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『ATTACK ON TITANー魂を統べる者ー1』
- 未分類 × 進撃の巨人
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- 1 : 2014/04/12(土) 12:37:42 :
- このサイトでこういった物が見てもらえるのかどうか。実験的な意味も含めて投下したいと思います。バトルが好きな人って実は多かったりすると思うんです。その割にバトル作品は少ない。だからお試し投下です!!
面白い、続きを読みたいと思ったら、面倒くさがらず、コメントやstarをください。続編の有無もそれで決めようと思っているので。
古参としてここまでバトルがうまいとの評価を頂いて来ましたが、まだまだ若輩者ですので駄文かもしれません。最後までお付き合いいただければ幸いです。
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- 2 : 2014/04/12(土) 12:42:58 :
- 第一話
THE TITAN
AND THE
JAEGAR
我等は
その強大さを
今思い出す
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- 3 : 2014/04/12(土) 12:44:24 :
- 市民「この税金泥棒が!!」
壁外調査から帰った調査兵団にむかって怒声をあげる男がいた。
俺はその男の肩を叩き、声を掛ける。
???「なぁ、おっさん。」
市民「あ?なんか用か?坊主 」
エレン・イェーガー/15歳
髪の色/ブラウン
瞳の色/翠
職業/訓練兵
特技/
-
- 4 : 2014/04/12(土) 12:46:35 :
- なんの罪悪感も持たぬ顔に俺は眉を寄せる。
エレン「人のこと言えねぇだろ?
おっさん。」
エレン「あんただって嫁さん殺してんじゃねぇか。」
市民「……てめぇなに意味のわかんねぇ事言ってやがる!」
誰も知らぬはずの真実を語る目の前の俺の姿に明らかに狼狽しながらも、白を切る男に苛立ちを隠せず低くドスの聞いた声でとどめとばかりに告げる。
【特技/】
エレン「しらばっくれんなよ……これが見えねぇか?」
指差す先に男が目を移すとそこには血塗れの女の姿があった。
【"ユウレイが見える"】
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- 6 : 2014/04/13(日) 14:09:02 :
- >>5
ありがとうございます!
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- 7 : 2014/04/13(日) 14:12:44 :
それをみた男は言葉を失い尻餅をつき、顔中に油汗を流す。
市民「あ、ああ…。」
市民「うわぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!」
恐怖に怯え頭を抱えうずくまる男を見下ろしていたが、嘲笑する気にすらなれなかった。妻を殺しのうのうと笑っていられた男に対する行き場をなくした憤りが心に渦巻いていた。如何ともし難い気持ちに苛まれ立っていると、ミカサが駆け寄って来る。
ミカサ「エレン憲兵を呼んできた。」
ミカサ・アッカーマン
流れる様に艶やかな黒髪に、吸い込まれそうなほど深い黒をたたえる瞳。その美しい少女は母さんは巨人に殺され、父さんは行方不明そんな俺にとって残された唯一の家族であり、共に訓練の日々を過ごす仲間だ。
エレン「ああサンキュ!ミカサ!」
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- 10 : 2014/04/13(日) 17:53:41 :
- ミカサのあとに続いて憲兵が現れる。
憲兵「妻殺しの罪人はどこだ?」
憲兵団の腐敗なんてのが囁かれているが、まあ多少仕事もするんだななどと考えてながら見ていると憲兵に声をかけられる。
エレン「あ、ああ。すみません。こいつです。」
憲兵「協力感謝する!」
憲兵が男の腕に錠をかけ連れ去った後、沈黙していた幽霊がおずおずと口を開く。
市民の妻(幽霊)「すまないねぇ兄ちゃん。 協力してもらっちゃって。」
市民の妻(幽霊)「どうしてもあいつを懲らしめたくてね。」
エレン「ああ。 いいよいいよ気にしなくて。」
エレン「俺もああ言う奴ムカつくし。」
エレン「じゃあな。そんな事より早いとこ成仏しとけよ~」
市民の妻(幽霊)「はいよ~」
そう言って俺とミカサは幽霊の元を離れ人混みに戻るのだった。
そう
俺はユウレイの見える男
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- 13 : 2014/04/15(火) 09:57:27 :
- 2人で歩いていると、ミカサが表情に乏しい顔に微妙ながらも不満の色を浮かべているのに気づく。
エレン「ミカサどうしたんだ?腹でも痛いのか?」
ミカサ「違う。エレンはずるい幽霊が見られて。」
突然ミカサが「ずるい」なんてらしくない言葉を口にするものだから、聞き間違いかと思い、思わず聞き返してしまう。
エレン「ご、ごめん……なんて?」
ミカサ「だから、エレンは幽霊が見られてずるい。」
俺はこんな能力あって良い事はないし、いらないと思っていた。それに普段とは違うミカサの反応も重なりおかしさがこみ上げて来る。
エレン「っははは。まじか。」
ミカサ「・・・・・・」
突然笑い出した俺にミカサは目を丸くして、驚きを隠せない様子だった。しばらくすると笑いもおさまり、俺はふうっと一息つく。
エレン「いやぁ。悪い悪い。」
エレン「突然だったからさ。」
ミカサ「そう。」
無愛想な普段と比べても素っ気ない返事に俺は違和感を覚えミカサの顔をのぞくと、微かに頬を膨らませ、俺と目を合わせないように顔を背けた。頬を膨らませるくらいならもっと思い切って膨らませればいいと思うのだが、そうもいかないようだ。明らかに怒っているのをみて、流石にこのままはまずいと思いフォローに入ろうとするのだった。
エレン「なぁ。ミカサ。」
ミカサ「なに?」
エレン「いや、その……なんか怒ってないか?」
ミカサ「怒ってない。」
エレン「でも……頬を膨らませてるよね?」
エレン「目を合わせてくれないよね?」
ミカサ「だから、怒ってないと言っている。」
口では怒ってないと言い張るが頑としてこちらを向こうとせず、終いには歩くスピードをあげて歩き去ってしまう始末。取りつく島もないとはまさにこの事である。
俺にはただミカサを追いかけるしかないのだった。
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- 14 : 2014/04/15(火) 12:06:39 :
- そんな何気ない日常に慣れてしまっていた。
俺たちは仮初の平和を享受し
奴等の恐怖を忘れて行く
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- 15 : 2014/04/15(火) 18:15:57 :
- 壁上固定砲整備
そこからすべてははじまった。
俺たちはただ何気無く談笑してた。みんなが調査兵団にいくって言い出して驚いたり、サシャが肉をとってきたり。
だけど、それは続かない。
幸福は逃げて行く
虚偽の平和も終わりを告げる
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- 16 : 2014/04/16(水) 16:54:03 :
- それは固定砲の整備が粗方終わり、そろそろ帰ろうかなどと話している時だった。俺は身体に強い重圧を感じた。それが何かはわからなかったが、ただ直感的に危険だと思った。何の根拠があるわけではない。しかし叫ばずにはいられなかった。
エレン「固定砲整備4班今すぐここを離脱しろ!」
一同「え?」
エレン「黙っていけぇぇえ!!」
一同「は、はい!」
俺の様子のおかしさに気づいたのか班員はその場から立体起動で離脱すると背後から人影が現れる。
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- 17 : 2014/04/16(水) 17:08:17 :
- そこにはよく見知った男の姿があった。不可解な状況や言葉の数々に顔をしかめる。
エレン「なにを言ってやがる……ベルトルト!」
ベルトルト・フーバー
俺の同期にして104期訓練兵の中で第3位の成績を収めた男がそこに立っていた。
ベルトルト「もう気づいてるんだろ?僕が危険だって。」
エレン「意味わかんねぇよ!なんの冗談なんだ?」
ベルトルト「これでもかい?ハァァッ!」
ベルトルトがブレードを抜き放ち、俺の視界から消えたように見えた。
俺には反応できない。ベルトルトはそう確信しただろう。実際に俺には見えなかったし、その上回転を加え背後を狙って来たのだから。
それは万全過ぎる程だった。俺自身が表面的に言えば死を意識する暇すらもないほどに
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- 20 : 2014/04/17(木) 10:13:10 :
- しかし、いやだからこそ結果は違ったのかもしれない。
金属同士のぶつかる大きな音が響く。俺は背後に迫るベルトルトの凶刃と自分の背中の間にブレード間に割り込ませ、受け止めていた。
ベルトルト「…なっ!?」
エレン「おいおい突然背後に斬りかかるなんてご挨拶じゃねぇか。ベルトルト。」
エレン「驚いてんのはお前だけじゃねぇさ俺だってわけわかんねぇよ。」
エレン「だけど、背後にお前がきた事を俺の何かが感じたんだ。」
そのままブレードをずらし回転を加え薙ぎ払うが、涼しい顔でベルトルトは後ろに飛び退きかわす。
ベルトルト「君の霊圧感知能力がそこまで上がっていたとはね……大誤算だ。」
ベルトルト「やはり君は邪魔だ。ここで殺す。」
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- 21 : 2014/04/17(木) 18:59:28 :
- ベルトルトの身体から殺気が噴き出す。その恐怖以前に、ベルトルトが裏切り、俺に刃を向けている事が未だに信じられずにいた。
エレン「お前は一体誰の味方なんだよ!」
エレン「なんで俺を殺そうとするんだ!!」
ベルトルト「どうせ死ぬんだ教えてあげるよ。」
ベルトルト「僕は巨人だ。」
エレン「嘘っ……だろ……」
ベルトルト「嘘じゃないよ本当のことさ。」
今まで信じていた。共に巨人を打ち倒す仲間だと。今でも信じたいそう思ってる。しかし、ベルトルトの口からでた言葉はあいつが絶対に許してはならない者である事を意味していた。頬を涙が伝い、ブレードを握る手に力がこもる。
エレン「お前たちが俺の母さんを……俺の家族をっ……!」
エレン「この裏切りもんがぁぁぁぁあ!!!」
俺は自分の怒りを、憎しみを、これまでの信頼を、すべて想いを込めベルトルトに向けブレードを振り下ろす。今までに感じた事がないほどに身体が動くのを感じた。
人の肉をブレードが切り裂く音が響く
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- 25 : 2014/04/18(金) 10:00:32 :
- しかし…
血を噴き出し倒れたのはベルトルトではなく俺だった。
俺のブレードは半ばで折れ地面に突き刺さり、ベルトルトは背後にいた。
エレン「なん…だとっ…」
ベルトルト「残念。素晴らしい速さだ。」
ベルトルト「僕でなければ勝てたかもね。」
ベルトルト「頚動脈を数箇所に渡り切断した。」
ベルトルト「君はあと数分もしないうちに死ぬ。」
ベルトルト「すぐに殺さないのは同期だったの君への最後の情けだ。」
エレン「く…そっ!くそっ!」
エレン「また…俺は何もできない…のか…」
母の死んだあの時となにも変わらない。力がないためにただ地に伏す事しか出来ない。悔しさに歯を食いしばり、地面を打ち付けるがそんな事をしたところでなにも変わらない。そして、間もなく俺の意識は途絶えた。
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- 26 : 2014/04/18(金) 17:59:11 :
- ◇ ◇ ◇
その時、私は屋根を渡り走っていた。エレンの霊圧の異常を感知し、もうすぐそこまで来ている。
ミカサ「はっ!?エレンの霊圧が消えたっ……!?」
突然消えた霊圧に動揺するも、意識を集中しエレンの霊圧を探す。エレンが生きている事を祈りながら、ほんの僅かな霊圧すら見落とさないように全力で集中するのだった。すると極々僅かながらエレンの霊圧を感じる。
ミカサ「……!!エレンはまだ生きている!」
ミカサ「霊圧の乱れを感じて向かってみれば…。まさかこんな事になるとは…。急がねば!」
全速力でエレンの元を目指す。彼を救わねばならない。
絶対に守ると約束したのだから。
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- 30 : 2014/04/19(土) 23:26:46 :
- 到着するとそこには血の海に沈むエレンとその横に立つベルトルトの姿があった。
ミカサ「……ベルトルトこれはどういう事。説明して。」
ベルトルト「僕がエレンを殺した。それだけさ。」
飄々とした様子で答えるベルトルト。その様子にミカサ抑えていた怒りが爆発する。
ミカサ「貴様ぁぁあ!!」
ベルトルト「君はもう覚醒してるみたいだね。」
ベルトルト「良いよ。相手をしてあげる。」
ミカサの周りに凄まじい霊圧が生まれる。しかし、ベルトルトは顔色ひとつ変えないどころか笑っているのだった。
-
- 34 : 2014/04/20(日) 14:47:01 :
- ◇ ◇ ◇
…ン。…エ…ン。…エレン…
俺は名を呼ばれ目を覚ます。真っ暗で俺以外になにもない空間。ただ俺の名を呼ぶ声がする世界。目覚めているのに、頭の中にはもやがかかったようにはっきりしない。
エレン「だれ……?」
???「私はお前……お前の力だ……」
エレン「ちから……?もういいよ。しんじまったんだ。いみねぇ。」
???「お前はまだ死んでない……」
???「今ミカサがお前のためにベルトルトと戦っている……」
エレン「みかさが……べるとるとと……」
???「私の名前を呼べ……ミカサを護りたいんだろ……?」
エレン「ミカサを……」
ミカサを護る。その一言で徐々に意識がクリアになって行く。自分が今何をすべきか、何がしたいのかがはっきりとわかる。
エレン「ああ。そうだった……ミカサを護らないと!」
エレン「教えてくれ!お前の名を!!」
???「さぁ!呼べ!我が名は!」
???エレン
「「羅刹(らせつ)!!!」」
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- 37 : 2014/04/21(月) 19:45:13 :
- ◇ ◇ ◇
敵に攻撃を弾かれ体制を崩し、片膝をつく。傷はさほど酷くはない。しかし万策尽き果て、もう打つ手がなかった。
ミカサ「くっ……なぜ……!?」
ミカサ「全く通用しないなんて……!」
ベルトルト「確かに君の斬魄刀の能力は素晴らしい。脅威的だ。」
ベルトルト「だけど、今の君はあまりにもろ過ぎた。エレンを失った君はね。」
ミカサ「……私の負け。殺すといい。」
ベルトルト「言われなくとも、君を殺して壁を破壊させてもらうよ。」
ベルトルトがミカサの命を絶つべくブレードを振り上げる、エレンを守れない悔しさはあったが、私自身もその現実を受け入れていた。死の覚悟を決め目を閉じたその時、そこに有るはずのない声が轟く。
「勝手に諦めてんじゃねぇぞ!!ミカサ!!」
声のする方を見ると、そこにはエレンが立っていた大量の出血は止まり、傷も消えていた。
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- 42 : 2014/04/22(火) 16:43:37 :
- ◇ ◇ ◇
目を開けるとそこには片膝をつき、無抵抗に殺されようとするミカサの姿があった。
エレン「勝手に諦めてんじゃねぇぞ!!ミカサ!!」
ミカサやベルトルトの顔に動揺が奔る。死んだと思っていた俺が立ち上がった事に驚いているのだろう。
傷は塞がった。力は手にした。
ベルトルト「ありえない…なんで!殺したはず!」
ミカサ「エレンの霊圧が大きくなって行く!?」
あとは戦い、切り開くのみ。
斬魄刀を抜き放ち、重く静かに告げる。
エレン「2回戦と行こうぜ」
エレン『羅刹!!』
その名を呼ぶと、俺の手に真紅の刀が現れる。その色は深く暗いまるで怒りや憎しみを具象化したかのようだった。
だがそれだけではないと言う事がわかっていた……
その色は護り抜くという血約の色、誓いの色であると。
ミカサ「……なんて霊圧!?」
ベルトルト「僕は大変な物を目覚めさせちゃったのかもね……」
エレン「さぁ。やろうぜ!」
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- 44 : 2014/04/23(水) 21:14:32 :
- >>43
毎度ありがとうございますT ^ T
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- 47 : 2014/04/23(水) 23:48:18 :
- エレン「俺にも時間が無いもんでな。さっさと終わらせる!!」
俺は今迄とは比べものにならないスピードでベルトルトに迫り、一閃する。
それを苦悶の表情を浮かべながらなんとか受け止めたベルトルトは、衝撃を利用し後ろに飛びのいた。
ベルトルト「なんて速さだ……!?」
エレン「ちっ。これでもダメか……。」
エレン「あんまり上は使いたくないが仕方ねぇ。」
ベルトルトは強い。手を抜けば俺が殺されるのは明白。一気に方を付けるつもりで言った。
腰を落とし、刀を身体に隠すように構える。脚に力を溜め、バネが弾けるかのように飛び出した。
ミカサやベルトルトの顔に驚愕の色が奔る。恐らく彼らには俺が消えたかのように映っているのだろう。
2人の身体が交差し立ち位置が入れ替わる。
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- 48 : 2014/04/24(木) 14:10:48 :
- すると、ベルトルトの腕が切り落とされ、血が噴き出す。しかし、ベルトルトは一瞬焦りを見せたものの直ぐに冷静さを取り戻す。
ベルトルト「!?」
エレン「くそっ……まだうまく扱えねぇか……。」
胴を真っ二つにするつもりで放った一撃は逸れ、腕を切り落とすのみにとどまっていた。それはエレンがまだ力を使いこなせていない事を意味していた。しかしエレンの目に希望の色が宿る。
エレン「だけど、この力なら……!」
ベルトルト「これはまずいなぁ。一旦撤退した方が良さそうだ。」
エレン「逃がすと思か?」
ベルトルト「逃がさないと言っても逃げるさ。」
ベルトルト「今回は壁も諦めてあげるよ。」
ベルトルト「また会おう。」
エレン「待てっ!!……あっつ!」
ベルトルトはその場から姿を消した。追おうとしたが高温の蒸気に阻まれてそれもできなかった。
-
- 49 : 2014/04/25(金) 16:18:09 :
エレン「くそっ!逃がしたか。」
逃がした悔しさと共に、死の脅威から逃れた安堵があった。そのせいか、疲れが押し寄せると共に眩暈がし、よろめき片膝をつく。
エレン「うっ……」
ミカサ「エレン!大丈夫!?」
エレン「ああ大丈夫だ。ちと貧血気味だけどな。」
ミカサ「よかった……あまり無茶はしないで欲しい。」
ミカサは自分を他所に俺の心配ばかりする。いつもの事ではあるが、無理をしている時も少なくはない。それを考えると不安がこみ上げるのだった。
エレン「そういうお前は大丈夫なのか?」
ミカサ「私は早々に諦めそうになっていたから……」
ミカサ「それに今回はエレンに護られてしまった。次は……」
俺にとって女の子に護られることや、世話を焼かれるのに強い抵抗はあったが絶対に許せないと言うものではなかった。
今まで俺はミカサを護れるほどに強くはなかった。だが今は違う。そうはっきり言えるだけの力を得たのだ。護られているだけなど嫌なのはわかり切ったことだった。
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- 52 : 2014/04/26(土) 16:00:24 :
- エレン「待て待て!」
エレン「大丈夫なのはいいが、俺にもお前を守らせてくれよ。」
エレン「お前ばっかずりぃだろうが。」
ミカサ「でも私は」
エレン「それ以上言うな。ちゃんとわかってるからさ。」
エレン「でもな。俺だってミカサを大切に思ってる。」
エレン「大切な人を護たいってのはおかしなことか?」
ミカサ「……わかった。ありがとう。」
最後にミカサが笑ったような気がした。本の一瞬のごくごく微小な変化。本当に笑ったのか、気のせいだったのかはわからない。ただミカサが機嫌を良くしたのは間違いなかった。
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- 63 : 2014/04/28(月) 17:00:04 :
- エレン「そういえば前幽霊見えるのずるいとか言ってたくせにお前見えてるだろ!」
ミカサ「き、気のせい。」
エレン「んな馬鹿な話があるか!」
顔を背け誤魔化そうとしたミカサであったが、ようやく観念したのかエレンと向き直る。
ミカサ「確かにみえている。」
ミカサ「けど、エレンも笑ったからおあいこ。」
エレン「そこは案外根に持つのな……。」
エレン「まあいいや。戻ってベルトルトの事を報告しないとな。」
ミカサ「ええ。」
その後俺たちはその日あった事の一部始終を報告した。もちろん俺たちの力の事も全て。
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- 70 : 2014/04/30(水) 18:10:32 :
- その日に調査隊が組まれ、ベルトルトの部屋に押し入ったが、既にそこにはベルトルトの姿はなく、荷物はもちろんの事証拠になりそうな物は何ひとつ残っていなかった。
敵を捕縛するチャンスはあったにも関わらず、姿がわかったという収穫以外に人類の進撃に直接的な影響を及ぼすようなものは得られなかった。
空になったベルトルトの部屋をみて俺は拳を握り締め、再び誓う。
必ず奴等を倒さなきゃならない。
例えこの先どんな困難が待っていようとも。
to be continued…
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- 71 : 2014/04/30(水) 18:12:35 :
- とりあえず一旦ここで終わります!
まだ続きはあるんですが、冒頭のポエムとかも挟んで行きたいので短く区切らせて貰いました!面白いと思ったらコメント、スターどしどしお願いします!良ければお友達とかにも紹介してあげてください!
では次回作でお会いしましょう!
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- 72 : 2014/04/30(水) 18:13:11 :
- あ、スター、コメントが少なかったら続編の有無考えます……身勝手ですみません。
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- 73 : 2014/04/30(水) 18:25:52 :
- 凄い面白い。期待しています。
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- 74 : 2014/04/30(水) 18:41:22 :
- 面白かったです!楽しめました‼︎
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- 75 : 2014/04/30(水) 22:50:54 :
- 続き期待よん
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- 77 : 2014/05/03(土) 17:14:26 :
- ちなみに、
俺「続編頼む。」m(土下座)m
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- 78 : 2014/05/04(日) 18:20:40 :
- >>77
続編希望してくれますか……嬉しいです!
ひとまず最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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- 79 : 2014/06/29(日) 19:00:52 :
- 続編
http://www.ssnote.net/archives/16077#bottom
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- 80 : 2020/09/28(月) 11:13:43 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
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- 81 : 2020/10/27(火) 10:22:36 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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