このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
【僕とハンジと、時々、巨人】~進撃の×××××!!!編~
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- 1 : 2014/04/12(土) 15:08:24 :
- こんにちは。執筆を始めさせていただきます。
いつもシリアス続きの数珠繋ぎ。今回は、ちょっと明る目の話です。
矛盾な点、訳のわからない点などありましたら、コメントにてお願いします。
頑張ってお答えし、皆さんに楽しんでもらえるように、努めます。
今回は、第104期生も入団済み、という設定なので、作中にちょこちょこ出てきます。
では、どうぞ…
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- 2 : 2014/04/12(土) 15:11:43 :
- <調査兵団本部にて>
エルヴィン 「本当に…すまない。」
ハンジ 「いや、いいって別に。」
エルヴィン 「とにかく、メガネは弁償するが…それよりも…」
ハンジ 「…気にしなくていいって…」
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- 3 : 2014/04/12(土) 15:20:47 :
- <30分程前のこと…>
エルヴィン (俺のループタイ…やっぱりないな…)
エルヴィン 「」
エルヴィン (やはり風呂場に忘れたのか…)
<風呂場にて>
ハンジ (ふぃ~っ、朝風呂ってのも、また格別だなぁ…)
エルヴィン (まさか浴槽に落とし…)
ガラッ…
エルヴィン (て…)
エルヴィン 「」
ハンジ 「」
ハンジ 「…う…うわわわわわわぁ~っ///!!!」
エルヴィン 「あ…す…すまない…」
ー扉を閉め、出ていこうとするエルヴィン。しかし運悪く棚に足をぶつけ、ハンジのメガネを落とし、割ってしまうー
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- 4 : 2014/04/12(土) 15:33:20 :
- <そして現在>ーとりあえず着替えたハンジー
ハンジ 「メガネ、弁償するっていってもすぐじゃないでしょ?困ったな…」
エルヴィン 「早急に作るようにする。」
ハンジ 「うん、お願いね。」
エルヴィン 「その…すまない…」
ハンジ 「早く直してね、メガネ。」
エルヴィン 「いや…見てしまって…」
ハンジ 「え、何か見たの?」
エルヴィン 「…風呂場を…」
ハンジ 「えっ…な…何言ってんの。そこはさらっと流してくんないと、逆に照れるじゃん。///」
エルヴィン 「あ…そうだな。じゃあ流すか…」
ハンジ 「エルヴィンって、変なとこ真面目だよね…」
エルヴィン 「そうか…これから気を付ける。」
ハンジ 「…だからさぁ…」
エルヴィン 「そうだ、ハンジ。何か望みはあるか。1つだけきいてやろう。俺ができることなら…」
ハンジ 「えっ…そんな急に言われても…」
エルヴィン 「…そうだな。とにかく、早くメガネを…」
ハンジ 「あっ!」
エルヴィン 「ん?」
ハンジ 「私、ずっと調査兵団のみんなとやりたい事があったんだ!」
エルヴィン 「…なんだ…?」
ハンジ 「あのね…」
エルヴィン 「」
ハンジ 「かくれんぼ!!!」
-
- 5 : 2014/04/12(土) 15:42:27 :
- エルヴィン 「かく…れんぼ…?」
ハンジ 「うん!」
エルヴィン 「かくれんぼって…あの、かくれんぼのことか?」
ハンジ 「そうだよ!」
エルヴィン 「本気か?」
ハンジ 「もちろん!」
エルヴィン 「…やっぱり、この話は…」
ハンジ 「えっ…ええっ…エルヴィンが何か望みはあるかってきいたのに!いいよ、いいよ。これからみんなに、エルヴィンに無理矢理犯されたって言いふらしてやるから!」
エルヴィン 「おいおい…」
ハンジ 「私は嫌だと言ったのに…エルヴィンが…団長の言うことがきけないのか、と無理矢理押し倒し…」
エルヴィン 「待て。頼むから待ってくれ。」
ハンジ 「うん。待つ。」
エルヴィン 「大体…お前な…」
ハンジ 「かっくれ~んぼす~るも~のよっといで♪」
エルヴィン 「お前が入ってたのは、男湯だぞ!」
ハンジ 「………んっ?」
-
- 6 : 2014/04/12(土) 16:08:09 :
- <団長室に主な面々が集まりました>
モブリット 「…とか言いつつ、ほとんどの兵士は、不審がって拒否しましたけどね…」
ナナバ 「私はおもしろそうだと思ったんだけどな…」
ミケ 「俺は昔からかくれんぼは得意だった…」
ナナバ 「ミケは絶対、鬼やらないでね。」
エレン 「…あの、ハンジさん…本当にやるんですか?」
ハンジ 「うん、私はいつでも本気だよ。」
エレン 「その…リヴァイ兵長が…さっきから1言も口をきかなくて…」
ハンジ 「どうしたの、リヴァイ。調子悪いの?」
リヴァイ 「…これは持論だが…」
ハンジ 「…うん?」
リヴァイ 「何事にも勝負事には常にリスクを背負うべきだと思う。」
ハンジ 「…は…つまり…」
ナナバ 「最初に見つかっちゃった人には、何か罰ゲームを。」
ハンジ 「最初に見つかっちゃった人は、最後まで見つからなかった人の言うことを何でもきくっていうことにすれば?」
ナナバ 「うん、それいいね。」
リヴァイ 「たいそうなリスクだな。悪くはないが…」
エレン ホッ…「兵長の機嫌が直ってよかった…」
エルヴィン 「じゃあ、鬼は俺が…」
ハンジ 「ちょっと!!なに1人抜け出そうとしてんの!」
リヴァイ 「そうだぞエルヴィン…貴様にリスクを背負う度胸はねぇってか。」
エルヴィン 「…わかった。どうやって決める、じゃんけんか?」
ハンジ 「よぉぉっし!いくぞ~!!」
全員 「じゃ~んけ~んぽん!!!」
ハンジ 「…ナナバが鬼!」
ナナバ 「う~ん私か…よし、みんな隠れて!」
ハンジ 「よしナナバ、目をつぶって100数えてね!」
エレン 「本部内のどこかに隠れればいいんですか?」
エルヴィン 「外もありか?」
ハンジ 「えっと…とりあえず調査兵団本部内であれば、外もOK。本部より外に出ちゃダメだよ。」
リヴァイ 「それと…見つからねぇからって、関係のない他の兵士から聞きだすのもなしだ。」
ハンジ 「よし、決まり!!それじゃあ…スタート!!」
ナナバ 「いーち、にーい、さーん…」
-
- 9 : 2014/04/12(土) 16:17:33 :
- ※ここで、状況を整理します
鬼→ナナバ
隠れる人→ハンジ、モブリット、ミケ、リヴァイ、エルヴィン、エレン
です。さて、どうなることやら…
-
- 11 : 2014/04/12(土) 16:26:29 :
- リヴァイ 「さて、どこに隠れるか…」
エレン 「どこにしますか、兵長。」
リヴァイ 「エレン、お前は地下にもぐれ。」
エレン 「えっ…こんなときもオレは地下ですか!?」
リヴァイ 「そうでなければ、俺と別行動はできんだろ。」
エレン 「一緒に隠れるという選択は…」
リヴァイ 「無ぇ。」
エレン 「…もぐります。」
ーとぼとぼと地下へ降りるエレンー
ハンジ 「リヴァイはどこに…っていうか、こういうのって小柄なほうが有利だよね…」ククク…
リヴァイ 「てめぇは巨人の腹ん中にでも隠れてろ。」
ハンジ 「あっそうか…って出てこられないじゃん!…どうしよ。とにかく、下の階にでも…」
リヴァイ 「俺は外に出る。」
ハンジ 「じゃあ、ここで。グットラック、リヴァイ。」
リヴァイ 「…フン。」
-
- 13 : 2014/04/12(土) 16:37:35 :
- モブリット 「…どこがいいんだろう…」
ミケ 「さあな。」
モブリット 「ミケ分隊長は、鼻が利くから、こんな時有利ですよね…」
ミケ 「いや。もしナナバが近づいて来るのがわかっても、下手に動けんから同じだ。」
モブリット 「…そんなもんでしょうか…」
ミケ 「食堂の方へ行くか…」
モブリット 「僕は外に行こうかな…」
エルヴィン (はぁ…団長室なら色々隠れるところも思いつくんだが、ありきたりだよな…)
エルヴィン 「」
エルヴィン (ふむ…男子寮の方へ行ってみるか…)
ナナバ 「きゅーじゅきゅ…ひゃーくっ!」
ナナバ (…よし、行くか。まず下から捜そうかな…)
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- 14 : 2014/04/12(土) 16:49:28 :
- <食堂にて>
ライナー 「…なぁベルトゥ……ベルトルト…」
ベルトルト 「君の口から名前を噛まれるとは思わなかったよ、ライナー。」
ライナー 「…すまない…」
ベルトルト 「で、なんだい?」
ライナー 「さっきの話…どう思う?」
ベルトルト 「かくれんぼのことかい?」
ライナー 「そうだ。」
ベルトルト 「僕は…誰も参加する様子がなかったから…何となく場を流したけど…」
ライナー 「大体、団長から直々にかくれんぼしないか、などと誘われて、まともにとりあう奴の気がしれないな。」
ベルトルト 「エレンは参加したようだね。」
ライナー 「まあ、あいつもリヴァイ兵士長と行動を共にしてるからな…まあ、彼らも大人だ。そんなふざけた遊びなどせずに、今日も人類の勝利のために、精進しているにちがいない。」
ベルトルト 「そう…そうだよね。」
ライナー 「…おっと。コーヒーがもう空だ。」
ベルトルト 「僕が淹れるよ。」
ライナー 「ああ。すまない。」
-
- 15 : 2014/04/12(土) 17:06:07 :
- ー流し台の方へと歩くベルトルトー
ベルトルト (えっと…コーヒーポットは…ん?)
ー流し台の下に膝を抱えてうずくまるミケを発見ー
ベルトルト 「え!?」
ミケ 「しっ!!」
ベルトルト (小声で)「…なに…やってるんですか…」※以下、小声での会話です
ミケ 「かくれんぼだ。」
ベルトルト 「…えっ…じゃあ…本当に…?」
ミケ 「かくれんぼは行われている。」
ベルトルト 「…そんな…」
ミケ 「お前は…においは覚えているが、名前が思い出せない…」
ーベルトルト、しゃがんだまま敬礼しー
ベルトルト 「第104期生、ベルトルト.フーバーです。」
ミケ 「ああ、ベルトルト.フーバーか。」
ベルトルト 「…あ、はい…」
ミケ 「ベルトルト.フーバー。俺がここに隠れていることは、絶対に秘密だぞ。」
ベルトルト 「…わかりました。」
ミケ 「ありがとう…ベルトルト.フーバー…」
ベルトルト 「僕の方こそ…ありがとうございます…」
ーコーヒーを淹れ、ライナーのもとへと戻るベルトルトー
ライナー 「…遅かったな。」
ベルトルト 「…ライナー…」
ライナー 「…なんだ。」
ベルトルト 「僕の名前…フルネームで呼んでみてくれないか。」
ライナー 「えっ…なんでいきなり…お前はベルトルト…えっと…」
ベルトルト 「…もう、いいよ…」
ベルトルト (ミケ.ザカリアス分隊長…一生…は無理でも、可能な限りついていきます!)
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- 17 : 2014/04/12(土) 17:27:17 :
- <食料庫にて>
アルミン (まったくサシャったら…備蓄の芋にも限りがあるんだから、あんまりがっつかないでもらいたいよな…)
アルミン 「…あれ?」
ー酒樽の周りの床が濡れているー
アルミン (おかしいな…ネズミでもいるのかな…)
ー酒樽のフタを開けるアルミンー
ハンジ 「…にゃ?」
アルミン 「わぁぁっ!?」
ハンジ 「しるかにしてくれはい…?」←訳 静かにしてくれない…?
アルミン 「ハ…ハンジ分隊長!?こんなところで何を…」
ハンジ 「かくれんぼ♡」デヘヘ
アルミン 「かく…じゃあ団長の言ってたことは…本当だったのか…」
ハンジ 「そうらよ?」
アルミン 「…で、ハンジ分隊長は酒樽の中に隠れ…ようとして、中のお酒を飲み、中に入ってベロンベロンになった、と…」
ハンジ 「うひゃひゃ、せいか~い…」
アルミン 「」
ハンジ 「みふかっちゃうから…ふら、ひめてくれはい…?」←訳 見つかっちゃうから、フタ、閉めてくれない…?
アルミン 「…誰が捜しに来るんですか?」
ハンジ 「ナナバ~♪」
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- 19 : 2014/04/12(土) 17:49:31 :
- アルミン (ナナバさんは確か…クリスタのいる班の班長だったな…)※アルミンはクリスタのこと、ちょっといいな♡と思ってる設定でお願いします。
ハンジ 「ひめて~」←訳 閉めて~
アルミン 「はっ…はい。」
ハンジ 「ナナバには、ひわわいれよ~」←訳 ナナバには、言わないでよ~
アルミン 「はい…もちろんですよ。」※ここからアルミン、ゲスミン化します(^_^;)
ナナバ 「あっ…アルミン…」
ゲスミン 「ナナバさん…どうしたんですか、こんな所で…」
ナナバ 「いや…ちょっと…」(聞いちゃいけないんだよな…めんどくさい)
ゲスミン 「そういえばナナバさん、僕ちょっと気になる事があって…」
ナナバ 「えっ、なんだい?」
ゲスミン 「酒樽の周りの床が、すごい濡れてて、ネズミでもいるのかなって。」
ナナバ 「それは大変だ。見に行ってみよう。」
ゲスミン (ふふふ)
ナナバ 「…本当だ。ネズミが樽に穴でも開けたのかなぁ…」
ゲスミン 「中を確認してみた方がいいですかね…」
ナナバ 「そうだね…」
ーフタを開けるナナバー
ハンジ 「にゃ?」
ナナバ 「わっ…ハンジ!?」
ハンジ 「みふかった…アルミン…らまっててって…」
ナナバ 「ん?アルミン??」
ゲスミン 「ハンジ分隊長ったら、こんなに酔っぱらっちゃって…もう訳わかんなくなってるんですよね。いやぁ驚いたなぁ、僕てっきりネズミか何かいるかと思ってたのにナナバさんがフタを開けたらハンジ分隊長が入ってていやぁほんっとにびっくりしたなぁ…」
ハンジ 「ふにゃら…」
ナナバ 「ほら、ハンジしっかりして…アルミン、手伝ってくれる?」
ゲスミン 「はい…いやぁしかし、びっくりだなぁ…」
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- 20 : 2014/04/12(土) 18:12:37 :
- <地下にて>
エレン (はぁ…とりあえず潜り込んだけど…大丈夫かな…)
エレン 「」
エレン (ん、誰か来るぞ…1人じゃない…)
ユミル 「しっかし…地下ってのはなんでこうもジメジメしてんのかね…」
クリスタ 「日光が当たらないから…仕方ないよ…」
ミカサ 「別に…ついてきてもらわなくても良かった…1人で捜せる。」
クリスタ 「みんなで捜した方が早く見つかるよ。」
ユミル 「それに…エレンとあんたが逢い引きしてるとこ、1度見てやろうと思ってさ…」
ミカサ 「///そんなこと…しない。」
クリスタ 「こらっ、ユミル!」
ユミル 「へへっ。」
ー並べられた木箱にもたれ、座り込むミカサ。ユミル、クリスタも並んで座るー
ユミル 「…なぁ、ミカサ…」
ミカサ 「なに?」
ユミル 「エレンとは、どこまでいったんだ?」
ミカサ 「…は?」
クリスタ 「ちょっと、ユミル!」
ユミル 「クリスタ、お前だって気になるだろ?当然もうキスはしたんだろ?そっから先は?はっきり言っちゃっていいからさ。」
ミカサ 「///エレンと私は…家族。恋人じゃない。」
ユミル 「はっ…2人だけの秘密ってやつか。」
ミカサ 「ちがう!」
クリスタ 「ユミル!!いい加減にしなよ!」
ユミル 「ちぇっ。」
クリスタ 「ごめんね、ミカサ。」
ミカサ 「分かってもらえたら、それでいい。」
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- 21 : 2014/04/12(土) 18:22:17 :
- クリスタ 「…でも、エレンとミカサって、本当に家族みたいだよね…」
ミカサ 「家族だから、それは当然。」
クリスタ 「エレンも、そう思っているのかな…」
ミカサ 「エレンの気持ちは…エレンにしか分からない。」
クリスタ 「…うん。」
ミカサ 「私は…エレンが傷つくと悲しい。エレンが嬉しいと…私も…嬉しい。」
ユミル 「っか~、ラブラブじゃん。」
クリスタ 「きっと…エレンも同じ気持ちだと思うよ。」
ミカサ 「エレンも…私が悲しい時は悲しい…ことに?」
ユミル 「単純に考えりゃ、そういうことだな。」
ミカサ 「だとしたら私は…もっと強くなる。エレンを悲しませたくない…から。」
ユミル 「ヒュ~♪」
クリスタ 「ミカサのその気持ち、エレンに伝えてみたらどうかな…」
ミカサ 「え…」
ユミル 「…おい、誰か来るぞ。」
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- 23 : 2014/04/12(土) 18:33:33 :
- ナナバ 「…やあ、君たち。」
クリスタ 「あ…ナナバ班長…と…ハンジ分隊長!」
ー慌てて敬礼する3人ー
ナナバ 「あ…いいって。君たち、こんな所でなにしてんの?」
ミカサ 「エレン…エレンがどこを捜しても見つからないんです!」
ナナバ 「そりゃそうだよ。」
ミカサ 「え?」
ナナバ 「エレンは今…かくれんぼ中だからね。」
ミカサ 「じゃあ…団長がかくれんぼをやろうとしていたというのは…」
ナナバ 「本当だよ。で、私が鬼なんだ。」
ミカサ 「はあ…」
? 「ふぇっくしょん!!」
一同 「!?」
-
- 26 : 2014/04/12(土) 21:28:56 :
- クリスタ 「今…くしゃみをする音が…」
ー先程もたれ掛かっていた木箱に駆け寄り、フタを開けるミカサー
ミカサ 「…エレン!」
エレン 「よ…よぉ…」
ナナバ 「エレン、み~つけた♪」
エレン 「…残念です…ところでナナバさん、どうしてハンジさんを抱っこしてるんですか?」
ナナバ 「ああ、これ?どうやらハンジは酒が入ると、抱っこ魔になるらしくて…」
エレン 「…抱っこ魔…ですか…」
ハンジ 「んにゃ…エ~レ~ン~」
エレン 「は…はい!?」
ハンジ 「抱っこしてにゃ~」
ーエレンに迫るハンジ!ー
ミカサ 「ハンジ分隊長…抱っこは私がやります…ので、エレンに迫るのは…」
ハンジ 「にゃ~エレンがい~い~っ!」
エレン 「いいってミカサ!ハンジさん、オレが抱っこします!」
ハンジ 「やった~☆」
ミカサ 「エレン!腕や腰を痛めたらどうするの!?」
エレン 「そんなことねぇって…よっと…ほら、どうだ。楽勝だ!」
ー得意気なエレンー
ミカサ 「エレン…」
ハンジ 「にゃっ…ははっ…エレンの抱っこ~」
エレン 「見ろ、ミカサ。お前に頼らなくたって、オレにも出来るんだぞ。」
ミカサ 「…うん…」
クリスタ 「エレン、嬉しそうだね。」
ユミル 「どや顔全開だな。」
ナナバ 「…さ、エレン。残りのみんなを捜しに行くよ!」
エレン 「はいっ!」
ミカサ 「エレン…気をつけて。」
エレン 「お前さ…」
ミカサ 「なに?」
エレン 「オレが嬉しい時…お前も嬉しいんだろ?」
ミカサ 「…あ…///」
クリスタ 「きかれてた…」
ユミル 「なに…結局のろけかよ…」
-
- 27 : 2014/04/12(土) 21:47:56 :
- <男子寮にて>
ジャン 「ミカサのやつ…今日もエレンエレンって…あんな死に急ぎ野郎のどこがいいんだよ…」
コニー 「なぁジャン…その死に急ぎ野郎って一体誰なんだ?そんな名前のやつ、いたか?」
ジャン 「お前は黙ってろ、このバカ!!!」
コニー 「いきなりバカとはなんだよ!悪人面な上に馬面なくせしてよ!」
ジャン 「うるっせぇ!」
ーコニーの胸ぐらをつかむジャンー
ビリィッ
コニー 「…っておい、服が破けたじゃねぇか!」
ジャン 「あ…すまない…」
コニー 「ったく…新しい服に着替えねぇと…」
ークローゼットを開けるコニーー
コニー 「…と何を着………団長!?」
ー慌てて扉を閉めるコニーー
ジャン 「おめ…何言ってんだ…いくらバカだからって…」
コニー 「ちがう!本当に団長がいたんだ、この中に!!」
ジャン 「はいはい…分かりましたよ…まったく、バカな冗談に付き合ってる暇は…」
ー再びクローゼットの扉を開けるジャンー
ジャン 「ねぇ…って……団長!?」
エルヴィン 「…やあ。」
コニー 「ほら、本当にいただろ!オレはバカじゃねぇからな!!」
ジャン 「お前団長に向かって指差してんじゃねぇよ!敬礼しろ、バカ!!」
コニー 「あ…失礼しました、団長!」
エルヴィン 「いや…いいんだ。驚かせてすまない。」
ジャン 「あの…団長…なぜ、そんなところに…」
エルヴィン 「その…あれだ…かくれんぼだ。」
ジャン 「えっ…じゃあ本当に…」
コニー 「上官たちも、案外遊んでんだな…」
ジャン 「バカ!…とにかく、オレたちは見なかったことにして、このまま扉を閉めます。団長…ご武運を!」
エルヴィン 「うむ…ありがとう。」
パタン…
-
- 28 : 2014/04/12(土) 21:58:26 :
- ジャン 「ふぅ…さ、コニー、オレたちは、何も見なかった…いいな?」
コニー 「おぅ、分かってる。」
エレン 「おお、お前ら…」
ジャン 「エレン…お前、何やってんだ?」
エレン 「ハンジさんを抱っこしてるに決まってんだろ!」
ナナバ 「ここは、君たちの部屋なの?」
ジャン 「はい。ナナバ班長…ここでなにを…」
ナナバ 「ちょっと…人を捜してるんだけど…」
<↓以下、小声で>
ジャン 「…おい、コニー…しゃべるなよ。」
コニー 「ああ…分かってるよ…」
ジャン 「お前はバカだから…」
ーコニー、大声で!ー
コニー 「おい、いくらオレがバカだからって、エルヴィン団長がオレたちの部屋のクローゼットの中に隠れてることを、そんな簡単にしゃべるわけねぇだろ!!!」
ジャン 「…あ。」
ナナバ 「あ。」
エレン 「あ。」
ハンジ 「にゃ?」
ナナバ 「そうか…クローゼット…」
コニー 「」
ジャン 「…バッカ野郎!!!」
-
- 30 : 2014/04/12(土) 22:06:34 :
- <調査兵団本部、外庭にて>※ミケもエルヴィンのあとにみつかりました
ナナバ 「…ミケさえみつかれば、あとは楽勝だね。」
ミケ 「俺は協力しないぞ。」
ナナバ 「ええっ!?なんでさ…」
エルヴィン 「ミケが教えたら反則だろ。」
ミケ 「それに…ハンジがくっついてると、酒のにおいで鼻が利かない。」
ハンジ 「にゃ~、ミ~ケ~♪」※ハンジは今、ミケに抱っこされています
ナナバ 「う~ん、あとはモブリットとリヴァイ兵長か…」
エレン 「リヴァイ兵長はキレイ好きだから、あまり汚いところに隠れないんじゃ…」
ナナバ 「そう考えると、外っていうのも考えにくいのかな…」
-
- 33 : 2014/04/12(土) 22:21:42 :
- <馬小屋前にて>
エレン 「…ここはあり得ませんね…」
ナナバ 「まぁ、リヴァイ兵長の場合はあり得ないにしても、モブリットもいるしね…」
ハンジ 「にゃ?」
ミケ 「どうした、ハンジ…」
ハンジ 「にゃ~……にゃ!」ピキーン
ー干し草の山に突進するハンジー
ハンジ 「モブリット~!」
ー干し草の山の中から、モブリットを掘り起こすハンジー
モブリット 「えっ…ぶ…分隊長!?」
ナナバ 「モブリット、み~つけた♪」
ハンジ 「モブリット~抱っこして~ね~」
モブリット 「分隊長…お酒臭い…」
ナナバ 「さ、いちゃつく2人は放っておいて、リヴァイ兵長を捜そうか。」
ハンジ 「抱っこぉ~」
モブリット 「はいはい…よっこらしょっと…」
ハンジ 「わ~い♪」
モブリット 「はぁ…ハンジさん、少し軽くなったみたいですよ。実験に集中するのもいいですが、しっかり食事も摂ってくださいね…」
ハンジ 「モブリット…いいにおいがする…」
モブリット 「干し草の中にいましたからね…」
ハンジ 「みゅふふ…」
ーモブリットの胸に顔をうずめるハンジー
-
- 36 : 2014/04/12(土) 22:37:25 :
- エレン 「あの…団長…」
エルヴィン 「なんだ。」
エレン 「そうやって目隠しされると…前が見えないんですけど…」
エルヴィン 「そうか。」
エレン 「あの…手を…」
エルヴィン 「いや、今目の前にある光景は、新兵には刺激が強すぎるのではないかと思ってな。」
ミケ 「その考えは古いぞエルヴィン…若い奴はこっちがごまかそうとすればするほど、興味をもつもんだぞ。」
エルヴィン 「…そうか…」
ー手を放すエルヴィンー
エレン 「…っと…そうですよ、団長。オレだってもう子供じゃありません。セフレの意味だって、ちゃんと知ってるんですから!」エッヘン
ナナバ 「」
ミケ 「」
モブリット 「」
ハンジ 「…にゃ?」
エルヴィン 「…エレン、どこでそんな言葉を覚えたんだ?」
エレン 「リヴァイ兵長に、教えてもらったんです!」キラキラ
ナナバ 「」
ミケ 「」
モブリット 「」
ハンジ 「…にゃにゃ?」
エルヴィン 「…リヴァイ…新兵に何を教えてるんだ…」
ナナバ 「とにかく、他を捜そう…」
-
- 39 : 2014/04/12(土) 22:54:59 :
- <夜、団長室にて>
ナナバ 「…もう、足が棒になりそう…」
エルヴィン 「リヴァイはどこにいるんだ…」
エレン 「兵長…もしかしたら、もう、かくれんぼなんかやめて、どこか本部の外に出てるんじゃ…」
エルヴィン 「うむ…」
ハンジ 「もう、リヴァイったら…」
モブリット 「分隊長…酔いがさめたんなら、おりてください…」
ハンジ 「え~、いいじゃ~ん。」
ナナバ 「はいはい。…ねえ、ミケ、もう教えてくれてもいいでしょ。」
エルヴィン 「そうだな…ミケ、頼む。」
ミケ 「分かった。みんな、外に出てくれ…」
ナナバ 「え!?外にいるの!?」
-
- 40 : 2014/04/12(土) 23:02:48 :
- <一同、外に出ました>
ーミケ、空を見上げてー
ミケ 「おい、リヴァイ…降参だ、出てきてくれ!」
ー 一同、空を見上げていると、立体機動を駆使し、颯爽とリヴァイが舞い降りてくるー
ハンジ 「リヴァイ!どこにいたの!?」
リヴァイ 「本部の建物の…屋根の上だ。」
ナナバ 「…そこか…気が付かなかったな…」
ハンジ 「ずっといたの?」
リヴァイ 「ああ。」
ハンジ 「何してたの?」
リヴァイ 「…空を眺めてた…」
ー吹き出すハンジー
ハンジ 「ぷ…ははは…空ってリヴァイ…少年かあんたは…」
リヴァイ 「うるせぇ…酒くせぇんだよ、クソメガネ。」
-
- 41 : 2014/04/12(土) 23:25:40 :
- エルヴィン 「まぁとにかく、これで全員みつかった。かくれんぼは、これでお開きとしよう。」
ミケ 「…そうだな。」
ナナバ 「うん。」
エレン 「はい!」
ハンジ 「あ~楽しかった!」
モブリット 「…ですね。」
リヴァイ 「…待て。」
エルヴィン 「どうした、リヴァイ。」
リヴァイ 「おい、お前たち、最初に決めた条件を忘れちゃいねぇだろうな…」
ナナバ 「あ…そういえば…」
ハンジ 「最初にみつかった人は、最後までみつからなかった人の言うことを何でもきくっていう…」
リヴァイ 「そうだ。最初にみつかったバカはどいつだ?」
エルヴィン チラ
ナナバ チラ
ミケ チラ
エレン チラ
モブリット チラ
ハンジ 「…えっ…私!?」
リヴァイ 「ほぉ…悪くない。」
モブリット 「ちょっと待ってください!分隊長の代わりに僕が…」
リヴァイ 「ふざけるな。」
ハンジ 「そうだよ、モブリット。これは約束なんだから。気持ちは嬉しいけど…」
リヴァイ 「さぁ…何をしてもらおうか…」ゴゴゴ…
ハンジ 「何でもきいてやろうじゃないの…」ゴゴゴ…
エレン (…そうか…これがセフレ同士の会話か…)
エルヴィン 「…とにかく、今回の話はここまでだ…」
ーエルヴィン、カメラ目線になりー
エルヴィン 「この続きは、次回に持ち越しとなる。最後まで読んでくれて感謝する。君に敬意を…」
ーハンジもカメラ目線でー
ハンジ 「みんな、今回のほろ酔いハンジさん、どうだった!?よかった!?よかったよねぇぇっ!?」
リヴァイ 「…引っ込め酒酔いクソメガネ。周りが引いてるのが分からんか。」
ハンジ 「…ま、素直になれないちびっこ兵長は放っておいて、次回も頑張るから、応援してね…にゃん♪」
リヴァイ 「数珠繋ぎが次の話を書き終わるまで、てめぇの命があるって保証はどこにもねぇがな…」
ハンジ 「はははっ。じゃあみんな、まったね~♪」
-
- 43 : 2014/04/12(土) 23:31:58 :
- 以上で終了とさせていただきます。
今回のお話についてですが…
私はSSに出会った当時は、リヴァハンが大好きでした。
その…帰巣本能と申しましょうか…急にリヴァハンが書きたくなり、前振り段階として、今回のお話を書かせていただきました。
次回の執筆にむけて…頑張りたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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