ツンデレな姉とヤンデレな妹 9
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- 1 : 2019/06/09(日) 06:44:14 :
- ツンデレな姉とヤンデレな妹 8
http://www.ssnote.net/archives/52873
の続きです!
できればこちらもどうぞ!
未来予告が見せる異世界物語
http://www.ssnote.net/archives/56990
『人間と妖怪の学園物語』 1
http://www.ssnote.net/archives/54800
エレン「俺がそっちに戻ることはない」
http://www.ssnote.net/archives/42475
隻眼の喰種兵士
http://www.ssnote.net/archives/43954
エレン「ハッハ!!いいなその表情!!」
http://www.ssnote.net/archives/27906
エレン「あんな退屈な世界にいるよりはいいな!」
http://www.ssnote.net/archives/30127
エレン「俺の脳内選択肢が学園ラブコメを全力で邪魔している!」
http://www.ssnote.net/archives/38943
七色の魔法世界
http://www.ssnote.net/archives/40486
エレン「俺は・・・・化け物だ」
http://www.ssnote.net/archives/24833
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- 2 : 2019/06/09(日) 14:26:53 :
- なんか久し振りに見た気がす(ry
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- 3 : 2019/06/09(日) 14:30:17 :
- キター!!
期待でぃす!
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- 4 : 2019/06/09(日) 14:31:47 :
- 北井さんの奇態な機体に稀代の気体を入れたら期待になる
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- 5 : 2019/06/09(日) 18:32:31 :
- 人間と妖怪の学園物語の更新まだですか?楽しみにしてます
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- 6 : 2019/06/09(日) 20:58:08 :
- 新しいの出てる!
期待です!
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- 7 : 2019/06/09(日) 21:32:14 :
- 期待!
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- 8 : 2019/06/09(日) 22:13:43 :
- 期★待
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- 9 : 2019/06/09(日) 23:34:32 :
- 期待です‼
頑張ってください
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- 10 : 2019/06/10(月) 17:20:19 :
- まdゲフンゲフン続きに期待!
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- 11 : 2019/06/10(月) 18:36:40 :
- 期待!やっと更新されてここ2ヶ月頑張れる!お疲れの出ませんように
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- 12 : 2019/06/12(水) 19:27:52 :
- PV数の異常なほどの増加量
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- 14 : 2019/06/12(水) 23:22:38 :
- 9月1日
夏休みという長い休みが終わり
僕たちは久方ぶりに学校に通う
ー学校ーー
ワイワイ ガヤガヤ
ジャン「よーお前ら」
ライナー「よう」
ベルトルト「おはよう」
ミーナ「おっはー」
ジャン「」チラ チラ
みんな「」
ジャン「・・・エレンはまだ来てないみたいだな」
アルミン「いつも通りだよ」
ライナー「さすがエレンだな」
マルコ「今日は遅刻かな?」
ベルトルト「ありえるね」
イルゼ「・・・」
ガラッ(ドア)
ミカサ「お、おはよう、みんな」
サシャ「おっはようでーす!」
フリーダ「おはようございます」
アルミン「おはよう」
サシャ「いや~まだまだ暑いですね~」
マルコ「確かに暑いよね、まだ熱中症には気を付けないとね」
ライナー「だな。ところでお前ら宿題は終わらせてきたか?」
ジャン「当然だろ」
ミーナ「宿題忘れたらあとが怖いよ」
ベルトルト「キース先生容赦ないからね」
ジャン「だよな・・・まあ一人だけ不安な奴がいるけどな~今はいねぇけど~」
フリーダ「エレンなら大丈夫ですよ、夏休み一週間前には終わってます」
ライナー「おっ!そうなのか?エレンにしては頑張ったじゃないか!」
アルミン「まあ結構嫌々やってたけどね、何度も逃げようとしてたし」
ベルトルト「あははは、エレンらしいね」
ライナー「しかし、本当に遅いなエレン。もう朝の朝礼(HR)始まるぞ」
ジャン「まだ寝てたりしてな」
みんな「(ありえる)」
イルゼ「寝てるよー」
みんな「!」
ジャン「は?」
イルゼ「今も寝てるよー」
ジャン「エレンがか?」
イルゼ「うん」
ライナー「い、いやいや、それはないだろ。エレンは確かに朝弱くてめんどくさがりだがあの姉妹の方はしっかりしてるし今も寝てるってことはないだろ」
イルゼ「うんうん、そうだね。クリスタちゃん達は多分もう起きてるだろうね~でもエレンは寝てるよー」
ジャン「なんでわかんだよ」
イルゼ「さあ~なんでだろうねー」
ベルトルト「(出た、イルゼのどこから入手したかわからない情報・・・)」
フリーダ「・・・」
ミカサ「(エレン君寝坊かな・・・)」
ーーーーーーーーーーーーーー
ー学校(二年生)ー
ユミル「」チラ
クリスタの席 シーーーーン
ユミル「(クリスタ遅刻か?)」
ーーー
ーー
ー
ーイェーガー大病院ー
エレン「」シュコーシュコー(酸素マスク)
※ベッドの上
クリスタ「ううっ・・・お兄ちゃん・・お兄ちゃん」ポロポロ
アニ「か、母さん・・・」
カルラ「!」
アニ「エレン大丈夫なんだよね?ねえ?」ガシッ!
カルラ「お、落ち着いてアニ」ギチ
アニ「落ち着けるわけないよ!!だって・・・だってエレンが・・・私の弟が」ガタガタ
カルラ「エレンは大丈夫、命に別状はないわ」
アニ「!!」
クリスタ「ほ、ホント?お兄ちゃん死んだりしない?」ポロポロ
カルラ「しない。カルテ(診断記録)を見たところ主な怪我は右足骨折、右腕の骨にヒビ、後頭部打撲、外傷は擦過傷が多く見られるけど命に別状はない。CT検査で体の中も調べたけど特に異常はなかったわ」
クリスタ「???よくわからないけど大丈夫ってことだよね?」
カルラ「ええ、大丈夫よ」
クリスタ「ホントにホント?」グイ
カルラ「ホントにホントよ」
クリスタ「ホントにホントにホントにホント?」グイグイ
カルラ「ホントにホントにホントにホントよ」
アニ「そう・・・(よかった、本当に)」ギュッ
クリスタ「お兄ちゃん・・・」クル
エレン「」シュコーシュコー
クリスタ「なんで交通事故なんかに・・・」
カルラ「・・・警察から聞いた話では運転手の居眠り運転による信号無視らしいわ」チラ
エレン「」シュコーシュコー
カルラ「こんな言い方変かもしれないけど当たりどころがよかったわ、下手したら死んでたかもしれないわ」
-
- 15 : 2019/06/14(金) 23:56:50 :
- 期待!
-
- 16 : 2019/06/17(月) 00:28:45 :
- よっ!待ってました!
-
- 17 : 2019/06/17(月) 21:34:43 :
- なんか見てみたら次話始まってた
-
- 18 : 2019/06/21(金) 00:48:40 :
- クリスタ「お兄ちゃん・・・」ギュッ
エレン「」シュコーシュコー
ガラッ(ドア)
アニ・クリスタ・カルラ「!」クル
グリシャ「」スタスタ
クリスタ「お、お父さん・・・」
グリシャ「」チラ
エレン「」シュコーシュコー
グリシャ「カルラ、容態の方はどうだ?」
カルラ「!は、はい!今のところは変わった様子はありません。バイタルも安定しています」
グリシャ「そうか・・・」チラ
クリスタ・アニ「」
グリシャ「・・・二人とも学校はどうしたんだ?」
クリスタ「休んだよ」
アニ「私も」
グリシャ「・・・そうか。カルラあとは任せる、なにかあればすぐ知らせろ」クル
カルラ「はい」
グリシャ「」スタスタ ガチャ…
アニ「・・・チッ」ギリ
カルラ「!ど、どうしたの?アニ」
アニ「あ?」ジロ
カルラ「!」ビクッ!!
アニ「!ご、ごめん・・・」
カルラ「え、ええ・・・でも本当にどうしたの?」
アニ「・・・父さん」
カルラ「!」
アニ「いくらエレンが嫌いだからって・・・自分の息子がこんな目にあってるっていうのになんであんなに平然としてられるの」ギュッ
カルラ「アニ・・・」
-
- 19 : 2019/06/22(土) 19:57:50 :
- クリスタ「期待してるよ」ウルウル
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- 20 : 2019/06/23(日) 19:36:47 :
- もうここまで来るとね、期待しかないよね。
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- 21 : 2019/06/24(月) 21:25:12 :
- 遅くても良いので放置だけは止めてください!と104期訓練兵からの伝言です。
-
- 23 : 2019/06/28(金) 23:03:59 :
- コンコン
アニ・クリスタ「ん?」
カルラ「はい、どうぞ」
「し、失礼します!」ガチャ(ドア)
アニ・クリスタ・カルラ「?」
男「ど、どうも・・・はじめまして」ペコ
カルラ「は、はあ・・・あのどちら様ですか?」
男「!その・・・えっと・・・え、エレン君、いや!エレンさんのご家族の方々ですか?」
カルラ「は、はい。エレンの母です。この二人は娘です」
アニ・クリスタ「(誰だ?)」ペコ
カルラ「あなたは誰ですか?」
男「!わ、私は・・・・ダズという者です」
カルラ「ダズ・・・?」ピク
ダズ「その・・・えっと・・・」バッ
アニ・クリスタ「!!」
ダズ「申し訳ありませんでした!!!」(土下座)
アニ「申し訳ありません?・・・・!!」
クリスタ「まさか・・・」ジロ
ダズ「私の不注意でこのようなことになってしまい本当に申し訳ありません!!」
カルラ「・・・あなたがエレンを」
ダズ「はい。私が居眠り運転をしてしまいこのようなことに・・・」
クリスタ「 」ピキ
カルラ「その話は警察から聞きました。お見舞いに来てくださったのhダッ!!
クリスタ「」タタタ スッ!!
アニ「!!」シュンッ!!
クリスタ「!!」ガシッ!!! グイッ!!
ダズ「!!」
カルラ「!く、クリスタ!?」
クリスタ「放してお姉ちゃん!!」ギチギチ グググ
アニ「断る」グググ
カルラ「クリスタ急にどうしたの!?」ササッ
クリスタ「くうぅぅっ!!」グググ ギロ
ダズ「!」ビクッ!!
クリスタ「よくもお兄ちゃんを・・・このおおおおぉっ!」グググ
アニ「落ち着きな!」グググ
カルラ「クリスタ!落ち着きなさい!!」
クリスタ「落ち着いてられないよ!!こんな奴のせいで私のお兄ちゃんが!!」グググ
アニ「落ち着きな」グググ
クリスタ「放して!!!!」グググ
アニ「・・・ハァ」グググ スゥ
ギュウウウッ!!!
クリスタ「!!うっ!」ギチギチ!!!
カルラ「!!」
クリスタ「い、痛い痛い!!!痛いよお姉ちゃん!!」ギチギチ!! パンパン!!(叩)
アニ「おとなしくしな、じゃないともっと絞めるよ」ギュウウウッ!!! ギロ
クリスタ「!!ううっ・・・」ゾクッ!!!
アニ「おとなしくするかい?」ギュウウウッ!!!
クリスタ「」コクンコクン!!
アニ「よし」ギュウウウ……
カルラ「・・・」クル
ダズ「!」
カルラ「ダズさんでしたっけ?」
ダズ「は、はい」
カルラ「お見舞いに来てくださったのは嬉しいです、しかしあの日からエレンはまだ目覚めていません」
ダズ「・・・」
カルラ「ダズさんが本当に謝るべきなのは私達ではなくてエレンです。なのでエレン自身に謝ってください」
ダズ「・・・はい」
カルラ「連絡先を教えてください、エレンが目を覚ましたら教えますので。それ以外はお見舞いに来なくていいですよ、ダズさんも仕事があるでしょう」
ダズ「!え、いやしかし・・・!」チラ
クリスタ「」ギロ ゴゴゴゴ
ダズ「・・・はい、わかりました。ではこちらに連絡をお願いします」スゥ(名刺)
カルラ「はい」ギュッ
ダズ「では、失礼します」クル スタスタ
カルラ・クリスタ・アニ「」
ダズ「・・・本当に申し訳ありませんでした」ペコ
カルラ・クリスタ・アニ「」
ダズ「」ガチャ
シーーーーン
アニ「・・・アホ」シュンッ!
クリスタ「あうっ!!」ペシッ
-
- 35 : 2019/07/04(木) 19:14:13 :
- はぁなんで荒らしが沸くんだろ...気持ち悪っ
期待(✋٠∀٠)<デース
-
- 36 : 2019/07/11(木) 13:45:46 :
- アニ「たく」
クリスタ「痛いよ!なにするの!!」
アニ「アンタこそ何やってんだい」
クリスタ「お兄ちゃんをこんな目にあわせたアイツは許せない!!!お兄ちゃん仇取ってやるの!」
アニ「・・・仇取ってってエレンは頼んだのかい?」
クリスタ「!!」
アニ「アイツをボコボコにすればエレンは目覚めるのかい?」
クリスタ「え、いや・・・」
アニ「憎い気持ちはわかるよ。私だってあの男をぶっ殺してやりたいくらいだよ」
クリスタ「!」
アニ「でもそんなことしても意味ないことは考えればわかるでしょ・・・」
クリスタ「お姉ちゃん・・・」
アニ「・・・お腹空いた」ポイ→財布
クリスタ「うわっ!」トトッ!! ギュッ
アニ「私とアンタの分なんか適当に買ってよ」
クリスタ「え・・・」
アニ「早く行きな」ジロ
クリスタ「!う、うん!」タタタ ガチャ
アニ「・・・母さんも仕事に戻っていいよ」
カルラ「!」
アニ「ずっとエレンに付きっきりってわけにはいかないでしょ?私が付いてるから大丈夫だよ」
カルラ「アニ・・・ありがとう、じゃあお願いするわ」
アニ「うん」
カルラ「なにかエレンに異変があったと時はこのスイッチを押してね」カチャ
アニ「わかった」
カルラ「それじゃあ」 クルスタスタ ガチャ
シーーーーーーン
アニ「・・・」チラ
エレン「」シュコーシュコー
アニ「エレン・・・」ギュッ
エレン「」シュコーシュコー
アニ「早く起きな。妹も・・・私も心配してるんだよ」
エレン「」シュコーシュコー
アニ「」ナデナデ
エレン「」シュコーシュコー ピク…
・・・
・・
・
・・・数時間後
ーイェーガー大病院:病室ー
-
- 37 : 2019/07/21(日) 16:59:37 :
- エレン「」シュコーシュコー
アニ「」ペラ…
※読書中
クリスタ「」ギュッ スリスリ
エレン「」シュコーシュコー
コンコン!
アニ「ん?どうぞ」
ガチャ
アニ・クリスタ「!」
アルミン「ど、どうもこんにちは」
フリーダ「失礼します」
ミカサ「こ、こんにちは」ペコ
アニ「あんた達・・・」
アルミン「エレンが事故にあったとイルゼから教えてもらったのでお見舞いに来ました。アニさんにはお見舞いに行くとメール送ったはずですが?」
アニ「!あ・・・」カチャ(携帯)
フリーダ「大勢で来るのは迷惑だと思ったので皆さんを代表して私達がお見舞いに」
アニ「・・・そう、ありがとう」
エレン「」シュコーシュコー
ミカサ「エレン君・・・」
アルミン「相手の居眠り運転による信号無視の接触事故だったみたいですね・・・」
アニ「なんでそこまで知ってんだい」
アルミン「!い、イルゼです」
アニ「・・・そう(どこから情報でてんだい)」
フリーダ「・・・エレン、あれから目を覚ましてないの?」
クリスタ「・・・うん」
フリーダ「」
エレン「」シュコーシュコー
フリーダ「エレン・・・」
ポワポワ(脳内)
ーーーーーーーーーーーーーーー
フリーダ(天使)「ああぁ・・・エレン君が・・・私の命の恩人が・・」ガタガタ
フリーダ(悪魔)「落ち着けよ、まだ死んだわけじゃない」
フリーダ(天使)「死?い、いや・・・エレン君が死ぬなんてそんなの・・・」ガタガタ
フリーダ(悪魔)「あーーーー!だから落ち着けって!!大丈夫だって!(どうしよう・・・エレン様が死んだら、いやいや!!そんなこと考えるな!!!でももしもそんなことになったら・・・)」ブル…
ーーーーーーーーーーーーーーー
フリーダ「・・・ふぅー(落ち着け私)」
ミカサ「」ジー
エレン「」シュコーシュコー クルクル(包帯)
ミカサ「(包帯だらけ・・・)」
アルミン「あ、これお見舞いの品です。どうぞ」スゥ
アニ「!・・・ありがとう」ギュッ
アルミン「いえ、じゃあ長居するわけにもいかないので僕たちはこれで」ペコ
フリーダ「また明日もお見舞いに来てもいいですか?」
アニ「ええ。でも無理はしないいから、あんた達は受験生でなにかと忙しいだろうし」
フリーダ「はい(受験なんてどうでもいい)」チラ
エレン「」シュコーシュコー
フリーダ「エレン、また明日」
アルミン「じゃあねエレン、早く元気になってね」
ミカサ「」
アルミン「ミカサ、行くよ」
ミカサ「!う、うん」 チラ
エレン「」シュコーシュコー
ミカサ「・・・」
「ミカサ先輩」
ミカサ「!」
クリスタ「お兄ちゃん・・・すぐ起きるよね?」
ミカサ「クリスタちゃん・・・」
クリスタ「」グス
ミカサ「・・・うん、きっとすぐ起きるよ」スッ
クリスタ「!」ポン(頭)
ミカサ「大丈夫・・・大丈夫だよ」ナデナデ
クリスタ「・・・うん」コクン
ミカサ「・・・それじゃあ私はこれで」スタスタ
クリスタ「!み、ミカサ先輩」
ミカサ「ん?」クル
クリスタ「お、お見舞いに来てくれてありがとう・・・」モジモジ
ミカサ「!・・・うん、また明日も来るよ」
エレン「」シュコーシュコー
ミカサ「じゃあね、エレン君」スタスタ
エレン「」シュコーシュコー
ギュッ
アニ・クリスタ・アルミン・フリーダ「!!」
ミカサ「」ギュ(手) クル
エレン「」ギュッ
ミカサ「エレン君・・・?」
エレン「」スー(目) ムク
みんな「!!」
エレン「・・・ん」ジロ
ミカサ「!」
エレン「」ジーー
ミカサ「え、エレン君・・・」
エレン「・・・誰?」
ミカサ「 え?」
ガタン!(椅子)
エレン「ん」クル
クリスタ「」ウルウル
エレン「?・・・クリスタ?」
-
- 38 : 2019/07/23(火) 22:12:32 :
- クリスタ「お兄ちゃん!!」ガバッ!!
エレン「!!?!?」ダキッ!!
クリスタ「お兄ちゃん!お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!!よかった!よかったよぉ!!」ギュッ
エレン「ぐがあああっ!!」ズキズキ!!
アルミン「!!く、クリスタちゃん!」
フリーダ「エレンが痛がってる!!」
クリスタ「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!」ギュウウウウ!!
エレン「がっあぁぁ!!」ズキズキ!!
アニ「なにやってんだい!」ガシッ!! グイ!!
クリスタ「うわっ!!」グンッ!!
アニ「全身怪我だけの怪我人におもいっきり抱きついてんじゃないよ!!」
エレン「っ・・・い、イテェ・・・」グググ
アニ「大丈夫かい?エレン」ササッ
エレン「くっ・・・」グググ チラ
アニ「」
エレン「!・・・?お姉ちゃん・・・なの?」
アニ「は?(お姉ちゃん・・・?)」
アルミン・フリーダ「エレン!」タタタ ザッ!
エレン「!」クル
アルミン「起きて大丈夫なの!?エレン!」
エレン「・・・あ、アルミン?」
フリーダ「よかった・・・本当によかった」ポロ
エレン「?」
フリーダ「」ポロポロ
エレン「誰?」
フリーダ「 え?」
アルミン「え、エレンなに言ってるの?」
エレン「え?なにが?」
アルミン「フリーダさんだよ」
エレン「ふりーだ?」
アルミン「うん」
エレン「」ジロ
フリーダ「!」
エレン「・・・いや知らない、見たことも会ったことない」ジーー
フリーダ「 」ガーーン!!
ミカサ「え、エレンくん」
エレン「ん?・・・お前も誰だよ」クル
ミカサ「!」
エレン「?いや・・・なんかミカサに似てるな。ミカサのお姉ちゃん・・・?」ジーー
ミカサ「わ、私ミカサだよ」
エレン「!は?え?ミカサ!?」
ミカサ「う、うん」
エレン「」キョロキョロ
アニ・クリスタ・アルミン・フリーダ・ミカサ「」
エレン「な、え?ど、どういうこと?ていうかここどこ?なんだ俺こんなに体が痛いんだ?」ズキズキ!! オロオロ
ミカサ「エレン君・・・」
ガチャ(ドア)
カルラ「エレン、診察の時間よ」スタスタ
みんな「!」クル
カルラ「!あら、エレンのお友達?」
アルミン「は、はい!」
カルラ「エレンのためにありがとう」
「母さん」
カルラ「!!」
エレン「」
カルラ「エレン!目が覚めたのね!」
アニ「母さん、目覚めたのはいいけどさ。エレンなんか変だよ」
カルラ「変・・・?」
エレン「????」
~~~~~時間経過~~~~~
ーイェーガー大病院(個室)ー
カルラ・グリシャ「」
先生(精神科)「えーエレン・イェーガー君、あなた方のお子さんなんですが」
グリシャ「用件は早く済ませてくれ、こっちは忙しいんだ」
カルラ「!ちょっとあなた!!」
先生「あーすいません、イェーガーさん」ペコ
カルラ「先生、娘(アニ)がエレンが変だと言っていました。なにかわかりましたか?」
先生「・・・CTスキャンやレントゲンなどで身体を診たいところですがまだ安静にしていないといけない身体なので無理に動かすわけにはいきません。なので彼にいくつか質問をしてわかったことなのですが・・・」
カルラ・グリシャ「」
先生「おそらく記憶喪失ですね」
カルラ「!!き、記憶喪失!?」
先生「はい、自分が誰であるのかはちゃんと覚えているみたいですが・・・彼に年齢を訪ねたらなんと小学生四年生で9歳と言ったんですよ」
カルラ「9歳・・・あの子は14のはずですよ」
先生「はい、カルテにもそう書いてありますね。どうやら小学生四年生から昨日までの記憶がないみたいです。自分の怪我の原因もわかってないみたいでした」
グリシャ「・・・本当に記憶喪失なのか?」
先生「はい、彼が私をからかっているのでなければ」
グリシャ「・・・そうか」
先生「まあ一時的なものかもしれませんし今は様子を見ましょう。では私はこれで」スタスタ ガチャ
カルラ「・・・エレンが記憶喪失」
グリシャ「小学四・・・か」
-
- 39 : 2019/08/06(火) 23:58:28 :
- カルラ「小学四年生と言えば5年前ね・・・!じゃああの時の震災のことも覚えてないんじゃ・・・」
グリシャ「・・・さあな」ムク(立)
カルラ「!あなたどこに!?」
グリシャ「仕事に戻る」
カルラ「!」
グリシャ「カルラ、アイツのことはお前が看ていろ。アニ達には明日からちゃんと学校に行くように伝えておけ」
カルラ「え?でも・・・」
グリシャ「仕事の方は心配するな、私と他の者達でなんとかする」
カルラ「は、はあ・・・」
グリシャ「あとアイツの怪我が回復次第学校に行かせろ」
カルラ「!!学校に!?記憶喪失なんですよ!エレンが忘れてしまった環境で生活したら混乱するかもしれませんよ!」
グリシャ「・・・かもしれんな。だがアイツは高校受験を控えてる」
カルラ「!」
グリシャ「一時的なものかもとは言っていたがもし記憶が戻らなかった場合どうだ?アイツの高校受験の結果は目に見えてると思うが?」
カルラ「!」
グリシャ「なら少しでも勉強させて受かる確率を上げさせた方が私はいいと思うが」
カルラ「・・・」
グリシャ「それに忘れてしまった環境で生活することで記憶を取り戻すかもしれないだろ」
カルラ「・・・な、なるほど」
グリシャ「学校にも事情を話してサポートしてもらうようにお願いしておけ」
カルラ「はい」
グリシャ「あとアイツに仲の良い友人がいただろう、アルミン君という同学年の友人が」
カルラ「はい」
グリシャ「彼にも学校でのアイツのサポートを頼んでおいてくれ」
カルラ「わかりました」
グリシャ「じゃあ任せたぞ」スタスタ ガチャ(ドア)
カルラ「・・・(あの子のこと心配してるんですね、あなた)」ギュッ
ーーーーーーーーーーーーーーー
ー(エレンの)病室ー
-
- 41 : 2019/08/16(金) 22:44:08 :
- クリスタ「はいお兄ちゃん、あ~ん」スゥ(ご飯)
エレン「あーんっ」パクッ
クリスタ「美味しい?」
エレン「んーーー・・・うまいけど母さんの作るご飯の方がいい。母さんの作ったハンバーグが食べたい、カレーが食べたい、あとアイスも食べたい」モグモグ
アニ「なに寝ぼけたこと言ってんだい」
エレン「だってさー」
ガラッ!(ドア)
エレン・クリスタ・アニ「」クル
カルラ「」スタスタ
エレン「あ、母さん!」
カルラ「あら、食事中だったのね」
エレン「うん!このご飯やだー!母さんの作ったご飯が食べたいー!」
カルラ「!」
エレン「」キラキラ★
カルラ「・・・ええ、退院したらエレンの好きな料理いっぱい作ってあげるわ」ニコ
エレン「ホント!?ならすぐ治す!!今治す!!はいもう治った!!」ガバッ!!
ズキッ!!
エレン「いぃっ!!イタァッッ!!!」ズキズキ!! グググ
クリスタ「!!お兄ちゃん!!大丈夫!?」ササッ!!
アニ「バカかいアンタは、そんな簡単に治るわけないでしょ」
エレン「ううっ、すげぇ痛い」グスン
カルラ「エレン、今は無理して動いちゃダメ。安静にしていなさい」
エレン「はーい」
カルラ「・・・アニ、クリスタ」
アニ「」ジロ
クリスタ「ん?なにお母さん」
カルラ「ちょっとこっちに来なさい」スタスタ
アニ・クリスタ「?」スタスタ
エレン「?どこ行くの?」
カルラ「ちょっと飲み物を買いにね、エレンはなにがいい?」クル
エレン「飲み物?うんとね~オレンジ!いや!やっぱりコーラがいい!」
カルラ「コーラね」ガチャ(ドア) スタスタ
アニ・クリスタ「」スタスタ
ー病院:自販機前ー
アニ・クリスタ「記憶喪失!?」
カルラ「ええ、自分自身が誰なのかはわかるみたいだけど小学生四年生から昨日までの記憶がないみたいなのよ」
クリスタ「小学生四年生・・・」
アニ「記憶喪失・・・そういえば私のことは「姉ちゃん」って呼ぶエレンがさっきは「お姉ちゃん」って呼んでた・・・あの呼び方は小学生までだったはず」
クリスタ「あ、ミカサ先輩やフリーダ先輩のことも誰だって言ってたよね」
-
- 42 : 2019/09/10(火) 04:26:14 :
- すいません
仕事が忙しく中々書けませんでしたが仕事の方がやっと落ち着きました
これから書いていきます
これからもよろしくお願いいたします
-
- 43 : 2019/09/11(水) 13:29:18 :
- カルラ「・・・そうなのね」
クリスタ「!も、もしかして記憶戻らないの!?」
カルラ「!」
クリスタ「ねえ!お母さん!」
カルラ「・・・なんとも言えないわね、一時的なものかもしれないしそうじゃないのかもしれない」
クリスタ「そんな・・・」
カルラ「とりあえず二人は明日からちゃんと学校に行きなさい、エレンのことは私が付きっきりでちゃんと見るから」
クリスタ「!お母さんが?」
カルラ「ええ」
アニ「いいの?患者はエレン一人じゃないでしょ、付きっきりになったら仕事に支障出るんじゃないの?」
カルラ「大丈夫、仕事の方はなんとかするってお父さんが」
アニ「!父さんが・・・?」
カルラ「あの人もエレンのこといろいろ心配しているのよ」
アニ「・・・」
カルラ「とにかくエレンは私がちゃんと見ておくから二人は心配しないで明日から学校に行きなさい」
アニ・クリスタ「うん」コクン
カルラ「あ、でも今日だけはエレンのことお願いしても大丈夫かしら。仕事の引き継ぎとかしておきたいから」
アニ「いいよ」
クリスタ「任せて!お母さん!」
カルラ「ありがとう、じゃあよろしくね」
クリスタ「うん、お仕事頑張ってね」
カルラ「ええ」クル スタスタ
クリスタ・アニ「」
カルラ「」スタスタ…
クリスタ「・・・」
アニ「・・・まさか記憶喪失とはね」
クリスタ「・・・お兄ちゃん」ギュッ
アニ「(小学四年からの記憶がない・・・それにエレンの母さんに対するあの接し方。もしかして震災のことも忘れてる・・・?)」
クリスタ「」ズーーン
アニ「・・・なに暗い顔してんだい」シュン
クリスタ「!」ポン
アニ「大丈夫だよ」
クリスタ「お姉ちゃん・・・」
アニ「ほら、さっさと飲み物買ってエレンの病室行くよ」
クリスタ「う、うん」
ー病院:受付付近ー
スタスタ
カルラ「(資料をまとめて患者の皆さんにも一言あと・・・)」スタスタ
アルミン・ミカサ・フリーダ「」
※待合所
カルラ「!(あの子達は・・・)」ピタ
アルミン「エレンどうしちゃったんだろう」
フリーダ「なんで?なんで私のこと・・・冗談?あっそっか!冗談だ!じゃないと私がエレン君に忘れられることなんて」ブツブツ
ミカサ「お、落ち着いて!フリーダ!」
-
- 45 : 2019/10/01(火) 15:01:33 :
- 「」ザッ
アルミン・ミカサ・フリーダ「?」クル
カルラ「こんにちは」ニコ
アルミン「!エレンのお母さん!どうもこんにちは」ペコ
ミカサ「こ、こんにちは!」ペコ
フリーダ「こんにちは」ペコ
カルラ「(礼儀正しい子達ね)久しぶりね、アルミン君、ミカサちゃん」ニコ
アルミン「はい」
ミカサ「お、お久しぶりです。もう何ヶ月も来てなくてごめんなさい・・・」
カルラ「ふふ、相変わらず変わった子ね。そんなこと謝る必要なんてないわよ、病院に来ないってことは元気で健康的な証拠。いいことじゃない」
ミカサ「は、はい!」
カルラ「」チラ
フリーダ「!」
カルラ「エレンのお友達ね(この子確か体育祭のビデオに映ってたわね)」
フリーダ「はい、フリーダです。いつもエレン君にはお世話になってます」ペコーーー
カルラ「フリーダちゃんね(この子どこかで・・・)」
アルミン「あ、あの!エレンのお母さん!」
カルラ「!ん?なに?」
アルミン「エレンの容態の方は大丈夫でしょうか?」
カルラ「!・・・心配してくれてありがとう」
アルミン「友達ですから」
カルラ「・・・怪我はしているけど命に別状はないわ」
ミカサ・フリーダ「!・・(よかった)」ホッ
アルミン「そうですか、よかったです」
カルラ「みんな、お見舞いに来てくれてた本当にありがとう」
アルミン「いえいえ」
ミカサ「あ、明日もお見舞いに来ます!」
フリーダ「毎日来ます」
カルラ「(本当にいい子達ね・・・!あ、そうだ)アルミン君、ミカサちゃん、フリーダちゃん。エレンのことで話しておきたいことがあるだけど今時間あるかしら?」
アルミン「エレンのこと?」
カルラ「ええ」
ミカサ「わ、私は大丈夫です」
アルミン・フリーダ「僕も(私も)」
カルラ「ありがとう、それじゃあここで話すのもなんだしあっちで(アルミン君だけに話そうと思ってたけどこの二人にも話して大丈夫よね、二人共いい子そうだし)」スタスタ
アルミン・ミカサ・フリーダ「」スタスタ
・・・数分後
ー病院(外):自販機付近ー
カルラ「~~というわけなの」
アルミン「エレンが記憶喪失・・・だからフリーダさんのこと誰かわからなかったんだね」
フリーダ「小学四年から・・(私とエレン君が出会ったのは小学四年の時だけど私のことを知らないってことはあの日の記憶もないのね)」
ミカサ「な、治るんですか?」
カルラ「わからないわ」
ミカサ「・・・(エレン君)」ギュッ
カルラ「それでみんなにお願いしたいことがあるんだけどいいかしら?」
アルミン「お願い?」
カルラ「怪我が治り次第エレンを学校に行かせようと思ってるの」
フリーダ・ミカサ「!!」
アルミン「エレンを学校に・・・?記憶喪失の状態でですか?」
カルラ「ええ、最も怪我が治る前に記憶を取り戻してくれたらそれが一番いいんだけど・・・怪我が治って記憶が戻ってない状態でも学校に行かせようと思ってるわ、」
アルミン「だ、大丈夫でしょうか?」
カルラ「・・・心配なところもあるけど忘れてしまった環境で生活することで記憶を取り戻せるかもしれない、受験が近いから少しでも勉強させておこうっていうのもあるけど」
アルミン「なるほど。それでお願いというのは?」
カルラ「・・・」スゥ
アルミン・ミカサ・フリーダ「!!」
カルラ「エレンの・・・あの子のサポートをお願いしたいの」
ミカサ「エレン君のサポート・・・?」
カルラ「学校側にも事情を話して先生方々にエレンのサポートをしてもらうように頼むつもりだけど、先生達の生徒はエレン一人じゃない・・・何百人といる中でずっとエレンだけを気にしてもらうことは無理かもしれない」
フリーダ「なるほど、それでエレン君と同じ生徒である私達にエレン君のサポートを」
カルラ「ええ・・・お願いできるかしr「やります!!」ガシッ!!
カルラ「!!」ギュッ(手)
フリーダ「任せてください、全力でエレン君のサポートをします」ギュッ
カルラ「あ、ありがとう」
-
- 46 : 2019/10/01(火) 15:34:09 :
- フリーダ「礼には及びません!エレン君のためですから!」
カルラ「(近い・・・でもやっぱりこの子どこかで・・・)!!」
ザザザザ
ーーーーーーーーーー
・・・5年前
ーイェーガー大病院ー
フリーダ父「お願いします先生!娘を助けてください!!」
グリシャ「ん~・・・(どこも手術したくないはずだ、手術しようにもこれは難しすぎる)」ペラ(診断書)
カルラ「」チラ
フリーダ「」
※9歳
ーーーーーーーーーー
カルラ「 も、もしかしてあのフリーダちゃん!?」
フリーダ「・・・はい、5年前はこちらでお世話になっていましたフリーダです」ペコ
カルラ「わーーー!大きくなったわね!」
フリーダ「ありがとうございます、5年前はなんの挨拶もなくここを出てしまい申し訳ありません。父の仕事の都合で急遽引っ越しすることとなったので・・・」
カルラ「そんな!気にしないで!」
フリーダ「一年ほど前にこの街に帰ってきました」
カルラ「そうなのね、元気そうでよかったわ」
フリーダ「はい、今こうして私が生きていられるのはエレン君のおかげです」
カルラ「!」
フリーダ「エレン君には本当に感謝しています」
カルラ「・・・そっか(そういえばフリーダちゃんもエレンに治してもらったんだっけ)」
フリーダ「もちろんグリシャ先生にも感謝しています」
カルラ「!」
フリーダ「いろんな病院からたらい回しにされていた私をグリシャ先生は見捨てなかった・・もうほとんど生きるのを諦めていたんですけど少しだけ嬉しかったんです」
カルラ「」
フリーダ「ご挨拶にお伺いしようと思っていました・・・でも私はグリシャ先生でなくエレン君に手術してもらったので・・その・・・なんとグリシャ先生に謝罪したらいいかわからなくて・・・」
カルラ「フリーダちゃん・・・」
フリーダ「」
カルラ「本当にいい子ね、フリーダちゃん」
フリーダ「!」
カルラ「そんなに思い悩まなくても大丈夫よ、どんな形であれフリーダちゃんがこうして元気に生きている。それは私たちにとってとても嬉ことなんだから」
フリーダ「カルラさん・・・」ウル
カルラ「それに・・・」
ザザザザサ
ーーーーーーーーーーーーーーー
・・・約5年前
ーイェーガー大病院ー
グリシャ「」ゴクリ スー…
手術シミュレータ(機械) ピーピー!!
グリシャ「!!っ!くそ!またか!!」
カルラ「(これで何回目かしら、今までこんなに手術シミュレータで失敗したことなんて一度もなかった)」
グリシャ「くそ・・・こんなの私じゃ無理だ・・・」ギュッ
カルラ「あなた・・・」
ーーーーーーーーーーーーーー
カルラ「・・・」
フリーダ「?カルラさん・・・?」
カルラ「!あ、ごめんなさい」
フリーダ「どうかなさいましたか?」
カルラ「なんでもないわ、気にしないで」
フリーダ「は、はい・・・」
-
- 47 : 2019/10/24(木) 11:33:09 :
- カルラ「じゃあお願いするわね」
アルミン・ミカサ・フリーダ「はい!」
カルラ「それじゃあ私は仕事に戻るわ、皆も気を付けて帰ってね」
アルミン「ありがとうございます、お仕事頑張ってください」
カルラ「ええ」クル スタスタ
アルミン「・・・記憶喪失か」
ミカサ「エレン君・・・」ギュッ
アルミン「とりあえず今はエレンの回復を待とう、そしてエレンの記憶が早く取り戻せるように学校でサポートしよう」
ミカサ「う、うん!わかった!」
フリーダ「ええ(学校だけといわず24時間常に側でサポートしてあげたい)」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー(エレンの)病室ー
エレン「ぷはーー!くぅ~~!うまい!おかわり!」ゴクゴク バッ!(コップ)
クリスタ「はい」トクトク
エレン「ありがとう、クリスタ」ニッ
クリスタ「うん!」
エレン「ところで母さんは?」
アニ「仕事だよ」
エレン「ふ~ん、そっか」ゴクゴク
クリスタ「お兄ちゃん!他に欲しいものない!?」
エレン「ほしいもの?そうだな~~ん~~~じゃあお菓子!」
クリスタ「お菓子ね!すぐ買ってくるよ!」タタタ ガチャ!!(ドア)
エレン「気を付けてなー」
アニ「・・・」
エレン「おかしーおかしーおーかーしー♪」ワクワク
アニ「・・・エレン」
エレン「ん?なに?」
アニ「ほかにほしいものあるかい?」
エレン「!う~ん・・・」
アニ「」
エレン「ない!」
アニ「・・・そう」
エレン「それよりお姉ちゃん」
アニ「なに?」
エレン「なんで俺こんなに怪我してるの?」
アニ「」ピク
エレン「ねーねー」
アニ「・・・車にはねられたんだよ」
エレン「!え?俺が!?」
アニ「ええ、昨日ね」
エレン「昨日!?え?車に、あれ?全然覚えてない。車にはねられたっけ・・・?」
アニ「突然のことだったんだから覚えてなくても仕方ないよ」
-
- 48 : 2019/11/18(月) 06:07:50 :
- エレン「・・・マジで?」
アニ「マジだよ」
エレン「俺が車にはねられた・・・」
アニ「とにかく今は安静にしてな」
エレン「え~~!外で遊びたいんだけど~!」
アニ「怪我が悪化するよ」
エレン「ちょっとくらいいいじゃ~ん」
アニ「ダメ」
エレン「ブ~~!」
アニ「大人しくしてな」ペラ(本)
エレン「は~い(お姉ちゃんが出て行ったあとにこっそり抜け出そう)」
アニ「病室からこっそり抜け出そうとか考えてると思うけどやったら承知しないよ」
エレン「!!な、なんでわかったの!?あっ!」
アニ「アンタの考えそうなことくらいわかるよ」
エレン「・・・チェ~」
アニ「」ペラ…ペラ
エレン「」ジーー
アニ「」ペラ
エレン「」ジーー
アニ「・・・なに?人のことジーと見て」
エレン「!あーーえっとさ、お姉ちゃんなんかすごく変わった気がするからつい・・・」
アニ「」ピク
エレン「大きくなったっていうか、その・・・大人っぽくなった?っていう感じでさ。なんだか俺の知ってるお姉ちゃんじゃないような気がして・・・」
アニ「」
エレン「それにクリスタもアルミンやミカサも大きくなっててなんだかよくわからなくて」
アニ「」
どうしよう・・・
アニ「(記憶喪失になったことを言った方がいいのか、言わない方がいいのか・・・)」
ガチャ!
クリスタ「ただいま!」
アニ「!」
クリスタ「買ってきたよ!」バッ!
エレン「おー早いな!」
クリスタ「売店すぐそこだったから!はい」スッ(お菓子)
エレン「おう!ありがとな!」ギュッ
-
- 49 : 2019/12/14(土) 15:54:41 :
- クリスタ「他にしてほしいことがあったらなんでも言ってね!お兄ちゃんのためだったらなんでもするよ!」
エレン「なんでもか~~~よし!それじゃあクリスタ!」
クリスタ「うん!なに?」
エレン「お手!」スゥ
クリスタ「!」
エレン「お手!」
クリスタ「!・・わ、ワン!」バッ!
エレン「おかわり!」スゥ
クリスタ「ワン!」バッ
エレン「三回回って~!」
クリスタ「う~~~~~ワン!って!なにやらせるの!」クルクルクル プンスカ!
エレン「ははは!そう怒るなよ~~~はい!お手!」スゥ
クリスタ「ワン・・!もうっ!」バッ! プンプン
アニ「エレン、あんまり妹いじめるんじゃないよ」
エレン「はーい」
クリスタ「お姉ちゃん・・・」
アニ「ほら、ジュースでも飲みな」スッ
クリスタ「わー!ありがとうお姉ちゃん!」ギュッ スー
アニ「待ちな」
クリスタ「!」ピタ
アニ「まだ飲んじゃダメだよ」
クリスタ「え?な、なんで?」
アニ「ダメと言ったらダメだよ」
クリスタ「う、うん・・・」
アニ「」
クリスタ「」
アニ「」
クリスタ「・・・ね、ねえ、お姉ちゃん」
アニ「まだダメだよ」
クリスタ「えぇ?まだダメなの?」
アニ「そう、まだだよ」
クリスタ「むぅ・・・」
アニ「」
クリスタ「」ウズ
アニ「」
クリスタ「」ウズウズ
アニ「・・・よし」
クリスタ「!」
アニ「飲んでいいよ」
クリスタ「う、うん!いただきます!」ゴクゴク!
アニ「」
クリスタ「んっ~!美味しい!」
アニ「ふふ」クス スゥ
クリスタ「!」ポン
アニ「よしよし、よく待てたね。偉いよ」ナデナデ
クリスタ「そ、そお?」
アニ「うん、偉い偉い」ナデナデ
クリスタ「えへへへへ///」テレテレ
・・・ん?
クリスタ「!!もおおおおおっ!!お姉ちゃんまでなにやらせるの!!!」プンスカ!
アニ「ふふ、ごめんね。つい・・・」クスクス
エレン「お姉ちゃんお姉ちゃん、イエーイ♪」スッ
アニ「」スッ
パシンッ!
エレン「シシシッ!(次はどういじってやろう)」ニッ
アニ「(記憶なくなってもこの辺は変わらないね)」
クリスタ「まったくもうっ!」プンプン!
-
- 50 : 2020/01/26(日) 00:39:41 :
- アニ「悪いかったね、そんなに怒んないでよ」
クリスタ「むぅ~!」プクー
エレン「ははは!クリスタは本当にいじりがいあるな~」グイグイ→歯(袋)
アニ・クリスタ「!」
エレン「んぐぐぐっ!」グググ
アニ「歯でやるんじゃないよ」シュン! ガシッ!
エレン「だって腕痛いんだもん」ズキズキ(右腕)
アニ「そういうときは私達を頼りな、ほら」スゥ(お菓子)
エレン「ありがとう、お姉ちゃん」ギュッ
アニ「はいはい」
エレン「あ~むっ!」パク
アニ「」
エレン「うまうま」モグモグ
アニ「・・・ふぅ(話逸れてよかった、ナイスタイミングだよクリスタ。しかし記憶喪失のこと本当にどうしよう・・・言うべきか?エレンも周りとの変化の違いに違和感を持ち始めている。いっそのこと全部教えた方が・・いやそのせいで混乱するかも。そしたらまた交通事故や危険な目にあって今度は死・・・・!!いやいや!なに縁起でないこと考えてんの私!エレンが危険な目に合わないように姉である私がしっかりエレンのことを守ってやらないと!)」ギュッ
クリスタ「ねーねーお兄ちゃん、他にしてほしいことない?」
エレン「えーそれじゃあな~」ニヤ
クリスタ「変なお願いだったらきかないよ!」バッ
エレン「!・・・・・チッ」
クリスタ「まったくお兄ちゃんは」プクー
エレン「あ~そうだな~~んーーー・・・・!あ!」ピコーン!
クリスタ「なに?」
エレン「本!!」
クリスタ「!本?」
エレン「そう!本!」
クリスタ「えっと、漫画本ってこと?」
エレン「違う違う!父さんの本だ!」
アニ・クリスタ「!」
エレン「俺がいつも読んでたやつだよ!知ってるだろ!?」
クリスタ「う、うん、お兄ちゃんがいつも読んでた本ね・・・」
アニ「・・・」
ザザザザザ
ーーーーーーーーーーーーーーー
・・・五年前
エレン「」ペラ→本(医学)
※小学四年生
クリスタ「ねーねーお兄ちゃん、いっしょにあそぼうよー」ユサユサ
※小学三年生
エレン「今忙しいからお姉ちゃんと遊んでろよ」ペラ
クリスタ「いやー!お兄ちゃんとがいい!」ダキッ!
エレン「読みづらい」ズシッ
アニ「・・・よくそんな難しそうな本読めるね、理解できるの?」
※小学五年生
エレン「なんとなく」
アニ「なんとなくって・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーー
エレン「父さんの部屋にあるから持ってきてくれよ!」
-
- 51 : 2020/03/26(木) 00:02:21 :
- クリスタ「えっと・・・あの本だよね、わかった」クル タタタ
エレン「頼んだぞー」フリフリ
クリスタ「」ガチャン(ドア)
エレン「よし。あーむっ!」パクッ(チョコ)
アニ「・・・」
エレン「うまっ!」モグモグ
アニ「ねえエレン」
エレン「ん?なに?」モグモグ
アニ「将来、あんたはなんになりたいんだっけ?」
エレン「将来?そんなの決まってんじゃん!」
アニ「」
エレン「父さんと同じ医者になる!!」ニカ
アニ「・・・そう言えばそうだったね」
・・・一時間後
ーエレンの病室ー
ガチャ
エレン・アニ「」クル
クリスタ「ハァハァハァ・・ふぅ」ギュッ(袋)
エレン「おかえりー!持ってきてくれたか?」
クリスタ「うん、すごく重かったよ」スッ(本)
エレン「ありがとよ」ギュッ
クリスタ「いっぱいあってよくわからなかったから適当に持って来たよ」
エレン「おう、そこ置いといてくれ」ジーー…ペラ
アニ「」
エレン「」ジーー…ペラ
アニ「難しそうな本だけどちゃんと理解できてんのかい?」
エレン「なんとなくわかる」
アニ「そう(やっぱりなんとなくかい)」
-
- 53 : 2020/05/12(火) 12:24:31 :
- クリスタ「」ジーー
エレン「」ジーー…ペラ
クリスタ「(医学の本読んでるお兄ちゃん、久しぶりに見た)」
エレン「」ジーー…ペラ キラキラ★
クリスタ「(ああ///あんな真剣なお兄ちゃん///かっこいい!!いつもかっこいいけど集中して真面目に本読んでるお兄ちゃん更に凛々しくてかっこいい!!包帯まみれでもかっこいい!!日本一!!いや世界一かっこいい!!お兄ちゃんよりかっこいい人間なんて存在しない!!かっこいい!!かっこいい!!かっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいいかっこいい/////かっこ良すぎるよ///あああんな顔で見つめられたい私だけを見ていてほしい///あのキラキラと輝いた瞳で凝視されたい///私の頭のてっぺんから爪先の隅々まで見つめられたいよ/////お兄ちゃん愛してるよ/////♥️)」
エレン「ん?」ピク チラ
クリスタ「/////」ジーー
エレン「・・・どうした?クリスタ、人の顔ジーと見て。なんか付いてるか?」
クリスタ「ううん///別になにも付いてないよ///ただ見てるだけ」フリフリ ニコ
エレン「?そうか」ジーー…ペラ
クリスタ「(かっこいい/////)」ジーー
エレン「」ジーー…ペラ
アニ「(・・・私も本の続き読も)」ペラ(本)
・・・
・・
・
・・・数時間後(夜)
ーエレン病室ー
コンコン
エレン・クリスタ「ん?」
アニ「どうぞ」
カルラ「」ガチャ
クリスタ「!お母さん」
カルラ「遅くなってごめんね、二人ともエレンのこと見ててくれてありがとう」
アニ「仕事はもういいの?」
カルラ「ええ、もう大丈夫よ。エレン、体は大丈夫?どこか痛いところはある?」
エレン「あーー動くと少し痛いけど大丈夫!」
カルラ「そう。あまり我慢しちゃダメよ、なにか痛みや違和感があったらすぐに教えて」
エレン「うん、わかった」
-
- 54 : 2020/06/18(木) 13:42:30 :
- エレン「ねーねー!母さん!あとどれくらいで退院できるの?」
カルラ「そうね・・・あと3週間くらいかしら」
エレン「え~~そんなに?3日くらいで治せないの?」
クリスタ「骨折が3日?」
アニ「馬鹿じゃないの」
エレン「父さんすげぇ医者だろ!ぱぱっと治してよ!」
カルラ「無理よ」
エレン「あははは!だよね~」
カルラ「とにかく今は安静にしてなさい」
エレン「はーい・・・あ!そうそう!母さんに聞きたいことがあったんだ」
母さん「聞きたいこと?なに?」
エレン「俺ってさ、もしかして記憶喪失でもしてるの?」
カルラ・アニ・クリスタ「!!!?」
エレン「」
カルラ「え?な、なんでそう思うの・・・?」
エレン「・・・あれ」ビシッ
カルラ・アニ・クリスタ「」クル
カレンダー(2019:9月)
カルラ・アニ・クリスタ「!!」
エレン「今は2014年のはずなのにあのカレンダーは2019年になってる。それに母さんやお姉ちゃんやクリスタ、アルミン達も俺の知ってる感じと少し違う」
アニ「(しまった、見落としてた)」
クリスタ「(どうしよう・・・言った方がいいのかな?)」
カルラ「・・・」
エレン「で?どうなの?」
カルラ「・・・そうよ」
アニ・クリスタ「!」
カルラ「エレン、今の貴方の年齢は14歳、私立進撃中学校に通う中学三年生。貴方は小学生四年生から約5年間の記憶を失ってる状態よ」
エレン「5年間・・・」
クリスタ「ちょ、ちょっとお母さん!言っちゃっていいの!?」
カルラ「変に誤魔化して混乱させるよりも正直に言った方がいいわ」
エレン「俺今中学三年生なのか・・・ということはお姉ちゃんは今高校生?」
アニ「そうだよ」
エレン「クリスタは中学二年生か」
クリスタ「うん」
エレン「ふ~ん・・・確かになんかお姉ちゃんは少し大人っぽくなった感じがする」
アニ「!///」プイ!
エレン「母さんは・・・ん~」ジーー
カルラ「」
エレン「・・・うん、全然変わってない!」
カルラ「!そ、そう?ありがとう(5年前と変わってないってことは老けてないことわよね・・・?なんだか少し嬉しいわね///)」
クリスタ「お兄ちゃんお兄ちゃん!私は!?」グイグイ
エレン「クリスタか。う~~~~ん・・・」ジーー
クリスタ「/////(ああ/////綺麗になったなとか美人になったなとか言われちゃったらどうしよう/////)」ドキドキ
エレン「・・・うん、クリスタも特に変わってないな!」
クリスタ「むっ!!お兄ちゃんの目は節穴かー!」
エレン「・・・は?」
クリスタ「変わってるもん!5年前とは比べものにならないほど変わってるもん!」
エレン「そうか?ん~~まあ確かに少し身長伸びたか?」
クリスタ「身長以外も変わってるよ!」
-
- 55 : 2020/07/31(金) 15:53:36 :
- エレン「・・・どこが?」
クリスタ「!ぐぬぬぬぬぬ!お兄ちゃんの鈍感!」プイ!
エレン「はあ?(なにが変わったってんだよ)」
カルラ「まあとにかくエレン、精神科の先生がいうには貴方の記憶喪失は一時的なものかもしれないしそうじゃないかもしれないの」
エレン「精神科・・・?ああ、あの時の先生がなんか色々質問してきたのはそういうことだったのか」ポン
カルラ「私もエレンの記憶が戻るようにサポートするわ、エレンもできるだけなにか思い出せるように頑張ってみて」
エレン「うん、頑張ってみる」
カルラ「アニ、クリスタ、二人とも明日は学校でしょ。もう帰りなさい」
アニ「・・・そうだね、クリスタ帰るよ」ムク
クリスタ「う、うん」ムク
アニ「それじゃあまた明日来るから。エレン、あんまり母さんに迷惑かけるんじゃないよ」
エレン「はーーい」
クリスタ「じゃあね、お兄ちゃん。明日絶対!ぜ~~~ったい!来るから!」
エレン「おーーその時はまた本持ってきてくれよー」
カルラ「(本?)」チラ
医学(本) ドッサリ!
カルラ「・・・」
アニ「じゃあ」ガチャン→ドア(閉)
エレン「・・・さて、本の続き読も~」ペラ
カルラ「」
エレン「」ジーー…ペラ
カルラ「エレンは将来医者になりたいの?」
エレン「うん、父さんみたいな医者になりたい」 ジーー…ペラ
カルラ「・・・そう」
エレン「・・・お姉ちゃんにもそんなこと聞かれたけどなんでそんなこと聞くの?俺いつも言ってたじゃん」
カルラ「!え、えっと・・・」
エレン「もしかしてこの5年間で俺の夢変わっちゃったとか!?」
カルラ「!!い、いや・・そんなことはないわよ!貴方は今でも医者を目指してるわ!」
エレン「!そっかー!」ホッ
カルラ「」
ごめんなさい・・・
本当は貴方が今でも医者になりたのか私は知らない
私はこの五年間
貴方とまともに向き合ったことなんて・・・
カルラ「」シュン…
エレン「?どうしたの?母さん」
カルラ「!え・・・?」
エレン「なんか暗い顔してたけど・・・大丈夫?」
カルラ「な、なんでもないわよ!ただちょっと考え事してただけ!」アセアセ
エレン「そう、ならいいんだけど」ジーー…ペラ
-
- 56 : 2020/08/31(月) 13:36:29 :
- カルラ「(ごめんなさい・・・・本当にごめんなさい、エレン)」ギュッ
エレン「」ジーー…ペラ
ーーーーーーーーーーーーーー
ーフリーダ家:トレーニング室ー
パンパンッ!!! ガンガンッ!!!
フリーダ「」シュンッシュンッシュンッ!!!!
サンドバッグ パアアアンッパアアアンッガンガンッ!!!
イルゼ「(・・・もうあれこれ二時間くらい殴ってるかな?)」
フリーダ「」シュオオオオオオンッ!!!
サンドバッグ パアアアアアアアアアンッ!!
フリーダ「ハァ・・ハァ・・ハァ・・・」ポタポタ(汗)
イルゼ「・・・少しはスッキリした?」
フリーダ「ハァ・・ハァ・・ええ、少しね・・」スタスタ スチャ(座)
イルゼ「まさか記憶喪失とはねー」
フリーダ「・・・・私のこと・・・忘れてた」
イルゼ「ドンマイ」
フリーダ「ホントもうイライラするよ、居眠り運転でエレンに怪我させたバズっていう奴が憎ったらしいよ」
イルゼ「ダズね」
フリーダ「名前なんてどうでもいいよ」ジロ
イルゼ「・・・はい(怖い)」
フリーダ「エレンの記憶から・・・わ、私を・・・私という存在を奪った」プルプル
イルゼ「・・・」
フリーダ「私とエレンの思い出を・・・おも、思い出を・・・」プルプル
イルゼ「じゃあなに?殺す?」
フリーダ「殺したい!!!!・・・でも殺したら警察に捕まってエレンと会えなくなる、それにエレンは命を大切にする人。エレンに嫌われるようなことはしたくない、だから人殺しはしない」
イルゼ「そう」
フリーダ「とりあえず今はカルラさんに頼まれた通りエレンのサポートを全力でやる」ギュッ
イルゼ「お~~ガンバレー応援してるゾー!」
フリーダ「(私の全てはエレン様のため)」
・・・
・・
・
・・・次の日
ーエレンの病室ー
エレン「わかってるぞ、ズバリ!マイケルだな!」ビシッ!
ジャン「ちげーよ、誰だよマイケルって」
エレン「あれ?違った?」
ライナー「やっぱり俺のこともわからないのか?」
エレン「覚えてるに決まってるじゃんか!ジョニー!」ニカ
ライナー「・・・」
エレン「あれーー?違った?」
ライナー「違う」
エレン「あっ!そうか!お前がマイケルだな!」
ライナー「全然違う!!」
ジャン「お前本当は記憶喪失のフリしてるんじゃねぇのか?」
エレン「そんなことしてない」
ジャン「どうだか」
フリーダ「え、エレン」
エレン「ん」
フリーダ「私のことはどうかな?」
エレン「・・・昨日いたよな?」
フリーダ「!う、うん!フリーダ!フリーダです!」
エレン「ふりーだ・・・ん~~~」
フリーダ「」ドキドキ
エレン「ん~~~・・・・・・うん、わからねぇ」
フリーダ「!・・・そう・・・・ですか」シュン…
ライナー「・・・確か約5年間くらいの記憶がないんだっけ?」
アルミン「うん、エレンのお母さんはそう言ってたよ」
ジャン「でもよ、こうして話してるとどうも記憶喪失になってるって感じしねぇぞ」
エレン「いやいや、本当に記憶喪失なんだって」
ジャン「ホントかよ」ジロ
エレン「だって俺お前みたいな凶悪犯面見覚えないもん」
ジャン「!だ、誰が凶悪犯面だ!!」
アルミン「こらこらこら、病院で喧嘩はダメだよ」バッ!
ジャン「!ぐっ!!」グググ
エレン「」ベー(舌)
-
- 57 : 2021/05/09(日) 23:13:37 :
- ライナー「・・・今とたいして変わってないな」
アルミン「まあそうだね、5年前からの記憶がないだけで性格の方は昔と変わってないよ」
エレン「なあなあゴリラの兄ちゃん、お腹空いた。お菓子とか持ってない?」グイグイ
ライナー「ゴリラの兄ちゃん!?誰がゴリラだ!!」
エレン「だってゴリラみたいにでかいし筋肉ムキムキだし」
ライナー「俺はライナーだ!ライナー!」
エレン「ゴリラー?」
ライナー「っ!コノヤロー・・・」プルプル(拳)
フリーダ「ライナーさん」スッ
ライナー「!」
フリーダ「エレンに手出したら殺しますよ」ボゾボソ
ライナー「は、はい」ゾクッ!!
フリーダ「エレン」
エレン「ん?」
フリーダ「これどうぞ」スッ(紙袋)
-
- 61 : 2021/05/11(火) 23:27:18 :
- エレン「なにこれ?お菓子?」ゴソゴソ
フリーダ「いえ、お菓子ではありません」
エレン「?紙?」ペラペラ(紙束)
フリーダ「問題用紙です」
エレン「問題用紙?」
フリーダ「小学から中学までの範囲をまとめた問題用紙です!これさえやれば高校受験も大丈夫です!」
エレン「問題用紙・・・勉強・・・」
アルミン「も、もしかしてフリーダさん、これつくったの?」
フリーダ「はい」
ジャン「これ結構な量あるぞ」
フリーダ「エレンのために寝る間を惜しんで作りました」
アルミン「(エレンの記憶喪失のこと知ったの昨日なのに・・・この量を1日で)」ゴクリ
フリーダ「これから毎日私が勉強を教えに来ます。高校受験に向け一緒に頑張りましょう」ニコ
エレン「・・・」
フリーダ「」ニコニコ
エレン「・・・うぐっ!!」
アルミン・ライナー・ジャンフリーダ「!?」
エレン「ぐおおおおっ!!ぐはっ!!」グググ
フリーダ「え、エレン!!大丈夫ですか!?」ササッ
エレン「くっ!う、腕に激痛が・・・」グググ
フリーダ「た、大変です!早くナースコールを!」ガシッ!
アルミン「いや、その必要はないよ」バッ
フリーダ「どうして!?エレンが苦しそう!」
アルミン「・・・エレン、勉強したくないからって痛いふりしてもダメだよ」
エレン「ふりなんかじゃないって!イテテテテテ!!」グググ
アルミン「ふ~~ん、そんなに痛いの?」
エレン「痛い痛い!すっごく痛い!!これじゃあ鉛筆すら握れない!」グググ
アルミン「へえ・・・・エレン、チョコレート食べる?」スゥ
エレン「!食う!!」ピク
アルミン「はいどうぞ」スッ
エレン「ありがとう!」ガシッ パクッ!!
ジャン・ライナー・フリーダ「」
エレン「うまうま~あ~~」モグモグ
アルミン「鉛筆すら持てないくらい痛いんじゃなかったの?」
エレン「あ」ピタ
アルミン「ね、呼ばなくてよかったでしょ?」
フリーダ「え、ええ・・・」
エレン「くっ!卑怯だぞ!アルミン!」
アルミン「卑怯で結構だよ。まったく君というやつは」
ライナー「お前も大変だな、アルミン」
アルミン「もう慣れてるよ」
エレン「勉強したくなーーい!キラーーイ!ヤダヤダヤダヤダ!ヤーーダーー!」
フリーダ「(わがままで駄々こねてるエレン君可愛い/////)」キュン♥
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ツンデレな姉とヤンデレな妹 シリーズ
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