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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

アルミン「サシャのバイトと野球部コニー。」

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  1. 1 : : 2014/04/08(火) 22:55:03
    ミカサ「仲間(ファミリー)を増やそう。」 http://www.ssnote.net/archives/14131の続きです。
    シリーズ第三話です。
  2. 2 : : 2014/04/08(火) 22:57:05
    イタリア~(以下略)から読んでます!
    期待です!!
  3. 3 : : 2014/04/08(火) 23:44:59
    >>2
    スターありがとうございます。
    今回もよろしくお願いします。
  4. 4 : : 2014/04/08(火) 23:45:07
    ー学校ー

    エレン「今日も学校終わったぜ。さて、放課後どうしようかな。」

    アルミン「駅でも寄ってく?」

    エレン「そうだな。」

    アルミン「トーマスは?」

    エレン「...呼ばなくて良いだろ。」

    クリスタ「エレン、ちょっと良いかな?」

    エレン「え...俺?」

    クリスタ「うん!」

    エレン「な、なに?(クリスタの方から話しかけられた。今日はついてる!)」

    クリスタ「帰りに喫茶店行かない?」

    エレン「(え、それって...デートのお誘い!?)」

    エレン「行く行く!」

    クリスタ「アルミンもどう?」

    アルミン「僕も行きたい。」

    エレン「(何だ、二人きりじゃないのか。まぁ当たり前か、クリスタの方から誘ってくれただけでも嬉しい!)」

    クリスタ「エレンが来てくれて本当に良かった。」

    エレン「え///」

    クリスタ「ミカサを誘ったんだけどエレンがいないなら一緒に行きたくないって言われて...」

    エレン「(そう言うことかぁぁぁぁ!!!)」
  5. 5 : : 2014/04/08(火) 23:46:07
    エレンwwwwwwwww
  6. 6 : : 2014/04/09(水) 07:02:38
    流石ダメエレだなwwwついてないww
  7. 7 : : 2014/04/09(水) 13:43:15
    エレンきめえwww
  8. 8 : : 2014/04/09(水) 14:58:16
    >>7 リヴァイ兵長…ssでついに本性をあらわにしましたね…ヤヴァイです
  9. 9 : : 2014/04/09(水) 15:58:12
    エレン可哀想。wwww
  10. 10 : : 2014/04/09(水) 16:00:56
    面白いです。がんばってください。(≧∇≦)
  11. 11 : : 2014/04/09(水) 19:06:39
    >>5>>6
    スターありがとうございます。
    >>10
    ありがとうございます。がんばります。
  12. 12 : : 2014/04/09(水) 19:06:50
    ー街ー

    アルミン「喫茶店に行くわりには人数多いね。」

    ユミル「本当は女三人で行くつもりだったのに、ミカサがどうしてもエレンを連れてこいって言うからよ。」

    クリスタ「大勢の方が楽しいよ。」ニコッ

    エレン「(クリスタ優しいなぁ。そして笑顔が最高だ...ん?)」

    ミカサ「ブツブツブツブツクリスタソグブツブツブツブツ」

    エレン「(ミカサがクリスタに殺意剥き出しだ!)」

    クリスタ「ミカサ。今日はいっぱい話そうね。」

    ミカサ「ええ。そうね。私があなたよりエレンに相応しいことを証明しよう。」

    クリスタ「?」

    エレン「つ、ついたぞ!」

    アルミン「良い感じの雰囲気だね。」

    クリスタ「早速入ろう!」
  13. 13 : : 2014/04/09(水) 20:30:47
    店員「いらっしゃいませ。五名様でよろしいですか?」

    エレン「はい。」

    店員「ではこちらへどうぞ。」

    テクテクテク

    エレン達は店員に案内された席に座った。

    クリスタ「さて、何を飲もうかな。」

    アルミン「僕はブラックコーヒーかな。」

    エレン「ブラック?苦くねぇか?」

    アルミン「美味しいよ。でも慣れなきゃ苦いかもね。」

    ミカサ「私もブラックコーヒーにしよう。」

    ユミル「私はアイスティーかな。」

    エレン「俺は...ココアにするよ。」

    クリスタ「私も!」

    エレン「本当か!?もしかしてクリスタと俺って、気が合うのかな?」

    クリスタ「そうかもね。」ニコッ

    エレン「(やべかわいい。)」

    ユミル「(エレンの奴、クリスタのことが好きなのバレバレだな。まぁ、それに気付かないクリスタはさっすがってところだけど。)」

    ミカサ「...私もココアにする。」

    エレン「何でそうなるんだよ。」

    ミカサ「エレンと同じのが良いから。」

    クリスタ「二人って仲良いよね。もしかして付き合ってるの?」

    エレン「いやいやそんなことない」

    ミカサ「付き合ってる。」

    エレン「おい!嘘を言うな!」

    クリスタ「どっちなの?」

    エレン「付き合ってねぇよ。」

    クリスタ「ふーん。それなのにこんなに仲が良いって、羨ましいなぁ。」

    エレン「そ、そーか?」

    ユミル「おい、もう注文するぞ。」

    ユミル「すいませーん。」

    ???「はーい、今いきます。」

    タッタッタッタッ

    ???「ご注文をどうぞ...あ!」

    ユミル「お前!」

    クリスタ「サシャ!」
  14. 14 : : 2014/04/09(水) 22:45:08
    サシャ「...」

    クリスタ「どうしてバイトなんか...」

    ユミル「私達の中学って、バイトダメだよな。」

    アルミン「そもそも中学生にバイトがダメなんじゃ。」

    ミカサ「サシャって誰?」ボソッ

    エレン「同じクラスの奴だよ。見たことぐらいあるだろ?」

    サシャ「あの...」

    ユミル「何だよ。」

    サシャ「サシャって誰ですか?」

    ユミル「...しらばっくれんなよ!お前はどっからどうみてもサシャだ。」

    サシャ「バレてましたか。」

    エレン「当たり前だろ。」

    サシャ「そう言うことなら...お願いします!このことはどうか秘密してください!」

    クリスタ「もちろん良いけど、中学生でバイトしなければいけないなんて、何かあったの?」

    サシャ「まあ色々と。」

    アルミン「良ければ相談に乗るよ。」

    サシャ「...そうですねぇ。後一時間バイトがあるのでそれまで待ってもらうことになりますが、よろしいですか?」

    クリスタ「もちろんだよ。」

    サシャ「ありがとうございます。それではまた一時間後...」
  15. 15 : : 2014/04/09(水) 23:33:26
    期待
  16. 16 : : 2014/04/09(水) 23:47:35
    期待
  17. 17 : : 2014/04/10(木) 20:10:26
    >>15>>16
    期待ありがとうございます!
  18. 18 : : 2014/04/10(木) 20:10:39
    ユミル「けっこう簡単に話してくれそうだな。」

    エレン「一体どんな事情だろうか。」

    クリスタ「サシャの話はサシャのバイトが終わってからにして、今は私達の話をしよう!」

    アルミン「そうだね。今までしっかりと話したこともなかったし。」

    エレン「賛成!」

    ミカサ「とは言っても、何から話せば...」

    エレン「確かに。」

    クリスタ「それなら私から。」

    クリスタ「エレンとミカサって、いつから知り合いなの?」

    エレン「え!?」

    ユミル「そういやまだ聞いてなかったな。」

    エレン「そ、それは...一年前くらいかなー。」

    アルミン「(すごい棒読み!嘘つくの下手なんだね。)」

    クリスタ「出会ったきっかけは?」

    エレン「え!?」

    ユミル「どうなんだよ。」

    エレン「(まずい。マフィアのことは言えるわけねぇし、ミカサが家庭教師として住み込んでることだってアルミンにだから言えたんだ。もしクリスタに言って変な誤解でもされたら...)」

    ミカサ「私から話そう。」

    エレン「(何だと!変なことは言わないでくれよ!)」

    ミカサ「一年前街で偶然会って一目惚れした。それから会うようになった。」

    クリスタ「すっごーい!エレンとミカサの馴れ初めは一目惚れなんだ!」

    ユミル「てかお前ら、やっぱり付き合ってんだろ。」

    エレン「だから付き合ってねぇって!」

    ミカサ「エレン、恥ずかしがることはない。」

    エレン「だから違うだろ!(ダメだ、ミカサのペースに呑まれてく...)」
  19. 19 : : 2014/04/10(木) 21:03:55
    クリスタ「それと、ミカサのことでもう一つ話があるんだけど。」

    ミカサ「何だろうか。」

    クリスタ「ミカサとはもっと前に会ったことがある気がしたんだけど、それって気のせい?」

    ミカサ「...恐らく気のせいだろう。」

    クリスタ「そっか。」

    アルミン「それじゃあ次の話題は僕から...」





    ーサシャがバイトに戻ってから一時間ー

    サシャ「ふー、お待たせしました。」

    クリスタ「バイトお疲れ様!」

    サシャ「ありがとうございます。」

    ユミル「さて、会計をして場所を移すか。どこにしようか...」

    エレン「公園なんてどうだ?」

    アルミン「普通に良いと思うよ。」

    クリスタ「賛成!」
  20. 20 : : 2014/04/10(木) 21:19:14
    よく今までバレなかったなww
    きっと危険を察知して逃げてたとか?

    クリスタの会った気がするとはもしや前世的な何かが
  21. 21 : : 2014/04/10(木) 21:57:03
    >>20
    何故バレなかったは気にしないで(笑)
    クリスタの発言は回収出来るかも分からない伏線です。
  22. 22 : : 2014/04/10(木) 21:57:11
    ーシガンシナ第三公園ー

    クリスタ「公園に着いたけど...サシャ、話したくなかったら話さなくても良いんだからね。」

    サシャ「大丈夫ですよ。では、私がバイトしている理由を単刀直入に言います。」

    ユミル「おう。」

    サシャ「それは...お金がないからです。」

    ミカサ「知ってる。私達が聞いているのはその理由。」

    サシャ「え!?そうだったんですか!」

    エレン「(もしかして俺よりバカなのか?)」

    サシャ「その理由はお父さんが居ないからです。」

    アルミン「お父さんが居ない?」

    クリスタ「もしかして、辛いこと思い出せちゃった?」

    サシャ「いえいえ。別に死んだ訳じゃないので気にしなくて良いですよ。」

    ユミル「死んだ訳じゃないのに居ないってどういうことだよ。」

    サシャ「それはですね、実はお父さん、刑務所で服役中なんです。」

    エレン「...(それはそれで辛い...)」
  23. 23 : : 2014/04/10(木) 23:04:34
    アルミン「その、差し支えなければで良いんだけど、どうして刑務所に?」

    サシャ「実は私の家、狩人の家系なんですよ。」

    エレン「狩人!?」

    サシャ「はい。昔は徳川将軍に仕え、狩りをしていたとも言われています。もちろん、今は他に本職を持っていますが。」

    ミカサ「でも、何故捕まったの?」

    サシャ「ある獲物を追っていたとき、密猟区に入ってしまって。」

    ユミル「それで捕まったのか。」

    サシャ「それもあるんですけど、慌てて近くの車を盗んで逃亡したらしくて。」

    エレン「罪重ねちゃったんかい!」

    サシャ「そう言うわけで今は母と二人で暮らしています。」

    アルミン「そんなことがあったんだ。」

    クリスタ「でも狩人なんてすごいね!狩りって楽しいの?」

    サシャ「それはすごい楽しいですよ!一瞬で決まる命の駆け引き...その興奮と言ったらすごいですよ!」

    ミカサ「私も共感した。」

    サシャ「あなたも狩人なんですか?」

    ミカサ「ええ。」

    エレン「(人間が標的のな。)」

    サシャ「それはそれは、仲良くできそうです。」

    ミカサ「こちらこそ。」

    アルミン「サシャって狩りが大好きなんだね。」

    サシャ「いえ...」

    アルミン「?」

    サシャ「確かに狩りは楽しいですけど、嫌いです。狩りは、私の家庭をぐちゃぐちゃにしましたから。」

    エレン「...」

    サシャ「すいませんがそろそろ次のバイトがあるので、お別れとしましょう。」

    ユミル「もうかよ。」

    サシャ「はい。」

    クリスタ「頑張ってね。私達に出来ることがあれば相談に乗るから!」

    サシャ「ありがとうございます。それではさようなら。」

    テクテクテク
  24. 24 : : 2014/04/11(金) 00:11:06
    ユミル「まさかあの能天気なサシャにあんな秘密があったなんてな。」

    アルミン「サシャ、本当は狩りがすごく好きなのに、家庭を壊した原因でもあるからって無理矢理狩りを嫌おうとしてた。」

    クリスタ「私が狩りについて質問したとき、元気に答えてくれたあの姿がサシャの本当の姿だと思う。家業である狩りに、誇りをもってほしいなぁ。」

    ユミル「でもそれは私達にはどうしようもないことだ。」

    アルミン「今僕達に出来ることはサシャの友達でいてあげることだけだよ。」

    エレン「そうだな...」

    ー家ー

    エレン「...なあミカサ。」

    ミカサ「何だろうか。」

    エレン「サシャに狩りへの誇りを取り戻させる方法、何か無いかな。」

    ミカサ「どうだろうか。」

    エレン「一応お前も狩人だろ。何とか出来ねぇか?」

    ミカサ「出来ないこともない。」

    エレン「本当か!?なら」

    ミカサ「でもファミリーでもない人の手助けをするつもりはない。」

    エレン「は!?何言ってんだよ!ファミリーだとかそんなことは関係ないだろ!」

    ミカサ「なら何故あなたは彼女を助けたいの。」

    エレン「何故って...そんなもん、友達だからで十分だろ!」

    ミカサ「...」

    エレン「とにかくお前が協力してくれないなら俺一人で考えるよ。」
  25. 25 : : 2014/04/11(金) 00:15:46
    ミカサ(前世)はエレンの右腕(仲間的な意味で)かなんかですかね?
  26. 26 : : 2014/04/11(金) 02:47:01
    この投稿は削除されました。
  27. 27 : : 2014/04/11(金) 20:24:58
    >>25
    いずれ明かす予定です。
    >>26
    期待ありがとうございます。リボーン好きに会えて嬉しいです。
  28. 28 : : 2014/04/11(金) 20:25:10
    ー次の日、放課後ー

    サシャ「一緒に帰宅...ですか。」

    クリスタ「そう!メンバーは昨日と同じだよ!」

    ユミル「今日、バイトは?」

    サシャ「ないです。」

    アルミン「それは良かった。」

    サシャ「うーん、それではありがたくご一緒させていただきます。」

    クリスタ「そんなに固くならなくても良いよ。」

    エレン「(よっしゃ!クリスタと帰れる!て、いかんいかん、これはサシャの為だ。)」

    ミカサ「私は、予定があるのでご一緒出来ない。」

    エレン「(え!?)」

    クリスタ「そっか。それじゃあ仕方がないね。」

    ミカサ「ではまた明日。」

    テクテクテク

    エレン「...」
  29. 29 : : 2014/04/11(金) 21:23:15
    テクテクテク

    サシャ「ーーーなんですよー。」

    クリスタ「へー。初めて知った!」

    エレン「(サシャの奴、思ってたよりもずっと社交的だな。やっぱり何とかしてあげたいよなぁ。それにしても、ミカサがあんな薄情だったなんて思わなかった。)」

    タッタッタッタッ

    エレン「え、ミカサ!?」

    クリスタ「そんなに急いでどうしたの?」

    ミカサ「実は...トーマスが川で溺れてしまって。」

    エレン「トーマスが!?」

    タッタッタッタッ



    バシャバシャバシャ

    トーマス「ゴフッ、た、助けて!ゴフッ...」

    クリスタ「トーマス!今助けるからね!」

    ユミル「そんなに流れは速くないし、泳いでいくか?私は泳げないけど。」

    エレン「俺も泳げないぞ。」

    アルミン「僕もあの距離はちょっと...」

    クリスタ「私も...」

    サシャ「泳ぐのは苦手です。」

    ミカサ「私も。」

    エレン「(お前は絶対嘘だろ!)」

    アルミン「なら、どうやって助ければ、せめてロープがあれば...」

    ミカサ「ロープならある。あと、弓矢も。」

    エレン「...(準備が良すぎるだろ!!!)」
  30. 30 : : 2014/04/11(金) 22:06:22
    クリスタ「でも、ロープがあってもあそこまで投げるのは無理よ!」

    アルミン「大丈夫。そのために弓があるんだ。だよね、ミカサ。」

    ミカサ「ええ。」

    ユミル「でも、矢を正確に射ることができるのか?」

    エレン「サシャなら出来るんじゃねぇのか?狩人の家系なんだろ?」

    サシャ「...出来ます。でも、正確に射れる自信はありません。」

    エレン「それでも良い。あいつを助けるにはこれが最善なんだ。頼む!」

    サシャ「分かりました。弓矢をください。」

    ミカサ「どうぞ。」

    パシッ

    サシャ「ふぅぅぅぅぅ。」

    サシャは深呼吸をすると弓を構えた。

    ググ

    サシャ「(狩りの技術...今まで、奪うことしか出来ない物だと思っていた。他の動物の命を奪い、挙げ句の果てには私のお父さんをも奪った。でも、その技術がクラスメイトを助けようとしている。こんな時が来るなんて思ってなかった...)」

    サシャ「(お父さん...力貸さんかい!)」

    ピシュ!
  31. 31 : : 2014/04/11(金) 22:40:03
    何とな~く状況を把握できた。
  32. 32 : : 2014/04/11(金) 22:50:58
    期待です!!
    リボーンと進撃のssは初めてみた!
  33. 33 : : 2014/04/11(金) 23:00:15
    >>31
    何となくですか(笑)
    しっかりと伝えられるよう、もっと上手く書けるようになりたいです。
    >>32
    期待ありがとうございます。私も他に見たことはないです。
  34. 34 : : 2014/04/11(金) 23:00:26
    サシャが放った弓はきれいな弧を描き、トーマスの近くへと着水した。

    サシャ「矢を掴んでください!」

    トーマス「わ、分かった。」

    ガシッ

    エレン「後は川岸まで引くぞ!」

    アルミン「みんな、ロープを持って!」

    ガシッ

    皆はロープを掴み、力を合わせてトーマスを岸まで引っ張りあげた。



    トーマス「死ぬかと思いました!助けていただきありがとうございます、エレンさん!」

    エレン「いや、サシャのおかげだよ。礼ならサシャに言いな。」

    トーマス「...サシャ、ありがとな。」

    サシャ「いえ、どういたしましてです。」

    クリスタ「でも、何で溺れちゃったの?」

    トーマス「それはミカサさんに」

    ミカサ「...」ギロッ

    トーマス「いや、橋から落っこちちゃって。」

    ユミル「ふーん。エレンみたいだな。」

    エレン「うるせぇな。俺だって橋から落ちたりはしねぇよ。」

    ユミル「どうだかな。」

    エレン「そうだ。ミカサ、ちょっと良いか?」

    ミカサ「ええ。」

    ユミル「なんだなんだ。こんなときに二人きりになろうってか。」

    エレン「そんなんじゃねぇよ。行くぞミカサ。」

    テクテクテク

  35. 35 : : 2014/04/12(土) 10:58:42
    >>33
    貴方の文章力の問題ではなく、自分の推理(?)が合ってるか不安だっただけですよ。
  36. 36 : : 2014/04/12(土) 17:35:51
    >>35
    そうでしたか。どちらにしろまだまだ未熟なので頑張りたいと思います。
  37. 37 : : 2014/04/12(土) 17:37:04
    ミカサ「それで、何のようだろうか。」

    エレン「いや、その...礼を言っとこうと思ってな。」

    ミカサ「お礼?それは何故あなたが言うの?」

    エレン「それは、友達を...サシャを助けてくれたからだ。」

    ミカサ「何の事だろうか。」

    エレン「バレバレなんだよ。普通弓矢を持ってるはずないし、あれはサシャにトーマスを助けさせるための芝居だったんだろ。」

    ミカサ「...バレていたか。」

    エレン「まあな。あと、トーマスの扱いが酷すぎるとも思った。」

    ミカサ「きっと、そういう星の下に生まれてきたのだろう。」

    エレン「他人事みたいに言うな。でも、ありがとな。見直したよ。」

    ミカサ「なら結婚しよう。」

    エレン「何でそうなるんだよ!」

    ユミル「おーい!まだ話が終わらねぇのか!?」

    エレン「おう終わった!」

    クリスタ「なら帰るよー!」



    ーサシャ宅ー

    サシャ母「手紙?」

    サシャ「うん。お父さんに書いたんや。届けてくれへん?」

    サシャ母「もちろんええよ。」

    サシャ「やった!じゃ、頼むで。」

    テクテクテク

    サシャ母「(どんなこと書いたのかしら...)」

    『お父さんへ
    刑務所ではいかがお過ごしでしょうか。今日はお父さんに報告があるのでこの手紙を書きました。
    実は私は、お父さんが捕まってから狩りのことが大嫌いでした。でも、私は今日、狩りの技術の一つとしてお父さんが教えてくれた弓矢で友達を助けました。私、やっぱり狩りは嫌いになれないです。
    だから、出来るだけ早く出所して、もっと狩りを教えてください。
    サシャより』

    サシャ母「...こんなことがあったなんて、この手紙、しっかり届けへんとな。」











    コニー「後半からは俺が出るぜ!」
  38. 38 : : 2014/04/12(土) 17:51:17
    前後編だとッ!期待せずにはいられない!?
  39. 39 : : 2014/04/12(土) 18:18:12
    コニーは山本ポジか
  40. 40 : : 2014/04/12(土) 18:22:33
    ファミリー的には笹川かな?
  41. 41 : : 2014/04/12(土) 18:51:05
    >>38
    期待ありがとうございます!
    >>39>>40
    コニーは了平ポジションです。
  42. 42 : : 2014/04/12(土) 18:51:13
    テクテクテク

    エレン「今日も学校面倒くせーなー。」

    トーマス「そーすね。」

    アルミン「まあまあ、そう言わずに。」

    エレン「アルミンは勉強出来るからそういうこと言えるの。」

    アルミン「勉強は僕だって好きじゃないよ。でも、友達に会えるじゃん。」

    トーマス「ジャンと言えば、あいつにいつ借りを返しましょうか。」

    アルミン「ジャンなんて言ってない。」

    エレン「借りなんて返さなくて良いよ!怖いし!」

    トーマス「いえ、いずれ返すべきです。」

    エレン「そこは素直に従ってくれよ~。」

    ー応接室ー

    ジャン「クシュン!」

    マルコ「ジャン、風邪でもひいたの?」

    ジャン「俺は生まれてから風邪をひいたことはない。」

    マルコ「ふーん。そう言えば野球部のこと聞いた?」

    ジャン「確か、集団食中毒だっけ。」

    マルコ「うん。それで、今週m...いや今週の土日の秋の大会、人数が足りてなくて出場が危ういらしいよ。」

    ジャン「野球部は学校の顔だからな。出来ることなら何とかしてほしいが...てか、今うまって言った?」

    マルコ「言ってないよ。(言いかけたけど)それより、僕達も何か出来ることはないかな?」

    ジャン「ほっとけほっとけ。自分でどうにかできねぇような雑魚ならあいてにすることはねぇよ。」

    マルコ「でも。」

    ジャン「自分達で何とかさせろ。」

    マルコ「それもそう...かもね。でも、彼らも努力してるみたいだよ。例えば、助っ人集めとか。」
  43. 43 : : 2014/04/12(土) 20:18:05
    ー校門前ー

    アルミン「あれ、校門で誰かが何か言ってる。」

    ???「今週末の秋の大会の助っ人募集中です!野球経験なくても大歓迎です!」

    エレン「助っ人募集?あいつは確か、隣のクラスの野球部の...」

    トーマス「コニーじゃねぇか!」

    コニー「ん?トーマス!久しぶりだな!」

    トーマス「おお!野球、頑張ってるか!?」

    コニー「もちろん!」

    エレン「仲良いのか?」

    トーマス「俺、小学校まで野球部だったんです。それで、あいつとはチームメイトだったので。」

    エレン「へー。」

    コニー「そうだ!トーマス、お前、助っ人やってくんねぇか?それと...一緒に居る二人も。」

    トーマス「俺はもちろん引き受けるぜ!」

    コニー「恩に着るぜトーマス。」

    エレン「俺達も?」

    コニー「ああ。不足人数は三人だからな。」

    アルミン「僕達は、かなり野球下手だよ。」

    コニー「構わねぇよ。試合に出れるようになるだけでも良いんだ。実力どうこうなんて言ってらんないからな。」

    アルミン「それなら引き受けるよ。」

    エレン「アルミンがそう言うなら、俺もそうするよ。」

    コニー「サンキュー!じゃ、放課後野球場に来てくれ!」
  44. 44 : : 2014/04/12(土) 21:53:15
    ー放課後、野球場ー

    コニー「お、待ってたぜ。」

    田村「あいつらか。」

    エレン「あの、今日からよろしくお願いします。」

    コニー「顔合わせとかは後でやるから、まずはユニフォームに着替えてくれ。」

    コニーはユニフォームをエレン達に渡した。



    ー着替え終了ー

    アルミン「ユニフォーム着るの、初めてだなぁ。」

    トーマス「懐かしいぜ。」

    コニー「着替え終わったみたいだな。それじゃあ軽く自己紹介といくか。みんな、集まって!」

    池田「集合!」

    全員「うぇい!(野球部独特の返事)」

    池田「まずは、助っ人に来てくれてありがとう。」

    エレン「どうも。」

    池田「まずは俺から自己紹介だ。クラスは2-A、キャプテンでショートの池田圭介だ。」

    田村「俺は2-Cでピッチャーの田村博文だ。」

    坂谷「俺は...

    (以下略)

    コニー「そして俺様が、1-Bでセンターのコニー・スプリンガーだ!」

    田村「様いらねぇだろ。」

    コニー「良いじゃないっスか!」

    池田「コニー以外普通の日本人の名前なのは気にすんなよ。」

    エレン「え、あ、はい。」

    池田「次、お前ら頼む。」
  45. 45 : : 2014/04/12(土) 22:56:09
    トーマス「1-A、トーマス・ワグナーです。小学校まで野球やってました。」

    アルミン「同じく1-A、アルミン・アルレルトです。野球経験はないです。」

    エレン「1-A、エレン・イェーガーです。運動めっちゃ苦手ですがよろしくお願いします。」

    田村「どこがで見た顔だと思ったら、三年のダズ先輩を倒したエレンか。」

    エレン「は、はい。見ていらしたんですか?」

    田村「まあな。それなら期待できそうだ。」

    エレン「いえ、その...期待しないでください。」

    アルミン「そう言えば一つ気になったんですけど、野球部ってそこそこ人いますよね。何で助っ人が必要になったんですか?」

    池田「実は、集団食中毒でな。」

    エレン「何食ったんですか?」

    池田「ユッケだ。」

    エレン「それ大会前に食べないでください!」

    池田「まあそこは置いといて...大会前だ、あまり自己紹介に時間は割いていられない、練習に戻ろう。お前ら三人はキャッチボールをしていてくれ。コニー、田村、はじめの方は見てやってくれ。」

    田村「わかった。」

    コニー「了解ッス!」

    エレン「キャッチボールからか、何とか出来るかな...」

    トーマス「俺からいきますよ。」

    ピシュッ

    シューーーーー

    エレン「うわ!」

    エレンは思わずボールから逃げてしまった。

    トーマス「あ、すいません。」

    田村「トーマスのやつ、良い球投げるな。こいつは期待出来そうだ。」

    コニー「さて、他の二人はどうかな。」

    エレン「いくぞー!」

    アルミン「こい!」

    フワッ

    エレンが投げたボールは、エレンから5メートル程の場所でワンバウンドした。また、かなり右へとずれてしまった。

    エレン「わりぃ。」

    アルミン「次、トーマスいくよ!」

    トーマス「こい!」

    フワッ

    アルミンの投げた球もまた、エレンと同じような感じだった。

    コニー「こいつは...やばいな!」

    田村「(これあかんわ。)」
  46. 46 : : 2014/04/13(日) 00:02:15
    エレン「えい!」

    フワッ

    アルミン「うわっ!」

    ポロッ

    コニー「あの二人、どうしよう。」

    田村「教えればなんとかなるっていうレベルではないな。」

    ???「私に任せて。」

    エレン「な!?ミカサ!?」

    コニー「ミカサって誰だ?」

    ミカサ「私のことはミカサコーチと呼びなさい。」

    エレン「はぁ!?ふざけんのも大概にしろよミカサ!」

    ピシュッ

    ミカサは突然ボールを投げた。

    ゴオオオオオオ

    エレン「グハッ!」

    豪速球がエレンの顔面に命中した。

    ミカサ「いくらエレンと言えど、コーチに暴言は許されない。」

    ミカサ「コニー、田村、トーマスも含め、この三人は私が指導する。」

    コニー「おう、誰だか知らんがありがとな。」

    ミカサ「さて...まずは、グラウンド10周よ。」

    アルミン「1周500メートル近くあるぞ!僕やエレンには、10周なんて無理だ!」

    ミカサ「やりなさい。」ゴゴゴゴゴゴ

    エレン「(現実的なメニューなのが逆に怖い。)」
  47. 47 : : 2014/04/13(日) 19:23:36
    ー50分後ー

    エレン「ハァハァハァハァ」

    アルミン「ハァハァハァハァ...」

    エレン・アルミン「「やっと終わった!」」

    ミカサ「約五キロを走るのに50分もかかるなんて、エレンと言えども情けない。」

    エレン「悪かった...なぁ...」

    ミカサ「トーマスは20分だった。なかなかやる。」

    トーマス「ありがとうございます。(エレンさんに良いところを見せれたぜ!)」

    ミカサ「でもトーマスはあくまで一番の格下であると言うことは忘れないでほしい。」

    トーマス「はい...」ガクッ

    ミカサ「次はノック。守備について。」

    エレン「もう少し休ませてくれよ。」

    ミカサ「早く...」ゴゴゴゴゴゴ

    エレン「分かった!」

    ミカサ「では始めよう。」

    トーマス「まずは俺からだ。こい!」

    シュッ

    ミカサはトスをあげる。

    グワキィィィィィン!

    ギュイイイイイイン

    パン!

    稲妻のごとき打球がトーマスのグラブを弾き飛ばした。

    トーマス「な...」

    エレン「おい待てよ!初心者の俺達があんな打球、捕れるわけないだろ!下手したら大怪我だ。」

    ミカサ「それで良い。」

    エレン「え...」

    ミカサ「捕球の仕方を、生存本能で覚えなさい。」
  48. 48 : : 2014/04/13(日) 20:31:58
    エレン「(それから週末まで、ミカサによるスパルタ指導が続いた。そして、大会の日。)」

    ー会場、シガンシナ球場ー

    池田「俺達は第一試合だ。一時間半ほどアップをして、その後ノック、そして試合開始だ。今日は絶対勝つぞ!」

    全員「オーーーー!!!」





    池田「次はフリーバッティングだ。まずは田村と坂谷、その後は内野手から打っていってくれ!」

    エレン「あの、俺達は?」

    池田「もちろん打ってくれ。お前らも大事な戦力だ。」

    池田「では...始め!!!」

    全員「うぇい!」





    エレン「(いよいよ俺達の番だ。今までのバッティング練習ではミカサの殺人球を打つ練習ばっかりだったけど、本当に上手くなってるだろうか。)」

    池田「エレン、行くぞ!」

    エレン「はい!お願いします!(バッティングピッチャーは池田さんか。)」

    ピシュッ

    エレン「(いっけー!)」

    カキィィィン!

    池田「!?」

    エレン「え...打てた。」

    アルミン「エレン、すごいよ!」

    トーマス「ナイスバッティングです!」

    池田「(遅めの球を投げたとは言え、あの振り...中学校レベルには及ばないまでも、完全初心者の振りから何とか勝負になるレベルまで上がっている。ミカサコーチと言ったか、あの人は一体どんな指導を!?)」

    ピシュッ

    カキィィィン!

    ピシュッ

    キィィィィン!





    池田「(これならいけるかもしれん。)次、アルミン。」

    アルミン「はい!お願いします!」
  49. 49 : : 2014/04/13(日) 21:28:20
    カキィィィン!

    アルミン「(僕も上手くなってる!)」





    池田「次、トーマス。」

    トーマス「おなしゃす!」

    ピシュッ

    グワキィィィィィン!

    池田「(こいつはもともと上手かったが、さらに上達している。ミカサコーチに感謝せねばな。)」

    グワキィィィィィン!

    その後、エレン達はノックでも成長した姿を見せつけた。





    池田「それでは、スターティングメンバーを発表する。一番センター、コニー!」

    コニー「はい!」

    池田「二番ショート、俺、三番ファースト、三浦!」

    三浦「はい!」

    池田「四番ピッチャー、田村!」

    田村「はい!」

    トーマス「(エースで四番か、すげぇな。)」

    池田「五番キャッチャー、坂谷!」

    坂谷「はい!」

    池田「六番セカンド。高木!」

    高木「はい!」

    池田「七番サード、トーマス!」

    トーマス「はい!」

    池田「八番レフト、アルミン!」

    アルミン「はい!」

    池田「九番ライト、エレン!」

    エレン「はい!」

    池田「以上だ。助っ人三人もこの短期間で力を付けてくれた。我々はこれに報いなければならない。」

    エレン「そんな、大袈裟な。」

    池田「いや、大袈裟ではないさ。そして、そのために...この試合、勝つぞ!!!」

    全員「オーーーー!!!」

    池田「試合が始まる、整列しろ。」
  50. 50 : : 2014/04/13(日) 22:37:08
    ゾロゾロ

    選手達は整列して観客席の方を向く。

    アルミン「ミカサがいるね。」

    エレン「いや、ミカサだけじゃない...あれは、クリスタ!」

    クリスタ「みんな!頑張ってー!」

    トーマス「ユミルとサシャも来てますね。」

    アルミン「(ミカサがクリスタに殺意を向けているのは気のせいじゃないよね。)」

    エレン「(クリスタが見に来てるんだ、カッコいいとこ見せなきゃ!)」

    池田「応援、よろしくお願いします!」

    全員「お願いします!」

    ペコリ

    パチパチパチパチ

    保護者「がんばれよー!腹壊した息子の分まで頼んだ!」

    選手達は激励の言葉を受けた後、ホームを見つめる。審判がグラウンドに入場する。

    審判がホームへと歩を進めた。

    池田「いくぞ!!!」

    全員「オーーーー!!!」

    タッタッタッタッ

    選手達はホームへ駆け出し、一列に並んだ。

    審判「これよりシガンシナ中学対カラネス中学の試合を始める。」

    全員「お願いします!」

    池田「絶対勝つぞ!」

    全員「オーーーー!!!」

    ミカサ「何度目かの絶対勝つぞの後、選手達は守備へと向かいます。つまり、シガンシナ中学は後攻と言うことになります。そして、実況・解説は私、ミカサ・アッカーマンが担当します。」

    サシャ「何やってるんですか?」

    ミカサ「あなた達にも分かりやすく試合を実況してあげる。」

    サシャ「それは楽しみです。」
  51. 51 : : 2014/04/14(月) 20:22:16
    ウーーーーーーーーー

    ミカサ「今、試合開始のサイレンが鳴り響きました。ピッチャー田村、第一球を投げました。」

    ピシュッ

    バシンッ

    審判「ストライーク!」

    ガバァ(投球動作の音。)

    ピシュッ

    キィィィィン!

    坂谷「ライトいったぞ!」

    エレン「オ、オーライ!」

    エレンは前へ走る。すると、今度は後ろへ下がり始めた。その後、エレンの足が止まった。

    パシッ

    アルミン「エレン!ナイスキャッチ!」

    エレン「(俺が、外野フライを捕った!?)」

    池田「(結局は定位置のフライか。不安はかなり残るが、それでも上達しているのは確か。)」

    田村「(よし、この回三人できる!)」

    ミカサ「その後、一回表のカラネス中学の攻撃は三者凡退で終わった。また、裏のシガンシナ中学も三者凡退し、そのまま両チームノーヒットで三回裏を迎えた。」

    ユミル「かなり飛ばしたな。」

    ミカサ「これはスポーツssではないから。それより次はエレン達に打順が回る。応援しなければ。」

    クリスタ「エレン!アルミン!トーマス!頑張って!」

    ミカサ「あなたには言ってない。」ギロッ

    クリスタ「?」
  52. 52 : : 2014/04/14(月) 20:54:45
    アナウス「七番、サード、トーマス君。」

    コニー「先頭出てくれー!」

    ガバァ

    ピシュッ

    カキィィィン!

    ミカサ「初球打ちだ!」

    コニー「ナイバ

    バシンッ

    ミカサ「トーマスの打球は惜しくもサードライナーでした。」

    トーマス「クソ!」

    アナウス「八番、レフト、アルミン君。」

    ガバァ

    ピシュッ

    ブンッ

    審判「ストライーク!」

    トーマス「良い振りだ!後はボールをよく見て!」

    ガバァ

    ピシュッ

    キィィィィン

    審判「ファウルボール!」

    ガバァ

    ピシュッ

    コニー「(あれは、カーブ!?)」

    アルミン「うわっ!」

    ブンッ

    審判「ストライーク!バッターアウト!」

    アルミン「三振してしまった!」

    池田「あのカーブを空振ったのは仕方ないさ。」

    エレン「次は俺だ。自信はないけど...とにかく頑張ろう。」
  53. 53 : : 2014/04/14(月) 21:56:56
    アナウス「九番、ライト、エレン君。」

    エレン「さあこい!」

    坂谷「お、良い声じゃねぇか。」

    ガバァ

    ピシュッ

    ブンッ

    審判「ストライーク!」

    ピシュッ

    ブンッ

    審判「ストライーク!」

    ピシュッ

    ブンッ

    審判「ストライーク!バッターアウト!」

    エレン「くそぉ!!」

    コニー「切り替えろ!守るぞ!」

    ミカサ「そして、両チーム0点のまま五回表、エレンのエラーからピンチを広げ、一気に五点を取られてしまった。」

    サシャ「また飛ばしましたね。」

    ミカサ「そして、六回裏。」
  54. 54 : : 2014/04/14(月) 23:39:44
    アナウス「一番、センター、コニー君。」

    コニー「(後攻撃は2イニングしかない、※『中学野球は7回まで』この回で点を取っておかねぇと。そのために...俺が出る。狙うは初球の甘い球だ!)」

    ガバァ

    ピシュッ

    コニー「来た!」

    カキィィィン!

    ミカサ「センター返し。」

    池田「ナイバッティン!コニー!」

    コニー「池田さんもお願いします!」

    池田「ああ。」

    敵ピッチャー「(そう簡単には取らせねぇよ。)」

    ガバァ

    ピシュッ

    バシンッ

    審判「ストライーク!」

    ミカサ「アウトローギリギリ...絶妙な球ね。」

    ガバァ

    ピシュッ

    池田「(今度はカーブか。)」

    ブンッ

    審判「ストライーク!」

    アルミン「まずい、追い込まれた。」

    田村「いや、池田の本領発揮はここからだ。」

    敵ピッチャー「(もういっちょカーブだ。)」

    ピシュッ

    バシンッ

    審判「ボール。」

    敵ピッチャー「(もういっちょ!)」

    ピシュッ

    キィン!

    審判「ファウルボール!」

    敵ピッチャー「(チッ、次はストレートをアウトローに。)」

    ガバァ

    ピシュッ

    キィン!

    審判「ファウルボール!」

    エレン「またファウルだ。」

    田村「あれこそが池田の力だ。あいつは甘い球以外を全てカットすることができる。」

    エレン「それの何がすごいんですか?」

    坂谷「つまり、ヒットを打てる球以外はファウルにしてアウトになることを防ぐって訳だ。」

    敵ピッチャー「(しつけぇやつだ。いい加減アウトになれよ!)」

    ピシュッ

    池田「(来た!)」

    カキィィィン!

    ミカサ「ボールは右中間へと飛んでいきました。」

    サシャ「ツーベースです!」
  55. 55 : : 2014/04/15(火) 19:35:26
    ミカサ「ノーアウト二三塁。」

    アナウス「三番、ファースト、三浦。」

    ガバァ

    ピシュッ

    カキィィィン!

    三浦「(しまった!内野フライ上げちまった。)」

    パシッ

    審判「アウト!」

    三浦「くそ!やっちまった!」

    田村「気にするな。俺が打ってやるよ。」

    三浦「...頼んだぜ。」

    敵ピッチャー「(そう簡単にいくかってんだよ。)」

    ガバァ

    ピシュッ

    バシンッ

    審判「ストライーク!」

    ガバァ

    ピシュッ

    バシンッ

    審判「ボール。」

    田村「...」

    ミカサ「(あの集中力、なかなかね。この勝負おそらく...)」

    ガバァ

    ピシュッ

    ミカサ「(田村の勝ち。)」

    グワキィィィィン!

    クリスタ「すごい!」

    ユミル「左中間長打コースだ!」

    タッタッタッタッ

    コニー「よし!」

    タッタッタッタッ

    池田「これで二点!」

    敵キャッチャー「バックサード!」

    タッタッタッタッ

    ズザアァァァァバシンッ

    審判「セーフ!」

    コニー「...ナイバッティンです!田村さん!」

    ミカサ「ランナー一掃のスリーベースヒット。」

    サシャ「これで2対5ですね!」

    坂谷「(俺も、打つ!)」
  56. 56 : : 2014/04/15(火) 20:28:00
    アナウス「五番、キャッチャー、坂谷君。」

    ピシュッ

    キィィィィン!

    バシンッ

    坂谷「しまった!」

    ミカサ「(サードランナー。)」

    敵ピッチャー「サード踏め!」

    ザッ

    審判「アウト!」

    坂谷「すまねぇ、チャンスを潰しちまった。」

    池田「まだもう一イニングある。まずはこの回、0に抑えるぞ!」

    ミカサ「池田の発言通り、七回表を0に抑え、三点差のまま七回裏、最後の攻撃を迎えた。」

    アナウス「六番、セカンド、高木君。」

    高木「こいや!」

    ピシュッ

    バシンッ

    審判「ストライーク!」

    ピシュッ

    ブンッ

    審判「ストライーク!」

    ピシュッ

    キィィィィン!

    敵キャッチャー「セカンド!」

    パシッ

    シュッ

    パシッ

    審判「アウト!」

    高木「くそぉ!」

    池田「(次からは助っ人の三人の打順か。頼む...)」

    アナウス「七番、サード、トーマス君。」
  57. 57 : : 2014/04/15(火) 21:23:33
    ユミル「ここで助っ人三人衆かよ。この試合、負けたな。」

    ミカサ「まd

    クリスタ「まだだよ!」

    ミカサ「やk

    クリスタ「野球は最終回スリーアウトまでわからないよ!」

    ミカサ「(クリスタに言いたいこと全部取られてしまった...)」

    トーマス「(打つ!そのために、ストレートを狙う。際どい球や変化球は捨てる!)」

    敵ピッチャー「(変化球。)」

    ガバァ

    ピシュッ

    バシンッ

    審判「ボール。」

    敵ピッチャー「(ストレート。)」

    ガバァ

    ピシュッ

    トーマス「(アウトローギリギリ!?)」

    バシンッ

    審判「ストライーク!」

    トーマス「(次だ!次に懸ける!)」

    ガバァ

    ピシュッ

    トーマス「(ストレート!真ん中インコース!)」

    カキィィィン!

    池田「ナイスバッティングだトーマス!」

    ミカサ「レフト前ヒット。」

    アナウス「八番、レフト、アルミン君。」

    コニー「続け!アルミン!」

    ガバァ

    ピシュッ

    キィィィィン!

    坂谷「内野フライ...」

    田村「いや、あそこは!」

    ミカサ「ファースト後方...これは面白いところに上がったわね。」

    敵ライト「(これは...追い付けねぇ!)」

    ポンッ

    コニー「ポテンヒットだぁぁぁぁ!」

    トーマス「アルミン、よくやった!」

    池田「つないでくれ!エレン!」

    エレン「はい!(ど、ど、ど、どうしよう...)」
  58. 58 : : 2014/04/15(火) 22:08:32
    サシャ「エレン、大丈夫でしょうか?」

    ユミル「かなりガチガチだな。」

    クリスタ「(...頑張って!)」

    アナウス「九番、ライト、エレン君。」

    エレン「(やべぇよ。こんなプレッシャーのかかる場面、初めてだ。もしゲッツー打っちまったらどうしよう...)」

    ミカサ「スー...エレン!」

    エレン「ミカサ!?」

    坂谷「なんだなんだ。」

    コニー「あいつは確か、ミカサコーチ。」

    ミカサ「思い出して!私とした特訓の日々を!そして自信に変えて!」

    エレン「...(地獄ノックに殺人球を打つ練習...力がついたかは分からねぇけど、あの特訓は地獄だったよな。そうだ、俺はもう今よりきつい体験をしてるんだ。不安がることはねぇんだ。打てる自信はやっぱりないけど、それでも...)絶対打つ!」

    クリスタ「それでこそエレンだよ!」

    アルミン「エレン、頑張れ!」

    コニー「いっけぇ!エレン!」

    ミカサ「こうなれば後は私の仕事...」

    チャッ

    ズガンッ!

    エレン「!?」

    バタン

    池田「どうしたんだ?」

    ビリビリ

    エレン「イェーガー!!!死ぬ気でボールを駆逐する!!!」
  59. 59 : : 2014/04/15(火) 22:44:20
    コニー「何だ!?パンツ一丁になりやがった!」

    クリスタ「...///」

    ユミル「変態だ...」

    サシャ「ルール違反にはならないですかね?」

    ミカサ「大丈夫よ...たぶん。」

    敵ピッチャー「(何かヤバい。とりあえず一球外すか。)」

    ピシュッ

    アルミン「(ウエストしてきた!)」

    ググっ

    エレン「うおぉぉぉぉぉぉ!」

    コニー「待て!手を出すn

    グワラゴワキィィィィン!

    コニー「な!?」

    池田「ウエスト球を打った!?」

    ミカサ「左中間真っ二つ。さすがはエレン...」

    サシャ「トーマスとアルミンがホームに帰りました!」

    エレン「うおぉぉぉぉぉぉ!」

    クリスタ「エレンもホームに!?」

    ズザアァァァァ

    審判「セーフ!」

    全員「ラ...ランニングホームラン!?」

    シュゥゥゥゥゥ

    エレン「や、やった!これで5対5の同点だ!」

    アルミン「すごいよエレン!」

    池田「ありがとうエレン...コニー!」

    コニー「はい!」

    池田「俺達で決めるぞ。」

    コニー「はい!!!」
  60. 60 : : 2014/04/15(火) 23:25:26
    敵ピッチャー「(次できって逆転だ。)」

    アナウス「一番、センター、コニー君。」

    ガバァ

    ピシュッ

    バシンッ

    審判「ストライーク!」

    ピシュッ

    バシンッ

    審判「ストライーク!」

    敵キャッチャー「もらったな。」ボソッ

    コニー「いや、俺は打つぜ。」

    敵キャッチャー「何だと。」

    コニー「エレン達が作ってくれたチャンス、俺達野球部員が落とす訳にはいかねぇんだよ!」

    ガバァ

    ピシュッ

    カキィィィン!

    ミカサ「センター前ヒット!」

    コニー「後は頼みますよ!キャプテン!」

    池田「ああ。」

    池田「スー...来いよ。」ゴゴゴゴゴゴ

    敵ピッチャー「(何て威圧感だ。て...気圧されてる場合じゃねぇ。ここで、抑えなるんだ!)」

    敵ピッチャー「うおぉぉぉぉぉぉ!」

    ピシュッ

    池田「...ふん!」

    グワキィィィィン!

    敵ピッチャー「くそ...」

    敵キャッチャー「右中間だ!追えぇぇ!追えぇぇ...」

    タッタッタッタッ

    ポンッ

    コニーがホームベースを踏んだ。

    全員「...おっしゃぁぁぁぁぁ!」

    池田「おい、お前ら、並ぶぞ。」

    ゾロゾロゾロゾロ

    審判「...ゲーム。」

    全員「ありがとうございました!」

    ウーーーーーー

    アナウス「本日の第一試合、シガンシナ中学校対カラネス中学校の試合は、5対6で、シガンシナ中学校が勝利しました。」

    その後、エレン達は喜びを噛み締めながらシガンシナ中学校へと帰っていった。
  61. 61 : : 2014/04/15(火) 23:33:33
    今のところはハッピーエンドだね
  62. 62 : : 2014/04/16(水) 00:05:25
    >>61
    今のところはそうです
  63. 63 : : 2014/04/16(水) 00:13:58
    ー学校ー

    池田「お疲れ様でした!」

    全員「お疲れ様でした!」

    トーマス「ふぅ...終わりましたね。」

    エレン「ああ。何にしても勝ててよかったよ。」

    アルミン「明日の試合はどうなるんだろう?」

    池田「その事なら心配ない。明日から、5人が来れるようになった。」

    エレン「本当ですか!?それは良かったです!」

    コニー「エレーーーーン!」

    エレン「ん?」

    コニー「今日は本当にありがとな。試合が出来ただけじゃなく、勝利に貢献してくれてよ。」

    エレン「ど、どうも。」

    コニー「困ったことがあったら言ってくれよ!相談に乗るし、出来ることがあればやってやるからよ。」

    エレン「良いってそんなの。」

    コニー「遠慮すんなって。俺達、友達だろ。」

    エレン「友達...か。そうだな。明日はスタンドで応援させてもらうよ。」

    コニー「おう!ありがと!」

    先生「池田ー!あとエレン!」

    エレン「何だ?」

    池田「どうかしましたか?」

    先生「中体連の人がお呼びだ。」

    中体連の人「やあ。」

    池田「お疲れ様です。この度はどのようなご用件で?」

    中体連の人「エレン・イェーガー君のプレイについてだ。」

    エレン「え!?」
  64. 64 : : 2014/04/16(水) 00:23:39
    中体連の人「パンツ一丁でのプレイ。あれははっきり言って、反則だ。」

    エレン「な!?」

    中体連の人「中体連では今、君たちの勝利の取り消しを打診している。」

    池田「そ、そんな!」

    中体連の人「一人の教育者としては、そのような事をしたくないのも事実だが...反則は反則だ。」

    エレン「待ってください!俺が何か処分を受けるのなら構いませんが、勝利の取り消しだけはやめてください!」

    中体連の人「まだ取り消しが決まった訳ではない。そこで、エレン君とキャプテンの池田君に事情聴取をすることにした。ついてきたまえ。」

    池田「はい。」

    エレン「わかりました...」

    エレン「(はぁ...結局、俺って何もかも上手くいかねぇのな...)」



    事情聴取と中体連での会議の結果、エレンが初心者であったことなどから勝利の取り消しの処分は免れた。しかし、エレンは中体連の人々からこっぴどく叱られることとなった...



    ミカサ「狩人のサシャに野球部のコニー、どちらも優秀な人材。彼らは必ず役に立つ。ので...ファミリーに入れよう。これで必須なのは残り一人ね。」













    次回へ続く
  65. 65 : : 2014/04/16(水) 00:29:41
    続編、クリスタ「私の姉と夏祭り」http://www.ssnote.net/archives/14757
  66. 66 : : 2014/05/20(火) 23:00:51
    エレンのの設定恥ずかしいw
  67. 67 : : 2020/10/11(日) 11:08:01
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=53

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=56

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