この作品は執筆を終了しています。
エレン「母さんが俺に残したもの」
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- 1 : 2014/03/24(月) 19:16:37 :
- 初投稿となります。おかしな部分があるかもしれませんが、見逃してくださるとうれしいです。以下注意点
・この作品ではエレンが家 事 力 限 定チートとなっています
・訓練兵時代がメイン(になる予定)ですが、訓練内容など、わからないところは捏造しています
・ほのぼのしてるだけで、カップリングはありません
・亀更新のうえ、コメントもあまり返せません
以上の事に不満や嫌悪を感じた方はお戻り下さい
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- 2 : 2014/03/24(月) 19:20:24 :
- 期待!!
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- 3 : 2014/03/24(月) 19:24:02 :
- 期待!!
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- 4 : 2014/03/24(月) 19:32:24 :
- ~訓練兵団入団から数ヶ月後~
エレン「おいやめろよ!服が破けちゃうだろうが!!」
それはいつもどうりの光景____
ジャン「服なんてどうでもいいだろうらやましい!」
________とはいかなかった
ビリリィッ
「あ、」
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- 5 : 2014/03/24(月) 19:37:48 :
- コメントありがとうございます!!
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- 6 : 2014/03/24(月) 19:40:32 :
- 期待だァァァァ
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- 7 : 2014/03/24(月) 20:34:51 :
- <裁縫編>
エレン「お前さぁ・・・・ほんと、何してくれてるの?」
ジャン「い、いや・・その・・・・すまん。」
エレンがジャンへと問い、ジャンは盛大に目を泳がせていた。エレンの手には先ほどの喧嘩の際、ジャンが破いてしまった服が握られている
ジャン「・・・弁償くらいなら・・・・してやらないこともない・・」
エレン「ジャンに借り作るみたいで嫌だから、いらねー」
ジャン「なっ・・・人がせっかく悪いと思って「いいんだよ」
ジャン「は?」
アルミン「だから、いいんだよ、ジャン」
ずっと静観していたアルミンが割り込んでいく。ちなみにここまでの出来事、すべて食堂内でのことである
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- 8 : 2014/03/24(月) 20:51:28 :
- アルミン「そんなに何か弁償したいなら、ほかのことですればいい」
ジャン「で、でも・・・服はどうすんだ?」
アルミン「ああ、それなら大丈夫。エレンにはアレがあるからね」
ジャン「?アレってなんだよ?」
アルミン「まあ、見てればわかるよ」
ちょうどそこに、いつ部屋に戻ったのか、なにかの箱をかかえたエレンが帰ってきていた。
食堂中の視線が集まり、エレンの一挙一動を観察し始める。
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- 9 : 2014/03/24(月) 21:10:35 :
- エレンは持ってきた箱を開けると、中から針と糸を取り出した。穴に糸を通して結び、破れた部分に針をとお______
「って、」
ジャン「まてまてまてまて」
エレン「あ?なんだよ?」
ジャン「それ、縫うつもりか?」
エレン「当たり前だろ。幸い破れたとこも、縫っちまえばそんなに目立たないし、」
ジャン「すまん、聞き方が悪かったな。お前、裁縫とか、できるの?」
エレンがこちらを仰ぎ見る
エレン「失礼なやつだな。それくらいできるっての」
「だいたい、」
「無理ならこんなしっかりした裁縫道具なんて、もってねえよ」
机の上を見る。確かにそこには、細やかな彫刻の施された立派な木作りの箱が置かれていた。中には、針や糸などの他に凝った道具も入っている
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- 10 : 2014/03/24(月) 21:32:21 :
- ジャン「でもなあ、なんっかイメージと会わないんだよな」
ジャンの言葉に食堂にいたほぼ全員がうなずく
エレン「何だよ。俺ってそんなに裁縫もできないように思われてるのか?」
アルミン「うーん・・・まあ、確かにそうかもね。僕らは小さい頃からエレンを知ってるけど、みんなは知らないからなあ」
ライナー「なんだ、小さい頃からやってたのか?」
アルミン「うん、そうだよ。昔から手先が器用だったしね、いろいろやってたかな」
ミカサ「私も一緒にカルラおばさん・・・エレンのお母さんに教えてもらってやっていたのだけど、エレンよりうまくできたためしがない」
エレンのほうがうまかった、とミカサが若干すねながら言う
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- 11 : 2014/03/25(火) 07:31:15 :
- 少しだけ投稿。また午後にあげます
サシャ「でも、前にミカサが服直すとこ見てたんですけど、上手でしたよ?それよりうまいエレンって・・・」
ミカサ「それは完成品を見たほうが早い」
ミカサにつられてエレンに顔を向けると、話している間にほとんど終わったのか、ラストスパートに入っていた。最後に余った糸を切り、裏表確認すると小さく「できた」とつぶやいて顔を上げる
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- 12 : 2014/03/25(火) 07:46:17 :
- 期待っす
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- 13 : 2014/03/25(火) 15:45:21 :
- エレン「なんだよ、みんなしてこっち見て。体に穴開きそうなんだけど」
ライナー「ああ、すまんな。ところで、終わったなら見せてもらってもいいか?」
それ、とライナーはたった今直されたばかりの服を指差した
エレン「ああ、別にいいぞ。ほれ、」
エレンが差し出した服をライナーが受け取り、それを取り囲むように他の人間も覗き込んだ。修復前は胸元が少々裂けていたが、今はきちんと直されている。それどころか、意識して見なければ破れていたなんて事気づかないであろう程縫い目がきれいで、裁縫なんてろくにやったことがない者でも技術が段違いであることが一目でわかった
ライナー「おお・・・これは・・・」
コニー「俺の母ちゃんがやるよりもきれいなんじゃねえの?これ!!」
ジャン「・・・」
マルコ「みてよアルミン」
アルミン「ん?」
マルコ「あそこ。ジャンがすごい唖然としてる」
アルミン「本当だ。さしずめ、エレンに以外な特技があって驚いてるってとこかな?」
マルコ「うん、そうかもね。ふふっ」
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- 14 : 2014/03/25(火) 15:48:51 :
- 訂正
エレンに以外な特技が→エレンに意外な特技が
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- 15 : 2014/03/25(火) 16:23:58 :
- ミカサ「そういえば、確かエレンが衣服を直すと、あの縫った後特有のチクチクとか違和感が無い。なぜ?」
アルミン「言われてみれば、確かに」
サシャ「本当ですか!いいですねえ、私あのチクチク嫌いなんです。慣れるまでそっちに気がいっちゃって」
コニー「俺もだ!」
ベルトルト「あの、エレン。よければなんだけど、コツとかあったら教えてもらえないかな?僕少し敏感肌で、縫った後の服とか着ると赤くなっちゃったりするんだ」
エレン「別にいいけど・・・」
ベルトルト「ほんと?!ありがとう!!」
エレン「おお・・・いいんだ・・いいんだけど・・・・」
ベルトルト「けど・・・?」
エレン「俺はこのやり方を母さんに教えてもらったんだが、他の人間がやってるとこを見たことって無いんだ。つまり・・・」
アルミン「他の人とやり方がどう違うかわからない・・・と」
エレン「ああ、だからコツもなにも、まずはそこからが問題だ」
ベルトルト「そ、そんな・・・・」
エレン「お、おいおい、そんな顔すんなって」
真実を告げたところ、一気にしょぼくれるベルトルト。どうやら本気で困っているらしい
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- 16 : 2014/03/25(火) 16:54:20 :
- エレン(まいったな・・・誰かに見せてもらうか?いやでも、本人は早期解決したいようだし・・・・そうだ!)
エレン「なあ、ベルトルト!!」
ベルトルト「えっ!な、なに?」
エレンが突然ベルトルトを呼ぶ
エレン「よかったら服、俺が縫ってやろうか?」
「えっ」
エレンの申し出にベルトルト以外も固まる
エレン「嫌なら別の方法を・・・「いいのっ!?」
ベルトルト「やってもらっても、いいの?」
エレン「ああ、一瞬でも期待させちまったしな。なにより、」
「仲間が困ってるなら、助けたい」
エレンが笑ってそう言いきると、ベルトルトの顔が驚きから笑顔に変わり、そして少しずつ目が潤み出した
エレン「おっおい、たかがこんなことで泣くなよ!」
ベルトルト「ご・・ごびぇん・・・」
エレン「まったく。ほら、」
よしよし、とエレンがベルトルトの頭をなで始める。それにベルトルトはさらに泣きだし、エレンは慌てるハメになるが、食堂中は暖かな笑いに包まれた
ギィ・・・・
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- 17 : 2014/03/25(火) 18:01:29 :
- キース「貴様ら・・鐘はとっくに鳴っているはずだが・・・?」
「あ・・・・・」
「い、急げ!食事がまだ残ってるやつは早く食え!そして片付けろ!!!」
「全員食器片付けろぉ!!」
「教官すいませんでしたぁ!!!」
エレン「ほら、泣いてる場合じゃないぞ!」
ベルトルト「う、うん!」
キース「・・・明日の訓練、何もないと思うなよ」
一言言い残すと教官は去っていった
ライナー「これは・・・」
アルミン「・・・・明日は覚悟しておこう・・・・」
ミカサ「ええ、そうね」
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- 18 : 2014/03/25(火) 19:36:41 :
- _____
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ベルトルト「ライナー」
ライナー「なんだ?」
ベルトルト「さっきさ、エレンに「仲間が困ってるなら、助けたい」って言ってもらえて、すごく感動したんだ」
「でも、きっと最後は彼らを裏切ることになるんだと思うとさ・・・・」
ライナー「ああ、そうだな。だが、俺たちだって好きでやってるわけじゃない。だから、というわけじゃないが、それでもこの3年間くらい楽しいことをやっておくのもいいんじゃないか?」
ベルトルト「!!・・・・・・・・ょね」
ライナー「ん?」
ベルトルト「そうだよね!だからこの3年間エレンとお話したり、服縫ってもらったりしてもいいよね!!!」
ライナー「・・・随分と嬉しかったみたいだな」
ベルトルト「・・・・そうかもね。ただね、さっきのあの言葉から頭撫でられるっていうコンボくらった時に、ぼく、
エレンのこと、お母さんって呼びたくなった」
ライナー「・・・・・・・・」
ライナー「うん?」
【<裁縫編>終わり】
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- 19 : 2014/03/25(火) 19:41:28 :
- <裁縫編>終わりました。○○編とかで新しく立てるとやたら多くなりそうなので、あと1,2本くらい書いて様子見てから次にいこうと思います!
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- 20 : 2014/03/25(火) 19:43:28 :
- 期待です
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- 21 : 2014/03/25(火) 21:48:00 :
- 期待ありがとうございます!
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- 22 : 2014/03/25(火) 22:01:33 :
- あれから一ヶ月、壁内は雨がふりしとり、梅雨の季節となっていた
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- 23 : 2014/03/26(水) 20:08:11 :
- 「おい、イェーガー。これ頼んでもいいか?」
エレン「いいぞ、どこ直せばいい?」
「ここの裏んとこの・・・・・」
エレン「わかった。糸は・・・持ってきてるな、よし明日取りに来いよ」
「じゃ、頼むなー」
男子訓練兵は一度こちらを振り向くと、一言こぼして部屋から出て行った。ここはエレン達が寝泊りしている部屋である。先程の男は他の部屋からエレンに服の修復を頼みにきた者だった。
アルミン「一ヶ月前のあれからさ、何かと頼まれるようになったよね」
エレン「そうだな。まあ、そんなに量があるわけでもないし、糸はあっちの自腹だし、別にいいけどな」
二人の間に沈黙が流れる。エレンが窓の外に目をむけしばらく眺めていると、何か思い出したのかアルミンに問いかけた
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- 24 : 2014/03/26(水) 22:29:27 :
- エレン「なんかさ、最近この宿舎カビ臭くねえ?」
アルミン「うーん・・・・確かに、ちょっとね」
エレン「だろ?これがさ、一回気になりだすと落ち着かなくて」
アルミン「あーわかるよ、それ。」
「何の話してるの?」
部屋の入り口からベルトルトが顔を覗かせる。エレン達は部屋の奥にある椅子に座り会話の花を咲かせていた
アルミン「やあ、ベルトルト。」
どうぞ、とアルミンが椅子を勧める
ベルトルト「ありがとう。それで、何の話してたの?」
エレン「この宿舎がカビ臭いって話だ」
ベルトルト「ああ、梅雨だからかな?毎日こうじめじめしてると、カビと一緒にキノコが生えててもおかしくないよね」
エレン「うわっやめろよ、想像しちまったじゃねえか」
アルミン「でも、その光景が有り得るかもしれない集団がいるってことが、一番問題だよね」
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- 25 : 2014/03/27(木) 00:02:04 :
- 期待!!
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- 26 : 2014/03/27(木) 00:07:37 :
- ライナーのうん?に吹きました!
エレン掃除モードに入りますね!期待です!
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- 27 : 2014/03/27(木) 07:04:39 :
- 見てくれてありがとうございます!少しだけ上げます
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- 28 : 2014/03/27(木) 07:46:09 :
- アルミンが部屋の一角を見渡しながら言う
アルミン「ベッド上段の一番右端と下段中央右寄りの子、それからジャンとコニーかな」
一人一人指折り数えていく
エレン「個人的にはコニーが心配だ」
ベルトルト「僕はライナーが心配だよ」
エレン「ライナーが?」
ベルトルト「うん。ベッドだけ見ればきれいなんだけど、その下がね・・・大胆というか大雑把というか」
エレン「そう考えると、他にもヤバイのが居そうだな」
アルミン「いっそのこと全員見せてもらえば?」
エレン「そうだな、そうするか」
・
・
・
アルミン「これは・・・・」
ベルトルト「ちょっと・・・」
エレン「予想以上・・・・」
コニー「スゲー!!ベッドからキノコ生えてる!」
ジャン「カビ・・・・・キノコ・・・・・・」
ライナー「こんな事になってるとは・・・・」
「ヤバイ、この大惨事どうすりゃいいんだ」
「うわっ、何かの卵出てきたーーー!」
エレン「・・・・・・・」
エレン「よしっ、今度の休み、」
「掃除すんぞ!!!」
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- 29 : 2014/03/27(木) 08:54:34 :
- 面白すぎる!
何だろう。このss見てると、なんだか和むというか懐かしいというか…
期待です!!
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- 30 : 2014/03/27(木) 10:08:53 :
- <掃除編>
~休日~
エレン「よし、掃除始めるぞ。口元に布当てとけよ!」
エレン達は食後すぐに支度をして、掃除に取り掛かっていた
エレン「掃除は上から、が基本だ。コニーとジャンはハタキで天井のホコリを落としてくれ。」
「ベルトルトとライナー、マルコそれと俺で部屋の家具を外に運ぶ。」
「残りのアルミン達はベッドのシーツとかを洗ったり、干す作業をしてくれ」
エレンの指示が飛び、皆が一斉に作業に取り掛かる
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- 31 : 2014/03/27(木) 10:29:09 :
- エレンがもう皆のおかんですね
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- 32 : 2014/03/27(木) 17:13:42 :
- 期待です♪
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- 33 : 2014/03/27(木) 17:17:14 :
- 期待ですねぇー
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- 34 : 2014/03/27(木) 17:18:36 :
- 期待!!
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- 35 : 2014/03/27(木) 18:31:14 :
- ~コニーチーム~
コニー「よっし、いくぞジャン!」
ジャン「おうっ!て、お前あんまし暴れるなよ。ホコリすげーことになるぞ」
コニー「だいじょぶだって!」
「そいっ」と言いながらコニーがはたきをふると、ホコリが宙を舞った
「うわっ」
ジャン「あ!だから言ったろコニー!マルコ大丈夫か?」
マルコ「う、うん。大丈夫・・・」
エレン「コニーお前なあ・・・。まあいいや、コニーは窓掃除してこい。」
コニー「ん?いいのか?」
エレン「ああ。そもそも、このそこまで広くもない部屋の天井に2人もつけるのが間違いだったんだ。掃除道具は外にまとめて置いてあるから。」
「ああ、あとこれも使えよ」
エレンが差し出したのは、なにやら細い棒のようだった
コニー「なんだこりゃ?」
エレン「ただの棒にいらなくなった布縛りつけただけの物だ。それで窓枠の隙間掃除すると、めっちゃきれいになるんだぜ」
コニー「そうなのか!よし、使ってみるぜ!外いってくる!!」
エレン「・・・いったな。それじゃ再開するぞ。ジャンは下に何も無いところからやってくれ」
ジャン「・・・・ああ・・・・」
ジャン(こっちに指示出してくるエレンに腹が立つ。あいつの頭だけホコリ落としてやろうか・・・・)
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- 36 : 2014/03/29(土) 23:43:44 :
- ~エレンチーム~
エレン「さて、こっちも作業再開するぞ。俺とマルコで棚とか運んどくから、二人で二段ベッドを上下解体してくれ」
ライナー「よし、いいぞ」
ベルトルト「わかった」
エレン「マルコ、そっち持ってくれ」
マルコ「せーのっ」
・
・
・
エレン「全部出し終わったな?ここからが大変だ。ベッドに生えたカビとキノコを、今から駆逐する」
マルコ「・・・なかなか骨の折れそうな作業だねぇ。ほら見てよこれ、」
マルコの指さす先には、人の力では取れないであろう程深く根付いたカビが繁殖していた
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- 37 : 2014/03/30(日) 00:19:29 :
- エレン誕生日おめでとう!!
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- 38 : 2014/03/31(月) 12:40:22 :
- ベルトルト「ここまで来ると、削ってどうにかなるレベルじゃ無いよね」
ライナー「どうするんだ?エレン」
エレン「そうだな・・・ちょっと待ってろ」
そう言ってエレンは、個人の荷物が置かれているスペースまで行くと、自分の荷物を掻き分けて何かを探し始める
エレン「お、あったあった。これ使えば、多分あのカビもいけるぞ」
エレンの手には、何やら液体が入った容器が握られていた
マルコ「それは・・・洗剤かな?」
エレン「まあ、ちょっと違うけど似たようなもんだ。強いて言うなら、カビ落とし用強力洗剤ってとこかな」
マルコ「へえ、そんな物が!・・・いろいろ追求したいけど、また今度にしておくよ」
エレン「そうしてくれ。日の沈む前には終わらせないといけねえからな」
「あと、この洗剤使わなきゃいけないとこは俺に教えてくれ。一応これは俺が使うようにしてるから」
ライナー「ああ、「おーい、エレーン!」
ライナー「・・・・お呼びのようだぞ、エレン」
エレン「そうだな・・・」(作業進まねぇ)
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- 39 : 2014/03/31(月) 14:38:12 :
- ~アルミンチーム~
アルミン「えっと、僕とモブA(以下A)でシーツ洗ってるから、モブB(以下B)は枕とか干してきちゃって」
B「わかった。行ってくる」
Bは持てる分だけ持つと、日当たりのいい表へ移動した
アルミン「さて、簡単なものからやっちゃおうか」
A「おう!」
宿舎の裏手にある小川の水を桶に入れ、洗濯物を手に取り洗う。たまに会話も挟むがほとんど無言で、表からBのマットを叩く音が聞こえる。
暫くすると、Aの声が響いた
A「お?」
アルミン「どうかした?」
アルミンがAの手元を覗く。するとそこには、黒々としたシミが広がるシーツが握られていた
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- 40 : 2014/03/31(月) 15:09:06 :
- A「何のシミだよ、一体」
アルミン「インク・・・とか?取り合えずヤバイよねこれ」
A「どーする」
アルミン「仕方ない、エレンに相談しよう」
A「あ、やっぱエレンなんだ」
アルミン「エレンはこういうのに強いからね」
シーツを持ってアルミンが歩き出す
コニー「お、アルミン!何だもう終わったのか?」
コニーがこちらに気づいて話し掛けてくる
アルミン「いや、エレンに聞きたい事があってね。コニーは何で窓掃除してるの?」
コニー「ちょっと、いろいろあっ「そいつがマルコにホコリ被せたからだ!」
コニー「あっ!おいジャン、言うなよ!!」
アルミン「はは・・・どう?掃除捗ってる?」
コニー「ああ、エレンから貰った棒使うと、超綺麗になるんだぜ!」
アルミン「よかったね。じゃあ、僕らは行くよ」
A「じゃーなー」
コニー「おう!後でな!」
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- 41 : 2014/03/31(月) 15:40:01 :
- アルミン「いた、」
エレン達が何やら話し込んでいる。どうやら、イェーガー家お手製カビ取り剤の説明をしているようだ
アルミン「おーい、エレーン!」
アルミンが呼ぶと、全員が揃って此方を振り向いた
エレン「どうした?アルミン」
アルミン「実は・・・」
シーツを指差しながら、経緯を説明する。聞き終わると、エレンはおもむろに荷物から容器を取りし、アルミンに渡した
エレン「それで大丈夫だろ。使い方は分かるな?」
アルミン「うん、大丈夫だよ。ありがとうね!」
それじゃあ、と言って歩き出すアルミンをAが追った
A「何貰ったんだ?」
アルミン「洗剤だよ。これで汚れも綺麗に落ちる」
A「へぇ、そりゃ楽しみだ」
アルミン「うん、楽しみにしてて。あと少し頑張ろう」
A「もちろんだ!」
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- 42 : 2014/03/31(月) 16:31:07 :
- ~ジャン(コニー)チーム~
パタパタ
ジャン(蜘蛛の巣が・・・)
パタパタ
ジャン(あ、あっちにも・・・・)
パタパタ
コニー「おいジャン、これ見ろよ!」
ジャン「ん?・・・なんだ、エレンから貰ったやつかよ」
コニー「おう、これ使ったら窓枠めっちゃピカピカになったぜ」
ジャン「おー、よかったなー」
コニー「なんだよー。もっと反応返せってー。感じ悪いなぁ」
ジャン「うっせーよ!此方は集中してやってんだ、邪魔すんな!」
コニー「キャーコワーイッ」
ジャン「おいっ」
コニー「お、アルミン」
ジャン「目移りはなただしいやつだな」
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- 43 : 2014/03/31(月) 16:45:27 :
- ジャン「まったく」
ジャン(・・・・・・・あ、あいつアルミンの質問誤魔化そうとしてやがるな)
ジャン「そいつがマルコにホコリ被せたからだ!」
コニー「あっ!おいジャン、言うなよ!!」
ジャン(フハハハ!マルコの仇いいぃぃぃ!!コニーざまぁwwww)
ジャン「・・・・・・・・・・・・・ハァ、」
ジャン(掃除しよ。)
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- 44 : 2014/03/31(月) 18:23:09 :
- ・
・
・
ライナー「粗方終わったな。」
エレン「ちょうど区切りもいいし、全員集めて食堂行くか」
ベルトルト「それがいいよ」
~食堂~
アルミン「この後やることは?」
エレン「ベッドの組み立てと、外に出した物を部屋に入れる作業だけだ」
コニー「ってことは、あともう一踏ん張りか」
エレン「ああ。しっかり食べて午後も頑張ろうぜ」
「おう!!」
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- 45 : 2014/03/31(月) 18:24:09 :
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- 46 : 2014/03/31(月) 18:48:54 :
- コニー「終わったああぁぁぁ!!!」
マルコ「ギリギリセーフだね」
アルミン「本当だよ。もうほとんど日が沈みかけじゃないか」
エレン「やっぱりベッド解体まですると、時間がキツいな」
ジャン「汗気持ちわりぃー」
ベルトルト「そうだね、早くご飯食べて、お風呂入ろう」
B「疲れたぁー」
ライナー「今日はもしかすると、ぐっすり快眠かもな」
エレン「もしかしなくとも快眠だと思うぞ」
A「?やけに言い切るな、エレン」
エレン「・・・なんとなく、そう思っただけだ」
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- 47 : 2014/03/31(月) 19:27:30 :
- ~その日の夜~
ライナー「全員いいかー?灯り消すぞー」
ライナーが声を掛け、蝋燭が吹き消される
「おやすみー」
「おう、おやすみ」
アルミン(あー疲れた)
ジャン(せっかくの休暇も潰れちまったし、ついてねー)
マルコ(でも、あのカビとキノコはちょっとなぁ・・・)
ベルトルト(ないわー、マジないわー)
ライナー(今度から小まめに掃除するか・・・・)
コニー(・・・っつーか、)
((((なんか布団からスゲーいい匂いがする!))))
A(えっえっ、何これ?!てかさっきからねむい・・・)
B(寝落ちしそ・・・・・・・・・)
エレン「・・・」
エレン(薄めた香水に、ここまでの効果があるとは・・・俺も眠くなってきた)
(今度掃除する時は余裕をもってやるとしよう。それじゃあ、)
エレン「おやすみ・・・。」
【<掃除編>終わり】
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- 48 : 2014/03/31(月) 19:38:20 :
- <掃除編>が終わりました!このスレですが、まだ余裕が有るのでもう一つお話をのっけてから、次のスレを立てようと思います。
ちなみに、<裁縫編>が5月<掃除編>が6月で、次は7月くらいのつもりで書いてます。
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- 49 : 2014/03/31(月) 19:53:31 :
- 期待ですねぇー
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- 50 : 2014/03/31(月) 21:51:35 :
- 小まめなコメント嬉しいです( ´〃`*)
ありがとうございます!
また少しずつ投稿していきます
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- 51 : 2014/03/31(月) 22:24:32 :
この訓練兵団には月に二回、買い出しと言うものがある。内容は名前道理で、係となった人間が一日だけ特別休暇を与えられて頼まれた物の買い出しに行くのだ。
これは個人的な支出となるため、事前に係の人間に欲しい物を伝え、その分の金額を支払うシステムとなっていた。
これから話されるのは、そんな面倒な係に選ばれてしまった哀れな三人の、とある一日である
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- 52 : 2014/03/31(月) 22:53:18 :
- <買い出し編>
訓練兵団敷地内女子宿舎の前に、一人の男子訓練兵が立っていた。
彼の名はエレン。選ばれてしまった三人の内の一人だ。そして・・・
ガチャリ
「待たせてごめんなさい!暑かったでしょう」
「気にするこたぁねーよ、クリスタ。女ってのは支度に時間が掛かる生き物なんだ」
クリスタ「またそんなこと言って!ダメでしょユミル!!」
彼女らが今回の残り二人である。さてはてこの見慣れない三人組、道中どうなることやら・・・・
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- 53 : 2014/03/31(月) 23:29:41 :
- エレン「でも確かに意外と時間掛かるんだよな。何にそんな掛かるんだ?って、クリスタほどのフル装備じゃ時間も必要か」
今現在三人は私服で来ており、クリスタは青と白のストライプワンピースに白い大きな帽子。エレンは鎖骨辺りが大きく開いたTシャツにベストを合わせ、黒のパンツに足を通しており、ユミルは何時もの休日と変わりない服装をしていた
クリスタ「でもエレンもこういう時オシャレする人なのね。なんか意外」
エレン「いや、本当は何時もと同じ格好で来るつもりだったんだけど、他のやつらが『せめて天使に釣り合う程度の格好をしろ』とかなんとか言ってきて・・・」
ユミル「成る程な、今納得したわ」
エレン「というか、ユミルはよかったのか?」
ユミル「あ?いいんだよ。私はクリスタが綺麗で可愛くて女神なら、もう満足だ」
エレン「そ、そうか・・・・っと、」
「着いた!」
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- 54 : 2014/04/02(水) 22:16:42 :
- 期待ジャン↑
新しいエレンチートですね
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- 55 : 2014/04/02(水) 22:19:19 :
- エレン「で、どこからまわる?」
エレンが買い物リスト片手に尋ねる。現在三人は人の賑わう街まで降りていた
ユミル「そうだな・・・まずは無難に雑貨店にでも行くか」
クリスタ「そうしましょう」
雑貨店に向かって歩き出し、数分もするとすぐに店が見えはじめる。案外近い場所にあったようだ。
扉を潜って中に入ると、ユミル達はすぐさま品定めを始めた
ユミル「あ、これなんてどうだ?」
クリスタ「でもこっちの方が・・・・」
エレン(まだ掛かりそうだな、)
持ち手部沙汰となり店の内装に目を向ける。
壁は白で、床は木張り。ランプは薄い色硝子が填め込まれており、夜に灯りが灯されれば幻想的な光景が広がることだろう。店は優しそうな老人が営んでいて、少しではあるが美しく繊細な硝子細工も並んでいた。
今度ミカサを連れてきてやろう、とエレンが思っていると、品定めを終えた二人が此方に歩いてくる。
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- 56 : 2014/04/02(水) 23:02:08 :
- 二人の手には子洒落た瓶と平たい円柱型の容器、そしてジャム瓶が収まっていた
エレン「そのジャム瓶以外の二つ、何だ?」
老人に代金を渡し、品物を受け取ったクリスタが振り向いて答えた
クリスタ「化粧水とハンドクリームだよ。女の子は皆美容とかに気を使うから」
ユミル「何だ?エレンも流石にこーゆーのまで詳しくねぇのか」
エレン「詳しい・・・とは言えないけど、ハンドクリームは作れるぞ。現に今使ってるし、」
ほら、とエレンは自分の手を見せる
クリスタ「本当だ、凄いキレイ!いーなぁー」
ユミル「作れるとか、お前・・・・・いや・・・・ほれ、次いくぞ次っ!!」
ユミルがクリスタの手を引っ張って店を出る
クリスタ「きゃっ!待ってユミル!」
エレン「待てユミル!その紙袋じゃ危ないから、こっちに入れろよ」
いつの間に出したのか、エレンは少し大きめのバッグを抱えていた
ユミル「・・・抜かりねぇ。」
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- 57 : 2014/04/06(日) 22:58:23 :
~二時間後~
クリスタ「だいたい買い揃ったね」
エレン「頼まれた本も買えたし、後少しだな」
ベンチに座って袋の中を覗きこむ。その手には可愛らしいパンが包まれており、三人が昼休憩をとっていることが伺えた
ユミル「にしてもエレン。お前よく、あのファンシーな店入ってこれたな?」
ユミルが言う『ファンシーな店』とは、今食べているパンを買った店の事である。如何にも女性が好みそうな外観・内装を取り入れていて、実際、客もほぼ女性だけで構成されていた
エレン「そりゃ抵抗もあるけど、俺だって旨いもの食べたいし」
ユミル「そうか、まあいいんじゃねーの。店には馴染んでたぜ、エレンちゃん?」
ニヤつくユミルにエレンが少々むすくれる。そのまま何か言い返そうとするが、慌てたクリスタに止められてしまった
クリスタ「ふ、二人共時間もそこまで無いし、早く食べて次行っちゃおう!」
ね?とまで彼女に言われて、逆らえる者は既に存在していない
-
- 58 : 2014/04/08(火) 23:04:09 :
- クリスタ「えーっと、次は~」
エレン「あのさ、次行く場所なんだが少し寄りたいとこがあるんだ。先そっちでいいか?」
クリスタ「うん、いいよ!どこ?」
エレン「こっちだ」
エレンが建物の影に消える。どうやら路地裏に入ったようで、後を着いていくと何回か曲がったところで少しだけ開けた場所に出た
ユミル「ここは来たことねぇな」
エレン「だろうな。ほら、中入るぞ」
近くにあった扉を開けて中に入る。内側には物が乱雑に積み上がっていて、一瞬物置を疑う光景が広がっていた
-
- 59 : 2014/04/10(木) 11:03:29 :
- ユミル「これは凄いな」
クリスタ「本当ね。エレン、ここには何しに来たの?」
エレン「えーっと・・・あった!これ買いに来たんだよ」
エレンが手に持ったのは四つのインク瓶とペン軸、というどこにでもある物だった
ユミル「おいおい、それだけなら途中の店にもあっただろ?」
エレン「そうだけど、ユミル、値札はちゃんと見たほうがいいと思うぜ」
エレンがインク瓶の札をユミルに向ける
ユミル「あ?・・・・・・安い」
クリスタ「大丈夫なのかな?このお店・・・・」
エレン「さあな、前からだし平気なんじゃねーの。俺ちょっと会計行ってくるから」
一人店の奥に消え、二人分の声とカチャカチャという音が聞こえ出す。数分程たつと、少しバッグを大きくしたエレンが戻ってきた
-
- 60 : 2014/04/11(金) 16:39:19 :
- その店あやしー
-
- 61 : 2014/04/11(金) 22:20:59 :
- エレン「さて、次で最後か」
クリスタ「これはお店を出て、歩きながら話そう」
クリスタの提案に頷き店を出る
ユミル「えーと、林檎を十個だったよな?」
クリスタ「うん。ここに来るまでに露店もあったし、そこで買おうか」
エレン「だけど十個も一体何に使うんだ?」
クリスタ「林檎ジャム作るんだって。ほら、一番最初にジャム瓶買ったでしょ」
エレン「ジャムか・・・砂糖も高騰してるってのによくやるな」
クリスタ「そうだね・・・・あ、そこの露店に林檎売ってるよ!」
ユミル「丁度いい、ここにするか」
露店の前に立ち、林檎の品定めを始める。どれも真っ赤に熟して艶もよい
ユミル「どれがいいとか分かんねえな。おーいエレンちゃん、旨いのの見分け方とかってないのか?」
エレン「エレンちゃん言うな。見分け方?あるぞ」
-
- 62 : 2014/04/11(金) 22:50:05 :
- エレンが一つの林檎を手に取る
エレン「まずは当然だが色と形、艶。これは誰もが見るだろ?」
「次に大きさ。その年に採れた林檎の中くらいの大きさがベストだ。大き過ぎると大味になりがちだし、小さいと未熟なことが多い」
「そして、」
エレンが持っていた林檎を爪先で軽く弾く
エレン「こうやって中身が詰まってるか確認する。とまあ、こんなもんだろ」
クリスタ「へぇ~!成る程、こうやって見分ければいいのね!」
ユミル「・・・・・おっ!この林檎はいいんじゃないか?」
エレン「こっちも良さげなのが幾つかあるぞ」
ユミル「じゃあ、これと・・・・・クリスタそこのやつ取ってくれ。・・・・二、四、六・・・・・これで十ピッタリだな。おばちゃーん、
・
・
・
-
- 63 : 2014/04/12(土) 20:47:00 :
- ~訓練兵団敷地内~
エレン「後は頼まれた物配って終了だよな?」
クリスタ「教官への報告は・・・」
ユミル「明日でいいだろ」
エレン「じゃあ、朝一集合ってことで。お疲れ、また明日な」
ユミル「おう、お疲れさん」
クリスタ「お疲れ様。明日からまた頑張ろうね!」
エレン「じゃーなー!」
お互い荷物を持ち、宿舎への道を歩く。エレンの姿が見えなくなった所でクリスタが話出した
-
- 64 : 2014/04/12(土) 21:43:05 :
- クリスタ「今日はエレンに、いろいろ教えてもらっちゃったね」
ユミル「ああ、なんと言うか・・・私はアイツに、女子力的な意味で負けた気がする・・・・・・」
クリスタ「え?女子力?・・・・・・!た、確かに言われてみれば!!」
ユミル「はっ?いやいや、クリスタは何もアイツに負けちゃいないって!」
クリスタ「でも!正直言って商品のセレクトの仕方とか行動が私達より・・・・」
ユミル「そそそれは、違くてだな、その・・・そう!私が言いたかったのはオカン力だ!!オ・カ・ン!!」
クリスタ「オ、オカン?」
ユミル「そうだ。あのエレンの行動はまさに母親そのもの。よって私達は女子力という点では負けていない!!」
クリスタ「え・・・・・・あ・・・・・・そ、うだよ!!負けてないよね!だってエレンのはお母さんだし!」
ユミル「そうそう!」
「は、」
「「あははははは!」」
「・・・・・・」
ミカサ「仲間の狂気・・・というか、闇?を見てしまった。エレンは一体何をやらかしたのだろうか・・・・」
ミカサ「・・・」
ミカサ(あの二人が言っていた『オカン力』、エレンを表すのにとてもしっくりきた)
ミカサ(ので、)
ミカサ(今度からひっそりと使わせてもらうことにしよう。)
【<買い出し編>終わり】
-
- 65 : 2014/04/12(土) 21:47:34 :
- 補足
途中エレン達が行ったお店に「あやしい!」というコメントを戴きましたが、別にヤバイ店とかではないです。ただ少し、変わり者のじいさんが経営してるだけです。
-
- 66 : 2014/04/12(土) 21:51:51 :
- ここまで閲覧していただいた方、ありがとうございます!
次のスレ立てたらこちらは終了にさせてもらいます。
-
- 67 : 2014/04/13(日) 11:35:21 :
- エレンがヒロインなのはこれで確定だな(困惑
-
- 68 : 2014/04/13(日) 12:23:47 :
- 面白かったーーーーーーー
-
- 69 : 2014/04/13(日) 16:21:26 :
- かんばっとくりー
-
- 70 : 2014/04/21(月) 15:21:26 :
- なんだかあまり見ない内容のお話で新鮮で面白いです!
家事や買い物の参考にもなりますね(^^)
次も読みます、頑張ってください☆
-
- 71 : 2014/05/01(木) 22:06:08 :
- 僕も色々と参考になりました!
-
- 72 : 2015/03/15(日) 01:14:33 :
- 多分調査兵になってりヴァイと掃除したらエレンが勝つな
-
- 73 : 2015/06/28(日) 01:03:18 :
- ↑いや、全ての家事力ではエレンが上だが掃除に関しちゃぁリヴァイもエレンと同類だろう、しかし人類最強の体力も加わればもししたらエレンが一人でだとリヴァイには勝てんなやっぱり早さも大事だからな
-
- 74 : 2017/04/01(土) 12:30:05 :
- おもしろくない
ものがたり書かないで
しんでちょうだい
ろくでもねーもの作るな
いぬのフンの集合体
-
- 75 : 2017/06/15(木) 09:47:30 :
- >>74 うまいこと考えるねぇ~
おいこらつまんないSS作んなよ
もしかしてSS下手?ww
しんじゃえよくそ野郎!
ろくでもないSSだな~おい?
い勢だけはいいんだから...
あホが調子に乗ってんじゃねーよ
とにかくはよかけ
きもちわるい
た鼓のバチに叩かれて死ね
いや結構面白い
たてに読んでね!これはネタだよ!本気にしないでね!
お
も
し
ろ
い
あ
と
き
た
い
になっているはずですよ!
-
- 76 : 2017/07/14(金) 19:26:56 :
- ↑荒らしみたいな感じになっているので普通にやりましょう
-
- 77 : 2017/07/28(金) 12:02:52 :
- ミカサ「エレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレンエレン」
-
- 78 : 2017/07/29(土) 23:17:27 :
- この投稿は削除されました。
-
- 79 : 2017/07/29(土) 23:17:51 :
- この投稿は削除されました。
-
- 80 : 2017/07/29(土) 23:18:30 :
- この投稿は削除されました。
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- 81 : 2017/07/29(土) 23:18:52 :
- この投稿は削除されました。
-
- 82 : 2017/07/29(土) 23:19:20 :
- この投稿は削除されました。
-
- 83 : 2017/07/29(土) 23:19:27 :
- この投稿は削除されました。
-
- 84 : 2017/07/29(土) 23:20:08 :
- この投稿は削除されました。
-
- 85 : 2017/09/08(金) 19:18:54 :
- おいクソみたいなss書くな
もし俺が病んだらどうするんだ?
しね
老人ホーム行ってこい
胃の中腐ってるんじゃ...
きたならしい
タイヤみたいに臭い
インコ泣いてる
-
- 86 : 2017/09/10(日) 10:51:54 :
- 85縦読み乙w
-
- 87 : 2017/11/29(水) 01:08:17 :
- え...(,'_')\なぜ終わる!?
-
- 88 : 2018/03/05(月) 08:45:57 :
- えぇ!!!!終わった!?
-
- 89 : 2018/03/31(土) 21:20:51 :
- 喜
-
- 90 : 2018/05/03(木) 21:04:15 :
- 面白きないし
もう消せ
死滅させるぞ
ロマンがない
いいss見て勉強しろ
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- 91 : 2020/10/06(火) 14:01:40 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
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害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
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