この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
壁の国の七つの大罪 第二話「嫉妬の罪・強欲の罪」
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- 1 : 2015/03/29(日) 00:58:13 :
- 『壁の国の七つの大罪』第二話です!!
第一話はこちら!!↓↓↓
壁の国の七つの大罪 第一話『憤怒の罪』http://www.ssnote.net/archives/32963
こちらはシリーズURL↓↓↓
壁の国の七つの大罪http://www.ssnote.net/series/2079
なおコメントは禁止にさせていただいてるのでコメントや質問はこちらへ↓↓↓
壁の国の七つの大罪 雑談・質問スレhttp://www.ssnote.net/archives/33072
では本編です!どうぞ!
_________ウォールシーナ内地
???「この私がここまで追い詰められるとはね...やっぱりあんた強いね」
???2「伊達に『七つの大罪』のメンバーやってるわけじゃないわ」
???「そうかい...じゃあ私も本気でいかせて貰うよ」キイイイイイン
???2「...こちらこそ」ビリビリビリ
-
- 2 : 2015/03/29(日) 00:58:24 :
- ________道化師の休憩部屋
エレン「ヒストリア、普通に内地に行けば往復だけで丸一日はかかる。そこでどうするでしょうか!はいヒストリアさん」
ヒストリア「ええと...魔法で移動する?」
エレン「惜しい!60点!!正解は~」ガチャ
ガヤガヤ
エレンがドアを開くと
入ってくる時はマリアの街だったはずが
なんと内地が広がってました
ヒストリア「ええ!?なんで!!?」
エレン「これこそうちの店の客が多い理由さ!」
ヒストリア「どうなってるの!??」
エレン「うちの入り口は内側から見ると全部で五ヶ所あるだろ?でも外側から見ると一ヶ所しかないんだ!それぞれの扉が別々の街にあるんだ!」
ヒストリア「つまり...魔法で遠いところをつないでるってこと?ど○でもドアみたいに?」
エレン「まあそんな感じ 場所は限られてるけどな!シーナの街にはひとつしか出口がないからここから探すぞ」
ヒストリア「うん!それでここには誰がいるの?」
エレン「噂だけどたしk」
ドォォォン
バリバリ
キャー
ウワァー
エレン「向こうだ!行くぞ!ヒストリア!!」ダダダダダダダダ
ヒストリア「え...ちょっと待ってよ~」タタタタタタタタ
私とエレンが走っていると
建物の角から
ドォォォン
誰か二人が飛び出て来ました
よく見るとその二人は...
ミカサ「はぁああああ!!」バリバリ
アニ「ふっ!!!」ピキピキ
ミカサとアニでした!!
ミカサは雷を、アニは氷を纏って戦っていました
ミカサ「なっ...!?エレン!?」
アニ「え!?エレンだって!!?」
二人はエレンに気づき驚きました
アニ「ちっ...!!分が悪いね...ここは引くよ!!」バッ
ミカサ「待て!!!逃げるのか!!?」
アニ「勘違いするんじゃないよ エレンがいると不利だから撤退するだけだからね!またあんたを殺しに来るよ!ミカサ!!」シュダッ
ミカサ「また来ても返り討ちにしてやる!!」
ヒストリア「えーと...これは」
エレン「よう!ミカサ!一年ぶりだn
ミカサ「会いたかった!!!エレン!!!!」ギュー
ヒストリア「え...?あ...その」//
-
- 3 : 2015/03/29(日) 01:18:06 :
この二人ってこんな関係だったけ!!?
ミカサ「ああ...本当に久しぶり!一年ぶりね!エレ...ン?」
エレンに抱きついたままのミカサと目があっちゃいました 目付きが超恐いです
ミカサ「あの女...誰?」ギュー
ヒストリア(誰ってひどいよ!!昔、訓練兵団で仲間だったじゃん!!)
エレン「ヒストリアだよ 旧クリスタ・レンズっていったらわかるか?」
ミカサ「ああ...あの天使(笑)か その女神(笑)が何でここに?」ギュー
ヒストリア(だぁああああれが(笑)じゃボケぇ!!!)ピキピキ
エレン「(笑)とかいうなよ...実はカクカクシカジカでお前を探しに来たら急に戦闘中だったって訳さ」
ミカサ「エレンが私を探しに...!?嬉しい!!ミーちゃん嬉しい!!」キャー
エレン「お、おう...とりあえずお前の話も聞きたいから中入れよ」
ミカサ「私とエレンのマイホーム!?」
エレン「...俺の店だよ」
-
- 4 : 2015/03/29(日) 01:42:08 :
エレン「じゃあミカサ、お前の話を聞かせてくれ」
ミカサ「ええ、あれはたしか10年前のある日...」
エレン「ちょっと待てェェェェ!!!」
ミカサ「どうしたの?エレン」
エレン「俺は『七つの大罪』として大罪人となってからの話を聞いてんの!!10年前って遡りすぎだろ!!」
ミカサ「...ごめんなさい お前の話とゆうからてっきり武勇伝かと...」
エレン「普通に考えたらわかるだろ...」ゼーハー
ヒストリア(すごい...あのエレンがツッコミ役になっている!!ミカサにペースを崩されているんだ!!キャラ崩壊までしている!!これが訓練兵団104期生主席 ミカサ・アッカーマン!!)
ミカサ「おふざけはこの辺にして本題にうつるわ 私は『<強欲の罪>アルミン・アルレルト』がこの近くにいると聞いてやって来たんだけど途中で憲兵アニ・レオンハートに見つかって交戦してたらあなた達とあったのよ」
エレン「やっぱガセじゃ無かったのか 心当たりはないのか?」
ミカサ「アルミンのことだから憲兵に見つかったりはしてないと思うんだけど...」
エレン「見つからないのか」
ミカサ「ええ...何処にいるのか全く分からないわ」
エレン「なるほど」
-
- 5 : 2015/03/29(日) 10:50:58 :
-
エレン「おれらがじっとしとけばアルミンの方から噂を聞き付けて探しに来るんじゃないのか?」
ミカサ「噂を聞き付ければ憲兵もやって来るだろう」
エレン「なるほど...おれらの方から探すしかないか...」
ミカサ「でも...外では今日の私とアニの戦闘で憲兵が目を光らせてるわ」
エレン「う~ん...困ったなぁ」
ヒストリア「ねえ!!なんかドアからきたよ!」
エレン「何が来たんだ?」
ヒストリア「何か...手紙?でも実体がないよ?」
ミカサ「それは妖精の手紙 という上位普遍魔法 よ」
ヒストリア「妖精の手紙 ?」
ミカサ「実体の無い手紙を相手に送る魔法よ...おそらく差出人はアルミンだろう」
ヒストリア「どうやって開けるの?」
ミカサ「自分の名前を言うだけよ...『七つの大罪<嫉妬の罪>ミカサ・アッカーマン』」
ヒラ
ヒストリア「開いた!!でも何にも書いてないよ?」
ミカサ「おそらくアルミンが開封した人にしか見えない様に設定したのだろう一分で読み終わるから待ってて」
ヒストリア「分かった...ねえエレン?固有魔力 と普遍魔法 って何が違うの?」
エレン「根本的に違う普遍魔法 は練習すれば誰でも使えるが固有魔力 は一人一人違う魔力なんだ 昨日の憲兵ABが使ってた火蜥蜴の足 は普遍魔法 シモンが使ってた冥界の針 は固有魔力 だ」
ヒストリア「へえ...そうなんだ」
エレン「ちなみに『七つの大罪』は全員が固有魔力 を使える 俺の固有魔力 は『憤怒の炎 』、ミカサの固有魔力 は『嫉妬の雷 』だ!」
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- 6 : 2015/03/29(日) 11:36:58 :
ヒストリア「じゃあ...アニの魔力って?」
エレン「そいつはミカサに聞け」
ミカサ「読み終わったわ」
エレン「おう、どうだった?」
ミカサ「差出人はアルミンだった。ひとつは直接会って話したいという事 もうひとつはアルミンの居場所ね ここから北東に3キロ進んだところにある フィリア図書館よ」
エレン「なかなか近いな 今から向かっても間に合うんじゃないのか?」
ミカサ「行くなら夜にしよう 憲兵の目も掻い潜りやすくなる」
エレン「ならメシにしてから昼寝するぞ!」
ヒストリア「そうだね!」
ミカサ「ええ、そうしましょう」
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- 7 : 2015/03/29(日) 11:45:04 :
エレン「よーし!すぐ作るから待っといてくれ!」
ヒストリア「はーい!ところでミカサ、アニの固有魔力 って何?」
ミカサ「アニの固有魔力 は『氷の女王 』氷を操る能力よ」
ヒストリア「氷の魔法か...だからエレンとは相性が悪いから逃げたのかな?」
ミカサ「おそらくそうね」
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- 8 : 2015/03/29(日) 13:58:09 :
-
__________憲兵団本部
アニ「はい。報告は以上です。」
団長「分かった。下がってよろしい」
アニ「ハッ!!失礼しました!」バッ
バタン
アニ「ふぅ~~~~」
アニ「エレンと会っちゃたよ~~~~!!////相変わらずかっこよかったなあ~~~!!///」デレデレ
アニ「でも今は私は憲兵でエレンは大罪人なんだよ!敵同士なんだからしっかりしなきゃね!!」
アニ「ハッ!もしかしてさっきエレンを見て逃げて来たから私がエレンを好きだってバレたかもしれない!!」
アニ「もし、もしばれてたら~~~~!!恥ずかしくて生きていけないよ!!!」
アニ「いや、私達が裏切り者だったにもかかわらず憲兵として働かせて貰ってる王政に感謝して働かないと!!」
アニ「その為に...ミカサ・アッカーマン...あいつは絶対殺してやる!!」
ミカサ「やっぱりエレンの作るご飯は美味しい」モグモグ
ヒストリア「だよね!!」モグモグ
エレン「だろ~?俺の母さん直伝のレシピだからな!!」モグモグ
ミカサ「カルラおばさんも料理が上手だった」モグモグ
ヒストリア「へぇ~そうなんだ」モグモグ
エレミカヒス「ごちそうさま」ガチャ
-
- 9 : 2015/03/29(日) 16:04:23 :
エレン「じゃあ今日の予定は開店前まで昼寝!閉店後はアルミンを探しにフィリア図書館に向かう!いいな?」
ヒストリア・ミカサ「分かった」
エレン「ミカサ!お前の部屋はヒストリアの隣の部屋だ!」
ミカサ「分かった」
エレン「5時30分から準備だからな!それまでに起きてこいよ?」
ヒストリア「はーい!!」
エレン「それじゃ、解散!」
ミカサ(アルミンは何故エレンや私居場所がわかっていたのに今になって出てきたの?)
ミカサ(それとも今になって居場所が分かったとか?)
ミカサ(何か...嫌な予感がする...)
エレン「...サ?....カサ?....ミカサ!!」
ミカサ「あ、ごめんなさいエレン 何?」
エレン「何ってぼーっとしてたから...大丈夫か?」
ミカサ「ええ...大丈夫よ...」
ミカサ(考えすぎね...)
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- 10 : 2015/03/29(日) 18:02:18 :
__________開店前
エレン「よし!!よく寝たな!それじゃあ開店準備するぞ!」
エレン「ウェイターはヒストリア!!正体がバレると困るからお前はクリスタと名乗れ!!」
ヒストリア「はい!!」
ミカサ「私は何をすれば?」
エレン「ミカサは会計だ!お前も偽名を使ってくれ」
ミカサ「分かった店主 クラウンの妻のミサで」
エレン「うん俺の妻って設定はいらねえから」
エレン「それじゃあ開店だ!!」
ガチャ
ヒストリア「道化師の休憩部屋にようこそ~!」
____________五時間後
ヒストリア「ふぅぅぅぅぅ疲れたぁぁぁぁ」
エレン「おいおい、これからアルミンを探しに行くんだからしっかりしてくれよ」
ミカサ「いや、ヒストリアは留守番してくれてればいい 私とエレンの二人だけで行く」
ヒストリア「いや、私も待ってるだけなんて嫌だ!私も連れていって!!」
ミカサ「...そうね...一緒に行きましょう」
ヒストリア「うん!!」
エレン「よし、そろそろ行くぞ!目指すはフィリア図書館!!」
ヒストリア「おおー!!」
ミカサ(...あのアルミンが直接会って話したい?妖精の手紙 を使ってやり取りした方がリスクが小さいのに?...何か理由でもあるのかしら?)
エレン「おーいミカサー!置いてくぞー!」
ミカサ「あ...ごめんなさい」
________30分後
ヒストリア「まだつかないの?」
ミカサ「後少しよ」
エレン「...!!ミカサ!!」
ミカサ「え?...!!!なっ!!」バッ
ミカサはエレンに呼び掛けられ何かを避ける様に動くと
ピキピキピキピキ
ミカサのいたところが凍りつきました
ミカサ「この攻撃は...!?」
ピキピキ
さらにその氷が大きくなりミカサと私達を分ける壁になりました
アニ「約束通り殺しにきたよ ミカサ!!」ピキピキ
エレン「なっ...!?待ってろミカサ!!こんな壁今すぐ!!」キイイイイイイイン
ライナー「お前の相手は俺達だ!!エレン!!!」
ドオオオオオオオン
-
- 11 : 2015/03/30(月) 00:29:32 :
-
ライナー「この距離から避けるとは...さすがだな。エレン・イェーガー」
エレン「そりゃどーも お前らこんなところで何してんだ?見張りだったら急に襲ってきたりはしねえよな?」
ライナー「...さあな?とりあえずお前らを殺してヒストリアを連れて帰る」
エレン「お前じゃあ無理だよ」
ベルトルト「お前じゃなくて...お前らでしょ?」シュッ
エレン「なっ!!」(こいつ!!いつから背後に...!?)ヒュ
ベルトルト「ちっ...!避けられたか」
ライナー「遊んでる暇はねえ...一気に片付けるぞ」シュイイイイイイイイン
我が肉体よ
万物を拒絶し
万物を弾く鎧となれ
戦士の鎧
ライナー「...」シュウウウウウウウ
固有魔力 を発動したライナーの身体は
金属的な光沢を帯び両腕が一回り大きくなっていた
エレン「何も変わってねえよ」シュッ
ガキン
ライナー「効かねえよ」ニッ
エレン(こいつ...硬い!!)
ベルトルト「...」シュイイイイイイイイン
鉛の矢に射られ
地に伏せろ
錨の弓矢
ベルトルトが固有魔力 を発動させるとベルトルトの前には実体の無い矢が数十本現れた
ベルトルト「食らえ!」ヒュヒュヒュ
エレン「うわっ!!こっちもか!!」シュシュシュシュカン
ベルトルト「さすがの身のこなしだね...でも一発あたったね?」
エレン「...さあね」
ベルトルト「嘘...下手だね」
ズシッ
エレン「!!」(重い!!ベルトルトの攻撃を食らった場所から重りが...!?)
ライナー「さあ...次の攻撃をかわせるか?」
エレン(こいつら...強い!!)「こうなったら俺も本気で行くぜ!!!!」シュイイイイイイイイン
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- 12 : 2015/03/30(月) 00:36:04 :
- ベルトルトの
錨の弓矢 のモデルはワールドトリガーの三輪の鉛弾です!!
イメージ画像はこちらhttp://world-trigger.com/wp-content/uploads/2014/10/ledbured2.jpg
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- 13 : 2015/03/30(月) 11:33:45 :
-
己の憤怒にその身を灼きながら
闇を屠る灼熱の炎となれ
憤怒の炎
エレン「うおおおおお!!!」ボオオオオ
ライナー(腕が炎を纏ってるな...だが...)
エレン「はああああ!!」シュッ
ガギン!!
ライナー「その程度では俺の鎧は破れん!!」
ライナー「全身反撃 !!!!!」ドガッ
エレン「グハッ!!」ドン
ライナーの攻撃が直撃したエレンは近くの建物に叩きつけられてめり込んでいた
ライナー「ベルトルト!!動きを封じろ!!」
ベルトルト「錨の弓矢 ...10連射」
ヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュヒュ
エレン「う...炎の盾 !!」
ガギンガギンガギンガギンガギン
エレン「なっ...!?炎の盾 まで重くなるのか!?」ズシッ
ライナー「死ね!!エレン!!!」ダダダダダダダ
エレン「そっちから来てくれて助かったぜ」キイイイイイイイン
ライナー「何ッ!!?」
エレン「炎撃 !!!」ドゴオ
ライナー「グッ!!」
ドドドドドドドドド
エレンの炎撃 を食らったライナーは
いくつかの建物を貫通しながら吹っ飛んでいった
ベルトルト「ライナアアァァァ!!!」
ベルトルト「よくも...ライナーを...!」
エレン「かかってこいよ お前一人で俺を倒せるとは思えねえけどな」
-
- 14 : 2015/03/30(月) 22:22:34 :
- ベルトルト「黙れ!!!!」ズズズズズズ
ベルトルトの前にはエレンの身長の二倍はありそうな槍といってもいいほどの矢が一本現れた
ベルトルト「死ね!!錨の弓矢 !!!」ビュン
エレン「こんな単調な攻撃当たる訳ねえだろ」ヒュ
エレン「それにお前は」ボオオオオ
エレン「攻撃の後が無防備過ぎるぜ」シュッ
炎を纏ったエレンの左腕がベルトルトを捕らえそうになったその時
ガギン
ベルトルト「ライナー!!無事だったんだ!!」
ライナー「気絶しかけたがな。あの程度の攻撃一発で俺が倒せると思うなよ」
エレン「思ってねえよ」キイイイイイイイン
ライナー「何ッ!?」
エレンの攻撃していなかった右腕が橙色に輝いてた
エレン「炎撃 !!!!!」ドゴオ
エレンの拳がライナーを捕らえた瞬間
ドドドドドドドドン
ライナーが後ろにいるベルトルトごと先ほどと同じように建物を貫通しながら吹っ飛んでいった
エレン「さすがに炎撃 二発食らったらもう立ち上がれないだろ。ケガしなかったか?ヒストリア!」
ヒストリア「う、うん!」(強い!!今は憲兵にいるあの二人を一瞬で倒した!!)
-
- 15 : 2015/04/01(水) 23:22:37 :
-
エレン「さてさて?今アニと戦ってるミカサの様子を見に行くか」
ヒストリア「うん!!助けてあげないと!!!」
エレン「その必要は無いぜ」
ヒストリア「えっ!?なんで!??」
エレン「あの二人の実力は大体均衡してるけど多分ミカサが勝つぜ」
ヒストリア「ん?どうゆうこと?」
エレン「まあ見れば分かるさ ほら、行くぞ」
ヒストリア「あ、ちょっと待ってよ~~!!」
_________ミカサside
ミカサ「お仲間がやられたみたいだけど?」
アニ「うっさい!!!あの二人がやられてもあんただけは始末するよ!!!」
ミカサ「始末じゃなくて殺す ・・・でしょ?」
アニ「細かい女だね!!!」ピキピキ
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- 16 : 2015/04/02(木) 12:49:26 :
ミカサ「ひとつ質問があるんだけど」
アニ「なんだい?」
ミカサ「何故私達がここに来るって分かってたの?」
アニ「...さあね?自分でかんがえたら?」
ミカサ「じゃあ貴方を倒してからじっくり考えるとしましょう」バリバリ
アニ「できると思うの?」
ミカサ「ええ」スッ
ミカサが自分の前に手をかざすと鞘に収まっている一本の刀が現れた
ミカサ「天羽々斬 」
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- 17 : 2015/04/03(金) 00:38:35 :
-
アニ「それがあんたの武器嫉妬の刃 の天羽々斬 かい?」
ミカサ「ええ...エレンを待たせているの...すぐに終わらせる!!」シャキン
アニ「終わるのはあんただけどね!!!」シュイイイイイイイイン
冷たく閉ざされた
白い世界の支配者となれ
氷の女王
アニ「死にな!!氷の槍 !!!!!」ギュン
ミカサ(超低温で空気中の水分を凍らせて飛ばしてる...でも)
ミカサ「はあ!!」ズバン
ミカサはアニが飛ばしてきた氷の塊を一刀両断した
アニ「さすがにこれじゃ当たらないね」
ミカサ「待ってて...エレン、すぐに終わらせる」シュイイイイイイイイン
天に嫉妬し
自らが雷となれ
嫉妬の雷
ミカサの全身が雷に包まれた
ミカサ「...面倒だ。一撃で終わらせよう」ビリビリビリビリビリビリ
ミカサの纏う雷が一際大きくなった
アニ「そんな大技出させないよ!!」
ヒュオオオオオ
ミカサ「なっ!!?空気が冷たくなってる!??」
アニ「永久凍結 !!!!」ピキピキピキピキ
ミカサ「当たって無いわよ」シュッ
アニ「あんたの動きを一瞬送らせられれば充分だよ!!!」シュッ
ミカサ「ただの蹴りじゃ私には当たらない」ヒュ
ミカサ「雷切!!」ズバン
アニ「うわあ!!」ビリビリ
アニ「...」バタリ
ミカサ「これだけの電圧をかけたんだから気絶しても当然だろう」
-
- 18 : 2015/04/03(金) 23:57:17 :
-
ミカサ「さあ、あの氷の壁を破壊してエレン達とフィリア図書館に向かいまs...!?
ミカサが急に動きを止めた。いや、止められた
アニ「あの程度でやられるわけないでしょ?」ピキピキ
アニが倒れているところから地面を這う様に氷が伸びていてミカサの足が氷に覆われていた
ミカサ「まだ意識があったの!?」ピキピキ
アニ「あんた、私を殺すんじゃなくて気絶させるつもりだったんでしょ?その甘さがあんたの敗因だよ」
ミカサ「くっ!!はぁ!!!」
グサッ ビリビリ
ミカサは地面を這う氷に刀を差し、電流を流したが
アニ「無駄だよ!氷に電気は通らない!!それにあんたに遠距離技はない!!死ね!!!ミカサアッカーマン!!!」ピキピキ
ミカサを覆う氷が腰まで来てヒストリアが叫んだ
ヒストリア「エレン!!!そろそろ助けにいこうよ!!ミカサがやられちゃうよ!!!」
エレン「安心しろ 黙って見とけ」
ヒストリア「でも...!!」
エレン「大丈夫だって!ミカサは負けねえよ!!」
ヒストリア「...(エレンはミカサを信頼しているんだ!!私も仲間を信じないと!)ガンバレ!!ミカサー!!!」
ミカサを覆う氷がとうとう首まで来た
アニ「仲間に信頼されながら死ぬ気分はどうだい?ミカサ」ピキピキ
ミカサ「死ぬ?何を言っているの?もう勝った気でいるのね...」ビリビリ
アニ「無駄だよ!!氷に雷は通らない!!」ピキピキ
-
- 19 : 2015/04/04(土) 00:23:51 :
-
ミカサ「はぁッ!!」ビリビリ
パリ
ミカサを覆う氷に亀裂が入った
アニ「なっ...!?どうゆう事だい!?氷は雷を通さないはずじゃ...!?」
ミカサ「簡単な話よ...身体に電流を流して負荷をかけることによって身体能力を向上させて割ってるだけ」パキパキ
アニ「なっ...!?そんな事が...」
ミカサ「さて...覚悟はできてる?女型の巨人...」パリン
アニ「その名で呼ぶなっ!!!!!!」ピキピキピキピキ
ミカサ「やれやれ...こんな挑発に乗るなんてやっぱりまだまだね」ヒュ
ズバン
ミカサが刀を振ると氷が全て一刀両断された
ミカサ「次は油断しないわ」スッ
アニ「私を殺す気かい?いいよ...やりな!!」
ミカサ「...」ヒュン
ミカサが刀を振るとアニの頬に小さな傷ができた
アニ「ッ...!何のつもりだい!?ミカサ!!」
ミカサ「アニ...私の剣の天羽々斬 の能力をしってる?」
アニ「なんだい?」
ミカサ「傷をつけた相手はしばらく魔力を使えなくなる...まさに今の状態の貴方よ」
アニ「なんだって!?」
ミカサ「念のため気絶させておくわ それと...」ピト
アニ「...なんだい?」
ミカサ「自分の命は...もう少し大切に」ビリビリ
アニ「ぐあっ...」バタ
-
- 20 : 2015/04/04(土) 02:26:49 :
バリィン
持ち主を失った氷の壁は割れて塵となった
エレン「さすがだな!ミカサ!!」スッ
ミカサ「ありがとう。エレン」パァン
ヒストリア「ねえ、エレン?」
エレン「ん?なんだ?」
ヒストリア「どうしてミカサが勝つって分かってたの?」
エレン「ああ、簡単な話さ アニの魔力は充分強力だけどミカサとは経験の差がある」
ヒストリア「経験?」
ミカサ「ええ アニは戦士としては優秀だけど人間としてはまだまだだったってこと。それに...」(何か...迷ってる様子だった)
ヒストリア「それに???」
ミカサ「何でも無いわ さ、夜が明ける前にフィリア図書館に...」
???「その必要は無いよ。ミカサ」
-
- 21 : 2015/04/06(月) 00:12:01 :
-
ミカサ「!?」
エレン「...お前...アルミンじゃねえか!!」
アルミン「やあ。エレン、ミカサ。一年ぶりだね」
エレン「お前いつからいたんだよ!びっくりしたぞー!!!」バシバシ
アルミン「ハハハ...痛いよエレン。ちょうど壁からライナーとベルトルトが飛び出てきた当たりからだよ」
アルミン「それと...ヒストリア」
ヒストリア「??何?アルミン」
アルミン「さっきの戦いでミカサの様子はどうだった?」
ヒストリア「えと...なんか...静かだった?」
アルミン「そう、落ち着いてたんだ。だから冷静な判断ができた。それに比べてアニはどうだった?」
ヒストリア「ん~と...落ち着きがなかった!」
アルミン「そうなんだ。ミカサへの殺意に溢れていて精神が荒れていた。それで視界が狭くなっていたんだ」
ヒストリア「なっ...なるほど」
ミカサ「さすがアルミンね。見ていただけでそこまでわかっている。」
アルミン「ありがとう。そしてミカサ」
ミカサ「何かしら?アルミン」
アルミン「どうして...アニを殺してないの?」
ミカサ「...単に殺したくなかった...それだけよ」
アルミン「アニは女型の巨人として僕らの仲間を何人も殺した。それにまた襲ってくるかもしれない。なのに...」
アルミン「どうして生かしてるの?」ギロ
ミカサ「...」ゾクッ
エレン「おい、アルミン!お前もいい加減に
アルミン「エレンもだよ?あの二人に息がある事を知って驚いたよ。昔の君はこんなに甘くなかったはずだ」
アルミン「子供の頃から巨人への復讐を誓い、ミカサが拐われた時も大人を3人も殺し、『七つの大罪』となった時もこんなに甘くなかった。...まさか...」
アルミン「今さら罪を償っているつもりかい?『<憤怒の罪>エレン・イェーガー』」
エレン「黙れ...いくらお前でも次その話をしたら...」
エレン「...殺すぞ」ギラ
アルミン「そうだ...その目だ!!!僕は君のその目が欲しかった!!!!!」
アルミン「自分の気に食わない者は全て殺す...そんな君が欲しかった!!!!!!」
アルミン「僕は小さい頃は体が小さくて虐められていたからね...君に助けてもらったあの日から君が欲しかったんだ!!!!」
アルミン「ところがどうだい...その君が今!!!自分を殺しに来た敵すらも殺せなくなっている!!!!!」
エレン「いい加減にしろ!!!」キイイイイイイイン
エレンの目が気のせいか少し光ったと思ったその時
ミカサ「やめなさい!!!二人とも!!!」
エレン「...ミカサ」
アルミン「そうだね...少し調子に乗りすぎたよ...詳しい事は明日話そう...。じゃあね」
エレン「ああ、俺の方こそ熱くなって悪かったな」
-
- 22 : 2015/04/09(木) 17:43:55 :
ヒストリア「...ねえミカサ、あの二人って仲悪いの?」コソコソ
ミカサ「そんなことはない。ただ...」コソコソ
ヒストリア「ただ?」
ミカサ「アルミンはたまに変なスイッチが入るだけ」
エレン「おーい、お前ら何の話してるんだ?」
ミカヒス「!!!」ビクッ
ミカサ「な...何でもないわ」アセアセ
ヒストリア「そ、そうだよ?」
エレン「ふーん。変なミカサとヒストリア」
ヒストリア「エレンって怒ると怖いの?」コソコソ
ミカサ「?何でそんなことを?」コソコソ
ヒストリア「いや、<憤怒の罪>って言われている位だから気になって」コソコソ
ミカサ「それとこれは関係ない。でも...」コソコソ
ヒストリア「でも?」コソコソ
ミカサ「...エレンが怒ったところは見たくない」ブルブル
ヒストリア「!!」(あんなに強いミカサが...脅えてる)
ミカサ「この話は終わりにしましょう。それとアルミンが帰り際にこんな物を」ピラ
ヒストリア「何これ?紙?」
ミカサ「手紙のようね?何々?」
_______ミカサへ
僕はあと3人の居場所を知っている
詳しい事は明日
_____アルミン・アルレルト
ミカサ「なるほどね、さすがはアルミン。もう居場所を突き止めたとは」
ヒストリア「へぇ~スイッチが入ってないときは普通なんだ」
ミカサ「ヒストリア...あなたも104期生でアルミンの事はよく知っているはず」
ヒストリア「あ~ごめん!2年くらいもたったから忘れてた!」
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