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進撃のキャラが進撃SSを書いたそうです。〜アルミン編〜
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- 1 : 2014/05/06(火) 00:05:14 :
- アルミンが進撃SSを書いたそうです。
温かく見守って下さい。
http://www.ssnote.net/archives/15975
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エレン編
http://www.ssnote.net/archives/15976
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ミカサ編
良かったらこちらもどうぞ。
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- 2 : 2014/05/06(火) 00:52:14 :
- 題名: また会う日まで
僕の名前はアルミン・アルレルト。
第104期訓練兵団に入団した。
「おい、アルミン。そろそろ消灯だぜ?」
彼はエレン・イェーガー。
僕の幼馴染みだ。
「悪いけど、先に行っててくれるかな?」
「ん?どうしたんだ?」
「ちょっと、本が借りたくて」
「寝るときに読むのか?」
「うん」
「わかった。でも、消灯までには帰ってこいよ?じゃねぇとまた教官に怒られる」
「そうだね。急ぐよ」
「ああ、気をつけろよ!」
僕は足早に図書館へ向かった。
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- 3 : 2014/05/06(火) 00:52:33 :
- 図書館の電気はまだ付いていた。
誰かいる…?
僕は図書館に入った。
「…」
机に向かって本を読む、綺麗な少女がいた。
後ろで束ねている髪は金髪で碧目、そして小柄だった。
僕は彼女をチラチラと見ながら面白そうな本を探した。
「…これにしようかな」
僕は借りる本を決めた。
まだ彼女は本を読んでいた。
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- 4 : 2014/05/06(火) 00:53:22 :
- 「ねぇ…君、そろそろ消灯時間だよ?」
「…ああ」
彼女はかなり無愛想だった。
「何の本…読んでるの?」
僕は特に理由も無く聞いた。
「…恋愛小説」
「へぇ…」
「…私になんて似合わないかい?」
「別にそんなことないよ。そう言えば君、名前は?」
「…アニ・レオンハート。あんたは確か…あ、あ、…」
「アルミンだよ。アルミン・アルレルト。よろしくね、アニ」
「…」
「…その…アニもよく本を読むの?」
「…まあね」
「そっか。僕も本が好きなんだ」
「…あんたはどんな本読むの?」
「僕は外の世界とか、巨人の謎とか…そういう本が好きでよく読むよ」
「へぇ…あんた、外の世界に興味があるの?まさか調査兵団志望?」
「まだ、決めたわけじゃないけど…多分調査兵になるかな」
「ふーん…」
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- 5 : 2014/05/06(火) 00:53:48 :
- 「あ、そろそろ消灯だから帰らないと」
僕たちは図書館の外に出た。
弱い風が吹き、少し肌寒かった。
「女子寮はあっちだよね?じゃあね、アニ」
「ああ。今日は…その…」
「⁇」
「ありがとう///」
彼女は目線を下に落とし、照れ臭そうに言った。
「あんたが居なかったら消灯時間に気づかなかったかもしれないから…」
「べ、別に気にしなくていいよ?じゃ、またね!」
「ああ。おやすみ」
そう言うと、彼女はその場を立ち去る。
「うん!おやすみ!」
その日…僕は彼女に恋をした。
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- 6 : 2014/05/06(火) 00:54:24 :
- それから僕たちは、よく図書館で話すようになった。
オススメの本を教えあったり…
訓練のコツを聞いたり…
勉強を教えたり…
取り留めもない話をしたりしていた。
そんな、ある日…
「ねぇ、アルミン」
「なに?」
「あんたさ…次の休日…空いてる?」
「えっと…空いてるけど、どうして?」
「ちょっと、街に行かない?」
「街に…?」
「ああ」
「なんで…?」
「服とか買いたいし…」
「そうじゃなくて、なんで僕?」
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- 7 : 2014/05/06(火) 00:54:43 :
- 「え?それは…」
「…」
「…あんたぐらいしか居ないだろ?」
「え?だって、ミーナとか、エレンとか…」
「はぁ…」
「な、なに⁉︎」
「あんたも、エレンと同じで、もっと学ぶべきだね…」
「え?な、何を?」
「もういい。なんでもない」
「それで…街に行きたいんだっけ?僕でいいなら、喜んで行くよ」
「ほ、本当かい⁉︎」
「ああ。嘘なんかつかないさ」
「なら、次の休日ね」
「うん。楽しみにしてるよ」
「…///」
「⁉︎」
彼女がまた、照れ臭そうにしている。
僕はその顔を見てドキッとした。
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- 8 : 2014/05/06(火) 00:55:00 :
- そして、待ちに待った休日がやって来た。
僕たちは洋服を選んだり、ご飯を食べたり、劇を見たりした。
彼女と過ごす時間はとてつもないスピードで流れて行った。
この日を待った時間はあんなに長かったのに…
そして、そんな楽しい時間も終わって僕たちは兵舎に戻っていた。
「今日は楽しかった。アニは楽しかった?」
「…まあ、楽しかった」
「ふふっ、なら良かった」
「ねぇ、アルミン。図書館、寄ってかない?」
「え?何か借りたい本でもあるの?」
「…ちょっと…ね」
「⁇」
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- 9 : 2014/05/06(火) 00:55:29 :
- 僕は彼女の後を追いかけるように図書館に向かった。
そして図書館に着いた。
中には入らず、図書館の扉の前で止まった。
「あんたと初めて会ったのはこの図書館だった」
「うん。そうだね」
「そして、私が初めて恋をしたのも、この図書館だった」
「え…?」
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- 10 : 2014/05/06(火) 00:55:59 :
- 「そいつは見るからに運動音痴そうで、弱そうな奴だった」
「…」
「でも、そいつは外の世界に興味を持っていて、調査兵になるかもしれないとか言ってた…」
「…」
「そして…強い意思と、強い精神力を持っていた…」
「…」
「私はそんなあんたに一目惚れしたんだ」
「…」
「アルミン…私と付き合ってください」
「…」
「…」
その日…初めて彼女とあった日と違って、心地よい暖かい風が吹いていた。
「もちろん。喜んで」
「‼︎」
その時の彼女の笑顔はまだ鮮明に覚えている。
その日…僕に彼女が出来た。
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- 11 : 2014/05/06(火) 00:56:42 :
- そして時は流れて…
「…」
この時の君の顔は絶望からだろうか?恐怖からだろうか?
下を向き、遠くを見つめ、何を考えてるか分からない。
「…アニ」
「…」
返事がない。
そのまま、喋りかける。
「あの時どうして、マルコの立体機動装置を持っていたの…?」
「…」
「わずかな傷やヘコミでも、一緒に整備した思い出だから…僕には分かった」
「そう…あれは、拾ったの」
「‼︎」
「…」
「なら、生け捕りにした2体の巨人はアニが殺したの?」
「さぁね」
「…」
「でも、1ヶ月前に分かってたんならなんでその時行動しなかったの?」
「今だって信じられないよ‼︎何かの見間違いだって…そう…思いたくて…」
「…」
「でも、アニだって…あの時僕を殺さなかったから…今、こんなことになってるんじゃ無いか‼︎」
「…ああ。心底そう思うよ…あの時…なんで…だろうね?」
「おい、アニ!お前がまだ詰まらねぇ冗談で適当に話を合わせてる可能性が、まだ…あるから!とにかくこっちに来い!こっちに来て証明しろ!」
「そっちには行けない…私は…戦士になり損ねた」
「だから、詰まらねぇって言ってんだろ!」
「話してよアニ!僕たちはまだ話し合うことができる!」
「もういい…不毛…もう一度ズタズタに削いでやる…女型の巨人!」
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- 12 : 2014/05/06(火) 00:57:11 :
- 「…ふふっ」
「⁉︎」
「⁉︎」
「⁉︎」
「あはははっ!」
「…」
「はは…はははっ…!」
「…」
「ははははは…!」
「…」
「…アルミン…私があんたの、いい人で良かったね」
「…」
「ひとまずあんたは掛けに勝った…」
「…」
「でも、私が掛けたのは…ここからだから!」
その後、人類は再び女型の巨人と交戦。
アニの捕獲には…成功とも失敗とも言えない。
今…君は何を思っているのか?
僕には分からない。
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- 13 : 2014/05/06(火) 00:58:52 :
- 期待です!!
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- 14 : 2014/05/06(火) 00:59:02 :
- 「ねぇ、アニ」
「…」
今回も返事は無い。
「僕は今でも君が好きだよ?」
「…」
「君は…どう思ってるの?」
「…」
「あの時見せてくれた笑顔は…嘘なんかじゃないよね?」
「…」
「また、見せてよ…」
「…」
そんなの無理だって事はわかってる。
でも、でも、ほんの少しだけ…‼︎
「…⁉︎」
その時だった。
僕の想いが水晶の中の彼女に通じたのだろうか?
ほんの一瞬だけ…
彼女の顔が微笑んだ気がした…
「…」
「じゃあ、さようなら」
「…」
「また、会う日まで…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
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- 15 : 2014/05/06(火) 00:59:27 :
- >>13
期待ありがとうございます!
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- 16 : 2014/05/06(火) 13:50:41 :
- まだ終わってないですよね!?
終わってないとしたら超期待!
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- 17 : 2014/05/06(火) 19:17:39 :
- アルミンのSS自体はこれで終わりです。
ごめんなさい…
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- 18 : 2014/05/06(火) 22:54:50 :
- アルミン「どうかな?ちょっと長すぎたかな?」
エレン「…」シクシク
ミカサ「…」ウルウル
アルミン「え?ふ、2人とも⁉︎」
一同「…」シクシク
アルミン「み、みんな⁉︎」
エレン「感動したよ。アルミン」
ミカサ「ええ。とても」
アルミン「本当に?嬉しいなぁ〜」
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- 19 : 2014/05/06(火) 22:55:08 :
- アニ「…」←不覚にも感動
アルミン「ははっ…ごめんねアニ。勝手にヒロイン役にしちゃって」
アニ「別に…構わないよ」
ジャン「思ったんだけどさ、質問いいか?」
アルミン「どうしたの?」
ジャン「今、俺たちはどういう設定なんだ?」
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- 20 : 2014/05/06(火) 22:55:24 :
- アルミン「設定か…特に決めてないよ」
ジャン「は⁉︎」
ミカサ「みんなでSSを書きあって読む。今はその設定だけ分かってればいい」
ジャン「お、おう…」
マルコ「確かにエレン編を見ると訓練兵って設定な気がするのに、今回は訓練兵以降も書かれてるもんね」
アルミン「小さいことは気にしちゃダメなんだよ!」
コニー「よくわかんねぇけど…まあ、良いジャン↑↑」
ジャン「てめぇ…」
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- 21 : 2014/05/06(火) 22:55:42 :
- リヴァイ「ちなみに俺も読んでる」
エレン「兵長⁉︎」
ペトラ「久しぶりだね。エレン」
エレン「ぺ、ぺ、ペトラさん⁉︎」
オルオ「俺たちもいるんだが⁉︎いるんだが⁉︎」
エルド「落ち着けオルオ」
グンタ「まあ久々だな、エレン」
エレン「み、みなさん…」ウルウル
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- 22 : 2014/05/06(火) 22:55:51 :
- アルミン「と言うことは、次書くのは104期とも限らないんだ!」
ライナー「それはすごいな。先輩方のSSを読めるとは…」
エレン「兵長のSS…」
ミカサ「とにかく…アルミンのSSは面白かった。以上」
エレン「み、ミカサがまとめた…だと⁉︎」
ー完ー
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- 23 : 2014/05/06(火) 22:56:17 :
- これにて終了です。
エレン編、ミカサ編も良かったらどうぞ!
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- 24 : 2014/05/07(水) 22:19:21 :
乙です!
兵長とペトラとハンジとナナバのSSが読みたいです!
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- 25 : 2014/05/07(水) 22:56:55 :
- うんこうんこ
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- 26 : 2014/05/07(水) 22:57:21 :
- チンチンちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちんちん
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- 27 : 2014/05/07(水) 22:57:41 :
- なんだこいつら
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- 28 : 2014/05/07(水) 22:58:16 :
- アニのあしに僕の
おちんこけられたい
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- 29 : 2014/05/07(水) 23:37:21 :
- おもしろかったです!
さすがアルミン、文才がっ
お疲れ様でした!
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- 30 : 2014/05/08(木) 22:19:47 :
- ベルトルト編がいい〜
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- 31 : 2014/05/09(金) 23:10:00 :
- ハンジ編に無限票!!
ハンジ編がいいなぁ。。。。
でも、何編だろうと次回作に期待!
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- 32 : 2014/08/17(日) 00:54:54 :
- 僕のSSだぁ〜w
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