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SUNNYーいつか日は昇るー 4.格闘家 ―南西村―
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- 1 : 2014/03/29(土) 06:54:31 :
- どうもLevel.MAXです
・進撃のキャラ&巨人
・基本なんでもあり
・小説
・gdgd注意
new! ・オリキャラ有←その度にしっかり人物説明をして行きます。
SUNNYーいつか日は昇るーシリーズ
→http://www.ssnote.net/series/779
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SUNNY―いつか日は昇る―
第一章「南西村」
4. 格闘家
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- 2 : 2014/03/29(土) 13:48:18 :
- ※コメント、よろしくお願いします※
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- 3 : 2014/03/29(土) 13:48:25 :
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南西村 王宮 朝5時
ジャン「遅かったですね」
ベルトルト「遅いも何も……今、ちょうど午前5時だよ?
ジャンが早起きなだけ」
ジャン「いや、皆疲れてるだろうし、こんな早く起こすのは
嫌だなって。ノック音で起こさないように、先に出てきたんです」
ベルトルト「へぇ〜。偉いね」
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- 4 : 2014/03/29(土) 13:49:04 :
- ジャン「そう……ですかね」
ベルトルト「うん。僕だったら迷わずノックしてるかな」
ジャン「あはは。そうっすか」
ベルトルト「そうだね、うん。あぁ、お弁当作らなきゃね」
ジャン「ですね」
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- 5 : 2014/03/29(土) 13:49:26 :
- ベルトルト「中身何がいい?」
ジャン「そこ!?」
ベルトルト「うん、そこかな」
ジャン「俺が慣れ親しんでるのは 、卵焼きとか、野菜スティックとか……
ですかね」
ベルトルト「へぇ。お肉は?」
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- 6 : 2014/03/29(土) 13:49:44 :
- ジャン「あっても少しですかね」
ベルトルト「何か、君とは気が合いそうだな。じゃあ、今日は
サンドウィッチと、唐揚げと卵焼きとか……に、する?」
ジャン「いいですね。なんか、運動会みたい」
ベルトルト「運動会……懐かしい響きだなぁ」
ジャン「え?」
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- 7 : 2014/03/29(土) 13:50:15 :
- ベルトルト「な、なんでもないよ。今度、ちゃんと話すって
約束するよ」
ジャン「あ、はい」
ベルトルト「じゃあ、午前7時を目安に作り終わろうか」
ジャン「了解でーす」
(1時間後)
ベルトルト「出来ちゃったね」
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- 8 : 2014/03/29(土) 13:50:37 :
- ジャン「ですね。ベルトルト先輩、料理うまい……」
ベルトルト「案外、ジャンが上手いし、手際良くてビックリしたよ」
ジャン「まじか!?あざす」
ベルトルト「じゃあ!ちょっと早いけど、特訓。しようか」
ジャン「ここで!?」
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- 9 : 2014/03/29(土) 13:51:19 :
- ベルトルト「まさか!別に、料理の特訓したかったらしてもいいけど」
ジャン「遠慮します」
ベルトルト「じゃあ、外で少しだけ準備体操でもしてから、
走ろうか」
ジャン「ジョギング……か」
ベルトルト「いや」
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- 10 : 2014/03/29(土) 13:51:38 :
- ベルトルト「2.30分は全力で走るからそのつもりで」
ジャン「はい?」
ベルトルト「大丈夫。無理だと思ったらしっかり、スピード落とすから」
ジャン「それはそれで悲しいな」
ベルトルト「じゃあ、着いてきてね?」
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- 11 : 2014/03/29(土) 13:51:58 :
- ジャン「体が訛ってなかったら」
ベルトルト「多分、大丈夫だよ。多分ね」
ジャン「多分を強調しないでください。本気で心配になる」
ベルトルト「大丈夫だってば!」
ジャン「は、はい」
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- 12 : 2014/03/29(土) 13:52:17 :
- ベルトルト「じゃあ、ほら、グズグズしてる暇はない」
ジャン「はい」
(王宮前)
ベルトルト「行くよー?ちゃんと体操・ストレッチできた?」
ジャン「はい!」
ベルトルト「行きまーす」ダッ
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- 13 : 2014/03/29(土) 13:52:38 :
- ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
南西村 森林
ベルトルト「お疲れ様」
ジャン「疲れた……」
ベルトルト「よく、僕のスピードについてこれたね」
ジャン「余裕……ですよ」
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- 14 : 2014/03/29(土) 13:52:54 :
- ベルトルト「行ったね?」
ジャン「はい」
ベルトルト「よし、わかった。これから少しずつあげていくからね」
ジャン「げっ」
ベルトルト「自分の言ったことには責任持ってね〜」
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- 15 : 2014/03/29(土) 13:53:30 :
- ジャン(こ、このひと……)「わかりました」
ベルトルト「で、だね。今日は基礎はやらないで、最初から
応用でいく」
ジャン「は!?」
ベルトルト「しょうがないよ。王から直々のめーれーだから」
ジャン「めーれー?」
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- 16 : 2014/03/29(土) 13:53:51 :
- ベルトルト「あー。ごめん。命令のことね。つい、めんどくさくって」
ジャン「そういうことか……」
ベルトルト「だから、応用から行くけどいいよね?」
ジャン「俺は別に……」
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- 17 : 2014/03/29(土) 13:54:07 :
- ベルトルト「わかった。なら、僕と勝負しようか」
ジャン「え」
ベルトルト「いいよ本気で来て。君なら片手でも倒せる……
ってのはハッタリだけど。君とは10年間の差があるって
事は覚えておいて」
ジャン(俺、死なないかな)
ベルトルト「あ、もちろん、僕は手加減するよ」
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- 18 : 2014/03/29(土) 13:54:28 :
- ジャン「じゃあ行きますよ?」
ベルトルト「はは。初めて見たよ。面と向かって行きますよ?
なんて言われたの」
ジャン「慣れてなくて……」
ベルトルト「わかるわかる。僕もそうだったから」
ジャン「へぇ……はっ!」ドガッ
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- 19 : 2014/03/29(土) 13:54:48 :
- ベルトルト「まだまだだね。君の拳はある程度の重さしかない」パシッ ガスッ
ジャン「……!?は!?」ドシン
ベルトルト「ごめん、ごめん。あまりにも不意打ちすぎたかな?」
ジャン「不意打ちも何も……膝かっくんって……しかも、俺の
拳の重みの事いいながら……」
ベルトルト「ごめん。本当、驚かしたみたいだね。でもね、
今のは速さを見せたかったんだ」
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- 20 : 2014/03/29(土) 13:55:10 :
- ジャン「速さ……あ。確かに……なんで、俺の拳を面と向かって受け止めたのに
そのすぐ後には後ろから膝かっくんされたんだ……」
ベルトルト「でしょ?体を単に鍛えるんじゃなくてね、
速さとかも鍛えられるんだよね。本当は、王宮からここまでくるのに
2.3分もかからないよ」
ジャン「すげー。でも、それって、どう鍛えても無理じゃ……」
ベルトルト「反射神経とか走りこみすればこうなるよ」
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- 21 : 2014/03/29(土) 13:55:26 :
- ジャン「それは先輩だけかと……」
ベルトルト「まぁまぁ。やってみなきゃ、わからないよ」
ジャン「は、はい」
ベルトルト「えっと……まず、これからの事なんだけど
毎朝、ここまで走った後に、ジャンの……そうだな、まずは拳の
重さや速さを上げる特訓をして、お昼。そしたら、午後は
走りこみとか、反復横跳びとか。ハードだから気をつけてね」
ジャン「……」
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- 22 : 2014/03/29(土) 13:55:44 :
- ベルトルト「うん。じゃあ、今は、僕にとにかく拳を入れて」
ジャン「え?」
ベルトルト「筋力、少し落ちてるでしょ。それにまだ、体が硬い。
動かしていかなきゃ」
ジャン「あ、はい」
ベルトルト「さぁ、来い」
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- 23 : 2014/03/29(土) 13:56:00 :
- (一時間後)
ジャン「いってぇぇえ……」
ベルトルト「大丈夫?」
ジャン「大丈夫って……血が……」
ベルトルト「どうやったらこんなに出るの?」
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- 24 : 2014/03/29(土) 13:56:16 :
- ジャン「こっちのセリフ!!」
ベルトルト「はは。これからは包帯常備だね。僕はヒリヒリするだけだな」
ジャン「笑うのやめてください。俺、結構、本気だった」
ベルトルト「僕も、最初はそんなもんだったって。しかも、君より
断然弱かった」
ジャン「へぇ……俺、今包帯しか持ってないんですが……消毒液とか
持ってます?」
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- 25 : 2014/03/29(土) 13:56:34 :
- ベルトルト「持ってる。やってあげるよ」
ジャン「有難う御座います」
ベルトルト「いやいや。一応、君は僕の弟子なんだからね!」マキマキ
ジャン「はぁ」
ベルトルト「にしても、深く切っちゃったね。空気のせいかな」
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- 26 : 2014/03/29(土) 13:57:01 :
- ※ぎ、ぎこちない話し方は仕様です※
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- 27 : 2014/03/29(土) 13:57:19 :
- ジャン「空気のせい……か」
ベルトルト「うん。あ、お昼にする?ちょっと早いけど」
ジャン「いいですよ」
ベルトルト「じゃあそうしようか。午後は結構辛いよ〜」
ジャン「うげぇ……」
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- 28 : 2014/03/29(土) 13:57:37 :
- (ランチタイム)
ベルトルト「美味しい」
ジャン「ですね。あの、少し話したいことが……」
ベルトルト「何?」
ジャン「エレンの事で……」
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- 29 : 2014/03/29(土) 13:57:55 :
- ベルトルト「うん」
ジャン「サッカーって競技は知ってますか?」
ベルトルト「もちろん!僕は小さい頃やってたから……あ」
ジャン「え?それって……」
ベルトルト「気にしないで!ちゃんと話すから。今度。
で、なんだい?」
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- 30 : 2014/03/29(土) 13:58:13 :
- ジャン(ウォールから来たのかな……先輩も)「……。
で、エレンは元サッカー部に所属していたんです」
ベルトルト「うん」
ジャン「でも、あいつ2年の時辞めたんだ。辞めたというか……
強制引退……」
ベルトルト「それは辛いだろうけど……なんで?」
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- 31 : 2014/03/29(土) 13:58:33 :
- ジャン「それが俺の一番心配していること。怪我です」
ベルトルト「膝かな?普通に歩いてたから」
ジャン「そうです。でも、歩くのも、本当は精一杯なはずなのに
あいつはいつも何事もないように、笑って誤魔化して……」
ベルトルト「でも、エレンは剣士だよ?膝は大丈夫なんじゃ……」
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- 32 : 2014/03/29(土) 13:59:06 :
- ジャン「ここからは俺の予想ですけど……というか、経験談です。
真剣はかなり重いんです。だから、多分、エレンにはまだはやい。
で、腕の筋力や足の筋力……地味に足も使うんですよあれ。
んで、その筋力をつけるために、走りこみをしたりして……
って考えると怖いんです」
ベルトルト「うーん。多分、ミカサの事だからすごい無理させそうだから
なぁ。
後で聞いておくよ」
ジャン「有難う御座います」
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- 33 : 2014/03/29(土) 13:59:23 :
- ベルトルト「できる限りで手は打つ。ついでに、エレンに
膝の調子をこまめに教えてもらってね。
一応、ライナーやミカサに伝えるから」
ジャン「わかりました」
ベルトルト「……恋しい?」
ジャン「え?」
ベルトルト「ウォール国が。恋しい?」
-
- 34 : 2014/03/29(土) 13:59:41 :
- ジャン「うーん。なんとも言えないですね。まだ、
ここに来た理由も、何が起きるかも。何もわからないなら」
ベルトルト「そっか。僕はねこの地に無理やり連れ込まれたんだ。
戦士として。二度と戻れないだろうな。あの国に。大好きだったのに」
ジャン「戦士……?」
ベルトルト「ごめん。話すぎた。毎日、この時間に少しずつ話してあげるよ。
僕の過去を。そして、君たちには二の舞になってほしくない」
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- 35 : 2014/03/29(土) 15:55:46 :
- 追い付いた、期待しています!
-
- 36 : 2014/03/29(土) 16:36:27 :
- >>35
伝説の二刀流 さん
有難うございます!!
-
- 37 : 2014/03/29(土) 21:34:32 :
- 期待です
-
- 38 : 2014/03/29(土) 22:57:08 :
- >>37
名無しさん さん
有難う御座います!
-
- 39 : 2014/04/01(火) 10:25:16 :
- 期待ですっ!
-
- 40 : 2014/04/01(火) 15:34:40 :
- >>39
みーたん先輩@(みーふぁ) さん
ありがとうございます!!
-
- 41 : 2014/04/01(火) 15:41:52 :
- ジャン「え。あの……」
ベルトルト「もちろん他の三人には話してもいいよ。ミカサや
アニ、それにマルコもたくさん話してくれるだろうな」
ジャン「おぉ」
ベルトルト「あ、もちろん、ライナーには内緒だからね。
バレタラみんな怒られるどころじゃすまないからね」
ジャン「わかりました」
ベルトルト「あぁ。じゃあ、後半戦やろうか」
-
- 42 : 2014/04/01(火) 15:44:35 :
- ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
王宮前
ジャン「……」ハァハァ
ベルトルト「大丈夫?やっぱり後半戦は辛かったかな?」
ジャン「大丈夫です」
ベルトルト「そっか」
-
- 43 : 2014/04/01(火) 15:47:27 :
- ベルトルト「じゃあ、また明日。同じ時間ね?」ニコォ
ジャン「お料理特訓も……ですか?」
ベルトルト「あぁ」
ジャン「わかりました」
ベルトルト「じゃ!」
ジャン「はい!!」
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- 44 : 2014/04/01(火) 15:49:11 :
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SUNNY―いつか日は昇る―
第一章『南西村』
第五話 剣士
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- 45 : 2014/04/01(火) 15:49:27 :
- 期待
-
- 46 : 2014/04/01(火) 22:36:55 :
- >>45
名無しさん さん
有難うございます!!
-
- 47 : 2014/04/01(火) 22:37:04 :
- http://www.ssnote.net/archives/13630
続き
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- 48 : 2014/04/01(火) 23:00:03 :
- 期待です!!
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