この作品は執筆を終了しています。
ナナバ「彼女の自由への道と私の正しい選択」
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- 1 : 2014/03/22(土) 00:34:26 :
- 女性同士の友情を描きたくて!!
最初の二人はこんな感じだったらなあと妄想しました!!
訓練兵時代です!!
ナナバ+ハンジで!!
ミケナナ要素ありです。
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- 2 : 2014/03/22(土) 00:35:26 :
- 題名は変わるかもしれません!!(p>□<q*))
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- 3 : 2014/03/22(土) 00:44:01 :
- あの、この作品はゴキ◯リホイホイならぬわたしホイホイでしょうか(*゚∀゚*)?笑
タイトルを見て速攻飛んできてしまいました。とても楽しみにしております☻
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- 4 : 2014/03/22(土) 00:56:54 :
- ありがとうございます!明日から始めたいと思いますww
はい(*⌒▽⌒*)submarineさんとナナバ様トークしたくて書いちゃいましたw
応援よろしくです!
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- 5 : 2014/03/22(土) 00:58:25 :
- 期待している。
卿のシリアスは…好きだ。
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- 6 : 2014/03/22(土) 00:59:18 :
- ナナバ様の武勇伝期待!
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- 7 : 2014/03/22(土) 01:00:31 :
- というかシリアスなのか?
題から判断したが…
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- 8 : 2014/03/22(土) 07:27:59 :
- き~た~い♪
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- 9 : 2014/03/22(土) 14:49:50 :
- 期待コールありがとうございます!!
では、始めます!!
たぶん…シリアス…かな?
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- 10 : 2014/03/22(土) 14:55:53 :
- ダーリン期待よ!!
頑張って!!
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- 11 : 2014/03/22(土) 14:56:49 :
私とハンジの出会いはなんら珍しいものでもなく、
兵団に入ってたまたま寮の相部屋となったのが互いであった。
本当に、ただそれだけだった。
だが、私が彼女との出会いと彼女との係わり合いのせいで、
調査兵団に行くことになるとは今の私には知る由もなかった。
ハンジ「始めまして!私はハンジ、いやぁ~それにしても偉い美人が来たもんだね!」
早口でそう言うと、彼女は初対面にも関わらず晴れやかに笑った。
ニコニコと此方に歩み寄ってくる相手に私は我知らず安心した。
あぁ、なんだか愛想が良い奴で良かった。
寮にいる間は静かに暮らせそうだ。
私は彼女に応えるように笑った。
ナナバ「よろしく。ハンジさん、私はナナバだ。」
ハンジ「よろしく、ナナバ!ハンジでいいよ!」
最初の印象は太陽のような笑顔をする人、だった。
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- 12 : 2014/03/22(土) 14:57:14 :
- ありがとう!ハニー!!ダーリン頑張るぜ!!
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- 13 : 2014/03/22(土) 18:25:33 :
- 期待!
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- 14 : 2014/03/22(土) 21:47:18 :
- こんばんは。
ハンジ&ナナバの物語って…初めてです!
期待です!!
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- 15 : 2014/03/22(土) 22:45:10 :
- 期待コールありがとうございます!
2人のコンビが好きすぎて手を出してしまいました!
基本作者の中のナナバ様は何事も冷静でクッソ優しい人なのでイメージと違ったらすいません(*^o^*)
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- 16 : 2014/03/23(日) 00:25:24 :
- 彼女はお堅い教官にため息をつかせるほどの問題児だった。
決して悪いことをしているわけではない。
どちらかと言えば、訓練に一番真面目に取り組み、言われたことに苦も言わず行う。
そう、優等生と言われればその通りであった。
しかし彼女はお堅い教官の前で何故訓練兵になったのかを力強く叫んだ。
ハンジ『調査兵団に入るためです!!』
教官『何故だ!!』
ハンジ『あの壁をぶっ壊して自由を得るために!!
まだ見ぬ、空と反射して彩られたと謂われる青き海、多種多様の生物、未確認物体。
たくさんの学者達が夢見るモノに私はこの眼で、耳で、肌で、すべてを感じ取りたいからです!!』
その言葉に教官は言葉を失ったように眼を見開いた。
無理も無い、私だって驚きで彼女から目を離せなかったものだ。
巨人に支配された人類にとって、口にすることを禁じられた理想郷。
それを彼女は堂々と、好奇心に揺れる瞳で口にしたのだ。
ああ…この子は…すごい…迷いの無いヘイゼルの瞳は引き込まれるように美しく、
ぴんと張られた背中は細くて頼りない。
弱いはずである彼女は調査兵団…先輩の話では【死にたがりの巣窟】と言われる、
我々訓練兵が死ぬ思いで逃げたいと思う場所に自分から行くと言った。
ナナバ『…へえ』
周りは彼女を見て良い事は言っていなかったけれど、私は身体が興奮で震えるのを感じた。
彼女に、興味が湧いた…
そんなエピソードがあったためか、ハンジははれて変態呼ばわり。
教官殿もあまり干渉しないのが現状。
現実的に彼女に近付こうとする者は私と、…後はミケくらいなものだろう…
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- 17 : 2014/03/23(日) 07:20:18 :
- ハンジ...立派...
かっこいい~~~!!(>_<)
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- 18 : 2014/03/23(日) 08:44:46 :
- ハンジさん、本当にそんなこと言ってそうですね(´゚ェ゚)
卿さんらしい分かりやすく的確な表現で語られるこの先の物語がとても楽しみです!
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- 19 : 2014/03/23(日) 16:00:39 :
- TO リオン様=マイエンジェル!
ハンジさんは外への希望に燃えていたらいいなと思いやしてww
男前なのよハンジさん!!ひゅーひゅー←テンションがアウト
TO submarineさん!
ありがとうございます!!なんだかナナバさんのハンジさん日記になっている気がしますが、
頑張ってナナバさんが主人公風ssに仕立てたいと思います!!
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- 20 : 2014/03/23(日) 16:11:05 :
- 夜
ハンジ「ナナバー!」
ナナバ「ん?」
食堂でパンをかじりながら訓練の疲れを癒しているとき、
ふいに外からハンジの声が聞こえた気がして窓を開ける。
そこには案の定、兎のようにぴょんぴょんと跳ねているハンジがいた。
私の後ろからミケも顔を出す。
ハンジ「聞いておくれよナナバ!あ、ミケもできれば聞いて!
あのねあのね、憲兵団の秘蔵に忍び込んだらすっごい禁書がいっぱいあってさ!」
ナナバ「へぇ~次は憲兵の…ハンジは怖いもの知らずだね」
ミケ「…ナナバも相当だと思うが…」
ハンジの大胆な行動に最初は驚くことが沢山あった。
調査兵団の立体起動装置の飛び方を全て記録して自分に役立てたり、
今日のように禁書が納められる場所に忍び込んだりと。
私は周りから彼女に近寄らない方が自分のためとか有難い忠告を承ったのだが、いかんせん。
退屈と思われた訓練兵生活約2週間、私は彼女のお陰で毎日を楽しく生きられているのだ。
近寄らないなんてそんな勿体無いことができるものか。
おかげで、彼女の行動の読めなさにも慣れてきたものだった。
ハンジ「でねでね!この前に話した青い海についてなんだけど、
どうやら空の反射説はロマンチストな学者が想像で書いた物であって事実ではないらしい!」
ナナバ「へえ~」
ハンジ「私は思うんだけど…」
教官「ハンジ・ゾエ!」
ハンジ「!!?」
いつの間にかハンジの後ろに仁王立ちしている教官は、
怒りと呆れの表情で此方を見つめていた。
あらら…誰かチクったな。
私は食堂にいる人間を一睨みするが、誰も故意に目を合わせたりはしない。
全く…つまらない事を…
隣のミケは教官を前にして驚きに固まるハンジを声を殺して笑っている。
まぁ、しかし…これはこれで面白いか…
ハンジ「あ、こりゃあどーも、教官殿。今日は如何様にして此処に?」
教官「我等が秀才殿が、憲兵団の秘蔵に忍び込み、
数々の兵士を撒いて帰ってきたという噂を聞いてな」
ハンジ「いや~平和ボケしている大男ぐらい撒くのは容易かったです」
ぶふっ…ハンジ…それはヤバい…
私はハンジの言葉と教官の顔に笑いがおさまらなくて腹を抱える。
教官はピクピクと血管を浮かばせてハンジの頭に拳骨を入れた。
どれほど痛いのかは知らないが、ハンジはその場に右往左往と転がる様を見れば余程の物だろうとわかる。
ハンジ「いってえええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
教官「馬鹿者おぉお!それだけで済むのだからお前のアリバイ工作をしてやった儂に礼を言わんか!」
ハンジ「ちょっイタッ、いだだだだだだ!」
教官「お前はそのアホな好奇心さえ無ければただの優等生なのだから大人しくしとれい!!!」
ハンジ「ぎゃああぁぁぁあ!!!」
何人もの担当教官の中で、このご老人、シーカ教官だけは
ハンジの悪行もとい暴走を止めてくれるただ一人の‘大人’であった。
他の教官はハンジを放棄しているにも関わらず、だ。
ハンジが行っている悪行の尻拭いは全てこのシーカ教官がしてくれているようなものだろう。
シーカ「ナナバ!」
ナナバ「はっ!」
私は呼ばれて窓から二人の方へと走って行く。
シーカ教官の前で心臓を捧げ、下に転がっているハンジを眺めた。
シーカ教官「いいか、コイツの重罪を庇うのも、儂の権限ではそろそろ通じなくなってきた。
君も大切な友人が牢の中に入らせないためコノ馬鹿を見張っているように!」
ナナバ「はっ!承知しました!」
シーカ「ハンジ・ゾエ!次はないからな!」
ハンジ「お言葉ですが、教官の首を差し出せば自分の計算により、
後3回は平気かと思われます!ので、教官の心配するような事にはなりません!」
…
……
………ぷっ
シーカ「こ…んの…馬鹿者おおおおおおおお~!!!!!」
再びハンジは頭を抱えて転がることになったのは言うまでもない。
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- 21 : 2014/03/23(日) 16:11:53 :
- 教官はちょっと分からなかったので、オリジナルです!
すいません!
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- 22 : 2014/03/23(日) 16:48:42 :
- wwwwwwおもしろいwwwwww
笑いすぎて、親に不審な目で見られた!!
wwwwwwハンジと兄さんめwwwwww
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- 23 : 2014/03/23(日) 18:02:46 :
- 寮にて、
ハンジ「でねナナバ!話の続きなんだけど、
もし空に反射して彩るのが間違いならば、何故海は青いと言われているのかな?」
ナナバ「さぁ?…誰かが色のついた物でも入れたんじゃない?」
ハンジ「いいねナナバ!そうと仮定するならば海がどれほど深く広いのかは知らないけれど、
色の付いた物体を沢山入れなくてはいけないよね!」
ナナバ「そうだね」
二段ベッドが2つもあるに関わらず、私達は1つのベッドで語り合った。
語り合う…と言っても私がハンジの話をただ聞いて、たまに何か言うだけなのだが。
ハンジの話は面白い。
開いた口が塞がらないとはよく言ったものだ。
ハンジは放っておくと一晩中語っていられる。
まあ、しかし私が疲れて眠くなったら、ハンジの頭を何回か撫でて止めさせるのだが。
頭を撫でる、というのは私なりの攻略法だ。
何故だかは知らないが、頭を撫でると彼女は子供のように受け入れて口を閉ざすのだ。
攻略法を見つけただけで満足するところなのだが、
私もハンジ程ではないが好奇心が有るらしい。
何故ハンジはこの方法で止まるのか…知りたかった。
が、今は眠いので今度聞くとしよう。
ナナバ「ハンジ…眠い」
ハンジ「へ!!?あ、はいはい。じゃあ寝よっか!」
いそいそと布団に潜るハンジに私は溜め息をついた。
この頃ハンジは一人で寝たがらない。
ナナバ「ハンジ…」
ハンジ「ん?」
ナナバ「あんたはあっちのベッド」
ハンジ「いいじゃん!一緒に寝ましょ、そうしましょ~」
ナナバ「別にいいけど」
私はハンジに背を向ける形で横になると、ハンジの細い腕が私のお腹の辺りに回されて、
そして後ろから抱きしめられる体制になる。
この行動は3日前から行われているので、最初ほど反論はしない。
この年で添い寝というのは、私にとってなかなかに恥ずかしいものなのだが、
ハンジの体温が意外にも心地が良かったので自由にさせることにした。
もしかしたら、家族から離れて知らぬ人間と接するうちに、寂しさを覚えていたのかもしれない。
他人のぬくもりを求めていたのは自分のほうかもしれなかった。
そんなことは絶対に認めやしないけれどね。
私はハンジの温もりに身体を委ねて、そっと眠りに付いた。
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- 24 : 2014/03/23(日) 18:04:58 :
- TO マイエンジェル!!
あららwwそんなことが…ww
可哀想だけど笑ってくれて嬉しいので喜ぶw
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- 25 : 2014/03/24(月) 14:27:27 :
- ハンジさんの過去の秘話wwwっw笑いがww止まらないww
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- 26 : 2014/03/24(月) 19:21:44 :
- ハンちゃんかわいい♪
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- 27 : 2014/03/25(火) 10:59:59 :
- ありがとうございます!!
ハンちゃんはみんなのアイドル…ww
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- 28 : 2014/03/25(火) 11:08:49 :
- 翌日、頭に訪れた衝撃に私は目を覚ます。
何が起こったのかと周りを見渡せば、…。
ハンジによって蹴りつけられている私。
うん、まずは、だよハンジ…。
私はスヤスヤと可愛らしい寝顔を見て上体を起こす。
ああ、本当に可愛い顔しっちゃって……
ベシッ!!!
ハンジ「いってえええええええええええええ!!?」
ナナバ「うるさいよ、ハンジ。朝っぱらから」
ハンジ「だって!!ナナバ今!私のことぶったよね!!?」
ナナバ「アンタに頭蹴られて起きた私のことも考えて今の台詞言えるかい?」
ハンジ「え?あ、ごっめ~ん」
ナナバ「…」
私はハンジの髪をひっぱってぐりぐりと頭に痛みを加える。
それにハンジは半泣き状態であるが、不思議と止めてやろうとは思わなかった。
ナナバ「反省しているのかな?ゾエ君?」
ハンジ「…ずびばぜん!!ナナバ様!」
ナナバ「様付けも悪くないね」
ハンジ「何Sに目覚めてるの!!?」
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- 29 : 2014/03/26(水) 09:27:35 :
- ずびばぜん!ww
小鹿ウケるー♪
ハンジ=サシャか
ハンジ≧サシャ
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- 30 : 2014/03/26(水) 10:01:23 :
- TO ハンジもどきさん!
ハンジ≧サシャ←こっちかと思われます!ww
破天荒なハンジさんを書きたいと思ってますw
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- 31 : 2014/03/26(水) 10:08:34 :
- ありがとうございます!( ☆∀☆)>
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- 32 : 2014/03/27(木) 09:55:53 :
ナナバ「まぁそれはおいておこう」
ハンジ「あ…はい」
私はハンジの髪を解かしてあげようと、備え付けのタンスから櫛を出した。
ナナバ「ハンジ…」
ハンジ「うん?」
ナナバ「昨日さんざん怒られたんだ。暫くは大人しくしていなよ?」
ハンジ「…ねぇ、ナナバ…」
ナナバ「ん?」
ハンジ「ナナバはどこの兵団に所属したい?」
ハンジの言葉に心臓が跳ねた気がした。
私はハンジと違って長生きが約束されている憲兵団に入るつもりだった。
だが、その選択があっているのか、私にはわからない。
私の動揺をよそにハンジは続ける。
ハンジ「私は調査兵団に入る。
一刻も早く…求めて止まない海を、自由を目にするために!」
ナナバ「…自由を見る前に死んじゃ意味がないよ」
ハンジ「違うよナナバ…私達の自由を奪っているのはあの壁だ。
私は壁外に行くことが自由を手にすることだと思っている」
ハンジの言葉一つ一つが私の動揺を誘う餌となった。
ハンジ「だから私は止めない。
シーカ教官には悪いけど、私はこの探求心と好奇心を大事にしたい」
ナナバ「…」
ハンジ「ナナバ…貴方は訓練兵団で唯一、私の考えを聞いてくれた大切な友人だ。
どうか私を止めないでほしい」
私はハンジの髪を一つに結い上げてベッドに寝っころがった。
彼女の言葉は単なる我儘だ。
友人だから応援してほしいなど甘過ぎる。
私が教官に媚びを売るためにハンジを裏切ったとしたら彼女はどうするのだろうか。
きっと彼女は変わらず自由や希望とやらを追い求めるのだろう。
あぁ、なんとまぁ…面倒で退屈しない友人がいたものだ。
ナナバ「分かったよ」
ハンジ「よし!ナナバならそう言うと思ったよ!」
ナナバ「アンタみたいな馬鹿を応援しない奴がいるわけないだろう。人たらし」
ハンジ「ナニソレ?」
ふふふ、と笑うハンジに私もまた笑う。
彼女の笑顔で動く自分はどうかしているのかもしれないが、
せめて、訓練兵でいる間は彼女の頼れる味方でいたいと願った。
-
- 33 : 2014/03/27(木) 15:42:51 :
- 食堂
ゲルガー「なあ!ナナバ…ハンジって、どんな奴なんだ?」
ナナバ「はあ?」
訓練兵で一番ビビリと噂される同じ村出身のゲルガーがあるとき私にこそりと話しかけてきた。
どうやら、憧れのミケがハンジと仲良さ気に話しているのを見て、気になったらしかった。
ナナバ「どうって…」
活発な女の子?いや、この一言で収めていいのだろうか?
とにかく変わった子?これもなんだか違う気がする…なんだろうか?
ナナバ「まあ…面白い子だよ」
ゲルガー「へえええ…俺もアイツと話せるようになったら、ミケさんみたいになれっかな?」
ナナバ「それとこれは、別じゃないか?ミケの真似をしてもミケになれるわけじゃなし。
たかがハンジと話したってだけで変わるわけでもない」
というか、ハンジと話すことにそれほどの度胸が必要か?
ゲルガー「…るせえな!ハンジと話して一番変わってる奴に言われたくねえっつの!」
ナナバ「は?」
ゲルガーの言葉に私は思わず喧嘩を吹っかけるような感じに言ってしまった。
案の定、ゲルガーはガタガタと震えて、
「なんだよう!なんか文句あるのか!!?」
とか言ってるし。
ナナバ「ああ、ごめんごめん。怖がらせて悪かった」
ゲルガー「別に怖がってなんかねえよ!」
ナナバ「…そう…まあ…いいけど」
怖がってますがな。
ナナバ「私…変わった?」
ゲルガー「え?ああ、うん」
ナナバ「どんな風に?」
ゲルガー「いや、詳しくは言えねえけど…なんだ?活き活きしてっるつうか…」
活き活き?っち、ゲルガーのくせにはっきりしないな…
ゲルガー「昔より…か…かっこよく…なった?ああもう!!なんでもねえよ!ばーか!ばーか!」
ゲルガーは小さい声でそう言うと顔を真っ赤にして走り去ってしまった。
なんだよ、一方的に罵って行きやがって…ゲルガーの奴…
しかも前半はほとんど聞こえなくって何を言っているかわかんなかったし…
ハンジ「ナナバ~!!!」
遠くからハンジの声が聞こえる…と、思ったら後ろから勢いよく抱きつかれた。
思わず前に仰け反るが、必死に倒れないようにハンジの体重を受け止める。
ナナバ「はいはい、お呼びですかっと…お姫様」
ハンジ「あのねあのね!さっき、すっげーイケメンがいたの!!」
ナナバ「へえ」
ハンジ「あ、ナナバの方がイケメンだけどね」
ナナバ「いや、そこらへんはどうでもいいから」
ハンジ「え~」
ハンジ「で、なんとそのイケメンがね!
調査兵団に入団している我らが大先輩エルヴィン・スミスだったんだよ!
で、一緒にお茶でもって、ここに連れてきちゃった!」
…んん?ハンジの言葉に私は生唾を呑んだ気がした。
エルヴィン・スミス。その名は兎に角、有名だ。
彼は訓練兵一位の座を在籍中に一度も他に譲らなかっただけでなく、
自分から調査兵団を希望した私からみたら変態の中の変態だった。
その男を…連れてきたあ!!?
エルヴィン「ゾエくん、彼女が君の言っていたナナバかな?」
後ろを振り向けばニコニコと此方に歩み寄ってくる確かに…ハンジの言うとおりイケメン男。
エルヴィン「初めまして、ナナバくん。私はエルヴィン・スミス」
ナナバ「はあ…どうも」
スミスさんは私と握手をして、また、笑った。
でも、ハンジの笑顔とは違い、嘘の微笑みであるこれに私は嫌悪感を隠せなかった。
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- 34 : 2014/03/27(木) 15:43:28 :
- 最初はあまり仲良くはなさそうだなあと思って書いたナナバさんと団長!
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- 35 : 2014/03/27(木) 16:24:05 :
ナナバ「で?なんで私の所に持ってくる!!?」
ハンジ「だってえ~ナナバにはいて欲しかったんだもん!」
ナナバ「…は?あんた何をする気…」
スミスさんから離れた所で私はハンジの首根っこ掴んで問い詰めたが、ハンジはニヤリと笑った。
その顔は禁書やら何やら悪事をするときのような興奮した顔だった。
ハンジ「口説くのさ、この理想の調査兵団を絵に描いたような人を!」
ナナバ「ハンジ…?」
ハンジ「大丈夫。ナナバには迷惑かけないようにするから。そこにいて?」
ハンジはそう言うとスミスさんの目の前の席に座った。
私はこれからハンジが言うことに不安を隠せず、二人を交互に見ることしか出来ない。
ハンジ「スミス先輩。私は調査兵団に入るために訓練兵になりました」
エルヴィン「ほう…それは頼もしいことだね」
ハンジ「でも、私は今の堕落した兵団にはどこにも私の理想がないように思えます」
ハンジの言葉にスミスさんの周りの空気が変化したのを肌で感じた。
心臓が激しくなるのを落ち着かせて、ハンジを見やる。
変わらず活き活きとした表情のまま、話を続けた。
ハンジ「私は、各兵団に無断で忍び込みました」
エルヴィン「…」
ハンジ「だけれど、私がすべての本を読み終えるまで、誰も気づくことはなかった」
エルヴィン「…訓練で気づかなかった、というのは?」
ハンジ「私は、そこが堕落と取れます」
ハンジ「いついかなるとき、油断すること勿れ。
もし、次に巨人が壁を突破したら調査兵団の限られた者、
数人しか対応できないと断言できるほどに兵団内は堕落している。」
エルヴィン「つまり、何が言いたいのかな?」
ハンジ「貴方が兵団を変えようと動いているのは知っている」
エルヴィン「…」
ハンジ「私を仲間にしてくれませんか?」
エルヴィン「君を?」
ハンジ「私を、駒として活用してくれ、スミス。」
エルヴィン「君が私の役に立つ、と?」
ハンジ「役に立つよ。私は頭が良いから」
エルヴィン「…」
ハンジ「私は貴方をずっと見てきた。貴方が一番、私の理想に近い位置にいる兵士だ」
エルヴィン「なるほど。毎日届く訓練兵団の誰かからの手紙。来た瞬間に君との偶然の出会い。
私は君に最初から目を付けられていたというわけか」
苦笑気味に吐かれた言葉に私は耳を疑った。
ナナバ「ハンジ!あんたそんなことをしていたの!!?」
ハンジ「うん!」
呆れや驚きよりも、それを言われなかったことに悲しんでいる自分に嫌気が差した。
ハンジとともに調査兵団に行く気がない私にそんなことを悲しむ資格は無いか…
エルヴィン「君は確かに頭が良い。シーカ教官からも報告は受けている。
私が追い求めている、私と対等に議論できる発想力と決断力を持った者になりうる人間」
エルヴィン「それが君だとね」
スミスさんは獣のような瞳でハンジを見つめては私達に別れを告げた。
私の気のせいでなければ、ハンジはスミスさんを口説くのに成功したと思われた。
隣のハンジは「五分五分」と言っていたがそんなことはないだろう。
彼女は自由への一歩を歩みだしたのだ。
そして私も…そろそろはっきりさせよう。自分の道を。
自分の正しい選択を…
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- 36 : 2014/03/27(木) 16:24:33 :
- 次からはミケナナ要素が入ります!
ご注意ください!
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- 37 : 2014/03/27(木) 16:26:38 :
- すいません!題変えました!
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- 38 : 2014/03/27(木) 16:40:22 :
- ハンジ...アキレ&ソンケイ
ナナバさんどうする!?
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- 39 : 2014/03/27(木) 16:49:28 :
- TO マイエンジェル!
行動力の塊、ハンジです!ww
うじうじハンジもツボですが、男らしいハンジも好き!
こんなハンジは嫌ですか?( ̄w ̄)Ψ
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- 40 : 2014/03/27(木) 17:16:20 :
夜にミケとゲルガーを呼び出した。大事な話をしたかったから。
ミケ「…」
ゲルガー「なんだよ!ナナバ~」
ナナバ「ゲルガー…昼間に私は変わったって言っていたよね」
ゲルガー「おおう…」
私は震える手をもう片方で握り締めてミケたちを見た。
小さい頃から一緒だった彼らと私は訓練兵に入る前、契りを交わした。
‘必ず、生き延びる’
憲兵に入って、必要以上に壁から遠のける者に私達はなろうとした。
故郷に置いて来た家族にも心配はかけまいと必死に高順位を狙って憲兵だけを求めた。
しかし私は、彼女に出会ってしまったのだ。
あのひたすらに自由を求める背中に!
翼がなくとも、自分で、自分の力で飛び立とうとするあの子に!
ハンジ『あの壁をぶっ壊して自由を得るために!!
まだ見ぬ、空と反射して彩られたと謂われる青き海、多種多様の生物、未確認物体。
たくさんの学者達が夢見るモノに私はこの眼で、耳で、肌で、すべてを感じ取りたいからです!!』
ハンジ『違うよナナバ…私達の自由を奪っているのはあの壁だ。
私は壁外に行くことが自由を手にすることだと思っている
』
ハンジ『どうか私を止めないでほしい』
怖いよハンジ、壁外にどうしてしこまで夢が見れるのか理解できないよ!
ミケは私の考えを読んでか、私の身体を抱きしめてくれた。
私も泣きそうになりながらもそれを抑えて二人を見る。
ナナバ「私は…どうやら、頭が可笑しくなってしまったらしい」
ゲルガー「…は?」
ナナバ「あんなに入りたくないと思った調査兵団に、私は入ろうと思ってしまった!」
ゲルガー「ナナバ…?」
ミケ「…」
ナナバ「ごめん。ミケ、ゲルガー。私は、」
自然に視線は下へ下へと移される。
できれば上を向いてこの流れ落ちる涙を止めたいのだけれど、二人の顔を見る勇気が私には無かった。
ナナバ「…あの背中を見ていたら、連いていかずにはいられないじゃないか!」
ナナバ「あの子の力になりたい!
あの子が望む自由を一緒に見たい!
あの子の理想の世界をこの眼で見たい!
あの子と壁外を思う存分に飛びたいんだ!!」
まるで昔憧れた鳥のように、高く、遠く、どこまでも…!!
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- 41 : 2014/03/27(木) 17:27:48 :
ハンジ「ねえナナバ~何処行ってたのさ?
ハンジさんはナナバさんがいなくて寂しくて寂しくて眠れませんよ~」
ミケ達と別れて、私は赤く腫れた眼を冷やして部屋に戻った。
私のベッドで両手を広げるハンジに私は苦笑した。
ナナバ「あ~あ、なんで私はハンジと出会っちゃったのかなあ…」
ハンジ「へ?何それ…すっげえ傷つくわあ…」
ナナバ「だって、あんたに会わなければ寿命も少しは延びただろうに。責任とって結婚してよ。ハンジ」
ハンジ「おう!ナナバ程の美人なら喜んで嫁に貰うぜ!」
ナナバ「ははは…」
ミケもゲルガーも何も言ってくれなかった。
もしかしたら、もう口を聞いてくれないかもしれないのだ。
もっと色々話しておけばよかった。
ハンジ「と、言いたいところだけどさ…」
ナナバ「ん?」
ハンジは私を擦り寄るように抱きしめた。
ナナバ「…ハンジ?」
ハンジ「ごめん、さっきの話を立ち聞きした」
ナナバ「…!!?」
肩におかれたハンジの顔はどんなに首を曲げても見ることはかなわない。
しかし、肩口に生温かい水分を感じて私は驚いた。
ナナバ「ハンジ…?泣いているの?」
-
- 42 : 2014/03/27(木) 17:53:27 :
ハンジ「なんで…ナナバは調査兵団に入るの?」
ナナバ「…」
ハンジ「私は…安心していたんだ!何が自分にとって最善か!何が正しい選択か!
貴方は分かっているから!貴方は憲兵に行くと思っていたから!
貴方は死に急ぎ野郎でも、友情ごっこで動く人間でもないって!」
肩口で叫ばれた言葉はいつものハンジらしくなく、ごちゃごちゃだ。
彼女の中で私の選択はそれほどまでに意外だったのか…
ハンジ「……私は!」
ナナバ「友情ごっこで…」
ハンジ「…え」
ナナバ「友情ごっこで動く人間になっては駄目かな?」
ハンジは気づいているのだ、自分の存在が私に調査兵団に入ることを決めさせたのを。
彼女の存在のせいで私が選択を間違えたことも、全部聞いてしまったのだから。
ハンジは私の呟きに目を見開いて私の顔を見た。
涙でぐしゃぐしゃになった顔は小さい子供を見ているようで加護欲が生まれた。
なでなでと頭を撫でるとハンジは為すがままだった。
ハンジ「…ぅ…ぅぅ」
ナナバ「ハンジはどうして撫でると黙るの?」
ハンジ「何その質問…?」
ナナバ「いいでしょ。答えて?」
-
- 43 : 2014/03/27(木) 18:18:49 :
- 大期待なのだよ☆
-
- 44 : 2014/03/27(木) 20:08:27 :
- 気持ち良さそう(*^-^)/\(*^-^*)/\(^-^*)
-
- 45 : 2014/03/27(木) 21:47:58 :
なぜか涙がこぼれそうになりました(T_T)
ナナバさんの心をハンジさんが動かして行く過程がとても繊細に描かれていて、とても勉強になります。
続きも楽しみにしております!
-
- 46 : 2014/03/27(木) 22:08:08 :
- TO てんちむ@緑間真太郎さん!
期待コールありがとうございます!
早く進められるように頑張ります!
TO ハンジもどきさん!
いつもありがとうございます!
ナナバさんの手は絶対すべすべで気持ちよさそうですよね!
TO submarineさん!
ありがとうございます!
submarineさんは話に詰め込んだモノを全て読み取ってくれますね!
こちらとしても嬉しさが募る!!土下座でお礼!!♪(●´Д`人´Д`●)♪
-
- 47 : 2014/03/27(木) 22:47:26 :
ハンジ「なんで…うん、ずっと…してほしいからかな?」
最後が疑問形で終わる辺り、ハンジもあまり意識はしていなかったのかもしれない。
私はハンジを抱きしめてベッドに身を任せた。
二人分の…しかも筋肉がほのかについた私達の体重にベッドは悲鳴を上げる。
いつもはハンジがずっと話していたからか、ベッドが軋む音なんて気づかなかったな…。
腕の中でまだメソメソしているハンジに私は困った。
ナナバ「ハンジは…私に来て欲しくないの?」
ハンジ「だって…」
ナナバ「ハンジは私がいらない?」
これはズルイ質問だということは自分でも分かっている。
この心優しい友人が「いらない」など言える訳が無いということを知っているのに私は聞いた。
彼女は弾かれた様に私の顔を見上げた。
ハンジ「私は…ナナバに死んでほしくないだけ…」
ナナバ「私だって怖いよ。怖くて怖くて仕方ない。
あんたと一緒に行くってことがどんなことだかもわかってる。
でも、死にに行くんじゃないんだろ?自由を掴み取りにいくんだろ?」
ハンジ「私はこの…貴方の暖かい手を失いたくない」
ナナバ「ハンジ、ハンジ…聞いて」
私の手をぎゅっと握り締めるハンジの手を私も握り返す。
決めたときはあんなにも怖くて怖くて涙が止まらなかったのに、何故か今はひどく落ち着いている。
きっと、私の変わりに目の前のこの子が泣いてくれているからだろう。
ナナバ「私はね。ハンジ…あんたの言っていた世界が見たいんだ」
ハンジ「…」
ナナバ「確かに、あんたの力になりたいってのがあるよ?でもね、何よりも私は、
ハンジの世界に興味が湧いたんだ。」
そう、最初はハンジ・ゾエという人物への興味だった。
次にハンジ・ゾエの頭の中で描く世界を細かく、毎日寝るまで聞いた。
その世界の可能性を二人で考えた。
その世界を見るための一歩をハンジは踏み出した。
そして、【希望】が見えてきた。
私はとても臆病な奴だから、きっと今日のハンジの一歩を見なければ心を、選択を変えたりはしなかっただろう。
でも、今日、スミスさんとハンジを見たときに私の中で希望が生まれた。
もしかしたら…という希望が生まれた。
ナナバ「ハンジの描いた世界を見たいと、心から思ったんだよ」
-
- 48 : 2014/03/27(木) 22:59:43 :
私達はその夜、二人で抱き合って眠った。
ハンジは私の選択にもう何も言わなかった。
これで私はハンジと同じ道を歩くことになった。
その道にはたくさんの希望を持った人間がいた。
調査兵団入団
ミケ「俺もお前と同じ選択、そして道を選ぶことにした」
ミケの優しげな笑顔に私は驚きを隠せなかった。
ゲルガー「俺もいるかんな!!」
ゲルガーの震えながらの見栄を張る姿に不覚にも泣きそうになった。
ナナバ「ミケ…ゲルガー…」
ミケ「安心しろ、これはお前が決めた道じゃない。俺達が選択した道だ」
ナナバ「でも…」
ゲルガー「るっせえな!!いいか?俺らも見たくなったんだよ!」
ゲルガー「自由の世界って奴をよ!!」
ハンジ「ナナバ~!!」
ゲルガー「ほら、呼んでるぜ!我らが希望の星様が」
ナナバ「はは…ゲルガーってば、ネーミングセンスなさすぎ!」
私はそう言うと愛する親友の元へと走り出した。
私の後を、怒って顔を赤くしたゲルガー、
その後に満足そうに笑うミケがついてくる。
皆で同じ道を走る。
一般論では、絶対に間違ったモノだろうけれど、私は、
この選択に満足している!!!
例え、この先にどんな結末が待っていたとしても…
えんど
-
- 49 : 2014/03/27(木) 23:01:17 :
- 最後はまたも詰め込んだ感満載でしたがお楽しみ頂けましたでしょうか!?
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!!
-
- 50 : 2014/03/27(木) 23:02:01 :
- あれ?ミケナナ…要素…うすい?
ごめんなさい!!
-
- 51 : 2014/03/28(金) 08:43:59 :
- 原作の裏に本当にこのようなことがあったのかと思えるぐらい、人物の心情が描かれていえて「やっぱり神様!!」と感じましたw
お疲れ様でした☆
-
- 52 : 2014/03/28(金) 09:28:28 :
- ナナバさんが、カッコよかったです。
また、こういう話がないので、とても新鮮味がありました、次回作にも期待しております。
お疲れ様でした。
-
- 53 : 2014/03/28(金) 10:09:56 :
- ヤヴァイ、泣いちゃった!
-
- 54 : 2014/03/28(金) 22:16:37 :
- 感動!しました!素敵なお話です。
こんな素晴らしい作品に出会えて幸せです!ありがとうございます♪お疲れ様でした!つお礼の気持ち
-
- 55 : 2014/03/31(月) 23:59:44 :
- TO マイエンジェル!
褒めすぎよ!//
でも、原作の裏話を妄想するのが好きだから、そう言っていただけると嬉しいです!
TO 蘭々さん!
我らがナナバ様はイケメンなのです!キラーン!
次回作…次は何を書こうかなwwミケナナがほしい…
TO ハンジもどきさん!
泣いた!!?やっべ、超嬉しいです!
ハンカチをどうぞ!
TO ロッシェさん!
そう言って頂けると嬉しすぎてスライディング土下座かましますぞ!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
-
- 56 : 2014/04/05(土) 14:44:45 :
- ナナバとハンジの友情に魅了された。
見事
-
- 57 : 2014/04/18(金) 19:11:35 :
- とてもいい話で……。
本当に…。ナナバさんが、あんな事になるなんて…。
ショックすぎて、涙が止まりません。
-
- 58 : 2014/05/17(土) 23:24:33 :
- ナナバ様!最高ざます!
-
- 59 : 2014/06/08(日) 17:01:23 :
- >>56
gjさん!
ナナハンの友情は私も大好きで、調査兵団で協力し合ってほしいなあって思います♪
読んで頂きありがとうございます!
-
- 60 : 2014/06/08(日) 17:02:25 :
- >>57
ミカサさん!
本当に、ナナバさんが…ゲルガーを助けようとしたときなんか涙が出ました(´・ω・`)
-
- 61 : 2014/06/08(日) 17:02:58 :
- >>58
ナナバ様は最高ですよね!
-
- 62 : 2019/07/17(水) 17:14:09 :
- や…
泣かない人いる?
涙腺崩壊してもた。゚(゚´ω`゚)゚。
-
- 63 : 2020/10/06(火) 09:17:24 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
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【キャロル様教団】
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何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=12
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- 64 : 2020/10/27(火) 10:31:18 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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