この作品は執筆を終了しています。
俺:「イテテ...頭打って天才になっちまった...」
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- 1 : 2014/03/21(金) 21:57:48 :
- 俺:「トイレトイr」つるっ
《ギャアアアア》ゴロゴロゴロゴロガシャーン
母:「ちょっとあんた、大丈夫?」
俺:「いってぇ...」
母:「ちっなんだ生きてんのかよ。」
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- 2 : 2014/03/21(金) 22:04:09 :
- 俺:「階段から転げ落ちた息子を前にして、それですか。」
母:「うっせえニート、働け。」
俺:「全く...じゃあちょっと働く場所探しに行ってくるか...」
母:「え?」
俺:「行って来ます。」スーツピシッ
母:「へ?」ブルブル
俺:「」ガチャッバタン
母:「あわわわわわわわわわわわわわわわわわわ」
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- 3 : 2014/03/21(金) 23:19:24 :
- 期待
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- 4 : 2014/03/21(金) 23:25:38 :
- 俺:「とりあえずハロワで仕事を見繕うか、何故か今の俺ならな
んでも出来そうだ。」
《ヤダナニアノヒトチョーイケメンジャネー》
《ウホッイイオトコ》
俺:「背筋を伸ばすと身長が高く見えるから周りの視線
もなんだかいつもと違うぞ。」
俺:「でも金は無いから移動は常時歩きっていうね。」
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- 5 : 2014/03/21(金) 23:29:36 :
- 俺:「流石に半年ニートで見つかる仕事なんて限られてるが、
幸いそこまで学歴が劣ってる訳でもないから
働く気さえあれば何とかなるかもしれないと言われた。」
母:「そ、そうなの。まぁまぁ...良かったわねぇ」
俺:「何を言ってるんだ母さん。まだ面接にも行って無いんだぞ。」
母:「あぁ...あんたが半年もずっと引きこもっていたもんだか
らその反動がね...フフフ。」
俺:「母さん。」
母:「え?何?」
俺:「俺、頑張るから...。」
母:「あんたって子は...(急にそんな事言われても不気味なだけなんだけど。)」
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- 6 : 2014/03/21(金) 23:38:52 :
- ー実技試験ー
俺:「」ダダダダダダッターンッ
《ざわ...ざわ...》
社員A:「(なんだあの天才的なスピードと仕事の速さは!!)」
ー筆記試験ー
俺:「」サラサラサラサラ
社員B:「(こいつ!解答欄の端っこに補足まで書いていやがる!!)」
ー面接ー
俺:「失礼します」ガラッ
モブ社員:「採用。」
俺:「YES!!」
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- 7 : 2014/03/21(金) 23:42:29 :
- 俺:「(さて、後は結果を待つだけだな...。)」
俺:「ただいま。」
幼馴染:「男おおおおおおおおおおおっ!!」
俺:「おい。何故家に居る。」
幼馴染:「そっちこそ何で外に居るの!?」
俺:「今日会社の面接やら試験やらがあったんだ。」
幼馴染:「嘘だ!!だって男はもう半年もニートやってた
根っからのダメ男なんだよ!?」
俺:「あっ、傷ついたもう俺傷ついた。」
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- 8 : 2014/03/21(金) 23:57:16 :
- 幼馴染:「そんな...働いたら私と会える時間がますます
少なくなっちゃうじゃん...。」
俺:「はい?」
幼馴染:「私の休日関係無く確実に家に居て、ゲームやって
くれていれば少なくとも私の休日には会えるのに。」
俺:「あー...もしかして俺に会えなくて寂しいの?」
幼馴染:「うん。」
俺:「25なのに?」
幼馴染:「社会的にはちゃんとしてるから。」
俺:「はぁ...。先に行っておくが俺、就職すんの【幼馴染の就職先】だぞ。」
幼馴染:「愛してる。」
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- 9 : 2014/03/22(土) 00:23:27 :
- 俺:「何故だか頭を打ってからというもの脳がフル回転している。」
俺:「...(漫画とかだともう一回頭打ったりすると元に戻った
りすんだよな...。)」
母:「御飯出来たわよー。」
俺:「あぁ今行くよ母さn」ズルッ
俺:「(アレ?なにコレデジャヴ?あぁ、ダメだ。これ絶対また元のニートに戻るパティーンだわ。)」
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- 10 : 2014/03/22(土) 00:24:59 :
- 俺:「(フラグ回収乙です俺。)」
ゴロゴロゴロゴロガッシャーン
母:「ちょっ、またかよおい。大丈夫か。」
俺:「...。」
母:「ん?おい?」
俺:「...。」
母:「氏んだか。」
俺:「...ハッ!!」
母:「ちっ、生きてたか。」
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- 11 : 2014/03/22(土) 00:27:06 :
- 俺:「ご心配おかけして申し訳ありませんお母様。」
母:「ファッ!?」
俺:「さぁ、夕食を食べましょう。」
母:「あわ、あわわわわわわ」
俺:「お母様?」
母:「」ドタリ
俺:「お母様!!!」
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- 12 : 2014/03/22(土) 00:32:24 :
- 幼馴染wヤバイww幼馴染のキャラ好きだわ。
期待!
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- 13 : 2014/03/22(土) 00:41:19 :
- 前作も俺ジャンルで出せば良かったと軽く後悔している。
処女作だから気にしないけど。
俺:「結果だが普通に就職が決定しました。お母様。」
母:「そのお母様っていうのやめて...頭痛が痛い。」
俺:「わかりました。嫌ならやめます。」
母:「敬語もやめて。」
俺:「わかった。」
母:「案外簡単に口調が直ってしまった。」
幼馴染:「おーい御飯出来たよー。」
俺:「なんでお前が台所を任されてんだよ。」
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- 14 : 2014/03/22(土) 00:42:59 :
- よいこはおねむのじかんなのだ(裏声)
訳:「宿題もあるし一旦寝るわ。」
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- 15 : 2014/03/22(土) 23:35:12 :
- 幼馴染:「待って!色々言いたい事はあるだろうけど、
とりあえず説明だけさせて!」
俺:「聞いてやる。」
幼馴染:「全て愛なの!!」
俺:「何だ愛か。」
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- 16 : 2014/03/23(日) 01:17:51 :
- 幼馴染:「こうやってキッチンを借りて手料理を振舞っているのも」
幼馴染:「さっき俺君のタンスの中のパンツを私のパンツと
等価交換したのも」
幼馴染:「そしてそれを今履いているのも」
幼馴染:「興奮して若干濡れているのも」
幼馴染:「全て愛なの!!」
俺:「なんだ愛か。」
母:「幼馴染ちゃん...!!そこまでうちの
ロードオブダメ男EXを愛してくれるなんて...!!」
幼馴染:「お母さん!!」ダキッ
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- 17 : 2014/03/23(日) 01:41:06 :
- うわ誰も見てないと思ったら二人応援してくれてる人が
居ることに
今気づいた。恐縮。
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- 18 : 2014/03/24(月) 02:07:54 :
- 俺:「幼馴染さん、この書類お願いします。」
幼馴染:「あ、うん。愛してる。」
俺:「幼馴染さん、ここ間違ってます。」
幼馴染:「え?あ、ホントだごめんすぐ直すね愛してる。」
俺:「幼馴染さん、あなたの作ったパッチが正常に作動しないのですが。」
幼馴染:「嘘、あ、ごめんね、今から作り直すね愛してる。」
モブ社員:「幼馴染さん、例のファイル今どこにあるか知らない?」
幼馴染:「今忙しいんだよ他の奴に聞け殺すぞ。」
モブ社員:「なんだとテメェすみませんでした。」
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- 19 : 2014/03/24(月) 02:14:55 :
- 俺:「俺のやる分の仕事が終わってしまったんですが。」
部長:「え。今昼なんだけど。」
俺:「何か仕事無いでしょうか?」
部長:「新人のくせにやるな君は、希に居る天才ってやつか。」
俺:「恐縮です。」
部長:「じゃあ幼馴染さんの仕事回してもらって。」
俺:「(どの辺が社会的には大丈夫なんだアイツ。)」
俺:「分かりました。」
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- 20 : 2014/03/25(火) 02:40:14 :
- 幼馴染:「はぁ...」
社員A:「おーぅ、どうしたん、元気ないじゃん。」
幼馴染:「Aさん...。」
社員A:「重要書類に押す印鑑間違えても、パッチを前回作って
た奴と間違えても社員内で送ってるメールが部長にバレた時で
も落ち込まなかったアンタが落ち込むなんて珍しい。
世界がひっくり返ったの?」
幼馴染:「いや...男っているでしょ?...あれ、私の幼馴染な
んだけど...最近なんか急に働き出してさ...」
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- 21 : 2014/03/25(火) 02:44:10 :
- 社員A:「働く事は良い事じゃないか?てか、あれ今までニート
だったのかよ。」
幼馴染:「うん。ニートだったの。...だから、私が支えなきゃって。」
幼馴染:「私が支えてあげる事で私の存在も確立していたと言っ
ても過言ではないかもしれない...なんて。」
社員A:「それで落ち込んでんの?随分...自分勝手な話だよね...。」
幼馴染:「うん...。自分でもそう思う。自分勝手だよね。こんなの。
でも何かさ...今まで彼を支えてあげる事で私は彼の隣に居る事を
許されていたけど、支えられなくなった今、私には、
彼の隣に居る資格があるのかなって。」
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- 22 : 2014/03/25(火) 02:46:30 :
- 幼馴染:「彼にとっての私は独立したい存在でしかなかったのかな...。」
社員A:「...はぁ、難しく考えてるだけだと思うけどね、私は。」
幼馴染:「そうかなぁ。」
社員A:「おっと、そろそろ私会議だわ。じゃね。」
幼馴染:「ばいちゃ。」ヒラヒラ
幼馴染:「...はぁ。」
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- 23 : 2014/03/25(火) 02:50:44 :
- 俺:「あれ?今日は幼馴染家に居ないんだ?」
母:「んー?まぁ、正直家に居る方がおかしいけどね。
私が居るし、あの子にはあの子の家もあるんだし、
あ、でもあの子一人暮らしなんだっけ?」
俺:「ふむ。」
母:「心配かーい?」
俺:「めちゃくちゃ心配で今にも吐きそうおrrrrrrrrr
rrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr」
母:「電話で一言「大丈夫」って言ってもらえ。」
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- 24 : 2014/03/25(火) 03:04:05 :
- 《ユーメージャナイーアーレモコレモー》ピッ
幼馴染:「えっ俺君!?もっ、もしもし...?」
俺:『あーもしもし。俺wwww俺wwww』
幼馴染:「詐欺かよ」
俺:『冗談冗談。』
幼馴染:「えっと、何の用...?」
俺:『いや、何の用って事は無いんだけど...今日は家に来ないんだなぁって思って...』
幼馴染:「ふぁっ!?」
男:『大丈夫なら、いいんだ。会社でも元気が無かったからさ、
ちょっと心配でね。そんじゃ。』
幼馴染:「あ、う、うん///じゃあね///」
俺:『』ガチャッ
幼馴染:「」シャバドゥビダッチヘーンシーンwwww(着替え中)
幼馴染:「最高にハイってやつだァ!!今行くよ俺君!!」ダッ
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- 25 : 2014/03/25(火) 03:27:49 :
- 俺:「やっぱり今日も来たんだな、幼馴染。」
幼馴染:「愛だからね。」
俺:「なんだ愛か。じゃあしょうがないな。」
幼馴染:「愛だからしょうがないんだよ。」
俺:「...俺さ、気づいたことがあるんだ。」
幼馴染:「?」
俺:「俺はこの前階段ですっ転んで以来「人間に出来る範囲内な
ら何をやってもやれば出来る程度の能力」を手に入れて、
会社でも上司との付き合いも出来るようになったし、
仕事も楽々こなせるようになった。」
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- 26 : 2014/03/25(火) 03:35:25 :
- 俺:「全てが変わったように思えたよ、ほんと。」
幼馴染:「...。」
俺:「だけどさ、一つだけ変わらない事があったんだ。」
幼馴染:「な、何?」
俺:「俺はやっぱり一人じゃ生きていけないんだって思った。
さっきもお前が俺の家に居ないだけで物凄い心配でなんか寂しくなった。」
幼馴染:「!!///」
俺:「やっぱり俺はお前が必要だよ。幼馴染。」
俺:「結婚しよう。」
母:「えんだあああああああああああああああああああ」
父:「いやああああああああああああああああああああ」
終わり。
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- 27 : 2014/03/25(火) 04:01:26 :
- 後日談希望が有れば書かない。
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- 28 : 2014/09/27(土) 14:29:58 :
- あ
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- 29 : 2014/09/27(土) 14:30:11 :
- たなまなまは
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-
どうでも良い事で気付く奇っ怪なSS シリーズ
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