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アニ「誰かを好きだという事」
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- 1 : 2013/12/21(土) 13:18:29 :
- ゆっくりエレアニ
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- 2 : 2013/12/21(土) 13:22:07 :
ミーナ「…って!」
ミーナ「とうとうハンナ、告ったんだって!」
クリスタ「本当!?」
ミーナ「いいなぁ、私も彼氏欲しいよ〜!」
ユミル「男女が一つ屋根の下にいるんだから、選り好みをしなきゃ誰だっててきるだろ」
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- 3 : 2013/12/21(土) 13:25:20 :
- ミーナ「それは出来ないよ」
ユミル「ほう?」
ミーナ「だって、ユミルだってダズに告られても速攻却下するでしょ?」
ユミル「そりゃまあ…って、別に私はそんな彼氏とか興味ねえな」
ミーナ「えぇぇー」ブーブー
ミーナ「じゃあさ、アニはどう思う?」
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- 4 : 2013/12/21(土) 13:27:50 :
- アニ「えっ?」
アニ「…私も別に……」
ミーナ「うー、みんなドライなんだなあ……」
クリスタ「というか、あんまりアニはこういう話題のときは話さないよね」
ユミル「元々口数が少ないがな」
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- 5 : 2013/12/21(土) 14:12:24 :
- ミーナ「アニには居ないの!?
ときめきとか、胸キュンとかさぁ……」
アニ「無い」
ミーナ「即答しないでよ〜〜!」
アニ「…」
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- 6 : 2013/12/21(土) 14:44:33 :
- 期待‼
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- 7 : 2013/12/21(土) 15:22:38 :
- アニ「そんな下らない会話、付き合ってられない」
アニ「」スタスタ
ミーナ「ちょ、ちょっと待ってよアニ!」
クリスタ「ああ、行っちゃったね」
ユミル「あいつはいっもああだ、気にするな」
ユミル「それよりもこの間聞いた話なんだが…」
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- 8 : 2013/12/21(土) 15:26:28 :
- わくわく
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- 9 : 2013/12/21(土) 15:26:45 :
アニ「」ハァ
アニ(あんな話、何が楽しいって思うのか…)
アニ(でも何をしよう… 女子寮に帰ってもあの三人が話してるし…)
アニ(そうだ、図書室に行こう。図書室なら、時間も潰せる)
アニ(それに目立たないし)
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- 10 : 2013/12/21(土) 15:30:26 :
- 〜図書室〜
アニ「…」ジー
アニ(何の本を読もう)
アニ(そういえば、この間ライナーが面白そうな本を読んでたな…)
アニ(どの辺にあるんだろう)
アニ「確か背表紙が赤かった気が…」
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- 11 : 2013/12/21(土) 15:33:01 :
- アニ「あっ、あれだ」
アニ「高い…」
アニ「」セノビ
アニ「」ウーン
アニ「」ウーン
アニ「届かない」ハァ
アニ「まったく、アイツの身長は羨ましいよ」
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- 12 : 2013/12/21(土) 15:36:24 :
- エレン「アニ?」
アニ「」ビクッ
アニ「なんだ、エレンか…」
エレン「どうしたんだ?そこで遠い目して」
アニ「別に」
アニ「それこそアンタこそ何してんのさ」
エレン「図書室に来てする事なんか決まってるだろ」
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- 13 : 2013/12/21(土) 15:41:21 :
- アニ「珍しいね」
エレン「お前もな」
エレン「確かこの辺りにあるって聞いて…」
アニ「本探してる訳?」
エレン「ああ」
エレン「ライナーが『面白い本がある』って薦めてくれたんだ」
アニ「」ピクッ
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- 14 : 2013/12/21(土) 15:47:24 :
- アニ「へ、へえ」
エレン「えっと…あ、あったあった」
エレン「ちょっとアニ、そこ退いてくれないか?」
アニ「なんで?」
エレン「お前のいる場所の目上に、その本があるんだ」
アニ「ふうん」
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- 15 : 2013/12/21(土) 15:48:47 :
- アニ「…」
エレン「…」
アニ「…」
エレン「…なあ」
アニ「何?」
エレン「ちょっと、そこ邪魔なんだが…」
アニ「で?」
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- 16 : 2013/12/21(土) 15:51:33 :
- エレン「さっきも言ったようにそこを」
アニ「嫌だね」フイッ
エレン「なっ…!」
アニ「私が何処にいようか勝手」
エレン「そりゃそうだが…」
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- 17 : 2013/12/21(土) 15:54:28 :
- アニ「私も本が借りたいし」
エレン「そうか」
エレン「だったら借りてこいよ…」
アニ「無理」
エレン「…」
アニ「……りれないし」ボソボソ
エレン「は?」
アニ「借りれたらこんな所に居ないし」
エレン「??」
-
- 18 : 2013/12/21(土) 16:00:06 :
- エレン「なんだ?借りれない理由があるのか?」
アニ「…」
アニ(図書室の椅子を持ってきて、この本を取ればいいけど、椅子を取ってくる前にエレンにこの本を取られてしまうね…)
アニ(だからと言ってここにずっとここに居るのも…)
エレン「アニ?」
アニ「何?」
エレン「俺も本が借りたくても借りれないんだか…」
アニ「ふうん」
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- 19 : 2013/12/21(土) 16:02:45 :
- エレン「アニ、お前の借りたい本って何だ?」
アニ「アンタと一緒」
エレン「俺とって…、の本か?」
アニ「」コクン
エレン「だったら借りれば…」
アニ「何だい?私への嫌味?」
エレン「あっ…」
エレン「届かないのか…」
アニ「…」
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- 20 : 2013/12/21(土) 16:04:16 :
- 可愛い(´▽`)
-
- 21 : 2013/12/21(土) 16:06:51 :
- アニ「…図書室の椅子を取ってきて、この本を取りたいけど、その間アンタに借りられるのは癪に障る」
アニ「だからアンタが折れるまでここに居る」
エレン「…」
エレン「」ハァ
アニ「判った?」
エレン「判った」
アニ「なら諦めるんだね」
エレン「…まあ退けよ」
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- 22 : 2013/12/21(土) 16:10:02 :
- アニ「嫌」
エレン「つべこべ言うんじゃねぇ!」
アニ「」ビクッ
アニ「ど、退けばいいんだろ!?」スッ
エレン「ああ」
アニ「…」
エレン「うわ、本当に高い所にあるな…」
アニ「…」
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- 23 : 2013/12/21(土) 16:13:11 :
- エレン「あの高い身長のライナーだからこそ見つけたと言うべきか」
アニ「…」ジワ
アニ(私が先に見つけたのに…)
エレン「よし、とれた…」
アニ「…」
エレン「アニ?」
アニ「」ゴシッ
アニ「取れたんだ、そう、良かったね」
エレン「ああ」
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- 24 : 2013/12/21(土) 16:18:30 :
- エレン「ほいよ」スッ
アニ「?」
エレン「お前が先に読めよ」
アニ「え?」
エレン「だってお前が先に見たかったんだろ?」
アニ「ま、まあそうだけど」
エレン「だったら先に読んで、読み終わったら俺に回せよ」
アニ「で、でも……!」
エレン「それに、返す時もまた椅子を使わなきゃ返せないだろ」
アニ「…まあ、そうだね…」
エレン「だったらアニが先に読んで俺がその次読んで返した方が効率がいいしな」
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- 25 : 2013/12/21(土) 16:22:15 :
- アニ「…ありがと」
エレン「ああ」
エレン「早く読んで俺に回せよ」
アニ「判ってるよ」
エレン「俺は違う本探すわ じゃあな」スタスタ
アニ「…」
アニ「」ギュッ
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- 26 : 2013/12/21(土) 16:22:54 :
コメントくださる方有難うございます!
のろのろ運転ですが宜しくお願いします
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- 27 : 2013/12/21(土) 17:30:22 :
〜女子寮〜
アニ「」ペラッ
ミーナ「アニ、何読んでるの?」
アニ「図書室で借りてきた本」
ミーナ「晩ご飯食べた後からずっと読んでるよね! そんなにおもしろいの?」
アニ「まあ…」ペラッ
ミーナ「ふうん…」
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- 28 : 2013/12/21(土) 18:37:28 :
- クリスタ「あ、この本しってる!」
クリスタ「昔、途中まで読んで、この間図書室で見つけたんだけど、届かなくって…」
ユミル「なんだ?届かなかったら私に言えば良かったのに」
クリスタ「ううん、読めたよ たまたま居たライナーに取ってもらったんだ」ニコッ
ユミル「あのゴリラめ…」ボソ
アニ(クリスタ→ライナー経由で伝わったのか…)ペラッ
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- 29 : 2013/12/21(土) 18:40:10 :
- クリスタ「でも、よくあんな高い所の本届いたね」
アニ「ああ…実は…」
アニ(いや、ここで正直に『エレンに取ってもらった』と言ったら、また面倒くさい事になりそう)
アニ「椅子を運んで取った」ペラッ
クリスタ「なるほど」
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- 30 : 2013/12/21(土) 18:43:27 :
- ユミル「なあ…」
ユミル「お前、そこまでして読みたかった本なのか?」
アニ「なんで?」
ユミル「お前みたいな奴が、そんな面倒して取るなんて珍しいと思っただけだよ」
ユミル「本当はクリスタみたいに誰かに取ってもらったんじゃないのか?」
クリスタ「ユミル!」
アニ「別に…」
アニ「何を読もうが、私の勝手」
ユミル「おーそーか そりゃすまなかったな」ハハハ
アニ「」ペラッ
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- 31 : 2013/12/21(土) 18:48:24 :
ジツワタシハ…!
エッホントウ!? シラナカッター!
アニ「」ペラッ
アニ(また、女子達は話――主に恋愛沙汰――に花を咲かせている)
アニ(もうすぐ消灯時間だから、外に出るのも出れないし…)
ユミル「よお」
アニ「…何?」
ユミル「読書の邪魔してスマン」
アニ「別に…」
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- 32 : 2013/12/21(土) 18:52:30 :
- アニ「アンタもあの話に加わらなくてもいいのかい?」
ユミル「私もあの類の話題は苦手だが、クリスタが居るから加わってるんだ」
ユミル「でも、そのクリスタも寝ちゃ、私が加わる意味ねえかと思ってな。 抜けてきた」
アニ「そう」ペラッ
ユミル「その…本、ホントに面白いか?」
アニ「まあ… 暇つぶしにはなるね」
ユミル「そうか…」
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- 33 : 2013/12/21(土) 18:55:02 :
- ユミル「読み終わったら… 私にその本回してくれないか?」
アニ「……なんで?」
ユミル「お前が椅子を運んでくるほど読みたかった本なんだしさ、それに、クリスタががどんな本に興味を持ってるのか気になってよ…」
アニ「生憎だけど、それは無理」
ユミル「は?なんでだ?」
アニ「もう先客がいるからね」
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- 34 : 2013/12/21(土) 18:58:39 :
- ユミル「じゃあソイツの後にでも読むからよ。 その先客とやらを教えろよ」
アニ「それは……」
アニ「……」
ユミル「……だんまりか?」
アニ「……」
ユミル「なんだよ、言えねえ相手か? 別に誰だって私は構わねえよ」
アニ(確かに、ユミルだったらミーナやクリスタみたいに深くは探っては来ないかな…)
アニ「……エレン」ペラッ
ユミル「判った。 サンキュー」
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- 35 : 2013/12/21(土) 19:02:08 :
- ユミル「私の想像かもしれないが」
アニ「……」
ユミル「もしかして、死に急ぎ野郎に取ってもらったのか?」
アニ「」ビクッ
アニ「…そんな事、無いよ……」
ユミル「そうか 私の想像だからな、気を悪くしたらスマンな」
アニ「…」ペラッ
-
- 36 : 2013/12/21(土) 19:04:01 :
- ユミル「じゃあ私も寝るわ、お休み」
アニ「…」
ユミル(おーおー)
ユミル(意外に図星だったか…)
ユミル(まあ、誰かに取ってもらったのは想像出来たな …だが、なんであんなに勿体ぶったんだ?)
ユミル(……これは面白い事になりそうだな……)
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- 37 : 2013/12/21(土) 19:25:16 :
〜対数日後・人格闘〜
エレン「なあなあ、アニ、今日も構わないか?」
アニ「いいけど」
エレン「よし!」ガッツポーズ
アニ「…」
-
- 38 : 2013/12/21(土) 19:29:40 :
- ヒュン ヒュン パシッ
エレン「ふっ!」ヒュッ
アニ「…!」サッ
アニ(スキあり!)
アニ「貰った!」ヒュン
エレン「うっ!」ドシン…
エレン「あー、やっぱり無理だわ、お前には勝てねえ…」
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- 39 : 2013/12/21(土) 19:38:26 :
- アニ「でも、最初に比べたら断然良くなってるよ」
エレン「そうか?」
アニ「」コクン
エレン「はは、お前にそう言われると嬉しいな…」
アニ「…ッ」
アニ「つ、次は私がならず者役するから宜しく」
エレン「ああ よいしょっと」
-
- 40 : 2013/12/21(土) 19:41:27 :
- ヒュン パシッ
エレン「」シュツ
アニ「」サッ
エレン「……なあ」
アニ「何?」
エレン「この間の本、何処まで読めたか?」
アニ「……4割程度」
エレン「そうか」
-
- 41 : 2013/12/21(土) 20:10:54 :
- いい!
とてもいい!
-
- 42 : 2013/12/21(土) 20:12:29 :
- おもしろい
-
- 43 : 2013/12/21(土) 20:31:56 :
- とてもいいいいいい
-
- 44 : 2013/12/21(土) 21:07:25 :
- めっちゃおもしろい!期待!!
-
- 45 : 2013/12/21(土) 21:20:47 :
- コメント有難うございます(*´∀`*)
コメントの分だけやる気でる
-
- 46 : 2013/12/21(土) 21:25:08 :
- エレン「面白いか?」シュッ
アニ「最初はありきたりだと思ったけど、読み込むと中々」パシッ
エレン「読むのが楽しみだ」ヒュンッ
アニ「…」
ザッ! ドスンッ
エレン「ぐおっ…!?」
アニ「」キリキリ
エレン「ね、寝技はタンマ!」
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- 47 : 2013/12/21(土) 21:29:54 :
- アニ「何で?」
エレン「いつも思うがっ…ひ、卑怯だろ…!」
エレン「ね、寝技をかけられたら俺逃げれねぇし!」
アニ「そこで逃げるなきゃいけないでしょ」キリキリ
アニ「もしも、歩いてるときに、本物のならず者にイキナリ寝技をかけられたら? アンタはそこでギブアップする?」キリキリ
エレン「ぐあ、そ、それは…」
アニ「女子1人の寝技さえ逃げられないなんて、エレン、アンタ死ぬよ」キリキリ
エレン「う、ぐっ…」
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- 48 : 2013/12/21(土) 21:31:15 :
- >>47
誤字 アニ「そこで逃げるなきゃいけないでしょ」キリキリ
アニ「そこで逃げるきゃいけないでしょ」キリキリ
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- 49 : 2013/12/21(土) 21:31:46 :
- 消すところ間違えたorz 脳内変換てお願いします
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- 50 : 2013/12/21(土) 21:36:24 :
- ヒュルルル…
アルミン「エレン危ない!」
アニ「」サッ
エレン「えっ」
ドッシーン!
エレン「ぐえっ」
ライナー「おぐっ!」
エレン「なんでまた毎回毎回、ライナーが降ってくるんだよ…」
ライナー「俺だって知りてえよ…」
アルミン「だ、大丈夫!?」タッ
エレン「俺は、なんとか…」
ライナー「俺もだ…」
-
- 51 : 2013/12/21(土) 21:38:28 :
- アルミン「ミカサ!」
ミカサ「私は関係ない。 ライナーが勝手に飛んだだけ」
ライナー「よく言うな…」
ミカサ「」キッ
アニ「…」
-
- 52 : 2013/12/21(土) 21:45:00 :
- アニ「ライナー、私と組もう」
ライナー「お、俺はミカサと…」
アニ「」チラリ
ミカサ「大丈夫、エレン 怪我は無い?」
エレン「別に…」
ミカサ「あなたが心配 だからエレンと組む」
ミカサ「…という事で、ライナー、ごめんなさい アニと組んでほしい」
アニ「ね?」
ライナー「ああ、判ったよ…」
-
- 53 : 2013/12/21(土) 21:46:55 :
- ヒュッ パシッ
アニ「ライナー」シュッ
ライナー「なんだ?」パシッ
アニ「アンタがこの間読んでた本、面白いね」
ライナー「ああ、あの赤い背表紙のやつか」ヒュンッ
アニ「」コク
-
- 54 : 2013/12/21(土) 22:27:42 :
- わくわく((o(^∇^)o))わくわく
-
- 55 : 2013/12/21(土) 23:14:36 :
- アニ「この間の休みの時に借りて…」シュッ
ライナー「そうか 今、どの辺りだ?」パシッ
アニ「勇者が雪山で特訓する所」
ライナー「!?」
ライナー「もうそんなに読んだのか!?」
アニ「え…?」
-
- 56 : 2013/12/21(土) 23:16:50 :
- ライナー「あの本は、相当の量だぞ!? 俺だって訓練の合間に読むのに2週間半かかったのに」
ライナー「この間の休みって2、3日前じゃねえか!」
ライナー「その調子だと1週間強で読み終わるぞ!」
アニ「…そんなに?」
ライナー「…お前、そんなに本読むの早かったか…?」
アニ「いや…」
-
- 57 : 2013/12/21(土) 23:17:47 :
- アニ(確かに、中々分厚かった)
アニ(でも面白いし、ページを捲る手が止まらない)
アニ(それに… エレンに回そう、その気持ちが私の読者の速さに拍車をかける)
アニ(まさか、ライナーがびっくりするほどだったなんて…)
ライナー「ま、まあ別に本を速読する事は悪くないがな 睡眠時間削ってまで読むなよ」
アニ「それは大丈夫…」
ライナー「ならいいが」ヒュン
アニ「」パシッ
アニ「…」
-
- 58 : 2013/12/21(土) 23:30:15 :
- 期待です~
-
- 59 : 2013/12/22(日) 00:25:06 :
- 超期待!
-
- 60 : 2013/12/22(日) 08:05:28 :
- コメントありがとうございます〜(´∀`*)
-
- 61 : 2013/12/22(日) 08:08:25 :
クリスタ「」♪〜♪〜
アニ「クリスタ…」
クリスタ「ん? 何?どうしたの?」
アニ「私、もうこの本ここまで読んだんだけど…」
クリスタ「あっ そこの場面面白いよね!」
アニ「」コク
-
- 62 : 2013/12/22(日) 08:14:04 :
- アニ「借りたのがこの間の休みの日なんだけどさ、速い?」
クリスタ「えっ! もうそんなに読んだの!?」
アニ(クリスタも驚くほどなのか…)
クリスタ「ううん…、ちょっと速いかとは思うけど、その本面白いし、速くなる気持ちも判る気がするわ」
アニ「そう…」
クリスタ「それがどうかした?」
アニ「いや何でもない…」
-
- 63 : 2013/12/22(日) 08:19:34 :
アニ「」ペラッ
アニ「…」
アニ「…」
アニ「」ペラッ
アニ「」ハッ!
アニ(確かに速いな…)
-
- 64 : 2013/12/22(日) 08:26:01 :
- アニ(別に、速く読もうが遅く読もうが私の勝手)
アニ(むしろゆっくり読んだ方が世界観に入れて面白いのに…)
アニ(早くエレンに回したい、やっぱりそういう思いが強いな…)
アニ「」ペラッ
アニ「…」
-
- 65 : 2013/12/22(日) 10:07:35 :
- 間違って自分のに星を押してしまった…orz
気にしないで下さい…
-
- 66 : 2013/12/22(日) 10:09:51 :
――――――――――――――――――――
―――――――――――
―――
ハンナ「でね! もう本当に最高なんだ!」
サシャ「このこのー! 幸せものさんめ!」
ハンナ「ふふ…」
アニ「」ペラッ
アニ(本当に皆は話が好きだね…)
-
- 67 : 2013/12/22(日) 11:14:03 :
- サシャ「ミカサはどうなんですか?」
ミカサ「私?」
ミカサ「私は勿論エレンが好き これは揺るがない事実」
ユミル「やっぱりな」
クリスタ「逆に一途で羨ましいよ」
アニ「」ペラッ
-
- 68 : 2013/12/22(日) 11:19:21 :
- ミカサ「誰が誰を好きになるなんて、他人の勝手」
ミカサ「でも エレンだけは誰にも渡さない」
ミカサ「エレンが自分から告白したのならともかく」
ユミル「そこまでくると怖ぇよ…」
サシャ「ははは… 強ち冗談じゃない所が笑えません…」
アニ(エレンも大変だね)フッ…
ミカサ「」ピクッ
-
- 69 : 2013/12/22(日) 11:37:02 :
- わくわく((o(^∇^)o))わくわく
-
- 70 : 2013/12/22(日) 14:16:05 :
- 期待っす!!
-
- 71 : 2013/12/22(日) 17:55:05 :
- 超期待!
-
- 72 : 2013/12/22(日) 20:26:34 :
- ヤバイ…
すげー期待!
-
- 73 : 2013/12/22(日) 23:11:13 :
- ミカサ「…私はずっとエレンと一緒。 アルミンと三人で一緒」
ミカサ「それを誰から横取りなんて、される筈が無い」
ミカサ「…特に一緒に対人格闘をするだけで舞い上がるような女には」
アニ「…」
アニ「」パタム
アニ「ミカサ。アンタのその『女』は誰か知らないけど、きっとそう思われてさぞかし迷惑だろうよ」
ミカサ「…」
-
- 74 : 2013/12/22(日) 23:23:28 :
- アニ「もし私がアンタのその言っている『女』なら、『大きなお世話』だと思うね」
ミカサ「…どうして?」
アニ「別に対人格闘なんて誰と組もうなんて、それこそ他人の勝手」
アニ「ましてやそんな他人の感情を決めつけるなんて興醒めだよ」
アニ「…ま、どうアンタがその『女』に対して思うかは知らないけど」フイッ
-
- 75 : 2013/12/22(日) 23:30:12 :
- ミカサ「…」キッ
アニ「」ペラッ
アニ(…私がいつ死に急ぎ野郎と組んで舞い上がった?)
アニ(あっちが自己解釈して、嫉妬して…)
アニ(そんなに好きなら対人格闘の邪魔をしなければいい話、それか最初からアイツと組めばいいのに)
アニ(他人の恋慕に、私が巻き込まれる理由が判らない)ペラッ
アニ(…だからああいうのは苦手)ハァ
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- 77 : 2013/12/22(日) 23:37:17 :
- おもしろい!
めっちゃ期待!!
-
- 78 : 2013/12/23(月) 07:56:04 :
~対人格闘~
アニ「」キョロキョロ
エレン「あ、アニ……」
ミカサ「エレン、一緒にしよう」
エレン「えっ、……今日は俺は……」
ミカサ「たまには違う人とやらないと、教官に怒られる ので、私とやろう」
エレン「お、おう…」
アニ「…」
-
- 79 : 2013/12/23(月) 07:59:15 :
- アニ(…丁度……)
アニ(…相手がエレンばっかりで飽き飽きしていた所だった)
アニ(でも誰としよう…)
ベルトルト「アニ?」
アニ「…ベルトルト」
ベルトルト「空いてるなら一緒にしないかな?」
アニ「」コクリ
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- 80 : 2013/12/23(月) 08:13:25 :
- ベルトルトぉぉ〜
君はなんていいやつなんだー
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- 81 : 2013/12/23(月) 08:23:14 :
- シュッ パシッ
アニ(やっぱり、リーチが違うな…)パシッ
アニ(でもコイツの格闘での癖は長年の付き合いで判る…)
ベルトルト「」シュッ
アニ「」サッ
アニ「…あのさ」シュッ
ベルトルト「ん?」パシッ
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- 82 : 2013/12/23(月) 08:32:39 :
- アニ「今日はライナーと一緒じゃないんだね」
ベルトルト「というか、最近一緒じゃないな…」
ベルトルト「ライナー、ずっとミカサに取られてたんだよ」シュッ
アニ「あぁ…」パシッ
アニ(きっと背もあるし、がたいもいいから投げたかったんだろう)
ベルトルト「今日も今日で、違う人に取られちゃたよ… 久しくライナーと対人格闘やってないなぁ…」
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- 83 : 2013/12/23(月) 08:35:56 :
- 期待!
-
- 84 : 2013/12/23(月) 08:38:55 :
- ベルトルト「やっぱり、次席・男子主席の人気は違うね」ヒュンッ
アニ「何言ってんの アンタだって男子次席じゃない」パスッ
アニ「いくらでもやろうと思ったら相手いると思うけどね」
ベルトルト「有り難う、女子次席」
アニ「あとベルトルトもライナー頼りすぎ だから変な噂が立てられるんだよ」
ベルトルト「…ははは…」
-
- 85 : 2013/12/23(月) 08:43:07 :
- ベルトルト「このまま順調にやって」シュッ
アニ「…」パシッ
ベルトルト「3人で故郷に帰れたらいいね」
アニ「」コク
アニ(そうだ、私には故郷に帰るという使命がある)
アニ(その為に、誰にもあまり関わらず、感情移入をしない)
アニ(…じゃないと後で痛い目を見るのは私だ…)
-
- 86 : 2013/12/23(月) 08:50:56 :
- コメントありがとうございます( ;∀;)
自分自身原作48話までしか読んでないので、おかしい所があるかもしれませんがにわか乙程度に思って欲しいです
-
- 87 : 2013/12/23(月) 08:57:20 :
……それから、対人格闘の時はミカサが積極的にエレンに誘うようになった
エレンを誘う度に彼女は嬉しいような…勝ち誇ったような微笑を浮かべる
それが私にとってはどうしたって話では無い
元々アイツが勝手に「教えて欲しい」と言ってきたんだ、私には関係の無い話
むしろせいせいするよ
――――
―――――――――――
――――――――――――――――――――
-
- 88 : 2013/12/23(月) 09:10:44 :
〜とある夜〜
ライナー「2人は調子はどうだ?順調か?」
ベルトルト「なんとか」
アニ「…まあまあ」
ライナー「そうか」
ライナー「あんまり2人とも無茶は控えろよ」
アニ「アンタもね」
ライナー「嫌、俺は最近調子がいいぞ 何故なら飛ばないからな…」
ベルトルト「ああ…」
アニ「…」
-
- 89 : 2013/12/23(月) 09:15:00 :
- ライナー「アニもな」
ベルトルト「えっ アニ、何か無茶とかしてるの?」
ライナー「俺が2週間半かけて読んだ本を1週間で読もうとする勢いだったからな」
ベルトルト「本って… あの赤いやつ?」
アニ「うん」
ベルトルト「2人とも読んでるのかー… そんなに面白いなら僕も読もうかな…」
-
- 90 : 2013/12/23(月) 09:20:42 :
- アニ「読んでもいいと思うけど、私は次エレンに回すし、ユミルも読みたいだのなんとか言ってたしね」
アニ「最低でも半月は待たなきゃいけないよ」
ベルトルト「そんなに人気の本なのか…」
アニ「いや、ユミルは下心の方が強いかな…」
ベルトルト「というのは?」
アニ「だいたいそこの人と同じ理由だと思うよ」チラリ
ライナー「」ビクッ
-
- 91 : 2013/12/23(月) 09:24:59 :
- ベルトルト「ライナー…ユミル…下心… …ああ…なるほど…」
アニ「ね」
ライナー「なんだよ! だってクリスタが、クリスタが俺に『本をとって欲しい』って言うから悪いんだよ!」
ライナー「共通の会話をしたいって思うのが悪いことなのかよ!」
ベルトルト「いや別にそこまで」
アニ「せっかくクリスタの名前を伏せてたのに」
ベルトルト「結構バレバレだけどね」
-
- 92 : 2013/12/23(月) 09:42:01 :
- アニ「でもあんまり情を移すのはどうかと思うけどね」
アニ「ライナー、アンタは良い奴だけどそこが心配だよ」
アニ「…いつかは殺さなきゃいけない相手なんだから」
ライナー「…判ってるよ」
ベルトルト「……」
アニ「そろそろ戻ろう、皆が心配してる」
-
- 93 : 2013/12/23(月) 10:06:18 :
- 〜女子寮〜
アニ「ただいま」
ミーナ「おかえりー! また今日もいつも通り散歩か!」
アニ「」コク
ミーナ「いつも散歩の時何も言わずにすぐいなくなるから、凄い心配なんだよね…」
ミーナ「まあちゃんと帰ってくるから大丈夫だとは思うけど!」
ミーナ「今度私も一緒に散歩行っていい?」
アニ「えっ……それは……」
-
- 94 : 2013/12/23(月) 10:07:58 :
- ユミル「駄目に決まってんだろ コイツは孤独を愛するからな」
ミーナ「えー まあ仕方ないか…」
アニ「あ、ユミル」
ユミル「ん? 何か用事か?」
-
- 95 : 2013/12/23(月) 10:14:45 :
- アニ「今私が読んでいる本、私の次にエレン、その次にアンタだと思うけど」
ユミル「そうだな もうエに死に急ぎ野郎に話つけておいた」
アニ「その次、ベルトルトか回して欲しいんだって」
ユミル「ベルトルさんがか? んー了解了解」
ユミル「…まあ、自分的には後の人より今の人の読んでる状況が気になるがな…」
アニ「あともう少しで終わるよ…」
ユミル「おーそーか エレンに回す時も急かしておいてくれよ? アイツ、少し文章読む遅いような気がするからな」
ユミル「それに、近々やる雪山での訓練とも被って欲しくねえしよ」
アニ「…判った」
アニ(そうか、もう直ぐそんな訓練があるのか…)
-
- 96 : 2013/12/23(月) 10:16:16 :
- >>95
誤 ユミル「そうだな もうエに死に急ぎ野郎に〜
正 ユミル「そうだな もう死に急ぎ野郎に〜
です
-
- 97 : 2013/12/23(月) 10:22:02 :
- 期待でぇーす
-
- 98 : 2013/12/23(月) 12:14:05 :
- アニ「」ペラッ
アニ「…」
アニ(心無しか、前よりもペースが上がった気がする)
アニ(多分、何日か前のミカサの激昂からだ…)
アニ(…そういえば、それからエレンとまともに話をしていない)
アニ「」ペラッ
アニ(これを渡す時に話が出来るかな…)
-
- 99 : 2013/12/23(月) 12:18:11 :
- アニ「」ハッ
アニ(何考えてるんだ私…!)ブンブン
アニ(エレンが読む事なんか関係ない、それなのに…!)
アニ「…」
ライナー『共通の会話をしたいって思うのが悪いことなのかよ!』
アニ(なんで今それを思い出すかな…)ハァ
-
- 100 : 2013/12/23(月) 12:58:54 :
- 面白いよ!
期待期待♪
-
- 101 : 2013/12/23(月) 18:17:17 :
- すごくいい
続き期待してます
-
- 102 : 2013/12/23(月) 19:57:53 :
わぁい
コメントありがとうございます(*´ω`*)
-
- 103 : 2013/12/23(月) 20:05:56 :
――――――――――――――――――――
―――――――――――
―――
アニ「」ペラッ
アニ「」パタム
アニ(読み終わった…)
アニ(最後の佳境でどうしてもいい読み切りたくて、消灯時間を超えてしまった)
アニ「」ファアァ
アニ(寝よう 明日の座学が辛くなる…)
アニ「っと、その前に水を飲みに行こう」
-
- 104 : 2013/12/23(月) 20:08:27 :
- ザッザッザッザッ
アニ「肌寒い… もう一枚羽織れば良かったね…」
アニ「…空が明るい…」
アニ(もう月があんなに丸い。 近々満月になるかな)
アニ「あれ…井戸に誰かいる…」
アニ「!!」
-
- 105 : 2013/12/23(月) 20:11:49 :
- エレン「誰かと思ったらアニか…」
アニ「エレン… どうして井戸なんかにいるのさ」
エレン「消灯時間まで男子と馬鹿やっててさ、もうこんな時間なのに興奮して寝れなくて、落ち着く為に水を飲もうと思ったんだよ」
エレン「アニは?」
アニ「私も喉が渇いて…」
エレン「ふうん」
-
- 106 : 2013/12/23(月) 20:22:25 :
- アニ「エレン」
エレン「なんだ?」
アニ「本、読み終わったよ」
エレン「ホントか?」
アニ「」コク
エレン「そうか!俺凄く楽しみにしてたんだ!」
アニ「そ、そう…」
-
- 107 : 2013/12/23(月) 20:23:20 :
- 期待!
-
- 108 : 2013/12/23(月) 21:23:14 :
- アニ「…また明日の朝食の時に渡すから…」
エレン「判った」
アニ(なんだか数日話していないだけなのに、話せるのが嬉しいような… でも話そうとすると、途切れ途切れになって、まともに話せない…)
アニ(顔だって毎日見てるのに、いざ改めて意識してエレンを見ようとしても、顔を直視する事が出来ない …前みたいに面と向かって話したいのに)
アニ(矛盾してるね… …全く、笑えるよ…)
エレン「アニ?」
アニ「」ビクッ
エレン「どうしたんだ?下向いて…」
-
- 109 : 2013/12/23(月) 21:27:33 :
- アニ「…別に」フイッ
エレン「ならいいが」
ピュルルル…
アニ(寒…)
アニ「」ヘックシ
エレン「だ、大丈夫か!?」
アニ「…ちょっと寒かっただけだよ」
エレン「最近めっきり寒くなったからな それにアニ、お前夜の外に出るにしては寒そうな格好してるしな」
アニ「ここまで寒いなんて思わなかったんだよ…」
-
- 110 : 2013/12/23(月) 21:31:29 :
- エレン「」バサッ
アニ「エレン!?」
エレン「ほらよ」ポイッ
アニ「」パサッ
アニ「これって、アンタの上着じゃ」
エレン「それ貸してやるよ」
アニ「え…でも…そうすると、アンタが…」
エレン「お前は今から水を飲むんだろ? 俺はもう帰るだけだしな 明日本と一緒に返してくれたらいいからよ」
エレン「じゃあな、おやすみ、アニ」ヒラヒラ
アニ「ち、ちょっとエレン!」
ザッザッザッザッ
-
- 111 : 2013/12/23(月) 21:38:19 :
- アニ「…行っちゃった…」
アニ「誰が死に急ぎ野郎なんかの上着を…」
ピュルルル…
アニ「…」
アニ「」モソモソ
アニ「…暖かい」
アニ(さっきまでアイツが着てたからか、尚暖かい)
アニ(それに、普段身近に感じる男子の身長が最大級過ぎて、アイツの身長なんか低いと思ってたけど、こうやって着てみると、やっぱり私と比べたら全然違うね…)
アニ「…」
アニ「もう、帰ろ…」
-
- 112 : 2013/12/23(月) 21:42:14 :
ミーナ「アーニー! おーきーてー!」ユサユサ
アニ「……ん、……」
アニ(…もう朝か…)
ミーナ「おはよう、アニ!」ニコッ
アニ「…おはよ」
アニ「アンタは朝から元気だね…」
ミーナ「アニが元気無さ過ぎなんだよ!」
アニ「…」
-
- 113 : 2013/12/23(月) 21:42:50 :
- 頑張って♪
-
- 114 : 2013/12/23(月) 21:51:55 :
- ミーナ「ん?この枕元の上着、アニの? …にしてはちょっと大きいよね」
アニ「…それ? ……それは、エレンが…」ハッ
ミーナ「エレン?」
アニ(こいつは何時ぞやのユミルとは違って脳内がお花畑なんだ うっかり口を滑らせて、余計な詮索をされたら困る)
アニ(……困る?)
アニ(そういえば、別にやましい気持ちなんてないんだ どうして隠す必要があるんだろう… それに、私が恋愛沙汰に興味が無いってミーナも重々承知なんだし…)
アニ「…井戸で昨晩たまたまエレンに会って、その時に寒かったから貸してもらった」
ミーナ「ナルホド〜」
-
- 115 : 2013/12/23(月) 22:14:16 :
- ミーナ「エレンって、時々女の子に優しいもんね 私も同じ班だから、偶に優しくされるとドキってしちゃうよ」
ミーナ「まあ、そんなトキメキ、アニには関係ない話だろうけどね…」
アニ「…」
アニ(ほらね、詮索なんか無かった)
ミーナ「はは、こんな事、ミカサが居たら言えないや 居ないよね?大丈夫だよね?」キョロキョロ
アニ「…大丈夫だよ」
ミーナ「あー!良かった! さ、早く支度して朝ごはん食べに行こう!」
アニ「」コク
-
- 116 : 2013/12/23(月) 22:50:02 :
コメント有難うございます( ´∀`)
当初の計画と話の着地点が変わったので、スレタイに合わなくなる気がするので「(仮)」を…
-
- 117 : 2013/12/24(火) 00:48:56 :
- すげー楽しみ!
むっちゃ期待してます!
-
- 118 : 2013/12/24(火) 06:55:05 :
- きたいきたい!
-
- 119 : 2013/12/24(火) 23:28:25 :
〜食堂〜
アニ(エレンに本と上着を渡さないと…)キョロキョロ
ミーナ「ん? この本は?」
アニ「エレン、私の次にこの本読みたいって言ってたからね 上着と一緒に渡すんだ」
ミーナ「ふーん」
ミーナ「あっ あそこにエレンとアルミンが居るよ」
アニ(ミカサは居ないのか… 少しだけホッとするよ…)
アニ(この上着の事を深く追及しそうだからね…)
ミーナ「渡しておいでよ 私、アニの分の朝ごはんもとっとくから」
アニ「ありがと」
ミーナ「いえいえ」
-
- 120 : 2013/12/24(火) 23:29:54 :
- タッタッタッ
アニ「アルミン、おはよう」
アルミン「あっ、おはようアニ」
アニ「…エレンも、おはよう」
エレン「ああ、アニ、おはよう」
アニ「」ドキッ
アニ「」ハッ
アニ(何ドキッてしてんだよ私は…! これはただの挨拶!今の何処にドキッとする要素があったっていうんだ…!)
アニ(というかドキッって何ドキッて!!)
アニ(落ち着け私、平常心で…)
アニ「はい、エレン、これ」スッ
エレン「おー、ありがとよ」
-
- 121 : 2013/12/24(火) 23:30:15 :
- エレン「面白かったか?」
アニ「…最初は、ありきたりでちょっと飽きるけど、中盤あたりで盛り上がる…」
エレン「成る程な 飽きずに根気良く読めって事だな」
アニ「」コク
アルミン「あ、これってライナーが前読んでた本だよね?人気なの?」
エレン「人気というか、そのライナーが読んでるのを見て気になったっていうか…」
アニ「…私も」
アルミン「ふうん… 僕もエレンの次に読んでみようかな…」
エレン「いや、それが俺さ、ユミルに『次回せ』って言われてるんだよな…」
-
- 122 : 2013/12/24(火) 23:31:56 :
- アニ「その次はベルトルトが読みたいんだって」
アルミン「予約だらけだね… でもいいや、僕も前々から気になったからまた回して貰おうっと」
アニ「…あ、そうだ、あとこの上着も…」
エレン「ん」
コニー「うわ、やめろサシャ!!」
サシャ「パァンください!!」ドンッ
アニ「!?」パッ
-
- 123 : 2013/12/24(火) 23:32:25 :
- パサッ…
サシャ「ごめんなさいアニ! 待ってくださいコニー!!」ダダダダ
アルミン「もう、食堂で暴れないでよ!」
アルミン「アニ、大丈夫だった?」
アニ「うん、でも上着が下に…」スッ
エレン「ったくアイツらは朝から…」スッ
アニ「!」パッ
アニ「ご、ごめん」
エレン「…こっちこそすまん」
アニ(う、上着取ろうとしたら、同じように取ろうとしたエレンの手に触れてしまった…!)
アニ(どうしよう、どうしよう…!)
-
- 124 : 2013/12/24(火) 23:46:52 :
- アニ「その、エレン…」
エレン「?どうしたアニ…って、大丈夫か!?」
アニ「え…?」
エレン「凄い顔が赤いぞ! 熱でもあるんじゃないか!?」
アニ「ぇ、ね、熱なんか、あれ…?」
アニ(熱なんか無い、でも何だか凄い暑い…)
アニ(とにかく、早く逃げたい!ここに居たくない、エレンに見られたく無い…!)
アニ「だ、大丈夫だよ、心配かけたね」
エレン「本当に大丈夫か?」
アニ「…」コク
-
- 125 : 2013/12/24(火) 23:47:13 :
- アニ「じゃ、私、まだご飯食べてないし」
エレン「お、おう、無茶すんなよ」
アニ「…う、ん」クルッ
タッタッタッ
エレン「大丈夫かあいつ…」
アルミン「もー、全くあのサシャとコニーは…!」
アルミン「あれ?アニは?」
エレン「朝飯食いに言った 何か調子悪そうだったな」
アルミン「うーん… そういう風には思わなかったけど…」
-
- 126 : 2013/12/24(火) 23:47:29 :
- タッタッタッタッ
ミーナ「あっ!お帰り、アニ…ってちょっとどうしたの!? 凄く顔が赤いけど!?」
アニ「…判らない」
アニ「でも、ちょっと暑い、かも…」
ミーナ「えぇえ!? 大丈夫!?」
アニ「それも判らない…」
ミーナ「と、とりあえず医務室言った方がいいよ!」
アニ「…そうする」
ミーナ「…私、今の季節にしたらアニの寝巻き薄いなって思ったんだよ…」
アニ「…」
アニ(風邪? ううん、食堂に来た時はいつも通りだった でもなんで…?)
-
- 127 : 2013/12/24(火) 23:50:10 :
- 読んくださる方有難うございます!
地の文が苦手なので会話とオノマトペのみですが難しい…
-
- 128 : 2013/12/24(火) 23:50:22 :
- いいねいいね
-
- 129 : 2013/12/25(水) 00:14:41 :
- 大丈夫大丈夫!
期待です!
-
- 130 : 2013/12/25(水) 04:44:05 :
- アニも鈍感だな・・・
そこがまたかわいいんだが
-
- 131 : 2013/12/25(水) 09:00:40 :
- アニきゃわわ
-
- 132 : 2013/12/26(木) 11:20:15 :
- めっちゃ期待!!
-
- 133 : 2013/12/29(日) 19:22:26 :
- 期待!
-
- 134 : 2013/12/30(月) 16:35:34 :
~医務室~
医務官「うーん…」
医務官「特に病気やらの症状は見られないが…」
ミーナ「えぇえ…!あんなに辛そうだったのに!」
アニ「ミーナ、煩い」
医務官「でも脈拍は正常だし、体温も平熱…」
ミーナ「うーん、私の見間違えだったのかな…」
ミーナ「でもアニ自身『調子悪い』っていってたし…」ウーン
-
- 135 : 2013/12/30(月) 16:42:47 :
- 医務官「仮病、とか…?」
アニ「なっ…そんなこt」
ミーナ「とんでもない!」
ミーナ「レオンハートはいつも真面目に訓練取り組んでますし、それに4番目の成績だし、女子でも2番目に成績良いし」
ミーナ「いつもコツコツと陰で努力してます!」
ミーナ「そんな事するような人じゃありません!」
アニ(ミーナ…)
医務官「分かったよ、キャロライン訓練兵。この子が実際に調子悪かった事は理解した。」
医務官「休むか?レオンハート訓練兵」
-
- 136 : 2013/12/30(月) 16:49:06 :
- アニ「私は…」
ミーナ「休んだ方がいい!絶対休んだ方がいい!」
ミーナ「もしかするとさっきのは風邪の兆候かも知れないし…」
ミーナ「もしアニが風邪で倒れたら、私、私…」
アニ「」ハァ
アニ「判ったよ…」ハァ
医務官「…じゃあレオンハート訓練兵、ここに休む理由書いて」
医務官「あと二人は朝食食べたか?」
ミーナ「あっ まだだ…!」
医務官「それじゃあ、キャロライン訓練兵は自分のを食べ終わった後でいいからこの子の朝食をここに運んでほしい」
ミーナ「判りました」ケイレイ
ミーナ「す、直ぐに食べてくるからね…!」ダッ
-
- 137 : 2013/12/30(月) 16:50:52 :
- キャロラインって何?www
-
- 138 : 2013/12/30(月) 16:51:43 :
- アニ「書けました」
医務官「はい、じゃあこのベッドを使って」
アニ「」コクン
医務官「レオンハート訓練兵」
アニ「なんでしょう」
君はいい友達を持ったね」
アニ「…」
アニ「…はい」
アニ(…)
-
- 139 : 2013/12/30(月) 16:53:35 :
- >>137
あれ、ミーナってキャロラインが名字じゃなありませんでしたっけ…
違ったら\(^o^)/
-
- 140 : 2013/12/30(月) 17:10:47 :
- だんだんキャロラインじゃなくてキャロライナな気がしてきた…
多分キャロライナ…
脳内補正お願いしますorz
-
- 141 : 2013/12/30(月) 17:34:16 :
- ミーナ・カロライナだよ
-
- 142 : 2013/12/31(火) 22:45:28 :
- 期待!
-
- 143 : 2014/01/02(木) 17:28:36 :
- 明けましておめでとうございます!
そして間違いの訂正有り難うございます…
やっぱりうろ覚えってダメですね…
それではノロノロ更新していきたいと思います
-
- 144 : 2014/01/02(木) 17:31:05 :
アニ「」パクッ
アニ「」モグモグ
ミーナ「どう?」
アニ「どうって…別にいつも通りの味気の無い朝ごはんの味だけど…」
ミーナ「ちがーう! 全部入るの?って聞いてるの!」
アニ「まあ、入るよ」
ミーナ「そ。それなら良かった」
ミーナ「また昼ご飯の時も持ってくるね」
アニ「」パクッ
-
- 145 : 2014/01/03(金) 12:07:57 :
- 期待!
-
- 146 : 2014/01/05(日) 15:21:17 :
- 支援!
-
- 147 : 2014/01/09(木) 07:11:16 :
- 期待と支援です!
-
- 148 : 2014/01/17(金) 20:33:52 :
- アニ「」パクッ
アニ「」モグモグ
ミーナ「」ニコニコ
アニ「…」
アニ「あのさあ…」
ミーナ「ん?」ニコニコ
アニ「そうやって眺めるの、やめてくれない?」
ミーナ「えっ あっ? あ、ごめんごめん」
アニ「」フー
-
- 149 : 2014/01/17(金) 20:35:52 :
- ミーナ「全部食べられる?」
アニ「ま、まあ…」
ミーナ「良かった」ホッ
アニ「」モグモグ
ミーナ「」ニコニコ
アニ「……あのさ」
ミーナ「今度は何?」
アニ「座学、行かなくてもいいの?」
ミーナ「あっ!!」
アニ「…」
-
- 150 : 2014/01/17(金) 20:39:03 :
- ミーナ「じゃ、じゃあまた後でね!」
アニ「…」
――バタバタバタ
アニ「騒がしいよ全く…」ハァ
アニ「」パクッ
アニ「」モグモグ
アニ「…」
-
- 151 : 2014/01/17(金) 20:48:06 :
アニ(ご飯全部食べれた)
アニ(体の異常は無し。…多分)
アニ「」フアァ
アニ(なんか仮病かと思われたし、私だって仮病な気がするけど)
アニ(最近寝不足だったんだ いい休憩時間だと思おう)
アニ「」ゴソゴソ
-
- 152 : 2014/01/17(金) 20:51:17 :
- アニ(でも、さっきの妙な熱っぽさと動悸は何だったんだろう)
アニ(…エレンの手を触れた時に、一瞬)
アニ(直ぐに治ったから良かったけどさ ずっとあれだったら大変だったよ)
アニ(巨人の治癒能力は身体だけじゃなくて中身もなんだろうか…)
アニ(…嫌、そんな筈は無い、と思う)
アニ(…解らない、な…)
アニ「」スゥ...
アニ「」zZ
-
- 153 : 2014/01/17(金) 20:57:13 :
- ――――――――――――――――――
――――――――
…――アニ――アニ―…
アニ「…ん…」
ライナー「お、起きたぞ」
ベルトルト「おはよう、アニ」
アニ「…ライナー、ベルトルト…」
ベルトルト「体調崩したって聞いたから、見に来たんだ」
アニ「…そう」
ライナー「調子はどうだ?」
アニ「大丈夫」
アニ「次の……馬術には出れると思う」
ベルトルト「そう、良かった」
-
- 154 : 2014/01/17(金) 21:00:10 :
- ライナー「取り合えず、昼食ここに置いておくな」
アニ「うん」
アニ「…あれ?ミーナじゃないの?」
ベルトルト「ああ、僕らが代わりに持って行くって言ってきたよ」
アニ「成る程ね」
アニ(…全く親しく無い長身&成績優秀男子×2に話しかけられたミーナ、さぞかしビビっただろうに…)
-
- 155 : 2014/01/17(金) 21:02:00 :
- ベルトルト「まあ、食べなよ」
アニ「うん」コクリ
アニ「…いただきます」パクッ
アニ「」モグモグ
アニ「…ねえ」
ライナー「なんだ?」
アニ「私達の…その、力についてだけど…」ボソボソ
ベルトルト「?」
-
- 156 : 2014/01/17(金) 21:05:04 :
- アニ「体の怪我は治るよね?」ボソボソ
ライナー「まあ…治るな」ボソボソ
ベルトルト「治るね」ボソボソ
アニ「じゃあ、病気とかは?」ボソボソ
アニ「例えば、動悸とか…」
ベルトルト「うーん… そんな事は無いと思うな…」ボソボソ
ライナー「それが治るんだったら、ベルトルトの多汗症も直ぐに治る気がするが」ボソッ
アニ「……確かに」
ベルトルト「…」
-
- 157 : 2014/01/17(金) 21:10:31 :
- ベルトルト「僕のそれはおいておいて…」
ベルトルト「一体、どうかしたの?」
アニ「嫌、私のしんどいが症状直ぐに治ったから」
アニ「関係あるのかと思って」
ライナー「病気、なあ…」
ライナー「あれじゃないか?お前最近寝不足だからそれで一瞬疲労が出たんじゃないか?」
アニ「疲労…」
ベルトルト「そうだよ 本を読む事はいい事だけど、ほとほどにしないと」
アニ「…うん」
-
- 158 : 2014/01/17(金) 21:16:26 :
- アニ「まあ、読み終わったしね」
ライナー「そうか だったら尚更達成感でどっと疲れが出たんだろうな」
アニ「成る程…」
ベルトルト「読み終わったんなら僕の番も直ぐだね」
アニ「それはどうだろ」
アニ「今度の雪山での訓練に被らなければいいけれど」
ベルトルト「あっ…それもあるのか…」
ライナー「被っちまったら当分読めないな」
アニ「そうだね」
ライナー「こういう時は一番いい所の時に被る事が多いよな」
アニ「多い多い」ウンウン
ベルトルト「やめてくれよ二人揃って!」
ライナー「まあ頑張れ」ハハハ
ベルトルト「僕一人じゃ早く読めないよ…」ハァ
-
- 159 : 2014/01/18(土) 05:15:23 :
ミーナ「あっ、アニ!」
アニ「…ミーナ」
ミーナ「もう調子は大丈夫なの?」
アニ「」コクリ
ミーナ「そっか、良かった」
-
- 160 : 2014/01/18(土) 05:18:24 :
- ミーナ「…」チラッ
アニ「?」
ミーナ「あのね…」
アニ「…どうしたのさ」
ミーナ「うー…」
アニ「…」
ミーナ「あの、成績優秀長身コンビとアニって仲良いの?」
アニ「え?」
アニ(…あまりあの二人と関わりがある事はバレたく無かったけど、まあ、仕方ない、か…)
アニ「まあ、ね…」
-
- 161 : 2014/01/18(土) 05:22:57 :
- ミーナ「ミカサやエレンやアルミンみたいに、小さい頃から仲が良かったの?」
アニ「まあ、うん…」
ミーナ「へ、へえ…!」
アニ「しー、…周りにあんまりその事言ってないから…」
ミーナ「わ、解った…!」ヒソヒソ
ミーナ「…あのさ」ヒソリ
アニ「何?」ヒソッ
ミーナ「アニ的には、どっちが好み…?」ヒソヒソ
アニ「はあ?」
-
- 162 : 2014/01/18(土) 05:26:29 :
- アニ「好みって…え?」
ミーナ「だーかーらー!どっちが好きかとか…!」
ミーナ「ライナー…とベルトルト…だっけ?」
アニ「うん」コクリ
ミーナ「アニ的にはどっちが好きなの?」ヒソリ
アニ「どっち…って…」
アニ「…別に」
ミーナ「えぇえ…」
-
- 163 : 2014/01/18(土) 05:31:48 :
- アニ「」ハァ
アニ「何期待してたの?」
ミーナ「い、いやぁ別に~」
アニ「…」
ミーナ「でもなんか勿体無いなあ…」
アニ「?」
ミーナ「ライナーは次席で、頼れる兄貴分って話だし、ベルトルトも成績3番目、身長が高いし顔は悪くないし…」
ミーナ「うーん、そんな男子と幼馴染みが羨ましい…」
アニ「…」
ミーナ「あ、アニも4番だしね!」
ミーナ「…アニといい、ミカサ達といい、成績優秀者は優秀者で固まる法則があるのかしら…」
-
- 164 : 2014/01/18(土) 05:37:50 :
- アニ「」ハァ
アニ「…ほら、色々言ってる暇があるなら厩舎に行くよ」スタスタ
ミーナ「あっ、まってよアニ!」
アニ「…」スタスタ
アニ(『どっちが好み』、か…)
アニ(考えた事無かった…)
アニ(三人で一緒、そう考えていたから、どっちかに特別な想いとかそんなの持つなんて…)
アニ(って、私なに考えてるのさ…)ハァ
ミーナ「どうしたの、アニ?」
アニ(アンタのせいだね…)キッ
ミーナ「」ビクッ
アニ(だから、こういう話はロクな事は無いよ…)
-
- 165 : 2014/01/18(土) 19:51:45 :
クリスタ「あ、アニ もう本を読み終わったの?」
アニ「まあ」
クリスタ「ね?面白かったでしょう?」
アニ「なかなか」
ユミル「ほー… お前読み終わったのか」
アニ「…なんだか上機嫌だね」
ユミル「私も、すぐ読めるんだしな」
クリスタ「ふふ、凄く面白いわよ、ユミル」
ユミル「そうか 楽しみだ」
-
- 166 : 2014/01/18(土) 19:54:47 :
- ユミル「そういや、アニ」
アニ「何?」
ユミル「エレン… あいつに『早く読んでくれ』って頼んでくれたか?」
アニ「…あ」
ユミル「その様子じゃ、言ってないみたいだな」
アニ「…ごめん …でも、その後直ぐに調子が悪くなったんだよ」
クリスタ「そういえば、座学の時間休んでたものね」
ユミル「…の割りには午後は軽快に馬に跨がってたじゃねえか」
-
- 167 : 2014/01/18(土) 19:58:06 :
- アニ「だってそれも直ぐに治ったし」
クリスタ「凄い!早いね…」
アニ「…まあ、そういう体質…?て言えばいいのかな」
ユミル「…変な体質だな」
アニ「まあ、私はアンタやクリスタよりよっぽど変な体質だと思うよ」
クリスタ「? へえ よく解らないけどね、ユミル」
ユミル「…そうだな」
-
- 168 : 2014/01/18(土) 20:05:31 :
- ユミル「…ん?」
ユミル「お前、あいつに本を渡して直ぐ調子悪くなったのか?」
アニ「そうだけど」
ユミル「でも直ぐに良くなったんだな?」
アニ「だから何?」
ユミル「症状は?」
アニ「症状?」
アニ「えっと…」
クリスタ(なんだかユミル、お医者さんみたい…)
-
- 169 : 2014/01/18(土) 20:07:35 :
- アニ「症状は…動悸と…熱っぽさ…」
ユミル「ほう?」
ユミル「原因は何か解るか?」
アニ「いや…」
ユミル「そうかそうか」ニヤニヤ
アニ「…」
アニ(何この笑み、怪しい)
クリスタ(ううん…お医者さんっていうより… 探偵?)
-
- 170 : 2014/01/21(火) 23:55:52 :
- おもしろい!期待!
-
- 171 : 2014/01/25(土) 09:22:41 :
- 期待!
-
- 172 : 2014/02/03(月) 06:44:33 :
- 期待!
-
- 173 : 2014/02/05(水) 19:46:10 :
- お久しぶりです
まだ更新した方がいいですかね??
ご希望があれば更新しますが、必要ないならば消そうと思います
コメントよろしくお願いします
-
- 174 : 2014/02/08(土) 22:25:54 :
- 更新してください!お願いします!
-
- 175 : 2014/02/08(土) 22:39:44 :
- 俺からもお願いします!
いい作品なのに消すなんて勿体ない!
-
- 176 : 2014/02/09(日) 11:01:52 :
- 期待!
-
- 177 : 2014/02/09(日) 22:04:00 :
- 何故消そうとするんだ!
-
- 178 : 2014/02/10(月) 13:07:34 :
- 消さないで!
-
- 179 : 2014/02/10(月) 14:03:49 :
- こんにちは
みなさんコメント有難う御座います
もう中盤まで来てるのでせっかくなのて消さずにこのまま投稿したいと思います
-
- 180 : 2014/02/10(月) 14:07:09 :
- ユミル「もう一回聞くぞ」
ユミル「いつ発症した」
アニ「…死に急ぎ野郎に本を渡した時」
ユミル「いつまで続いた」
アニ「直ぐに治った」
ユミル「症状は」
アニ「…動悸と熱っぽさ…」
ユミル「で、理由は不明、か」
アニ「…そうだよ」
-
- 181 : 2014/02/10(月) 14:10:09 :
- ユミル「うーん」
アニ「…もういい?」
ユミル「うーん」
アニ「…アンタに相談した私が馬鹿だったよ…」
ユミル「まあ待て」
アニ「…」
ユミル「その病気、何か解ったって言ったら、聞きたいか?」
アニ「!」
クリスタ「え?解ったのユミル!」
ユミル「なんとなくな」
-
- 182 : 2014/02/10(月) 14:14:45 :
- アニ「…ユミルの事だからロクな事言いそうじゃないね」
ユミル「何言ってんだ、私はいつだって本気だよ」
クリスタ「何?何の病気?アニは大丈夫なの?」
ユミル「落ち着けクリスタ この病気はほっときゃ治る」
ユミル「ま、悪化もするが…」ボソッ
アニ「…その病気、何か教えてくれる?」
ユミル「え〜〜 どうしよっかなあ〜〜」
クリスタ「もう、はぐらかさないで、教えてあげなさい!」
ユミル「はいはい、クリスタさんがそう仰有るなら教えてやるか」
-
- 183 : 2014/02/10(月) 14:17:26 :
- ユミル「ただし…」チラッ
クリスタ「?」
ユミル「私とアニのふたりだけで、な」
アニ「…」
クリスタ「えええ…」
ユミル「この病気で死にやしねえよ」
クリスタ「…判った」
クリスタ「後で何の病気だったか教えてね、アニ」
アニ「」コクリ
タッタッタッタッ…
-
- 184 : 2014/02/10(月) 14:21:13 :
- ユミル「…さて、2人きりになったな」
アニ「で、一体何を企んでるのさ」
ユミル「そんなカッカすんなって」
ユミル「これでも、優しい優しいユミル様の最大の配慮なんだからさ」
アニ「…そうとは思わないね」
アニ「アンタの事だから、クリスタには言えないような取引をするんじゃないの?」
ユミル「ばぁか しねえよそんな事」
ユミル「…むしろ、この情況が一番楽しい」
アニ「…?」
-
- 185 : 2014/02/10(月) 14:22:44 :
- アニ「じゃあさっさと私の体の不調を教えて」
ユミル「そうだな、単刀直入に言おう」
アニ「…」
ユミル「それは ……恋の病だ」
アニ「」
アニ「…は?」
-
- 186 : 2014/02/10(月) 14:26:24 :
- アニ「…さて、こんな戯言を言うユミルは放っておいて、私も宿舎に帰ろう」
ユミル「待て待て待て」ガシッ
ユミル「なんだよ、折角教えてやったっていうのに」
アニ「…変な事言うんじゃないよ」
アニ「誰が?誰に?恋?」
ユミル「お前が、エレンに、恋」
アニ「今日の夕飯は…」
ユミル「だから待てって」
-
- 187 : 2014/02/10(月) 14:41:52 :
- アニ「」ハァ
ユミル「なんだよ、納得してないのか?」
アニ「当たり前」
アニ「ユミル、一つ聞くけど、それは自分の経験から判断した事?」
ユミル「…自分の経験?恋の病か?」
アニ「」コクリ
ユミル「そんな事無いに決まってるだろ、気持ち悪い」
-
- 188 : 2014/02/10(月) 15:33:01 :
- アニ「だったら、経験も無いのに決めつけないで欲しいね」
ユミル「経験は無いけどな」
ユミル「私だって伊達にミーナやクリスタとのお花畑な話をいつも聞いている訳じゃないんだ」
ユミル「お前と違ってそっちの知識はあるつもりなんだがな?」
アニ「…」
アニ「馬鹿らしい」
ユミル「ん?」
-
- 189 : 2014/02/10(月) 15:42:06 :
- アニ「私は浮かれる為に訓練兵団に来たんじゃない」
アニ「恋だの愛だのそんなものの為にここに来たんじゃないよ」
ユミル「正論だ…しかし、厳しい意見だな 少しは肩の荷を下ろした方がいいと思うぞ?」
ユミル「…青春は今だけなんだからな」
アニ「恋に興味が無いアンタに言われても説得力0だけど」
ユミル「ははは、たしかにな、参ったわ」
ユミル「お前を説得させる為に恋するなんか御免だ」
アニ「そうかい」
-
- 190 : 2014/02/10(月) 15:55:41 :
- ユミル「ま、年長者の有難いお言葉としてとっておいてくれ」
アニ「アンタと私とじゃ1歳しか変わらないけど」
ユミル「…それでもだよ」
ユミル「さて、愛しいクリスタが待ってる宿舎に帰るか」
アニ「…こんなくだらない話をするために2人きりになったの?」
ユミル「そうだ」
ユミル「さすがにクリスタの前だとアイツが1人興奮すると思ったからな それはそれで色々面倒だろ?」
アニ「まあ…」
ユミル「きっかけは作った あとはどう転ぶか、だ」
アニ「何の話?」
ユミル「なんでもねえよ 独り言だ」
-
- 191 : 2014/02/10(月) 16:00:05 :
- 期待!
-
- 192 : 2014/02/10(月) 16:16:11 :
オヤスミー オヤスミナサイマセー
アニ「」ゴロン
アニ「…」
ミーナ『アニ的にはどっちが好きなの?』
アニ(ライナーとベルトルト、どっちが好き、か…)
アニ(強いて言うならどっちも好き 私の大切な幼馴染)
アニ(でも、それ以上なんかじゃない)
アニ(そんな目では見れない)
-
- 193 : 2014/02/10(月) 17:06:06 :
- アニ(幼馴染をどうしてそんな目では見れるの?)
アニ(小さい頃から知ってるからこそ、惚れるの?)
アニ(そんなの私には無理)
アニ(小さい頃を知ってるからこそ、信頼できるけれど、知りすぎて、惚れれない)
アニ(でもミカサは、幼馴染のエレンが好き)
アニ「」ハァ
-
- 194 : 2014/02/10(月) 17:09:29 :
- アニ(私は?)
アニ(私は…)
アニ『誰が?誰に?恋?』
ユミル『お前が、エレンに、恋』
アニ「…っ!」バサッ
アニ「…」
アニ「ユミルめ…」
アニ「…」ゴソゴソ
-
- 195 : 2014/02/10(月) 17:11:05 :
- アニ「…」
アニ「…」
アニ(なんだか目が覚めてしまった…)
アニ(ていうか、午前中ずっと寝てたから、眠く無いっていうか…)
アニ(少し、散歩するかな)
-
- 196 : 2014/02/10(月) 18:10:29 :
- 期待ヽ(´ー`)ノ
-
- 197 : 2014/02/10(月) 19:57:14 :
ザッザッ
アニ(今日はちゃんと着込んできた)
ピュルル
アニ「…」
アニ(寒っ…)
アニ「あれ、井戸に人影が…」
アニ(もしかして、あの背格好は…)
-
- 198 : 2014/02/10(月) 19:59:02 :
- アニ「ベルトルト?」
ベルトルト「あ、アニ」
アニ「どうしたの、こんな夜遅くに」
ベルトルト「水を一杯飲みにね アニは?」
アニ「目が覚めたから散歩」
ベルトルト「なる程」
-
- 199 : 2014/02/10(月) 20:02:28 :
- ベルトルト「もしかして、まだ体調悪い?」
アニ「嫌、大丈夫」
ベルトルト「そう、だったら良かった」
ベルトルト「でもライナーが寝不足が原因って言ってたからね、早く寝ないと」
アニ「午前中ずっと寝てたからあんまり眠くないけど」
ベルトルト「はは、だったら昼夜逆転するよ」
アニ「かもね」
-
- 200 : 2014/02/10(月) 20:06:26 :
- アニ「それに原因は寝不足じゃなくて…」
ユミル『恋の病だ』
アニ「」ブンブン
アニ(違う違う違う)
ベルトルト「アニ?」
アニ「…何でもない」
-
- 201 : 2014/02/10(月) 20:11:30 :
- アニ「…あのさ、ベル」
ベルトルト「ん?」
アニ「ミーナの代わりにご飯とか持ってこなくてもいいから」
ベルトルト「僕らだってアニが心配だからね」
アニ「そうだけど…」
アニ「ミーナがしつこかった」
ベルトルト「というと?」
アニ「ベルトルトとライナー、どっちが好み〜とか、どっちが好きなの〜とか…」
ベルトルト「へえ」
-
- 202 : 2014/02/10(月) 20:18:07 :
- ベルトルト「…因みに、アニはなんて答えたの?」
アニ「『別に』って」
アニ「3人でずっと一緒だったから、どっちかが特別、どっちかが好み、なんてそんな事おもってなかった」
アニ「だから、今更…」
ベルトルト「…」
-
- 203 : 2014/02/10(月) 20:36:31 :
- 取り敢えずここまで
-
- 204 : 2014/02/10(月) 21:28:53 :
- オモシロイ!
-
- 205 : 2014/02/12(水) 15:56:28 :
- ベルトルト「アニはさ」
アニ「?」
ベルトルト「恋とか愛とかどう思う?」
アニ「…ベルトルト、らしくない」
ベルトルト「ですよねー… でもだよ」
アニ「私は、くだらないと思う」
ベルトルト「なんで?」
-
- 206 : 2014/02/12(水) 21:17:23 :
- アニ「愛だけじゃ人は生きていけない」
ベルトルト「そりゃそうだ」
アニ「それに」
アニ「それに、私がもしその、…こい…なんかしても、いつかは殺さなくちゃいけない」
ベルトルト「そうだね」
アニ「他にも」
アニ「…ライナーは、クリスタの事を良く思っている」
アニ「ライナーなりに判ってるつもりなんだろうけど、いつかはクリスタも殺さなくてはいけない」
アニ「なんだか、見ていて嫌」
-
- 207 : 2014/02/12(水) 21:21:01 :
- ベルトルト「アニも色々考えてるんだね」
アニ「…悪い?」
ベルトルト「ううん、偉いなあって」
ベルトルト「そうやって割り切れるアニが羨ましいよ」
アニ「…もしかして、ベルトルトも?」
ベルトルト「え? ま、まあ…」
ベルトルト「ま、ライナーとは事情が違うけどね」
アニ「事情、ってどういう風に…」
-
- 208 : 2014/02/12(水) 21:25:01 :
- ベルトルト「ま、まあ 深くは考えないで欲しいかな」
アニ「」コクン
アニ(知らなかった、ベルトルトもなんだ)
アニ(一体誰なんだろう…)
アニ(ライナーと事情が違う、か… きっと深い訳があるんだね)
ベルトルト「そろそろ寝よう、明日も訓練がある」
アニ「うん」
ベルトルト「おやすみ、アニ」
アニ「おやすみなさい」
-
- 209 : 2014/02/12(水) 21:31:41 :
- ザッザッ
アニ(恋、か…)
アニ(もし、万が一、私が誰かに恋をしているとして)
アニ(私は… その人を殺せるだろうか)
アニ(躊躇なく、殺そうと思うだろうか)
アニ(そうやって出来る自信が無い)
アニ(私は)
-
- 210 : 2014/02/12(水) 21:37:12 :
- アニ(私は、ライナーが羨ましい)
アニ(いつか殺さなくてはいけない相手を好きだと言う事に自信を持てること)
アニ(そして、きっとアイツの事だから任務も難なくやってのける筈)
アニ(そこに苦悩があったとしてもそれに勝てる
筈)
アニ(ベルトルトが羨ましい)
アニ(どんな事情かは判らないけれど、それを乗り越えれると言う事)
アニ(きっとアイツはうじうじするけど、それを覚悟して誰かを愛そうとする事)
-
- 211 : 2014/02/12(水) 21:43:11 :
- アニ(そして、私は、)
アニ(ミカサが羨ましい)
アニ(多分この訓練兵団の中で一番エレンを理解し、心から想っている人)
アニ(幼馴染でも、…いや、幼馴染だからこそ、エレンをああやって好きになれるんだ)
アニ(私は?)
アニ(私は…)
アニ(様々な事を超える事が出来ない)
アニ(怖い)
アニ(きっと私はエレンが好きなのかも知れない)
アニ(でもその想いと直視出来ない)
-
- 212 : 2014/02/12(水) 21:46:18 :
- アニ(その想いを認めた瞬間、様々な現実が私を襲うだろう)
アニ(それに打ち勝てるだろうか?)
アニ(乗り越えれるだろうか?)
アニ(他人よりもはっきり好きと良い切れるだろうか?)
アニ(…嫌いだ)
アニ「っく……ぅう……」ポロポロ
-
- 213 : 2014/02/12(水) 21:49:58 :
- 今日はここまで
題名も変えてみました!
コメントくださると、嬉しいです…!(チラッ
-
- 214 : 2014/02/12(水) 22:54:06 :
- 期待するしかない!(゜ロ゜)!
-
- 215 : 2014/02/13(木) 11:08:31 :
期待してるよ
-
- 216 : 2014/02/13(木) 20:35:30 :
- 有り難うございます!
-
- 217 : 2014/02/14(金) 23:18:35 :
- 期待!
-
- 218 : 2014/02/15(土) 10:53:22 :
- ――――――――――――――――――――
――――――――――――
―――
ミーナ「おっはよう!アニ!」
アニ「…っん…」
アニ「……おはよう…」
ミーナ「どう?調子は?大丈夫?」
アニ「まあまあ…」
ミーナ「そっか」
-
- 219 : 2014/02/15(土) 13:15:56 :
- 期待!
-
- 220 : 2014/02/15(土) 16:42:28 :
- 期待だ!
-
- 221 : 2014/02/16(日) 16:08:14 :
- まだかな~?
-
- 222 : 2014/02/17(月) 20:14:10 :
- 期待!
-
- 223 : 2014/02/17(月) 20:44:45 :
- 追いついた(」・ω・)」
期待σ(´┰`=)
-
- 224 : 2014/02/20(木) 00:41:47 :
- アニ(なんだか、寝れた気がしない…)ボー
ミーナ「どうしたの?」
アニ「いや…」
ミーナ「そう 朝ごはん食べに行こう!」
アニ「うん」
サシャ「あっ、ミーナ発見です! おはようございますー!」
ミーナ「おはようサシャ どうしたの?」
-
- 225 : 2014/02/20(木) 00:44:39 :
- サシャ「今日の午前中は立体機動装置の演習なんで、前みたいに髪の毛をまとめて欲しいんです」
ミーナ「オッケー お易いご用よ」
サシャ「有難うございます!」
ミーナ「…てな訳だからちょっとアニ待っててね」
アニ「仕方ないね…」
ミーナ「すぐ終わらせるから」
サシャ「邪魔をしてごめんなさい、アニ」
-
- 226 : 2014/02/20(木) 00:47:36 :
- ミーナ「ふっふふ~ん」サッサッ
サシャ「ふふんふ~ん」
ユミル「なんだ芋女、またミーナにやってもらってるのか」
ミーナ「おはよう、ユミル」
サシャ「そうですよ」
クリスタ「ミーナは結ぶの美味いもの」
ミーナ「そんな事ないよー」サッサッ
サシャ「クリスタもおはようございます」
クリスタ「おはよう」
-
- 227 : 2014/02/20(木) 00:48:54 :
- >>226
美味しいってなんだ…
上手いのよ…
-
- 228 : 2014/02/20(木) 00:51:35 :
- クリスタ「私もミーナに結んでもらおうかな…」
ユミル「クリスタの髪は私が結んでやるよ」
クリスタ「え?ホント?」
ユミル「勿論だ」
アニ「」ジー
クリスタ「じゃああとでやってくれる?」
ユミル「わかったよ、お姫様」
アニ「」ジー
-
- 229 : 2014/02/20(木) 00:54:26 :
- アニ(元はと言えばコイツが余計な事を言うから…)ジー
ユミル(な、なんだ… なんか視線を感じるんだが…)
ユミル「ど、どうしたアニ」
アニ「…別に」
ユミル「??」
サシャ「ユミル、アニにも何か悪い事したんですか?」
ユミル「嫌、特に…」
アニ「…」
-
- 230 : 2014/02/20(木) 00:57:06 :
- ミカサ「おはよう、みんな」
クリスタ「おはよう、ミカサ」
ミーナ「おはよー」
アニ(ミカサ…!)ドキッ
アニ(昨日のあの後じゃ、なんだか一緒に居づらい…)サッ
ミカサ「? どうしたの?アニ?」
アニ「…なんでも」
-
- 231 : 2014/02/20(木) 01:01:45 :
- サシャ「さっきからアニなんだか調子がおかしいんですよ」
ミカサ「? そう」
ミカサ「ぅ…」ガクッ
クリスタ「み、ミカサ?」
ミカサ「大丈夫 少し立ちくらみをしただけ」
ミカサ「月ものが来て、少し貧血だけど」
クリスタ「あんまり無茶しないでね」
ユミル「そんなちょっとやそっとじゃ、首席の座は変わんねえよ」
ミカサ「…判ってる」
-
- 232 : 2014/02/20(木) 01:03:20 :
- とりあえずここまで
コメント有難うございます(*´∀`*)
DVDの某シーンを入れてみました
のほのろですが、お付き合いください
-
- 233 : 2014/02/21(金) 17:04:13 :
- 期待だ~!
-
- 234 : 2014/02/22(土) 00:22:15 :
- こんな作品を今まで知らなかったなんて・・・!
続きの更新も楽しみにしています、頑張って下さいね〜♪(๑′ᴗ‵๑)
-
- 235 : 2014/02/22(土) 08:58:07 :
キース「それではこれより、立体機動の演習を始める」
キース「飛ぶ順番は、以前掲示板に貼ってあった通りだ」
ミーナ「ねえねえ、アニは何番目?」
アニ「私は…3番目」
ミーナ「じゃあダズとかと一緒かー」
ミーナ「私は5番目なんだけど、ジャンと同じ組なんだ …はは、頑張ろう」
-
- 236 : 2014/02/22(土) 09:10:04 :
- ライナー「あ、アニ」
アニ「ライナー、ベルトルト」
ベルトルト「アニは3番目なんだ」
アニ「うん 2人は?」
ライナー「俺は1番目で」
ベルトルト「僕は6番目」
アニ「ふうん」
-
- 237 : 2014/02/22(土) 09:12:19 :
- ベルトルト「…アニ」
アニ「何?」
ベルトルト「お互い頑張ろうね」
アニ「え?ああぁ、…うん」
ライナー「…」
アニ(変なの、ベルトルト いつもあんな事言わないのに)
-
- 238 : 2014/02/22(土) 09:15:22 :
- ミーナ「あーもー!」
アニ「」ビクッ
ミーナ「本ッ当にアニが羨ましい!」
アニ「…なんで?」
ミーナ「男子にさ『頑張ろう』なんて、私も言われてみたいなあ 」
ミーナ「いーなー!アニ!」
アニ「…」
-
- 239 : 2014/02/22(土) 09:19:57 :
- アニ「別に…」フイツ
ミーナ「私がアニなら、絶対にきゅんきゅんするわ」
アニ「ふうん」
ミーナ「うわっ 反応薄ッ」
アニ「いや…だって…」
ミーナ「うーん… あれ普段通り過ぎて慣れてしまってるのか… 全く羨ましい…」
アニ(嫌、あんな事言われたの始めてだけど)
-
- 240 : 2014/02/22(土) 09:25:35 :
- キース「第2組、そろそろ位置につけ」
アニ(…私も準備しておかないと)
エレン「おいミカサ、顔色悪いぞ 大丈夫か?」
ミカサ「…大丈夫、いつもの事」
アニ(ミカサと…エレンは同じ2組、か…)
アニ(確かに、教官が決めた組だから、偶然って事なんだけれど、あの2人が、一緒…)
アニ「」ハッ
アニ(何かんがえてるんだ私は! だから違う!私は死に急ぎ野郎の事なんてそんなの全然…!)
-
- 241 : 2014/02/22(土) 09:27:34 :
- ミーナ「おーい…アニー」
アニ「え?」
ミーナ「もう、何ボケっとしてるの」
アニ「…ごめん」
ミーナ「ぼーっとしてて、事故ったら嫌だからね ちゃんとしないと」
アニ「」コクリ
-
- 242 : 2014/02/22(土) 09:29:45 :
- 期待なのですよ☆
-
- 243 : 2014/02/22(土) 09:31:53 :
- ミーナ「でもさー、もしだよ?」
アニ「何が?」
ミーナ「さっきの話だよ」
ミーナ「もしだよ、ベルトルトがアニの事好きだったとしてさ、なんだか可哀想だなぁって」
アニ「べ、ベルトルトが?」
ミーナ「だから、もしだよ、もし」
ミーナ「好意も含めて『頑張ろう』って言ったのに、アニにそんな風に思われたなら、報われないなー…って」
アニ「ベルトルトが?有り得ない」
ミーナ「だからもしだってば!」
-
- 244 : 2014/02/22(土) 09:40:48 :
- ミーナ「アニの中では無いかも知れないけど、ベルトルトの中じゃあるかも知れないじゃない」
ミーナ「だって、幼馴染みでしょ?」
アニ「幼馴染みにはそんな風には思えない」
ミーナ「じゃあ、ミカサは?」
アニ「……」
アニ「…ミカサと私は違う」
ミーナ「そうだけどさあ…」
-
- 245 : 2014/02/22(土) 09:42:43 :
- キース「3組目!準備しろ!」
アニ「…だって 私は行くね」
ミーナ「ええー!結局深層心理はどうなのよー!」
アニ「知らない」
アニ「じゃあ」スタスタ
ミーナ「ぶーぶー!」
-
- 246 : 2014/02/22(土) 09:44:41 :
- ベルトルト「…」
ミーナ「うわっ!ベルトルト!い、居たの?」
ベルトルト「ま、まあ…」
ミーナ「わわわ、わ、私とあ、アニの話…聞いてた…?」
ベルトルト「はは…少しだけ…」
ミーナ「か、勝手な事言ってごめんなさい…」
ベルトルト「ううん、いいよ」
-
- 247 : 2014/02/22(土) 09:54:15 :
- ベルトルト「いつもアニとはあんな会話してる?」
ミーナ「ううん…全然」
ミーナ「 アニ、こんな話あんまり好きじゃないみたいだから」
ベルトルト「そっか」
ミーナ「それがどうかした?」
ベルトルト「嫌、なんでもないよ」
ミーナ「そ、そう」
-
- 248 : 2014/02/22(土) 09:56:41 :
- とりあえずここまで
コメント有難うございます(*´v`*)
-
- 249 : 2014/02/22(土) 12:35:32 :
- のろのろ再スタート
-
- 250 : 2014/02/22(土) 12:37:52 :
- キース「第5組目もそろそろ準備しろ」
ベルトルト「ほら、ミーナも行かないと」
ミーナ「あ、ほんとだ!」
ミーナ「べ、ベルトルト」
ベルトルト「何?」
ミーナ「さ、さっきの話で、不快になったらごめんなさい」
ベルトルト「…」
-
- 251 : 2014/02/22(土) 12:39:45 :
- ジャン「ミーナ早くしろよ!」
サムエル「こっちは準備終わってるんだからよー」
ミーナ「解ってる!」
ミーナ「じゃあね、ベルトルト」
ベルトルト「うん」コクリ
ミーナ「皆ごめんー」タッタッ
-
- 252 : 2014/02/22(土) 19:52:20 :
パシュッ ヒュンッ
アニ「」ヒュンッ
ダズ「やっぱりアニは速いな」
フランツ「そりゃあ、4番だからね」
パシュッ ヒュン
ダズ「でもなんか急いでる感じだな」
フランツ「確かに言われて見れば…」
アニ「」ヒュンッ
-
- 253 : 2014/02/22(土) 20:37:35 :
- アニ(どうしてだろう)
アニ(いつもより、速く、早く行きたい自分が居る)
アニ(前の組にミカサと…エレンが居るからだろうか)
アニ「」ヒュンッ
ザワザワ
アニ「?」
アニ「あっちの方が騒がしい」
-
- 254 : 2014/02/22(土) 20:39:47 :
- アニ(一体…)
アニ「」パシュッ
ヒュンッ ヒュンッ
ザワザワ
コニー「これってヤバくないか?」
クリスタ「う、うん…」
アニ(人だかり?)
-
- 255 : 2014/02/22(土) 20:42:35 :
- アニ「」パシュッ
クリスタ「あ、アニ!」
アニ「一体何が…」
アニ「!?」
エレン「しっかりしろミカサ! おい!」
ミカサ「…ぅ……」
アニ(ミカサが倒れてる… そして、エレンがミカサを抱き起こして…)
-
- 256 : 2014/02/22(土) 20:49:02 :
- エレン「ミカサ!」
ミカサ「…」
クリスタ「ミカサ、アンカー掛ける位置を間違えて、木に衝突したんだ」
クリスタ「ミカサ、朝から調子悪かったでしょう? だから、多分そのせいで…」
アニ「ミカサが…」
エレン「目を覚ませミカサ!」
クリスタ「待ってエレン あんまりミカサを揺さぶっちゃ駄目 」
エレン「じゃあどうしろって話なんだよ!」
-
- 257 : 2014/02/22(土) 20:52:20 :
- エレン「ミカサ!おいミカサ!」
アニ(エレンが必死になってミカサの心配している)
アニ「っ…」ギュッ
クリスタ「…アニ?」
アニ「…」
クリスタ「そ、そうだよね、アニだって心配だよね…!」
アニ「う、うん…」
アニ(違う、そうじゃない)
-
- 258 : 2014/02/22(土) 20:54:10 :
- コニー「お、俺教官読んでくるわ…」
アニ「私が行く」
コニー「え?」
アニ「私が行くって言ってるんだよ」ギロッ
コニー「ひっ」
コニー「わ、判った!」
-
- 259 : 2014/02/22(土) 20:56:47 :
- クリスタ「多分キース教官はまだスタートに居ると思う」
アニ「ここからだとまだスタートの方が近いしね」
アニ「じゃあ」パシュッ
クリスタ「あ、アニも気をつけてね…!」
アニ「判ってるよ」
ヒュンッ
-
- 260 : 2014/02/22(土) 20:59:02 :
- アニ「」チラッ
エレン「ミカサ!しっかりしろよ!」
アニ「…」フイッ
ヒュンッ ヒュンッ
コニー「…俺なんで睨まれたんだ?バカだから判んねえのか?」
クリスタ「きっと、アニなりにミカサを心配してるんだと思う」
コニー「…の割には殺気だってたな…」
-
- 261 : 2014/02/22(土) 21:01:37 :
- アニ(違う違う)
アニ(心配なんかしてない)
アニ(一生懸命にエレンに介抱されるミカサを見て、凄く心の中が苦しくなった)
アニ(ミカサに心配じゃなくて、嫉妬してた)
アニ(私、最低だ…)
-
- 262 : 2014/02/22(土) 21:15:24 :
- アニ(こうやって思うのも所謂『恋』なんだろうか)
アニ(だったらもう恋なんて…)
アニ(皆恋の事を楽しく話してる)
アニ(でも、恋のせいでこんなドロドロの気持ちが生まれたとしたら…)
アニ(だから碌な事なんてないんだ)
アニ(…もう絶対にこの気持ちとは向き合わない)
アニ(心の、奥底で…)
-
- 263 : 2014/02/22(土) 21:23:39 :
- ――――――――――――――――――――
――――――――――――
―――
ミカサは、今回の事故で足の骨を折ったらしい
暫く、近くの診療所に入院、という事になった
(開拓地送りでは無いのは、ミカサが有力な兵士だからだろうね)
今なら主席になるチャンスだ、やらミカサが居なくて少し寂しい、やら皆が言う中
エレンは、アルミンと一緒に毎日のように診療所へ行っているようだった
-
- 264 : 2014/02/22(土) 21:26:03 :
- 取り敢えずここまで
今日は02/22、猫の日という訳で少し多めに更新してみました(笑)
まだまだ更新するかもしれません
-
- 265 : 2014/02/23(日) 00:12:40 :
- 期待!
-
- 266 : 2014/02/23(日) 15:36:13 :
- まだかな~
続きがみたい
-
- 267 : 2014/02/23(日) 21:03:39 :
キース「またか!!何時だと思っているんだ!!遅いぞ、イェーガー訓練兵!アルレルト訓練兵!」
アルミン「す、すみません…!」
アルミン「ほ、ほらエレンも謝って…!」
エレン「…すいませんでした」
ジャン「またあいつら怒られてるな」
マルコ「毎日毎日お見舞いに行ってるみたいだしね」
マルコ「ミカサが居る診療所は、ここから少し遠い所にあるみたいだし…」
ジャン「飽きないな、あいつらも… 俺も今度の休みに行こうかな…」
-
- 268 : 2014/02/24(月) 00:23:38 :
- アニ「」ジッ
アニ(本当にジャンの言う通りだね)
アニ(毎日毎日…)
アニ(もしかするとあいつも、ミカサを…)
アニ「」ズキン
アニ(違う違う!)
アニ(別にエレンの事を誰が好きだなんて私には関係ない!)
アニ(ましてや、なんで私がこんな苦しくなる必要があるんだ!)
-
- 269 : 2014/02/24(月) 00:34:52 :
- サシャ「アニ?」
アニ「」ビクッ
サシャ「どうしたんですか?顔が強ばってますよ」
アニ「…別に…」
サシャ「何か心配事があるんですか?もし良ければ私に…」
アニ「別に良いよ!!」
サシャ「」ヒッ
サシャ「ご、ごめんなさい…」
アニ「…わ、私も怒鳴ったりして、ごめん」
-
- 270 : 2014/02/24(月) 00:41:23 :
- アニ「ちょっと疲れてるからもう寝るね…」
サシャ「は、はい、おやすみなさい」
アニ「」スタスタ
アニ(もう嫌だ)
アニ(ああやって毎日お見舞いに行くエレンを見るのも、それで機嫌が悪くなる私も…!)
アニ(サシャは関係ないのに、つい怒っちまって ああ、もう最低だ…)
アニ(この気持ちとは向き合わない、そう決めたのに、意識すればするほど、心の奥底がぐずぐずとする)
アニ(どうすれば…)
サシャ「何だか最近アニ、おかしいですよね…」
クリスタ「うーん…確かに… 日に日に元気が無いというか…」
-
- 271 : 2014/02/24(月) 00:44:36 :
- サシャ「ミカサが事故した日を境に変ですよね」
クリスタ「その日って他に何かあったかな…」
サシャ「うーん」
クリスタ「あっ!そういえばユミル!」
ユミル「なんだ」
クリスタ「アニがおかしくなったのって、ユミルと2人きりになった時のつぎの日よね?」
クリスタ「それが原因じゃないの?」
ユミル「はあ?」
-
- 272 : 2014/02/24(月) 00:50:50 :
- ユミル「私がか?」
クリスタ「そうよ!」
クリスタ「結局なんの病気か教えてくれなかったし…」
クリスタ「ユミルは『死にやしない』って言ってたけど、アニは気にしてるかも、でしょう?」
ユミル「嫌だってこの病気で死んだ奴なんか見たこと無いし これからもそんな奴なんか居ねえよ」
クリスタ「それでも、よ!」
サシャ「えーユミル、酷い人ですねー・・・」
ユミル「なんでそうなるんだよ!」
ユミル「・・・待てよ…確かに、私が思う病気は悪化してる・・・のか?」
クリスタ「ほら!やっぱり!」
-
- 273 : 2014/02/24(月) 00:55:04 :
- サシャ「ユミル…」
ユミル「芋女そんな目で私を見るな!」
クリスタ「だから、ユミルは『大丈夫』って言うべきなのよ!」
ユミル「えー・・・」
ユミル「言っとくがな!あいつが勝手に悪化させてるだけで私は関係ねえよ!」
クリスタ「それでも元凶はあなたでしょ!」
ユミル「う・・・」
クリスタ「ほら、行ってきなさい!」
ユミル「判ったよ!行ってこればいいんだろ行ってこれば!」
-
- 274 : 2014/02/24(月) 00:59:09 :
-
ガチャ
アニ「」ハァ
アニ「…苦しい」
ユミル「だったら早く思い伝えろよ」
アニ「ゆ、ユミル!」
アニ「…アンタには関係ない」
ユミル「私だってお前の恋色沙汰に興味なんかねえよ!」
ユミル「でも、私のクリスタが五月蝿いんだ…」
アニ「…大変だね」
ユミル「ま、慣れっこだがな」
ユミル「むしろ、お前の慣れてないそれが大変そうだ」
-
- 275 : 2014/02/24(月) 01:03:47 :
- アニ「…」
アニ「私は、確かにエレンに恋をしてたね」
ユミル「ほう?過去形なんだな?」
アニ「」コクン
アニ「だって、もうこの気持ちには向き合わないって決めたからね・・・」
ユミル「…の割にはそれで大変な思いしてるんだろ?」
アニ「…違うよ」
ユミル「へえふうんそう」
アニ「…」
-
- 276 : 2014/02/24(月) 01:06:41 :
- アニ「恋なんて只の要望だ、醜い感情だ 」
アニ「私には、そんなもの要らない…」
ユミル「ああどうぞお好きにしろ」
ユミル「だがな、その醜い感情と向きあわずに誰かにぶつけるのはどうかと思うぞ」
ユミル「そっちの方が十分醜いと私は思うがなあ…」
アニ「…判ってるよ」
-
- 277 : 2014/02/24(月) 01:10:24 :
- ユミル「だったら、もっとはっきりしろ」
ユミル「その感情を奥底に埋めるなら、誰にもぶつけずにきちんと葬ってくれ」
ユミル「…もしもう一度むきあうなら、その気持ちは相手に伝えろ」
ユミル「いいな?」
アニ「…」
ユミル「さあて、私も言いたい事は終わったし、戻るかな」
ユミル「アニ、お前寝るんだろ?おやすみ」
アニ「…あぁ…おやすみ…」
バタン
-
- 278 : 2014/02/24(月) 01:11:12 :
- 取り敢えずここまで
どうしてもユミルさんがでしゃばってしまう\(^o^)/
コメントありがとうございますー!
-
- 279 : 2014/02/24(月) 07:24:07 :
- 期待!
-
- 280 : 2014/02/24(月) 11:26:08 :
――――――――――――――――――――
――――――――――――
―――それから漸く経ったある日・対人格闘
サシャ「よおし、今日もとっておきの技見せてあげますよ!」
コニー「勿論俺だって!」
ライナー「あいつらも懲りないな」
ベルトルト「本当だね、でもらしくていいんじゃないかな」
アニ「」コクン
-
- 281 : 2014/02/24(月) 11:40:48 :
- ベルトルト「そう言えば…」
ベルトルト「なんだか、対人格闘の時のライナーなんだか安心してるよね」
ライナー「そうか?」
アニ「ミカサが居なくて投げられないからじゃない?」
ベルトルト「あー…」
ライナー「成程な 無意識だったが、そうかも知れん」
ベルトルト「鬼の居ぬ間に洗濯じゃなかて、ミカサの居な前に対人格闘ってとこだね」
ライナー「それミカサが、投げ飛ばされるぞ…」
-
- 282 : 2014/02/24(月) 11:42:17 :
- >>281
正:ライナー「それミカサが聞いたら投げ飛ばされるぞ…」
です
-
- 283 : 2014/02/24(月) 12:44:28 :
- ライナー「でも…まあ…」
ライナー「対人格闘の時は最近ミカサ、エレンに付きっきりだったから、そこまで、だが…」
アニ「…」
ベルトルト「まあ投げ飛ばされよりかマシだよ!…きっと」
ライナー「そうだな」
アニ(確かにずっと死に急ぎ野郎は、ミカサと一緒にに対人格闘てた…)
アニ(今はアルミンやジャンとやってるみたいだけど)
-
- 284 : 2014/02/24(月) 12:47:55 :
- ライナー「今日は誰と誰がやるんだったか?」
アニ(私はあの対人格闘の件があってから、この三人でローテーションを組んでこれをやってる)
アニ「えっと…」
ベルトルト「前が僕とライナーで組んで、その前がライナーとアニだったから、今日はアニと僕だね」
ライナー「そうだったな」
ライナー「じゃあ俺は誰か違う人を探すか…」
-
- 285 : 2014/02/24(月) 12:52:44 :
- ベルトルト「宜しく、アニ」
アニ「こちらこそ」
アニ(別にライナーやベルトルトとやる事に不満は無い)
アニ(むしろ、エレンとかとやってるよりもやりごたえがあっていいよ)
アニ(だから…)
ベルトルト「アニ?どうしたの?俯いて…」
アニ「なんでも無い」
-
- 286 : 2014/02/24(月) 14:01:04 :
- 心情の描写がすごくお上手ですね(°_°)!
最初から一気に読み進めてしまいました。
とても勉強になります。
個人的には、ユミルの出しゃばりキャラ大好きです…❤︎笑
続きも楽しみにしております!
-
- 287 : 2014/02/24(月) 17:11:40 :
- うわああヽ(・∀・ )ノ
コメントありがとうございます~!
-
- 288 : 2014/02/24(月) 17:30:03 :
- ベルトルト「じゃあ対人格闘やろ…」
エレン「なあ、アニ!ベルトルト!」
アニ「!」
アニ(エレン…!)ギュツ
ベルトルト「エレン?どうしたの?」
エレン「なあベルトルト、アニと対人格闘代わってくれないか?」
ベルトルト「え?」
エレン「最近ミカサとかと一緒で、中々アニと対人格闘をする暇が無かったんだ」
エレン「俺まだ色々アニから教わりたい事があるんだが…」
ベルトルト「…」
-
- 289 : 2014/02/24(月) 17:41:28 :
- アニ(エレンが、私と… どうしよう、凄く嬉しい)
ベルトルト「…エレンはジャンが居るだろう? それに、今回じゃ無くても…」
エレン「次の対人格闘の時は雪山演習を跨ぐからな」
エレン「そうなるとミカサが退院するんだ」
エレン「ミカサ、なんでか解らないが、アニと対人格闘やりたいって言っても『大丈夫、私に任せて』ばかりでやらせてくれないし…」
ベルトルト「それは、多分ミカサは嫉妬してるんだよ」
エレン「嫉妬?」
エレン「…ああ、俺ばかり上達して、だな?」
ベルトルト「…嫌そういう訳じゃないけど…」
-
- 290 : 2014/02/24(月) 17:51:13 :
- エレン「取り敢えず、だ 代わってくれ、ベルトルト」
ベルトルト「それは無理な話だね、ごめん」
エレン「なっ…」
ベルトルト「僕だって君と同じようにアニと対人格闘をやりたいんだ」
ベルトルト「君みたいな純粋で綺麗な理由じゃないけれどね」
エレン「純粋で綺麗?」
ベルトルト「まあ、いいや」
ベルトルト「ともかく、今日は別の人を…」
-
- 291 : 2014/02/24(月) 17:56:56 :
- アニ「待って、ベルトルト」
ベルトルト「アニ?」
アニ「いつも私ばかりじゃつまらないだろ?」
ベルトルト「違…そんな事…」
ベルトルト「僕は…」
アニ「ベル」ギュツ
アニ「……お願い」
ベルトルト「…アニ…」
ベルトルト「判った、僕は違う人と組むよ」ハァ
アニ「…ごめん」
-
- 292 : 2014/02/24(月) 17:57:21 :
- 取り敢えずここまで
ベルトルトごめん(´;ω;`)
-
- 293 : 2014/02/24(月) 21:19:11 :
- 期待だ~!
-
- 294 : 2014/02/25(火) 20:57:12 :
- 期待!
-
- 295 : 2014/02/26(水) 23:30:47 :
- シュッ パシッ
アニ(久々にエレンと対人格闘をする )
アニ(胸が高鳴る)
アニ(1分1秒でも惜しい、ずっとしていたい)
エレン「…やっぱりアニ上手いな」
アニ「そ、そうかい?」
エレン「あぁ」
エレン「教えてもらうなら、アニとじゃねえと」
アニ「…っ!」
-
- 296 : 2014/02/26(水) 23:31:11 :
- アニ「…そう言って貰えると、教え甲斐があるよ」
エレン「そうか」シュッ
アニ「…」パシッ
アニ「ねえ」
エレン「なんだ?」
アニ「何処まで本読んだ?」
エレン「…実は全然読んで無いんだ」
アニ「え?」
-
- 297 : 2014/02/26(水) 23:40:49 :
- エレン「最近ずっとここと診療所と行ったり来たりだったからな」
エレン「なかなか読む時間が確保出来ないんだ」シュッ
アニ「…そう」
アニ(そう言えば前にライナーが言ってた…『共通の話がしたい』って)
アニ(私もなんとなく、本の話が出来たら、と思って聞いてみたけど…)
アニ(そうだ、今エレンはミカサの見舞いでいっぱいいっぱいだったんだ)
-
- 298 : 2014/02/26(水) 23:41:52 :
- アニ(当たり前って言ったら当たり前なんだけど、なんだかとても寂しい)
エレン「俺だって少しは読んだんだ」
アニ「…何処まで?」シュッ
エレン「打倒魔王の所まで」パシッ
アニ「本当に最初じゃないかい」
エレン「アニから貰った次の日からミカサが入院したからな」
アニ「…そうだったね」
-
- 299 : 2014/02/26(水) 23:43:38 :
- エレン「…俺さ」
エレン「もう読まずに次に…確かユミルだったな…に回そうかと思ってるんだ」
アニ「え?」ピタリ
エレン「多分これからずっとミカサの見舞いに行くし」
エレン「その上、雪山演習も挟む」
エレン「中途半端な所で中断したら、話が判らなくしな」
エレン「そういうのって、嫌だろ?」
-
- 300 : 2014/02/26(水) 23:45:34 :
- アニ「じゃあ!」
エレン「」ビクッ
アニ「…じゃあ、ミカサの見舞いを毎日じゃなくて、1日ごととかにすればいいんじゃないかい?」
エレン「見舞いを…?」
アニ「」コクリ
アニ「骨折の症状だって、一朝一夕には変わらないし、それに毎日行く必要は…」
エレン「なあ、アニ」
アニ「何だい…?」
エレン「…俺が、まだシガンシナにいた時の話なんだが…すげえ高い熱出してしまったんだ」
-
- 301 : 2014/02/26(水) 23:54:05 :
- エレン「中々下がらなくて、遊べない日が続いたんだが、」
エレン「それでも俺寂しく無かったのは、ミカサがずっと一緒に居てくれたお陰なんだ」
エレン「ミカサが入院したって聞いた時、俺もミカサが出来るだけ独りにならないよう一緒に居ようと思ったんだ」
アニ「…」
エレン「だから、見舞いの数を減らすつもりはない」
アニ「…エレン」
エレン「何だ?」
アニ「…エレンにとって、ミカサは何?」
エレン「ミカサは、か…」
エレン「大切な家族だ」
-
- 302 : 2014/02/26(水) 23:56:20 :
- アニ「本当にそう?」
エレン「はぁ?何言って…」
アニ「本当にそれだけの気持ち?」
アニ「そんなに健診になれるなんて、好きなんじゃないの?ミカサが…」
エレン「勿論好きだが…」
アニ「…そういう事じゃない」
エレン「だったらなんなんだよ」
アニ「」イラッ
-
- 303 : 2014/02/26(水) 23:58:14 :
- アニ「アンタのその好きと」
アニ「ミカサの好きは違う」
エレン「…」
アニ「アンタは、家族としてミカサが好き」
アニ「でもミカサは…」
エレン「なんだよ…じゃああんなにいつも一緒居るのに、ミカサは俺の事が嫌いって訳か…?」
アニ「」イライラ
アニ「あーもう!」
-
- 304 : 2014/02/26(水) 23:59:05 :
- アニ「ミカサも、……私も!アンタが好きなの!」
アニ「家族としてじゃない!友達としてでもない!」
アニ「ただ1人の異性として、アンタの事が好きなんだよ!!」
シーン…
エレン「…え?」
アニ「……」
ザワザワ
アニガエレンヲ? コウカイコクハクカヨ!
アニ(い、言ってしまった…、つい、勢いで、しかもこんなに人が居る前で…!)
キース「」ゴホン
キース「…レオンハート訓練兵」
キース「いくら対人格闘が成績に入らないからと言って、こんな時間で告白なんかしないように」
アニ「…はい」
-
- 305 : 2014/02/27(木) 00:02:23 :
- アニ「」チラッ
エレン「…アニが、俺を…?」
アニ「…ごめん、今のは忘れて…」
エレン「だが…」
アニ「いいから忘れて!」
エレン「お、おう…」
アニ「つい口が滑って言ってしまっただけだから」
アニ「このことにこれ以上言及しないで」
エレン「…あぁ、判った」
-
- 306 : 2014/02/27(木) 00:05:20 :
- アニ「…じゃあ、対人格闘の続きを…」
エレン「…あぁ」
アニ「…」
エレン「…」
アニ(あーあ、何で言ってしまったんだろう)
アニ(この気持ちはずっと奥底に埋めておこうと思ったのに、いざエレンを見たら沸き起こってしまった)
アニ(でも、もう何もかも終わりだ…)
-
- 307 : 2014/02/27(木) 00:09:46 :
――それから、その時間の対人格闘はギクシャクとしたまますんでしまった
-
- 308 : 2014/02/27(木) 00:10:31 :
- 取り敢えずここまで
-
- 309 : 2014/02/27(木) 23:30:26 :
- 期待だ~!
-
- 310 : 2014/02/28(金) 22:52:45 :
- ミーナ「……アニ…」
アニ「…」
ミーナ「もう、布団に潜ってばかりで!」
アニ「…」
ミーナ「でも、まさかミーナがエレンを…」
バサッ ガバッ ガシッ
アニ「…そこから先、言うんじゃないよ」
ミーナ「ひいぃ…!」
-
- 311 : 2014/02/28(金) 22:53:33 :
- アニ「私にとっては忘れたい記憶だからさ…」
ミーナ「ふうん…」
サシャ「ああいう風に恋に興味無かったり愛に疎いフリして、実は……でしたしね」
サシャ「ずっと隠そうと思ってて、ついポロっと勢いで出たんだと思いますよ」
ミーナ「成程」
サシャ「だからこそ自己嫌悪もしてるんだと思います」
-
- 312 : 2014/02/28(金) 22:56:30 :
- ミーナ「そんな所までサシャは推理したんだ」
サシャ「野生の第六感です!」
ミーナ「それを言うなら女の第六感だけどね…」
アニ「…」
ミーナ「それに、エレンだったら今ミカサか居ないし、尚更…だろうなあ…」
サシャ「」ウンウン
-
- 313 : 2014/02/28(金) 23:04:42 :
- アニ(あーあ…)
アニ(あの公開告白の時のエレンの表情、……目を丸くして、凄くびっくりしてた…)
アニ(そりゃあそうか)
アニ(ついでにミカサも…って暴露しちまったけど、私の告白の方の印象が強すぎて残って無いだろうし…)
アニ(それよりも、告白した後、なんとなくエレンはぎこちなかった)
アニ(前にユミルに気持ちは相手に伝えろ…って言ってたけど、こんな形で伝える気じゃなかった)
アニ(むしろ、伝える気なんて……)
アニ「」ハァ
-
- 314 : 2014/02/28(金) 23:05:38 :
- クリスタ「うーん…」
サシャ「どうしたんですか、クリスタ?」
クリスタ「ユミル見かけなかった?」
ミーナ「ユミルを?」
サシャ「いいえ」フルフル
クリスタ「何処に行ったのかな……」ウーン
-
- 315 : 2014/02/28(金) 23:07:31 :
- アニ「…ユミル居ないの?」
クリスタ「う、うん…」
アニ「探してあげるよ」
クリスタ「え?本当に? 有難う!」
アニ(ついでに『想いをぶつけろ』と言ったアイツに色々ぶつけてやる)
ミーナ「引きこもるよりかはいいけど」
ミーナ「…いきなりどうしたんだろう、アニ…」
サシャ「さぁー…」
-
- 316 : 2014/03/01(土) 13:15:27 :
- 期待!
-
- 317 : 2014/03/01(土) 20:55:19 :
- アニ「」キョロキョロ
アニ(何処に行ったんだ)
女1「ほら、見て今日対人格闘の時に…」クスクス
女2「本当よ」クスクス
アニ「」クルッ
アニ「陰でこそこそと陰湿だね」
女1「…何あいつ」
女2「感じワルー…」
-
- 318 : 2014/03/01(土) 20:55:46 :
- 女1「だって、あんな所で告白なんて…」
女2「ほんとカッコ悪いし~」クスクス
アニ「っ!」カアァ
アニ「それは……」ギュッ
ライナー「…俺的にはただただ想ってるだけで想いを伝えない方がカッコ悪いがな」
アニ「ライナー!」
女2「……何よアイツ」
女1「男に味方して貰えてさ…」
パタパタ…
-
- 319 : 2014/03/01(土) 21:00:33 :
- ライナー「ったく、ああいう女子は全くタチ悪いな」
アニ「…助けてくれて…有難う……」
ライナー「ああ」
アニ「ライナーはどうしてここに?」
ライナー「俺はベルトルトを探しにな」
アニ「ベルトルトを?」
-
- 320 : 2014/03/01(土) 21:02:07 :
- ライナー「アニは?」
アニ「私も人探し」
ライナー「お前もか…」
ライナー「エレンやジャンの姿も見当たらないらしいが、何処に行ったんだろうな…」
ライナー「アニが探してるのはジャンか?……それともエレンか?」
アニ「ううん、どっちも違う」
ライナー「そうか」
ライナー「何処に行ったんだアイツ」
-
- 321 : 2014/03/01(土) 21:03:43 :
- ライナー「なんだ、ここで会ったんだし、少し立ち話しようじゃないか、アニ」
アニ「アンタと?」
ライナー「他に誰が居るんだ?」
アニ「……だよね」
ライナー「まだ消灯まで時間がある」
アニ「…判った」
-
- 322 : 2014/03/01(土) 21:41:48 :
- アニ「もしかして……怒るのかい?」
ライナー「怒る?」
アニ「私が、恋とかして……任務が疎かにならない…とか…」
ライナー「」ハァ
アニ「!」ワシャワシャ
ライナー「そんな事で怒る訳ないだろ」
アニ「…そうかい」
-
- 323 : 2014/03/01(土) 21:47:54 :
- ライナー「でもまさかお前がエレンの事を好きとはなあ」
アニ「悪い?」
ライナー「全然」
ライナー「むしろお前はアイツと…」チラッ
アニ「?」
ライナー「何でもない」
アニ「…そんな事よりライナー」
ライナー「なんだ?」
-
- 324 : 2014/03/01(土) 22:04:42 :
- 期待だ~
-
- 325 : 2014/03/01(土) 22:22:36 :
- アニ「どうしたらやめれる?」
ライナー「何を?」
アニ「エレンを想うのを」
ライナー「はあ?」
アニ「これ、何回も決心したんだ、……でも出来なかった」
ライナー「で、どうすればいいか、か……」
アニ「」コクン
-
- 326 : 2014/03/01(土) 22:24:53 :
- ライナー「俺はどうしようも出来ない」
アニ「……だよね」
ライナー「だが、それが恋なんじゃないか?」
ライナー「悶々と苦しんだり、突然意味もなく告白してしまったりする事が、お前なりの恋なんだろう」
アニ「これが…」
ライナー「ああ」
ライナー「それを含め楽しむのが恋なんだと思うぞ」
アニ「……」
-
- 327 : 2014/03/01(土) 22:25:38 :
- ライナー「それに」
アニ「それに?」
ライナー「多分だが、お前がそうやって苦しいのは、棄てたいやら思ってるからじゃないか?」
ライナー「…もっと気楽に持てばいい」
ライナー「誰かを愛する事や、恋する事は悪いことじゃない」
ライナー「だから、力を抜け」
アニ「……うん、判った」
-
- 328 : 2014/03/01(土) 22:27:11 :
- ライナー「お前が誰を好きだとかそういう事は口は出せないし、出さない」
ライナー「が、お前の気持ちは痛いほど判る」
ライナー「辛かったら誰かに言えばいいさ、な?」
アニ「…有難う、ライナー……」
ライナー「ああ」
-
- 329 : 2014/03/01(土) 22:27:30 :
- ライナー「そろそろ帰るか」
アニ「」コクン
ライナー「おやすみ、アニ」
アニ「そっちもおやすみなさい、ライナー」
アニ(なんだか、気が楽になった気がする)
アニ(もっと気楽に、か……)
-
- 330 : 2014/03/01(土) 22:46:58 :
- バタン
アニ「ただいま」
ミーナ「あー!アニ何処に行ってたの!?」
サシャ「ユミル帰ってきましたよー!」
ユミル「は?なんだお前、私の事探してたのか?」
アニ「……まあ、うん」
サシャ「ミイラ取りがミイラになっちゃう所でしたね」
ミーナ「というか、半分なってたよね」
-
- 331 : 2014/03/01(土) 22:47:20 :
- クリスタ「ごめんね、折角探して貰ってたのに」
アニ「嫌、私もマジメに探して無かったし」
アニ「碌な用事でも無いしね」
ユミル「……なんか悪い予感しかしないが…」
アニ「そう思うののは、アンタの心持ちだと思うね」
ユミル「ケッ」
クリスタ「ふふふ」
-
- 332 : 2014/03/01(土) 22:48:29 :
- サシャ「あれ?アニ、なんだかスッキリしました?」
アニ「え?」
サシャ「なんだか、ユミルを探しに行く前よりもこう、顔立ちが明るくなってます」
アニ「……そう、かな」
クリスタ「うーん、言われてみれば確かに…」
ミーナ「もしかして、ユミル探すフリしてエレン見に行ってたな!」
ユミル「はあ?ふざけんなよー!んな事!」
アニ「私は別に」
アニ(でも、確かにそうかもね)
-
- 333 : 2014/03/01(土) 22:48:58 :
ハンナ「そろそろ電気消すよー」
サシャ「解りました」
アニ(私も、寝るか…)ファ
ユミル「おい、アニ」
アニ「なんだい?」
ユミル「お前、私に用事ってなんだよ」
アニ「……別に」
ユミル「はあ?」
-
- 334 : 2014/03/01(土) 22:51:33 :
- アニ「本当はアンタに愚痴ろうと思ったんだ」
ユミル「なんで私が愚痴られなきゃいえねえんだよ」
アニ「でも、もう大丈夫」
ユミル「ふうん」
ユミル「ま、お前が自分の気持ちに整理つけれたみたいだしいいんじゃないか?」
アニ「整理はつけてない」
アニ「ただ少し、肩の荷を下ろしただけ」
ユミル「…そうか」
ユミル「ま、そんな事いいわ 寝る」
アニ「私もそうするよ」
-
- 335 : 2014/03/01(土) 23:01:40 :
それから少しだけ気が楽になった
ただ、想うだけ
醜い感情も、胸が苦しくなる気持ちも、
恋しく想う感情も
全てはエレンを好きだと言う事なんだろう
まだエレンとはギクシャクしている雰囲気があるけれど、
「忘れて欲しい」と言ったからか、忘れてるフリをしてくれているのだと思う
たまにそういう節を見る
そんなさりげない優しさがあるからこそ私は好きだ
――あの図書室での出来事から
-
- 336 : 2014/03/01(土) 23:02:10 :
それから、あっという間に
雪山訓練の日になった――……
-
- 337 : 2014/03/01(土) 23:02:54 :
- 取り敢えずここまで
コメント有難うです!
もうすぐ着く終了
あと少しお付き合いください
-
- 338 : 2014/03/02(日) 08:21:01 :
- ザッザッ……
アニ(雪山訓練…か…)
ミリウス「うう……寒い……」
サシャ「ミリウス、頑張りましょう!」
アニ「無茶だけはしないでね」
ミリウス「ああ…」
アニ(確かに、思ったよりしんどい……)
-
- 339 : 2014/03/02(日) 08:32:49 :
- キース『今日の訓練は、文字通り、ひと班3、
4人でこの雪山を登る事だ』
キース『因みに麓から頂上まで約10時間ほどで到着する、今から出発しても夜を超す事はないだろう』
キース『但し、雪崩や遭難などにくれぐれも気をつけるよう』
キース『山の至る所には小屋がある、もし何かあればそこで待機をするように』
キース『無茶などをして命を落とすことだけはするな』
アニ(……とは教官言ってたけど)
-
- 340 : 2014/03/02(日) 08:33:36 :
- アニ「」チラッ
エレン「地図を見ると、もう少し進むと、開けた場所があるらしいからな」
エレン「そこで休憩しよう」
アニ(エレンと一緒に登れるのが嬉しい)
ミリウス「そうだな」
サシャ「ええ、頑張りましょう!」
アニ「」コクン
-
- 341 : 2014/03/02(日) 08:34:38 :
サシャ「あー疲れました……」バサッ
エレン「本当だ」
ミリウス「あと頂上までどれほどなんだ?」
エレン「えーっと…」
エレン「今は7合目あたりか」
ミリウス「ありがとう」
-
- 342 : 2014/03/02(日) 08:39:03 :
- サシャ「ちょっとエレン、地図貸してください」
エレン「ああ」
サシャ「……ふむ…」
アニ「…」
エレン「アニも大丈夫か?」
アニ「…ま、まあまあ」
エレン「あんまり無茶すんなよ」
アニ「……判ってるよ」
アニ(……心配してもらえた)
-
- 343 : 2014/03/02(日) 08:57:33 :
- 期待!
-
- 344 : 2014/03/02(日) 09:10:07 :
- ヒュウゥ
サシャ「!」バサッ
サシャ「嗚呼!地図が!」
ミリウス「マズい!」
アニ「…!」ダッ
エレン「おい!アニ!あんまりそっちに行ったら崖から落ちるぞ!」
アニ「でも……!地図が無いと……!」
-
- 345 : 2014/03/02(日) 09:10:24 :
- ダッダッ
アニ「くぅっ!」ダッダッ
アニ(荷物が重くて、思うように走れない……!)
エレン「無茶すんなよお前!」ダッ
アニ「でも!」
ダッダッ
アニ(あと少し……!)
-
- 346 : 2014/03/02(日) 09:39:22 :
- パシッ
アニ「取っ……!?」グラリ
サシャ「アニ!危ないです!」
アニ(ヤバい、下に落ちる!)
エレン「アニ!」ガシッ
アニ「エレン…、アンタも…!」
ドサドサドサドサ!
サシャ「あああああ!」
ミリウス「アニ!死に急ぎ野郎おおお!」
-
- 347 : 2014/03/02(日) 14:21:56 :
- 期待!
-
- 348 : 2014/03/02(日) 14:22:55 :
- どうなるんだロー期待です!
-
- 349 : 2014/03/02(日) 18:26:30 :
- 期待!
-
- 350 : 2014/03/02(日) 18:50:35 :
- ――――――――――――――――――――
――――――――――――
―――
エレン「寒くないか?」
アニ「」コクン
エレン「まさか、落ちた近くに小屋があるとは、幸運だったな…」
アニ「……うん」
アニ(地図に必死になり過ぎて、地面を見てなかった…)
アニ(……恥ずかしい)
-
- 351 : 2014/03/02(日) 18:50:49 :
- エレン「かなり雪が降ってきた…本格的に吹雪く前に頂上に行きたいんだが」
エレン「お前、足抉いたんだったっけ」
アニ「……ゴメン」
エレン「もっとしっかりしてくれ」
アニ「……だよね……」
アニ(足のせいでここからの出発は遅れそう)
アニ(私の治癒能力で治せない事無いけれど、早く治すと不信に思われるし、第一治す際に蒸気が出るから、巨人化の事を察せられたく無い)
アニ(…同じ班のサシャやミリウスが何処か後発の班と合流して、頂上に行って、教官に伝えてくれればいいけど)
-
- 352 : 2014/03/02(日) 18:51:08 :
- アニ「」ックシュン
エレン「本当に大丈夫なのかよ」
アニ「……」
エレン「」ハァ
エレン「」バサッ
アニ「!」ボフッ
エレン「それ被っとけ」
アニ「それだったら、アンタが……!」
エレン「俺は大丈夫だ」
アニ「……ありがと」
-
- 353 : 2014/03/02(日) 18:53:07 :
- アニ(エレンの上着を貰ったけど…)
エレン「」エークシュイ
アニ「……」
エレン「……」
アニ「本当に?」
エレン「……」
アニ「」ハァ
アニ「」ガサガサ
-
- 354 : 2014/03/02(日) 18:53:33 :
- アニ「くっついたら寒くないし」
エレン「……そうだな」
アニ「」コクン
アニ(直ぐ横にエレンが居る)
アニ(……もう少し、もう少しだけ、くっつきたい)ゴソゴソ
エレン「どうした?まだ寒いのか?」
アニ「……ううん ちょっと、ね」
-
- 355 : 2014/03/02(日) 18:54:00 :
- エレン「……」
アニ「……」
アニ(捻った方の足に、上着をかけて…)
アニ(少しずつ、少しずつ治していけば、バレずに、治るせる、かも…)
アニ「……」
エレン「アニ」
アニ「」ビクッ
アニ「……なんだい」
エレン「いや…」
-
- 356 : 2014/03/02(日) 19:22:50 :
- エレン「お前って……俺の事が好きなんだよな」
アニ「……忘れてって言ったよね」
エレン「…ごめん」
アニ「いや、いいんだよ」
アニ「あんな場所で、あんな時に告白されたら嫌でも覚えるし」
エレン「……」
エレン「アニ、その返答なんだが…」
アニ「……言わなくていい」
-
- 357 : 2014/03/02(日) 19:23:14 :
- アニ「私の我が儘かも知れない」
アニ「アンタが、私の事を好いでいるか……嫌いでいるかは聞きたくない」
アニ「もし、アンタが私の事を好いでいて、私的にいい返答が返って来たら嬉しい」
アニ「……だけれど、駄目だったら、嫌だ」
アニ「だから、ただ想ってるだけの距離がいい」
アニ「この距離が好き この距離だからこそ好き」
エレン「……アニ」
-
- 358 : 2014/03/02(日) 19:24:17 :
- エレン「本当に無茶ぶりだな」
アニ「……煩い」
エレン「いいや、らしいと思っただけだ」
アニ「……どういう意味?」キッ
エレン「そのままの意味なんだが」
アニ「……」
エレン「……」
-
- 359 : 2014/03/02(日) 19:24:38 :
- アニ「」プッ
アニ「いいよ、私がアンタの事を想ってるなら、私の事も自由に思って」
エレン「いいのか?」
アニ「だってどう想うか思われるかは自由なんだし」
アニ「私にだってどうも出来ないよ」
エレン「まあ、確かにそうだよな…」
アニ「」コクン
-
- 360 : 2014/03/02(日) 19:24:57 :
- アニ「でもエレン、アンタが誰をどう想ってるるかは、知らない」
アニ「」ゴソゴソ
エレン「お前…、ちょっと近すぎだろ……!」
アニ「……これくらいがいい」
エレン「……そうか?」
アニ「」コクン
-
- 361 : 2014/03/02(日) 19:25:24 :
- アニ「1日だけ、今だけでいいから」
アニ「……私のアンタへの好意に素直にならせて」
エレン「は?」
アニ「『は?』じゃないよ『は?』じゃ」
アニ「ただこういう風に出来るだけ近くに居るだけでいいから」
アニ「……今日だけ」ギュゥ
エレン「……判ったよ」
アニ「ありがとう」
-
- 362 : 2014/03/02(日) 19:26:10 :
こうやってエレンとくっつく
脈拍を感じる
体温が伝わる
それだけで幸せ
ずっとこうしていたい
このままずっと、エレンと2人きりで居れたなら、
どれだけ幸せなのだろう―――……
-
- 363 : 2014/03/02(日) 19:26:26 :
――――……
-
- 364 : 2014/03/02(日) 19:31:41 :
それから、長い日が経った
その間に私達は無事に帰ってくる事が出来、
ミカサも退院し、
また、いつものような日々が戻ってきた
104期は卒団し、
私は憲兵団、エレン達は調査兵団に配属された
-
- 365 : 2014/03/02(日) 19:37:13 :
その後の第57回壁外調査で、知的巨人……女型の巨人が調査兵団兵士を襲い
沢山の命が散っていった
そして……私が、女型の巨人だという事もバレてしまった
巨人化した私と、エレンと闘い
負けそうになり
私は自らの能力である……結晶化の能力を発動し、その中で閉じ篭る事にした
所謂私の逃げさ
-
- 366 : 2014/03/02(日) 19:39:27 :
アニ「……」
アニ(こんな姿になって、どれほどの期間が経ったのだろうか)
アニ(ライナー……ベルトルト……他のみんなも元気かな……)
アニ(エレン……)
エレンは私の事を幻滅しただろうか
嫌いになっただろうか
きっと、そうだろう
-
- 367 : 2014/03/02(日) 19:42:09 :
私は、沢山の兵士を殺した
その中にはエレンのエレンの先輩も含まれている筈だ
そして、エレン自身が巨人だとは言え
私が憎き巨人だと知って
怒っただろう
……でもこれが私の任務だから、仕方ない
仕方ないけれど……、でも
-
- 368 : 2014/03/02(日) 19:44:47 :
もう、あの図書室で本を取り合ったり、
一緒に対人格闘をしたり、
夜で密会のようなことをしたり、
2人でくっつき合うようなことは
もう絶対に出来ない
何もかも変わりすぎて
どれほど願ったって出来ない
-
- 369 : 2014/03/02(日) 19:46:36 :
エレンに、好きに思って欲しいと言ったけれど、
叶うならば、好きに想って欲しい
だけれどもう無理だろう
どれほど私が強く想ったって
彼には憎しみと怒りしか私に持ってない筈だ
-
- 370 : 2014/03/02(日) 19:50:39 :
嗚呼
願わくば、もう一度
恋がやり直せれば
-
- 371 : 2014/03/02(日) 19:51:27 :
――Loving somebody
~了~
-
- 372 : 2014/03/02(日) 19:53:35 :
以上で、一通り終わりです
コメントくださった方、有難うございました!
途中で投げ出してしまったり、構ってちゃんになって申し訳無いです……
この話はひとまず終わりですが、回収しきれてない伏線や、足りない補足などを次の話で回収出来たら……!
ひとまず、重ね重ね有難うございました!
-
- 373 : 2014/03/02(日) 20:10:45 :
- いい話でした~ポロポロ
次回も必ず見ます!
-
- 374 : 2014/03/02(日) 20:43:36 :
- >>invaterさん
ええ!もし良ろしければ……次作も……!
長期に渡り、コメント有難うございました(´ω`人)
-
- 375 : 2014/03/02(日) 21:24:49 :
- 感動しました...アニ...
-
- 376 : 2014/03/02(日) 21:49:16 :
- >>357名無しさん
そう言って頂けると嬉しいです!
有難うございます(*´ω`*)
-
- 377 : 2014/03/02(日) 22:39:57 :
- アニ……切ない(T ^ T)
いい話でした〜!
次回作も期待してます!
-
- 378 : 2014/03/03(月) 02:44:50 :
- 長編の執筆、おつかれさまでした!じっくり拝読しました。
物語にしっかりとした一貫性があったせいか、読み終わった後の気持ちがスカッとしています。
これもひとえにぬここさんの言葉の選び方が上手いゆえでしょうね☻
個人的には、ライナーがアニを諭すシーンにぐっと来ました。
おつかれさまでした!
-
- 379 : 2014/03/03(月) 08:33:16 :
- >>wing∞ さん
有難うございます!
切ない系で終わらせたかったのでそう言って頂けると……!
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- 380 : 2014/03/03(月) 08:54:19 :
- >>submarineさん
わあわあ(∩´∀`∩)こんな話をじっくり読んで頂けるとは……!
私的にも、最後のライナーとの話をどうまとめるかかなり悩んだ場面なので、そう言って頂けると大変嬉しく思います
有難うございました~!
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- 381 : 2014/03/03(月) 15:01:42 :
- よかったです。アニとエレンが特に…。
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- 382 : 2014/03/03(月) 15:06:30 :
- 泣ける…(泣)
良かったです!!(泣)
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- 383 : 2014/03/03(月) 21:54:15 :
- >>仮面ライダー巨人さん
有難うございます~
エレアニ、いいですよね……!
>>EreAniさん
(´・ω・)っハンカチ どうぞどうぞ
そう言って頂けるとこの話を書いた冥利につきます……!
のっそり次回作も始めました
CPが違いますが、アナザー的なノリで読んで頂けると嬉しいです…… と、こっそり宣伝
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片恋エトセトラ シリーズ
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