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エレン「これはzeroに至る物語」
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- 1 : 2013/10/10(木) 20:15:23 :
- 進撃とFateを混ぜてみた。
きっと長くなるけどのんびり書いていきたい。
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- 2 : 2013/10/10(木) 20:18:35 :
- エレン「俺は外の世界を探検するんだっ!」
ジャン「ハッ!死に急ぎ野郎が!いい加減ガキみてぇな事言ってんじゃねぇよ!」
ワイワイガヤガヤ
マタエレントジャンガケンカシテルゾー
またやっちまった・・・
俺、エレン・イェーガーには巨人を全て駆逐して外の世界を探検すると言う夢がある。
それはまだガキの頃からの夢だった。
あの日・・・母さんが死んでからその思いはさらに強くなった。
巨人への憎しみと共に。
そんな事もあり、ついこの事柄については熱くなってしまい同期のジャン・キルシュタインとはよく口論になる。
エレン「はぁ・・・」
ミカサ「エレン」
エレン「ん?ミカサとアルミンか」
アルミン「やぁ」
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- 3 : 2013/10/10(木) 21:43:53 :
- こいつらとは幼馴染かつ家族のようなもんだ。
唯一俺の夢に賛同してくれる奴らでもある。
アルミン「またジャンと口論になっちゃったね。彼女が心配してたよ?」
エレン「そっか・・・ちょっと行ってくるな」
ミカサ「エレン・・・」
エレン「ミカサも心配ありがとな。もちろんアルミンも」
ミカサ「っ!うん///」
エレン「じゃあおやすみ!」
俺には恋人が居る。
ミカサ?ちげぇーよ
たしかにアイツにも告白はされた。
最初は驚いたけど素直に嬉しかった。
でも、あいつは家族で・・・それ以外で見る事は出来なかった。
だから俺なりにケジメをつけて断わった。
お前は家族だ。俺には他に好きな人が居る。
誠心誠意伝えたらミカサは分かってくれた。応援もしてくれた。
アイツはやっぱり俺の大切な家族だ。
?「ここにいたんだね」
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- 4 : 2013/10/10(木) 22:41:46 :
- アニかな?アニかな?
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- 5 : 2013/10/11(金) 00:42:24 :
- エレン「おっす。心配かけたみたいだな」
アニ「・・・別に?いつもの事なんだから今更心配なんて」
エレン「座学一位の親友の証言と矛盾があるな」
ケラケラと笑いながら俺がそう言うと俺の恋人。アニ・レオンハートは軽く俺の脛を蹴ってくる。
アニ「うるさいよ・・・///」
こいつも随分表情が豊かになった。
バカップルと言われても仕方ないが本当に可愛い奴だ。
ミカサの告白を断わった数日後。
ミカサとアルミンの後押しもあり、俺はアニに想いを伝える事にした。
俺はアニの生き方に惚れていた。対人格闘の訓練で頻繁にペアを組み、徐々に会話の幅を広げている内にだ。
そしてアニの表情や綺麗な目、髪、顔立ち。全てに愛おしさを感じた。
正直巨人を駆逐する事にしか興味が無かった俺にはらしくねぇと思った。
告白しても想いを伝えられればいいと思って玉砕も重々覚悟していた。
しかし、覚悟とは打って変わって結果はOK。
アイツも俺と同じ気持ちを持ってくれていた。
ただ一つ気掛かりなのが・・・
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- 6 : 2013/10/11(金) 00:43:25 :
- アニが俺の交際申し込みに了承した時の表情。
あれは・・・苦渋の決断?覚悟?をしている表情だった。
無理しなくていんだぞ?
無理なんかしてない。本当に嬉しんだ。好きだよ・・・エレン
俺の問い掛けに答えた表情には嘘は見受けられなかった。
エレン「アニ。明日はあそこ行こうぜ」
アニ「あそこって・・・この前行った鉄板焼きの店?」
エレン「そうそう」
アニ「私は構わないよ。その後は私の買い物に付き合って貰うし」
エレン「よし!決まりだな!じゃあまた明日な。おやすみ」
アニ「うん。おやすみ」チュッ
エレン「んっ」
あぁ、本当に幸せだな・・・
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- 7 : 2013/10/11(金) 00:54:03 :
- エレアニ!!だーーーーい好きだーー!
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- 8 : 2013/10/11(金) 01:09:39 :
- >>7
そりゃよかったw
さて、もうちょい書いて寝ようかな
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- 9 : 2013/10/11(金) 01:11:18 :
時は経ち。またしても壁は破られた。
そして俺は・・・自分が憎んでやまない巨人である事が分かった。
ただそんな事はどうでもよくなるくらいの出来事が起こった。
俺の身柄が人類最強のリヴァイ兵長率いる通称リヴァイ班に引き取られしばらく経った頃。
もうじき俺たち調査兵団は壁外調査だ。
調査兵団は誰もが皆準備に追われる日々だった。もちろん俺だって例外ではない。
今日はまずは馬の世話からだな。
こうして馬の世話をしていると同期のクリスタ・レンズに馬術を教わっていた事を思い出す。
エレン「アニが変な誤解して怒ってたっけ・・・」
そんな思い出話で一人華を咲かせていると
?「・・・エレン」
ん?
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- 10 : 2013/10/11(金) 01:13:16 :
- エレン「!」
ライナー「よう、暫くぶりだな」
エレン「ライナー!ベルトルトも一緒か!どうして旧本部に?」
そこに居たのは大柄の2人の男。
ガタイがいい方はライナー・ブラウン。俺たち同期の間の兄貴的存在だ。
もう一方の長身はベルトルト・フーバー。言葉数こそ少ないが優しく気のいい奴。
ベルトルト「ちょっと君に用事があってね」
エレン「俺だけにか?」
ライナー「あぁ、そうなんだ・・・。今夜またここに来る事は出来るか?」
エレン「また随分と回りくどいな。今はダメなのか?」
ライナー「今は・・・」
?「エレーン!そっちに居るー?」
エレン「!」
この声は・・・リヴァイ班の先輩ペトラ・ラルさんの声だ。
ライナー「やっぱり今夜だな。すまんが頼む。一応誰にも言わないでくれ」
エレン「なんだよそれ。逢引きじゃあるまいし」
俺が顔をしかめると2人は苦笑した後にじゃあなと言って帰って行ってしまった。
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- 11 : 2013/10/11(金) 01:17:54 :
なんだったんだ?
ペトラ「あっ!もうっ!居たなら返事してよっ!」ホッペギュー
エレン「うぇ!?す、すみましぇん!いひぇいいひぇい!」(すいません。痛い痛い)
ペトラ「ふふっ。お姉さんを無視した罰よ」
そう言ってペトラさんは俺の頬から手を放し指先で俺の鼻を小突く。
エレン「うっ///」
ニッコリと笑ったその顔に思わず自分の顔が熱くなる。
ペトラ「可愛い後輩に無視されちゃうと私も悲しんだけどなー」
エレン「ごめんなさい」
リヴァイ班の先輩方はいい人ばかりだ。
その中でも特にこのペトラさんは俺にとても良くしてくれる。
巨人に変身出来る言わば化け物の俺を一切邪険に扱う事なく先輩後輩として接してくれる。
と、そこで先ほどのライナー達との事を思い出す。
エレン「あの、ペトラさん」
ペトラ「ん?なぁに?」
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- 12 : 2013/10/11(金) 03:10:34 :
- 進撃もFateも好きだから嬉しい
支援!
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- 13 : 2013/10/11(金) 06:58:12 :
- >>12
ありがたい!
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- 14 : 2013/10/11(金) 07:00:07 :
エレン「俺が夜にこの辺りを散歩するのってダメですか?」
ペトラ「うーん。まぁ旧本部が見えてる範囲であまり長時間じゃなきゃいんじゃないかな?」
エレン「分かりました」
ペトラ「どうかした?」
エレン「あ、えーっと・・・たまに寝れない日があるのでそんな時は散歩でもしたいなぁって」
ペトラ「まぁエレンは地下だしね・・・ごめんね?」
エレン「いえいえ!ペトラさんが謝る事ないですよ!」
やっぱりこの人は優しい人だなぁ。
そしてあっという間に約束の時刻に。
俺はそろそろと部屋を抜け出し簡単に身支度をした状態で今朝の場所に向かった。
ライナー「!エレン。こっちだ」
エレン「おぉ。ってアニ⁉」
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- 15 : 2013/10/11(金) 17:32:15 :
- そこには今朝の2人の他に憲兵団に入ったため暫く会っていなかった俺の恋人アニの姿があった。
アニ「久しぶりだね」
エレン「あ、あぁ」
ますます意味が分からなくなってきた。
ライナー「エレン。今日は急に呼び出して悪かった。お前に話しておきたい事・・・いや、話さないといけない事がある」
なにやら3人共神妙な面持ちだ。
エレン「な、なんだよ・・・」
俺が戸惑いの表情を浮かべていると3人はおもむろに地面に膝をついた。
エレン「何・・・やってんだ?」
アニ「エレン・・・今から言う事は全て事実。私が2人に頼んだんだ。エレンに打ち明けようって」
ベルトルト「まぁ元から僕達も限界だったけどね」
ライナー「あぁ。アニからの提案が無ければ俺から言ってたかもしれん」
エレン「話しが見えねぇよ」
ライナー「エレン・・・俺達3人は・・・巨人なんだ」
エレン「・・・は?」
-
- 16 : 2013/10/11(金) 17:34:17 :
- 何言ってんだ?巨人?それって・・・
俺と同じ変身能力?
頭を衝撃が駆け巡る。座学はさほど得意ではないはずだが人間あまりにも衝撃的だと思考が冷静になるんだろうか。
ライナー「俺が鎧の巨人でベルトルトが超大型巨人だ。アニはまだここに来て変身してないが同じく巨人化の力を持ってる」
エレン「・・・」
鎧の巨人、超大型巨人。
俺の住んでた街を、シガンシナを・・・母さんを奪った
ライナー「黙っててすまなかった!」ガバッ
ベルトルト「君の親を殺した事は許して貰えるとは思っていない!ただ!」ガバッ
アニ「勝手なのは分かってる!でももう・・・限界なんだ!」
3人が地面に頭を擦り付ける。
何やってんだ?
あぁ
謝ってんのか
俺に?人類に?
土下座してんのかよ
ははは
俺は・・・何を持ってる?
近くにあったシャベルを無意識に掴んだのか
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- 17 : 2013/10/11(金) 17:37:50 :
- エレン「・・・ざけんな」
アニ「エ・・・レン?」
エレン「お前らが・・・アニが巨人?意味分かんねぇよ何だよそれ」
そう言うと3人は懐からナイフを出し自分の手の甲に突き刺す。
ザクっとした音と共にそれぞれの傷口から月明かりに反射して光る鮮血が流れる。
が、それも数秒の事で直ぐに傷口から蒸気のような物が発生してあっという間に傷口を塞いでしまう。
エレン「!」
見誤る訳もない。明らかに人間の再生能力を凌駕したそれは俺自身が身を持って体感した物だった。
紛れもない巨人の再生能力。
エレン「嘘・・・だろ?お前らが・・・俺の仇だって言うのかよ?」
ライナー「殺してくれて構わない。ただ最後まで謝罪を聴いてくれ。抵抗の意思は無い」
そう言って鎧の巨人ライナーは語り始める。
ライナー「俺達は5年前に人類に攻撃を開始した」
ベルトルト「僕達は戦士として壁の中に潜入し、故郷に帰る目標を掲げていた」
ライナー「そして俺達は兵士になって。お前達と出会った。今思えばそこで俺達の作戦は終わっていたのかもしれない」
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- 18 : 2013/10/11(金) 21:28:44 :
- それからの会話は断片的に頭に入ってきた。
俺達同期に完全に情が移ってしまった事
アニが俺に恋をしてしまった事
もう完全に戦士としての心が折れてしまった事
最後のケジメで苦渋の決断ながらトロスト区の壁を破ったがやはり心は変わらずにいた事
その時に死んで行った同期を含めた兵士には死んで償う以外思いつかないと言う事
ここまで聴いて俺の感情は正に憤怒と言ってもなんら遜色も無い物だった。
ただ、不思議と冷静でもあった。
何でだろうな。俺と同じ奴が居て安心したのか?
ライナー「これが・・・俺達の全てだ」
ライナー、ベルトルトそしてアニは罪悪感で押し潰されそうな
それでいて人に打ち明け少しの安堵に染まった表情をしていた。
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- 19 : 2013/10/11(金) 21:31:23 :
- エレン「・・・一つ、いいか?」
ライナー「・・・何だ?」
エレン「・・・どうして俺に最初に話した?」
ベルトルト「直接的で無いとは言え君の母親を殺したのは僕だ」
エレン「・・・」ギリッ
ベルトルト「それにアニの恋人でもあるし。君はどうか分からないけど僕やライナーは君の事を兵士仲間以上に友人として付き合いすぎた・・・」
ライナー「だからお前に最初に打ち明けたかった。例えここで殺されてもだ」
そう言ってライナーは姿勢を正し後の2人もそれに続く
ライナー「殺す前に聴いてくれてありがとう。感謝してる。最後に正式に謝罪させてくれ・・・」
本当に・・・申し訳ない。すまなかった
再び深々と頭を下げる3人。全員の背中が微かに震えてる。あぁ、声が漏れてるから泣いてるのか。
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- 20 : 2013/10/11(金) 21:33:49 :
それは今から殺されるであろうと思う恐怖なのか
はたまたまったく別の物か
そうか。今この場は完全に俺の判断に一任されてんのか
エレン「・・・」
コイツらが俺の・・・人類の仇・・・
俺がコイツらを殺せば俺の目標や夢に大きく近付く
エレン「っクッソ!!!」ガンッ
近くにあったバケツが勢い良く飛んで行く。俺が蹴ったから
3人「!」
エレン「ふざけんなよっ!なんでだよ!せめて・・・」
せめて
エレン「巨人の姿で言えよ!」
畜生
エレン「何で俺の仲間の!友達の!恋人の姿で言うんだよ!」
-
- 21 : 2013/10/11(金) 21:36:12 :
- 卑怯じゃねぇか
アニ「・・・」ポロポロ
ライナー「アニ!・・・泣くな!」
ベルトルト「決めたじゃないか・・・」
ライナー「あぁ、エレン・・・お前は俺達を殺すべきだ・・・ただ・・・これで本当に最後の願いだ」
俺とベルトルト2人の命で勘弁して欲しい
アニエレン「!!!」
ベルトルト「ライナーと相談したんだ。君は僕らの妹みたいな存在だからね」
アニは何も言えずただ泣き崩れる
良く見りゃ2人も泣いてる
何だよ・・・やっぱり泣いてんじゃねぇか・・・だが
エレン「何勝手に盛り上がってんだお前ら」
3人「・・・」
エレン「お前ら巨人は・・・俺が駆逐する」
-
- 22 : 2013/10/11(金) 21:39:27 :
- 俺は持っていたスコップを握り直し
ライナーとベルトルトを思い切りぶん殴った
ライナー「ぐふっ!」
ベルトルト「がっ!」
エレン「スコップで殴らなかっただけ感謝しろよ」
今
エレン「今・・・全員楽にしてやる」
駆逐する
アニ「あぁ・・・エレン・・・他でもないあんたに殺されるなら・・・私は幸せだよ」ギュッ
アニが目を閉じた
アニ「愛してるよ・・・エレン・・・」
ザシュッ!!
-
- 23 : 2013/10/12(土) 02:52:52 :
月明かりが照らす中スコップを突き立てる音が鳴り響く
地面に突き立てたスコップの
アニ「エ、レン?」
ライナーベルトルト「っ?」
エレン「ふーっ!ふーっ!」
荒い息を無理矢理落ち着かせる
エレン「戦士のお前らは今死んだ」
3人「!」
エレン「これからは・・・人類のために・・・俺のために兵士として生きろ!死んで逃げようとすんな!」
ライナー「っ!おいエレンお前hエレン「黙れ!」
3人「・・・」
エレン「頼むからっ・・・!もう誰も、失いたくねぇんだよっ!」
俺は地面にへたり込み泣き崩れる
情けねぇ・・・仇も殺せずに泣き崩れるなんて
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- 24 : 2013/10/12(土) 02:55:39 :
- エレン「畜生!畜生畜生畜生畜生!!」
ごめん・・・みんな・・・
エレン「ごめん・・・母さん・・・俺には・・・俺にはコイツらを・・・友達と恋人を殺す事はできねぇ」ポロポロ
アニ「っ!あんたまだ私の事・・・恋人だと思ってくれてるの?」
エレン「うるせぇな!俺だって自分で自分が分からねぇよ!
ただ・・・まだお前の事が好きなんだから仕方ねぇだろうが!!!」
アニ「・・・」ポロポロ
なんだ?あったかいな・・・
エレン「アニ?」
アニ「・・・本当にエレンは・・・強くて優しいね」ギュゥ
あぁ・・・アニに抱きしめられてんのか・・・
エレン「お前は・・・人を殺してないんだよな?」
その質問に答えたのは
アニの兄貴達だった
ライナー「アニは本当にまだ何もしてない!」
ベルトルト「最初の作戦では今後アニにも動いてもらう予定だった!でも始めに言った通り僕等にもうその意思は無い!」
エレン「・・・本当なんだな?アニ?」
アニ「うん」コクン
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- 25 : 2013/10/12(土) 02:58:36 :
- エレン「そっか・・・ライナー、ベルトルト」
ライナー「なんだ?」
ベルトルト「なんだい?」
エレン「お前等は人を殺した・・・だから・・・お前等が殺した人達の分まで俺と巨人を殺せ」
ライナー「!!・・・本当に・・・俺達を殺さないのか?」
エレン「まだ気持ちの整理はついてねぇよ・・・ただ殺す気はない」
ベルトルト「っ・・・くっ」
エレン「何泣いて・・・ん?」
言いかけた所でおもむろにライナーとベルトルトが立ち上がる
ライナーベルトルト「・・・」バッ!!
アニの腕の中で見た2人は
俺に向かって心臓を捧げていた・・・
エレン「お前等・・・」
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- 26 : 2013/10/12(土) 03:01:38 :
- ライナー「俺達はエレン・・・お前に心臓を捧げる・・・この恩は一生かけて返す・・・お前の言う通り俺達は・・・」
今まで死んで行った仲間のためにも人類の勝利に貢献する
まさか仇の相手に心臓を捧げられるとはな・・・
アニ「私も・・・あんたに心臓を捧げる・・・今後もそばに居ていいなら・・・」
そこに居た全員が泣いていた
エレン「俺の・・・夢は変わらない・・・ただそれは復讐じゃなくなった」
俺は・・・
エレン「・・・俺は」
人類を救い壁の外へと誘う。そして
正義の味方になって世界を救いたい・・・
そう言うとアニや他の2人は泣きながら笑っていた
アニ「前よりガキっぽくなってないかい?」
ベルトルト「まぁエレンらしいと言えばエレンらしいけどね」
ライナー「ははは。俺はお前に全力で加担するぜ」
そうだ俺は・・・正義の味方に・・・なりたいんだーー
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- 27 : 2013/10/12(土) 03:04:47 :
- Fateと混ぜるとか言っときながらなかなか出来なくてやっとらしいセリフが出せたw
にしても見てる人少ないなー
とりあえず気儘に投稿します
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- 28 : 2013/10/12(土) 03:12:47 :
- 見てるよ!
頑張れヾ(≧∇≦)
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- 29 : 2013/10/12(土) 03:13:39 :
- 読みやすい
支援
-
- 31 : 2013/10/12(土) 14:17:39 :
- そしてこの夜の出来事は終わった
もちろん今まで通りに接する事が出来るのはまだ先の話だろう
まったく憎んでないと言えば嘘になる
しかし誰にも打ち明けてはいないが俺の様子に気付いたリヴァイ兵長やペトラさんを始めとした調査兵団の先輩達
そしてミカサやアルミンに支えて貰い俺は心強い味方を得たとの解釈に至る事が出来た
?「エレーン!」
エレン「?おぉクリスタとユミルじゃねぇか」
クリスタ「久しぶり!大丈夫?最近元気無かったって聞いたけど・・・」
クリスタが心配そうに眉を下げる
エレン「あぁ・・・ほら俺は色々あっただろ?それで疲れてたんだ。けどもう大丈夫だぜ!心配してくれてありがとな」
クリスタ「そっか!よかった!なんかエレンちょっと大人っぽくなった?」
エレン「ん?そうか?」
ユミル「コイツの夢は何かガキっぽくなったらしいけどな!」
そう言ってユミルがケラケラ笑う
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- 32 : 2013/10/12(土) 14:20:03 :
- クリスタ「もぅ!ユミル!気にしないでいいからねエレン!私は素敵だと思うし!」
エレン「あぁ、ありがとう」
コイツらも俺が巨人になれると知っても化け物扱いしないで普通に接してくれる
いい奴らだな・・・
そして壁外調査の日
前日に俺はライナー、ベルトルト、アニのメンバーで打ち合わせをしていた
ライナーとベルトルトは調査兵団のため巨人になる訳にはいかないがアニは憲兵団な上にまだ人類に巨人の姿を見せていない
以上の理由からアニが今回の壁外調査を極秘でサポートする事になった
できる限り巨人を殺し壁外遠征をスムーズかつ犠牲を少なくする
万が一の場合は奇行種扱いにすればいい
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- 33 : 2013/10/12(土) 14:21:59 :
俺からの条件は一つだけ
絶対に無理をするな
この作戦は期待通り上手くいき
エルヴィン団長の指揮力もあり調査兵団はウォール・マリアの壁まで辿り着く事が出来た
そして俺は今
ミカサ、アルミン、ライナー、ベルトルト、そしてリヴァイ班とエルヴィン団長と共にシガンシナ区に来ていた
他の調査兵団は周りで巨人が近づかぬよう護衛してくれている
恐らくアニも近くに潜んでる
エレン「懐かしいな・・・」
リヴァイ「おい泣いてんじゃねぇぞエレン。さっさとお前の家に案内しろ」
エレン「すっ、すみません」
思わず感極まってしまった。それはミカサあアルミンも同じようだ
-
- 34 : 2013/10/12(土) 22:56:57 :
ペトラ「まぁまぁ兵長。いいじゃないですか。ね?エレン? 大丈夫だよ」
そう言ってペトラさんは優しく頭を撫ででくれる
あぁ・・・なんか安心するな・・・
!!!!⁉
視線が2つ!
アルミン「ミカサ?落ち着こう?ね?」
原因の一つはミカサか・・・
となると残りは・・・
ライナー「・・・くっ」プルプル
ベルトルト「・・・」クイクイ
ライナーが必死に笑いを堪え、ベルトルトは苦笑しながら誰にもバレぬよう瓦礫の一角を指差す
アニ「・・・」ジトー
エレン「・・・」
そこには物陰からこちらを睨む恋人の姿
-
- 35 : 2013/10/12(土) 22:58:58 :
- ペトラ「どうしたのエレン?汗すごいよ?」
エレン「いや!あの!な、何でもないですよ!」
ペトラ「?無理はしないでね?」
オルオ「おいペトラ!あんま甘やかしてんじゃねぇミカサ「あ?」
オルオ「」
アルミン「ちょっとミカサ・・・」
リヴァイ「何グダグダやってんだてめぇら。行くぞ」
兵長に急かされ俺は懐かしい我が家の家路に着いた
そして・・・
エレン「・・・ここです」
クソ・・・ダメだ・・・涙が止まらねぇ・・・
ミカサアルミン「・・・」ヒックポロポロ
全員が俺達3人の想いを汲んでくれて落ち着くまで待ってくれた
-
- 36 : 2013/10/12(土) 23:02:30 :
- エルヴィン「落ち着いたか?」
団長が静かに語りかける
エレン「はい・・・すいません」
リヴァイ「この岩は厳しそうだな・・・」
エルヴィン「エレン。いけるか?」
エレン「はい!やります!」
リヴァイ「・・・グンタ」
グンタ「はっ!」バシュッ!
兵長の指示でグンタさんが信煙弾を打つ。俺の巨人化を周りに知らせる役割だ
その場にいる全員が俺から一定の距離を取る
エルヴィンリヴァイ「・・・」コクン
エレン「・・・ゴクリ」
ピカッ!!!
巨人エレン「フー・・・・・・」
よし、最初とは比べ物にならないぐらい力を制御出来てる
-
- 37 : 2013/10/12(土) 23:05:33 :
ガシッ!
巨人エレン「ウォォォォォォォ!!!!」
うおっ!重っ!
ズシンッ!!
シューーー
何とか俺の家を潰していた岩を退かし巨人化を解く
エレン「ハァ!ハァ!・・・痛っ!・・・何だこれ?」
巨人化を解き息を整えていると突如として右手の甲に鋭い痛みを感じる
これは・・・痣か?
ミカサアルミンペトラ「エレン!」
ライナーベルトルト「大丈夫か!?」
皆が駆け寄って来る。ははは
アニが今にも飛び出してきそうだな。ちゃんと隠れてろよ
エレン「大丈夫。かなり重くてしんどかっただけだ」
俺がそう言うと皆は安堵の表情を浮かべる
-
- 38 : 2013/10/13(日) 00:27:26 :
- お、これはエレンにフラグか?
-
- 39 : 2013/10/13(日) 13:40:52 :
- >>38さんは察したっぽいですが
今から一気にFateの設定が出て来ます。
ちょっとオリジナルの設定も入ると思います。
見て下さってる人はお付き合い下さい。
-
- 40 : 2013/10/13(日) 19:32:47 :
問題無い事を確認したエルヴィン団長とリヴァイ兵長が指示を出し残りの瓦礫を撤去していく
ベルトルト「エレン・・・本当に・・・」
エレン「おいおい今謝んなよ。怪しまれちゃうだろ」
ベルトルトが顔を歪めながら謝罪しようとして来るのを察した俺は小声で遮る
ベルトルト「・・・うん。分かったよ」
そしてついに・・・遠面の目標だった地下室が姿を表した。
エルヴィン「どうやら地下室は無事のようだな」
俺は鍵で地下室の扉を開ける
カチリ
グンタさんが先ほどとは違う色の信煙弾を打つ
作戦成功の合図だ
俺達は地下室の中に入る
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- 41 : 2013/10/13(日) 19:34:35 :
- エルヴィン「なんだ?これは・・・」
アルミン「これは・・・魔法陣?」
ライナー「分かるのか?」
アルミン「いや、昔本で読んだ事があるだけだよ」
ミカサ「確かにおじさんもマホウ?についての本を読んでいるのを見た事がある」
エレン「確か・・・魔法と錬金術だったか?」
アルミン「うん。恐らくこの床や壁に描かれている模様は魔法や錬金術で使われる物だ」
エルヴィン「私も少しだが聞いた事があるな。ただ魔法学や錬金術は・・・」
アルミン「はい。本によれば既に数百年前にその二つは滅んでいるはずです」
エレン「アルミン!これ!父さんの字だ!」
アルミン「この石盤を解読したようだね。読んでみよう」
私は英霊を召喚し、戦争を行った。
辛い戦いだったがついに私の英霊は勝利した。
私は万能の願望器を手に入れた。
そして私は願った。世界の破滅を。根源へと至るため。
場が整えばいずれ彼らが攻めて来るだろう。彼らは力の象徴。巨人の戦士達。
止める術は万能の願望器以外あるまい。
世界が終わるのは今から何年後になるのだろうか。
聖杯よ。どうか私の願いが叶うまで壊されてくれるな。
エレン「何だこれ?意味分かんねぇぞ?」
アルミン「英霊・・・聖杯・・・はっ!」
-
- 42 : 2013/10/13(日) 19:55:32 :
- エルヴィン「どうした?」
リヴァイ「さっさと言え」
アルミン「やっぱりあった!この本です!」
アルミンは本棚から一冊の分厚い本を取り出す。
アルミン「恐らくこれが・・・巨人誕生の真実です」
その本のタイトルは
聖杯戦争
アルミンが話したその内容はにわかには信じられない
しかし全ての辻褄が合う話でもあった
大まかな話しの流れはこうだ
今から数百年前に聖杯戦争なる物が行われていた
持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」。7人の魔術師(マスター)は7騎の英霊(サーヴァント)と契約し、聖杯を巡る抗争「聖杯戦争」に臨む。聖杯を手にできるのはただ一組、ゆえに彼らは最後の一組となるまで互いに殺し合う。
そしてこの石盤を残した奴は聖杯戦争に勝利し
なんの動機か人類の滅亡を願った
聖杯はその願いを皮肉な事に人類と同じ見てくれをした巨人に叶えさせようと動き出した
そして恐らく聖杯が眠っている場所は壁外にある[フユキ]と呼ばれる場所らしい
-
- 43 : 2013/10/13(日) 21:49:22 :
- おおお!
つずきはよ!
-
- 44 : 2013/10/13(日) 22:04:10 :
- 間違えたw
続きはよ!
-
- 45 : 2013/10/13(日) 22:54:43 :
- 見てくれてありがとう!
ちょくちょくいきます!
-
- 46 : 2013/10/13(日) 22:56:34 :
それからある程度地下室を調べた俺達は必要な物を持ち出し
とりあえず壁内に帰還する事になった
帰りの馬上で俺は近くに人が居ない事を確認すると
エレン「おいライナー」
ライナー「分かってる。今夜いつもの場所だ。ベルトルトもそれでいいか?」
ベルトルト「問題無いよ」
エレン「アニには後で伝えておこう」
俺達は今日得た情報を整理するため良く4人で集まる場所に集合した
エレン「すまん!遅れた」
アニ「何してたんだい?」
エレン「アルミンに今日の事を色々聞いてたんだ。お陰でかなり理解出来た。それよりライナー」
ライナー「あぁ。お前が思っている通りだ。俺達はフユキと呼ばれる場所を聞いた事がある」
どうやらライナー達の故郷ではフユキに聖杯が現界したまま祀られているといった言い伝えがあるらしい
-
- 47 : 2013/10/13(日) 23:02:56 :
- エレン「じゃあフユキに行って聖杯をぶっ壊せば・・・」
ベルトルト「現場は打破出来るだろうね」
ライナー「簡単にはいかんだろうがな」
とにかく今はアルミンとエルヴィン団長、それにハンジさんもこの事柄について相当調べてる
あの3人なら何か手がかりを見付けてくれるはずだ
アニ「そう言えば聖杯戦争には英霊を呼ぶとか書いてあったんだろ?そんなのどうやって呼んでたの?」
エレン「あぁ、簡単な魔法陣と詠唱。1番重要なのは聖遺物ってやつらしい」
アニ「セイイブツ?」
エレン「特定の英雄なんかを呼ぶためにその英雄の生前に所縁が深い物を触媒に捧げるらしんだ。それが聖遺物だ」
アニ「なるほどね」
エレン「世界で最初に脱皮をした蛇の化石を触媒にすれば世界を切り裂いた古の英雄王が
あるマントの切れ端を触媒にすれば世界の半分を手に入れたと言われる征服王が
そしてある聖剣の鞘を触媒にすればかの聖剣伝説の騎士王が現界する」
-
- 48 : 2013/10/14(月) 03:04:57 :
ライナー「嘘みたいな話だな・・・実在したかも分からんお伽話の英雄ばかりじゃないか」
ベルトルト「とにかく。僕ら3人も聖杯について知ってる事は殆ど無い。これはアルミンや団長達にしばらく任せるしか無さそうだね」
エレン「そうだな。あんまり遅くなるとまた前みたいにペトラさんが来ちゃいそうだし」
アニ「むっ・・・」ジトー
エレン「な、なんだよ?」
アニ「何かあんたとペトラって人。随分仲が良さそうだね・・・」
エレン「えっ。まぁペトラさんは美人で優しい先輩だな」
ライナーベルトルト「ハァ・・・」
エレン「?・・・ったい!痛い!アニ!頬っぺたつねんなよ!」
アニ「あんたシガンシナでも頭撫でられてたよね?私、結構嫉妬深いんだけど」
エレン「はぁ?何言ってんだよ!?」
アニ「・・・エレンが浮気した」グスッ
アニ以外「!!!?」
-
- 49 : 2013/10/14(月) 05:36:33 :
- がんばれー
-
- 50 : 2013/10/14(月) 11:45:18 :
- >>49
あざーっす
-
- 51 : 2013/10/14(月) 11:46:42 :
- ファイト!!p(^-^)q
-
- 52 : 2013/10/14(月) 11:48:07 :
- ライナー「あのアニがな・・・」
ベルトルト「妹とか言ったけど可愛いと思っちゃったよ」
エレン「ちょっ!えぇ!?なに泣いてんだよ!?」オロオロ
ライナー「多分壁外調査の時は見てるだけで話す事は愚か近付く事も出来なかったから不安だったんだろうな」
アニ「うぅ・・・ぐっす」
エレン「お、おいおい!俺の恋人はアニだけだぞ?変な勘違いすんなよ!」ナデナデ
アニ「ほ、ほんとう?」ナミダメウワメヅカイ
エレン「ぐはっ!」ギュッ
ライナー「あのエレンが手玉に取られてるな。アニも故意では無いのが凄まじいな」
アニ「ちょ!////いきりなり抱きしめないでよ!///やっ!あっ!息がかかって!///んんっ///」
ベルトルト「アニが女の顔になったね」
ライナー「あれは雌の顔と言うんだ」
-
- 53 : 2013/10/14(月) 11:50:35 :
- エレン「お前は可愛いな〜」ナデナデ
アニ「うぅ〜〜///」
ライナー「唸ってるな」
ベルトルト「嬉しんだろうね」
エレン「ははは!」
コイツらが正体を打ち明けた時はもうアニとこんな事出来ないと思った
周りに支えて貰ったお陰で俺は立ち直る事が出来た
エレン「さて、そろそろ戻るか」
ライナー「俺らも行くぞ」
ベルトルト「そうだね」
アニ「エレン」
エレン「ん?んんっ!?///」
アニ「んっ...ちゅ」
エレン「い、いきなりすんなよ!///びっくりしちゃうだろ!///」
アニ「だって・・・おやすみのチューは久しぶりだったし///」
ライナーベルトルト「ニヤニヤ」
エレン「うっ///お、おやすみっ!///」ダッ
ライナー「エレンがあんな風に照れるのも珍しいよな」
ベルトルト「アニがデレっぱなしだったからね。おやすみのチューって...」
アニ「////」ゲッシゲシ
ライナーベルトルト「痛い!!」
-
- 54 : 2013/10/14(月) 11:53:16 :
そして調査兵団はエルヴィン団長、ハンジ分隊長、アルミンを中心に憲兵団、駐屯兵団、はては王政までもを説得(ほぼ恐喝)して全力で研究を行っていた
そしてこの日、調査兵団の一部の幹部と関係者が調査兵団旧本部に集められた
メンバーはエルヴィン団長、リヴァイ兵長、分隊長達、アルミンそして現場に居合わせた関係者として俺、ミカサ、ライナー、ベルトルト、リヴァイ班が参加していた
エルヴィン「今日はわざわざ集まってもらってすまない。研究の結果、我々はある推測に至ったのでここで報告をしようと思う」
グンタ「ちょ、ちょっと待ってください!何故こんな少数でしかも旧本部なんですか!?」
エルヴィン「今回報告する事案。及びにそれを踏まえた作戦はここに居るメンバーのみに伝える」
ハンジ「ちょっと上への説明が面倒だからね〜」
リヴァイ「どの道流行らねぇ考えがたいそう大事なバカ共には理解出来ねぇだろ」
アルミン「あははは〜ごもっともです」
訳知りのメンバーが苦笑をもらしている。何なんだ?
エルヴィン「それではまず報告だ。我々が詳しく調べた結果、やはり例の聖杯はこの世に現界している可能性が高いことが分かった」
一同「!!!」
やっぱりそうなのか・・・
-
- 55 : 2013/10/14(月) 11:53:51 :
- >>51
あざっす!!
-
- 56 : 2013/10/14(月) 12:52:45 :
エルヴィン「さらに古い地図を見るにどうやらフユキなる土地とこの壁内、正確にはシガンシナとは地脈で繋がっている事も分かった」
ライナー「どうゆう事だ?」
ベルトルト「・・・まさか」
エルヴィン「以上の事から、今ここに居る者達で準備を進め
シガンシナで降霊術を行い英霊を召喚する!」
一同「!!!!?」
リヴァイ「神頼みみてぇで釈だが英霊とやらは簡単に言って相当に強ぇらしい」
エレン「ちょ、ちょっと待って下さい!強力で思い通りの英霊を召喚するには聖遺物が必要です!それはどうするんですか!?」
エルヴィン「それは今後、エレンの家で探そうと思う。もしかしたら君の父親も我々と同じく英霊を召喚しようとしたかもしれない」
エルド「し、しかし!その聖遺物とやらがエレンの家で見つからなかったらどうするんです!?前回の壁外調査では運良く巨人との遭遇が少なかったためシガンシナまで行けましたが、今回もそうとは限りません!」
リヴァイ「まぁ仮にシガンシナまで辿り着けたとして、エレンの家に聖遺物が無かったらとんだ無駄足になるだろうな。兵士も大量に犬死だ」
エルヴィン「もちろん無かった際の事も考えている」
-
- 57 : 2013/10/14(月) 12:55:30 :
- あ、先に言っときますが登場する英霊は多分オリジナルになると思います
あくまで進撃ベースなのでFateのキャラは出さない方がいいと思ったので
-
- 58 : 2013/10/14(月) 18:22:22 :
- 了解!
んー
聖遺物はあったけどすでに召還されてたオチ?www
べつにこんなんじゃなくていいよwww
-
- 59 : 2013/10/14(月) 20:14:29 :
- いや、もうちょい何というか生々しく行きますwww
-
- 60 : 2013/10/14(月) 20:17:03 :
団長がきっぱり言い切るともう異を唱える者は居なくなった
ん?アルミン・・・何であんな眉間にシワ寄せてんだ?
視線の先には、ただミカサが座っているだけだった
決行は2週間後だそうだ
前回の壁外調査から帰ってまだ日が浅いが上に勘付かれないうちに済ませてしまうそうだ
エレン「ってのが今回の内容だ。一応言っとくけど絶対に誰にも話すなよ?」
俺はアニを自分の部屋に呼び例の作戦の説明をしていた
アニ「分かってるよ。にしても団長さんは随分な賭けに出たね。まさか英霊を呼んで壁外を進撃の後に聖杯を破壊とわ」
エレン「でも当然の事ながら人類に魔術師なんて居ないはずなのに・・・団長はどうすんだ?」
アニ「あんたが考えたって頭いい人の考えは分かんないでしょ?」フフッ
エレン「おい!馬鹿にすんなよ!」グイッ
アニ「え!ちょっ!」
エレン「うわっ・・・っと。・・・っ!?///」
-
- 61 : 2013/10/14(月) 20:19:31 :
- アニの肩を掴んだ瞬間アニがバランスを崩し俺も一緒に倒れこみ腰掛けていたベットに押し倒す形になってしまった
しかも俺の右手はしっかりと掴んでしまっていた
小柄な体躯にしては大きなアニの胸を
アニ「っ!!////」カァァ
エレン「すっ、すまん!///」
アニ「・・・///」ギュッ
エレン「なっ⁉///お、おい。今抱きついたら退けないだろ?///」
アニ「ねぇエレン・・・////」
エレン「な、何だよ」
アニ「私があんたに巨人だって打ち明けた時、私は死を覚悟してた。
でもあんたは誰も殺さずに1人で抱え込む事を選んだ」
エレン「・・・」
アニ「あんたにしてみたら不謹慎な話かもしれないけど、私と一緒に居る事を選んでくれて本当に嬉しかった・・・」
エレン「お前泣いてたもんな」
アニ「うるさい。あんたもでしょ?」
エレン「ははは。仕方ないだろ」
-
- 62 : 2013/10/14(月) 20:22:20 :
アニ「だからね。私はその・・・あんたとこれからも・・・い、一緒がいんだ///」
エレン「!!」
アニ「だから・・・だからエレン・・・私とけっkエレン「アニ!」
アニ「っ!!」ビクッ
俺は思わず大声を上げてしまった
アニ「そっか・・・ゴメンね・・・巨人のあたしなんか・・・」
エレン「何言ってんだ?さっきアニが言おうとしてた事・・・あぁゆうのは男から言うもんだろ?だから・・・続きは俺に言わせろよ」
アニ「えっ」
エレン「アニ。好きだ。愛してる。だから俺と結婚してずっと一緒に居ろよ」
俺は思ったままの事をそのまま言葉にして吐き出した
アニ「っ!!///」ジワァ
エレン「お、おい泣くなよ。まだ返事も聞いてねぇのに」
アニ「ぐっす・・・ゴメン・・・嬉しくて・・・///」
エレン「はぁ・・・まったく・・・で?返事は?」
アニ「・・・はい。エレン、貴方に私の全てを捧げます////」
-
- 63 : 2013/10/14(月) 20:25:08 :
- ((o(≧∇≦*)o))ワクワク
-
- 64 : 2013/10/14(月) 20:28:26 :
- エレン「ハハッ!何か照れくせぇけど・・・すげぇ幸せだな///」ニコッ
アニ「私もだよ///」ニッコリ
エレン「やっぱりお前の笑った顔って殺人的に可愛いな」
アニ「うっ///や、やめてよこんな密着してる状態で///」
エレン「今度から名前を名乗ったりする時は"アニ・レオンハート"じゃなくて"アニ・イェーガー"だな」ニヤニヤ
アニ「うぁぁあ/////」プシュー
エレン「おいおい大丈夫かよ」ハハハ
2日後
コニー「お前らすげぇな!結婚するんだろ!?」
アルミン「おめでとうエレン!アニ!」
ライナー「まぁ時間の問題だったわな」
ベルトルト「おめでたいね」
ミカサ「エレンを幸せにしないと削ぎに行くから・・・」グッス
ジャン「ハッ!お子ちゃまエレンがねぇー。と、ところでミカサ!俺とこn」ドゴォォン!!
サシャ「ジャンが飛んで行きましたね・・・」
クリスタ「うぅ〜諦めきれないよぉ〜」ウルウル
ユミル「おいおいエレンの愛人にでもなる気か?そんなの悪い子がする事d
クリスタ「悪い子なら愛人になってもいいの!?なるなる!!」
ミカサ「っ!!・・・私もなろう」
ペトラ「わ、私も!愛人になってやる!」
アニ「ぜ、絶対ダメ!!エレン渡さない!!」
ワイワイガヤガヤ
-
- 65 : 2013/10/14(月) 20:30:54 :
- エレン「どうしてこうなった・・・」
あの一夜の出来事は直ちに知り合いと言う知り合いに知られる事になる
理由はアニが嬉しすぎて何を思ったかノートに"アニ・イェーガー"と書くのを単語練習のように練習していたのである
そこを同室の憲兵に目撃されアニが白状した所104期の連中にも伝わってしまったのである
エルヴィン「ははは。随分と賑やかだな」
エレン「団長!すいません!騒がしくて」
エルヴィン「いや構わんよ。聞いたぞエレン。結婚するようだな?おめでとう」
エレン「あ、ありがとうございます」
ハンジ「本当におめでたいねぇ〜!あ、でも結婚式は次の壁外調査が終わってからだからね?
いろいろ忙しくて私を含めた上官は殆ど出席出来ないから」
エレン「気が早いですよ!////でも皆さん来て下さるんですか?」
ハンジ「ははは!みんな行く気まんまんだよ!」
どうやら同期も含めみんな俺達の事を祝ってくれているらしい
なにやら女性陣の空気が険悪なのは・・・何でだ?
-
- 66 : 2013/10/14(月) 21:27:28 :
- そろそろアルミンが胃痛をうったえはじめるか・・・
-
- 67 : 2013/10/14(月) 22:30:46 :
- 長くなるんであえて省きますかwww
-
- 68 : 2013/10/14(月) 22:32:07 :
そしてそれから数日後
壁外調査の日がやってきた
エレン「うし。準備出来たな」
エルヴィン「エレン。随分リラックスしているな?」
エレン「あ、団長。そうでしょうか?」
エルヴィン「まぁ緊張し過ぎるよりはいいがあまり気を抜くなよ?前回同様スムーズに進めるとは限らない」
エレン「それは・・・そうですね」
エルヴィン「・・・エレン」
エレン「?」
エルヴィン「君は何を知っている?」
エレン「っ!・・・えっと、質問の意味がよく・・・」
エルヴィン「では質問を変えよう。君は人類として巨人に勝利し、外の世界を旅する。・・・この想いに変わりはないか?」
まさか団長・・・アニ達の事に気付いたのか!?
-
- 69 : 2013/10/14(月) 22:34:45 :
いや、まだそうとは限らない。ただ俺の行動が不自然だっただけかもしれない
エレン「勿論です。俺は巨人を駆逐します。人類のために、そして俺と"家族"のために」
エルヴィン「・・・フッ・・・どうやら思い過ごしのようだ。時間をとらせた。君の妻のためにも今日はよろしく頼む」
エレン「ハッ!!」
そして出発の瞬間
ミカサ「エレン・・・」
エレン「?どうしたんだよミカサ」
ミカサ「私はあなたの家族・・・いつでも・・・どこでも」
エレン「は?当たり前だろ?」
ミカサ「ふふっ・・・ありがとうエレン。そして、結婚おめでとう。まだちゃんと言えてなかったから。結婚式には呼んでほしい」
それじゃあっと言ってミカサは自分の班の方に戻って行く
エレン「そりゃ呼ぶ予定だけど・・・あいつがあんな風に笑うのは珍しいな・・・」
どこか不思議な気分だったが
エレンを含めた調査兵団とその中に紛れ込んだアニは作戦のため壁外へと進んでいった
-
- 70 : 2013/10/14(月) 22:37:30 :
リヴァイ「どうやら今回も巨人との遭遇は少ねぇみたいだな」
グンタ「確かにさっきから殆ど方向を変えずに進めてますね」
エルド「このまま出来るだけ進みたい所だが・・・」
エレン(アニは上手くやってくれてるみたいだな・・・)
ペトラ「エレン?」
エレン(無理はすんなよ?今回はライナーとベルトルトが陣形の端にいるから何かあったら対応するみたいだけど)
ペトラ「エレン!」
エレン「っ!は、はい!どうしました!?」
ペトラ「大丈夫?さっきから呼んでたんだけど・・・」
オルオ「ボーっとしてんなよ餓鬼!」
エレン「す、すいません・・・」
結局シガンシナまで前回同様スムーズに進む事が出来た
-
- 71 : 2013/10/14(月) 22:39:34 :
ハンジ「今回もスムーズだったねー。なんでも遠目だけど鎧の巨人らしき姿を見たって話だよ?」
ライナー「・・・」アセダラダラ
エレン「おい!アニはピンピンしてんのに何でお前が巨人化したんだよ!(小声)」
ライナー「アニがちょっとでもケガしたらお前に殺されると思ったんだよ!(小声)」
エレン「・・・」
ライナー「おい!否定しろよ!」
リヴァイ「おいうるせぇぞ」
ライナー「す、すいません」
エルヴィン「人払いは済んだ。今回の作戦を知らせていない兵士達には地下室の調査と言う名目になっている」
アルミン「それでは手順は僕から説明します。まずは・・・」
アルミンが話した手順はこうだった
まずは聖遺物の捜索
見つかり次第英霊召喚の準備
そして英霊を使役するマスターだが俺がそれをやることになった
理由は前回の壁外調査の時に出来た右手の痣
あれは令呪と言ってどうやら聖杯がその者をマスターに選んだ証なのだそうだ
何故魔術師でもない俺に令呪が宿ったかと言うと
巨人のそもそも力は聖杯が作った物
聖杯が作った巨人の力を持っている俺にも微量の魔力が流れているらしい
そして渡されたこのメモ
そこには召喚の時に唱える言葉が書かれていた
-
- 72 : 2013/10/14(月) 22:42:42 :
- 訂正
×巨人のそもそも力は
○そもそも巨人の力は
-
- 73 : 2013/10/14(月) 22:58:44 :
- クライマックスかな?
支援!
-
- 74 : 2013/10/14(月) 23:03:28 :
- 支援じゃああああ!
-
- 75 : 2013/10/14(月) 23:05:51 :
- フェイトも試しに見て見たいんだけどなぁ
-
- 76 : 2013/10/14(月) 23:39:22 :
- 支援!
-
- 77 : 2013/10/14(月) 23:47:44 :
- ありがとう皆さん!
クライマックスと言えばクライマックスですがあくまで前半のです
Fateはハマりますよ!
-
- 78 : 2013/10/14(月) 23:49:19 :
リヴァイ「そっちはどうだ?」
ハンジ「無いみたいだねー。どうやらここに聖遺物は無さそうだよ」
そっかー。ならどうやって召喚するんだろうなー
アルミン「待って下さい!もっとよく探しましょうよ!!きっとあるはずです!!」
リヴァイ「・・・あまり時間も掛けられねぇ。巨人の足止めも長くなりゃ死人も出る」
アルミン「でも!まだ可能性が!」
ミカサ「アルミン・・・もうやめよう。・・・大丈夫だから」
アルミン「ミカサ・・・!・・・くっ!」
アルミンの奴・・・なんであんなに必死なんだ?
確か方法は考えてあったんだろ?
エルヴィン「気持ちは痛いほど分かる・・・我々も全力を尽くしたがそれらしい物は無かった・・・」
その証拠にその場にいた全員が埃まみれになっていた
あの潔癖性のリヴァイ兵長までも
エルヴィン「それでは英霊召喚の準備に入る」
エレン「!?」
-
- 79 : 2013/10/14(月) 23:52:03 :
- ベルトルト「あの・・・聖遺物は?」
エレン「そうですよ。ありませんでしたよね?」
エルヴィン「確かに"地下室"に聖遺物は無かった」
ペトラ「他の場所にはあるって事ですか?」
そう言っている間にもハンジさんが召喚の準備を進めている
アルミン「・・・聖遺物は・・・ミカサだ」
一同「!!!?」
エレン「はぁ?何言ってんだ?」
アルミン「エレンも知ってるだろう?ミカサは今は殆ど滅んだと言われる東洋の血が流れている」
エレン「た、確かに言ってたが・・・」
アルミン「しかもどうやら元を辿るとミカサは東洋の神の側近だった血筋らしい。
エレンのお父さんの本でミカサの腕にある刺青の意味を知ったよ・・・」
エレン「ミカサに流れてる東洋の血がすげぇのは分かったよ!それとミカサが聖遺物ってのはどうゆう意味なんだよ!?」
アルミン「東洋の血が途絶えた今。今回の作戦を完璧に成功させるだけの英霊を呼び出すにはミカサの強力な血筋が必要なんだ」
エレン「別に東洋の英霊じゃなくていいだろうが!!」
アルミン「ミカサの血筋ならとんでもない英霊が呼び出せそうなんだよ」
-
- 80 : 2013/10/14(月) 23:54:39 :
エレン「でも聖遺物って人間その物がなった事例なんて無いだろ!?ミカサが無事な保証なんて・・・」
アルミン「僕だって嫌だよ!!!」
エレン「!!!・・・っくそ!」
ミカサ「2人とも喧嘩しないで」
エレン「おいミカサお前今がどんな状況か分かってnミカサ「エレンは昔からそうだった・・・」
エレン「はぁ?お前何言ってんだよ・・・」
ミカサ「すぐに熱くなって喧嘩してしまう。その殆どは・・・自分の夢を馬鹿にされた時か、自分の大切な人のためだった」
エレン「!!」
アルミンはもう耐えきれない様子で涙を流している
ミカサ「エレン?あなたの夢は復讐ではなくなった・・・そうでしょう?あなたは世界を救う正義の味方になるんでしょ?」
エレン「あ、あぁ・・・そうだよ」
ミカサ「とても素晴らしい夢だと思う。だから私にも手伝わせて欲しい」
エレン「でも・・・でもお前が・・・」
ミカサ「アニ?」
エレン「!?」
ミカサ「いるんでしょう?大丈夫。私とアルミン、それにエルヴィン団長とリヴァイ兵長とハンジ分隊長は知ってる」
-
- 81 : 2013/10/14(月) 23:57:06 :
リヴァイ班「!?」
ライナー「おい、それって・・・」
ベルトルト「っ・・・」
エルヴィン団長「心配しなくていい。もちろん最初こそ驚いたが、我々はエレンの判断を信じる事にする」
アニ「・・・」スッ
近くの物陰からアニが固い表情で姿を現す
ミカサ「アニ。・・・エレンをお願い」
アニ「ミカサ・・・あんた・・・」
ハンジ「準備が出来た。始めよう」
エレン「ちょっと待てってミカサ!!ふざけんなよ!!」
ミカサ「エレン・・・世界を救うのはそんなに簡単じゃない。とっても難しい。ので、これからは物事を天秤にかける事をしなければならない」
エレン「・・・」
ミカサ「何かを変えるには何かを捨てないといけない」ギュッ
エレン「!」
-
- 82 : 2013/10/14(月) 23:59:39 :
ミカサ「アニ・・・今だけは許してね・・・」
ミカサが俺に抱き付いてくる・・・
ミカサ「これで・・・最後だから・・・」チュッ
エレン「・・・っ」
そしてミカサは俺の唇に自分の唇を重ねる
どれぐらい時間がたったか
ミカサが俺から離れて魔法陣の近くに置かれた台に腰掛ける
ミカサ「始めて。エレン」
おい・・・マジかよ・・・俺はミカサを・・・家族を捨てないといけないのか?
リヴァイ班の皆さんはまだ状況がよく理解出来ていないようだ
ライナー、ベルトルト、アニは唖然とした様子
しかし拳は血が出るのではないかと言うほど握り締めている
団長、兵長、ハンジさんは静かに見守っている
ミカサ「エレン、最後の頼み。私を・・・使って」
ミカサの頬に涙が伝った
エレン「・・・分かった」
-
- 83 : 2013/10/15(火) 17:54:01 :
アニ「エレン!そんな事したらあんたが!」
壊れる?いや、大丈夫だ・・・きっと・・・大丈夫だ・・・
エレン「今までありがとう。ミカサ・・・お前のお節介が鬱陶しいと思った時もあったけど。母さんが死んでからお前はずっと側にいてくれた・・・」
お前は最高の家族だ。今もこれからも
俺がそう言うとミカサは嗚咽を漏らした
アルミン「ミカサ!!君はいつも僕をエレンと一緒に助けてくれた!僕にとってもミカサは家族だ!!」
エルヴィン「ミカサ・アッカーマンに敬礼!!」
ババッ!!
エルヴィン団長の声でその場にいる全員がミカサに心臓を捧げた
あのリヴァイ兵長もミカサに敬意を払ってる
-
- 84 : 2013/10/15(火) 17:55:54 :
- エレン「始めるぞ」
ミカサ「うん。・・・お願い」
エレン「すぅ・・・
素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。
祖には我が大師シュバインオーグ。
降り立つ風には壁を。
四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ」
俺は息を吸い込み詠唱を始める
ミカサ「エレン、詠唱しながらでいいから聞いて
伝えたいことがある」
エレン「・・・・?
閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する」
俺は詠唱を唱えながらミカサの言葉に耳を傾ける
ミカサ「私と・・・一緒にいてくれてありがとう」
エレン「!」ジワァ
ミカサ「私に・・・・生き方を教えてくれてありがとう」
-
- 85 : 2013/10/15(火) 17:59:22 :
- エレン「―――――Anfang(セット)。
――――――――――――
――――――――――――
――――――――――――
――――――――告げる。
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に!
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ!」ポロポロ
涙が溢れ出してくる。止まる気配はない
ミカサ「・・・・私に、マフラーを巻いてくれてありがとう・・・」ツー
ミカサの目からも涙がとめどなく流れる
エレン「誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者!」
俺は涙声にならぬよう必死だった
ミカサ「最後にエレン・・・貴方を・・・愛している」
エレン「汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
ブワッ!!!!
詠唱が終わった瞬間にミカサの腕にある刺青、そしてミカサの体の順番で光り輝き
ミカサの姿は消えていく
-
- 86 : 2013/10/15(火) 18:14:15 :
- エレン「ミカサ!!」
ミカサ「・・・」
エレン「絶対にまた・・・会おうぜ」
ミカサ「・・・」ニコッ
ミカサの最期は優しげな笑顔だった
そしてミカサの姿は完全に消えた
辺りに音は無く
ただ数人の嗚咽が聞こえるだけだった
今日この日。俺は家族をまた一人失った
ずっと一緒に居た友のようで姉のようで妹のようで母のような女の子だった
もう2人が無邪気に笑っていたあの頃は想い出になってしまった
5年振りの喪失感
ダメだ・・・決めただろ・・・
憎しみを持つな・・・俺は昔の俺じゃない
ミカサや母さんはそんなこと望んでいない
-
- 87 : 2013/10/15(火) 20:47:17 :
- 楽しみ♪
支援!
みかさ・・・∃ヨヨョョ。+゚(ノД`)゚+。ョョヨヨ∃
-
- 88 : 2013/10/15(火) 21:02:39 :
- ミカサ…
支援!
-
- 89 : 2013/10/15(火) 23:33:41 :
- 支援
-
- 90 : 2013/10/16(水) 01:13:47 :
- 皆さんありがとう!!
-
- 91 : 2013/10/16(水) 01:17:39 :
- いよいよオリジナル英霊の登場です
前も言った通りあくまで進撃がメインなので英霊の設定も簡単な物です
物語をスムーズに進めるためのキャラとして認識して下さいm(_ _)m
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- 92 : 2013/10/16(水) 01:20:18 :
?「私の聖遺物には娘を使ったのか?」
一同「!!⁉」
?「すまんが事情あって姿を現す事は出来んようだ。一応セイバーとして限界したようだが・・・」
エレン「あんた?英霊なのか?」
セイバー「そなたが我がマスターか。私は世界の救済のために呼ばれたのだな?くだらぬ欲望で呼ぼうものなら仕置きをしてやろうと思ったが・・・存外、我がマスターは立派な考えをお持ちだったようだ」
エルヴィン「こちらの要求が分かっているのか?」
セイバー「んん?まぁそうゆう物だよ。先程の娘に敬意を称してそなたらに助力させて頂こう」
俺やアルミンはミカサの事でおかしくなりそうな頭をなんとか無理矢理に切り替える
エレン「あんたの真名はなんなんだ?」
セイバー「ほぅ、知らぬか・・・いや、すまん。ここでは当然か」
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- 93 : 2013/10/16(水) 01:22:05 :
アルミン「貴方は・・・日出ずる国の伝説に登場した方ですか?」
セイバー「なんだ知ってる物もおるのか。博識だな」
エレン「日出ずる国?」
セイバー「かつての古。怪物八岐大蛇を討った者こそ私だ。真名は・・・
建速須佐之男命(タケハヤスサノオノミコト)」
エレン「それって日本って場所の神話に出て来る!」
スサノオ「宝具は天叢雲剣だ」
エレン「でも姿を見せれないって・・・」
スサノオ「恐らく今回の状況が特殊すぎるからであろう。マスターの魔力もあまり高くないと見た。ここぞと言う場以外では私の力は使わぬ方がよさそうだな」
エレン「そうか・・・」
スサノオ「おぉ、そうであった。まだマスターの名を聞いておらんぞ?名乗ってもらえるか?」
エレン「あ、あぁ・・・。エレン・イェーガーだ」
スサノオ「ほぅ・・・エレンか。良い名だ。先程の娘の名は、ミカサ・アッカーマンだったか」
エレン「知ってるのか!?」
スサノオ「いやはやなんと説明すればよいか・・・こちらに来る際にすれ違ったとでも言おうか。美しい娘だったな」
-
- 94 : 2013/10/16(水) 01:23:44 :
- エレン「あぁ・・・自慢の家族だ・・・」
スサノオ「ふむ・・・どうやらこの時代の悪は許し難い物らしい」
エルヴィン「私はエルヴィン・スミス。エレンの上司にあたるものです。詳しい作戦は私から説明させて頂きます」
スサノオ「うむ、頼む」
そうしてエルヴィン団長は俺のサーヴァントのスサノオに今回の作戦を詳しく話した
俺は・・・床に落ちたミカサのマフラーを拾い上げた
エレン「結局・・・俺に帰って来たな・・・このマフラー」
アルミン「エレン・・・黙っててごめん」
エレン「・・・いいよ。どの道結果は同じだった。どうせミカサが言うなって言ったんだろ」
アルミン「ミカサから名乗り出たんだ。僕らじゃあんなこと思いつきもしなかった・・・エレンの言う通り口止めもされた」
エルヴィン「そろそろ一度壁内に戻ろう
彼等には休息が必要だ」
リヴァイ「・・・そうだな。おいエレン。・・・帰るぞ」
エレン「・・・はい」
アニ「・・・」ギュ
アニが黙って手を握ってくれる
俺は馬に乗るまで離せず黙ってアニの手に縋っていた
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- 95 : 2013/10/16(水) 01:33:47 :
- 支援
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- 96 : 2013/10/16(水) 08:45:12 :
- 支援♪
d(*^v^*)bヤッタネェ♪
そろそろかな?前半終了
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- 97 : 2013/10/16(水) 11:01:43 :
- ((o(≧∇≦*)o))ワクワク
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- 98 : 2013/10/16(水) 12:21:59 :
- 皆さんありがとう!!
そうですね。前半の山は終わった感じです
ここからはちょっと物語の休憩もかねてエレアニを書いて後半へって感じです
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- 99 : 2013/10/16(水) 12:23:53 :
- 帰りはエルヴィン団長の許可でアニ、ライナー、ベルトルトの3人が陣形をサポートしていた
その甲斐あって帰りもスムーズに壁内に戻る事が出来た
そして現在、調査兵団旧本部
エレン「・・・」
オルオ「おいガキ。さっきからなんだその態度!いいかげんにsバチンッ
エレンオルオ「!?」
ペトラ「オルオ・・・あんたそれ以上言ったら一生許さないからね」
オルオさんが俺の態度に異を唱えようとしたところ
ペトラさんが思い切りオルオさんに張り手をかました
オルオ「くっ・・・悪かったよ」
そう言ってオルオさんは自室に戻っていく
エレン「すいません。俺の態度が悪いばかりに・・・」
-
- 100 : 2013/10/16(水) 12:26:00 :
ペトラ「エレンは悪くないわ。暫くはゆっくり休みなさい?あなたはとっても頑張ったわ」
そう言ってペトラさんは優しく微笑みながら頭を撫でてくれる
我慢していた涙が溢れそうだ
ペトラ「ほら、部屋に戻って今日は寝なさい?」
エレン「はい。ありがとうございます・・・」
そう淡々と述べて俺は自室に戻る
スサノオ「私は眠っていよう。必要な時は呼んでくれ」
エレン「あぁ・・・」
そう言うとスサノオの気配は消えた
ガクンッ
1人になった瞬間に張り詰めていた何かが切れた
糸の切れた操り人形のように俺は床に膝をつき硬い石の床を殴りつける
ゴッ
俺は・・・家族を殺した・・・自分の夢のために・・・
ゴッ
エレン「畜生・・・畜生・・・」
涙が溢れだす
-
- 101 : 2013/10/16(水) 12:28:06 :
俺は床を殴り続ける
拳が割れたのか血が噴き出る
エレン「また俺は・・・家族を・・・救えなかった・・・母さんも・・・ミカサも・・・同じあの場所で・・・」
そう、俺の家族。母さんもミカサも皮肉な事に同じ場所で俺の目の前で死んでいる
はははははっ
エレン「くっだらねぇ・・・!俺ほどくだらねぇ奴は居ないだろうな・・・ほんと死んじまえよ!」
不意に背中から暖かい何かに包まれた
エレン「?、なんでここに?」
涙でぐしゃぐしゃになった顔で後ろを振り返る
アニ「・・・私とライナーとベルトルトもここに住む事になったんだ。監視対象になっちゃったからね」
そこには俺を優しく抱きしめる最愛の人がいた
-
- 102 : 2013/10/16(水) 21:38:56 :
アニ「自分をくだらないなんて言うんじゃないよ。それならくだらないあんたに惚れた私やミカサや他の女子はなんなのさ」
いつもの皮肉だがその声色はとても優しかった
エレン「・・・」
もう喋る事も出来ずただ涙を流す俺を優しく抱いてくれている
アニ「あんたに家族はまだ居るでしょ?でも今は気が済むまで泣きな」
アニは俺の正面に回り込み俺の頭を自分の胸に引き寄せる
アニ「大丈夫。もう、大丈夫だからね」
その暖かさは俺を泣きじゃくる子供に戻すのに十分だった
エレン「・・・うぁぁ・・・ぁぁぁ」
俺は久しぶりに声を上げて泣いた
その間アニはずっと俺を抱きしめて頭を撫でてくれた
小さい子供のように泣き続けた
どれぐらい時間がたったか
俺はアニから体を離す
-
- 103 : 2013/10/16(水) 21:41:24 :
エレン「すまんアニ・・・情けないところ見せちまったな」
アニ「・・・」グィ
アニが無言で俺の頬をつねる
エレン「あに・・・いひゃい・・・」
アニ「私にはどんな姿見せてもいいよ・・・家族なんでしょ?」
エレン「そうだな・・・悪い」ギュッ
今度は俺がアニを抱きしめた
ズキンッ
エレン「いっ・・・」
アニ「エレンその手!!」
エレン「あぁ・・・床殴っちまったからな。まだ上手く巨人の力が使えないからか回復が遅いみたいだ」
アニ「んちゅ・・・」
エレン「お、おい血なんか汚いから舐めなくていいって!」
アニが俺の傷口を優しく舐める
それから包帯まで巻いてくれた
アニ「もう自分を傷付けないでね?」
エレン「・・・あぁ、ほんとごめん」
そしてゆっくりと顔を近付け互いに唇を重ねる
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- 104 : 2013/10/16(水) 21:43:16 :
- うん、前半はこんなもんかな?
見てる人には出来れば答えてほしんですが・・・
今後の展開でエロは入れたほうがいいですか?
ぶっちゃけあっても無くてもいんですが
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- 105 : 2013/10/16(水) 22:42:54 :
- あってもいいですよ!
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- 106 : 2013/10/17(木) 06:14:14 :
- あってほしい
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- 107 : 2013/10/17(木) 20:00:29 :
- じゃあとりあえず入れる方向で
上手く書けないけどご勘弁をm(_ _)m
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- 108 : 2013/10/17(木) 20:07:36 :
- その頃
スサノオ「エルヴィン」
エルヴィン「?、ここにいらしたんですか」
スサノオ「なに。我がマスターの夫婦水入らずは邪魔出来んよ」
エルヴィン「なるほど・・・」
スサノオ「それより。作戦を指揮するのはそなただったな」
エルヴィン「はい」
スサノオ「率直に聞こう。我がマスターの言葉を借りるなら・・・巨人共を駆逐する作戦を遂行するのにどのくらいかかる?」
エルヴィン「そうですね。まず作戦の要となるエレンの回復、他にも我々は知らない事が多すぎるため多くの準備が必要です」
スサノオ「ほお、冷静だな」
エルヴィン「超大型巨人と鎧の巨人がこちら側についた以上。攻めも守りも以前より固くなった。あなたもいますしね」
スサノオ「巨人より八岐大蛇の方がよっぽど恐ろしい」
エルヴィン「ふふ、でしょうね。よって・・・作戦決行は2年後としたい」
スサノオ「ふむ・・・妥当だな。遅すぎると意を唱える者もおるだろうが正論で論破してやれ」
エルヴィン「努力します」
スサノオ「ふふ、それではな」
そう言ってスサノオの気配は消えた
-
- 109 : 2013/10/17(木) 20:09:23 :
- 数日後
エルド「2年・・・ですか?」
グンタ「また随分と長期間ですね」
エルヴィン「勿論その間も壁外調査は行う。あくまで本格的に作戦を決行するまでの準備期間だ」
アルミン「失敗する訳にもいきませんし僕は妥当だと思います」
リヴァイ「・・・エレン。お前はどうだ?サーヴァントと巨人化を持つ奴3人を動かす事の出来るお前が決めろ」
エレン「・・・」
ライナー「俺たちはお前に従うぞ」
ベルトルト「君に任せるよ」
アニ「・・・うん」
エレン「・・・俺は・・・団長とアルミンの判断を信じます!」
エルヴィン「よく言ってくれた」
アルミン「ありがとうエレン」
ハンジ「うんうん!まずはフユキの正確な場所の特定だね!ライナー、ベルトルト、そしてアニ・イェーガー!君たちにも強力してもらうよ!」
3人「ハッ!」
アニ「何で私だけフルネーム////」
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- 110 : 2013/10/18(金) 01:18:03 :
リヴァイ「おい、そこのデカブツ2人」
ライナーベルトルト「!」
リヴァイ「許されたと思うな?てめぇらは紛れもねぇ大量殺戮者だ」ギロ
ベルトルト「っ!」
ライナー「・・・はい、分かっています」
リヴァイ「だがお前らのせいで目の前で親を殺された奴が仲間だと言った。それを俺らは無下に出来ねぇだけだ。心臓を捧げたらしいが一応言っとく」
妙な真似しようもんなら問答無用で俺が殺す
兵長はそう言い残すと部屋を出て行った
まさか兵長があそこまで言うとはな・・・
ライナー「どうやら俺達はまたエレンに救われたようだな」
ベルトルト「生きた心地がしなかったよ・・・」
-
- 111 : 2013/10/18(金) 01:19:19 :
エルヴィン「私からも確かめさせてくれ
ライナー・ブラウン、ベルトルト・フーバーおよびに鎧の巨人、超大型巨人。
諸君らは何だ?」
ライナー「ハッ!我々同郷の3人は人類の勝利のため心臓を捧げる兵士であります!」
ベルトルト「戦士としての我々は死にました!エレン・イェーガーに救われたあの日から兵士としてこの心臓を捧げています!」
エルヴィン「見事な敬礼だ。
アニ・イェーガー。君は前回、前々回の壁外調査で多大な援護をしてくれていたそうだな。
これからも心変わりはないか?」
アニ「ハッ!これからも人類のために心臓を捧げます!
なにより最愛の人を裏切るような真似は決して行いません!」
エルヴィン「よろしい。今後何があろうと我々調査兵団は君達3人を全力で守ろう。
全員それでいいな?」
3人以外「ハッ!!」バッ
その場にいる全員が敬礼をすると3人は唖然とした後
謝罪の言葉と感謝の言葉を繰り返し発していた
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- 112 : 2013/10/18(金) 18:13:57 :
後日
俺とアニには一ヶ月間の休暇が与えられた
ライナーとベルトルトが居る以上、壁外調査での最低限の安全は確保出来るためだ
俺は参加すると言ったのだが親しい同期や先輩には全員に止められ
アニにも泣き付かれ俺は仕方無しに休暇を貰う事にした
エレン「はぁ・・・訓練も自主練しかしてねぇし
皆はもうちょいで壁外調査かー。暇だな・・・」
アニ「うぅ・・・ぐすっ」
エレン「なにも泣かなくてもいいじゃねぇかよ」
アニ「だって・・・最近のあんたは見てられなかったんだよ
このままいけば本当に壊れそうだったよ」
エレン「はぁ・・・もう暫くしたら元に戻るよ」ナデナデ
アニ「うん・・・」
エレン「よし。買い物でも行くか?」
アニ「・・・行く」グスッ
-
- 113 : 2013/10/18(金) 18:25:24 :
エレン「こうやってのんびり2人で街を歩くのって久しぶりだな」
アニ「そうだね・・・夫婦水入らずってやつ」
俺とアニは手を繋いで街を歩いていた
何故か知らないが俺達が並んで街を歩くと必ず注目を浴びてしまう
エレン「なんで男も女も俺らの事見るんだろうな?訓練兵の頃もそうだっけ?アニが美人だからか?」
アニ「はぁ!?///・・・てゆうかあんた本当に理由知らないの?少なくとも女の視線の方」
エレン「?」
アニ「はぁ・・・」
訓練兵時代にアニがクリスタから聞いた話だが
エレンとアニは2人共顔の整ったカップルなので街ではやたら目立ってしまうらしい
エレン「おいアニ!変な男に言い寄られても相手にすんなよ?浮気とか嫌だからな!」
アニ「しないよ・・・。むしろあんたの方が心配」
エレン「?、俺が好きなのはアニだけだぞ?」
アニ「っ///・・・ありがと///・・・私もだよ///」
エレン「おう!」ニカッ
この爽やかな笑顔に靡く女は今後も多そうだと警戒を強めるアニであった
-
- 114 : 2013/10/18(金) 18:27:08 :
エレン「とりあえず飯食おうぜ」
アニ「そうだね。服とかは結構買っちゃたし」
エレン「今日買った服今度着ろよ?すげー可愛かった!」
アニ「分かったよ///」
俺とアニは近くのレストランで食事をとり
もう少し街をぶらついて帰ろうと言う事になった
エレン「あれ?こんな所通ったっけ?」
道に迷ってしまったのか俺は辺りを見回し首を捻る
エレン「なぁ一旦戻ろうぜアニ、って何で顔真っ赤なんだお前?」
アニ「あんた・・・///。ここがどんな場所か知らないの?///」
エレン「?、うん。分からん。やたら派手な外装だな・・・ホテル?」
アニ「ここはラブホ街って言ってそこらにあるホテルは全部ラブホテルさ////」
エレン「ラブホって・・・。あっ!!悪い!!すぐ帰ろう!!///」
アニ「べ、別に私はどっちでもいいけど・・・///」
エレン「はぁあ!?///」
-
- 115 : 2013/10/18(金) 18:29:24 :
アニ「だってエレン全然そーゆー事してくれないし・・・////」ゴニョゴニョ
エレン「い、いやだって・・・///」
アニ「ひょっとして私とじゃ嫌なの?///」ウルウル
エレン「んな訳あるか!!・・・あ///」
アニ「/////」カァァ
エレン「じゃ、じゃあ分かった・・・帰ってお互い風呂入ったら俺の部屋に来いよ///」
アニ「えっ・・・それって///」
エレン「や、やるんだろ?///・・・俺だってまだあれから数日しか経ってねぇから完全には立ち直れてないんだ。ちょっとでも前向きになりたいし・・・///」
アニ「わ、分かったよ///私はあんたの嫁だもんね?///夫が苦しんでる時に力になるのも仕事だし///」
エレン「じゃ、じゃあ帰ろうぜ///」ギュッ
アニ「う、うん///」
俺はアニの手を握り歩き出す。
チラリと横目で見るとアニは耳まで真っ赤にして俯いている。
しかしその口元は幸せそうに微笑んでいた
-
- 116 : 2013/10/19(土) 12:17:36 :
- エレン「ふぅー・・・」
あれから旧本部に帰った俺は風呂に入っていた
これからアニと・・・
エレン「・・・///」
ガラッ
考え事をしながら湯船に浸かっていると突如男風呂の扉が開き誰か入ってきた
ペタペタ
エレン「?、お先にお風呂いただいてまーす」
アニ「知ってるよ/////」
エレン「ぶっ!?」ザバッ
風呂に入って来たのは何とアニだった
タオルで大事な部分を隠してるがその姿はそっちの経験に疎い俺には刺激が強すぎた
エレン「お、おい何入って来てんだよ!///ここ男風呂だぞ!?誰か来たらどうすんだ!?///」
アニ「今ここには誰も居ないよ・・・全員壁外調査の会議で街に行ってる」
エレン「え?そうだったのか」
アニ「ほら///こっち来なよ///・・・背中流したげる///」
エレン「・・・お、おう///」
-
- 117 : 2013/10/19(土) 12:20:11 :
- 俺は湯船から出てアニの前の椅子に腰掛ける
アニ「ぅんしょ・・・あんた結構背中大きいね////」
エレン「そ、そうか?///・・・ひゃぁあ!?///」
生返事をしていると突如背中にとてつもなく柔らかい何かが押し付けられる
エレン「ああぁぁ、アニぃぃ!?///」
アニ「え///一緒にお風呂入ったらこうやるのが決まりじゃないの?////」
エレン「何だその心臓に悪い決まり!////誰から聞いた!?///」
アニ「えっと、ユミル」
あいつ・・・
エレン「えっと・・・それは多分あいつの嘘だ。男の俺は聞いた事無い」
アニ「・・・この状況どうすんのさぁ////」ウルウルギュー
俺の背中に豊満な胸を押し付けたまま涙目で訴えるアニ
ヤバイすげぇ襲いたい
エレン「と、とりあえず背中は普通に洗ってくれればいいから////」
アニ「はい///」
-
- 118 : 2013/10/19(土) 13:07:05 :
- 俺なら襲います..直ぐ襲います
支援♪
-
- 119 : 2013/10/19(土) 13:44:48 :
- 男なら襲うのが礼儀ですよwww
-
- 120 : 2013/10/19(土) 13:47:14 :
- それからの記憶は殆ど無く気が付いたら俺は風呂から上がって自室でアニを待っていた
エレン「うぁ〜///軽くのぼせた///」
コンコン
ドアをノックする音がする
エレン「アニか?//」
ギィ
アニ「うん///」
部屋に入って来たアニはまだ濡れた髪を肩までおろし
体は湯上りという事もあり熱を持っているようだった
正直かなり色っぽい
服もシャツしか着ておらず下着が見えてしまっている
エレン「誘いすぎだろ///」
アニ「うっさい///」ポフッギュー
さっそく抱き付いて来やがった
肌が直接触れ合う面積が広いのでアニの柔らかくスベスベした肌が理性を壊していく
-
- 121 : 2013/10/19(土) 13:49:48 :
- エレン「お前柔らかいな・・・いつにも増していい匂いするし」ギューチュ
アニ「ひゃっ///く、首筋は・・・ダメ///」
エレン「そんな声出すなよ。こっちだって色々抑えてんだから・・・」
アニ「だってぇ///あんっ///耳もいやぁ//」
理性のヒビが広がっていく
アニ「うぅぅ///エレぇン///お願い・・・キスして///」
エレン「あぁ・・・///んちゅ・・・」
アニ「んんっ///・・・ちゅ///んぁ!?・・・ちゅう///・・・ぷはぁ///い、いきなり舌入れないでよ///」
エレン「悪い悪い。お前って誘うの上手いよな///」
アニ「な、何それ///んぁ///胸・・・ちょ、そんなに強くしないでぇ///・・・もっと優しく揉んでぇ///あ!ちょ!もぅ脱がすの!?///」
俺がアニのシャツをめくると見事な双丘が揺れた
白く美しい肌にピンク色の先端
思わず見惚れているとアニは顔から火が出るほど真っ赤になっていた
-
- 122 : 2013/10/19(土) 15:29:07 :
- hide「俺の理性はズタボロです!」ハァハァ
支援だよん♭
-
- 123 : 2013/10/19(土) 21:25:07 :
- いけえぇぇエレン!!
-
- 124 : 2013/10/19(土) 22:08:15 :
- 直接胸を掴むと吸い付くような肌触りと同時に指が沈んでいく感覚が襲ってきた
いくら時間が経っても飽きないなこれは
アニ「んんっ///はぁ///エレン・・・カラダが熱い///・・・お願い////犯して////」
あぁ・・・こいつ俺の理性を粉々にしていきやがった
もはや俺には一欠片の理性も残っていない
俺はアニの服を手早く脱がせベットに押し倒す
アニ「キャッ////うぅ///・・・や、優しくシテね?////」
アニに再び口ずけをしながら俺は秘部に手を伸ばす
触れた瞬間にアニの身体は大きく跳ねる
ぷにぷにとした感触のそこを優しく撫でると今度は小刻みに震えだす
アニ「な、なんか変な感じする///あんた手つきいやらしすぎてっ、あぁっ///」
エレン「かなり濡れてんな・・・///指入れてみていいか?」
アニ「うぅ///そーゆー事言うなぁ〜////」
クチュクチュといやらしい音を立てながら指を入れて動かしていく
-
- 125 : 2013/10/19(土) 22:14:25 :
- これは?なんか引っかかるな?
アニ「そ、それはまだ!///あとで////」
エレン「お?おう。なあアニ」
アニ「な、なんだい?///」
エレン「俺のコレももう限界なんだが・・・」
アニ「う///分かったよ///脱いで?///」
手早く裸になるとアニは顔を真っ赤にしながら俺のあれを見る
アニ「は、初めて見た////」グニ
エレン「いっ!?///」
突然触られた事で大きく体が跳ねてしまう
恥ずかしい思いをしているとアニはちょっと泣きそうになっていた
アニ「ご、ごめん・・・そんなに痛いって知らなくて」ウルウル
エレン「ち、違う!痛かったんじゃねんだよ!き、気持ちよかったから///」
アニ「ほ、ほんと?///じゃあ・・・」
アニやさしく俺のを触り突如口にくわえた
エレン「!!!?///」
アニ「ほぉーお?///ひもひいぃ?///」
ぎこちないながらも一生懸命に俺のをくわえて上目遣い
コイツわざとやってるのか?
-
- 126 : 2013/10/20(日) 03:05:14 :
- エレン「あぁ、気持ちいい///」
ジュルジュルといやらしい音を立てながらアニは必死に俺のを貪る
アニ「あ、エレン。ちょっと横になって?」
エレン「ん」
言われた通りベットに横になる
アニ「んっしょ////」ギュムッ
エレン「なっ!?///お前そんなのどこで覚えた!?////」
アニ「ユミルが小説を貸してくれたんだよ///あんたと付き合ってる事あいつが知ったら『これ読んどけ。今後必要な知識が書いてある』って////さっきのお風呂のもそこに書いてあった///」
あいつ何やってんだよ・・・
でもナイスだユミル
アニ「こ、これって、ぱいずり?って言うんでしょ?///胸が大きいのって邪魔なだけだと思ってたけどあんたが喜んでくれるなら自分の胸も好きになれそうだよ////」
エレン「あぁ、すげぇ気持ちいい///お前の胸は最高だよ」ナデナデ
アニ「えへへ///」ギュムギュムッ
-
- 127 : 2013/10/20(日) 03:07:18 :
- 気分が乗ったのか胸で挟みながら舌で俺のを舐めてくる
エレン「うぉ!?///それヤバ///」
一気に衝動が湧き上がってくる
エレン「ヤバイヤバイ!!出る!!///」
アニ「んっ///じゅる///」
エレン「ううっ!!///」
俺はそのままアニの口内で果ててしまった
アニ「んんっ!!?///んくっ///」ゴクン
え?飲んだの?
アニ「なにこれ///苦い・・・のかな?///よく分かんない///」
アニってむちゃくちゃ健気だな・・・
誰だよ氷の女とか言った奴
今なら余裕で言い負かせる
エレン「アニ・・・そろそろ・・・いいか?///」
アニ「・・・っ///」コクン
目の前で真っ赤になってそろそろと綺麗な美脚を俺に向って開いてるのがあのアニだぞ?
昔なら信じられねぇよ
-
- 128 : 2013/10/20(日) 03:13:50 :
- ヤベェ...パネェ
-
- 129 : 2013/10/20(日) 03:17:25 :
- 猿人「…………」ゴクリ
-
- 130 : 2013/10/20(日) 03:23:08 :
- 見てる人が居るからもうちょい続けます
-
- 131 : 2013/10/20(日) 03:24:46 :
- エレン「えっと・・・ここでいいのかな・・・」
アニの秘部に俺の先端を当てた瞬間にまるで飲み込まれるように入っていく
が、それもすぐに終わり逆に拒むようにキツくなる
アニ「・・・っ!」
エレン「!、アニ痛いか!?無理はsアニ「だめ!・・・お願い///続けて///」
エレン「わ、分かった・・・」
出来るだけアニに負担が掛からないようにゆっくりと奥へ進めていく
アニ「・・・っ」ギュー
アニは痛みに耐えているのか俺の手を握り締め固く目を閉じている
エレン「うっ・・・奥までいったな。大丈夫か?」
アニ「痛い・・・けど。それ以上に幸せだよ///」
エレン「痛いのがか?」
アニ「はぁ・・・こんな時まであんたは・・・相変わらずだね」
エレン「な、何だよそれ。馬鹿にしてn、んんっ!?」
アニ「ちゅ・・・んっ」
エレン「い、いきなり何だよ///」
アニ「あんたと一つになれたのが嬉しいの///・・・言わせないでよ///」
エレン「す、すまん///」
-
- 132 : 2013/10/20(日) 03:26:02 :
- アニ「エレン・・・そろそろ慣れてきたから動いていいよ///」
エレン「わ、分かった。ゆっくりやるからな」
慎重に腰を動かしていくとアニの身体が大きく跳ねた
アニ「・・・っ!!////」
何故かアニは赤い顔をさらに真っ赤にしている
エレン「なんだ今の?何かビクンビクンなったぞ?」
アニ「うぅ///・・・気のせいじゃない?///」
エレン「いやそれはない・・・ひょっとして今のがイったってやつなのか?」
アニ「っ!!?////」
エレン「図星かよ・・・すげぇな。ちょっと動いただけなのに。お前エロすぎだろ」
アニ「ーーっ〜!!////」ジワァ
エレン「な、何で泣くんだよ!?」アセアセ
アニ「軽蔑した?////」ウルウル
エレン「え、これって軽蔑するもんなのか?俺はちょっと嬉しかったんだけど・・・」
アニ「なぁっ!!?///・・・それなら良かった///」
-
- 133 : 2013/10/20(日) 03:29:41 :
- エレン「よし、じゃあまた動くぞ?ってゆうか実は想像以上にアニのが気持ち良くて俺もそろそろヤバイ」
俺はさっきより早く腰を動かす
アニ「あっ!//まっ…て!///激しっ///あんっ!!///んんっ///」ビクンッ
すげぇ・・・連続でイってる?
エレン「ううっ!アニ!ヤバイ!出るっ!」
アニ「中にっ!///中に出してぇ!!///」
俺はこみ上げてきた物を全てアニの中に出した
アニ「ああっ!!///エレンのが…あったかいのが…入ってくる///もう何回イったかわかんない・・・////」ビクンッビクンッ
うわぁ・・・ほんとエロいなコイツ///
無意識なのか?///
あっ
エレン「ちょ、今更だけど中に出して良かったのかよ!?」
アニ「えっと・・・ヤバイかも///」
エレン「はぁ・・・ったくお前は」
アニ「な、何さ?///」
エレン「アニ・・・俺の子どもを産んでくれ」キリッ
アニ「ふぇ!?///あっ、えっと、はい・・・////」プシュ~
そうして俺とアニの初めての夜は終わった
-
- 134 : 2013/10/20(日) 03:33:59 :
- よし!エロ終わった!
初めてのSSでエロとかやめときゃよかったwww
今後はまたストーリーに戻していきます
-
- 135 : 2013/10/20(日) 23:39:44 :
- 期待
-
- 136 : 2013/10/21(月) 00:01:46 :
- こんな良いSS書くとは
なんて奴だ!!
支援だよん♪
-
- 137 : 2013/10/21(月) 01:05:51 :
- ありがとう!
いやいや、恐縮です
-
- 138 : 2013/10/21(月) 01:15:49 :
後処理をしてから(これをやらないと多分兵長に殺される)俺たちは一つのベットで寝る事にした
エレン「アニ、大丈夫か?まだ痛むか?」
アニ「まだちょっとジンジンするかな?でも気にしなくていいよ。そーゆーもんだし」
エレン「そっか。まぁ今日はアニがエロいって分かったしな。まさか体も中身もエロいとわ」
アニ「/////」カァァ
エレン「うわお前大丈夫かよ?真っ赤っかだぞ?」
アニ「うっさい!//」ゲシッ
エレン「おい!ベットの中で暴れんな!てゆーか見えてるぞ?お互い裸なんだし」
アニ「もぉ〜〜!!////」ウルウルギュー
もぉ〜って・・・
聞いたかよオイ。あのアニがもぉ〜だぞ?
改めてコイツの素ってめちゃくちゃ可愛いな
涙目で抱き付いてくるし。色々当たってるし。気持ちいいし
-
- 139 : 2013/10/21(月) 01:19:56 :
エレン「アニ・・・あったかい、とゆうか熱いな。熱あるんじゃないか?」
アニ「ひ、人肌なんてこんなもんさっ!!////」
エレン「・・・」ナデナデ
アニ「何でなんにも言わないの!?///」
エレン「・・・」ナデナデ
アニ「無言で撫でるなぁ〜///」
エレン「ははは。アニ、今日はありがとう。ちょっと元気出た」
アニ「ふ、ふんっ!///そりゃよかったよ///」
エレン「チュッ」
アニ「んっ」
エレン「おやすみ」
アニ「おやすみエレン」
俺たちは抱き合いながら、お互いの温もりを確かめ合いながら眠りについた
-
- 140 : 2013/10/21(月) 19:46:33 :
「ーーン・・・ーレンーーエレン!!」
エレン「んん・・・」
チュッ
エレン「んっ?・・・んん!?」
アニ「ふふっ、やっと起きた?」
目を覚ますと目の前にはーーー
エレン「・・・天使?」
アニ「なぁ!?///ね、寝ぼけてるんじゃないよっ///」
エレン「あぁ、・・・アニか・・・ふぁーー、おはよ」
髪を降ろしぶかぶかの白いシャツを着たアニはマジで天使に見えた
エレン「そのシャツ俺のだろ?てゆーかキスした?」
アニ「あんたの寝顔って相変わらず可愛いね」
エレン「男に可愛いとか言うなっての///」
アニ「はいはい」ナデナデ
エレン「・・・////」
-
- 141 : 2013/10/21(月) 19:49:10 :
アニ「ほら、あんたも着替えなよ。早くしないと兵長達が帰って来ちゃうよ?」
エレン「あ、そっか」
俺は手早く着替えを済ませる
アニ「はい、コーヒー」
エレン「ん、サンキュ」
暫く2人の間に心地よい沈黙が流れる
すると不意にアニが
アニ「・・・き、昨日は凄かったね///」
エレン「ぶばっ!!」ゴッホゴホ
アニ「ちょ、大丈夫!?」
ベタなセリフだが昨日童貞を卒業したばかりの俺にコーヒーを吹き出させるには十分だった
エレン「そ、そーゆーの突然言うなよ!///」ケホッ
アニ「ご、ごめん///」
エレン「はー、ビックリした」
スサノオ「すまん、ちょっといいか?」
エレンアニ「!!!!?」ビクゥッ
スサノオ「おぉ、驚かせたか。重ねてすまん」
エレンアニ「ーーーっ!」バクバク
-
- 142 : 2013/10/21(月) 23:24:49 :
スサノオ「だいたいそなた等もそなた等だ。夫婦で楽しむのは良いが私の事も考えろ。姿が見えぬとは言えおるのだから」
エレン「わ、悪い///」
アニ「み、見てない・・・よね?///」
スサノオ「みくびるな。そこまで落ちぶれておらんわ」
エレン「で、何なんだよ急に出て来て。すげービックリしたぞ」
スサノオ「おぉそうであったな。エレンよ、そなたに客だ」
エレン「?」
スサノオ「どうやら訳知りのようでな、この城の前で待たせている」
エレン「訳知りって・・・誰だ?」
俺は首を捻りながらアニと旧本部の入口に向かう
ガチャ
「!、エレン…大きくなったな」
エレン「なっ!?父さん!?」
-
- 143 : 2013/10/21(月) 23:27:22 :
- アニ「え、あんたのお父さんって行方不明だったんじゃ」
父さんの顔を見た瞬間に様々な感情が湧いてきた
また会えた嬉しさ、母さんやミカサを助けられなかった申し訳なさ、そして俺に巨人の力を授けた疑問と怒り
グリシャ「色々言いたい事もあるだろう。準を追って話そう」
エレン「・・・分かった。とりあえず中に入ろう」
俺は父さんを旧本部に入れて話しを聞く事にした
アニ「コーヒーどうぞ」コトッ
グリシャ「あぁ、ありがとう。君は・・・」
アニ「アニ・レオンハートです。エレンとは訓練生時代の同期で・・・その頃から交際していて///今はアニ・イェーガーと名乗らせて貰ってます///」
グリシャ「驚いたな・・・エレン・・・結婚したのか?」ハハハ
エレン「緊張感ねぇな・・・。まぁ///そうだよ///」
グリシャ「おめでとうエレン。アニさん。エレンは色々至らない点が多い奴だが仲良くしてやってくれ」
アニ「は、はい・・・お義父さん///」
-
- 144 : 2013/10/22(火) 19:12:20 :
- グリシャがお義父さんか〜
-
- 145 : 2013/10/22(火) 20:56:19 :
- やばい!
これ最高!
エレアニ大好き!
特にミカサのところ泣いた…
-
- 146 : 2013/10/22(火) 21:10:46 :
- ミカサが…
ダメだ涙が…
これはURLコピーして保存する&ss好きの友達にも見せるわ
-
- 147 : 2013/10/22(火) 22:14:37 :
- ありがとうございます!!
読んで下さって嬉しいです!!
-
- 148 : 2013/10/22(火) 22:16:15 :
- グリシャ「ははっ、息子との再開と同時に娘が増えるとは思わなかったよ」
エレン「だーっ!父さん!早く話せよ!!///」
グリシャ「いや悪い悪い」
エレン「とりあえず・・・今までどこ行ってたんだよ」
グリシャ「・・・聖遺物を探していた」
エレン「!?」
グリシャ「お前ももう知っているな?サーヴァントを使役してるという事は地下室も見たのか」
エレン「あぁ・・・父さんは何をしようとしてた?」
グリシャ「多分エレンと同じだよ。私は巨人の発生について様々な考察をした結果、聖杯によるものとの考えに至った」
エレン「それはまだ壁が壊される前から?」
-
- 149 : 2013/10/22(火) 22:17:42 :
- グリシャ「あぁ、私は仕事でよく内地に行っていただろ?その時に貴族のコネでコツコツ資料を集めていた」
エレン「結局聖遺物は見つからなかったのか?」
グリシャ「あぁ・・・不自然な記録が多かった事から察するに情報を改変した者がいたのだろう」
エレン「じゃあミカサの事は?」
グリシャ「!、聖遺物にミカサを使ったのか・・・」
エレン「父さんもそうするつもりで調べたんだろっ!!」ギリッ
アニ「エレン!落ち着きなよっ」
グリシャ「バカを言いなさい!誓ってそんなつもりは無い!私はミカサの刺青だけを聖遺物として取り出す方法を研究していた!信じてくれ!」
父さんは真剣な顔で俺を見つめる
エレン「・・・本当なんだな?」
グリシャ「カルラに誓おう」
エレン「・・・そう言われると何も言えねぇよ」
-
- 150 : 2013/10/22(火) 22:42:48 :
- グリシャ「最後にお前に注射した巨人の力だが」
エレン「!」
グリシャ「正確には巨人から集めた魔力をお前に注射した。巨人から集めた事で能力が巨人化に限定してしまったんだろう」
エレン「って事は俺がマスターになる事を見越してたのか?」
グリシャ「あくまで可能性があると思っただけだ。お前は人一倍強い意志がある。カルラが死んでそれも以前にも増して強くなった」
エレン「結果マスターにはなれたけどここまで大変だったんだぞ・・・化け物扱いされるし」
俺の表情に陰が出来たのを察した2人の行動は早かった
アニ「あんたは化け物なんかじゃないよ」ナデナデ
グリシャ「あぁ、お前は私の大切な息子だ。辛い思いをさせて本当にすまなかった」
アニは優しく俺の頭を撫でてくれ
父さんは深く頭を下げた
エレン「・・・」ジワァ
-
- 151 : 2013/10/22(火) 22:44:27 :
- グリシャ「ははは、泣き虫なのは昔から変わっていないな」
アニ「辛かったね」よしよし
エレン「な、泣いてないっ!///」
グリシャ「ははっ、とにかく。この事はエレン、お前の上司に話そうと思う」
エレン「わかった・・・」グスッ
そしてそれから1時間ほどすると兵長達が帰って来た
団長も一緒だったので事情を話し、父さんの話を聞いてもらった
エルヴィン「なるほど。しかしそうなるとイェーガー先生は我々調査兵団にとって貴重な情報源となる。どうかこれからも我々に助力願えますか?」
グリシャ「勿論です」
エルヴィン「感謝します。では部屋を用意しましょう」
なんだかここも人が増えたな〜
これから2年でどこまで準備出来るかだな
-
- 152 : 2013/10/22(火) 22:45:52 :
- エレン「・・・なぁお前ら」
ライナー「ん?どうした?」
エレン「俺に巨人化の使い方を教えてくれ」
ベルトルト「!、君はサーヴァントがいるだろう?」
アニ「・・・」
エレン「壁外に出れば何が起こるか分からねぇだろ?それに俺には守るべき人も約束もある。強くなるに越したことない」
ライナー「フッ、俺は断る理由が無いな」
ベルトルト「僕は実戦向きじゃないけど力になるよ」
アニ「ちょっと、専属は私だからね?」
エレン「ありがとう。と言うことでいいですか?団長?」
エルヴィン「あぁ、我々に許可を出してくれれば問題無い。ただ実戦は壁外でしか出来んがな」
エレン「分かりました!」
-
- 153 : 2013/10/22(火) 22:47:59 :
- 待ってろよ母さん、ミカサ・・・
俺は巨人を駆逐して正義の味方になる
そして2人の分まで世界を探検するんだ
まず俺は3人に口頭で巨人化の理屈やコツなどを教わった
主には回復や硬化だ
俺の巨人化はアニの巨人化とタイプが似ていたので必然的にアニに教わる事が多かった
女型の巨人
アニの巨人はそのように呼称された
巨人化しても綺麗な金髪だったので思わず巨人化したまま頭を撫でてしまった
ハンジさん鼻血拭いて下さいマジで
たまに壁外に出てはリヴァイ班とハンジさん監修の元
巨人化状態での実戦も行われた
「何だ、裏切ったのか」
「道理で進行が遅い訳だ」
「まぁ、今更もう遅いんだけど」
「人類滅亡のシナリオは変わらない」
「夢は滅び行く物、人間は死に行く物」
「この・・・獣のような姿も後数年で最後だ」
「もうすぐ全てが終わる」
「やっと願いが叶う」
-
- 154 : 2013/10/23(水) 07:35:30 :
- 獣の巨人か…?
-
- 155 : 2013/10/23(水) 16:17:21 :
- キリがいいので一旦終了にして続きは新しく作ろうと思います!
-
- 156 : 2013/10/23(水) 16:23:47 :
- http://www.ssnote.net/archives/1462
続きはこちら
-
- 157 : 2013/10/25(金) 18:42:07 :
- やばい…、ミカサ……(泣)
-
- 158 : 2013/10/26(土) 14:59:41 :
- SSで泣かされたのはこれで2度目だよ!
この作品が感動の涙で、1度目は訓練兵団卒業スピーチとかいう作品で笑い過ぎて泣いた。どちらも神作品だったよ!今後も期待してます!
-
- 159 : 2013/10/30(水) 01:34:58 :
- このスピーチのやつ推す自演がうざい
-
- 160 : 2018/07/29(日) 14:39:09 :
- 期待
-
- 161 : 2020/10/06(火) 15:25:14 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
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- 162 : 2022/04/10(日) 13:18:43 :
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