生まれ変わったら妹がほしいな
-
- 1 : 2016/04/30(土) 00:32:38 :
- はぁ、はぁ、はぁ
エレン「っくそ...ここまでなのかよ...!」
アルミン「!エレン!?何もう諦めてんだよ!?みんなはまだ戦ってるんだぞ!?」
エレン「...ははっ、悪いなアルミン...流石に、こんな状況、勝てると思えねえよ...」
アルミン「っ!!弱気になってどうしたんだよ!?確かにリヴァイ兵長や皆は死んだ!でも他の兵士達が戦ってるんだぞ!?君はそれを見て諦めるのかい!?」
エレン「...なぁ、アルミン」
アルミン「なに!?」
エレン「...オレ、1つ皆に言わなかったことがあるんだ」
アルミン「!な、なんだよ!!こんな時に!(エレン...君は、もう...)」
エレン「っ...オレ、さ」
アルミン「は、早く言えよ!時間がないんだ!!エレン!!」
エレン「っ!!お、オレ!!もし来世があったら妹が欲しいんだ!!!!!!」
アルミン「...え?」
こうしてオレ、エレン・イェーガーは今まで言わなかった事を口に出し、すっきりしたと同時に敵、獣が投げてきた岩によって死んだのだった
-
- 2 : 2016/04/30(土) 00:45:09 :
- ...ちゃん、にちゃん!!
エレン「んぁ...?」
お兄ちゃん!!
エレン「...ん?だれ、だ...?」
お兄ちゃん何寝ぼけてるの!もう朝だよ!学校遅刻するよ!
エレン「...っ!!っお、おにい、ちゃん?」
獣によって殺されたはずのオレは何故か目を覚ますと自分によく似た、いや可愛い女の子がいた、しかも自分の事を、お兄ちゃん、と読んでいる
??お兄ちゃん、頭でも打った?
エレン「........っ...!!お兄ちゃん!!」
っ!!な、なに?ど、どうしたの??
エレン「!!っい、妹ぉぉぉぉぉ!!」
ギュウ!!!!!!
っ!!ひゃあぁ!!!?
どうやらオレの今目の前にいる可愛い女の子はオレの妹らしい、いや絶対そうだ自分に似ていてそしてなにより、オレのことをお兄ちゃん、こう呼んでいる、こいつは
オレの、妹なんだ!!!!
-
- 3 : 2016/04/30(土) 00:48:44 :
- 原作のエレンの性格と全く違いますね、このエレンはドシスコンです。
-
- 4 : 2016/04/30(土) 09:22:50 :
- ミカサかな??
-
- 5 : 2016/04/30(土) 18:06:08 :
- っ!ちょ、ちょっと!!離してよ!お兄ちゃん!
エレン「!あ、あぁ、悪い」
腕の中で暴れる彼女にエレンは慌てて離した
・・・もぅ、いきなりどうしたの?抱き付いてきて・・・気持ち悪いんだけど・・・
エレン「!き、気持ち悪いって・・・」
だって、本当の事じゃん、いつもは私の事邪魔者みたいに扱ってさ、今日に限っていきなり抱き付いてくるし・・・
エレン「な、なんだそれ(・・・つまり、なんだえっと、状況からしてここに居る俺は目の前に居る女の子を邪魔者扱いしていたと・・・)」
こっちの世界に居るエレンと向うに居た、巨人が居た世界にいたエレンとはどうやら性格が違っているらしい
なんだそれじゃないよ・・・いつも起こしにきては私の事蹴る癖に・・・
エレン「っな、なんだそれ、酷すぎるだろ(おい、こっちの俺、妹いじめんなよ!)」
向こうに居たエレンにとって、妹、という存在はとても大切な存在だった
酷すぎるだろって・・・お兄ちゃんがやってきた事でしょ・・・忘れるなんてあまりにも酷すぎるよ・・・
エレン「!え、え~っと、なんだ・・・(あまりいきなり性格変わるのもなんだし・・・う~ん、まぁいいか)」
エレンにとって自分の性格を隠すというのはあまりにも難しかいため、エレンは
エレン「・・・その、ごめん(とりあえずはこれでいいだろ、これで精一杯だ)」
っ、ほ、本当に大丈夫?頭でも打った?
エレン「ぅ・・・だ、大丈夫だ、それより顔を洗いたいんだけど」
か、勝手に洗えばいいじゃん、どうしたの?本当に大丈夫??
エレン「(・・・なんか、すっげえ話しにくいな、おい・・・)」
お~い??
エレン「・・・なぁ、オレが今から話す事をお前は信じてくれるか?」
え、な、なにいきなりいいけど、さ
エレン「そっか、じゃあ話すぞ」
エレンはあまりにも話しにくくすぎて今の自分の現状を話した、話し終えた後の彼女はアホ面の如くぽかーんとしていた
リビング
エレン「お、お~い大丈夫か?」
エレナ「っは!え、えっと、う、うん、大丈夫だよ・・・」
オレの話しを聞いた後の彼女の顔は絶対忘れないであろうと思う、何故なら凄い引いていたからだった
エレン「っ、悪かったって、いきなりこんな話し聞かせてよ・・・」
エレナ「う、ううんだ、大丈夫・・・、でも本当こっちのお兄ちゃんとは段違いだね、今のお兄ちゃんの方が断然と良いよ」
エレン「こっちのオレってどんくらい酷かったんだよ・・・懲らしめたいぐらいだ・・・」
エレナ「う~んとね、私にだけ凄く冷たかったな、なんでかな?」
そして今更だが彼女の名前はエレナと言い、自分と双子の兄妹らしい、兄妹という割りにとてつもなく顔が似ているが
エレン「さ、さぁな、まぁ、俺はそんな蹴ったりなんてしないから安心してくれよ、家族に手だすほどオレは腐ってねぇからよ」
エレナ「そ、そっか、まぁ蹴ってたって言っても多分遊び半分くらいの蹴りだったと思うんだけどね」
エレン「・・・それでも、自分の兄妹に手出すなんてダメだと思うけどな」
あの世界で家族を失ったエレンにとって家族という存在はとても大切だった、ましてや自分の兄妹に手を出す、こんなのは論外だった
エレナ「え、えっと、うん、そう、だね」
彼女、エレナはオレとの会話が鳴れていないのか返答が曖昧だった
エレン「まぁ、なんだ、こっちのオレと向こうに居たオレはだいぶ違ってると思うから慣れるまで我慢してくれると嬉しいんだが」
エレナ「!う、うん、あ、あはは・・・///お、お兄ちゃんが優しくて、な、なんか恥ずかしくなっちゃった・・・///」
エレナは顔を隠すように両手で頬を触り冷やしている
エレン「・・・お前、可愛いな」
エレンはつい、そう言ってしまった、向こう世界のエレンにとってエレナは兄妹ではなく他人で、そしてこちらの世界のエレンはエレナと兄妹であった、つまりエレナは今実の兄に可愛いと言われた事になる
エレナ「!!っ、つ、冷たかったりする以外はお兄ちゃんと話し方とか同じだからお兄ちゃんに言われてるみたいです、凄く恥ずかしいような嬉しいような・・・///」
エレン「!わ、悪い、にしてもよくこんな可愛い妹、というか双子の妹にそんな冷たい態度がとれたよな(・・・もしかしてこっちのオレって照れてて冷たい態度をとってたんじゃ・・・?)」
恋愛について鈍いエレンだがミカサ、アルミンにこってり絞られた結果一応そこら辺の知識は身についていた
エレナ「っちょ、ちょっとお兄ちゃんあ、あまり褒めないでよ///違う世界のお兄ちゃんだとしても私のお兄ちゃんと変わりないんだからさぁ・・・///」
-
- 6 : 2016/04/30(土) 18:11:11 :
- エレナはそっぽ向きながらブツブツと言っている
エレン「ははは、悪い悪い、でも本当に可愛くてよ・・・」
エレンはそう言いながら座っていた椅子から立ちあがりエレナの横に立ち
ギュゥ
エレナ「っひぇ!?///」
エレン「オレ生まれて初めて可愛いと思ったよ、可愛いってこんな気持ちなんだな(なんかすっげえ甘い匂いがするな・・・こんな匂い嗅いだ事ねぇな)」
エレンはエレナを頭から体に自分の腕で包み隠すように抱きしめた、そしてエレナの髪の毛からは甘い匂いがした、その匂いは嗅いだ事もない匂いだったが
エレナ「ちょ、ちょっとぉ///」
エレン「お前体柔らけぇ・・・」
向こうの世界に居た住人とはまったく違っていた、それは肌の感触だった、向こうに居た住人は皆筋肉質で体はバキバキで柔らかいじゃなく硬いだった為エレナの体はとても柔らかかった、例えようがない肌だった
エレナ「っ!!ぉ、お兄ちゃんの変態!!!///」
エレン「っおっと!!」
ガシッ!
エレナ「っえ!?」
エレナからの突然の平手打ちをエレンは腕を掴んだ、普通なら突然の事に平手打ちを喰らう所だが仮にもエレンは兵士、対人格闘をやっていた身だった為突然の事にも対処できていた
エレン「ははっ、悪いなエレナ、オレは仮にも兵士だったからな、お前の平手打ちなんて止まってるように見えるぞ?」
エレナ「っ、え、えぇ~!?なにそれ~!反則だよ!そんなの!」
驚愕の表情と共に顔を真っ赤にし怒っている、実に可愛らしい愛らしい表情だった
エレン「ん?反則じゃないぞ、これは経験だ、経験してなかったら対処なんてできねぇよ」
エレナ「うぅ・・・なにそれ・・・ってお兄ちゃん早く朝ご飯食べちゃってよ、片づけられない!」
エレン「ん、あぁ悪いって、この白いのなんだ??」
エレンはそう言いながら椅子に座りそう言った
エレナ「ん?ご飯だよ?」
エレン「・・・ご飯??」
エレナ「え、知らないの?」
エレン「あ、あぁオレの住んでた世界じゃいつも硬いパンとスープだけだったからな」
エレナ「え、なにそれ栄養不足すぎるよ・・・」
エレン「あ~、まぁな私生活もだいぶギリギリな世界だったし、いつ死んでもおかしくない世界だったからな」
エレナ「!な、なんか、ごめん・・・」
エレン「いや、大丈夫だ、まぁ、なんだとりあえずいただきます」
エレナ「う、うん」
エレンはそう言いながら白い物を口に運び、噛んだ、その瞬間エレンは感動した、あの凄く硬いパンとは違い一気に潰れてくれる食感、そして食べやす事
エレン「っな、なんだこれ、すっげえ美味いし食べやすい!!」
エレナ「!そ、そっか、よ、良かっ、た///」
エレナはそう言いながら微笑んだ、この笑顔もまた可愛らしい笑みだった
-
- 7 : 2016/04/30(土) 18:11:17 :
- エレン「・・・この食べ物全部お前が作ったのか?」
エレナ「え、う、うん、そうだけど、どうしたの?」
エレン「・・・なぁ、エレナ」
エレンはある事を思いつきスプーンを置き立ち上がった、そしてエレナにとってこの言葉はとてつもなく衝撃的な言葉だった
エレナ「!な、なに?お兄ちゃん」
エレン「・・・お前、オレと結婚してくれ」
エレナ「・・・へ?」
エレン「お前は見た所性格良し、そして可愛くて家事全般出来てもうお前最高だよ、オレと結婚してくれ、いやその前に付き合ってくれ!」
エレンからの、実の兄からは想像もしない言葉だった、まさかの交際してください発言だった
エレナ「っ!?ちょ、ちょっと待って!!お兄ちゃん!!///」
エレン「?なんだ?どうした?」
エレナ「っ、な、なんだどうしたじゃないよ!?///私とお兄ちゃんは家族できょ、兄妹なんだよ!!?///付き合えるわけないじゃん!?」
そうこちらの世界では常識的だった、同じ身内同士で結婚なんて絶対なかった法律にも適されていない以前の問題で世間で認められなかった、だが
エレン「・・・え、何で無理なんだ?あ、そうかオレお前と会ってたったの数十分だもんな、いきなり悪い」
エレナ「っいやいやそういう問題じゃなくて、兄妹で結婚なんてできないよ!?///」
エレン「・・・え、何言ってんだお前、兄妹で結婚できるだろ」
そう、エレンの住んでいた世界、時代では身内の中での結婚、または子供を作る事自体が許可されていた
エレナ「え、何言ってんだお前はこっちの台詞だよ!///法律で禁止されてるの!身内結婚はだめなの!」
エレン「!?えそ、そうなのか!?」
エレナ「そうなの!///」
あまりの衝撃的な言葉にエレンは膝から崩れた、せっかく初めて好きだと思えた存在にたった数十秒でフラれた事に
エレン「な、なんだそれ!?オレの世界じゃ兄妹結婚なんて当たり前だったぞ!?」
エレナ「し、知らないよ!そんなの!///」
エレン「その、なんだ規律を作ってるヤツぶん殴ってやる!!」
エレナ「えぇ!?ちょっとやめてよ~!?」
エレンは興奮のあまり駆逐衝動に駆られ外に出て行こうとしたところをエレナは引きずられながら止めたのだった
-
- 8 : 2016/05/01(日) 17:31:26 :
- エレン、リヴァイ、クリスタの兄弟編見たいなー
エレナってw
-
- 9 : 2016/05/07(土) 23:52:19 :
- まだですか
-
- 10 : 2016/05/15(日) 17:38:35 :
- 待ってます
-
- 11 : 2016/05/27(金) 00:06:55 :
- まってます
-
- 12 : 2016/07/29(金) 14:07:50 :
- ほよしテーな
-
- 13 : 2016/11/21(月) 14:24:53 :
- 放置は許さんぞーww
期待
-
- 14 : 2017/02/08(水) 00:04:41 :
- 期待
-
- 15 : 2017/04/30(日) 23:51:44 :
- 期待だぁぁぁぁ 応援してます。続き頑張って下さい
-
- 16 : 2017/08/14(月) 11:12:33 :
- ま、まさかの放置!?
-
- 17 : 2017/10/05(木) 21:49:44 :
- だぁっぁっぁあぁ!!!!駆逐してやる...放置をっ一匹残らずっ!!!!!!!!
-
- 18 : 2017/11/24(金) 00:13:51 :
- 右に同じく
-
- 19 : 2017/12/24(日) 00:08:10 :
- \^=^/ツ、ヅ、キ、ワ?ねぇ
-
- 20 : 2018/08/08(水) 22:31:57 :
- あれから2年たった今でも投稿されない
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場