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エレン「歌で世界が変わるのか?」キース「あやつもそうだった」

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  1. 1 : : 2014/12/19(金) 01:34:40
    このSSは


    エレン「歌で世界が変わるのか?」アルミン「サシャ?どうしたの?」
    http://www.ssnote.net/archives/28280


    エレン「歌で世界が変わるのか?」アニ「あれは特別なんだ」
    http://www.ssnote.net/archives/28609


    の続きとなっています。もしまだ見てなければそちらを見てからこちらを閲覧するのをお勧めします!


    今回で第一部が終わる予定ではあります。たぶん今度は大丈夫のはず…。


    gdgdですが、最後までお付き合いください!


    では続きです!
  2. 2 : : 2014/12/19(金) 02:12:32
    ――――――― 訓練所 訓練室



    ライナー「訓練室に着いたが……」



    ベルトルト「ここに何があるの?」



    アルミン(……………おかしい…)



    アニ「こっちだよ」スタスタ…



    ジャン「ん?何か大きな箱が置いてあるな?」



    マルコ「あっ!その後ろに!」



    ミカサ「これは……通気口…?ここにこんなものがあるなんて…」



    コニー「全く知らなかったぜ……」



    サシャ「私もです…」



    ユミル「おいおい、まさかここを……」



    クリスタ「うん、くぐっていくんだよ?」



    ライナー「まあ…そうなるよな」



    ベルトルト「でも行ってみるしかなさそうだね。『夜の歌声』を聴くには……」



    アニ「ついてきな…」カガミ



    クリスタ「んしょ、んしょ……」カガミ



    一同(せ、狭い……)カガミ



    ――――――― 5分後



    アニ「ふう、くぐりきったかい…」



    クリスタ「意外と長いんだよね、この通気口…」



    サシャ「これ結構しんどかったですね…」



    ユミル「匍匐(ほふく)前進なんて訓練でしないからな」



    マルコ「ねえ……みんな…歌が聞こえてくるよ…」



    ジャン「本当か!?…………っ!!」ミミスマシ



    『――――なに――――ても~――――じゃない~♪』



    ミカサ「たしかに…綺麗な歌声が聞こえてくる…」



    サシャ「こ、これです!私が聞いた歌は!」



    クリスタ「みんなこれから向うからはぐれないようにね?」



    アルミン(この時間……訓練室がもぬけの殻だったのはおかしい……だってこの時間は―――――)



    ミカサ「アルミン……正体は察しがついているんでしょう…?」



    アルミン「…………うん…まだ確定したわけじゃないけどね…」



    スタスタ……



    『忘れられない~思い出が~こんなにもたくさんある~♪』



    マルコ(どんどん歌が大きくなっていく…)



    ジャン(一体だれが歌ってんだ!?こんな声聞いたことねえぞ!?)



    ライナー(…………俺はいずれこんな歌も聞こえなくなってしまうのか…)



    ベルトルト(ライナー……)



    クリスタ「……今日もいい歌声だね!調子はどう?」



    『ああ、スゲー気持ちいいよ。今日は空もきれいで星も見えるから眺めが最高でよ!』



    ユミル(っ!!この声は……!)



    アルミン(やっぱり……君だったんだね…)



    『ん?お前ら……ここに来ちまったのか…あまりこんな姿は見られたくなかったんだけどな…』



    ベルトルト「『夜の歌声』の正体って…」



    コニー「お前だったんだな…」



    一同「……『エレン』!!」



    エレン「………………」
  3. 3 : : 2014/12/19(金) 17:28:01
    うp主、期待してるぞ!(大量更新出来たら女がryゲフンゲフンクリスタからのご褒美が
  4. 4 : : 2014/12/19(金) 17:49:20
    やっぱりエレンだーーーーー!エンダーーーーーーーーーーーー!イアーーーーーーーーーーーーーー!エレンーーーーー大好きだ!
  5. 5 : : 2014/12/19(金) 22:30:39
    スーパー期待
  6. 6 : : 2014/12/20(土) 00:50:38
    >>3 >>4 >>5
    ありがとうございます!
    あとオリジナル設定も少し加えるつもりです!



    アルミン「エレン……聞きたいことがいくつかあるんだけど…」



    エレン「おう、答えられることなら答えるぞ?」



    アルミン「じゃあ一つ目、エレンは何でここで歌っているの?」



    エレン「まあ、歌う理由としては…気晴らしのためだな」



    アルミン「でも、なにもこんな夜遅くに歌うことはないんじゃない?」



    エレン「さっきも言ったろ?あまりこんな姿は見られたくないんだよ」



    マルコ「どうしてだい?」



    エレン「マルコ、さっきの歌を聴いてどう思った?」



    マルコ「え?綺麗な歌声だなって思ったけど?」



    エレン「いまおれが歌ってたやつはさ、俺が物心つく前に母さんがよく口ずさんでいた曲だったんだよ」



    ミカサ「カルラおばさんが……?」



    ベルトルト「!!?」ズキッ



    エレン「アルミンと知り合ってからはよく外出するようになっていったから、聴かなくなっちまったんだけどな」



    コニー「??それが見られたくないこととどう繋がるんだ?母ちゃんから教えてもらった歌だったんだろ?」



    エレン「………………」



    ライナー(こいつ…なぜ地雷原を全速力で走り抜けていくんだ?)



    ジャン(こいつバカだ…。いや…わかっちゃいたが…)



    エレン「この歌はさ……よく辛い時に人目につかないところで歌っていたんだ…」



    一同「!!!?」



    エレン「アルミンとケンカしちまったとき、父さんや母さんと言い争ったときとかに裏路地とか自分の部屋に行ってな…」



    アルミン「エレン……」



    エレン「どんなに辛いことがあっても前を向いていられた。この歌を歌えば母さんを感じられた。この歌は俺にとって………『母さんの意思』そのものだからな」



    エレン「そんな歌を他のやつらに聞かれたくないんだよ。カッコわりいしな。声も、ずっと母さんのように歌いたいって思っていたから自然とこの声で歌うようになっちまったし…」



    ジャン(道理で誰が歌っているのかわからなかったはずだぜ…)



    サシャ(まさか、こんないい歌にそんな事情があったなんて…)



    ライナー(思い出の歌………というわけか…)チラッ



    ベルトルト「……………」ウツムキ



    アルミン「じゃあ二つ目だね、どうやってあの通気口を見つけたの?」



    エレン「自主練を終えて帰ろうとしたときに、何かヒューヒューって音が聞こえてきてな。最初は何かわからなかったが、風の音じゃないかってふんで音のする場所を探したら……あの通気口を見つけたってわけだ」



    マルコ「それで通気口を通ってここに来た…というわけだね?」



    コニー「でもよく気が付いたよな?俺でもわからなかったぞ!?」



    アルミン(君はわからなくて当然だと思うけど……)



    ジャン「だが何もこんな離れたところじゃなくてもいいんじゃねえのか?」



    エレン「単純にここから見える景色が綺麗だったからここにしただけさ。他意はねえよ」



    アルミン「君がこの場所で歌っていることを知っているのは僕たちだけなの?」



    エレン「いや、ほかにも一人いるぞ?」



    クリスタ「え?本当に?」



    ユミル「そりゃあ誰だよ?」



    エレン「誰って……………『キース教官』」



    アルミン「へぇ~、キース教官かぁ………って…」



    一同「はああああああああ!!!?」
  7. 7 : : 2014/12/20(土) 01:43:54
    エレン「な、なんだよ…そんなに驚いて―――――」



    ライナー「いやいやいや!さすがにそれは驚くだろ!」



    サシャ「今までで一番驚きましたよ!!?」



    コニー「ちょっと待て!この状況が呑み込めてねえのは俺がバカだからじゃねえよな?」



    ジャン「安心しろ、俺もまるで理解できてない」



    マルコ「え!?なんでキース教官も知ってるの?」



    エレン「窓を開けた時に聞こえたらしくてな」



    ユミル「っつうかなんでてめえはそんなに余裕なんだよ!?」



    エレン「いや、さすがに俺も教官にばれた時は開拓地送りにされるのも覚悟したけどな」ハハハ…



    クリスタ「わ、笑いごとじゃないよエレン!」



    ミカサ「大丈夫……私が教官の頭からその記憶を強制的に消去するから……」



    アルミン「ミカサならしかねないから怖い……」ブルブル



    アニ「………でもあんたが平然としているってことは大事にはならなかったってことだろ?」



    ライナー「たしかにそうだな……」



    ベルトルト「教官と……何かあったのかい?」



    エレン「ああ、実はさ――――――」



    ~~~~~~~~~
    エレン「わすれられない思い出が~たくさんつまっている~♪」



    エレン「今日も空がきれいだな……壁の外にもこんな景色が広がっているんだよなあ…」



    『おい……』



    エレン「それにしても誰も来ねえな。まあ、だからこんなにのびのびとすることができるんだけどな」



    『聞こえているのか……?』



    エレン「また明日早いからな…あともう少し歌ったら――――」



    『聞いているのかイエーガー!!』



    エレン「うわああああ!!な、なんだ!?というか……こ、この声は……」ギギギギ…



    キース「外からなにか聞こえると思ったら………イエーガー、貴様こんなところで何をしている…?」ゴゴゴゴゴ…



    エレン「きょ、教官!!えっと、これは…その……」アセダラダラ



    キース「重罰はもちろん覚悟の上での行動であろうな?」ゴゴゴゴ…



    エレン(や、やばい!教官、いつもより3割増しぐらいで怖い!!下手にはぐらかすと命にかかわる!)



    キース「言い訳の準備はできているんだろうな?」ゴゴゴゴ…



    エレン「………………い、いいえ…反論はありません……素直に罰を受けます…!」ケイレイ



    キース「いいだろう!だがその前に、なぜ貴様がここにいるのか……説明してもらおうか…」



    エレン「……わかりました…」



    エ  レ  ン  説  明  中  …



    エレン「―――――というわけです…」



    キース「………………」



    エレン(うう…もう巨人と戦うことも出来なくなっちまうのかなあ?……外の世界……見てみたかったな…)トオイメ



    キース「…………イエーガーよ……今のお前を見ているとある者のことを思い出す…」



    エレン「え?」キョトン…



    キース「あやつもそうだった……よく悩みを抱えてはここに足を運び、お前と同じ歌を歌っていた…」



    エレン「それって……もしかして…」



    キース「うむ、お前の母……『カルラ・イエーガー』のことだ」



    エレン「き、キース教官!!俺の母を知っているんですか!?」



    キース「ああ、何しろ―――――」



    キース「―――――『カルラ・イエーガー』は『元第81期訓練兵』、『私の元同期』だからな」
  8. 8 : : 2014/12/20(土) 02:10:39
    期待しかない
  9. 9 : : 2014/12/20(土) 08:02:12
    期待!!!
  10. 10 : : 2014/12/20(土) 14:55:11
    わぉ
    これはこれは やはりエレンでしたか
  11. 11 : : 2014/12/20(土) 21:41:03
    期待です!
  12. 12 : : 2014/12/20(土) 23:03:04
    期待
  13. 13 : : 2014/12/21(日) 02:39:53
    >>8 >>9 >>11 >>12
    その言葉だけで救われます(涙)



    ―――――23年前 訓練所



    「へえ、夜は外を出歩けないから知らなかったが……なかなか景色がいいな。でもまさか訓練室にこんな抜け道があるとは知らなかったが…」



    『――――♪――――♪――♪』



    「ん?なんか聞こえてくるな…?………あっちからか?」



    タッタッタッタッタ……



    「近いな…声のぬしは…っと………あれ?あれは…」



    『いつみても綺麗だわ。これを見せてくれた訓練所には感謝しないとね♪ふふふっ♪』



    「………カルラ…?」



    カルラ「っ!?き、キース!?どうしてここへ!?」



    キース「訓練室を調べてみたら通気口があってな…夜に外出なんかできねえから少し風に当たろうと思って。お前は?」



    カルラ「わ、私?私は………そう!気まぐれ!たまたまこの場所を見つけたから――――」



    キース「本当は?」



    カルラ「え?」



    キース「耳が赤いぞ?カルラは嘘をつくとすぐに赤くなるからな」ニシシ



    カルラ「むう……」プクー



    キース「で?本当はどうしたんだよ?」



    カルラ「……………ねえ…」



    キース「ん?」



    カルラ「さっきの………聞いてたんでしょ?」



    キース「あ……ま、まあ…」



    カルラ「やっぱり聞かれちゃったか~……」



    キース「いや!で、でも綺麗な声だったぞ!?俺も姿を確認するまでわからなかった!」



    カルラ「私……悩みができたらいつもここに来て歌ってた…」



    キース「悩み…?」



    カルラ「ええ……私、――――――――」



    カルラ「―――――もうやめようって思ってるの…」



    キース「や…やめる…って?」



    カルラ「訓練兵!やめようかなって思ってるの!」



    キース「ええっ!?い、いきなり!どうして!?なんで!?」



    カルラ「私ね?最近ずっと私の成績が平行線になってるの……上がるどころかむしろ成績は下がって…」



    キース「でも!だからって!」



    カルラ「もう限界なんだって思った。私の限界がもう来ちゃったんだって……」



    キース「それでもカルラは必死になって努力したんだろう!?少しでも周りと差をつけるために!」



    カルラ「私は……頑張ることしかできないから……私も人類のために心臓をささげると決意した兵士……でもこのままいっても人類の役に立つ前に死んでしまうと思うの…」



    キース「なにをいっているんだ!心臓をささげると決意したのなら、なおさらあきらめるわけにいかないだろ!」



    カルラ「キース……あなたはすごいわ。体術も立体起動も出来て、みんなをまとめる力もある……私は…何でも平均より少し下位でおたおたしているだけ…」



    カルラ「私にもね、キース……夢があるの」



    キース「夢?」



    カルラ「結婚して、子供を作って……家族で笑って過ごす日常……毎日が楽しいって思えるような生活……そんな人生を過ごしてみたいなって…」



    キース「………………」



    カルラ「訓練兵にはなれないけれどもその夢をかなえることはまだできる!だからキース!私の分まで頑張って!あなたにも夢はあるんでしょ!?」



    カルラ「――――『外の世界を見る』っていう夢が!」
  14. 14 : : 2014/12/21(日) 03:04:13
    キース「あ、ああ……」



    カルラ「だから私の分まで頑張って、キース!あなたの夢を全力で叶えにいって!!私も夢をかなえるために頑張るから!」



    キース「カルラ…………わかった、もう何も言わねえよ。でも絶対に叶えるんだぞ!?」



    カルラ「約束するわ♪」



    キース「じゃあ、俺は一足先に寮に戻るぜ?あ、あと――――」



    キース「――――き、綺麗な声っていったのは本当だからな?」



    カルラ「ほめても何も出ないわよ?」



    キース「ほ、本当だって!純粋にそう思って……!」



    カルラ「ふふふっ…冗談よ♪ありがとね、キース♪」ニコッ



    キース「お、おう………/////」



    ―――――――現在



    エレン「母さんも…ここで歌っていたんですか…」



    キース「うむ、そして次の日……カルラは訓練所から姿を消した…。そして私が調査兵団団長に就任した1年後にカルラから結婚したという報告を受けた。あ奴の夢は無事にかなったというわけだな」フフフ…



    エレン「母さん……」



    キース「さて、イエーガーよ。お前に対する処遇の話だが…」



    エレン「………はい」



    キース「お前がここで歌うのを許可する」



    エレン「え!?ほ、本当ですか!?」



    キース「その行為がお前の心身の負担の軽減になるというのであれば認める理由にもなりえるだろう。しかし、だからといって日ごろの訓練を怠るようになれば開拓地に行ってもらうからな?」



    エレン「しょ、承知しました!」



    キース「では私は教官室へ戻る。あまり夜更かしはしないように!それと――――」



    キース「――――――お前はあきらめるなよ、エレン・イエーガー…」



    エレン「っ!!はっ!!」



    キース(カルラよ……お前の息子は立派な兵士になった…しかも歌声もお前にそっくりとは……)



    キース(イエーガーがいる限り、お前の意思もずっと生き続けるのであろうな。全く……本当にお前のことが好きなようだな、カルラ…)
  15. 15 : : 2014/12/21(日) 08:28:57
    期待!あと、イエーガーじゃなく、イェーガーじゃないですか?
  16. 16 : : 2014/12/21(日) 10:26:31
    期待しかない
  17. 17 : : 2014/12/22(月) 01:22:15
    >>15
    ご指摘ありがとうございます!
    言い方がイエーガーの方が言いやすいかなと思ったんですが、今後はイェーガーで統一します!

    >>16
    ありがとうございます!



    ――――――現在



    エレン「――――――ってことがあって許可されて…」



    一同「………………」



    エレン「えっと……お前ら大丈夫か?」



    ライナー「話に頭がついていけん…」



    コニー「つまり……どういうことだ?」



    アルミン「一つずつ整理すると……キース教官はエレンがここで歌っていることを知っている、そして教官がそれを許可した、カルラおばさんは教官の同期で元第81期訓練兵……てとこかな?」



    ジャン「お前の母ちゃんが元訓練兵だって知ってたのか?」



    エレン「初耳だったよ」



    マルコ「やれやれ……今日は驚くことばかりで大変だね…」ハハハ…



    クリスタ「エレンは…訓練兵をやめたりしないよね…?」



    エレン「当たり前だろ?母さんに夢があったように、俺にだって夢はある。それにキース教官とも約束したしな……絶対にあきらめないって…」



    アニ「でも今日もここに来たってことはまた悩み事なんだろう?」



    エレン「………悩みが尽きることなんかねえよ。考えれば考えるほど悩みの種なんていくらでも出てくる。巨人との戦闘、夢の実現、それに成績のこと……」



    ミカサ「エレン……悩みがあるなら相談してほしい…。私はエレンの家族……家族が悩んでいるなら助けてあげたい…」



    エレン「ミカサの気持ちは嬉しいんだけどな……でも俺は一人で考えたいんだ…」



    サシャ「な、なぜですか?」



    エレン「答えは自分で導くものだからな。本当にどうしようなくなったら相談するさ」



    アルミン「エレン……(君もつらいんだよね…周りにはいつも明るく接しているのに…弱い自分は全部自分の中に押し殺して…)」



    エレン「っと!話してたらもうこんな時間だな!そろそろ寮に戻ろうぜ?ここにいる全員明日寝坊なんてシャレにならないからな♪」



    クリスタ「ホントだ!もうこんなに時間がたってたんだ!」



    ベルトルト「すっかりエレンの話を聞きいってたからね」



    ジャン「たしかにもう寝ねえと明日に支障が出ちまうからな」



    アルミン「そうだね、そうしようか…………?ユミル?」



    ユミル「………………」



    クリスタ「ユミルってば!!」



    ユミル「……お、おお?どうした私のクリスタ?もしかしてハグでもしてほしいのか?」ニヤニヤ



    クリスタ「そうじゃなくて!さっきからユミル、ボーっとしてたから……」



    ユミル「私の心配をしてくれたのか?やっぱりお前はかわいいやつだな!!」ワシャワシャ!



    クリスタ「や、やめてよユミル…!」



    ユミル「……………」



    クリスタ『私わかっちゃったんだ、自分の気持ちに…』



    クリスタ『うん……私の好きな人…/////』



    ユミル「……………」フリムキ



    エレン「でもどうやってこの場所見つけたんだ?わからないように箱をおいたはず…」



    アニ「あたしとクリスタが案内したんだよ。クリスタが他のやつらにも聞かせたいってね」



    エレン「それでか……クリスタの行動には悪意がないから、何も言えねえよ…」



    ライナー「そうだ、エレン。帰る前にさっきの歌、歌ってくれないか?」



    エレン「え?まあ、別にいいけどよ…どうしてだ?」



    ライナー「あのアニの性格が変わるほどの破壊力を持った歌だ。気になるだろ?お前の歌を間近で聞きたい…」



    エレン「そっか、いつも対人格闘で相手をしてくれるしな。聞きたいっていうのなら聞かせてやるよ」



    ライナー「おう!いつも歌っている通りでいいからな?」



    サシャ「私ももう一度聞きたいですーーー!!」



    マルコ「じゃあ僕も聞かせてもらおうかな?」
  18. 18 : : 2014/12/22(月) 01:43:23
    ベルトルト「たしかに興味あるな♪」



    クリスタ「私も聴くよーー!」



    コニー「じゃあ俺もだーーー!」



    アルミン「エレンが歌っているところなんて見たことないから楽しみだなあ。ね?ミカサ」



    ミカサ「うん……すごく…楽しみ…」



    エレン「全くお前ら、コンサートじゃねえんだぞ?」



    アニ「聴きたいってんだから聴かせてやりなよ、あんたのそれはもっと誇りを持っていいものだ、そう言ったでしょ?」



    エレン「やれやれ……わかったよ。全員に聞かせてやろうじゃねえか!お前らの心に俺の歌を刻み込ませてやる!」



    ライナー「期待してるぞ!」



    ジャン「俺にだって歌には自信あるんだぞ!?」



    エレン「お前らの心に響き渡るように……心に残る歌に……そして―――――」



    エレン「―――――この歌がずっとお前らの希望になり続けるように!」



    一同「うおおおおおおお!!」



    アニ(希望か……あんたならなりえるかもしれないね………でも私には……私たちには……その光は眩しすぎる…)



    クリスタ「ユミルーー!一緒に聴こうよーーーー!」



    ユミル「おう!今そっちに行くぞ!」タタタタ…



    ユミル(本当に気に入らねえ……死に急ぎ野郎……何の曇りのねえような眼をしやがって……そのうえクリスタの心まで……!!)



    ユミル(てめえだけは……ぜってえに認めねえ!!)ギリッ!
  19. 19 : : 2014/12/22(月) 18:06:29
    tudukitansimi
    続き楽しみ
  20. 20 : : 2014/12/22(月) 18:33:42
    ↑これか?
    続き楽しみ(tudukitanosimi)
    まぁ俺も期待
  21. 21 : : 2014/12/24(水) 00:20:06
    >>19 >>20
    ありがとうございます!
    期待に応えるべく頑張ります!


    ――――――帰り道



    アニ「………………」



    エレン「―――――でさ!そしたらコニーがよ!―――」



    コニー「おおおい!!それを言うなっての!」



    アルミン「え?本当なの?」



    サシャ「冗談半分に聞いてたんですけど…」



    ジャン「さすがにそれは引くわー」



    マルコ「コニー……頑張って…」ニガワライ



    コニー「そんな顔でこっち見んなあああああ!!」



    アニ「………………」



    ライナー「アニ、ちょっといいか?」



    アニ「なんだい?あまりあたしたちは話さない方がいいんじゃなかったのかい?」



    ライナー「それは話す内容次第ってもんだ。普通の会話ぐらい同期同士なんだから別に問題ないだろう?」



    アニ「はぁ……それで?」



    ベルトルト「アニはエレンのことを知ってたんだよね?」



    ライナー「どうやって知ったんだ?お前は朝はめっぽう弱いはずだから遅くまで起きていることはなかなかないだろう?」



    アニ「…………別に…たまたま目が覚めただけだよ…」



    ベルトルト「でもアニだって最初はあの通気口のことは知らなかったんだろう?」



    アニ「あいつに教えてもらったんだよ…」



    ライナー「だがエレンは『こんな姿見られたくなかったのにな』と言っていた。何か理由があるんじゃないのか?」



    アニ「そ、それは………」



    ~~~~~~~~~
    アニ(今日はなかなか寝付けないね……見つからない程度に出歩くか………ん?)



    ハッ! バシッ ハッ! ビシッ



    アニ(あいつはまだやっているのかい……)



    アニ(…………ちょっとだけ覗くか…)スタスタ…



    エレン「はっ!………ふっ!……」バシッ バシッ



    エレン「はぁ…はぁ…はぁ………ま、まだまだぁ…!」



    アニ(あいつ……)



    エレン「はああっ!………ええい!……」ドスッ バスッ



    エレン「くそっ!俺はこんなもんなのか!?はぁ…はぁ…どうすればアニ見てえなすげえ蹴りが出せる!?」



    アニ(どれだけ無茶してるんだい!?あんなオーバーワークをし続けたら―――!)



    エレン「は、ああああ!!」スカッ



    エレン「あ……れ……?」バタッ



    アニ「(くそっ!)おいあんた!しっかりしな!」ユサユサ



    アニ(っ!!?すごい汗だ……水!)タタタタ…



    ―――――――――――――
    エレン「う、う~ん……」



    アニ「やっと目が覚めたかい?」



    エレン「ア……ニ……?お、俺は……」



    アニ「自主練中にぶっ倒れたんだよ、覚えてないのかい?」



    エレン「なんか……記憶があいまいで…」



    アニ「脱水と疲労だよ…しばらくそうやって寝てな」



    エレン「あ、アニが助けてくれたのか?」



    アニ「助ける義理なんてないけどね……誰もいないから仕方なくだよ…」



    エレン「………そっか……ありがとな?アニ」ニコッ



    アニ「…………しゃべる暇があったら少しでも体を休めな」



    エレン「いや……もう…大丈夫だ…」ムクッ



    アニ「自分の体なんだから、自分で責任を持ちな。あたしはあんたの世話役なんて御免だよ」



    エレン「ははは……手厳しいな…」
  22. 22 : : 2014/12/24(水) 01:00:19
    アニ「じゃあ、あたしは部屋に戻るよ。ちょうど眠気も来たところだしね…」ムクッ



    エレン「なぁ……アニ?もしかして……俺の自主練覗いていたのか?」



    アニ「…………何のことだかさっぱりだね…」



    エレン「俺の目はごまかせないぜ?どれだけお前の動きを見てきたと思ってるんだ?」



    アニ「はぁ!!?」



    エレン「おまえの動きを手本にして特訓した対人格闘………お前の仕草なんかは大体わかってるんだからな?」



    アニ「あんた………そんな趣味があったのかい?」



    エレン「……?何言ってんだ?…で、見てたんだろ?」



    アニ「………………」



    エレン「……やれやれ…カッコわりいところ見られちまったな…お前に追いつきたくてやってるのに、どうしてもコツがつかめなくてな…」



    アニ「………………」



    エレン「おまえの動きをまねたらできるかもしれねえと思ったが、やっぱそう簡単にはいかねえよな……お前の親父さんの技術はすげえよ…」



    アニ「…………言ったはずだよ…意味はないって…」



    エレン「意味ねえと思っていることを必死に覚えようとするかよ。それに……お前は俺の目標だ。俺はお前が『そういう存在』であることが『嬉しい』んだ」



    アニ「は?うれしい?」



    エレン「目標のあるないじゃ、全然違うからな……いまおれがこうして自主練することができるのも……アニ……お前のおかげだ…」



    アニ「………………」



    エレン「それにしてもアニの壁は高いよなぁ……かれこれ今日だけで100本は打ったが、まったくわかr――――」



    アニ「そんなに自分のものにしたいなら、教えてやろうか?」



    エレン「え?」



    アニ「あたしが教えてやろうかって言ってんだよ…」



    アニ(ま、どうせ『え?いやだよ、蹴られるの痛いし』とか言ってくんだろうけど……そしたら蹴りを一発入れれば――――)



    エレン「いいのか?」



    アニ「は?」



    エレン「教えてもらっても……いいのか?」



    アニ「(こ、この答えは想定外だったね…)そ、その方がいいだろう?下手に癖をつけるよりかは」



    エレン「よっしゃぁぁ!さっそく教えてもらえるか!?」



    アニ「組手の中で教えるよ……さあ、来な!」スッ



    エレン「いくぞ!アニ!」スッ
  23. 23 : : 2014/12/25(木) 00:41:41
    ―――――10分後



    エレン「はっ!」ビシュ!



    アニ「踏み込みが遅いよ!モーションは最小限にとどめて踏み込みな!」



    エレン「ふっ!」シュン!



    ―――――20分後



    エレン「キックするときの体重の比って――――」



    アニ「構えるときは同じに、振りかぶるときは6:4、ミートの時は――――」



    エレン「なるほど……」フムフム



    ―――――30分後



    エレン「はぁ…はぁ…はぁ…」アセダラダラ



    アニ「ふぅ……今日はここまでだね…」



    エレン「え?俺はまだいけるぞ?」



    アニ「あんたは自身はそう思っていても実際はわからないものだよ、ただでさえあんたはいつもオーバーワークなんだからこれ以上やるとまたぶっ倒れるよ…」



    エレン「まぁ、アニがそういうんだったら……」



    アニ「………………」



    エレン「また……付き合ってくれるか…?」



    アニ「…………気が向いたらね…」フイッ



    エレン「ありがとな……そうだ!特訓に付き合ってくれたんだから何かお礼をしなきゃな!」



    アニ「お礼?そんなものいらないよ、言っただろ?あんたに付き合ったのはただの気まぐれだって…」



    エレン「それじゃあ俺の気が収まらねえんだよ……そうだな……ちょっと来てくれないか?」



    アニ「どこに連れてこうってんだい?」



    エレン「すぐにわかるさ」ニシシ



    ―――――――――――――――――
    エレン「どうだ?綺麗だろ?」



    アニ「………………」



    エレン「俺は一目でここの場所が気に入ったぜ!俺だけが知っている秘密の場所だ!」



    アニ「…………たしかに……悪くないね…」



    アニ(まるであんた自身を見ているようだよ……)
  24. 24 : : 2014/12/26(金) 13:56:01
    期待です!

  25. 25 : : 2014/12/27(土) 03:11:43
    アニ「(でも……)」フイッ



    エレン「なんだ?気に入らなかったか?」



    アニ「そういうわけじゃないさ……(その光は私には眩しすぎる……)」



    エレン「……なぁ、アニ…」



    アニ「なんだい?」



    エレン「俺はさ……焦っているんだ…。自分なりに努力をしてもそこまで成績がよくならないし、それに比べて回りのやつらもみんな力をつけ始めてる……俺は…本当にこのやり方でいいのかな……ってさ」



    アニ「……………」



    エレン「らしく………ねえよな……だからお前には感謝しているんだ、アニ……こんな俺の特訓に付き合ってくれるんだからな…」



    エレン「あらためて…ありがとうな、感謝してるよ」



    アニ「………あんたから見たら、あんた自身がすごく弱い人間に見えるんだろうね……あたしにも今のあんたの姿の方はカッコ悪いと思うよ…」



    エレン「まぁ、そうだろうな…」



    アニ「でも少なからず、あんたのそういうところに助けられる奴もいるんじゃないのかい?」



    エレン「………?」



    アニ「アンタ、言ったね?「回りのやつらもみんな力をつけ始めてる」って………でもあんたのその努力する姿にひかれてるやつもいると思うよ」



    エレン「俺の姿に……?」



    アニ「あんたは自分のことを過小評価している。確かにアンタは巨人を駆逐するという夢を持った死に急ぎ野郎だ……でも、だからと言って誰しもがあんたのことを非難しているわけじゃない、むしろあんたのことを認めているやつの方が多いだろうさ……」



    エレン「アニ……」



    アニ「……今のあんたの姿はカッコ悪いよ…だからあんたはあんたらしくいな……あんたが無意識に支えてるやつらのためにもね……」



    アニ「―――――『あんたは弱い人間じゃない』、あたしが保証するさ」



    エレン「……………」



    アニ(まさか、こんなどストレートに言えるとはね……あんたらしくいなと言っておきながら……あたしらしくないね…)



    エレン「……アニ」



    アニ「なんだい?まだ悩み事があるのかい?」



    エレン「お前、同期のやつらがお前のことを何て呼んでるか知っているか?」



    アニ「………知ってるさ、『無愛想女』、『冷血女』、『暴力女』………他にもいろいろね」



    アニ「別に誰に何と思われようが構わないさ、本当にその通りだからね…(そう思ってほしくないやつもいるけどね…)」



    エレン「一体だれが広めたんだろうな…」



    アニ「……さぁね」



    エレン「もしさ……俺がそいつを見つけたら……」



    エレン「―――――そいつの顔を元に戻らなくなるくらいフルボッコにするだろうな」



    アニ「何言ってんだい?あんた…」



    エレン「だってそいつはアニのことをなんもわかっちゃいねえだろうが……勝手に見た目とか態度で決めつけて…」



    アニ「本当にそういう人間だから間違っちゃいないでしょ?さっきも言った通り、私は気にしてな――――「気に入らねえ…!」」



    アニ「!!?」



    エレン「ふざけんなよ!?『無愛想』?人と接するのが少し苦手なだけじゃねえか!『冷血』?特訓に付き合ってくれたり、励ましてくれるやつが冷血な訳ねえだろうが!『暴力』?ただの照れ隠しじゃねえか!」



    エレン「アニのことを何も知らねえ奴がアニを語る資格なんてねえ!!」



    アニ「あんた……」



    エレン「アニ!お前はそんな人間じゃねえ!俺が……この俺が保証してやる!お前はいいやつだよ、アニ!」ニコッ



    アニ「元気づけられたやつにいわれてもね…(……あんたのその言葉だけで…あたしは…)」



    エレン「ははは、違いねえな。それでも俺は……お前の仲間であり続けたいな」



    アニ(仲間か……もし本当の姿を知ったら、あんたは幻滅するだろうね……でも…)



    アニ(あんたのその言葉は……その言葉だけは信じ続けたい)



    エレン「もう一つ見せたい……つうか聴かせたいものがあるんだ」



    アニ「聴かせたい?」



    エレン「まあ、こっちは大した礼にはなんねえだろうけどさ……聴いてくれないか?」



    アニ「……別にかまわないけど」



    エレン「よし、じゃあ聴いててくれな?」
  26. 26 : : 2014/12/27(土) 03:58:10
    ―――――――――――
    エレン「あなたは~~♪ひとりじゃない~~♪わたしが~~♪そばにいるから~~~♪」



    アニ「……………」



    エレン「……ふぅ、お前に伝わったかな?感謝の気持ちも込めて歌ったんだが、なんせ家族以外……というか母さん以外に聞かせたことないから少し不安でな…」



    エレン(まぁ、キース教官にも聞かれてるけどな……)



    アニ「……………」



    エレン「………?」



    アニ「……………」



    エレン「おーーい!アニーーーー!」



    アニ「!!な、なんだい!?」



    エレン「どうしたんだ?」



    アニ「いや!べ、別に何でもないよ!」



    エレン「…?」



    アニ「『夜の歌声』って……あんたのことだったんだね」



    エレン「………俺サシャがいってたような声をしているような気がしないけどな」



    アニ「歌っている本人はわからないだろうね、自分の声が当たり前のように感じるだろうからね」



    エレン「母さんの声をまねして歌っているだけだがな…」



    アニ「……あんたは、何でも努力で伸びるタイプの人間だけど、その声は天性のものだよ……決して努力じゃ届かないもの……からすんじゃないよ?」



    エレン「大事にするさ、母さんの意思がつまった歌だからな…」



    ア二「そうかい……なら心配ないね…(もう……あたしはだめかもね……今の歌で完全にアンタに堕ちた……あたしも単純だね)」フフフ



    エレン「お!効果があったようだな!」



    アニ「なにがだい?」



    エレン「今の笑顔……今まで見たことなかったぞ?」



    アニ「っ!!?」カァァァ///////



    エレン「おまえのそういう姿が見れただけでも歌った価値があるぜ!」



    アニ「わ、忘れな!!その頭から今すぐ消去しな!!」



    エレン「もう永久保存版だ!消去不可能だぜ!」



    アニ「ならあたしが強制的に忘れさせる!!」



    エレン「ミカサみたいなこと言うんじゃねえよ!それに消させてたまるかっつうの!」ダダダダ……!



    アニ「待ちなーーーー!!」ダダダダ……!



    エレン『なあ、アニ…』



    アニ『なんだい…?』



    エレン『たまにはさ……そういう顔を見せてくれよな…?』



    アニ『……………気が向いたらね//////』



    ~~~~~~~~~~
    アニ「ひ、秘密だよ///////!!」



    ライナー「別にやましいことはないんだろう?気になるじゃあないかああ?」ニヤニヤ



    ベルトルト「ら、ライナー!そこまで挑発しちゃうと……」



    アニ「とりあえず一遍死んできなああああ!!」ズバン!



    ライナー「あべしいいいいい!!」



    ベルトルト(そろそろライナーが死ぬんじゃ……)



    《ライナーは死なん!!何度でもよみがえるさ!!》



    ベルトルト(うp主!?なぜここに!?)



    《ふふふ……いつから私がいないと錯覚していた…?私は常に君たちとともにあるのだよ》フフン



    ベルトルト(それってストーカー?)



    《違うわ!なんでそうなるんだよ!》



    ベルトルト(じゃあ、アニがエレンと何があったのかも…?)



    《はっはっはっ!!もちろんすべてを知っている!そう……それは男女二人っきりで過ごしたひと時の夜に―――――》



    アニ「一撃抜き手……第一!」ズンッ!



    《》チーン



    アニ「ベルトルト……」



    ベルトルト「な、なんだい……アニ…」アセダラダラ



    アニ「余計な詮索はしない方がいいよ……こいつらみたいになりたくなければね……」



    ライナー「」モザァ…



    《》プギャァァ…



    ベルトルト「ハイ、ワカリマシタ……」
  27. 27 : : 2014/12/27(土) 11:40:09
    期待
  28. 28 : : 2014/12/28(日) 02:28:40
    クリスタ「うふふ、やっぱりエレンの歌は聞くと元気になるね!」



    エレン「俺の歌なんかで元気になるんだったら、この世界にあるどんな歌でも元気になるんじゃないか?」



    マルコ「そんなことないとおもうよ。エレンはもしかしたらそういう使命を帯びているのかもしれないね」



    エレン「ははは、まさかな……」



    ジャン「クソッ!認めたくはねえが、確かにお前の歌にはそんな力があるはずだ!」



    ジャン「だがさっきも言ったように俺も歌には自信があんだよ!俺と勝負しやがれ!」



    エレン「お前何言ってんだよ…。『歌』ってのは相手のためを思ってすることで、勝負するためのもんじゃねえだろ」



    ジャン「そのすまし顔で正論を言われるとさらに腹立つんだよ!うがああああああ!!」



    アルミン「ジャン!気をしっかり持って!」



    クリスタ「いつもエレンの周りは騒がしいね」クスクス…



    エレン「こうやってばかやってた方がいいしな。それよりもクリスタが俺のことをバラしたんだって?」



    クリスタ「うん………ごめんね…」ショボン…



    エレン「今更別にいいさ。いずれバレることだったしな、それが少し早まっただけだ……でもおかげで少し自信がついたよ、ありがとな?」ニコッ



    クリスタ「どういたしまして!」ニッコリ



    男子一同「天使の笑顔……まさにエクスタシィィィィィ!!」



    サシャ「そういえば、クリスタはどうやってエレンのことを知ったんですか?」



    コニー「おっ!それ俺も聞きたかったぜ!」



    マルコ「僕も気になるな」



    アルミン「へぇぇぇ……たっぷり聞かせてもらおうかな」



    ミカサ(アルミンがゲスミンになってる………)



    クリスタ「えへへへ//////秘密だよーー!」



    一同「えぇぇぇぇ!?」



    エレン「特にいう必要のないことだしな」



    アルミン「いや!僕たちにも知る権利はあるはずだよ!?」



    ライナー「そうだ!われらが天使の安全と信頼と愛情のためにもな!」



    ベルトルト「またライナーが復活した!」



    クリスタ「ごめんね♪あの日のことは誰にも話さないって約束したの♪」



    エレン「まぁ、そういうことだから」



    男子一同(なぜこんなど天然の女たらし訓練バカばかりモテるのだろうか………この世界は残酷だ……)



    クリスタ(あの日は……私にとって……すごく…特別な日だから…)
  29. 29 : : 2014/12/28(日) 19:10:39
    ――――――――――
    タッタッタッタ…


    クリスタ(行くの遅くなっちゃった…!みんなお腹すいているだろうから早く行ってあげないと!)



    ―――――――馬小屋



    クリスタ(すっかり遅くなっちゃったな……この時間は外出禁止だから早めに戻らないと…)



    クリスタ(………そういえばこの時間って『夜の歌声』が聞こえる時間だったな…アニは聞いたって言ってたけど、私も聞きたいなぁ…………あれ?)



    クリスタ(扉が少し空いてる?おかしいな?いつも確認しているはずなのに……)



    ―――ウモタクサンクエヨ? アシタモオネガイナ?



    クリスタ(誰かの声が聞こえてくる……この声って…)ガラガラガラ……



    「うおっ!?だ、誰だ!?ってクリスタ?」



    クリスタ「エレン?どうしてここに?」



    エレン「俺か?俺はお前に教えてくれた通りにこいつらに話しかけてるだけだぜ?」
  30. 30 : : 2014/12/31(水) 00:18:38
    ヒヒン…! ブルル…!



    クリスタ「この子たちに?もしかしてフライヤとここの所うまくいってたのって……」



    エレン「こういう時にしかこいつらとちゃんと触れ合う時間が作れねえからな。訓練中はそっちに集中しててとてもこいつらとまともに話せないからな」



    クリスタ「エレン……そこまで…」



    エレン「おまえも人のこと言えねえだろ?この時間は消灯の時間だろ?その様子だとこいつらに餌をやりに来たんだろ?」



    クリスタ「う、うん……ここの所訓練で忙しかったから、なかなか構ってあげることができなくて…」



    エレン「まぁ、俺も人のこと言えねぇけどな。でもお前には感謝してるんだぜ?お前のおかげでフレイヤ以外のやつにも触れることができるからな…」サスサス…



    クリスタ「ふふふっ……みんなエレンに『ありがとう』って言ってるよ?本当にエレンは優しいんだね♪」



    エレン「こいつらがおいしそうにご飯を食べる姿を見るのもまた癒されるからな。周りには面倒くさそうな仕事に見えても実際にやってみると楽しいもんさ♪」



    クリスタ「あれ?でもそのフレイヤは?」キョロキョロ…



    エレン「……………」ユビサシ



    クリスタ「……?」



    フレイヤ「…………」モッシャモッシャ……



    クリスタ「何でフライヤだけあんなに離れてるの?それになんだか機嫌が悪そうだし……」



    エレン「来たときはあんなに離れてなかったんだけどな……なんでだろうな?」



    スリスリ… ブルル…



    エレン「おっとっと、すまねぇな。おまえら大丈夫か?」サワサワ…



    ブルル♪ ヒヒヒン! ペロペロ…



    エレン「おいおまえらやめろって!くすぐったいって!」



    フレイヤ「……………」ムスッ!



    クリスタ「…………エレン…フライヤちゃんって、確か女の子だよね?」



    エレン「ん?そうだけど……それがどうした?」



    クリスタ「……別に…何でもないよ!」プイッ!



    エレン「おいおい、クリスタまで何なんだよ……」ハァ…



    クリスタ「女心がわからないエレンには教えてあげない!」フンッ!



    エレン「俺が一体何したんだよ……」



    フレイヤ「……………」プイッ!
  31. 31 : : 2015/01/01(木) 07:31:05
    期待
  32. 32 : : 2015/01/02(金) 00:15:43
    エレン「ちゃんとエサも食べてるし体調に問題は無さそうだけど……クリスタ、どうだ?」



    クリスタ「うん!みんな元気そうだよ!『明日の訓練も頑張る!』だって!」



    エレン「そうか!クリスタが言うんだから間違いねぇな!正直助かったよ、俺の感覚じゃ不安だったからな……」フゥ…



    クリスタ「私からもお礼を言わせて?ありがとう……この子達の面倒を見てくれて…」



    エレン「礼を言われることじゃねえよ、俺が好きでやってんだから」



    クリスタ「私、この子達のことが心配だったの……だからエレンがこの子達を気にしてくれるのがすごく嬉しかった!だから……ありがとう」ニコッ



    エレン「だからいいって……それに―――――」



    エレン「―――――無理に笑顔を作らなくてもいいからな?」



    クリスタ「っ!!?ど、どういうこと……?」



    エレン「そのままの意味さ。お前だってわかってるはずだろ?」



    クリスタ「………………」



    エレン「お前の笑顔には人を引き付ける力があると思っている……男子はみんなお前にベタ惚れだからな。でも俺の目はごまかせねぇぞ?」



    エレン「――――お前は必死になってる……必死になって自分を演じている…」



    クリスタ「な……なんでそんなことを…?」



    エレン「……………」



    クリスタ「私が…自分を演じてる…?そんなことないよ…?私は…心からそう思って――――」



    エレン「お前の心はそうは言ってない」



    エレン「俺にはわかる……わかっちまうんだ…。だからさ――――」



    エレン「――――だからこそ……支えてやりたい。そんなお前だからこそ…」



    クリスタ「えっ?」



    エレン「クリスタ……一人で全部抱え込むな!俺にできることなら力になってやる!お前は一人じゃないんだ!」



    クリスタ「っ!!」



    エレン「だから悩みとかあったら遠慮なくいってくれな?手を伸ばしたら、握ってやっから!」ニシシ



    クリスタ「……………なんで…なんで私なんかのためにそこまで……」



    エレン「理由なんか必要か?仲間を助けるのに…」



    クリスタ「で、でも!」



    エレン「なぁ、クリスタ……夢はあるか?」



    クリスタ「え?」
  33. 33 : : 2015/01/02(金) 00:57:43
    エレン「いつか叶えたいって夢……あるか?」



    クリスタ「そ、それは………みんなと一緒に……」



    エレン「それはお前自信の言葉じゃないだろ?」



    クリスタ「……………わからない……そんなこと…考えたこともなかったから……でもなんでいきなりそんなことを?」



    エレン「人ってさ……夢があるから…成長することができるって思ってるからさ……俺は成長できてるか自信ねぇけどな…」ハハハ…



    クリスタ「夢があるから成長できる……か。私にも……夢…できるかな?」



    エレン「夢を作るのは簡単なんだ。でも、それを実現させるためには強くならないといけない……だから成長できる…」



    エレン「クリスタ……夢を見るのに遅すぎるなんてことはないんだ!だからこれから見つけていこうぜ!?」



    クリスタ「でも私は元々生まれることを望まれなかったから……夢を見ることなんて許されるわけが――――」



    エレン「俺が望んでる」



    クリスタ「っ!?」



    エレン「お前が生きることを俺は望んでいる。それに大事なのは自分がどう生きるか……そうだろ?」



    クリスタ「……………」



    エレン「…………納得…いかないか?」



    クリスタ「………わからない…」



    エレン「………やっぱり聞いてもらうか…」ヤレヤレ



    クリスタ「………?」



    エレン「クリスタ、ちょっと来てもらいたいところがあるんだけどさ…」



    クリスタ「来てもらいたいところ?」



    エレン「あぁ、こっちだ!」テヲヒッパリ



    クリスタ「え!?ちょ!エレン!?」テヒカレ



    ――――――――――――――
    クリスタ「こ……ここは?」



    エレン「『見えないものが見えるようになる場所』……かな?」



    クリスタ「え?どういうこと?」



    エレン「クリスタ、少しの間目を瞑って耳をすましておいてくれないか?」



    クリスタ「いたずらする気なの?」ジトッ…



    エレン「そんなことしねぇって!少しの間だけでいいからさ!」



    クリスタ「…………わかったよ」メツムリ



    エレン「よし!いくぞ?」



    ――――――――――――
    エレン「――――♪―――――――♪――――♪」



    クリスタ「………………」



    エレン「……どうだ?何か……見えてきたか?」



    クリスタ「うん………見えたよ……自分自身が…」



    エレン「そっか……」



    クリスタ「『夜の歌声』って本当に存在したんだね…」



    エレン「アニもたしかそんなこと言ってたよ…」



    クリスタ「やっぱり……エレンって優しいよね……私とは大違いだよ」



    エレン「それは違うぞ?それに優しさだったらお前の方があるだろうが」



    クリスタ「え?」



    エレン「おかしいこと言ったか?馬を……動物のことを心の底から思いやるクリスタが優しくねぇわけねぇだろ?」



    クリスタ「そ、そんなこと……」



    エレン「…………少しずつ……な?前に進もうぜ?時間はいくらでもあるんだ!」



    クリスタ「…………うん!」



    エレン『それで……いつかお前が…本当の夢を見つけたら……そんときは――――』



    エレン『――――お前の……本当の笑顔を見せてくれな?』



    クリスタ『うん…約束するよ!』



    クリスタ(私の夢か………今は―――)



    クリスタ(――――『エレンの力になりたい』…それが今の私の夢!)
  34. 34 : : 2015/01/02(金) 21:34:26
    期待してます♪
  35. 35 : : 2015/01/04(日) 02:30:48
    このことがキッカケでエレンの歌は同期の中で



    有名になった。エレンはあまり乗り気ではなかったみたいだったけど、



    自分の歌を喜んでくれるみんなを見て、やっぱりうれしかったみたい!



    当然キース教官にもすぐに知られちゃったけど、



    エレンの努力と歌の効果が相まって、特に罰は受けなかった。



    それからエレンは歌のリクエストがあっては訓練時間外……休憩時間中によく歌うようになった。



    それから月日がたって………


    ―――――――卒団式前日 朝



    エレン「うう……ねみい…」ゴシゴシ…



    アルミン「あっ、おはようエレン」



    ミカサ「おはよう…エレン」



    ジャン「今日は珍しく寝坊しなかった見てぇじゃねえか?」



    エレン「明日には卒団を控えてるし、配属先も決まるからな………悔いを残したくねぇし、最後まで……な」



    ライナー「そんなに思いつめんでも……お前だったらトップ10入りできるだろう?」



    ベルトルト「エレンらしいけどね」フフフ…



    マルコ「最後まで全力で……か…」



    コニー「まぁ俺は絶対に10位以内には入っているだろうけどな!」フフン!



    サシャ「それなら私だって入っていますよ!」ドヤァ…



    エレン「ははは……お前らが羨ましいぜ。その自信…少し分けてもらいたいくらいだ」



    アルミン(ただばk……いつも通りだけな気がするけど…)



    サシャ「アルミン……今なんか失礼なこと考えてませんでした?」



    コニー「なんか俺もそう感じたんだけど」



    アルミン「ナンノコトカナ?」



    ミカサ(目の焦点が合ってない……)



    アニ「…………………」モグモグ…



    ライナー「おまえもなんだかんだで楽しかったんじゃないか?にやけているような気がするが?」ニヤニヤ



    アニ「落としてあげようか…?地獄に…」



    クリスタ「たしかに……もうみんなと一緒に訓練できなくなるんだもんね……」



    ユミル「私のはクリスタさえいればいいけどな!」ワシャワシャ



    クリスタ「もう……やめてよぅ…」



    サシャ「じゃあ、最後なんで……エレン!パァン下さーーーーい!」



    エレン「コニーがくれるってよ」ユビサシ



    コニー「………え?」



    サシャ「パァァァァァン!!!」ダダダダダ…!



    コニー「だからなんでこうなるんだぁぁぁぁぁ!!」



    パァンガワタシヲヨンデイマスゥゥゥ! オマエニヤルパンハナイ!

    ソノパァンハワタシニタベラレタガッテマスヨ! ンナワケアルカァァァァ!!



    ジャン「………平和だな…」



    マルコ「……そうだね」



    ライナー(もうすぐ……か)



    ベルトルト(あとどれくらい……かな)



    アニ「………………」



    エレン「とりあえず食べちまおうぜ?サシャがこっちに狙いをつける前に…」



    アルミン「そうだね」パクパク…



    サシャ「すべてのパァンは私のために!」デデーン!



    コニー「」チーン
  36. 36 : : 2015/01/04(日) 02:33:30
    ――――――――――座学



    教官「――――では以上でテストの返却を終わります」



    エレン「結局アルミンには勝てなかったか……」



    ミカサ「エレン……確かにアルミンには負けた……でもそれでもこの座学の成績は立派……」



    アルミン「そ、そうだよ!座学3位……十分立派じゃないか!」



    エレン「まぁ…このくらいはな。これからもアルミンは目標か」



    ミカサ「それでいい、エレン……目標はいつまでも目標であり続けるから」



    エレン「そっか…そうだよな!頼りにしてるぞ、親友!」



    アルミン「うん!任せてよ!」



    サシャ「コニー……テスト何点でした?」



    コニー「………言わなくてもわかってんだろ?」



    サシャコニ「「……⑨点…」」ハァ…



    ジャン「あいつら本当に10位以内……というか卒団出来んのか?」



    《そりゃあ、俺の権限を使えば―――――》



    マルコ「でも他の成績が抜群にいいからいけるんじゃないかな?」



    《いや…だから俺の権限を―――――》



    クリスタ「あの二人ならきっと大丈夫だよ!」



    《だから俺の権g―――――》



    ユミル「さっすが私の天使!!結婚してくれ!」



    ライナー(結婚したい……いや、結婚しよう…)



    ベルトルト(ライナーは…戦士だった……)トオイメ



    《ブワッ…(´;ω;`)》
  37. 37 : : 2015/01/04(日) 02:46:01
    ―――――――――対人格闘



    エレン「ミカサ……組んでくれないか?」



    ミカサ「エレン、私は待ってた……このときをずっと…」



    エレン「待たせて悪かったな」



    ミカサ「ううん…ちゃんと約束……守ってくれたから…」



    エレン「やぶるわけねぇだろ?待たせちまった分、本気で行くからな!」スッ…



    ミカサ「うん…!」スッ…



    ライナー「やったぞ……俺はついに…理不尽な暴力から解放されたんだぁぁぁ!」ゴウキュウ



    ベルトルト(ライナー!)ホロッ…



    アニ「なに言ってるんだい?あんたの相手はあたしだよ……さっきふざけたこと言った分、まとめてかえしてやるから覚悟しな…」ゴゴゴゴゴ……!



    ライナー「これが……これがお前のやり方か!うp主!」



    《そうだが?》



    ライナー「ジーーーーーザス!!」



    トビナ… バシン! ウワアアアアアアア!



    ベルトルト「サリー……」ホロッ…



    マルコ「ん?なにか言ったかい?」



    ベルトルト「なんでもないよ!」ニコッ
  38. 38 : : 2015/01/04(日) 22:53:00
    ――――――――――立体起動



    ジャン「目標確認!うおおおおおお!!」ギュルルル!



    ジャン「おらああ!」ザクッ!



    コニー「うりゃああああ!」ザシュ



    サシャ「そりゃあ!」ザクッ!



    ライナー「ふんっ!」ザクッ!



    ベルトルト「はあああ!」ザン!



    マルコ「はっ!」ザッ!



    アニ「…………」ザシュッ!



    アルミン「みんな気合入ってるなぁ……」シュウウウウ



    ミカサ「エレンの言葉が聞いたのかもしれない…」シュウウ…



    アルミン「『悔いを残さず最後まで』……だね」



    ミカサ「そう……だから…」スタン! ザクッ!



    ミカサ「私もそれに応える…!」



    アルミン「僕だって!」



    ユミル「……………」シュウウウ



    クリスタ「ユミル?どうしたの?」シュウウ…



    ユミル「何でもねえよ……それよりもクリスタは行かなくていいのか?あいつら随分とはりきってるようだぜ…?」



    クリスタ「もちろん私も行くよ!でもユミルも一緒にね!」



    ユミル「私はパスだ。今日は少し調子が悪いみたいだからな」



    クリスタ「そうなの?………わかった…私行ってくる!」シュウウウ!



    ユミル「……………」キョロキョロ…



    エレン「おおおお!ふっ!」ザクッ



    エレン「もう少し深く削れるか…?もっとうなじに接近して――――」ブツブツ…



    シュウウウウウ!



    エレン「………!?うおっ!?」シュン!



    ユミル「(ちっ……外したか…)おいおいどうした?死に急ぎ野郎……訓練中に考え事とは余裕じゃねえか?」



    エレン「ユミル!?だからっていきなり突っ込んでくることはねぇだろ?」



    ユミル「体張って忠告してやったんだ。ありがたく思え」



    エレン「限度があるだろ限度が……下手したら二人とも下に落ちて死んじまうぞ?」



    ユミル「私はお前を身代りにするから問題ない」



    エレン「はぁ……とにかく行くぞ」シュウウ…



    ユミル(結局こいつをやることはできなかったか……だが卒団してもチャンスはある!)
  39. 39 : : 2015/01/05(月) 20:25:52
    ―――――――馬術



    エレン「はっ!」ダダダダ…



    ピッ!



    エレン「マルコ!何秒だった!?」



    マルコ「10″14!」



    アルミン「スゴいじゃないかエレン!またタイムがのびてるよ!」



    エレン「クリスタに色々と教えてもらってるからな……でもいつやってもこのジグザグ走行は慣れないな…」



    マルコ「それでもすごいよエレンは……平均は12″50だから2秒以上早い…」



    コニー「天才の俺でさえ11秒が限界だぜ!?」



    アルミン「僕なんて15秒だよ……」アハハ…



    クリスタ「み…みんな……そんな気を落とさないで?私でよければ教えてあげるから…」



    ガタッ!



    ライナー(天使とマンツーマンのコーチング………だと!?)



    男子一同(受けてえええええ!!)



    アニ「どいつもこいつも下心丸出しだね……」



    ミカサ「不毛……」



    エレン「クリスタは9秒台だからな。大きな壁を感じるぜ…」



    クリスタ「そ…そんなことないよ…//////」



    スタッ!



    エレン「フレイヤ、良かったぞ!ありがとな!」ナデナデ



    フレイヤ「………………」プイッ!



    エレン「最後までそっけないな……でも本当にありがとな…」



    フレイヤ「………………」



    クリスタ(フレイヤちゃん…すごく寂しそう…)
  40. 40 : : 2015/01/06(火) 02:08:50
    ―――――――――卒団当日  解散式



    キース「―――――今期において最も優秀な成績を残した上位10名を発表する!」



    キース「主席:ミカサ・アッカーマン!」



    ミカサ「……………」



    キース「2番:ライナー・ブラウン!」



    ライナー「……………」



    キース「3番―――――――」



    ―――――――――――――――



    キース「10番:クリスタ・レンズ!」



    クリスタ「………!」



    キース「今日、貴様らには卒業するにあたって3つの選択肢が与えられる!一つは壁の強化や―――――――」



    キース「本日はこれにて104期訓練兵解散式を終了する!」



    ミカサ(エレンは絶対に死なせない……私が命に代えても…守る!)



    ライナー(ここから俺はまた戦士に戻る……兵士に、いや…人間に戻る日はもう来ないだろうな…)



    ベルトルト(僕は……自分ができることをする……ただそれだけだ!)



    アニ(すべてはくだらない宿命のために、か……本当にくだらないね……)



    ジャン(よっしゃ!これで俺も憲兵団に行けるぜ!)



    マルコ(これで……王に仕えることができる!)



    サシャ(なんとか10番台には入れましたねぇ…正直ホッとしました……)



    コニー(まぁ当然の結果だな!)



    クリスタ(私が決める道………この選択で私の人生が決まる…)



    アルミン(絶対に……壁外に行ってやる!)



    ユミル(死に急ぎ野郎は私が絶対に!)



    キース「では解散!!」



    エレン(俺はただ……今まで信じ続けたものを貫き通すだけだ!俺が人類に役に………)



    エレン(いや……人類の希望になる番だ!)



    to be continued――――――――
  41. 41 : : 2015/01/06(火) 02:16:16
    これにてこのSSの第一部完結とさせていただきます!



    まさか第一部にここまで時間を費やすとは思いませんでした。



    しかし2作目と3作目が閲覧数1000超えはとてもうれしかったです!本当にありがとうございます!



    しかし、改めて自分が作ったのを読み返すと正直gdgdで恥ずかしいです……。



    見てくれた方々もイライラしていたと思います。



    何分自分は理系なものでSSを書くのは正直得意ではありません。



    しかし今後も一層精進して頑張りたいと思います!



    皆さんの応援よろしくお願いします!



    第二部の投稿は明日か明後日になると思います!



    ではこのへんで!第二部もよろしくお願いします!
  42. 42 : : 2015/01/06(火) 10:22:39
    面白かったー!!
    第二部も早くみたいです
  43. 43 : : 2015/01/06(火) 11:56:04
    うp主のくだりが全く面白しろくない。
    よくでてくるけど意味がわからない。
    このssのギャグ全般に言えることだけど、ありきたりなんだよな…………
    でも、設定はよかった。
    次作はもうちょっと練ってくれ
    上からですまぬ
  44. 44 : : 2015/01/06(火) 14:20:13
    >>42
    ありがとうございます!
    第2部も頑張ります!



    >>43
    ご指摘、アドバイスありがとうございます。
    私はこのようなコメントをみると本当に自分のSSを見てくれているなぁと実感することができます。
    私は面白いことは大好きなのですが、面白いことを考えるのは少し苦手でもあります。
    元々このSSはシリアス路線なので無理やりギャグを入れて面白くしようとしたのが仇になった感じになってしまいました。
    今後は少しギャグを減らしてシリアス路線に切り替えていこうと思います。
    ありがとうございました!
  45. 45 : : 2015/01/08(木) 13:34:58
    次スレできました!続きです!


    エレン「歌で世界が変わるのか?」マルコ「マズイよ、エレンが!」http://www.ssnote.net/archives/30016

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