ツンデレラ2
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- 1 : 2014/04/21(月) 20:12:30 :
- あーうるさいうるさいっ
枕で耳を塞いでるのに聞こえる声...あの子どんな声してんの?
「ひーめーさーん。でてきてぇな!」
カチン。キレた。
よし、追い返そう。
あたしは勢いよく窓を開けて怒鳴った。
「そもそもあんたねぇ、なに人ん家の庭でギャーギャー騒いでんの!この、常識はずれ!」
「あっ待ってたで。」
「くっ...」
この子...お構いなしか... 変な言葉で喋ってるし...まるで宇宙人。
「改めて、あたしは小春や。」
「翔太..です。」
「そ..宗也です。」
「姫さん、あんた名前なんていいはるの?」
「名前ぇ?」
名前...さっきひらめいたけど...あってるかな? まあいいや。
「中村...愛子」
「ん?」
「だーかーら。な・か・む・ら・あ・い・こ。もうわかったでしょ? シッシッ」
「あっ待ってえな!」
窓をしめようとしてんのに小春が邪魔してくる。 以外と力強いし...
「ぐぬぬぬぬぬぬ」
小春がうめき声をあげる。 でもうるさいことは変わらない。
「なんで小春そんなにしつこいの! もうでてけ!」
「あっそれは...」
「ん?」
初めて翔太くんが(本格的に)喋った。
「翔太くんだっけ? 声澄んでてステ...」
「ステ?」
小春が口を挟んであたしははっとした。
「スッステ...その...スッ、ステーキ屋さんに行ったらどうよ? 別にステキなんて言ってなくてよ。ステーキ屋よ!ステキじゃなくて。 わかった?」
「あっはい。」
やっぱ翔太って子、素直で純粋でピュアで...王子的少年! な...なんて思ってないけどっ
「さっきの続き、僕達、姫様に頼みたいことがあって...」
「頼み事?」
「僕たちは、失った家族を探しに、このコーンウォール王国に来たんです。」
こんどは宗也くん。 声は..普通か。
「失った家族か...それがあたしとなんの関係があって?」
「実は...」
宗也くんの目が泳ぐ。
「ネットで調べたんやけど...姫さんもぎょうさん家族失っとる!」
「!!!」
また脳内に稲妻が走った。 家族...あたしそういえば養女だったっけ。 もう!なんで今日は稲妻はしってばっかりなの!?
「だからな、失った家族、この四人で探そ。」
それどころじゃなかったあたしは小春が何言ったなんか知らない。
なんか大事なことだとは気づいていたけど...続
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- 2 : 2014/04/22(火) 16:43:06 :
- あれ?何でこっちに書いてんだwww?まっいいけど
普通は一個スレ立ててそこで続ける幹事なんだけどな
まあ期待だ
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- 3 : 2014/04/22(火) 16:59:16 :
- ありがとうございまーす
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