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L u c e r n a s ~遺志を継ぐ君達へ~『第二話・英傑、ここに再び』
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- 1 : 2014/03/29(土) 12:34:16 :
- L u c e r n a s ~遺志を継ぐ君達へ~
第二話『英傑、ここに再び』
今明かされる、衝撃の事実
一体巨人とは何なのか!?
そしてエレンに突如語りかけた「声」は一体…!?
数多の思惑が絡み合い、運命の歯車は加速していく!!
どうぞ、お楽しみ下さい!!!
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- 2 : 2014/03/29(土) 12:41:57 :
- 期待です!
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- 3 : 2014/03/29(土) 12:58:33 :
- 期待!!
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- 4 : 2014/03/29(土) 17:43:51 :
- おもしろい!!
期待
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- 5 : 2014/03/29(土) 19:37:50 :
- ~part1~
シガンシナ区陥落より数年、エレン、ミカサ、アルミン、カルラは開拓地に送られ苦しい生活を強いられてきた
エレン「それじゃ母さん・・・行ってきます」
あれから苦しい生活の中でも逞しく成長したエレン
巨人に復讐するため巨人殺しの技を学びに訓練兵団に入団する日がきた
カルラ「どうせ止めても行くんでしょう?・・・ミカサ、アルミンこの子をお願いね?」
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- 6 : 2014/03/29(土) 19:38:18 :
- ミカサ「はい・・・ちゃんと守り通します」
成長したミカサは静かな光を放つ瞳に決意を固め、美しい黒髪をなびかせ返事をする
アルミン「はい!おばさんも体にお気を付けて・・・」
エレンに比べると華奢だがこの数年で彼の聡明さはみるみると頭角を現してきた。この子なら安心してエレンを任せれるだろう
カルラ「ふふ、頼もしいわ・・・」
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- 7 : 2014/03/29(土) 19:38:45 :
- カルラ「エレン、ミカサ、アルミン・・・」
私は三人の顔をゆっくりと見渡す
・・・心配はいらなかったみたいね
カルラ「生まれた場所も時も違えど・・・」
カルラ「貴方達は紛れも無く私の大切な子ども達よ」
カルラ「死なない程度に頑張ってきなさい!」
エレン「ああ!」
ミカサ「はい」
アルミン「わかりました!」
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- 8 : 2014/03/29(土) 19:39:40 :
- そう言って訓練場に足を運ぶ3人の背中を見送りながら私はふと思った
カルラ「あの子たちが3人集まれば・・・」
カルラ「本当に巨人も倒せそうね・・・ふふっ」
その時どんどんと遠くなっていく3人の背中が一瞬別人のように見えた
その姿はエレン達にうり二つではあったが、どこか気品があった
カルラ「・・・え?」ゴシゴシ
もう一度見ると3人は何かを話しながら歩いている、さっきの背中は何処にも見当たらなかった
カルラ「・・・何だったのかしら?」
疑問は残るものの私は3人の背中が見えなくなるまで見送った
ここらが正念場よ、エレン!!
どうか・・・どうか無事に帰ってきてね・・・!
純粋な願いをただひたすら祈りながら――――――――――
~part1~ 完
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- 9 : 2014/03/29(土) 20:01:31 :
- 最高におもしろい
今までみたssでこんなにワクワクするものは見たことがない
ものすごく期待しています。
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- 10 : 2014/03/29(土) 22:03:12 :
- ~part2~
旅立ちから2日…
アルミン「…ふうっ、やっと着いたね!」
エレン「…!ここが…!!」
僕達は、訓練兵団トロスト支部の前にいた。
思ったより広いなぁ…
そんな事を思っていると、後ろから唐突に声をかけられる。
???「ん?君達は…?」
アルミン「っ!?は、はいっ!?」
思わず変な声を出してしまう。
???「はは、そんなに緊張しなくてもいいよ。君達は訓練兵志願者だね?」
アルミン「は、はい!あの、貴方は…?」
???「ああ、私はそこの訓練兵団の教官をやっている者だ」
教官「志願者はそこの広場に集合だよ。行ってきなさい」ニコッ
アルミン「は、はい!あの、ありがとうございますっ!!」
教官「いいんだよ、ではまた後でね」
そう言って、教官は去って行った。
エレン「おい、早く行こうぜ!!」ダダッ!
ミカサ「エレン、はしゃいでは駄目…」タタッ…
アルミン「わっ!?ちょ、待ってよ2人共ぉー!!」ダダダッ!
こうして、僕等は広場へ向かった…
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- 11 : 2014/03/29(土) 22:04:07 :
- 僕等はかなりギリギリだったらしく、僕等が広場に入って3分程で教官の話が始まった。
キース「私が運悪く貴様らを担当する事になった、教官のキース・シャーディスだ!!!」
キース「…」ジーッ
ジャン「…」
マルコ「…」
キース「…」ジーッ
アルミン「…」
コニー「…」
キース「…!」ジー
ライナー「…」
ベルトルト「…」
アニ「…」
ユミル「…」
キース「…ふむ」
キース「どうやら今年は、巨人の餌ばかりではないようだな…」
ザワザワ…
キョジンノエサ!?…
キース「…これから訓練を始める貴様らに、2つ!言う事がある!!」
キース「まず1つは…」
キース「巨人について、だ!!」
アルミン「!!」
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- 12 : 2014/03/29(土) 22:06:31 :
- キース「兵士になる以上、巨人との戦闘技術はどうしても必要になってくる!!!」
キース「そのためにはまず何よりも先に、奴等について知る事だ!!」
アルミン「…巨人の…」
実際、僕は一度も巨人を見たことがない。
本でその恐ろしさを知ることはあるが、肝心な事は何も知らないのだ。
キース「巨人というのはそもそも、壁外に生息しており、巨大な人の姿をしている化け物の事だ!それは貴様らも知っているだろう!!」
キース「本題はここからだ!!」
キース「今我々が確認している限りでは、奴らは6種に分かれている!!」
キース「岩石の巨人、炎の巨人、暴食の巨人、影の巨人、そして一年程前、新たに確認された絶叫の巨人と剛腕の巨人だ!!」
キース「奴等はそれぞれが異なる特性を持っており、あらゆる手で人間を喰いにくる!!」
アルミン「っ…!」
キース「だが!奴等はその種類ごとに、1つの弱点を持っている!!詳しくは座学で習うだろうが、この弱点を狙う事こそが巨人討伐の鍵だ!!肝に銘じておけ!!!」
アルミン「…!」
キース「巨人についてはこれ位だ!次にもう1つの話をするが…その前に1つ」
キース「今からする話は、一切の口外を禁ずる!!!分かったな!!!」
アルミン「!?」
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- 13 : 2014/03/29(土) 22:07:23 :
- キース「…もう1つの話、それは…」
アルミン「…っ」ゴクッ
キース「SAWについてだ!!」
アルミン「…?」
…SAW…?
キース「SAWとは、SソウルAアッパーWウェポンの略だ!!」
アルミン「ソウル…アッパーウェポン…」
意訳すると…魂より現れる武器、か…?
…何の事だか全く分からない…
キース「SAWというのは、自らが最も大切にする物に自分の魂を共鳴させる事で強力な武器とする能力の事だ!!…とは言ってもそれは仮定に過ぎず、本当の事は何一つ分からんのが現状だがな…」
アルミン「…そんな非現実的な力が…!?」
…いや、でももしそれが事実なら…色んな事に納得がいく…!
あんなに大きな壁をどうやって築いたのか、ギアはどうやって作られているのか…!
それらが全て…!!
キース「訓練では、このSAWの特訓もしてもらうから、覚悟しておけ!!…話は以上だ!!敬礼!!!」
アルミン「…!」バッ!
…そうか…
調査兵団が受けているという…特別な訓練の意味も、やっと分かった…
SAW…!僕にも使えれば…!
もう僕は…足手まといにならなくて良いんだ!!!
----SAW。その力に少年は夢を見る。-----
----しかしSAWは、そう甘くはなかった。----
~part2~ 完
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- 14 : 2014/03/29(土) 22:59:30 :
- 熱い展開! 期待だ!
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- 15 : 2014/03/29(土) 23:23:51 :
- ~part3~
SAWねぇ・・・
全くもって信用ならねえが・・・
何にせよそんな能力には目覚めたくないもんだ
俺は憲兵団に入って内地で暮らすんだからな
・・・おっとまたこうやって考えちまう、悪い癖かもな
マルコ「何を考え込んでるんだい?ジャン」
ジャン「・・・!マルコか、ビビらせんなよ」
マルコ「珍しく物思いな顔してたから脅かそうと思ってね」
ジャン「タチわりぃーっての」ハハッ
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- 16 : 2014/03/29(土) 23:24:24 :
- 入団から1年が経ち訓練も厳しさを増してくる今日この頃
俺達は久々の休暇前の夜を過ごしていた
コニー「明日は訓練無いから夜もゆっくりできんな!」
ライナー「そうだな、ここんところ訓練続きだったからな・・・」
エレン「流石の俺も明日は休むかな、キツイし・・・」
アルミン「おっ、珍しい事言ってるね」
エレン「俺だってたまには休みたいさ」
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- 17 : 2014/03/29(土) 23:24:42 :
- ジャン「それにしてもSAWなんて本当にあるのかねえ」
エレン「あるに決まってんだろ、教官が言ったんだぜ?」
ジャン「言われただけじゃあなあ、目にしてみない事にゃわからねえよ」
エレン「・・・っ、そ、そりゃまあ俺も最初は半信半疑だったさ。でもよぉ・・・」
アルミン「でもやっぱり決定的根拠は無いし・・・まあ恐らくあるんだろうけど・・・」
ライナー「なあ、お前ら」
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- 18 : 2014/03/29(土) 23:25:14 :
- ジャン「ん?どうした?」
ライナー「俺、いや俺とベルトルトとアニはな・・・」
ベルトルト「・・・!?ライナー、良いのか!?」
ライナー「ああ、もとから言うつもりだった」
ベルトルト「・・・そうかい」
・・・?こいつら何言ってやがる?
マルコ「どうしたんだい?」
ライナー「俺等はな・・・もう既に、いや生まれたときからSAWが使えるんだ。もちろん今も、だ」
・・・・・・・!!!???
全員が全員、呆気にとられたような顔をしている
もちろん俺も例外じゃないだろう
それほどまでに強烈な一言だった
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- 19 : 2014/03/29(土) 23:26:13 :
- 一瞬の沈黙の後、アルミンが静かに切り出した
アルミン「・・・えっと、つまりSAWは本当に・・・?」
ライナー「その通りだ」
コニー「ま、マジかよ・・・」
アルミン「恐らく嘘はついていない。よくよく思えば入団式の時、教官はその4人の前で少し驚いたような表情をしていた」
アルミン「と、なると僕の見立てでは教官は4人が既に使えることを見抜いている。見抜いたうえで特別な措置を取ってないんだ」
ジャン「な、ならよぉ・・・そのSAWって奴、見せてくれよ」
ライナー「そうだな、見た方が分かりやすいかもな。ベルトルトやって見てくれ」
ベルトルト「ああ・・・」コクリ
ベルトルトは1枚の写真を手に取ると目を瞑った
ベルトルト「・・・変身(トランス)、verライナー」パキッ・・・パキパキパキ
するとベルトルトの身体が徐々にぶれていく
エレン「な、な、な、なんだこれ・・・!!」
アルミン「こんな超常的現象がホントにあるなんて・・・!?」
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- 20 : 2014/03/29(土) 23:27:12 :
- 正直、目を疑った
今まで生きてきてこれほど度胆を抜かれた事は無い
ジャン「ベルトルト、お前・・・!?いやライナー、なのか・・・!?」
ベルトルト「・・・うん、ベルトルトであってるよ。僕のSAWは他人の姿や能力をコピー出来るんだ。精神だけは僕だけどね」
コニー「な、なんか僕なんて言うライナー、きもいな・・・」
ジャン「あぁ、同意せざるを得ない」
ライナー「おい、お前ら。おい、お前ら」
ベルトルト「大事なことだから2回言いましたっと」スッ
アルミン「あ、ベルトルトだ」
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- 21 : 2014/03/29(土) 23:29:18 :
- ライナー「これで分かっただろう?SAWは存在する」
ジャン「さすがに目の前で見せられたら、な・・・」
エレン「すっげぇ・・・!!俺もこんなのが使えるのか!?」
ライナー「人によってSAWは様々な形と名前を持つ。ベルトルトのSAWは何処(ノット・ヒア)って名前だ」
アルミン「詩人みたいな名前だね」
ベルトルト「あはは・・・」
エレン「よーし、そうと決まったらとっとと寝て明日も頑張るぞ!お休み!!」
ジャン「何がどう決まったんだよ。しかも明日は休みだっての・・・」
こうして俺にとって衝撃的な1日が終わりを告げる
・・・こいつらとはつるんでいたいが俺は憲兵団になるんだ、それは譲れねえな・・・
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- 22 : 2014/03/29(土) 23:30:14 :
- 数日後、俺達はまたもや訓練に勤しんでいた
ジャン「ふぁあ・・・」
巨人と戦うってのに対人格闘とはいかがなもんかね
こういうのは手を抜くに限るぜ・・・
その時だった
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
超大音量の悲鳴が訓練場内を突き抜けていく
どうやら街の方から聞こえてきたみたいだ
ジャン「なにがどうしたってんだ・・・あぁ!!!???」
おいおい、昨日から目を疑ってばっかだ
ライナーがベルトルトになったりよぉ
今度は空飛ぶ巨人がもう一匹巨人引っさげて飛んできただって?
冗談じゃないぜ
ウワアアアァァァァァァァ!!!!!!!
キョ、キョジンナノカ!?
訓練場内もざわめく
ジャン「ん?・・・ぶら下がってる奴が光ってないか・・・?」
その光は一本の光線となって街を横になぞる
光線が消えて一瞬時間が止まったかと思うと光線が奔った部分が大爆発を起こし一気に街は火の海になった
ジャン「おいおい・・・!!」
ぶら下がってる方は続けざまに光線を発し壁もぶち抜いた
そして外からは待ってましたと言わんばかりに巨大なヤツらが入ってくる
まさに―――――――――――――――――――――
日常は今日を持って終了です、と言わんばかりに―――――――――――――
第2話 完
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- 23 : 2014/03/29(土) 23:41:26 :
- 次回予告…
平和な日常が、突如音を立てて崩れていく…
響き渡る悲鳴
紅く染まっていく町
絶望の中、彼等に言い渡される任務とは…
絶望の闇を歩む彼等に栄光あれ!!
次回、L u c e r n a s ~遺志を継ぐ君達へ~
第三話・『絶望の淵に視た物』
どうぞ、ご期待下さい!!
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- 24 : 2014/03/30(日) 00:49:44 :
- 次スレ
http://www.ssnote.net/archives/13330#res_num2
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- 25 : 2020/10/10(土) 22:54:51 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
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