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エレヒス「義兄妹の距離感」

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  1. 1 : : 2018/05/04(金) 22:19:17
    ※注意
    この作品はエレヒスです!

    更新速度はやや遅いかも?
  2. 2 : : 2018/05/04(金) 22:50:26
    おおがっっばれ!
    おおえんb
  3. 3 : : 2018/05/04(金) 22:55:41
    はー…ほんっとにLialさんのss、私の性癖ど真ん中過ぎるんですが!!!
    こんなの期待するしかないですよ、ほんっとにもう(`・ω・´)
  4. 4 : : 2018/05/04(金) 22:59:31
    最近、主さんは放置もせず、色々な作品を書いてくださっているので、今回も期待です!(*´ω`*)
  5. 5 : : 2018/05/04(金) 23:08:13
    がんばって
  6. 6 : : 2018/05/04(金) 23:14:54
    期待!!
    応援してます!(*≧∀≦*)
  7. 7 : : 2018/05/04(金) 23:20:10
    >>2 名無しさん
    はい!頑張ります!
    応援ありがとうございます!(`・ω・´)
  8. 8 : : 2018/05/04(金) 23:21:01
    >>3 名無しさん
    そうなんですか!私と趣味が合いそうです(*´ω`*)
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  9. 9 : : 2018/05/04(金) 23:22:47
    >>4 Izumoさん
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  10. 10 : : 2018/05/04(金) 23:23:09
    >>5 名無しさん
    頑張ります!(`・ω・´)
  11. 11 : : 2018/05/04(金) 23:23:36
    >>6 quさん
    期待、応援、ありがとうございます!(>_<)
  12. 12 : : 2018/05/05(土) 01:31:47

    アルミン「お父さん、再婚したんだって?」

    エレン「ああ」

    ミカサ「相手はどんな人なの?」

    エレン「優しそうな人だったな」

    アルミン「よかったね!」

    エレン「何がだよ」

    ミカサ「優しそうな人でって事」

    エレン「なるほど...あ、そういえばちっこいのもついてきてたな」

    アルミン「ちっこいの?」

    ミカサ「ペット連れ?」

    エレン「いや、女だな」

    アルミン「え?...ってことは義妹?」

    エレン「そうなるな」

    ミカサ「エレンと同棲...エレンと...エレンと...」ブツブツ

    アルミン(ミカサが...)

    ミカサ「エレン、気を付けて」

    エレン「え?何をだ?」

    ミカサ「女狐には気を付けて」

    エレン「?」

    --
    -

    エレン「ただいまー」

    ヒストリア「...おかえり」

    エレン「父さんと母さんは?」

    ヒストリア「新婚旅行」

    エレン「...そっか」(じゃあこいつと二人だけか...)

    ヒストリア「...」

    エレン「あー...じゃあ俺部屋で勉強してくるわ」

    ヒストリア「うん」

    --
    -

    エレン「はぁー...」

    急に知らない奴と二人で過ごさなきゃいけないとか

    しんどいな。

    あいつなに考えてるかわからないし。

    --
    -

    あの人、かっこいいな

    他の男の人とは違って、なんか変な事言ってこないし

    ...兄妹...どうやって接したらいいんだろう。

    --
    -

    エレン「...あっ!旅行に行ってるんだった!やべぇ!飯作んねぇと!」




    エレン(あれ?キッチンからおいしいそうな匂いが)チラッ

    キチンにはエプロン姿がよく似合う、ヒストリアが立っていた

    エレン「ありがとな」

    ヒストリア「」ビクッ

    エレン「あ、わりぃ、びっくりさせちまったか?」

    ヒストリア「大丈夫...それより、ご飯できたけど...」

    エレン「悪いな、いただくよ」

    ヒストリア「うん」

    --
    -

    エレヒス「いただきます」

    --カチャ...カチャッ...コトッ--

    食器と箸の音だけがする。

    会話はない。

    けど、不思議と気まずくはならなかった。

    むしろ、少し落ち着く位だ。







    エレン「...」ボーッ

    ヒストリア「」モグモグ

    ヒストリアが食べ終わるのを待っている。

    作ってもらっといて、先に自分だけ済ませて片付けるってのは...なんかな。

    けど、俺が待ってる姿を見て、食いづらくなってないだろうか。

    ヒストリア「先に片付けても大丈夫だよ?」

    エレン「いや...悪いし」

    ヒストリア「大丈夫だよ、お風呂も溜まってるし、行ってきなよ」

    よくできた子だな

    エレン「そうか...じゃあ悪いけど先にお風呂入らせてもらうよ」

    ヒストリア「うん」

    エレン「ごちそうさま」

    ヒストリア「お粗末様」

    --
    -

    エレン「風呂あがったぞー」

    ヒストリア「あ、うん、じゃあ入るね」

    エレン「おう」

    --
    -

    ヒストリア「」ホカホカ

    エレン「...」

    ビックリした、ドアが開いたと思ったら裸のヒストリアが出てきた

    エレン「服着ろよ、風邪引くぞ」

    ヒストリア「...お風呂上りはいつも裸だから」

    エレン「俺男だけど」

    ヒストリア「けどお兄ちゃんじゃん」

    言われてみればそうだ、俺はお兄ちゃんだった。

    けど、義理だ。

    つい先日まで全然知らない赤の他人だったの言うのに。

    そういうのには疎いのか?

    エレン「いいから服着ろ」

    ヒストリア「妹の裸で発情するの?」

    エレン「しないけど」

    ヒストリア「ならこのままで」

    エレン「お前は恥ずかしくないのか?」

    ヒストリア「...わかんない」

    変な奴。

    ヒストリア「エレンって、変わってるよね」

    エレン「お前に言われたくない」

    ヒストリア「そうかもだけど。普通男の人なら発情するんじゃないの?」

    エレン「それわかってて裸で出てきたのか」

    ヒストリア「うん...けどエレンは発情しないんだね」

    エレン「そうだな」

    ヒストリア「...変なの」

    エレン「お前に言われたくないって」

    --
    -

    兄妹...どこまでが良くて、どこまでがダメなんだろう。

    そういう線引きはよくわかんない。

    ...エレンって...やっぱり変わってる。

    けどエレンから見たら私も変わってるのかな?

    そういうのもやっぱり、よくわかんない。

    --
    -
  13. 13 : : 2018/05/05(土) 01:57:18

    エレン「スー...スー...」

    --ガチャッ--

    ヒストリア「...」

    --モゾモゾ--

    エレン「んあ?...どうしたんだ?」

    ヒストリア「一緒に寝ようと思って」

    エレン「なんでだよ」

    ヒストリア「...よくわかんない」

    エレン「...」

    ヒストリア「...兄妹って一緒に寝るのかな」

    エレン「しらねぇよ...でも、一緒に寝るのは、父さんと母さんみたいな、結婚してる人や、恋人位だろ」

    ヒストリア「じゃあ兄妹は一緒に寝ないの?」

    エレン「多分な」

    ヒストリア「なら兄妹は嫌だな」

    エレン「は?」

    ヒストリア「冗談...おやすみ」

    エレン「結局一緒に寝るのかよ」

    ヒストリア「いや?」

    エレン「暑いな」

    ヒストリア「なら大丈夫。おやすみ」

    エレン「...おやすみ」

    --
    -

    エレン「ん...うーん...」

    身体が動かない。

    金縛りか...初めてなったな。

    金縛りって重いのか。知らなかった。

    でも目は動かせるんだな。

    あれ?でもほぼほぼ身体全体動かせるじゃん。

    エレン「」ムクッ

    ヒストリア「スー...スー...」

    俺の上でヒストリアが寝ていた。

    原因はこいつか。

    エレン「おい、起きろ」ペシペシ

    ヒストリア「んあ?...」ボー

    エレン「おはよう」

    ヒストリア「あ、おはよう...」

    エレン「重いから降りろ」

    ヒストリア「...何時?」

    エレン「...7時だな」

    ヒストリア「...トイレ」ムクッ

    --ガチャッ--

    エレン「...兄妹って」

    --
    -

    エレン「...これ位の距離感でいいのか?」

    アルミン「それはもう...」

    ミカサ「」ゴゴゴゴゴゴゴ...

    アルミン「ミカサ!落ち着いて!」

    ミカサ「...落ち着いた」

    エレン「兄妹ってこんなもんなのか?俺よくわからないんだけど」

    ミカサ「違う」

    エレン「違うのか?」

    ミカサ「兄妹とは普通話さないもの」

    エレン「え?」

    ミカサ「仲が悪くて、いつも喧嘩ばかりするもの」

    エレン「そうだったのか...」

    アルミン「エレン!違うからね!?」

    エレン「違うのか?」

    ミカサ「違わない」

    エレン「どっちなんだ?」

    アルミン「仲がいい兄妹もいるよ!一緒に寝ている兄妹も!」

    エレン「じゃあ今のままでいいのか」

    アルミン「あ...やっぱり一緒に寝るのはよくわかんないや...一応義理なんだし」

    エレン「義理でも兄妹は兄妹だろ?」

    アルミン「うーん...」

    ミカサ「まあエレン、今日から一緒に寝ちゃダメ」

    エレン「え?わ、わかった?」

    --
    -

    アルミン「でもエレンの妹かー...少し気になるね」

    ミカサ「...確かに」

    エレン「...あっ」

    アルミン「どうしたの?」

    エレン「ほら、あれだよ」ユビサシ

    アルミン「ん?」チラッ

    ヒストリア「」

    アルミン「え...えぇぇぇぇぇぇぇ!!?」

    エレン「うわっ、どうしたんだよ」

    アルミン「エレン!?ほんとに言ってるの!?あ、あの金髪の子!?」

    エレン「そ、そうだけど...」

    ヒストリア「あ、エレン」

    エレン「よう、今帰りか?」

    ヒストリア「うん...そっちの二人は」

    アルミン「初めまして、アルミン・アルレルトです」キリッ

    ミカサ「ミカサです。エレンの彼女です。」

    ヒストリア「え...」

    エレン「嘘つくなよ」

    ミカサ「」

    ヒストリア(嘘か...)

    ヒストリア「エレンの妹のヒストリアです。よろしくお願いします。」ペコッ

    アルミン(ええこや~...)

    エレン「じゃあ俺こっちだから、じゃあな」

    アルミン「」ポケーッ

    ミカサ「...バイバイ」

    アルミン「」ポケー

    ミカサ「アルミン、しっかりして」

    アルミン「...はっ!ヒストリアは!?」

    ミカサ「エレンと帰った」

    アルミン「...まさかあんなに可愛いとは」

    --
    -
  14. 14 : : 2018/05/05(土) 06:31:24
    新作ですか!
    期待しかありませんよ(`・ω・´)bキリッ
    応援していますよ!
  15. 15 : : 2018/05/05(土) 08:16:37
    期待でーす!!!
  16. 16 : : 2018/05/05(土) 09:20:55
    ンアーッやりますねぇ!(*´ω`*)
  17. 17 : : 2018/05/05(土) 13:39:02
    >>14 (`・ω・)bグッ!さん
    期待、応援ありがとうございます!(`・ω・´)
  18. 18 : : 2018/05/05(土) 13:39:37
    >>15 ゲスミン・クズレルトさん
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  19. 19 : : 2018/05/05(土) 13:41:01
    >>16 と化した先輩さん
    (`・ω・´)ゞ
  20. 20 : : 2018/05/05(土) 15:28:54
    頑張れ!期待です!
  21. 21 : : 2018/05/05(土) 16:18:47
    >>20 進撃のパンダさん
    頑張ります!
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  22. 22 : : 2018/05/05(土) 17:10:38

    エレン「」ジィー

    ヒストリア「な、なに?」

    エレン「なんでお前いっつも無表情なんだ?」

    ヒストリア「え?」

    エレン「笑えよ」

    ヒストリア「えっと...」

    エレン「ほら」

    ヒストリア「こ、こう?」ニコッ

    エレン「うーん...作った笑顔はやっぱり気持ち悪いな」

    ヒストリア「意味わかんない」

    エレン「あ、そういえば兄妹は一緒に寝ないらしいぞ」

    ヒストリア「え?そうなの?」

    エレン「あぁ」

    ヒストリア「そっか...」シュンッ

    なんでそんな残念そうな顔するんだよ

    エレン「...まぁ、たまになら、俺はいいと思うけどな」ナデナデ

    ヒストリア「ん...じゃあ、たまに」

    エレン「...おう」

    --
    -

    ヒストリア「ねぇエレン」

    エレン「ん?なんだ?」

    ヒストリア「今度私の中学で文化祭あるんだけど来ない?」

    エレン「いつ?」

    ヒストリア「来週の土曜日」

    エレン「土曜日にやるのか」

    ヒストリア「うん」

    エレン「わかった、兄ちゃんが言ってやるよ」

    ヒストリア「...」

    エレン「...兄貴面しちゃだめか?」

    ヒストリア「何も言ってない」

    エレン「そうだな」

    --
    -
  23. 23 : : 2018/05/05(土) 23:16:46
    おもしろい!
    がんばれ!
  24. 24 : : 2018/05/05(土) 23:20:20
    >>23 名無しさん
    はい!頑張ります!(`・ω・´)
  25. 25 : : 2018/05/05(土) 23:20:53

    エレン「父さんたちは来ないの?」

    パパ「私たちは仕事があるからな」

    ママ「そうね、エレン君だけだけど...いいかしら?」

    エレン「わかった」

    --
    -

    エレン「ここか...」

    女子中だから女しかいない

    本当に俺入っても大丈夫なのかな...

    ヒストリア「あ、エレンこっち」

    エレン「あ、迎えに来てくれたのか」

    ヒストリア「うん」

    エレン「それにしても...」

    --ザワザワ...ジロジロ..--

    エレン「...すごい見られてる気がするんだけど」

    ヒストリア「気のせいじゃない?」

    エレン「そうなのかな...」

    ユミル「おーい!ヒストリアー!」

    ヒストリア「あ、ユミル」

    ユミル「ん?誰だその男」

    ヒストリア「前に話した私のお兄ちゃん」

    エレン「初めまして、エレンだ」

    ユミル「ふーん...ユミルだ、よろしくな」

    エレン(俺年上のはずなんだけどな...)「よろしく」

    ユミル「よし!ヒストリア!劇の準備しに行くぞ!」

    ヒストリア「あ、忘れてた...エレン」

    エレン「ん?...あー、大丈夫だよ、一人で回ってるから」

    ヒストリア「ありがと、じゃあ行ってくるね」

    エレン「おう」

    って言ったものの。

    どこにいけばいいかわからないんだよな。

    そういえばヒストリア劇やるって言ってたな。

    あの金髪の子に聞いてみよう

    エレン「あの、ちょっといい?」

    アニ「...なに?」

    こ、こぇ...最近の子は怖いな。

    年一個しか違わねぇけど。

    エレン「悪いんだけど、劇ってどこでやるのか教えてくれないかな?」

    アニ「あー...そういうこと」

    どういうことだ?

    ナンパとでも間違えたのか?

    アニ「ついてきな」

    エレン「え?いいよ、場所だけで」

    アニ「いいから」グイッ

    エレン「あ...悪いな」

    アニ「...」

    エレン「そういえば名前聞いて無かったけど...」

    アニ「アニ...」

    エレン「アニか...かわいらしい名前だな」ニカッ

    アニ「!?」ドキッ

    エレン「あ、俺はエレンだ!よろしくな!」

    アニ「よ、よろしく///」

    --
    -
  26. 26 : : 2018/05/05(土) 23:21:18

    アニ「ここだよ」

    エレン「おーサンキューな」

    アニ「劇に興味あるのかい?」

    エレン「興味はないけど、妹が出るんだ」

    アニ「...もしかして、あんたが噂のヒストリアのお兄さん?」

    エレン「え?噂?」

    アニ「ヒストリアは学校で人気だからね」

    エレン「へー...確かに可愛いもんな」

    アニ「...じゃあ私はこれで」

    エレン「おう、ありがとな」

    そうか、ヒストリアは学校で人気なのか...。

    けどここって女子中だよな。

    もしかしてヒストリア、そういう趣味が?

    --
    -

    ユミル「やべぇ!王子役なんできてねぇんだよ!」

    サシャ「わわわわ...どうしましょう...」

    ヒストリア「あ、いい事思いついた」

    --
    -

    --ピンポンパンポーン--

    放送『エレーン、劇の裏に来てー』

    放送からヒストリアの声が聞こえる。

    わざわざ放送使うなよ、てか勝手に使うっていいのかよ。

    放送『できるだけ早くね』

    --
    -

  27. 27 : : 2018/05/05(土) 23:21:49

    エレン「来たけど」

    ユミル「場所わかったのか」

    エレン「まあな」

    サシャ「この人が?」

    ヒストリア「そう...エレン、悪いんだけど、白雪姫の王子役をしてもらえないかな」

    エレン「なんで俺が」

    ヒストリア「王子役の人が休んじゃって」

    エレン「...」

    ヒストリア「だめ?」

    エレン「はぁー...いいよ、わかった、やるよ」

    ヒストリア「ありがと、台本これだから」

    エレン「おう」

    --ペラ...ペラ...--

    ん?この話おかしくないか?

    白雪姫は王子のキスで目覚める?

    白雪姫って、棺が揺れて、その拍子に喉に詰まってたリンゴを吐き出して息を吹き返したんじゃなかったっけ?

    エレン「なあ」

    サシャ「なんですか?」

    エレン「キスで白雪姫は目覚めるのか?」

    サシャ「?はい、そうですが」

    エレン「...そうか、ありがとな」

    俺の思い違いか?

    キスで目覚める...白雪姫役は誰だろう...。

    --
    -

    ヒストリア「あの、狩人さん、こんな森の奥に私を連れてきて、どうするおつもりなんですか?」

    ヒストリアだったのか。

    まあ兄妹だから、なんの抵抗もなくキスできるな。

    それにしても...人いすぎじゃね?

    そんなに白雪姫みたいのか。

    人気だな。

    --
    -

    サシャ「さあ、あなたの出番ですよ」

    エレン「お、おう」

    俺が舞台に立つと、一斉に会場がざわめきだした。

    「え?○○さんじゃないの?」

    「あの人だれ?」

    「あれってヒストリアさんのお兄さんじゃなかったっけ?アニが言ってたけど」

    「へー...かっこいいね」

    「うん、わかる」

    エレン「おや、小人達、こんなところでどうしているんだい? ……おや? これは美しいお嬢さんだこと! 眠っているのかい?」

    小人「王子様、どうか聞いてください。この美しいお嬢さん、白雪姫は、もう死んでしまっているんです!」

    エレン「そんな、まさか! 嘘だろう……。」

    そして俺はヒストリアに歩み寄った。

    ヒストリアが薄目でこちらを見てる。




    ヒストリア(エレン!ふりだからね!ふり!)

    何かアイコンタクトをしてきてるが...よくわからないな。

    早く帰りたいし、さっさとキスして終わらそう。






    そして俺は、ヒストリアに優しくキスをした。

    ---チュッ...---

    ユミル「あっ...」

    サシャ「あれ?ふりって伝えるの忘れてました」

    ヒストリア「あっ...あっ...///」

    ヒストリアが顔を赤くして、慌てている。

    こいつの違う表情を見るのは初めだな。

    エレン「おい、セリフセリフ」コソコソ

    ヒストリア「え?...あ、....よ、よく寝た...」

    エレン「あぁ、白雪姫、僕は隣の国の王子さ。どうか、僕と結婚して欲しい!」

    ヒストリア「よ、喜んで...///」カァー

    ナレーター「王子様のキスによって生き返った白雪姫は、そうして、二人でいつまでも仲良く、暮しましたとさ。」

    --パチパチパチパチパチ--

    --
    -

    ユミル「この馬鹿!」

    サシャ「す、すいません!」

    ユミル「お前のせいでヒストリアがあんなになっちまっただろうが!」ユビサシ

    ヒストリア「エレンと...エレンと...エレンと...」ブツブツ...

    部屋の角で丸くなって、何かを唱えているヒストリアがいた。

    エレン「お、おい、ヒストリア、大丈夫か?」

    ヒストリア「...私の、初めて...///」

    エレン「え?」

    ヒストリア「責任...取ってもらうから...///」ダッ

    そう言ってヒストリアは、どこかへ走って行ってしまった。

    なんだあいつ?

    責任ってなんのだ?

    女はやっぱりよくわからん。

    --
    -
  28. 28 : : 2018/05/06(日) 00:33:43
    (^_^)/~~( ^∀^)(о´∀`о)
  29. 29 : : 2018/05/06(日) 00:41:41
    あの無表情なヒストリアが…照れた!!(゜ロ゜ノ)ノ
    これからどうなるのか、期待です!
  30. 30 : : 2018/05/06(日) 00:43:51
    >>29
    こんな深夜に人居るんですねww
  31. 31 : : 2018/05/06(日) 02:55:26
    いや、本当だよ笑期待
  32. 32 : : 2018/05/06(日) 03:59:17
    >>28 名無しさん
    (●´ω`●)
  33. 33 : : 2018/05/06(日) 03:59:49
    >>29 quさん
    あのヒストリアちゃんが...!
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  34. 34 : : 2018/05/06(日) 04:00:24
    >>30 名無しさん
    あ、あなたもですよ!(; ・`д・´)
  35. 35 : : 2018/05/06(日) 04:01:50
    >>31 名無しさん
    皆さん夜行性なんですねw
    でも早く寝ないと体壊しますから、気を付けてくださいね!(; ・`д・´)

    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  36. 36 : : 2018/05/06(日) 17:28:42
    ゲスミン「サシャァァァア!!w伝えとけよ!僕のヒストリアがぁぁぁぁぁあ!!!クソヤロォォォォォオ!!!どうしてくれるんd…(視線に気付く)……え、エレン…妹にキ、キスは…駄目…だよ?」ニッコォォォォ!
  37. 37 : : 2018/05/06(日) 19:56:41
    >>36 ゲスミン・クズレルトさん
    ヒストリア「...」ジィー

    エレン「おい、見たらだめだ」サッ

    ミカサ「あ、アルミン...(引)」
  38. 38 : : 2018/05/06(日) 20:25:32
    ゲスミン「……エレン…ミカサニヒカレタ…」ドヨーン
  39. 39 : : 2018/05/06(日) 20:49:48
    >>38 ゲスミン・クズレルトさん
    サシャ「元気出してください。はい、パン半分あげますから」←パンのかけら
  40. 40 : : 2018/05/06(日) 21:13:05
    がんばあれえ
  41. 41 : : 2018/05/06(日) 21:14:18
    期待です!頑張ってください!
  42. 42 : : 2018/05/06(日) 23:22:19
    >>40 名無しさん
    頑張ります!ありがとうございます!(`・ω・´)
  43. 43 : : 2018/05/06(日) 23:23:00
    >>41 ラーメンラーメンさん
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
    頑張ります!(∩´∀`)∩
  44. 44 : : 2018/05/06(日) 23:24:12
    本文宜しく!!!!
  45. 45 : : 2018/05/06(日) 23:26:35
    >>44 ジャンさん
    了解です!(`・ω・´)ゞ
    今すぐ書きます!(>_<)
  46. 46 : : 2018/05/06(日) 23:40:19

    エレン「ヒストリア見かけなかったか?」

    ユミル「あー、ヒストリアなら帰ったぞ」

    エレン「え?そうなのか?」

    ユミル「あぁ...にしても、ヒストリアにあんな顔させるなんて、流石兄貴だなw」

    エレン「あいつ学校でも無表情なのか」

    ユミル「...ヒストリアの事、ちゃんと面倒見てやれよ」

    エレン「ん?あー、わかった」

    ユミル「お前絶対わかってないだろ」

    エレン「なんでわかるんだ?」

    ユミル「...正直だな...まあ、じゃあな」

    エレン「?じゃあな」

    --
    -

    エレン「ただいまー」

    ママ「おかえり、ねぇエレン君」

    エレン「はい?」

    ママ「帰ってきてからヒストリアが部屋に引きこもってて、部屋に入ろうとしても鍵がかかってるのよ、何か知らない?」

    エレン「うーん...ちょっとわからないですね」

    ママ「そう...悪いんだけど、話聞きに行ってもらえないかしら?」

    エレン「いいですよ」

    ママ「ありがと」ニコッ

    --
    -

    --コンコン--

    エレン「ヒストリアーいるかー?」

    反応がない、いないんじゃないのか?

    --カチャッ...キィィ...--

    エレン「お、いた」

    ヒストリア「」ヒョコッ

    中から顔を赤くしたヒストリアが出てきた

    エレン「顔赤いけど...風邪ひいてるのか?」

    ヒストリア「...ちょっと来て」グイッ

    袖を引っ張られ、部屋に入れられた。

    そういえばヒストリアの部屋に入るのは初めてだ。

    ぬいぐるみ...女の子らしいものを持ってるな。

    エレン「父さんと母さん心配してたぞ、何かあったのか?」

    ヒストリア「キス...」

    エレン「え?」

    ヒストリア「私、初めてだったの」

    そうか、ヒストリアはキスするのは初めてだったのか。

    エレン「俺も初めてだ」

    ヒストリア「...」

    エレン「それで...どうして部屋から出てこないんだ?」

    ヒストリア「え?今のでわからないの?」

    エレン「?」

    そうか、エレンから見たら私はただの妹。

    家族とキスしても何も思わない。

    ...けど私は...。

    ヒストリア「エレンの事...お兄ちゃんって思えないよ...」

    エレン「え?」

    ヒストリア「エレン」

    エレン「なんだ?」

    ヒストリア「」チュッ

    エレン「んむ!?」

    ヒストリア「私、エレンに一人の女として見てもらえるよう、頑張る」

    エレン「???...お、おう」

    ヒストリア「ご飯食べに行こう」スタスタ

    --ガチャッ...パタンッ...--

    俺は、状況が理解できず

    一人、ヒストリアの部屋に残され

    ヒストリアが俺を呼びに来るまでの10分間

    部屋で立ち尽くしていた。
  47. 47 : : 2018/05/07(月) 00:18:11

    --
    -

    エレン「お兄ちゃんって思えないって言われた...俺は兄失格だ...」

    アルミン「エレン...それは...」

    ミカサ「エレンと...キス...あの女狐め...!」ゴゴゴゴゴゴ

    アルミン「ミカサ!落ち着いてよ!」

    ミカサ「で、でもエレンとキスだなんて!?」

    アルミン「兄妹!兄妹だから!ね?」

    ミカサ「兄妹...兄妹...けど義理...女狐め...!」ゴゴゴゴゴ

    アルミン「ど、どうすれば...」

    エレン(あいつら忙しそうだな...)

    --
    -

    一人で考えてたけど、結局どうなんだろう。

    一人の女ってのもわからないし。

    俺はヒストリアの事を男として見た事なんて一回もないぞ?




    そんな事を考えてたらヒストリアと偶然会ってしまった。

    エレヒス「あっ」

    エレン「よっ」

    ヒストリア「...」

    エレン「ちょうど帰りか?」

    ヒストリア「うん」

    エレン「そっか、部活には入らないのか?」

    ヒストリア「入らない」

    エレン「そっか」

    ヒストリア「...」

    エレン「なあ」

    ヒストリア「なに?」

    エレン「俺は、兄失格か?」

    ヒストリア「どうしたの、急に」

    エレン「だって昨日、お兄ちゃんって思えないって」

    ヒストリア「それは...」

    エレン「?」

    この人は直接口に出して言わないとわからないんだろうか?

    ヒストリア「私は、エレンが好き」

    エレン「ありがと」

    ヒストリア「恋愛対象として」

    エレン「...ありがと?」

    口に出してもわかってもらえない。

    鈍感もいい加減にしてほしい。

    どうして私、こんな人の事好きになっちゃったんだろう。

    ...わかった、私は本当はこの人に恋していないんだ。

    初めてキスされて、びっくりしてドキドキしたのを

    エレンの事を好きになったっと、勘違いしたんだ。

    きっとそう...。

    ヒストリア「エレン」

    エレン「ん?」

    ヒストリア「こっち見て」グイッ

    エレン「いてっ!...顔無理やり回転させるなよ」

    ヒストリア「」ジィー

    エレン「...なんだよ」

    ヒストリア「...///」カァー

    勘違いじゃなかった。

    やっぱり私はエレンの事が好きなんだ。

    ヒストリア「...こっち見ないで///」

    エレン「は?お前が顔掴んでみてきたんだろ?」

    ヒストリア「帰るよ///」スタスタ

    エレン「あ、おい」

    --
    -
  48. 48 : : 2018/05/07(月) 01:03:12
    期待
  49. 49 : : 2018/05/07(月) 01:16:01
    >>48 江麗栗 さん
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  50. 50 : : 2018/05/07(月) 07:07:13
    (´・ω・`)き(´・ω・`)た(´・ω・`)い(´・ω・`)
  51. 51 : : 2018/05/07(月) 07:48:20
    ゲスミン「……半…分…?」チョビッ


    ゲスミン「もう無理だ…エレンの…いやエレンは違うな…ヒストリアの恋を応援してあげよう…」ズーン
  52. 52 : : 2018/05/07(月) 18:45:20
    >>50 名無しさん
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  53. 53 : : 2018/05/07(月) 18:45:24

    そして俺は、ヒストリアが何を考えているのかわからないまま。

    普段と変わらない生活を送って。

    もう12月にまでなっていた。

    ---
    --
    -

    エレン「もう気分はクリスマス・イブだな」

    ヒストリア「そうだね」

    エレン「うー...さむ...さっさと家帰ろうぜ」

    ヒストリア「うん」

    今日俺は、ヒストリアと二人で買い物に来ていた。

    エレン「あ、自販機あるじゃん、何かいるか?」

    ヒストリア「私はいい」

    エレン「そうか、じゃあ俺は...」

    --ピッ--

    ヒストリア「...コーヒー」

    エレン「ん?やっぱりお前もいるのか?」

    ヒストリア「いらない」

    エレン「そうか、早く帰るって言ったけど、ちょっとそこの公園で飲んでいってもいいか?」

    ヒストリア「うん、大丈夫」

    --
    -

    エレン「おー、寒い...ヒストリアは大丈夫か?」

    ヒストリア「うん」ブルブル

    震えてるじゃん。

    エレン「無理するなよ、ほら、一口やるよ」

    ヒストリア「あ、ありがとう...///」

    あれからというもの、

    エレンと手を繋いだり、間接キスをするだけで、照れてしまう。

    エレンと出会ってから、私は変わった。

    というか、変えられたって言った方が正しいのだろうか。

    ヒストリア「おいしい...」

    エレン「あったまるなー...」

    周りの家のイルミネーションがチカチカと目に眩しい。

    ヒストリア「サンタさん」

    エレン「ほんとだな...サンタはいないからな?」

    ヒストリア「そんな事わかってるよ」

    エレン「...何か欲しいものあるか?」

    ヒストリア「急にどうしたの?」

    エレン「俺がお前のサンタになってやる!」

    ヒストリア「何それ」

    エレン「それで、何かほしいものあるか?」

    ヒストリア「うーん...」

    エレンの気持ち...なんて言えない。

    ヒストリア「じゃあさ、クリスマス・イブ、デートして」

    エレン「え?」

    ヒストリア「だめ?」

    エレン「いや、いいけど...そんな事でいいのか?」

    ヒストリア「うん」

    エレン「そっか...わかった」

    ヒストリア「...もう一口」

    エレン「ほら」

    ヒストリア「ありがと」

    エレン「じゃあ帰るか」

    ヒストリア「うん」

    エレン「手繋ごうぜ」

    ヒストリア「...なんで?」

    エレン「人肌って暖かいんだぜ?しらなかったのか?」

    ヒストリア「...知ってる」ギュッ

    エレン「今度からは手袋が必要だなー」

    ヒストリア「だめ」

    エレン「え?」

    ヒストリア「つけるとしたら片方だけ」

    エレン「?片方が寒い」

    ヒストリア「片方は...私が温める...///」

    エレン「...」

    ヒストリア「...///」

    エレン「...じゃあ、よろしくな!」ニコッ

    ヒストリア「...///」コクッ

    --
    -
  54. 54 : : 2018/05/07(月) 20:52:46
    ぶっちっぱ!
  55. 55 : : 2018/05/07(月) 22:53:08
    エレン異常なほど鈍感だなww
  56. 56 : : 2018/05/07(月) 22:54:15
    >>55 進撃のパンダさん
    兄妹としか見てないからエレンの鈍感さが最大限に発揮されてますw
  57. 57 : : 2018/05/08(火) 00:58:14
    これからどうなるのか、期待!
  58. 58 : : 2018/05/08(火) 06:53:31
    おうえんしてます
  59. 59 : : 2018/05/08(火) 17:52:12
    >>57 quさん
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  60. 60 : : 2018/05/08(火) 17:52:34
    >>58 名無しさん
    応援、ありがとうございます!(`・ω・´)
  61. 61 : : 2018/05/08(火) 21:41:07
    Lialさんのssはキャラクターの会話だけでその場の雰囲気や情景がはっきり分かります!そういうssを書けるLialさんは凄いと思います!今回のssはとてもほのぼのしていますね!読んでいるこっちも自然に笑顔になってきます!これからも頑張ってください応援してます!`・▽・´
  62. 62 : : 2018/05/08(火) 22:41:31
    >>61 Lialファン歴40年目さん
    そんな褒めていただけるなんて、嬉しいです(ノД`)・゜・。
    ありがとうございます!(`・ω・´)

    これからも頑張ります!
    応援ありがとうございます!(*´ω`*)

    お名前に私の名前を使っていただけるなんて...照れます(*ノωノ)
  63. 63 : : 2018/05/08(火) 22:54:06
    Lialさんいいいなーそんなにファンがいて
  64. 64 : : 2018/05/08(火) 23:52:21
    >>63 江麗栗さん
    本当に、嬉しい限りです(ノД`)・゜・。

  65. 65 : : 2018/05/09(水) 00:47:28

    エレン「お、クリスマスは雪が降るらしいぞ」

    ヒストリア「ホワイトクリスマス」

    エレン「そう、それ」

    ヒストリア「やったね」

    エレン「嬉しいのか?」

    ヒストリア「うん、なんかクリスマスに雪が降ったら特別な感じしない?」

    エレン「うーん...分かる気がする」

    ヒストリア「楽しみだね、デート」

    エレン「そうだな」

    ヒストリア「どこか行くところ決めてる?」

    エレン「え?俺が決めるのか?」

    ヒストリア「こういうのは男の人が決めるもの」

    エレン「でも誘ってきたのヒストリアだし」

    ヒストリア「エレンはサンタなんでしょ?」

    エレン「...わかった、決めとくよ」

    ヒストリア「ありがと」

    --
    -

    アルミン「どこか...うーん...」

    エレン「俺そういうのわからなくてな」

    アルミン「...あ、クリスマスの日に確か、ちょっと遠い所にあるんだけど、イルミネーションが凄い所があるんだけど、そこに行ってみれば?」

    エレン「おー!じゃあそこにするよ!」

    アルミン「にしても...君もいい加減気づくべきだよ」

    エレン「え?」

    アルミン「いや、なんでも...あ、場所は○○公園だから」

    エレン「おう!サンキュ!」

    --
    -

    でも連れて行くだけでいいのだろうか...。

    やっぱプレゼントとか買ってやったら喜ぶんじゃ...。

    エレン「...ん?」

    --
    -

    --24日--

    もう夕方だ、そろそろ出かけて、目的の所に行かないとな

    エレン「ヒストリア、準備できたか?」

    ヒストリア「うん」

    エレン「じゃあ行くか」

    ヒストリア「うん」

    --
    -

    エレン「ちょっと歩かないといけないけど、いいか?」

    ヒストリア「うん」

    エレン「足辛くなったら言えよ?」

    ヒストリア「ありがと」

    --
    -

    ヒストリア「...綺麗」

    エレン「想像以上だな」

    --キャッキャ...--

    カップルが多い、他から見たら、私たちもそう見えるのかな。

    エレン「よし、じゃあ回るか」

    ヒストリア「エレン」

    エレン「ん?」

    ヒストリア「周りの人たち、皆手繋いでる」

    エレン「そうだな」

    ヒストリア「手、寒くない?」

    エレン「...あ!わかったぞ!手繋ぎたいんだろ!」

    珍しく気づいてくれると思ったら。

    なんでこう恥ずかしい言い回しをするのだろう。

    もっと違う言い方も思いつくはずなのに。

    ヒストリア「」コクッ

    --ギュッ--

    エレン「うわ、ヒストリアの手暖かいな」ニギニギ

    ヒストリア「...///わかったから、早く行こ///」

    エレン「おう!」ニカッ

    --
    -
  66. 66 : : 2018/05/09(水) 14:00:19
    アルミンが優しい…
  67. 67 : : 2018/05/09(水) 17:32:27
    >>66アルミンがゲスミンと化していないだと?

    アルミンが>>66さんと化していないだと?
  68. 68 : : 2018/05/09(水) 17:32:31
    www
  69. 69 : : 2018/05/09(水) 22:39:24
    >>66 ゲスミン・クズレルトさん
    この12月までの間に、彼に何があったのか...何が...((>>51
  70. 70 : : 2018/05/09(水) 23:15:33

    ヒストリア「すごい、トンネルになってる」

    エレン「へー、最近のはほんとすごいな」

    ヒストリア「ちょっと眩しい」

    エレン「文句言うなよ」

    ヒストリア「あ、ベンチ」

    エレン「座るのか?」

    ヒストリア「うん、ここまで来るのに足疲れたから」

    エレン「そうだな、じゃあ座るか」

    --
    -

    エレン「...こういう時間って、なんか好きなんだよな」

    ヒストリア「え?」

    エレン「なんかこうやって、誰かと一緒にイルミネーションを見るのは、なんか楽しいって言うか...なんて言うか...」

    ヒストリア「わかる気がする」

    エレン「...」

    ヒストリア「好きな人と、こうやって並んで、一緒にクリスマスを過ごすのが、夢だったの」

    エレン「へー」

    ヒストリア「それが叶って、嬉しい」

    エレン「よかったな」

    ヒストリア「...エレンに好きな人はいるの?」

    エレン「いるぞ」

    ヒストリア「だれ?」

    エレン「皆大好きだ」

    ヒストリア「そうじゃないよ」

    エレン「え?」

    ヒストリア「だから...」

    エレン「まって!...俺も少しは自分で考えるようにしてるんだ」

    ヒストリア「そうなんだ」

    エレン「え~っと...え~っと...」

    そんなに頭を抱えて考える程でもないと思うけど。

    エレン「わかった」

    ヒストリア「わかったの?」

    エレン「わかった。あれだろ?好きな人って言うのは、一緒にいて特別な気分になれる人の事だろ?」

    ヒストリア「あ、当たり」

    エレン「よし!」

    ヒストリア「いるの?」

    エレン「う~ん...いないかな~...」

    ヒストリア「そっか...」

    エレン「あ...けど今は、特別な気分だと思う」

    ヒストリア「そうなんだ...嬉しい」

    エレン「?...おう」

    --
    -

    ヒストリア「人、ほとんどいなくなっちゃったね」

    エレン「そうだな...じゃあ俺たちもそろそろ帰るか」

    ヒストリア「うん」

    エレン「あ!大事な事忘れてた!」

    ヒストリア「どうしたの?」

    エレン「ちょっと目つぶってくれ」

    ヒストリア「?わかった」





    ヒストリア「つめた!」ビクッ

    首に何か、冷たいものを当てられた。

    なんだろう、いやがらせ?

    エレン「あ、わりい、金属だからやっぱり冷たいか」

    金属?金属ってなに?

    エレン「あ、もう目開けて大丈夫だぞ」

    ヒストリア「」

    私の首に、キラキラとイルミネーションの光を反射する、ネックレスが付けられていた。

    ヒストリア「これって...」

    エレン「クリスマスプレゼントだ!!」

    クリスマスプレゼントは、デートって言ったのに。

    話聞いてなかったのかな?

    でも...凄く嬉しい。

    エレン「すごく似合ってるぞ!」ニカッ

    ヒストリア「...ありがとね...」

    エレン「おう!」

    --
    -
  71. 71 : : 2018/05/09(水) 23:41:26
    いい雰囲気ですね...
    もうカップルですね(*´∀`*)
    期待です!
  72. 72 : : 2018/05/10(木) 00:23:08
    もうここまでいくとカップルだよ!
    期待♪ヽ(´▽`)/
  73. 73 : : 2018/05/10(木) 16:36:28
    >>67
    ゲスミン「そろそろ僕の出番かな?」
  74. 74 : : 2018/05/10(木) 18:50:21
    >>72 qu(Lialさん信者)さん
    期待ありがとうございます!(∩´∀`)∩
  75. 75 : : 2018/05/10(木) 19:00:07
    >>71 (๑•̀ㅂ•́)و✧ さん
    ほんとに、周りから見たらカップルに見えますね!
    期待ありがとうございます!(∩´∀`)∩
  76. 76 : : 2018/05/10(木) 20:43:37

    ヒストリア「」ジィー

    エレンから貰ったネックレス。

    凄くかわいい。

    エレンから...。

    ヒストリア「」ジィー

    エレン「帰りにケーキ屋による」

    ヒストリア「...買うの?」

    エレン「うん」

    --
    -

    エレン「すいませーん、予約してたイェーガーです」

    ヒストリア「予約してたんだ」

    エレン「まあな」

    --
    -

    エレヒス「ただいま」

    今日は二人とも、どこかに出かけてるらしい。

    「クリスマスを一緒に過ごせなくて済まない」

    と、それだけ言われた。

    気にしなくてもいいのに。

    エレン「よし、じゃあ飯にするか」

    ヒストリア「うん」

    --
    -

    ヒストリア「ケーキ」

    エレン「あ、忘れてた、持ってくるよ」

    ヒストリア「うん」



    エレン「はい」

    ヒストリア「おー...でかい」

    エレン「ほんとだな」

    ヒストリア「二人しかいないのになんでホール買ったの?」

    エレン「考えてなかった」

    ヒストリア「そう...じゃあ切るけど、どれくらいいる?」

    エレン「じゃあ四分の一」

    ヒストリア「そんなに食べれるの?」

    エレン「おう」

    ヒストリア「じゃあ私上に乗ってるチョコ食べるね」

    エレン「待て」

    ヒストリア「なに?」

    エレン「それは譲れん」

    ヒストリア「...妹でも?」

    エレン「妹でも」

    ヒストリア「私女だよ?」

    エレン「女でも」

    ヒストリア「...ケチ」

    エレン「...半分」

    ヒストリア「うん」

    エレン「でもチョコって割ったら絶対均等にならないよな...かじるか」

    ヒストリア「そうだね」

    エレン「さきいいぞ」

    ヒストリア「わかった...カリッ」

    エレン「あっ!」

    ヒストリア「」ビクッ‼

    ヒストリア「な、なに?」

    エレン「半分以上...」

    ヒストリア「...はい、後上げる」

    エレン「先にかじればよかった...カリッ」

    ヒストリア「じゃあケーキ食べようか」

    エレン「ん」モグモグ

    --
    -

    ヒストリア「ごちそうさま」

    エレン「ごちそうさま」

    そういえば、エレンから貰ってばっかしだな。

    私も何か上げたいけど...上げるものがないし...。

    ヒストリア「エレン、私にしてほしい事ない?」

    エレン「してほしい事?」

    ヒストリア「うん」

    してほしい事?

    特にないな。

    けどここで、「特にない」なんて言っても、絶対「なんでもいいから」っといって無限ループになる。

    何か...何か...。

    というか急になんで。

    クリスマスプレゼントとかだろうか。

    まあ大体そんな所か。

    エレン「う~ん...」

    ヒストリア「...思いつかない?」

    エレン「思いつかないな」

    ヒストリア「欲が無いね...なんでもいいのに」

    エレン「なんでも...あ、じゃあさ」

    ヒストリア「なに?」

    エレン「恋人って何か教えてくれよ」

    ヒストリア「え?」

    エレン「いや、俺そういうの疎いからよくわからなくてな、ネットで調べてもよくわからないし、アルミンに聞いても自分で考えろって...だからさ、教えてくれよ」

    ヒストリア「恋人は...恋人」

    エレン「そんなのわかってるよ」

    ヒストリア「恋人...感情を共有して、何でも言えて、互いの支えになってる人の事?」

    エレン「...いまいちわからないな」

    ヒストリア「そう」

    エレン「やっぱりそういうのは難しいな」
  77. 77 : : 2018/05/13(日) 16:49:53
    へェ~Lialさん、ヒストリアって、ツンデレ?
  78. 78 : : 2018/05/13(日) 16:51:52
    毎日見てるぜ!!がんばれ!!
  79. 79 : : 2018/05/13(日) 19:20:02
    きたい
  80. 80 : : 2018/05/13(日) 21:41:23
    >>77>>78
    本当に梶さん?
    本物?本当に本当に梶さんですか?
  81. 81 : : 2018/05/13(日) 21:59:10
    =80さん、うんそうだよ。今、現場に行って声出しの練習してるんだよ。エレンってssではこうやって扱われているんだなーってね。仕事がんばります
  82. 82 : : 2018/05/13(日) 22:03:19
    そして、アニメ。進撃の巨人、ぜひ、見てください!!!!
  83. 83 : : 2018/05/13(日) 22:08:05
    実は、サシャって勉強得意なんですよ!!!
  84. 84 : : 2018/05/13(日) 22:08:21
    本物!?
  85. 85 : : 2018/05/13(日) 22:09:01
    どうも。サシャの声優です。エレンさんからパソコン借りましたww
  86. 86 : : 2018/05/13(日) 22:22:12
    梶さんと小林さん!?
  87. 87 : : 2018/05/13(日) 22:28:23
    梶さんと小森=私、ともう1人いますよ。誰でしょう??
  88. 88 : : 2018/05/13(日) 23:22:46
    自分の名前なのに、間違えました小林です。
  89. 89 : : 2018/05/13(日) 23:31:51
    本物とかは信じる信じない人それぞれなので、そういう名前にしてると貴方達の話題で無駄なコメが増えるのでやめて頂けないでしょうか?
    長文失礼しましたm(*_ _)m 期待です!
  90. 90 : : 2018/05/13(日) 23:32:40
           ーここから上ー
    なんか草はえる
  91. 91 : : 2018/05/13(日) 23:33:09
    批判してるような言い方してしまってすいませんm(_ _)mアニメには期待していますよ!
  92. 92 : : 2018/05/13(日) 23:51:38
    上と同じです
  93. 93 : : 2018/05/14(月) 06:40:53
    本物は(本物)なんて付け足さないゾ
  94. 94 : : 2018/05/14(月) 16:52:37
    早く三期見たい
  95. 95 : : 2018/05/14(月) 18:01:08
    >>77 >>78 エレンの声優(本人)さん
    うーん...ツンデレ...なんでしょうか?
    ちょっと作者ですけどわからないです(-_-;)

    頑張ります!(∩´∀`)∩
  96. 96 : : 2018/05/14(月) 18:01:27
    >>79 ブドウジャム瓶の蓋を開けた伝説の男さん
    期待ありがとうございます!(∩´∀`)∩
  97. 97 : : 2018/05/14(月) 18:02:24
    >>89 IZUMOさん
    期待ありがとうございます!(∩´∀`)∩
  98. 98 : : 2018/05/14(月) 18:07:41
    Lialさんがんばれ!!!
  99. 99 : : 2018/05/14(月) 18:57:27
    >>98 なかのひろたかてきな?さん
    はい!頑張ります!(∩´∀`)∩
  100. 100 : : 2018/05/14(月) 22:11:45
    100コメー!
  101. 101 : : 2018/05/14(月) 23:10:52
    >>100 ゲスミン・クズレルトさん
    101コメ(゚д゚)!
  102. 102 : : 2018/05/14(月) 23:37:35
    ヒストリア「...あっ」

    エレン「ん?どうした?」

    ヒストリア「外」

    エレン「外?」クルッ

    エレン「おー!雪だ!」

    ヒストリア「...」

    エレン「ヒストリア、外行こうぜ」

    ヒストリア「え?今から?」

    エレン「今から」

    ヒストリア「わかった」

    --
    -

    エレン「こんな時間なのに明るいな」

    ヒストリア「そりゃあ皆イルミネーションつけてるもん」

    エレン「そういう事か」

    「わー!見てみて!雪だよ!」

    「ほんとだな」

    「明日のデート!楽しみ!」

    「そうだな」

    エレン「こんな時間なのに外うろついてるのか」

    ヒストリア「人の事言えないと思う」

    エレン「そうだな」

    ヒストリア「...エレン、明日用事ある?」

    エレン「用事?特にないけど」

    ヒストリア「...明日も一緒にいたい」

    エレン「?...もちろんそのつもりだけど」

    ヒストリア「...ならいい」

    エレン「.....ほら」

    ヒストリア「飴?」

    エレン「そう」コロコロ

    ヒストリア「イチゴ...」パクッ

    エレン「あー」

    エレンが突然大きく口を開けて空を見始めた。

    バカみたい。

    ヒストリア「何してるの?」

    エレン「こうやって飴を舐めてる状態で雪食べると、かき氷みたいだから」

    ヒストリア「...あー」

    ヒストリア「ほんとだ」

    エレン「だろ?」

    エレヒス「あー...」

    二人そろってベンチに座って。

    口を開けながら空を見てる私たちは。

    多分すごくバカ見たいに見えそう。

    「ねぇねぇ、あそこの二人何かしてる」

    「あはは、変な人たちだな」

    ヒストリア「///」

    やっぱり。

    エレン「...明日、雪積かな」

    ヒストリア「どうだろうね」

    エレン「積もったら雪だるま作ろうぜ!」

    ヒストリア「うん」

    エレン「それから、------したりとかさ!」

    ヒストリア「うん」

    エレン「それとか----------」

    ヒストリア「うん」

    幸せだ。

    こうやって、好きな人と、明日の事について考えるのは、凄く幸せ。

    まあ、相槌を打ってるだけだけど。

    それでも、幸せだ。

    こんな何気ない事にも幸せを感じられる私は、本当に幸せ者だ。

    エレン「明日が楽しみだな!」ニコッ

    ---ドキッ---

    ヒストリア「う、うん...楽しみ...///」

    --
    -
  103. 103 : : 2018/05/15(火) 07:11:53
    (〃>▽<〃)
  104. 104 : : 2018/05/15(火) 07:12:50
    がんばれ
  105. 105 : : 2018/05/15(火) 22:08:24
    >>103 名無しさん
    (*ノωノ)
  106. 106 : : 2018/05/15(火) 22:08:53
    >>104 (`・Д・!!!さん
    はい!頑張ります!(`・ω・´)
  107. 107 : : 2018/05/15(火) 22:13:00
    うちには憎たらしい妹がいるだけ・・・(泣)
  108. 108 : : 2018/05/15(火) 22:15:27
    >>107 江礼比住さん
    妹がいるだけいいじゃないですか!
    自分はお姉ちゃんがいるんですけど厳しくて...(-_-;)

    ヒストリアみたいな妹ほしいですよね!(*´ω`)
  109. 109 : : 2018/05/15(火) 23:18:41

    ヒストリア「エレン...ねぇ、エレン...」ユサユサ

    エレン「う~ん...」

    ヒストリア「ねぇ、朝だよ?」

    エレン「あさ...」

    ヒストリア「そう、朝」

    エレン「...寒い」

    ヒストリア「リビング、暖房付けてるから」

    エレン「...」ムクッ

    ヒストリア「おはよう」

    エレン「おはよう...」

    --
    -

    エレン「おー!雪積もってるじゃん!」

    --ガラガラ--

    ヒストリア「あ、窓開けたら風が」

    --ヒュゥォォォォ--

    エレン「さっむ!」

    --ピシャッ--

    エレン「こたつこたつ...」

    ヒストリア「ちょっと、狭いんだから」

    エレン「おー悪いな」

    --ピトッ--

    ヒストリア「つめた!」ビクッ

    エレン「ヒストリアの足あったかいな」

    ヒストリア「エレンの足つめたい...」

    エレン「...足、当たるな」

    ヒストリア「まあ、こたつ小さいから」

    エレン「もう少しこたつで暖まったら雪だるま作ろう」

    ヒストリア「うん」

    エレン「...みかん」

    ヒストリア「はい」

    エレン「あ、ありがとな」ムキムキ

    ヒストリア「...甘い」

    エレン「...すっぱい...外れだ」

    ヒストリア「手でよく揉んでから食べると甘くなるらしいよ」

    エレン「ほんとか?」

    ヒストリア「わからないけど、聞いた覚えがある」

    エレヒス「」モミモミ...

    エレヒス「」ムキムキ...

    --パクッ--

    エレヒス「...すっぱい」

    --
    -

    エレン「よし!俺が体作る!」

    ヒストリア「じゃあ、私が頭を」

    --
    -

    エレン「なかなかいい感じにできたな」

    ヒストリア「んっしょ...んっしょ...」

    エレン「あ、手伝うよ」

    ヒストリア「...力あるね」

    エレン「まあ、男だからな」ゴロゴロ





    ヒストリア「できた」

    エレン「じゃあ後は乗せて飾り付けするだけだな」

    ヒストリア「じゃあ、私こっち持つね」

    エレン「おう...じゃああげるぞ...せーの」

    --
    -

    エレン「おー!雪だるま!」

    ヒストリア「綺麗にできたね」

    エレン「上出来」

    ヒストリア「...」ウズウズ

    エレン「ん?どうした?」

    ヒストリア「え?なんでも...」

    エレン「...雪に飛び込みたいんだろ」

    ヒストリア「」ギクッ

    エレン「...子供らしいところあるんだな」アハハッ

    ヒストリア「もう...」

    エレン「じゃあ、一番乗りで!」バッ

    ヒストリア「あ!ずるい!」ピョン

    --バフッ--

    ヒストリア「...ぷはっ!.....冷たい」

    エレン「けど、ひんやりして気持ちいいな」

    ヒストリア「...」モゾモゾ

    エレン「なにしてるんだ?」

    ヒストリア「...」

    ヒストリアが何をしているのかよく見えないな。

    エレン「」ムクッ

    ヒストリア「」ムクッ

    エレン「...何してたんだ?」

    ヒストリア「天使作ってた」

    エレン「は?」

    どうしたんだ急に?

    飛び込んだ時に頭でも打ったか?

    ヒストリア「見たらわかる」

    エレン「...あ、ほんとだ」

    ヒストリア「こうやって手と足を広げたり閉じたりしてたらできるの」

    エレン「へー」

    ヒストリア「...」

    エレン「ヒストリアってちっちゃいな」

    ヒストリア「え?」

    エレン「ほら、こうやって型取ったらわかりやすいんだなって」

    ヒストリア「...まだ成長期だから」

    エレン「そのままの方が可愛いと思うけどな」

    ヒストリア「...///」

    エレン「顔赤くなってる...霜焼けか?」

    ヒストリア「...霜焼け」

    --
    -
  110. 110 : : 2018/05/17(木) 01:01:30
    みかんの下りが物凄く微笑ましくて好きです

    このエレヒスは凄くほのぼのとしてるな…期待♪ヽ(´▽`)/
  111. 111 : : 2018/05/17(木) 23:00:53
    >>110 quさん
    期待ありがとうございます!(`・ω・´)
  112. 112 : : 2018/05/18(金) 00:31:41

    ヒストリア「出かけようよ」

    エレン「そうだな」

    ヒストリア「もう準備できてる」

    エレン「よし、なら行くか」

    --
    -

    休みの日とかぶった事もあって、街は子連れの家族や、カップルで賑わっていた。

    ヒストリア「人多いね」

    エレン「休みだからな」

    ヒストリア「どこいくの?」

    エレン「ヒストリアが出かけたいって言ったんだろ?」

    ヒストリア「どこ行こうか」

    エレン「...あ、なんかやってるぞ」

    ヒストリア「サンタさんだ」

    エレン「子供に風船配ってるのか...いってみようぜ」

    ヒストリア「え、でも子供にしか」

    --
    -

    エレン「もらえたな」

    ヒストリア「子供にしかもらえないんじゃ...」

    エレン「ヒストリアちっちゃいから...」

    ヒストリア「...色気のないチビで悪かったね」イラッ

    エレン「いや、そういうわけじゃ」

    ヒストリア「...まあ別にいいけど、風船もらえたし」

    「うえぇぇぇぇえん」

    エレン「ん?」

    ヒストリア「なんだろう」

    子供「僕の風船が...うえぇぇぇぇん!」

    エレン「あー飛んでちゃったか...」

    ヒストリア「...」タッタッ...

    エレン「ヒストリア?」

    サンタ「大丈夫かい?」

    子供「うぅ...ヒグッ...サンタさん?」

    サンタ「はい、風船」

    子供「わー!ありがとう!サンタさん!」パァー

    ヒストリア「...」

    エレン「...優しいな」

    ヒストリア「そうだね」

    エレン「違うよ、ヒストリアがだよ」

    ヒストリア「え?」

    エレン「風船、渡そうとしたんだろ?」

    ヒストリア「ちが...」

    エレン「えらいな」ナデナデ

    ヒストリア「...子供扱いしないで///」

    --
    -
  113. 113 : : 2018/05/19(土) 08:27:10
    ぐっぢょぶう!
  114. 114 : : 2018/05/19(土) 20:52:35
    >>113 名無しさん
    ありがとうございます!(`・ω・´)
  115. 115 : : 2018/05/20(日) 21:56:05

    エレン「それで、どこ行くんだ?」

    ヒストリア「う~ん...あ」

    エレン「お、思いついたか?」

    ヒストリア「いや...あそこで考えようかなって」

    エレン「カフェか...」

    --
    -

    エレン「そんなに砂糖入れるのか?」

    ヒストリア「え?」

    エレン「いや...なんか、イメージと違うから...もっとこう、ブラックとか飲むのかなって」

    ヒストリア「私苦いの飲めない」

    エレン「...飲む?」

    ヒストリア「エレンのブラックでしょ?」

    エレン「まあな」

    ヒストリア「いらない」

    エレン「そうか」

    ヒストリア「それで、どこいく?」

    エレン「ヒストリアが出かけようって言ったんだろ?」

    ヒストリア「...ゆっくり考えよう」

    エレン「そうだな...」

    ヒストリア「...カップルしかいない」

    エレン「ほんとだな」

    ヒストリア「...あの、アルミンさんとミカサさんは付き合ってるの?」

    エレン「ん?付き合ってないと思うけど」

    ヒストリア「ふーん...」

    エレン「どうしたんだよ急に」

    ヒストリア「あれ」

    エレン「ん?」



    アルミン「ミカサ!待ってよ!もう僕が教えた所にはいないって!」

    ミカサ「女狐め...」

    アルミン「ミカサ!ダメだって!本当にそこにはいないと思うから!」

    ミカサ「じゃあどこに!」

    アルミン「...家?」

    ミカサ「待っててエレン...私があの女狐を...」ダッ

    アルミン「置いてかないでよミカサ!!」タッタッタ




    エレン「...いや、付き合ってないだろ」

    ヒストリア「そう?」

    エレン「まあいいから、早くどこ行くか決めようぜ」

    ヒストリア「私はここでエレンと喋ってるだけでも楽しい」

    エレン「そうか?」

    ヒストリア「エレンは楽しくない?」

    楽しくないと聞かれて、楽しくないって言える人は、ほとんどいないと思うが...。

    エレン「...楽しい」

    ヒストリア「じゃあ、もう少しだけ、ここに居ようよ」

    エレン「そうだな」

    --
    -

    エレン「あれ?」

    ヒストリア「どうしたの?」

    エレン「もう夕方だ...話し込み過ぎたな」

    ヒストリア「じゃあ、もう帰ろうか」

    エレン「そうだな」

    --
    -

    エレン「...」

    ヒストリア「...」

    エレン「こんなに雪積もるなんてな」

    ヒストリア「ほんとだね」

    エレン「あ、公園に雪だるまめっちゃできてるじゃん」

    ヒストリア「ほんとだ、近所の子達が作ったのかな」

    エレン「ちょっと見て行こうぜ」

    ヒストリア「うん」



    私たちは、ベンチに積もった雪を払いのけて、腰を掛けた。

    エレン「へー、結構よくできてるな」

    ヒストリア「そうだね」

    エレン「...そう言えば、デートの約束したのも、ここだったな」

    ヒストリア「うん...」

    エレン「もう、クリスマスも終わるな...」

    ヒストリア「そうだね」

    エレン「このイルミネーションも見れなくなるのか...」

    ヒストリア「...」

    エレン「...もう少しだけ、ここに居ようぜ」

    ヒストリア「うん」

    --
    -

    私たちは、会話もなく、ずっと、チカチカと点滅するイルミネーションを見ていた。

    今なら、言えそうな気がする。

    エレンに、告白、出来そうな気がする。

    けど、なんて言ったらいいのか。

    言葉が出ない。

    こんな事、初めてだから。

    ちゃんとネットで調べとけばよかった。

    エレン「..プッ...ヒストリア、頭に雪積もってるぞ」ポンポン

    ヒストリア「...エレンも」ポンポン

    エレン「よし!じゃあ帰るか!」スクッ

    ヒストリア「ま、待って!」グイッ

    エレン「おわ!」ドスッ

    エレン「な、なんだよ」

    ヒストリア「ま、まって...」

    エレン「...まだいたいのか?」

    ヒストリア「そういうわけじゃないけど...」

    エレン「?」

    今言っておかないと。

    今後、言う機会なんて、ないと思う。

    ヒストリア「え...エレン...」

    エレン「どうした?」

    ヒストリア「す...好き...です...///」

    エレン「...俺も好きだけど...どうした?急に?」

    分かってる。

    エレンは、鈍感だから、もっと、ちゃんと、具体的に言わなきゃいけないって。

    ヒストリア「いや、違くて...」

    エレン「え?好きじゃないのか?」シュンッ

    ヒストリア「ちがっ...」

    分かってるんだけど。

    言葉が詰まる。

    何を言うのかは、何とかまとまったけど。

    それを口に出す、勇気がない。

    それを口に出したら、エレンとこれからどうなるのかが、すごく不安で。

    もしかしたら、自分が思っている通りには、ならないかもしれない。

    --
    -
  116. 116 : : 2018/05/20(日) 22:14:36
    (;´-`).. w
  117. 117 : : 2018/05/21(月) 01:24:26
    期待です
  118. 118 : : 2018/05/21(月) 20:57:21
    なんか…最高だったwwwwwwwwm
  119. 119 : : 2018/05/22(火) 00:46:38
    >>116 名無しさん
    ('ω')
  120. 120 : : 2018/05/22(火) 00:47:02
    >>117 ふるるさん
    期待ありがとうございます!(∩´∀`)∩
  121. 121 : : 2018/05/22(火) 00:47:18
    >>118 名無しさん
    ありがとうございます!(∩´∀`)∩
  122. 122 : : 2018/05/22(火) 00:49:04

    ヒストリア「私は、エレンを家族としてじゃなくて、異性として好き」

    エレン「え...」

    ヒストリア「エレンと、付き合いたい」

    言った。

    ついに言った。

    けど、エレンは、困ったような顔をしている。

    エレン「少し...考えらせてくれ...」

    --
    -

    それからは、エレンと話さなくなった。

    エレンの中で、まだ答えは決まってないらしい。

    この時間は、嫌いだ。

    答えを待つ、この時間。

    不安と期待が入り混じって、凄く気持ちが悪い。

    --
    -

    アルミン「なんか、最近元気ないね」

    ミカサ「うん、そうだね...」

    アルミン「...聞いてみる?」

    ミカサ「聞く」

    アルミン「...エレン」

    エレン「ん?どうした?」

    ミカサ「最近、エレン元気ない、どうしたの?」

    エレン「いや、ちょっとな...」

    ミカサ「ちょっとじゃわからない」

    エレン「...ヒストリアに、告白された」

    アルミン「!?」(これはまずい!今すぐミカサを...!)

    ミカサ「...そう」

    アルミン(あれ?)

    ミカサ「それで、どうするの?」

    エレン「いや...分からないんだ...あいつの、悲しむ顔は見たくない...けど、俺たちは兄妹で...」

    ミカサ「...」

    エレン「わからないんだ...俺は、どうしたらいいのか...」

    ミカサ「エレンは、ヒストリアの事、どう思てるの?」

    エレン「...分からない」

    ミカサ「...多分...エレンは、ヒストリアの事が好きだと思う。もちろん、そういう意味で」

    エレン「え...」

    ミカサ「エレンは、今まで、他人の事で、そんなに頭を悩ませた事がある?」

    エレン「ないな...」

    ミカサ「ヒストリアの事を、そんなに思って、そんなに悩んであげてる時点で、エレンは、ヒストリアに恋をしているのは歴然」

    エレン「...!」

    ミカサ「エレンは、兄妹って理由だけで、好きな人を悲しませるの?」

    エレン「俺は...」

    ミカサ「...アルミン、行こう」

    アルミン「え?う、うん」

    アルミン「...」

    ミカサ「...」

    アルミン「ミカサ、成長したね」

    ミカサ「...違う、私は、ヒストリアと同じ土俵で勝負したかっただけ」

    アルミン「...成長...したね」

    ミカサ「...」

    --
    -
  123. 123 : : 2018/05/22(火) 15:55:40
    おぉ…ミカサが…
  124. 124 : : 2018/05/22(火) 23:23:57

    エレンから貰ったネックレスを眺める。

    そして、あのクリスマスの事を思い出す。

    それで、一日が終わる。

    けど、今日は違った。

    扉をノックする音。

    ヒストリア「はい」

    --キィィ...--

    エレンだ。

    エレン「ちょっと、いいか?」

    ヒストリア「...うん」

    --
    -

    私たちは、あの公園に着いた。

    あの、告白した、公園に。

    ついに、エレンの答えが聞ける。

    エレン「おー、やっぱり寒いな」

    ヒストリア「そうだね」

    エレン「雪だるまもなんか増えてるな」

    ヒストリア「ほんとだね」

    こうやって、話をするのは。

    クリスマス以来、初めてだ。

    どれくらいの期間、話さなかったんだろう...。

    わからない。

    エレン「あのさ...告白の事なんだけど」

    ヒストリア「...うん」

    エレン「待たせて、ごめんな」

    ヒストリア「大丈夫」

    エレン「まあ、本当は、もっと早くから答えは決まってたんだけど、どうしても今日言いたくてな」

    ヒストリア「え?」

    エレン「え?」

    ヒストリア「なんで今日なの?」

    エレン「は?それ本当に言ってんのか?」

    なんだか、エレンが不機嫌そうだ。

    何か、私たちの記念日?

    いや、会ってから一年もたっていない。

    じゃあ何か約束事?

    いや、それは忘れるわけない、というかエレンの方が忘れそうだし。

    じゃあ今日は、なんの...。

    エレン「まあ、いいや」スクッ

    そう言うとエレンは立ち上がって、私の前に来た。

    エレン「ヒストリア、誕生日おめでとう」

    ヒストリア「え...」

    そうか、今日は私の誕生日だったんだ。

    エレン「左手、出してもらってもいいか?」スッ

    エレンが、私に手を差し伸べる。

    ヒストリア「...はい」スッ

    エレン「...」

    私の薬指には、指輪がはめられていた。

    ヒストリア「え?え?」

    混乱した。

    単なる誕生日プレゼントなのか。

    それとも、左手の薬指だから。

    そういう意味なのか。

    エレン「クスッ...なんか、ヒストリアが慌てている姿は、初めて見たな」

    ヒストリア「これって...」

    エレン「ヒストリア、俺と結婚してくれ」

    そういう意味だった。

    何だろう、すごく嬉しくて。

    今にも泣きそうなのに。

    不思議と、わらけてきた。

    ヒストリア「..クスッ...なんで先に結婚なのよ...」

    エレン「!!...///」

    そう言えば、こいつの笑った顔、初めて見たな。

    凄く...可愛い...。

    エレン「...そ、それで...答えは...」

    いつの間にか、立場が逆転していた。

    私が告白したのに。

    今では、エレンが求婚してきている。

    普通、指輪をはめてから、答えを聞く?

    本当に...初めて会った時となにも変わらない。

    ヒストリア「変な人...」

    エレン「え?」

    ヒストリア「何でもない」

    エレン「?...まあいいや...それで、答えは」

    --チュッ--

    エレン「!?///」

    ヒストリア「...はい...これからも、よろしくね、エレン///」ニコッ

    ---終わり---
  125. 125 : : 2018/05/22(火) 23:24:07
    何とか書き終わりました!

    本当はもっとエレンが答えを出すまでに、時間を取ろうと思ったんですが、考えていた内容をど忘れしてしまいまして...(-_-;)

    申し訳無いです!m(__)m

    けど、早いものですね...ssを書き始めたのが今年の3月29日ですから...え~っと...。

    大体55日?ですかね?それからもう12作品目に手を出してるわけですから、まさかここまで書く事になるとは...。

    まあ、そういった話は置いといて。

    ここまで読んでくださってありがとうございます!

    応援、励まし、大変書く意欲になりました!

    期待してくださった方々、本当にありがとうございます!
    期待に答えられたかはわかりませんが、少しでもいいなと思われたのなら嬉しいです!

    本当に、ここまで読んでいただきありがとうございました!!

    他の作品も時間がある時で構いませんので、少しだけ読んでみてください!

    以上です!
  126. 126 : : 2018/05/23(水) 05:25:39
    最高でした!他作品も頑張って下さい!(*´ω`*)
  127. 127 : : 2018/05/23(水) 09:12:04
    面白かったです!他の作品も頑張って下さい下さい!(*≧∀≦*)

    特に新しい2作品には期待大です!!頑張って!(*´ω`*)
  128. 128 : : 2018/05/23(水) 19:51:59
    お疲れ様でした!相変わらずアルミンはリア充になれないんですね!あはははははは
  129. 129 : : 2018/05/23(水) 22:09:38
    おい!エレンがニヤけているぞ!!!

    クーーーー!!うらやましい!!
  130. 130 : : 2018/05/23(水) 22:10:14
    そして、おつかれさま!!
  131. 131 : : 2018/05/23(水) 23:10:32
    >>126 Izumoさん

    ありがとうございます!(`・ω・´)
    頑張ります!(*´ω`*)
  132. 132 : : 2018/05/23(水) 23:11:26
    >>127 quさん

    ありがとうございます!
    頑張ります!!(`・ω・´)

    期待も、ありがとね!(*´ω`*)
  133. 133 : : 2018/05/23(水) 23:12:33
    >>128 ゲスミン・クズレルトさん

    アルミンもいつかは...!!
  134. 134 : : 2018/05/23(水) 23:13:48
    >>129 >>130 なかのひろたかてきな?

    ありがとうございます!(*´ω`*)
  135. 135 : : 2018/05/24(木) 07:08:24
    おもしろかったです>▽<!
    どうか無理なさらずに新作も方も頑張ってください!
    応援してます(о´∀`о)
  136. 136 : : 2018/05/24(木) 21:37:40
    >>135 名無しさん

    はい!無理せず、頑張りたいと思います!

    応援ありがとうございます!(∩´∀`)∩
  137. 137 : : 2018/05/25(金) 00:22:59
    今回も面白かったです!! 素敵なエレヒスをありがとうございます
  138. 138 : : 2018/05/26(土) 00:26:36
    >>137 名無しさん

    いえいえ、こちらこそ読んでいただき、ありがとうございます!(*´ω`*)
  139. 139 : : 2018/06/09(土) 03:49:14
    つくづく思う、こんな小説かける人に会えてよかったと
  140. 140 : : 2018/06/09(土) 15:07:42
    >>139 好季さん
    そんなことを言っていただけるなんて...!
    ありがとうございます!(*ノωノ)
  141. 141 : : 2018/06/22(金) 17:20:50
    Lial さんの作品、いつも読ませていただいています❗すごく自然な感じでとても読みやすいです‼これからもがんばってください。長文すみません




  142. 142 : : 2018/06/23(土) 10:14:22
    >>141 なめことなったアルミンさん
    そう言っていただけると嬉しいです!
    はい!頑張ります!ありがとうございます!(`・ω・´)
  143. 143 : : 2018/07/02(月) 18:59:07
    とあるユーチューブチャンネルでこれ見たことあるかも
  144. 144 : : 2018/09/22(土) 04:20:24
    Lialさんマジ神っすマジリスペクトっす

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