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ハンジ「リヴァイ、笑おうよ」

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  1. 1 : : 2013/09/13(金) 21:08:52
    ハンジが主役です

    ハンジの気持ちは、なにもつけずそのまま書きますが、リヴァイ兵長の気持ちは()をつけます



    第57回壁外調査の後

    リヴァイは笑わなくなった

    もともと、表に出して笑うようなひとじゃなかったけど

    でも、ココロでは笑ってた...はず

    だけど、今はココロでも笑わなくなってしまった

    笑うってコトを忘れてしまったのかー?

    笑い方を忘れてしまったの?

    それとも、責任を感じてるの?

    結果は誰にもわからないけど...

    あの時なら、結果は変えられたのかもしれない

    そう、思ってるの?

    女型の捕獲なんてホっておいて...

    リヴァイ班の全員で挑んでいたら...結果は変わったかも

    そう、考えてるの?

    もしそうしたら...今頃笑えてた?
  2. 2 : : 2013/09/13(金) 21:09:18
    わたしはオルオの変わりにはなれない

    エルドの変わりも、グンタの変わりも、ペトラにもなれない

    他の死んでしまった兵士の変わりもできないよ

    でも、ハンジにはなれるよ

    同期として、隣でふざけた事して...

    話聞いてあげて、巨人の生体を調べて...

    ハンジとしてなら近くにいられるよ

    ハンジとしてなら...あなたを笑顔にできる

    ねぇ、リヴァイ...

    笑ってよ



    ガチャー


    ハンジ「あっリヴァイ」

    リヴァイ「クソメガネか...。頼んでた資料はまだか?」

    ハンジ「いまヤッテますー」

    リヴァイ「遅い」

    ハンジ「すいませんねー」

    リヴァイ「・・・」

    ハンジ「・・・」

    リヴァイ「・・・」

    ハンジ「リヴァイ、暇ならお茶でも入れてよ」

    リヴァイ「別に暇じゃない」

    ハンジ「じゃぁいいよ...もう」

    リヴァイ「ちっ...仕方ねーな」ガタ

    ハンジ「ありがとん」

    リヴァイ(紅茶なんていれたことねーよ、いつもは...)
  3. 3 : : 2013/09/13(金) 21:11:39
    いつもはペトラがやってくれた

    ペトラのお茶はとっても美味しくて...

    本当に好きな味だった

    愛が...こもってるっていうのかな

    わたしたちには一生作れない味なんだよな

    リヴァイ「ほらよ」カチャ

    ハンジ「あっ、ありがとー」

    リヴァイ「・・・」

    ハンジ「何これ、熱いし...クッソ不味い」

    リヴァイ「なら飲むな」

    ハンジ「いやいや、自分で確かめなよ」

    リヴァイ「...確かに不味いな」

    ハンジ「うん、不味い」

    リヴァイ「いつもは...ペトラがやってくれたよな」

    ねぇ、リヴァイ

    リヴァイはさぁ、人の気遣いとか関係ないんだよね

    こっちは気を使って、その話題にふれなかったんだよ

    だけどさ...うん、とにかく鈍感っていうか、なんていうか...

    胸が痛いよ
  4. 4 : : 2013/09/13(金) 21:13:23
    ハンジ「そうだね、ペトラの茶はこれの100倍美味しかった」

    リヴァイ「だな」

    ハンジ「なーに?なんか今日はやけに素直じゃない?」

    リヴァイ「俺はいつも素直だ」

    ハンジ「...」

    リヴァイ「もう一度...」

    ハンジ「え?」

    リヴァイ「もう一度、飲みてぇな」

    ハンジ「あぁ、だね」

    リヴァイ「あいつらは、本当に後悔はなかったんだろうか?」

    ハンジ「...分からないね。でもさぁ、人類の勝利の為の一歩を刻んだ事は確かだよ」

    リヴァイ「あぁ」

    ハンジ「みんなの死は無駄にしない、それだけは約束してあげないと」

    リヴァイ「...当たり前だ」

    ハンジ「みんな、あっちでも元気にやってるかな?」

    リヴァイ「もちろんだ」

    ハンジ「オルオ、あっちでも舌切ってるかもね」

    リヴァイ「...」

    ハンジ「グンタとエルドはあっちでも仲良くやってるよ」

    リヴァイ「...」

    ハンジ「ペトラは...みんなにお茶でも配り歩いてるんじゃないかな」

    リヴァイ「...」

    ハンジ「本当に美味しいもん、ペトラのお茶」

    リヴァイ「...スープ」

    ハンジ「えっ!?」

    リヴァイ「スープもだ。ペトラのスープは絶品だった」

    ハンジ「そうだね」
  5. 5 : : 2013/09/13(金) 21:13:42
    リヴァイが笑った

    みんなの話をするのはダメな事じゃないのかな

    どうしても、話している横に「死」という言葉が浮かんでしまうのは確かだ

    それは、リヴァイも同じだろう

    しかし、リヴァイにはその先がある

    どんなに素晴らしい思い出を振り返っても、死という事実は隠せない

    だけど、死の先にある「未来」を見てはどうだろう

    巨人を絶滅させて、そのさきにある明るい未来を見て...

    笑おう

    今は笑おうよ、リヴァイ

    泣くのは、勝ったとき

    巨人に勝った時に泣く

    それまでは笑って、このさきにある人類の勝利を願おう



    ハンジ「ねぇ、リヴァイ」

    リヴァイ「なんだ?」

    ハンジ「笑おう」




    グンタ、エルド、オルオ、ペトラー

    今は笑うよ

    君たちの死は無駄にしない

    だから、今は君たちのコトを思って無く暇はない

    泣くのは巨人に勝ったときだ

    笑おう

    笑った先にある未来を見よう

    そして人類の勝利を約束しよう
  6. 6 : : 2013/09/14(土) 00:32:09
    おつ よかった
  7. 7 : : 2013/09/14(土) 06:36:15
    良かったです
    おつです
  8. 8 : : 2013/09/15(日) 06:05:31
  9. 9 : : 2013/09/16(月) 13:42:03
    リヴァイ「フハハハハハハハハ!!」

    リヴァイ「……ハァ……」
  10. 10 : : 2013/09/28(土) 21:15:19
    乙です!!
  11. 11 : : 2014/05/25(日) 01:19:21
    リヴァイ「ぶっ...ははははははゴッ!ゴホッゲホゴッホゴホオゥェっ!ハァ、ハァ...ゴフッ」←吐血

    ハンジ「」

    乙!
  12. 12 : : 2015/01/19(月) 20:56:09
    感動です!
  13. 13 : : 2015/07/30(木) 03:12:19
    感動して涙出た。乙
  14. 14 : : 2015/08/19(水) 20:52:15
    すごいです!!
    お疲れ様ですー!
  15. 15 : : 2015/08/19(水) 20:53:21
    感動しました!
    涙が止まらないです!

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