エレン「俺にとって」(アルミン「ハツコイ」より、エレンside)
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- 1 : 2014/03/08(土) 11:25:05 :
- アルミン「ハツコイ」で予告しましたエレミカになります。エレミカが好きとゆう方はどうぞ!
こちらだけ読んでもわかるようにしたいと思っていますが、以下の作品を読んだ方がわかりやすいです^_^
よろしければどうぞ。
アニ「ハツコイ」
http://www.ssnote.net/link?q=http://www.ssnote.net/archives/9529
アルミン「ハツコイ」
http://www.ssnote.net/archives/9720
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- 2 : 2014/03/08(土) 11:54:35 :
最近俺は、アルミンと自主練をするようになった。俺は前からやってたんだが、アルミンが急に一緒にやりたいと言ってきたんだ。
日頃の訓練で精一杯って感じなのに、いったいどうして自主練がしたいなんて思ったのか。まぁ、検討はついてるんだけどな。
アルミン「…ハッ…ハッ…」
エレン「おいアルミン。大丈夫かよ?」
アルミン「すごく…ハァハァ…体が重くて…」
エレン「今日はもう戻るか?明日も早いし。」
アルミン「そうしてもいいかな?ごめんねエレン。」
エレン「謝んなよ。誰にでもそういうときはあるって。
ほら、肩貸してやるから、一緒にもどろうぜ?」
アルミン「ありがとう。でも大丈夫。ひとりで歩くよ。」
エレン「ん?そうか?」
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- 3 : 2014/03/08(土) 12:23:10 :
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寮への道を2人で歩く。やっぱり無理していたのだろう。アルミンの足取りは重い。
寮に着くまで時間がかかりそうだし、聞いてみるか。
エレン「なぁアルミン。お前、何で急に自主練なんか始めようと思ったんだ?」
アルミンはちょっとびっくりした顔をしたけど、すぐに口を開く。
アルミン「実はさ…僕、好きなんだ…「俺のことがか!?」
予想通りの答えが帰ってきたので、勢いよく切り替えしてやる。
アルミン「違うよ!そんなわけないだろ!」
エレン「ハハッ。冗談だよ、じょーだん。
それで?誰が好きなんだよ?」
アルミン「…アニだよ…」
エレン「……まじかよ…。俺も好きなんだ、アニのこと。」
くくくっ、嘘だけどな?
アルミン「えっっ!ほん「なんてなっ!」
いつも冷静な親友が、たじろぐ姿は面白い。
アルミン「もうエレン!いいかげんにしないと怒るよ!
はぁ…よけいに疲れちゃったじやないか…。」
エレン「ごめんごめん、やりすぎたよ。
でもまぁ、やっぱりなぁ〜。」
アルミン「えっ気付いてたの!?」
エレン「いや、確信はなかったんだけどな。
でもよアルミン。お前あれだ。見過ぎだ、アニのこと。」
あんだけ見てりゃあ俺でもわかる。
アルミン「! そんなつもりなかったんだけどな。ばれてたなんて…なんか恥ずかしいよ。」
エレン「それであれか?アニのために強くなりたいとか、そういう感じか?」
アルミン「アニのためっていうか…。アニはさ、強くて成績もいいけど、僕がアニよりできるっていったら座学くらいだろ?そんなんじゃ、全然自信がもてないんだ。」
なんでこいつはこんなに自信がないんだろう。体力があることより、強いことより、大切なものをたくさん持ってるのに。
エレン「なるほどな〜。
でもさ、お前はもっと自分に自信もっていいと思うぞ?
優しいし、芯も強くて自分をちゃんともってるし、それに根性もある。
他の奴らにはない良いところ、お前はたくさんもってるよ。」
これは俺の本心。お前は本当にかっこいいやつだと思う。俺なんかよりな。
アルミン「そうかな…。
でも嬉しいよ。ありがとう、エレン。」
エレン「おう。お前は俺にとってもミカサにとっても、自慢の親友だからな!」
アルミン「フフッ。それは僕だって同じだよーーー
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- 4 : 2014/03/08(土) 12:36:06 :
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翌日アルミンがすごく辛そうに起き上がる。
エレン「アルミン、具合悪いのか?」
アルミン「うん、ちょっと熱っぽいんだ。」
エレン「昨日ちょっと辛そうだったもんな。今日は休んだ方がいいんじゃないか?」
ライナー「アルミンそうしておけ。無理は良くないからな。」
ベルトルト「教官には僕らが言っておくよ。」
アルミン「そうだね…今日は休むよ。
ありがとう、みんな。」
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- 5 : 2014/03/08(土) 12:44:58 :
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訓練後、医務室で休むアルミンのところに数人で様子を見に行くことにした。
クリスタ「アルミン寝てるかな?」
ベルトルト「どうだろう?」
ライナー「みんな静かに入れよ。」
カチャ
ライナー「なんだ。アルミン起きてたのか。」
アルミン「うん、ついさっきね。」
エレン「どうだ?少しはよくなったか?」
アルミン「すっかりいいよ。たくさん寝たからね。」
ジャン「アルミン、あんまり無理しちゃダメだろ。」
クリスタ「そうだよ。みんな心配したんだから。」
アルミン「アハハ。ごめんごめん、気をつけるよ。」
ミカサ「アルミンは昔から頑張りすぎるところがある。たまには休養も必要。」
アルミン「ありがとうミカサ。」
ユミル「医務官の野郎は病人をおいてどこいったんだよ。」
ベルトルト「あっ、それならここに置き手紙が。
えっと、アルレルトへ。
帰るときに鍵をしめて、教官室に返しておいて欲しい。よろしく、だって。」
ユミル「たくっ、無責任な野郎だぜ。」
アルミン「僕が寝てたからね。仕方ないよ。」
クリスタ「あら、ユミルったら。アルミンのこと心配して優しいのね?」
ユミル「なんだクリスタ?私と結婚する気になったか?」
クリスタ「もうっ、からかわないでよっ。」
ハハハハッ
サシャ「アルミン!食欲がないなら、私が夕飯食べてあげますからね!」
コニー「何言ってんだよサシャ。こういうときこそ、しっかり栄養つけなきゃなんねぇんだよ。」
アルミン「ハハハッ。ありがとうサシャ。食べられそうになかったらそうするよ。」
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- 6 : 2014/03/08(土) 12:52:02 :
エレン「今朝、アニが心配してお前のこと聞いて来たぞ。」
アルミンに伝えたかったことを、そっと耳打ちしてやる。
アルミン「そうなの?」
俺は思わずニヤニヤする。だって、アルミンが少しにやけてるんだ。たぶん本人は気づいてないんだろうけど。
ユミル「なんだよ?2人でコソコソと。」
エレン「別に何でもねぇよ。」
ユミル「ふーん?」
納得してないみたいだけど、ここは無視だ。こいつに言うと、めんどくさいことに、なりそうだからな。
ライナー「そろそろ戻るか。アルミン、お前はどうする?」
アルミン「先に戻っててよ。少し片付けたいし、鍵も返しに行かないといけないから。」
ふーん。アニを待とうってか。
ライナー「そうか。じゃあ、またあとでな。」
アルミン「うん、みんなありがとね。」
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- 7 : 2014/03/08(土) 14:49:07 :
- エレミカ編スタートですか!?
超絶期待です!!
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- 8 : 2014/03/08(土) 19:10:05 :
- >>7 ジャン・キルシュタインじゃん!さん
いつもありがとうございます!
はい!スタートです\(^o^)/
超絶期待ですか!?頑張らなくては!
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- 9 : 2014/03/08(土) 19:16:03 :
アルミンを残して医務室を出る。
アニ、来るといいな。アルミン。
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- 10 : 2014/03/08(土) 19:30:56 :
- 出だしからわくわくしますね。
あの2人と並行しての物語ということで、期待しかないです(*゚∀゚*)
がんばってください〜❤︎
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- 11 : 2014/03/08(土) 21:19:33 :
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部屋に戻ってきたアルミンが、深いため息をつく。
エレン「アニはあのあと来たのか?」
アルミンは力なく首を横に振る。
アルミンを変に期待させてしまったことに、少し後悔した。
エレン「そうか…なんか用事でもあったんだろ。」
アルミン「もしくは、僕には興味がないとか……。」
まーたそんなこと言って。
エレン「それはないって。お前ら仲いいじゃねぇかよ。」
アルミン「そうかなぁ。」
てゆーか、アルミン…
エレン「お前、よっぽどアニのこと好きなんだな?」
自然とニヤけてしまう。
アルミン「もう、他人事だと思って。
エレンこそどうなのさ?好きな子とかいないの?」
おっと、形勢逆転。
エレン「んっ?いねぇよそんなの。」
アルミン「エレンは駆逐が先か、ハハッ。」
エレン「まあな。
でもさ,俺、よくわかんねぇんだよ、好きとか。」
興味がないわけではないんだが、本当によくわかんねぇ。友達としての好きと、そうゆう好きの違いは何なのか。
アルミン「うーん。説明するのは難しいけど……。感じ方は人それぞれだしね。
でも、恋の始まりは
『この人のことをもっと知りたい』
なんだって。本で読んだことがあるよ。」
エレン「アルミンは、アニのこともっと知りたいって思ったのか?」
アルミン「そういえば思ったかな?アニのいろんなカオを見つける度に、どんどん好きになったよ。」
エレン「ふ〜ん…。」
この人のことをもっと知りたい、ねぇ…
アルミン「エレンはないの?そういう風に思ったこと。」
エレン「そうだなぁ…。
あるっちゃあるけど……ずっと前の話だよ。」
アルミン「でもあるんだ!聞きたい!」
なんかアルミンが俄然やる気なんだが。
まぁ、元気になったんならいいか。
エレン「別にいいけどよ、そんなんじゃないと思うぞ?」
アルミン「いいよいいよ!
それで誰なんだい?僕の知ってる人?」
エレン「知りすぎてるくらいよく知ってる人。」
アルミン「え?ミカサ?」
エレン「ご名答。
な?絶対そんなんじゃないだろ?」
アルミン「いや、それは分からないよ。」
エレン「でも、あいつは家族だぞ?」
アルミン「結果として家族になっただけだろ?元々は、エレンとミカサは家族じゃない。」
エレン「そりゃそうだけどよぉ。」
アルミン「ミカサはさ、エレンにとってどんな存在なの?」
エレン「あいつ俺のこと弟みたいに扱うし、いつも引っ付いてまわるし、うっとしいと思うことは多いな。」
アルミン「それだけ?」
エレン「そ、それだけだよ。」
アルミン「エレン、耳が赤い。」
俺は耳をとっさに隠したけど、時すでに遅し。
アルミン「他にも思うことがあるんだろ?ミカサには言わないから。」
エレン「本当か?」
アルミン「うん。」
エレン「…その、そばにいるのが当たり前だからよ、ミカサがいないとか考えられねぇとは思う。」
アルミン「大事なんだ?」
エレン「…おう、まぁ…。でもそれはアルミンもだぞ?」
アルミン「ははは。ありがとう。」
エレン「なんだよ、笑うなよ。」
アルミン「ごめんごめん。僕には素直に言えるんだねエレン。」
エレン「だって家族にそんなこと、恥ずかしくて言えるかよ。」
アルミン「家族家族ってさ、エレンはその言葉に逃げてるんじゃない?ミカサをひとりの女の子として見るのが怖いだけなんじゃない?」
エレン「そんなことねぇよ!
……いや、わかんねぇな、なんか…そうなのかな…」
アルミン「…そっか。
でもさ、もし家族だってゆうレッテルを貼ってるんだとしたら、僕は必要ないと思うよ?」
アルミンが優しく笑う。こいつが言うと、あぁそうなのかと思ってしまう。アルミンは不思議なやつだな。
エレン「…そうか。」
アルミン「うん、そうだよ。」
エレン「お前の話聞いてたのに、いつの間にか俺が聞いてもらってたな。わりぃ。」
アルミン「いいよいいよ。エレンとこんな話できるなんて滅多にないから楽しかったよ。」
エレン「そ、そうか?なら良かったよ。」
僕は、エレンもミカサも家族というレッテルに縛られてる気がしてる。なんだか見ててそう思う。2人とも何かあったらすぐ家族家族って。
家族という観念を2人から取り払ったらどうなるのかな?
家族っていう観念に縛られなくてもいいって言われてもな…
今までその関係でやってきたんだ。正直よくわかんねぇ。
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- 12 : 2014/03/08(土) 21:22:44 :
- >>10 submarineさん
ありがとうございます!あんまり考えてないので、思いつくまま書きます!
だから、ノロノロ更新になると思いますがよろしくお願いします\(^o^)/
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- 13 : 2014/03/09(日) 00:45:57 :
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ミカサ「エレン、アルミンおはよう。」
翌朝、食堂に向かう途中ミカサに会う。
アルミン「おはよう。」
エレン「お、おはよう。」
アルミンと昨日あんな話をしたせいで、なんとなくミカサを意識しちまう。
直視できない。
ミカサ「 ? エレン、どうかしたの?」
エレン「 ! な、なんでもねぇよ!」
急にミカサが覗き込んできて、顔が至近距離になる。俺はびっくりして、思わず飛び退く。
アルミンもミカサもびっくりした様子。
でも、アルミンはすぐに訳知顔になってクスクスと笑い出す。
ミカサ「どうしたの?アルミンまで。」
アルミン「いや、ごめん。
なんでもないんだ。…くくくっ」
エレン「おいアルミン、笑ってんじゃねぇ!」
ミカサ「私だけ何のことか分からない。教えて欲しい。」
エレン「アルミン言うなよ!」
アルミン「言わないよ!
ミカサ、そのうちね?」
本当に言わない方がいいと僕は思った。そういう冷やかしは、2人の気持ちに影響を与えちゃうと思うから。
家族っていう関係の2人だから、こういうのは慎重にいかなきゃいけない。
ミカサ「…そう。アルミンが言うのなら。」
あぶねぇ…意識してるなんて絶対言えねぇからな。
でも、ミカサは俺をどう思ってるんだろうか…?
っておいおい。何考えてんだ俺は!やめだやめ!余計なこと考えてんじゃねぇよまったく……
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- 14 : 2014/03/09(日) 01:12:09 :
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数日後の夕食、いつも通り食事を摂る。少しいつもと違うと言えば、俺がなんとなくミカサを意識してること。だからって、表に出してるわけじゃねぇけどな。
それから、アルミンの口数が少ないことだ。最近少し元気がない気がする。
ミカサ「エレン、ついてる。」
ミカサがヒョイっと、俺の口元についた食べかすをとる。
エレン「俺は子供じゃねぇんだ!いちいちやめろよな。」
コト
エレン「どこ行くんだ?アルミン。」
急にアルミンが立ち上がった。
アルミン「アニのところだよ。」
エレン「へぇ〜。お前なかなか積極的だな?」
ニヤけて言ったが、アルミンの真剣な面持ちに気づく。
アルミン「ははっ。話したいことがあるだけだよ。ごめんね?食べてる途中に。」
ミカサ「構わない。気にしないで。」
エレン「おお、気にすんな。」
アルミン「ありがとう。」
そう言うと、アルミンはアニの所へ向かった。2人の会話は聞こえない。
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- 15 : 2014/03/09(日) 01:18:35 :
気にせず食事を続けていたら、アニが食器を片付け出した。
ん?アルミンはなんでそこから動かないんだ?
アルミン「!あっ…アニっ…!」
気づいてなかったのかよ。あいつ、また世界に入ってたな。何考えてたんだ?
アルミンの声はアニには届かなかったのか、アニは立ち止まらない。
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- 16 : 2014/03/10(月) 22:12:19 :
引き留めようとしたくせに、アルミンはアニを追いかけようとはせずその場に立っている。どうしたんだ?本当に。
…….リノ………イッタノ……ダヨ…
ん?
アルミンが何か言ったけど、遠くて聞き取れない。
アルミン「アニを氷の女って言ったやつ!誰だってきいてるんだよっ!!!」
食堂が静まり返る。
アルミンが声を荒げることなんてほとんどない。俺はびっくりして、ただただアルミンを見ていた。ミカサもそうだ。
モブ1「お、俺だよ……」
訓練生のひとりが答えたのが聞こえた。
アルミン「氷の女って、今君が作ったの?」
尋ねるアルミンの声は低い。
モブ1「いや…前からあったあだ名だよ…」
アルミン「…そう…。」
氷の女か。たしかにひどい。アニのことをよく知ってるアルミンなら、聞くに堪えないのは当然だろう。
ミカサ「ア、アルミ「待てミカサ。」
こんなアルミンを見たのは初めてで、俺やミカサが口を挟まない方がいいと思った。親友が好きな女のために、自分の体裁を気にせず闘ってんだから。
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- 17 : 2014/03/10(月) 22:23:14 :
アルミン「…言っておくけど…
アニは、氷の女なんかじゃない!君たちがアニの何を知ってるんだよ!?アニときちんと話したことがあるの?ないだろ!?
それなのにそんな風に呼んでるなんて…みんな最低だよ!アニだって普通の女の子なんだ!ただ、自分を上手に表に出せないだけで、本当はすごく優しいんだ!
だからもう、氷の女なんて呼び名、絶対アニに使わないで!」
アルミンは一気にまくし立てる。
ずっと隣で過ごしてきた俺ですら、息を飲むほどの剣幕。
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- 18 : 2014/03/10(月) 22:28:41 :
モブ2「おい。アルミンお前、あいつのことが好きなのかよ?」ニヤニヤ
俺の親友はなんて男らしくてかっこいいんだと思っていた矢先、空気の読めねぇクソ野郎が冷やかしをいれる。
アルミンのことだ。うまく切り抜けるだろう。
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- 19 : 2014/03/10(月) 22:42:15 :
アルミン「…だったら?だったらなんなの?
そうだよ。僕はアニが好きだ。」
ガタッ
エレン「お、おいっ、アルミンっ!」
ザワザワ
おいおいおいおい!何みんなの前で宣言してんだよ!
……しまった。アルミンが冷静さを完全に欠いてしまってたことに気付けなかった。
エレン「ミカサ行くぞ。」
ミカサ「え、ええ。」
あんなに意識していたことも忘れて、ミカサの手をひきながらアルミンの所まで歩く。
モブ2「い、いや。悪かったよ…」
ガシッ
エレン「アルミン!お前、ちょっとこっち来い!」
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- 20 : 2014/03/10(月) 22:52:01 :
- 期待です!
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- 21 : 2014/03/10(月) 23:07:35 :
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右手はアルミン、左手はミカサの手を握り、外まで引きずるように外に出た。
手を離して、2人に向き直る。
エレン「アルミン、ちょっと熱くなり過ぎだ。冷静になれ。」
アルミン「えっ…あぁ……」
あのままだとろくなことになりそうにない。
アルミン「…………。」
アルミン「…やっちゃった…やっちゃったよ…エレン、ミカサ」
ミカサ「アルミンがあんなに感情的になるなんて驚いた。アルミンはいつも冷静だから。」
アルミン「どうしよう…僕、あんな大勢の前で…」
エレン「まーなぁ。」
訓練生みんなの前でアニが好きだと大宣言してしまったんだ。俺が一歩止めるのが遅れたから…
でも、アニを守ろうとしたアルミンはすごくかっこよかった。そうしようとしたアルミンはまだ、冷静だったんじゃないのか?
…だったら……
エレン「でもよ、お前後悔してるか?」
してないだろ?アルミン。
アルミン「…後悔はしてないよ。僕はアニがあんな風に言われて黙ってはいられなかった。言わなくていいことまで言っちゃったのは、まぁ…仕方ないよ。」
エレン「そういうと思った。それでこそアルミンだ。」
ミカサ「アルミン、とてもかっこよかった、と私は思う。」
ミカサが優しく笑う。
エレン「ミカサの言う通りだ。誰かを想ってたって、あんなの誰にでもできることじゃねぇよ」
誰かを想ったこともない俺が言うのもどうかと思うがな。でもそう思ったんだ。俺はあんな風にできるかなって。
アルミン「でも、アニは迷惑に思ったりしないかな…」
ミカサ「私がアニならとても嬉しい。だからきっと大丈夫。」
アルミン「ならいいんだけど…。今になって自己満足なんじゃないかって気がしてきたよ…」
エレン「なにしおらしくなってんだよ。もうやっちまったんだからよ、開き直るしかねぇだろ。」
アルミン「ハハッ、そうだねエレン。
よしっ!もううじうじ悩むのはやめるよ。」
ミカサ「それにしてもアルミンはアニが大好き。」
アルミン「もうミカサぁ〜、からかわないでよ〜。」
ハハハハッ
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- 22 : 2014/03/10(月) 23:08:16 :
- >>20ココアさん
ありがとうございます!
ご期待に添えるよう頑張りますね\(^o^)/
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- 23 : 2014/03/10(月) 23:18:05 :
今日はここまでにします!
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- 24 : 2014/03/11(火) 11:57:41 :
- いいですよねぇ!!
アルミン格好いい!!!(ФωФ)
そしてミカサが優しくていい!!
こういう感じの作品大好きです!
期待期待です!!!
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- 25 : 2014/03/11(火) 17:34:02 :
- >>24 EreAniさん
ありがとうございます!私的にアルミンはすごくかっこいい存在なんですよ〜^ ^
ミカサは大好きなので、冷たく書きたくないんです(笑)
期待が、2つも!頑張らなくては!笑
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- 26 : 2014/03/11(火) 18:00:34 :
ーーーーーーーーーー
エレン「アルミン、皆とは顔合わせずらいだろ?先に帰ってろよ。」
ミカサ「食器は私たちが片付けておこう。」
アルミン「いいかな?ごめんね迷惑かけちゃって。」
エレン「いいっていいって。気にすんな。」
アルミン「ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうよ。」
エレン「おう、そうしろそうしろ。
また後でな。」
アルミン「うんまた後で。」
ミカサ「おやすみなさい。」
アルミン「おやすみミカサ。」
遠くなっていくアルミンを、手を振りながら見送る。
エレン「なぁミカサ。」
ミカサ「なに?」
エレン「アルミンがアニを好きだってこと、皆がアニに言わないように口止めした方がいいと思うんだ。」
ミカサ「それはたしかにそう。」
エレン「じゃあ、戻って皆に言うか。」
ミカサ「それがいい。」
2人で並んで歩く。いつもはアルミンが一緒だから、2人なんて滅多にないな。
ミカサが俺やアルミン以外の隣を歩くことがいつかは来るのだろうか。いや、こんなご時世だ。俺たちはいつ命を落とすか分からない。俺は、ミカサがいない世界を受け入れられるのだろうか。
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- 27 : 2014/03/11(火) 18:03:30 :
ミカサ「エレン?」
エレン「あ、あぁ。
なぁ皆!ーーー
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- 28 : 2014/03/11(火) 22:01:36 :
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ーーー
アルミン「ミカサ。」
食堂に向かう途中、アルミンに声をかけられる。
ミカサ「 ? エレンは?」
アルミン「トイレだよ。先に行っててくれって。」
ミカサ「そう。」
2人で食堂に向かう。
ミカサ「アニとは最近どう?」
アルミン「うん、うまくいってるよ。」
アルミンはアニと付き合い始めた。恥ずかしがって詳しいことは教えてくれないけれど、アルミンもアニもお互い大好きだということは見ていてわかる。
ミカサ「ふふふ。だと思った。2人は本当に仲良しだから。」
アルミン「へへっ、そうかな?」
ミカサ「えぇ、とても。」
アルミン「なんか照れるや。
ミカサはさ、いないの?好きな人とか。」
ミカサ「 そういうのはよく分からない。エレンを守ることが、私にとっていちばん大切。」
アルミン「だったらエレンは?エレンは違うの?」
ミカサ「エレンのことはもちろん好き。でも、私たちは家族。ので、異性としての好きはおかしいと思う。」
家族という壁は、2人にとってとても高い。僕は、ミカサはエレンが好きだと思う。
アルミン「でも、元々は家族じゃないだ。好きになったって、おかしくはないんだよ?」
ミカサ「そうなのだろうか…。
でも、友達としての好きと、異性としての好きの違いが、私はよくわからない。」
アルミン「その答えは、ミカサが自分で見つけ出さなきゃならない。何か思うことがあったら、いつでも言って?」
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- 29 : 2014/03/11(火) 22:04:12 :
へんなところで投下してしまった…笑
しかも名無しになってるし…
すみませんw
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- 30 : 2014/03/11(火) 22:28:12 :
ミカサ「わかった。ありがとう。」
アルミン「うん。」
私はエレンが異性として好き……?
わからない。でも、好きになってもおかしくないとアルミンは言った。
いつか、そういう好きがわかるときが来るだろうか…
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- 31 : 2014/03/12(水) 11:54:58 :
- 支援(゚∀゚)wktk
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- 32 : 2014/03/20(木) 19:40:55 :
- 前作も読ましてもらいました‼
とてもよかった‼ この作品に期待‼‼
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- 33 : 2014/03/27(木) 23:41:43 :
- とても面白いです!!
期待です!!
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- 34 : 2014/04/26(土) 19:35:42 :
- ヤンデレじゃないミカサも良いですね!頑張ってください!
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- 35 : 2014/04/27(日) 15:20:41 :
- 最高です! やっぱりアルアニとエレミカはいいですな!☻
支援! 支援!!
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- 36 : 2014/04/27(日) 21:44:56 :
- ところでアルアニはバカップルなのか、それともまだテレテレ状態なのかどっちなのでしょう?
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- 37 : 2014/04/29(火) 00:50:11 :
- やはりエレミカ アルアニは至高!
いつまでも待つのでどうか投下を!
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- 38 : 2014/05/03(土) 15:45:56 :
- 見てるだけでとっても気持ちがいいssですね。
私は大好きです。
エレンもミカサも頑張れ
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- 39 : 2014/05/03(土) 15:50:44 :
- 期待!期待、
期待!
ちゃんぴんさんを尊敬しています!
支援させていただきます!
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- 40 : 2014/05/03(土) 16:10:32 :
- アルミンが好きなアニが好き。 アルアニ大好物。
エレンが好きなミカサが好きなエレンも好き。
エレミカも当然好き でもジャンも好き。
ジャン、きっといい人が見つかるよ。
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- 41 : 2014/05/03(土) 16:12:01 :
- アルミンとエレミカのWデートも見たいジャン
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- 42 : 2014/05/04(日) 19:13:35 :
- 投下随分遅いけど
ちゃんぴんさん大丈夫ー?
お身体には気をつけてくださいね。
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- 43 : 2014/05/05(月) 22:54:05 :
- 訂正。
アルアニとエレミカでした。
この二組は本当に可愛いよな。
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- 44 : 2014/05/07(水) 11:24:45 :
- アルアニ、結婚しよ(笑)
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- 45 : 2014/05/07(水) 11:51:34 :
- 家族と言うけどミカサってただの居候の幼なじみ
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- 46 : 2014/05/08(木) 02:15:10 :
- 戸籍とかどうなってるんですかね?この二人
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- 47 : 2014/05/08(木) 02:22:27 :
- なんとなくアニはアルミンと二人っきりの時はすごい甘えてそう。
ミカサはエレンに対しては幼馴染としても人間としても異性としても大好きなんじゃないかなあ~と私は勝手に思ってます。
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- 48 : 2014/05/08(木) 02:26:53 :
- 苗字違うから戸籍上は赤の他人なんでしょう
つまりエレミカは結婚できる!
というか、もう籍いれちゃえ!
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- 49 : 2014/05/08(木) 13:37:57 :
- ジャン好きだけどエレミカも良いジャン
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- 50 : 2014/05/08(木) 13:42:17 :
- 文章力ないからこういうSSポンポン思いつく人って本当に尊敬しますよ。
支援。
ジャン(哀)
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- 51 : 2014/05/08(木) 13:46:48 :
- 超超超超絶期待
支援
支援支援支援
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- 52 : 2014/05/08(木) 15:41:00 :
- ニヤニヤがとまりませんなあ (笑
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- 53 : 2014/05/08(木) 18:18:48 :
- アニと恋バナするミカサ見たい。
-
- 54 : 2014/05/08(木) 18:19:27 :
- 支援するよ。
-
- 55 : 2014/05/08(木) 18:22:03 :
- おもしろいよこの作品。
支援wtk
-
- 56 : 2014/05/08(木) 18:32:13 :
- >53
どっちも恋愛にはウブだからな
-
- 57 : 2014/05/08(木) 18:36:06 :
- どうしよう。メッチャ好きだわこういうss。
頑張れちゃんぴんさん。
-
- 58 : 2014/05/08(木) 18:58:08 :
- 面白ーーーwtk
-
- 59 : 2014/05/08(木) 19:01:00 :
- >56
ええじゃないか。 ニヤニヤ
-
- 60 : 2014/05/08(木) 19:13:53 :
- 乙。
-
- 61 : 2014/05/08(木) 19:18:33 :
- イイネ!! wtk
-
- 62 : 2014/05/09(金) 00:55:11 :
- ご無沙汰しております。ちゃんぴんです。
皆様たくさんのコメントありがとうございます☻
実は現在、進学したばかりで生活にも慣れず、部活やサークルが忙しいこともあり、構想を考え、執筆する時間がなかなかありません。
読んでくださっている皆様には本当に申し訳ないのですが、しばらく執筆は厳しいと思っています。
ですが、今手掛けているこの作品は完成させたいと思っておりますので、いつになるかはわかりませんがまた少しずつでも書いていきたいです。
また、執筆を再開したときには、ご支援よろしくお願い致します。
長文失礼致しました。
-
- 63 : 2014/05/10(土) 07:45:30 :
- 気長に待ちます。
-
- 64 : 2014/05/10(土) 07:46:07 :
- 新生活がんばれ。
-
- 65 : 2014/05/10(土) 17:03:39 :
- が
-
- 66 : 2014/05/10(土) 17:03:59 :
- ん
-
- 67 : 2014/05/10(土) 17:04:15 :
- ば
-
- 68 : 2014/05/10(土) 17:04:33 :
- れ
-
- 69 : 2014/05/28(水) 03:05:17 :
- 楽しみに待ってるよ
-
- 70 : 2014/05/30(金) 19:32:26 :
- 俺は待つよ。これからもずっと
-
- 71 : 2014/05/31(土) 12:39:49 :
- SSなんて何度でも待ってやる
これからもずっとオレが何度でも
-
- 72 : 2014/05/31(土) 13:00:30 :
- 待ってまーす
-
- 73 : 2014/05/31(土) 13:50:49 :
- 待たせていただきます。
-
- 74 : 2014/05/31(土) 17:56:55 :
- 私は とうにSSの為なら
心臓を捧げると誓ったカプ厨‼
その信念に従った末に
待たせて頂けるのなら本望‼
-
- 75 : 2014/05/31(土) 18:01:07 :
- 俺も春大会あるから一緒に頑張ろう
-
- 76 : 2014/05/31(土) 18:10:10 :
- どう考えても
今ここにいる自分が書き込んでもも
SSが更新されない確率の
方が高えだろ!
そんぐらい
バカにだって
わかるぞ・・・
-
- 77 : 2014/05/31(土) 18:17:40 :
- 何かさっきからここに104期生の名言っぽいの書き込んでる
皆・・・
私もだ
SSなんて
読まなければ
良かったと思ってた
-
- 78 : 2014/05/31(土) 18:20:40 :
- ただ存在するだけで
勝手に憎んでいたんだ
私は・・・大勢の人を
不幸にするために
批判してきた
-
- 79 : 2014/05/31(土) 18:23:34 :
- ・・・でも
その時に心から願ったことがある‼
どこかに素晴らしい俺得なSSがないかと・・・
そう・・・
強く願った
-
- 80 : 2014/05/31(土) 18:24:19 :
- そんな俺が言う。
このssは素晴らしい。
-
- 81 : 2014/05/31(土) 18:26:57 :
- >80
長いよ、紫龍源。
-
- 82 : 2014/05/31(土) 18:28:05 :
- >81
スンマセン(*_*)
-
- 83 : 2014/06/01(日) 20:07:47 :
- 何を考えているんだ俺は・・・
本当におかしくなっちまったのか、
私はガキで・・・何一つ知らなかったんです
こんなSSがあるなら 私は、こんな半端な
奴にならずに済んだのに、
-
- 84 : 2014/06/01(日) 20:10:44 :
- >83
やるんだな(゚Д゚;)名無しさん⁉
今・・!
ここで!
-
- 85 : 2014/06/01(日) 20:11:56 :
- >84
ここは雑談場じゃないですよ。(;゚Д゚)
-
- 86 : 2014/06/09(月) 22:12:23 :
- 私は支援します。
-
- 87 : 2014/06/10(火) 00:29:47 :
- ひゃっほう、エレミカ アルアニだあ
-
- 88 : 2014/06/15(日) 15:53:22 :
- 才能あるとおもうので頑張ってください
-
- 89 : 2014/06/19(木) 15:59:07 :
- 保守。
-
- 90 : 2014/06/21(土) 22:27:27 :
- 待ってます。
-
- 91 : 2014/07/23(水) 18:37:30 :
- 超絶期待(*´∀`*)
-
- 92 : 2014/08/02(土) 10:34:15 :
- アルアニイイイイ\(//∇//)\
-
- 93 : 2014/08/07(木) 02:26:04 :
- 頑張れ
-
- 94 : 2014/08/11(月) 02:01:51 :
- 続き期待
-
- 95 : 2023/07/09(日) 19:51:26 :
- http://www.ssnote.net/archives/90995
●トロのフリーアカウント(^ω^)●
http://www.ssnote.net/archives/90991
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3655
http://www.ssnote.net/users/mikasaanti
2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
sex_shitai
toyama3190
oppai_jirou
catlinlove
sukebe_erotarou
errenlove
cherryboy
momoyamanaoki
16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
unko_chinchin
shoheikingdom
mikasatosex
unko
pantie_ero_sex
unko
http://www.ssnote.net/archives/90992
アカウントの譲渡について
http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654
36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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