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進撃の調査劇団~おおかみと7匹の子やぎ~
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- 1 : 2014/05/11(日) 12:22:08 :
- こんにちは。執筆を始めさせていただきます。
初めて…シリーズ作成したのですが…
うまくいったかな…
*完全思いつき
*苦情多数の場合解散させます(^_^;)
*キャラ崩壊はなるべく避けますが…出てくる可能性あり
*不定期更新
…以上の条件でも良いという方は、どうぞ…
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- 2 : 2014/05/11(日) 12:33:58 :
- 【劇団立ち上げまでのいきさつ】
エルド 「…団長から…」
グンタ 「どうしたエルド、表情が沈みすぎだぞ。」
ペトラ 「なに?団長から…何を言われたの?」
オルオ 「フッ…未熟なお前のことだ…もっと精進しろとのお達しが…」
エルド 「団長から…俺たちに召集がかかった…にこやかに…」
一同 ゾワッ…
グンタ 「団長が…」
オルオ 「笑顔で召集…」
ペトラ 「兵長が笑顔になるシーンは割りと微笑ましいのに…なぜ団長になるとこうも寒気が…」
エルド 「エレンも呼んできてくれ…全員集まり次第、出発だ。」
オルオ 「ううっう…」
グンタ 「泣くなオルオ!命とられる訳じゃあないだろ!?」
ペトラ 「そうね…失うものは別にある…」
エルド 「とにかく、兵長は先に本部へと向かった。俺たちも急ぐぞ。」
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- 4 : 2014/05/11(日) 12:46:59 :
- <調査兵団本部にて>
エルヴィン 「君たち…よくぞ集まってくれた…感謝する。」
エレン (団長…何か良いことがあったのか…?すっげぇ笑顔だけど…)
ハンジ 「エルヴィン…超笑顔だね。怖いよ。」
リヴァイ 「いい加減その笑顔で俺の部下を精神的に追い詰めるのはやめろ。」
エルヴィン 「分かった…追い詰めてるつもりは毛頭ないが…」
エレン (…あ、ほっぺ揉んでる…)
ペトラ (ちょっと可愛いかも…)
エルヴィン 「君たち…説明するまでもないが、我が調査兵団の資金不足は深刻だ。」
ハンジ 「うんうん。実験の予算にも響くんだよねぇ。」
エルヴィン 「そこでだ…」
一同 ドキドキ…
エルヴィン 「劇団を立ち上げようと思う!」
一同 !?
エルヴィン 「…で、最初の演目だが…」
一同 (部下の意見は無視ですか!?)
リヴァイ (…いや…こいつは元々、こういうやつだ…)
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- 6 : 2014/05/11(日) 13:03:01 :
- エルヴィン 「演目はこれだ。」
ーおおかみと7匹の子やぎー
エルド 「…退団届けを…」
グンタ 「エルド!?ずるいぞ、俺だって…」
リヴァイ 「…待て、お前ら…」
エルド&グンタ 「兵長!?」
リヴァイ 「思えば…俺たちは様々なものを犠牲にして前に進んできた…命さえも…そして今、たかが金が無いという理由だけで、壁外に出られねぇ状況だ。壁外に出ることを諦めちまったら…今まで犠牲にしてきたものが無駄になっちまう…俺はやる。先に逝った兵士と約束したからな…巨人を必ず絶滅させると…赤ずきんだろうが、金太郎だろうが、俺はやる。」
オルオ 「兵長の仰る通りだ!お前らがそこまで腰抜けだとはな!だが俺は違う!!人類が前へ進むためなら、シンデレラだろうが白雪姫だろうが、完璧に演じてみせる!!」
ペトラ 「オルオやめて…せっかく兵長がいいこと言ったのに…」
エレン 「オレもやります!!ハイジだろうがペーターだろうが、演じてみせます!!!」
ハンジ 「エレン…意外にハイジとか読むんだね…」
エルヴィン 「…よし、善は急げだ。早速配役を決めよう。」
リヴァイ (…善じゃねぇ。)
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- 7 : 2014/05/11(日) 13:27:35 :
- エルヴィン 「配役は以下の通りだ。」
*子やぎ(6匹)
*末っ子子やぎ
*子やぎたちのお母さん
*通りすがりの猟師
*おおかみ
エルヴィン 「…以上だ。」※絵本によって多少内容が異なりますが、ご容赦ください
ハンジ 「…どうやって決めるの?アミダくじ?」
エルド 「…というかまず…台本を作らないと…」
エルヴィン 「台本は作らない。」
ハンジ 「全部アドリブぅ!?おもしろいかもっ。」
グンタ (…胃が痛い…)
エルヴィン 「ちなみに俺は…ナレーター及び演技指導にまわる。」
ハンジ (うっわ…)
エレン (自分だけ安全圏内に…)
エルド (職権濫用…)
グンタ (夜逃げしよ。)
ペトラ (こいつは舌を噛まないのかしら…)
オルオ (団長は演技指導もお出来になるのか…)
リヴァイ 「…この末っ子子やぎだが…」
エルヴィン 「ああ。」
リヴァイ 「…この役はエレン、お前がやれ。」
エレン 「オ、オレですか!?」
リヴァイ 「確かこいつは…最後まで隠れて、おおかみからの襲撃から免れた。エレンが、おおかみとやらに襲われるのは好ましくない。」
エルド 「…いや、兵長…これはお芝居でして…」
エレン 「…いや、兵長のご命令には従います。…オレは末っ子子やぎです。」
グンタ (エレン…お前も結構真面目だな…)
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- 8 : 2014/05/11(日) 13:42:11 :
- リヴァイ 「…で、この母親の役だが…」
エレン 「…はい…」
リヴァイ 「これは俺がやる。」
一同 !?
エレン 「それは…なぜ…」
リヴァイ 「…語弊があるかもしれんが、とくに小さい頃のガキってのは、母親の監視下にあるもんだろ。エレンの監視は俺の役目だ。」
エルド 「…いや…お芝居…」
エルヴィン 「よし、ではリヴァイ、子やぎたちのお母さん役、頼んだぞ。」
リヴァイ 「…ああ。」
オルオ 「…ちょっと…待てよ…兵長がその役なら、俺はおおかみ役をやるぞ!」
ペトラ 「あら、どうして?」
オルオ 「思い出してみろよ、確かおおかみは、子やぎたちに家に入れてもらうために、あの手この手でお母さんみたいになろうと苦戦するんだ!それはまさに、兵長に一歩でも近づこうとしている俺と、似ているだろ!?」
ペトラ 「」
エルヴィン 「オルオが…おおかみ役、と…」
ハンジ 「じゃあ私は猟師の役やるよ!ついでに巨人を2、3体狩ってくる!!」
エルド 「…芝居…」
エルヴィン 「…ハンジ、通りすがりの猟師…じゃあ残りのメンバーは、子やぎ役で決まりだな。」
エルド 「…やるしかない、な…」
グンタ 「…ああ…」
ペトラ (オルオがおおかみ…ってことは最後は…)
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- 10 : 2014/05/11(日) 13:55:55 :
- 【衣装合わせ】
エルド 「兵長…」
グンタ 「三角巾に…」
ペトラ 「エプロン…」
オルオ 「…違和感無し。」
エレン 「先輩方!これを見てください!!」
ーやぎ耳ー
エルド 「…これをつけるのか…」
グンタ 「猫耳とかうさ耳は馴染み深いが…」
ペトラ 「…なに、グンタ…馴染み深いって…」
オルオ 「お前にそういう趣味があるとはな…」
エルド 「意外だな。」
グンタ 「ちっちが…そういう意味で言ったんじゃない!」
エレン 「そういう意味ってなんです?」
エルド 「それはだな、エレン…」
グンタ 「待て待て待て待て待てぇっ…ほら、あとやぎのしっぽをつけて…カカカカカウベルも…あっあああるぞ…」
エレン 「普段冷静なグンタさんが取り乱している…」
エルド 「エレン…気になるよな。あとでじっくり説明してやる。」
リヴァイ 「…何してる、早くしろ。」
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- 14 : 2014/05/11(日) 14:23:09 :
- 【開幕】
エルヴィン 「昔むかし、あるところに、7匹の子やぎと、お母さんやぎが、幸せに暮らしていました…」
リヴァイ 「お前ら…俺は今から街に出る…俺が留守の間、しっかり部屋の中を掃除しておけ。」
エルド (ん?)
グンタ (…いつもと変わらない上に…)
ペトラ (作品の世界観を壊していない…)
エレン (兵長は…演劇向きなのか…)
エレン 「いっ…いってらっしゃい!お母さん!!」
エルヴィン 「…カット!」
エルド (ここで!?)
グンタ (兵長の第一声はスルーしたのに…)
エルヴィン 「…エレン、真顔で叫ぶな。もっと役に入り込むんだ。」
エレン 「はっ…わかりました!」
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- 15 : 2014/05/11(日) 14:35:39 :
- 【テイク1】
リヴァイ 「お前ら…俺は今から街に出る…俺が留守の間、しっかり部屋を掃除しておけ。」
エレン 「分かったよ。いってらっしゃい、お母さん。」
リヴァイ 「最近この辺りでは、おおかみの被害が頻発している…俺以外の奴が訪ねて来ても、絶対に戸を開けるな。」
エルド 「分かったよ、お母さん…」(カットがかからない…)
グンタ 「早く帰ってきてね。」(…ほんとにこのセットを掃除するのか…)
ペトラ 「おおかみが来ても、絶対に戸を開けたりしないよ!」(オルオはどんな手を使ってくるのかしら…)
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- 16 : 2014/05/11(日) 14:42:56 :
- エルヴィン 「子やぎたちはお母さんの言いつけを守り、お母さんが街へ出かけると、戸を閉め、しっかりとカギをかけました。しかしそこへ、お腹を空かせたおおかみがやってきました。」
オルオ (おっし…俺の見事なおおかみぶりを見せてやる…!)
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- 21 : 2014/05/11(日) 15:38:00 :
- 【開演数分前…】
エルヴィン 「開演時間が迫っているが…ここで致命的なミスが発覚した。」
エレン 「えっ…もう劇は始まってますよ!?」
エルヴィン 「…実は…おおかみと7匹の子やぎには…通りすがりの猟師は出てこない。」
ハンジ 「えええっ、ハンターハンジさんの出番無いのぉ!?」
エルド 「猟師が出るのは赤ずきんだったな。」
グンタ 「同じ、“おおかみに喰べられるネタ”だったため、数珠繋ぎがごっちゃになってたらしい。」
ハンジ 「どうするの、エルヴィン…」
エルヴィン 「うむ、仕方ない。開演時間が迫っている。ハンジはこのまま猟師役で、適当なところで出演してもらう。」
ハンジ 「よっしゃ、その位自由度高い方が、私向きだねっ。よし、続きを始めよう!」
エルヴィン 「では、幕を上げるとしよう…」
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- 22 : 2014/05/11(日) 15:50:11 :
- 【開幕】
エルヴィン 「子やぎたちの家の前にやって来たおおかみは、扉をノックすると、ガラガラのしわがれた声で言いました。」
オルオ (ガラガラのって…)「…お前たち、お母さんだよ。扉を開けておくれ。」
ペトラ 「…オルオ…」
オルオ 「…えっ?」
ペトラ 「なまむぎなまごめなまたまごって言ってみて。」
エルド 「おい、ペトラ…」
ペトラ 「だってだって、これからオルオは兵長のイメージにに近づこうと無駄な努力をしていくんでしょ…なら、一思いにここで舌を噛みき…」
グンタ 「カット…かけるべきではないのか…」
エレン 「嘘だい、お母さんはそんなガラガラ声じゃないやい。お前はきっと、おおかみだ!家に入れてやるもんか!!」
エルド 「エレンだけ真面目に演技している…」
エルヴィン 「困ったおおかみは、お母さんの声を真似ようと、街へ出掛けていきました。」
エルグンペト (えっ…進めるの!?)
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- 23 : 2014/05/11(日) 16:06:01 :
- オルオ (兵長の…声…)
オルオ (あの、低くてどこか色気のある…あのお声…)
オルオ (俺はやる…!演じてみせるぜ、兵長を!!)
エルヴィン 「街へ行き、チョークを丸飲みしてきたおおかみは、お母さんの声に似た、美しい声で子やぎたちに言いました。」
オルオ (チョーク…)「お前たち、お母さんが帰ってきたよ。扉を開けておくれ。」
ペトラ 「………エルド…」
エルド 「なっ…なんだよ…」
ペトラ 「立体機動装置を装備してくる。」
グンタ 「まっ、待て、ペトラ、早まるな!」
エルド 「だが確かに…リヴァイ兵長の物まねをしているつもりで、さらにあの口調となると…聞くに耐えないな。」
ペトラ 「耳に悪影響。」
グンタ 「カットがかからない…」
エレン 「確かに声はお母さんだけど…もし本当のお母さんだったら、白くてきれいな手をしているはずだ。そこの隙間から、手を見せてごらんよ。」
グンタ 「…またエレンだけまともに演技を…」
エルヴィン 「おおかみは、戸の隙間から、黒くて醜い手を差し出しました。」
エルド 「そして進める…」
エレン 「わあ、これはおおかみの手だ!お前はおおかみだ、家に入れてやるもんか!!」
ペトラ (なんか、エレンに萌え…)
エルヴィン 「おおかみは、お母さんの手に似せるため、また街へと向かいました。」
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- 24 : 2014/05/11(日) 16:20:01 :
- オルオ (兵長の手…)
オルオ (あの、百戦錬磨を耐え抜いた、あの手…)
オルオ (…うう…こればっかりは俺にもどうしようもねぇな…)
オルオ (まあ、話の流れ的には、白い粉を付けて差し出せばOKだからな…粉付けとくか)ペタペタ…
エルヴィン 「手に白い粉を付けたおおかみは、再び子やぎたちの家へとやってきました。」
オルオ 「お前たち、扉を開けておくれ。ほら、お母さんの白い手が見えるだろ。お母さんが帰ってきたよ。」
ペトラ 「…オルオ…」
オルオ 「…なんだよ…」
ペトラ 「魔術師手術中、隣の客はよく柿食う客だ、ガスバス爆発、きゃりーぱみゅぱみゅ…って、言ってみて。」
エルド 「なんか1つ違うのが混じってた…」
グンタ 「というか、ペトラの舌の回り具合がすごい…」
エレン 「いやいや、おかしいぞ、扉の下から見える足は、お母さんのじゃなくて、おおかみの足だ。お前はおおかみだ!家に入れてやるもんか!!」
エルド 「…そしてエレンがまともに演技をし…」
エルヴィン 「おおかみは、お母さんの足に似せるために、また街へと向かいました。」
グンタ 「…で、進める…」
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- 26 : 2014/05/11(日) 16:38:13 :
- オルオ (兵長の足…)
オルオ (審議所でエレンに躾を行ったとされる、あのお御足…)
オルオ (やはり俺には…白い粉を付けることしか出来ねぇ…)ペタペタ…
エルヴィン 「足にも白い粉を付けたおおかみは、子やぎたちの家へと向かい、」
オルオ 「さあ、お母さんだよ、扉を開けておくれ。」
エレン 「わぁい、お母さんだ…って、ペトラさん!?」
ペトラ 「エレン、開けてはダメ!」
エレン 「…まあ、結果としては開けない方がいいんでしょうけど…話の流れでは…」
ペトラ 「いい、エレン、ここで扉を開けるということは、おおかみ=お母さんと認めるということで、つまりそれはあのオルオ=リヴァイ兵長と認めるに等しい行為になってしまうのよ!!」
エルド 「…ペトラは今の台詞を、1度も噛まずに言いきった…」
グンタ 「ペトラは女子アナ向きだな。」
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- 29 : 2014/05/11(日) 16:48:29 :
- エレン 「ペトラさん、扉を開けないと…話が進行しないじゃないですか!?」
ペトラ 「ちっ…ていうか、なんでお母さんはすぐに帰ってこないのよ!?子供を7人も放っておいて街をふらふら出歩いてるなんて、幼児虐待だわ!!通報すべきよ!!」
リヴァイ 「…俺のせいかよ…」←舞台袖で観ているリヴァイ
グンタ 「団長…カットの声を…!」
エルド 「ペトラ…落ち着けって…!」
ハンジ 「はぁい、ここでハンターハンジさんの登場だ!!!」
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- 31 : 2014/05/11(日) 17:09:33 :
- ハンジ 「この家に美味しそうな子やぎくんたちが4匹もいるって!?ジンギスカン食べ放題だね、こりゃ。ささ、扉をぶち壊すとするか♪」
オルオ 「ハンジさん…ジンギスカンは羊の肉ッス…」
ハンジ 「おおっ、こんなところに猟銃が!?よし、カギを吹き飛ばそう♪」
エルド 「…今、気づいたんだが…」
グンタ 「…7匹の子やぎといっておいて…」
ペトラ 「実際には私たち…」
エレン 「4…匹しかいません!!」
エルド 「…もしかしたら全員喰われ…」
エルグンペトエレ 「」
ハンジ 「はいは~い、みんな下がって下がって~」
バァン!!!
エルド 「実弾が入ってたのか…」
エレン 「扉…破られちゃいましたね…」
ハンジ 「ふっふっふ…」
エレン 「とっ…とりあえずオレは柱時計のなか…にぃ!?」
ハンジ 「エレェェェン、やっぱり君が一番美味しそうだよぉぉ!」
エレン 「待ってください、オレは末っ子なので喰べられないんです!!!」
ハンジ 「じゃあまずはペトラから…」
ペトラ 「なんか怖いぃぃっ、オルオ、何とかしなさいよ!!!」
オルオ 「何とかって言われてもよぉ…」
エルヴィン 「おおかみは、困ってしまいました。」
グンタ 「ナレーションはいいから、カット入れてください、団長!!!」
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- 35 : 2014/05/11(日) 18:29:21 :
- エルヴィン 「開演予定を過ぎてしまって申し訳ない。ただいまより、再開する。」
【開幕】
オルオ 「ハンジさん…やぎを喰う役は俺なんで…」
ハンジ 「ええっ、オルオだけずるいよぉ、肉は貴重なんだよ!?」
エルド 「これ…芝居…」
ペトラ 「ああっ、兵ちょ…お母さんが帰ってきた!!!」
リヴァイ 「…おい…」
ハンジ 「おおっ、このお母さんやぎのお肉は固くて不味そうだぞ!?オルオ、お母さんやぎ喰べていいよ。」
オルオ 「はい!?」
リヴァイ 「…ほう、喰べるのかオルオ、この俺を…」ゴゴゴ…
オルオ 「いっ…いえ…」ガクブル…
エルヴィン 「おおかみは、お母さんやぎを喰べてしまいました。」
オルオ 「ひぃぃっ!!!」
リヴァイ 「ほら、喰え、早く…」
ペトラ 「オルオ、喰ったら即、削ぐ…!」
ハンジ 「エルドもグンタも、逃げないでよぉ!」
グンタ 「逃げない理由が…」
エルド 「見つからねぇ!!!」
エルヴィン 「おおかみは、お母さんやぎを美味しそうに喰べています。」
オルオ 「へ…兵長…!」
リヴァイ 「…あ?」
オルオ 「失礼しますっ!」カプッ
ペトラ 「ちょっとオルオ!なんてことしてんのよ!?」
オルオ フゥ…「ちょっと兵長の腕に甘噛みを…」
リヴァイ ゾワァッ…「…ちょっとジャケットを洗濯してくる…」
ー舞台袖に消えるリヴァイー
ペトラ 「…オルオ…」
オルオ 「なっ…なんだよ…」
バキィッ!!!
ーペトラの一撃に、倒れるオルオー
エルヴィン 「こうして、おおかみをやっつけた子やぎたちは、いつまでも幸せに暮らしましたとさ…おしまい。」
-
- 38 : 2014/05/11(日) 18:55:50 :
- エルド 「お…」
グンタ 「終わっ…た…」
ハンジ 「え、なに、もう終わり?」
エルヴィン 「…よし、モブリット、幕を下ろせ。」
ハンジ 「え、モブリット!?」
モブリット 「了解です、団長…」
ースルスルと幕が下りてゆく…ー
ハンジ 「モブリット、君、いつの間にいたの!?」
モブリット 「ずっと観てました。ハンジ分隊長、この芝居のために、誰が会場の手配をして誰がセットの準備をして誰が衣装を準備して誰が照明や音響をやって…」
ハンジ 「はいはい。御苦労様、モブリット。」
エルヴィン 「…さて、次回の演目だが…」
一同(ハンジ以外) (まだ、やるのか…)
ハンジ 「童話とかでしょ、私今度は、ジャックと豆の木がいいな!」
モブリット 「…どうせ、巨人が出てくるからでしょ。」
ハンジ 「えっ、よく分かったね!」
エレン 「オレは…桃太郎とか、やりたいですね。」
エルド 「それはまた、どうして?」
エレン 「だって、鬼共を次々に駆逐して、しかも宝物が手に入るって、最高じゃないですか!」
エルヴィン 「…皆の意見も聞きたいが、今回ご来場いただいた観客の皆さんからも、リクエストを募りたいと思う。」
ハンジ 「昔話や童話であれば、日本のものでも、外国のものでも構わないよ。」
エルヴィン 「ただ…数珠繋ぎが未熟な故に、ご期待に沿った演目になるかどうかは、保証しかねる。」
数珠繋ぎ 「今回も、このような結末になってしまいましたが、こりずにまた書きたいと思います。またよろしくお願いします。」
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- 52 : 2020/10/06(火) 15:07:25 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
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