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Another-進撃の巨人 「運命の矢」 憲兵団編 第1話「見る夢、見ていた夢」

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  1. 1 : : 2014/12/06(土) 19:08:32
    皆さん初めまして!私初めてSSを書きます。
    色々ありまして前のスレは削除りました。
    まだラストを考えていないので亀更新になりますが最
    後までお付き合いいただければ良いな。と
    残念な言語力なので誤字脱字多々あります(きっとあり
    ます)が指摘をいただけると助かります!
    オリキャラの人物像だけ乗せておきます。

    オリキャラ
    エクセス・グロウライデン(男)
    年齢 850年のとき17歳
    身長 リヴァイ兵長よりも少し上の163㎝。
    体重 この世界観でいう普通の体重(本当はそれが分
    かってないとか言えない)
    この物語の主人公。この物語は彼の心情が主である。
    が、ほとんど原作道理なので特に主観的ではない。
    性格は明るい。リヴァイ兵長に近い。でも優しい。
    第104期訓練兵の一員としている。成績は何故かミカサよりも上。ただ、作者は原作を変えるのが怖いので、順位を変えずに彼を成績上位陣に入れる方法を手に加えた。
    一人称は俺。目上の人のときは私などになるが、ある
    人物には同期のように話す。
    その他質問等あれば、ジャンジャン教えてください!
  2. 2 : : 2014/12/06(土) 19:16:37

    ~850~ ―王都・ミットラス―
    王政幹部A「さて、エクセス・グロウライデン。お前には加えてこなしてほしい任務があるのが…引き受けてくれるかね?」

    エクセス「はい、勿論です」

    王政幹部A「お前のような従順な兵士がいるのは良
    い。それはさておき、お前は今表向きは調査兵団の一員。そして何より第104期訓練兵団を卒業した兵士ということは、お前はエレン・イェガー、そしてヒストリア・レイス。この2人の事をよく知っているな?」

    エクセス「はい。」

    王政幹部B「彼が巨人を操ったのをお前も見ただろ
    う。あの力は我々王家の所有していた力だ。つまり、何をするべきか分かるな?」

    エクセス「「鎧の巨人」はエレンの奪還が困難だと判断したとき、巨人をエレンに投げつけました。そんなことをすれば、間違いなくエレンは巨人に食われていたでしょう。力を伝達する方法と何か関係があるのではないでしょうか?」

    王政幹部B「…仮にそうだったとしてもお前はそれができないだろう。お前は別の部隊に任せた「エレン・イェーガーとヒストリア・レイスの拉致」がうまく行くように調査兵団を錯乱させてくれ。」

    王政幹部C「といっても奴らもすんなり2人を手渡す気にはならないだろう。エルヴィンを筆頭に我ら王政に刃向かってくるだろう。」

    王政幹部C「今、ニックは奴らの手の内にある。だが、お前が下手に手を出せば奴らはお前の存在に気付くかもしれん。ニックの方にも根回しはしてある。お前は外部の犯行であるとうまく促せ。」

    エクセス「はい。…ですが1つよろしいですか?」

    王政幹部C「何だ?」

    エクセス「ニックがまだレイス家の繋がりを話していないという報告は今するつもりでした。何故あなた達はその事を…?」

    王政幹部C「調査兵団にいる部下がお前だけだと思ったか?用意周到という言葉をお前は知らないのか?」

    エクセス「その兵士は誰ですか?お互いに分かっていれば、調査兵団を混乱させやすいのではないでしょうか。」

    王政幹部C「だが、片方がバレれば、もう片方もバレてしまう危険性がある。そうだろう?」

    エクセス「…はい。その通りですね。」

    王政幹部D「必要ならば人を殺すことになっても構わん。罪は調査兵団に擦り付けさせる。だが、しくじってくれるなよ?」ニタァ

    エクセス「勿論です。」ニヤッ
  3. 3 : : 2014/12/06(土) 19:22:40
    この真相を知るには、少し時を遡らなければならない。

    ――――――――
    ――――――
    ――――

    ~同年 第104期「訓練兵団」解散式~
    教官A「周知の通り今から107年前、我々以外の人類
    は…皆、巨人に食い尽くされた」
    教官A「100年の平和の代償は惨劇によって支払われ
    た。当時の危機意識では突然の「超大型巨人」の出現
    に対応できるはずもなかった…」
    教官A「その結果…先端の壁「ウォール・マリア」を
    放棄。人類の活動領域は現在我々のいる「ウォール・
    ローゼ」まで後退した」
    教官A「今この瞬間にもあの「超大型巨人」が壁を破
    壊しに来たとしても不思議ではない。その時こそ諸君
    らはその職務として「生産者」に代わり、自らの命を
    捧げて巨人という脅威に立ち向かってゆくのだ!心臓
    を捧げよ!!」
    訓練兵達「ハッ!!!」ドン
    教官A「本日諸君らは「訓練兵」を卒業する…」
    教官A「そして今期、この壁内すべての訓練所の「訓
    練兵」の中で最も成績の良かった者に与えられる「特
    別首席」の順位を獲得した者がいる」
    教官A「「特別首席」は例外として、成績上位10名と
    は別に「憲兵団」へ入団する権利を持っている」
    教官A「それでは「特別首席」を含めた最も訓練成績
    が良かった上位11名を発表する…呼ばれたものは前
    へ」
    教官A「特別首席 エクセス・グロウライデン
          首席 ミカサ・アッカーマン
          2番 ライナー・ブラウン
          3番 ベルトルト・フーバー
          4番 アニ・レオンハート
          5番 エレン・イェーガー
          6番 ジャン・キルシュタイン
          7番 マルコ・ボット
          8番 コニー・スプリンガー
          9番 サシャ・ブラウス
         10番 クリスタ・レンズ
    以上11名――――」
    エクセス「(3年間…必死に訓練して「特別首席」の
    座を獲得した。これで…やっと俺の思い通りにな
    る…)」
  4. 4 : : 2015/02/13(金) 20:00:00
    2か月も放置してすいませんでした。
    投下します。
  5. 5 : : 2015/02/13(金) 20:21:33
    教官A「本日を以て訓練兵を卒業する諸君らには、3つの選択肢がある」

    教官A「壁の強化に努め各街を守る「駐屯兵団」」

    教官A「犠牲を覚悟して壁外の巨人領域に挑む「調査兵団」」

    教官A「王の元で民を統制し秩序を守る「憲兵団」」

    教官A「無論新兵から憲兵団に入団できるのは、成績上位10名だけだ」

    教官A「後日配属兵科を問う。本日はこれにて第104期「訓練兵団」解散式を終える…以上!」

    訓練兵達「ハッ!」

    ―宿舎内 食堂―

    訓練兵A「いーよなお前らは10番以内に入れてよ!どーせ憲兵団に入るんだろ?」

    ジャン「ハァ?当たり前だろ何のために10番内を目指したと思ってんだ」

    マルコ「オレも憲兵団にするよ。王の近くで仕事ができるなんて…光栄だ!!」

    ジャン「まだお利口さんをやってんのかマルコ…」ガシッ

    マルコ「ぶッ!!」

    ジャン「言えよ本音を。内地に行けるからだろ?」

    ジャン「やっとこのクッソ息苦しい最前線の街から脱出できるからだ!!」ドンドン

    ジャン「内地での安全で快適な暮らしがオレ達を待ってっからだろうが!!」

    エクセス「おいジャーン。お前酒が入ってないか―?」
  6. 6 : : 2015/02/13(金) 20:56:39
    ザワッ

    マルコ「なっ……、お前……」

    マルコ「は…恥を知れよ少なくとも俺は――――」

    エクセス「おいジャンいい加減にしろ?マルコがそんな奴じゃないのはオレとお前が一番知ってるだろ」

    ジャン「あ~すまんオレが悪かった。お前は優等生だったな」

    ジャン「しかしお前らならどうする?」バッ

    ジャン「オレ達が内地に住める機会なんてそうそうないぜ!?」ガタッ

    ジャン「それでも「人類の砦」とかいう美名のためにここに残るのか?」

    訓練兵達「……。……。そりゃあ…好きでこんな端っこに生まれたわけじゃないし…巨人の足音に怯えなくて済むんなら…」

    ジャン「だよなぁ…。みんな内地に行きたいよな…」ギイッ

    ジャン「で…お前らは」

    ベルトルト「僕は憲兵団を志願するよ」

    アニ「私も…だけど、あんたと一緒だとは思われたくないわ」

    ジャン「ハハハッ!!」

    エレン「なあ…」ガタッ

    エレン「内地が快適とか言ったな…」

    ジャン「……」

    エレン「この街も5年前まで内地だったんだぞ。ジャン…内地に行かなくても、お前の脳内は”快適”だと思うぞ?」

    ライナー「ブフーッ」ブシュッ

    アルミン「うああぁぁ」

    ライナー「す…すまん!」

    アルミン「うあぁ…」

    ミカサ「エレン。やめなさい」

    エクセス「だはははは!!脳内が”快適”って…!!」ヒー

    ジャン「………。オレが頭のめでたいヤツだと、そう言いたいのかエレン?」ゴトッ

    ジャン「………。それは違うな…オレは誰よりも現実を見てる」

    ジャン「4年前――――巨人に奪われた領土を奪還すべく…人類の人口の2割を投入して総攻撃を仕掛けた…」

    ジャン「そしてその殆どがそっくりそのまま巨人の胃袋に直行した。あと何割か足せば領土は奪還できたのか?」

    ジャン「巨人を1体倒すまでに平均で30人は死んだ。しかしこの地上を支配する巨人の数は人類の30分の1では済まないぞ」

    ジャン「もう十分わかった。人類は…巨人に勝てない…」

    ジャン「はぁ…見ろ…お前のせいでお通夜になっちまった」

    エレン「それで?」
  7. 7 : : 2015/02/13(金) 21:30:30
    ジャン「はぁ?話聞いてたか?」

         ・・・・・・・
    エレン「「勝てないと思うから諦める」ってとこまで聞いた」

    ジャン「…」

    エレン「なぁ…諦めて良いことあるのか?あえて希望を捨ててまで現実逃避する方が良いのか?」

    ミーナ「……」

    エレン「そもそも、巨人に物量戦を挑んで負けるのは当たり前だ。4年前の敗因の1つは巨人に対しての無知だ…。負けはしたが得た情報は確実に次の希望に繋がる」

    エレン「お前は戦術の発達を放棄してまで大人しく巨人の飯になりたいのか?……冗談だろ?」

    エレン「オレは…オレには夢がある…。巨人を駆逐してこの狭い壁内の世界を出たら…外の世界を探検するんだ」

    ジャン「はッ!何言ってんだお前!?めでたい頭してんのはお前の方じゃねぇか!」トントン

    エレン「…なんだと!!」

    ジャン「見ろよ!誰もお前に賛成なんかしねぇよ!」

    エレン「……。あぁ…そうだな…わかったから…さっさと行けよ内地に…お前みたいな敗北主義者が最前線<ココ>にいちゃあ士気に関わんだよ」ズズズズ

    ジャン「勿論そのつもりだがお前こそ壁の外に行きてぇんだろ?さっさと行けよ大好きな巨人がお前を待ってるぜ?」ズズズズ

    エレン「…めんどくせぇ」

    ジャン「へっ……」

    バキ

    ジャン「」

    エレン「」

    訓練兵B「うおおぉぉ!」

    訓練兵c「また始まったぜ!!」わあああ

    ジャン「オラ!エレン!どうした!!人間<オレ>に手間取ってるようじゃ…」ドォ

    エレン「!?」

    ジャン「巨人<やつら>の相手なんか務まんねぇぞ!!」

    エレン「あたりめーだッ!!」ドス

    ジャン「!!ぐ…っ!!」ブオ

    エレン「」ヒュッ

    エレン「フッ!!」ドコッ

    ジャン「グッ……!!……!!」

    訓練兵D「オエッ……」

    ライナー「オーイ!その辺にしとけ!忘れたのかジャン!?エレンの対人格闘成績は…」

    ジャン「」ブン

    ライナー「今期のトップだぞ!」

    エレン「」ドォッ

    ドン
  8. 8 : : 2015/02/13(金) 21:53:13
    エレン「!!?」ヒュ

    ミカサ「」ヒョイ

    エレン「……!?ミカサ!!」

    ライナー「いや…ミカサと――――」

    ジャン「邪魔だ!!どけよ!!」

    エクセス「いい加減にしろって言ったよな…?」ゴゴゴ…

    ジャン「(本気で怒ってやがる…)」タラタラ

    ライナー「エクセスに次いでだったっけ?」

    訓練兵達「だははははははは」

    エクセス「罰だ。」ヒョイ

    ジャン「!?」

    エレン、ジャン「お…降ろせよ!!」

    フランツ「ジャンこれ以上騒いだら教官が来ちゃうよ!」ズイ

    ジャン「おい…フランツ…エクセス…!!これは送別会の出し物だろ?止めんなよ!!」

    フランツ「イ…イヤぁ…もう十分堪能したよ」

    ハンナ「やめてよ!人同士で争うのは…」

    エクセス「ああその通りだ。人同士の争いほど愚かなもんは無ぇ」

    エレン「オイ!降ろせよミカサ…!」

    訓練兵達「だははは」

    ジャン「チッよかったなエレン!またそうやってミカサにおんぶに抱っこだ!そのまま調査兵団にもミカサを巻き込むつもりだろ!」

    エクセス「ん?なんだ抱っこならしてやってるじゃんか」

    ジャン「ちげーよ!!赤ちゃんか!?」

    エクセス「はーい喧嘩した2人は抱っこされて退場しまーす。」

    ジャン「は!?バカいいから降ろせよ!!」

    エクセス「やだ」

    訓練兵達「だははは」
  9. 9 : : 2015/02/13(金) 22:04:49
    ジャン「うおっ!!」ドサッ

    ジャン「…いってーな!!」

    エクセス「まったくお前らは最後の最後まで…。解散式の夜くらい静かに飯も食えねーのか!?」

    ジャン「突っかかってきたのは死に急ぎ野郎の方だろうが!!」

    エクセス「そもそものきっかけはお前が調子に乗ってるからだろーがこの内地行き急ぎ野郎が。」

    ジャン「…」

    エクセス「…」

    マルコ「2人とも今日はもうお開きだって…。寮に戻るよ」

    ジャン「あぁ…なぁエクセス。お前…兵団の希望はどうするんだ?」

    エクセス「…」
  10. 10 : : 2015/02/28(土) 20:47:28
    エクセス「…今更何を言ってんだ?オレはお前らと3人で一緒に憲兵団になるって言ったじゃねえか」

    ジャン「ああ…そうだな。だがお前がなぜ憲兵団に入る?お前はマルコと同じで真面目な奴だ。オレみたいに楽をしたいからってわけじゃあねえだろ?かといってお前はマルコみてーに王様とやらに忠誠を誓ってるとかでもねー。俺らと離れるのが嫌ってわけでもねー。お前は死に急ぎ野郎が言ってた外の世界の話を夢中になって聞いてたじゃねーか」

    エクセス「ああ…外の世界…巨人がいなくなったら行ってみたいぜ」

    ジャン「だったら何で調査兵団に入らない?お前が調査兵団の一員になれば巨人なんてすぐにいなくなるだろ?」

    エクセス「おいおい大げさだなジャン。いくら俺が「特別首席」とはいえすぐなんて無理に決まってんだろうが」

    ジャン「そんなことはどうでもいい。オレが知りたいのは何でお前が壁の内側に行くなんて言うんだよ。お前あれだけ内地はクソみてーだって言ってたのによ」

    エクセス「…」

    マルコ「ちょっとジャン良いじゃないか。一緒にいられるんだから素直に喜びなよ」

    ジャン「オレは納得できねー。教えろよエクセス」

    エクセス「………悪いな。言えねぇ」

    ジャン「…何でだよ」

    エクセス「何ででもだ」

    ジャン「言う位わけねーだろうが」

    エクセス「…悪いな」

    ジャン「……戻るぞマルコ」

    マルコ「えっ?いいのかい?」

    ジャン「どうせこれ以上聞いたって話しやしねーよ。力ずくで話させることもできねーしな」

    マルコ「…」

    ジャン「だが忘れんなよ。いつか酒を飲ませてでも聞き出してやるからな」

    エクセス「…やってみろよ」

    ジャン「ああやってやるとも」ザッ

    マルコ「ま…待ってよジャン!…じゃあエクセス遅くならないうちに戻るんだよ」

    エクセス「ああ…ありがとうよ」

    マルコ「」ザッ

    エクセス「…(悪いなジャン。誰にも言えねーんだ。だって、オレがやろうとしてることは――――)」

    「エクセス!!」
  11. 11 : : 2015/02/28(土) 21:20:32
    エクセス「ん?おお…クリスタ。それに…ユミル」

    クリスタ「ここにいたの!」

    ユミル「ん?お前ジャン達と一緒じゃないのか?」

    エクセス「先に戻った」

    ユミル「何でお前だけここに残ってんだ?」

    エクセス「…少し考え事をしててな。それに、何かお前らが来そうな気がしたからな」

    クリスタ「考え事?」

    エクセス「ああ」

    ユミル「そういやお前、どこの兵団に所属するんだ?」

    エクセス「は~~~。その質問今日で2回目だわ」

    ユミル「1回目は…ああジャンか」

    エクセス「ご名答」

    ユミル「まあこれ以上聞かれることもねーだろうからいいじゃねーか。…で?」

    エクセス「憲兵団だ」

    ユミル「…まあ、そう言うとは思ってたが」

    エクセス「…じゃあ聞かなくても良かったんじゃねーのか?」

    ユミル「確認ってこともあったしな。でもお前、調査兵団には行かなくていいのか?」

    エクセス「おいおいオレを誰だと思ってやがる?「特別首席」様だぜ?」

    ユミル「お前まさかとは思うが…その「特別首席」の称号計算して取ったわけじゃ…」

    エクセス「そのまさかだったら?」

    ユミル「…お前化け物かよ。あ、化け物だったわ」

    エクセス「オレはれっきとした人間だろうが」

    ユミル「私らの力量で全然敵わないミカサを凌駕してるやつを人間とは言わねーよ」

    エクセス「まあ…そうかもな。所でクリスタ。お前はどこに所属するんだ?」

    クリスタ「私は…調査兵団に――――」

    ユミル「ダメだ。危険すぎる。お前まさか――――」

    クリスタ「止めて!!エクセスもいるでしょ!」

    エクセス「…?」

    ユミル「ああ…そうだな悪かった。だがダメだ。お前はせっかく10番に入ったんだからエクセスと憲兵団に行っとけ」

    クリスタ「でもエクセスは調査兵団に行くんでしょ?」

    エクセス「ああ…目的を果たしたらな」

    クリスタ「だったら皆で調査兵団に入ればいいじゃない!」

    ユミル「…簡単に言うんじゃねえよ。おいエクセスお前からも言ってやれよ」
  12. 12 : : 2015/04/19(日) 18:43:42
    エクセス「…別に良いんじゃねぇのか?」

    ユミル「!?お前…自分が何言ってんのか分かってんのか!?」

    エクセス「クリスタが決めた選択だ。何かしら理由があるんだろう。それに対して俺たちがどうこう言うべきじゃない。…と俺は思うんだが」

    ユミル「お前はクリスタが死んでも良いって言うのか」

    エクセス「クリスタだって10番に入ったんだ。そう簡単には死なねえだろう」

    ユミル「(くそ…いつも鋭いくせにこういう時ばっかり鈍感な野郎だ。クリスタからあの事はこいつには言わねえように口止めされてるし…どうすりゃ良いんだ!)」

    クリスタ「…」

    ユミル「…ああクソ!好きにしろよ!」

    クリスタ「…!」

    エクセス「へー、お前が言うとは意外だな。まぁ、でもお前はクリスタに着いていくんだろう?」

    ユミル「まぁな。クリスタある所に私ありだ。こいつはほっとくと何しでかすか分からないからな」

    エクセス「言ってることがどっかのアッカーマンと同じだぞ」

    クリスタ「…ふふっ。それもう言っちゃってるじゃない!」

    ユミル「そうだな。だっはっは!」

    エクセス「はっはっは!」

    ミカサ「ふふっ」

    エクセス「はっはっは…は?」
  13. 13 : : 2015/04/19(日) 20:56:03
    ミカサ「どうも」

    エクセス「ミカサ!?何でここに!?」

    ミカサ「本当は少し前から話を聞いていて会話に混ざろうとした。けどあなたが私に対して失礼なことを言っているように聞こえたので印象に残るように敢えてすんなりと会話に混ざってみた」

    エクセス「エレンと一緒に居たんじゃないのか?」

    ミカサ「エレンは頭が痛くなって倒れてしまった。本当ならば私がずっと着いていたかったのだけれど、男子寮に居るわけには行かない。ので、あなたに代わりにエレンの様子を見てて欲しい」

    エクセス「(あ、流石にそれは守ってるんだ)良いぞ。じゃあ、お前らまた明日な」ダッ

    ミカサ「?何をそんなに駆け足で…はっ!しまった私としたことが逃げられた」

    ユミル「いや気づくの遅いだろ」

  14. 14 : : 2015/04/20(月) 21:07:18
    ~次の日~

    ーウォール・ローゼ トロスト区壁上ー

    エレン「はぁ……!?調査兵団にするって?コニー…お前8番だろ!?前は憲兵団に入るって…」

    コニー「憲兵団がいいに決まってるだろ…けどよ…」

    トーマス「お前の昨日の演説が効いたんだよ」

    エレン「は!?」

    コニー「イ…イヤ!!オレは…アレだ…そう!ジャンだ。オレはアイツと同じ兵団に入りたくねぇだけだ!」

    トーマス「調査兵団に入る説明になってないぞ…」

    エクセス「そうそう。本当にジャンが嫌だったら駐屯兵団に入ればいいしな」ニヤニヤ

    コニー「うっ…うるせぇ!!自分で決めてたんだよ!」

    トーマス「そう照れるなよ。やるべきことはわかっていても踏ん切りがつかないこともあるさ。それにお前だけじゃ…」

    サシャ「あのぅみなさん…」スッ

    サシャ「上官の食料庫からお肉盗ってきました」

    エレコニトマ「……!!」

    エレン「サシャ…お前独房にぶち込まれたいのか…?」ザワザワ

    トーマス「お前…本当にバカなんだな」

    コニー「バカって怖えぇ…」

    エクセス「お前が言うのか」

    サシャ「後でみなさんで分けましょう。スライスしてパンに挟んで…むふふ…」

    エクセス「ま、せっかく盗ってきたのにこのまま返すのもアレだしな。食おうぜ」

    コニー「戻してこい」

    ミーナ「そーだよ。土地が減ってから肉なんてすごく貴重になったんだから」

    サシャ「……。大丈夫ですよ」ガコ

    サシャ「土地を奪還すればまた…牛も羊も増えますから」

    エクセス「」ニッ

    エレン「え?」

    トーマス「なるほどな。ウォール・マリアを奪還する前祝いに頂こうってわけか。食ったからには腹括るしか無いもんな!!」

    コニー「?」

    エレン「……。トーマス…」

    サムエル「………。……。オレもその肉食う!!」

    ミーナ「わ…私も食べるから!取っといてよ…!!」

    サムエル「何つっ立ってんだエレン。作業に戻んねぇとバレちまうぞ!」ポン

    ミーナ「お昼はまだ先だよ」

    エクセス「おいお前ら言い出しっぺは俺なんだから取り分は俺が多めだぞ?」

    エレン「」ブルブル ギュ

    ヒュウウウウウウウウウウ

    エレン『くっそー外に出たいってだけで何で白い目で見られるんだ』

    エレン(あれから――――5年経った ――――。3分の1の領土と2割の人口を失ってようやく人類は尊厳を取り戻しつつある)ヒュウウ ビュウウウウウウ

    エレン(勝てる――――。人類の反撃はこれからだ――――)

    超大型巨人「」ズゥゥゥン

    ビュワ ブワアア

    エレン「熱ッ……!?な!!?何が――――!!?」ゴオオオオオ

    エクセス「まさか…!?」

    コニー達「うわあああぁぁ」

    エレン「!?みんな!!」
    ビョオオオオオ

    エレン「クッ……!!」

    エクセス,エレン「立体機動に移れッ!」ヒュオオオオオオオオ

    コニー「ハッ!!」チャ

    ミーナ「」バッ パシュ カッ

    トーマス「」グルン パシュ カッ

    シュウウウウウ ヒュウウ

    エレン「!?」

    エクセス「サムエル!?」

    エレン「オイ!!サムエル!!」

    サムエル「」ヒュゥ

    エクセス「工具に頭をぶつけて気を失ってる!!誰かサムエルを!!」

    エレン「クッ!!」

    サシャ「」ダッ

    エレン「サシャ!?」

    サムエル「」ヒュュ

    サシャ「」ダッ ダッ パシュ ザク

    コニー「……!!」ヒュオオオオ

    サムエル「う…。うっ…」

    サシャ「サムエル!動いちゃダメですよ!」

    エレン「危なかった…」ビキビキビキ

    エレン「!?」ヒュウウウ

    ドオオオオオ

    エレン「!!?」

    ドオォ オオオオォ

    エレン『駆逐してやる!!この世から…一匹…残らず!!』

    エレン「一匹…」ドクン

    エレン「残らず!!」ドクン

    トーマス「壁が壊された…」ドオオ

    コニー「まただ…また…巨人が入ってくる…。ちくしょう…やっぱり人類は巨人に……」

    エレン「サシャ!!サムエルを任せた!!固定砲整備4班!」

    ミーナ達「!?」

    エレン「戦闘用意!!目標目の前!!」シャッ

    エレン「超大型巨人!!」

    ミーナ「……!!」ドクン

    エクセス「ふっ……」

    エレン「これは好機〈チャンス〉だ絶対逃がすな!!」ダッ ダッ

    エレン「壁を壊せるのは超大型〈こいつ〉だけだ!!こいつさえ仕留めれば……!!」ダダダ ダッ

    エクセス「もう壁は破られないってことだ!!」ダダダ

    エレン「」バッ スタッ

    エクセス「」ザッ

    エレン「……!!」

    エレン「……よう」

    エクセス,エレン「5年振りだな…」

    ―――――To be continued………

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