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エレンとリヴァイの物語~出逢い偏~
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- 1 : 2014/03/04(火) 17:38:22 :
- ※注意事項
・エレンは憲兵所属。中央第二憲兵師団長。
・ミカサ、アルミンは憲兵師団長補佐(アルミンは上位者)
リヴァイ、エルヴィン、ハンジはそのまま。
以上を踏まえてどうぞ!!
がたん!大きな音が聞こえリヴァイはそちらを見た。
そこにいたのは調査兵団の新兵とこの辺りでは珍しい憲兵がいた。
なにやら揉め事を起こしているようだった。
本来なら自分たちで解決させるのだが調査兵団と憲兵団の仲は最悪であった。
もう5~6年ほどいるものなら平気だが不幸なことに新兵であった。
少し成り行きを見ていたリヴァイだったがあまりに激しくなりそうだったので仲裁に入った。
リヴァイ「止めておけ。ここで暴れるのはどちらにとっても良いことはない」
二人は突然現れたリヴァイに渋々喧嘩を止めたが憲兵は最後に余計な一言を吐き捨てた。
憲兵「チッ!なんだよ。ろくに成果もあげてないくせに偉そうなこといいやがって」
その一言でリヴァイは完璧に切れた。
リヴァイ「てめぇには躾が必要だな・・・」
リヴァイは思いっきり憲兵の腹を殴った。憲兵はうめいて膝をついた。
いつもならこれで終わるリヴァイだが切れていたため止まらなかった。
さらに足を振り上げ憲兵を蹴ろうとした。が、その足は途中で止められた。
エルヴィンではない。ハンジでもない。調査兵の精鋭でもない。
腕に入っている刺繍は王や街の護衛を任されるあの角が生えた馬・・・。そう、憲兵だった。
???「あっぶなー。もう、やり過ぎですよ?リヴァイ兵士長」
美しい顔と声。細い体をしているのにリヴァイの蹴りを軽く止めた。
リヴァイはすっと足を降ろし憲兵の顔を見た。
???「立てるか?」
青年が尋ねると、憲兵は頷き何かを耳打ちされ腹を抑えながら走っていった。
青年はリヴァイに向き直り頭を下げた。
???「この度はなにか問題を起こしたようで申し訳ありません。オ、私は中央第二憲兵師団長のエレン・イェーガーといいます」
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- 2 : 2014/03/04(火) 21:00:28 :
- 期待!
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- 3 : 2014/03/04(火) 21:15:24 :
- エレンと名乗った青年はリヴァイと新兵に謝罪した。
新兵はさすがに恐縮したのか「自分も悪かったんです!!」と必死で言っていた。
ただリヴァイは彼の顔をジッと見ていた。
リヴァイ(中央第二憲兵師団長だと・・・!?こんなガキがか!?)
リヴァイが固まっているのに気づいていないのか、エレンは「またお会いしましょう」と言って戻って行った。
リヴァイも新兵を叱り、本部へと戻った。
本部ではエルヴィンがハンジとなにやら困った様子でリヴァイを待っていた。
リヴァイ「どうかしたか?」
エルヴィン「いや、その・・・。憲兵がな・・・」
エルヴィンが言いにくそうに何かモゴモゴしているのでリヴァイはハンジに尋ねた。
リヴァイ「おい、ハンジ。なにがあった?」
ハンジ「はっきり言うとね、憲兵が来た」
リヴァイははぁ?と言った。なぜそれだけで困っているのだろうか。するとエルヴィンがため息をついて言った。
エルヴィン「・・・アクシデントが起きたからしばらく泊めてくれということだ・・・」
さすがのリヴァイも目を点にした。
リヴァイはハッと正気に戻るとエルヴィンに一番偉いやつの場所を教えてもらい、文句をいいに言った。
リヴァイ(ふざけんじゃねえ!何が泊めてほしいだ!何かを企んでやがるな!)
リヴァイは憲兵たちが使っているという部屋へ着いた。
ノックもせずに入るとそこには、
エレン「うわぁ!びっくりした・・・。あ、リヴァイ兵士長でしたか。先程もお会いしましたね」
さっきの師団長という青年、エレンがいた。
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- 4 : 2014/03/04(火) 21:15:51 :
- >>2さん ありがとうございます!
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- 5 : 2014/03/04(火) 22:43:14 :
- 楽しみにしてますよ~
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- 6 : 2014/03/05(水) 08:25:37 :
- 期待しかないです!
めっちゃ楽しみ☆
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- 7 : 2014/03/05(水) 09:17:47 :
- 期待!!!!!
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- 9 : 2014/03/05(水) 18:25:39 :
- エレン「どうしましたか?ノックもせずに」
リヴァイ「アクシデントがあったので泊めてほしいと言っていたらしいな。・・・何を企んでやがる?」
リヴァイがそういうとエレンはわからないようで首をかしげた。
その姿はとても愛らしくリヴァイも一瞬ドキッとした。が人類最強は表情を崩さない。
リヴァイ「普通ならおれたちのところではなく駐屯兵団のところへ行くだろう?なのにこっちへ来たということは何かを企んでいるんじゃねえのか」
リヴァイがそういうとエレンはフッと笑った。
エレンはニコニコしながら言った。
エレン「ああ、それで。確かに調査兵団と憲兵団の仲は最悪ですからね!でも何も企んでませんよ?ただ純粋にこっちに来たかっただけです」
今度はリヴァイが困惑する番だった。そんなこと言う憲兵など見たことないのである。
ましてや師団長である。最も調査兵団を好きどころか嫌っていてもおかしくない。
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- 10 : 2014/03/05(水) 19:23:27 :
- はわわ…エレンksカワァ…
面白いです
期待!ガンバッテ!!!
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- 11 : 2014/03/05(水) 20:38:47 :
- >>10さん ありがとうございます!がんばります!!
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- 12 : 2014/03/05(水) 20:58:43 :
- リヴァイは目の前でニコニコ笑っている憲兵団の師団長を見た。
全く邪気がなく純粋に見えた。リヴァイはふらふらと部屋を出ていった。
リヴァイ(・・・なんだあいつは。あまり関わらねぇ方がよさそうだ・・・)
リヴァイが戻ってくるとエルヴィンとハンジは質問責めをした。
エルヴィン「どうだった?どのくらい滞在しそうだ?」
ハンジ「偉そうなおっさんでしょ?名前は?やっぱあのはげたじいさんが師団長??」
リヴァイ「エルヴィン、ハンジ。オレはもうあいつに関わりたくねぇ・・・」
エルヴィンとハンジは驚いてリヴァイを見た。
文句をいいに言ったリヴァイを追い返しさらに関わりたくないとまで言わせるのは相当な強者である。
リヴァイ「ああ・・・。滞在は分からねえ。あの美青年がいただろ。あいつが師団長だ。以上だ・・・」
そのままふらふらして出ていったリヴァイをエルヴィンとハンジは呆然と見つめていた。
リヴァイ(はぁ・・・。体がおもてぇ・・・)
リヴァイはそこで意識を手放した。
リヴァイ「・・・ん?」
リヴァイは目を覚ました。そこは見慣れない部屋だった。キョロキョロと辺りを見回すと誰かが部屋に入ってきた。
エレン「あ、起きましたか。体は大丈夫ですか?」
あのエレン師団長がお粥と薬を持って立っていた。
エレンを見てリヴァイは失礼だが一瞬殺気を放った。
エレンはそれに気づいて苦笑した。
エレン「もー。そんなに殺気を向けないでください。体に障りますよ?過労で倒れたんですから」
リヴァイはその一言で全てを悟り、悪いと謝った。
エレン「いえいえ。はい、お粥です。あーん」
リヴァイ「!?」
リヴァイは思わずベッドから落ちた。それをエレンがあわてて支える。
エレン「だ、大丈夫ですか!?」
リヴァイ「あ、ああ。(なんあーんって。オレはガキじゃねえぞ!)
リヴァイのそんな思いを露知らずエレンは再びあーんをしてきた。
リヴァイ「自分で食える・・・」
エレン「そうですか?じゃあ、お粥のあとに薬を飲んでくださいね」
リヴァイがそう言うとここはエレンの部屋だったらしくエレンはなにやら書類らしきものを始めた。
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- 13 : 2014/03/05(水) 21:43:38 :
- エレン…君は一体どこまで人の理性を壊す気だね?
期☆待この2文字しかないドヤァ!
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- 14 : 2014/03/06(木) 01:27:03 :
- エレン…とても想像しやすいです!
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- 15 : 2014/03/06(木) 18:29:33 :
- リヴァイはエレンにもらったお粥を食べて驚いた。とても美味しかったのだ。
あっという間に完食し、薬を飲んだ。
エレンはリヴァイが完食したのに気づいて尋ねた。
エレン「美味しかったですか?オレが作ったんですけど・・・」
リヴァイ「ああ、悪くない。ところでこの米はかなり上等だろう?どこから持ってきた?」
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- 16 : 2014/03/06(木) 18:34:11 :
- エレン「え?そのお米はオレたち憲兵が持っていたお米です。勝手に調査兵団のお米をもらっちゃ悪いかなと思って」
リヴァイ「いいのか?」
エレンはリヴァイの問に笑って答えた。
エレン「いいんですよ。どうせオレの分ですから」
リヴァイはますますこの師団長を見て困惑した。
師団長は自分よければ全てよしという者が多い。だから自分のお米で仲の悪い調査兵団の兵士長にお粥を作るなどありえないのだ。
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- 17 : 2014/03/06(木) 22:10:48 :
- リヴァイ「・・・わからねえな。なぜオレにそこまでする?」
リヴァイの質問にエレンは少し頬を赤らめて答えた。
エレン「えっと、オレ実はリヴァイ兵士長のファンなんです!」
リヴァイ「は?」
意外な答えにさすがのリヴァイも無表情を崩した。
エレン「ぶは!リヴァイ兵士長、その顔最高ですよ!あー、無表情を崩すって大変ですねー!」
リヴァイ「削がれてぇのか?あ?」
リヴァイの殺気にさほど怯える様子もなくエレンは笑って謝った。
エレン「すいません。でもリヴァイ兵士長の無表情を崩してみたかったんですよ」
ーコンコン
そのとき誰かがドアをノックした。
エレン「どうぞ」
ペトラ「失礼します。リヴァイ兵士長!大丈夫ですか!?」
エルド「兵士長が過労って聞いてオレたち飛んできたんです!!」
グンタ「体の調子はいかがですか!?」
オルオ「まだきついですか?オレで良ければなんでm」ガチ
ノックと共に入ってきたのは特別作成班、通称リヴァイ班のメンバーだった。
おそらくリヴァイの心配で自分たちが憲兵団師団長の前にいることを忘れているだろう。
エレン「え!うわ!大丈夫ですか!?」
その師団長のエレンは舌を噛んで倒れているオルオを必死で看病している。
オルオ「悪いな。えーっと・・・!?」
オルオ「エ、エ、エ、エレン師団長!?」
エルグンペト「エレン師団長!?あー!!」
エルド「申し訳ありません!!」
グンタ「みっともないところをお見せしました!!」
ペトラ「本当に申し訳ありません!!」
エレンの存在に気づいたペトラたちはあわてて敬礼をした。
エレンは苦笑して、やらなくていいよと言った。
エレン「オレがいない方がいいなら今から出るよ?どうする?」
この申し出にまたもや驚いたメンバーは「いえ!大丈夫です!」と言っていた。
エレン「じゃあそうするよ!」
取り合えずリヴァイは話をした。
リヴァイ「てめえら。うるせぇよ・・・。オレは倒れたんだぞ・・」
ペトラ「も、申し訳ありません」
リヴァイ「ところでお前ら。あの師団長をどう思った?」ヒソ
リヴァイの質問にメンバーは笑顔で答えた。
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- 18 : 2014/03/06(木) 22:23:25 :
- エルグンオルペト「「「「優しくて強い、さらに責任感もあり仕事もできる完璧師団長様です」」」」
リヴァイ「なんだそれは・・・」
エルド「エレン師団長のキャッチコピーです」
リヴァイ「なんでそんなものがあるんだ」
グンタ「なんか、憲兵にも貴族にも駐屯にも民衆にも人気の師団長らしいですよ」
ペトラ「だからこんなキャッチコピーがついたらしいです」
オルオ「ちなみに調査兵の中にもファンアリです」
リヴァイは唖然とした。むろんエレンにもだがここまで知っているメンバーにも驚いていた。
リヴァイ「・・・お前ら、なぜそんなことを知っている?」
リヴァイの質問にエルドが代表で答えた。
エルド「というより知らない人の方が珍しいです。ぶっちゃけいうと知らなかったのリヴァイ兵士長とエルヴィン団長とハンジさんくらいだったと」
リヴァイ「」
意外なカミングアウトにリヴァイは言葉もなかった。
そのあと少し他愛もない話をしてペトラたちは部屋を出ていった。
エレンが近づいてきて笑った。
エレン「いい方たちですね。リヴァイ兵士長の班ですか?」
リヴァイ「ああ」
エレンはリヴァイの回答にぼそっといいなぁと言った。
本当に小さい声だったがリヴァイには聞こえた。
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- 19 : 2014/03/06(木) 22:40:16 :
- 続きを期待します!
エレンを憲兵にするとは…しかも師団長!…なるほど参考になりました!頑張ってください!
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- 20 : 2014/03/07(金) 13:53:05 :
- リヴァイ「どういう意味だ?」
エレン「あれ?聞こえましたか?いえ、ただ単純にうらやましいなぁって思っただけですよ」
リヴァイ「なぜだ。調査兵団など憲兵からみたらクソ以下だろうが」
エレンはあはは!と笑った。
エレン「まぁ、確かに憲兵たちから見たら調査兵団はありえないやつらという認識でしょうね。でもオレは違いますよ。だってオレ元々調査兵団志望だし」
リヴァイはまた驚いた。現憲兵師団長が調査兵志望!?と思ったのだ。
リヴァイ「なぜ調査兵団に入らなかったんだ?」
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- 21 : 2014/03/07(金) 14:02:26 :
- エレン「え?だって兵士長、オレみたいなの嫌いでしょう?だからですよww」
リヴァイ「冗談はいい。本当のことを言え」
エレン「うーん、無理です」
エレンは困ったような顔になった。その表情はまるで子犬のようでリヴァイのSが発動した。
リヴァイ「・・・言え。言わないとこうするぞ」サッ
エレン「うわぁ!こ、これは・・・」
エレン「猫ミミカチューシャ!?」
リヴァイ「フッ。言わねえともっとつ
けるぞ」
エレン「言います!言います!」
リヴァイ「最初からそう言え」
エレン「えーーーーっと、オレがまだ訓練兵のころ、キース団長が独り言を言っていたんです。キース『はああ、また憲兵のせいで・・』って。まあそのあとなんやかんやあってオレは憲兵に入って、内側から建て直そうと思ったんです」
リヴァイ「なぜだ?」
エレンは急に顔を引き締めた。
エレン「調査兵団を守るため・・・です」
リヴァイは何か質問しようとしたがエレンはもう何も答えようとはしなかった。
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- 22 : 2014/03/07(金) 14:18:38 :
- 期待です!
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- 23 : 2014/03/07(金) 14:19:12 :
- 一週間がたった。
エレンはすでに調査兵団のアイドルと化していた。
ハンジが冗談で何人に告白された?と聞いたら、エレンは真面目に答えていた。
その数、調査兵の8割。さすがにハンジも唖然とした。
エレン「あ、明日憲兵本部へと戻ります」
エレンの突然の発表に憲兵たちは喜び、調査兵たちはガッカリした。
ー翌日ー
リヴァイはすぐにエレンの部屋へと向かった。
だが、エレンはすでにいなかった。
よくよく見れば、憲兵たちの荷物はすでにない。
リヴァイ(・・・チッ。明日、憲兵本部に行くか。いやいや、なぜ行くんだ?用はねえだろう?・・いや、あいつに一言文句を言わねえとな)
リヴァイは勝手な理由を作りエルヴィンに許可をもらった(脅して、許可を出させた)。
ー翌日ー
パカパカパカ
リヴァイ(ついた・・・。遠かったな・・)
リヴァイは門番の憲兵にエレンにようがあることを伝え、部屋に案内させた。
ーコンコン
エレン「んー?ミカサ?入っていいよ。てゆーか早く来て」
リヴァイ「リヴァイだが?入っていいのか?」
エレン「え!リヴァイさん!?」
リヴァイ「入るぞ」ガチャ
エレン「だ、だめ・・・って早い!許可出してない!」
リヴァイ「お前が入っていいといったんだろうが。・・・ってお前、誰だ?」
エレン「/////この変態!入るなっていっただろ!!」
そこにいたのはあのエレン師団長ではなく、パジャマを半分脱いだ状態のミディアムくらいの髪にすらっとした手足。さらに美しい金の瞳の美少女がいた。
ー続くー
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- 24 : 2014/03/07(金) 16:27:46 :
- 面白いです!
頑張ってくださいね
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- 25 : 2014/03/07(金) 16:48:16 :
- エッ⁉
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- 26 : 2014/03/08(土) 09:46:49 :
- 続編 作りました(´∀`)『エレンとリヴァイの物語~エレンの正体偏』です
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- 27 : 2018/02/04(日) 13:53:41 :
- パクリ乙です!ニコッ
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- 28 : 2018/02/04(日) 13:53:47 :
- パクリやん
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- 29 : 2018/02/04(日) 13:54:06 :
- pixivのやつにあった
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- 30 : 2018/02/04(日) 13:54:14 :
- パクリでしょうか?
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- 31 : 2018/02/04(日) 13:54:21 :
- パクリはいけませんよ?
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- 32 : 2018/02/04(日) 13:54:29 :
- 自分でかけ!
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