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リヴァイ「Call your name」&ペトラ「Bauklotze」
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- 1 : 2013/09/28(土) 16:58:10 :
- 進撃サントラの「Call your name」と「Bauklotze」に沿ったSSになります
聞きながら読んでいただけるとわかりやすいかと
○リヴァペト/シリアスめ
○そこそこキャラ崩壊注意
○誤訳・意訳・曲解御免
○ガイドブック攻のネタ含む
○モブに名前ついてたりするのでオリキャラ苦手な人は注意
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- 2 : 2013/09/28(土) 17:00:14 :
- ペトラ「久しぶりの本部だね!」
エルド「ああ、だが、ずいぶん張り詰めているな」
グンタ「まあ、壁外調査前日だからな……」
オルオ「ま、今回はピクニックに行くようなもんだけどな」
リヴァイ「ほう…いい心構えだ」
オルオ「へっ、兵長!」
リヴァイ「距離は短いが、壁の外には変わりねえ。森林浴でもしてるうちに死にたいのか」
オルオ「そ、それは嫌です…申し訳ありませんでした…」
エルグンペトエレ((((オルオ(さん)は兵長の前だと謙虚だな…))))
(She lost her brother a month ago)
(彼女は1ヶ月前兄弟を失った)
「巨人…巨人を殺してやる…殺してやる…!」
「フィーネ! 落ち着いて…」
エレン「女の人が暴れてますね」
グンタ「…フィーネって、あいつか? 俺たちの同期の?」
エルド「いや…あいつ、あんな顔だったか…?」
リヴァイ「…あいつは確かにお前たちと同期のフィーネ・アイクだ。1ヶ月前の壁外調査で兄を失ってからずっとあんな調子らしい」
グンタ「…そうなんですか」
リヴァイ「兄の兵士は俺が看取った」
ペトラ「あっ、もしかしてあの時の…」
『このまま…なんの役にも立てずに…死ぬの…でしょうか…』
リヴァイ「そうだ。あいつの妹だ」
(His picture on the wall)
(壁にかかった彼の写真)
(And it reminds me)
(それが思い出させる)
ペトラ「…立派な兵士でしたね」
リヴァイ「ああ」
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- 3 : 2013/09/28(土) 17:01:17 :
- (When she brings me coffee,,, her smile)
(俺のためににコーヒーを入れるあいつの微笑み)
(I wish I could be with her until my last day)
(ずっとともにいたいと願った)
リヴァイ「……ペトラ、あとでコーヒーを淹れてくれるか」
ペトラ「はい、ではお部屋に着いたらお持ちしますね」
オルオ「フッ…ペトラ。俺にも淹れたいというのなら淹れさせてやってもいいぜ」
ペトラ「頼まれてもイヤ」
オルオ「照れ隠しか? だがお前はまだ俺の女房にな、」
ペトラ「本当にやめてくれない?」
グンタ「おいお前らどこまで行くんだ! 部屋通り過ぎてるぞ!」
エレン「あのお2人は付き合ってるんですか?」
エルド「まさか。あいつが好きなのはオルオじゃなく…」
リヴァイ「エルド」
エルド「! すみません、軽率でした」
エレン(……)
グンタ「…もう夜も遅い、解散するか」
エルド「そうだな。おやすみなさい、兵長」
リヴァイ「明日に備えてしっかり寝とけ」
エルグン「「はい!」」
エレン「おやすみなさい、兵長!」
リヴァイ「ああ」
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- 4 : 2013/09/28(土) 17:03:38 :
- *
(She said She gave all her love to me)
(あいつは全ての愛を俺に捧げた)
ペトラ「兵長、コーヒーお持ちしました」
リヴァイ「ああ、そこに置け」
(We dreamt a new life)
(俺たちは勝利を夢見た)
(Some place to be at peace)
(どこか平和な場所で)
ペトラ「兵長」
リヴァイ「なんだ」
ペトラ「……、…、いえ、なんでもありません」
リヴァイ「…そうか」
ペトラ「そうだ、兵長に夢はありますか? 巨人を絶滅させたあとの夢です」
リヴァイ「夢…か、特にはない。お前にはあるのか」
ペトラ「はい!それはもう!」
リヴァイ「…そうか。叶うといいな」
ペトラ「…内容、聞かないんですか?」
リヴァイ「どうせ、言えないんだろ」
ペトラ「…はい」
リヴァイ「…」
リヴァイ(ペトラ、俺はお前の想いを知ってる)
リヴァイ(お前も、俺の想いを知ってる)
リヴァイ(それでもお前は、気づかないふりをすることを選んだ。この残酷な世界で、それが正しいことだと思ったんだろ)
リヴァイ(ならば俺は、お前の選択を尊重しよう)
リヴァイ(…だが、いつか、)
リヴァイ(いつか、巨人を絶滅させたら、)
リヴァイ(どこか平和なところで、)
リヴァイ(お前と、2人で、…)
リヴァイ(…それが俺の夢だ、ペトラ)
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- 5 : 2013/09/28(土) 17:05:57 :
- *
サアアアアァァァァ…
リヴァイ「…」
(But things changed…Suddenly)
(だが、変わってしまった…突然に)
グンタ「」
エルド「」
オルオ「」
(I lost my dreams in this disaster)
(この惨劇に夢は潰えた)
ペトラ「」
リヴァイ「…――」
(I’m crying)
(俺は叫ぶ)
リヴァイ(グンタ)
リヴァイ(エルド)
リヴァイ(オルオ)
リヴァイ(――ペトラ)
(Missing my lover)
(お前が愛しいと)
リヴァイ(守れなかった)
(I don’t have the power)
(俺には力がない)
リヴァイ(自分の班員も、惚れた女1人も守れない男の、なにが人類最強だ)
(On my side forever)
(力を手にいれられる日など、永遠に来ない)
リヴァイ(俺は弱いままだ)
リヴァイ(この先もずっと)
(Oh Where is my lover)
(ああ、あいつはどこだ)
ペトラ「」
リヴァイ(もうここにお前はいない)
リヴァイ(どうして守れなかった)
(And I got no power)
(俺は力を手に入れることができなかった)
(I’m standing alone, No way)
(俺は一人で立ち尽くす 嘘だと言ってくれ)
リヴァイ(ペトラ…――)
(Calling out your name)
(お前の名を叫ぶ)
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- 6 : 2013/09/28(土) 17:10:01 :
- とりあえずここまで
キャラ崩壊そこそこってレベルじゃなかった…
進撃の世界にはコーヒーとかないような気もするけど、
さすがにcoffeeをお茶と意訳する勇気はなかった
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- 7 : 2013/09/28(土) 20:15:39 :
- 支援
つづきはよー
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- 8 : 2013/09/28(土) 20:29:50 :
- 続き!
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- 9 : 2013/09/29(日) 04:49:35 :
- おおおレスありがとうございます!
とりあえず再開
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- 10 : 2013/09/29(日) 04:51:32 :
*
リヴァイ(…あいつらの遺体は女型の近く…)
リヴァイ(回収…されてるといいが)
(I said I gave all my love to you)
(俺は全ての愛をお前に捧げた)
リヴァイ(!)
手に歯型のある遺体「」
リヴァイ(…伸びた爪、細い指…ペトラ、だな)スッ
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------
ペトラ『…立派な兵士でしたね』
------
------------------
リヴァイ(…ペトラ。お前も、エルドもグンタもオルオも、立派な兵士だった。人類の希望であるエレンを守ったんだ)
リヴァイ(お前たちの残した遺志もきっと…俺に、力を与えるだろう)
リヴァイ(…いつか)
リヴァイ(この絶望が、希望に変わるそのときにな)
リヴァイ(ペトラ、お前の生きた証は貰っておくぞ)ゴソ…
ディター「エルヴィン団長!」
ペール「おい、お前…!」
ディター「回収すべきです! イヴァンの死体は、すぐ目の前にあったのに!」
リヴァイ(…新兵が何か、騒いでいるな…)ザッザッ
リヴァイ(…チッ、足が思う通りに動きやがらねえ)グッ
リヴァイ「…オイ、ガキの喧嘩か?」
ペール「リヴァイ兵長…」
リヴァイ「死亡を確認できたなら、それで十分だろう」
リヴァイ「遺体があろうがなかろうが、死亡は死亡だ。なにも変わるところはない」
リヴァイ(エルヴィンはいま、これ以上犠牲を出さないことを最優先に動いている)
リヴァイ(…俺たちはもうなにも失う訳にはいかない)
ユルゲン「そんな…」
エルヴィン「…イヴァンたちは行方不明として処理する。これは決定事項だ。諦めろ」
リヴァイ「…」ザッザッ…
ディター「…ッ…! お2人には…人間らしい気持ちというものがないのですか!!」
ペール「おいディター! 言葉が過ぎるぞ…」
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- 11 : 2013/09/29(日) 04:55:57 :
- ザッザッ…
ザッザッ…
ザッ…
…
リヴァイ「…エルヴィン」
エルヴィン「なんだ」
リヴァイ「いまの俺には翼がねえ。…もしいま俺が飛べたなら、お前の判断は違っていたのか」
エルヴィン「もしも、などという仮定は無意味だ」
エルヴィン「…いつになく弱気だな、リヴァイ。特別作戦班壊滅は、やはり堪えたのか」
(We dreamt a new house)
(俺たちは新天地を求めた)
リヴァイ「…」
リヴァイ「俺たちは壁の外に出て自由を得るために進む調査兵団だ。タダで自由なんざ手に入るわけがねえ。…わかってる」
エルヴィン「…」
リヴァイ「エルヴィン、俺は、――俺たちは、いつまで耐えたらいいんだろうな」
リヴァイ「仲間を失って、それでも前を向かなければならないこの状況に…慣れるしかないのか」
エルヴィン「…進めるのなら、慣れる必要はない」
エルヴィン「だが俺たちは絶対に、この歩みを止める訳にはいかない」
エルヴィン「人類の平和と自由のために」
(Some place to be at peace)
(どこか平和な場所を)
エルヴィン「……時間がない。巨人に見つかる前に立とう」
リヴァイ「…了解だ。団員をまとめてくる」
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- 12 : 2013/09/29(日) 05:01:20 :
*
ペール「…あれは…」
ペール「ディター…!?」
(But things changed…Suddenly)
(だが、変わってしまった…突然に)
リヴァイ「…遺体を捨てろ。追いつかれる」
兵士1「し、しかし…!」
リヴァイ「遺体を持ち帰れなかった連中は、過去にもごまんといる」
リヴァイ「そいつらだけが特別なわけじゃない」
兵士1「…!!」
兵士2「……ッやるんですか…? 本当にやるんですか!?」
リヴァイ(………クッソ………)
兵士1「………クッ!!」
兵士1「……やるしかないだろォ!!」
兵士2「ッ…!」
ギィィィッ…
兵士2「ううぅぐッ…」
ドサッ
ゴロゴロゴロゴロ…
兵士2「うああっ、あああ!」
兵士1「ッ…」
ギィィィッ…
ドサッ
ドオン!
兵士2「あっ!あ、…くぅッ…!」
ギィィィッ…
バサッ…
(I lost my dreams in this disaster)
(この惨劇に夢は潰えた)
リヴァイ「……――!」
(結果は誰にもわからなかった)
(We don’t know what is wrong tonight)
(どこで選択を間違ったのか、私たちにはわからない)
ペトラ「――」キラキラ
(誰もが勇敢に戦った)
(Everybody’s got no place to hide)
(誰もが戦うしかなかった)
リヴァイ(……ペトラ)
リヴァイ(きっと俺は、一生忘れないだろう)
(誰一人残されず、進む奴もいない)
(No one’s left and there’s no one to go on)
(もう誰もいなくなってしまった)
リヴァイ(夕焼けに照らされた、美しいお前の姿を)
リヴァイ(――……ペトラ)
リヴァイ「……愛してる」
(俺にわかるのは、己の人生が絶望に変わったということだけだ)
(All I know is my life is gone)
(私にわかるのは、私の命が終わってしまったということだけ)
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- 13 : 2013/09/29(日) 05:10:22 :
- 一旦ここまで
Call your nameは次の更新で終わりそう
Bauklotzeは自分ドイツ語さっぱりなので訳いじりません…
ちなみに、
22話/リヴァイがペトラ(と思しき人物)のエンブレムを回収するシーンで流れてたのがCall your nameのアレンジで、
19話/ペトラ「信じて」アイェェェェ ←これ
が、Bauklotzeです
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- 14 : 2013/09/29(日) 08:59:52 :
- Call your name最後まで
いきます!
ちなみに>>12の途中から和訳が2つあるのは、リヴァイ目線とペトラ目線です
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- 15 : 2013/09/29(日) 09:00:22 :
- 気づいたら夕焼けの中にいた
体はどこも痛くない
だけど
顔をあげると、遠くに小さく、あの人の姿が見えた
(I’m crying)
(私は泣き叫ぶ)
ペトラ《兵長!!!》
(Missing my lover)
(あの人が愛しいと)
ペトラ《待って…置いていかないでください…》
(I don’t have the power)
(もう動けない)
ペトラ《私にはもう、あなたを追いかける足も、翼もないんです…》
(On my side forever)
(永遠に動けなくなってしまった)
ペトラ《兵長……》
(Oh Where is my lover)
(ああ、あなたはどこに)
あの人と仲間たちの隊列が遠ざかっていく
あの人の姿が、見えなくなった
(And I got no power)
(もう動けない)
ないはずの心臓が苦しいような気がして、ギュッと服の胸元を握りしめる
ペトラ《!》
胸元のエンブレムがなくなっていることに気づく
ペトラ《もしかして兵長が…》
ペトラ《兵長……兵長……ッ》
涙が、次から次へと溢れた
(I’m standing alone, No way)
(私は一人で立ち止まっている)
ペトラ《兵長、私はここでおしまいです》
ペトラ《でもどうか、巨人を絶滅させてください》
ペトラ《兵長。……大好きでした》
(Calling out your name)
(あなたの名前を叫ぶ)
ペトラ《兵長》
ペトラ《へいちょ…っ》
さようなら、私の大好きな人
ペトラ「リヴァイ兵長ッ――……!!」
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- 16 : 2013/09/29(日) 09:00:28 :
- 支援
-
- 17 : 2013/09/29(日) 09:01:18 :
- 二重投稿…失礼しました
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- 18 : 2013/09/29(日) 09:02:02 :
*
リヴァイ「!」
リヴァイ「…」
リヴァイ(……気のせいか……)
リヴァイ(…まあ、死体が喋るわきゃねえしな)
馬「ブルルルルル…」
リヴァイ「…」
パカラッパカラッ…
*
ディター「リヴァイ兵長…自分はっ…」
リヴァイ「…」スッ
ディター「……?」
ディター「――ッ!」
リヴァイ「それが奴らの生きた証だ」
リヴァイ「…俺にとってはな」
*
…なあ、ペトラ
結果は誰にもわからない
俺は間違ったかもしれない
だが、お前の翼は必ず、将来有望な兵士の、大きな力になる
約束しよう
俺は必ず、巨人を絶滅させる
だから、
いつか、
平和な場所で、また会おう
リヴァイ「待ってろ、ペトラ」
リヴァイ「Call your name」
完
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- 19 : 2013/09/29(日) 09:13:40 :
- レスありがとうございます
短いですが一旦一区切り
ペトラ「Bauklotze」は転生ネタが主なので、苦手な人は注意です
Bauklotzeはドイツ語で積み木だそうです
これを聞いてガイドブックのあのネタを使うしかないと思った、うん
ではまた後ほど
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- 20 : 2013/09/30(月) 00:39:57 :
- では、ペトラ「Bauklotzen」
はっじまっるよー!
リヴァイ「Call your name」とリンクさせてます
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- 21 : 2013/09/30(月) 00:41:24 :
2000 years later…
ペトラ(私には前世の記憶がある)
ペトラ(それは、まだ人類が、3つの壁に閉じ込められていた頃)
ペトラ(……巨人という、恐ろしい生き物に支配されていた頃の、記憶だった)
――――Bauklotze
ペトラ(…ああ、平和っていいなあ…)ホンワカ
ペトラ(子どもたちの笑顔を見てると、本当に平和なんだなって思う)
ペトラ(…だから私は、幼稚園の先生を目指してる)
先生「こらっ、ラルさん! ぼーっとしない!」
ペトラ「!」
ペトラ「はいっ、すみません!」
ペトラ(まずい、いま授業中なんだった…)
ペトラ(積み木遊びの練習…)
ペトラ(…積み木遊びか)
ペトラ(積み木遊びといえば、あの頃の私は得意だったっけ)
ペトラ(…)
ペトラ(積んでたのは積み木じゃなくて、)
ペトラ(心の壁を作るための石だったけどね)
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- 22 : 2013/09/30(月) 00:44:13 :
2000 years ago…
コンコン
リヴァイ「入れ」
ペトラ「失礼します」
ガチャッ
ビシッ
ペトラ「リヴァイ兵長」
(Es ist wie das Spiel mit Bauklotzen)
(それは積み木遊びのよう)
リヴァイ「ペトラか。どうした」
ペトラ「追加の書類が送られてきました。団長がなるべく今日中にと…」
リヴァイ「チッ、エルヴィンの野郎…」
ペトラ「あはは…」
リヴァイ「…ん、もうこんな時間か。ここらで休憩でもいれるか」
リヴァイ「おいペトラ、お前、ヒマか?」
ペトラ「えっ、はい、特に予定はありませんが…」
リヴァイ「なら付き合え。菓子もなにもねえが…茶でも淹れてくる」
(Ich mauere mit Steinen vorsichtig)
(私は慎重に石を積む)
ペトラ「そんな、お茶なら私が淹れてきます! 兵長はお掛けになってお待ちください!」タッタッタッ
ペトラ(…お茶するくらいなら…許されるよね)
ペトラ(私みたいな一兵卒が、人類の希望に近づいたって…)
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- 23 : 2013/09/30(月) 00:46:16 :
(Es ist wie das Spiel mit Bauklotzen)
(それは積み木遊びのよう)
ペトラ「兵長、お待たせしました!」ニコーッ
リヴァイ「…ん。コーヒーか。珍しいな」
ペトラ「はい、最近人工栽培に成功したそうで、本部では茶葉と一緒に置くようになったみたいです」
ペトラ「団長からの書類と一緒に送られてきました」
リヴァイ「そうか。…苦いな」
ペトラ「そうですね。でも目が覚めて、お仕事もはかどりますよ」
ペトラ「あ、でも、飲み過ぎには注意です。肥満の原因にもなりますし、精神が高ぶりすぎても苦しいですから」
リヴァイ「…。ペトラよ、お前、良い妻になるだろうな」
ペトラ「えっ!?」
リヴァイ「オルオが泣いて喜ぶぞ」
ペトラ「あ、あの、兵長…?」
リヴァイ「…チッ」
リヴァイ「 お前らは、もう出来てるんだろ 」
ペトラ(…!)
ペトラ(ああ、…当たり前だけど、)
(Ich sehe meinen Ieeren Baukasten an)
(私は空っぽの積み木箱を眺める)
ペトラ(兵長の中には私への特別な感情なんてない)
ペトラ(空っぽだ)
ペトラ「…」
リヴァイ「…」
ペトラ「…」
リヴァイ「……、まあ、どちらにしろ俺には関係ない話だがな」
ペトラ「…」
リヴァイ「ペトラ、質問を変えるぞ。俺の目を見て答えろ」
リヴァイ「ペトラ」
リヴァイ「お前は、」
(Du brichst meine Mauer arglos mit schmutzigen Handen)
(君は無邪気に私の壁を汚れた手で壊してしまうね)
リヴァイ「俺に全てを捧げる覚悟があるか」
ペトラ「――――!」
-
- 24 : 2013/09/30(月) 00:56:23 :
(An jenem Tag war es ein sehr feuriges Abendrot)
(あの日は赤々と燃えるような夕焼けだった)
ペトラ(夕焼けの真っ赤な光)
ペトラ(まるで血の色みたい)
ペトラ「兵長、」
ペトラ(…指先が、触れあいそうな位置にある)
ペトラ(このまま指先を伸ばして、兵長の手を握りたい)
ペトラ(あなたになら全てを捧げたって惜しくない)
ペトラ(ああ、だけど、この残酷な世界で、ただの一兵卒の私と人類最強のリヴァイ兵長が、釣り合うわけがない)
ペトラ(夢をみてはいけない)
ペトラ「当たり前です、兵長」
リヴァイ「!」
(Ich versteckte die Bauklotze vor dir)
(私は君に見つからないように積み木を隠した)
ペトラ「私は人類に心臓を捧げた兵士です」
ペトラ「その人類の希望であるあなたに、全てを捧げます」
バッ
…ツウ…
ペトラ「リヴァイ兵長に選んでいただけたこと、とても…っ、光栄です」
ペトラ「グスッ…あなたの命令ならばこの命も投げ出して、エレンを、守ります」
ペトラ「全て…っ、ヒグッ、あなたにお任せします」
リヴァイ「……」
リヴァイ「…………」
リヴァイ「……………、立派な敬礼だ、ペトラ」
トンッ
ペトラ(……リヴァイ兵長の返礼なんて初めて見た)
ペトラ(…視界が滲んで、見づらいな…残念)
リヴァイ「お前はよくやってくれている」
リヴァイ「これからも兵士としての本分に努めろ、今まで通り」
ペトラ「…はい」
リヴァイ「…」
ペトラ「…」
ペトラ(これが私の選択)
ペトラ(この世界はとても、残酷だから…)
ペトラ(幸せを望めば望むほど、手からこぼれ落ちていく)
ペトラ(私たちは、戦うことでしか幸せを願うことができない)
ペトラ(私たちが兵士である限り、ずっと…――)
(traurige Erinnerung an meine Kindheit)
(子供の頃の悲しい記憶)
-
- 25 : 2013/09/30(月) 01:06:22 :
- >>16あたりで連投やらかしたと思ったんですが気のせいだった…
とりあえずここまでです
さっきのCall your nameが個人的に不完全燃焼なので、Bauklotzeは頑張りたいところ
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- 26 : 2013/10/04(金) 19:43:22 :
- 投下していきます!
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- 27 : 2013/10/04(金) 19:43:30 :
- *
グンタ「リヴァイ兵長…?」
グンタ「……いや、違う!」
グンタ「誰だ!!」
ジャキン!
オルエルペトエレ「「「「!?」」」」
エレン「グンタさん!?」
オルオ「止まるなエレン! 進め!」
ペトラ「くっ、かかってこい! 刺し違えてでも倒す!」
エレン「今度こそ俺が…!」
エルド「ダメだ! お前の力はリスクが大きすぎる!」
エレン「でも!」
エルド「これが最善策だ!」
オルオ「あ? なんだよお前、俺たちの実力を疑ってんのか?」
ペトラ「そうなのエレン? 私たちのことがそんなに、信用できないの?」
エレン「ッ…!」
エレン「…く…」
エレン「…我が班の勝利を信じてます」
エレン「ご武運を!!」
エルペトオル「「「…」」」ホッ…
(Ist das der Zerstorer oder der Schopfer?)
(あれは破壊者か、それとも創造者か)
エルド(視力を奪った! これでヤツは少なくとも1分間、暗闇の中!)
ペトラ(それまでに倒す!)
オルオ(捕獲などクソ食らえ!)
エルド(今殺す!!)
ペトラ(ここで惨めに死ね…!!)
オルオ(クソ女型に報いを!!!)
(Mit der Glut des Hasses schwenken wir die Schwerter)
(燃えるような憎しみを込めて私たちは剣を振るう)
エルド「真っ直ぐそのうなじを――、」
(Ist das unser Schicksal oder unser Wille?)
(これは私たちの運命が、それとも意志か)
オルオ「ペトラ! 体制を直せ!」
オルオ「ペトラ早くしろ!!!」
(Wir werden Kampfen, bis dieser heiBe Wind unsere Flugel nimmt)
(戦おう、この熱風が私たちの翼を奪い取るまで)
-
- 28 : 2013/10/04(金) 19:45:47 :
----------------------
--------------
ペトラ(…あー…、)
ペトラ(前世では私、あんな風に死んじゃったしなあ…)
ペトラ(今世では幸せになりたいな)
ペトラ(……兵長も、この世界に生まれてるかな?)
ペトラ(お父さんは、お父さんのままだったけど…でも他は誰もまだ見てない)
ペトラ(……兵長、優しいからなあ)
ペトラ(もし兵長に記憶があって、私にも記憶があることを知ったら、)
リヴァイ『……これからも兵士としての本分に努めろ、今まで通り』
ペトラ(今度こそ、私の想いを叶えようとしてくれるかもしれない)
ペトラ(……でもそれじゃダメだ。また私が兵長を縛ってしまう)
ペトラ(うん、そうだ。たとえ会えても、記憶があることは黙ってよう)
*
(Es ist wie das Spiel mit Bauklotzen)
(それは積み木遊びのよう)
ペトラ(やっと憧れの、幼稚園の先生になれる!)
ペトラ(どこの幼稚園がいいのかなあ…)
ペトラ(「マリア幼稚園」「ローゼ幼稚園」「シーナ幼稚園」…)
ペトラ(……なんか聞いたことのある名前ばっかり……)
ペトラ「よし、とりあえず全部見に行こう!」
-
- 29 : 2013/10/04(金) 19:48:11 :
- *
(Ich mauere mit Steinen vorsichtig)
(私は慎重に石を積む)
ペトラ「ま、とりあえず……」テクテク
ペトラ「幼稚園の囲いが鉄壁で入れなかった……子供たちどこから入るの……」テクテク
ペトラ「………って、あれ?」
ペトラ「ここ、幼稚園? ……まだ、名前がないみたい」
ペトラ「誰かいるかな。入ってみよ」
(Es ist wie das Spiel mit Bauklotzen)
(それは積み木遊びのよう)
ペトラ(園舎ピカピカだ…。新しいみたいだし、よく掃除もされてる)
ペトラ(園庭広いな。のびのびしてて…)
ペトラ(……「せんせいたちのおへや」見てみたけど誰もいなかったし……)
(Ich sehe meinen Ieeren Baukasten an)
(私は空っぽの積み木箱を眺める)
ペトラ「帰ろうかな」
「……誰かいるのか」
(Du brichst meine Mauer arglos mit schmutzigen Handen)
(君は無邪気に私の壁を汚れた手で壊してしまうね)
懐かしすぎる声に思わず振り返ると、
そこには、赤々と燃えるような夕焼けを背負った、
焦がれ続けたあの人がいました。
そして、
彼は私をこう呼んだのです。
「…………ペト、ラ…………?」
-
- 30 : 2013/10/04(金) 19:51:35 :
- 今日はここまで
いろいろ伝わってるかな…不安だな…
文章下手でごめんよ
リヴァペト幸せになれ
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- 31 : 2013/10/04(金) 20:55:54 :
- 期待
-
- 32 : 2013/10/13(日) 14:08:39 :
- レスありがとうございます!
完結までいきます!
-
- 33 : 2013/10/13(日) 14:08:48 :
- 彼は平静を装いながら、しかし、少し早足で、私の方へと歩いて来ました。
私の前に立った彼は言います。
「ペトラ…俺がわかるか」
それでも私は決めたのです。
(Ich tun nichts in den Baukasten)
(積み木箱には何も入れない)
ペトラ「……えっと」
ペトラ「すみません、どこかでお会いしたことがありましたか?」
(Ich will nichts verlieren)
(もう何も失いたくない)
こうして顔が見られただけで。
名前を呼ばれただけで。
十分なんです。
だから私はあなたの名前を知らないまま、
ここで、お別れしたい。
私は知らない。知らない。
あなたの名前なんて知らない。前世の記憶なんてない。私はただのペトラ・ラル。
そう、なにも悲しくなんてない。
大丈夫。
ここで何事もなかったかのように別れるのが、あなたのためなんです。
(Ich versteckte die Bauklotze vor dir)
(君に見つからないように私は積み木を隠した)
「………」
(Ich mauere wieder mit Steinen vorsichtig)
(私はまた慎重に石を積む)
ペトラ「……あ、日が暮れて来ましたね。私、そろそろ失礼します」
ペトラ「それでは」
真っ赤な夕焼けに向かって私は歩き出す。
綺麗な夕焼けだ。あの日と同じ真っ赤な夕焼け。
ペトラ「……大好きでしたよ、兵長」
私は振り返りもせず、その幼稚園を後にした。
私はやっぱり、
積み木遊びが得意だ。
ペトラ「Bauklotze」
完
-
- 34 : 2013/10/13(日) 14:09:57 :
- *
ペトラ(あれから数日がたった)
ペトラ(もうすぐ卒業か…)
ペトラ(…空が青い)
「そこの赤毛のお嬢さん。すみませんが、道をお尋ねしても?」
ペトラ「あっ、はい、私にわかることなら……、」フリムキ
ペトラ「って兵長!!?」
リヴァイ「チッ、やっぱりな。ばっちり覚えてんじゃねえか」
ペトラ「あっ」
リヴァイ「…この世界も捨てたもんじゃない」
リヴァイ「答えろ。あの時なぜ逃げた」
ペトラ「…すみませんでした…」
リヴァイ「謝罪が聞きたいんじゃねえ。俺が聞いてるのは理由だ。答えによっては……」
ペトラ「あああすみません言います! ………あの、」
リヴァイ「なんだ」
ペトラ「私に記憶があることを伝えたら、今世でもまた、兵長を縛ってしまうんじゃないかと…」
リヴァイ「チッ……まあ、どうせそんなことだろうと思ったがな…」
リヴァイ「いいか、ペトラ」
リヴァイ「俺は前世、お前を特別作戦班としてそばに置いていながら、お前を失った」
リヴァイ「恋人としてじゃなく、兵士として俺に全てを捧げたお前を失った」
リヴァイ「俺たちは兵士だった。お前らが人類の希望を…エレンを守って死ぬのなら仕方ないと覚悟していた」
リヴァイ「だが、俺の知らないうちに全員やられちまうなんてことは考えたこともなかった。あの時の俺の気持ちがわかるか」
-
- 35 : 2013/10/13(日) 14:11:21 :
- ペトラ「……」
リヴァイ「なあペトラ、お前、保母を目指してるんだな?」
ペトラ「そうです…」
リヴァイ「なら、俺のところに来い」
ペトラ「えっ…」
リヴァイ「オルオもエルドもグンタも見つけた。この春から動き出す。俺が園長を務める…リヴァイ幼稚園だ」
ペトラ「へ、兵長が園長!?…幼稚園の園長……ぷぷっ」
リヴァイ「てめえ、笑うんじゃねえよ。…前世じゃ巨人殺しに明け暮れてたからな。今度は育てるのも悪くない」
リヴァイ「…ペトラ、来い」
リヴァイ「今度こそお前たちやガキどもと、バカみてえに未来を夢見てられる」
ペトラ「兵長…」
リヴァイ「その兵長ってのももうなしだ。俺はもう兵長じゃない」
ペトラ「…じゃあ、園長?」
リヴァイ「違う。色気がない。やり直せ」
ペトラ「いっ…!?」
リヴァイ「わかるな?」
ペトラ「……あの……、リヴァイ、さん……」カアァァァ
リヴァイ「よくやった」ギュッ
ペトラ「!!?」
リヴァイ「……あたたかいな」
ペトラ「…そうですよ…だって、」
ペトラ「私たち、生きているんですから」
リヴァイ「…そうだな」
ペトラ「…もう、置いてったりしませんか?」
リヴァイ「ああ、しない。約束する。だから、俺にも一つ質問させてくれ」
ペトラ「はい、なんでしょう」
リヴァイ「…ペトラ、お前は、」
リヴァイ「俺に全てを捧げる覚悟があるか」
ペトラ「!」
ペトラ「……当たり前です。『リヴァイさん』」
ペトラ「今度こそ、一人の女として、あなたに全てを捧げます」
ペトラ「リヴァイさん。ぜんぶ、もらってくださいね?」
リヴァイ「ッ…あざといんだよ、バカ野郎」
リヴァイ「……ペトラ」
ペトラ「はい」
リヴァイ「積み木は没収な」
ペトラ「…はい」
リヴァイ「ペトラ」
ペトラ「はい」
リヴァイ「ペトラ」
ペトラ「はい」
リヴァイ「……悪い、呼んでみただけだ」
ペトラ「何度でも呼んで下さい」
リヴァイ「…ペトラ」
ペトラ「はいっ」
リヴァイ「ペトラ」
ペトラ「はいっ!」
(今度こそ)
(この平和な世界で)
リヴァイ「Call your name」&ペトラ「Bauklotze」
完
-
- 36 : 2013/10/13(日) 14:13:26 :
- 完結した…更新遅いうえに冴えないオチですみませんでした…
肝心なオチを考えてなかった…
レスくれた人ありがとう!
そして見てくれた人ありがとう!
お粗末様でした!
-
- 37 : 2013/10/13(日) 16:27:38 :
- よかった!乙
-
- 38 : 2013/10/13(日) 17:47:22 :
- ぺトラのしゃべってる(?)
ドイツ語の直訳は「建築用ブロック」
なので積み木ということですか?
-
- 39 : 2013/10/13(日) 19:32:59 :
- めっちゃ良かった。乙。
続き希望。
-
- 40 : 2013/10/13(日) 19:38:24 :
- 読んでマジ泣きしました。リヴァペトらしい幸せが見たかった。
書いてくれてありがとう。続き期待します
-
- 41 : 2013/10/13(日) 21:03:17 :
- おおおおお、おおお、えええ、ありがとうございます!
まさかこんなレスもらえるとは思わなかった((((;゚Д゚)))))))
>>38
「bauklotzen」が「積み木遊び」と訳されてるのと、多分サントラの曲名の読み紹介してたブログさんで見たんだと思います!
つ、続き!
リヴァイ幼稚園の日々&放課後のリヴァペトとか書こうかな…?
サントラの曲に幸せっぽい歌詞が見当たらないので、ただのSSになりますが…
-
- 42 : 2013/10/14(月) 18:44:04 :
- 目処が立ったのでおまけ投下して行きます!
たぶん、そんなに長くはならないと思います…
これって執筆中に戻した方がいいんだろうか…
-
- 43 : 2013/10/14(月) 18:45:19 :
〜おまけ〜
春
第1回 リヴァイ幼稚園入園式 当日
早朝
ペトラ「ついにこの日がやってきた…!」
オルオ「まさか、またお前らと仕事をすることになるとはな」
エルド「兵長……じゃなかった、園長先生に感謝だな」
グンタ「そうだな。エレンがいないのは少し残念だが……」
ペトラ「…そうだね。年の差が前世のままなら、まだ学生かなあ…」
リヴァイ「おいお前ら、教室の準備は出来たか?」
エルド「! へい……じゃなかった園長先生」
リヴァイ「エルド、そろそろ慣れろ。うっかりガキどもの前で『兵長』なんて言ってみろ。俺のあだ名が一生『兵長先生』になるだろうが」
エルド「はい、すみません!」
オルオ「ガキってのはすぐ大人をマネたがるからな…」
ペトラ「へいちょ…じゃない、園長先生のマネしてたあんたみたいだね」
オルオ「フッ…嫉妬かペトラ? まあ安心しろ、お前もいつか俺のようにへいちょ…じゃなかった園長先生の域に達することが、」
リヴァイ「おいお前ら……わざとやってんのか?」
オルオ「とととんでもない!」
ペトラ「気をつけます…」
エルド「園長先生園長先生園長先生…」ブツブツ…
グンタ(そして俺の存在が空気になっていく)
グンタ(…なにか喋らないと)
グンタ「あ、そうだへいちょ――」
リヴァイ「」ギロッ
グンタ「すみません園長先生!!」
リヴァイ「……なんだ」
グンタ「あの、俺たちが担当する園児の名簿をまだ、もらっていないんですが…」
リヴァイ「…まだ渡さん」
グンタ「えっ」
リヴァイ「式の途中で渡すイベントがある。そのときまでお預けだ」
グンタ「しかし名前も教室もわからなければ園児を並ばせることも出来ませんが…」
リヴァイ「名札はもう渡してある。組ごとに並ばせるときは俺がやる」
グンタ(…? やけにこだわるな)
グンタ「わかりました…」
-
- 44 : 2013/10/14(月) 18:46:30 :
- リヴァイ「で、教室の飾り付けはここで最後か?」
ペトラ「はい!」
リヴァイ「じゃあとっとと終わらせるぞ。これが終わったら廊下の掃除だ」
エルド「!? 廊下は昨日も念入りにしましたが…」
リヴァイ「何言ってる。廊下なんざ毎日掃除したって足りん」
エルド「…了解です…」
エルド(本当に兵長だな…)
グンタ(変わってない)
リヴァイ「ペトラ! そこの桜が傾いてるぞ」
ペトラ「はいっ直します!」
リヴァイ「オルオ! 『入園おめでとう』の『入』が裏表逆だ。それじゃあ『人園おめでとう』だろうが」
オルオ「ハッ…! すみません直します!」
リヴァイ「そもそもなぜ漢字なんだ。漢字も読めないような奴のことはてめえの視界には入らねえと?」
オルオ「つっ……作り直します! ひらがなで!」
グンタ(おお…「にゅうえん」をいまからか…)
エルド(ドンマイだ、オルオ…)
ペトラ(…さすがに同情)
リヴァイ「よし、あとはオルオのところだけだな。残りは廊下をやるぞ」
エルグンペト「「「…はい…」」」
-
- 45 : 2013/10/14(月) 18:47:39 :
- 3時間後
リヴァイ「…ん、いいだろう」
ペトラ(や、やっとOKが出たー!)
リヴァイ「ご苦労。エルドとグンタは先に終えて待ってる。オルオもそろそろ終わる頃だろう」
リヴァイ「行くぞ」
ペトラ「はい!」
*
ガラガラガラッ
リヴァイ「待たせたな」
グンタ「おかえりなさい」
エルド「ペトラ、おつかれ」
ペトラ「ありがと!」
リヴァイ「そろそろガキどもがやってくる頃だな」
リヴァイ「よし…」
リヴァイ「お前ら円陣を組むぞ」
-
- 46 : 2013/10/14(月) 18:49:27 :
- とりあえずここまでです
短くてごめんね…!
リヴァイ班好きだ!
-
- 47 : 2013/10/14(月) 20:26:23 :
- いい話です…
泣いてしまいました
-
- 48 : 2013/10/15(火) 03:40:05 :
- 進撃の挿入歌めっちゃ好きなんでこのss読めてよかった!
別のヤツでも作ってほしいっす
-
- 49 : 2013/10/16(水) 03:38:23 :
- ほんまに感動しまくりました!
もっといっぱい作品作ってください!!
全部支援します!!
-
- 50 : 2013/10/16(水) 05:19:16 :
- 素晴らしい
-
- 51 : 2013/10/17(木) 18:28:23 :
- こんばんは! いきなり寒くなりましたね…
投下します!
-
- 52 : 2013/10/17(木) 19:02:34 :
- あっ、レスありがとうございます!
めちゃめちゃ嬉しいです!
>>48
需要があれば「The reluctant heroes」とかも書いてみたいです!
ていうか投下するって言いながら時間空いてすみませんOyz
-
- 53 : 2013/10/17(木) 19:03:33 :
オルオ「円陣…ですか?」
リヴァイ「そうだ」
エルド「じゃあ…グンタ肩貸せ」
グンタ「よし、オルオ来い」
オルオ「ん、ではリヴァイh……………園長先生!」
リヴァイ「」ギロッ
オルオ「」ビクッ
リヴァイ「………ペトラ」
ペトラ「はいっ! で、エルド!」
エルド→グンタ→オルオ→リヴァイ→ペトラ→エルド
ペトラ「こんな感じですか?」
リヴァイ「ああ、悪くない」
リヴァイ「…――、」
リヴァイ「オルオ」
オルオ「はい!」
リヴァイ「グンタ」
グンタ「はっ」
リヴァイ「エルド」
エルド「はい」
リヴァイ「ペトラ」
ペトラ「はいっ」
リヴァイ「…、」
リヴァイ「俺は、もう一度お前らと出会えて嬉しく思う」
エルグンペトオル「「「「!」」」」
リヴァイ「前世でお前らが命を懸けてエレンを守ってくれたおかげで、この平和な世界がある」
リヴァイ「本当に、よくやった」
オルオ「兵長……」
リヴァイ「もう俺はお前らを巨人の前へと連れていったりはしない。何も知らせず危険なところへ放り出すこともない」
エルド「はい…」
リヴァイ「今度はきたねえ血にまみれなくていい。平和な未来を、創るんだ」
リヴァイ「だから――また、俺について来てくれるか?」
エルグンペトオル「「「「はい!」」」」
リヴァイ「やるぞお前ら!!」
エルグンペトオル「「「「おーーーっ!!!」」」」
-
- 54 : 2013/10/17(木) 19:05:45 :
- *
ザワザワ
ガヤガヤ
エルド「おっ、来た来た」
ペトラ「さーて、一番乗りはどの子かな?」
オルオ「おいおいなんか走ってくるぞ…」
ダダダダダダダダ
「おれがいちばんだっ」
「なにいってんだ、おれだよっ!」
ダダダダダダダダ
グンタ「……ん? あいつ誰かに似て――………、……、まさか」
ズッシャァァァァァ
馬面男児「どうだみたかおれのかちだっ!」
駆逐系男児「はぁ!? なにいってんだ、おれのかちだっ!」
ペトラ「…え…」
ペトラ「…エレン…!!?」
駆逐系男児「!?」
駆逐系男児「あ―――……」
ポロ…ポロ…
駆逐系男児「……? ひっ、う、うぅっ……」
駆逐系男児「――うわあああああん!!」
ダダダダダダッ
ギュゥッ
ペトラ「!」
エレン「うわああああんっ、うわあああああーっ!!」
エルド(エレンが、ペトラの足にしがみついて泣いてる…)ソッ…
エルド「エレン……」サスサス
オルオ「……チッ、わめきやがってうるせえガキだ…変わんねえなあホント…」ウルッ
グンタ「またお前は…。意地張ってないで俺たちも混ざろう」
オルオ「…チッ…」
エレン「うわああああああ、わああああー!」
オルオ「全く、男が泣くんじゃねーよ」ウルッ
ペトラ「あんたも泣いてるじゃない」クスクス
グンタ「よしよしエレン、もう怖いことはなにもないからな…」
-
- 55 : 2013/10/17(木) 19:06:45 :
- リヴァイ「……」
タッタッタッタッ…
カルラ「エレン! 勝手に行っちゃ………あら」
リヴァイ「…ミセス・イェーガー」
カルラ「まあ、すみません、ご迷惑おかけして」
リヴァイ「いや」
カルラ「普段は大泣きするような子じゃないんですけど………あ、もしかして」
リヴァイ「……?」
カルラ「ふふ、いえ、なんでも。それより、」
カルラ「あの子、時々変な夢を見るんです。私が怪物に食べられて死んでしまって、その怪物たちを倒そうとするうちに、今度はあの子が怪物になってしまうっていう夢で」
リヴァイ「……」
カルラ「実は私もよく、怪物に食べられてしまう夢を見るんです。……あなたは、どんな夢をご覧になりますか?」
リヴァイ「……、俺は」
リヴァイ「薄暗い地下から地上に出てきて、その怪物たちをひたすらに切り倒す夢を。その夢の中で俺は、人類の希望を――怪物になれる少年を守ってた」
カルラ「……そうですか」
リヴァイ「安心しろ。てめえの息子は俺たちが責任を持って預かる」スタスタ
リヴァイ「おら、鼻かめ。きたねえな…」
エレン「ズピーッ」
ペトラ「園長先生、エレンとの再会をサプライズにするために、名簿渡してくれなかったんですね」
リヴァイ「……エレンだけじゃない。そこで混乱してるそいつを見ろ」
馬面男児「」
リヴァイ「そいつは104期のジャン・キルシュタインだ」
エルド「へえ! こいつもあの時代から!」
リヴァイ「……それから、」
般若「…」ジーーーーッ
リヴァイ「エレンの母親の後を追っかけてきて俺を睨みつけてるのがミカサ・アッカーマンだ」
グンタ「ああ! 天才とか100人分の戦力とか言われてた104期の首席か!」
ミカサ「…」ジーーーーッ
リヴァイ「睨みつけてもなにも出ないぞ」
ミカサ「…」ジーーーッ…
ミカサ「…」
ミカサ「!」ハッ
ミカサ「…」…ソッ
ナデナデ
リヴァイ(俺の左足…?)
リヴァイ(………ああ、そうか)
ミカサ「……いたく、ない?」
リヴァイ「ああ、問題ない」ポンポン
ミカサ「……そう」ホッ
-
- 56 : 2013/10/17(木) 19:08:19 :
- とりあえずここまで!
カルラさんの口調難しいよ…
ジャンの扱いがこんなんですみません
でもジャン好きです本当に!
-
- 57 : 2013/10/24(木) 12:25:10 :
- 続き投下!
ちなみにアニメ化された範囲を超えるようなネタバレはありません。アニメ派に優しい仕様となっております。
-
- 58 : 2013/10/24(木) 12:25:20 :
- ザワザワ
ガヤガヤ
グンタ「お、本格的にぞろぞろ来たな」
アルミン「せんせいおはようございます!」
マルコ「……あっ。ジャン!」
ジャン「!?」
アルミン「マルコのともだち?」
ジャン「だれだよおまえ!」
マルコ「うん、きみのしんゆう!」
ジャン「ハァ…!?」
アルミン「??」
サシャ「ぱぁん! ぱぁん! ミカサ、ぱぁん!」
ミカサ「えっ、えっ」
サシャ「ええっ、まさかわたしがわからないんですか!?」
ミカサ「…わからない。けど、おかしをまもらなければならない、きがする」
サシャ「おかし!? ミカサおかしもってるんですか!? くださぁい!」
コニー「おーっ、みんなあいかわらずだなー!」
ユミル「ん、バカも記憶持ちか」
コニー「うおっ、でたなブスおんな! ちっちゃくなってもかわいげねーなー」
クリスタ「ユミル、きおくってなに?」
ユミル「…さあな、クリスタは知らなくてもいい」
クリスタ「うーん? そっかあー」ニコーッ
ユミル「結婚してくれ」
ライナー「なあベルトルト…なんでみんなもうなかよしなんだ…」
ベルトルト「ごめん、しらない…」
コニー「うおっ、ライナー、ベルトルト!」
ライナー「な、なああいつなんでおれたちのなまえしってるんだ」
ベルトルト「ごめん、しらない…」
ディター「いわん、あれはなんだ?」
イヴァン「だからっ、おれはイワンじゃなくてイヴァンだ。イ・ヴァ・ン!」
ディター「い・わ・ん」
イヴァン「イ・ヴァ・ン!」
ディター「しつこい!」
イヴァン「……!」ワナワナ
ユルゲン「あああイヴァンおちつけっ」
ユルゲン「ディター、あれはブランコっていって…」
エルド「にぎやかだなあ」
グンタ「ああ。平和だ…」
オルオ「ふん、ガキどもがギャーギャー騒いでいるだけじゃねーか」
ペトラ「それを平和って言うんだよ、オルオ」
オルオ「――…」
オルオ「…わかってるよ」ボソッ
ペトラ「知ってる」フフッ
ペトラ「あんた本当に素直じゃないよね」
オルオ「…俺は素直なんだが? 世界一素直なんだが?」
ペトラ「はいはい」
-
- 59 : 2013/10/24(木) 12:26:13 :
…ザッ
「いいか、くれぐれもみんなと仲良くするんだぞ」
幼児「…」
リヴァイ(…)
「ほら、一緒に話してこい」
幼児「…」
リヴァイ(……)
「アニ」
アニ「……」
アニ「…………」コクン
ザッ…ザッ…
アニ「…」
リヴァイ「…レオンハート」
アニ「!」ビクッ
アニ「…ひっ…」ガタガタ
リヴァイ「……、何を怯えてる。取って食いやしねえよ」
アニ「…っ…」ガタガタガタガタ
リヴァイ「…俺が怖いのか」ズイッ
アニ「ッ……!」ガタガタガタガタガタガタ
ペトラ「園長先生? どうしたんですか?」
アニ「!!」ビクッッッ
オルオ「ん? こいつどうしたんです、こんなに怯えて…」
アニ「ひ…」ガタガタガタガタ
アニ「…ごめんなさい…!!」
エルド「…え?」
アニ「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!」
グンタ「」
ペトラ「? グンタ……?」
オルオ「おいどうした、顔色悪いぞ」
グンタ「…………、か……」
フラッ…
エルド「っと!」ガシッ
オルオ「お、おいグンタ、大丈夫か…?」
グンタ「…………、なのか……」
エルド「グンタ?」
グンタ「お前なのか……?」
グンタ「あの時俺を、殺したのは……」
オルエルペト「「「!!?」」」
-
- 60 : 2013/10/24(木) 12:29:27 :
アニ「……ッ、……っ、…」ガタガタガタガタ
エルド「グンタを殺したってことは…」
オルオ「女型の中身、ってことだよな」
ペトラ「そんな…まさかこの子が…?」
グンタ「……間違いない。切りかかられる瞬間、俺は見た。調査兵団のフードからのぞくこいつの顔を」
グンタ「氷のような瞳の色。筋の通った鼻。表情こそまるで違うが、あいつをそのまま小さくしたみたいにそっくりだ…」
アニ「ごめんなさいっ…ごめんなさい……っ」ガタガタガタガタ
リヴァイ「…」
リヴァイ「レオンハート。お前どこまで覚えてる」
アニ「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…っ!」
リヴァイ「謝っててもわからねえだろうが。お前は、なぜ謝る?」
アニ「わからない…! こわい。くるしい」
アニ「めがいたい。ここもここもいたい。こわい」
アニ「わたしはまっか。かなしい。こわい。くるしい」
アニ「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい!」
リヴァイ「……、…」
リヴァイ(感覚は覚えてるみてえだが…はっきりした記憶はないらしい)
リヴァイ(こいつが痛いと訴えた目。腕。脚。…どれもあの時俺が重点的に傷つけた部位と一致する。こいつらも、似たような部位を狙ったはずだ)
リヴァイ「…まだ、痛むか」
アニ「…」…コクン
リヴァイ「そうか。なら…」
スッ…
アニ「…?」
リヴァイ「………」
リヴァイ「いたいのいたいの、とんでけー」マガオ
エルグンペトオル「「「「!!!?」」」」
アニ「――…」
リヴァイ「いたいのいたいの、とんでけー」マガオ
オルオ「」
ペトラ「あの兵長が…『いたいのいたいのとんでけー』って…」
エルド「しかも真顔で…」
グンタ「……しかもあの女型の中身に」
-
- 61 : 2013/10/24(木) 12:31:38 :
リヴァイ「……どうだ、飛んで行ったか?」
アニ「…」コクン
リヴァイ「なら良かった」
リヴァイ「…怖い夢を、見てたんだな」
アニ「ゆめ…?」
リヴァイ「そうだ。お前の見てたのは全部夢だ。お前は解放されたんだ。――だから泣いてねえで、笑え」
アニ「わらう…」
リヴァイ「見ろ、親父さんが心配してるぞ。ガキは難しいこと考えずに、ただ笑ってりゃいいんだよ」
リヴァイ「もう怖がらなくていい」
リヴァイ「笑え、アニ」
アニ「…――」
アニ「……はいっ!」ニコーッ
グンタ「! …」
オルオ「…俺たちも許そう。兵長がお許しになったんだ…」
ペトラ「うん。私たちだってたくさんの巨人を殺した…。おあいこだもん」
エルド「そうだ。それにあいつはもう十分苦しんだ。――そうだろ、グンタ」
グンタ「…」
グンタ「ああ、そうだな…。もう憎み合う時は終わったんだ」
グンタ「前を向こう。俺たちもあいつも、『生きてる』んだから…――」
ズベシャァァァァ
エレン「」
ジャン「うおっこいつころんでやがんの! だっせー!」
エレン「……ふぇ」ジワァ
リヴァイ「チッ、転んだくらいで泣くんじゃねえ。前世の駆逐脳はどうしたエレンよ」
リヴァイ「ほらこっち来い」
エレン「ぐすっ…」ズルズル
リヴァイ「いたいのいたいの、とんでけー」マガオ
エレン「」
エルド(やっぱそういう反応になるよなあ)
リヴァイ「いたいのいたいの、とんでけー」マガオ
エレン「………」
エレン「………………あ、」
エレン「すっげえええええとんでいった! とんでいった!」
ペトラ「えっ」
オルオ「マジか」
エレン「へーちょーすげー! へーちょーすげー!」
リヴァイ「」
エレン「へーちょー! へーちょー!」
リヴァイ「………………せめて兵長先生と言え……」
エレン「へーちょーせんせ!」パァァァァァ
リヴァイ「………」
-
- 62 : 2013/10/24(木) 12:32:49 :
エルド「……定着するな、あれは」
グンタ「前世の記憶は薄いと思ってたが……兵長呼びを思い出すとは」
サシャ「へーちょーせんせ! ぱぁん! ぱぁん!」
コニー「あっ、あれすっげーつよいへーちょーじゃん! えいゆうじゃん! かっこいいじゃん!」
マルコ「へえ、あのひとがじんるいさいきょーのへーちょーかあ」
ジャン「えっ、えっ、みんななにいってんだ…?」
ミカサ「エレンにさわるな。ちび、そぐ」
ジャン「! きれいなくろかみ…」
アルミン「ミカサあぶないよ…あのひとあぶないよ…」
ユミル「兵長先生ねえ…」
クリスタ「へーちょーせんせ! へーちょーせんせ!」キャッキャッ
ユミル「まじ入園式が終わったら結婚してくれ」
ライナー「なあベルトルト、へーちょーってなんなんだ」
ベルトルト「ごめん、しらない…」
ライナー「へーちょーってなまえなのか」
ベルトルト「ごめん、しらない…」
ユミル「ベルトルさん相変わらずだなー」
ベルトルト「えっ、ご、ごめん。なにが…? きみ、だれなの…?」
ユミル「なんだ、記憶ないのか。知らないしか喋らないからわからなかった」
ディター「へーちょー…へーちょー」
ユルゲン「? ディター?」
イヴァン「へーちょーってだれだよ」
ディター「へーちょー…わかんないけど、やさしいひと」
ディター「…とても、『にんげんらしい』ひと」
ユルゲン「……」
-
- 63 : 2013/10/24(木) 12:33:42 :
ペトラ「さあみんな、そろったね」
リヴァイ「そしたら、はじめるぞ」
オルオ「はい!」
エルド「グンタ、せーので会場の扉開けるぞ」
グンタ「ああ、わかってる」
掴み取った平和が
いま、目の前で眩しく輝く。
エルグン「「せーのっ!」」
ガラガラガラガラガラッ
リヴァイ班「「「「「リヴァイ幼稚園へ、ようこそ!!」」」」」
いざ、
笑顔とともに、未来へ。
リヴァイ班「「「「「「2000年後の君たちと」」」」」」
完
-
- 64 : 2013/10/24(木) 12:46:52 :
- おまけ終わった!!
……あれ……? リヴァペトは……?
…そのうち入園式後のリヴァペトかけたらいいな
こっそりここに書き足すかも
次回作はまたサントラから、
○DOAでシガンシナ陥落orトロスト区奪還作戦
○The Reluctant Heroesでジャンorリヴァイ
○Vogel im Kafigでリヴァイ班
のどれかを予定してます
あと、
グンタ「俺のハブられ率について」
とかも書いてみたい…
気が向いたら見てやってください!
ではでは、お付き合いくださいまして本当にありがとうございました!
-
- 65 : 2013/10/27(日) 19:25:41 :
- 蛇足ですがCall your nameの訳まとめてみました
ただの自己満です、すみませんOyz
【リヴァイ目線訳パート】
She lost her brother a month ago
彼女は1ヶ月前兄弟を失った
His picture on the wall
壁にかかった彼の写真
And it reminds me
それが思い出させる
When she brings me coffee,,, her smile
俺のためににコーヒーを入れるあいつの微笑み
I wish I could be with her until my last day
ずっとともにいたいと願った
She said She gave all her love to me
あいつは全ての愛を俺に捧げた
We dreamt a new life
俺たちは勝利を夢見た
Some place to be at peace
どこか平和な場所で
But things changed…Suddenly
だが、変わってしまった…突然に
I lost my dreams in this disaster
この惨劇に夢は潰えた
I’m crying
俺は叫ぶ
Missing my lover
お前が愛しいと
I don’t have the power
俺には力がない
On my side forever
力を手にいれられる日など、永遠に来ない
Oh Where is my lover
ああ、あいつはどこだ
And I got no power
俺は力を手に入れることができなかった
I’m standing alone, No way
俺は一人で立ち尽くす 嘘だと言ってくれ
Calling out your name
お前の名を叫ぶ
I said I gave all my love to you
俺は全ての愛をお前に捧げた
We dreamt a new house
俺たちは新天地を求めた
Some place to be at peace
どこか平和な場所を
But things changed…Suddenly
だが、変わってしまった…突然に
I lost my dreams in this disaster
この惨劇に夢は潰えた
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- 66 : 2013/10/27(日) 19:26:11 :
- 【#リヴァイ/*ペトラ目線訳パート】
We don’t know what is wrong tonight
#結果は誰にもわからなかった
*どこで選択を間違ったのか、私たちにはわからない
Everybody’s got no place to hide
#誰もが勇敢に戦った
*誰もが戦うしかなかった
No one’s left and there’s no one to go on
#誰一人残されず、進む奴もいない
*もう誰もいなくなってしまった
All I know is my life is gone
#俺にわかるのは、己の人生が絶望に変わったということだけだ
*私にわかるのは、私の命が終わってしまったということだけ
【ペトラ目線訳パート】
I’m crying
私は泣き叫ぶ
Missing my lover
あの人が愛しいと
I don’t have the power
もう動けない
On my side forever
永遠に動けなくなってしまった
Oh Where is my lover
ああ、あなたはどこに
And I got no power
もう動けない
I’m standing alone, No way
私は一人で立ち止まっている
Calling out your name
あなたの名前を叫ぶ
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- 67 : 2014/06/25(水) 14:40:22 :
- ウワアアアアア グズッ
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- 68 : 2014/11/30(日) 00:21:06 :
- この作品がとても好きです
これからも頑張ってください!
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- 69 : 2016/12/09(金) 00:36:27 :
- 私は知らなかった。あの歌にこんな意味があったことを!
どう考えても歌詞がリヴァイ→ペトラにしか思えない!
ペトラ目線もすごく素敵です(≧∇≦)
リヴァイとペトラが、2000年後、幸せになっていてたら私は嬉しい(^▽^)
進撃の巨人大好き。日本のアニメと漫画大好き。
リヴァイとペトラのこと、みんなに知れたらいい。
今でも進撃の巨人は詠んでる
明日進撃の巨人の新しい漫画発売されるの、私待ってた!
明日買いに行く、楽しみ(*^-^*)
私は進撃の巨人応援してる!
ずっとずっと大好きです!
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- 70 : 2020/10/11(日) 11:13:42 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=53
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=56
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