アニ「 仮 面 」
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- 1 : 2014/04/18(金) 22:04:45 :
- (・ω・)ノ
よかったら読んで下さい。
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- 2 : 2014/04/18(金) 22:06:10 :
「ねぇアルミン。
いつから私を
そんな目で見てたの?」
碧い目を
ギラリ、と光らせた。
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- 3 : 2014/04/18(金) 22:13:52 :
幼い頃から親はだけだった。
いや、正確には
私にはお父さんだけだった。
「アニ、父さんだけは
味方だから。」
と、言ったから。
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- 4 : 2014/04/18(金) 22:17:41 :
なぜお父さんが謝ったのか
今でもわからない。
私を兵器に仕上げたから
だろうか。
"いいぞ、アニ"
と、言ってたのは
親子の愛情からではなく
戦士としてだったからなのか。
そんなの、わからない。
…知りたくもない。
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- 5 : 2014/04/18(金) 22:20:24 :
- 期待‼︎
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- 6 : 2014/04/19(土) 07:07:09 :
- >>5ありがとうございます(^^)‼︎
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- 7 : 2014/04/20(日) 19:13:24 :
稽古は厳しかったけど
お父さんからの愛情を
たくさん受けている
つもりだった。
「さすがは俺の娘だ」
褒められている気がして。
親子の絆が深まる
時間だと、錯覚して。
お父さん、今どうしてるのかな。
壁を壊せと、私達に
告げられた時は
どんな気持ちだったのかな。
お父さんが喜んでくれるなら。
と、しか考え無かった。
「アニ、本当に行くんだね。」
「親父さん置いてって
いいのかよ。」
「構わないわ。
さっさと歩いてよ。」
あんなに稽古したんだもの。
大丈夫よ。
私は、女型の巨人。
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- 8 : 2014/04/20(日) 19:18:53 :
- 期待
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- 9 : 2014/04/20(日) 19:27:04 :
- >>8ありがとうございます(^^)!
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- 10 : 2014/04/20(日) 19:35:54 :
あの歳で山を移動するのは
時間がかかった。
月夜の中、あの時私は
何を考えていたのだろう。
体力には自信あったけど
やっぱりまだ子供だもの。
ライナーは汗をかきながら
黙々と進み、
ベルトルトは目を泳がし
ブツブツ言っていたかな。
私は、足を踏ん張るしか
無かった。
必要最低限意外、
話たくなかった。
このふたりにでさえも、
目を合わせたくなかった。
「ね、ねぇライナー。
休憩しない?」
「ベルトルトまたかよ。
…どうするアニ?」
「…すれば、いいじゃない。」
壁を、人を、
殺しに行くんだから。
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- 11 : 2014/04/24(木) 19:19:06 :
「ベルトルト…。」
「ラ、ライナー…。
等々…着いたね。」
「あぁ。
アニ、お前は先に行ってろ。」
「……。」スッ
「アニ!」
「作戦なら、解ってるわよ。」
「うっ…。」
はいはい。
予定ではこの辺が手薄なはず…。
ほうら。警備が薄かったわね。
お酒飲んでるし。
今から壁が
壊されるというのに。
ここが
「トロスト区…。」
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