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進撃!逃走中!!最終話
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- 1 : 2014/05/01(木) 07:33:58 :
- ドッコォォォォオン
シュウウウウウウウ
エレン「なっ!?サシャ止まれ!!あっちをみろ!!」
サシャは補給所からあがる炎に気づかず、エレンにボールを当てようとしている。
が、エレンの一言で後ろを振り向いた。
サシャ「あれは……」
エレン「ひでえな……」
サシャ「いったい、誰が、なんのためにやったんでしょう?」
エレン「自然発火というものもあるかもしれないぜ」
エレンの言葉にサシャが手をぽんとならす。このまま、補給所へ向かってもいい。だって、あの中には大切な仲間や先輩達がいる……
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- 2 : 2014/05/01(木) 07:36:46 :
- でも、エレンのガスはない。
サシャ「エレン。私が背負って行きましょうか?」
エレン「いやいやいや。逆だろ、普通!!俺が背負って行くべき……じゃ?」
無理やりでもエレンを背中に乗せようとするサシャを止めようとするが、いとも簡単に背中に乗せられてしまった。
サシャ「気にしなくていいですから」
サシャはずっと炎のあがる補給所を見つめていた。誰1人として、中から出てくるものはない。
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- 3 : 2014/05/01(木) 07:38:33 :
- 今残っているのは、
エレン
ライナー
ミカサ
ユミル
サシャ
アルミン
の6人。ということはそれ以外の4人とハンター達が、中にいる……。
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- 4 : 2014/05/01(木) 07:39:26 :
- ライナー「アルミン!!!!!」
立体起動で飛び立って行ってしまったアルミンの名前を大声で呼び続けるのはライナー。
ライナーの叫びは誰にも届かない……はずだった。
ライナー「アルミンーーー!!!」
アルミン「なーに?」
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- 5 : 2014/05/01(木) 07:41:15 :
- そいつは屋根の上から顔を出した。
ライナーとの戦闘を放棄した弱虫は。
ライナー「なぁ、外はどうなっている!?」
アルミン「あっははは。補給所が大炎上してるよ」
その言い方は奇妙だった。
この逃走中全てが計画で、どうなるかも何もかもが計画通りにいったという感じだ。
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- 6 : 2014/05/01(木) 07:43:17 :
- ライナー「なっ……中のやつは無事なのか?」
アルミン「しーらない!それに、君にはそれを確認する資格なんてないんだよ。鎧の巨人の裏切り者さん」
その瞬間、ライナーの顔は凍りついた。
なぁ、待てよ……
その情報どっから聞いた……おい!!
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- 7 : 2014/05/01(木) 07:44:51 :
- おい!!!!!
アルミン「ばい……ばい」
アルミンの声が突然裏返る。
大量の巨人が、ライナーへ突進してくる。正直、ここでライナーが巨人化すると踏んでいてもよかった。
でも、ライナーはそんなことをしなかった。
ただ、『裏切られた』という顔で、アルミンを見つめるだけ。
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- 8 : 2014/05/01(木) 07:45:54 :
- 『裏切った』のは俺なのに。
どうして、こんなに『裏切られた』ように見えるんだろ。
あぁ……そういうことだったのかよ、アルミン……
その間にもライナーの体は食べられて行く。
アルミン「ライナー……」
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- 9 : 2014/05/01(木) 07:47:32 :
- 本当に死ぬ間際にアルミンがライナーの名前を呼ぶ。
見上げた先にはアルミンが立っている。
その両目からは涙が溢れていた。
アルミン「ごめん……『裏切り』を『裏切り』で返して……僕は、最後まで君の死を見届ける。君を食べているその巨人は、僕がやっつける。
だから……許してなんていうつもりはない。でも、あの世では幸せに暮らしてね」
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- 10 : 2014/05/01(木) 07:48:55 :
- そして、巨人は食べ終わる。
アルミン「……はぁぁぁぁあ!!!」バシュッ
綺麗な音がして巨人のうなじが削がれる。
が、その巨人はしぶとかった。
まだ生きている。
まだ抵抗している。
アルミン「あ……」
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- 11 : 2014/05/01(木) 07:53:44 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーー
サシャ「エレン。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
突然謝り出すサシャ。エレンはどうした?という顔を隠さなかった。
サシャ「本当にこんなことはしたくないんです。でも、上からの命令で……」
エレン「は?」
サシャ「行きましょう。あの世に」
エレン「おい、待て、待てよ!!!」
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- 12 : 2014/05/01(木) 07:55:10 :
- サシャ「待ちません」
そうか。そういうことかよ。
さっきからサシャが飛び続けている理由がわかった。
ここから、落ちるのか。ガスけつで
そして食べられるのか……
巨人に
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- 13 : 2014/05/01(木) 07:56:49 :
- エレン「おろせ、俺を背からおろせ。お前まで死ぬ必要はない」
サシャ「どうして?どうして、人を殺した人が生きている意味は?」
エレン「お前は人間だ!!!!!!俺は巨人!!だから、巨人を殺したことになるんだ。だからいい!!!はやく落とせ!!!」
サシャ「そんなことはできません!!」
エレン「……サシャ……いいから、落としてくれないか?」
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- 14 : 2014/05/01(木) 07:57:45 :
- サシャ「いやです。私も……」
その瞬間、ガスが切れた。
落ちていくドンドンドンドン。
はやい。
地面についた瞬間、エレンは背骨がバキッとなるのを感じていた。
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- 15 : 2014/05/01(木) 16:03:32 :
- その音で巨人がこっちに向かってくる。
エレン「サシャ!!逃げろぉぉぉぉおおおおおおおお」
こちらも虚しいことに、声は届かない。
エレンもサシャもそのまま食べられた。
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- 16 : 2014/05/01(木) 21:31:20 :
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ミカサ「ユミル」
ユミル「なんだ……は?」
ユミルは突然名前を呼ばれ、振り向く。それとほぼ同時でユミルは動きを止めた。
ミカサの手にはボールではなく、ブレードが握られているのだ。
ユミル「なにを……」
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- 17 : 2014/05/01(木) 21:33:02 :
- ミカサ「貴女を殺す。巨人を……裏切り者を殺す……」
ユミル「……っ!?」
ミカサ!?
どこでそれを……
あいつらか?
まさかな……ライナーもベルトルさんもアニも、エレンも。
全員故郷に帰ることに賛成だったじゃないか。
裏切るなんて事はしないはず……。
絶対に。
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- 18 : 2014/05/01(木) 21:35:28 :
- ミカサ「さようなら」
何も抵抗することもなく、ユミルは死んでいった。
ミカサ「……うっ……」
ミカサ「なんで……こんなことを……」
手に持った血だらけのブレードが手から滑り落ちる。
補給所の周りや、ここらへんの家の周りには巨人が集まっている。
ここに飛び込んだら死ねる……
そして、ミカサもまた落ちていった。
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- 19 : 2014/05/01(木) 21:38:47 :
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リヴァイ「誰も……戻ってこないな」
エルヴィン「……。アニとベルトルトの死は確認した。そして……マルコとコニー、クリスタの死も……」
2人の顔は歪んでいた。
ベルトルトの『僕達は裏切り者だ』宣言から始まった計画。
まさか……全員自決してしまうなど思ってもいなかった。
ただ、『裏切り者』を殺すだけじゃないか。
苦しめたくないから……
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- 20 : 2014/05/01(木) 21:41:27 :
- 最後に皆で笑いたかったから、あんなにハメをはずしたのに……
ジャン「そういうことかよ……。そういう意図があったんだな……。裏切り者を殺すためだけに……あいつらを苦しめたのか」
ジャン「お前らは気楽でいいよな」
手に持ったブレードが震えている。
ジャン「あいつら……爆発する直前になって……俺に暴露した。これは計画なんだって。誰も殺したくない。もっと、平和なやり方があるって。自分達は……」
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- 21 : 2014/05/01(木) 21:43:21 :
- ジャン「自決するってな!!!!!」
そのまま両手でブレードを振りおろそうとするが……。
ジャン「あっ」
怪我した手が震えて言うことを聞かない。
痛い。
殺したい。
痛い。
殺したい。
同期を殺した張本人を。
でも、動かない。
リヴァイ「けっ」
エルヴィン「所詮、全員裏切り者なんだろ」
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- 22 : 2014/05/01(木) 21:52:10 :
- ―――――――――――――――――ー―――――――――――
謎めいた終わらせ方をしました。
簡単に言えば、『裏切り者始末計画』だったということです。
『裏切り者』である、エレン、ユミル、ベルトルト、アニ、ライナー
の5人を殺すための計画。
でも、その"始末"をおこなうのは同期のメンバーとリヴァイとエルヴィン以外の大人達。
最終的には、全員しにます。あの2人以外は。
†何故、ジャンには計画が知らされていなかったか
・『隠れ裏切り者』と思われていた。
(描写を忘れていました、すみません)
†何故、安価にしたのか
・安価にすれば、カオスになります。
そうすれば、進撃のキャラクター達がワイワイたのしくやってくれます。
その、たのしんでいる描写を沢山書きたかったのです。
唯一の優しさ。死ぬ前に皆で騒いで、楽しもうと。
†何故、巨人のいるエリアなのか
・一人でも死人が出た場合、その瞬間に補給所爆破と計画を起こす予定でした。
こうすれば、それに巻き込まれたという言い訳ができるから。
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- 23 : 2014/05/01(木) 21:56:30 :
- ―――――――――――――――――――――――
さぁ、皆さん。ここまで有難うございました。
何度もやめようと思って1.2カ月放置したり……。失礼しました!!!
でも、久しぶりにssnoteをみたらNo.24のスレやNo.23のスレに応援コメがたくさん来ていて、泣きそうになりました。
本当はもっと長くしたかったのですが、グダグダしてこの結末にはもってこれなさそうだったので、終わらせました。
ここまでこれたのは、安価に参加してくれた方、応援してくれたかた、見てくれた方……全員のおかげです!(まぁ、グダっちゃったけど……)
今後もマギと進撃を中心に再開していくのでよろしくお願いします。
有難うございました。
そして、すみませんでした!!!
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- 24 : 2014/05/02(金) 23:24:45 :
- 乙
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- 25 : 2014/05/18(日) 21:03:29 :
- 乙みん
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- 26 : 2014/08/17(日) 13:35:30 :
- 乙です!
うはぁ~、まさかのシリアスww
でも面白かったです!これからも頑張って下さい!
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- 27 : 2015/12/22(火) 20:30:40 :
- 巨人の仲間と思ったけどその中にサシャが入っているのですが・・・
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- 28 : 2015/12/22(火) 20:31:07 :
- ↑前作で
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- 29 : 2023/07/12(水) 14:38:01 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
sex_shitai
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16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
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http://www.ssnote.net/archives/90992
アカウントの譲渡について
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654
36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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