この作品は執筆を終了しています。
リヴァイ「hope or pain」
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- 1 : 2014/03/04(火) 18:43:14 :
- 扁桃腺で苦しんでるBaby Pinkです。
今回もリヴァペトです♡٩꒰′ ̫ ‵๑꒱۶
読んでくれたら嬉しいです!
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- 2 : 2014/03/04(火) 18:49:04 :
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兵士「おっペトラだぜ。」
兵士2「リヴァイ兵長のお気に入り。」
兵士3「またお茶を口実に呼ばれたのか?」
兵士「また夜も呼ばれるんだろ。」
ペトラ「……」
今日も、私は指をさされ
冷たい視線を浴びる。
私は今日も俯いた。
兵長は、私の事
本当はどう思っているの?
確かに、夜も呼ばれる事もある。
ー男女の関係で。
でも、
"好きだ"
なんて
言われた事、無い。
私の事好きですか?なんて
聞くのも怖いから。
今日も静かに兵長の部屋のドアを叩く。
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- 3 : 2014/03/04(火) 19:02:26 :
ペトラ「兵長」
リヴァイ「ペトラか。
どうした?元気ないぞ。」
ペトラ「そうでしょうか?
そんな事、ないですよ。」
やっぱり、聞けない。
聞いた後が怖くて。
私が望むのは、
いつも怖くて厳しくて
いつまでも変わらない貴方。
私はぎこちない笑顔するかも
しれないですけど、
どうか側にいさせて欲しいです。
隣で眠るリヴァイを見て
ペトラはひっそりと泣いた。
明日になればまた、
口角上げて笑えばいいや。
こんな事で悩んでる私を
「お前はバカか。」と
叱って。笑い飛ばして。
ましてや「好き」って言って。
なんて、言えるはずもない。
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- 4 : 2014/03/04(火) 20:42:21 :
リヴァイ「俺は必ず巨人を絶滅させる」
ペトラ「そしたら兵長、
私を海へ連れてってくれますか。」
ねぇ、兵長。
あの夜に話してた夢を。
夢の続きを
まだ覚えてくれていますか?
私は今でもはっきりと
色褪せる事なく覚えています。
私の心は貴方でいっぱいですから。
誰に何と言われようと
私を認めてくださるのなら
そのままでいいと、言ってくれるなら
私はそれでいい。
兵長、貴方は本当は
そんなに強くない事
私は知っていますよ。
私がしてあげられる事なんて、
こんな事くらいですけど
せめてそれが貴方の心の支えに
なっていればいいな……。
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- 5 : 2014/03/07(金) 17:02:24 :
部屋が明るくなったのを
気付いたかのように目を覚ます。
まだ隣にはお前の温もりと
香りが残ってて
もう目が覚めたのか
茶でも淹れてくれているのか
…逃げ出したのか。
…もういなくなったのか。
ギシ、と身体を起こす。
こんな普通の日こそ
悲しいものだと
親切なくらいに教えてくれる
この世界。
ー戻りたい、
とかそういうのじゃない。
今日も「自由の翼」を背負う。
「…………」
あぁ。
後ろから
「貴方は間違っていない」
と、聴こえた気がした。
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- 6 : 2014/03/08(土) 13:16:43 :
ペトラと過ごした毎夜。
同じ未来を見て
同じ未来を信じていた。
お前の昼間の笑顔と夜の涙を
俺は知っていた。
俺はお前に向き合えず
目をそらしていたのか。
きっと、怖かったんだろう。
いや、今になって
許されたい。とでも思うのか。
あの時あの場所で戦っていた
俺とお前。
今を選ぶ為だったとしたらー?
人類が自由でいられたあの時は
もう遠い昔で。
この世界に笑顔は許されなくて。
でも
お前の笑顔は俺に力を与えてくれた。
明日も生きて行こうという
強さを。
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- 7 : 2014/03/10(月) 19:19:23 :
俺はそれでも進んで行く。
いや…進まないといけないんだ。
お前達の志と笑顔を
信じている心が残っているから。
なぁ…お前はあの夜に話した
夢の続きを覚えているか?
俺は今でもはっきりと覚えている。
俺の心はお前で支配されているからな。
…連れてってやれなくてすまない。
だがもし、来世でまた逢えたなら…
同じ痛み、同じ優しさを知った
俺はお前の半分なのかもしれない。
お前の笑顔が俺の中で
枯れる事などは無い。
…今はゆっくり休め。
そしてそれを
明日も生きていける力に
変えていこうじゃないか。
ーfinー
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