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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

逃げる俺と殺し合い学園生活:大和田 紋土

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  1. 1 : : 2014/04/09(水) 00:50:36
    始めまして Ut4m4r0(ゆーたまろ)と申します

    初投稿ですので至らない部分もありますが
    どうか優しい目で見ていただけるとありがたいです

    それと更新頻度ですが
    あまり早くないです

    たまに出たと思ったら一気に物語が進むと思われます

    また、キャラクターの口調など
    たまにおかしいときがありますが
    その時はごめんなさい
  2. 2 : : 2014/04/09(水) 00:52:06
    プロローグ「兄貴との誓い」

    俺はとんでもないことをした…
    周りからの目、期待、疑念 そのプレッシャーから唯一の肉親を死に至らしめた
    兄貴は言っていた
    「このチームは紋土に託す」
    突然の引退だチームの皆も最初は戸惑っていた
    でも 皆兄貴に女がいて子供も腹の中にいたことを知っている
    家にいる時も俺が寝た後机に向かって何やら勉強をしていた
    族「リーダー!今までありがとうございました!」
    「おう!後は紋土に任せる!」
    族「はい!」
    満場一致だった
  3. 3 : : 2014/04/09(水) 00:52:38
    しかし、俺は聞いてしまったそれは兄貴を囲む集団の後ろの方の2人の話声だった
    「いいのか?弟にチームを任せちまって」
    「俺は大亜さんについてきたんだ、大亜さんの言うことは間違いないだろう」
    「確かに弟の方も強いんだけどよ、不安じゃねーか?」

    そんな声…兄貴と2人でやってきたチーム
    今は兄貴の言葉で俺についてきてくれる人は大半だろう
    でも、それは俺の力ではない兄貴の力だ
    「んじゃお前ら後はよろしくな」
    兄貴は去ろうと背中を向ける
    「待ってくれ兄貴」
    何故か口から出た言葉
    「どうした?紋土」
    「俺と…勝負してくれないか?」
    兄貴は少し驚いた顔をしている
    そして、いつもの笑顔…最後の笑顔…今までの中で一番の笑顔を俺に向けた
  4. 4 : : 2014/04/09(水) 00:53:14
    葬儀の時 俺は誰とも顔を合わせられなかった
    誰とも…

    俺は今までずっと兄貴と2人で暮らしてきた
    自慢の兄貴だった
    俺はずっと兄貴の背中を追いかけてた
    兄貴が彼女を家に連れてきたときも家族が増えたと思い嬉しかった
    だが、妊娠したことにより兄貴は彼女ばかり見るようになった
    正直、悲しい気持ちが大きかったが仕方ないと納得していた

    そんなことをずっと考えてしまっているうちに葬儀が終わった

    みんなが去った後も俺はずっと座ったままだった
  5. 5 : : 2014/04/09(水) 00:53:40
    「大和田 紋土君だね」
    いきなり声をかけられる
    ずっと下を向いてたため首の骨がなる 見上げるとスーツを着た見知らぬ30代程の男
    「そうです」
    一言で返す
    「私は希望ヶ峰学園の学園長の霧切だ」
    男はそういい名刺を渡す
    そして続ける
    「君を希望ヶ峰学園にスカウトしたい、超高校生級の暴走族という名目でね」
    なんだよ・・・それ
    暴走族ってのはチームのことだ俺個人なら族じゃねーよ
    そして兄貴の言葉を思い出す
    「俺とお前で作ったチーム後は頼んだぞ・・・それにあいつもあいつと俺の子も・・・」
    そうだよ、俺が希望ヶ峰学園に入っちまったらチームはどうするんだよ
    それに兄貴との約束…
    「まぁすぐにとは言わない…考えといてくれたまえ」
    そう霧切 はいい残し去ろうとする
  6. 6 : : 2014/04/09(水) 00:54:06
    「おい」
    俺の口から出た言葉
    何を言うんだ俺
    霧切が振り返る
    「どうしかしたかい?大和田君」
    「いつなんだよ」
    「どういうことかな?」
    首をかしげる霧切
    「入学式、俺を希望ヶ峰学園に入れてくれ」
    少し驚いた顔をする霧切 そして優しい笑顔に変わる
    「なら、今すぐ準備してきたまえ私はそこで待っているから」


    俺は逃げた
    全てから そして、兄貴との約束から・・・

    プロローグ完
  7. 7 : : 2014/04/09(水) 00:58:04
    このような感じのSSとなっています
    今、現在1話終了時まで書き進めており
    1話の修正が終わり次第投稿させていただきます

    本当は3話くらいまで完成していたのですが
    PCのメモリが飛んでしまったので…(泣き)

    プロローグも本当は2倍くらいの長さだったのです;w;

    というわけで影を背負った大和田 紋土君のお話となっております
  8. 8 : : 2014/04/09(水) 01:02:40
    おお!大和田ですか。
    大和田にスポットライトを当てたssは珍しいですね。期待です!

    文の間に空白入れたら見やすいと思いますよ!
  9. 9 : : 2014/04/09(水) 01:05:44
    >>8 風邪は不治の病さん
    ありがとうございます!
    スマホで作品を読ませていただきました
    素晴らしい作品ばかりで
    僕も創作意欲が沸いて登校しちゃいました><!

    アドバイスありがとうございます!
    頑張ります!
  10. 10 : : 2014/04/09(水) 01:07:02
    第一話「ようこそ絶望学園」

    俺は校門前で深呼吸した

    学園長から貰った入学予定者の紙で全員の顔と名前を一致させた

    「うっし!」
    気合いを入れて一歩踏み出す

    なんだこれ、景色が歪む…
    昨日はしっかり睡眠をとったはず…なんでだ?
    たってられ・・・な・・・い・・・・・・・・・・
  11. 11 : : 2014/04/09(水) 01:09:11
    ========================================

    「だぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁああああああああああああ!」

    またあの日の夢だ…

    兄貴…チームの皆…

    「ここは・・・どこなんだ?」

    周りを見渡す
    規則正しく置かれた机と椅子・・・目の前の黒板
    「教室?」

    時計は7:30を指している、夜なのか?朝なのか?朝だとしたら俺は校門からここで寝てる時間は20分ほど
    誰が俺を動かした?
    夜なら納得できるが

    わからないのは…これだ
    窓があるはずの所に鉄板が塞いである
    「これじゃまるで…牢獄だな」

    立ち上がると床に一枚の紙が落ちた
    それを拾い上げ読む
    きたねぇ ひらがなでこう書かれている
    『はちじに たいいくかんへ あつまってください にゅうがくしきをおこないます』


    「8時か・・・・」
    時計は7:40を指している
    とりあえず急がねえとな・・・扉を開け右に歩を進めた
  12. 12 : : 2014/04/09(水) 01:10:28
    そして、扉の前で立ち止まる・・・
    「どうして、俺は」



    体育館の場所を知っていたんだ?
    俺は今日、入学したばかりでこの学校の内部について知らないはず

    なのに俺は体育館へとの文字を見てここに迷いもせずにたどり着いた


    「まぁ気にしても仕方ねえか」

    扉を開くともう既に何人か人が集まっていた
  13. 13 : : 2014/04/09(水) 01:14:04
    「おっと・・・誰か来たようだな?よっと!」

    茶髪で髪をツンツン立てた男がオーバーハンドでバスケットボールを放る

    スッっとゴールを揺らす

    こいつは桑田 怜恩だな 確か超高校生級の野球選手だな
    「うぃーっす!俺の名前は桑田 怜恩だっ!マキシマムカッケー俺だからすぐに名前を覚えるはずだぜ」

    「おっおう・・・俺は大和田 紋土だよろしくな」

    「おはようございます!」

    白い制服に身を包んだ男がきっちりした礼をした
    「それに桑田君!入学式の前にバスケットボールなどで遊ぶなど論外だ」

    「マキシマムうるせー!!」
    耳をふさぐふりをする桑田
    問題児ってことだなこの桑田という男は

    「超高校生級の野球選手と言えども高校生なのだ」
    「マキシマムストレートくらえ!」
    と桑田が拾い上げたバスケットボールをものすごい速さで投げる


    白い制服の男の顔面に一直線に向かっていくバスケットボールは
    顔面すれすれで音もなく床に落ちる


    「アポ?」


    「桑田よ、人に対して投げる球では無かろう…次にこのような行動を我の前で見せたら…その時は…」
    そういうセーラー服を着た鬼は桑田 怜恩のことを睨みつける
  14. 14 : : 2014/04/09(水) 01:19:03
    8時になるころには体育館もにぎやかになっていた最後に来た苗木 誠も合わせて15人の生徒が集まり自己紹介も終えた

    (後、1人…超高校生級の軍人だけか)


    その時体育館のステージの上にある教壇から物凄い破裂音がして
    白と黒が半分半分のクマのぬいぐるみが出てきた

    そいつが説明した内容ってのは
    ここに俺らが閉じ込められているということ
    ここで共同生活をしなければならないこと
    名前はモノクマということ
    大まかには3つのことだった

    十神「ふん、くだらん 俺はこんなところで生活などできるわけがない御曹司である俺を満足させることなどできん」

    モノクマ「うぷぷぷぷ、出る方法ならあるよ」

    十神「なんだ?あるのではないか 何をすればいい」

    モノクマ「ここにいる生徒をころせばいいんだよー」

    このクマ今何て言ったんだ?殺す?
    殺人・・・吹き飛ぶ体・・・止まらない血・・・寄ってくる野次馬
    「ふざ・・・けんな・・・」

    モノクマ「何々?大和田 紋土くん!?何か言った??」

    「ふざけんじゃねぇ!」

    モノクマ「ふざけてる?それは君の髪型のことかな?」

    石丸「AHAHAHAHA 確かにそうだな・・・・すまない」

    「てめーをぶっ殺してやるよ!!!!」
    俺はぬいぐるみの首を掴んで持ち上げる

    モノクマ「学園長への暴力は禁止事項だよ」
    そうぬいぐるみが叫ぶ


    そして俺にしか聞こえないように呟く






    モノクマ「殺人経験者の君ならすぐにでられるから安心してよ」
    「ッッッ・・・」
    ぬいぐるみから機械音がなる・・・俺はさっきのぬいぐるみの発言が耳から離れない



    殺人経験者…殺人…オレハ アニキ ヲ コロシタ…
  15. 15 : : 2014/04/09(水) 01:26:24
    桑田「あぶねーぞ大和田!」

    動けない俺の手からぬいぐるみを引ったくり桑田はみんなのいないところへ遠投した


    その瞬間
    ドカーーーーーーーーーーーーン
    凄まじい音をたてて爆発を起こした


    桑田「大丈夫か?大和田」
    「おう・・・すまねぇ・・・助かった」


    セレス「ぬいぐるみが消えてしまってはわたくしたちは殺し合いをせずとも良いのではないでしょうか?」

    「ぬいぐるみじゃないよ、モノクマだよ」
    教壇からまたモノクマが出てくる

    モノクマ「まぁ、ここで質問タイムです!さぁさぁみんなどーんときてよ うぷぷぷぷ」


    十神「殺せばいいのなら1人で1人殺したとして7人出れることになる・・・それでいいんだな?」

    葉隠「おい、十神っちまさか」

    十神「ふん、ルールの確認だいちいち騒ぐな愚民ウニが」

    葉隠「桑田っちのほうがうにっぽいべ!」



    モノクマ「最大7人?うぷぷぷそんなに甘くないよー」

    そして全員に学級裁判のことが告げられる




    モノクマ「皆理解できたかな?」

    江ノ島 「ふざけんじゃないわよ!あたし、そんなのには参加しないから」

    モノクマ「なんでさ!せっかく僕が用意したってのに」

    江ノ島「あんたなんかに従うつもりなんてないわ!」

    そしてモノクマは江ノ島 盾子に向かって走り出す

    モノクマ「正義は勝つんだー」

    距離がどんどん縮まる



    そして江ノ島が片足を上げる


    「あいつ・・・踏む気だっ」
    まずい…学園長への暴力は禁止
    その足でやつを踏んでしまったら…


    江ノ島 盾子は



    死ぬ

    「やめろおおおおおおおおお」
    目の前で人が死ぬのはもうごめんだ…

    江ノ島を止めようと走り出すが間に合いそうも無い

    くそっ…俺は…俺は…

    江ノ島とモノクマの距離が近づき江ノ島が足を下ろそうとしたとき


    後ろから風が吹いた
  16. 16 : : 2014/04/09(水) 01:34:06
    バチーン


    江ノ島「いったーぃ!」

    そこには尻餅をつく江ノ島 盾子と江ノ島 盾子を通り過ぎてしまったモノクマがいた


    そしてその横にはバスケットボール

    桑田「なんで、このクラスには短気しかいねーんだよ」
    投球動作を終えた桑田 怜恩の姿を見てこの状況を理解した



    石丸「江ノ島君!暴力で解決するなど言語道断だ!風紀が乱れる!」

    江ノ島「…ごめん」

    朝日奈「桑田!女の子にボールぶつけるなんてサイテー」

    大神「桑田よ、貴様は数十分前のことを忘れてしまうのか?」

    葉隠「大変だべ!江ノ島っちが黒髪に変化しちまってるべ」

    舞園「かつらでしょう」



    苗木「君、江ノ島さんだよね?」
    苗木の問いかけに江ノ島?は長い沈黙の後答える


    江ノ島?「私の名前は戦刃 むくろ 江ノ島 盾子は私の妹」

    葉隠「どうなってんだべ?」
    十神「ふん、このような狂っている空間で正常な答えを導き出すという行為こそが愚民共の相場だな」

    その時体育館のドアが開く

    「ごっめーん、化粧してたら遅れたリンゴっ☆」

    石丸「江ノ島くんが2人もいるではないか!」

    江ノ島「姉ちゃんありがと!私の代わりに入学式出てくれて!」

    戦刃「え?・・・あっ・・・うん」


    山田「瓜二つですなー」
    桑田「胸は本物の方がでかいな」
    葉隠「顔は戦刃っちのが可愛いべ」

    モノクマ「うぷぷぷぷ・・・ではみなさん学級裁判でお会いしましょう!」
    そしてモノクマはどっかに行ってしまった

    石丸「それでは、みんなで手分けをして学校を探索しようではないか!それと江ノ島くん!戦刃くん!探索の報告会の後じっくり説明してもらおう!」
    江ノ島「げっ・・・」
    戦刃「…わかった」


    そして始まっちまったんだ…俺たちの地獄のような学園生活が…

    1話 完
  17. 17 : : 2014/04/09(水) 01:43:06
    えっと、ここまでは書き溜めてあったので
    スラスラと投稿できました

    読んでくださった方ありがとうございます。

    そしてこれからの物語も読んでくださる方がいましたらよろしくお願いします

    殺し合い学園生活が始まります


    大和田は生き残ることができるのか!?


    それでは、みなさんまた後日 お会いしましょう
  18. 18 : : 2014/04/09(水) 01:44:38
    今日のところはお疲れ様でした!
    とても面白いですよ!引き続き期待です。
  19. 19 : : 2014/04/09(水) 03:15:33
    >>18
    ありがとうございます
    ちょっと安価とかとりたいなぁ
    なんて思っちゃってます

    僕のような初投稿の作者が安価を飛ばしても来ないんじゃないか
    っていう不安があります

    1回とって来なかったら次から無しにします
  20. 20 : : 2014/04/09(水) 03:17:24
    殺し合い生活1日目

    石丸「探索を開始する前に担当を決めようではないか!」

    山田「あのー…石丸 清多夏殿」
    言いにくそうに山田が石丸に話しかける

    石丸「何だね!山田君!」

    山田「拙者、お腹がすいたでござる」

    朝日奈「あたしもードーナッツ食べたいよぉー」


    石丸「ふむ、そうだな!食堂で昼食にしよう!そこで担当を決めよう」



    食堂へ向かう時1人の生徒が俺に話しかけてきた
    >>21
  21. 21 : : 2014/04/09(水) 06:51:07
    朝日奈
  22. 22 : : 2014/04/09(水) 09:41:32
    >>21

    ありがとうございます!
    この物語はまだ結末が決まってないので
    特定の固定イベントもありますが
    安価でのキャラとの交流でエンディングが変わったり
    なんて考えてます
    今後も安価の支援よろしくお願いします(土下座)




  23. 23 : : 2014/04/09(水) 09:41:41
    「大和田!であってるよね?」

    「あん?」
    急に呼ばれて振り返るとそこにはジャージ姿の女
    自己紹介のの時にやたら皆に話しかけていた


    確か超高校生級のスイマーである


    「オメーは朝日奈だっけか?」

    朝日奈「大正解!良かったら一緒に食堂までいこーよ!」

    と笑顔で話しかけてくる
    ヤベーな俺は自慢じゃないが女に対する耐性がねえんだ…ちょっとした記録さえある

    そう考えていると朝日奈は心配そうに顔を覗きこんでくる

    朝日奈「何?どうしたの?」

    「何でもない、行くぞ」

    朝日奈は食堂までの道のりを歩く間の大半をドーナッツの話をしていた
    どうやら無類のドーナッツ好きらしい

    そして、食堂が見えるころになった時俺は一つの質問を投げかけた

    朝日奈「モッチリとした食感も好きだけど、あのサクッっとした食感もたまらないのよ!」

    「なぁ…オメーよ」

    立ち止まり 振り返る朝日奈

    朝日奈「ん?何?あー・・・お腹すいてきて大和田の髪型クロワッサンに見えてきたよー」

    「モノクマからあんなこと言われて不安じゃねーのか?」

    とストレートに質問をぶつけてみる
    少しだけ朝日奈の顔色が曇るがそれも一瞬の事だった

    朝日奈「不安はあるけどさ!私たちがこのまま帰らなかったら親だって黙ってはいないだろうし、せっかく自己紹介しあって仲良くなれたんだもん!殺し合いなんかになるわけないんだよ!」

    朝日奈「それに」

    「何だ?」

    朝日奈「少なくとも私と大和田はそんなことする人じゃないもんね!」

    そう笑顔で言う朝日奈

    「おう…そうだな」

    朝日奈「でしょ!そろそろ行かないと 遅いではないかー って怒られちゃうよ?」

    そういい残し朝日奈は食堂の中に入っていく


    「そんなことするひとじゃない…か」



    違うんだ、俺は…俺はお前が思ってるような人間じゃねェ
    俺はここに来るまでにもう既に1人

    「いや、」

    これは俺を変えるチャンスだ

    そう言い聞かせ 食堂に入っていった
  24. 24 : : 2014/04/09(水) 10:12:12
    食堂に入ると案の定俺が最後だった

    石丸「遅いではないか!大和田君!心配したぞ!」


    朝日奈を見るとにやけながら やっぱり と口を動かしていた

    「わりー」

    適当に謝ってあいてる席に座る

    左には桑田 怜恩
    右には不二咲 千尋

    参ったな…また女の隣だ


    桑田「遅かったじゃねーか 便所か?」
    座って直後桑田から話しかけられる



    「いや、朝日奈と一緒に来た」

    その瞬間桑田が顔を寄せて俺にしか聞こえない声で言う


    「おめーの狙いは朝日奈か 俺は舞園ちゃんに決めたぜ!お互い頑張ろうな!」
  25. 25 : : 2014/04/09(水) 10:12:44
    「ちっちげーよ!!!!」

    思わずでけぇ声を出して立ち上がってしまった

    右の女がビクッっと体を痙攣させる

    皆の視線が痛い

    それと左の桑田のニヤニヤ顔は痛い思いをさせたい衝動に駆られる

    「わりー…」

    席に着き食事を摂る


    ふと右側の女を見る

    俯き目に涙を溜めている

    そして、その女の前に置かれた食品には一切手を付けていない

    「あのよー、不二咲だっけか?」

    不二咲「ぅん…そうだよぉ…」
    泣きそうで消え入りそうな声で答えが返ってきた

    「おめーよ…」

    ヤベーよ…勢いで話しかけちまったけど何話せばいいんだ???

    ひっ…閃いたぜっ…
  26. 26 : : 2014/04/09(水) 10:15:07
    「クロワッサン好きか?」

    不二咲「え?どういうことかな?」

    何言ってんだ俺はああああああ
    初対面の女にいきなり「クロワッサン好きか?」って何だよ

    左にいる桑田も困惑している

    「あれだよ、あれ 好きなもん見て食えば苦手な食いもんでも多少は変わるだろ?んで好きか?クロワッサン」

    不二咲「う…うん…好きだけど…クロワッサンなんてないよぉ?」

    「あるじゃねーか」

    不二咲「え?」

    不二咲 が殺し合い学園生活の開始後初めて顔をあげる

    そして俺は無言で自分の髪を指さす


    山田「ブフオオオオ 大和田 紋土殿wwww」
    桑田「マキシマムおもしれーじゃんか大和田wwww」

    活気が無かった食堂に笑いが起こる

    十神「ふん…下らん」 ピシィ
    大神「十神よ眼鏡が割れているぞ」

    石丸「どういうことだね!大和田君はクロワッサンなど持っていないじゃないか!」
    葉隠「ここに気づいていないやつが1人いるべ…」

    そして不二咲は涙が溜まってはいたが
    笑顔になり

    不二咲「えへへ、ありがとう大和田君」
    と言って食事をし始めた
  27. 27 : : 2014/04/09(水) 10:17:53
    さて、仕事に戻ります
    次は探索です
    大和田は誰と一緒に探索をすることになるのでしょうか

    4人くらいなら僕の絶望的な技量でもなんとかなりそうなので

    大和田と桑田以外で後2人

    仕事から帰ったときに書いてあるといいなぁ(チラッチラッ
  28. 28 : : 2014/04/09(水) 18:19:55
    安価でしたら苗木で!

    面白くてすらすら読めました!期待です!
  29. 29 : : 2014/04/09(水) 20:24:05
    >>28 ベータさん
    ありがとうございます!
    苗木君と葉隠君にしますね!
  30. 30 : : 2014/04/10(木) 18:26:02
    昨日に引き続き今日も更新できそうにありません
    僕のミスにより
    第二の殺人のコトダマを与えるはずの人物を
    第一の殺人の被害者にしてしまったためです
    涙をこぼしながら
    また新しく考えています
    気が付かず
    第2の殺人の学級裁判まで書いてしまった後気が付きました申し訳ありません
  31. 31 : : 2014/04/10(木) 18:26:41
    >>30 あ、これ僕です
  32. 32 : : 2014/04/10(木) 22:07:23
    んほおいいですね!!支援です!
    のんびり頑張ってください!
  33. 33 : : 2014/04/11(金) 09:32:01
    石丸「それでは、さっき言ったメンバーで行動を開始してくれたまえ!」

    石丸の声で俺たちはさっき決めた体育館の探索を始めた

    葉隠「ところでよー苗木っち」
    行動メンバーの1人である葉隠が苗木に話しかける

    苗木「何?葉隠君」

    葉隠「苗木っちの超高校級の幸運って具体的にはどんな力なんだべ?」

    桑田「それよー俺も気になってたんだよなー んでどうなんだ?苗木」

    苗木「力なんてものは何にも無いよ…ただ抽選で選ばれたってだけなんだ…」
    少し申し訳なさそうに苗木が答える

    桑田「そっかそっか」

    苗木「正直、入学するのは迷ったよ…」

    葉隠「何言ってんだべ苗木っち!運も実力のうちだべ!なぁ大和田っち」

    「そうだな 気にすることじゃねーよ」

    桑田「元気出せよ!俺も葉隠もクロワッサンもお前と同じ高校生なんだからよ ふつーでいいだろ」

    苗木「皆、ありがとう」

    何だかんだ今日出会ったにしては雰囲気はいいな



    数十分探したが外に通じる道はなく
    窓も塞がれていた


    葉隠「もう探してもねーべ!戻って報告することにするべ!もしかすっと、他の皆が見つけてくれてるかもしれねーべ」
    葉隠はそういい探索の終了を促す
    「そうだな、なんもなかったな体育館には」
    苗木「うん、そろそろ戻ろう」

    桑田「あーちょっと待った、大和田!教壇起こすの手伝ってくれ!苗木と葉隠は先に食堂にいっててくれ」
    ステージの上で桑田が言う

    葉隠「んじゃ苗木っち、俺たちは先に戻るとするべ!」
  34. 34 : : 2014/04/11(金) 09:43:56
    2人が体育館の外に出た後

    桑田が話しかけてくる

    桑田「お前ってさ」
    作業を止めて桑田に顔を見る

    「なんだ?そんな真剣な顔して…おめーまさか…」

    俺を殺す為に2人に…

    これが人を殺めてしまった人間の末路なのか…
    確か殺人が起こった後には学級裁判があるってモノクマは言っていた

    ここで桑田が俺を殺したら


    苗木と葉隠の証言で桑田はクロとして指名されちまう


    抵抗する気は全くないが状況が桑田を犯人にしちまうから


    やめておけって言おうとした時に桑田が口を開く
  35. 35 : : 2014/04/11(金) 09:53:03



    桑田「何考えてんだ?んなわけねーだろ」
    桑田が呆れ顔で笑う

    桑田「あんなクマの言うことマジにしちまってんのか?ナイナイ!」


    尚も笑いながら桑田は話す

    桑田「それに、暴走族の総長とタイマンしてかてるわけねーじゃん!」

    「悪かったな疑っちまって」

    桑田「こんな状況だし、仕方ねーって」

    桑田「大和田って、ホントに総長なんだな」
    桑田が真面目な顔に戻る

    「どういうことだよ」

    実際は俺が総長だった時なんて一日たりとも無い…だって俺は…

    桑田「周りをよく見てるってことだよ、初対面でいきなり殺し合いを命令されてみんなが余裕がない中でお前は隣の不二咲ちゃんの心配をした」

    桑田「それってよ」

    桑田が笑顔でいう

    桑田「流石、総長って感じだよな!俺はお前の事信じるぜずっとな!」

    そして、作業が終わった後
    2人で食堂まで戻った

    そして校内放送が鳴る…
  36. 36 : : 2014/04/11(金) 10:01:38
    >>32
    ありがとうございます!
    少しずつのんびり頑張っていきます!
  37. 37 : : 2014/04/12(土) 14:58:37
    ちょっとここで大和田 紋土以外のキャラ1人安価お願いします

    校内放送→安価→(察し)
    かもしれません

    お願いします
    >>38
  38. 38 : : 2014/04/13(日) 18:15:19
    舞園いいですか?
  39. 39 : : 2014/04/14(月) 03:07:35
    >>39ありがとうございます
    頑張っちゃいます☆
  40. 40 : : 2014/04/14(月) 03:27:41
    「ったっくよぉ、ついてねーな」

    ごみ袋を手にぶら下げ部屋のカギを開ける


    食堂に桑田と戻った時には全員集まっていた
    結果から言うと出口などは無く落胆していた

    その時、食堂にあるスピーカーからモノクマの声が出力される

    [えー…校内放送です 今週の掃除当番のお知らせです今週の掃除当番は大和田 紋土君です]

    「んあ?」
    掃除当番?何で俺なんだよ

    [うぷぷぷぷー 超高校級の暴走族が掃除当番だなんて絶望的だねー絶望ついでに皿洗いも大和田 紋土君に決定しました]

    十神「ふん、愚民にふさわしい職業だな」

    霧切「まさか、大和田君とはね」
  41. 41 : : 2014/04/14(月) 03:27:58
    ==================================================================

    そんなため息をついていると

    後ろから唯一手伝うと言ってくれた人物

    超高校生級のアイドルである 舞園 さやかが話しかけてきた

    舞園「なんだかんだ言ってしっかりやってるじゃないですか!結構家庭的なんですね!んしょっと」

    大和田「まぁな、俺は物心ついた時から親いなかったし、家事は結構慣れてんだよ」

    舞園「そうだったのですか…なんか、そのごめんなさい」
    俯き申し訳なさそうに呟く

    大和田「別にかまわねえよ、家事ができて損することねーだろ」
    そんな顔しないでほしかった
    たまにテレビで見ていたこいつは太陽のような笑顔だった
    少しファンだった時期もある、マグカップのグッズも買って使っていた
  42. 42 : : 2014/04/14(月) 03:28:12
    舞園「私にとってはこの生活では大和田くんが太陽です」

    大和田「なっ!」

    なんだ?俺、口に出してたか?
    舞園は顔を上げて笑顔で言う

    舞園「エスパーですから」

    大和田「あぁ…エスパーか…ならしかたねぇ…エスパアアアアアアアアアアア?????」

    やべぇ…みんな寝てるのに大声出しちまった

    舞園「ふふふ、冗談です勘ですよ勘!それと、みんなが起きる心配はありません防音ですから」

    「おっ・・・おう・・・」

    俺は終始笑顔の舞園に手伝ってもらい掃除当番を終えた


    1日目 終了
  43. 43 : : 2014/04/19(土) 00:43:29
    2日目


    「だああああああああああああ!」

    また、悪夢だ…いや、兄貴の夢だった
    きっとこのあと何年も…何十年も続くであろう悪夢
    でも、それは罪を犯した俺には当然の報いだ

    「取り敢えず髪セットしないとな」

    目をこすりつつ日課であるリーゼントを作るため洗面所へと向かう

    リーゼントを作り終え
    食堂へ向かった時間は7:30の集合よりも5分遅れてからだった
  44. 44 : : 2014/04/19(土) 00:43:43
    =========================================
    大和田 紋土 起床1時間前

    昨日は一睡もできなかった
    当たり前だ、何も知らない初対面の人間と同じ空間で過ごすことでさえ
    慣れていないことなのだ
    そして、もう一つ
    最大の理由は

    人を殺さないとここから出られない

    というものだった

    特に出たいというわけでは無いが、出たいと思っている人間に殺される場合は無いわけではない

    体が震える

    鏡で自分の顔を確認する

    寝不足だったからか顔色はあまりよくない


    1つ、閃いた…いや、閃いてしまった

    「人をコロス方法…」

    鏡の中の自分は何故か笑っていた
  45. 45 : : 2014/04/19(土) 00:45:04
    お久しぶりです
    一時は消そうかと思っていたこのSSですが
    もうちょっと頑張ってみます
  46. 46 : : 2014/04/19(土) 00:45:50
    がんばってください!消すのはもったいクオリティですよ!
  47. 47 : : 2014/04/19(土) 00:49:16
    >>46 風邪は不治の病さん
    いえいえ、そんな文才は無いので;w;
    結構考えはまとまってきました!

    これから結構安価とか出すと思うので
    ご協力お願いします><!
  48. 48 : : 2014/04/19(土) 00:59:45
    「ったくよぉ」

    皿洗いをしながら、悪態をつく

    一週間の雑用、2日目の俺は今日も元気に皿洗い

    「不二咲野菜残してる…」

    もったいねーな…野菜にはビタミンが豊富なのに
    昨日よりは顔色は良かったもののまだ少し顔色が優れなかったからな
    席も隣だし言っとくか

    そんなことを考えながらも手は動く

    「大和田 紋土殿!」

    「うらああああああああああ」

    「にぎゃああああああああああああああああああああ」

    いきなり後ろから声をかけられびっくりして大声を出してしまった

    そこには 超高校級の同人作家の山田 一二三が青ざめた顔で俺を見つめていた

    「わりぃ、ちょっとびっくりしちまった」

    山田「こちらこそ申し訳なかったですぞ」

    「んで、何か用か?」

    山田「いやいや、大した用ではないのですが」

    しきりに周りを見渡す山田

    そして、誰もいないが細心の注意を払うように
    こっちに顔を寄せてくる

    山田「あのですな」

    真剣な顔で話す山田に俺も真剣な顔になる」
  49. 49 : : 2014/04/19(土) 01:06:17
    山田「今日の昼食は是非肉を食べたいのですが」

    大和田「はぁ?」

    なおも真剣な顔をして山田が続ける

    山田「拙者は魚が苦手で…」

    深呼吸する、今思えば顔も近い
    というか 体は密着している

    肺に酸素が充分に溜まった

    よしっ

    「好き嫌いしてんじゃねぞおらあああああああああああああああああ」

    山田「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

    超特急で食堂を飛び出す山田

    「ったく、なんだっつーんだよ…」

    そして皿洗いを続ける俺だった
  50. 50 : : 2014/04/19(土) 01:20:54
    「ねぇ、大和田君」

    「あぁん?」

    超高校級の幸運の苗木 誠に声をかけられたのは
    昼過ぎ

    ランドリーでのことだった

    苗木「大和田君って、わかった?」

    わかったっつーのはあれの事だな


    ========================================

    昼食

    大神「昼食はサンドイッチか」

    朝日奈「ドーナツじゃないのかー…ショボーン…」

    山田「カツサンドもありますぞ!肉!肉!」

    桑田「うっせーブーデーお前はレタスだけ食ってろ」

    葉隠「食べ物の恨みは怖いぞ桑田っち」


    全くうるせーな

    席に着くと隣には不二咲がもう座ってた

    真剣にサンドイッチとにらめっこしている

    「野菜嫌いか?」

    つい口から出てしまった

    不二咲「え?」

    「いや、朝飯でも残してただろ?」

    不二咲「そっかぁ…お皿洗いしてるんだもんねぇ…大和田は…ごめんねぇ…」
    俯く不二咲

    「好き嫌いはよくねーけど無理して食ってもよくねーからな」

    不二咲「大和田君は嫌いなためものある?」

    「ねぇな、気合いで食うから 兄貴がさよく言ってたんだよ好き嫌いすると強い男になれねーってよ」

    不二咲「強い男…大和田君のお兄さんは強かったんだろうね!」

    「おう!強くて速かったぜ」

    痛い、どこが痛いのかわからない
    なんで、兄貴の名前出しちまったんだろう
    俺は、そんな兄貴を…

    不二咲「どうしたの?大和田君…」
  51. 51 : : 2014/04/19(土) 01:24:25
    今日はここでストップなのです!

    本当はこの作品では無く
    違う作品を出してからこの作品を投稿しようと思ってたのですが

    データがね…うん

    こっちは結構長編になっちゃいそうなんです(SSとは…

    でも、ダメだよね書き終わってないのに新しいの投稿したら

    うん

    ちなみに恋愛系でしたダンロン2のあのキャラ視点の
  52. 52 : : 2014/04/19(土) 03:50:42
    罪木ちゃん視点のお話を昔に書いたので
    思い出して書いて投稿しようとしたら

    いつの間にか手が…手が勝手にぃ!!!
    おやすみなさい
  53. 53 : : 2014/06/01(日) 03:20:55
    皆様、お知らせです
    このSSは夏から続きを執筆再開します

    申しわけありません!
  54. 54 : : 2014/12/17(水) 17:07:03
    不安そうにこちらを覗き込む不二咲の視線をかいくぐるように

    俺は 別になんでもない と声を出す

    不二咲「そうなんだー僕も強くなりたいなぁ」

    どこか遠く 脳内の記憶を見ているような目でボソッっと呟く

    「なりゃいいじゃねぇか」

    無意識のうちに口から出てしまった言葉

    不二咲「え?」

    少し驚いた表情で俺を見る不二咲

    その表情はすぐに曇って俯いて呟く

    不二咲「僕なんかには無理だよ」

    その姿はどこか俺の幼少時代に似ていた

    そんな俺に兄貴は

    「1人じゃ無理かもしれねぇけど 俺にできることがあったら何でも言ってくれ」

    ハッっとした表情を浮かべ 俺の目を見る

    不二咲「大和田くん・・・」

    その瞳がどんどん潤んでいく

    「え?どうして?」

    なんで泣いてんだよこいつ

    桑田「いいんちょー!大和田君が不二咲ちゃんを泣かせましたー!」

    石丸「何をしているんだね!大和田君!何をしているんだね!大和田君!」

    真っ赤な顔をして石丸が俺に対して指をさし大声を出す

    「なんもしてねぇよ!ふざけんな!」

    バタバタ激しい生活だけれどもこの生活の中で殺人は起こらないだろう

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