このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
イェーガー怪奇ファイル ファイル2 恐怖の人体発火事件
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- 1 : 2014/03/12(水) 15:43:34 :
- 前作
http://www.ssnote.net/archives/11402
の続きです
前作ではわかりづらかったと思いますので設定説明します
エレンは基本ヘタレですがパニックになると別の人間の目が紅いグレン(紅蓮が由来)になります
グレンは天才ですが頭が混乱するとエレンに戻ります
グレンの存在に気がついているのはアルミン、ミカサだけで、ミカサはグレンを嫌ってます
ライナー、ジャン、ベルトルトはもう死んでます
前作同様面白くなるとは思えませんが自己満足の為に書きます
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- 2 : 2014/03/12(水) 15:44:37 :
- 後で書きます
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- 3 : 2014/03/13(木) 18:19:35 :
- 話まとまってないのでぐだぐだになりそうですが書いていきます
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- 4 : 2014/03/13(木) 18:44:40 :
- ドガッ ボコッ
訓練兵A「テメー最近調子に乗りすぎなんだよ!」ドガッ
ダズ「うっ…もう…やめて…」
訓練兵B「うるせー!黙ってろゲロ野郎!」ドスッ
ダズ「うっ…うっ…」ジョロロロ
訓練兵C「ギャハハハwwこいつ漏らしやがったぜw」ドスッ
ダズ「やめて…くれよ…」
訓練兵A「うるせー!!汚ねーんだよボケ!」
ドガッ!!!
ダズ「」
訓練兵B「……おい……今のはさすがにまずくないか?…クリーンヒットしたぜ…」
訓練兵A「……大丈夫だろ……おい!起きろ…ゲロ野郎…」
訓練兵C「…こいつ…息してねぇよ…」
訓練兵B「おい…どうすんだよ!俺たちダズを殺してしまったぜ!」
訓練兵A「騒ぐんじゃねーよ!いいか…誰にも喋るんじゃねーぞ…黙ってりゃバレねーからよ…」
訓練兵B,C「…わかった…」
訓練兵A「よし…ずらかるぞ…」
訓練兵B「死体はどうすんだ?」
訓練兵A「…ほっとけ…さっさと逃げるぞ」
訓練兵C「…ああ」
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- 5 : 2014/03/13(木) 18:49:31 :
- ダズが嫌いではない僕としては許せないです!
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- 6 : 2014/03/13(木) 18:55:38 :
- 次の日
キース「今日は悲しい話がある…昨日ダズが殺された…心当たりがあるものはいないか?…」
ざわ…ざわ…
ダズが?
マジかよ…
誰がやったんだ…?
キース「静かにしろ…まぁ…心当たりある者がいるならば私の所へ来なさい…」
訓練兵A(大丈夫…バレる要素はどこにもねぇ…)
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- 7 : 2014/03/13(木) 19:12:35 :
- クリスタ「酷い話だよね…最近ダズ訓練凄く頑張ってたのに…誰がやったんだろ…」
アルミン「上位10の内の3人が抜けたからね…(ジャン、ライナー、ベルトルト)その抜けた穴にはダズが入る候補だったんだ…それを良く思っていない人の仕業じゃないかな?」
クリスタ「そんな事の為にダズは殺されたの?」
アルミン「たぶんね…だからクリスタも気をつけてね…」
クリスタ「…何を?」
アルミン「クリスタは10位以内に入っているからね…蹴落として自分がのし上がろうって輩はたくさんいると思うよ…」
エレン「別に良いことじゃないか?より上を目指して上位に入るなら…」
アルミン「違うよ…僕が言ってるのはダズみたいに上の人を亡き者にして自分が上位に入ろうとする輩の事を言っているんだ…」
クリスタ「…そんな…エレン…わたし怖い」ダキ
エレン「おい…クリスタ…抱きつくなよ…」
クリスタ「///」
アルミン「」イラッ
ミカサ「クリスタ…エレンから離れて…」
クリスタ「…ごめん」
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- 8 : 2014/03/13(木) 19:34:35 :
- 数日後…
訓練兵A「なっ?俺の言った通りバレなかったろ?」
訓練兵B「ああ…ずっとドキドキしてたがもう安心だな…というより、むしろダズを殺して良かったな…俺たちがトップ10に入る可能性が一段と上がったぜ…」
訓練兵C「そうだな…でもまだライバルはたくさんいるからな…」
訓練兵A「そこでだ…ほとぼりが冷めたらもう1人殺っちまうか?」
訓練兵B,C「マジ?」
訓練兵A「ああ…チョロそうなのいるだろ」ニヤ
訓練兵B,C「誰だよ?」
訓練兵A「女神様だよ…」
訓練兵B「おいw女神様を仏様にするのかよw」
訓練兵C「いいねぇ」
訓練兵A「まぁ…何をするにもほとぼりが冷めるまではおとなしくな…」
訓練兵B,C「わかってるよ」
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- 9 : 2014/03/13(木) 19:38:49 :
- クリスタを狙うとは…
訓練兵ABC…許せない…
期待だよ♪
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- 10 : 2014/03/13(木) 19:41:21 :
- >>9
同盟組もう。
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- 11 : 2014/03/13(木) 19:49:21 :
- コメントありがとうございます
訓練兵A,B,Cだと何かと不便なので名前付けたいのですがいい名前ありませんか?
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- 12 : 2014/03/13(木) 19:51:35 :
- 訓練兵a アンブレラ
訓練兵b ブロッコリー
訓練兵c キャベツ
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- 13 : 2014/03/13(木) 19:57:13 :
- >>12
ありがとうございますw
それでいきます
話まとめてからまた書きます
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- 14 : 2014/03/13(木) 21:05:17 :
- 数週間後…
アンブレラ「…時は来た…」
ブロッコリー「やるんだな…今日…」
アンブレラ「ああ…」
キャベツ「どんな計画でやる?」
アンブレラ「まず手紙で今日の深夜1人で食堂に来るように呼び出す」
キャベツ「深夜だぜ…来てくれるかな?」
ブロッコリー「バーカ!何故クリスタが天使と呼ばれてるかわかってないな…クリスタは来るよ…それめ約束通り1人でな…俺が保証してやる」
アンブレラ「まあそーゆー事だ…まずはブロッコリー1人で食堂に待機してろ…警戒されないようにな…後は俺たちが後ろからこっそり忍び寄り… 鉄パイプでドンだ!…ふふふ…女神様には昇天していただきましょう…」
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- 15 : 2014/03/13(木) 21:06:37 :
- ミス
それめ×
それも○
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- 16 : 2014/03/13(木) 21:14:11 :
- クリスタには好きな相手がいるんだぞ…!もう看過できない…!
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- 17 : 2014/03/13(木) 21:19:20 :
- クリスタを傷つけたら……察しよう!
>>10同盟組むよ!
どうなるか…期待だよ♪
あと最近なりすまし多いからトリップつけた方がいいよ♪
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- 18 : 2014/03/13(木) 21:29:21 :
- 深夜…
クリスタ(こんな時間に呼び出すなんて誰かしら…?)
食堂ドア ガラガラ
アンブレラ(よし!来たな…)
キャベツ(スタンバイオッケー…)
ブロッコリー「やあ!来てくれたんだね!」
クリスタ「なんだ…ブロッコリーだったのね…どうしたの?こんな時間に呼び出して?あっ!そのセーターカワイイね!」
ブロッコリー「ありがとう…実は…大切な話があるんだ…」
クリスタ「大切な話?」
ブロッコリー「うん…実は君に死ん…」
ボワァッ!!
ブロッコリー「!?なんだ!?熱い!!」メラメラ
クリスタ「なに!?きゃあああ!!」
ブロッコリー「熱い!!助けて!」メラメラ
キャベツ「ブロッコリー!どうした!…!?」
アンブレラ「……あ……なんだ…コレは…」
ブロッコリー「あああ!!!」メラメラ
ブロッコリー「」ボワァ
キャベツ「ブロッコリーが…」
アンブレラ「…焼け死んだ…」
クリスタ「…なにがおこったの…」ブルブル
ガラガラ!
エレン「どうした!!悲鳴が聞こえたが!?」
アルミン「どうかしたのかい!?」
クリスタ「エレ~ン」ダキ
エレン「どうしたんだよ…」ナデナデ
クリスタ「ブロッコリーが…いきなり燃えて…」
エレン「なんだって!?」
キャベツ「呪いだ…これはダズの呪いなんだ…」
アンブレラ「落ち着けキャベツ!そんなバカな話あるか!」
キャベツ「でもさ…」
アンブレラ「事故だ…コレは事故なんだ…」
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- 19 : 2014/03/13(木) 21:34:17 :
- やったー!!クリスタ助かった!
人を殺したんだから死ぬ覚悟は出来てたよね♪
本当おもしろいこのシリーズ!!
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- 20 : 2014/03/13(木) 21:37:16 :
- 危ない危ないエクシアで武力介入するとこだった・・・
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- 21 : 2014/03/13(木) 21:44:51 :
- 翌日ブロッコリーが焼け死んだ噂は瞬く間に104期生に広がった…自殺…事故…色々な噂が後を絶たなかったが…
アンブレラ(自殺なわけねーだろ…ありゃ…事故だ…)
エレン「よおアンブレラ…」
アンブレラ「エレン…どうした?」
エレン「オマエ等…昨日食堂でなにしてたんだよ…?」
アンブレラ「え?いや…昨日…ブロッコリーがクリスタに告白するって言ってたからこっそり覗こうと思ったんだよ…」
エレン「告白?だから昨日クリスタは呼び出されたのか…なるほどな…」
アルミン「という事は自殺の線は消えたね…今から告白しようって人が自殺なんかするはずないからね…」
アンブレラ「あたりまえだ!あれは事故だ!」
エレン「ダズの呪い…」
アンブレラ「!?」
エレン「昨日キャベツがそんな事言ってたんだが…」
アンブレラ「し、知らねーよ…」
エレン「…そうか…」
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- 22 : 2014/03/13(木) 21:45:35 :
- 皆さんコメントありがとうございます!
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- 23 : 2014/03/13(木) 21:48:31 :
- 頑張って!!
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- 24 : 2014/03/13(木) 22:01:24 :
- グレン好きです!
期待!
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- 25 : 2014/03/13(木) 22:16:49 :
- エレン「……なあアルミン…」
アルミン「なんだい?」
エレン「アンブレラ…どう思う?」
アルミン「うん…あれは何か隠してるね…」
エレン「だよな…」
クリスタ「エレン…ブロッコリーは自殺なの?」
エレン「いや…自殺はないと思う…たぶん…なんらかの理由で火が出たんだ…事故か…殺人か…」
クリスタ「殺人!?」
エレン「その可能性もあるという事だ…」
クリスタ「でも…何も無い所から火を起こす事なんて…できるの?」
エレン「……わからない…」
アルミン「可能性がない訳ではないよ…」
エレン「?」
アルミン「確かに何もない所から火が起きるなんて事は絶対にない…けど、自然界には極めて低い温度で発火する物質があるんだ…」
エレン「…というと?」
アルミン「例えば…燐なんかがそうだよ」
エレン「燐?」
アルミン「うん、マッチなんかの原料によく使われているもので60℃くらいの熱で発火しちゃうんだ…ちょっとした摩擦でマッチが発火するのは燐が含まれているからなんだよ」
クリスタ「じゃあ…燐が発火材として使われたって事?」
アルミン「その可能性はあるね…でも…遺体は1500℃以上の高温で燃えていたらしいんだ…燐ではそれだけの燃焼は不可能…仮に燐が使われていたとしても何らかの熱を与えなければ発火は不可能なんだ…」
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- 26 : 2014/03/13(木) 22:41:33 :
- クリスタ「そうだ!実験室行ってみない?」
エレン「実験室?」
クリスタ「あそこいろんな薬品あるでしょ?もしかしたら燐と何かの化学反応で発火するものがあるかもよ!実験してみようよ」
エレン「まぁ…このままじゃ何もわからず終いだからな…行ってみるか…」
ミカサ「私も行く…」
エレン「…ミカサ」
アルミン「わかった、実験してみようか!」
実験室で色々試す事1時間…
アルミン「…ダメだ…何も発見できないね…」
クリスタ「…そうだね…」
ミカサ「…」
クリスタ「あっ」スッ ガシャン
クリスタ「アルコールランプ落としちゃった!」
ボワァ…
クリスタ「床に火が…消さなきゃ!えっと…水…水!あった!」アセアセ
アルミン「ダメだクリスタ!それは水じゃない!濃硫酸だ!!」
クリスタ「え?」バシャン
ボワァ!!!
アルミン「まずい!!火が強く…ミカサ!?」
ミカサ「助けて…」
ミカサの周辺に火が燃え移りミカサは炎に囲まれてしまった…
アルミン「まずい!…水だ!水を汲んでくるんだ!」
クリスタ「う…うん!」
タッタッタ…
ミカサ「助けて!エレン!」
エレン「ミカサ!!どうすれば…ミカサ!ミカサ!」
ミカサ「エレン…」
エレン「うっ…頭が…あああ!!!」
グレン「……」
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- 27 : 2014/03/13(木) 23:41:48 :
- キターーー!( ゚∀゚ )
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- 28 : 2014/03/14(金) 21:16:38 :
- ミカサ「エレン…?」
メラメラ
グレン「俺はエレンじゃねぇ…」
ミカサ「!?……グレン…」
グレン「ふぅ~やっぱり外は良いな…清々しいぜ!…久しぶりだなミカサ…」
ミカサ「ちょっと…状況を見て!背伸びなんてしてる場合じゃないでしょ!」
メラメラ
グレン「ふん…大した知識も無いクセに探偵ごっこなんてやってるからそんな目にあうんだ…」
ミカサ「そんな事言ってる場合じゃない!助けなさい!」
グレン「チッ…うるせー女だ…それが人にモノを頼む態度かよ…」
ミカサ「あなたね…」イラッ
アルミン「エレーン!!水汲んできたよ!とりあえずバケツ4つ分!」
クリスタ「よいしょ!」バン
アルミン「早く炎に水をかけて消火しなきゃ!」
グレン「…その水は自分にかけて頭でも冷やすんだな…」
アルミン「!?こんな時に何を馬鹿な事言っているんだ!ミカサが危ないんだよ!」
グレン「馬鹿はオマエだ…発火のもとは濃硫酸だろ…濃硫酸に水が混ざれば炎の勢いは増すだけだ…」
アルミン「なんだって!?」
クリスタ「そんな…」
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- 29 : 2014/03/14(金) 21:31:49 :
- アルミン「じゃあ…どうすれば…」
クリスタ「ミカサが…焼け死んじゃうよ…」ポロポロ
ミカサ「…」
アルミン「僕達は…ミカサが死ぬのを黙って見てるしかないのか…クソ!」
クリスタ「そんな!?お願いエレン!ミカサを助けて!」
メラメラ
グレン「ガタガタうるせーよ…なんの為の実験室だ…使えそうな薬品がごろごろあるじゃねーか…」スッ
アルミン「それは…炭酸カルシウム…?」
グレン「ふん…黙って見てな…」ポイッ
シュウ~…
アルミン「!?炎が…消えてゆく…」
クリスタ「すごい…どうやったの?」
グレン「炭酸カルシウムと濃硫酸を混合させて二酸化炭素を発生させたのさ…酸素が無ければ火はつかない…まぁ…常識だろ?」
クリスタ「…///」ポー
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- 30 : 2014/03/14(金) 22:29:37 :
- アルミン「ミカサ!大丈夫!?」
ミカサ「…ええ…」
クリスタ「///………ハッ!ミカサ!…ごめんね…私がドジしたせいで…」
ミカサ「気にしないで…私は無事だった…それでいいじゃない…」ナデナデ
クリスタ「うん…ありがとう」
グレン「これに懲りたらもう探偵を気取るのはやめるんだな…オマエ等に人体発火の謎を解くのは不可能だ…後は俺がやる…」スッ
クリスタ「あっ!待ってよ!エレン!どこ行くの!?」
エレン「…食堂を調べる…何かあるかもしれないからな…」
クリスタ「待ってよ!」グイ
パチッ
クリスタ「痛っ!」
グレン「…どうした?」
クリスタ「…ううん…なんでもない…ちょっと静電気が起きただけ…」
グレン「……静電気か…」
クリスタ「どうしたの?」
グレン「なぁ…ブロッコリーが死ぬ前奴はどんな服装だったか覚えてるか?」
クリスタ「え?服装?…えーと…あっ!セーターだよ!カワイイ毛糸編みのセーターをブロッコリーは着ていたよ!」
グレン「…セーターか…」
クリスタ「それがどうかしたの?」
グレン「……なるほどね…」
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- 31 : 2014/03/15(土) 01:20:31 :
- 食堂
グレン(食堂の窓はいつも閉められている…開けられた形跡はない…ホコリが溜まったままだ…換気扇は…やっぱりな…壊れている…思った通りだ…)
アルミン「何かわかったかい?」
グレン「…まぁな…」
ドア ガラガラ
キャベツ「アルミン!ここにいたのか!?」
アルミン「どうしたの?」
キャベツ「助けてくれ!さっき部屋に戻ったら俺宛にこんな手紙が届いてたんだ!」ポロポロ
アルミン「手紙?」
グレン「…」
明日の17時オマエは地獄の業火に焼かれるだろう… ダズ
アルミン「これは…殺人予告だ…」
キャベツ「俺…殺されちまうよ…ダズに…殺されちまうんだ…」ポロポロ
グレン「なぜ…ダズがオマエを狙う…オマエは何を隠しているんだ…?」
キャベツ「それは…」
グレン「言わなければ明日死ぬだけだ…」
キャベツ「うっ…言うよ…ダズを殺したのは俺とブロッコリーとアンブレラなんだ…殺すつもりなんて無かったんだが…ついやり過ぎちまって…だから…俺たちダズに恨まれているんだ…」ポロポロ
グレン「ふん…そんな事だと思ったぜ…殺されても文句は言えねーな…」
キャベツ「助けてくれよ…アルミン!エレン!俺…なんでもするからよ…」ポロポロ
-
- 32 : 2014/04/11(金) 03:34:17 :
- 放置?
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- 33 : 2014/04/13(日) 20:33:38 :
- グレン「おまえの来てるセーター…」
キャベツ「えっ?」
グレン「そのセーターどうした?」
キャベツ「ああ…これか…これは貰ったんだよ…」
グレン「誰からだ?」
キャベツ「いや…昨日俺の事を好きですって手紙と一緒に…俺結構モテるらしくて…」
グレン「……脱げ、今すぐ」
キャベツ「えっ?どうしてだよ!」
グレン「何でもするんだろ、グダグダ言わずに脱ぎやがれ」
キャベツ「…わかったよ」ヌギヌギ
グレン「おまえ…命拾いしたな…」スッ ボッ
そういうとグレンはキャベツの脱いだセーターに着火させたマッチを投げ入れた
キャベツ「テメー何しやがる!」クワッ
グレン「黙って見てろ…」
ボワァァァッ!!
セーターが激しく燃えさかる
キャベツ「な…なんだよコレ…」
グレン「これが人体発火の正体だ…コレはダズの呪いでも何でもねぇ」
キャベツ「どういう事だよ!?」
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- 34 : 2014/04/13(日) 21:11:40 :
- グレン「犯人はこの服に二つの仕掛けをしていたんだ」
アルミン「仕掛け?」
グレン「そうだ…」
キャベツ「説明してくれよ」
グレン「確か、食堂には角砂糖が置いてあったな…二つ持ってこい」
キャベツ「ああ…」
アルミン「角砂糖をどうするの?」
グレン「いいか見とけ…」マッチ ボッ
角砂糖に火をあてる
グレン「角砂糖に直接火をあてても角砂糖は燃える事はない…しかし…」バッ
角砂糖にタバコの灰をかける
グレン「タバコの灰がかかった角砂糖に火をあててみると…」ボッ
キャベツ「燃えた…」
グレン「角砂糖の元は炭素だ、炭素はタバコの灰に含まれる硝酸カリウムによって非常に燃えやすい物質に変化する…」
アルミン「…」
グレン「おそらく犯人はこれと同じ原理を使って服を燃えやすくしておいたんだ」
アルミン「…なるほど…」
グレン「そしてもう一つの仕掛け…それが燐だ」
キャベツ「燐?」
グレン「そうだ、燐は60℃程度の熱で発火する、まず燐に火がつき、その火が服全体に引火して激しい燃焼を引き起こしたってわけさ…」
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- 35 : 2014/04/13(日) 21:16:30 :
- グレン「もう一つある…事件が起きた食堂の換気扇が壊れていた、あれは犯人があらかじめ壊しておいたものだ…なんでだかわかるか?」
アルミンキャベツ「……」
グレン「このトリックは密閉された空間でしか実行できなかったからさ」
キャベツ「どういうことだ!?」
グレン「酸素濃度だよ」
アルミン「酸素濃度?」
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- 36 : 2014/04/13(日) 21:37:55 :
- グレン「犯人は何らかの方法を使って酸素濃度を極端に高めていたんだ」
アルミン「でもいったい何のために…」
グレン「酸素濃度が高いと発火もしやすくなり燃焼も激しくなるんだ、犯人は燐が発火しやすい環境を意図的に作り出した…だからブロッコリーはあんなに激しく燃えたんだ」
キャベツ「…でも、いくら酸素濃度を高めて発火しやすい環境を作ったとしても、どうやって発火させるんだよ…」
アルミン「そうだよ!着火の元になるものがないと火はおこらないはずだよ?」
グレン「少しは頭を使え、ブロッコリーが死んだ時、奴は何を着てた?」
キャベツ「……セーター…」
グレン「毛糸のセーターは静電気がたまりやすい、静電気で燐に引火させ人体発火を引き起こしたんだ」
グレン「人体発火の正体なんてこんなもんさ、何がダズの呪いだよ、くだらねぇ…犯人はこんな浅い仕掛けで俺たちを騙せるとでも思ったのかよ…笑っちゃうよな」
アルミン「いや…おそらく君じゃなきゃ誰も真相を掴めなかったと思うよ…流石だよ」
グレン「言ったろ…俺に不可能は無いってな…」
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- 37 : 2014/04/26(土) 02:24:08 :
- 放置するんじゃあねえぞ
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- 38 : 2014/04/28(月) 13:51:56 :
- キャベツ「今言ったことは本当なんだな!?室内にいなければ安心なんだな!?」
グレン「ああ…外にいれば酸素濃度を高める事はできない、オマケに犯人が用意したセーターはもう処分した、犯人にはもうどうすることもできないだろう」
キャベツ「…良かった」ポロポロ
グレン「必要無いとは思うが、わざわざ時間指定してくれたんだ、念のため時間まで外にいた方がいいかもな…」
キャベツ「わかった!ありがとうエレン!」
グレン「ふん…助ける価値もないゴミだがトリックを暴いたついでだ…感謝しな…」
ドア ガラガラ
クリスタ「エレン!」
グレン「…なんだ?」
クリスタ「キャベツに殺人予告の手紙がきたって聞いて、本当なの!?」
グレン「ああ、明日の17時に燃えちまうんだとよ…」
クリスタ「そんな!?お願いエレン!キャベツを助けてあげて!」
グレン「…大丈夫だ…犯人に17時の犯行はもう不可能にした…何も起きねーよ…」
クリスタ「ホント!?」パァァ
グレン「…オマエは本当におめでたい奴だな…」
クリスタ「?」
グレン「キャベツは助けてはやるがお前からしたら殺された方がいいんじゃないか?」
クリスタ「どういう事?」
キャベツ「…」
グレン「コイツはオマエを呼び出した時オマエの殺害を目論んでいたんだ…」
クリスタ「…え?」
キャベツ「すまないクリスタ!あの時の俺達はホントおかしかったんだ!反省してる許してくれ!」ポロポロ
クリスタ「…キャベツ…泣かないで…私は無事だったんだから…」
グレン「…」
クリスタ「それに、私を殺害しようなんて不可能だよ!だって私が危なくなった時はすぐにエレンが助けてくれるんだから!!そうでしょ?エレン」
グレン「……だからお前はおめでたいんだよ…もうこの場所にいる必要は無い、アルミン、行くぞ…」スタスタ
アルミン「えっ、あ、ちょっと待ってよエレン!」
クリスタ(信じてるから…エレン)
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- 39 : 2014/04/28(月) 14:15:27 :
- 次の日
コニー「ジャーン!見てくれよこれ!」
アルミン「なんだい?腕時計?」
コニー「いいだろ~前から欲しくてさ昨日とうとう買っちゃったよ!時計の機能の他にも方位磁石まで付いてんだぜ!」
クリスタ「あっ!それユミルも同じの持ってた!」
コニー「なに!?あのブスも同じのを?」
ユミル「おい、ブスって誰の話をしてんだ?」
クリスタ「あっユミルちょうどよかった、この腕時計ユミルも持ってたよね?」
ユミル「腕時計?ああ…それか…持っていたけど壊れちまってさ…私も気に入ってたんだけど…」
コニー「へっ、ざまあみやがれ!物の扱いが悪いからすぐ壊しちまうんだよ!」
ユミル「うるさい」
アルミン「そんなことよりさ…大丈夫かなキャベツ…今日の17時だよね…」
コニー「そういや殺害予告がきたんだったな、どうせいたずらだろ?」
ユミル「…」
アルミン「いや、いたずらじゃないよ、アンブレアは現に殺されているからね…」
クリスタ「エレンが大丈夫だって言うんだから大丈夫だよ!ね?エレン?」
グレン「ああ…心配すんな何も起きねーよ」
-
- 40 : 2014/04/28(月) 14:37:36 :
- 時刻16:55 外のグランド
キャベツ「あと5分…エレン…信じてるからな…」
グレン「うるせーな…何も起きないって言ってるだろ!だいたい何で俺まで外にいなくちゃいけねーんだよ!?」
ミカサ「文句言わない、最後まで面倒見てあげなさい」
グレン「チッ」
クリスタ「あと少しで17時だから、我慢しよ?エレン」
コニー「そうだぜエレン、何故か俺まで付き合わされてんだからな!」
グレン「わかってるよ、あと何分だコニー?」
コニー「まもなく17時になる…10秒前だ、9、8、7、な、なんだ!?」
アルミン「どうしたの!?」
コニー「時計に付いてる磁石が暴れている!?」
ボワッ!!
キャベツ「う、うわー!!」メラメラ
グレン「!!!??」
クリスタ「きゃー!!キャベツが…」
メラメラ
キャベツ「あ……あ……」メラメラ
キャベツは燃えて死んだ
グレン「ば、馬鹿な…このトリックは屋外では実行不可能なはず…どうして……まさか……本当にダズの呪いなのか?あ、頭が……ああああー!!」
エレン「」
ミカサ「!?しっかりして!エレン!」
エレン「うっ…ミカサ…」
ミカサ「エレン…」ホッ
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- 41 : 2014/04/28(月) 14:57:53 :
- エレン「キャベツが…死んだのか…」
クリスタ「犯人は人の命を何だと思っているの!?どんな理由があるのかわからないけど、私は犯人を軽蔑するよ…」
???(何故だクリスタ…これはオマエの為に…)
クリスタ「エレン!」ダキ
???「!?」
エレン「クリスタ…?」
クリスタ「私…許せないよ、お願い…犯人を捕まえて…」ギュー
エレン「…俺には…どうすることも…」
???(ああ…クリスタ…どうしてエレンなんかに…許さない…クリスタ…裏切り者め…)
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- 42 : 2014/04/28(月) 18:38:30 :
- 次の日
アルミン「エレン…この事件はやっぱりダズの呪いなのかな?」
エレン「わからない…でもそうだとしたら…次に狙われるのは…」
アルミン「…アンブレラ」
エレン「そうなるな…」チラッ
アンブレラ「ふ、ふざけんな…ダ…ダズなんかに殺されてたまるか…」
エレン「まあ…殺されないように気をつけな」
アンブレラ「クソ…殺されないように気をつけろったって…どうやって…」
エレン「知らねーよ…」
アンブレラ「クソー!」ダッ
走り去っていくアンブレラ
クリスタ「エレン…アンブレラ助ける事できないの?」
エレン「…相手が死人だってなら手の打ちよう無しだ…」
クリスタ「違うよ」
エレン「?」
クリスタ「ダズじゃない…」
エレン「どうしてだ?」
クリスタ「ダズは人を怨むような人じゃないから…上手く説明できないけど、きっと違うと思うんだ…」
エレン「そうだとしても…一緒だ…急に人を燃焼させるなんて事、防ぐ術はない…」
クリスタ「エレン…」
アルミン「あ!もうこんな時間だ…次の訓練に遅れちゃうよ!早く行こう!」
エレン「お、おう…」
-
- 43 : 2014/04/28(月) 18:46:07 :
- 期待だよ!
-
- 44 : 2014/04/28(月) 18:52:26 :
- 訓練終了
エレン「ふぅ、今日の訓練もハードだったな…」
アルミン「そ、そうだね…」フラフラ
クリスタ「大丈夫…アルミン?」
アルミン「へ、平気だよ…」
エレン「さあ、今日はもう寮に戻ろうぜ…じゃあなクリスタ」
クリスタ「バイバイエレン、アルミン」テヲフル
女子寮
クリスタ(私も疲れたし…今日はもうすぐに寝よう…)
バサッ 布団をめくるクリスタ
クリスタ「ん?なんだろう手紙…?」
クリスタ「こ…これは…殺人予告…」ブルブル
明日の18時クリスタ・レンズは灰となって死ぬだろう
クリスタ「そ、そんな…」
-
- 45 : 2014/04/28(月) 18:53:20 :
- >>43
ありがとうございます
-
- 46 : 2014/04/28(月) 19:22:42 :
- クリスタ「ど、どうして…」ブルブル
ミカサ「クリスタ?どうしたの?」
クリスタ「ミカサ…これを見て…」スッ
ミカサ「?」
手紙をミカサに渡す
ミカサ「これは…」
クリスタ「私…明日殺されちゃうみたい…ははは…」
ミカサ「エレン達に知らせよう!」ダッ
男子寮
エレン達の部屋のドア ドンドン
ミカサ「エレン!アルミン!いるの!?」ドンドン
ギイィィイ…
エレン「なんだよミカサ…ここは男子寮だぞ」
ミカサ「そんな事を言ってる場合じゃない!これを読んで!」
エレン「?……おい…コレ…」
ミカサ「クリスタ宛に殺人予告がきた!どうしよう……」
エレン「そ、そんな…だって次に狙われるのはアンブレラじゃ…どうしてクリスタが…」
クリスタ「エレン…」ダキ
エレン「ク、クリスタ…」
クリスタ「ははは…私殺されるんだって…安心して覚悟はできてるから…でも…少しの間こうしていさせて…」ギュー
エレン(そ、そんな…クリスタが…殺される…?い…嫌だ…俺はどうすりゃ…うっ…頭が…あああ!!!)
グレン「…」
作者(切り替わるの早っw)
-
- 47 : 2014/04/28(月) 19:33:35 :
- グレン「おい…殺される覚悟はできてるだって?」
クリスタ「…うん」
グレン「らしくない台詞だな…オマエを殺すのは不可能…危なくなったらすぐにエレンが助けてくれる…違ったか?」
クリスタ「……え?」
グレン「安心しろ、犯人のトリックは俺が暴いてやる…負けたままじゃ俺も面白くねーからな…」
クリスタ「でも急に人が燃焼する事を防ぐ術は無いって…」
グレン「任せとけ…俺に不可能は無い!」
クリスタ「エレン…」
グレン「信用できねーか?」
クリスタ「そんな事ない!信じてる…信じてるよエレン!」ポロポロ
-
- 48 : 2014/04/28(月) 19:46:34 :
- 作者理解の成績10中10でしょ
-
- 49 : 2014/04/28(月) 19:46:54 :
- 間違えた
理科だわwww
-
- 50 : 2014/04/28(月) 19:59:00 :
- いや、案外大人にだったりして
-
- 52 : 2014/04/28(月) 21:23:10 :
- グレン「さて…もう離れてくれ…」
クリスタ「えっ、あっ、うん///」バッ
グレン「もう一度現場を検証する必要があるな…オマエ等はもう寝ろ」
クリスタ「私も付き合うよ!」
グレン「必要ない」
クリスタ「でも!」
グレン「大丈夫だ、俺を信じるって言ったよな?」
クリスタ「……わかった」
グレン「もう部屋に戻れ、教官に見つかったら面倒だからな…」
ミカサ「クリスタ…行きましょう…」
クリスタ「……うん」
-
- 53 : 2014/04/28(月) 21:38:10 :
- 外のグランド
グレン(犯人はどうやって屋外で発火をさせたんだ……セーターからの発火…いわゆる表面フラッシュ現象じゃなかったのか?)
グレン(過度な思い込みによるプラシーボ効果?……いや…思い込みによる火傷の例はあるが流石に発火は不可能だ…)
グレン(そういえばあの時…コニーが…)
時計についている磁石が暴れている
グレン「……」長考
グレン「…なるほどね」
-
- 54 : 2014/04/28(月) 23:38:48 :
- グレン「チッ…今日は徹夜だなて」
-
- 55 : 2014/04/28(月) 23:40:04 :
- 投稿ミスしました
-
- 56 : 2014/04/28(月) 23:43:50 :
- なんか…異常に重くて書けないので明日にします
-
- 57 : 2014/04/28(月) 23:47:50 :
- コナン並みに面白い推理SSだな
-
- 58 : 2014/04/29(火) 00:09:06 :
- 期待!
-
- 59 : 2014/04/29(火) 00:12:01 :
- 犯人はアルミンだったりして
-
- 60 : 2014/04/29(火) 14:16:30 :
- コメントありがとうございます
>>59
ははは…
-
- 61 : 2014/04/29(火) 14:26:31 :
- グレン「チッ…今日は徹夜になりそうだな…俺の推理が正しいなら犯人は奴か…でもどうして奴が…?」
翌日
アルミン「おはようエレン…」
グレン「おう…」
アルミン「どうしたんだい?目にクマができてるみたいだけど…?」
グレン「ああ…昨日はあまり寝てなくてな…」
アルミン「そうなんだ…何してたの?」
グレン「ちょっと工作をしていてな…今日のために…」
アルミン「そうか…クリスタを助けられそうなのかい?」
グレン「さぁな…」
アルミン「…」
グレン「それより飯行こうぜ…腹減っちまったよ…」
アルミン「うん」
-
- 62 : 2014/04/29(火) 14:49:21 :
- 食堂
アルミン「おはよう、みんな早いね」
ミカサ「おはようアルミン…」
クリスタ「おはようエレン、アルミン…」
アルミン「クリスタもミカサも昨夜はあまり眠れなかったみたいだね…みんなクマができているよ…」
クリスタ「…うん」
ミカサ「エレン…今日は大丈夫なの?」
グレン「……さあ」
ミカサ「さあ…って…あなた昨日は自信満々に任せろって…!」イラッ
クリスタ「やめてミカサ!」
ミカサ「クリスタ…」
クリスタ「私はエレンを信じてるから…」ニコッ
グレン「…」
アルミン「さ、さあ…早くご飯を食べようみんな…」
ミカサ「ええ…」
-
- 63 : 2014/04/29(火) 18:52:23 :
- 格闘訓練
クリスタ(私…どうなっちゃうんだろ…)
おい…
クリスタ(エレンは発火の謎を解いたのかな…)
クリスタ…
クリスタ(いや…私はエレンを信じてる…例え結果が死ぬ事になっても私は…)
ユミル「おいクリスタ!」
クリスタ「えっ?」
ユミル「どうしたんだ?さっきからボーっとして…悩み事か?」
クリスタ「ううん何でもないよ」
ユミル「ボーっとしてるとこ教官に見られたら酷い目にあうぞ…」
クリスタ「そ、そうだね!気合い入れなきゃ!いくよユミル!」
ユミル「…お、おう…」
-
- 64 : 2014/04/29(火) 19:13:29 :
- 訓練終了 17:30
クリスタ(あと…30分…)
アルミン「エレン…あと30分後に…」
グレン「…わかってる」
クリスタ「とりあえず…夕食食べに行こうか…?」
グレン「いや、時間までグランドに待機だ…」
ミカサ「何か考えがあるの?」
グレン「…」
アルミン「まさかまだ屋外での犯行は不可能だって思ってる訳じゃないよね?キャベツの時にその考えは通じなかったんだよ?何か考えがあるの?このままじゃクリスタが死んじゃうよ!」
グレン「…かもな…」
ミカサ「呆れた…かもなって…結局何も手を打てなかったって事?」
グレン「…オマエは黙ってろ…いいから待機だ…」
クリスタ「…」
グレン「…怖いか?」
クリスタ「え?」
グレン「今から死ぬかもしれない…それが怖いか?」
クリスタ「…怖くないと言ったら嘘になるけど…エレンを信じた結果の死なら…私は後悔しないよ」ニコッ
グレン「……そうか…」
-
- 65 : 2014/04/29(火) 19:23:00 :
- 17:55
クリスタ(あと…5分…)
アルミン「そういえばさっきから変な音がするね…何の音だろ?」
ミカサ「本当だ…風の音?何処かで風が吹いている?」
アルミン「あっ?あれだよ!なんだろ?何かの装置?」
グレン「…気にするな…それより…そろそろだな…」
クリスタ「…」
ミカサ「あと30秒で18:00になる…」
-
- 66 : 2014/04/29(火) 19:34:05 :
- ???(あと10秒…焼け死ねクリスタ…)スッ
ピカーン…
アルミン「5…4…3…」
グレン「…」
クリスタ「…」
アルミン「…2…1…18:00…18:00になったよ!」
???(なに!?どうして!?銃の故障か!?)
クリスタ「…私…助かったの?」
アルミン「そうみたいだね…」
クリスタ「助…かった…んだ…」ポロポロ
グレン「フッ…どうやら今回は俺の勝ちみたいだな…」
-
- 67 : 2014/04/29(火) 19:35:20 :
- アルミンの4は気にしないで
-
- 68 : 2014/04/29(火) 19:41:04 :
- ???(クソ…こんな時に故障なんて…チッ…しょうがない…いったん逃げるか…)
グレン「…逃げるなよ…」
???(…!?)
アルミン「……エレン?」
グレン「…オマエに言ってんだよ…ユミル…」
クリスタ「えっ?ユ、ユミル!?」
グレン「隠れてないで出てきやがれ…」
-
- 69 : 2014/04/29(火) 20:10:47 :
- スッ…
ユミル「…」
クリスタ「ユミル!?どうしてユミルがここに?」
グレン「今回の人体発火事件は全てコイツの仕業だ…コイツが犯人だったんだよ」
クリスタ「そ、そんな!?どうしてユミルが…!?」
ユミル「クリスタがいけないんだ…私を裏切ってエレンのもとに行こうとしたから…」
クリスタ「裏切る?私が…ユミルを!?」
ユミル「そうだ…私はひょんな事からあの3人がダズを殺した事を知った…そして隠れて奴らの話を聞いていたらクリスタの殺害を目論んでいたんだ…だからダズの名を語り奴らを殺した…クリスタの為に…」
クリスタ「…」
ユミル「それなのに…クリスタの為に私は犯罪に手を染めたのにオマエは私を軽蔑すると言い、エレンのもとに行こうとした…許せなかったんだよ!だから…裏切り者のオマエを殺すと決めた…」
クリスタ「…ユミル…」
ユミル「でも…さすが女神様…どうやら神のご加護があったみたいだ…発火を起こすこの銃が故障していてな…オマエを殺す事が出来なかったよ…」
-
- 70 : 2014/04/29(火) 20:51:46 :
- グレン「めでたい奴だな…オマエ…本当にその銃が故障してると思ってんの?」
ユミル「あん?」
グレン「それはマイクロ波を一点に集中させる銃だろ?なかなか面白い物を作ったじゃねーか…マイクロ波をまともに浴びれば発火の威力は燐なんかとは比べ物になんねーからな…」
ユミル「…」
グレン「自慢していいぜ…1度は俺を騙したんだ…俺はてっきり表面フラッシュ現象を利用したトリックだとたかをくくっていたからな…」
ユミル「なぜ私が犯人だとわかった?」
グレン「キャベツが殺された時コニーの腕時計の磁石が暴れていた…あれはマイクロ波の影響を受けたからだ…オマエ…コニーと同じ腕時計を壊したって言ってたよな?すぐにピンときたぜ…それはマイクロ波を扱うオマエが必ずしも受けてしまう腕時計への影響だったと…」
ユミル「…なるほどね……なぜ私の銃は故障した?」
グレン「だから故障じゃねぇって…このエリアに限りオマエの銃は効かねーんだよ…アレを見てみろ…」
アルミン「あれは…さっきから音がしていた…風のもと…」
グレン「昨日徹夜で作った装置だ…おかげで寝不足だよ…」
-
- 71 : 2014/04/29(火) 21:01:54 :
- 期待です
-
- 72 : 2014/04/29(火) 21:09:40 :
- グレン「マイクロ波を防ぐにはそいつを乱反射させパワーを分散させればいい…仕掛けさえわかれば防御は簡単だ…」
ユミル「いったいどうやって?」
グレン「マイクロ波を通さない物質…絶縁体…それを気体にしたものをこの装置からこの辺り一帯に覆わせた…だからこのエリアにマイクロ波を浴びさせてもその力は跳ね返される…その装置を作ったオマエならこれだけ言えば解るだろ?」
ユミル「へっ……レベルが高すぎて全然ついていけねーよ…」
グレン「その銃を作れるオマエなら簡単に理解できると思うが?」
ユミル「ははは!これは私が作った物じゃないよ!これはいただいた物だ!」
グレン「貰っただと!?」
-
- 73 : 2014/04/29(火) 21:10:12 :
- >>71
ありがとうございます
-
- 74 : 2014/04/29(火) 21:29:11 :
- ユミル「そうさ!私がこんな訳のわからない銃を作れるはずないだろ!」
グレン「言え…いったい誰から貰ったんだ?」
ユミル「オマエの兄貴からだよ、エレン…」
グレン「俺の…兄?」
ユミル「そうだ、確かにそいつはオマエの兄だと言っていた…」
グレン「誰だ!そいつは誰なんだ?」
ユミル「そいつは104期生の…」
???(喋りすぎだ…ユミル…死ね)
ドガーン!!
グレン「なっ!?」
ユミル「」
ユミル死亡…
クリスタ「ユミルが…いったい何が起こったの?」
アルミン「マイクロ波を放つという銃が爆発したんだ…」
グレン(クソ…黒幕は他にいるって事か…104期生に俺の兄貴だと?ふざけやがって…)
イェーガー怪奇ファイル ファイル2 恐怖の人体発火事件 終わり
-
- 75 : 2014/04/29(火) 21:30:39 :
- 思わせぶりな最後にしたものの続き書くか考え中です
-
- 76 : 2014/04/29(火) 21:49:48 :
- 続き書いてください。お願いします
-
- 77 : 2014/04/29(火) 23:00:11 :
- >>76
ありがとうございます、では話の方向性が見えてきたら書きたいと思います
-
- 78 : 2014/04/30(水) 17:40:48 :
- 貼ってくださいね
-
- 79 : 2014/04/30(水) 17:43:08 :
- カップルリングはグレクだぞ
-
- 80 : 2014/05/01(木) 20:17:59 :
- http://www.ssnote.net/archives/15799
続きになります
グレクリよりかエレミカ、グレミカ寄りになりそうな気がします…
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