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【エレミカ】ミカサ「…エレンとデートがしたい」

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  1. 1 : : 2018/01/28(日) 16:06:38
    前作【エレミカ】ミカサ「エレンの隣にいるだけで胸が苦しい」アルミン「え…?」
    の続編になります。

    前作を読んでいない方は先にこちらをご覧下さい

    前作→http://www.ssnote.net/archives/57447


    付き合いたてのエレンとミカサのウブな物語です。
  2. 2 : : 2018/01/28(日) 16:07:37
    ー食堂


    ミカサ「エレン、あ、あーん…」

    エレン「なんだよミカサ、パンくらい自分で食えるって」

    ミカサ「ご、ごめんなさい…」

    エレン「なんで謝る」

    ミカサ「えっいや…ごめんなさい…」シュン

    エレン「……?」

    アルミン(そこは察してあげなよエレン…)

    アルミン(…エレンとミカサが付き合って、もう1週間になった)

    アルミン(二人が付き合って、その噂が訓練兵の全体に伝わるのには、そう時間は掛からなかった)

    アルミン(エレンとミカサの関係性は付き合う前とさほど変わらないように見える。けど、心做しかエレンのミカサへの対応は優しくなった気がする)

    アルミン(エレンとミカサが付き合って、何より104期訓練兵団内で変わった事と言えば…)

    ジャン「おいエレン、ミカサはお前の彼女として、お前に食べさせてやりたいと思ってんだろうが。そこは食べてやるのが彼氏の役目ってもんだろ」

    エレン「はぁ?なんだそりゃ……えっ、いや…そうなのか…ミカサ…?」

    ミカサ「えっ…その…////」カァァ

    アルミン(まずはジャン。以前まではエレンに事あるごとに突っかかっていっていたけど、最近は専らそれが無くなった。)

    アルミン(エレンとミカサが付き合ってる事に対して一番突っかかりそうだと思っていたけど…意外にも、寧ろ祝福してる様にさえ思える。)

    アニ「エレン、あんた鈍感すぎ。ほら、ミカサにあーんしてもらいなよ」

    エレン「はぁ…っ!?…ったく、分かったよ!……えと…わ、わりぃなミカサ…食べさせてくれないか?///」

    ミカサ「っ!!…う、うん///」アーン

    エレン「…はむっ」パクッ

    ミカサ「〜〜〜〜っ///」カァァ

    アニ「……」シュン

    アルミン(そしてアニ、アニもジャンと同様で祝福してる様に思える)

    アルミン(ただ、時折見せる寂しそうな表情を見るに…やっぱり失恋の傷は癒えてないみたいだ)

    アルミン(エレンとミカサが付き合ったのが全体に知れ渡ってからは、祝福の声もあれば、悲観の声、その反応は様々だった。)

    アルミン(ただ、大半の人が予想通りという一言に尽きない。と言った感じだった。付き合う以前からいつもエレンとミカサは一緒にいたから、その反応は必然的なものなのかもしれない)

    エレン「ご馳走様。それにしても今日は雨か。対人格闘の訓練はどうなるんだ…?」

    アルミン「ああ、それなんだけど…今日は休みになるみたい」

    ミカサ「…座学に変更になるんじゃないの?」

    アルミン「座学は範囲が追いついてるから、今日はゆっくり羽を伸ばせってさ」

    ミカサ「…っ!!」

    ミカサ(つまり今日一日はエレンと一緒に過ごせる…という事…?///)

    エレン「本当か?それじゃあ自主練で体を動かせるな…!!」

    アルミン「エレンは相変わらず羽を伸ばす気はないみたいだね…あはは…」

    ミカサ「………」シュン

    アルミン(ん…?ミカサが落ち込んでいる…?)

    ジャン(おいおいエレンのやつ、折角休みになったんだからミカサと一緒にいてやれよ)

    アニ(全く、ミカサも苦労しそうだね)

    ミカサ「あ、アルミン…このあと少しいいだろうか…」

    アルミン「ん?ああ、どうしたの?」

    ミカサ「…少し、相談がある」

    アルミン「あー…うん、分かった(まぁ大体エレンの事だろうなぁ…あはは…)」
  3. 3 : : 2018/01/28(日) 16:09:36
    アルミン苦労人やな、ニヤニヤ
  4. 4 : : 2018/01/28(日) 16:15:38
    つ、続きっ!?期待やで!
  5. 6 : : 2018/01/28(日) 23:04:46
    期待!
  6. 7 : : 2018/01/28(日) 23:17:49
    すごく期待!
    更新のことは全然気にしないでください!あと、タメ口でもいいですか?
    ごめんなさい!こんなこと言ってしまって…さっきの質問は気にしないでください!
  7. 9 : : 2018/01/29(月) 02:24:07
    続編キタ!
    期待!
  8. 11 : : 2018/01/29(月) 07:53:52



    ミカサ「ごめんなさい…急に呼び出してしまって」

    アルミン「構わない、僕も気になっていたしね……相談っていうのは、エレンの事だろ?」

    ミカサ「えっ…///う、うん、そう」

    アルミン「えーと…大方、今日折角休日になったのに…エレンは自主練するから一緒にいることが出来なくて、寂しかった…とかかな…?」

    ミカサ「うっ…アルミンは何でもお見通し…っ」ソワソワ

    アルミン「あはは…まぁ伊達に何年も一緒に過ごしてないよ…。」

    ミカサ「……アルミン、やっぱり付き合ったら…その……で、デートとかはするものなの…?」

    アルミン「まぁ通常カップルは休日にもなればデートに行くんじゃないかな…。今日みたいな雨でも、せめて屋内デートはしてると思う。ハンナやフランツを見ればそれは分かると思うけど…」

    ミカサ「…ハンナは休日にはいつもデートに行っていると言っていた」

    ミカサ「でも……私とエレンは、付き合って1週間にもなるのに、デートに行ったことがない…」シュン

    アルミン「えっ!?この間外出通行許可証を貰いに行った時、エレンとデートしたんじゃなかったのかい…?僕はてっきりあの日にデートをしたのかと…」(※前作参照)

    ミカサ「いや…あの日は色々あって、結局デートには誘えなかった……」シュン

    アルミン「そうだったんだ…。じゃあ付き合う以前と、これといった進展はないっていう感じかな…?」

    ミカサ「で、でも…その…///」

    アルミン「ん?」

    ミカサ「んえっと…///……え、エレンに、キスをされた…///」カァァ

    アルミン「なっ…!?エレンがミカサに…!?」

    ミカサ「…っ///」コクッ

    アルミン(一体あの日に何が…)

    アルミン「じゃあ、一応カップルらしい事はしてるみたいだね…」

    ミカサ「でも…キ、キスをした次の日には、私は凄くエレンの事を意識してしまったけれど、エレンはいつも通りに戻ってて…」

    アルミン「あー…何だか大体想像つくよ、それは」

    アルミン(普通はお互い意識するものなんだけどね……恋愛観の疎さでエレンの右に出る者はいないね…あはは…)

    ミカサ「だから…付き合ったっていう実感は、イマイチ持ててない…というか」シュン

    ミカサ「いや、でも…その、もちろん…エレンと付き合えてるってだけでも凄く私は嬉しい…のだけれど///でも…もっと傍にいたい…」

    アルミン「なるほどね…まぁ付き合いたてなんだし、ハンナやフランツみたいに寄り添い合いたいものだよね」

    ミカサ「う、うん////」

    ミカサ「アルミン…エレンをデートに誘うには…どうしたらいい…?」

    アルミン「エレンも何だかんだミカサの事が好きなんだし、誘ったらミカサなら普通に応えてくれると思うけど…」

    ミカサ「…うっ…あ、アルミンからエレンに私がデートしたいと言っていると伝えられないだろうか…」

    アルミン「自分で誘うのは恥ずかしい?」

    ミカサ「…///」コクッ

    アルミン(ミカサ、エレンに恋を自覚してから、見違えるくらい乙女になっていってる…)

    アルミン(普段は冷静だけど、本来のミカサはこうだったりするのかな…)

    アルミン「うーん…でも、こういうのはやっぱり自分で誘うのがベストだと思う」

    ミカサ「っ!!///」フルフル

    アルミン「ダメだよミカサ、じゃあこれからもミカサがデートしたいと思うたびに僕がエレンにそれを伝えにいくのかい?」

    ミカサ「それは申し訳ない…」

    アルミン「大丈夫、エレンも自主練をしてるとはいえ、密かにミカサに誘われるのを期待してる筈さ…!!(…エレンに限ってそれはないかもれないけど)」

    ミカサ「…っ!そうだろうか…///」ドキドキ

    アルミン「うん、きっとそうだよ。だから自信もって!」

    ミカサ「うん…ありがとうアルミン、私、誘ってくる」タタタッ

    アルミン「頑張ってねミカサー!」フリフリ

    アルミン(後はエレン次第か…流石に断ってくれるなよエレン……。ミカサは意外とエレン関係になると泣き虫なんだから……)ハァ

    アルミン(とにかく頑張れ、ミカサ…!)グッ


    コニー「ん?アルミンのやつ、何ひとりでガッツポーズしてんだ?」

    サシャ「本当ですね。まぁアルミンも常に完璧って訳じゃないんじゃないんですか?」

    コニー「なるほどな!あいつもサシャみたいに実は変人だったか!」

    サシャ「ちょっ!?それ酷くないです…!?」


    アルミン(丸聞こえだよコニー…)
  9. 12 : : 2018/01/29(月) 07:59:27
    わわっ!皆さん期待コメントありがとうございます…(*´∀`*)

    >>5
    私の書くミカサちゃんがお気に召さなかったでしょうか?文語力故に不快に思わせてしまったのなら申し訳ございません。読んで頂きましてありがとうございます!!

    >>7
    タメ口でも構いませんよ!!ご愛読ありがとうございます…!!

  10. 13 : : 2018/01/29(月) 10:00:57
    ありがとう!
    作者さんのエレミカは神作だよ!
    >>5のいうことなんて気にしないでいいと思うよ!
  11. 14 : : 2018/01/29(月) 10:01:39
    あと、すっごく期待です!
  12. 15 : : 2018/01/29(月) 10:26:48
    このミカサかわいい〜
  13. 16 : : 2018/01/29(月) 10:35:19
    ↑打ち間違えた!
    このミカサかわいい!
    私は作者さんの書くエレミカ大好きだよ!
  14. 17 : : 2018/01/29(月) 13:39:01
    ー兵舎、外


    ユミル「…はぁ、クリスタのやつ、折角休日もらえたってのに、座学の勉強なんてな…」

    ユミル「…で、なんで私はこんな雨に外なんか歩いてるんだろうな」

    (エレン『本当か?それじゃあ自主練で体を動かせるな…!!』)

    ユミル「………」

    ザァーーッ

    ユミル「おっと、雨が強くなってきやがった」

    ユミル(流石にこの雨じゃ、エレンも自主練どころじゃねーよな……)

    エレン「…はっ!!」

    ユミル「っ!!」

    ユミル(………おいおい、嘘だろ?)

    ザァーーッ

    ユミル「おいエレン」

    エレン「ん…?ユミルか、お前どうしたんだよ?」

    ユミル「お前こんな雨に傘も差さずに外で何やってんだよ」

    エレン「見りゃ分かるだろ、自主練だよ。というかそれはお前も同じだろ」

    ユミル「馬鹿言え、私は傘を差してるだろ」

    エレン「そういう問題かよ」

    ユミル「そういう問題だよ。…お前、雨の日の休日はいつもここで自主練してんのか…?」

    エレン「ああそうだが……」

    ユミル「………」

    ザァーーッ

    エレン「………」

    エレン「…用が無いならユミルは兵舎の中に入ってろよ、風邪引くぞ」

    ユミル「こんな雨に外で体動かして、お前だって風邪引くぞ…ほら、これ使えよ」バサッ

    エレン「…ん?お前傘を…」

    ユミル「ほんの気紛れだ、勘違いすんなよ」

    エレン「……でも傘なんて差してたら自主練が出来ないぞ」

    ユミル「自主練にいい場所がある、案内してやるよ。そこなら好きに動けるし、雨にも濡れない」

    エレン「本当か…?でもなんでユミルがそんな場所…」

    ユミル「さぁな」

    ユミル(……お前の為にいい場所を探してたって言ったら、お前はなんて顔するだろうな)

    エレン「ユミル…?」

    ユミル「何でもない…来い、エレン。モタモタしてると置いていくぞ」スタスタ

    エレン「ちょっ、待てよユミル!」タタタッ


    ーーー



    ミカサ(……エレン、自主練って言ってたから、やっぱりいつもの所にいるのだろうか)

    ザァーーッ

    ミカサ(今日は雨だ…エレンが風邪を引かないか心配だ)

    ミカサ(私とのデートのお誘いは…承諾してくれるだろうか……)

    (アルミン『大丈夫、エレンも自主練とはいえ、密かにミカサに誘われるのを期待してる筈さ…!!』)

    ミカサ(エレンが…私とのデートに期待を……)

    モワモワモワ(※ミカサ妄想中)

    ミカサ(エレン、少しいい…?)

    ミカサ(エレン「…ミカサか、どうした?」)

    ミカサ(いや…その…休日、だったから…その…)

    ミカサ(エレン「……分かってるよ、デート、行きたいんだろ?」)

    ミカサ(えっ!?う、うん…///)

    ミカサ(エレン「ミカサ…その言葉、待ってたぜ」ギュッ)

    ミカサ(え、えれん…っ///)



    ミカサ「……っ////」カァァ

    ミカサ(わ、私はなんて妄想を…///)

    ミカサ(……そうだ、告白だってエレンからして来てくれたのだから、きっと誘ったら喜んでくれる筈…!!)

    ミカサ「…確かエレンは自主練の時はこの辺りに……」スタスタ

    ミカサ(うっ…今から緊張してきてしまう…っ///…デートに誘うだけ、大丈夫、デートに誘うだけ……)スタスタ

    ミカサ「…よ、よしっ…」スタスタ

    ミカサ「………あれ…?」



    シーン…


    ミカサ「…エレンが、いない」


    ザァーーッ
  15. 18 : : 2018/01/29(月) 13:40:32
    >>13
    そう言われると励みになります…!!嬉しいです!!
    更新頑張ります…!!
  16. 19 : : 2018/01/29(月) 13:45:14
    あれれ?いつの間にか更新されてた!
    やっぱ面白い!
  17. 20 : : 2018/01/29(月) 14:40:34
    ー森林


    ユミル「ここだ」

    エレン「ここは…立体機動の訓練で使ってる森か…?」

    ユミル「ああ、そうだ。ここなら一応訓練兵団領域だから、使っても怒られはしないだろ。それでエレン…気付いたか?」

    エレン「ん?気付いたって何が…」

    ユミル「馬鹿、雨だよ。降ってこないだろ?」

    エレン「…確かに」

    ユミル「森林の木が屋根になって、雨水を防いでるんだ。これなら今日が雨でも、濡れずに自主練に集中出来るだろ」

    エレン「ああ、広さも自主練には充分過ぎるくらいあるし…教えてくれてありがとな、ユミル」ニカッ

    ユミル「…別に構わねーよ…///」

    ユミル(……チッ…そうやって真っ直ぐな瞳で微笑まれたら…お前の事諦めきれねーじゃねぇか……)

    ユミル(……こいつはもう、ミカサの。なんだよな…)シュン

    エレン「ユミル?どうしたんだよ」

    ユミル「は?何がだよ」

    エレン「シケた顔してるぞ、何かあったのか?」

    ユミル「そんな事ねーよ。大体悩みがあったとしても、お前に言う義理はねぇな」

    エレン「まぁそれもそうだが…」

    ユミル(なんで私は…素直になれないんだ)

    ユミル(……そうやって私が辛い時にすぐに気付いてくれる。お前はそんな真っ直ぐで優しいやつだ)

    ユミル(お前の優しさは、嬉しいよ…。だからこっちだって本当は素直になりたいんだよ)

    ユミル(もう遅いけどな…)

    エレン「…よし、じゃあ自主練始めるか。ありがと、ユミル。お前は兵舎に戻って暖かくしとけよ」

    ユミル「……なぁ、エレン」


    ザァーーッ


    エレン「なんだ?」


    ユミル「私がもう少し早く素直になれていたら…」


    ザァーーッ


    ユミル「私がもう少し早くお前にこの想いを告げていたら…」


    ザァーーッ



    「私は…私はお前のものに、なれていたか?」



    エレン「…は?お前何言って…」

    ユミル「…っ」ギュッ

    エレン「っ!?」

    ユミル「……なぁ、エレン」

    エレン「お前、ちょっと何急に抱きついて…っ!///」

    ユミル「…私は、ずっと前からお前の事が…好きだった」

    エレン「なっ…!?」

    ユミル「2番目でいい、私をお前の女にしろ」

    エレン「………は?」

    ユミル「ダメか…?」

    エレン「…………」

    ユミル「…………」

    エレン「………ごめん、それは無理だ」

    ユミル「………」

    ユミル「…あははははっ、何マジになってんだよ…!!」

    エレン「…は?」

    ユミル「全部冗談に決まってんじゃねーか!!ちょっとからかってやったら本気で悩みやがって…お前はとことん馬鹿なやつだな…!!こりゃ傑作だ!!くはははっ…!!いーひひひっ」

    エレン「…馬鹿野郎」ギュッ

    ユミル「なっ!?お前何抱きついて…」

    エレン「全部冗談だ?お前自分の顔を鏡で見てみろよ」

    ユミル「…っ!!」

    エレン「そんなぐしゃぐしゃに泣きながら強がっても、説得力ねーよ馬鹿」

    ユミル「…っ……」ポロポロ

    ユミル「……うぅ……うあぁっ……」ポロポロ

    ユミル「なんで…っ…なんでだよ…っ!!」ポロポロ

    ユミル「なんで鈍感なくせにお前は…っ」ポロポロ

    ユミル「なんで私が悩んでたり辛い時に一番最初に気付いてくれるんだよ…っ」ポロポロ

    ユミル「そんなもん…好きになっちまうだろうが…っ」ポロポロ

    エレン「ユミル……」ギュッ

    ユミル「うぅ…あああぁぁぁぁぁっ」
  18. 21 : : 2018/01/29(月) 14:43:16
    更新お疲れ様!
    ユミルとエレン、どうなるんだ?
    続きに期待!
    これはエレミカ?エレユミ?
  19. 22 : : 2018/01/29(月) 14:43:44
    多分、エレミカだよね!多分…
  20. 23 : : 2018/01/29(月) 15:36:48
    >>5の使用しているアイコンのイラストは作者から無断で使用しているものだそうです。
    ツイッターで本人が言っていました。
    また、そのアイコンのイラストの作者はエレミカ厨です。エレミカ好きの方から無断でイラストを使用した挙句、エレミカを非難するのはどうかと思います。
    あなたこそ現実を見るべきです。

    好季様、お邪魔してすいません
    とても期待しています!!
  21. 24 : : 2018/01/29(月) 15:43:17
    ー女子寮


    ユミル(ったく、まさか死に急ぎ野郎の前で泣いちまうなんて…私にしてはらしくなかったな……)

    クリスタ「……ユミル?」

    ユミル「よぉ、クリスタ。なんだ?私にデートのお誘いか…?」

    クリスタ「ち、違うよ…っ!!もう…」

    クリスタ「ユミル、少し目が腫れてる…泣いていたの?」

    ユミル「ああ、泣いたね。さっき目にゴミが入っちまってな」ポリポリ

    クリスタ「……嘘だ」

    ユミル「嘘じゃねーよ」

    クリスタ「…ユミルは嘘つく時に、いつも自分の頬を人差し指でかく癖がある」

    ユミル「なっ!?」

    クリスタ「…何かあったの?」

    ユミル「…………」

    ミカサ「…」スタスタ

    クリスタ「あっ、ミカサ!」

    ユミル(ミカサ…?今は一番見たくない顔だな)

    ミカサ「クリスタにユミル…」シュン

    クリスタ「…?どうしたのミカサ?そんなに落ち込んで」

    ミカサ「エレンにデートのお誘いをしようと思ってるんだけど…エレンが見つからなくて」

    ユミル「…っ!」

    クリスタ「えっ!?エレンにデートのお誘い…っ!?それ本当…!?」

    ミカサ「う、うん…///」

    ミカサ「でも…エレンが見つからない…」

    クリスタ「うーん…私もエレンは見てないなぁ」

    ミカサ「そう……ユミルは知らない?」

    ユミル「……立体機動の訓練をしてる森林だ」

    クリスタ「え?」

    ユミル「さっき散歩してたら、そこにエレンがいたぞ、エレンの奴がお前に会いたがってたから、会いに行ってやれ」

    ミカサ「…エ、エレンが…わ、私に会いたがっている…っ」ポッ

    ミカサ「ありがとうユミル、行ってくる」タタタッ

    ユミル「待てよ、ミカサ」

    ミカサ「…どうしたの?」

    ユミル「………絶対幸せになれよ、エレンと。私と約束しろ」

    ミカサ「…分かった、約束する」

    ユミル「要件はそれだけだ、そんじゃあな」

    ミカサ「うん」タタタッ


    ユミル「………」

    クリスタ「ふーん、エレンと会ってたんだ、ユミル」

    ユミル「お前は察しがいいな」

    クリスタ「……深くは聞かないよ、大丈夫。いいんだよ、私の前でなら泣いても」

    ユミル「……クリスタ………」

    ユミル「もう私は泣かねーよ、もう泣き疲れちまったし」

    クリスタ「……」

    ユミル「だから休憩がてら、クリスタと屋内デートでもしたくなってきちまったな、行くぞクリスタ」ポンポン

    クリスタ「ユミル……うん、今日はずっと一緒にいてあげる」クスッ

    ユミル(……クリスタ、本当にありがとな)

    ユミル(こんな日には……女神様にでも)

    ユミル「すがりたいって、もんだな」


  22. 25 : : 2018/01/29(月) 15:45:31
    無断転載マジ?知れば知るほどネタみたいな人だなあ…(他人の事言えない

    あ、スミマセン、期待です、エレユミも良いなあ
  23. 26 : : 2018/01/29(月) 15:46:47
    >>22
    はい!エレミカですよ(*´∀`*)

    >>23
    いえいえ、エレミカ好きが伝わってきますよ。期待ありがとうございます!!
  24. 27 : : 2018/01/29(月) 15:48:27
    あ、更新されてた!
    うんうん。面白い!
    >>5って、無断なの?
    私、あの絵を描いた人ちょっとかわいそうかなぁ、って思うんだけど…
    あの絵、pixivで見たんだよね…
    あ、作者さん、長文ごめん!
  25. 28 : : 2018/01/29(月) 15:48:52
    >>25
    嬉しいです、ありがとうございます!!
    頑張りますね!!
  26. 29 : : 2018/01/29(月) 15:50:19
    あと、頑張ってね!
  27. 30 : : 2018/01/29(月) 16:14:09
    編集で不快なコメを非表示にすることをオススメします。
    その方が読む方も心地良いかと。
    これも消してもらって構いません!
  28. 31 : : 2018/01/29(月) 16:42:58


    ザァーーッ

    ミカサ「凄い雨……」

    エレン「……ふっ!!」

    ミカサ「っ!!」

    ミカサ(エレン…!!……ふぅ、落ち着いて、深呼吸して行こう…)スーハー

    エレン「ん?おーい、ミカサー!」

    ミカサ「っ」ビクッ

    エレン「なんでお前がそんな所でボーッとしてんだよ?」

    ミカサ「い、いや…これは、その…///」

    エレン「お前顔赤いぞ…?まさか風邪引いたんじゃ…」

    ミカサ「そういう訳じゃ無い…///エ、エレンに用があってここに来た…」

    エレン「ん?ユミルに俺の居場所を聞いたのか…?」

    ミカサ「」コクッ

    エレン「…そうか、で、何の用だよ?俺は自主練中だから早く終わらせてくれると助かるんだが…」

    ミカサ「あっ…」

    ミカサ(……やっぱり自主練中だから、誘ってもダメかもしれない…)

    ミカサ(………)

    ミカサ「……やっぱり、何でもない」シュン

    エレン「そんな悲しそうな顔して、何でもないって事はないだろ」

    ミカサ「あっ…その…」シュン

    エレン「何か用があるなら…聞くぞ?」チラッ(顔を覗き込む)

    ミカサ「…っ…ええと…その…///(か、顔…近い…っ///)」

    ミカサ「…そ、それじゃあ!///」タタタッ

    エレン「えっ!?ちょっ、待てよミカサ…っ!!……って、逃げやがった」

    エレン(……何だったんだ?あいつ)

    エレン(…………)



    ー図書室



    アルミン「……」

    エレン「……」

    アルミン「……」

    エレン「……」

    アルミン「……ん?って、うわぁ!?エレンいつの間に…!?」

    エレン「よう、アルミン。ここの本、案外面白いな」

    アルミン「僕は君が突然隣に現れたことが面白いよ…」

    エレン「ん?結構前からいたが…」

    アルミン「あはは…自主練はどうしたんだ?エレン」

    エレン「自主練はちょっと休憩だ」

    アルミン「……あー……うん。…僕に用があるんだね。」

    エレン「おお!よく分かったなアルミン!」

    アルミン「そりゃあエレンが一人で図書室に本を読みに来るなんて、まず無いからね……で、ミカサの事かい?」

    エレン「なんでそこまで分かるんだお前!?」

    アルミン「あはは…君たち本当に似てるね…」

    エレン「はぁ?似てるって誰と…」

    アルミン「さあ、誰だろうね……で、ミカサがどうしたの?」

    エレン「さっき自主練をしていたらミカサが来たんだが…何か用か?って聞いたら逃げていったんだよ…だから、何だったのかなって思って」

    アルミン「なるほどね…(ミカサ、デートに誘うの失敗しちゃったのか…?)」

    エレン「……アルミンは何か知らないか?」

    アルミン「」ビクッ

    アルミン「い、いやー…ええーと…あはは…」

    エレン「……知ってるんだな?」

    アルミン「…いや、でもこれは僕からは教えられないかな」

    エレン「何だよ、釣れねーな」

    アルミン「ミカサも自分で言いたいと思うしね…まぁ、エレンからでも僕は全然いいと思うんだけど」

    エレン「俺からって…どういう事だよ?」

    アルミン「…今日は休日になったんだよ?エレン、君はミカサと付き合ってる。」

    エレン「全く伝わらんぞ」

    アルミン「……じゃあ、休日にはカップルはどうしてると思う?ハンナやフランツを見てみなよ」

    エレン「……ああ、いや…まぁ、そういうことか」

    アルミン「分かった?ミカサも君の彼女なんだから、休日なんて日には期待してると思うよ」

    エレン「つまり、ミカサは俺とデート…とかしたいってことか…?///」

    アルミン「それは自分で聞いたらいいんじゃない?」

    エレン「……ありがとアルミン、ちょっと行ってくる」タタタッ

    アルミン「うん、頑張りなよー」

    アルミン(覚悟していたとはいえ、完全に僕って、エレンとミカサの板挟みになってるよね…)

    アルミン(…まぁ、あの二人は意外と危ういから、単に僕がほっとけないだけなんだけどね…あはは…)

    アルミン(…エレン、ちゃんと誘えるかなぁ)ハァ…
  29. 32 : : 2018/01/29(月) 16:49:16
    >>29
    いつもコメントありがとうございます…!!最後まで頑張りますね!!

    >>30
    対応しました、アドバイスの程をありがとうございます!前作共々いつも読んでいただいてありがとうございます(*´∀`*)
  30. 33 : : 2018/01/29(月) 17:03:49
    わわっ!更新されてた!
    やっぱ面白いなぁ〜!
    これからも頑張ってね!((o(^∇^)o))
  31. 34 : : 2018/01/29(月) 17:04:54
    なんかアルミンって世話好きなお兄さんみたい
  32. 35 : : 2018/01/30(火) 13:36:56
    ー食堂

    ミカサ「……デートに誘う、と言うのは存外上手くいかないものだ」シュン

    サシャ「……案外食料庫からお肉を盗るのは上手くいかないものですね…」シュン

    ミカサ「もう少し積極的になるべきなのだろうか…でも、エレンが鬱陶しく感じないだろうか…」

    サシャ「もう少し積極的に強奪する勢いじゃないとダメですかね……でも、その場合だとリスクが大きいですし…」


    ミカサシャ「はぁ……」


    ミカサ「……」チラッ

    サシャ「……」チラッ

    ミカサ「………サシャ、ため息なんかついてどうしたの?」

    サシャ「ミカサこそ、ため息をついてるじゃないですか」

    ミカサ「私は……大したことではない」

    サシャ「私は上官の食料庫からお肉を盗ろうとしたら捕まってしまって…さっきまで罰で走り込みに行ってました…」トホホ…

    ミカサ「それでよく開拓地送りにされなかった…」

    サシャ「私も終わった…と思いましたけど、何とかセーフでした!」

    ミカサ「ああ見えて教官は実は甘い」

    サシャ「顔は悪人面なんですけどねぇ…でもこれで何度もチャレンジできます!!」キラキラ

    ミカサ「…それではそのうち開拓地行きになる」

    サシャ「ミカサは何があったんです?この際ですから聞きますよ」

    ミカサ「…サシャに相談すると食べ物で見返りを求められそう」

    サシャ「いやいや、頂けるなら食べますけど、自分から見返りを求める真似はしませんって…」

    ミカサ「………サシャ。サシャなら好きな人に、どういう風にデートに誘う…?」

    サシャ「ああ、エレンにデートに誘おうとしてるんですね?」

    ミカサ「…っ///」コクッ

    ミカサ(意外とサシャは勘がいい…)

    サシャ「そうですね…私も恋愛小説は書きますが、如何せん恋愛とは無縁ですので…」

    ミカサ「…そう」

    サシャ「でも、私ならストレートにデート行こう!って、言って誘いますかね」

    ミカサ「……私には、その勇気がない」

    ミカサ「何かと理由をつけて、誘う直前で踏みとどまってしまって…」

    サシャ「うーん…そうですか…」

    ミカサ「それに、断られたらって思うと不安になってしまって…」シュン

    サシャ「そうやってうじうじ悩んでたら、いつまでも関係が進展しませんよ?」

    ミカサ「それは…分かっているのだけれど…」モジモジ

    サシャ「あっ、丁度そこにエレンがいますよ!今すぐ誘ってしまいましょう!おーい、エレーン!」

    ミカサ「あっ、サシャ!ちょっと待っ…」

    エレン「ん?サシャ、どうしたんだ…って、ミカサ!お前探したぞ!」

    ミカサ「えっ…?」

    サシャ「おっと、私は席を外した方が良さそうですね…それではミカサ、頑張ってくださいね!」タタタッ

    ミカサ「あっ…」アワアワ

    エレン「ん?あいつ、俺に用があったんじゃ……まぁいいか」

    ミカサ「どうしたの?エレン」

    エレン「いや…今日折角休日になっただろ?だからさ…」

    ミカサ「う、うん」

    エレン「お、俺と…デートしないか?///」

    ミカサ「…………」

    エレン「ん?ミカサ?」

    ミカサ「…………」

    エレン「おーい、ミカサー?」

    ミカサ「……はっ!…どうしたの?エレン」

    エレン「お前、固まってどうしたんだよ?」

    ミカサ「えっ、いや…さっき変な空耳が聞こえてしまって…申し訳ない。それで用件は何?」

    エレン「は?今さっき言っただろ、俺とデートに行かねーかって…」

    ミカサ「……っ…ほ、ほん…と?」

    エレン「は?いやこのタイミングで嘘はつかないだろ」

    ミカサ「っ!!!////」キラキラ

    エレン(なんかこれまでに無いくらい幸せそうな顔してるぞ…)

    ミカサ「私も、実は今日…ずっとデートしたかった…///」

    エレン「お、おう…///」

    ミカサ「でも、今日は雨。だから兵舎内で出来る範囲のことをしよう」

    エレン「そうだな…それじゃあ…えーと…どこ行くかな…」

    ミカサ「……エレン、いい場所がある。あ、案内しよう…っ」
  33. 36 : : 2018/01/30(火) 14:19:15
    ー医務室


    エレン「ここって医務室だよな…?勝手に入って大丈夫だったのか…?」

    ミカサ「休日だから誰も使ってない。…ここでなら、二人きりになれるかなと思って…」

    エレン「確かにな…ベッドもあるし、ゆっくりは出来そうだが…」ボフッ

    エレン「医務室のベッドって、案外フカフカなんだな、ミカサ、お前も座れよ」

    ミカサ「うん」ボフッ

    エレン「はぁ…さっきまで自主練してたから、体が重てー…こりゃ休憩にも丁度いいな」

    ミカサ「………エレン」

    エレン「ん?なんだ、ミカサ?」

    ミカサ「私は、デートをしたことが無い…」

    エレン「ああ、そうだな」

    ミカサ「……デートって、何をすればいいの?」

    エレン「…は?んなもん…………」

    エレン「………」

    ミカサ「なんで黙るの?」

    エレン「いや…よくよく考えたら俺もデートしたことねーから分かんねぇ。デートって何するんだ?」

    ミカサ「………」

    エレン「………」

    ザァーーッ

    ………

    エレミカ((デートするしないの前に、デートってなにするんだっけ!?!?))

    エレン(やばいなどうする!?よくよく考えたら、彼女が出来たのもミカサが初めてだし、恋愛とか興味なかったから何するか知らねーぞ!!!)

    ミカサ(えと…デートとは、恋愛小説みたいな事をすればいいの…?)

    ミカサ(この間ミーナに読ませてもらった恋愛小説では…確か……)

    ミカサ(男女二人が裸でベッドの上で………キスしたりとか…そ、その………)

    ミカサ(と、とてもじゃないけど出来ないっ!!!!////)

    ミカサ「エレン……デートがどういうものなのか、分かった」

    エレン「本当か…っ!?」

    ミカサ「……でも、それは私たちにはまだ早い…こと…///」(※勘違いしてます)

    エレン「はぁ?そうなのか…?いや、でもハンナやフランツは休日は毎回デートしてるって……」

    ミカサ(ハンナッッ!!!!!//////)カァァ

    エレン「俺もデートってやつをしてみたかったんだがな…」

    ミカサ「エ、エレン…っ!?!?///」

    ミカサ「………えっと…わ、わかった…///」

    エレン「なんだよ?やっぱりデートするのか?」

    ミカサ「……エレン、脱いで」

    エレン「…………は?」

    ミカサ「デートはお互い脱がないとできないもの……ので、脱いでほしい…///私も今から脱ごう///」ヌギヌギ

    エレン(いやいや絶対違うよなこれ!?ミカサのやつ、勘違いしてるだろ!?!?)

    エレン「ちょっ、ちょっと待てミカサ!!」

    ミカサ「……わ、分かってるエレン///大丈夫、痛くはしない///」

    エレン「だから違うってば!!お前の言ってるそれはデートじゃねぇよ!!俺がデートのやり方知ってるから!!」

    ミカサ「……え?そうだったの、エレン」

    エレン「あ、ああ…」

    エレン(よし、何とか変な方向に進まずに済んだ…だがどうする…?やばい、デートのやり方なんて知らないぞ…)

    ミカサ「エレン…デートとはどういうもの?」

    エレン「………えと、それは……」

    エレン(アルミン!!助けてくれっっ!!)
  34. 37 : : 2018/01/30(火) 16:08:31
    更新期待!頑張って!((o(^∇^)o))
  35. 38 : : 2018/01/30(火) 16:10:29
    エレミカおもしろいwww
    かわいいなぁ!
  36. 39 : : 2018/01/30(火) 16:39:45
    あの、本編とは関係ないんだけど、
    書こうと思うと、全部入力しても、『トークンが間違っています』って出る!
    これの対処法わかる人いない?
  37. 40 : : 2018/01/30(火) 17:23:45
    アルミン「……はぁ、おかしいなぁ…確かこの辺だったんだけど…」

    エレン「アルミンっ!!」

    アルミン「うわぁっ!?…って、エレンにミカサ!?どうして君たちがここに!?」

    ミカサ「私たちは今…で、デートをしている」

    アルミン「え?医務室でデートしてるの…?」

    エレン「アルミン、なんでお前が医務室に?(よし!窮地は免れた…っ!!)」

    アルミン「いや、以前に立体機動装置の整備の時に使う布巾を、この辺りに落とした気がしたんだけど…それを探してたんだ」

    エレン「布巾…?」

    ミカサ「エレンが足で踏んでるやつは違うの?」

    エレン「ん?あっ…」クシャァ…

    アルミン「あっ、それ僕の布巾だ!」

    エレン「わ、わりぃアルミン!踏んでクシャクシャにしちまった…」

    アルミン「あはは…全然気にしないで、見つからないよりはずっといいし、それに洗濯すればいいだけだよ」

    エレン「そうか…ありがとな」

    アルミン「それよりエレンとミカサはデート中だったよね。僕がいたら邪魔だし、僕は失礼するね」スタスタ

    エレン「あっ、ちょっと待てよアルミン!」アセ

    アルミン「ん?」

    エレン(今更ミカサの前でデートについて実は知らなかったなんて言えねぇな…だが、アルミンにデートのやり方を教えて貰いたいし…)

    アルミン「どうしたの?エレン」

    エレン「あー!ちょっとトイレ行きたくなってきたなー!アルミンも一緒に行くか!?」アセ

    アルミン「えっ、別に僕は…」

    エレン「い、行きたいよな!アルミンも!」

    アルミン(あー……うん、エレン、困ってるんだね…)

    アルミン「…そ、そうだなぁ行きたいかも!あっ、ミカサはエレンが戻ってくるまでここで待ってるんだよ?」

    ミカサ「うん、エレン、アルミン、行ってらっしゃい」

    エレン(ナイスアルミン…っ!!)グッ

    アルミン(あはは……二人とも忙しいなぁ)




    アルミン「……ここならいいね、エレン」

    エレン「しかしさっきはよく察せたなアルミン、助かったよ本当に」

    アルミン「あからさまにエレンの顔が助けを求めてたからね…まぁでも、ミカサにはバレなくて良かったね」クスッ

    アルミン「それで、どうしたの?エレン」

    エレン「……アルミン」

    アルミン「…う、うん(エレンが急に真剣な顔になった…)」

    エレン「…デートって、どうやるんだ?」

    アルミン「……え?」

    アルミン「えーとそれは…どういう意味かな?」

    エレン「…いや、デートしようって思ってたんだが…よく考えたらミカサも俺もデートなんてした事ないから、お互いデートそのものを知らなかったんだ」

    アルミン「それでよく乗り出そうとしたね…エレン…(いやミカサもだけど…)」

    エレン「ミカサにはデートのやり方を知ってるって嘘をついちまったからな。それじゃあミカサのいる所でアルミンに教えて貰えないだろ?」

    アルミン「あはは…それでミカサのいない所に僕を一緒に連れ出したってわけね…」

    エレン「そういう事だ」
  38. 41 : : 2018/01/30(火) 17:24:04
    アルミン「しかしなんでそんな嘘を?」

    エレン「いや…まぁちょっと危なくてな。それで嘘をつかざるを得なくなっちまった。細かい所は割愛してくれ」

    アルミン「あー…うん、察しておくよ」

    エレン「それでなんだが…デートってのは、具体的に何すりゃいいんだ?」

    アルミン「…うーん…まぁそれぞれデートの形は色々あるから、何かするっていう決まった物はないよ」

    エレン「はぁ?つまりどういうことだ」

    アルミン「例えば、好きな人と一緒に歩いて買い物を行く。エレンにはそれは普通に思えるだろ?だけど、これも見方によってはデートになるんだ」

    エレン「…それだけでいいのか?」

    アルミン「まぁこれは具体例かな…一緒に散歩に出掛けたり、はたまた室内でまったり寄り添ったり、とにかく二人が楽しいと思える事をする。それだけで充分デートと言えるだろう」

    エレン「…俺とミカサの二人が楽しいと思える事…か。なるほどな」

    アルミン「ここで大事なのは、エレン。君がミカサをリードしてあげる事だ。」

    エレン「リード?」

    アルミン「レディーファースト…なんていう言葉は、聞いた事があるだろ?女性は繊細な生き物だからね、なるべくミカサを気遣ってあげること。特にミカサは恋愛に消極的な所があるから、雰囲気があれば、キスやハグもエレンからしてあげるんだよ」

    エレン「気遣って…かつ、積極的に。って訳か…すげぇ分かり易いよ。流石アルミンだな」

    アルミン「まぁあくまで参考程度にね。一番は二人が楽しいって事が重要だから、それを忘れなければ案外何とかなるものだよ。」

    エレン「なるほどな…アルミン、ありがとな。とりあえず出来るだけリードしてみるよ」

    アルミン「うん、それじゃあ頑張ってね!」

    エレン「おう!」タタタッ


    アルミン(……エレンとミカサ、かぁ…)

    アルミン(最初は二人がこんな仲になるなんて、思ってもみなかった)

    アルミン(少し寂しい気持ちもあるけど、やっぱり二人がこうなってくれたのは、親友としては凄く嬉しいことだよ)

    アルミン(…二人とも、楽しんでね)クスッ

  39. 42 : : 2018/01/30(火) 17:25:55
    >>39
    恐らく認証テキスト(英語の画像に沿って入力するパスコードのようなもの)が入力されていないか間違っているせいかと思われます。
    期待ありがとうございます!!
  40. 43 : : 2018/01/30(火) 18:32:31
    ー医務室



    ガタンッ


    エレン「ただいま」

    ミカサ「エレン、おかえりなさい」

    エレン「隣座るぞ」ボフッ

    ミカサ「…随分と長かった」

    エレン「」ギクッ

    ミカサ「…?」

    エレン「あ、ああ!えーと!結構トイレが混じまっててな!!(棒」

    ミカサ「そう」

    エレン「……(…危ねぇ)」

    ミカサ「………え、エレン」

    エレン「んん!?(やっぱりバレてたか…っ!?)」

    ミカサ「デートとは、どういう…もの?///」モジモジ

    エレン「ああ、なんだ…それか…」

    ミカサ「…?」

    エレン「あぁいや!?デートってのは、何をするってのは、ねぇんだ」

    ミカサ「…そうなの?」

    エレン「二人でいて楽しいなって思った事だったら、それがデートだ。つまりは二人で歩いてるだけでも楽しかったらデートって事だよ」

    ミカサ「…私はエレンのそばにいるだけでも幸せ。これもデート…?」

    エレン「…っ///…い、いや…まぁ、それならいいんじゃないか…?」

    ミカサ「そっか……ふふっ」

    エレン(こいつ、こんなに笑うやつだったか…?)

    エレン(俺のそばにいるから、だったりしてな…)

    エレン「………」

    ミカサ「エレン?」

    エレン「ん?なんだ?」

    ミカサ「黙っていたから、何か考え事?」

    エレン「ああ、お前の事を考えた」

    ミカサ「…はえっ!?////」

    エレン「…いや、お前って俺といる時は楽しそうに見えたから。本当にそうだったら嬉しいなって思ってな」

    ミカサ(え、エレンが…わわわ私に期待してくれている…っ!?//////)
  41. 44 : : 2018/01/30(火) 18:32:56
    ミカサ「…………エレンのそばにいるのは、凄く…楽しい……///」

    エレン「あぁ…そうか、そりゃ嬉しいよ」

    ミカサ「……エレンは、私といるのは、楽しい?///」チラッ

    エレン「なっ!?んなことどうでもいいだろ…!?」

    ミカサ「……////」ワクワク

    エレン「……っ///べ、別にそんな事ねーよ!」ツンッ

    ミカサ「そう………残酷だ…残酷な世界だ……」ウルッ

    エレン「お前のその感情の落差は一体なんなんだよ!?」

    ミカサ「…うぅ…ごめんなさい……」

    エレン「あぁもう、ミカサと一緒にいるのは楽しいよ!じゃなきゃデートに誘わないだろ…」ハァ…

    ミカサ「本当…?///」ドキドキ

    エレン「ああ、本当だよ」ナデナデ

    ミカサ「(あっ…撫でられた…///)そっか…それなら…良かった………」

    エレン(……アルミンは積極的にって言ってたよな)

    エレン(………よし)

    エレン「なぁミカサ」

    ミカサ「…?どうしたの?」

    エレン「キス…しないか?」

    ミカサ「…っ///…う、うん…っ」


    チュッ

    エレン「……」チュル

    ミカサ「っ!!///(唇舐められて…っ)」

    エレン「はぁ…んっ」チュゥゥゥ

    ミカサ「はぁ…っ///」

    エレン「んちゅ…はぁ…くちゅ…」

    ミカサ「んんっ…はぁ…あっ♡(口の中にエレンの舌が…///)」

    エレン「ミカサ……」ドサッ(ベッドに押し倒す)

    ミカサ「え、えれん…♡」トロォー

    エレン(……っ…ミカサのやつ、こんな顔出来たのか…っ///)

    エレン(つか、アルミンの積極的にってこれであってんのか…?)

    エレン「……」

    ミカサ「…エレン?」ジトー

    エレン「あ、あぁ…わりぃ」チュゥゥゥ

    ミカサ「んふぅ…っ…んっ///」


    (アルミン『特にミカサは恋愛に消極的な所があるから、雰囲気があれば、キスやハグもエレンからしてあげるんだよ』)

    (アルミン『一番は二人が楽しいって事が重要だから、それを忘れなければ案外何とかなるものだよ』)


    エレン(…まぁ、ミカサも喜んでるみたいだし、何でもいいか…?)

    ミカサ「………エレン…色んな所、触って…っ///」

    エレン「なっ…!?///」

    ミカサ「いいよ…好きにしても」チラッ

    エレン「………ミカサ、脱がすぞ」

    ミカサ「う、うん…っ♡///」フワァ

    ガタンッ!!

    アルミン「エレン、ミカサー!」

    エレミカ「っ!?」ザザッ!!

    アルミン「……って、あれ?いない…」

    エレン(な、なんでアルミンが…っ!?反射的にベッドの横に転がり込んじまった…)

    ミカサ(…エレンが私の下敷きに…お、重くないだろうか…)

    アルミン「さっきまでここにいたんだけどなぁ……って、ん?」チラッ

    エレン(やべぇ見つかっちまった!)

    (※エレンとミカサは抱き合ってます)

    アルミン「………あっ、えーと、あはは……」

    アルミン「……」スタスタ

    エレン「ちょっとアルミン!?何事もなかったかの様に去っていくなよ!?」

    アルミン「い、いやぁ…何も見てないよ、大丈夫」

    ミカサ「そ、その…これは…二人で寝ていたら、二人ともベッドから転がり落ちてしまって…だから…」

    エレン「そうそう!俺たち寝ちまってたんだよ!」

    アルミン「あ、ああ…そうなんだ?」

    エレン「ああ!そうだよなミカサ!?」

    ミカサ「うん、気づいたらエレンの上にいた」

    アルミン「そっか、なんだ…あはは…」

    アルミン(…やけにミカサの胸元がはだけているし、二人とも唇が濡れてるし…誤魔化しようがないと思うけど…まぁ、ここは二人に免じて騙された振りをしておこうかな…)

    アルミン(まさか僕のアドバイスでここまで進展するなんて……)


    アルミン(やっぱりこの二人…ちょっと危うい?)
  42. 45 : : 2018/01/30(火) 19:30:52
    ありがとう!(*´∀`*)
    更新お疲れです!
    面白い!
    期待!
  43. 46 : : 2018/01/30(火) 20:38:40
    ー食堂



    エレン「……」パクパク

    アニ「隣、失礼するよ」

    エレン「ん?アニか、いいぞ」

    アニ「……あんた、恋人はどうしたんだい?」

    エレン「ミカサなら今アルミンに捕まってるよ」

    アニ「…アルミンに?またなんで」

    エレン「俺に聞くなよ、俺には何も聞かされてないよ」ムッ

    アニ「ふーん…(エレンのやつ、むくれてる…)」

    アニ(大方アルミンとミカサに除け者にされたから拗ねてるって所?)

    エレン「それより、アニ。なんで俺の隣に…」

    アニ「なんだい?あたしが隣ってのは気に食わないかい?」

    エレン「そうとは言ってないだろ」

    アニ「そうだね」

    エレン「何か用があるのか…?」

    アニ「別に、今更あんたと必要以上に関わるつもりはないよ」

    エレン「いや、関わりに来てるだろ…って痛てっ」ゲシッ

    アニ「別にそこはどうだっていいでしょ」ムスッ

    エレン「わ、悪かったって!怒んなよ…」

    アニ「…ったく」

    アニ「……」

    アニ「…ねぇ、この間街に出掛けた時の事、覚えてる?」

    エレン「覚えてるも何も、1週間前くらいだろ」

    アニ「そうだね。なんであたしがあんたを街に誘ったか…分かるかい?」

    エレン「それはお前が俺の事を好きだからじゃないのか?」

    アニ「……あんたはもっとオブラートに包むことができないの?ミカサはいないにせよ周りに人がいるでしょ」

    エレン「そういうのは苦手でな、別に隠すことでもないだろ」

    アニ「あんたは1回デリカシーってのを学んできな」

    エレン「…そうする」

    アニ「それはそうと、街に誘ったのはそれだけじゃないよ」

    エレン「そうなのか…?」

    アニ「……向こうで話そうか」

    エレン「俺は今食い終わったからいいが…お前はまだ食事中だろ」

    アニ「あたしは別に後ででもいいよ、スープの味はどうせ薄いし、冷めても大して変わらないよ」

    エレン「そうか」
  44. 47 : : 2018/01/30(火) 20:51:17
    ー廊下


    アルミン「ごめんね、急に引き止めて」

    ミカサ「構わない、何か用…?」

    アルミン「実はミカサにいいものを用意してあるんだ」

    ミカサ「いいもの?」

    アルミン「…まぁ、ユミルから渡す様に頼まれたものなんだけどね。これだよ」サッ

    ミカサ「……これは、小説…?」ウケトル

    アルミン「ああ、最近女子の間で短編小説が流行ってるのは、知ってるだろ?」

    ミカサ「うん」

    アルミン「ユミルが恋愛小説を書いたみたい。僕もまだ見てないんだけどユミル曰く知っておいて損は無い内容なんだってさ」

    ミカサ「そう…どんな内容か気になる」

    アルミン「就寝前にでも読んでみたらどうだい?」

    ミカサ「分かった」

    アルミン「にしてもあのユミルが恋愛小説なんて、驚いたなぁ…」

    ミカサ「どうして?」

    アルミン「いや、ユミルって文字とかあまり好きじゃないって自分で普段言ってるからさ」

    ミカサ「…確かに」

    アルミン「それだけ、ミカサに知っておいて欲しい内容なんだと思うよ」

    ミカサ「ユミル……」


    (ユミル『待てよ、ミカサ』

    ミカサ『…どうしたの?』

    ユミル『………絶対幸せになれよ、エレンと。私と約束しろ』)


    ミカサ「……きっと、私のために……」ギュッ

    アルミン「…」クスッ

    アルミン「そうだね、きっとミカサの為になる本だと思うよ、大切にしなよ?」

    ミカサ「分かった、大切にする」ギュッ
  45. 48 : : 2018/01/30(火) 21:22:33
    ー兵舎、外


    アニ「ここならいいね」

    エレン「何もこんな遅くに外に出なくてもいいだろ」

    アニ「変に邪魔が入っても面倒だしね、それに…星が綺麗でしょ?」

    エレン「はぁ?んなもん別にどうだっていいだろ」

    アニ「そうかい?あたしは星が好きだよ」

    エレン「そうかよ」

    アニ「そうだね。強い意志で真っ直ぐに光る星……あたしはそんな星が好きさ」

    アニ(そう…ずっと前からね)

    エレン「…それで?さっきの続き、話せよ」

    アニ「分かってるよ。…あの日、あたしはあんたにキスをしたでしょ?」

    エレン「……ああ、そうだな」

    アニ「あれ、ミカサに見られてたんだよ」

    エレン「なっ!?そうなのか…!?」

    アニ「………本当はね、エレン。」

    エレン「……」

    アニ「あの日ミカサは多分、あたしとあんたが付き合ってるんじゃないか?って疑惑を持ったと思うんだ。だから…」

    アニ「…あのまま街へ出て…デートをした事実を作って、ミカサをあんたから完全に引き剥がそうって思った」

    エレン「…そうか……」

    アニ「最低だろ?あたしは」

    エレン「……なんでそれを俺に話そうと思ったんだよ、それも1週間も経って、突然」

    アニ「……あたしはね、あんたやミカサの事を、凄く応援してるんだ」

    エレン「…それは何となく伝わってる」

    アニ「だからかな…断ち切りたかったんだよ、あんたへの邪念を」

    エレン「……邪念ってのは?」

    アニ「分からないかい?あたしはあんたの事が今でも好き。時折自分で書いたあんたとあたしの夢みたいな小説の物語を読み返しては、泣いてる」

    エレン「…っ!…………」

    アニ「けどね、それを読む度にどこかで思うんだよ」

    アニ「……まだ、あんたをあたしのものに出来る可能性はあるんじゃないかって」

    アニ「それがあたしの言う邪念ってやつ」

    エレン「…お前……」

    アニ「でも、これはもう切り離さなきゃいけない感情だよ。あんたやミカサの為にも、あんた達を応援してるあたしの為にも」

    エレン「…そうかもしれないな」

    アニ「そうなんだよ。でもね、エレン……最後にお願いがある」

    エレン「なんだ?」



    アニ「……もう少し、夢を見させて」
  46. 49 : : 2018/01/30(火) 21:43:57
    ー女子寮



    ミカサ(食事が終わって、お風呂も入った。さて…)

    ミカサ(アルミンから授かった、ユミルの小説を読もう)ワクワク

    クリスタ「はぁ〜、お風呂サッパリした〜」

    ユミル「ああ、やっぱりクリスタは裸体だと更に可愛いなぁ!」

    クリスタ「こら…っ///」

    ユミル「ん?ミカサはもう来てたか、早いな?」

    ミカサ「うん、これから小説を読むところ」

    クリスタ「えっなになに!?どんな小説!?」キラキラ

    ユミル「ああっと!待ったクリスタ!」アセ

    クリスタ「ん…?なに?」

    ユミル「あっち行かないか?ほら、お前の小説読ませてくれよ!」

    クリスタ「え!?ユミル、興味持ってくれたの!?」キラキラ

    ユミル「ま、まぁな!さぁ行くぞ!」

    ミカサ「………」


    ミカサ(……クリスタには見せられないものなのだろうか?そういえばアルミン経由で私に渡してきたくらいだし、ユミルから貰った事は伏せた方が良さそうだ)


    ミカサ(…とりあえず早速読んでみよう)

    ミカサ(裏表紙にR-18っていう文字があるけれど…これは何だろう?…気にせずに読み進めよう…)


    ミカサ(…こ、これは……っ)


    ミカサ(私とエレンが主役の小説…!?)ドキドキ


    ミカサ(一体どんな内容……?)ドキドキ

    ミカサ(………っ!!!!!!//////)

    ミカサ(こ、これは……まさかオトナ向けの…っ////)


    (アルミン『僕もまだ見てないんだけどユミル曰く知っておいて損は無い内容なんだってさ』)


    ミカサ(あれはそういう意味だったの…?)



    ミカサ(え、エレンの攻略方法…!?ふむふむ…)ドキドキ



    ユミル(ミカサのやつ、思ったより食いつき激しいな…)

    ユミル(……いざそういう時になった時に知っておけって、書いた本だが…まさか実行しないよな?)

    ユミル(…いや、それはそれで面白いか)ニヤッ

    クリスタ「ユミル?どうしてニヤけてるの?」

    ユミル「ん?あぁ、お前の小説が面白くてな」

    クリスタ「ユミル…!他にも沢山あるよ!?これとかこれとか…」ワクワク

    ユミル(どんだけ私に読ませたいんだよお前…)
  47. 50 : : 2018/01/30(火) 22:07:00
    エレン「………これでいいか?」

    アニ「……ああ」

    エレン「夢を見させてっていうから何だと思ったら、ただ座って一緒に星を見るだけか」

    アニ「そうだよ、それとも他の事を期待してたかい?」

    エレン「まさか。ホッとしてるよ」

    アニ「…キスしてくれるなら、それでもいいよ、あたしは」

    エレン「はぁ!?出来るわけないだろ!?」

    アニ「馬鹿だね、冗談に決まってるでしょ」

    エレン「わ、分かってるよそんくらい…」

    アニ「……ま、半分は本気だったけどね」

    エレン「何か言ったか?」

    アニ「何でもないよ。ほら、さっき星が流れてた。あんた、何か願った?」

    エレン「あっ、マジかよ?見逃しちまった。お前は何願ったんだよ」

    アニ「それは秘密」

    エレン「はぁ?この際アニが何願ってたとしても驚かないぞ?」

    アニ「…エレンとあたしが結ばれますように」

    エレン「…お前は一途だな」

    アニ「本当にこれを願ったと思ってるなら、それはあんたの見当違いだよ」

    エレン「なんだ?違うのか」

    アニ「耳、貸しな」

    エレン「…はぁ?」


    ボソッ


    エレン「…っ!」

    エレン「アニ、お前…」

    アニ「じゃあねエレン、あたしは戻るよ。スープが完全に冷めちゃうからね」

    エレン「冷めても大して変わらないんじゃなかったか?」

    アニ「気が変わったんだよ、それじゃあね」スタスタ

    アニ(…うん、これで完全に断ち切れた)

    アニ(………それじゃあね、エレン、さようなら)

    アニ(ねぇ、お星様…せめてあたしの願いは絶対叶えてよね)

    アニ(いや、叶えないとあたしは星を呪うよ)

    アニ「もう1回くらい願っとくかな…」

    アニ「………」スゥ





    「エレンとミカサが、ずっと幸せでいられますように」


  48. 51 : : 2018/01/30(火) 22:36:37
    泣ける…!
    更新お疲れ様!
    続きにすごく期待!
  49. 52 : : 2018/01/30(火) 22:36:46
    アニ優しい!
  50. 53 : : 2018/01/31(水) 00:05:57
    アニがいい子すぎてエレンの心が揺るがなければいいんだけど…(笑)

    期待!
  51. 54 : : 2018/01/31(水) 16:55:32
    アニ優しすぎて...惚れそうです!(笑)
    続きも期待してます ´ω` )/
  52. 55 : : 2018/01/31(水) 17:52:32
    ー食堂



    アニ「……」パクパク

    エレン「隣、失礼するぞ」

    アニ「……それ、さっきのあたしの真似かい?」

    エレン「別にそういう訳じゃねーよ」

    アニ「そうかい、エレンあんた、もう食事は済ませたんだろ?今更あたしに何の用」

    エレン「………いや、別に。」

    アニ「…そう」バッ スタスタ…

    エレン「お、おいっ、お前どこ行くんだよ」

    アニ「あんたが隣だと気が散るんだよ」

    エレン「…………」

    アニ「………」

    エレン「………」

    アニ「……っ!(こいつ…まさか……)」



    エレン「……アニ」

    アニ「いいよ、気なんて使わないで」

    エレン「……涙、スープに入ってなきゃいいな」

    アニ「………そうだね」

    アニ(鈍感なくせに、こういう所だけ鋭い。あんたはそういう奴だ)

    アニ(……その優しさは、今の私には少し苦いよ)



    アルミン「あっ、エレン、探したよ」

    エレン「よう、アルミン」

    アルミン「もうすぐ就寝の時間だから、エレンも早くお風呂に入った方がいいよ」

    エレン「えっ!?マジかよ…!?」

    アニ「早く行ってきなよ」

    アルミン「うん、僕もこれからだから、良かったら一緒にどう?」

    エレン「ああ、そうだな!ありがとなアルミン」

    アルミン(…ん?アニ、少し目の周りが赤い……)

    アニ「じゃあね、エレン、アルミン」

    エレン「そんじゃあなアニ、行こうぜアルミン」

    アルミン「えっ?ああ、うん…」

    アルミン(もしかしてアニ……泣いてた?)
  53. 56 : : 2018/01/31(水) 17:57:10
    更新お疲れ様!
    アニが泣いてた⁉︎
    続きにすごく期待!
  54. 57 : : 2018/01/31(水) 19:35:29
    続き期待!
    頑張れー!
    ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
  55. 58 : : 2018/02/02(金) 18:33:07
    ー浴場


    アルミン「ふぅ…」

    チャポン

    エレン「はぁ…」

    チャポン

    エレン「風呂ってのは、一日の終わりってのを感じるな」

    アルミン「ははっ、言えてるね。中々感慨深いよね」

    エレン「そうだな」

    アルミン「エレン、今日の昼はごめんね?」

    エレン「何のことだ?」

    アルミン「医務室での事だよ。お取り込み中の所を邪魔しちゃったから」

    エレン「…やっぱバレてたか」

    アルミン「あはは…まぁ明らかに様子もおかしかったしね」

    エレン「あの時はやりすぎな気はしたがな…」


    エレン(しかしあの時のミカサ…)

    (ミカサ『いいよ…好きにしても』)

    エレン「…っ///」

    アルミン「ん?エレン?」

    エレン「あっいや!?別にミカサの事なんか考えてねーよ!?」

    アルミン「ははっ、自分で言ってどうするのさ、ミカサの事を考えてたんだね?」クスッ

    エレン「そ、そんな事ねーよ///」

    アルミン「ふふっ、エレンは素直じゃないなぁ」

    エレン「あ、あのなぁ…」


    アルミン「…そういえばさ、エレン」

    エレン「なんだ?」

    アルミン「…アニと、何かあったの?」

    エレン「アニ?」

    アルミン「…さっき、泣いていただろ?」

    エレン「………アルミン、よく見てるんだな」

    アルミン「まぁね…まぁ、大方理由は分かるよ」

    エレン「アルミンはアニの気持ちを知ってるのか?」

    アルミン「…以前クリスタから少し聞いた事があるだけだけどね」

    エレン「そうか…」

    アルミン「……アニは、本当にエレンを好きだったんだね」

    エレン「…そうだな、凄く伝わるよ」

    アルミン「やっぱり少しは気の毒に思ったかい?」

    エレン「…そういうのは、無かったな」

    アルミン「どうして?」

    エレン「そりゃアニに失礼だろ。アニは最後には俺とミカサが幸せになる事を本気で応援してくれてた。だから、俺はアニの為にも、絶対ミカサを幸せにして、自分も幸せになろうって決めたんだ」

    アルミン「うん…エレンらしくて、とてもいいと思う」

    アルミン(そうか…アニ、君は自分の幸せより、エレンの幸せを一番に考えてるんだね)

    アルミン「アニは強い人だね」

    エレン「……それと同時に、弱いやつなんだよ、あいつは」

    アルミン「……そうだね」

    アルミン(本当は誰よりも苦しくて、誰よりも苦い想いをしたんだと思う。そして何度も泣いたんだろう…。でも、そんな中でエレンの幸せを一番に考えた。)

    アルミン(アニはとても弱くて、とても強い子だ)

    アルミン(………)

    アルミン「エレン、ごめん。ちょっと先出るよ」バッ

    エレン「ん?アルミン、用事でもあるのか?」

    アルミン「…というより、用事が出来た、またねエレン」スタスタ

    エレン「…用事?もう就寝前だってのにアルミンのやつどこに…」

    エレン「…あいつ、まさか…」
  56. 59 : : 2018/02/02(金) 21:28:48
    更新お疲れ様!
    続きに期待!
  57. 61 : : 2018/02/05(月) 22:23:48
    ー兵舎、外




    アニ「………」ツー

    アニ(…どうして、エレンやミカサの事を応援してるっていうのに、涙が出るんだろうね)

    アニ(………)

    アニ(…あたしは戦士。世界を救わなければならない存在。……本当は………壁の中の人間に恋をしちゃいけない存在)

    アニ(……これで、よかったんだ)ポロ

    アルミン「アニ!」ハァ…ハァ…

    アニ「…っ!アルミン?(こいつ、息切れしてる…)…どうしてここに…もう就寝前でしょ?」

    アルミン「…はぁ…はぁ…それはこっちの台詞だよ、アニ」

    アニ「なんだい?こんな時間に外に出ちゃいけないって言いたいのかい?あんたはほんとに優等生だね」

    アルミン「なっ!?別にそんなんじゃないよ!」

    アニ「……どうしてここが分かったの?」

    アルミン「それは食堂の窓からアニの姿が見えたから…」

    アニ「そんなに息を切らして慌ててきて、一体何の用?」

    アルミン「…アニ、エレンの事で…さっき泣いてたでしょ?」

    アニ「…は?」

    アルミン「今だって頬を濡らしてる、それは全部エレンの事なんでしょ?」

    アニ「………あんたは優等生な上に、気遣いも出来るんだ、出来た子だね」

    アルミン「ってことは、やっぱり…」

    アニ「余計な気遣いどうも、じゃあね」スタスタ

    アルミン「…アニ!」ガシッ

    アニ「……アルミン?」



    アルミン「…僕じゃ、その傷を癒せないかな」



    アニ「…どういう意味…?」


    アルミン「エレンの事、アニが凄く想っていること…ずっと前から知ってた。そして、ミカサとエレンが付き合った今も、その気持ちが変わってないことも」

    アニ「だから何?可哀想とでも思った?」

    アルミン「…きっとアニは、凄く辛かったと思う。だから、僕がアニの近くで…その…その傷を癒したいっていうか…」

    アニ「癒したい?」

    アルミン「…僕が、エレンの代わりに…出来ることがないかなって…その…」

    アニ「…ふっ」クスッ

    アルミン「…?アニ…?」

    アニ「あんた、男としてなってないよ…ふふっ」

    アルミン「えっ、あぁ…そうかな?」

    アニ「そこは…エレンの事を忘れさせるくらい、僕が愛す…くらい言わないとね」

    アルミン「なっ!?///」

    アニ「乙女心を勉強して出直してきな、じゃあねアルミン」スタスタ

    アルミン「…っ///」

    アニ「…あ、ひとつ言い忘れたよ」

    アルミン「え?」

    アニ「……ありがとね」ボソッ

    アルミン「…?(あれ、今なんて…)」

    アニ「じゃあ」クスッ スタスタ


    アルミン(…アニ、さっき笑ってた)

    アルミン(…少しでもアニの傷を癒すことが出来たかな)

    アルミン(……僕も、頑張らなきゃなぁ…あはは…)
  58. 62 : : 2018/02/05(月) 23:00:11
    ー次の日の朝、食堂



    アルミン「…あっ、おはようアニ」

    アニ「…おはよ、なに、一緒に食べるの?」

    アルミン「えっ、いいの?」ドキ

    アニ「あんたから近づいて来たんでしょ…ほら、座るよ」

    アルミン「…う、うん!」

    ジャン「あれ?アルミンにアニ…お前ら一緒なの珍しいな」

    コニー「ほんとだ!お前ら仲良くなったのか!?」

    アルミン「おはようジャンにコニー。たまにはエレン達意外と食べるのもいいかなって」

    ジャン「ん?その死に急ぎ野郎たちの姿が見当たらねぇが…」

    アニ「さぁ、どっかでイチャイチャしてんじゃない?」

    アルミン「あはは…」


    アルミン(104期訓練兵団内では、今日もいつもと同じ朝が始まる)

    アルミン(ただ、いつもと違う事もある)

    アルミン(アニが寂しい表情を見せなくなったこと、そして、僕がアニの近くにいると、胸が苦しくなる事)

    アルミン(アニの失恋の傷はまだ完全には癒えないかもしれないけど、それでも、僕なりに頑張ってみようと思う )

    アルミン(そして、エレンとミカサ。あの二人についても、少し変わっていってるような気がする)

    アルミン(進展した、といえばそうかもしれない)

    アルミン(でもそれは、どちらかと言うと、危うい方面…だと思う)




    ー医務室




    エレン「…なんだ?また医務室かよ?腹減ったんだが…」

    ミカサ「昨日、ある本を読んで、エレンに会いたくていてもたってもいられなくなってしまった…」

    エレン「はぁ?なんだそれ?食堂でも会えるだろ」

    ミカサ「…エレンと二人きりで会いたかった」ガチャ

    エレン「ちょっと待て、なんで今さりげなく医務室のドアの鍵を閉めたんだ。っていうか何の本読んだんだよ?」

    ミカサ「エレンの攻略法」

    エレン「…は?…攻略って…何か嫌な予感すんぞ」

    ミカサ「エレンっ!」ギュッ

    エレン「どわっ!?」バサッ

    エレン「…お前、急にベッドに押し倒して何のつもりだ…?」

    ミカサ「エレン……」ドキドキ

    エレン(まさか…)





    「私と…子作りの練習、しない?」







    エレン「…なんか安っぽいエロ本みたいなセリフだぞ、それ?」クスッ


    ーENDー
  59. 63 : : 2018/02/05(月) 23:06:01
    【あとがき】
    お疲れ様でした!今回の続編はどちらかというと、おまけストーリーというか、前回エレンに好意を寄せている描写はあったものの、登場回数の少なかったユミルと、失恋したアニにスポットを当てて書きました。どちらかというと、番外編的な立ち位置になるのかな…?
    アニが悲惨すぎるので、アルミンは救済処置的な立ち位置ですね笑
    今後もエレミカちゃん書いていきつつ、色んなCPにも挑戦したいなぁ…
    ということで、前作共々お付き合いしてくれた方々、ありがとうございました!また別のSSでお会い出来ると嬉しいです!
  60. 64 : : 2018/02/09(金) 17:03:16
    やっと読み終えることができました…

    私にはとても書けなさそうな表現で、とても楽しませていただきました!

    今後の好季様のエレミカちゃんにも期待していきたいです^ ^

    お疲れ様でした!
  61. 65 : : 2018/02/13(火) 08:09:46
    >>64

    ご感想のほどをありがとうございます!
    今後とも作品を執筆していこうと思いますので、よろしくお願いします!
  62. 66 : : 2018/04/12(木) 23:57:04
    ミカサの破壊力.....!!
  63. 67 : : 2018/05/04(金) 13:47:37
    >>66

    ミカサはかわいい、うん、かわいいのです…
  64. 68 : : 2019/04/06(土) 23:48:04
    アニーーー!!!!アルミーーーーン!!!!!!!!!

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koizora0705

好季

@koizora0705

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