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ハンジ「文明の前進と後退は紙一重であるという事」

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  1. 1 : : 2014/04/28(月) 21:26:42


    ハンジ「…できた!」


    エルヴィン「何ができたんだ、ハンジ?」


    ハンジ「画期的大発明だよ!とにかく、皆を呼んできてもらえる?」


    エルヴィン「一体何だと言うんだ…?」


  2. 2 : : 2014/04/28(月) 21:37:01


    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    ミケ「一体何の騒ぎだ?」


    リヴァイ「またハンジがろくでもねぇもんを作ったんだろう」


    エレン「またって…。いつもそんなものを作ってるんですか?」


    モブリット「まぁ、頻度はそれなりに…」


    エルヴィン「それでハンジ、一体何を作ったと言うんだ?」


  3. 3 : : 2014/04/28(月) 21:44:03


    ハンジ「これを見て」


    エルヴィン「これは…?」


    リヴァイ「見たことねぇ物だな。何だこいつは?」


    ハンジ「これは2個セットで使う機械さ。リヴァイ、こっち持って耳にあてて」


    リヴァイ「一体何が起きるってんだ?」


    ハンジ「それじゃ私はちょっと隣の部屋に。耳にあてたまま待ってて」







    ガチャン…

  4. 4 : : 2014/04/28(月) 21:49:10


    リヴァイ「…何の真似だ、これは」






    ハンジ『説明するより、実践したほうが早いよね』


    リヴァイ「!?」


    エルヴィン「リヴァイ、どうした?」






    リヴァイ「今…この機械からハンジの声がした…」


    エルヴィン「何だと!?」

  5. 5 : : 2014/04/28(月) 21:54:32


    エレン「ちょっと、俺にも貸してくださいっ!!」バッ!


    リヴァイ「あ、おい!」


    エレン「どれどれ…」






    ハンジ『エレンも興味持ってくれた?嬉しいなぁ』






    エレン「うわあぁぁぁっ!!!!」


    モブリット「これは何なんだ!?」


  6. 6 : : 2014/04/28(月) 22:00:01


    ガチャ…




    ハンジ「驚いてくれたかな?」


    ミケ「ただの悪ふざけ…ではないようだな。説明をしてもらおうか」


    ハンジ「この機械の名前は『携帯電話』。離れた場所にいる人間同士をつなぐコミュニケーションツールさ」


    リヴァイ「けい…」


    エレン「こむにーけしょーん…?」


  7. 7 : : 2014/04/28(月) 22:04:17


    ハンジ「この機械を持つ者同士なら、たとえその場にいなくても会話が可能になるんだ」


    エルヴィン「さっき、別室にいたハンジの声が聞こえたのはそのためか」


    ハンジ「それだけじゃないよ。文面でのやり取りや、暇つぶしのゲームなど、多種多様な機能が備わっている、まさに画期的ツールさ!」


    エレン「すげぇ…よく分かんねぇけど、すごいですっ!!」


    エルヴィン「これなら、壁外調査でも離れた者同士で伝達が可能になるな」


    ミケ「しかし、使い方がサッパリピーマンだな。そもそも、原理が全く分からんのだが」


    ハンジ「細かいことは気にしないで。使い方についてはおいおい説明するよ」

  8. 8 : : 2014/04/28(月) 22:09:10


    ハンジ「皆にお願いしたいのは、携帯電話の機能テスト」


    エルヴィン「機能テスト?」


    ハンジ「うん。これから3日間、皆にこれを使ってもらって、良かった点や改善点を挙げていってほしいんだ」


    ハンジ「そこから見えて来た課題や改善点を元に、より良い物へと改良していきたいからね」


    エレン「なるほど!それは面白そうです!」


    モブリット「自分も微力ながら、協力させていただきます」


    ハンジ「その意気だよ。それじゃ、よろしくね」

  9. 9 : : 2014/04/28(月) 22:14:10


    リヴァイ「チッ、面倒だな…」


    エルヴィン「まぁそう言うな、リヴァイ。これをうまく使えれば、壁外調査でも役に立つことは間違いない」


    ミケ「使い方のレクチャーを受け次第、早速テストさせてもらうか」

  10. 10 : : 2014/04/28(月) 22:16:46


    ~そして3日後~


    ハンジ「みんな集まってくれてありがとう!で、どうだった?」


    エルヴィン「素晴らしいの一言に尽きる。ハッキリ言って、世紀の大発明だと言っても過言ではない」


    ハンジ「ありがとうエルヴィン!苦労した甲斐があったよ」


    エレン「いつでも団長や兵長と話ができるので、すごく便利です!緊急の話でもその場にいながら会話できるのは素晴らしいです!」




    リヴァイ「確かにすげぇのは認める。だが、使っているうちに色々と問題点も発見した」


    ハンジ「お、さすがリヴァイ。私が求めていたのは、そう言った改善点を見つけてくれる人だよ」


    ミケ「俺もいくつか見つけたが…とりあえずリヴァイ、お前から言ってくれ」

  11. 11 : : 2014/04/28(月) 22:20:25


    リヴァイ「まず、電話中の問題点だ」


    リヴァイ「こいつを耳にあてて会話しているとき、突然電話が切れてしまう事がある。それは何故か」


    エレン「あぁ、そう言えばそんなことが何度かありましたね。てっきり、兵長が俺をウザがって切ってしまったのかと思ってました」


    リヴァイ「最初は不思議で仕方なかったが、昨日ようやく原因を発見した」




    リヴァイ「こいつは画面をタッチすることで操作する。電話を掛けるときも、電話を切る時も、だ」

  12. 12 : : 2014/04/28(月) 22:24:42


    リヴァイ「俺は知らず知らずのうちに、頬で画面をタッチし、電話を切ってしまっていた」


    ハンジ「なるほど…。確かに、それはあり得るね。人肌に反応するセンサーだから、当然指でも頬でも操作は可能だ」


    リヴァイ「電話中はタッチ操作不可にできねぇのか?」


    ハンジ「それじゃ、どうやって電話を切るのさ?」


    リヴァイ「それもそうだな…」

  13. 13 : : 2014/04/28(月) 22:28:10


    ミケ「他にもある。電話以外の、通常の操作でも誤操作は多発している」


    ミケ「タッチ目標が大きければさほど問題はないが、小さかった場合、近隣のパネルを誤タッチしてしまう事象が発生している」


    ミケ「ましてや、俺のように指が大きいとそれも多発する。正直、イライラして仕方がない」


    ハンジ「その対策として、指で画面をズームさせる機能があるはずだけど」


    ミケ「一々その動作をしなければならないのが面倒だ。おまけに、ズームのために画面に触れただけでタッチしてしまうこともあった」


    ハンジ「なるほど…。かと言って、タッチ対象を何でもかんでも大きく設定する、というワケにもいかないんだよなぁ…」

  14. 14 : : 2014/04/28(月) 22:32:22


    エルヴィン「聞いていると、タッチパネルによる弊害が多いようだな。そもそも、タッチパネルにこだわる理由はあるのか?」


    ハンジ「いや、軽く触れるだけで操作できる快適性を重視したんだけど、どうやら不評のようだね」


    モブリット「発想の方向性を変える必要がありますね…」




    ミケ「いっそ、押しボタン式にしたらどうだ?誤タッチに比べれば、誤押下は格段に少ないはずだが?」


    ハンジ「でもそれだと、ボタンをどこに付けるのって話になるよ」


    リヴァイ「画面を小さくすればいいんじゃねぇのか?」


    ハンジ「そしたら見づらいでしょ。かと言ってボタンを付けたら、無駄に本体が大きくなっちゃうし…」

  15. 16 : : 2014/04/28(月) 22:35:48


    エルヴィン「それなら、折り畳み式にしたらどうだ?」


    ハンジ「おっ!それは名案だ!」


    モブリット「なるほど。今の画面サイズを保ったまま、同じサイズでボタン部を取り付け、折り畳みにすれば…」


    エレン「使いたい時だけ画面を開き、それ以外の時は畳んで収納できるっ!!」


    ハンジ「さっそく取り掛かるよ!完成したら、もう一度テストに協力してくれるよね!?」


    エルヴィン「もちろんだ。よりよい物を作るために、いくらでも協力させてもらうぞ」





    ハンジ「よっしゃぁぁぁぁっ!!頑張るよぉぉぉっ!!!!」

  16. 17 : : 2014/04/28(月) 22:40:18


    ~一週間後~


    ハンジ「どう?新しくなった電話の使い心地は」


    ミケ「誤操作が格段に減った。画面の大きさはそのままだから見づらいという事もなく、操作の確実性が増して使いやすくなった」


    リヴァイ「電話中に切っちまうこともねぇしな」


    エルヴィン「折り畳み部の凹凸が手にフィットする。初期型だと手に引っかかる部分が無くて、滑って落としやすかったからな」



  17. 18 : : 2014/04/28(月) 22:44:23


    エレン「ですが…ちょっと気になったことが…」


    モブリット「自分も少々…」


    ハンジ「よしきた!教えてくれ!」





    モブリット「まず、メール機能とLINE機能、後はWeb閲覧機能ですが…」


    モブリット「正直、不要ですね。基本的に用件は電話で事足りますし、文章を打ち込むのは時間がかかって不便です」


    ハンジ「でもさ、文面を機械の中に残して置けるってのは便利じゃない?」


    モブリット「それなら、手書きのほうが簡単で速いです。機械が故障すれば、文面も見れなくなってしまいますしね」

  18. 19 : : 2014/04/28(月) 22:48:18


    モブリット「その場にいない他者との会話、機能はこれだけで十分ですよ」


    リヴァイ「それについては俺も同感だ。正直、他の機能をいちいち学習する暇はねぇ」


    リヴァイ「壁外調査中、呑気にメールなんざ打てるわけもねぇしな」


    ハンジ「むぅ…言われてみればその通りだ。その辺を見直してみるよ」




    エレン「あとそれから…」


    ハンジ「何だい、エレン」

  19. 20 : : 2014/04/28(月) 22:52:26


    エレン「この電話って、どうやって他の場所にいる人と会話できるんですか?」


    ハンジ「本体内部のアンテナから電波と呼ばれる信号を発射し、本部に設置してある中継局を経由し、声を送受信する」


    ハンジ「今は本部から離れて使うと、うまく会話ができなくなったりするだろ?」


    エレン「はい、声が小さくなったり、電話が途切れたりしますね」


    ハンジ「この電波と言うものは、受信できる範囲に限りがある。中継局を増やしたりしない限りは、本部周辺でしか使えないことになるね」


    エレン「どうにかして、受信範囲を広げられないでしょうか?」

  20. 21 : : 2014/04/28(月) 22:56:11


    ハンジ「中継局を増やす、以外の方法でかい?」


    エレン「中継局を増やすよりは、一台一台の感度を上げる方がはるかに効率的だと思うんです」


    エレン「このご時世、物を一つ作るのも大変なわけですし。どうにかなりませんかね」


    ハンジ「うん、ちょっと考えてみるよ。貴重な意見をありがとうね」










    ハンジ「必要最低限の機能の厳選、そして個々の電波感度の増幅、か…」

  21. 22 : : 2014/04/28(月) 23:00:37


    ~3日後~


    ハンジ「出来た!これでどう!?」


    エルヴィン「ほう、これは…」


    リヴァイ「折り畳みじゃなくなったのか」


    ミケ「画面がだいぶ小さくなったな」




    ハンジ「電話のみの機能を重視したからね。必要最低限の情報を画面に表示させた結果、このサイズで十分と言う結論に至った」


    モブリット「確かに、この大きさでも欲しい情報はしっかり表示されてますね」


    ハンジ「形状は細長く、コンパクトに。ボタンはでっぱりを強調し、より押しやすくなったよ」

  22. 23 : : 2014/04/28(月) 23:04:03


    エレン「この上部についているのは何ですか?」


    ハンジ「良く気付いたね。上をつまんで引っ張ってごらん」




    エレン「…わっ!」


    ミケ「棒が…伸びた?」


    リヴァイ「こいつは一体何だ?」


    ハンジ「アンテナさ。内臓式ではなく、外部に取り付けてみたんだ」


    ハンジ「必要に応じてアンテナを伸ばすことができるようになった。これで感度を大幅に上げることができるよ」

  23. 25 : : 2014/04/28(月) 23:08:35


    エレン「これなら本部を離れても、今まで通りの会話ができるんですね!!」


    ハンジ「うん、実践してみたけど、ちゃんとクリアな会話が楽しめたよ」


    モブリット「いやぁ、壁内の文明も、ここまで来たんですねぇ」


    リヴァイ「全くだ。正直、お前には感心させられた」


    エルヴィン「君のような同胞を持って、俺はとても誇らしいぞ」


    ハンジ「いやぁ、それほどでも」テレッ

  24. 26 : : 2014/04/28(月) 23:12:06


    ガチャ…




    ピクシス「失礼する。話は聞かせてもらったぞ、ハンジ」


    ナイル「まさか、こんなものを作り上げるとはな。恐れ入った」


    ハンジ「ピクシス司令!ついでにナイル!」


    ナイル「ついでは余計だ!」


    ミケ「三兵団のトップが揃い踏みか」

  25. 27 : : 2014/04/28(月) 23:16:15


    エルヴィン「しかし、なぜこのような場所に?」


    ピクシス「なぁに、世紀の大発明の噂を耳にしてな」


    ナイル「その上で、俺達の要望も聞き入れてもらおうと思ってな」


    ハンジ「要望?」





    ピクシス「この電話と言うものは、確かに画期的な発明じゃ」


    ピクシス「壁内に普及すれば、いつでもどこでも好きな相手に会話を持ちかけることができる。そう、好きな『相手』にはの…」


    ハンジ「と、言いますと?」

  26. 28 : : 2014/04/28(月) 23:19:10


    ピクシス「しかしかけたい相手が『人』ではなく、『場所』であった場合、どうすればよいのじゃ?」


    ハンジ「それは…」




    ナイル「例えば兵団本部にある書類を確認してもらいたい場合、本部にいる人間に書類の内容を伝えてもらうのが一番だ」


    ナイル「だがそもそも、電話を掛けた時点で本部に誰がいるのかは分からない。手あたり次第、相手の居場所を確かめるのも面倒だ」


    ハンジ「つまり…『場所』に電話を掛ける方法を見出せと?」


    ピクシス「そうじゃ。その『場所』から動かず、常に待ち続ける電話。そう…」









    ピクシス「…すなわち『固定電話』と言うものが欲しいのじゃ」


    ハンジ「『固定電話』…!!」

  27. 29 : : 2014/04/28(月) 23:22:04


    エルヴィン「しかし、それならこの携帯電話を決まった場所に設置しておけばよいのでは?」


    ピクシス「仮にこれをその辺に置いておいたとして、誰かが持ち出さない保証は無かろう?」


    ナイル「そもそも、持ち歩いてこその携帯電話だ。固定の場所に置いておくのでは、意味がないだろう」


    エルヴィン「確かに…」


    ハンジ「固定電話か…。考えたこともなかったな…」

  28. 30 : : 2014/04/28(月) 23:26:16


    ピクシス「無理にとは言わん。じゃが、これほどまでに素晴らしいものを作り上げたお主になら、できると信じておる」


    ピクシス「やってくれるか?」


    ハンジ「…もちろんですっ!!」


    ピクシス「良い返事じゃ。期待しておるぞ」





    スタスタ…







    ガチャン

  29. 31 : : 2014/04/28(月) 23:29:29


    ハンジ「…」


    エレン「あれ?ハンジさん?」


    モブリット「さっきの返事が、嘘みたいに消沈してますね」


    ハンジ「いや、ちょっとね…」




    リヴァイ「随分と辛気臭ぇ顔してるな。それほど難しいとは思えねぇが?」


    エルヴィン「確かに。今用いている技術を応用すれば、簡単にできてしまいそうな気がするのだが?」


    ハンジ「いや…それじゃダメだ…」

  30. 32 : : 2014/04/28(月) 23:32:05


    エレン「どうしてですか?」


    ハンジ「電波と言うものは、目に見えないだけで空中を無数に飛び回っている」


    ハンジ「電話の数が増えれば、それだけ飛び交う電波も増える」


    モブリット「それが一体どうダメなんですか?」




    ハンジ「考えても見てよ。あまりに無数の電波が空中で飛び交った場合、何が起きるかを」


    エルヴィン「…なるほど。電波同士が妨害し合い、スムーズな送受信ができなくなる恐れがあるな」

  31. 33 : : 2014/04/28(月) 23:33:02


    ハンジ「微妙に周波数をいじったところで、いずれ限界が訪れる」


    ハンジ「タダでさえ量産体制に入ろうとしている携帯電話に加え、固定電話の電波まで飛び交ってしまえば、まともな通信ができなくなる」


    モブリット「それじゃ、どうすれば…」







    一同「…」

  32. 34 : : 2014/04/28(月) 23:36:05


    リヴァイ「…ケーブルだ」


    ハンジ「えっ?」






    リヴァイ「電波ではなく、ケーブルを通して送受信を行えばいい。これなら問題ないだろう」


    ハンジ「ケーブルだって…?」


    リヴァイ「今まで電波に乗せて飛ばしていた情報を、ケーブルの中を通してやればいい」


    リヴァイ「電波と違って、ケーブル内の情報感度に強弱は存在しねぇ。安定した送受信が見込めるはずだ」


    エルヴィン「なるほどな。本体を移動させる必要もないから、ケーブル接続でも何の問題もない!」


    ミケ「考えたな、リヴァイ」

  33. 35 : : 2014/04/28(月) 23:39:10


    リヴァイ「ちょっとした発想の転換だ。本体が固定なら、情報の通り道も固定にしてやればいいだけだ」


    ハンジ「中継局で受け取った無線情報を、ケーブル用に変換してやれば、携帯電話とのやり取りも可能になる!」


    ハンジ「イケる!これならイケるぞ!ありがとう、リヴァイっ!!」




    リヴァイ「無駄口叩いてるヒマがあったら、さっさと作業に取り掛かれ」


    ハンジ「オッケェェェェッ!!!任せといてっ!!!」


    モブリット「分隊長!滾り過ぎですっ!!!」

  34. 36 : : 2014/04/28(月) 23:42:17


    ~そして…~


    エルヴィン「おぉ…」


    ミケ「これが…」


    モブリット「ついに…」


    エレン「完成したんですね!」







    固定電話「」ドーンッ!

  35. 37 : : 2014/04/28(月) 23:44:27


    ハンジ「洗練された漆黒のボディ」





    固定電話「」キラキラ…





    ハンジ「無駄のない完成されたフォルム」





    固定電話「」シュッ





    ハンジ「『会話』のみを重視し、特化した機能面。これぞ電話の究極形態だよ」


    リヴァイ「…『黒電話』」


    ハンジ「えっ?」


    リヴァイ「それ以外の名称は思いつかねぇ。まさに電話そのもの、電話の化身と言っても過言じゃねぇ」

  36. 38 : : 2014/04/28(月) 23:47:26


    ピクシス「素晴らしい」


    ハンジ「司令っ!!」


    ピクシス「よくぞ作り上げたな、ハンジ。お主ならできると信じておったよ」


    ハンジ「…ありがとうございます」





    ピクシス「当然、これから量産体制に入るのじゃろう?」


    ハンジ「まだまだ電話線の設置についての課題は山積みですが、いずれは壁内全域に普及させたいと考えております」


    ピクシス「さっそく予約注文させてもらいたい。できるかな?」


    ハンジ「もちろんです!」

  37. 39 : : 2014/04/28(月) 23:50:13


    ピクシス「はっはっは!これで人類はまた一歩、前進したと言えるのう!」


    エルヴィン「全くです。これほどまでに素晴らしい、文明の進展は他に存在しないでしょう」


    ピクシス「文明の前進と後退は常に紙一重。その紙一重を縫って、お主はこの域に辿り着いたのじゃ」






    ピクシス「…誇るがいい」


    ハンジ「…ありがとうございますっ!」


    ピクシス「…今後の活躍にも期待しておるぞ」






    スタスタ…







    ガチャン

  38. 40 : : 2014/04/28(月) 23:53:09


    エルヴィン「改めてよくやった、ハンジ」


    リヴァイ「今回だけは、てめぇの努力を認めてやる」


    ミケ「俺はお前の力を疑ったことなどない」


    モブリット「分隊長!すごすぎですっ!!!」


    エレン「一生ついて行きます、ハンジさん!!」


    ハンジ「…さぁみんな!忙しいのはこれからだよ!!この先も私について来てくれっ!!」





















    ハンジ「人類の進歩は、これからだっ!!!!!」

  39. 41 : : 2014/04/28(月) 23:55:32


    ~そして、2年の月日が流れた~



    ハンジ(あれから私達は、電話の普及のためにひたすら尽力した)





    ハンジ(その甲斐あって、今では壁内普及率95%を突破した)





    ハンジ(それもこれも、皆が惜しむことなく力を貸してくれたから、ここまで来ることができた)

  40. 42 : : 2014/04/28(月) 23:57:39


    ハンジ(耳を澄ますと、今日もどこかで…)







    「こちら来々軒」







    「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」







    「サザエでございまーす」







    ハンジ(ほら、至るところで電話が使われている)

  41. 43 : : 2014/04/29(火) 00:00:05


    ハンジ「…」




    ハンジ(文明の前進と後退は、紙一重である)




    ハンジ(ひょんなことから大発明が生まれるし、ちょっとした行き違いで大発明が消えてしまう)




    ハンジ(こう言った運命のいたずらが存在するから、世の中は面白い)

  42. 44 : : 2014/04/29(火) 00:03:52


    ハンジ「…」






    ハンジ(そして今日もまたどこかで、新たな文明の進歩が…)









    ジリリリリリリリリッ!









    ハンジ(おっと、電話だ。それじゃみなさん、アディオス!)









    ガチャ





















    ハンジ「はい、こちら調査兵団本部…」























  43. 45 : : 2014/04/29(火) 09:06:25
    楽しかったー♪
  44. 46 : : 2014/04/29(火) 09:12:17
    おもしろかったです!
  45. 47 : : 2014/04/29(火) 09:43:18
    最初にスマホ作る自体すごいです!!!
  46. 48 : : 2014/06/07(土) 17:44:48
    電話の歴史を急スピードで下っていったな
  47. 49 : : 2014/08/19(火) 13:07:21
    すげぇw歴史を感じますねw(小6だけどw

    ハンジさん神ですよねw

    お疲れ様です!
  48. 50 : : 2014/08/21(木) 19:26:07
    >>48に禿げ敷く同意
  49. 51 : : 2014/08/29(金) 17:01:03
    スマホ





        
  50. 52 : : 2020/10/06(火) 09:14:57
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=12
  51. 53 : : 2020/10/26(月) 13:54:44
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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