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ジャン「ミカサが転倒した!」

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  1. 1 : : 2014/03/15(土) 22:29:39
    ss初心者で文章書くの下手です


    超亀更新で行きます
  2. 2 : : 2014/03/15(土) 22:39:53
    ドサッ…

    ジャン「大丈夫かミカサ!?」

    ミカサ「」

    ジャン(気を失ってる…)

    ざわざわ…

    ジャン「担架だ!担架持ってこい!ミカサを医務室に運ぶぞ!」

    モブ「あ…ああ…待ってろ!今持ってくる!」


    医務室

    ミカサ「…うっ……ここは…?」

    ジャン「ミカサ!気がついたか!?」

    ミカサ「……?」

    ジャン「……ミカサ…?」

    ミカサ「…あなたは…誰?」

    ジャン「おい……なんの冗談だよ…」

    ミカサ「………ごめんなさい……本当にわからない……」

    ジャン「ミカサ…おまえまさか…記憶喪失か…?」

    ミカサ「……そう…みたい…」

    ジャン「……マジかよ…」
  3. 3 : : 2014/03/15(土) 23:02:00
    ドア バン!

    エレンアルミン「ミカサ!大丈夫か!?」

    ミカサ「?」

    アルミン「なんだ…良かった…気を失ってると聞いていたけど…目が覚めたんだね!」

    エレン「…ったく…立体機動の訓練でヘマするなんて…おまえらしくねーな…」

    ミカサ「…ごめんなさい…」

    エレン「いや…別に謝る事はねーけどよ…」

    ミカサ「あなた達は…誰?」

    エレンアルミン「………は?何を言って…」

    ジャン「…どうやらミカサは頭を打った衝撃で記憶喪失になっちまったらしいんだ…」

    ミカサ「…ごめんなさい…」

    エレン「ははは……マジかよ…?」

    ジャン「本当だ…自分の名前以外は何も覚えてないらしい…」

    ミカサ「…ごめんなさい……」

    アルミン「……そんなに何度も謝らなくていいよ!記憶喪失の事は後で考えよう…とりあえず今はゆっくり休んで怪我を治す事だけに専念して!」

    ミカサ「ありがとう…えーと…」

    アルミン「アルミンだよ…こっちはエレン」

    ミカサ「ありがとう…アルミン…エレン…そしてジャン…」

    アルミン「ううん、それじゃ僕達は戻るからゆっくり休んでいるんだよ…」

    ミカサ「……うん」

    エレン「……」
  4. 4 : : 2014/03/15(土) 23:42:19
    ジャン「なあ…アルミン…記憶喪失ってのは治るのか…?」

    アルミン「前に記憶障害についての資料を読んだ事あるけど…内容は酷く曖昧なものだったよ…ある日突然記憶を取り戻した例もあるけど…一生記憶が戻らなかったという話もある……」

    ジャン「なんだよそりゃ……」

    エレン「訓練に影響はあるのか?」

    アルミン「どうだろう……何も覚えてないらしいから座学なんかには影響があるんだろうけど…実技に関してはやってみないとわからないね」

    エレン「…そうか…」

    ジャン「…教官に伝えた方がいいよな?」

    アルミン「そうだね…」

    教官室 トントン

    アルミンエレンジャン「失礼します!」

    キース「何の用だ?」

    アルミン「報告があって参りました!ミカサが目を覚ましました!」

    キース「そうか…それは良かった…」

    アルミン「ですが頭を打った衝撃で記憶障害になってしまったようです!」

    キース「なんだと!?…訓練に支障はあるのか?」

    アルミン「それは…何とも言えません…」

    キース「そうか……ではしばらく様子を見よう…何かと問題があるだろうからおまえ達がアッカーマンをサポートしてやれ…」

    エレンアルミンジャン「はい!では失礼します!」
  5. 5 : : 2014/03/16(日) 18:39:17
    きっっっっったい!♪───O(≧∇≦)O────♪
  6. 6 : : 2014/03/17(月) 09:46:39
    ありがとうございます

  7. 7 : : 2014/03/17(月) 09:59:47
    男子寮

    エレン「……」

    アルミン「…エレン?何か考え事かい?」

    エレン「…なぁ…アルミン…頼みがあるんだけどさ…」

    アルミン「頼み?なんだい?」

    エレン「俺とミカサが家族だって事…ミカサには黙っていてくれねぇか?」

    アルミン「……どうしてだい?」

    エレン「いや……いきなり俺が家族だって言われてもミカサも困るだろ…?」

    アルミン「そんな事は無いと思うよ?家族がいることを知ったらミカサは少し安心するんじゃないかな?それにエレンとの思い出が記憶を戻すきっかけになるかもしれないし……」

    エレン「そうかもしれないけどさ……頼むよ」

    アルミン「……まぁ…エレンがそうしたいなら…わかったよ…エレンとミカサが家族だって事は黙っておくよ…」

    エレン「…ありがとうアルミン」
  8. 8 : : 2014/03/17(月) 10:36:48
    次の日 立体機動訓練

    ジャン「怪我はもう大丈夫か?」

    ミカサ「ええ…もう何ともない」

    ジャン「そうか…今日も立体機動訓練だ…」

    ミカサ「立体機動?」

    ジャン「ああ…対巨人用の装置を扱う訓練だ…ワイヤーを壁や巨人に打ち付け高速で巻き取る…そうする事で素早い空中移動ができるんだ」

    ミカサ「…なるほど…」

    ジャン「立体機動のコツは……」

    ジャン「……ってところかな…」

    ミカサ「…わかった」

    ジャン「じゃあやってみな…あそこの木に腰のワイヤーを打ち付け移動するんだ」

    ミカサ「うん、やってみる」

    シュパー

    シュルルル キュイン!

    シュン

    ジャン「…」

    エレン「…」

    アルミン「…」

    スタッ

    ミカサ「……こんな感じでいいのかしら?」

    ジャン「…え?…あ、ああ…なんだよ心配して損したぜ…全然俺なんかより上手く使いこなしてるじゃねーかよ…ははは」

    アルミン「きっと体が覚えていたんだね」

    ミカサ「ジャンの説明が上手だった…ので上手くできたのだと思う…ありがとうジャン」ニコッ

    ジャン「……い、いやっ……俺は何も…してねーよ///」
  9. 9 : : 2014/03/17(月) 13:43:01
    エレン「……それだけできりゃ俺達が教える事は何もねぇな……おい、ミカサ…俺たちは皆成績上位に上がる為に頑張ってる…あんまりオマエの面倒ばかり見てらんねーんだ、後は一人でなんとかしろ」

    ミカサ「…」

    アルミン「エレン…そんな言い方は無いんじゃないかい?」

    エレン「いや、これはハッキリ言ってやらないとダメだろ、俺達は自分の事でいっぱいいっぱいなんだ…こいつの面倒なんていつまでも見てられねーよ…」

    ミカサ「…ごめんなさい…」(なによ……あなたに面倒を見てもらった覚えなんてない…わたし…この人が嫌い…)マフラーギュッ

    ジャン「おい…死に急ぎ野郎…テメー…ミカサにさんざん世話になっといてミカサが困った時はそんな態度取んのかよ!」グイ!

    エレン「やめろ、服が破けちゃうだろ!」

    ジャン「服なんてどーでもいいんだよ!」ドカッ

    エレン「何すんだ!痛ぇじゃねーか!!」

    ミカサ「や、やめて!二人とも!」ワッテハイル

    ジャン「……ミカサ…」

    ミカサ「…エレン…私が悪かった…エレンには迷惑はかけないようにするから…」

    ジャン「なんでた!?ミカサは何も悪くねーだろ!」

    エレン「ああ…そうしてくれ…」スッ

    ジャン「おいミカサ…あんな奴の言う事気にすんなよ?」

    ミカサ「うん…大丈夫」

    ジャン「わからない事があったら遠慮せずに俺を頼ってくれ、全然迷惑なんかじゃ無いからよ…」

    ミカサ「ありがとう…ジャンは優しい///」

    ジャン「べ、別に…な、仲間が困ってたら助けるのは当たり前だろ///」
  10. 10 : : 2014/03/18(火) 00:04:28
    スタスタスタ…

    アルミン「エレン!待ってよ!どこ行くんだよ!」

    エレン「…なんだよアルミン…」

    アルミン「ちょっとさっきのミカサへの態度は酷いんじゃないかい?」

    エレン「……」

    アルミン「エレン…君はいったい何を考えているの?ミカサは家族だろ…心配じゃないのかい?」

    エレン「…さっきの立体機動の動きを見たろ?何も心配することねーよ…」

    アルミン「エレン…教えてよ…君の考えが全く理解できないんだ…」

    エレン「…」

    アルミン「親友の僕にも言えないかい?」

    エレン「ミカサのさ…」

    アルミン「?」

    エレン「ミカサの希望する兵団を知ってるか?」

    アルミン「希望する兵団?」

    エレン「ああ…前に話をしたことがあるんだ…あいつ調査兵団を希望するらしい…」

    アルミン「…」

    エレン「その理由なんでだと思う?」

    アルミン「……なんでかな?」

    エレン「俺が調査兵団に行くからだってさ…俺にはミカサがいないと早死にするからって…」

    アルミン「…」

    エレン「俺はミカサには憲兵団に行ってほしい…俺は自分の命を懸けて調査兵団に行く、例え死ぬことになっても後悔はない…でもさ…ミカサの奴…俺が死んだら…きっと悲しむだろ?」

    アルミン「…そうだね」

    エレン「悲しむミカサの顔なんて想像したくないんだ…もし…ミカサの記憶がこのまま戻らないならミカサが調査兵団に来る理由も無くなり、ミカサが俺を嫌いになれば俺が死んでも悲しむ事はないだろ?」

    アルミン「…そうゆう事だったのか…だからさっきはあんな冷たい態度を…でもさ…ミカサがエレンの事を何も覚えていない…家族だって事すら…それでエレンは平気なの?」

    エレン「……辛いよ…でも…これでいいんだよ…」

    アルミン「僕はそんな考えには賛同できないな、ミカサもきっと命を懸けてエレンを守りたいんだと思う…それがきっとミカサにとっての生きる意味なんだ…ミカサにとってエレンが全てだからさ…エレンのいないミカサの人生に幸せはあると思うかい?」

    エレン「それは…これからのミカサの生き方次第だろ?あいつの人生にとって俺は邪魔なんだ…家族として俺はあいつに本当の幸せを手に入れてほしい…だから…協力してくれよアルミン…」

    アルミン「わかったよ…正直納得はしていない…でも協力するよ」

    エレン「悪いな…ありがとうアルミン…」
  11. 11 : : 2014/03/18(火) 16:28:41
    訓練終了

    ミカサ「ジャン…今日はいろいろありがとう」

    ジャン「いや…俺は大した事はしてねーよ」

    ミカサ「ねぇ…ジャン…聞きたい事があるの…」

    ジャン「聞きたい事?」

    ミカサ「うん、私って記憶を失う前はどんな人だったの?」

    ジャン「記憶を失う前か…そうだな…とにかく死に急ぎ野郎にベッタリだったよ…」

    ミカサ「死に急ぎ野郎?」

    ジャン「あ、すまん…エレンの事だよ」

    ミカサ「え?エレン?」(どうしてあんな人に私が…?)

    ミカサ「どうしてエレンは死に急ぎ野郎って呼ばれてるの?」

    ジャン「俺達は内地に行くため訓練を頑張ってるんだ、上位10位に入れば希望する兵団に入る事ができるからな…しかしあいつは一番危険な調査兵団に入るために訓練してる変わり者、死にたがりやさ…だから死に急ぎ野郎だ」

    ミカサ「そうなんだ……もう1つ聞きたいのだけど…」

    ジャン「何でも聞いてくれよ」

    ミカサ「…このマフラー…」マフラーギュッ

    ジャン「マフラー?」

    ミカサ「このマフラーを巻いていると凄く安心するの…きっとこのマフラーは私の大事な物だった気がする…ジャン、何かわからない?」

    ジャン「………いや…悪いな…そのマフラーはミカサが訓練兵に入る前からしていたものなんだ…訓練兵に入る前からミカサを知ってる奴なら何か知ってるかもな…」

    ミカサ「…誰かな?」

    ジャン「……エレンとアルミンは確かミカサと同じ出身だったはずだが…」

    ミカサ(またエレンか…)「わかった…ありがとうジャン…夕食の時にエレンとアルミンに聞いてみる…」

    ジャン「……ああ…」
  12. 12 : : 2014/03/18(火) 20:04:45
    文章力無くてはずかしい…
  13. 13 : : 2014/03/18(火) 20:05:13
    夕食

  14. 14 : : 2014/03/18(火) 20:05:48
    失敗したw
  15. 15 : : 2014/03/18(火) 20:14:45
    夕食

    エレン「やっと飯だな!アルミン一緒に食べようぜ」

    アルミン「ああ…」

    ミカサ「……私も一緒に食べたい…いいかな?」

    エレン「…」

    アルミン「え?…い、いいよ…いいよねエレン?」

    エレン「悪いな、俺あっちでライナー達と食べてくるわ…おまえ等二人で食えよ…」ガタッ

    ミカサ「…」

    アルミン「…ああ、じゃあ僕と食べようミカサ…」

    ミカサ「……うん」

    ジャン(あの死に急ぎ野郎め…)イライラ

    エレン(…ごめんなミカサ…)
  16. 16 : : 2014/03/19(水) 14:19:06
    期待しています。なりすましとか多いからトリップつけたら?
  17. 17 : : 2014/03/19(水) 19:00:03
    クリスタ「早く書いてね」!(^^)!
  18. 18 : : 2014/03/20(木) 21:59:17
    読んでくれてる人いたんですね、ありがとうございます

    トリップつけます
  19. 19 : : 2014/03/20(木) 22:26:40
    ミカサ「ねぇ…アルミン…エレンってわたしの事嫌いだよね…?」

    アルミン「さ…さあ…どうかな…?」(空気が悪い…)

    ミカサ「別にいいの…わたしもエレンの事が好きではないから…」

    アルミン「…ははは…そう…なんだ…」(コレはエレンの思惑通りに事が運んでいるんだろうけど…)

    アルミン(複雑だな…ミカサからエレンが嫌いなんて言葉は聞きたくなかった…)

    アルミン「それよりも…何か思い出せたかい?」

    ミカサ「……まだ…何も思いだせない…」

    アルミン「そっか…慌てる事はないよ…ゆっくり時間をかけて記憶を取り戻していこう」

    ミカサ「…うん」

    ミカサ「実は聞きたいことがあって来たの…」

    アルミン「聞きたいこと?なんだい?」

    ミカサ「アルミンはわたしと同郷だと聞いた…」

    アルミン「…うん、そうだけど…」

    ミカサ「このマフラー…」

    アルミン「マフラー…?」(これは…エレンがミカサにあげたマフラー…)

    アルミン「マフラーがどうかしたのかい?」

    ミカサ「このマフラーは不思議なの…巻いていると凄く落ち着く…きっとわたしにとって大事なもの…」

    アルミン「…」

    ミカサ「ねぇアルミン…このマフラーについて何かわからない?ジャンは訓練兵になる前からわたしがこのマフラーを持っていたって言う…同郷のアルミンなら何か…」

    アルミン「……ごめん、僕にもわからないな…」

    ミカサ「……そう…」シュン

  20. 20 : : 2014/03/20(木) 22:43:04
    エレン「ライナー一緒に飯食おうぜ…」

    ライナー「おう、いいぜ」

    ジャン「…おいエレン…俺も一緒にいいか…?」

    エレン「……ああ…」
  21. 21 : : 2014/03/20(木) 23:06:17
    ジャン「なあ…おまえの今日の態度…どういうつもりだ…?」

    エレン「…別に…」

    ジャン「あ?別にだあ?テメーふざけんなよ!」グイ

    ライナー「やめろ…ジャン」

    エレン「…」

    クリスタ「どうしたの?大きな声聞こえたんだけど…?」

    ジャン「…死に急ぎ野郎のクズっぷりに腹を立ててたんだよ…」

    クリスタ「…何があったの…?」

    エレン「チッ……やっぱり俺はあっちで1人で食うわ…」ガタッ スタスタ

    ライナー「ジャン…何があったんだ?聞かせろよ?」

    ジャン「死に急ぎ野郎の奴今までミカサに散々世話になってたくせに………略」

    クリスタ「なにそれ!エレンひっど~い!それじゃミカサが可哀想じゃない!」

    ライナー「ああ…確かにクズだな…俺はエレンを見損なったぜ…」

    ジャン「だろ…?人として終わってるんだよあいつは!」

    エレン「……」

    アルミン(…エレン…)

    アルミン(あいつら……エレンの気持ちも知らないで何勝手な事言ってるんだよ)イラ
  22. 22 : : 2014/03/21(金) 06:45:55
    期待
  23. 23 : : 2014/03/21(金) 21:57:02
    >>22

    ありがとうです
  24. 24 : : 2014/03/21(金) 22:13:16
    まだ?
  25. 25 : : 2014/03/21(金) 22:24:48
    一週間が経った…

    エレンの話は訓練兵に広まり、エレンは孤立していった…

    今ではエレンに話をかけるのはアルミンくらいしかいなくなっていた…

    ミカサの記憶はいっこうに戻らない…


    対人格闘訓練

    ミカサ「ジャン、一緒に組みましょう」

    ジャン「おう!今日こそは負けねえぜ!」

    ミカサ「ふふっ…ジャン昨日も同じ事言ってた」

    ジャン「そうだっけ?」

    アルミン(…ミカサも随分ジャンと仲良くなったね…)

    コニー「おいアルミン、一緒に組まねーか?」

    アルミン「ん?ああ、いいよ」


    エレン「アニ…一緒にやろうぜ…」

    アニ「…やだね…あんたなんかとは組みたくない…」

    エレン「……そうか」スッ

    モブ「おい見ろよ…あいつ誰からも組んでもらえねーみたいだぜ」

    モブ2「みじめだよな…ああはなりたくないぜ」 

    アルミン(…エレン…)

    アルミン「ごめんコニー…僕エレンと一緒に組む約束してたんだったよ」タッタッタ

    コニー「お、おいアルミン!」

    コニー(行っちまった…)

    アルミン「エレン!一緒にやろう!」

    エレン「お!アルミン、ちょうどよかった…組む相手いなくて困ってところだったんだ」

    アルミン「そうなんだ…」(知ってたよエレン…だから来たんだ…)
  26. 26 : : 2014/03/21(金) 22:44:23
    アルミン「……ねぇ…エレン…」

    エレン「……なんだ?」

    アルミン「…本当ににこのままで良いのかい?」

    エレン「…いいんだよ…」

    アルミン「でもさ…」

    エレン「ミカサを見てみろよ…」

    アルミン「…?」

    エレン「ミカサが俺達といた時…あんな笑顔を見せたことがあったか?」

    アルミン「……確かにミカサはジャンと仲良くなってからよく笑うようになったね…」

    エレン「だろ?…俺達家族だからさ…ミカサがあんな顔をしているのを見ると俺も嬉しいんだ…やっぱりこれでよかったんだよ…」

    アルミン「そうか………でもさ…」

    エレン「…でも?」

    アルミン「…いや……何でもない…」

    エレン「?」

    アルミン(……でもさ…エレンの笑顔は完全に消えてしまったじゃないか…僕はこれでいいとは思わないよ…)
  27. 27 : : 2014/03/22(土) 01:54:04
    訓練終了 

    ジャン「痛ててて…クソ…結局ミカサに勝てなかったか…」

    ミカサ「でも…ジャンはかなり強くなった…次は私が負けるかもしれない…」

    ジャン「気休めはよせやい…ミカサには勝てねぇよ…」

    ミカサ「気休めなんかじゃない、ジャンは本当に強くなった」

    ジャン「へへ…ありがとよ…でもミカサもこの調子なら成績維持のまま訓練兵を卒業できそうだな…」

    ミカサ「……うん」

    ジャン「どこの兵団に行くか決めてるのか?」

    ミカサ「……ジャンは憲兵団に行くんだよね?」

    ジャン「ああ…もちろんだ」

    ミカサ「…私も一緒に憲兵団に行く…仮にジャンが調査兵団に行くなら私も調査兵団に行く…」

    ジャン「…そうか///」

    ミカサ「……うん」マフラーギュッ

    ジャン「……」

    ジャン「…そういえばさ…何か思い出せたか?マフラーとか気にしてただろ…?」

    ミカサ「……ううん、何も思い出せない…ねぇジャン…私はこのまま記憶が戻らないのだろうか?」

    ジャン「…どうだろうな…」

    ミカサ「私は自分がわからない…記憶を失う前の自分が…」

    ジャン「…」

    ミカサ「どうして記憶を失う前の私はエレンと一緒にいたのだろう…どうしてこのマフラーは私を穏やかな気持ちにさせてくれるのだろう…わからないことだらけ…自分が情けない…」

    ジャン「…わかる必要なんてないんじゃないか?」

    ミカサ「え?」

    ジャン「別に無理して記憶を取り戻さなくてもいいと俺は思う…確かに過去は大切だ…でもいつまでも得体の知れない過去に縛られ辛い思いをするなら…過去を捨てて未来を生きる選択もあると思うんだ…」

    ミカサ「…」

    ジャン「過去は忘れて、これから俺と二人で未来を生きていかないか?」

    ミカサ「……うん」

    ジャン「………だったら…過去の自分を吹っ切る為にさ……捨てちまえよ……そのマフラー…」

    ミカサ「…え?」

    ジャン「そのマフラーはこれからを生きるミカサの意志を鈍らす気がする…未来を生きる決意としてマフラーを捨てる勇気も必要だと思うぜ?」

    ミカサ「………わかった……ジャンがそう言うのなら…捨てよう…」ズキ

    マフラー スルスル…

    ミカサ「…未来を生きる為に…このマフラーはもう必要ない……」ズキ

    ミカサ「…必要ないんだ…」ズキ



    やるよ…これ…

    …あったかいだろ?



    ミカサ「!?」

    ジャン「どうした?」

    ミカサ「…なんでもない…」(今のは……記憶を失う前の私の思い出?)

    ミカサ「ごめんなさい…ジャン…わたし…捨てられない…このマフラーだけは…」ポロポロ

    ミカサ(…あの人は誰だったの?…思い出せない…そして…どうして…私は泣いているのだろう…)

    ジャン「そうか…俺の方こそ悪かった…そのマフラーはよっぽど大切なものらしいな…」
  28. 28 : : 2014/03/22(土) 11:41:53
    期待
  29. 29 : : 2014/03/22(土) 12:28:20
    ライナーの方がクズなのにな
  30. 30 : : 2014/03/22(土) 19:59:37
    >>29

    確かにw
  31. 31 : : 2014/03/24(月) 21:01:40
    ライナー「壁壊そう」シクシク
  32. 32 : : 2014/03/28(金) 21:14:12
    放置しないでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  33. 33 : : 2014/03/29(土) 20:57:01
    アルミン(痛い…体がボロボロだ…エレン手加減してくれないんだもん)

    エレン「大丈夫かアルミン?つい本気でやっちまったよ」

    アルミン「まぁ…大丈夫ではないけど、手加減されると訓練にならないからね…気にしなくていいよ、それより夕ご飯の時間だ、先戻っててよ…僕は少し休んでから行くからさ…」

    エレン「そうか…じゃあ先に行ってるよ」テクテク

    アルミン「うん」

    モブ「ようアルミン…ちょっとつき合えよ」

    アルミン「…何の用だい?」

    モブ2「いいからちょっとあっち行こうぜ…」

    モブ3「ふふふ…」

    アルミン「…?」
  34. 34 : : 2014/03/29(土) 21:34:19
    ミカサ(少しだけわかった…このマフラーは大切な人から貰ったものなんだ…でも…それが誰なのかは私にはまだ思い出せない……ん?あれは…アルミン達?…もう食事の時間だというのにどこに行くんだろう?)

    モブ「この辺でいいか…ここなら誰も来ないだろう…」

    アルミン「……で?…用はなんだい?」

    モブ2「アルミン…おまえさぁ…」スッ

    ドスッ

    アルミン「ぐはっ…」ゴホゴホ

    モブ2「なにあのクズ野郎なんかと仲良くしてんだよ!」ドガッ

    モブ3「あのクズはもう皆から省かれてんだよ!おまえがあのクズの肩を持つっていうならおまえもクズだ!」ボコボコ

    モブ「この異端児が!おまえなんてこうだ!」ボコボコ

    アルミン(痛い…)

    アルミン「エレンがクズだって?何も知らない癖に…僕から言わせればこんな事をする君達の方がよっぽどクズ野郎だ!」

    モブ「生意気言うな!クズが!」ドガ

    ボコボコ…

    アルミン(ははは……ヤバいな…意識が…)

    ミカサ(ア、アルミンがいじめられている、た、助けないと…)

    エレン「テメー等!!なにやってんだ!!」ダッダッダッ

    ミカサ「!?」

    アルミン「……エレン…」
  35. 35 : : 2014/03/29(土) 22:06:26
    モブ「おい…エレンが来やがったぞ…」

    モブ2「まずいな…あいつ喧嘩だけは強いからな…」

    モブ3「大丈夫だ…こっちは3人いるんだ、負けねーよ!」

    モブ「確かにそうだな」ニヤ

    エレン「テメー等…アルミンに何て事してやがる!」ドガッ

    モブ「痛ぇじゃねぇか…このクズ野郎!」ドガッ

    エレン「チッ…」

    モブ2「やっちまえ!」

    モブ3「おう!」

    3対1の激しい殴り合いが続いた…

    ミカサ(なんだろう…この光景…見るのは初めてじゃ無い気がする…)

    モブ「ははは!!どうしたエレン?もう終いか?」ボコボコ

    エレン「くはっ……クソが…」

    モブ「ははは!」ボコボコ

    ミカサ「…やめなさいあなた達…」

    モブ「あ?…ミカサじゃねぇか…どうしたんだよ…?」

    ミカサ「エレン1人に対して3人で喧嘩ってのは卑怯すぎない?これ以上続けるのなら私はエレンに加担しよう…」

    モブ(さすがに…エレンとミカサ2人には勝てないな…)

    モブ「チッ…もう帰るよ…行くぞ、おまえ等…」

    モブ2,3「お……おう…」
  36. 36 : : 2014/03/29(土) 22:37:11
    エレン「……」

    ミカサ「…3人相手に1人で喧嘩するなんてエレンは無謀にも程がある…私が来なかったらもっと酷い目にあうところだった…」

    エレン「…うるせーよ」

    アルミン「エレン…助けてもらったんだからお礼言いなよ…」

    エレン「…頼んだ覚えはねーよ…」

    ミカサ「まったく…エレンは私と一緒にいないと早死にする…」

    エレアル「!?」

    それはミカサから無意識に出た言葉だった…

    エレン「…なに言ってんだよおまえ…」

    アルミン「ミカサ…記憶が…?」

    ミカサ「い、今のは聞かなかった事にしてほしい…今日の私はなにかおかしいの…」(ほんとに今日の私は変だ…どうして私がこの人と一緒にいなきゃいけないのよ…)
  37. 37 : : 2014/04/11(金) 03:44:00
    まだ?
  38. 38 : : 2014/04/22(火) 19:18:27
    放置かな?
  39. 39 : : 2014/04/23(水) 21:52:53
    自分の文章力の無さが惨めで書いてませんでしたw

    書きます
  40. 40 : : 2014/04/23(水) 22:26:33
    エレン「……おいミカサ…」

    ミカサ「なに?」

    エレン「もう俺にかまわないでくれ…正直不愉快だ…」

    ミカサ「…」

    アルミン「エレン、それは無いんじゃないかな?ほら、ミカサが来なかったら僕達ヤバかったでしょ?」

    エレン「こいつに助けられるくらいならやられた方がまだ納得できる…それにオマエは他人の事を心配してる余裕なんてないだろ?記憶が戻らねーんだ自分の心配でもしてろよ」

    アルミン「…」

    ミカサ「…わかった、エレンの気分を損なうような事をして悪かった…もうエレンには関わらないよう心掛ける…」

    エレン「…ああ、そうしてくれ…」

    アルミン「…」

    エレン「…行こうぜアルミン」スッ

    ミカサ「エレン!」

    エレン「?」

    ミカサ「エレンは私の事嫌いだよね?」

    エレン「……それ、言わなきゃダメか?」

    ミカサ「…言わなくていい…答えは知っているから…」

    エレン「…そうか…」(…嫌いなわけないだろ…)

    ミカサ(わかっていたけど今再確認した…エレンは私を嫌っている…そして私もエレンが大嫌いだ…)
  41. 41 : : 2014/04/23(水) 23:04:07
    その日からミカサはエレンに関わる事を極端に避けた…

    エレンが皆から邪険にされる姿を見ては嘲笑の笑みを浮かべていた…

    それから数週間後…

    アルミン「ねぇエレン…僕達もうすぐ訓練兵卒業だね…」

    エレン「そうだな…」

    アルミン「結局ミカサの記憶は戻ることはなかったね…」

    エレン「これでよかったんだ…これで心置きなく調査兵団で暴れられるってもんだ!」

    アルミン「ははは…そういえばミカサは本当に憲兵団に行くのかな?」

    エレン「行くに決まってんだろ、アイツが調査兵団や駐屯兵団を希望する理由なんてないんだから…」

    アルミン「わからないよ~?人の考えなんて読めるものじゃないからね…案外調査兵団に入団したりして…」(ははは、あるわけないか…憲兵団にはジャンが確実に行くからね…)

    エレン「…嘘だろ…調査兵団に入団されたら今までの俺の行動は何だったんだよ…」

    アルミン「いや、調査兵団は無いと思うけどね、直接聞いてみなよ…訓練兵を卒業したらもう会う事も無くなるかもしれないし…あれからずっと会話してないでしょ?」

    エレン「…そうだな」
  42. 42 : : 2014/04/30(水) 09:30:00
    放置やめてください!
  43. 43 : : 2014/05/06(火) 20:28:05
    対人格闘訓練

    ミカサ「ジャン…今日も私と一緒に…」

    エレン「おいミカサ!」

    ミカサ「……なに?」

    エレン「今日の訓練…一緒にやらねぇか?」

    ミカサ「………何故?」

    エレン「いや、何故って言われてもよ…」

    ジャン「おい空気読め死に急ぎ野郎…明らかにミカサは嫌がってんだろ?」

    エレン「…そうか…悪かった…他をあたるよ…」

    ミカサ「構わない…」

    エレン「ん?」

    ミカサ「一緒にやりましょう…」

    ジャン「おいミカサ…」

    ミカサ「ごめんなさいジャン、今日はエレンと組む…」(痛い目にあわせてやる…)

    ジャン「まあ…ミカサがやるってんなら止めはしねぇけどよ…」

    エレン「そうか!じゃあよろしくな!」
  44. 44 : : 2014/05/06(火) 20:59:30
    エレン「…くっ…まだまだ…」

    ドガッ ドガッ

    エレン「…うぅ……」ボロボロ

    ミカサ「もうおしまい?」

    エレン「チッ…参った…降参だ…」

    ミカサ「……そう…」

    エレン「クソ…最後までミカサには勝つことは出来なかったか…」

    ミカサ(弱い…こんなレベルの人が調査兵団に行ったところですぐに巨人にやられるのが目に見えてる…ホント…死に急ぎ野郎とはよく言ったものね…)

    訓練終了

    エレン「相変わらず強いなミカサ…」

    ミカサ「…ありがとう、じゃあ私はもう戻るから…」

    エレン「なあミカサ…」

    ミカサ「なに?」

    エレン「訓練兵の卒業まであと少しだ…おまえ配属兵科の希望はあるのか?」

    ミカサ「…エレンは
    確か調査兵団に行くんだよね…私は憲兵団に行く…」

    エレン「そうか!」パァァ

    ミカサ(この人…私が一緒の兵科を希望しないから喜んでいるのね…私もあと少しであなたの顔を見なくてすむと思うと嬉しいけど…)

    エレン「卒業したら俺達はたぶんもう会うことは無くなるだろう…」

    ミカサ「…そうね」

    エレン「だからさ…」

    ミカサ「…?」

    エレン「憲兵団に行っても…元気でな…」

    ミカサ「…ありがとう、じゃあ私は戻る…」

    エレン「おう…」

    ミカサ「…」スタスタ

    エレン(元気でな…ミカサ…)
  45. 45 : : 2015/11/15(日) 02:18:40
    私「お前ら酷いよ…エレンの気持ち考えろよ!!!!くそが‼︎
    アルミン(エレン…君は本当にそれでいいのか………?)
  46. 46 : : 2018/05/05(土) 00:32:36
    期待でス
    放置ですかぁぁぁぁぁー

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