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もし超高校級の16人が1章開始時『絶望のデスロード』をクリアしたら『prologue』

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  1. 1 : : 2017/05/21(日) 21:25:48
    注意
    ダンガンロンパシリーズのネタバレがあります。
    グロテスクな描写を多分に含みます。
    自己解釈がたくさんあります。
    SSは久しぶりなので誤字脱字や口調などを間違えるかもしれません、間違いがあったら指摘お願いします。
    亀更新です。
  2. 8 : : 2017/08/15(火) 21:44:44



    私、赤松楓は挑み続けた。
    この長く不可解で理不尽な罠が仕掛けられた絶望のデスロードに。
    でも、、、その先にあったのは完全な絶望であった。


    モノクマ「まさかこのウルトラハードモードな脱出ゲームをクリアするなんて、、。」
    モノクマ「悔しい…!でも…祝っちゃう!」

    モノクマ「おめでとうございます、こちらが出口でございまーす!」

    あの時の私は期待していた、ここから出ることが叶うって。
    でも

    赤松「ほ、本当なの?」
    赤松「あの扉の向こうが…外の世界なの?」

    モノクマ「そうだよ!モノファニーが行ったでしょう、出口はちゃーんとあるってさ」
    モノクマ「あの向こうには、オマエラがあれ程望んていた外の世界が広がっているのです!!!」

    ……ついにやったんだとか
    みんなの力でたどり着けたとか
    これから友達になるのだとか思っていた。
  3. 9 : : 2017/08/15(火) 22:09:25
    赤松「よーし! さぁ早く扉を開けて!」

    モノクマが一瞬不穏な笑みを浮かべた気がした。
    きっとしていたのだろう。

    モノクマ「どうぞ」

    そう言うとやたらと厳重そうでSFチックな扉が開かれる。



    その先にあったのは絶望すら生ぬるい虚無であった。
    廃墟だけであったら荒れ地であるだけだったらどれだけ良かっただろうと私は思った。

    呼吸すらままならない。人間どころか生命が存在しているかどうかも怪しい。

    その後はアレだけの難易度を突破する過程で生まれた団結感はなくなり、、、デスロード入口前までただ無言の嫌な空気が流れた。

    東条「そんな…ここまで来たと言うのに。」

    白銀「やっぱさ、、無理だったんだよふつうに考えてこんな穴用意するわけないじゃん…」

    赤松「こんなときはショパン/マズルカ第12番でも演奏するから、みんなで落ち込んで、、なんとかする方法を考えようよ」

    王馬「でもさ、、オレもやっぱり期待してたんだ。この状況を何とかする唯一と思えるほうほうがね。ごめん部屋に戻らせて。」


    本気で落ち込んでいる王馬くんに影響されてかみんなが自室に戻って行く。
  4. 10 : : 2017/08/15(火) 22:42:55
    私は、、、この悲しみの置き場がわからなくて無心にパガニーニによる大練習曲La Campanellaを引いた。
    静粛の中ピアノだけが音を奏でる。
    左手と右腕が凄まじい速度で跳ねてゆく。今の私にはまだ引ききれず崩れる部分もあったけれども無心になるためにひき続ける。しかしうまくいかない、集中しきれず普段ではしないほどのミスをしてしまっている。
    なんとか引ききるがそれでも気持ちは戻らない。今までは何があってもピアノを引ききれば治っていたのにも関わらずだ。

    引き終わり席を立つと、特別教室のドアをノックする音に気がつく。

    扉を開けると、天海が立っていた

    天海「赤松さん、こんな時に失礼させてもらうっす」

    赤松「天海くん…?どうしたのこんなところに。」

    天海「ちょっと相談が、この部屋には誰も居ないっすか?」

    赤松「いないけどどうかしたの?」
    私は若干の警戒と、警戒してしまった申し訳無さを感じた。


    天海「とんでもないことを言うけど信じてほしいっす。」

    天海「俺は前回のコロシアイの生存者として今回に参加している、いわば超高校級の生存者ということになる」

    赤松「前回って…?」

    天海「文字通り、コロシアイを勝ち抜いた、、つまり犯人として勝ったか最後まで生き残ったということになるはずなんすけど、記憶が消されているみたいでみんなより情報量が多い生存者特典モノパッドからの情報を考えるとそうなることに」

    赤松「そんなことが…嘘でしょ」

    天海「嘘くさいかもしれないけれど信じてほしいっす。なぜなら赤松さんだけが今のところ信用できる唯一の人物なんですから。」
    天海「生存者特典モノパッドには地図機能があって絶望のデスロードをクリアしても何もないことを実は知っていて、それでも果敢に挑戦しようとした、黒幕ならここまで挑戦しないと考えていて」

    赤松「でも…私には何もできないよ」

    天海「そんなことはないっすよ、少なくとも味方が一人増えただけでかなり楽になるから」
    天海「そこで…その言いにくいすけど」
    不自然なタイミングで恥ずかしがっている

    赤松「はっきり言ってよくわからない、でも。秘密を打ち上げてくれて信じないわけにも行かないし、、、それで私は何をすればいいの?」

    天海「一緒に女子トイレに行きましょう。」
    おどろいでしまった、もしかすると門の先が虚無でしかなかったときよりも驚いたかもしれない。

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haneishi123

羽石(復活

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