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私の友達との記憶
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- 1 : 2014/03/31(月) 20:31:27 :
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俺には気になる人がいる
その子は一切
人と関わろうとはせず
いつも一人でいた
俺はそんな彼女を見て
ただ
友達になりたいと思った
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- 2 : 2014/03/31(月) 20:57:53 :
俺はエレン・イェーガー
高校二年生
エレン(数学わかんねー)
今4時間目が
終わりを告げようとしている
エレン(いつも通りミカサさんの後ろ姿を見てるだけで終わってしまった・・・)ウーン
T「あーアッカーマンって数学係だったよな」
T「悪いけど俺これから会議直行だからノート集めて数学科の俺の机の上に持ってきといて」
ミカサ「はい」
T「皆教卓の上にノート置いてけー」
T「そういやもう一人の数学係今日休みか」
T「しょーがねえな・・・」
T「イェーガーお前手伝ってやれ」
T「この前のテスト8点だったから」
エレン「え!?」ガタッ
エレン(ミカサさんと一緒にノート運び!?)
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- 3 : 2014/03/31(月) 21:31:01 :
エレン「ど、どうしようアルミン」
エレン「俺なんか先生に言われた?」
エレン「聞きまちがいじゃない?」
アルミン「確実に"イェーガー"って呼んでたよ」
エレン「だ、だよなっ」
エレン「つまり何、俺ミカサさんのお手伝い?」
エレン「廊下でツーショット?」
エレン「これってチャンス!?」
アルミン「いやピンチでしょ」
アルミン「成績的な意味で」
アルミン「でもミカサがいいとかお前って物好きだよな」
エレン「え、どうして!?」
アルミン「ミカサってなんか浮いてるじゃん」
アルミン「いつも一人だし」
エレン「まあそうだけど・・・」
アルミン「話したこともないのにどこがいいわけ?」
エレン「どこがってそりゃあ・・・!」
エレン「・・・・・顔?」
アルミン「君って単純だな」
エレン「いやいやっ友達になりたいって思うのは十分すぎる理由だろっ」バンッ
アルミン「あーはいはい」
エレン「今のクラスになってすぐの頃は皆だって話しかけてたし」
エレン「でも結局ミカサさんは誰とも仲良くしようとしなくて」
エレン「話かれる勇気、どんどんなくなっていったんだよなあ・・・(泣)」
アルミン「もうちょいがんばれよ」
ホラーハヤクイキナヨー…エー
エレアル「ん?」
モブ「ねえミカサさん、私ノート忘れちゃったから先生にいいように言っといてくれない?」
ミカサ「・・・・・・無理」
モブ「ほらーやっぱりーー」
ミカササンッテツメタイー…ダカライヤダッタノニー
エレン「・・・・・・・」
アルミン(女ってこえーー)
アルミン(てか自分で行けよ)
エレン「・・・やっぱりお前もミカサさんのこと嫌いなわけ?」
アルミン「いや別に」
アルミン「僕は人とつるむつるまないとかそんなの個人の自由だと思うし」
アルミン「噂なんてもっとどうでもいい」
アルミン「実際その人のことなんて自分自身で直接関わってみないとわかんないよ」
エレン「アルミン・・・」
アルミン「ただちょっと笑顔がなりねーよな」
エレン「お前も十分足りないぞ」
エレン「ずっと真顔…」
アルミン「というか君まだここにいていいのか?」
アルミン「あいつ一人で運ぼうとしてるけど」
エレン「やっべまじだ!」
エレン「どうしよう何話そう普通で平気だよな!?」
エレン「俺どこか変じゃない!?髪とかっ」
アルミン「さっさと行けよ」
ミカササンオレモハコブカラーー
アルミン(先にメシくって寝よう)ゴソゴソ
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- 4 : 2014/03/31(月) 22:42:40 :
- 期待です。
アルミンの口調が…
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- 5 : 2014/03/31(月) 23:10:58 :
- おバカさん
このSSのアルミンは少し冷たいですw
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- 6 : 2014/03/31(月) 23:34:28 :
- こんなところで悪いんですが…
バカテスの召喚獣のキャラのやつ使わせてもらっていいですか?
エレン獣
みたいな
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- 7 : 2014/04/01(火) 00:04:48 :
- 進撃のおバカさん
いいですよ!
まさか~獣が役に立つなんて(;つД`)
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- 8 : 2014/04/01(火) 00:45:00 :
- ありがとうございます!
頑張ってください!
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- 9 : 2014/04/01(火) 09:25:17 :
エレン(やっぱり緊張するなあ・・・)
エレン(今まで話したことなかっし・・・)ドキドキ
いつも一人だからなかなか
話しかけられなかったんだけど・・・
エレン(まずは目を見て・・・)
そこには
綺麗なミカサさんが・・・
エレン(やばい、余計どきどきしてきた)
とりあえず勇気を出して
話しかけるか・・・
エレン「ミカサさんっ」
エレン「その・・・数学とか好きなn
ミカサ「ごほっげほっ」
エレン「・・・・・ミカサさn
ミカサ「けほ、こほ」スタスタ
エレン「・・・・・」
エレン(で、でも負けない)
エレン「風邪?大丈夫?」
ミカサ「・・・」
エレン(完全に無視だ)
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- 10 : 2014/04/01(火) 09:43:41 :
エレン「失礼しましたー」ガラガラ
エレン(手伝いが終わってしまった・・・)ズーン
エレン(せっかく仲良くなれるチャンスだったのになあ)
エレン(この先話す機会があるのかどうなのか)
エレン(教室戻ろう…)
エレン(まあ嫌われてそうだったししょうがないか…)
ミカサ「あの・・・エレン君」
エレン「・・・ってえ!?」
エレン(今名前呼ばれた?)ドキドキ
ミカサ「あ・・・えっと」
ミカサ「その・・・」
ミカサ「手伝ってくれてありがとう」
ミカサ「・・・・・ございました」
エレン(どうしよう、かわいい///)
ミカサ「そ、それじゃあ」
エレン「あ、ちょっと待って」グッ
ミカサ「!」
エレン「━━っあの」
エレン「よかったら俺と」
エレン「俺と、友達になってください」
エレン(い、言っちゃった…)
エレン(返事は…?)チラ
ミカサ「う・・・」
ミカサ「嬉しいけどごめんなさい!」ダッ
エレン「嬉しいのになんで!?」ガーン
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- 11 : 2014/04/01(火) 17:04:09 :
屋上
エレン「ミカサさんっ」
ミカサ「!」
ミカサ「エレン君…」
エレン「あの…俺もここで食べてもいいかな」
エレン(ここにいたのか)
エレン「友達がさっさと一人で食べて寝てたんだ…(´д`|||)」
ミカサ「・・・いいよ」
エレン「あのさ…さっきの話の続きなんだけど」
エレン「どうして友達になれないの?」
ミカサ「それは…」
エレン「嬉しいけどって言ってたし何か理由があるんじゃ…」
ミカサ「……私ね」
ミカサ「私……友達作っちゃだめなの」
エレン「えっ!?」
エレン「それってどういうこと…誰かに作るなって言われてるとか!?」
エレン「親が厳しい人で友達なんな作らずに勉強しなさいって言われてるとか!?」
ミカサ(何それこわい…)
ミカサ「別に誰かに言われたとかじゃないの」
エレン「じゃあどうしt
ミカサ「でもね」
ミカサ「でも絶対にだめなの」
ミカサ「だから…ごめんなさい」
エレン「……」
エレン「ミカサさんってさあ」
エレン「最初わざと咳してたでしょ」
ミカサ「!そ、それは…!」
エレン「なんでずっとそれやり通さなかったの」
エレン「なんで、お礼なんか言ったの」
ミカサ「だって…」
ミカサ「なるべく話さないようにって」
ミカサ「確かにしてたけど…」
ミカサ「でも」グッ
ミカサ「手伝ってもらったのに一言もお礼言わないなんて…」
エレン「…ほらやっぱり」
エレン「ミカサさんはいい人だ」ニコッ
ミカサ「……」ポカーン
エレン「…友達じゃなくてもいいからさ」
エレン「明日も一緒に昼食べない?」
ミカサ「!」
ミカサ「それって、どういう意味…っ」
エレン「別に友達として食べるわけじゃないよ」
我ながら
強引だと思った
エレン「友達じゃなくてただ一緒に食べるだけ」
エレン「いいでしょ?」
けど引き下がれなかった
これが最後の
チャンスかもしれないと思ったから
ミカサ「…じゃあ」
ミカサ「また明日、屋上で…」
エレン「よっしゃ!」
でもあのときの
俺はまだ
ミカサさんのことを
何一つわかっていなかった
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- 12 : 2014/04/01(火) 20:04:51 :
ミカサさんと
初めて話した日から
3日が経った
教室では以前と同様
話してはいないが
昼休みは一緒にいれるようになった
アルミンごめんな
エレン(でも友達ってキーワードは禁句っぽいんだよなあ)キィッ
そして
ミカサさんは
ミカサ「ねえねえこれ見てっ」
ミカサ「駅前にクレープ屋さんできたんだって」
ミカサ「おいしそうだねー」
とても人なつっこく
なっていた
エレン(クラスにいるときとまったく違う…)
エレン(もっと静かな人だと思ってたけど)
エレン(もはや別人)
ミカサ「新しいアトラクションかー」
エレン(これが本当のミカサさんなのかなあ…)
もし友達を作らないようにって
理由でわざとああいう態度をとってたとしたら
なんか悲しいなあ…
エレン(にしても犬っぽいなあ)
ミカサ「エレン君どうしたの?」
エレン「え!?いや別に何もっ」バババ
エレン「あー…えっとその違ったら申し訳ないんだけど」
エレン「もしかしてそういう所に一緒に行きたいのかなーなんて…」
ミカサ「そそそそんな…!」
ミカサ「私はただ他の人はこういうお店に興味あるのかなあと思っただけで」
ミカサ「別に一緒に行きたいとさそんなことはなくて…!」
ミカサ「第一友達じゃないしっ」
エレン(やっぱり友達じゃないんだ…)ガーン
エレン「じゃあさ、ミカサさんってどういうのが友達だと思う?」
ミカサ「え?」
エレン「どんな話をするとかさ」
ミカサ「それは…」
ミカサ「…」
エレン(ちょっといじわるな質問だったかな…)
ミカサ「恋のお話とか!」
エレン「恋バナッ!?」
え…何それつまり
恋バナしたら友達ってこと?
俺がそういう話したら
いいのか?
とはいっても俺今好きな人は
いないし気になる人っていったら
それは…
っていやいやいや
話せるわけがない
でももしこれがきっかけで
もっと仲良くなれるなら
俺は──
エレン「…っミカサさん」
ミカサ「でも友達じゃないからそういう話はちょっとね」アハハ
エレン「ですよねーー」
エレン「そうだミカサさんトランプしない?」
ミカサ「トランプ?」
エレン「昼休みといえばトランプだよ!」
エレン「俺いつも学校に持ってきてるんだよね」
ミカサ「わーやりたい!何するの?」ウキウキ
エレン「やっぱり定番は大富豪──」
エレン「…は二人じゃ無理か…ババ抜きも…」
結局神経衰弱に
なりました
ミカサ(これだったら私もルール知ってる…!)
エレン「じゃあジャンケン勝ったから俺からねー」
ミカサ「うんー」
3分後
ミカサ「これとこれとー」
エレン「ミカサさん記憶力やばい!!」グワッ
ミカサ「え?」
エレン(そういえばミカサさんて頭いいんだっけ…)
エレン「瞬殺だったなあ…」
これじゃあ勝負にならないな…
エレン「じゃあもう神経衰弱はやめようか」
ミカサ「えっ」
ミカサ「私もうちょっとやりたい!」
ミカサ「楽しかった!」キラキラ
エレン(あと5回は負けてもいいかな…)←負けるの前提
エレン「や…やりましょうかー」
ミカサ「わーい」
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- 13 : 2014/04/01(火) 20:44:13 :
エレン「ミカサさんの記憶力はんぱないなー」
結局5連敗
ミカサ「…なるべくたくさんのこと覚えておきたいとは思ってるよ」
ミカサ「記憶って大事だし…」
エレン「まあ大事だよねー」
エレン「成績も凄いんだよね」
エレン「尊敬するなー」
ミカサ「尊敬だなんてそんな…」
ミカサ「ただ家にいても暇だから勉強するしかないだけだよ…」
エレン「はっ!」Σ(゜Д゜)
エレン「で、でも俺だって家にいること多いけど勉強なんて全然してないよ」
エレン「ほんとごろごろしながら漫画読んだりとかばっかで…」
ミカサ「あっ私も漫画読むよー」
エレン「うそっほんとに!?」
エレン「どんなの読むの?」
ミカサ「少女漫画とかが多いかなー」
ミカサ「皆恋愛しててすごいなーとか」
ミカサ「友達同士てこんな話するんだーとか思いながら読んでるよー」
エレン(だからさっき恋の話って言ったのか…)
ミカサ「エレンくんって友達と遊びに行くとしたらどこに行くの?」
エレン「んー…カラオケとか?」
ミカサ「カラオケって楽しい…?」
エレン「うんまあ…」
エレン「ってもしかしてカラオケ行ったことないの?」
ミカサ「…」ポカーン
ミカサ「(泣)」ダーーー
エレン「泣かせてしまったあああ」
エレン(友達作れないとカラオケ行く機会もないのか)
エレン「ごごごごめんえっとその」
ミカサ「(泣)」ダーーー
エレン「じゃあ今度俺と一緒に行きませんかっ」
ミカサ「それは絶対無理!!」
エレン(全力で断られた…)ズーン
ミカサ「ご、ごめんね……」
エレン「いや俺もすごいいきなりだったし…」
エレン(というかカラオケって個室に二人じゃん…)
エレン「まあ…いつか行く機会があったらいいね」
ミカサ「うん、そうだね」ニコッ
エレン(やっぱりかわいいなー)
ミカサ「ねえ…エレンくん」
エレン「あ、何?」
ミカサ「明日は金曜日だね…」
エレン「え?あ、うん」
エレン(見たいテレビでもあるのかな…?)
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- 14 : 2014/04/01(火) 21:02:03 :
帰り道
エレン「うーん…」
アルミン「なんだよ、うなったりして」
エレン「なんでミカサさんって嫌われてるのかなあと思って」
エレン「『友達になってください』って言ったらミカサさん『嬉しいけど』っていったんだよ」
エレン「それって明らかに友達が欲しいってことだろ?」
エレン「俺以外にもほっとかないやつがいてもおかしくないと思うんだけど」
アルミン「そりゃお前…」
アルミン「普通わざわざ『友達になってください』なんて言わねえよ」
アルミン「そんな告白みたいな」
エレン「そ、そうか…!」
アルミン「そもそも友達っていうのは"なる"ものじゃなくて」
アルミン「気付いたら"なってる"ものじゃねえの?」
エレン「まあそうだとは思うんだけど…」
アルミン「というかミカサはお前としか話してないみたいだし」
アルミン「既にミカサにとってお前は他のやつらとは違う存在ってことだろ」
エレン「そっそうなのかな」
エレン「でも今日思いきり友達じゃないって言われたんだよな…」アハハ…
アルミン「それって」
アルミン「めちゃくちゃ嫌われてるんじゃねーの?」
エレン「そんなこと言っちゃう!?」
アルミン「じょーだんだよじょーだん」
エレン(今日の俺傷ついてばっか…)
エレン「じょーだんに聞こえないです」
アルミン「まあ俺にはミカサにどんな事情があるのか知る由もねえけど」
アルミン「明らかにお前は前に進んでるだろ」
アルミン「もう頑張るしかねえんじゃねえの」ニカッ
エレン「うおー、アルミンが笑ったから頑張れる気がする!」
アルミン「なんだそれ」
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- 15 : 2014/04/01(火) 21:57:05 :
金曜日
エレン「ごちそうさまでしたっ」
ミカサ「…ごちそうさまです」
エレン「あれミカサさんほとんど食べてなくない?」
ミカサ「あ、今日ちょっと食欲なくて」
エレン「えっ大丈夫?」
ミカサ「うん」
ミカサ「大丈夫…」
エレン「…」
エレン「あ、次の授業生物だっけ?」
エレン「やばいなー寝ちゃいそうで」
エレン「単位落ちたらどうしよう」
エレン「って俺が危ないのは数学の方か」アハハ
エレン「ミカサさんは数学わかるんだよね」
エレン「すごいなー」
エレン「そうだよかったら今度一緒に数学の──」
ミカサ「エレンくん」
ミカサ「もう私に話しかけないで」
エレン「え………」
エレン「な、なんで?」
エレン「俺何か嫌なことでもした?」
エレン「どうしてそんないきなり……」
ミカサ「最初に言ったでしょ」
ミカサ「私…」
ミカサ「友達を作っちゃだめだって」
ミカサ「だからエレンくんにはなかったことにしてもらいたいの」
ミカサ「今週一緒にいたこととか話したこととか」
ミカサ「私も全部忘れるから」
エレン「!」
エレン「なんで…」
エレン「なんでそんなこというんだよ…!」
エレン「忘れるなんてできるわけないだろ」
エレン「そんな簡単に忘れるなんて言わないでくれよ」
エレン「忘れるなんてそんな…」
エレン「ミカサさんだって無理でしょ」
エレン「本当は忘れることなんて」
ミカサ「忘れちゃうの!」
エレン「……え?」
ミカサ「私ね」
ミカサ「楽しかった記憶月曜日には消えちゃうの」
エレン「何 そ れ…」
エレン「つまりどういう…」
ミカサ「…楽しかった記憶だけじゃないか……」
ミカサ「仲の良い人とかもっと一緒にいたいって思える人との記憶がね」
ミカサ「一週間ごとにリセットされちゃうんだ」
ミカサ「あ、家族は例外なんだけどねなぜか」クスクス
ミカサ「だから私友達との記憶がないの」
ミカサ「いたはずなのに」
ミカサ「だから私前にね一回試したことがあって」
ミカサ「気が合わない人と仲の良い"振り"をしてみたの」
エレン「!」
ミカサ「無理やり笑ってみたり楽しいって思い込もうとしたけど」
ミカサ「その時の記憶はきえなかったなあ…」
エレン「じゃあ俺との記憶だってまだ」
ミカサ「でもこれだけははっきり言える」
ミカサ「エレンくんとの記憶は全部消えちゃうってこと」
記憶が消える?
俺との記憶が?全部?
月曜日には
全部なかったことになって
また何も
できなかった
ころに戻って
今まで通りの
日常が来て
全てが最初からに──
エレン「…それでも俺は」ギュ…
エレン「ミカサさんと友達になりたい」
ミカサ「…どうして?」
ミカサ「私全部忘れちゃうんだよ?」
ミカサ「話したこともこうやって一緒にいたことも」
ミカサ「全部忘れてまた一人に」
エレン「一人になんかさせない!」
エレン「俺が何回だって言いに行くから」
エレン「友達になってくださいって」
ミカサ「!」
エレン「本当は友達といろんな所に遊びに行きたいんでしょ?」
エレン「いいよ俺が付き合うよ」
ミカサ「でもその記憶も全部月曜日には…」
エレン「だったら毎週遊びに行けばいいよ」
エレン「何回でも俺は一緒に行くから」
エレン「一週間でも記憶がもつならそれを無駄にしちゃだめだ!」
エレン「俺は…」
エレン「俺は少しでもミカサさんに笑ってもらいたいんだ」
ミカサ「本当にいいの?」
ミカサ「エレンくんはそれで本当にいいの?」
エレン「もちろん」
エレン「だって俺はずっとミカサさんの友達になりたかったんだ」ニコッ
ミカサ「──ありがとう」
ミカサ「エレンくんの笑顔は安心するね」ニコッ
エレン(ミカサさんの笑顔は破壊力がすごい…)ドキドキ
ミカサ「?」
エレン「まあ…だからさ一つだけ聞いてもいい?」
エレン「今は俺たち」
エレン「友達だよね?」
ミカサ「うん」
ミカサ「友達!」
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- 16 : 2014/04/02(水) 18:05:08 :
- 期待!!
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- 17 : 2014/09/02(火) 20:18:41 :
- これは期待します!
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