この作品は執筆を終了しています。
辺古山「…もふもふしたい」九頭龍「!?」
-
- 1 : 2014/02/28(金) 14:37:47 :
- 最近、癒されるSSを書きたいんだ!
他のはどうした…えーと
という訳で、また2人のお話
前作のSSとは、一切関係ないよ。
例の如くスローペース
ではスタート
※もしかすると完結しない恐れあり
その場合は削除する可能性あり
九頭龍「ペコ…今何て言った?」
辺古山「?もふもふをもふもふしたいというのは、普通ではないですか?」
九頭龍「そ、そうだよな…だったら植物園の鶏をもふればいいじゃねえか?」
辺古山「あいつらか…1度会いにいったんだが…」
-
- 2 : 2014/02/28(金) 15:32:32 :
- 〜回想
辺古山「ふふふ…今日は鶏をもふるか」ニヤリ
鶏A(おい、噂のヤツが来たぞ…)
鶏B(どうしよう…殺気がするよぉ)
鶏C(絶望的ぃーッ!?)
鶏D(た、助けて下さいー!!)
鶏E(私がCを守る!)
辺古山「隙あり!」モフリx5
鶏A(私は…もうダメだ)ガクッ
鶏B(生きたかった…)ガクリ
鶏C(こんな気分を味わえるなんて…絶望的)ガクッ
鶏D(許して…)ガクリ
鶏E(鶏C…)バタン
〜回想終了
辺古山「…翌日、見に行ったら羽が全て抜けていた…一体誰の仕業だ?」
九頭龍(鶏の声が聞こえた気が…恐らく、原因はストレスだろうな…)
辺古山「とりあえず霧切には報告したが…犯人は見つかるだろうか?」
九頭龍「どうだろうな…じゃあ田中はどうだったか?ハムスターはもふれたか?」
-
- 3 : 2014/02/28(金) 19:38:17 :
- 江ノ島鶏がいるwwww
期待です!
-
- 4 : 2014/03/01(土) 17:42:18 :
- >>3さん、ありがとうございます、完結目指して頑張りますね。癒しとは程遠いssになりそう…
ーーーーー
辺古山「坊ちゃん、それが…」
〜回想中
辺古山「田中、少しいいか?」
田中「む?どうした辺古山よ…おっと、それ以上は近付くな!俺様の結界に入ってしまう」
辺古山「す、すまない…実は田中のハムスターを触りたくてな…触らせてくれないだろうか?」
田中「ククク…そうかそうか、いいだろう!だが、こいつらはハムスターなどではない!破壊神暗黒四天王だ!」
チャンP(ご主人が、あの人間に触られてこいーだって)
サンD(あの人間は鶏が言ってたあいつだ)
マガG(おい、あいつなんかヤベェよ…)
ジャンP(…zZ…!)
辺古山(さて、もふるか…)ニヤリ
マガG(!…に、逃げるぞ!)ピュンッ
チャンP(これならご主人のストールにいた方が断然いいよう)トテチテ
サンD(本能が…あいつに関わるな!と言ってる)ダダダッ
ジャンP(寝てる場合じゃない!)シュンッ
田中「なんだと!?破壊神暗黒四天王が辺古山を恐れている…貴様!封印されし力があるな!」
辺古山「封印されし力…?いや、私はただ…大切な方だけの為に、この力を使うと決めたのだ」
-
- 5 : 2014/03/02(日) 08:48:31 :
- もふもふ大好きぃ~
期待ですよ!!
-
- 6 : 2014/03/03(月) 09:56:24 :
- >>5さん、もふもふいいですよね!ありがとうございます。これは頑張る以外の選択肢は外そう…うん、頑張る!
※お伝え忘れましたが、このssはキャラ崩壊と内容がぶっ飛ぶ恐れがあります。それでも良いという方は、どうぞ
ーーーーー
〜回想終了
辺古山「…という事があって結局存分にもふもふできていないのです…。何でもいいからもふりたい…私はどうすればいいのでしょう?坊ちゃん」
九頭龍「これは、もふもふ禁断症状か!?)あ、ああそうか…やっぱりそうか」
辺古山「坊ちゃん?」
九頭龍「わりぃペコ…こればかりはオレだけの力じゃどうにもなんねえ」
辺古山「…そうですよね」
九頭龍「けどよ、オレ1人じゃできなくても…皆に協力を求めればひょっとしたら…もふれるんじゃね?」
辺古山「皆か…」
九頭龍「そうと決まれば、ペコ!日向に相談するぞ」
辺古山「そうですね、日向に相談してみましょう」
そして私と坊ちゃんは日向がいそうな相談室へと歩いた。
ー相談室
辺古山(なんか…相談室へ行くと緊張するな…)
九頭龍(確か、ここの日向は相談窓口として、本科に来た元予備学科の生徒だな。クラスメイトであり、オレとペコの友達だ)
-
- 7 : 2014/03/04(火) 07:09:35 :
- 九頭龍「日向、入るぞ」コンコン
辺古山「…失礼する」ガチャッ
中へ入ると…何の変哲もない相談室だ。
辺古山「ちょっといいか?日向」
日向「お、九頭龍に辺古山じゃないか!どうしたんだよ2人揃って…ひょっとして遂に付き合ったりするのか?」
辺古山「な、ななな何を言っているんだ日向!」カァーッ
九頭龍「ち、ちげーよ!そういうのは互いに段階を踏んでから健全な付き合いをだな…」
日向(これ以上、どんな段階を踏むんだよ…)
辺古山「…坊ちゃん」
日向「いや、悪かったって…そういうのは本人たちが决めることだよな!」
九頭龍「わ、わかりゃいいんだよ…」
日向「それで…ここに来たってことは何か相談か?」
辺古山「ゴホン、実はだな…」
〜ペコもふ相談中…
日向「そうか…辺古山は思う存分にもふもふをもふりたいんだな。近付けば逃げられるか…それならウサミはどうだ?フェルト地だし、触り心地はもふもふに近いと思うぞ?」
辺古山「日向…すまないが、それは却下だ。何故なら本物のもふもふを触りたいからだ!それにウサミは私たちの教師だろう?セクハラ紛いで、何処かの料理人の二の舞になるぞ!」
日向「だ、だよな…」
辺古山「お願いだ日向、どうにかもふもふを存分に触れる魅力的な案はないだろうか?」
日向「魅力的な案か…」
〜閃きアナグラム
らいわなか
わからない
日向「これだ!)わからない!」
九頭龍「散々考えて分からねーだと?」
辺古山「わからないか…いや、あるはずだ…もふれる画期的な方法が!!」
-
- 8 : 2014/03/05(水) 08:27:43 :
- 日向「いや、そんなすぐには出ないって…」
辺古山「それはありえないぞ!」反論
【反論ショーダウン】
辺古山「何故私がもふもふしたいかわかるか?日向」
日向「わかるか…って言われてもなあ」
辺古山「もふもふは可愛い。見ていて癒される。もふもふしたい…だが私は剣の道を極めてから動物に恐れられてしまった。それ故にもふれないのは私自身が知っている」
日向「ああ、それはこの間辺古山自身に聞いたから俺も覚えているぞ」
辺古山「だから私には"もふれる動物がいない"」
日向「その言葉、斬らせてもらう!」斬
コトノハ:もふる対象を変える
辺古山「私は間違ってない…」
日向「辺古山…確かにお前は動物をもふもふ出来ない」
九頭龍「日向…てめえ!」
日向「まあ、待てよ…今まで辺古山は動物をもふりたい一心で躍起になってただろ?その時は心から笑えてたか?」
辺古山「ああ、笑えてたぞ!」
日向「それなら今ここでその時の笑顔を俺に見せてくれ!」
辺古山「…ああ、分かった。…こうか?」悪役スマイル
日向「あーうん…それじゃあもふもふは逃げる…」
辺古山「」ショック
九頭龍「…」激おこ
日向「だからさ、もふる対象を変えてみないか?」
辺古山「対象を変える…?」
日向「ああ、視点を変えて実践だよ…例えば植物とか」
辺古山「植物だと?」
-
- 9 : 2014/03/06(木) 08:49:23 :
九頭龍「植物でもふもふ…?」
日向「たんぽぽの綿とか…」
辺古山「あれは…飛び立った後が悲しいだろう」
マ リ モ
日向「じゃあ、毬藻はどうだ?」
辺古山「…毬藻?」
日向「ほら、特別天然記念物に指定されている緑の球体だよ」
九頭龍「毬藻か…特別天然記念物に指定されているなら、もふれないだろ」
日向「いや、おみやげで売ってる毬藻は人工的に作られているから平気だぞ!あと、3月29日は毬藻の日だからな!」
辺古山「日向、戻って来い」オデコピン
九頭龍「謎の毬藻推し…人工的ならもはや植物じゃねーよ」
日向「痛った!?」
-
- 10 : 2014/03/07(金) 13:32:17 :
辺古山「他にはどんなもふもふな植物があるんだ?」
日向「フランネルフラワーっていうオーストラリアの植物があって、手触りがもふもふなんだぜ!」いい笑顔
辺古山「…ふむ」
九頭龍(日向のキャラがおかしいぞ!?)
日向「それと、ラムズイヤーっていう植物は兎の耳のような感触があって、一応食えるらしいぞ」
辺古山「食べるのか!?ひつじの耳じゃなくて兎!?」
日向「しかも花言葉が福耳らしくて…」
辺古山「花言葉が福耳か…」
九頭龍(ペコは話に引き込まれて気付いてねーし…)
日向「後は、断壁の女王っていう入手困難な多肉植物が…」ペラペラ
辺古山「ふむ、そんな植物が…」
九頭龍(はあー…)
-
- 11 : 2014/03/07(金) 14:44:10 :
…
日向「という訳でどうだ?今から植物をもふるというのは」
辺古山「確かに植物をもふる…という発想は驚いたぞ!だが…私は動物をもふりたくてな…」
日向「だよなーそうだと思った」
辺古山「露骨に植物の話で笑顔になったからな…違和感しかなかった」
九頭龍「へっ!それに賛成だぜ」同意
辺古山「それで、私は動物をもふりたい訳だが」
日向「なら、また別の観点で…そんなにもふりたいなら狛枝の頭はどうだ?見た感じもふもふしてると思うぞ」
九頭龍(マジで言ってんのか!?)
辺古山「それはダメだ日向…"人間ではもふもふ出来ない"」
日向「それはちがうぞ!」BREAK!
辺古山「何が違うと言うのだ日向」
日向「人間でももふもふできる方法があるはずだ!」
九頭龍「んだと!?」
辺古山「た、対象が人間だと…?」
日向「辺古山…動物が辺古山を怖がる→植物→でもやっぱ動物→ならもう人間でよくないか?」
辺古山「人間でもふもふ…?」
九頭龍(なんかおかしくね?結論が…動物もふる話が何故、人間に…)
日向「恐らく…他のみんなに協力を仰げば、幾らでも方法は見つかる!だから…明日まで待ってくれないか?」
辺古山「ふむ、ならば…日向を信じて明日を待つとしよう」
日向「よし、早速みんなに協力を…」iPhone…
九頭龍(あれ、別におかしくねーのか?俺がおかしいのか!?)
そして私と坊ちゃんは、相談室を後にした。
-
- 12 : 2014/03/08(土) 02:17:13 :
- モノクマ「カオス!!癒しは…癒しはー!?」
ーーー
九頭龍「わりいペコ…俺部屋に戻る」
辺古山「お気を付けて…」
九頭龍(さて、ペコは行ったな…しかし、さっきの日向のからかい様…まるでオレの妹みたいだったぜ)
〜回想
九頭龍菜摘「あ、兄貴ー!」
九頭龍「な、なんだよ…」
九頭龍菜摘「辺古山と最近いい感じだけど、もう付き合ってる感じ?」
九頭龍「な、なななななんな訳ねーだろ!」
九頭龍菜摘「あはは!兄貴ってば、ウケる〜いじり甲斐あり過ぎー!!」
九頭龍「んだとぉ!!」
九頭龍菜摘「やーい、童貞!おチビー!!」
九頭龍「ごらああぁ!待ちやがれ!」ダッ
九頭龍菜摘「」ピタッ
九頭龍「急に止まんじゃ…」
九頭龍菜摘「」クルッ
九頭龍「あん?」
九頭龍菜摘「ぎゅーにゅにそーだんだぁ♪」
九頭龍「…うっ」
-
- 13 : 2014/03/08(土) 19:19:23 :
- 続き全裸期待
-
- 14 : 2014/03/08(土) 23:51:28 :
- >>13さん、ありがとうございます!頑張りますね。夜はまだ冷えるみたいなので服を着てお待ち下さいね!
ーーーーー
〜回想終了
九頭龍「…思い出したら気分が」
九頭龍(保健室…はやめて大人しく部屋に帰るか…ん?)
白羊「…メエ?」
ー辺古山さん
辺古山(私はもう少しこの辺りを歩くか…)テクテク
終里「お前は…えーと」
辺古山「辺古山だ、いい加減クラスメイトの名前くらい覚えた方がいいぞ」
終里「あー確かそんな名前だった気がするぜ!」
辺古山「それで一体何の用だ?」
終里「この辺りででっけえ羊見なかったか?」
辺古山「見てないが…まさか、食べようと言うのか?」
終里「たりめーだろ?とっ捕まえて花村に調理させんだ!」
辺古山「花村が災難だな…だが、それは私が許さないぞ!」
終里「お前、オレとバトんのか?」
辺古山「もふもふに手出しはさせん!」
終里VS辺古山が始まるさなか…
葉隠「…鶏がハゲてるべ」
葉隠はショックを受けていたのだった…まる
-
- 15 : 2014/03/10(月) 10:20:59 :
ー九頭龍
九頭龍(はあ…だいぶマシになってきたし、部屋に戻って寝るか)
罪木「〜♪あ、九頭龍さん…って、顔色が悪いですよぉ」
白羊「…メェ」
九頭龍「…やっぱそうか?」
罪木「はい…あ、この薬を渡して置きますので、寝る前に服用して下さいね」
九頭龍「おう、ありがとよ罪木」
罪木「えへへ、私に出来ることといえばこれくらいですし…」
九頭龍「ああ、今日は安静にしておく」
罪木「お大事に…」
○九頭龍の部屋
九頭龍「…とりあえず薬飲んで寝るか」ゴクン
ベッド「」モソモソ
九頭龍「…zZ」
-
- 16 : 2014/03/12(水) 10:46:57 :
-
ー辺古山
終里「羊を食わせろ!!」
あれから数10分くらい闘っているが…
辺古山「はあ…」
終里「…なんだよ、もう終わりか?」
辺古山(面倒だな…)
花村「あれ、終里さんに辺古山さん…どうしたの?」
終里「実はな花村…」
辺古山「終里にとびっきりの料理を作ってやれ」
花村「え、どうして?」
終里「腹ぺこなんだよ!何でもいいから食わせろ!!」
花村「あ、じゃあ食堂に来てよ!」
終里「おっしゃ、腹一杯食うぞ!」
花村「いやあ、食べてくれる人がいると作り甲斐があるよ!」
辺古山「行ったか…しかし、ここに羊がいるのか」
-
- 17 : 2014/03/13(木) 11:00:36 :
〜ペコもふ想像中
羊「メェメェー」
辺古山「む、あれはもふもふ!今行くぞ!」ダッ
羊「メェ?」
辺古山「暖かいな…」笑顔
羊「めー」もふもふもふもふ
〜終了
辺古山「こうなれば探してもふるしかないな!」
西園寺「えー何をもふるっていうのー?」
辺古山「羊に決まってるだろう!」カッ
西園寺「えー、あたしだったら迷わず…あの邪魔くさい毛をむしるけどねー」キャハハッ
辺古山「ダメだ!あれはもふもふする為に…」
西園寺「何言ってんのー?バカじゃない?あれは元々、人間が毛を刈る為に家畜として育ててる動物じゃん!あたし間違った事言ってるかなー」
辺古山「言ってない…私が偽善を的な事を言っているのはわかってる。だが…それでも」
西園寺「別に辺古山おねえの考えを否定してる訳じゃないよ…ただ、こういう考えを持っている人もいるって事!終わり!」
西園寺はそれだけ言うと…何処かへ行ってしまった。
-
- 18 : 2014/03/14(金) 12:28:03 :
ー
罪木「ただいま戻りましたよぉ、日向さぁん!」
日向「つ、罪木!?此処は保健室じゃないぞ」
罪木「いいじゃないですかぁ…それに日向さんに頼まれた事やって来ましたよ」
日向「俺、お前に何か頼んだか?」
罪木「惚けないで下さいよぉ…日向さんが電話で頼んできたじゃないですかぁ」
日向「因みに、その俺は何て言った?」
罪木「例の頼んだ薬…具合い悪そうな2人に渡しとけ…と、言ってましたぁ」
日向「いやいやいや、そもそも罪木に電話してないし…」
罪木「はぇ?で、でもでも…こ、声は日向さんそのものでしたし…あれれ?でも日向さんじゃなくて…わ、分かんなくなりました」グルグル
日向「と、とりあえず落ち着いて深呼吸だ!」
罪木「ひっひっふー」
日向「なんか違う…俺の知ってるのと違う」
罪木「あ、ラマーズ法の呼吸式でしたぁ…」ガサゴソ
日向「何で椅子を移動させて…?」
罪木「えーと、確か…セロトニン呼吸法は… まずイスに座り、横隔膜と腹筋が 緊張してない状態にして… 次に、息をすべて吐くんですぅ。セロトニン呼吸法で息を吐くときは、腹筋を絞るようにして息を吐きますぅ。 さらに、すべての息を吐ききったら腹筋をゆるめて…これによって、自然と空気を肺に取り込むことができるんですよぉ。これがセロトニン呼吸法のワンセットの動作となるんですぅ…日向さんも一緒にやりましょう!」
日向「罪木、充分落ち着いただろ?」
罪木「は、はい…」シュン…
-
- 19 : 2014/03/17(月) 08:22:17 :
ー辺古山さん
辺古山「さて、今度こそもふもふを探すとしよう」
辺古山(目撃情報とかはないだろうか…)
a.とりあえず田中に聞いてみる
b.幸運さんに手伝ってもらう
c.左右田、占って貰えば!
辺古山(ろくな選択肢しかないな…bは悪意しか感じられん)
…cの場合、
占いか…
辺古山(葉隠に占ってもらうか…?だが、当たらないだろう)
左右田「辺古山じゃん、ソニアさん知らね?」
辺古山「そうだ、占って貰えばいい」
左右田「…は?」
…bの場合、
辺古山(幸運…狛枝を頼りたくないが頼るか?)
辺古山「早速、狛枝か…」
狛枝「相変わらず、あの植物は健在か…」
色葉『僕が育てました!』
狛枝「うーん、どれくらいで動くか検証してみようかな?」
黒羊「…メェ」ドッスン
狛枝「うわ」
植物「」パックン
-
- 20 : 2014/03/19(水) 20:36:01 :
…
辺古山「有り得そうだから困る」
辺古山(やはり、無難に田中に相談しよう)
辺古山「さて、田中は何処だ?」
田中「…よーしよしよし」
黒羊「メー♪」
田中「貴様の名は…闇夜の使者"アラム"」
辺古山「アラム…だと?」
田中「そうだ…こいつはどうやら雄らしいからな」
黒羊(見破られた…お婿に行けない)
田中「大丈夫だ…アラムよ、この俺様…田中眼蛇夢が誘ってやろう」
黒羊(だが、この人に着いて行けばオレは…おっしゃ!一生リスペクトに着いて行くっす!)
辺古山(会話しているようにも見える…)
辺古山「田中、そいつを私にもふらせてくれないだろうか?」
田中「やめておけ、守護せし剣士…貴様には10年、いや…それよりも遙かな年月を費やすことになるだろう」
辺古山「だが、私は…!」
田中「魔獣がざわついている…これは警告だ!」
…
辺古山(結局、追い返されてしまった…どうすれば…今日はもう寝るか)
?「…」
-
- 21 : 2014/03/19(水) 21:02:34 :
- いっそう世界観をこわしてドラk…失礼しました
-
- 22 : 2014/03/20(木) 17:06:57 :
- >>21さん、それはそれで面白そうですね…ただ、配役次第で難易度変わりそう。
ーーー
日向『辺古山の様子はどうだ?』
?「それが…」ヒソヒソ
日向『そっか…でも、明日は喜んでくれればいいな』
?「あんなので喜ぶかな?」
日向『案外喜ぶ気がするぞ』
?「まあいいや…僕の仕事はこれで終了だよね?」
日向『ああ、ありがとな!』ヒナタサンダレトハナシテルンデスカァ-?
日向『え、いやええと…』カシテクダサイ
?「いいって!これは仕事なんだから」
日向『わ、ちょ、やめろって!?』マサカオンナノヒトデスカァ?
日向『今切るから!』プツン
?「明日はどう動くかな…」
-
- 23 : 2014/03/23(日) 10:53:01 :
…
辺古山(はあ、明日か…楽しみ過ぎて眠れない気がするな)
辺古山(こういう時は…もふもふを数えればいいんだったな)
辺古山(One animal sheep, two will sheep ,three will sheep…)
…
ちびペコ「ぼっちゃーん!!」
ちびひこ「普通に名前で呼んでいいんだぜ!」
ちびペコ「でも、こっちの方が呼びやすい」
ちびひこ「しょ、しょうがないなーペコは…」
ちびペコ「今日はどちらへ遊びに行きますか?」
ちびひこ「そうだな…山の向こうで木登りしようぜ!」
ちびペコ「ですが…」
ちびひこ「競争だ!」
…
辺古山「…懐かしい夢を見たな」
時計[6:00]
辺古山「…起きるか」
-
- 24 : 2014/03/25(火) 20:49:44 :
辺古山「今日が楽しみだな」ウズウズ
辺古山「…時間もあるから坊っちゃんの所へ行くか」
ー日向
日向「…はあ、こんなので辺古山は満足するのか?」
左右田「もちのろんだぜ!オレが保証する」
日向「いや、流石にないだろ…」
左右田「おい、日向…正直な感想は?」
日向「悪くはないけど…九頭龍はこれを見てどう思うかだよな」
不二咲「大丈夫だよ!そこは辺古山さん次第だからぁ」
日向「まあ、そうなんだけどな…」
左右田「オレは出来ればエンジン系を作りてえよ」
不二咲「例えばどんなの?」
左右田「そうだな…溶岩でも溶けねえ潜水艦とかだな」
日向「まずは溶岩に溶けない物質を調べなきゃいけないな」
左右田「そっからだよな…」
不二咲「いや、あるよぉ!マグマの温度は一般的に800~1200℃ と言われているんだ!
チタン(1668℃)・プラチナ(1769℃)・ モリブデン(2610℃) 融点が最も高いタングステンで3410℃ だから…作ることは可能だよ!」
左右田「よし、作るぜ!」
日向「おい、待てよ!そもそも作って意味あるのか?」
左右田「救命用にでも…」
日向「そもそも溺れかけてる可能性は限りなくゼロだな」
不二咲「ていうか、骨まで溶けてるよぉ…」
左右田「…あーやっぱやめるわ」
日向「それがいいよ」
-
- 25 : 2014/03/26(水) 18:59:54 :
ー辺古山さん
辺古山(ぼっちゃん、いざ…)
ピンポーン
ー九頭龍
九頭龍(あ?この時間は…ペコか)
ガチャン
九頭龍「よおペコ…」
辺古山「では相談室へ参りましょうかぼっちゃん」
九頭龍「…いや、ペコだけで行ってこいよ。昨日は流れで着いて行っちまったが、これはペコの問題だろ?だったらペコだけで行くべきだ」
辺古山「ぼっちゃん…必ず戻って来ますね」
九頭龍「妙なフラグ建てるんじゃねえ!」
辺古山「…フラグ?」
九頭龍「これが本編だったら死亡フラグだろ!」メタメタ
辺古山「私としては平和な学園生活が本編でいいです!」バッ
九頭龍「扇子は出すなよ!どっかのキャラと被るからな!」
辺古山「ぼっちゃん」スッ
九頭龍「これは…サッカーボール?」
辺古山「もふもふしたいのでペンギン出して下さい!」
九頭龍「…確かに声は一緒だし、どっちも右に眼帯して…」
辺古山「あの…ぼっちゃんは今、眼帯してませんよ?」
九頭龍「ハッ!?わりい…けど、赤ペンギンとか宇宙ヘルメットしたペンギンとか出せないからな!!」
辺古山「でしたら私をおやびんと呼んで下さい!!」
九頭龍「中の人ネタはもういいから行けよ!!」
-
- 26 : 2014/03/27(木) 14:51:50 :
ー辺古山
辺古山「さて…日向の所へ行くか」
…相談室
辺古山「失礼する…」
日向「辺古山、早速こっちに来て選んでくれよ」
よく見るとテーブルには3つの…ケモ耳カチューシャというのか?…が置いてあった。
不二咲「左から順に…白と茶と黄色だよぉ」
左右田「赤と水色と緑なんてねーから!」
辺古山「左右田は何を言っているんだ?」
左右田「メ○モン、マリ○リ」
不二咲「そんなこと言っちゃだめだよぉ!!」
日向「メガネ外したら性格変わったりしてな」ハハハ
辺古山「次ふざけたら…ぼっちゃんに代わって一突きだ!」( º言º)
日向「月違いだな」
左右田「…だな」
-
- 27 : 2014/03/29(土) 02:46:24 :
辺古山「…それで、これは一体何だ?」
左右田「オレと不二咲で共同開発した…」
不二咲「ケモ耳カチューシャだよ!くれ悪だよお!」
辺古山「…見ればわかる」
日向(これは…さっきふざけ過ぎて辺古山が怒ってるな、ペコおこプンプン丸)
不二咲「これを作ってから言うのも何だけど…辺古山先輩はもふもふしたいんですよねぇ?」
辺古山「そうだが…」
不二咲「それなら既に叶ってるよぉ!」ロンパ-
左・日・辺「ナ、ナンダッテー!?」
不二咲「だっていつも傍らに黄色い兎もどきが居た気がするよぉ…」
日向「連鎖の倍プッシュだ…」
左右田「なにぃッ!?12連鎖だと!?」
日向「僕の才能を駆使すればこれくらい容易いことです」
左右田「トホホ…」
不二咲「フィーバーフィーバー!!」
辺古山「…それで、これはどういった機能があるんだ?」
-
- 28 : 2014/03/31(月) 18:33:09 :
左右田「遂にスルースキルを使いやがった!!」
日向「ダメだ!奴にはどんなボケも通用しない…ボケ殺しになったんだ!」
左右田「恐れるな!どんどんボケろぉ!」
日向「いっそこの腕時計の針で…」
左右田「サッカーボールもあるぜ」ケケケ
不二咲「これはねぇ…着けた人の感情や気持ちに合わせて動くようにプログラミングされてるんだぁ!」
辺古山「ふむ、つまり…?」
不二咲「もふもふし放題だねぇ!」
左右田「次はオレがボケる!」
日向「もうお前は小泉と進撃ごっこしてろよ!」
左右田「何でオレが小泉なんかと…」
日向「じゃあ終里も呼んでやるよ。そしたら本格的に進撃しろよ?」
左右田「中の人ネタか!?中の人ネタなのかよ!」
日向「小泉とサッカーして銀河一になって来いよ!」
左右田「もうなったわ!!」
日向「石丸と朝日奈と弐大と花村でバスケやってもいいんだぞ?」
左右田「ふざけんな!朝日奈はマネージャーだろ!」
日向「じゃあファンタジー行ってルフ使って来いよ!幸いにも仲間沢山居るし」
左右田「ソニアさん居なくね?」
日向「七海はダメだからな!」
左右田「てか、何で田中はいるんだよ!」
日向「桑田に花村、江ノ島に霧切、十神」
不二咲「大和田君のお兄さんを忘れちゃだめだよぉ!!」
日向「あれ?辺古山は?」
不二咲「もう行ったよぉ」
-
- 29 : 2014/04/02(水) 23:32:37 :
ー辺古山
辺古山(とりあえずケモ耳3つか…こんなにいらないな。誰かに譲るか)
危険人物…山田、花村、腐川
ソニア「まあ!辺古山さん、あなたが持っているそれは…ジャパニーズ猫耳ですね!」
辺古山「これは…猫耳なのか?」
ソニア「私にお任せ下さい!これに似合いそうな殿に付けて来ますね」
そう言ってソニアは…流星の如く駆け抜けて行った
辺古山「さて、白色の獣耳が持ってかれたところで…後の2つをどうするか考えてみよう」
辺古山(処理するか誰かに渡すか…2つに1つだ)
-
- 30 : 2014/04/03(木) 18:48:46 :
舞園「あ、辺古山先輩じゃないですか」
辺古山「舞園か…丁度いい」
舞園「その手に持っているカチューシャをくれるんですか?」エスパー
辺古山「ああ、そうだ…だが」
舞園「くれ悪ですよね?わかってます」
辺古山「流石、話が早くて助かるぞ」
舞園「ところでこれ…詳しい説明書とかないんですか?」
辺古山「うむ…作られたばかりで恐らくないと思う」
舞園「試作機ってところですか!でも使用上の注意もないのにくれ悪っておかしいですよね?」
辺古山「そうだな、悪用のしようがない」
舞園「でも、もしもの場合があった時が不安ですね…」
辺古山「もしもの場合…?」
舞園「取り返しのつかない事態になったりしますね…人間関係とか」
辺古山「いや、ないだろう。仮にも何の変哲もないカチューシャだ」
-
- 31 : 2014/04/04(金) 19:12:40 :
舞園「市販で買った物ならそう思えるんですけど、不二咲くんと左右田先輩が共同開発したんですよね?」
辺古山「つまり、既にフラグや伏線は敷き詰めた。恐れぬ者に限りこれを試せ…ということか」
舞園「何か…ファンタジックですね」
辺古山「で、お約束だが…ここに2つの獣耳カチューシャがあるだろ?」
舞園「では、この茶色の獣耳カチューシャを貰いますね」
まいぞのは けもみみカチューシャを てにいれた▼
辺古山「渡してあれだが…舞園はそれをどうするつもりだ?」
舞園「えっと、それはもちろん…誰かに着けてもらう為ですよ」
辺古山「そうか…引き止めて悪かったな」
舞園「いえ、気にしないで下さい!私も楽しみが増えましたから」
そう言って舞園は嬉しそうにその場を去って行った
辺古山(黄色の獣耳カチューシャか…)
-
- 32 : 2014/04/05(土) 22:30:42 :
-
ー九頭龍
九頭龍(オレは今…これまでにないくらい驚いている!んだよこれ!?罰ゲームか!そうなのか!?)
オレの前にはペコが居る。まあ、これは何時もの事だから問題はないな。
で、今オレを悩ませている代物が動物の耳のカチューシャらしい…これがペコじゃなくて他の奴が渡して来てたら問答無用で…おっとこれ以上は言わない方がいいな。
とにかくオレはピンチだった。
辺古山「ぼっちゃん、これを」ササッ
九頭龍「いや、着けないからな!」
辺古山「そ、そうですか…ぼっちゃんなら似合うと思ったのですが…」シュン…
九頭龍「なっ、ふざけんな!んなもん妹に渡しとけよ!あいつならノリノリで着けるだろ」
九頭龍菜摘『ねえねえ兄貴ー?似合うかな?』ネコミミーン
辺古山「私はぼっちゃんに着けてもらいたいのですが…仕方がない、日向の気持ちを無駄にするしかないのか…!」
九頭龍「ああ、日向にはよろしく伝えてくれ」
辺古山「ぼっちゃんの言いたい事は分かりました」
九頭龍「お、おう」
辺古山「今から日向の専属ヒットマンになって来る!」
九頭龍「待て!ペコ行くなあぁっ!!」
…数分後
九頭龍「オレが悪かった…どうか許してくれ!この通りだペコ!」ペコペコ
辺古山「いや、私も悪ふざけが過ぎた。この通り許してほしい」ペコペコ
土下座が見事にシンクロしていた…なんだこれ?
九頭龍「てか、どうしてこうなった!?人間もふらせてみせるってのはこの事だったのか…見事に騙されたぜ」
-
- 33 : 2014/04/06(日) 14:46:40 :
ー日向
日向「」クシュン
左右田「日向ひょっとして噂とかされてんじゃね?」
日向「噂されるような事してないぞ!」
不二咲「もしかしたら九頭龍先輩辺りかもねぇ…そういえば日向君は他の皆にも協力を求めたんだよねえ?」
日向「ああ、苗木経由を通して色んな奴に頼んだぞ」
不二咲「ひょっとしてトラブルメーカーの江ノ島さんにも協力を求めた…なんて事ないよね?」
日向「いや、そんな筈ないと思うけど…そこら辺あやふやだな」
左右田(こりゃ江ノ島も絡んでややこしい事になりそうだな)
日向「苗木に確認とってみる」
ー辺古山
辺古山(ぼっちゃんが中々カチューシャを着けてくれない…困ったな、話が進まないぞ)
九頭龍(何でオレがこんなの着けなきゃなんねーんだよ!他の奴らに見られた日には仁義ものの映画が拝めなくなるじゃねーか!)
辺古山(こうなったら…)
九頭龍(こうなったら…)
辺古山(意地でも着用させる!)
九頭龍(断固拒否る!)
-
- 34 : 2014/04/07(月) 22:25:34 :
2人が謎の闘いをしようとしてたその頃…
日向「おい、苗木!聞こえてるか?」
苗木『あ、日向クン…こんな時に限って』
日向「どうかしたのか?」
苗木『実は、よく分かんないんだけど舞園さんに追い掛けられてるんだよ!』
日向「モテる男は辛いな苗木!」
苗木『日向クンがまともに返してくれない!』
舞園『苗木くーん、逃げちゃダメですよ。今なら犬耳カチューシャ着けたら許してあげます♪』
苗木『それが嫌だからこうして逃げてるんじゃないか!』
舞園『希望は前に進むんですよね?かの有名な戦闘機のパイロットも言ってますよ?《逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…》って』
日向「またかけ直すわ」
苗木『ちょ、そんな』プツン
左右田「聞き出せたか?」
日向「…それどころじゃないみたいだ」
不二咲「…ひょっとしてこれも江ノ島さんの計画通りなんじゃ…」
ーその頃の江ノ島
江ノ島「ちょっとさー、何でもかんでもメタ推理であたしのせいにしないでくんないかなー?」
戦刃「…ひょっとして盾子ちゃん怒ってる?」
江ノ島「ぜんっぜん!!寧ろそんな事言われたら、あたし…色々やりたくなるじゃなーい!このこのぉ!」ほっぺたツネリ
戦刃「ひゅんほひゃんはめへ…(盾子ちゃんやめて」
江ノ島「さて、実は既に…うぷぷ、一体どうなるんだろうね?…ボクは楽しみで仕方ないよ」
戦刃「」ジトー
-
- 35 : 2014/04/08(火) 22:33:58 :
ーそして闘いの火蓋が…あれ?
辺古山「この通り、頼みます。ぼっちゃん…お茶菓子にでもしますか?」
九頭龍「なっ!菓子で釣る気かよ…そう、だな…一番いいかりんとうにしろよ」
辺古山「交渉成立ですね」
九頭龍「卑怯だぞ!」
辺古山「約束ですよ、ぼっちゃん」
九頭龍「…ちっ、わーったよ!着けりゃいいんだろ!」スッポリ
九頭龍「こ、これで…いいだろ…」ピコッ
辺古山「い、今すぐももも持って来ますね」
-
- 36 : 2014/04/09(水) 23:21:40 :
…
九頭龍(何か…ペコが戻って来ない)シュン
それにしても、よく動くな…
九頭龍(触って見ても何ともないし…でも勝手に動く)ピコピコ
九頭龍(やべ…結構ハマって来たぜ)ピョコン
かりんとうがどうでもいいと思うくらいに…
ー辺古山
辺古山(あのまま居続けたら、見境なくもふもふしてたところだ…気を付けなければ)
理性を抑えるのに時間が掛かっていた。
辺古山(カチューシャを着けてほしいと頼んだのは私だが…ぼっちゃんが着けたら反射的にもふりたくなる…可愛い、似合う…)
かりんとうの事はそっちのけだった。
辺古山(もう、動物なんかもふらずにぼっちゃんだけをもふっていたい。けど…ぼっちゃんに嫌がられるのは…嫌だな)
-
- 37 : 2014/04/10(木) 12:32:43 :
ー日向
日向「はー、どうせならオレも1つ作って貰えばよかったかもな…」
左右田「ソニアさんはダメだからな!」
不二咲「日向君はカチューシャを着けたい相手がいるの?」
日向「そりゃあ誰にだって1人くらい居るもんじゃないのか?」
不二咲「そっかぁそうだよね…」
左右田「オレならソニアさんに着けたい…けどよ、ここは嫌がらせ目的で田中に着ける!」
日向(田中にとばっちりだろ…それ)
不二咲「楽しんでくれてるといいな…」
-
- 38 : 2014/04/12(土) 00:10:11 :
ー苗木
苗木(ボクはさっきから逃走している…何故なら)
舞園「苗木くーん、逃げてたら解決しませんよ」
苗木(ご覧の通り、カチューシャ片手に追い掛けて来る舞園さんから逃げる為…なんだけどね、あんな事するのは妹だけで充分だよ!)
舞園(あ、前方から朝日奈さん!)
苗木(あれは…朝日奈さん?)
舞園(こうなったら朝日奈さんに協力してもらいます!)
苗木(朝日奈さんに助けてもらう!)
舞苗「朝日奈さん!!」
朝日奈「あ、2人共おっはー!仲良いね」
舞園「はい、もちろんです!」
苗木「そう…なのか、な…」
朝日奈「うんうん、これでもかってくらいに仲良しだね!」
舞園「そうなんです、それで苗木くんにこのカチューシャを着けて貰おうと頼んだんですけど逃げられちゃって…」
朝日奈「分かったよ舞園ちゃん!苗木にこのカチューシャを着ければいいんだね!!」
舞園「はい、お願いします!」
朝日奈「いいっていいって!」
苗木(あっれー?諦めるしかないか…)
そこに救世主の霧切さんが…
霧切「2人共、何楽しそうなことしているの?ズルいじゃない」
舞園「あ、霧切さんも手伝ってください」
霧切「ふふ、wkdkね」
丸め込まれた。
-
- 39 : 2014/04/12(土) 12:22:45 :
ー辺古山
辺古山(いや、いつまでもここにいるのはおかしいだろう…かりんとうを持って行かねば)ダッ
辺古山「ぼっちゃん、かりんとうを…」
九頭龍「」ピョコン
辺古山「も…」
九頭龍「…も?」
辺古山「…いえ、何でもないです」
九頭龍「?具合でも悪いのか?」
辺古山「い、いや…私はぼっちゃんの嫌がる事はしませんよ」プルプル
九頭龍(何のことかさっぱりだが…)
辺古山「と、とりあえずかりんとうを…」
九頭龍「ありがとな、ペコ」
辺古山「あ、ああ…(もふりたいもふりたい…」
九頭龍「これ、そろそろ外していいか?」ピコッ
辺古山「まっ、待ってくださいぼっちゃん!」
九頭龍「まだ何かあるのか?」
辺古山「記念に写メ撮りましょう」
九頭龍「は、はあ!?この恥ずかしい姿を永久に残すつもりか?」
辺古山「ええ、もちろんですよぼっちゃん」笑顔
九頭龍「わ、わかったよ…てかよ、九頭龍組の跡取りが獣耳カチューシャ着けてると知られたら…いや、やっぱ写メはやめてくれ」
辺古山「では、ぼっちゃんに選択肢をだします」
九頭龍「…んだよ」
辺古山「牛乳を飲むか、1日中もふもふされるか、その姿で写メを撮られるか」
九頭龍「牛乳は却下…いや、論外だ。写メられるのは…すぐに終わるが後がな…」ブツブツ
辺古山「さあ、ぼっちゃん…思うがままに」
九頭龍「そう、だな…オレは…」
…
九頭龍「牛乳以外なら、両方でも構わねーよ…」
辺古山「では、まずはお茶菓子にしましょう」
九頭龍「そ、そうだな」ソワソワ
辺古山「はい、かりんとうですよ」
九頭龍「へへっ、やっぱ菓子はかりんとうに限るぜ」
辺古山「そうですか…私はかりんとうを食べてる姿のぼっちゃんを見てるだけで充分ですよ」
九頭龍「そういや、ペコは飴が好きじゃなかったな」モグモグ
辺古山「飴を食べるのはちょっと…」
九頭龍「いや、オレも牛乳飲めないし」
辺古山「ふふ、そうですね」
-
- 40 : 2014/04/12(土) 12:23:39 :
ー江ノ島
江ノ島「こちら江ノ島、お姉ちゃん聴こえる?」
戦刃『こちら戦刃…盾子ちゃん聴こえるよ』ザザ
江ノ島「ターゲットは見つかった?」
戦刃『ターゲットは美味しいお菓子を食べてるみたい』ザザ
江ノ島「あーなんかつまんない…」
戦刃「お、お姉ちゃんはこれから一体どうすればいいのかな?盾子ちゃん」
江ノ島「あ、すっかり忘れてたわ…その他に変わったことない?」
戦刃『あ、苗木くんが犬耳着けてる…』ザザ
江ノ島「おい、こら!聞けよ残姉!今は苗木じゃなくて九頭龍だろ!」デストロイ
戦刃『九頭龍くんは猫耳着けてるね…でも苗木くんは猫耳も似合うと思うよ』ザザ
江ノ島「了解…残姉はもう好きにしてていいよ」
戦刃『盾子ちゃんありがとう!早速苗木くんのとこへ行ってくるね!』ザザ
江ノ島「無線機の電源切らずに行きやがった」
戦刃?『苗木くん着け心地はどうですか?』ザザ
戦刃?『もう、外していいよね…?』ザザ
戦刃?『涙目になっても駄目よ苗木くん』ザザ
戦刃?『わあ、苗木似合ってるよ!』ザザ
戦刃?『もう、やめて…』ザザ
戦刃『犬耳着けてる苗木くんもいいけど…いつもの苗木くんが1番だよ』ブツン
江ノ島「これからの絶望した姿を見るのが最ッ高に楽しみだわ!」
-
- 41 : 2014/04/12(土) 12:24:39 :
ー日向
左右田「これからソニアさんも誘ってカラオケ行こうぜ!」
日向「カラオケか…」
左右田「行こうぜ日向!オレのソウルメイトだろ?」
日向「安っぽいソウルメイトだな!!」
左右田「不二咲も行くよな?」
不二咲「え、えっと…僕は、不具合がないか点検してる最中だし…」
日向「そっか…なあ左右田」
左右田「何だよ」
日向「大和田とか石丸とか呼ばないか?」
左右田「男カラオケかよ!」
日向「その方が不二咲も行きやすいだろうし…それに」
左右田「んだよ」
日向「大和田の漢らしい歌を聞けるチャンスだぞ!不二咲」
不二咲「漢らしい…曲?」
左右田「ジャズとかロックか?」
日向「それは違うぞ!俺的に大和田は演歌っぽい声質だよな」
不二咲「聴くだけなら行こうかなぁ?でもカチューシャの不具合とかどうしよう…?」
左右田「んなもん明日にしようぜ!」
不二咲「でも、あれは試験的に造った物だから…何か起きたらどうするのぉ?」
左右田「あーそうだよな…」
日向(考えるんだ…こういう場合は…)
??????
るーえあたご
あるたーえご
日向「こういう場合は、アルターエゴに任せよう」
不二咲「そうだねぇ、大和田くんの歌も気になるし…」
そして俺達は男カラオケをしに行った…
こうして1日は過ぎて行く…
-
- 42 : 2014/04/12(土) 12:26:50 :
- 今日中に完結を目指したい
…
ー辺古山
辺古山「ぼっちゃん、出来れば花見にその恰好で行きましょう!」
九頭龍「ペコ…さっきのオレの話聞いてたか?」
辺古山「ああ…お弁当は重箱にして何を作りましょうか?ぼっちゃん」
九頭龍(聞いちゃいねぇ…)
辺古山「たこウインナーとりんごのウサギは必ず入れますね」
九頭龍「そういう問題じゃねえよ!」
辺古山「かりんとうも持って行きますよ」
九頭龍「やっぱかりんとうは必須だよな…ってオレが言いたいのはそうじゃねえよ!」
辺古山「では、これを着けましょう」
お面「」エスパー
九頭龍「問題は顔じゃねー、これだ」ネコミミン
辺古山「では、猫耳フードを着れば問題ありません!」
九頭龍「根本的な解決になってねーよ!猫耳に猫耳ってアホか!」
辺古山「パスタバーガーより幾分マシです」
九頭龍「何で食べ物の話してんだよ」
辺古山「花見です」
九頭龍「…煮物とか天ぷらだな」
辺古山「ではご飯はお赤飯にしましょう」
九頭龍「ああ、是非そうしてくれ」
明日の花見の話をしながら夜は更けていく…
-
- 43 : 2014/04/12(土) 12:28:18 :
ー苗木
苗木(昨日は戦刃さんが来なかったら大変なことになるところだったよ…)
さて、起き上がって…!?
舞園「」スヤスヤ
うん、幻だ…いるはずないじゃないか…うん
舞園「」スヤァ
苗木「…え?」
苗木「うーん、どうして舞園さんが…」zz
舞園「苗木くん、起きて下さーい」
苗木「という夢をみたんだ」
桑田「嫌味か!?オレなんか夢にすら舞園ちゃん出て来てねーぞ!」
十神「…図書室では静かにしろ」
苗木「だって珍しいよね!?夢の中で夢をみるんだよ!」
桑田「はあ!?」
十神「苗木…」ペラッ
苗木「何、十神クン?」
十神「お前、疲れてるんじゃないか?」
苗木「うん、そうかも…」
桑田「昨日、何があったんだよ」
苗木「あー、うん…ちょっと誰かに追い掛けられてね」
桑田「マジかよ!あーオレも女子だったら追い掛けられてー」
十神「大丈夫だ桑田」
桑田「あ?んだよ」
十神「それは所詮夢物語だ…俺が保証してやる」
桑田「んな保証すんな!」
苗木「桑田クンだもんね」
桑田「苗木!お前はお前で納得すんな!」
苗木「えっ?」
桑田「真顔で、えっ?とか言うな!マジ傷付くから!」
十神「…」ペラッ
桑田「お前は何もなかったかのように読書すんな!」
十神「…ここは本来、静かにする場だぞ?桑田」
桑田「へーへーじゃあオレは一眠りするよ」フテネン
苗木(ボクも一眠り…しようかな…)ウトウト
十神(ここに来る奴は何故、昼寝しかせん!)
-
- 44 : 2014/04/12(土) 13:53:30 :
ー九頭龍
九頭龍(…もう、朝か……)ボー
オレは朝に弱い…完全に覚醒するまでに時間が掛かる……まだ眠い。
……………………………zz
……ん……?
九頭龍「…」
気付くと数十分経っていた。
黒い影「」
九頭龍(ん?気のせいか…?)
今、近くで誰かに見られていた気が…
九頭龍(はあ…ちっと様子でも見て来るか)
…
黒い影が行った気がするところまで来た。ここまではよかった。
…が、ここからが問題だ。
九頭龍「どう見ても周り全てコンクリじゃねえか!」
そこには、オレをバカにするかの様に…およそ3㍍近くあるコンクリートが立ち塞がっていた。
九頭龍(何だ…ここ?)
オレはどうやら、変な場所に迷い混んだらしい…
さっきまで見えていたコンクリートの景色は無く、感覚が麻痺してしまうくらいに歪んだ空間にいた。
九頭龍「ここは何処だよ…誰かいねーのか?」
オレは不安になり、気付くと…そんな事を口にしていた
?「大丈夫…不安になららなくてても、君にははは………いいおs77gみみみがががs」
その壊れかけの機械音を最後にオレの意識は真っ暗になった………。
-
- 45 : 2014/04/12(土) 13:56:36 :
ー???
ここは…どこだ……?
オレは一体何…してたんだっけ…?
?「はやくこいよー」
?「ま、まって…く、くださ…」
?「はやくこないと、月がみれないぞ!」
?「ぼ、ぼっちゃんがケガされたら…お、お義父さまに何ていわれるか…」
?「おやじに許可しねーと外にも出れねーなんてやなんだよ!」
?「…ですが!」
?「ペコ…今日くらいオレのわがままを聞いてくれないのか?」
ちびペコ「そ、そんな事を言われたら…ず、ズルいですよ冬彦ぼっちゃん!」
ちびひこ「んなことねー!オレはペコと月が見たかったんだよ!」
ちびペコ「も、もちろんわたしもですよ、ぼっちゃん」
小さいオレがいるということは…ここは記憶の中か。
-
- 46 : 2014/04/12(土) 16:34:23 :
-
九頭龍「なあ、ペコ」
辺古山「どうしましたか?ぼっちゃん」
九頭龍「高校くらい…オレの行きたいところに行かせてくれ」
辺古山「それは構いませんが…しかし、それなら私もぼっちゃんと同じ高校に…」
九頭龍「ダメだ…ペコだって高校くらいオレとは別の所へ行ってダチ作りたいだろ?」
辺古山「いえ、私は…私を拾って下さった九頭龍家以外とは仲良くなろうとは思っていません。それに…同性の話し相手なら、お義母様と菜摘様もいますから」
と答えたペコは心底そう思っているのだろう…けど、その気持ちはオレからすると普通ではなく…異常だったんだ。
高校へ行く前の中学のある日…ペコとはこの日を境に2人の2人に対する認識が徐々に変わって行くのだった…
そして…
行きたかった高校へ進学して暫く…
九頭龍「希望ケ峰学園から編入学通知届だぁ?!」
九頭龍父「ああ、そうだ…本来なら九頭龍妹を極道として行ってほしかったのだが…」
九頭龍菜摘「えーあたし極道なんか継がないってー!そんなの兄貴がなればいいじゃん!ペコもいるんだし、極道の方は将来安泰だよお父さん!」
九頭龍父「…とまあ、九頭龍妹に言い包められてな…」
九頭龍「オレの妹が自由過ぎる」
九頭龍菜摘「でー?兄貴はその…希望ケ峰学園だっけ?そこに通うの?」
九頭龍「そう、だな…正直いうと少し迷ってる」
九頭龍菜摘「どうして迷ってるの?ひょっとしてペコが心配とか?」
九頭龍「な、ななんな訳ねーけど…オレが行くって言ったら着いて来るんだろ?」
九頭龍菜摘「ほぼ確実に着いて来るんじゃない?いやー兄貴ってばほんっとペコに愛されてるね!」
九頭龍「るせー!ペコは高校ちゃんと楽しんでいるのか?」
九頭龍菜摘「そればっかりは本人じゃないとわかんないでしょ」
九頭龍父「そんなに心配なら2人で希望ケ峰学園に行けばいい」
九頭龍「けどよ、そしたらペコが…」
辺古山「私の事なら心配いりませんよ冬彦ぼっちゃん」
九頭龍「聞いてたのか!?」
辺古山「はい、最初から全てです」
九頭龍「」
九頭龍菜摘「実は事前にペコを呼んでたり」
九頭龍「テメーは余計な事しかしねーな!」
九頭龍菜摘「へぇ、余計だったんだ…折角、兄貴とペコの為を思ってやったのに余計な事か…ふふ、ふふふふふ」
九頭龍「んだよ」
九頭龍菜摘「さっさと2人で話を決めて来なよ。邪魔者は退散するからさ」
そう言ってオレの妹は部屋から出て行った。
いつの間にかおやじも居なくなっていた。
-
- 47 : 2014/04/12(土) 16:35:15 :
九頭龍「あのよぉ、ペコ」
辺古山「はい」
九頭龍「お前は希望ケ峰学園に行くのか?」
辺古山「ぼっちゃんが行くというのなら私は行くぞ!それが道具である私の使命なのだからな」
九頭龍「何…言ってんだよ…ペコは道具なんかじゃ」
辺古山「いいんですよ、ぼっちゃん…私は冬彦ぼっちゃんを守れれば幸せなのですから」
九頭龍「はあ…言っても無駄か)だったら条件がある」
辺古山「なんなりと…」
九頭龍「学園生活中は、ぼっちゃん呼びは止めてくれ」
辺古山「でしたら名前呼びはどうでしょう?」
九頭龍「誤解を招くから止めてくれ」
辺古山「無難に九頭龍でいいか」
九頭龍「ああ、そうしてくれよペコ」
辺古山「ぼっちゃんも私の呼び方を変えないと…誤解を招いてしまいます」
九頭龍「おう、気を付ける」
そうだ…オレたち2人の関係を知られないように呼び方を決めて…
?「やあ、九頭龍クン」
九頭龍「あん?誰もいねーじゃねえか」
-
- 48 : 2014/04/12(土) 16:36:12 :
ー辺古山
お弁当を作り終えた私は、ぼっちゃんを起こす事に決めた
九頭龍「zZ」
辺古山「…ぼっちゃん」
ぼっちゃんは、どうやら獣耳カチューシャを着けっぱなしで寝ていた様ですね。
そう思いながら頭を撫でようとして…気が付いた。
辺古山「…カチューシャじゃない?」
おかしい…昨日は確かにカチューシャだったはず…なのに、何故…本物の獣耳になって…?
ー九頭龍
?「ここだよ」
そこには白黒のクマのぬいぐるみがいた
九頭龍「…は?」
-
- 49 : 2014/04/12(土) 16:36:41 :
?「ま、ボクの事は気軽にモノクマと呼んでよ」
九頭龍「クマだか縫いぐるみだか知らねーがオレに何の用だ」
モノクマ「ん?別に用って程じゃないよ。ただ…ボクの質問に答えてくれればいいだけ!簡単でしょ?」
九頭龍「何でオレが見ず知らずのクマの質問に答えなきゃなんねーんだよ」
モノクマ「あっそう?別にボクはそれで構わないよ。ま、困るのは九頭龍クンなんだけどね」
九頭龍「…オレは困ってねーよ」
モノクマ「ふぅん…このままずっとここに居るつもりな訳?」
九頭龍「んな訳ねーだろ!」
モノクマ「はいはい、ボクの質問に答えたら出られるからね」
出られる…ここから出てオレは……
モノクマ「じゃ、1問目!何故、九頭龍クンはチビ何でしょうか?」
九頭龍「はあ!?」
モノクマ「え、もしかして分からないの?自分の身体なのに?」
九頭龍「ちっ!」
身長が低い理由…あれしかないな
-
- 50 : 2014/04/12(土) 16:37:30 :
1.両親共に低身長(遺伝)
2.育った環境による心理的ストレス
3.臓器の異常
九頭龍「これしかねーな!)オレの腸が弱いせいだろ?」
モノクマ「うん、そうだよ。けど…乳製品が食べれないって九頭龍クンにとって致命的やで!チーズやヨーグルトも食べれないからね。バターやクリームもだめ…ケーキ食べれないじゃん!」
九頭龍「ああ、そうだよ。テメーはオレに喧嘩売ってんのか?」
モノクマ「うん、そうだよ…さて、次の質問は…辺古山さんの好きな物はズバリ」
1.動物
2.九頭龍
3.黒色
九頭龍「んなもん1と3に決まってんだろ?」
モノクマ「あれあれ?2は選ばないの?」
九頭龍「物じゃねーだろ!」
モノクマ「引っ掛かってくれなくて残念!」
九頭龍「どう考えても引掛けだろ」
モノクマ「じゃあ最後の質問…辺古山さんはもふもふーしたいんだってさ」
九頭龍「質問じゃなくね?」
-
- 51 : 2014/04/12(土) 16:38:05 :
モノクマ「まあまあ…本題はここからです!」
九頭龍「本題…?」
モノクマ「そう、オマエの答え次第で変わるからね…九頭龍クンはさ、辺古山さんに動物をもふもふさせたいと思う?」
九頭龍「そりゃあさせてーけどよ…肝心の動物が怯えてたら意味ねーよ」
モノクマ「と、思うじゃん?あるんだなーそれが」
九頭龍「あるのか!?」
モノクマ「ていうか、九頭龍クン…」
九頭龍「改まって何だよ…」
モノクマ「まだ気付いてないの?」
九頭龍「何だよ…教えろよ!」
モノクマ「おいおい、焦る男はモテないぜ!気楽に行こうや」
九頭龍「だから何だって…」
モノクマ「はい、焦る九頭龍クンに残念なお知らせと残念なお知らせがあります」
九頭龍「まさかのどっちもか!?」
モノクマ「早く外に出たがっている九頭龍クンですが…出た後に何が待っているのか!」
九頭龍「何が気付いてないんだよ!」
モノクマ「ま、出てからのお楽しみってことで」
九頭龍「何なんだよおぉぉ!!」
オレの視界は白に染まった。
モノクマ「うぷぷ…もう後悔も過去を振り返る事もできない。まさに絶望的だね」
-
- 52 : 2014/04/12(土) 16:38:52 :
-
ーーー
ーー
ー
ふと私は目が覚めた。
どうやらいつの間にか寝ていたらしい。
台所へ行くとお弁当が置いてある。
辺古山「…?何故、私はお弁当を作っていたんだ?」
眠る前からの記憶がない…私は一体何をして…?
猫「ミャオン」
声がした方を向くと、そこには黒猫が私の前で座っていた。
それだけなら私は驚かなかっただろう。何故なら…
黒猫「」ゴロゴロ
私がもふもふ撫でても怖がりもせずにゴロゴロ鳴いていたのだから。
辺古山「ただ、猫と呼ぶのは止めよう…」
そう…私が名前を付けてあげれば猫も喜んでくれるだろう。
辺古山「…ぼっちゃん」モフモフ
黒猫「ニャー」ゴロゴロ
辺古山「おかしいな…視界がぼやけて…」
気付けば私は涙を流していた…。
悲しい事なんてない。
私の家族は九頭龍家のお義母様とお義父様…そして菜摘様だけなのだから…
ただ広い部屋の中で1人の少女は自分に言い聞かせる…その姿を黒猫は悲しそうに見つめながら
-
- 53 : 2014/04/12(土) 16:39:44 :
九頭龍「BAD ENDじゃねえか!!
」
モノクマ「あれー?急に叫んでどったの?叫びたいお年頃?はっずかしー!!」
九頭龍「るせー!」
あんな結末には絶対にさせねーよ!オレはペコを悲しませたりなんかしない!
モノクマ「それで、九頭龍クンはいつになったら最後の質問に答えてくれるのかな?うぷぷ…」
オレは決めた…あんな結末の原因はきっとこのモノクマとかいう奴だ…こいつを消滅させれば!!
モノクマ「ボクを消せば解決するとか思ってるんでしょ?」
九頭龍「なっ!?」
モノクマ「甘いよ!どっかのクリスマスプディングより遥かに甘えよ!これだから視野の狭い人間は…きっとゆとりだからだね」
そういうテメーも、ゆとりだろ!とツッコミたいとこだが…この状況どうすりゃいいんだ?下手に行動すりゃあ勝ち目がなくなる…
いや、モノクマを消滅させなくても…追い出すくらいはできるんじゃねえか?
へっ!なら、追い出す方法が見つかるまで探しに探せばいいんだよな?
モノクマ「いつまでその余裕な表情が保つかなー?」
九頭龍「テメーこそ、その悪趣味な表情に1発くれてやる!」
モノクマ「悪趣味な表情?センスあるプリティな表情って言えよ!それにね、まだ最後の質問に答えてもらってないんだけど!」
九頭龍「最後の質問だあ?んなもん端ッから答える気はねーよ!」
モノクマ「何だよ!ひょっとしてびびっちゃったの?893なのに?」
九頭龍「はあ…こいつの相手疲れるわ」
モノクマ「早く答えろよ!ハーリーアップ」
ん?何でコイツこんなに焦ってんだ?
-
- 54 : 2014/04/12(土) 16:40:25 :
まさか…
九頭龍「何でそんなに焦ってんだ?」
モノクマ「どきどきぃ!?べ、別に焦ってなんか…」
九頭龍「まさかとは思うが…オレが答えなかったら困るのはモノクマ、テメーの方なんじゃねーのか?」
モノクマ「…」
?『うふふ、そういう事でちゅよ』
モノクマ「あ、アルターエゴ!?さっきボクが消滅させたはずなのに!?」
アルウサ『ババーン!奇跡でちゅよ!九頭龍くんの想いがあちしを復活させる一因になったんでちゅ!』
モノクマ「奇跡なんて数字で表わせる訳ないじゃん!」
アルウサ『どうでもいいでちゅ!あんたなんか…こうでちゅ!』
そういうと…アルターエゴはモノクマを捕まえて…
消滅させた。
-
- 55 : 2014/04/12(土) 16:41:03 :
アルエゴ『ごめんなさい…ボクがもう少し早く気付いていればよかったんだけどぉ…』
九頭龍「いや、助かったぜ」
アルエゴ『ほんと…?よかったぁ』
そう言うとアルターエゴはオレに起きている現状を教えてくれた
どうやらオレが着けていたカチューシャは何者かが改良して寄生するタイプにしたらしい…
九頭龍「で、オレの身体に異常はないのか?」
アルエゴ『ごめんねぇ…ボクの力じゃモノクマの侵攻を抑えることしかできなくて…猫耳は着いたままだよぉ』
九頭龍「じゃ、じゃあ元に戻せないのかよ!?」
アルエゴ『分からない…けど、ボク頑張るから!諦めないで!』
そう言ってアルターエゴはオレを現実へと引き戻した。
-
- 56 : 2014/04/12(土) 16:41:56 :
ー九頭龍
オレが目を開けると…最初に映ったのは、ペコの心配そうな顔だった
辺古山「冬彦ぼっちゃん!よかった…本当に…心配、しましたよ」
もうダメかと…とペコは言っている。オレはペコを心配させてしまったみたいだ
九頭龍「オレ、どのくらい意識を失ってたんだ?」
辺古山「…丸1日ですよ」
九頭龍「そうか…」
オレは結局丸1日寝てたのか…
九頭龍「なあ、ペコ…ひょっとして怒ってるか?」
辺古山「怒ってませんよ…花見は夜でもできますよ」
九頭龍「ああ、悪いなペコ…」
辺古山「いえ、その…そろそろ花見をしに行きませんか?」
九頭龍「今からか!?」
辺古山「はい、折角作ったお弁当が勿体ないですし…それにぼっちゃんと花見をすることを心待ちにしてたんです。それとも明日にしますか?」
そう言ってペコはオレの返事を待っている
-
- 57 : 2014/04/12(土) 16:42:56 :
九頭龍「今から行こうぜ…夜の花見なら誰も邪魔する奴もいねーしよ」
辺古山「はい、では準備して来ますね」
ペコは一礼すると慌ただしく出掛ける準備をする…
オレは近くにあった鏡に自分を映す
九頭龍「やっぱ猫耳は取れてねーか…」
猫耳を触りながら思わず呟く…
九頭龍「…ん?」
そういや、今の耳は黄色なのに…どうしてあの時は黒かったんだ?
-
- 58 : 2014/04/12(土) 16:43:47 :
辺古山「ぼっちゃん、準備が出来たので行きましょう」
九頭龍「おう、今行くぜ」
オレはいつもの恰好に黒いハットを被ってペコのところへ向かう…
辺古山「少し帽子をとってもらってほしいです」
九頭龍「…?こうか?」
しばらくの沈黙の後…ペコが言ったのは…
辺古山「…もふもふしたい」
九頭龍「!?」
ペコらしい1言だった。
辺古山「…ダメですか?」シュン…
だからオレは言ってやる…
九頭龍「とりあえず花見の場所に行こうぜ!そしたらいくらでも、もふもふしていいからよ」
辺古山「や、約束ですよ!絶対にもふもふしますから!」
九頭龍「ああ、約束だ」
そしてオレとペコは花見に向かう…2人だけの時間を大切に過ごす為に…
九頭龍妹「あ、兄貴とペコだー!」
…過ごせるよな?
おわり
-
- 59 : 2014/04/12(土) 16:45:04 :
な、長かった…
途中からシリアスまっしぐらでした。
バッドエンドの方は途中から思い付いて書いたものです…
無事に完結したので(だが内容の方は…)次は他のSSの方を頑張ります。
とりあえず辺古山さんに1言伝えるなら…
やったね、ペコちゃん!思う存分もふもふできるよ!
くらいですね…
そして前回のSSと関係がないのは、こうなる結末だったからです。
バッドエンド嫌い、もしくは苦手という方には申し訳ない内容でした。
猫飼ってみたい…
そして癒やしとは何だったのか…
ここまで読んで下さった皆さん本当にありがとうございました!
- このスレッドは書き込みが制限されています。
- スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
辺古山と九頭龍ssまとめ シリーズ
- 「ダンガンロンパ 」カテゴリの最新記事
- 「ダンガンロンパ 」SSの交流広場
- 【sn公式】ダンガンロンパ交流広場