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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

【安価あり】日向「罪滅ぼしとこれから」

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  1. 1 : : 2014/05/01(木) 01:09:18
    ・かっこいい日向君を書きたかった。それだけだ。
    ・時系列は新世界プログラムを終了したあとです。ほのぼのルート後。
    ・2メンバーは全員目覚めて、未来機関に協力しているが、一部メンバーは療養中
    ・日向の体はカムクラのまま、才能もいろいろ使える
    ・1メンバーは生き残りメンバーしかいない
    ・作者の自己解釈、補正が入ります
    以上の点を前提として理解してください。
    当然ですがネタバレ注意です。

    安価は入るかもですが、そんな頻繁ではありません。
    こっちの更新は遅いかもしれませんが、よろしくです。
  2. 2 : : 2014/05/01(木) 01:12:37
    日向「ふぅ、これで全部か。」

    日向は大して疲れていないが、それでもやり終えたことの区切りとして一息ついた。

    足元に転がっているモノクマのマスクを付けた男女を見やる。

    絶望化し、破壊行為を繰り返す者たち。

    今回日向は一人でその者たちの無力化に来ていた。

    一人であるのはその実力が認められていることと元絶望である彼と組みたがる人間がいなかったというものがある。元絶望ということで毛嫌いする者や恐怖を抱く人間がいる。それを日向は仕方ないことと受け入れている。

    武闘派でない人間で組むとすれば、苗木たちが組んでくれるだろうが、今回の任務は過激勢力の無力化であったため苗木たちは連れていけなかった。

    平和になってきたと言われているが、まだ足元に転がってるような絶望化した人間というものは存在する。日向はモノクマのマスクを見て、目を細める。

    日向(前まで俺も…こいつらと同じ…。)

    やったことを後悔しても仕方ない。これからどうするかを考えなければ。
  3. 3 : : 2014/05/01(木) 01:15:39
    日向は無線機を取り出した。

    日向「こちら日向。過激勢力の無力化に成功。確保のために人員を寄越してくれ。」

    「…ちっ。了解した。」

    相手は小さく舌打ちしたつもりだろうが、完全に聞こえていた。やはり日向のことを快く思っていないようだ。

    日向(割り切ってはいても…やっぱきついな。)

    今回の任務でとりあえず今のところの仕事は全部終わった。

    日向(久しぶりに島に行ってみるか。)

    島とはジャヴァウォック島のことである。終わりとそして始まりの場所である。

    そこには自分以外の元絶望たち、大切な仲間がいる。

    島に最後に行ったのは2か月前であるから、かなり久しぶりだ。

    日向(みんな、元気にしてるかな。)

    少し楽しみにしながら日向は島への船を出してもらえるように苗木に頼みに行くのだった。
  4. 4 : : 2014/05/01(木) 01:16:32
    苗木「次の島への船?えーっと、一週間後だね。」

    苗木は何かの書類を片手に教えてくれた。

    何の書類かわからないが、忙しいであろうことは誰の目から見てもわかる。

    日向「苗木、よかったら一週間俺を助手にしてくれないか。とりあえず今のところ仕事はないんだ。」

    苗木「いいけど、無理に仕事をしなくていいんだよ?日向くんは危険な仕事ばかりやってるし、たまには休んでも…。」

    日向「いや、仕事をしてないと、いろいろ考えてしまうからなにかしていたいんだ。それが苗木の助けになるならもっといいと思ってな。」

    苗木「そっか。そういうことなら僕は助かるから大歓迎だよ。」

    「…ちっ。」

    苗木は快く了承したが、周りがそうとは限らない。この明らかな舌打ちは苗木と日向の会話を聞いていて、というよりも日向に対してされたものだと、鈍感な苗木にもわかった。

    しかしここで何か言っても仕方ないことも理解しているため、怒りを感じても何も言わなかったし、何より目の前の日向に目で制されてしまった。

    日向「じゃあ、何かあったら言ってくれ。」

    苗木「うん。よろしくね。さっそくだけど>>5を頼めるかな」

    どういう仕事でも結末には関係ありません。
    エロは作者のスキル的にかけませんのでご容赦を。
  5. 5 : : 2014/05/01(木) 01:53:40
    療養中のメンバーの話し相手
  6. 6 : : 2014/05/01(木) 02:42:41
    苗木「療養中の人たちの話し相手をしてもらおうかな。」

    日向「え?それって仕事なのか?」

    苗木「うん。僕は君たちのその後の観察も任されててね。今病院にいる療養中の人たちの経過を報告することになっているんだ。」

    日向「そうだったのか…。で、具体的に何をすればいいんだ?」

    苗木「最近の話とか、体調とか、あとは適当に雑談してもらって、それを報告書としてまとめてもらえるかな?一応僕も付いていくけどね。」

    日向「そうか。なんかあんまり仕事って感じがしないけど、苗木の助けになるなら行くか。」

    苗木「うん。」

    苗木と日向は必要書類を持って、病棟へ向かった。




    病棟、とは名ばかりの隔離部屋で、絶望化したモノたちを収容するために作られた棟だ。

    苗木「こんにちは、罪木さん。」

    罪木「あ、こんにちは苗木さ、って日向さぁあああん!?」

    日向「お、おう。俺は日向だが。」

    罪木の異常な驚きに若干引き気味に日向は挨拶する。

    罪木「ふぇええええん。すっごくお久しぶりですぅぅぅぅ」

    罪木は泣きながら日向との再会を喜んでくれた。

    日向「なんだよ。大げさなやつだな。」

    そんな罪木を見て、苦笑しながら日向は宥める。

    実際は日向も再会できて、小躍りしそうなくらい嬉しかったが、罪木は泣くほど喜んでいるため、逆に落ち着くことができた。

    苗木「久しぶりに再会したところ悪いんだけど、日向君、この紙の質問を罪木さんにしてもらえるかな?終えたら、あとは適当に話をしててよ。」

    日向「ああ。苗木はどうするんだ?」

    苗木「他にも対象の人がいるからそっちに行くよ。仕事は早く終えて、日向くんもみんなと話したいでしょ?」

    日向「ああ。そうだな。」

    仕事なんか抜きにしてみんなと話したほうがいいには決まっている。

    苗木は部屋を出ていき、室内には日向と罪木の二人が残された。

    日向「というわけで、今日の担当は俺ってわけだ。よろしくな、罪木。」

    罪木「はぃいい。日向さんとお話できるなんて、嬉しすぎて泣いちゃいますぅ…。」

    日向「大げさだな。」

    本当に泣き始めた罪木に苦笑しながら日向は紙の質問を読み始めた。ある程度質問をし終えたあと、次の質問をと思って紙を見る。

    日向「ん?>>7?なんだこの質問?」

    罪木が答えられる質問で。
  7. 7 : : 2014/05/01(木) 06:54:00
    お前の後ろは本物か?
  8. 8 : : 2014/05/04(日) 23:18:35
    日向「お前の後ろは本物か?」

    罪木「ふゆぅ…どういうことですかぁ?」

    日向「いや、俺にもわからないけど…」

    日向はここに書かれている内容を推理する。

    ロジカルダイヴ!

    この質問を考えた人間、苗木
    この質問を受ける人間、元絶望たち
    罪木への質問の意図は?

    1.セクハラ
    2.髪型
    3.守護霊
    4.その他

    日向「どれだ…?>>8

    どれを選んでもグロや過剰なエロ展開にはなりません。
    4.を選ぶ場合はその内容もお願いします。
    意図がわからず、この3択しか思いつきませんでした。すいません><

  9. 9 : : 2014/05/04(日) 23:21:55
    ウサミ「はわわ。まさかのミスでちゅ。」

    モノクマ「うぷぷ。こんな簡単なミスをしちゃうなんて絶望だね!」

    ウサミ「ということで再安価>>10でちゅ」
  10. 10 : : 2014/05/05(月) 01:10:55
    4で、後ろに付いている鏡が本物の鏡なのかマジックミラーなのか

    期待です!
  11. 11 : : 2014/05/05(月) 08:39:17
    何か実際にありそう…
  12. 12 : : 2014/05/05(月) 17:49:28
    期待です!!
  13. 13 : : 2014/05/05(月) 21:30:26
    期待してます!!(・ω・)ノ
  14. 14 : : 2014/05/05(月) 21:48:22
    >>10 >>11 >>12 >>13 一括で申し訳ないですが、応援ありがとうございます!
  15. 15 : : 2014/05/05(月) 23:52:05
    → 罪木の後ろにあるもの

    日向「そうか!わかったぞ!」

    日向「お前というのは罪木、その後ろにあるものは本物か、ということ。罪木はこちらを向きながら質問を受けることは想定しているはずだから、現在の罪木の後ろにあるもの…。それが答えだ!」

    罪木「私の後ろ…?」

    罪木が後ろを向き、日向もそちらを見る。

    そこには全身を映せるような大きな鑑しかない。

    日向「その鏡が本物のただの鏡か、それともマジックミラーなのか、調べるか。」

    日向が鏡を調べると、鏡は開くことができ、後ろにはなんと不自然な空間があった。

    日向「これは…。」

    日向はその空間に一度入ってみた。

    日向「これやっぱりマジックミラーだな。」

    罪木の不安そうな顔がはっきりと見ることができた。

    罪木「日向さぁん。どうですかぁ?」

    日向「ん?ああ。大丈夫だ。変な空間はあったけど、鏡自体は普通の鏡だな。恐らく、罪木と誰かの会話を聞くことが目的だろう。」

    罪木を不安にさせまいと、その場はごまかした。

    日向「悪いな、罪木。苗木の仕事を手伝ってるからそろそろ行かないと。じゃあな。」

    罪木「え?あ、はい。わかりましたぁ…」

    日向はそう言って、罪木の部屋を出た。

    日向(鏡裏の謎の空間。こんなことを仕掛けたと考えられる犯人は…。)

    1.苗木
    2.左右田
    3.とりあえずすぐそこにいる男
    4.その他

    4を指定する場合はダンロンキャラか、具体的な設定を設けたオリキャラでお願いします。
  16. 16 : : 2014/05/05(月) 23:56:35
    3って未来機関の人かな。だったら3
  17. 17 : : 2014/05/06(火) 23:51:51
    日向「お前しか…いない!」

    「は…?な、なんだよ!?」

    日向「罪木の部屋の鏡をマジックミラーにして、その後ろに空間を作った犯人はお前だ!」

    「な、なんのことだ!俺は知らないぞ!」

    日向「証拠ならあるぞ!」

    日向は素早く男の右手を掴み、晒すように上げさせる。

    その手には黒い機械のようなものが握られていた。

    日向「これ、盗聴器だろ?そしてこの盗聴器は罪木の部屋に仕掛けられているものだ。」

    「な、何を言っているんだ!?これはただの機械の部品だ!」

    日向「何の機械の部品だ?言っておくが、そういう知識を叩き込まれているんでな。誤魔化しは聞かないぞ。」

    超高校級のメカニックと超高校級の分析力の能力で男の持っている機械が盗聴器であることはすぐにわかった。

    そして超高校級の探偵の能力でそれがどこに仕掛けられているのかも予想ができた。

    「…くっ。確かに、これは盗聴器だ。だが、これが罪木蜜柑の部屋に取り付けられている証拠はないはずだ!」

    苗木「それは違うよ!」

    振り向くとそこには苗木とサングラスをかけた黒服が2人いた。

    日向(その筋の人にしか見えないな…。)

    苗木「罪木さんの部屋から盗聴器の反応が出ていることは前からわかっていたんだ。でも犯人はわからなかった。だから今回、日向くんには悪いけど、罪木さんの部屋を訪れることを周囲に知らせることにしたんだ。」

    日向「俺を餌にしたってことか。」

    苗木「うん。まさか本当に釣れるとは思わなかったけど…。でも僕も彼だとは思ってたんだよね。」

    日向「ん?なんでだ?」

    苗木「彼は罪木さんのファンなんだよ。」

    日向「…は?」

    「…そうさ。俺は蜜柑ちゃんがだいすきなんだあああああ!あの笑顔!控えめなところ!そして何より!あのドジっ子っぷり!アニメキャラか!あんな人が現実にいたらこんなこともしちゃうだろうが!」

    苗木「ということを前に聞いたことがあってね。」

    あはは、と少し呆れ気味に苗木は説明してくれた。

    日向「ちなみにあのマジックミラーと盗聴器は何に使ったんだ?罪木の私生活を覗こうとしてたのか?」

    「なんて破廉恥な!俺は蜜柑ちゃんが誰かに何かされないように監視をするために…。」

    苗木「まぁとりあえず話はあっちで聞くから…。」

    苗木がそう言うと後ろに控えてた二人が男を連れて行った。


    書いててこれただの俺(作者)じゃね?とか思った。
  18. 18 : : 2014/05/06(火) 23:52:47
    ちなみに彼は苗木と仕事をすると言ったとき舌打ちした人だった、ということにしてます
  19. 19 : : 2014/05/06(火) 23:53:09
    苗木「さ、さて。ごめんね、日向君。変なことに巻き込んで。」

    日向「いや、これも苗木の仕事なんだろ?」

    苗木「あはは。じゃあ罪木さんはこんなことになっちゃったけど、別の人のところにも行ってもらおうかな。」

    日向「この病棟にはあと狛枝と九頭竜と西園寺がいるんだったか。」

    苗木「そうだね。誰にする?」

    日向「>>だな」


    上で述べた3人でお願いします
  20. 20 : : 2014/05/06(火) 23:54:36
    モノミ「みすでちゅ!>>20でお願いしますでちゅ!」

    ワードで一度下書き書くので、指定先を忘れちゃうんですよね(^_^;)
    申し訳ない
  21. 21 : : 2014/05/06(火) 23:55:25
    訂正ですらミスするってもう恥ずかしすぎる・・・

    >>22でお願いします・・・
  22. 22 : : 2014/05/07(水) 00:33:12
    ここはもう、狛枝で!
  23. 23 : : 2014/05/07(水) 01:06:15
    日向「狛枝だな。」

    苗木「わかったよ。じゃあ、僕は別の人のところに行くから、狛枝くんは任せたよ。」

    そう言って、日向と苗木は別れた。
  24. 24 : : 2014/05/07(水) 01:40:32
    ノックをして、狛枝の部屋へ入室した。

    狛枝「やあ…日向君。」

    狛枝は元から病的な肌の白さを持っていたが病室という雰囲気も相まって、狛枝の状態をさらに悪く見せた。

    日向「元気か、狛枝。」

    狛枝「あはは…君のような希望が僕のことを心配してくれるなんて、僕はなんて幸せなんだろうね。」

    日向「やめろよ。俺は希望なんかじゃない。」

    狛枝「謙遜は良くないよ。超高校級の希望さん?」

    日向「……はぁ、相変わらずだなお前は。」

    狛枝の言葉はとりあえず無視して、日向は質問の書かれた紙を見た。

    日向「今から質問するから答えろよ。簡単だから。」

    狛枝「苗木くんがいつもしてくる質問かな?これで何がわかるんだろうね。」

    日向「さあな。俺にはわからん。」

    狛枝「これで元絶望である僕らを管理できてるつもりなのかな…。」

    狛枝は無意識か右手で左手、左腕があった場所を抑える。

    日向「…痛むのか?」

    狛枝「ううん。ただ無意識に左手を動かそうとするときに何もないことがわかって、虚しくなるっていうか…。」

    島にいたころとは違って、狛枝がかなり落ち込んでいるのがわかった。

    淡々と質問を狛枝にぶつけて、狛枝も淡々と答える。

    罪木の時と違って、事務的な会話のみでもうそろそろ質問が終わりそうであった。

    日向「お前はあの島を出て、現実がこんなことなってて、いま後悔してるか?」

    狛枝「………。」

    日向は初めて狛枝がこちらを向いた気がした。

    狛枝「…正直希望になろうとしてた僕がまさか真逆の絶望になっていたなんて、本当に絶望的な話だったけど。」

    狛枝は一息ついて、まっすぐ日向を見た。

    狛枝「知らないでいるのは幸せだろうけど、知らないままでいるのはやっぱりダメなんだ。だから辛い思いはしても後悔はしてないよ。」

    日向「そうか。」

    日向は狛枝の回答に満足して、最後まで質問を終えた。
  25. 25 : : 2014/05/07(水) 01:46:33
    日向(そういえば、こいつは超高校級の幸運だったな。)

    日向(俺の中にも超高校級の幸運の才能はあるけど…。狛枝とどっちの幸運が強いんだろうか。)

    興味を持ったら、試さずにはいられなかった。

    日向「狛枝、今起こったら嬉しいことってなんだ?」

    狛枝「>>26だね。」

    日向(だったら俺は>>27かな。)


    どっちが勝つかは後ほどw
  26. 26 : : 2014/05/07(水) 16:33:02
    安価が来なかった場合夜に勝手に進めますね〜
    最安価
    狛枝>>27
    日向>>28

    誰かが飲み物を持ってきたらうれしいとかその程度のことで大丈夫です。
  27. 27 : : 2014/05/07(水) 16:33:33
    らしくないけど、奇跡



    ……的な。
  28. 28 : : 2014/05/07(水) 18:09:27
    苗木が部屋に来る
  29. 29 : : 2014/05/07(水) 22:53:22
    狛枝「何か奇跡的なことが起きたら嬉しいね。」

    日向(なら、俺は苗木がこの部屋にくることを願ってみるか。)

    日向(というか、狛枝と俺とで起きて幸運なことに差がありすぎるな…。)

    と、日向は考えていたが、何が起きるかわからない。

    狛枝の幸運の一端は島にいたときに見せてもらったのだから。
  30. 30 : : 2014/05/07(水) 22:54:19
    どちらが起こるか乱数で決めます
  31. 31 : : 2014/05/07(水) 23:31:01
    狛枝「あ、そういえば。」

    狛枝がベッドの近くに設置された引き出しから1枚の紙を取り出す。

    日向「ん?未来機関限定福引券?」

    狛枝「苗木君がくれたんだよ。幸運ならすごいものが当たるかもってね。」

    日向「あいつも幸運だろうに…。」

    狛枝「今からこれ引きに行こうと思うんだけど、一緒にどう?」

    日向(まさか、奇跡が?)

    先ほどのことを思い浮かべながら、狛枝と一緒に病室を出た。
  32. 32 : : 2014/05/07(水) 23:48:33
    狛枝「ふーん。1等が賞金、ね…。」

    当たったことを知らせる鐘の音と妙に冷めた狛枝がミスマッチだった。

    日向「当たったんだから喜べよ。」

    狛枝「うん。でもきっとこの幸運も別の不運によって消えてしまうと思うんだよね!」

    努めて明るくしようとしているのか、諦めているのか、日向は少し呆れ気味に狛枝を見ていた。

    狛枝「じゃあ、部屋に戻ろうか。」

    そして2人は部屋へ戻っていった。
  33. 33 : : 2014/05/08(木) 00:02:09
    狛枝「日向君…」

    狛枝が信じられない、という顔で日向を見ている。

    日向はかつてこんな顔の狛枝を見たことがなかった。

    狛枝「絶対に途中で盗られるとか、失くすとかで僕の手元から離れると思ったのに無事に持ち帰れてしまった…」

    狛枝「これは奇跡だよ!」

    いつか希望希望といって、危ない感じになっていたが、それと同じだな、と日向は思った。

    日向(これが狛枝の幸運…?何か違う気がするけど、苗木は来なかったし、狛枝の勝ちってことか。)

    釈然としないまま、日向は狛枝を部屋に送り届けた。
  34. 34 : : 2014/05/08(木) 00:05:30
    どちらの願いが叶うかは乱数を使用しました。
    1から100の数字を発生させ、9回の試行で偶数が多く出れば狛枝の幸運、奇数なら日向の幸運という風にしました。

    奇跡、というのを考えつくのに頭を少し抱えたので狛枝になるな!とか思ってたらこの結果だよ!

    ある意味予想通りだよ!

    狛枝の幸運はここでも発揮されているようです…
  35. 35 : : 2014/05/08(木) 00:17:27
    苗木「日向くん。そろそろ終わったかな?」

    日向「苗木か。狛枝とお前の声が似てるから紛らわしいな。」

    狛枝「あはは。僕と似てると言われる苗木君がかわいそうだよ。彼はなんて言ったって希望だからね。」

    苗木「そんな…狛枝くんの本当の幸運には敵わないよ。」

    日向(前向きな声と卑屈な声で一人芝居してるのを聞いてるみたいだ。)

    雑談もそこそこに日向と苗木は狛枝の部屋から出て行った。

    苗木「じゃあ、今日はもういいから報告書をまとめて、僕のところに提出してもらえる?」

    日向「わかった。もし必要だったら声をかけてくれ。」

    苗木「あ、そういえば、>>36さん(くん)が困ってたね。」


    1なら生き残りメンバーで。
    2なら狛枝、罪木を除いたメンバーで指定をお願いします。
  36. 36 : : 2014/05/08(木) 00:21:03
    アルターエゴあり?
    なしなら葉隠で!
  37. 37 : : 2014/05/09(金) 20:55:52
    苗木「アルターエゴが困ってたみたいなんだ。」

    日向「アルターエゴが?あいつが困ることなんてあるのか?」

    苗木「僕も相談に乗ったんだけど、あまり助けにならなくてね」

    日向「そうか。わかった。明日アルターエゴのところに行ってみるよ。」

    苗木「うん。よろしくね。」

    そう言って苗木と日向は別れた。

  38. 38 : : 2014/05/09(金) 21:03:47
    翌日。

    昨日の質疑応答という名の雑談の内容を報告書にして、苗木に渡したあと、アルターエゴと通信ができるコンピューターがある部屋に日向はいた。

    日向「アルターエゴ、久しぶりだな。」

    アルターエゴ(以下アルター)「日向君!こんにちは。本当に久しぶりだねぇ。」

    日向「苗木に何か困ってるって聞いたんだが、何に困っているんだ?」

    アルター「>>39だよ。」


    選択肢
    1.知識が足りなくて困っているんだ。
    2.葉隠くんが新世界プログラムから出てこないんだ。
    3.その他


    1は何の知識が足りないのかも指定を。
    3は具体的に指定を。
    2は>>36の安価からぱっと思いつきましたw
  39. 39 : : 2014/05/09(金) 21:04:07
    1性の知識
  40. 40 : : 2014/05/09(金) 22:06:03
    た、確かに絶対に賞金盗まれると思ってた・・期待です!!
  41. 41 : : 2014/05/10(土) 00:08:25
    >>40
    賞金を盗まれなくて奇跡! ってちょっと無理やりかなって思ったんですがねwありがとうございます!


    アルター「性の知識が足りないんだ。」

    日向「は?」

    アルター「実は新たに人口AIを作る計画があるんだけど、いろんなデータを集めたんだけど、性の知識だけは集まらなくて…。」

    日向「なんでだ?お前なら簡単にネットとか使って集めることができるだろ?」

    アルター「霧切さんたちがフィルタリングをかけちゃってて。」

    日向(人工知能にフィルタリング…?)

    アルター「僕の権限でも簡単には見れないからこうやって人に聞くしかないんだぁ。」

    日向「七海のときはどうしたんだ?」

    頭で彼女はアルターエゴが作り出した人工知能であると理解しているのだが、ジャヴァウォック島で一緒に過ごした仲間という認識も捨てきれなかった。そのため、『七海を作ったとき』とは聞けなかった。

    アルター「千秋ちゃんの時は苗木君たちががんばってくれたんだぁ。設計図とかの準備はしてもらって組立を僕がやった、って感じかな。」

    日向「なるほど。しかし、性知識か…。」

    日向(ここで知っている限りを洗いざらいアルターエゴに教えてやってもいいが、苗木たちが規制をかけて調べさせないようにしていることを考えると、教えないほうがいいような気もする。)

    日向(どうするか。>>42


    選択肢
    1.知ってる限り教える
    2.少しぼかして教える
    3.大先生、花村に相談だ!


    エロSSにするつもりはない(作者のスキル的にできない)ので、えぐい下ネタなどは勘弁してくださいm(_ _)m
    最初の注意書きに書くべきでしたね^^;
    ちなみに今後の展開に少し関わってきます。
  42. 42 : : 2014/05/10(土) 00:18:02
    今回の選択肢は今後の展開に少し関わる って意味です。
    そんなことわかってんよ、って思ったかもしれませんが、一応…
    最安価>>43
  43. 43 : : 2014/05/10(土) 02:14:14


    ぼかしたら残りが気になっちゃう
  44. 44 : : 2014/05/10(土) 13:11:59
    日向「わかった。俺が知ってる限り教えてやるよ。」

    アルター「わぁ!ありがとう、日向君!」

    日向(まぁ男女の体の違いとかだろう)

    そう言って油断していた。

    アルター「じゃあねぇ、男の子が女の子にされて興奮することって何かな?」

    笑顔で質問してくるギャップに日向は頭が真っ白になりかけたが、なんとか答えることにした。

    日向「そ、そうだな…。さりげなく体の一部とか見せられると、…その…興奮…するかもな…。」

    アルター「体の一部?体の一部って例えば?」

    日向「えーっと、普段見えてない場所…かな?」

    アルター「普段見えていない場所って具体的には?」

    日向「…俺の個人的な意見になるが、うなじとか。む、胸とか…。そういうところをチラって見せられると…な?」

    アルター「そっかー。なるほど。勉強になるよ!」



    ※個人的な意見です。あと安価じゃないけど、皆さんはどこが好きでしょうか?

    うなじ?胸?わかってねぇな、ここに決まってんだろjkってあったらどうぞ。

    あと、がっつり教えるって言っても、正直に答えるという程度です。日向がお下劣なセリフを言うところを想像した方には申し訳ない。
  45. 45 : : 2014/05/10(土) 13:21:33
    その後色々とアルターエゴが質問し、日向が答えていくという形で話は進んだ。

    終始アルターエゴは笑顔で、日向は赤面したり、笑ったり、驚いたり、と百面相していた。

    アルター「ありがとう!日向君、いいデータが集まったよ!」

    日向「そ、そうか…。」

    日向(どっと疲れた…。)

    アルターエゴとの話が終わり、部屋を出た。

    日向(さて、午後は何をするか。)

    1.>>46を発見。困っているようだ。
    2.苗木を探すか。
    3.特に何もしなくていいか。
    4.その他


    1は苗木を除いた生き残りメンバーでお願いします。困ってる内容は書いても書かなくてもおkです。
    3はその日が終わって次の日になります。
    4は具体的にどんな行動をするかも指定を
  46. 46 : : 2014/05/10(土) 13:22:52
    ミスったので再投下

    日向(さて、午後は何をするか。>>48

    1.>>48を発見。困っているようだ。
    2.苗木を探すか。
    3.特に何もしなくていいか。
    4.その他


    1は苗木を除いた生き残りメンバーでお願いします。困ってる内容は書いても書かなくてもおkです。
    3はその日が終わって次の日になります。
    4は具体的にどんな行動をするかも指定を
  47. 47 : : 2014/05/10(土) 15:46:31
    1小泉
  48. 48 : : 2014/05/10(土) 21:05:47
    >>47
    すいません。説明不足でした。
    1は苗木以外の1の生存メンバー(霧切、朝日奈、十神、腐川、葉隠)からお願いします。
    それと>>46の安価指定もミスってるし

    ほんとミスばっかりで申し訳ないです。

    最安価>>49
  49. 49 : : 2014/05/10(土) 21:20:16
    4で絶望の残党についての情報収集
  50. 50 : : 2014/05/11(日) 01:17:58
    「日向創。ちょっといいか。」

    日向「…はい。」

    日向が立っていると、そこに武闘派の上司が話しかけてきた。

    「最近では絶望の破壊活動なんかも以前よりは沈静化してきた。しかし、まだ完全には沈静化していない。それは理解しているな?」

    日向「はい。」

    「…奴らがアジトにしているという場所の候補地だ。調べてきてほしい。」

    日向の中で仕事をするときのスイッチが入る。その瞬間の彼を見た武闘派の上司は少し冷や汗をかいた。

    日向「わかりました。ツマラナイ内容ですが、行ってきましょう。」

    口調も普段通りではなく、目には光がない。味方だと知らなかったら敵と間違えそうである。

    「アジトの正誤と人数、また鎮圧できそうなら鎮圧。お前に限ってやられるということはないだろうが、慎重にな。」

    日向「了解しました。敵の拠点候補地の正誤、及び可能であれば鎮圧する任務、今から実行しましょう。」

    確認するように呟き日向は歩き出した。
  51. 51 : : 2014/05/11(日) 01:18:31
    ここからしばらく安価がありません
    ご了承ください。
  52. 52 : : 2014/05/11(日) 02:29:12
    今にも崩れそうな建物が立ち並ぶ中、日向は比較的歩きやすい瓦礫の上を歩いていた。

    右を見れば、狂気を感じる笑顔で死亡している男、左を見れば顔をうずめている子供、その足元には母親らしき女性が倒れている。

    日向はそんな中を散歩するように歩く。

    特に何の感情も抱かず、ただ任務をこなすことを頭に考えて。

    日向(確かこの辺りのはず。)

    日向はまだ崩れていない3階建てのビルの前にいた。

    日向(さて、やりましょうか。)

    日向は単身で隠れようともせず、雑居ビルの中に足を踏み入れた。

  53. 53 : : 2014/05/11(日) 11:01:19
    「いやあああああ!やめて!」

    1階には何もなく2階へ行こうとするところで悲鳴が聞こえた。

    走って二階へ向かうと、そこには5人の男性と1人の女性。

    女性は痣を体中に作り、そして服を剥かれていた。

    何が起きているか興味がなかった日向は気配を消しながら近づき、特になんの言葉もなく男たちを無力化した。

    「あ、あの…。」

    女性が日向に声を掛けるが、日向は周りをキョロキョロと見渡し。

    「ふむ、ここは違うようですね。」

    一言呟いて、出ていこうとした。

    「どこに行くのぉ?」

    チラと見ると、女性の手にはいつの間にかナイフが握られている。無力化した男から奪ったものだろう。

    「今からこの人たちに乱暴にされて、道具のように扱われて、最後には殺されちゃうっていう最高の絶望を味わおうとしていたのに、それを邪魔するなんて、なんて絶望なの…。突然現れたあなたに犯されて殺されるのも悪くないとか思ったけど、それもやめた。あなたを殺して私も死ぬわ。」

    日向はいつかの罪木みたいだな、と少し苦笑して、次には感情を消した。

    日向「あなた…ツマラナイですよ。」

    日向はつぶやくと同時に動いた。女性はナイフを振ったが、あっさりと手首を取られ、締め上げられて、意識を落とした。

    日向「…鎮圧完了。」

    2階へ来てからわずか3分の出来事だった。
  54. 54 : : 2014/05/11(日) 19:50:42
    この先かっこいい日向君のために
    ・暴力、流血表現
    ・拙い文章力で繰り広げられるバトル展開
    があります。
    特に私の文章力で書かれるものなのでお見苦しいものが出来上がってしまうと思いますので、過度な期待はせずに…。
  55. 55 : : 2014/05/11(日) 21:22:15
    期待は低めで楽しみにしてます
  56. 56 : : 2014/05/11(日) 21:23:42
    ???「なかなかやるようだな。」

    日向「…あなたは。」

    今まで気付かなかったことに少し驚きながら、声が聞こえたほうを向く。

    そこには明らかにただ絶望をしているものたちとは違う覇気を纏った男がいた。

    日向は男と直接の面識はなかったが、かつて写真で見たことがあった。

    その男は大神さくらの想い人であり、彼女が決着をつけたいと思っていた男。

    日向「ケンイチロウ…。」

    ケンイチロウ「見ず知らずの人間に呼び捨てされるとはな…。」

    改めてケンイチロウを観察する。

    一番目立つのは筋肉。腕や足など見える部分から見える部分から察するにかなりの筋肉量だ。

    身にまとう雰囲気は強者のそれであり、殺気を振りまいている。

    しかし、その目には光がなく、痩せていて病的だ。

    日向(この人…強いですね。)

    ケンイチロウ「お前が何者か知らないが、かなりの武芸者と見た。」

    ケンイチロウが立ち上がり、日向を睨む。

    ケンイチロウ「俺と手合わせしてくれないか。」

    日向(…勝てない。)

    負けはしない、が勝てもしない。

    冷静に分析した結果、出た答えだった。
  57. 57 : : 2014/05/11(日) 21:26:48
    >>55
    ありがとうございます!
    ほんとそんな感じで読んでもらえれば幸いです。
    皆様の想像力で補って読んでください><
  58. 58 : : 2014/05/11(日) 21:46:17
    日向(逃げるしかありませんね。)

    その前に、と日向はケンイチロウに問いかけた。

    日向「あなたはなぜこんなところにいるんですか。未来機関へ行けば…。」

    未来機関という単語を出した瞬間、ケンイチロウからはっきりとした怒気を感じた。

    ケンイチロウ「未来機関には”あいつら”がいる。さくらを殺したあいつらがッ!!」

    さくら、が誰かはすぐにわかった。だが、彼女は自殺したのであって、誰かに殺されたわけじゃない。


    ケンイチロウ「俺が尊敬する人たち…そして大切だった女。さくらを追い詰め、そして殺したやつらを俺は許さない…。」

    感情が高ぶっているのか興奮気味に話すケンイチロウの目は血走り、今にも飛びかかってきそうだ。

    ケンイチロウ「そうか。お前も未来機関の人間か。」

    ケンイチロウ「殺す。」

    その呟きと同時にケンイチロウの必殺の拳が日向の顔面にに迫った。

    日向「ぐっ…!」

    日向は半身ずらしてその拳を避けたが、あまりの勢いに頬に一筋傷ができた。

    日向はすぐに距離を取り、逃げようとするが、ここで背を向ければ、背中を一突きで貫かれかねない。

    ケンイチロウ「はっ!」

    ケンイチロウは大ぶりの蹴りを放ってくる。

    いつもなら防御するか、軽く回避するところだが、ケンイチロウの蹴りを喰らえば、一撃で終わる可能性がある。

    日向はとにかく回避に専念した。
  59. 59 : : 2014/05/11(日) 21:59:06
    日向(一瞬の油断で死にますね。しかし、ずっと回避し続けるわけにも。)

    日向の頭上を蹴りが通過した。

    人間の急所を攻撃することに全く迷いを見せない。

    それゆえに対処はしやすいが、その一撃がすべて必殺だと思うと、さすがの日向も冷や汗をかいた。

    日向(仕方ないですね。)

    一瞬の隙を作れば、逃げれる。

    日向は心臓を狙った一突きを避けるのと同時に懐から二つの物を取り出した。

    武闘派の支給品である閃光手榴弾と発煙手榴弾である。

    本来、集団の制圧に使うように支給されたものだ。
  60. 60 : : 2014/05/11(日) 22:10:40
    発煙手榴弾をケンイチロウ目掛けて、投げた。

    ケンイチロウは触ることもせず、日向に向かいながら半身ずらして避けた。

    ケンイチロウ「むっ…。」

    ケンイチロウは視線を逸らしていないが、足元にいつの間にか閃光手榴弾があった。

    日向は同時に投げていたのである。

    カッ
    ぶしゅううううう


    ケンイチロウは激しい閃光と煙の板挟みになった。

    その時すでに日向は背を向けており、窓に向かっていた。

    ケンイチロウ「逃がさん。」

    日向「ぐあっ!」

    ケンイチロウの声が聞こえた瞬間、日向の右肩に何かが激突した。

    その何かはビルの瓦礫だった。

    ケンイチロウは視力、聴力を奪われていたが、気配だけで日向の位置を把握し、瓦礫を蹴り飛ばしたのだ。

    日向「ぐっ…」

    それでも足を止めずに、日向は窓から飛び出した。
  61. 61 : : 2014/05/11(日) 22:15:47
    日向は走った。

    直接本部に帰るという愚行はせず、いくつもの迂回路、偽装工作をしながら、何度もケンイチロウが追ってきていないことを確かめた。

    右肩から出血していたが、超高校級の保健委員の才能で応急処置をした。

    ようやくケンイチロウが追ってきていないことを確信ところで日向が本部に戻ったときには夜になっていた。
  62. 62 : : 2014/05/11(日) 22:16:24
    誤字脱字、ありますが、補正してください><
  63. 63 : : 2014/05/11(日) 22:40:20
    日向(ふう。ほとんど、偵察できなかったな…。)

    ズキズキと痛む右肩を庇いながら、日向は上司の下に報告に行く。

    日向「失礼します。今日の成果ですが…」

    日向は拠点候補の一つでケンイチロウに会ったこと、そして78期生を憎んでいるらしいことを伝えた。

    「ふむ、危険因子だな。苗木たちにも警戒を促しておこう。」

    日向「では、失礼します。」

    日向は出ていき、そして一度息をついた。

    日向(怪我をするなんて久しぶりだな。)

    ズキズキと痛む右肩を抑えながら日向は自室へと戻っていくのだった。
  64. 64 : : 2014/05/11(日) 22:49:32
    3日目。

    日向はズキズキと痛む右肩の痛みで目が覚めた。

    思ったよりも重傷だったようで、応急処置では不十分だったようだ。

    日向(>>65

    1.罪木のところに行って、診てもらうか。
    2.昨日の仕事の続きをするか。


    安価を出せるようになるまでに一気に進ませました。
    ケンイチロウさんが異常に強くなったが、大丈夫かな^^;

  65. 65 : : 2014/05/11(日) 23:19:44
    2

    強くてもおかしくないと思いますよw

    実力だけなら上とか(さくらちゃんは心も強かった)みたいなw
  66. 66 : : 2014/05/11(日) 23:58:23
    日向(昨日は仕事を途中で放棄する結果になったし、昨日の仕事の続きをするか。)

    日向は怪我に自身でできる限りの簡単な処置をして、部屋を出た。





    「だ、誰d…」

    相手が言い切る前に無力化していく。

    昨日のものも合わせて7件目の候補地だった。

    日向(本物っぽいものが4箇所、あとはただそこを根城にしてる人間がいただけか…。)

    ケンイチロウに再び会ってしまうと思い、慎重に行動していたが、幸いなことに出会わなかった。

    日向(あと3箇所ですね。)

    さっさと終わらせてしまうために日向は走り出した。
  67. 67 : : 2014/05/12(月) 00:03:46
    いろいろと警戒しながらの仕事だったが、なんとか無事に終えた。

    日向(右肩は痛むが、動かせないほどじゃないな。)

    日向は上司への報告も済ませて、自室へと戻った。

    午前中にさっさと仕事は終わらせたので、午後は暇になった。

    日向(>>68

    1.苗木の手伝いをするか
    2.疲れたし、もう休もう
  68. 68 : : 2014/05/12(月) 15:16:53
    訂正と安価追加

    いろいろと警戒しながらの仕事だったが、なんとか無事に終えた。

    日向(右肩は痛むが、動かせないほどじゃないな。)

    日向は上司への報告も済ませて、自室へと戻った。

    午前中にさっさと仕事は終わらせたので、午後は暇になった。

    日向(>>69

    1.苗木の手伝いをするか
    2.疲れたし、もう休もう
    3.誰かに会いに行くか

    3.の場合誰に会いに行くかも。ただし、島にいるメンバーもいるため、会えない場合もあります。
  69. 69 : : 2014/05/12(月) 15:18:29
    3モブ
  70. 70 : : 2014/05/12(月) 19:06:29
    日向(武闘派の同僚に会いにいくか。)

    武闘派が集う修練場に日向は向かった。



    「日向創か。どうした?珍しいな。」

    いたのは直属の上司と同僚、護身術を学ぶ者など様々だった。

    日向「いえ、少し暇だったもので。」

    「そうか。なら組手でもどうだ?」

    日向「わかりました。お相手します。」

    実際日向より強い人間はこの場にいない。この組手は日向の修練というより彼らの修練だった。暇つぶしにはなるか、と思っていた。

    「お!日向さんじゃないですか。俺とも組手してくださいよ!」

    そう言って上司に続いて、武闘派の人たちに組手を申し込まれたのは予想外だったが。

    午後は修練場で同僚たちと組手をして過ごした。


    モブ、と言われて悩んだのですが、仕事の同僚にしました。
  71. 71 : : 2014/05/12(月) 19:14:09
    4日目

    苗木「日向君、左右田君が君のことを呼んでいたよ。」

    朝、苗木のところへ向かってみると、そう言われた。

    日向「左右田が?わかった。行ってみる。」

    左右田はその才能を活かして、色々な物を開発する開発部にいる。

    日向は開発部へ向かった。
  72. 72 : : 2014/05/12(月) 19:42:28
    左右田「おう、日向!来たか!」

    日向「お前はいつ会っても元気だな。」

    久しぶりに会えたことに笑みが溢れる。左右田は他のメンバーに比べれば比較的会う機会は多かったが、やはり会えれば嬉しいものだった。

    日向「それで俺に何の用なんだ?」

    左右田「ああ、これを見てくれ。」

    日向「これは…義手か。」

    左右田「ああ。狛枝のだ。だいたい完成なんだが、見落としがあるかも知れないから、チェックしてくれ。」

    日向「ああ、いいぞ。」

    左右田が完成させ、日向がチェックする。日向があらゆる才能を持つ、つまりあらゆる知識を持っていることからこうして頼られることは少なくない。

    元絶望であることで受け入れない人間もいるが、なんでもできる日向は頼りにされる。

    日向「見たところ問題はないな。あとは狛枝に合うかどうかだな。」

    左右田「そうか。んじゃあ、今から狛枝んとこ行くが、行くか?」

    日向「おう。」

    日向と左右田は狛枝の部屋に向かった。
  73. 73 : : 2014/05/12(月) 21:20:30
    狛枝「やあ、日向クン。左右田クン。揃ってどうかしたの?」

    左右田「おう!元気か狛枝。」

    歯を見せながら笑いかける左右田。

    いつも明るい左右田にさすが左右田、と思う日向だった。

    左右田「今日はお前に渡したいものがあってな。」

    狛枝「へぇ、僕みたいなゴミクズに渡したいものなんて。ああ、期待なんてしてないよ?僕は身の程を弁えているからね。」

    左右田「相変わらずネガティブだなお前は!」

    左右田はツッコミながら義手を取り出した。

    左右田「できたぞ!お前の義手だ!」

    狛枝「…何か言ったほうがいいかい?。」

    左右田「一度言ってみたかったんだよ!」

    涙目になりながら左右田は狛枝に義手を渡す。

    狛枝「へぇ、こういうのフィクションでしか見たことないよ。本当に僕がもらっていいのかい?」

    左右田「当たり前だ。そのために作ったんだからな!」

    狛枝「でも僕がこんなものを手に入れると、盗まれるか壊れるか、とにかく不幸で失くなってしまうかもしれないよ?」

    左右田「そん時はまた作ってやるよ!」

    親指を立てて、満面の笑みを浮かべる左右田。

    日向(機械に関わる左右田は本当にカッコイイな。)

    日向は二人のやり取りを微笑ましく見ていた。
  74. 74 : : 2014/05/12(月) 21:22:23
    ・どうでもいい小ネタ

    >>72から

    左右田「ああ、これを見てくれ。こいつをどう思う?」

    日向「すごく…お(ry

    書き終わってから頭をよぎった。ただの息抜きですw


  75. 75 : : 2014/05/12(月) 21:49:31
    ちなみに狛枝の義手ですが、ハガレンの機械鎧みたいなものを想像してください。
  76. 76 : : 2014/05/12(月) 21:56:39
    左右田「ここをこうしてっと。どうだ狛枝?」

    狛枝「………。」

    狛枝は確かめるように取り付けた義手を動かす。

    狛枝「すごいよ左右田クン!さすが超高校級のメカニックだね。ああ、君のような希望がボクのためにここまでしてくれるなんて…」

    日向「うん。やっといつもの狛枝らしくなったな。」

    左右田「現実逃避してんじゃねぇよ!」

    身を抱えて、ハァハァと息を切らす狛枝を改めて見る。

    日向(元気がなくてあまり話さないのも心配だったが、元気になったらなったで心配だな。)

    本調子(?)になった狛枝と左右田と一緒に雑談をして過ごした。
  77. 77 : : 2014/05/12(月) 22:13:26
    日向「じゃあ、俺はそろそろ行くよ。じゃあな、狛枝、左右田。」

    左右田「おう!またよろしくな。」

    狛枝「ああ、希望が…希望が輝いてる…!」

    狛枝はトリップしたまま帰ってきそうになかったため、日向は無視して部屋を出た。

    日向(さて>>78


    1.苗木の手伝いをするか。
    2.武闘派の仕事をするか。
    3.もう休むか。
  78. 78 : : 2014/05/12(月) 22:18:46
  79. 79 : : 2014/05/12(月) 22:28:44
    日向(さて、もう休むか。なんだか疲れたし。)

    その日日向は部屋に戻って、体を休めることに専念した。
  80. 80 : : 2014/05/12(月) 22:36:18
    5日目

    「日向創。来い。」

    武闘派の上司に出会い頭に一方的に伝えられた言葉に日向は素直に従った。

    これが初めてでなく、また過去に何度もあったことだからだ。

    そして大抵が武闘派の仕事が入る時である。

    日向「はい。」

    感情を消して、日向は上司の後に続いた。
  81. 81 : : 2014/05/12(月) 23:11:32
    「今日午後絶望掃討作戦を決行する。」

    日向「随分急ですね。」

    「お前を襲ったケンイチロウという男。そいつの身元がわかったんだが、とんでもない奴と判明した。」

    上司の内容をまとめるとこのようなものだ。

    一子相伝の暗殺拳の使い手であり、過去超高校級の格闘家である大神さくらに常勝。病気で入院していたが、人類史上最大最悪の絶望の事件後、人命救助など尽力するが、コロシアイ学園生活が全国中継され、江ノ島盾子が死亡したのとほぼ同時期失踪していることが判明。その後、目撃証言が少しあるが、どれも正確なものでなく、はっきりとした消息は掴めないままである。


    日向(コロシアイ学園生活と同時期に失踪。これは…。)

    ケンイチロウの言葉が思い出される。

    ケンイチロウ『未来機関には”あいつら”がいる。さくらを殺したあいつらがッ!!』

    日向(大神さくらが死亡して…そして…世界に絶望してしまった…)

    彼の心にどのような変化が起こったか想像することしかできないが、恐らく間違ってはいないと日向は思った。

    「絶望掃討作戦と名付けたが、実際はケンイチロウ討伐任務だ。ケンイチロウという存在は無視できん。そして、お前が襲われたこと、あと苗木たちを恨んでいるであろうことから早めに処理をしたほうが良いと判断した。」

    日向「…今回もボク一人で?」

    「いや、今回は部下を何人か付ける。」

    「前回お前が調査した拠点候補、そこを重点的に捜索してくれ。」

    日向「わかりました。」

    その後、作戦に参加するメンバーと具体的な打ち合わせは行い、日向は準備をしに部屋に戻った。
  82. 82 : : 2014/05/12(月) 23:17:43
    日向(さて、>>83

    1.行くか
    2.いや…
    3.………


    地味に重要な分岐点になります。
    情報が少ないですが、あえてそうしています。
    どういう展開になるかお楽しみに。
  83. 83 : : 2014/05/12(月) 23:34:48
    どうしよう怖い
    ………2で
  84. 84 : : 2014/05/12(月) 23:42:34
    日向(さて、いや…。)

    日向は部屋の扉を開け、集合場所に向かおうとした。

    が、今回相手にするのはケンイチロウ。

    自分の能力の把握はしている。

    日向(負けはしないが、勝てもしない。いや、時間をかけてしまえば、こちらの体力が先に尽きて負ける可能性が高い。)

    一応武闘派の同僚はいるが…。

    日向(ケンイチロウを相手にする上で勝率を上げるなら…。)

    日向はある場所へと向かった。
  85. 85 : : 2014/05/12(月) 23:50:48
    日向「弐大。」

    弐大「おう。日向か。こっちに来るとは珍しいのう。」

    弐大猫丸。超高校級のマネージャーで自身も実力者である。今は武闘派の後進や護身術を教えている。

    日向「弐大。頼みがある。」

    弐大「むっ。いつになく真剣じゃの。」

    日向「……今から掃討任務に行くんだが、弐大にも協力して欲しい。」

    弐大「お前さんがそう頼むってことは、よっぽどなんじゃのう。相手は誰じゃい。」

    日向「…名前はケンイチロウ。大神さくらの想い人だ。」

    弐大「…そうか。」

    弐大は一度道場の奥に行き、着替えて戻ってきた。

    弐大「行くぞ。日向。」

    日向「ああ。」

    2人は集合場所に向かって歩き出した。
  86. 86 : : 2014/05/13(火) 00:28:56
    「日向さん、遅…弐大さん!?」

    弐大「おう。お前らもこんな任務を任されるようになったか!」

    弐大はうれしそうに手をあげた。

    武闘派は弐大の指導を受けているものが多い。最初元絶望に習うなんてみたいな人たちも指導が終わったあとは弐大のことを尊敬するようになっているのだからさすがだ。

    日向「今日は弐大にも協力してもらうことにしました。でないと…。」

    決行前にネガティブなことを言うのはよくないと思い、そこで言葉を切った。

    メンバーは日向、弐大、そして武闘派の人間3人。

    計5人で絶望掃討任務は始動した。
  87. 87 : : 2014/05/13(火) 00:30:51
    補足説明。

    別働隊で暴れている絶望を抑えるための部隊も派遣しているため、すべてを総称して絶望掃討任務という名前です。

    その中で日向たちはケンイチロウを標的として動く、ということです。
  88. 88 : : 2014/05/13(火) 18:58:05
    日向たちは前回渡されたものと同じ、拠点候補地の書かれた地図を持ちながら進んでいた。

    各自地図を持っていたが、日向のものにはいくつかバツ印がついていた。

    弐大「日向。お前さんがケンイチロウと戦ったのはどこじゃ?」

    日向「ここだ。」

    日向が指差す場所を全員が覗き込み、各自地図に印を付ける。

    弐大「日向、ケンイチロウはどこにいると思う?」

    日向「>>89


    1.前回出会った場所
    2.絶望たちの拠点(日向が調査した場所)
    3.適当に探したら見つかるんじゃないか?
    4.そんなのわかるわけないだろ
  89. 89 : : 2014/05/13(火) 19:51:27
    1…かな
    ケンイチロウさん病気だし
  90. 90 : : 2014/05/13(火) 19:56:13
    日向「前回出会った場所、そこに行ってみよう。ケンイチロウは病気って話だし、もしかしたら動いていないのかもしれない。」

    2回目に他の拠点を調査したときケンイチロウに出会うと思い、警戒していた。しかし出会わなかったのはケンイチロウはあの場から動いていないからではないないかと考えたのだ。

    弐大「わかった。」

    「了解です!」

    特に異論はなかったのか全員の了承を得て、目的地へと向かった。
  91. 91 : : 2014/05/13(火) 20:21:55
    途中、遠くの方で銃声が聞こえたが、おそらく別働隊だろう。こっちはこっちで集中しよう、ということで目的地へ一直線に向かった。

    日向たちは特に障害もなくたどり着いた。

    周りは瓦礫ばかりで人の気配はない。

    日向たちは建物の前で作戦を考えた。

    日向「ボクと弐大で先に突入します。貴方たち3人は何か変化があるまで待機。突入するとなった場合、まずは無線で応援を呼んでください。」

    「弐大さんと日向さんがいるんですよね?余裕じゃないですか!」

    弐大「…そうだといいのう。」

    弐大は眉間に皺を寄せて、あたりを警戒している。

    日向「じゃあ>>92


    1.俺から入ろう
    2.弐大から入ってくれ
  92. 92 : : 2014/05/13(火) 22:03:02
    安価が来ないため、進めます。
    ちなみにここの選択肢、片方がBADENDでした。
  93. 93 : : 2014/05/13(火) 22:08:24
    日向「じゃあ、俺から入ろう。」

    弐大は黙って日向についてきた。



    日向は物陰に隠れながら、中の様子を伺う。人の気配はなく、警戒する必要があるのか?と一瞬思ったが、すぐに気を引き締めた。

    相手は暗殺拳の使い手なのだ。気配を消して、相手に気づかれない技があってもおかしくない。

    ここに近づいた時点で恐らくケンイチロウにはバレている。

    辺りに動くものなどない中、移動してきた日向たちはケンイチロウからしたら目立ちまくりだろう。

    ケンイチロウはここにいる、という前提で日向は警戒しながら侵入した。
  94. 94 : : 2014/05/13(火) 22:30:25
    日向(おっと。)

    普段なら絶対にしないであろうミス。足元のがれきに躓いてバランスを崩してしまった。

    直後


    ゴオッ!


    後頭部があった場所を何かが通り過ぎた。

    何だったのか確認をする前にすぐにその場から離れた。

    日向「ケンイチロウ…。」

    そこにいたのはあの日より凄みを増しているケンイチロウであった。

    ケンイチロウ「幸運なやつめ。一撃で頭蓋を砕こうとしたんだがな。」

    完全な不意打ちで放たれる一撃必殺の拳。一子相伝の暗殺拳の使い手というのは伊達ではなく、これならば狙われた相手はほぼ命がない。

    日向が幸運にもつまずくことがなかったら、一撃で死亡していただろう。

    弐大「日向!無事か!?」

    弐大が急いで入ってきて、日向の隣についた。

    弐大「こいつがそうか…。」

    弐大がケンイチロウを睨み、ケンイチロウも弐大を睨んだ。
  95. 95 : : 2014/05/13(火) 22:44:54
    ケンイチロウ「…お前もできるな。」

    弐大「………。」

    ケンイチロウは弐大の強さをひと目で見ぬき、すぐに警戒した。

    弐大はそんなケンイチロウにお構いなしにぽつりと呟いた。

    弐大「一つ、お前さんに言わんといかんことがある。」

    ケンイチロウは黙って弐大の言葉を待った。

    弐大「お前さんが大神さくらと仲が良かったのは知っとる。その上でお前さんにこのことを告げるぞ。」







    弐大「大神の親族、関係者。その拉致に手を貸し、そして最終的に手を下したのは、このワシじゃ。」
  96. 96 : : 2014/05/13(火) 23:08:56
    このSS最初はギャグのつもりだったんですが、どうしてこうなった。シリアスしか書けないのかな私……。

    前回の安価はBADENDのある選択肢で、これからもそういう安価が出てくることがあると思います。これからも重要な選択肢であるときは言いますのでよろしくです。

    これからの方針ですが、もしBADENDを引いてしまった場合その日は更新せず、次の日から更新する、とします。

    モチベが上がってるので完結まで一気に行きたいと思ってます(ノ`・Д・)
  97. 97 : : 2014/05/13(火) 23:40:36
    ケンイチロウの顔が驚愕に変わり、そして次に現れたのは

    『無』

    感情を消し、その目から完全に光が消えた。

    日向(絶望に堕ちていた頃の皆さんを思い出しますね。)

    その表情から場違いなことを考え、そして同時に一気に警戒を強めた。


    ケンイチロウ「そうか…。一つ問う。」

    弐大「なんじゃ。」

    ケンイチロウ「彼らは強かったはずだ。どうやって、拉致した…。」

    弐大「…正々堂々、この拳で答えてやったわい。」

    その瞬間、ケンイチロウの表情が変わる。

    そこに浮かぶのは喜び。

    だが、ほの暗い瞳で作られるその笑みは邪悪で、狂気しか感じられなかった。

    ケンイチロウ「く、クハハハハ…」

    ついに声を出して笑い出した。

    ケンイチロウ「そうかぁ…つまり、お前を倒せば…復讐ができると同時に、最強であることを示せるということかぁ!」

    狂ったように笑いだしたケンイチロウから日向も弐大も視線を外さない。

    いや、外せなかった。そこにはかつて自分たちを捉えていた『絶望』があったからだ。

    ケンイチロウ「貴様、名前は?」

    弐大「弐大猫丸じゃ。」

    ケンイチロウ「弐大猫丸…貴様を殺して俺が最強になる…!」

    不気味な笑みと共にケンイチロウは弐大に向かっていった。

    日向(ここは>>98


    1.弐大に任せよう
    2.加勢しよう


    ※BADあります
  98. 98 : : 2014/05/14(水) 01:03:14


    バッドだったらごめんなさい!
  99. 99 : : 2014/05/14(水) 21:54:59
    >>98
    大丈夫ですよwとりあえず今回は


    人間同士が殴り合っているとは思えない音が響く。

    ケンイチロウが放つ拳を弐大が受け、弐大の拳をケンイチロウが受ける。

    日向が受ければ、一撃で腕が折れるであろうが、それを可能にする二人の肉体は完成された領域である。

    しかし、そんな一撃一撃が必殺の威力を持つ2人の勝負が長く続くはずもなく。



    弐大「フンン!!」

    ケンイチロウ「ぐっ。」

    弐大の拳をケンイチロウが受け、一度距離が開いた。

    ケンイチロウ「本当に強いな、弐大猫丸。」

    弐大「お前さんもなぁ。」



    日向は黙って2人の戦いを見ていたが、考えていたことは別のことだ。
  100. 100 : : 2014/05/14(水) 22:55:12
    ケンイチロウの目的=大神さくらを殺されたことへの復讐。

    復讐の対象=苗木たち78期生の生き残り+弐大猫丸

    手段=自らの拳(殺人拳)

    ではなぜここにいる=???



    ケンイチロウほどの人物ならば未来機関に侵入、気づかれないように殺人を犯すなどそう難しくない。または目的を果たすためだけなら力づくでもいけそうな気がする。

    病気で動けないのかと思ったが、こうして弐大と戦えることから少なくとも動けないということはない。

    未来機関の本部は安全区域作成のために公開されているため、場所がわからないということは絶対にない。

    つまり、ケンイチロウにはここを動けない、動かなかった理由がある。

    そもそもなぜこの場所で最初出会ったのか。そして、再びここを訪れて、また出会えたのか。

    日向(ここで最初に倒した絶望に堕ちていた男女…。そして、すぐそばで気配を消していたケンイチロウ。)

    そこから導き出されるのは、『彼らは仲間、または共通の目的があってあの場にいた。』

    そして、その『共通の目的』が満たされることがケンイチロウにとって、利益に繋がる。

    日向(つまり…囮か!)

    彼らは仲間で、ケンイチロウは囮。強い敵には当然それだけ戦力が割かれる。

    そして

    日向(武闘派の主力は今外に出てしまっている…)

    日向(つまり、本部が危ない!?)

    日向(>>101



    1.弐大を戻らせる
    2.急いでもどるぞ!



    かっこいい日向くんはいつ見れるのか…先が長いっ!

    そして安価をなくそうかなと思ってる今日この頃。
    ついでにこちらも答えてほしいです
    1.安価いらん
    2.あったほうがいい
    3.どっちでもいい

    自分では決められなかったのでお願いします。
  101. 101 : : 2014/05/14(水) 22:56:04
  102. 102 : : 2014/05/14(水) 23:31:25
    >>101
    両方1ってことですかね。
    じゃあ完結まで突っ走っちゃいますねー


    日向「弐大!お前は急いで本部に戻れ!」

    弐大「むっ?なぜ、じゃ!」

    日向「ケンイチロウは囮だ。恐らく仲間がいて、今ごろ本部が襲われているはずだ!」

    弐大「お前さんがいうなら間違いないんじゃろうがっ!ぐっ…こいつが逃がしてくれそうにないのうっ!」

    日向(喋りながら戦えるとか、こいつ意外と余裕なのか…?)

    日向「俺が変わる。お前はいけ。」

    弐大「わかった!どおおりゃあああ!」

    弐大が大ぶりにケンイチロウに一撃加える。防がれること前提で全力で殴ったらしく、ケンイチロウが数メートル吹き飛ばされた。

    その隙を狙って、日向と弐大が交代する。

    言葉もなく、弐大は走っていった。

    日向「随分、あっさりと通してくれたな。」

    ケンイチロウ「戦う気のないあいつに興味はない。それよりも、今日のお前は…雰囲気が違うな。」

    日向「ああ、前に会った時は仕事モードっていうかな。切り替えてたんだよ。」

    ケンイチロウ「そうか。お前には計画がバレてしまったようだし、ここで戦っても仕方ないな。俺も行かせてもらうとしよう。」

    日向「おいおい、通すと思ってるのか?」

    ケンイチロウ「もちろん、お前を殺して通させてもらうさ。」

    日向にケンイチロウの拳が迫った。
  103. 103 : : 2014/05/15(木) 20:52:54
    結果を言おう。

    俺に殴りかかったケンイチロウはすぐに血を吐いて倒れた。

    病気や無理な生活が祟ってついに体に限界が来たのだ。

    よく弐大のときに倒れなかったと思う。

    本部に戻った弐大は今まさに本部を襲おうとしていたやつらに遭遇。そのまま教育的指導をしたそうだ。

    弐大「気合が足らんぞおおおおおおおお!!!」

    という叫びが何度も聞こえたとか。


    もともとケンイチロウたちが立てた計画には10人も参加しておらず、穴だらけなものだった。


    未来機関としては大した被害もなく、この事件は収束した。

    END
  104. 104 : : 2014/05/15(木) 22:47:06
    こちらなんかgdgdとしたのと、やっぱりオリジナル展開でシリアス(というかバトル展開)難しかったので、こちらの日向君のその後のほのぼのを別でスレで作ります。


    そのうちスレは立てますので、よろしくです。
  105. 105 : : 2014/07/19(土) 01:24:35
    楽しみに待っています
  106. 106 : : 2015/11/08(日) 11:56:16
    乙です 面白かったです!

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