「お、おう!」
ベルトルト「(あ~ドキドキしてた…)」
アニ「何を話してたのさ?」
ベルトルト「ほはぁ!?」
アニ「な、なに?その驚き方は…」
ベルトルト「ビックリしたよ!」
アニ「?」
ベルトルト「お昼食べようよ!」
アニ「私の質問が終わってないし…」
ベルトルト「良いから!ほら!」
アニ「はいはい」
少しはなれた所で…
オルオ「ちくしょう…」
モブリット「凄いですね」
オルオ「羨ましい」
モブリット「(これが本音ですね)」
-
- 36 : 2014/05/25(日) 00:13:10 :
- モブリット「素直に…ですね」
オルオ「ん~?」
モブリット「いえ!何もありませんよ!」
オルオ「あ~ペトラ~」
モブリット「話に行ってみたらどうです?」
オルオ「それが出来たら苦労しねーよ」
モブリット「それもそうですよね」
オルオ「あぁ…俺はジュース買ってから教室に戻るわ」
モブリット「じゃあ…先に戻ってますね!」
自販機の前で…
オルオ「あ~ちくしょう」ブツブツ
ペトラ「した噛むよ?」
オルオ「うるせぇな………ペトラ!?」
ペトラ「ねぇ?それリヴァイ先輩の真似?ぜんぜん似てないから辞めてくれない?」
オルオ「な、何でここにいるだ!?」
ペトラ「飲み物買う以外に自販機に来る人っている?」
オルオ「そ、そそそうだな!!」
ペトラ「なに慌ててるの?馬鹿なの?」
オルオ「お前よりテストの点数は良いよ!!」
ペトラ「オルオはムカつく!だからジュース買ってよ」
オルオ「俺の嫁を…」
ペトラ「カルピス!」
オルオ「はい…(やべぇ…可愛い)」
ガシャン
オルオ「ほら」
ペトラ「お!ありがとう!」
オルオ「…」
ペトラ「ん?何かある?」
オルオ「夏祭りって何があると楽しい?」
ペトラ「夏祭り?あぁ~夏祭りね~かき氷とか?」
オルオ「そ、そうなのか!意外だな!」
ペトラ「意外だなって日本語おかしいよ」クス
オルオ「よ、よし!夏祭りは奢ってやるからな!」
ペトラ「は?」
オルオ「詳しいことは後でな!」ダッ
ペトラ「…」
ペトラ「なに…あいつ?オルオの癖に!///」
-
- 37 : 2014/05/25(日) 00:13:46 :
- 3年生のクラス…
ハンジ「…」ボケーー
ナナバ「ハンジ?」
ハンジ「ナナバの馬鹿」
ナナバ「眠たかったの!」
ハンジ「はぁ~」
ナナバ「ため息してると幸せが逃げるって言うよ?」
ハンジ「夏祭り…行かなくても良いの~?」
ナナバ「あぁ!ごめん!ごめん!!」
ハンジ「電話で言われたの?」
ナナバ「家に来たよ…」
ハンジ「怖いね」ハハハ
ナナバ「怖くはないけどさ?ビックリしたね」
ハンジ「ノロケ?」
ナナバ「違うから!!」
ハンジ「あ~寝不足で眠たいよ」
ナナバ「(寝れなかったんだね)」
ハンジ「次は英語か…嫌だな」
ナナバ「ハンジは理系人間だからね」
ハンジ「知ってる?数字って凄い面白いんだよ!!」
ナナバ「今ね?ハンジと話してるこの時間は私にとって、ものすごく無駄な時間なんだよ?」
ハンジ「酷いな!おい!」
ナナバ「ハンジさ…」
ハンジ「ん?」
ナナバ「何か少しだけ…」
ハンジ「ん?ナナバ?」
ナナバ「顔が幸せそうだよ?」
ハンジ「ナナバが壊れちゃったか!!どうすれば良い!?人工呼吸かな!?」
ナナバ「興奮しないで?お願いだからさ」
ハンジ「詰まんないなぁ!で?どういう意味なの?」
ナナバ「恋してる女の子みたいな顔してるよ?」
ハンジ「恋してる…女の子?」ボケーー
ナナバ「あ…思考停止かな?」
ハンジ?オーイ?
ダメダ…キコエテナイヨ
-
- 40 : 2014/05/25(日) 23:01:28 :
- 授業中
ハンジ「(恋してる女の子…)」
ハンジ「…」
先生「ハンジ!この文を訳してくれ!」
ハンジ「…」
先生「おい?ハンジ?」
ハンジ「(私は誰に恋をしてるだよ!?)」
先生「ハンジ!!!」
ハンジ「私は誰が好きなのかわからない!!!」
先生「そ、そんな大きな声で答えなくても…まぁ正解と言えば正解だけどな?」
ハンジ「は?」
ナナバ「は、ハンジ?大丈夫?」
ハンジ「あれ?何で皆が私を見てるの?」
「おい!ハンジ!お前はお笑い界に殴り込みに行く気かよ!」ハハハ
ハンジ「え~?」
「あはははっ!ハンジおもしれぇ!」
ハンジ「ん~?」
先生「静かにしろ!次当てるぞお前ら!」
「げっ…」
ナナバ「ハンジ?」
ハンジ「えっ?何?」
ナナバ「考え事でもしてたの?」
ハンジ「あ~考え事…」
ナナバ「?」
ハンジ「進撃の巨人ってどうなるんだろうね?」
ナナバ「はぁ?」
ハンジ「気になるだろ?ねぇくねぇ?」
ナナバ「ま、まぁ…確かにね?」
ハンジ「どうなるんだろうなぁ~私が読める範囲で終わるかな~?」
ナナバ「(何を誤魔化してる…ハンジ…)」
リヴァイ「(うるせぇ…)」
-
- 41 : 2014/05/25(日) 23:01:51 :
- ハンジ「あ~終わった!!」
ナナバ「お疲れ様」
ハンジ「あ~眠たいよ…ナナバがさ…」
ナナバ「悪かったって!帰りに何か奢るから許してよ!」
ハンジ「いやっほおぉぉぉぉ!!」
ナナバ「こ、この…はぁ…」
ハンジ「スタバ行こう!」
ナナバ「金欠だよ!馬鹿なの!?」
ハンジ「ナナバよりは頭良いつもりだよ?」
ナナバ「あ~ムカつく!それ、凄いムカつく!」
ハンジ「あはははっ!」
ナナバ「(これは財布が…)」
ハンジ「コーヒー!コーヒー!」
ナナバ「コーヒーしか奢らないよ!」
ハンジ「うわ!ケチだ!ケチナナバ!」
ナナバ「ケチで良いよ!」
ハンジ「うわぁ~!!!」
ナナバ「暑くなるからやめてよ!」
「(何だろ…)」
「(大人しくしてれば美人と…普通に美人な女の子の絡み…)」
「(目の保養だ!!)」
リヴァイ「悪くない…」
ナナバ!!ハヤクイクヨ!!!
ワカッタヨ!!モウ,ウルサイ!ア…
ン?ナニナニ?
モウ,イチジカン!!ジュギョウアルカラ!
-
- 42 : 2014/05/25(日) 23:02:26 :
- 教室の中は夏の気温で信じれないぐらい暑くなってきてるよ…
ハンジ「…」
暑い…ただただ暑いと思うね!
早く授業が終わってナナバの奢りでスタバに行きたいなぁ!!
先生「ちょっと早いけど…終わるか!」
その言葉は高校生にとったら最高の言葉だよ!?しかも掃除がない人でそんな言葉を聞いたらさ…
ハンジ「ナナバ!」
ナナバ「やるの?」
ハンジ「こんな暑いところにいたら蒸しナナバになるよ?」
ナナバ「今、ハンジが蒸しバナナって言ってたら削いでた」
ハンジ「い、言うわけないだろ!(あぶねぇ…)」
ハンジ「よし!学校を早めに帰るよ!」
ナナバ「(抜け出すんだよ…一応…受験生なんだけどな私達は…)」
ミーーン ミーーーンミーーーーーン
シャンシャーーーーンシャーーーン
ガシャァン!!
ハンジ「よし!成功!!」
ナナバ「フェンスを乗り越えるって…」
ハンジ「ほら!ナナバ!!」
ナナバ「はぁ…今行くよ…」
ガシャァン
ナナバ「はぁ…」
ハンジ「何々?どうしたの?」
ナナバ「(モブリットが大変だったって言ってた言葉が凄くわかる…)」
ハンジ「ん~?」
ナナバ「もう!早く行くよ!」
ハンジ「はいはいはぁーーい!!」
-
- 43 : 2014/05/25(日) 23:02:50 :
- ミーーーン ミーーーーーン ミーーン ミーーーーーン
ハンジ「何かさぁ~」
ナナバ「ん?」
ハンジ「本当は今頃まだ学校で先生の話を聞いてるはずじゃん?」
ナナバ「そうだね?」
ハンジ「そんな時間に学校の外にいるってドラマだよね~」
ナナバ「きっと成績が悪かったら怒鳴られてるよ」
ハンジ「あははは!私達は優秀だからね!!」
ナナバ「ハンジには勝てないよ…生物とかはハンジの方ができるしね」
ハンジ「でもさ!国語とか英語はナナバの方が凄いよね!」
ナナバ「国語なんか文章の中に答えがあるからね?英語は暗記!」
ハンジ「うげぇ…」
ナナバ「うげぇって私には生物をやるときのハンジの方がうげぇって感じだよ?」
ハンジ「生き物は可愛いじゃん!!モブリット何か小さいときに目を輝かせてカブトムシを捕まえてたよ!?」
ナナバ「モブリットは男の子だからね!!私は女の子だから!!」
ハンジ「女の子ってナナバ!もう女だよね!」ハハハ
ナナバ「女の子!!!少女の心をもった女の子だからね!」
ハンジ「あははは!ナナバが興奮してる!」
ナナバ「も、もう本気で怒ったからね!!」
ハンジ「うわぁ!!ナナバは恋愛感情が女の子に…」
ナナバ「違うからぁ!!!!」
ハンジ「あはははっ!」
ナナバ「もう嫌だ…」アキレ
-
- 44 : 2014/05/25(日) 23:03:13 :
- ナナバ「もうハンジと友達やめたい…」
ハンジ「それを本気で言われたら私は辛い…」
ナナバ「…」
ハンジ「…」
ナナバ「嘘だよ!バカ!」
ハンジ「知ってる~!」
ナナバ「はぁ」
ハンジ「おっ!見えてきたよ!!」
ナナバ「わかってるよ」
ハンジ「色々と語ろうな!ナナバ!」
ナナバ「(最初からそのつもりだよ)」
-
- 45 : 2014/05/25(日) 23:03:52 :
ハンジ「涼しい!!最高だよ!!」
ナナバ「落ち着いて…お願いだからさ」
ハンジ「テンションが低いなぁ」
ナナバ「座ってなよ…」
ハンジ「おっ!良いの!?」
ナナバ「私の質問に答える?それならコーヒー以外にも…」
ハンジ「答える!答える!」
ナナバ「まいど~」トコトコ
ハンジ「まいど?」
ハンジ「何か買ったけ?私は…?」
数分後…
ナナバ「はい」スッ
ハンジ「うおぉぉ!チャンキークッキーフラペチーノ!?」
ナナバ「好きでしょ?」
ハンジ「好き好き!大好き!!」
ハンジ「ナナバは何にしたの?」
ナナバ「キャラメル マキアート」
ハンジ「少しだけ…」
ナナバ「ダメだよ」
ハンジ「ケチだな!!ナナバはケチだ!!」
ナナバ「わかった、わかった!」
ハンジ「あ~!!適当にあしらってるね!!」
ナナバ「頭いいね」
ハンジ「この野郎!!ふ~んだ!」
ナナバ「(モブリットの事を聞くまで我慢我慢!!)」
ナナバ!!ヒトクチダケ!
キタナイカラヤダ…
キタナクナイダロ!?ネエネエ!キタナクナイヨ!?
-
- 46 : 2014/05/25(日) 23:04:36 :
- ナナバが何で私に奢ってくれたのか…今ね?その理由がわかったんだ!そして私は後悔してる…
ナナバ「だから?」
ハンジ「いやいやいや!モブリットは弟的な存在?」
ナナバ「私に聞かないでよ?」
ハンジ「だってさ~?」
ナナバ「だって?」
ハンジ「モブリットは小さい時に、一緒にお風呂に入ったりした関係だよ?」
ナナバ「2人とも保育園だったよね?」
ハンジ「そうだっけ…あ!ナナバも一緒に入ったりしてたね!!」
ナナバ「話を誤魔化さないの!」
ハンジ「ちっ」
ナナバ「舌打ちしない」
ハンジ「ちっ」
ナナバ「こらこら!ハンジ!」
ハンジ「だってさ~モブリットは弟的な存在だもん!!」
ナナバ「ならさ?モブリットが告白してきたらどうするの?」
ハンジ「何だ!?それ!?どういった状況だよ!?」
ナナバ「そういった状況だよ」
ハンジ「いやいやいやいやいや!」
ナナバ「じゃあさ?私がモブリットと付き合ったら…どうする?」
ハンジ「…おめでとう?」
ナナバ「…」
ハンジ「…」
ナナバ「じゃあ…モブリットに告白しちゃおうかな?」
ハンジ「す、すれば?」
ハンジ「え!?ダメだろ!?」
ナナバ「何で?」
ハンジ「夏祭り誘われたじゃん!!あいつに!!」
ナナバ「まぁ…ね?」
ハンジ「はぁ?」
ナナバ「モブリットの方が可愛いしね」
ハンジ「そこは否定しないけどさ!」
ナナバ「ハンジはモブリットの事を弟として見てるなら良いじゃん?」
ハンジ「それを決めるのはモブリットだから…」
ナナバ「(これは…凄く楽しい)」
ハンジハダレガスキナノ?
ダカラ!!イナイッテイッテルデショ!?
-
- 49 : 2014/05/26(月) 23:14:33 :
- その頃の…
モブリット「やっと終わりましたね」
オルオ「あぁ!やっと帰れる!」
モブリット「早くシャワーでも浴びてさっぱりしたいですね」
オルオ「女か?お前は?」
モブリット「オルオの憧れのリヴァイ先輩は毎回そうらしいよ?」
オルオ「俺も今日から毎回その生活を送ることにする!」
モブリット「ははは…」
オルオ「よし!じゃあな!モブリット!」
モブリット「また明日ですね」
オルオ「シャワー!シャワー!」ダッ
モブリット「あんなに走ったら汗だくになりますよ…」
モブリット「私も帰りますかね」
「モブリット!後輩が来てるぞ?」
モブリット「え?」
ミカサ「どうも」
アニ「…」
モブリット「(あぁ…)」
今日も帰りが遅くなりそうです…
-
- 50 : 2014/05/26(月) 23:14:54 :
- モブリット「あの…」
アニ「夏祭り…」
ミカサ「ハンジ先輩と行くんでしょ?」
モブリット「そ、そうだけと…それで何で…」
アニ「ベルトルトが心配してたから…」
ミカサ「エレンは何か何だかわかっていない…けど私が心配だったから」
モブリット「は、はぁ…」
アニ「あんた…じゃなくて…モブリット先輩はハンジ先輩に告白しないんですか?」
モブリット「いやいやいやいや!///」
アニ「好きじゃないの…じゃなくて…好きじゃないんですか?」
ミカサ「(アニは敬語が苦手…)」
モブリット「…///」
アニ「わかりやす…いですよ」
モブリット「はい…」
ミカサ「告白するべき…」
モブリット「そ、そこまで考えてませんでしたよ…」
モブリット「でも…」
ミカサ「でも?」
アニ「うん?」
モブリット「素直に…なるべきですね」
アニ「素直に…ね…」
ミカサ「アニも…素直に…」
アニ「うるさい」
モブリット「アニちゃんはベルトルトが好きなんですか?」
アニ「は、はぁ?誰があんな…///」
ミカサ「…」ジーーー
アニ「その目…凄く怖いよ?」
ミカサ「自分でも理解してる」
アニ「やめないとエレンに嫌われるかもよ?」
ミカサ「大丈夫…嫌われても私はエレンが好き」
アニ「まぁ…それは…うん」
ミカサ「ベルト…」
アニ「ベルトルトだから!間違えないでよね!」
ミカサ「確実…」
アニ「うっ…ふん!///」
モブリット「(この2人の会話は和みますね)」
-
- 51 : 2014/05/26(月) 23:15:16 :
- その後は、2人の会話を聞いてました
特に聞いてて面白かったのが…
アニ「う、うるさい!ミカサだって授業中にエレンばっかり見てるじゃないか!」
ミカサ「エレンは私が見てないと居眠りしてしまう…ので見てないとダメ」
アニ「寝かしてあげれば良いじゃないか!」
ミカサ「ベルトルトが寝てても起こしてあげない酷いアニと私は違う」
アニ「は、はぁ?せっかく気持ち良さそうに寝てるのに起こしたら可哀想でしょ!?酷いのはミカサだからね!」
ミカサ「私は正しい」
アニ「間違ってるから!」
モブリット「2人とも本当に好きなんですね」
ミカサ「もちろん」
アニ「だから!私はそう言うんじゃなくて!」
ミカサ「照れるアニは可愛い」
アニ「ミカサ…もう怒った…」
ミカサ「むっ?」
アニ「あんたを許さない///」
ミカサ「仕方ない…バドミントンで勝負をつけよう」
アニ「審判お願いします」
モブリット「…はい」
エレンにベルトルト…
この2人は凄い美人ですけどね?
絶対!絶対に起こらしてはダメですからね!!
-
- 52 : 2014/05/26(月) 23:15:36 :
- モブリット「…」
今…私の目の前には凄い女の子が2人います…
アニ「ふっ!」パン!
ミカサ「むっ!」パン!
何が凄いかって?
だってこの真夏の暑い中をですよ?
もう20分ちかくバドミントンをしてるんですよ
モブリット「若いですね…」
そう思ってる自分もまだ若いんですけどね…ちょっとこの2人には勝てませんよ
ミカサ「アニ!落ちて!」バン!!
アニ「この…」
ミカサ「そろそろ諦めて認めるべき…ベルトルトが好きだと」
アニ「…」
ミカサ「私の勝ち」
アニ「確かに…私はベルトルトが好きだよ」
モブリット「(両想いですね)」
ミカサ「ふふふっ」
アニ「一先ずあんたは賭けに勝った…けど…私が賭けたのはここからだから!」バシ!!
ミカサ「くっ!ネットのギリギリを!」
モブリット「早く帰りたいです…はぁ…」
それから10分間もバドミントンの試合を繰り広げて…
ミカサ「アニ…強い…」ハァハァハァ
アニ「ミカサもね…」ハァハァハァ
モブリット「取り合えず…引き分けですね!ちょっと待っててくださいね?」ダッ
ミカサ「どこに…行くのだろう?」ハァハァハァ
アニ「さぁね…疲れた…」ハァハァ
-
- 53 : 2014/05/26(月) 23:15:57 :
- 流石にあんなに疲れてる女の子達に飲み物を買わないわけには…
ガシャン
モブリット「消費税が上がったから自販機まで…」
ベルトルト「あれ?」
エレン「何をしてるんですか?」
モブリット「あ!2人とも良いところに!」
ベルトルト「?」
モブリット「このポカリを体育館にいる友達に君達から渡して来てほしいんだ!もちろん君達の奢りってことでね!」
エレン「良いですけど…誰ですか?」
モブリット「君達が大好きな人だよ」
ベルトルト「(僕の大好きな人?アニなんだけどな…)」
エレン「(俺の大好きな人?アルミン…は友達…ミカサは…うん…本当は大好き…)」
モブリット「…」クス
エレベル「?」
モブリット「それじゃあ…私は帰りますね!」
ベルトルト「さようなら…」
エレン「また…」
ベルトルト「何なんだろ?」
エレン「変わった人だからな…」
ベルトルト「取り合えず…行こうか?」
エレン「だな…」
体育館について…
ベルトルト「モブリット先輩は神様だね…」
エレン「俺はモブリット先輩みたいな先輩を目指すことにする」
ベルトルト「早く行こうよ!」
エレン「おう!」
エレン「ミカサ!!アニ!」
ミカサ「エレン!!エレンが来た!!……ベルトルトも!」
アニ「ベルトルト!」
エレン「ほらよ!奢りだ!」スッ
ベルトルト「アニもね!はい!」
アニ「あ、ありがと…///」
ミカサ「流石エレン!!」
ベルトルト「(あぁ…この笑顔///)」
エレン「(永遠に見ていたい…///)」
-
- 54 : 2014/05/26(月) 23:16:22 :
モブリット「あの2人は上手くやれましたかね…」
お礼ですよ?
アニちゃん、ミカサちゃん!
モブリット「それにしても…暑いですね」
夕方だと言うのに、何なんですかね?この暑さは…
モブリット「…」
ハンジ先輩は何をしてるんですかね…
モブリット「あれ!?最近の私は…」
暇あれば…ハンジ先輩の…
モブリット「恥ずかしくなりますね…///」
モブリット「素直に…それが1番…難しい気がしますね…」
ペトラ「何をブツブツと…?」
モブリット「あっ!ペトラさん!」
ペトラ「帰り?」
モブリット「そうですよ!ペトラさんも帰りですか?遅いですね?」
ペトラ「あぁ…ちょっとね!」
モブリット「?」
ペトラ「何かしてたの?モブリットも遅いみたいだけど?」
モブリット「それはですね…」
さっきの凄い女の子、2人の話をしたら…
ペトラ「あはははっ!優しい先輩だね!」
モブリット「いえいえ!お礼ですよ!」
ペトラ「きっと喜んでるよ!アニちゃんもミカサちゃんも!」
モブリット「そうだと嬉しいですね」
ペトラ「ねぇ?オルオってさ…?」
モブリット「はい?」
ペトラ「誰が好きなんだろ?」
モブリット「(あなたですよ…)」
ペトラ「モブリットは知らないの?」
モブリット「いや…知りませんね…ペトラさんは?」
ペトラ「これと言って好きな人は…憧れの人はいるけどね…///」
頬を赤らめる女の子…
その憧れの人が、私の友達のオルオでないのが…残念です…
ペトラ「リヴァイ先輩は…好きな人とかいないのかな…」
モブリット「リヴァイ先輩が…好きなんですか?」
ペトラ「憧れの人だよ…格好いいし…たまに見せる優しい所とか最高だよ!」
モブリット「オルオはダメですか?…?」
ペトラ「オルオか…嫌いじゃないよ?夏祭り一緒に行くしね!」
モブリット「楽しんで来てくださいね!」
ペトラ「たくさん奢ってもらうよ!私の浴衣姿を観るんだからね!」
モブリット「あはははっ!良いと思いますよ!」
ペトラ「モブリットは?好きな女の子はいないの?」
モブリット「いますよ…」
ペトラ「教えてよ!」
モブリット「リヴァイ先輩とおなじクラスのハンジ先輩です」
ペトラ「ハンジ先輩か!綺麗な人だよね!」
モブリット「大人しくしてれば本当に綺麗な人です!」
ペトラ「普段は暴れまくってるからね!」
モブリット「本当ですよ!何度も何度も!私が謝った記憶しか…」
ペトラ「昔から遊んでたんだ!」
モブリット「はい!カマキリを捕まえて私を追いかけて来たときは本当に泣きましたね…」
ペトラ「そ、それは私なら大泣きしてるよ…」
モブリット「あははは…でも…本当に優しくて…大好きなひとです///」
ペトラ「ふふふっ!応援してるから頑張ってね!」
モブリット「は、はい!ペトラさんも頑張ってくださいね!」
ペトラ「私は…取り合えずオルオと楽しんでくるから大丈夫!」
モブリット「オルオは幸福者ですね」
ペトラ「本当に!それ!!」
モブリット「あははは!!」
ペトラ「笑い好きだよ!あ!私の家こっちだから!バイバイ!」
モブリット「はい!気を付けて帰ってくださいね!」
モブリット「…」
オルオ…私はオルオを応援してますからね!!
-
- 55 : 2014/05/27(火) 23:37:48 :
モブリット「ふぅ」
今日は色々と疲れましたね
モブリット「来年は受験生か…」
将来の夢が決まってない、だから進路の話をされると耳が痛くなるんですよね
それに夢が決まっていても
それが確実に叶うわけでもない
モブリット「あぁ…頭が痛い…」
将来の夢…か…
モブリット「…」
小さい時は悩むことでもなかったはずですよね…
野球選手に、恐竜博士に、サッカー選手…すぐに答えれたのに…
モブリット「…」
そう言えば…
いつでしたかね?まだ小学3年生の時でしたかね?
-
- 56 : 2014/05/27(火) 23:38:08 :
- あの時も暑い夏の日でしたね
ハンジ「うお!!カブトムシ!カブトムシ!」
モブリット「届かない…」ピョン
ハンジ「大丈夫!大丈夫!」
モブリット「?」
ハンジ「私が登って捕まえてくるから!そこで待ってな!」
モブリット「うん!」
あれ?この時はまだ敬語は使ってなかったですね…
そんなことより…女の子が木上に登ってカブトムシを捕まえてる姿が私の中では
モブリット「ハンジお姉ちゃんはヒーロだね!」
ハンジ「当たり前だろ?そこら辺のヒーロなんて私の下部だよ!飯使いだよ!」
モブリット「格好いい!!」
ハンジ「もっと誉めていいよ~?」
モブリット「じゃあクワガタ捕まえてくれたら誉める!」
ハンジ「クワガタかよ!」
モブリット「オオクワガタが欲しい!」
ハンジ「仕方ないなぁ!」
そうなんですよね…
私が喜ぶためなら何でもしてくれましたからね
-
- 57 : 2014/05/27(火) 23:38:31 :
- それからクワガタを探して歩き回っていたんですよね…
ハンジ「いないなぁ」
モブリット「いないね」
ハンジ「んぁ~見つかんないなぁ」
今思えばオオクワガタ何て中々見つかる訳がありませんよね?
でも…
あの時はハンジ先輩なら絶対に見つけてくれる、そう思っていたんですよね
――――
―――
――
―
ハンジ「ごめん…モブリット…」
モブリット「大丈夫だよ!カブトムシいるし!」
ハンジ「で、でもさぁ」ジワァ
モブリット「え!?ハンジお姉ちゃん!?」
大声で泣き出してしまうハンジ先輩はヒーロと言うより…ヒロインだったのかもしれませんね…
ハンジ「ご、ごめ…ごめん…」ポロポロ
モブリット「え…ちょっと!ハンジお姉ちゃん!」
あの時の私は…本当に…
モブリット「な、泣かないでよ…」ジワァ
私も泣き虫でしたからね…
泣いてるハンジ先輩を見てたら泣いてしまいましたよ…
その後は…確か…泣きながら帰ってたんですよ…確かですけどね
泣きながら歩いて…
何処に行ったんですかね
何処だったか…覚えてません…
【あの場所】
―――
――
―
モブリット「何処でしたかね…」
モブリット「…」
ナナバ「何を暗い顔してるの?」
モブリット「ナナバ先輩!?」
ナナバ「うん?」
モブリット「1人ですか!?」
ナナバ「ハンジとスタバに行ってたんだよ」
モブリット「あれ?ハンジ先輩は…?」
ナナバ「近道するって別の道を帰っていたよ…まったく…」
モブリット「あの人は自由ですからね…」
ナナバ「でも少し残念でしょ?」
モブリット「そうですね…朝は来ませんでしたし…って!ナナバ先輩!!」
ナナバ「あはははっ!」
私は…この先輩にも勝てないんですよね
-
- 58 : 2014/05/27(火) 23:38:56 :
- ナナバ「モブリットってハンジが好きなんでしょ?」
モブリット「…はぁ…はい///」
ナナバ「告白とかしないの?」
モブリット「そ、そう言うのは…まだ本当に考えてませんよ」
ナナバ「そうなんだ…う~ん」
モブリット「?」
ナナバ「夏祭りに告白…」
モブリット「いやいやいや!!」
ナナバ「ハンジから告白するのは絶対にないと思うよ」
モブリット「それは…そうですけど」
モブリット「そう言えば!ナナバ先輩は夏祭り誰と行くんですか!?」
ナナバ「あれ?聞いてないの?ハンジとモブリット…」
モブリット「あ!一緒に行くんですね!」
ナナバ「まぁ…意外な人が来るよ」
モブリット「へ?」
ナナバ「楽しみにしてなよ!それじゃあ…頑張れよ!モブリット!」
モブリット「あ!はい!先輩も!」
後ろを振り向かずに手をふって帰ってくナナバ先輩は…何か…格好いいですね…
-
- 59 : 2014/05/27(火) 23:39:22 :
- ガチャ
モブリット「ただいま」
モブリット「あれ?」
「zzz」
モブリット「いつもお疲れ様です」
モブリット「今日は私が何か作っておきますよ」
私の母も毎日家事をしてたら疲れますよね、たまには料理ぐらい頑張りますよ……下手くそですけどね
モブリット「…」
いやいやいや!本当に難しいですね!
私の母は毎日こんな大変な事をしてくれてるんですね
モブリット「今度…本でも買って勉強しますかね…」
―――――
――――
―――
――
―
「ふふふっ」
モブリット「美味しくないですね…」
「美味しいよ?練習すればもっと美味しくなるから頑張りなよ」クス
モブリット「そうします…絶対…」
はっきり言って…凄く…悔しいです…
その後は、母と晩御飯を食べて
仕事から帰って来た父と少しだけ話して、お風呂に入って…
モブリット「疲れた…」ゴロン
今日は本当に疲れましたよ…
直ぐに寝ちゃいそうですよ
-
- 60 : 2014/05/27(火) 23:39:53 :
モブリット「ハンジお姉ちゃん!」
ハンジ「うわぁ」
モブリット「綺麗だね!」
ハンジ「すげぇ!」
モブリット「ハンジお姉ちゃんさっきまで泣いてたのに!」
ハンジ「な、泣いてないもん!モブリットが泣いてたんだよ!」
モブリット「泣いてないもん!」
ハンジ「ならさ!また…」
【あれが見れた時は素直になろうね】
ピッピッピッピッピッピッピッピッ
モブリット「…」ガバッ
モブリット「あれが見れた時…?」
夢の内容は…ハンジ先輩と泣いてた後の…
モブリット「何を何処で見てたんでしょうか…」
モブリット「…」
夢の続きが気になって仕方ありませんが…明日は約束の夏祭りなんでね
モブリット「頑張って学校に行きますかね!」
-
- 61 : 2014/05/29(木) 23:40:37 :
朝ごはんを食べて
ハンジ先輩が来るのを待っていたのですが…
モブリット「今日も来ませんね…」
何故かハンジ先輩は朝来なくなってしまいました…
モブリット「オルオも今日はペトラさんと…」
仕方ありませんね…
ガチャ
モブリット「行ってきます!」
「行ってらっしゃい!!」
母に挨拶をして学校に向かう
外は相変わらずの暑さですね…
-
- 62 : 2014/05/29(木) 23:40:55 :
- ミーーン ミーーンミーーーーン
モブリット「暑い…」
エレン「先輩!」
モブリット「エレン!おはようございます!!」
エレン「おはようございます!」
モブリット「あれ?ミカサちゃんは?」
エレン「今から来ますよ!ここで待ち合わせしてるんです!」
モブリット「待ち合わせ…」
エレン「?」
モブリット「(私も少しだけ待ってみましょうかね)」
エレン「先輩!ジュース本当に、ありがとうございます!」
モブリット「どういたしまして!」
エレン「あれ?先輩も誰か待ってるですか?」
モブリット「ん~そんなところですね」
エレン「?」
-
- 63 : 2014/05/29(木) 23:41:11 :
- その後すぐにミカサとアルミンが来て
エレン達の3人は学校に向かって歩いていってしまった
ミカサ「頑張って」
そうミカサが一言だけ残して…
少しだけ…楽しそうに…
モブリット「(楽しんでます?)」
ミーーンミーーーーンミーーンミーーーーン
シャンシャンシャーーーーーン
モブリット「来ませんね…」チラ
モブリット「あ!時間が!遅刻してしまいますね!!」ダッ
ちょっと会えるんじゃないかって期待してたんですけどね
まぁ今日の帰りに会う約束はしてるんですけど…
-
- 64 : 2014/05/29(木) 23:41:27 :
- 学校が見えてきたら…
あぁ…怖い人がいますね
キース「モブリット!!遅刻だぞ!」
モブリット「す、すみません!」
キース「お前ほどの優等生が何をしてる!馬鹿もんが!」
モブリット「寝坊しました!」
キース「遅くまで勉強でもしてたのか!?」
モブリット「は、はい!」
キース「嘘をつくな!」
モブリット「はい!すみません!」
この先生は良い人なのに口の悪さで嫌われてるですよね…
もう少し優しく生徒に接すれば良いのに
それから5分間も長々と説教をされて
ガラガラ
オルオ「よぉ!怒られてたな!」
モブリット「やってしまいましたね」
モブリット「オルオ…今日はワックスで髪の毛をいじってないんですね」
オルオ「今日はペトラと夏祭りだからな!家に帰ってシャワーを浴びてからだ!!」
モブリット「ははっ!頑張ってくださいね!」
オルオ「おう!!」
そらから私はオルオを見ていたのですが…
オルオ「…」ソワソワ
オルオ「…」キョロキョロ
モブリット「(まだ2限が始まったばかりですよ)」クス
それからのオルオは大変でしたね
お昼休み
オルオ「も、モブリット!これ食うか?俺は飯が喉を通らん!!」
モブリット「いや…私は…そんなに食べれませんし」
オルオ「そ、そうか!ちゃんと食べないとダメだぞ!」
モブリット「…(オルオが食べてくださいよ…)」
-
- 65 : 2014/05/29(木) 23:41:47 :
- 夏祭り…
はっきり言って私も凄く楽しみにしてるですよね
「今日は夏祭りがあるなぁ…どうせ行くんだろ?悪いことはするなよ!」
オルオ「!」
「それじゃお疲れ!帰りのSTは無しでいい!楽しんでこい!」
モブリット「オルオ!私も用事があるので先に帰りますね!」
オルオ「おう!またな!」
ナナバ先輩から待ち合わせ場所のメールが来ていたので
家に帰って直ぐに準備をして向かいましたよ
今日はいつもより身だしなみを気にしてますね
私らしくないかもしれませんね
けど…
凄く楽しみなんですよ
待ち合わせ場所の公園
モブリット「やっぱり1番ですね!」
リヴァイ「2番だ」
モブリット「あ!そうでしたね…」
モブリット「リヴァイ先輩!?何で!?」
リヴァイ「色々だ…」
モブリット「そ、そうなんですか」
リヴァイ「…」
モブリット「…」
リヴァイ「何か話せ…」
モブリット「え!?」
リヴァイ「何か面白い話しでも話せ」
モブリット「は、はい!!」
何なんでしょう…
急にこんなことを言われましても…
モブリット「先輩は夏祭り誰と行くんですか?」
リヴァイ「お前らだ」
モブリット「へ…?」
リヴァイ「お前とハンジとナナバだ」
-
- 66 : 2014/05/29(木) 23:42:08 :
- ナナバ先輩が言ってた
凄い人って…リヴァイ先輩ですか…
モブリット「あ!もしかして先輩!」
リヴァイ「言ったらお前をズタズタに削いで海に捨てる」
モブリット「は、はい…すみません…」
この人が言うと何だか本当に
そうなる気がするのは私だけでしょうか?
でも…
モブリット「それ!本当なんですか!?」
リヴァイ「あぁ…ハンジとナナバは授業をサボったりしていてる」
モブリット「意外ですね…本当に意外です」
リヴァイ「あいつらの良いところかもな…」
モブリット「先輩って意外に話好きですか?」
リヴァイ「バカ言え…俺は元々よく話す…」
モブリット「あはははっ!意外です!」
リヴァイ「ふっ…よく言われる…時もある」
リヴァイ先輩はクールなイメージでしたけど、本当は凄く話しやすい先輩なんですね
-
- 67 : 2014/05/29(木) 23:42:47 :
「おーーーい!!!モブリット!!」
モブリット「!」
リヴァイ「来たか…」
浴衣…ですね…
モブリット「いや~お待たせ!」
ナナバ「ハンジが遅れて来たんでしょ」
ハンジ「あれ~そうだっけ?」
モブリット「ハンジ先輩…」
ハンジ「ん?どうした?」
モブリット「その…凄く…」
ハンジ「んん!?モブリット!久し振りだな!!」
モブリット「あ!はい!そうですね!」
ナナバ「(そう言えば…久し振りなんだね)」
リヴァイ「綺麗だな…」
ナナバ「私!?///」
ハンジ「私に決まってるだろ!」アハハ
リヴァイ「お前は黙ってろ…」
モブリット「(リヴァイ先輩に負けた気がしますね…)」
-
- 68 : 2014/05/29(木) 23:43:07 :
- リヴァイ「そろそろ行くぞ…」
モブリット「そ、そうですね」
ハンジ「いや~ナナバの奢りでチョコバナナ食べよ!」
ナナバ「ねぇ?本当に!怒るよ!?」
ハンジ「怒った顔も可愛いよ~!」
ナナバ「可愛くないから!」
ハンジ「可愛いよね~リヴァイ?」ニヤニヤ
リヴァイ「…」
ナナバ「…」
リヴァイ「綺麗…だ…」
ナナバ「ツ…///」
リヴァイ「糞眼鏡とは違うな…」
ハンジ「ぬお!?私は眼中にないって言うのか!?リヴァイ!!」
リヴァイ「ない」
ハンジ「うわぁぁぁ!リヴァイの奢りでチョコバナナだからな!かき氷だからな!!」
リヴァイ「…」
ハンジ「無視かよ!?」
ナナバ「あはははっ!馬鹿だね!2人とも!」
リヴァイ「馬鹿なのは糞眼鏡だけだ…俺は頭が良い」
ハンジ「そんなに変わんないよね!?」
リヴァイ「また無視する!!」
モブリット「…」
忘れられてませんかね…?
-
- 69 : 2014/05/29(木) 23:43:27 :
ハンジ「おぉ!!見えてきたよ!ほらほら!」
ナナバ「落ち着いてよ!ハンジ!」
ハンジ「無理だよ~!!」
リヴァイ「うるせぇな…」
モブリット「…」ムスーー
ハンジ「たこ焼き!たこ焼き食べよ!!」
ナナバ「わかったから!あ~暑い!」
リヴァイ「俺が買ってきてやる」
ハンジ「おぉ!!リヴァイがイケメン!!」
リヴァイ「お前は自分で買え…俺はナナバとモブリットにしか奢らねぇ」
ハンジ「ふん!いいも~んだ!モブリットと私が一緒に遊び尽くすから!!」
モブリット「え?」
ハンジ「行くぞ!モブリット!たこ焼きは後でな!リンゴアメ食べに行くぞ!」
モブリット「は、はい!!」
ナナバ「ちょっと!ハンジ!?」
ハンジ「またな!ナナバ!!」ニヤニヤ
ナナバ「あ、あの…はぁ」
リヴァイ「…」
ナナバ「…」
ナナバ「(気まずい!!)」
-
- 70 : 2014/05/29(木) 23:43:50 :
- ハンジ「いや~作戦大成功だね!」
モブリット「リヴァイ先輩ですか?」
ハンジ「そうなんだよね~」
モブリット「え…じゃあ帰るんですか?」
ハンジ「あ~どうする?帰りたい?」
モブリット「絶対に嫌です!夏祭りを先輩と楽しみます!」
ハンジ「あはははっ!素直だな!」
モブリット「素直ですよ?」
ハンジ「よし!今日は私がたくさん奢ってやるからな!」
モブリット「私が奢りますよ!」
ハンジ「先輩命令だ!!」
モブリット「お、男の私に奢らせてくださいよ!」
ハンジ「あはははっ!モブリット!そう言うのは彼女にしてやるもんだよ!」
モブリット「…」
ハンジ「?」
モブリット「今日はデート…ですよ?」
ハンジ「は!?」
モブリット「リンゴアメですよね!買いに行きますよ!」ギュウ
ハンジ「おぉぉ!?」
モブリット「(あ~私らしくないです!)」
ハンジ「(これは本当にモブリットか!?)」
-
- 71 : 2014/05/29(木) 23:44:08 :
- 屋台の前について…
「いらっしゃい!」
モブリット「2つください!」
「お!彼女か?何か大人らしい彼女だな!」
モブリット「///」
ハンジ「あははは!彼女と言うか姉と弟だよ!」
「なんだよ!カップルさんなら安くしてやろうかと思ったのにな!」
ハンジ「彼女です!はいはい!彼女!」
「嘘だってバレバレだぞ?」アハハ
ハンジ「あ~ちくしょう」
モブリット「(否定の仕方が…弟…ですか…)」
お金も何だかんだハンジ先輩が払ってしまいますし…
格好いい所を見せようと頑張って色々と考えてたんですけどね
モブリット「…」チラ
ハンジ「うまいな!食べ過ぎで太りそうだよ!」
ハンジ先輩は…私のことは…やっぱり…
弟…としてしか…見てくれてない…
モブリット「…」
何だか…悔しいですね
-
- 72 : 2014/05/29(木) 23:44:31 :
- ハンジ「ん?モブリット?」
モブリット「…」
言ってしまいますか
すべて伝えてしまえば…明日から…
ハンジ「お~い?モブリット?」
モブリット「ハンジ先輩…」
気が楽になる気がします
モブリット「ハンジ先輩…」
ハンジ「ん?」
モブリット「わ、私は!」
ハンジ「ストップ!!」
モブリット「え?」
ハンジ「何か…聞こえない?」
モブリット「へ?」
ハンジ「どっかで…聞いた声…」
モブリット「ベルトルト…?」
ハンジ「こい!モブリット!!」コソコソ
モブリット「は、はい!」コソコソ
-
- 73 : 2014/05/29(木) 23:44:54 :
- ハンジ「あれか…」ジーー
モブリット「(そう言えば告白するって…)」
ベルトルト「…」ドキドキ
アニ「疲れたね」
ベルトルト「う、うん!」
物陰で…
モブリット「(が、頑張ってくさい!ベルトルト!!)」
ハンジ「何か興奮してきた!やべぇ…」コソコソ
モブリット「静かにしててください!」コソコソ
ハンジ「いけ!押し倒してキスだ!」コソコソ
モブリット「はぁ…」
アニ「…」
ベルトルト「今日のアニ…綺麗だね!」
アニ「さっきも言ったよ?それにさ?それって…いつもは綺麗じゃないわけね」
ベルトルト「違うよ!」
アニ「!」ビック
ベルトルト「いつも…本当に綺麗でさ…」
アニ「そ、そうかい…///」
ハンジ「(うお!!行けよベルトルト!!!)」
モブリット「(が、頑張ってください!!)」
-
- 74 : 2014/05/29(木) 23:45:19 :
ベルトルト「ねぇ…アニ!」
アニ「ん?」
ベルトルト「僕さ…アニの事がさ!」
アニ「す、好きだよ!ベルトルトのこと!私も!」
ベルトルト「え?」
アニ「だ、だから!私もベルトルトが好きだよ!」
ハンジ「うぐっは!」
ベルトルト「え?」チラ
アニ「へ?」チラ
モブリット「馬鹿なことしないでください!」コソコソ
ハンジ「だ、だってさ」コソコソ
モブリット「(見つからなくて良かった…)」
-
- 75 : 2014/05/29(木) 23:45:39 :
- ベルトルト「…え?アニ…」
アニ「い、今の声は?」
ベルトルト「そんなことより…」
アニ「…ツ///」
ベルトルト「ねぇ!僕もアニが好きだよ!」
モブリット「先輩?」
ハンジ「そうだね~そろそろ退散!」
モブリット「はい!もう少し屋台で何か買っていきましょうよ」
ハンジ「よし!たこ焼き行くぞ!」
モブリット「おめでとうございます…ベルトルト」ボソ
ハンジ「(目の前でリア充の誕生を…海ガメの産卵並の…)」ウルウル
チョット!!センパイナニヲナキソウニ!?
カンドウスルダロ~!!
-
- 77 : 2014/05/29(木) 23:46:47 :
ワイワイ…ガヤガヤ
ハンジ「モブリット遅いよ~?」
モブリット「そ、そんな!こんなに沢山…ひ、人がいるんですから!」
ハンジ「ほらほら!手!」ギュウ
モブリット「あ…」
ハンジ「さ~て!たこ焼き食うぞ!!」
モブリット「…///」
これは…何か恋人同士みたいですね
女性と手を繋ぐこと事態
高校生になってからは何か…
いやいや!中学校の時からですけど
さっきは自分からでしたけど
ハンジ先輩から手を…
モブリット「(恥ずかしい…気持ちが…)」
-
- 78 : 2014/05/29(木) 23:47:06 :
- たこ焼きを買って、何処で食べるかを話ながら歩いてたら…
オルオ「モブリット!」
ペトラ「あっ!ほらね?来てたでしょ?」
モブリット「うわ!」バッ
ハンジ「あ…」
オルオ達が歩いてきたら慌てて手を離してしまいましたよ…
ペトラ「ハンジ先輩もこんばんは!」
ハンジ「あぁ…こんばんは!」
ペトラ「先輩綺麗ですね!」
ハンジ「ペトラに言われると嫌味に聞こえるよ~?」クス
ペトラ「そ、そんな事はないです!」
モブリット「…オルオ」コソコソ
オルオ「何も言うな…俺の財布の中身は今日で駆逐されるんだ」
モブリット「…」
オルオ「何か言えよ!」
モブリット「何も言うなって言うので…すみません」
オルオ「こいつは…」
何だかんだオルオ達も良い感じになってて嬉しかったですね…
その後は
ペトラさんが気を使ってくれて…
ペトラ「オルオ!かき氷!」
オルオ「お、おう…またな!モブリット!ハンジ先輩も!」
ペトラ「…」パクパク
モブリット「(口パク…?)」
ハンジ「ん~?」
モブリット「(が…ん…ばれ?)」
モブリット「はい!」
ペトラ「ふふふ」
ハンジ「ん?」
-
- 79 : 2014/05/29(木) 23:47:29 :
- モブリット「行きますか!」
ハンジ「…」ムスーー
モブリット「え?ハンジ先輩?」
ハンジ「別に手を離さなくても良いだろ?」
モブリット「あ…恥ずかしくて…」
ハンジ「ふ~んだ!」
モブリット「す、拗ねないでくださいよ!」
ハンジ「モブリット!ジュース買ってきてくれたら許す!」
モブリット「は、はい!すぐに買ってきます!」
ハンジ「そこの神社でまってるからさ~!」
モブリット「はい!わかりました!」
ハンジ「あ~疲れた…暑いし…」
ハンジ「もうすぐ花火か…花火…ね…モブリット覚えてるのかな」
~数十分後の神社で~
モブリット「混んでて遅れましたね」ハアハア
モブリット「神社は…ここですよね」
モブリット「え~と…ここって…」
ハンジ「お!モブリット!」
モブリット「先輩…ここって…」
ハンジ「ん~?」
モブリット「い、いえ!ジュースです!」
ハンジ「サンキューな!」
モブリット「…」
絶対そうだ
ここは…あの時の…
モブリット「…」
ハンジ「…」
ジュースを飲みながら花火が打ち上がるのを待っているですが…
会話が続かなくて…変な空気に…
でも…
モブリット「先輩…ここ…覚えてたり…しますか?」
ハンジ「忘れたって言ったら悲しい?」
モブリット「あっ!やっぱり覚えてましたよね!?」
ハンジ「そうだね…覚えてるよ…」
【この場所は覚えてるよ】
モブリット「…」
伝えてしまえば…もしかしたら
ハンジ先輩は私と今までのように…
接してくれなくなるのでしょうか…
モブリット「(そう思うと…)」
どうしても伝えれません…
【好きです…付き合ってください】
この言葉が口から出てきません
-
- 80 : 2014/05/29(木) 23:48:36 :
ハンジ「…」
モブリット「…」
無言で花火が打ち上がるのを待っている
横にいるハンジ先輩をチラッと見てみると、少しだけ緊張してる様子がわかりました…
モブリット「(先輩が卒業したら…次に会うときは…恋人と歩いてるかもしれない…)」
だからこそ…伝えないとダメだとは思っています…なのに…
モブリット「(根性がないですね…私は本当に…)」
ドーーン
ハンジ「おぉ!」
モブリット「あ…」
夏祭りの終わりを告げるかのように花火が空に打ち上がっていく
そんな夜空をハンジ先輩と見ています…もう一度…ハンジ先輩を見てみたした
モブリット「あ…先輩…」
花火を見てるハンジ先輩は、何だかいつもとは違って凄く…凄く色っぽくって…
ハンジ「夏の幻…だよね」
モブリット「え?」
ハンジ「昔さ…モブリットと泣きながら歩いててさ…ここで花火を見たときに…」
モブリット「そうでしたね…」
ハンジ「…覚える?」
モブリット「はい…」
モブリット「ここで…花火を見た時は…」
【素直になると言いました】
モブリット「ハンジ先輩!」
ハンジ「ん~?どうした?疲れたかな?帰る?」
モブリット「私は…その…」
ハンジ「?」
モブリット「格好いい言葉が考えられないので…簡単に言っちゃいますけど!」
ハンジ「何を?」
モブリット「ハンジ先輩が好きです!付き合ってください!」
ハンジ「モブリット…」
モブリット「ほ、本気です!素直になると約束したので…ハンジ先輩は…その…」
ハンジ「まさかな…弟として見てたモブリットにね…」
モブリット「(やっぱり…そうですよね)」
ハンジ「私が恋しちゃうなんてね」
モブリット「え?」
ハンジ「よろしくな!モブリット!」
モブリット「そ、それって!」
ハンジ「恋人同士ってことだな!」
モブリット「あ…」
ハンジ「あはははっ!また迷惑かけるけど…大好きだぞ!」
モブリット「あり…ありがとう…ございます!」
嬉しくて…本当に嬉しくて…
花火を見に来たのに
さっきから…ずっと…ずっと!
モブリット「ハンジ先輩しか…見てませんよ…」
ハンジ「照れるだろ!花火を見てやれよ!」
モブリット「花火は…夏の幻です…」
ハンジ「キザな台詞だな!気持ち悪いよ~?」
モブリット「で、でも!」
ハンジ「まぁ…」
花火は消えちゃうからね?
空に打ち上がって綺麗な姿を見せて終わり
ハンジ「私達に終わりはないよね?モブリット?」
モブリット「絶対にありません!」
花火は打ち上がって
夜空に花を咲かせて終わる
夏の幻だけど
私とハンジ先輩の歩いていく道は
幻ではありませんからね
でも…今日は…
モブリット「一緒に…」
ハンジ「夏の幻って花火を見ようか」
夏の幻
―fin―
-
- 81 : 2014/05/29(木) 23:49:00 :
- おまけ
ハンジ「あのなぁ…」
モブリット「ハンジ先輩!今度の休日に遊びに行きましょうよ!」
ナナバ「あははは…」
ハンジ「先輩をつけるなよ!恋人同士なんだよ!?」
モブリット「く、癖ですよ!恥ずかしいですし!」
リヴァイ「ふん」
ナナバ「リヴァイも夏祭り誘ってくれありがとね?」
リヴァイ「いや…俺も楽しかった…」
ナナバ「今度の休日に映画でも行く?」
リヴァイ「行く」
ナナバ「また連絡するよ」
リヴァイ「あぁ…待ってる」
ハンジ「も~う!次ハンジ先輩って言ったら別れるからな!」
モブリット「そ、そんな!ハンジ…」
ハンジ「おぉ!?」
モブリット「は、ハンジ…さん」
ハンジ「…」
呼び捨てで呼んでくれる日はまだまだ先だな…
まぁ…可愛いから
許しちゃうけどな!
おまけ
終わり!
-
- 82 : 2014/05/29(木) 23:51:17 :
- 88師匠
コメントありがとうございました!!
何とか完成できましたよ~(笑)
モフハンは書いてて楽しいです!!!
未熟な文章でストーリもありがちですけど!
読んでもらえて嬉しいです!!ありがとうございます!!
-
- 83 : 2014/05/30(金) 08:32:05 :
- 師匠!!執筆お疲れ様でした♪
相変わらずのほんわかムードに、切なさがほんのり加わって、最後までどうなるのかなってドキドキしながら読ませて頂きました♪
師匠のモブリットとハンジさんとってもいい雰囲気!!
二人と友達になりたいですよw私はw
また素敵なお話読ませて下さい♪
-
- 84 : 2014/05/30(金) 13:30:12 :
- なんか感動泣きした。(・∀・)
-
- 85 : 2014/05/30(金) 23:25:51 :
- 88師匠
ありがとうございます!!!
モブリットとハンジさんは大人らしく可愛く書きたかったので!そう言ってもらえると本当に嬉しくて…モブハンの88師匠にそう言って貰えて本当に嬉しいです!!!コメントありがとうございます!!!
ハンジもどき@ハンジそのものになりたい!さん
そう言ってもらえると本当に嬉しいです!!!モブハンって書いてて楽しいです(笑)
コメントありがとうございます!!!
-
- 86 : 2014/05/31(土) 13:09:02 :
- めっちゃ感動しました!。゚(゚´Д`゚)゚。
最後のモブリットが素直になったところとか…。
素晴らしい作品をありがとうございました!
-
- 87 : 2014/05/31(土) 16:06:50 :
- 葉月さん
そう言ってもらえると本当に嬉しいです!!
モブリットっていつも大人らしさマックスのSSが多いからちょっと素直に子供らしくw
本当にコメントありがとうございます!!!いつも嬉しいです!!!
- このスレッドは書き込みが制限されています。
- スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。
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