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こまる「さぁ、ピーチ姫を助けに行くよ!!」苗木「ファッ!?手からファイアボール出てきた!?」

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  1. 1 : : 2014/11/20(木) 03:00:20

    スーパーファミコンソフト『スーパーマリオワールド』にて、
    苗木兄妹がマリオブラザーズになる話…

    ※見切り発車、気ままにやる予定

    ※ネタバレ、キャラ崩壊など注意
     特に絶対絶望少女のネタバレもある予定!!

    ※その他もろもろ注意

    でお願いします。


    【ニンテンロンパシリーズ】(ほぼ同時進行)のリスト
    ※どんどん増える可能性アリ

    ドンキーロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/27505

    マリオロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/27510←今ココ

    カービィロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/27511

    ゼルダロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/28447

    メトロイドロンパ
    http://www.ssnote.net/archives/28448

  2. 2 : : 2014/11/20(木) 03:01:46

    こまる「さぁ、お兄ちゃん!!ピーチ姫を助けにいくよ!!」

    苗木「えっ、姫?…って何…ていうか、ここどこ?」

    こまる「お兄ちゃん、やだなぁ…ここは愛媛じゃないよ?」

    苗木「そんなこと、わかってるよ!!姫ってなんなの?」

    こまる「うん、悪い大魔王にさらわれた姫を救いに行くのがわたしたちの使命ってことだよ!!」

    苗木「えっ、いきなりなんのことなんだよ!?」

    モノクマ「あれ、苗木クン察しが悪いですね…君の服装や帽子を見ればわかるでしょ?」

    苗木「そうだ…こまる!!その緑の帽子とオーバーオールは何?…ってボクも着てるのか?しかも帽子が赤いぞ!?」

    モノクマ「にぶいなぁ…もう…ここはスーパーマリオワールドの世界だよ…」

    苗木「うわぁ!!ボクがマリオになってるってことかぁ!!」

    こまる「そうだよ!!わたしはルイージだよ!!スーパー苗木ブラザーズの誕生だね!!」

    モノクマ「今度は急にテンションあがったねぇ…さすが兄妹というべきか…」

    苗木「えっ…ってことは何?クッパを倒してピーチ姫を助けろってこと?」

    モノクマ「うん!!その通りです!!君たちにはこれからマリオワールドの世界をリアルにクリアしてもらいます!!」

    こまる「お兄ちゃんと冒険か~わくわくしてきたよ!!」

    苗木「オイオイ、大丈夫なのか…モノクマ…、危険はないんだろうな?」

    モノクマ「大丈夫大丈夫、これってゲーム世界だからね…死ぬなんてことはないし、クリアすれば戻れますよ!!」

    苗木「いきなりこんなことに巻き込まれて大丈夫も何もないよ…」

    こまる「でも楽しそうだよね!!ゲームなんだから、大丈夫そうだしさ!!」

    苗木「おまえは楽観的すぎるんだよ!!」
  3. 3 : : 2014/11/20(木) 03:02:11

    こまる「お兄ちゃんこそいつもの前向きはどうしたの?」

    苗木「前向きは無鉄砲とは違うの!!」

    こまる「えぇ~一緒にいこうよ~!!」

    苗木「なんでそんな乗り気なんだよ…」

    モノクマ「まあ、クリアできれば願い事を叶えてあげますからね…なんでもいいっすよ!!ボクにできることの範囲内だけどね…」

    苗木「ずいぶん曖昧だな…こまるはそれに食いついたってのか…?」

    こまる「うん!!あのマンガが欲しいでしょ…あのCDも欲しいでしょ…あと、それから…」

    苗木「欲まみれだな…おまえ…」

    モノクマ「まあ、苗木クンも願い事ないの?なんかさ…?」

    苗木「うーん、みんなが元気で健康でいることかなぁ」

    モノクマ「うわぁ~つまんねぇ…いい子ぶっちゃって…」

    こまる「お兄ちゃんは初詣で世界平和とか願っちゃうタイプだよね…」

    苗木「うるさいなぁ!!別にいいだろ!?」

    モノクマ「まぁ、その願い事は簡単なようで難しいですからナシかなぁ…まぁ、旅しながら考えてもいいよ!!もちろんゲームオーバーになったら無効だけどね…」

    こまる「よーし!!がんばるぞ!!」



    苗木「ちなみに、ピーチ姫とクッパって誰なの?」

    モノクマ「まぁ、それはお楽しみというやつで…お願いします!!」

  4. 4 : : 2014/11/20(木) 03:12:56
    【ヨースターとう】

    苗木「うわぁ…本当に始めるのか…」

    こまる「まぁ、お願い事は抜きにしてもなんだかわくわくするよね…!!」

    苗木「おまえといるとなんか冷静になってしまうボクがいるよ…」

    こまる「最初はヨースター島だね…なつかしいなぁ…よくお兄ちゃんとプレイしたもんだよね…」

    苗木「どっちが宮殿のスイッチ押すかでもめたことあるよな…今ではいい思い出だよ…」


    モノクマ「うぷぷ…長男のほうが背が低いところとかも君たちはマリオブラザーズそっくりですね!!」

    苗木「うわ!?急に出てくるなよ!!」

    モノクマ「あら、びっくりしちゃった?ボクはちょこちょこガイド役として出てくるので、まあ気にしないでね!!」

    苗木「さりげなく、人の身長のことをいうなよな…」

    モノクマ「まあ、いいじゃない…君たちはマリオブラザーズそっくりってことで!!」

    こまる「それは違うよ!!モノクマ!!マリオブラザーズは双子だけどわたしたちは双子じゃないよ!!」論破!!

    苗木「そのまえにルイージは弟だけどな…」反論!!


    モノクマ「あらら、主人公のくせにやる気のない反論ですね…」
    クマーン

    苗木「うるさいなぁ…これは論破するゲームじゃないからいいだろ!?」

    モノクマ「うん、いいですよ!!ただ、苗木クンから論破をとったらアンテナしか残らないんじゃない?」

    こまる「それは違うよ!!お兄ちゃんには超高校級の童顔が残ってるよ!!」論破!!

    苗木「そんな超高校級じゃないぞ!!せめて、超高校級の不運にしてくれよ!!」反論!!



    モノクマ「うわあ…この兄妹めんどくせぇなぁ…」
  5. 5 : : 2014/11/20(木) 18:36:23
    NAEGI START!

    苗木「苗木スタートといわれても…」

    こまる「原作と違って、二人で攻略できるんだね!!」

    苗木「どっちも苗木だから、どっちのことかわからないよなぁ…」

    こまる「まぁ、でも本編で定着してるほうでいいんじゃない?あんまりお兄ちゃん下の名前で呼ばれないし…」


    モノクマ「マリオブラザーズもよくよく考えると、ルイージの名前ないしね…ハリウッドのマリオの映画ではマリオとルイージの名字は“マリオ”!!つまりマリオ・マリオとルイージ・マリオだったわけなんだね…親しくない人からはミスターマリオと呼ばれてしまうルイージ…トホホ悲しいねぇ…」


    こまる「ちょっと!!ルイージ馬鹿にしないでよね!!マリオよりもジャンプ力もあるし個性も強いんだよ!!」

    モノクマ「まあ、今ではルイージのほうが人気があるみたいね…ルイージの年なんてのもあったしね!!」


    モノクマ「ちなみにだけど、スーファミのマリオワールドではマリオ、ルイージに性能差はまったくありません…見た目の違いだけですね…でも、リメイク版ではルイージはマリオよりもすらっとした体型になり、ジャンプ力もあがりました…!!他にもリメイク版での性能差はありますが後で説明しましょうか!!」


    こまる「確か、このコースには…あった!!あのブロックだ!!たたくぞ~!!」

    苗木「ちょっと、こまる、先にいくなって危ないぞ!!…ってうわあああ」ドカッ

    モノクマ「あらら、苗木クンたら雑魚のノコノコにあたっちゃったんですね…」

    苗木「うぅ…チビマリオになっちゃったよ…」シュン

    モノクマ「もともと160センチだから今は一体どれくらいになってしまったのやら…」

    こまる「お兄ちゃん大丈夫?」

    苗木「早くキノコをとって大きくなりたいよ…」

    こまる「でもこのまま、またダメージを受けるとアウトになっちゃうから…よし、ヨッシーに助けてもらおう!!」

    苗木「そうか、このコースにはヨッシーがいるのか、さっきこまるが見つけたのはヨッシーのいるブロックか!!」

  6. 6 : : 2014/11/20(木) 18:37:58

    モノクマ「このマリオワールドの舞台である恐竜ランドはヨッシーもすんでいます…ヨッシーはクッパに仲間をとらえられ、自分もブロックの中に閉じ込められてしまったんだね…」

    こまる「うん、早くたすけてあげようよ!!ヨッシーにのればお兄ちゃんも安全だしさ!!」

    苗木「そうだね…たのむよ!!」

    こまる「えいっ!!」ドカッ



    モノミ「ふぅ…助かりまちた!!」

    苗木「えっ、ヨッシーってモノミなのか?」



    ヨッシー:モノミ



    モノミ「ありがとうございまちゅ!!さぁ、苗木クン!!あちしにのってくだちゃい!!」

    苗木「大丈夫?サイズ的に不安なんだけども…」

    モノミ「大丈夫でちゅ!!あちしはこの世界ではヨッシーの能力をつかえるんでちゅから…!!」

    モノクマ「まぁ…遠慮なく乗り捨てちゃってください…モノミは使い捨てるものです…」

    モノミ「ちょっとーーー!!もっとあちしを大切にしてくだちゃいよ!!役に立ちまちゅからぁ!!」
  7. 9 : : 2014/11/23(日) 19:53:43

    モノクマ「またまたぁ…谷底に突き落とされて踏み台にされるのがお仕事なんて…そっくりじゃないですかぁ…」

    モノミ「うぅ…負けないもん…あちし…強いから!!」

    苗木「そう考えるとヨッシーってほんと健気だよね…」

    こまる「赤ん坊のころからお世話になってるのに、マリオからのこの仕打ち…」

    モノミ「ちなみに、ヨッシーはマリオワールドが初出演でちゅね!!ヨッシーの故郷はこの恐竜ランドだったり、ヨッシーアイランドだったりといろいろなところがありまちゅよね!!」

    モノクマ「ちなみにリメイク版だと、マリオとルイージでヨッシーに乗ったときのヨッシーのアクションに少し差が出るんだよね…うぷぷ、まあこれはスーファミ版だし気にせずいこうか…」

    モノミ「ちなみに、ヨッシーは自称スーパードラゴンでちゅが、実はクッパたちと同じカメ族だったりしまちゅ…まあ、それもゲームによってちょっと違うみたいなんでちゅけどね…」


    モノクマ「T.ヨシザウルス.ムンチャクッパスさん、ちーーーーーーっす!!」

    モノミ「ぎゃあああああ、かわいくない本名でちゅ…!!」

    苗木「とりあえず、乗せてくれるかな…?」

    モノミ「はーい、おまかせあれ!!」デッテイウ!!

    こまる「ヨッシーの鳴き声って、本当にでっていうなの?」

    苗木「う~ん、まあそう聞こえるって話だけどね…最近のヨッシーは喋るからなぁ…」


    モノクマ「リメイク版の話ばかりするとあれだけど、マリオ、ルイージ、ヨッシーはそれぞれ別のゲームからの声がついたよね…ヨッシーはちなみにウィッキーって鳴き声と解釈してるマンガもありますよ!!」


    こまる「う~ん、そのネタどこまでの人がわかるのかなぁ…」

    苗木「マニアックな話はさておき、先に進もう!!」


    モノクマ「希望は前へ進むんだ!!」

    モノミ「ええ!?あんたがそれいっちゃうんでちゅか!?」

    モノクマ「まぁ、いいじゃない…今のボクはただのかわいいガイド役なんでね」
  8. 10 : : 2014/11/23(日) 20:08:21

    苗木「おっ、ファイアフラワーでたな!!」

    こまる「キノコをすでにとったからね…お兄ちゃんがとってもいいよ!!」

    苗木「じゃあ、遠慮なく、これでファイアマリオだ!!」ニョインニョインニョイン!!

    こまる「キノコをとってるとそのさらに上のファイアフラワーかマントばねが出るんだよね!!チビマリオだとキノコしか基本的にでないけども…」



    苗木「ファッ!?手からファイアボール出てきた!?」

    こまる「無理やりスレタイ回収しなくても…」

    モノミ「わざわざあちしから降りてまでやるとは…」



    モノクマ「ヨッシーにのってるときは、マリオのファイアボール使えないからね…仕方ないね」

    こまる「あっ、ゴールバー見えたよ!!」

    苗木「最初はどっちがゴールしようか?」

    こまる「あっ、じゃあわたしやりたい!!」

    モノミ「いいでちゅよ!!」



    こまる「そりゃ!!」19!!

    モノクマ「ありゃりゃ、残念だね…」

    こまる「う~ん、普通にとんだだけじゃやっぱ無理だね…」

    モノクマ「ゴールバーは上下に移動してます…切らなくてもゴールできるけど、得点がもらえません。切った場合は上で切れば切るほど得点が高いです!!50が最大だね!!」

    苗木「ちなみに、100たまるとボーナスステージに自動的に行くことになるんだよね!!100を超えた分はまた1から始まって加算されていくんだね!!」

    こまる「さてと、先にスイッチ押しにいこうかなぁ?」

    モノクマ「そのまえにヨッシーの家にいかない?」

    モノミ「ぎゃああ、プライバシーの侵害でちゅよーーー!!」


    苗木「とりあえず、スイッチ押しにいこうか…」
  9. 11 : : 2014/11/25(火) 23:36:39

    苗木「黄色スイッチ前のコース1はクリアできたね…」

    こまる「マグナムキラーがうっとうしかったけども、なんとかクリアできたね…」

    モノミ「さて、先のステージのためにもスイッチを押しにいきまちょうか…!!」

    モノクマ「黄色スイッチを押すことでワールド全体の黄色い点線がブロックに変わるんだよね…スイッチを押したか押していないかで、けっこう難易度が変わってくるからね…重要だよ!!」


    ―かっぱやま きいろスイッチ―


    こまる「Pスイッチを押すとコインがたくさん出てきたね!!」

    苗木「なるべくここで稼いでおこう!!」

    モノクマ「もう、みんな守銭奴なんだから…!!」

    モノミ「残機を稼いでおくことは重要なんでちゅよ!!」

    モノクマ「100コインで1UPなんて、安い世界だよねぇ…でも、スコアやコインを稼いで残り人数を増やすってことを最初に考えた人はなかなかすごいと思うよ!!」

    こまる「さて、黄色いスイッチだね!!」

    苗木「こまるが踏んで押していいよ」

    こまる「じゃあ、遠慮なく!!」ピョン!!ポチッ!!

    モノミ「外にたくさんの黄色いブロックが飛んでいきまちたね!!」

    モノクマ「ぶげらぁあああ」ドガ!!

    モノミ「バカでちゅねぇ~ブロックにあたるなんて…ぷぎゃあああ!!」ドガ!!

    苗木「世界にブロックがとんでいくなんて…けっこう危ないよね…」

    こまる「誰かにぶつかっていないといいけれど…」





    ?「あれはなんだろう…ってうわ!?」ドカ!!

    ?「う~ん、痛いなぁ…でもきっと今の不運の後には幸運が待っているんだ!!」ニコッ!!

    ?「さて、ボクもそろそろ準備しなくっちゃね…」



  10. 12 : : 2014/11/25(火) 23:38:55

    苗木「さてと、それじゃあ城をめざしていこうか!!」

    こまる「お城までコースがあと二つあるね…」

    モノミ「コース3とコース4でちゅね!!」

    苗木「ブロックを出現させたおかげでどのコースも足場やアイテムブロック増えているはずだよ」

    こまる「よ~し、頑張るぞ!!」


    ―ヨースターとう コース3―


    こまる「あっ、お兄ちゃん!!わたしもモノミに乗ってみたい!!」

    苗木「それじゃあ、降りるね…よいしょ」

    モノミ「はいはい、どうぞでちゅ」デッテイウ!!

    モノクマ「じゃあ、ボクは苗木クンに乗ろうかな?」

    苗木「いや、なんでだよ!?おまえはだたのガイド役だろ!?」

    モノクマ「ひどいなぁ…ボクも旅の仲間なんだからさぁ…乗せてくれたっていいじゃんかぁ~」

    苗木「いやだよ!?」

    こまる「お兄ちゃんとモノクマ仲がいいね」

    モノミ「そうでちゅね」


    苗木「何いってるんだよ…モノクマと仲がいいなんて…」

    モノクマ「ひどいなぁ…苗木クン…ボクはかわいいマスコットなんだよ!?丁重にあつかってもらわないと…」

    苗木「だからって、人に乗ろうとするなよ…」

    こまる「だけど…この世界ってわたしたちだけしかいないの?雑魚敵はモノクマだったり、そうじゃなかったりするけど…」

    モノクマ「う~ん、もう少ししたら誰かに会えるんじゃないかな?」



    モノミ「確かに、そうかもしれまちぇんね…ってうわわっ!?」

    こまる「きゃああああああああ!?」

    苗木「しまった!?こまるたちが谷底に!?」



    モノミ「こまるさん!!」ひょい!!

    こまる「えっ!?」ピョーン!!



    モノクマ「ああっ!?モノミが踏み台になってこまるさんを助けて谷底にぃ…メシウマ!!」


    こまる「モノミ!!!!」

    モノミ「いいんでちゅよ!!またあちしは復活しまちゅから…!!」ヒューーーーーーーッ




    こまる「ごめん…!!モノミ…わたしが不注意だったせいで…!!」

    苗木「…こまる…あんまり落ち込まないで…モノミとはまた会えるからさ…そのとき謝ろう…!!」

    こまる「う…うん」グスッ

    モノクマ「あらら、モノミいなくなっちゃいましたね…まぁ、あいつもけっこう丈夫だから気にしないでやってくださいな…」

    苗木「いこう!!…また、ブロックをたたけばモノミと会えるはずだ!!」

    こまる「そうだね…!!まずはゴールして…また会いにいこう!!」


    モノクマ「うんうん…美しい兄妹愛だね…さてと、悪いけど、ボクもひとまず退散しようかな…?」

    こまる「モノクマもいっちゃうの?」

    モノクマ「そんなに寂しがらなくても、すぐに会えますよ!!じゃあねぇ!!」

    こまる「うん、じゃあねぇ!!」



    苗木「なんか、モノクマが無害だと…違和感があるな…」

    こまる「まあ…いいんじゃない?無害なら無害でさ…」
  11. 13 : : 2014/11/25(火) 23:39:48


    モノミ「うぎゃあああああああああああああああ!!どこまで落ちるんでちゅかああああ!?」ヒューーーーーッ

    モノクマ「はい、モノミ回収!!」キャッチ!!



    モノミ「モノクマ!!」

    モノクマ「はいはい、まったく手間をかけさせるなよな…」

    モノミ「うぅ…助かったでちゅ!!」





    モノクマ「さぁ~て、行こうか!!」

    モノミ「行こうかって…どこに?」

    モノクマ「ちょっと、別の世界にね…ちょうどいいし…おまえも一緒に来させようと思ってね…」

    モノミ「もしかして…あちしが落ちるようにしむけまちた…?」

    モノクマ「さぁ…なんのことやら…さあさあ、モノミにはボクと一緒にブロックを運ぶ作業があるんだよぉ!!
    モノクマーズの結成だね!!」

    モノミ「うう…感謝して損したでちゅ…」


  12. 14 : : 2014/11/25(火) 23:41:38
    ―ヨースターとう コース4―

    こまる「水中でも服は濡れないし…呼吸もできるんだね…陸地を歩いていったほうがいいけれども…」

    苗木「そこはゲームなんだな…やっぱり…」

    こまる「モノミ大丈夫かなぁ…」

    苗木「きっと、大丈夫だよ…って、あれは!?」



    ?「う~ん、ここにもいないか…参ったなぁ…」



    苗木「狛枝クン!?」

    狛枝「あれ!?奇遇だね…こんなところで会えるだなんて、やっぱりボクはついているなぁ!!」


    こまる「え~っと、狛枝さんだっけ…?あなたもモノクマに呼ばれてここへ来たの?」

    狛枝「うん、まあ…そんなところだよ…ところで君たちにききたいことがあるんだけど…腐川さんを見なかったかい?」

    こまる「え!?冬子ちゃんもこの世界にいるの!?」

    狛枝「う~ん、正確にはこの世界じゃないかもしれないんだけどね…どうやら、モノクマは複数のゲーム世界を行き来しているらしいんだ…だから腐川さんも別のゲーム世界にいるかもしれない」


    こまる「別のゲーム世界!?」


    狛枝「うん…ここはマリオワールドの世界で君たちはどうやらマリオとルイージってわけだね…他の世界でも君たちみたいにゲームキャラクターになってゲーム世界を冒険している人たちがいるみたいなんだよね…」


    苗木「モノクマはそれのサポートをしているってわけか…なにか目的があるのかな?」


    狛枝「たいした目的はないと思うよ…単なる暇つぶしみたいなもんだって言ってたしね…」


    苗木「ボクらはモノクマの暇つぶしで巻き込まれたのか…まったく…」

    こまる「そういえば、狛枝さんはどうして冬子ちゃんを探してるの?」

    狛枝「実はモノクマに頼まれてね…腐川さんはどうやらどこかで迷子になってしまったみたいでね…」


    こまる「ええ!?大丈夫なの?それ!?」

    狛枝「心配はいらないよ…安全は保障されてるからね…ただ、位置がなぜか特定できないらしいんだ…それでボクの幸運なら探せるかなぁ…ってことでね…」

    苗木「狛枝クンの幸運はすさまじいからね…」

    狛枝「いやあ…ボクから言わせたら苗木クンの幸運もすさまじいと思うけどね…羨ましい限りだよ…」

  13. 15 : : 2014/11/25(火) 23:42:57

    こまる「ところで、狛枝さんはなんのキャラクターなんですか?」


    狛枝「ボク?実はまだキャラクターを与えられてないんだ…モノクマと同じガイドみたいな役割かな…一応ゲーム世界を行き来する権限を与えられているよ…」


    こまる「けっこう重要そうな役割ですね…」

    狛枝「いやいや、ただの使いっぱしりさ…モノクマもさすがに手がたりないときはあるみたいだからね…
    ところで、君たちはあの城に行くんだよね?よければ、途中まで一緒にいこうか?」


    苗木「そうだね…そうしようか」

    こまる「よろしくおねがいします!!」

    狛枝「うん、よろしく!!元気な妹さんだね!!」



    ―ヨースターとうのしろ―


    狛枝「何事もなくつけるなんて、この先がおそろしいなぁ…ボクの身に何が起こってしまうんだろう…」

    苗木「狛枝クン…常にギリギリを生きているんだね…」

    狛枝「それじゃあ、ボクは別の場所をさがしてみようかな…じゃあね二人とも、いい旅になるといいね」

    こまる「ありがとうございました!!冬子ちゃんによろしくお伝えください!!」


    狛枝「うん、了解したよ!!またね!!」




    苗木「それじゃあ、城に入っていこうか…」

    こまる「モノミとは会えなかったけど、ヨッシーはどのみち城に入れないんだよね…」

    苗木「お化け屋敷もだな…ヨッシーは怖がり…ってことなのかな…」

    こまる「別のマリオのゲームだと、普通にテレサとかと共演しているのにね…」

    苗木「最初の城だけど、気を抜かないでいこう…」

    こまる「うん、OK!!」


    ギィーーーバタン!!!









    狛枝「どうやら…城にはいったようだね…」

    腐川「ちょっと…見てたわよ…あたしをだしにするんじゃないわよ…!!」

    狛枝「ごめんごめん…ただ、少し口実がほしかっただけなんだ…」

    腐川「まったく、あんたはいっつも人に嘘ばっかついてるのね…」

    狛枝「ひっかきまわすのはボクの役目らしいからね…それに苗木クンとこまるさんとちょっと話したかったのもあるんだ…」

    腐川「はいはい…それじゃあ…戻るわよ…」

    狛枝「うん、了解したよ…」
  14. 16 : : 2014/11/28(金) 22:40:02

    ーヨースターとうのしろ 内部ー



    苗木「いたるところに金網がはりめぐらされてるね…」

    こまる「下は溶岩だよ…落ちたらどうなっちゃうんだろう…!?」

    苗木「ボクがダメージをうけたとき、ただチビマリオになっただけで痛みはなかったから大丈夫だとは思うけど、ミス扱いになるんだろうね…」

    こまる「し…慎重にいかないと…」

    苗木「金網の裏に、ノコノコがたくさんいるな…裏側からならたたいて倒せるはずだ…ボクが先に行く!!こまるもついてきて!!」

    こまる「うん!!」







    苗木「な…なんとかたどり着いた…」ハァハァ

    こまる「中間のバーを切ったね…」ハァハァ

    モノクマ「あれれ、息をきらしてどうしたの…?何を興奮してるのかな?」

    苗木「それは違うよ!!疲れたんだよ…少し一休みしてるんだよ…」

    モノクマ「え~一休みって、自ら危険につっこんでいくタイプですか?苗木クンは?」


    苗木「は?なんだよ?」

    モノクマ「マリオのゲームはタイムがあるんだよ!!タイムがゼロになったら、ステージの外へ強制退出だからね!!」

    こまる「そ…そういえば、そうだったよ…」ハァ

    モノクマ「まぁ、仕様だから仕方ないよね…他のゲーム世界はタイム制じゃないんだけどもね…まぁ、残念だったってことで…」




    苗木「他の世界で思い出したんだけど…ボクたち以外にいったい誰が巻き込まれているんだ?」

    モノクマ「いやぁ…それは秘密ですよ…苗木クン、いきなり配役をばらしたらおもしろくないじゃん!!」

    苗木「やっぱり、教えてはくれないか…」

    こまる「ねぇ…モノクマ!!ききたいんだけど…冬子ちゃんは見つかったの?」

    モノクマ「は…冬子って誰って…ああ、腐川さんのことか…あんまり名前に馴染みがないからなぁ…」

    こまる「いいから答えてよ…狛枝さんがゲーム世界を行き来して探してるっていってたけどさぁ…」

    モノクマ「は?狛枝クンが…?おかしいなあ、ボクはそんなこと許可した覚えはないんだけども…?」



    こまる「え」

    モノクマ「確かにボク以外にもそれぞれのゲームの世界をワープできるいわゆる“ゲームマスター”は存在しているけれども…ボクは狛枝クンにはそんな権限与えてないんだけども…」

    苗木「じゃあ、狛枝クンの言ってたことってなんなんだ!?」

    モノクマ「まぁ…彼が何を考えているかはボクもわからないからなぁ…たぶん、彼なりにゲームを盛り上げようとしてるんじゃない…?」

    こまる「えぇ…迷惑極まりないよ…って、じゃあ冬子ちゃんのことも嘘ってことなの!?」


    モノクマ「うん、たぶんね…腐川さんもいまのところは、キャラクターとしてこの世界にいるからね…ボクはそれぐらいお見通しです!!」
  15. 17 : : 2014/11/28(金) 22:41:48

    こまる「よかった…じゃあ、無事なんだね…」ホッ

    苗木「腐川さんが無事でよかったよ」

    モノクマ「まぁ、狛枝クンについてはボクも確認してみるけども、たぶん彼は止められないだろうね…だけど、そのほうがおもしろくなりそうだね…うぷぷぷぷぷぷ」

    苗木「はぁ…狛枝クンは何を考えているんだろう…」

    モノクマ「まぁ…それはともかく…タイムやばいんじゃない?」

    こまる「いけない!!早くいかないと…!!」

    苗木「少しのんびりし過ぎたか…よし、行こう!!」





    苗木「…ってこの先…デカイ杭が落ちてくる、強制スクロールだった…!!」

    こまる「ああん…!!なんで、急いでるときに限って、強制スクロールなの!?」


    モノクマ「まあまあ…一面だから、そこまでの仕掛けじゃないよ…すぐ赤い扉が見えてくるからさ…調子にのってスピンジャンプとかして落ちなければね!!」

    苗木「調子にのってる暇なんてないって!!」

    こまる「壁があるわけじゃないのに、背中から押されてるってなんか変な感じ…」


    モノクマ「初代マリオブラザーズなんて、そもそも帰り道が封じられていたからね…一度通った道には戻れない仕様だったもんなぁ…」しみじみ


    苗木「くっ…ひとりだけ余裕の表情浮かべやがって!!」

    モノクマ「まぁまぁ…仮にミスっても…中間からだし…」

    こまる「あっ、やっと赤い扉見えてきたよ!!」


    苗木「いよいよ…コクッパ戦か…」

    モノクマ「最近じゃクッパJr.が出てきたから、クッパ7人衆みたいな感じで子ども設定が薄れつつあるけどね…昔はコクッパって呼んでたなぁ」しみじみ


    こまる「じゃあ、扉を開けるよ!!」

    苗木「うん」ゴクリ…
  16. 18 : : 2014/11/28(金) 22:42:52

    こまる「溶岩の上に浮島がある…!!あっ、あそこにいるのって…!!」

    大門「ようこそ!!オレっちのバトルフィールドへ!!」

    苗木「君は…大門クン!?」

    大門「そう…オレっちは大門大さまだ~い!!」



    イギー:大門大



    モノクマ「イギーって最初はメガネかけてて知的キャラっぽかったのに、今じゃ髪の色も変わってトリッキーな感じになったよね~」


    大門「え!?イギーって昔と髪の色違うのか!?」


    モノクマ「くっ…これが世代差か…今のこどもたちにはもうカセットテープもMDも通用しないんだね…」ショボン

    こまる「なんか話がずれてきてない?」

    モノクマ「どっちにしろ…大門クンはイギーって感じしないんだけどもね」


    大門「確かにオレっちのガラじゃあないが…やっぱり一番最初のボスはオレっちだよな!!誰よりも先頭にたつオレッち!!さすがリーダーだぜ!!」




    モノクマ「学校とかのリーダーって結局は雑用係だったりするよね…」

    こまる「学級委員長とかね…いい経験にはなると思うけど、体よく使われてるだけだったりするよね…」

    大門「うるさいやい!!オレッちはそういったやつらとは違うの!!」

    苗木「おい、みんな!!今時間ないんじゃなかったの!?」

    大門「それなら大丈夫だ!!苗木兄ちゃん!!時間はオレっちが…すりかえておいたのさ!!」

    苗木「なにと…!?」
  17. 19 : : 2014/11/28(金) 22:43:47


    大門「まぁ、つまり気にしなくてもいいってことだよ!!思う存分戦いに集中してくれよ!!」

    こまる「でも…なんだか小学生とは戦いずらいなぁ…」

    大門「おいおい、子どもと思ってバカにするなよ!!オレッちは【超小学生級の体育の時間】!!この浮島でのオレッちは120パーセント負けないんだ!!」←体育座り

    こまる「体育の時間だからって体育座りして待ってなくても…」



    モノクマ「君が~好きだぜ…T・SUWARI(体育座り)♪」

    苗木「それ違うマサルクンだから!!」

    大門「なんだかしらねぇが、オレッちより体育座りのうまいマサルはいないはずだ!!」バーン!!

    こまる「とうとう体育座りに誇りを持ち始めたよ…!?」ガビーン

    大門「さぁ…こい!!オレっちが相手してやる!!ルールは簡単!!足場の悪い浮島で先に溶岩に落ちたら負けだ!!」



    苗木「よし!!まずは、ボクがいこう!!」

    大門「二人がかりでも構わないけどなあ、まあ、いいぜ!!来い!!」

    こまる「頑張って!!お兄ちゃん!!」

    苗木「いってくるよ!!」ピョーン!!

    大門「へっ…悪いけど、カッコ悪いとこさらすことになるぜ…兄ちゃん!!」

    苗木「負けないぞ!!」




    大門「くらえ!!ファイアボール!!」ファイア!!

    苗木「ファッ!?手からファイアボール出てきた!?」

    こまる「それはもういいから…!!」

    苗木「なら、こっちもファイアボールだ!!」ファイア!!

    大門「オレっちのファイアボールのほうがでかいな!!ちなみにオレっちにはそんな小さい火の玉なんて効かないんだ!!溶岩に落ちる以外でオレッちは倒せない!!」
  18. 20 : : 2014/11/28(金) 22:44:24

    苗木「くっ、だったら踏みつけ攻撃だ!!」

    こまる「お兄ちゃん、危ない!!」

    苗木「うわあ、浮島が傾いた!?」グラッ…!!

    大門「あらよっと!!」後ろ宙返り

    こまる「すごい動き…!!」

    モノクマ「10.0ですね…これは!!」

    大門「ふっ…きまったな!!」スタッ…

    苗木「くっ…足元がおぼつかない…!!」

    こまる「これがマリオ64なら、お兄ちゃんだって後ろ宙返りできるのにぃ!!」

    苗木「そういう問題じゃないぞ!!こまる!!」



    大門「さて、遊びは終りだ!!そろそろしとめてやる!!」

    こまる「あぶない!!」

    苗木「今だ!!」ジャンプ!!

    大門「えっ…うわっとっとっとっとっと…」グラッ…!!


    こまる「うまい!!かわしたよ!!」

    モノクマ「大門クン、油断して勢いつけすぎたね!!」

    苗木「ごめんね…!!これで終りだ!!」ドカッ!!

    大門「ぐ…ぐわああああああ、そんなぁ…オレッちが…負けるなんて…!?」ドカーン!!



    こまる「やったよ!!お兄ちゃん!!」

    苗木「ああっ、ヨースターとうクリアだな…!!」
  19. 21 : : 2014/11/28(金) 22:45:41


    モノクマ「それじゃあ、おまちかねのタイムですね」つハンマー

    苗木「ハンマー?」

    モノクマ「ほら、コクッパを倒したら…城を壊すんだよ!!」

    こまる「うわあ!!おもしろそ~やるやる!!」

    苗木「ちょっ…乱暴だなぁ…」

    モノクマ「そういえば、マリオって配管工だけど、初期では大工だったんだよね…配管工の設定はハリウッドの映画からきたみたいなんだって…まぁ、医者にレーサーにいろいろやってるから結局本職どれなのかわかんないよね~」

    苗木「レッキングクルーっていうゲームで、ビルの解体もやってたしな…」



    大門「あ…ああ、オレッちの城がぁ…」アワワワ

    モノクマ「ごめんね…倒したコクッパの城は二度と入れないことになってるからさぁ…」

    大門「う…こ、こうなったら…!!」

    苗木「な、なにをする気だ…!?」




    大門「ぐおおおおおおおおおおおおお!!」






    苗木「こまる、さがって!!」

    こまる「きゃあああああ!?」


    大門「ぐおおおおおおおおお…ぉぉぉめんなさい!!オレっちも連れてって!!」



    苗木「え」

    こまる「え」

    モノクマ「え」




    大門「リーダーなんてカッコつけてたけど…このままじゃ、みんなのところには帰りづらいし…」

    苗木「だけど、この先のコクッパって結局大門クンの友達なんでしょ…?」
  20. 22 : : 2014/11/28(金) 22:46:27

    大門「オレっちも、どの城に誰がいるかはわからないけど…そうだと思う…」

    こまる「わたしたちと来るってことは、たとえゲームといっても、友達と戦うってことなんだよ?」

    大門「オレっち…本当は…自分が一番弱くて臆病だって知ってるんだ…いつも、そうだしさ…だから、オレっちだってできるってところを見せたいんだ…!!」



    こまる「大門くん…」

    苗木「よし、ついておいで…モノクマもいいでしょ?」

    大門「本当か!?ありがとう!!」


    モノクマ「いいっすよ!!でも、かわいい子どもたちの成長していく姿を見るのってなんだか…寂しくもあり、嬉しくもあるなぁ…」しみじみ

    大門「やったぁ!!じゃあ、いこうぜ!!苗木兄ちゃん!!こまる姉ちゃん!!急がないとおいてくぜ!!」

    こまる「あ、待ってよ~!!」




    苗木「なぁ、モノクマ…もしかして、おまえは…」

    モノクマ「なに…?なにがいいたいのかな、苗木クンは…?」

    苗木「いや、やっぱいい…なんかモノクマがいいやつってなんか気持ち悪いし…」ウエッ…

    モノクマ「ちょ…ひどくない!?いいじゃん、こういうボクだってさぁ…!!」
  21. 23 : : 2014/11/28(金) 22:47:47
    ―?―


    ?「どうやら、大門くんがやられたようですね…」

    ?「だけど、大門クンはコクッパの中では…最弱なんだよねぇ…」

    ?「ふっふっふ…コクッパの面汚しなのじゃ~」

    ?「あ…あのさ…なに、これ…?」





    蛇太郎「いやさ…一度四天王的な感じで会話してみたくって…」

    モナカ「一面のボスが負けたときはお約束なんじゃない…?」

    空木「はい…!!お約束っていうやつです!!」


    新月「あんまり、大門のこと悪くいってやるなよ…」

    蛇太郎「うん、わかってるよ…ちょっとやってみたかっただけだし…妄想の中でくらい、ボクちんが最弱じゃなくっても…いいよね…」ドヨーン

    新月「なんで…そういう方向に考えるんだ…おまえは…」

    モナカ「でも、まさか大門くんが敵になっちゃうなんてね~、少年漫画的展開ですなぁ~」

    空木「びっくり…くりっくり~♪」


    新月(はぁ…あらためて…大門って、この中じゃまだ比較的まともだったよなぁ…ちょっと、うっとうしいけども…ツッコミが僕しかいない…って)



    モノクマ「ち~っす、元気してる?」

    空木「あっ…モノクマさん、こんちはです!!」

    モノクマ「やあやあ…みんな元気そうだね」

    モナカ「モナカも元気ですぞ~!!」ギュ~!!

    モノクマ「う…うん、元気なのはわかったから、ボクの耳をひっぱるのはやめようね…」グググ…

    新月「モ…モノクマ…た、助かった…!!」

    モノクマ「新月クン、胃痛役ごくろうさまです…いや、本当に…」

    空木「子どもなのに、胃に穴ができちゃうんですか~?」

    新月「おまえらのせいだ!!主に!!…っていうか、おまえまでボケにまわるなぁ!!」

    空木「だって、楽しいですし、おすし」

    モナカ「ねぇ~!!みんな楽しいのが一番!!」

    モノクマ「でも、新月クンが大変そうだから、少しほどほどにしてあげてね…?」
  22. 24 : : 2014/11/28(金) 22:50:13

    モナカ「え~そんなこといっていいの?…あのことをバラすよぉ…?」ニコリ

    モノクマ「ひ…ひぃ!?ごめんちゃ~い!!」シュン!!



    新月「ま、待ってくれ!!おいてかないでくれ~!!」

    空木「モナカちゃん…モノクマさんの弱点握ってるんですか?」

    モナカ「まぁね…やっぱ情報化社会ですからなぁ~」フッフッフ

    新月「くっ…苗木さん!!早くきてくれ!!普通の会話がしたい!!」(切実)



    蛇太郎「う~ん、ところでMDって、マイクロディスクとミニディスクどっちの略だっけ?」

    新月「おまえはどうして、そんな思考にいたったの!?」ガビーン!!

    モナカ「なんか、どっちも存在するみたいだよ?たぶん、想像してるのとは別物だけどね…。まあ、1990年代に普及した方のMDはミニディスクが正しいかな?」

    蛇太郎「へ~ありがとう、モナカちゃん!!」



    モナカ「さぁて、モナカの魔法を見せてあげよっかなぁ!!」ねるねるねる

    空木「すご~い!!色が変わりました!!うまいっ!!」テーッテッテレー


    新月「そ、それ、ただのねるねるねるね…なんじゃ…」

    空木「新月くんノリ悪いですねぇ…ぶ~」

    モナカ「ぶ~」

    新月「くっ、僕が悪いのか?これ…」

    蛇太郎「ところで、豚ってほんとうにぶ~って鳴いてるのかな?」



    新月「もう、会話のドッジボールはよしてくれよ…苗木さ~ん!!早くきてくれ!!それか、大門帰ってきてくれ~!!!!!」







    きてくれ~、てくれ~、くれ~、れ~、~




    大門「なんか、オレっちよばれたかなぁ?」

    モノクマ「き、気のせいじゃない…?」(震え声)



    【ヨースターとう】クリア!!

  23. 27 : : 2014/12/03(水) 20:34:38

    【ドーナツへいや】

    こまる「いよいよ…ドーナツへいやだね!!」

    苗木「ここから、マントばねが出てきて、マリオワールドも本番って感じになるよね」

    モノクマ「ステージもゴールが二つあったりと道もいくつかに分岐するからね!!やりごたえがあると思うよ!!」


    苗木「ところでドーナツへいやに来た以上、スターロードを使えば一気にクッパのところに行けるんじゃ…?」


    ※スターロード…隠しゴールなどで行くことのできる隠し面、5ヶ所に入口があり、通常より簡単にドーナツへいやからラスボスのクッパの場所まで行くことができる。


    モノクマ「なっ!?ダメですよ!!スターロードはまだ使用しちゃいけません!!」

    苗木「ええ…ひそかに楽できると期待してたのにな…」

    こまる「地道にいくしかないみたいだね…」

    大門「ちゃんとコクッパと戦ってくれないと、あいつらもかわいそうだぜ…」

    モノミ「ふぅ~、やっとおいつきまちたか…」

    モノクマ「おっ…モノミじゃん!!どしたの?そんなボロボロで…」

    モノミ「ほとんどあんたのせいでちゅよ!!」


    こまる「モノミィ!!」抱きっ!!

    モノミ「はわわ…どうちたんでちゅか!?こまるさん!?」

    こまる「ごめんね…わたしのせいで…モノミが…!!」

    モノミ「いいえ、こまるさんのせいじゃないでちゅよ…あちし丈夫でちゅから大丈夫でちゅ!!」

    モノクマ「さて、あと何回踏み台になることやら…」

    モノミ「ちょっとー!!あんたに言われるのはむかつくんでちゅよぉ!!」

    モノクマ「いやぁ…まあ頑張ってちょうだい☆」

    モノミ「ぐぬぬぬ…」
  24. 28 : : 2014/12/03(水) 20:36:10

    こまる「でも、モノミが無事でよかったよ」

    モノミ「ありがとうございまちゅ…うん?見慣れない子がいまちゅね?」

    大門「オレっちは大門大!!オレっちも一緒に行くことにしたぜ!!よろしくな!!」


    モノミ「新しい仲間でちゅね!!モノミと申しまちゅ!!よろしくでちゅ!!」握手!!

    大門「ああ、よろしく」握手!!

    モノミ「…って、ぎゃあああああああああああああ!!」デッテイウ!!


    苗木「ああ!?モノミ!?どこに行くんだ!?」

    モノクマ「いっけね~、大門クンの敵判定消すの忘れてたぁ!!大門クンコクッパだから、今の握手は敵にぶつかった扱いになっちゃたんだね…っけね~!!ダメージをうけるとヨッシーは走って行ってしまいますからな」クマ~ン!!

    モノクマ「大丈夫、大門クンの敵判定は今はずしておいたからね!!」



    苗木(わざとだな…)

    こまる(わざとだ…)

    大門(わざとだな…)



    苗木「モノミはコース1のほうへ走っていったね!!追いかけよう!!」
  25. 29 : : 2014/12/03(水) 20:37:17
    ―ドーナツへいや コース1―

    モノミ「うぎゃあああああああああああああああ!!」

    ?「おっと、危ねぇな…!!」

    モノミ「ありゃ…あなたは…?」



    苗木「お~い!!モノミ!!」

    大門「大丈夫か!?」

    モノミ「あっ、ってまだとまれまちぇん!!」


    こまる「モノミ!!」ジャンプ!!

    モノミ「うっ、止まりまちた~」デッテイウ!!

    苗木「ヨッシーは乗れば止まってくれるからな」


    大門「ところで、あいつ誰だ?」

    ?「オイオイ、ガキんちょ…年上に向かってあいつはないだろーが」

    苗木「…って、君は桑田クン!?」

    桑田「おう、苗木!!ちょっとばかし出番が遅くなったがオレも来たぜ!!」

    こまる「えっ!?桑田さんって、あの有名な高校野球児の!?」

    桑田「おっ、かわいい子いるじゃん!!よろしくな!!オレは桑田怜恩だ!!」

    こまる「か…かわいい!?」ビクッ!!



    苗木「桑田ク~ン?…こまるに手を出したら…どうなるか…わかってる…よね?」ゴゴゴゴゴ

    桑田「うおっ!?おまえの妹だったのか…うげぇ、わかったよ!!」

    大門(苗木兄ちゃん…一瞬すげぇ怖かった)ブルブル

    こまる「ところで桑田さんはどうしてここに?」
  26. 30 : : 2014/12/03(水) 20:38:06

    桑田「まぁ…モノクマのやつに連れて来られたんだけどもな…」

    苗木「やっぱりそうだよね…」

    桑田「ちなみに悪いが…オレは敵だから…よろしくな!!」ブンッ!!

    モノミ「いけまちぇん!!ぐばあああああああああああ!!」ドカ!!

    大門「モノミ!?いきなり何すんだ!!」

    桑田「オレはこの世界でもスポーツ万能らしいんだよ…今のはほんのあいさつさ!!」



    ブル:桑田怜恩



    苗木「そうか…君はブルだったのか…」

    桑田「アメフト選手みたいな格好は動きづらかったんで遠慮させてもらったがな…」

    大門「そうだ、このコースではブルっていう雑魚敵が野球ボールを投げてくるんだった!!」

    桑田「オイ、人のこと雑魚っていってんじゃねぇーぞ!!そうそうに負けたくせによぉ!!」

    大門「なんだと!?」

    桑田「やーいやーい、一面のボス!!」

    大門「もう怒ったぞ!!こいつはオレっちがやっつける!!」

    苗木「小学生と同レベルの言い争い…」

    こまる「…っていうか一面のボスって悪口なの?」

    モノミ「ううう、また暴走してしまいまちた…」デッテイウ!!

    大門「このコースならマントガメからマントが取れる!!これで一撃だ!!」

    苗木「マリオのボクたちより先にイギーの大門クンがマント取っちゃったよ!?」ガビーン!!

    こまる「ああ!?先を越された!!」
  27. 31 : : 2014/12/03(水) 20:40:10

    大門「くらえ!!マントアタック!!」

    桑田「ぐえ!!や~ら~れ~た!!」バッタン!!

    大門「どうだ!!オレっちはすごいだろ!!さぁ、みんなさっさと行こうぜ!!」

    こまる「あっ、待ってよぉ~!!わたしもマント欲しいよ!!」

    モノミ「はわわわ…一人で先に行くのは危険でちゅよ!!」





    桑田「痛ェ…」ボロボロ

    苗木「ねぇ…桑田クン…もしかしてわざと負けてあげたの…?」

    桑田「な!?何をいってんだよ!?苗木…んなわけねぇだろ…今のはちょっと油断しただけだ!!」

    苗木「もしや、大門クンに自信をつけさせてあげたのかな?」

    桑田「……さぁな…ほら、もたもたしてるとあいつらに置いていかれるぞ!!」

    苗木「素直じゃないね…君も」ハァ

    桑田「うっせー!!またリベンジしてやるからな!!ブルはどこにでもいるからな!!覚悟しておけ!!」

    苗木「わかったよ…そのときはボクたちと戦おう…本気でね!!」

    桑田「…おう!!」




    モノクマ「青春だなぁ…ボクは、青春してるときが一番幸せなんだ」ほのぼの

    桑田「…ったく、損な役回りだぜ」

    モノクマ「うぷぷ…雑魚敵だしね」

    桑田「うっせ、雑魚とはいえブルに苦戦したやつも多いだろ?…オレは強いぜ!!」

    モノクマ「うんうん、次頑張ってね…」
  28. 34 : : 2014/12/05(金) 18:11:45

    ―ドーナツへいや コース2―

    こまる「やっと、わたしたちもマントを手に入れたよ!!」

    モノクマ「マント来た!!これで勝つる!!」

    苗木「今度はへいやにしては随分とゴツゴツしたところだなぁ…」

    こまる「さっきと一変して、どうくつみたいだね…」

    大門「うわぁ…!?後ろからどんどん押されてるぞ!?」

    モノクマ「ここも強制スクロールだよ!!」

    モノミ「うぅ…雑魚的も前からやってくるし、地形も動いてまちゅ!!狭いステージでちゅね!!」

    モノクマ「慎重にいかないと、天井と床とでぺちゃんこになっちゃうよ」

    大門「うわぁ…マジかよ!?」

    モノクマ「そういえば、床にヨッシーを放置しておいて、迫ってくる天井にヨッシーをつぶさせるとヨッシーが昇天するってい裏技あったよね!!このコースでできるよ!!さぁ、モノミ出番だよ!!」

    モノミ「どうして、そんなにあちしに厳しいんでちゅか!?」ガビーン!!

    こまる「やってる場合じゃないよ!!速くいかないと、上からも横からもつぶされちゃうよ!!」

    苗木「そういえば…ここには二つゴールがあったよな…」

    こまる「通常ゴールと、鍵でのゴールだったね…」

    モノミ「ここは二手に分かれて攻略するのがいいかもしれまちぇんね…」

    モノクマ「じゃあ、苗木クンとこまるさんと大門クンチームとモノミ1人で!!」

    モノミ「なんでちゅかあ!?その分け方は!!2:2でいいでちょう!!」

    こまる「じゃあ、モノミはわたしと行こうか!!」

    モノミ「はいでちゅ…!!」



    苗木「そうなると、ボクは大門クンとか…よろしくね…」バキ!!

    大門「よろしくな!!苗木兄ちゃん!!」ドカ!!

    こまる「じゃあ、わたしたちが途中の土管から鍵のゴールをめざすよ…!!」バキ!!

    苗木「じゃあ、ボクらは通常ゴールか…それじゃあ、ドーナツへいやのコース3の前で集合しようか!!」ドカ!!

    こまる「うん、わかったよ!!」ドコ!!


    モノクマ「雑魚敵を倒しながら、会話している…だと…」ブルブル…
  29. 35 : : 2014/12/05(金) 18:13:03

    ―こまるサイドー


    こまる「さて、無事に土管に入ることができたね…」

    モノミ「土管がいろんな場所につながってるってよく考えるとすごい発想でちゅよね…」

    桑田「テメェら!!待ってたぜ!!」

    こまる「桑田さん!?」

    桑田「この先はスイッチのきゅうでんがある…先回りしていて正解だったぜ…」

    モノミ「しつこいでちゅ!!」

    桑田「おっと、苗木とガキんちょはいないみたいだな…悪いが、女の子でも容赦はしないぜ!!」

    こまる「そんなぁ…桑田さ~ん、通してくださいよ~」ウルウル



    桑田「え…いや、そういわれるとだな…」アセアセ

    モノミ「すきありでちゅ!!」ドカッ!!

    桑田「あ、てめぇ…!!ぬいぐるみの分際で!!」

    モノミ「あちしは先生でちゅよ!!先生に向かってその口のきき方は許せまちぇん!!」

    桑田「俺はおまえの生徒ではねぇよ!!」

    こまる「モノミ!!ブロックからツタを出したよ!!」

    モノミ「よ~し、そこの青コウラを口に含んで!!モノミ変身!!」




    モノクマ「説明しよう!!ヨッシーは青コウラを口に含んでいる間は羽がはえて空を飛べるのだ!!ちなみにマリモが主食のモノミはマリモを口に含むことでクソミへと変身するのだ!!」

    ウサミ「食べないよ!!マリモは観賞するだけだもん!!…っていうか、クソミは違うでちゅってば!!」

    こまる「あっ、地味にウサミになってる!?」
  30. 36 : : 2014/12/05(金) 18:14:11

    桑田「くっそ、油断したぜ…女の子にはやっぱり弱いな俺は…だが、逃がさんぞ!!今度はこのラグビーボールが俺の武器だ!!」ドン!!

    こまる「本当に多彩な攻撃方法があるんだね…」

    ウサミ「さぁ、こまるさん乗ってくだちゃい!!この上に鍵と鍵穴がありまちゅ!!」

    こまる「うん!!」

    桑田「させるかぁあああああああああああ!!」ブンッ!!

    ウサミ「うわわ!!超高校級の剛腕でちゅ!?」ササッ!!

    桑田「ちっ…ラグビーボールだと勝手が違うな!!」キャッチ!!

    こまる「桑田さんには構わずに速く鍵穴で脱出しようよ…!!」


    ウサミ「はいでちゅ!!飛翔!!」デッテイウ!!

    桑田「ちくしょー!!降りてきやがれ!!」

    こまる「よし、鍵を鍵穴にさすよ!!」ワープ!!

    ウサミ「はいでちゅ!!」ワープ!!






    桑田「くそっ、また逃したか…!!」

    山田「あらあら…逃がしてしまいましたなぁ…」

    桑田「…んだよ、ブーデー!!テメェはこのステージにはいないはずだろ…」

    山田「そこはご愛嬌というやつですな…いやあ、やっぱり自由に動けるってすばらしいですな…」

    桑田「あん?どういう意味だよ…」

    山田「いやあ…つい最近まで、植物の役をやらされていたもので、あれは葉隠康比呂殿でもいいんじゃないですかねぇ…」

    桑田「テメェ!!まさか…舞園ちゃんに!!」

    山田「ええ、ものの数秒で負けました!!」フフン!!

    桑田「なに威張ってんだよ…ハァ…俺も舞園ちゃんに会いてぇな~」ハァ

    山田「まぁ…いずれ機会はおとずれるでしょう」

    桑田「しゃーねぇな…また次のステージで待機するか…」

    山田「拙者も持ち場に戻りますかな…」
  31. 37 : : 2014/12/05(金) 18:14:59

    ―ドーナツへいや みどりのスイッチ―

    こまる「よ~し、無事に緑のスイッチは押せたね!!」

    モノミ「緑のブロックが世界に広がっていきまちゅね!!」

    こまる「あっ、モノミに戻ってる」

    モノミ「コウラを吐き出すか飲み込むともとに戻っちゃいまちゅからね…まぁステージ移動したんで羽の効果は強制的になくなるんでちゅけどね…」

    こまる「そういえば、さっきのコース1が緑のブロックのおかげで鍵ゴールができるようになるんだっけ!!」

    モノミ「ひみつコースへ行くことができるんでちゅよね…苗木クンたちとは別のルートを開拓してもいいんじゃないでちゅか?」

    こまる「そうだね…おばけやしきとかはお兄ちゃんたちに任せようかな!!」




    狛枝「いてっ!!また飛んできたよ、ブロックが…!!」ガツーン!!

    腐川「あんた、本当にそういう星のもとに生まれたのね…」

    狛枝「仕方ないよ!!ああ、でもこのあとにはきっと幸運が…」ワクワク

    腐川「ホントやっかいな男よねぇ…」ハァ…
  32. 38 : : 2014/12/05(金) 18:16:37

    ―ドーナツへいや ひみつコース1―

    こまる「コース1を経由して、ひみつコース1に来ることができたね…」

    モノミ「ちょうど、ドーナツの輪の中心にあたるステージでちゅね…初めての本格的な水中ステージでちゅね!!」

    こまる「服のまま泳いでるってのも、息が続くのもなんか不思議だね…」

    ?「う~ん、むにゃむにゃ…」

    ?「七海ちゃん!!起きてよ!!」

    こまる「ん?誰かいるみたいだね…!!」


    七海「あっ、ルイージ来た…こまるいーじさん、こんにちは…」


    こまる「こまるいーじ!?」ガビーン!!

    朝日奈「そっか…グースカはマリオかルイージが来ると起きるんだった!!」

    こまる「朝日奈さんに七海さん!?なぜここに…」

    朝日奈「ここはドーナツへいや…そして水中面…これでわかるよね!!」

    こまる「いや、わかんないんですけども!!」ガビーン!!

    朝日奈「ドーナツあるところに、私あり!!だよ!!」




    プクプク:朝日奈葵

    グースカ:七海千秋




    モノミ「うえええ…お二人は敵なんでちゅかぁ!?」

    朝日奈「そう、私たちは水中の刺客ってわけだよ!!思えば、私はずっと水の中でしか登場していない気がする」

    七海「」zzzzzzzz…

    朝日奈「ちょっと!!七海ちゃ~ん!!」
  33. 39 : : 2014/12/05(金) 18:17:34

    モノミ「千秋ちゃんが、ご迷惑をおかけしてまちゅ…」

    七海「ひどいよね…普段から寝てるキャラだからって…グースカだなんてさ…まぁ、グースカ意外と強いんだけどね…動きがいやらしいし…」

    こまる「マリオたちを見つけたら…ずっと追いかけてくるもんね…プクプクやブクブクはそのへんを泳いでるだけだけども…」

    モノクマ「ドキッ!!女だらけの水中大会!!モノミもいるよ!!」


    モノミ「あちしをおまけみたいにいわないでくだちゃ~い!!」

    七海「…というわけで、私たちから逃げ切れるかな?」

    朝日奈「ドーナツの中心だから、私も燃えるよ!!」

    モノミ「これは強敵でちゅ!!」

    こまる「普通の雑魚的ならヨッシーで食べちゃえばいいけど、さすがに無理だしなぁ…」

    モノミ「急いでゴールに向かいまちょう!!」

    朝日奈「さぁ…追いかけるよ!!七海ちゃん!!」



    七海「」zzzzzzzzzz

    朝日奈「ちょっと~!?」ガビーン!!

    モノミ「今でちゅ!!」

    こまる「お先に!!」

    朝日奈「くっ、私だけでも追いかける!!」ダダッ!!

    こまる「うわっ!?さすがに速いよ!!」

    モノミ「ここは通しまちぇんよ!!」

    こまる「モノミ!?また一人で…!!」

    モノミ「大丈夫、また会えまちゅ!!グッドラックでちゅ!!違うコースで落ち合いまちょう!!」ダダッ!!
  34. 40 : : 2014/12/05(金) 18:18:38

    朝日奈「ドーナツパワーを得た私に立ち向かうなんて…愚かだね!!」

    モノミ「謎のパワーでちゅ…!!ピラミッドパワーみたいなものでちゅか…?」

    朝日奈「ドーナツサイコー!!」アタック!!

    モノミ「負けまちぇんよ!!時間は稼ぎまちゅ!!」

    七海「」zzzzzzzzzzzzzzzz…






    こまる「うぅ…またモノミを置いていくことになっちゃったよ…」

    モノクマ「モノミは犠牲になったのだ…」

    こまる「うるさいよ!!モノクマ!!」

    モノクマ「まあまあ、落ち着いて…ところで、ここも通常ゴールと鍵ゴールがあるけど、どっちに行くの?」

    こまる「通常ゴールはお兄ちゃんと同じおばけやしきに行くルートになるから…とりあえずは鍵ゴールをまた目指すよ!!」

    モノクマ「じゃあ、あのPスイッチを持っていかないとね…」

    こまる「そうか、Pスイッチを押してブロックをコインにしないと鍵が取れないんだったね」



    ※Pスイッチ…押すとコインがブロックにブロックがコインになるスイッチ。Pと書いてあるのはPowerのPらしい。マリオブラザーズでもPOWブロックという叩くと敵をひっくり返すことのできるブロックがあるが、そこから来ていると思われる。



    モノクマ「ちなみに水中では、Pスイッチやコウラを持っていると動きが速くなります!!ビート板みたいな感じにして使っているのかな?」

    こまる「よし、鍵もゲット!!これでドーナツへいやのかくれやしきに行けるよ!!早くモノミとも合流しないとね!!」
  35. 41 : : 2014/12/05(金) 18:21:04
    一方そのころ…

    ―苗木サイド―

    苗木「コース2はクリアしたけども、こまるたち無事だといいな…」

    大門「苗木兄ちゃんは、こまる姉ちゃんのこと大切に思ってるんだな…」

    苗木「家族だからね…それは大切だよ…」


    大門「家族…か…」

    苗木「どうしたの…?」

    大門「オレっちの家族は、そんなふうにオレっちのことを思ってくれていたことあったのかなって…」

    苗木「大門クン…」

    大門「……」



    苗木「…ボクに言えることじゃないかもしれないけど、家族じゃなくても君を大切に思ってくれている人がいれば…いいんじゃないかな?」

    大門「家族じゃなくても…?」

    苗木「そうさ…君にも大切な友達がいるだろう…?」

    大門「ああ、そうだな…!!あいつらにいいところ見せるためにも頑張らないと!!」

    苗木「うん、その意気さ!!」
  36. 42 : : 2014/12/05(金) 18:24:17

    ー?ー



    新月「はいは~い!!ボクがドーナツへいやのボスやりたいです!!」←大切な友達

    モナカ「却下」←大切な友達

    蛇太郎「新月クンは…2面のボスって感じじゃないよね…」←大切な友達

    空木「ですよね~」←大切な友達




    新月(くっ…さっさとボスとして登場して、胃痛役から解放されるというボクの作戦が…)←必死


    空木「ところで、私って名前欄は名字より名前の方がいいんですかね…?」

    蛇太郎「ダンガンロンパ1・2の人たちはみんな名字で定着してるよね…」

    モナカ「まぁ、こまるさんやモナカは名前のほうがいいだろうし、蛇ちゃんも“煙”って名字、浸透してないしこれでいいけども…言子ちゃんはこれでいいのかな?」

    空木「なんか、名前欄だけだとポケモンの博士みたいですよね…私」


    新月(名前欄…?なんの話をしてるんだ…みんな?)

    モナカ「まぁ…最初にこれでやっちゃったんだから…今はこれでいいんじゃない?」

    蛇太郎「まぁ、豚神さんっていう、本編では別にそう呼ばれてないけど、文字でわかりやすいからそうなっているって人もいるしね…いろいろでいいと思うよボクちんは…」

    モナカ「大切なのは…許容の心だよ!!歪みないね!!」

    空木「歪みないです!!」


    新月(名前欄ってなんだ!?…ボクだけ知らないんだけど…)

    モナカ「新月クンは最近だらしないね!!」

    蛇太郎「だらしないね!!」

    新月「…っていうか…やっぱり、しばらくボクは解放されないのかよ!!…本当に助けてくれ~!!苗木さ~ん!!大門~!!」








    だいも~ん、も~ん、~ん、ん


    大門「へへっ…みんながオレっちを呼んでいる気がするぜ…」

    苗木「さて、次はおばけやしきだね…行こうか!!」
  37. 45 : : 2014/12/10(水) 15:50:55

    ―ドーナツへいやのオバケやしき―

    大門「はじめてのおばけやしきか…こ、こわくないぞ…!!」

    苗木「大丈夫だよ、ここは足場もしっかりしているし、気をつけていればテレサにも当たらないからさ…んーと、先に裏道にいこうか」

    大門「裏道!?なんだかわかんねぇけど、裏ってなんか卑怯なかおりがするぞ!?」

    苗木「卑怯じゃないよ…大事なアイテムの補給地点さ、けっこうわかりやすい隠しルートでいけるんだけど、今後ずっと重宝する場所なんだよ」

    大門「そっか…コースでミスしてチビになっても、好きなアイテムを取りにいけるんだな…」

    苗木「うん、そういうことさ。マントでいきなり天井にいってから、隠しルートへ行くんだ!!途中でテレサにあたらないように気をつけてね」

    大門「ここにいる無数のテレサは目をあわせても恥ずかしがらないんだな…」

    苗木「本来テレサはマリオと目があっているときは顔を隠して動きをとめるんだけど…複数で輪をつくって動いているテレサやこういった透明で背景にも近いテレサたちは、動きをとめないんだね」

    モノクマ「のちのマリオパーティとかでは、テレサって普通に正面むいて話すことできたけどね…!!」

    苗木「さて、裏道を開放したら、そのままコース3へのゴールもクリアしよう!!」

    大門「わかったぜ!!」

    苗木「じゃあ、助走をつけてマントで飛んで行こう!!」
  38. 46 : : 2014/12/10(水) 15:52:04

    ―ドーナツへいやのうらみち―

    大門「あっ…ここってヨッシーも出てくるんだよな?だったら…モノミも回収できるんじゃないか?」

    苗木「確かにそうだね…ブロックをたたいてみようか」ピョン!!ドカッ!!


    シーン…


    苗木「あれ…おかしいね…ヨッシーも1upキノコもでてこないな…」

    モノクマ「ああ、あいつ今ちょっと水中で戦ってるからね、出て来られないんだ」

    苗木「水中面?ひみつコースの1か…こまるたちはそっちのルートに進んだんだな…」

    モノクマ「ちなみにコースの色が黄色は1つしかゴールがないけど、赤色の場合は2つゴールがあります!!おばけやしきも2つゴールがあるんだね!!」

    大門「だったら、そのままコース3にいってクリアしちゃったほうがいいんじゃないか?」

    苗木「それもそうだね…じゃあ、アイテムもそろえたしおばけやしきにもう一度戻ろうか」

    モノクマ「今さらな説明だけど、マリオワールドではアイテムをひとつだけストックできます!!ミスしてチビになったときにアイテムが画面上のストック欄から落ちてくるんだね…もちろん、位置が悪くて取り逃してしまう場合もあります!!」

    苗木「ちょうど、谷の底におちていくこともあるんだよね…」

    大門「壁のなかに落ちて行くよりはマシじゃないか…?」


    モノクマ「かべのなかにいる」

    苗木「とにかくおばけやしきにもう一度戻ろう」

    大門「なぁ…そういやオバケと幽霊って何が違うんだ?」


    苗木「え…!?う~んそうだな…幽霊は死んだ人間が魂だけになった状態で、オバケってのは化け物のことで人間以外が変化したものってことなんじゃないかな?」

    大門「なるほどな~、じゃあさっきいた人は幽霊だったってことだな…」
  39. 47 : : 2014/12/10(水) 15:53:45

    苗木「え」

    モノクマ「え」

    苗木「モノクマ…おまえの仕業じゃないのか!?」

    モノクマ「し…しりませんよ!?え…マジなの!?」

    大門「ん?苗木兄ちゃん…気づかなかったのか?テレサたちの中にテレサじゃない人間がいたのから、あいつも化け物かとおもったんだけど…やっぱり幽霊であってるんだよな!!」

    苗木「…ってそういうことじゃないよ!!幽霊がいたの!?」

    大門「ああ…なんか青白い顔にメガネかけてた女だったぜ…」

    苗木「それって…もしかして腐川さんなんじゃ…って!?腐川さんテレサに囲まれてたの!?助けにいかないと!!」

    モノクマ「な~んだ腐川さんかぁ…でも腐川さんの配置オバケやしきじゃないと思うんだけどなぁ…」

    苗木「とにかく…早くいってみよう!!」






    ―ドーナツへいやのオバケやしき―


    苗木「腐川さ~ん!!いるんなら返事してよ!!」

    大門「メガネの姉ちゃ~ん!!」


    腐川「ちょっと…なによ…うるさいわね…」

    苗木「腐川さん、無事だったんだね…大門クンがテレサに囲まれてるなんていうから…」

    大門「姉ちゃん足あるな…幽霊じゃないのか…」ガックシ


    腐川「ちょっと…勝手に人を殺さないでくれるかしら!?あたしはここの様子を見に来ただけよ…気になることがあってね…」

    苗木「腐川さんももしかして敵キャラなのかな?」

    腐川「まぁ…悪いけどそういうことね…でも、ここはあたしの持ち場じゃないしね…ああ、あとあの希望厨が迷惑かけたそうで悪かったわね…」
  40. 48 : : 2014/12/10(水) 15:54:41

    大門「希望厨って召使いの兄ちゃんのことか…?」

    苗木「ええっと…狛枝クンのことでいいのかな?」


    腐川「まあそいつのことよ…なんかあんたらに近づくためにあたしをだしにしたみたいだったからね…この通りあたしは無事だから…こまるにもそういっておいて…」

    苗木「腐川さんが自分で言えばいいのに、たぶんすぐ近くのコースにいると思うよ?」

    腐川「いえ、残念だけどあたしも持ち場に戻らないといけないのよね…」


    苗木「そうか…仕方ないみたいだね…ところでここに何を確認しに来たの?」

    腐川「その狛枝のやつよ…なんか急にいなくなったから一応探しにきてやったのよ!!」

    苗木「あれ、今まで一緒にいたんだ?」


    腐川「まったく厄介な男よ、あいつは…まぁいいわ…モノクマ、あたしももう戻っていいのよね?」

    モノクマ「うん、大丈夫!!狛枝クンはフリーダムだからまぁボクのほうでなんとかしておきますよ!!」

    腐川「…ということだから、また今度あいましょう」

    苗木「うん、じゃあね!!」

    大門「召使いの兄ちゃん自由だな…」

    苗木「何がしたいのやらね…嫌な予感しかしないよ…」

    モノクマ「う~ん、まあある程度は自由にしててもいいとは思うんだけど、彼はやりすぎるからなぁ…それにそういうときに限って姿をくらますしね…」

    苗木「モノクマも大変だね…」

    モノクマ「まあね…管理者としてはしっかりしないといけないからさ…そんじゃ、まあ少し探してくるんで、あとよろしく!!」シュン!!

    苗木「それじゃあ今度こそコース3へいこうか」

    大門「ああ!!」
  41. 50 : : 2014/12/10(水) 15:55:45

    大門「途中、扉を間違えてループしかけたけど、ゴールできたな!!」

    苗木「似たような部屋が続くんだけど…違ったりするんだよね」

    大門「おっ…ドーナツの輪が切れて…コース3に橋がかかったぞ!!」

    苗木「クリアしたときの地形の変化もマリオワールドの楽しみの1つだよね!!最初みたマップとクリアしたあとのマップって実は全然違う様子になっているんだよ!!」

    大門「でも、せっかくドーナツの形をしていたのに輪が切れちゃったな…」

    苗木「そうだね…ドーナツへいやではなくなったともいえるんだろうか…」





    ―ドーナツへいや ひみつコース1―

    朝日奈「う…どうして!?ドーナツパワーが私の中から抜けて行く!!」

    モノミ「なんだかわかりまちぇんが、時間は稼げまちた!!サヨナラでちゅ!!」

    朝日奈「そんなぁ!?ドーナツの力が敗れるなんてぇ~!!どーなってるのこの島は!?」

    七海「どれみふぁ…どーなっつ…」zzzzzzzzzzzz

    モノミ「早くこまるさんを追うでちゅ!!」ダダッ!!





    ―ドーナツへいやのかくれやしき―

    こまる「うぅ…かくれやしきに来ちゃったよ…ひとりじゃ心細いなぁ…」

    モノクマ「くんくん…ここから狛枝クンのにおいがするなぁ…ってボクは犬かよ!?」ヌッ!!

    こまる「きゃああああああ!?…ってモノクマか驚かさないでよ!!」

    モノクマ「あっ、こまるさん…ごめんね驚かせて…あっ、腐川さん、ちゃんと見つかったよ!!」

    こまる「冬子ちゃん見つかったの!?よかったぁ…ん?狛枝さんの匂い?」
  42. 51 : : 2014/12/10(水) 15:56:55

    モノクマ「なんか、狛枝クンと腐川さん一緒にいたみたいなんだけど、はぐれたんだって…オバケやしきを探していたのに、実はかくれやしきにいるなんて狛枝クンらしくひねくれてるよね」

    こまる「結局、狛枝さんもこのマリオワールドでのキャラクターとして動いているの?」

    モノクマ「まあね…自由すぎてこっちも何をしてるかわかんないんだけどね…なんかとんでもないことしてないといいんだけどねぇ…にしてもルイージとかくれやしきとはルイージマンションを思い出しますな!!」


    こまる「ルイージが初の主人公だった作品だね…実はハリウッドのスーパーマリオの主役もルイージだったけども」

    モノクマ「ジャンプ力が売りのルイージがジャンプできなくて最初びびったよ…まぁ、そういうゲームじゃないからね…基本的にオバケって無敵だし…ジャンプじゃ倒せないからなぁ」

    こまる「だよねぇ…そういえば、ここからスターロードにいけるんだよね?」

    モノクマ「うん、でもスターロード攻略は前にも言った通り後回しでお願いします」

    こまる「…じゃあ、アトミックテレサは放置でいいのか…ふつうにゴールしてひみつコース2にいこうかな…」

    モノクマ「アトミックテレサは、でっかいテレサのことです!!ブロックを3つぶつけると倒せます。まぁ中ボスってことだね」

    こまる「Pスイッチをおしたら、ドアがたくさんでてきたよ!!」

    モノクマ「Pスイッチは隠されたドアも出現させるからね!!その際、ドアのまわりにコインがあったりすると、それもブロックに変化してしまうから、先にコインをとっておかないとドアに入れなくなっちゃうんだよね…」




    こまる「まさに今の状況だね…」ショボン…

    モノクマ「ありゃりゃ…ドアがブロックに囲まれてますねぇ…こまるさん、うっかりさん?」

    こまる「も、もう一度…戻ってくれば、またやりなおせるからいいの!!」アセアセ
  43. 52 : : 2014/12/10(水) 15:58:38

    ―ドーナツへいや ひみつコース2―

    こまる「うわぁ…!?クッパ城が見えるよ!?」

    モノクマ「かくれやしきの先の土管をとおればそこは…クッパ城の見える丘…身が引き締まりますな!!」

    こまる「あそこに、クッパとピーチ姫の人がいるんだよね…」

    モノクマ「まあ、正直…もう誰かわかっている人多いと思うんだけども…」

    こまる「そんなにわかりやすい人たちなの?」

    モノクマ「うん…たぶんね…そんなことより、このコースを攻略しなよ!!」

    こまる「それもそうだね!!このコースは滑りやすい足場だから気をつけないと…」

    モノクマ「ひみつコースらしいステージですよね!!ここをクリアすればふつうのコース3…苗木クンたちと合流できるかな?」

    モノミ「こまるさ~ん!!」

    こまる「モノミ!!無事だったんだね!!」

    モノミ「はい、朝日奈さんがなぜか急にドーナツパワーを失ったので、逃げてきまちたでちゅ!!」

    モノクマ「あれは思いこみによるものだと思うんだけどね…実際ドーナツへいやにそんなパワーないし…彼女たちはあとプロテインを万能だと思いすぎているよね…」

    こまる「彼女…たち?」

    モノクマ「朝日奈さんと朝日奈さんの親友の大神さくらさんだよ」

    こまる「最強の格闘家の人だね!!」

    モノクマ「そうだね!!プロテインだね!!」

    モノミ「さぁ!!ひみつコース2に出発でちゅ!!」
  44. 55 : : 2014/12/11(木) 17:01:08

    ―ドーナツへいや コース3―

    苗木「足場が少ないステージだね…」

    大門「回転するリフトにも要注意だな」

    モノクマ「ここから、ONとOFFスイッチが出てくるね…切り替えるとリフトのレールがかわるんだ!!切り替えないとリフトが底へと落ちて行っていまって進めなくなるんだよ!!」

    苗木「まだ、最初だから見つけたものはとりあえず切り替えていけばいいね…フェイントは考えずに素直にレールを切り替えられるね」



    苗木「リフトは多かったけど、ゴールにたどりついたね」

    大門「そういえば、ここでこまる姉ちゃんと待ち合わせしてたよな?」

    苗木「そうだね…まだこないみたいだけど…」

    モノクマ「現在、ひみつコース2を攻略してるみたいだね…先にコース4クリアすれば?ボクから伝えておくよ」

    苗木「それじゃあ、お願いしようかな…」

    大門「よし、次も頑張るぞ!!」




    ―ドーナツへいや コース4―

    苗木「さて、城まであとひといきだ!!」

    モノクマ「いいペースですねぇ!!」

    石丸「いやあ…あっぱれだな!!苗木君!!」

    苗木「え!?石丸クン!?」

    石丸「やあ、苗木君、大門君こんにちは!!元気でやってるかね?」

    苗木「石丸クンにここで会うとはね…」
  45. 56 : : 2014/12/11(木) 17:02:58

    大門「でも、兄ちゃんもどうせ敵なんだろ?」

    石丸「すまない!!これが僕に与えられた役割なのだ!!」

    苗木「そういえば、石丸クンたちも何か願い事のために動いているの?」

    石丸「いや、そうじゃない人たちもいるぞ…僕もみんなとの交流にいいと思って参加しているだけだしな」

    苗木「交流にいいのかな…?これ…?」

    石丸「みんなでひとつの目標に向かって走る…いい交流になるじゃないか…」

    苗木「その目標ってボクらを倒すことなんだけどもね…」

    石丸「すまないな…ボクらはクッパ軍団に所属しているものでな…」



    苗木「そういや…大門クンはクッパの正体は知っているの?」

    大門「え…い…いや、し、知らないぞ…なあに言ってるのかなぁ…」アセアセ

    苗木(これは間違いなく知っているなぁ…)

    モノクマ「こらこら…苗木クン…むりやり聞くのはよくないってば!!」

    石丸「そうだぞ!!子どもをいじめてはいけない!!」

    苗木「そんなにむりやりは聞いてないよ!!いいがかりだよ!!」



    石丸「だが、苗木クンのことだ…もうわかっているのではないかね…?」

    苗木「奇をてらっていなければね…」

    石丸「ならば、きっとあっているはずだ…ちなみにボクは誰かわかるかな?ヒントはもう答えそのもののセリフをすでに言っているということだ!!」

    苗木「う~ん、このコースってことで推理もできるけど…」

    大門「そういえば、さっき石丸兄ちゃんがいってた…あっぱれってどういう意味だ?」

    石丸「!?」

    苗木「うん、やっぱり君は“アッパレ”だね…」
  46. 57 : : 2014/12/11(木) 17:03:41

    大門「なんだ…ほめてるってことなのかそれは…?」

    石丸「大門クン…その通りだ…相手を讃えるときに言う言葉だ…!!そして、ボクの授かったキャラクターのことでもある!!」



    アッパレ:石丸清多夏



    石丸「なかなか正解が早くて驚いたぞ!!大門クンの知識欲のおかげだな!!」

    大門「へへへ…なんだかわかんないけどほめられたぜ!!」

    石丸「うむ…あっぱれだ!!」ビシッ!!


    苗木「このコースは伸び縮みして邪魔をしてくる土管と、ハンマーを投げてくるアッパレが厄介なんだよね…アッパレは乗っている羽のついたブロックをしたから叩くと倒せるんだけどね…」

    石丸「だが、そう簡単には負けないぞ!!かかってこい!!」

    大門「よし、やってやるぜ!!」

    石丸「くらえ!!ハンマー乱れ投げ!!」ヒョイヒョイヒョイ!!

    苗木「うわ…むちゃくちゃやるなぁ…」

    大門「見えた!!」ササッ

    苗木「すごい…全部華麗にかわしている…」

    モノクマ「なかなかの動体視力だね…目で見てちゃんと身体で反応できているよ!!」

    石丸「やるじゃないか!!大門クン!!」ヒョイヒョイヒョイ!!

    大門「オレっちもすげぇだろ!!」ササッ!!

    石丸「ああ!!君は立派な選手になれるだろう!!」ヒョイヒョイヒョイ!!

    苗木「大門クンひとりで大丈夫そうだなぁ…」

    モノクマ「主役なのに…イギーに出番をとられるマリオ…」

    苗木「うるさいなぁ…」
  47. 58 : : 2014/12/11(木) 17:04:10

    大門「くらえ!!」ドカッ!!

    石丸「くっ…乗り物から落とされてしまったか…!!」ガクッ…

    大門「へへへ…どんなもんだい!!」

    石丸「やるな…今後の成長が楽しみだな!!」

    大門「成長…成長か…なぁ…石丸兄ちゃん?」

    石丸「なんだい?」

    大門「オレっちは大きくなったらさ…どうなるのかな?」

    石丸「どうなるか…それはなってみないとわからないな…逆に質問して悪いのだが、君はどうなりたいんだい?」

    大門「わかんない…でも、なりたくないものならある…」

    石丸「そうか…なら、そうならなければいい…なりたくないものが明確にわかっている君なら…きっとそうはならないはずだ!!」

    大門「でも、不安なんだよ…」

    石丸「大丈夫…君はこれからひとりで大きくなっていくわけじゃないんだ…僕たちもいる!!それに君には信じた仲間たちがいるだろう!!」

    大門「仲間か…うん!!」

    石丸「そういうことだ!!…では、僕は失礼しようかな…負けた僕はまた出直してくることにするよ」

    大門「うん、ありがとな!!兄ちゃん!!」




    石丸「苗木クン…」

    苗木「どうしたんだい?」

    石丸「一緒に彼のことを見守っていこう」

    苗木「うん…そうだね」

    モノクマ「いい感じいい感じ」ほのぼの
  48. 59 : : 2014/12/11(木) 17:04:44

    ―ドーナツへいやのしろ―

    苗木「さて、ようやく二つ目の城か…」

    モノミ「あっ、苗木クンたちいまちたよ!!」

    こまる「お~い、お兄ちゃん!!」

    苗木「こまる…よかった!!無事に会えたね!!」

    こまる「これで、ドーナツへいやはスターロードへの道をのぞけば、だいたいクリアできたかな?」

    大門「ここにはコクッパがいる…いったい誰がくるんだろう…?」

    苗木「だけど…気になったのはコクッパって7人だよね…君たちは5人だから…2人足りないんだけども…」

    大門「他の2人は誰かすらわからないなぁ…」

    こまる「冬子ちゃんも敵キャラみたいだし、冬子ちゃんかなぁ…?」

    苗木「う~ん、考えてもわからないね…」

    モノミ「まあ、まずは目の前の城から攻略しまちょう!!」




    モノクマ「あっ…モノミはそこで正座しててね…」

    モノミ「はわわわ!?なんででちゅか!?」

    モノクマ「だって…おまえヨッシーじゃん…ヨッシーは城にはいっちゃいけないんですぜ!!」

    モノミ「確かにそうでちゅけど…なんで正座!?」

    モノクマ「え…知らない…城の前でヨッシーはマリオの帰りをまって正座しているんだよ(大ウソ)」

    モノミ「あっ…今、目をそらちまちたね!!やっぱ嘘でちゅよぉ!!」

    モノクマ「どっちみち入れないんで、そこは守ってね!!」

    モノミ「うぅ…わかりまちた…」


    苗木「ごめんね…ボクたち3人でいってくるよ」

    大門「少しのあいだ待っててくれよな?」

    モノミ「わかりまちた!!ミナサンの無事を祈ってまちゅ!!」

    こまる「よし、行くぞぉ!!」


  49. 60 : : 2014/12/11(木) 17:06:52

    ―ドーナツへいやのしろ 内部―

    こまる「うわぁ…ギザギザしたしかけがいっぱいだなぁ…」

    苗木「無機物だけど、一応あれも敵キャラなんだよね…」

    モノクマ「ガリガリとかギコギコって名前らしいね…60円くらいで売ってそうだね!!」

    苗木「いや…それのことじゃないから…!!」ガビーン!!

    こまる「わたしはパピコのほうが好きだよ…!!」

    大門「オレっちはスーパーカップ!!」

    モノクマ「ボクはハーゲンダッツ!!苗木クンお金渡すからよろしくね!!」

    苗木「なんかパシられてる!?…っていうか、どこに売ってるんだよ!?この恐竜ランドの…しかもおまえ何気に一番高いの頼むなよ!!」ガビーン!!

    モノクマ「次のステージの名前はバニラ台地のバニラドーム…ここまでいえばわかるよね…?」

    苗木「わかんないよ!?あと、微妙なモノマネはやめろよ!!」ガビーン!!


    モノクマ「今頃…草むら刈ってんのかなぁ…彼女」

    苗木「霧切さんもなんかやらされてるのか…」

    モノクマ「苗木クンがいないって絶望してましたよ!!」クマーン!!

    苗木「そっかぁ…」

    モノクマ「苗木クンもどっかの誰かさんほどじゃないけど、刺されないように気をつけてね…自称エスパーとかストー…ゲフンゲフン…探偵とかにね!!」


    こまる「お兄ちゃん…大変だね」

    大門「ん?よくわかんないけど、大変だな!!」

    苗木「今何をいいかけたんだ!!!オイ、モノクマァ!!」

    モノクマ「うぷぷ…まあ、大丈夫だよ…たぶんこの世界では会わないだろうし…この世界では…ね?」

    苗木「何意味深こといってるんだよ…!?」ガビーン!!


    こまる「変に伏線張るとあとで回収するの大変だよ!!」

    大門「よくわかんないけど、大変みたいだぞ!!」

    モノクマ「確かに…!!反省しますよ…改善はしませんが…」クマーン!!

    苗木「じゃあそれ反省じゃないじゃん…」

    モノクマ「さあ、今は気にせずにこの城を攻略しなさいな…!!」











    大門「途中、ホネホネ星人たちがいたけど、なんとかここまでたどり着いたぜ!!」

    苗木「カロンのことか…マントで倒さないと踏んでもよみがえるから厄介だよね…」

    こまる「床も天井も出たり、引いたりしてここまで来るのに疲れたよぉ…」ハァ…

    モノクマ「まあ、あとはボスだけですから気張っていきましょう!!」

    苗木「よし、赤い扉をあけるぞ!!」

    モノクマ「せっかくだから、ボクはこの赤の扉を選ぶぜ!!」
  50. 61 : : 2014/12/11(木) 17:07:54

    空木「ようこそ、おいでくださいました!!空木言子ちゃんのステージへ!!」

    大門「おまえだったか…言子!!」



    モートン:空木言子



    空木「ようこそ、裏切り者の大門君…新月君がさみしがってましたよ?」

    大門「え…でも、あいつオレっちのこと嫌いなんじゃ…」

    空木「嫌いではないと思いますよ…ただすこしメンドクサイって思ってるだけだと思います」

    こまる「はっきり言うんだね…」

    モノクマ「小学生どうしのコミュニティでのパワーバランスって結構難しいんだよね…」

    空木「今なら…まだ帰れるんじゃないですか?大門クン」

    大門「負けておめおめと帰れるかよ…それに、もう苗木兄ちゃんたちと行くって決めたんだ!!おまえたちにオレっちを認めさせてやる!!」

    空木「何勘違いしてるかわかりませんが…別に認めていないわけではないですよ」

    大門「え…でも…」

    空木「ただ、あなたは人の話を聞かないだけです…勝手に突っ走って勝手に落ち込みますからね…」


    苗木「さすが女の子だなぁ…ちゃんと見てるんだね…」

    こまる「言子ちゃん…」


    空木「まあ、あなたが空回りしてるのを見るのはおもしろいですけどね」フフッ…

    大門「えええ…!?」ガビーン!!


    苗木「さすが女の子だなぁ…きついひとこと」

    こまる「言子ちゃん…」ガビーン!!

  51. 62 : : 2014/12/11(木) 17:08:27

    空木「さて、こんなモートンとかいう天井から落ちてきて相手をつぶすなんてキャワいくない役になってしまいましたが、せめて対戦相手だけはキャワいい人がいいですね、そこのお姉さん!!」

    こまる「わたし…!?」ビクッ!!

    空木「キャワいいお姉さんを…ボディプレスで踏みつぶす…!!これってとっても絵的にいいですよね!!」ハァハァ

    こまる「発想が小学生じゃないよぉ…」ガビーン!!

    空木「違いますよ!!お姉さんが柔らかそうだから…ちょっと抱きしめてみたいなぁとか…そういうんじゃありませんよ!!」ニコニコ

    こまる「どう考えても嘘をついてる目だ!!」ガビーン!!

    空木「つべこべ言わず来なさ~い!!」





    苗木「こまる…大丈夫か?」

    こまる「ご指名なら行くしかないよ…他の人だと戦ってくれなさそうだしね」

    大門「言子はああ見えて強いぞ!!気をつけてな姉ちゃん!!」

    こまる「うん!!」


    空木「さぁ…壁に囲まれたこのフィールド…助けは入れません!!私におとなしくつぶされなさい!!」

    こまる「負けないよ!!」




    苗木「頑張れ!!こまる!!」

    大門「えっと…俺は…」

    苗木「どっちも応援してもいいんじゃないかな?こまるには悪いけどもね…」

    大門「う…うん!!こまる姉ちゃんも言子も頑張れ!!」
  52. 63 : : 2014/12/11(木) 17:08:54

    空木「行きます!!」ダッシュ!!

    こまる「天井に駆け上がっていく!?」

    苗木「相手の動きを見てからよけるんだ!!」

    空木「くらいなさい!!ボディプレス!!」ドカーン!!

    こまる「うわぁ!?危ない!?」ササッ…

    空木「ちっ!!もう少しでお姉さんにダイブできたのにぃ…!!」ギリッ…


    こまる「目が怖いよぉ…」ブルブル

    苗木「気合いで負けちゃだめだ!!目の前の敵に集中するんだ!!」

    こまる「う…うん!!」

    空木「もう一度くらわせてやります!!」ダッシュ!!

    こまる「そうはいかないよ!!」ジャンプ!!

    空木「え!?痛い!?」ドカッ!!




    苗木「相手が壁に駆け上がる前に踏みつけられたね!!」

    大門「モートンは頑張れば壁に駆け上がる前に倒せるんだよな」


    空木「うう…痛いです…」

    こまる「え…ごめん…大丈夫!?」アセアセ

    苗木「こまる!!罠だ!!」

    こまる「え!?」

    空木「とらえましたよ」ひしっ

    こまる「うわぁ…抱きつかれた…!?」
  53. 64 : : 2014/12/11(木) 17:09:46

    空木「ああ…やっぱり柔らかくて温かい…とっても安心しますぅ…」

    こまる「きゃあああ!!ダメージ受けて小さくなるぅ…!!」シュンシュンシュン…


    大門「なんてえげつないことをするんだ…言子!!」

    苗木「まずい…ダメージを受けて点滅している間に振りほどかないと!!こまるがミスになってしまう!!」


    空木「離しません…お姉さんは人をダメにするベッドと一緒ですねぇ~」ぎゅ

    こまる「そ、そうだ…!!、これでもくらえ!!」ぐいっ



    空木「むぎゅう…!?」


    苗木「逆にこまるが強く相手を抱きしめた!?」

    大門「どうなるんだ!?この試合!!」

    こまる「このまま、床で…押しつぶす!!」

    空木「むぎゅううううううう!?」ドッカーン!!




    苗木「今のは投げ技に近かったね…相手が近くにいることを利用して投げることができたわけか…」

    空木「」ぴくぴく

    大門「言子のやつ…大丈夫なのか!?」

    モノクマ「大丈夫…軽く気絶しているだけだよ…まあ、そもそも安全対策はしっかりしているので!!」

    大門「そうか…よかった!!」

    こまる「ふぅ…なんとか勝てたか…」

    苗木「こまる…お疲れ様!!」

    こまる「うん、お兄ちゃんも大門君も応援ありがとう!!」

    大門「言子のやつ戦いよりも、こまる姉ちゃんに抱きつく事のほうが大切だったような…」
  54. 65 : : 2014/12/11(木) 17:10:13

    こまる「モノクマ…もう倒したんだから…言子ちゃんの敵の判定なくてもいいよね」

    モノクマ「はいはい…解除しましたよ!!」

    苗木「どうするんだい?」

    こまる「目を覚ますまで、おぶっていってあげようかなって…私も今は小さいんだけれども…」

    空木「う…う~ん」

    苗木「そうだね…それがいいよ」

    大門「さぁて!!お待ちかねの城ぶっこわしタイムだな!!」

    苗木「自分の城じゃなきゃいいの…!?」ガビーン!!

    大門「どうせ壊すんだから仕方ないなと思ってな…」

    苗木「それもそうだね」









    空木「う…ここは…?…なんだか、温かい…」

    こまる「あっ…気がついた?」

    空木「え…私…そっか私負けたんだ…」

    こまる「うん、いい戦いだったよ!!」

    空木「お姉さん…!?え、なんですか、これ…!?私今どうなってるですか?」

    こまる「え!?ひざまくらしてたんだけど…なんかまずかった?」

    空木「そっか…これがひざまくらなんですね…あ、あの…」

    こまる「ん?」

    空木「もう少しだけ…こうしていてもいいですか?」

    こまる「うん…いいよ」
  55. 66 : : 2014/12/11(木) 17:11:36

    空木「ありがとう…」すやすや

    こまる「また、寝ちゃったか…妹がいたら…こんな感じだったのかな…」

    モノクマ「うぷぷ…可愛い寝顔ですなぁ…」

    こまる「モノクマ…しっ~だよ…」

    モノクマ「はわわわ…ごめんなさい」オクチチャック

    モノミ「や~い、怒られてまちゅね~」ぷ~くすくす

    こまる「モノミ…」

    モノミ「はい…調子こいてすみまちぇんでした…」オクチチャック



    苗木「さて、次はバニラドーム、そしてバニラだいちか…」

    大門「ここからも道が分岐するな…」

    苗木「でも…今はちょっと休んで行こう…ね?」

    大門「だな…」





    空木「…」すやすや

    こまる「…」にこにこ


    【ドーナツへいや】クリア!!
  56. 67 : : 2014/12/16(火) 20:41:05

    ―?―

    モナカ「言子ちゃん、負けちゃったね…」

    蛇太郎「う~ん、ドーナツへいやもクリアされちゃったね…」

    モナカ「でも、大丈夫!!こっちには新月クンがいるじゃない!!」


    新月「え!?ここで僕に振るのか!?」

    モナカ「新月クン!!ファイトだよ!!」

    蛇太郎「でもさ…モナカちゃん…ぼくちんが最後に残ってもいいことないし…きっと次はぼくちんの番だよ…ボスなんていうけど…見せ場もなしにやられてしまうだけだね…」

    モナカ「蛇ちゃん…そんなこと言っちゃダメだよ!!…でも、モナカも立ち位置的にいつ登場すればわからないし…あっ、でもモナカがバニラドームに出てきたら驚くかな?」

    蛇太郎「あっ、それもアリだね!!」


    新月(よりによってこのメンバーで残されるとは…いや…別に二人とも嫌いなわけじゃない…ただ、めんどくさいだけで…)

    モナカ「こら!!新月クン!!人のことをめんどくさいとか言っちゃいけないよ!!」

    新月「言ってないよ!?(口には出してないはずなのに…!?)」

    モナカ「モナカのアットマークな目はごまかせないよ!!」(@ω@)

    新月「何!?どうなってるの?その目は!!」ガビーン!!

    蛇太郎「う~ん、そういえば…まだ控えている人たちが行くっていう選択肢もあるのかな…」

    新月「僕たち以外のコクッパ役の人たちか…まだ会ったことないから誰なのかわからないけども…」

    蛇太郎「確かに…ぼくちんたちも…知らされてないからね…」

    モナカ「う~ん、でも今のところはモナカたちで決めていいんじゃない?残りのコクッパの人も出て来ないってことはきっとそういうことだと思うよ?」

    新月「それもそうか…ならもう残り少ないし…今のうちに誰がどこに行くか決めてしまおう」
  57. 68 : : 2014/12/16(火) 20:41:32

    蛇太郎「そうだね…もう選択肢も少ないし…」

    モナカ「賛成なのじゃ!!」




    モノクマ「こんちは!!」

    モナカ「あっ…モノクマ…こんちはなのじゃ」ぎゅーーーー!!

    モノクマ「なんで君はボクの耳を引っ張るのさ!!痛いよぉ!!」ジタバタ

    新月「モノクマ…残りのコクッパ役ってちゃんと存在しているのか?」

    モノクマ「ええ…もちろんです!!ただ、ここで待機せずに自由に動き回っているみたいだけどね」

    新月「なんだって!?別にここで待ってなくてもいいのか!?」ガビーン!!

    モナカ「ええ!?新月クンはモナカたちと一緒にいるの嫌いなの!?」

    新月「そ…そういうことじゃなくて…/////////////」

    蛇太郎「そうだね…ぼくちんがいなくなれば…モナカちゃんと二人っきりだもんね…ごめんね」

    新月「違う!!そういうことでもないぞ!!」

    モノクマ「新月クンは突っ込み役に疲れてしまったわけですな…申し訳ない…」

    モナカ「じゃあさ、モナカたちが突っ込んであげるから、ボケをやってみればいいんじゃない?」


    モノクマ「え」

    新月「え」



    モナカ「ほらほら!!新しい自分が見つかるかもしれないよ!!」

    新月(なんてこった…こんなことになるとは…!?でも、モナカちゃん期待してるし…)




    モナカ「?」(@ω@)

    新月(いや…違う!?アットマークな目をしてる!?)

    モノクマ「あ~っと、新月クン…どうするの?」チラチラ
  58. 69 : : 2014/12/16(火) 20:42:42

    新月「モノクマ…すまん、手伝ってくれ…」

    モノクマ「お…おう…(巻き込まれた…)」


    モナカ「コンビだね!!楽しみだなぁ~!!」

    モノクマ(露骨にハードルあげるのやめちくり~!!)アセアセ





    新月「くっ…行くぞ!!」

    モノクマ「チェリーパイが食べたいな!!」

    新月「欧米か!?」バシッ…!!




    モナカ「…」

    新月「…」

    モノクマ「…」

    シーン…





    蛇太郎「えっと…ぼくちんはこういうの好きだよ?」

    新月「やめろぉ!!気をつかうなぁ!!」

    モノクマ「…っていうか…新月クン、また突っ込みになっちゃったしね…」


    モナカ「ごめんね…モナカが無茶ぶりすぎたよ…」

    新月(謝られた!?)ガビーン!!

    モノクマ「じゃあ…ボクはこれで…」シュン!!

    新月「おまえだけ逃げるなぁ!!!」ガビーン!!








    モナカ「そ…それじゃあ、真面目に誰がどこに行くか…会議しようか…」

    蛇太郎「サミットだね!!」

    モナカ「主要国首脳会議かっ!?」ビシッ!!

    新月「ええ!?」ガビーン!!



    モナカ「蛇ちゃん!!ナイス!!」バシ!!

    蛇太郎「モナカちゃん!!ナイス!!」グッグ!!


    モナカ「ふふっ…新月クンより“社会の時間”っぽいボケだったね…」ウププ

    新月(な…なにぃ!?…いつ打ち合わせしたというんだ…!?)

    モナカ「さて、じゃあちゃんと決めようか…チェリーパイでも…食べながらさ…」クスクス

    新月「もう、やめてくれ~!!許してくれ~!!」ガビーン!!



    蛇太郎(なんだかんだ…モナカちゃんは満足してるし、結果オーライだと思うよ…新月クン!!)
  59. 70 : : 2014/12/16(火) 20:45:12

    【バニラドーム】


    苗木「ここがバニラドームか…ずいぶん暗いところだね…」

    空木「まず最初のステージから分岐がありますね…ここは二手に分かれてもいいんじゃないですか?」

    こまる「そうだね…ってなんで言子ちゃん、ついてきちゃったの!?」


    空木「それは…私がお邪魔ってことなんですか!?お姉さま!!」グスグス

    こまる「お姉さま!?」ガビーン!!

    空木「大門君ばっかり目立つなんて許せないじゃないですか!!私も行きますよ!!」

    モノミ「新たな仲間でちゅね!!大歓迎でちゅ!!」

    苗木「なんか…この調子だとコクッパみんな仲間になりそうだね…」


    大門「言子も来るのか、よろしくな!!」

    空木「あ、それで二手に分かれるという案ですが、私はキャワいいお姉さまとしか行かないので!!」

    大門「そ、それが狙いか!?」ガビーン!!

    苗木「…となると、またボクは大門クンと同じチームというわけか…モノミはどうする?」

    大門「もう、男子と女子で分ければいいんじゃないか?」

    モノミ「それじゃあ、こまるさんと言子ちゃんのチームに入りまちゅかね…」


    空木「あん?お姉さまと私の仲を邪魔しようってんですか?」

    モノミ「ええ!?」ガビーン!!

    空木「うふふ…冗談です!!モノミさん、よろしくお願いいたします!!」

    モノミ「うう…よろしくお願いしまちゅ…」



    苗木「なんだか、なつかれたみたいだな…こまる」

    こまる「う…うん…」
  60. 71 : : 2014/12/17(水) 00:36:28
    希望の戦士たちフリーダム過ぎるww
  61. 72 : : 2014/12/23(火) 20:04:22
    >>71

    希望の戦士たち書くの楽しいです!!
  62. 73 : : 2014/12/23(火) 20:04:55

    ―バニラドーム コース1―

    大門「また暗いところだなぁ…」

    空木「ドームの中ですからね…当然ですよ」

    苗木「ここは、メットやバサバサたちが多いね…」

    モノクマ「メットは堅いコウラを持っている敵で踏めば動きが止まりますが、ファイアボールでは倒せません!!バサバサはこうもりみたいなやつです、上から滑空しては戻っていく厄介な敵ですね」

    モノミ「大丈夫でちゅ!!ヨッシーのあちしなら食べることで倒せまちゅからね!!」

    こまる「ヨッシーといえば、このコースから分岐するコースに行くためには本来赤スイッチを押さなきゃいけないけど、ヨッシーを使ったジャンプなら届くんだよね」

    モノクマ「はい、本来は赤スイッチを押してブロックの階段をつくらないと鍵のあるところまではいけませんが、ヨッシーからジャンプすれば届きますね!!」

    モノミ「鍵のゴールにはどっちのチームが行くんでちゅか?」

    苗木「ヨッシーでジャンプするとヨッシーは下に残されちゃうから、モノミたちとは別チームのボクたちが行くよ」

    こまる「そうだね…それがいいと思うよ!!」

    空木「では、私たちは赤スイッチを押しつつ、バニラドームの城を目指すというわけですね」

    大門「こっちのルートではひみつコースを主に攻略していくことになるわけだな!!」

    モノミ「さて、鍵のある地点につきまちたね!!」

    苗木「モノミ、頼むよ!!」

    モノミ「はいでちゅ!!遠慮なく踏み台にしてジャンプしてくだちゃい!!」


    モノクマ「じゃあ、遠慮なく…」ぎゅむ…

    モノミ「ちょっとぉおお!!あんたにはいいなんていってないでちゅよ!!」ガビーン!!

    モノクマ「やだなぁ…苗木クンたちは男子チームでしょ?ボクもこっちに行くにきまってるじゃんか!!」

    モノミ「あんたは自由にワープできるでちょうが!!」

    大門「モノミもモノクマも落ち着けって…さっさと行こうぜ」



    こまる「無事登れたみたいだね!!」

    苗木「こまる!!そっちも気をつけてな!!」

    こまる「うん、そっちもね~!!」

    苗木「よし、鍵からゴールするとしよう」

    大門「ああ!!」


    空木「大門君たちは無事にひみつコースのルートへ行けたみたいですね」

    こまる「わたしたちはこのままコース1を攻略しよう!!」

    モノミ「はいでちゅ!!」
  63. 74 : : 2014/12/23(火) 20:08:34

    ―バニラドーム ひみつコース1―

    苗木「このコースをクリアすれば、土管からバニラ台地へと行くことができるな」

    大門「そういえば、このコースからもスターロードへの道に行けるよな…」

    苗木「通常は最後の青いスイッチを押してブロックの足場をつくらないといけないんだけど…これもヨッシーを使えばいけなくもないね…まぁ、どのみちスターロードは今、禁止されてるけどもね…」

    大門「クッパ城にすぐに行かせないためとはいえ、移動がめんどくさいぜ…」

    苗木「スターロードは広いマップを簡単に行き来するための場所でもあるからね…地道にクッパ城へ向かっていくしかないな…」

    モノクマ「まあ、いずれスターロードを攻略するときも来ますからね、安心してね!!」

    苗木「やっぱり、クッパを倒せば終わりというわけにはいかないか…」

    大門「ここは上へ上へと登っていくステージなんだな…ジャンプ台やツタを駆使していくことになるのか…」

    苗木「空中はパタパタたちで固められているからね…当たらないように注意していかないと…」

    大門「まぁ、大丈夫、大丈夫!!」

    苗木「それじゃあ…地道に登っていくことにするか…」




    ―バニラドーム コース2―

    こまる「無事にコース1はクリアしたね」

    空木「うぅ…溶岩が怖かったですぅ…お姉さま」ひしっ

    こまる「あはは…」

    モノミ「言子ちゃんはすぐにこまるさんに抱きつきまちゅねぇ…」

    空木「うるさいぬいぐるいみさんですねぇ…」

    モノミ「あちしには優しくないんでちゅね…」ドヨーン…
  64. 75 : : 2014/12/23(火) 20:09:05

    桑田「待ってたぜ!!お前たち!!」バーン!!

    モノミ「桑田クン!?」

    こまる「こんなところにまで!?」

    桑田「ブルはほとんどのステージに出てくる…まぁ、俺がその全部に出るわけじゃあないがな…ヨースター島では出られなかったし…」


    空木「なんなんですか…あの下品な人は…」

    桑田「オイ、ガキンチョ!!口を慎めよ!!」

    空木「ガキンチョ!?…もう怒りましたよ!!おこです!!やっつけてやります!!」

    桑田「オレはガキには興味ないからな…待ってろよ!!今そっちに行くからな!!」

    こまる「でも、桑田さんの前には大量のブロックがあるよ…ここまでは来られないんじゃ…」

    桑田「なめるなよ!!でりゃああああああああああ!!」ドドドドドドドドドド!!

    こまる「ブロックをタックルで破壊した!?」ガビーン!!

    空木「力任せすぎます!!」ガビーン!!

    モノミ「そのままこっちに向かって突進してきまちゅよ!?」

    桑田「そのまま撃墜してやるぜ」ドドドドドドドドド

    こまる「…」ヒラリ

    空木「…」ヒラリ

    モノミ「…」ピョン

    桑田「避けられた!?…ん…アポ?」

    どっぱ~ん!!

    空木「水の中に落ちて行きましたね…」
  65. 76 : : 2014/12/23(火) 20:09:29

    モノミ「言い忘れてまちたが…ここは下は水中で、上は地上を進むようになっておりまちゅ…ブルも水中だと動きが遅くなりまちゅね…」

    桑田「ずるいぞぉ~!!避けんな!!」

    こまる「いや、それは避けますよ…」

    空木「まっすぐ向かってくるもんだから簡単でしたね…」

    桑田「くっそぉ~!!陸地にあがれねぇ!!今日のところはこれで勘弁してやる!!」ザブザブ


    モノミ「泳いでいっちゃいまちたね…」

    こまる「じゃあ、鍵のゴールから赤スイッチを目指そうか…Pスイッチの押し方次第ではブロックにはばまれて行けなくなっちゃうから気をつけないとね」

    空木「はいです!!」

    モノミ「ゴールとは逆方向に向かって、Pスイッチを踏んでブロックをコインに変えた後に通れる場所、その先の水中が目的地でちゅね!!」



    こまる「無事に赤スイッチも押すことができたね!!」

    モノミ「これで残るスイッチは後一つでちゅね!!」

    空木「確か青いスイッチでしたね、どこにあるんでしたっけ?」

    こまる「青いスイッチはまよいの森にあるよ!!…そういえば、ここは食べ物の名前じゃないんだね」

    モノミ「ヨースター島もイースター島から来てまちゅし、魔王クッパの谷も食べ物とは関係ないでちゅね…どーナツ平野、バニラドーム、バターブリッジ、チーズブリッジ、ソーダの湖、せんべい山、チョコレー島あたりが食べ物から来てまちゅね!!」

    空木「深夜にマリオワールドをやると飯テロを受けてしまうというわけですね!!」

    モノミ「子どもは深夜には寝た方がいいでちゅよ」

    こまる「あはは…わたし、親には内緒でお兄ちゃんと夜更かししてマリオワールドやってた…」
  66. 77 : : 2014/12/23(火) 20:10:06

    モノミ「あらら…意外とこまるさんもそういうとこあるんでちゅね…」

    こまる「えへへ…止めどきってわかんないよね」

    空木「さて、このままコース2を通常クリアして先に進みましょうか」

    モノミ「コース2の後は、おばけやしき、コース3、コース4…そしてコクッパの待つ城となりまちゅ!!」

    空木「おばけやしきなんて怖いです!!お姉さまに抱きついていてもいいですか?」

    こまる「まだ、おばけやしきじゃないんだけど…」

    空木(おばけやしき→ヨッシーは入れない→モノミはいない→お姉さまと二人っきり…ハッ!?)

    こまる「な…なにか企んでるよ…」

    モノミ「やれやれでちゅ」



    ―バニラドーム ひみつコース1―

    苗木「さて、ようやくクリアかな…」

    大門「ここまで登ってくるのは結構大変だったな…」


    狛枝「やあ、苗木クン!!大門クン!!」ヌボ!!

    苗木「こ…狛枝クン!?」

    大門「いきなり、びっくりさせんなよ!!」


    狛枝「こんなところで会えるなんて奇遇だなぁ!!ボクはついているよ!!」

    苗木「狛枝クン…モノクマや腐川さんが探していたよ」

    狛枝「そうなんだ…悪いことをしちゃったね…腐川さんには黙って先に進んじゃったけど…一人でやりたいことがあってね…」
  67. 78 : : 2014/12/23(火) 20:11:26

    苗木「今もその作業の途中ってわけかな?」

    狛枝「察しがいいね…そういうわけさ」ニコッ

    大門「結局、召使いの兄ちゃんは何者なんだよ…」

    狛枝「それは秘密さ…さて、ボクは行こうかな…また会えてうれし…ぐあ!?」ドカッ!!

    苗木「赤いブロックが狛枝クンに!?」ガビーン!!

    狛枝「こ…これで3回目だよ…」

    モノクマ「大丈夫…あっても後1回だからね…どうやらこまるさんたちが赤のスイッチを押したようですね」

    狛枝「そうか、あとスイッチは1つか…確実にボクにあたりにくるだろうなぁ…」ハァ…

    モノクマ「狛枝クン…まったく君は一体何をやってるの?自由にしていてはいいと言ったけどもさ…」

    狛枝「ちょっとした前準備をね…察しのいい人なら、まぁわかるんじゃないかな?」

    モノクマ「たぶん、わからないよ…っていうかボクも何やってるかわかんないし…」

    狛枝「大丈夫…それじゃあ、ボクも他に行きたい場所があるからこれで失礼するよ…」ダダッ…


    苗木「あっ…狛枝クン?」

    大門「結局、何考えてるんだろーな…」

    モノクマ「う~ん、一応大丈夫だと思うけど、彼のことは見張っておかないとね…」

    苗木「ともかく、ボクたちはバニラ台地へ出ることにしようか…」

    大門「やっと、こんなジメジメしたところから抜けられるんだな!!よかったぜ!!」

    苗木「このあとはひみつコース2、ひみつコース3、そして初めての砦か…」
  68. 79 : : 2014/12/27(土) 16:43:56

    ―バニラドームのおばけやしき―

    空木「きゃああああああ!!なんか緑色の泡が追ってきますぅ!!」

    こまる「あれは当たるとダメージを受けちゃうよ!!気を付けて!!」

    モノクマ「でも、スピンジャンプならダメージを受けないんだよね」

    こまる「モノクマ!?」

    モノクマ「モノミちゃんはちゃんとお留守番してるみたいだね…スピンジャンプは通常のジャンプと違って敵や通常はダメージを受ける障害物を踏んでもダメージを受けません!!でも、倒せるわけじゃないので、注意が必要ですね、通常のジャンプに比べて少し動きにくいですしね!!」

    こまる「よし!!スピンジャンプだよ!!」

    空木「華麗です!!お姉さま!!」

    こまる「よし、泡の上を通過できた…ってあれ!?泡ごと天井に連れて行かれる!?」フワァ~

    空木「お姉さま!?」ガビーン!!

    モノクマ「ね…倒せるわけじゃないから、引っかかって降りれなくなるときもあるよ…」

    空木「ちょ!!モノクマ、お姉さまを助けなさい!!」ギュー!!

    モノクマ「痛い痛い!!なんで、君たちはボクの耳を引っ張るのさ!?…それに大丈夫みたいだよ!!」ググッ

    空木「え?」

    こまる「なんとか抜けられたよ…スピンジャンプ中だから、マントでもゆっくり降りられないし…大変だったよ」

    空木「よかった!!ご無事で!!」ヒシッ

    こまる「あはは…くすぐったいよ…言子ちゃん」

    モノクマ「スピンジャンプ中は地上に降りるまで、その状態のままだからね…ちなみにスピンジャンプは上から柔らかいブロックなら壊すことができます!!これも地上に降りないと、スピンジャンプ状態のままになるけどもね」

    こまる「さて、Pスイッチを押して、青い扉を出現させてゴールしよう!!」

  69. 80 : : 2014/12/27(土) 16:44:09

    ―バニラドーム コース3―

    空木「また、溶岩ですか!?」

    グツグツグツグツグツ

    こまる「すごい煮えたぎってるよ!!」

    モノクマ「落ちても死なないし、やけどもしないけども、ミスにはなります!!」

    言子「今年の、ミス・ダンガンロンパはお姉さまで決まりですね!!」

    モノクマ「いや、そのミスじゃないから!!」ガビーン!!

    こまる「ここを渡っていくには…骨の乗り物に乗るしかないのか…」

    モノミ「溶岩の上を進む乗り物でちゅね…ちなみに乗っている間、ウンババという溶岩龍が襲ってきまちゅ!!ヨッシーで踏むだけならダメージを受けないので、どちらかはあちしに乗ってくだちゃい!!」


    モノクマ「じゃあ、遠慮なく」ぎゅむ

    モノミ「だから、あんたは乗らなくていいでちょーが!!」ガビーン!!


    こまる「言子ちゃんが乗りなよ…わたしは大丈夫だからさ!!」

    言子「ええ…なんか…大丈夫でしょうかね…」

    モノミ「大丈夫でちゅ!!ちゃんとお守りしまちゅ!!」

    言子「それじゃあ、お願いします」ヒョイ

    モノミ「はいでちゅ!!」デッテイウ!!

    こまる「よし、早速乗り物に乗っていくよ!!」

    モノミ「乗り物は自動で、前に進みまちゅから落ちないように気をつけてくだちゃい!!…あと、溶岩が谷底に流れている場合は一緒に乗り物も流れて行ってしまうので、その前に足場に乗ってくだちゃいね!!」

    こまる「うん、わかったよ!!」
  70. 81 : : 2014/12/27(土) 16:44:21

    ―バニラドーム コース4―

    こまる「ここは…キラーたちがいっせいに襲いかかってくるステージだね…」

    モノミ「その他にも敵が多く、足場も狭いところが多いでちゅ!!」

    空木「魔法陣じゃなくても~ぐ~るぐる~…」

    こまる「言子ちゃん!?」ビクッ!!

    モノミ「キラーにすでに当たってしまいまちたか…」

    空木「うぅ…小さくなってしまいました…」シュンシュンシュン…

    こまる「大門君もそうだったけど、能力はわたしたちと一緒なんだね…」

    モノミ「ええ、仲間になってからはマリオとルイージと同じ扱いのようでちゅね」

    空木「キラーってどこからやってくるんですか!?…右からも左からも下からもやってくるじゃないですかぁ!!」

    モノミ「砲台もないのに不思議でちゅよね…このステージだと、ホントどこからでも飛んできまちゅからね…」

    こまる「気を付けて進まないとね…」







    空木「ん?あれから…キラー飛んできませんね…」

    こまる「来ないことに越したことはないけど…なんだか不気味だね…」






    灰慈「うっし…みんなお昼休憩は終了だ!!またキラーを発射していくぞ!!」

    シロクマ「OK!!」

    浩子「はいはい…」


  71. 82 : : 2014/12/27(土) 16:45:18

    こまる「えええええ!?」ガビーン!!

    空木「あれはレジスタンスの人たちじゃないですか!?」ガビーン!!




    灰慈「やべっ!?見つかったぞ!!」

    シロクマ「休憩中だったから見つかっちゃったよ…!!」

    浩子「あらま…バレちゃしょうがないね…」




    こまる「ちょっと、みんな何やってるんですか!?」

    灰慈「いやぁ…オレたちも別に出番あるらしいんだけど…今は出番じゃないから、雑用やらされてるんだよな…」

    浩子「せっかくだから、息子に会いに行こうと思ったんだけど…ここにはいないみたいね…」

    シロクマ「ボクはまぁ…他の世界で今も出番自体はあるんだけども…自由に動けるし…いいかなって…」



    空木「まさか…あなたたちがキラーを発射していたとは…」

    シロクマ「ごめんね…さっき君にキラー当てたのは灰慈クンです…」

    灰慈「テメェー、シロクマ!!バラしやがったな!!」

    浩子「はいはい…喧嘩しないの…いい大人がみっともないよ…」



    こまる「いい大人は、まずキラーを人に発射しないと思うんですが…」

    灰慈「しかし、目標は苗木兄弟たちだと聞いていたんだが、モナカの友達たちも仲間になっていたとはな…モナカのやつは元気か?」

    空木「はい、モナカちゃんは元気が有り余っているみたいです!!…あっ、私にキラー当てたことはうやむやにはしませんよ…」

    灰慈「悪かったよ…ったく、しっかりしてやがるぜ…」
  72. 83 : : 2014/12/27(土) 16:45:40

    モノミ「あんまり絡んだことのない人がたくさん出てきまちたね…」

    シロクマ「大丈夫…みんないい人だから、すぐに仲良くなれるよ!!」

    モノミ「ありがとうございまちゅ!!」




    灰慈「まぁ…どうせもうすぐゴールだし、見つかった以上はしょうがねぇな…よし、みんな次の現場に行くぞ!!」

    シロクマ「ラジャー!!」

    浩子「はいよ」


    空木「行ってしまいましたね…」

    こまる「なんだか妙なところで妙な人たちと出会ったね…」

    モノミ「いろんな人がこのゲームに参加しているんでちゅね…」

    モノクマ「うぷぷ…そうだよ!!…今存在している世界の全てを見れば、まぁほとんどのキャラクターは大なり小なり出てきたんじゃないかな?」

    モノミ「そうなんでちゅか…」

    モノクマ「あれ、あいつは今のところどこにもいないんじゃね…って人を探すのもおもしろいかもね…まぁ、探す前にそのキャラクターが出てきてしまう可能性もありますが…」

    こまる「う~ん、わたしたちにとってはまだ会っていない人のほうが多いんだけど、いろんな人がもう出てきているんだね…」

    モノクマ「まぁ…それはともかくとして、いよいよバニラドームも早いことであとお城のみですね!!さて、コクッパ候補も狭まってきましたが、今度は誰の出番かな?」

    こまる「3番目のコクッパか…」

    空木「単純に残りの3人から来ると考えることもできますが…どうでしょうね…」
  73. 84 : : 2014/12/27(土) 16:45:59

    ―バニラドームのしろ―

    腐川「待っていたわ…こまる…」

    こまる「冬子ちゃん!?…どうして、ここに…!?」

    腐川「単純にここはあたしの持ち場ってだけよ…覚悟なさい…」

    空木「あの人…杖を持っています!!」

    腐川「あたしの魔法を見せてやるわ!!」



    カメック:腐川冬子



    こまる「冬子ちゃんがカメックだったなんて…!!」

    腐川「コクッパの一人とでも思ったのかしら…?悪いけど、それは違うわね…」

    こまる「カメックはブロックを敵キャラに変化させる魔法を打ってくる…もちろんその魔法に当たったら私たちもダメージを受けちゃうんだよね…」

    腐川「あんたと戦うのはあんまり気が進まないけど…やらせてもらうわ…!!」

    空木「おはなしの途中すみませんが…お姉さまと腐川さんってどういうご関係なんですか?」

    腐川「は?あたしたちの関係…?…って、お姉さまって誰のことよ!?」

    空木「もちろん、こまるお姉さまのことです!!」ドーン!!

    腐川「あんた…変なのになつかれたわね…」

    こまる「う~ん、なんか気づいたらこうなっていたっていうか…」

    空木「腐川さんにはお姉さまは渡しません!!」

    腐川「いいわ…どっちも相手してやるから…来なさい!!」スッ…
  74. 85 : : 2014/12/27(土) 16:46:22

    こまる「魔法攻撃が来るよ!!」


    ビューン!!


    空木「あれは避けるしかありませんね!!」ササッ!!

    腐川「直線に飛ぶ以上、軌道は読まれてしまうわね…だが、これならどうかしら!!」シュン!!

    こまる「消えた!?」

    腐川「どこみてるのかしら?」

    空木「後ろです!!お姉さま!!」

    こまる「しまった!!カメックは瞬間移動ができるんだった!!」

    腐川「まずは…あんたをチビこまるにしてやるわ!!」

    ビューン!!

    こまる「くっ…避けきれない!?」

    空木「お姉さま!!…きゃあああああああ!!」ドンッ!!

    こまる「え!?」

    腐川「こまるの替わりにあたりに来たですって!?」

    こまる「そ…そんな!?…大丈夫、言子ちゃん!!」

    空木「私は…私は死にません!!…あなたが好きだからぁ!!」シュンシュンシュン!!

    腐川「余裕あるわね…」

    こまる「う…うん、小さくなっただけで死なないのはわかってるんだけども…ありがとね…言子ちゃん」

    空木「じゃ…じゃあ、今度私と“タイが曲がっていてよ”ごっこしてください!!」

    こまる「普段、タイをしているのは私のほうなんだけどもね…今はルイージの格好だし…」
  75. 86 : : 2014/12/27(土) 16:46:41


    腐川「さて、次の攻撃といきましょうか!!」


    ビューン!!


    こまる「今度は油断しないよ!!」ササッ!!

    腐川「避けられたか…」

    空木「あっ、床のブロックが敵キャラに変わりました!!」

    こまる「ブロックがなくなったところから、下のエリアにいけるよ!!」

    腐川「逃がさないわ!!」シュン!!

    空木「あっ!!十神白夜!!」

    腐川「え…どこどこ!?」キョロキョロ

    空木「隙ありです!!」ドカッ!!

    腐川「え…騙したわね!!…白夜様ぁ~!!」ドッカーン!!


    空木「やりました!!これでお姉さまは私のものです!!」

    こまる「あ…あれ、いつそんな話になったんだっけ?」


    腐川「くっ…あたしの負けね…さっさと進みなさい…」

    こまる「冬子ちゃん…ごめんね…」

    腐川「あやまってんじゃないわよ…それにあたしはまたあんたと戦うことになる…そのときは覚悟しなさい…」

    こまる「うん…わかったよ!!」


    空木「それじゃあ、ボスのところまでレッツラゴーです!!」
  76. 87 : : 2014/12/27(土) 16:47:08


    空木「うぅ…なんで溶岩ばっかりなんですか…危険です…」

    こまる「なんとか赤い扉の前まできたね…」

    空木「さて、ボス戦としゃれこみましょうか!!」






    蛇太郎「やぁ…こんにちは…」

    空木「やはり蛇太郎君が来ましたか…」

    蛇太郎「ごめんね…意外性がなくて…ボクちんはもっと早くに切り捨てられるべきだったのにね…」

    空木「そ…そんなこと言ってないですって!!」



    レミー:煙蛇太郎



    蛇太郎「じゃあ、勝負しようか…どうせ、ボクちんが負けるのはわかってるんだけどさ…」ドヨーン…

    こまる「なんかやりづらいね…」

    空木「ですが、蛇太郎君はこんなこと言いつつも負けるつもりはないと思いますよ…負けるって最初から思っているのであれば…まず戦うことなんてしませんから…」

    蛇太郎「もちろん、降参なんてしないけどね…やる気がないところを見せたら、モナカちゃんに怒られちゃうからね…」

    こまる「そういえばさ…ごく単純な疑問なんだけど…みんなはなんのために戦っているの?…やっぱり、何か願いをかなえてもらえるとか…?」

    蛇太郎「ボクちんたちは、一応頼まれてこの世界にいるって感じだよ…もちろんボクちんたちも楽しんでいるけどね」

    こまる「頼まれたって、モノクマに…?」

    蛇太郎「まぁね…理由は人それぞれだと思うけど、ボクちんとしては純粋におもしろそうだったからね…」
  77. 88 : : 2014/12/27(土) 16:47:44

    モノクマ「うん、まぁ…そんなところだったね…みんなに楽しんでもらうのがボクの理想なので!!」

    空木「そうですね…なんかおもしろそうだったってのはありますね…実際お姉さまという運命の出会いもありましたし…」

    こまる「運命の出会い!?」ガビーン!!

    蛇太郎「さて、戦おうか…このたくさんの土管の中から…本物のボクちんをとらえることはできるかな?」シュン!!

    こまる「土管の中に入ったよ!!」


    モノクマ「レミーは土管の中から一定時間姿を見せます!!そのときが攻撃のチャンスなのですが、偽者も2体混じっています!!…ちなみに周囲にはバブルという火の玉が1体飛んでいるのであたらないように注意しながらレミーを倒さなくてはならないですね!!」


    蛇太郎「“図工の時間”としての本領発揮だよ!!ボクちんの用意した偽者とボクちん…区別がつくかな?」

    空木「えいっ!!」ふみっ!!




    蛇太郎「な…なにぃ!?…自信作だったのにすぐに見破られた!?」

    こまる「だ、だって…話してる君が本物なんじゃないの?」

    蛇太郎「そ…そうか…な、ならもう話さないぞ…」






    空木「スネーク!!応答せよ!!スネーク!!」

    蛇太郎「い…いや、ボクが蛇だからって、それは誤解を受けるよ!!他社のゲームだし!!」ガビーン!!

    空木「そぉい!!」ふみっ!!

    蛇太郎「しまった!!…モナカちゃんと漫才の練習をしていたのが裏目にでちゃった!!」

    こまる「そんなことしてたの!?」ガビーン!!





    モノクマ「漫才…うぅ…思い出したくない…」

    こまる「ど…どうしたの…?」

    蛇太郎「モノクマは新月クンとのコンビでネタをやったんだけどウケなかったんだよ」
  78. 89 : : 2014/12/27(土) 16:48:08

    モノクマ「言うなよ!!バカァ~!!」

    蛇太郎「くっそ~!!もう絶対に踏まれないぞ!!」

    空木「また、土管の中にもぐりましたね!!」

    こまる「出てくるのを待とう!!…本物と偽者は微妙に違っているから…わかるはず!!」


    シーン…


    こまる「あれ…なかなか出てこないよ…」

    空木「どうしたんでしょうか…?」



    蛇太郎「う…うぅ…ランドセルが土管に引っかかって…抜けない…」

    空木「え!?大丈夫ですか…!?」

    蛇太郎「ご…ごめん…助けてくれるとうれしいな…」

    空木「さぁ、蛇太郎君!!手を!!」





    こまる「!?…待って!!言子ちゃん!!」

    空木「え!?」シュンシュンシュン…

    蛇太郎「忘れたの…?ボクちんは敵だから触れたらダメなんだよ?」ニコォ…

    空木「くっ…油断しました…また小さくなってしまいました…」


    モノクマ「汚いさすが蛇太郎クン汚い!!」

    蛇太郎「最高の褒め言葉だよ!!もっと罵ってぇ~!!」

    こまる「うわぁ…」

    空木「蛇太郎君は…なかなか倒錯してますね…」
  79. 90 : : 2014/12/27(土) 16:48:40


    蛇太郎「さぁ~バブルが君たちを焼いてしまうのか…タイムがなくなってやられるのか…ボクちんにまた当たっちゃうのか…どっちかな?」

    こまる「えいっ」ふみっ

    蛇太郎「ちょ…喋ってたのにぃ!!」ドカーン!!

    こまる「言子ちゃんを騙した罰だよ!!」ビシッ!!

    空木「お姉さま…」ジーン…








    モノクマ「あらら…レミー撃破ですね!!」

    蛇太郎「うぅ…ボクちんの負けか…」

    こまる「ごめんね…痛かった?」

    蛇太郎「うんうん…大丈夫…言子ちゃんも騙してごめんね?」

    空木「いえ、だまし討ちも立派な戦略ですね…私のうっかりです」

    蛇太郎「それじゃあ、ボクちんに勝った証にこの蛇太郎マスクを進呈するよ」

    こまる「蛇太郎マスク!?」

    蛇太郎「ボクちんのしているマスクと同じデザインだよ!!でも、実はこれって美肌効果があるんだ!!つけていてもムレないしいい素材で作られているんだ!!」

    空木「蛇太郎君のマスクにそんな秘密があったとは…もう正直マスクしなくても別にいいのにマスクをしていたのにはそんな理由があったんですね…」

    蛇太郎「キャラづけの意味もあってマスクしてたんだけどね…ほら、ボクちんってみんなの中じゃ結構埋もれちゃうキャラクターだと思うしさ」



    こまる「いや、君も負けず劣らず強烈なキャラクターだと思うけど…」

    蛇太郎「それにいまさらマスクをはずすのもどうかなって思ってね…せっかくだからいろんな機能をつけてみようと思ってね!!」
  80. 91 : : 2014/12/27(土) 16:49:04


    モノクマ「やだ…この子…たくましい…」

    空木「美肌効果か…一枚もらってもいいですか?」

    こまる「それじゃあ…わたしももらっておこうかな?」

    蛇太郎「どうぞどうぞ…最初からあげるつもりだったしね…」












    モノミ「さて、そろそろみなさんが戻ってくる頃でちょうか…城の外で待つのは結構退屈でちゅね…」

    こまる「お~い、モノミ!!」

    モノミ「あっ、無事クリアしたんでちゅね!!…って、ぴぎゃあああああああああああああああ!?」


    バタリ…


    こまる「え、どうしたの!?」←蛇太郎マスク

    空木「泡を吹いて倒れてしまいましたね…よほど怖いものでも見たのでしょうか?」←蛇太郎マスク

    蛇太郎「一体、何が…」←いつもの


    モノクマ「実際、この暗いバニラドームで覆面トリオとか…失神しますわ…モノミ…同情するぜ…」



    【バニラドーム】クリア!!
  81. 92 : : 2015/01/05(月) 20:03:26

    ―バニラだいち ひみつのコース2―

    苗木「…」ドヨーン…

    大門「どうしたんだ…?なんかすごい疲れた顔してるけど…」

    苗木「うん…ちょっとね…」

    モノクマ「うん、なんかごめんね…」

    苗木「いや、モノクマが悪いわけじゃないよ…」

    大門「本当にどうしたんだ…?」

    モノクマ「ちょっとだけ苗木クンには別の世界に行ってもらったんだよ…そこには苗木クンを狙うハンターが待ち構えていた、それだけのことさ」

    苗木「本当に死ぬかと思った…」

    モノクマ「今の話がわからない方は【ニンテンロンパシリーズ】舞園さんの話を読んでくださいな!!」





    苗木「気を取り直していこう…さて、バニラ台地にやってきたね」

    大門「ひみつのコースとしては2つ目だな…」

    モノクマ「地形は簡単だけど、パタパタが大量発生してるね…気をつけないと当たってミスしちゃうよ!!」

    苗木「だけど連続でパタパタを踏み続ければ、連続で残り人数を増やすこともできるね!!」

    モノクマ「確かにここは残り人数を増やすのには適しているかもね!!…地面に足がつかないようにパタパタを踏めばスコアが上がっていって、最終的には敵を踏んだだけで1upになるからね!!」

    苗木「後半も銀色のPスイッチを踏めば、敵のトゲゾーをコインにできる…連続3upできるね!!」

    大門「これでゲームオーバーを避けられるな!!」



  82. 93 : : 2015/01/05(月) 20:04:06

    苗木「パタパタ地帯は抜けたね…」

    大門「ん?…なんか空から降ってくるぞ…」


    澪田「パラシュート部隊っすーーーーーーーーーーーーーー!!やっほー!!」

    苗木「澪田さん!?」


    パラボム:澪田唯吹


    澪田「澪田バクダンっすよーーーーー!!こんちゃーっす!!」

    苗木「パラボムか…着地して放っておいたら爆発に巻き込まれる…踏むだけじゃ倒せないし無視が安定かな…」




    大門「…なにぃ…あの姉ちゃんパンツ丸見えだぞ!!」



    澪田「え」

    苗木「え」

    モノクマ「え」



    苗木「ちょ…スカートなの澪田さん!?…それで空から降りてきたの!?」

    モノクマ「大門クン、見ちゃダメ!!教育に悪いよ!!」

    澪田「いやーーーん♪…誠ちゃんのエッチー…さやかちゃんや響子ちゃんに言い付けるっすよーー」カクシカクシ


    苗木「マジでやめて!!お願いだから!!お願いだからさぁ~!!」←必死

    澪田「な~んて言ってるうちに着地っすよ!!…唯吹の微笑みのバクダン、くらえぇ!!」

    苗木「くっ…逃げるよ!!大門クン!!」

    大門「なぁ…あの姉ちゃんツノあるんだけど!?…あれどうなってんだ!?」
  83. 94 : : 2015/01/05(月) 20:04:48

    澪田「そう何を隠そう唯吹は実は鬼なんすよ!!」

    大門「マジで!?」

    澪田「ふっふっふ…マジッすよ…ほら、爪もとんがってるっすよ~!!」

    大門「すげ~!!」

    苗木「ただのネイルなんじゃ…」

    モノクマ「…っていうか純粋な子どもに嘘言わないでよ!!」

    大門「え!?嘘なのか!?」ガビーン!!

    澪田「爆発マデ…あと10秒…」

    苗木「逃げるよ!!…大門クン!!」

    大門「え!?…うわああああああああああああああ!?」


    澪田「10・9…ドッカーン!!!!!」

    ドッカーン!!

    苗木「危ない!!」ササッ!!

    大門「8で爆発したぞ!!…やっぱし嘘ついてやがったのか!!」



    澪田「これぞ必殺…タイムワープ!!」バーン!!

    苗木「心臓に悪いよ…」

    澪田「一回爆発したから唯吹の出番はこれで終わり!!また会おうぜ!!」シュン!!



    モノクマ「いやあ…型破りな娘ですわ…ホント」

    苗木「澪田さん…舞園さんと霧切さんに何か言わなきゃいいんだけど…」ブルブル

    モノクマ「あの娘は読めないからなぁ~、まあもしそうなってもボクがフォローしますよ…」

    苗木「ありがとう、モノクマ」

  84. 95 : : 2015/01/05(月) 23:59:06

    ―バニラだいち ひみつコース3―

    苗木「ここは、水のステージだね…足場はほとんどないね」

    モノクマ「ここはイルカのリフトンが大量にいるステージだよ!!…リフトンはマリオたちの足場にもなってくれるいい奴なんだ!!…当たってももちろんダメージにはならないよ!!」

    苗木「でも、ヨッシーはリフトンを食べられるんだよね…」

    モノクマ「モノミって悪い奴だな…こんなに無害なリフトンを食べるとか…」

    大門「ここの敵はフグマンネンしかいないよな…」

    モノクマ「そのフグマンネンも水面しか泳がないからね…はねまくるリプトンに上手く乗っていけばクリアは簡単ですよ!!…ヨッシーがいればフグマンネンを踏んでもダメージを受けないからもっと楽だったね!!」

    苗木「そうだね…そういえば、確か海外版のマリオワールドだとリフトンはヨッシーでも食べられないらしいね…」

    モノクマ「敵ではないから、どっちでもいいんだけど…なんでかね?」

    大門「あっ…水面から何か出てきたぞ!!」

    シロクマ「やあやあ…みんなこんにちは」



    リフトン:シロクマ



    苗木「え…シロクマなんだ…てっきり朝日奈さんあたりが来ると思ってたんだけど…」

    モノクマ「ここでは朝日奈さんは水中の敵ですからね…苗木クンたちはあっていないけども、ドーナツへいやのひみつコース1で登場していました」

    苗木「そうだったのか…」
  85. 96 : : 2015/01/05(月) 23:59:42

    シロクマ「さぁ…ボクに乗って!!ゴールまで連れて行くよ!!」

    モノクマ「ぶっちゃけ乗らなくてもクリアはできますがね…」

    シロクマ「ちょ!!フグマンネンをどうやって避けるさ!!」クマーン!!

    クロクマ「やいやい、テメェーらこの先はいかせないぜぇ!!」



    フグマンネン:クロクマ



    モノクマ「フグマンネンはおまえかよ…本当にセットみたいに出てくるな、オマエラ…」

    クロクマ「少なくともあんたにだけは言われたくないぜ」

    苗木「クマの争いに巻き込まれたボクたち…」

    大門「なんか獣くさいな…このあたり」

    モノクマ「失礼な!!ボクは毎日ちゃんと清潔にしているよ!!」

    シロクマ「ボクだって!!シロクマの“シロ”は清潔の意味を表しているんだよ!!」

    クロクマ「オレ様も手入れはかかさんぜ!!…どこのだよ…とかいう質問はナシな!!…だが、まぁこの毛並みの秘訣を答えてやってもいいぜ!!今日のオレ様は紳士的だ…運がよかったなぁ!!」



    苗木「毛並み…?」

    大門「ひけつってなんだ…?」

    苗木「人には知られていない…何かに対しての効果的な方法のことかな…」

    大門「なるほどな…隠し玉ってわけか!!」

    苗木「それとはちょっと違う気もするなぁ…」

    クロクマ「ガーハッハッハッハ!!…オレ様のトゲトゲがお前たちを通さんぜ!!…どこまでも追いかけてやる!!」

  86. 97 : : 2015/01/06(火) 00:00:07


    苗木「でも浮き輪してるんだね…」

    大門「クマって泳ぎ得意なんじゃないのか?」

    クロクマ「うるせ~!!…ずっと浮いてんのは疲れるんだよ!!」

    苗木「でも、フグマンネンなんでしょ…自分の針で浮き輪ダメになってるよ…」

    プシュー…

    クロクマ「バンナソカナ!!」クマーン!!

    大門「普通に泳いでいこうぜ…」

    苗木「そうだね…」




    シロクマ「ちょ…ボクの登場した意味は…!?」ドヨーン…

    クロクマ「し…沈むぅ…!?オレ様は泳げないんだ~!!助けてくれ~!!」ジタバタ!!

    大門「助けたらトゲにやられるだろうし…放っとこうぜ」

    苗木「放置安定だね」





    クロクマ「血も涙もねぇやつらだな…」ケロッ

    モノクマ「やっぱ、大丈夫なんじゃん…」




  87. 98 : : 2015/01/06(火) 12:52:13

    ―バニラだいちのとりで―

    苗木「初の砦は水中ステージか…」

    モノクマ「ここは、骨の魚であるフィッシュボーンや、カロンにホネメットなんかがいるステージだね…」

    大門「どれも基本的に倒せないから…避けるのが一番だな」

    モノクマ「カロンは骨を投げてくるから注意だね…フィッシュボーンは無敵だし…動きがめんどくさいよね…」

    苗木「鉄球のトラップも多いね…水中でもマントならカロンとホネメットを倒せるね…避けきれないなら倒すのも手だね」

    大門「骨ばっかりだなぁ…この砦は…」

    モノクマ「ところで…さっきこまるさんたちがバニラドームの城を攻略したけど…バニラドーム&バニラだいちで3面だから…厳密に言うと…この砦で3面はクリアってことになるね…」

    苗木「3面と4面の境目がわかりづらいと思うのはボクだけかな…」

    大門「この後は…バターブリッジだよな…そこは4面でいいんだよな?」

    モノクマ「苗木クンたちのルートは上の橋、バターブリッジに…こまるさんたちのルートは下の橋、チーズブリッジへとつながるよ!!…どちらも最終的には4番目のコクッパのいるせんべい山の城で合流できるね!!」

    大門「4番目か…3番目は誰だったんだろうな…」

    苗木「こまるたちももう先に進んでいるかもしれない…ボクたちも急ごう!!」







    大門「ここに砦のボスがいるのか…」

    苗木「ここにいるのはブイブイっていうボスだね…ブイブイは全部で4体いる…観覧車みたいな乗り物の足場に乗っていて、それぞれ火の球を吹いてくる…ブイブイは足場から動かないから、足場を下から叩く事で倒せるね」

    モノクマ「でも、急がないと観覧車以外の足場…最初にマリオたちがいる足場が崩れてきて、下の溶岩に落ちてしまう!!…観覧車を下から叩いてブイブイを倒しつつ、ブイブイのいなくなった足場に乗り移ってから、残りのブイブイを倒したいところだね!!」

    大門「よし、開くぞ!!」
  88. 99 : : 2015/01/06(火) 12:53:04



    斑井「来たか…苗木誠…」

    斑井「俺達は斑井ブラザーズ!!」

    斑井「うち半分だ!!」

    斑井「らららら…まだらい!!」




    大門「誰だ…こいつら?…おんなじ顔のやつがいっぱいいるぞぉ!?」

    苗木「ボクも全然絡みない人来ちゃったよ…!!」


    モノクマ「彼の名は斑井一式…超高校級のボディガードだよ…ダンガンロンパ/ゼロに出てくるんだ!!彼らは実は兄弟で8人いるんだ!!…ブイブイは4人のようだから8人のうちの4人みたいだね」



    ブイブイ:斑井一式(たち)



    斑井「誰が、一式で二式で三式かはどうでもいいと思うから…まとめて斑井と名乗ることにするぞ!!」

    斑井「ふっふっふ…この究極のカルテット…俺たちに勝てるかな!?」

    斑井「俺たち兄弟は8人いるから、新作のスマブラの8人対戦がいつもできるぜ!!」

    斑井「飯まだ…まだらい…つらい」





    苗木「後半の斑井クンたちの発言がわけわからないんだけど!?」ガビーン!!

    大門「なんかみんな舌かみそうだよな…舌だしっぱなしだし」

    斑井「さぁ…来い!!」

    苗木「さっきも言った通り、あいつらは観覧車の足場からは動いてこない!!…さっさと下から足場を叩いて倒してしまおう!!」

    大門「ああ!!」

  89. 100 : : 2015/01/06(火) 12:55:11


    苗木「くらえ!!」ドカッ!!

    斑井「ぐあああああああああ!?」ボチャン…


    大門「どうだ!!」ドカッ!!

    斑井「くっそおおおおおおおおお!!」ボチャン…

    苗木「よし、2人を下に落したぞ!!残り2人だ!!」




    斑井「なんてこった…もう8人対戦ができない…」ドヨーン…

    斑井「つらい…まだらい…らい…」ドヨーン…


    苗木「後半のわけわかんない2人が残っちゃった!!」ガビーン!!

    大門「どっちみち倒すけどな…」ドカッ!!

    斑井「スマブラァーーーーーーーーーー!!」ボチャン…




    苗木「残り1人だ!!…足場が崩れてきた!!…ボクたちも観覧車に乗るよ!!」ピョン!!

    大門「ああっ!!」ピョン!!


    斑井「まだらいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」ボォ!!

    大門「うわぁ!!炎を吐いてきた!!」

    苗木「残りの1人の乗っている観覧車が一番上に来た時に下から叩くんだ!!」

    大門「今だ!!」

    斑井「…負けた…!!第3面…完!!」ボチャン…




    苗木「彼も漢字で話せたんだね…」

    大門「よっしゃー!!…砦もクリアだぜ!!」

    モノクマ「これで、ようやく名実ともに3面クリアですね!!」

    【バニラだいち】クリア!!
  90. 101 : : 2015/01/08(木) 07:53:45

    ―?―

    モナカ「蛇ちゃんも負けちゃったか…もうすぐ半分ぐらい攻略されちゃうね」

    新月「そうだね…それじゃあ次は僕の出番か…」

    モナカ「そっか、残念だなぁ…もう新月くんをいじることができなくなっちゃうのかぁ~」

    新月「この後に及んで、まだ僕をいじろうとしていたの…!?」ガビーン!!

    モナカ「だって、モナカ新月くん(の慌てふためく様)が大好きだもん!!」

    新月「モ、モナカちゃん…」ドキッ…

    モナカ「新月くん…」(@ω@)

    新月「またアットマークな目をしているぅ~!?」ガビーン!!





    モノクマ「ジト~」(@ω@)

    江ノ島「ジロリ~」(@ω@)




    新月「う…うわあああああああああああ!?」ガバッ…

    モナカ「あっ、盾子お姉ちゃん!!やっときたんだね!!」

    江ノ島「メンゴメンゴ…宇宙海賊業とかが忙しくてな…こっちはすっかりまかせっきりになっちまった」

    モノクマ「メンゴメンゴって古いよね…」

    新月「お疲れ様、お姉ちゃん!」

    江ノ島「おう、お疲れ…新月ボーヤ…しかし、ずいぶんと人数減ってきたな…こりゃあ」

    モナカ「もう苗木さんたちは4面を攻略してるところだよ」

    江ノ島「そうかそうか…まぁ勝つのが目的じゃなくて、楽しむのが目的だからな!!それになんかアタシたちが勝っても変な感じするしな…」
  91. 102 : : 2015/01/08(木) 07:55:04

    モナカ「モナカたちが勝っても、あれ?って感じだよね」

    新月「み、身も蓋もないこと言わないでよ…」

    モノクマ「まあ、悪役にも悪役の美学がありますってことですね」

    江ノ島「またすぐに別のところに行かなきゃいけないんだろーから、今のうちにここでゆっくりしてくわ」

    モナカ「ゆっくりしていってね!!」

    新月「じゃあ、僕お茶いれてこようかな」

    江ノ島「ああ、いやいや…いいの連れてきてるから大丈夫だよ」

    新月「いいの…?」






    十神「オイ!!…これはどういうことだ!?説明しろ、江ノ島!!」バーン!!

    新月「十神さん!?」ガビーン!!

    モナカ「あっ、メガネの人だぁ~!!!」

    十神「人のことをメガネ呼ばわりするんじゃない!!」

    江ノ島「え…だってメガネが本体なんじゃないの?」

    十神「そんなはずないだろ!!」

    モナカ「えぇ~?モナカ子どもだからわかんな~い」クネクネ

    江ノ島「突っ込みのバリエーションが少ないですね…そんなことではいけませんよ」メガネクイッ…

    十神「貴様らぁ~!!」



    新月「ねぇ、モノクマ…もし僕が大人になったらあのポジションなのかな?」

    モノクマ「と、十神クンのポジションって結構おいしいと思うよ…慣れちゃえば、楽しい位置だと思うし」(震え声)

    新月「なんだか他の人から見たら、僕ってあんな感じなんだろうな」フッ…

    モノクマ「ちょ!?…悟りすぎだよ!?そこまで自分を追い詰めなくてもいいってば!!」クマーン!!
  92. 103 : : 2015/01/08(木) 07:55:51

    モナカ「ふぅ~久しぶりにお姉ちゃんに会えたから、ハッスルしちゃった」

    江ノ島「な…十神っておもしろいだろ?」

    モナカ「うん!!」

    十神「さすがは江ノ島の妹分だな…厄介度が高すぎるぞ…」

    江ノ島「ほら、何つったってんの?…十神、お茶いれてよ」

    十神「おまえごときがこの俺をアゴで使うんじゃない!!」

    江ノ島「は?…あんた立場わかってんの?」

    十神「どういうことだ?」

    モナカ「十神さんはとらわれのお姫様なんだから、いじられて当然なんだよ☆」

    十神「なん…だと…!?」



    ピーチ姫:十神白夜




    江ノ島「今、びゃっくんのために素敵なドレス用意してっからさぁ~!!楽しみにしててよ!!」

    十神「おいやめろ」

    江ノ島「まぁ~、王道すぎて隠す必要すらなかった配役かもしんないなぁ…」




    クッパ:江ノ島盾子




    モナカ「まぁ、お察しだと思うよ」

    江ノ島「マリオシリーズは別にラスボス隠れてないからな…だがな王道が一番だぜ!!変に冒険すると痛い目を見るからな!!…苗木の宿敵は私様で決まりだろ!!」ビシッ!!



    十神「くっ…なぜ俺なんだ…!!他にやりたそうな奴がいっぱいいただろ…マリオは苗木なんだろ?」

    江ノ島「ほ、本気でいってんのか…!?十神…?」

    十神「どういうことだ?」
  93. 104 : : 2015/01/08(木) 07:58:45

    江ノ島「ピーチ姫を下手に女にやらせてみろ…あいつらが黙っちゃいないぞ…アタシらのクラスで起きた事件のことを忘れたとは言わせないぜ…」

    十神「“78期生史上最大最悪の絶望的事件”か…」



    新月・モノクマ(なんだそれ~!?)ガビーン!!

    モナカ「な、何があったの?」

    江ノ島「ああ…事の発端は…エイプリルフールのことだった」

    モナカ「モナカの誕生日だね!!」

    江ノ島「そうそう…その日学校でおもしろ半分でアタシと苗木が恋仲だってことにしたのよ…もちろん苗木も仕掛け人だったわけ…」


    十神「その結果、クラスは阿鼻叫喚につつまれた…」

    江ノ島「あの場において冷静でいられた奴は1人もいなかっただろうな…あれは絶望なんてちゃちなもんじゃねぇ…本能で感じ取った…あっ、アタシ死ぬかも…って」ブルブル…

    十神「あ、あれは全員で忘れようということで落ち着いたはずだ…今更思い出す必要はない…」ポンッ

    江ノ島「うぅ…お姉ちゃんが守ってくれなかったら…今頃………絶望だって人の子なのよぉ…」ブルブルガクガク…


    モナカ・新月・モノクマ(い、一体…何があったっていうんだ(の)~!?)ガビーン!!

    江ノ島「…というわけで、十神君がピーチ姫ってのが一番安全なんです…」ドヨーン…

    十神「あの事件を引き合いに出されたら、俺も何も言えないな…」ドヨーン…


    新月「ええぇ…なんか怖いんだけど…お姉ちゃんのクラス…」

    モナカ「絶望すらちゃちだなんて…ど、どういうことなの」






    モノクマ「あ、あのぅ…そろそろ、マリオワールドに戻りませんか…?」

    江ノ島「そ、そうだな…こ、心を落ち着かせよう…」

    モナカ「お、お姉ちゃん…ホントに大丈夫!?」サスサス…

    江ノ島「ああ…ただひとつ言えることは…女は怖いってことだ…」

    十神「も、もう休め…江ノ島」

    江ノ島「うん、まぁ…びゃっくんのドレス作ってからな!!」

    十神「やめろ」




    モナカ「モナカも女子だけど、まだ女の怖さを知らなかったってことか…」

    新月「モナカちゃんは、お願いだからその領域にはいかないでね…」

    モノクマ「そういえば、ボクはその恐怖の片鱗を味わっていたよ…苗木クン強く生きてね!!」
  94. 105 : : 2015/01/14(水) 18:19:19

    ―チーズブリッジ コース1―

    蛇太郎「新しくお世話になります…煙蛇太郎です」

    モノミ「よろしくでちゅ!!…いやぁ…さっきは驚きまちたよ…本当に」

    こまる「ごめんね…モノミ」

    空木「私たちも半数がこちら側に来ましたね」

    こまる「残りのコクッパは4人か…でも、結局残りの2人は誰なのかって話になるね…」

    蛇太郎「ここはノコギリやリフトがいっぱいのステージだね!!わくわくするなぁ!!」キラキラ

    モノクマ「ここには隠しゴールもありますね…難易度の高いコースソーダの湖ですね!!」

    モノミ「そこをクリアするとスターロードにいけまちゅが…今は行くなってことなんでちょうね」

    モノクマ「まぁ…その通りですな」

    こまる「スターロード使えると便利なのになぁ…」

    モノミ「そういや、ここにはヨッシーの羽もありまちゅよね!!…ヨッシーはここで羽を取ることで青ヨッシーになれるんでちゅ!!…何色のヨッシーでも羽を取ると青ヨッシーになるんでちゅよ!!」

    こまる「青ヨッシーは何色のコウラでも羽で飛ぶことができるんだよね!!」

    モノクマ「でも、羽使うのはナシね!!」

    モノミ「えぇ!!…なんででちゅかぁ!?」ガビーン!!

    モノクマ「羽生えるとおまえってウサミになるじゃん…んで、ずっとウサミになるってのは都合上まずいのさ…」

    モノミ「えぇ~!?…あちしがウサミになっても別にいいじゃないでちゅか!!」

    モノクマ「まぁ…ウサミは他のところで出てるからさ…ずっとウサミになられると困るんだよ!!」

    モノミ「そんな理由!?」ガビーン!!

    モノクマ「まぁ…ウサミもモノミもボクらクマと一緒で複数いることはいるんですがね…結局、増やすときは増やすかもしれません!!」クマーン!!
  95. 106 : : 2015/01/14(水) 18:20:03

    モノミ「じゃあ、結局適当じゃないでちゅか!?」ガビーン!!

    モノクマ「まぁまぁ…設定なんて関係ない人もいるけど、気にしてくれてる人もいるかもしんないからさぁ」

    こまる「え~っと、つまりわたしたちは通常のゴールを目指せってことなんだね?」

    モノクマ「そういうことです!!」

    モノミ「うぅ…あちしの活躍の場が…」

    モノクマ「大丈夫…ゴールの先にある隠しゴールに行くには、ヨッシーを乗り捨てて下から通常のゴールをくぐるという方法があるからさ!!…ほら、ゴールって上から通ろうとするとゴールバーを切ってなくてもクリアした扱いになっちゃうからさぁ…だから、あとあと役に立つよ!!」

    モノミ「また、乗り捨て要員でちゅかぁ~!!」ガビーン!!

    蛇太郎「マントで下からくぐる方法もあるけどね…」

    空木「うぅ…リフトが怖いです…乗ったら、前からノコギリが襲ってくるんでしょう?」

    こまる「スピンジャンプなら踏めるけど…怖いものは怖いよね…」

    モノクマ「そういうときはモノミが役に立ちますよ!!」

    モノミ「あちしを盾にする前提の話しはやめてくだちゃい!!」





    こまる「なんとかクリアしたね…」

    蛇太郎「ひもにつかまって、ノコギリ地帯を横断したのはドキドキしたね…」ハァハァ…

    空木「蛇太郎くんは違う意味のドキドキのようですね…」

    ?「うわぁ~!!」バシャバシャ!!

    こまる「誰かがソーダの湖で溺れてる!?」

    モノミ「助けに行くでちゅ!!」
  96. 107 : : 2015/01/14(水) 18:21:29

    こまる「橋の下まで深いけど…大丈夫かな!?」

    モノミ「あそこにいいツタがありまちゅ!!」

    こまる「よし、これを使おう!!」ガシッ!!

    空木「これに、つかまってください!!」

    ?「ありがとう!!」

    蛇太郎「みんなでひっぱるよ!!」







    狛枝「ふぅ~助かったよ…ありがとう!!」

    蛇太郎「えぇ~!?召使いの人だったの!?」ガビーン!!

    狛枝「いやぁ…ソーダの湖に行ったはいいものの…あそこは魚雷が多くてね…一度出ようとしたら足をつってしまってね…」

    空木「迷惑な方ですね…」

    こまる「こんなところで何をしていたんですか?」

    狛枝「うん、ちょっとね…」

    モノクマ「まぁ~た君かよ…もぅ…」

    狛枝「あはは…ごめんね…」

    こまる「ああ!!…そうだ、狛枝さん…なんでこの前嘘ついたんですか!!」

    狛枝「ああ…腐川さんのことか…ごめんね…君たちに話しかける話題がなかったものだからさ…」

    こまる「冬子ちゃんが無事でよかったけど…心配したんですからね!!」

    狛枝「ごめんごめん…」

    空木「召使いさんは…コクッパの一人なんですか?」
  97. 108 : : 2015/01/14(水) 18:21:59

    狛枝「ボク?…いいや…ボクはコクッパじゃないよ…まぁ…今はわからないかもね…」

    モノクマ「ボクはなんとなくわかったけど…君が何をしたいのかはわかんないなぁ…」

    狛枝「まぁ…そんなに気にしなくてもいいよ…まぁ、これから先も会えたときはよろしくね」ニコッ

    こまる「それって、助けてもらうの前提ですか…!?」

    狛枝「ボクって…いろいろと巻き込まれやすいからね…突然ブロックが飛んできたりね…」

    こまる「え!?」ギクッ!!

    狛枝「ああ…責めるつもりはないさ…事故だからね」

    こまる「なんか…ごめんなさい…」

    狛枝「いいよいいよ…それじゃあ、また会おう…バイバイ」





    蛇太郎「結局…なんだったのかなぁ…」

    空木「気にしない方がいいと思いますよ」

    モノミ「さて、せんべい山のコースにいきまちょうか!!…といってもコース1しかないんでちゅけどね!!」

    モノクマ「せんべい山はなんか短く感じるよね…実際にコースが少ないんだけども」

    こまる「お兄ちゃんたちは上のバターブリッジを通ってくるはず…せんべい山の城で合流できそうだね!!」

    モノクマ「そうだね!!早くもせんべい山はクリアが見えてきましたね!!」

  98. 109 : : 2015/01/31(土) 09:47:00

    ―せんべいやまのコース1―

    こまる「せんべい山唯一のコースに来たよ!!」

    空木「コース1といいつつ、2はありません!!」

    モノクマ「1巻出たきり、2巻出ず!!みたいな状態だね!!」

    蛇太郎「いや、それは違うと思うよ」

    山田「ふっふっふ…ようやく来ましたな…苗木こまる殿!!」

    こまる「あなたは!!?…山田さん!!?」

    山田「ようやく拙者の出番がまわってきましたなぁ」



    K.K:山田一二三



    山田「さっそくですが、拙者の雷攻撃をくらうでゴザル!!」ドスコーイ


    ピカッ!!ゴロゴロ!!


    モノクマ「ぎゃあああああああああ!!?おへそ取られちゃうよ!!」ササッ!!

    モノミ「あちしもそういえばおへそ丸出しでちた~!!」ササッ!!


    こまる「地面に火花が広がっていく!!?」ガビーン!!

    蛇太郎「四股を踏むたびに雷が出るんだね…」

    空木「これじゃあ…先に進めません!!」

    こまる「K.Kは上からの攻撃じゃ倒せない…下のブロックをたたくしかないよ!!」

    山田「では、叩かれないように動くのみですぞ!!」ササッ!!

    こまる「狙いが定まらないよぉ!!」

  99. 110 : : 2015/01/31(土) 09:48:01


    蛇太郎「山田さん…このボクちんが作った外道戦士もちもちプリンセスぶー子が欲しければ、ここを通してください」

    山田「な…なんという造形美…この僕をうならせるとは…!!どうぞお通りくださいな!!」ササッ…

    空木「いつのまに…そんなフィギュアを!!?」ガビーン!!

    蛇太郎「いつか役に立つと思ったんだよね…ほらピッピ人形なげると野生のポケモンも逃げるでしょ?」

    こまる「山田さん、野生のポケモン扱いなんだ…」

    山田「せっかくの見せ場ですが…ぶー子にはかないませんぞ…よろしければ名刺を交換しませんか!!将来は我がサークルへ!!」

    蛇太郎「小学生だから名刺なんて持ってないですよ…サークルの話しは後ほど」キリッ

    山田「うぬぅ…その歳でその技量…拙者も負けていられませんな…!!」

    空木「蛇太郎くん輝いていますね!!」

    モノクマ「なんかこの蛇太郎クン…コミュ力高いぞ!!?」ガビーン!!

    空木「蛇太郎くんは結構器用ですからね」


    蛇太郎「でも、結局器用貧乏だからね…小学生なのに大人向けのフィギュアをつくってるなんてますます嫌われちゃうなぁ~」(恍惚)


    モノクマ「君もブレないねぇ」

    こまる「…っていうかこんなんでクリアでいいのかな?」


    蛇太郎「賄賂でクリアとかますます嫌われちゃうよぉ~!!」(恍惚)

    空木「蛇太郎くんが心のドアを開放すると、いっつもこんな感じですねぇ」

    山田「いやぁ~、将来が楽しみですな!!」
  100. 111 : : 2015/02/11(水) 12:46:39

    ―バターブリッジ コース1―

    苗木「段差だらけの強制スクロール面だよ…」

    モノクマ「互いに連動して上昇したり下降したりする足場に、強制スクロール…厳しいステージですな!!」

    苗木「片方にずっと乗っていると、対になっている足場が上昇していってしまうんだよね…次の足場に上手く乗り移れるように…常に足場の高さを調整しないといけないね」

    大門「やりがいがあるぜ!!」

    苗木「けどさ…これ、大門クンとボクが両方の足場に乗ればいいんじゃないの?…そうすれば左右のバランスが取れるんじゃ…」

    モノクマ「君たちの体重が同じならできたかもね…うぷぷ残念」

    苗木「そうこうしているうちに強制スクロールが始まってるな…さっそく行こう!!」

    大門「とにかく足場にずっと乗ってるとまずいからジャンプしとけばいいんだろ?」

    苗木「そういうことだね!!」

    モノクマ「なかなか君たちも息があってきたね!!」






    大門「うわぁ!!?…思った以上に足場が狭いな!!」

    苗木「気を付けて!!下手な動きをすると一気にミスだよ!!」

    大門「あれ…次の足場が見当たらないぞ!?」

    苗木「ここは片方の足場を下げることによって、もう片方の足場の高さを上昇させるんだ!!そうしないと次の足場が高いところにあるから、ジャンプで届かないんだよ!!」

    大門「うぅ…頭使うのは苦手なんだぞ」

    苗木「もう少しだよ!!頑張ろう!!」
  101. 112 : : 2015/02/11(水) 12:47:17

    ―バターブリッジ コース2―


    大門「今度は強制スクロールじゃないな」ホッ…

    苗木「さっきのステージに比べれば、まだまだ足場もあるしね」

    大門「さっきのステージは…赤色のブロックがあったから助かったけど、なかったら飛んでるカメを上手く踏まないといけなかったな」

    苗木「そうだね…こまるたちが赤いスイッチを押してくれていなかったら、ブロックの足場がなかったから、もっと大変だったと思うよ…その場合、パタパタしか足場がないんだしね」

    モノクマ「スイッチによるブロックの有無でマリオワールドの難易度はかなり変わりますからね!!普通にクリアするならスイッチを押すべきだけど、あえて押さないでブロックを出さないのも楽しみ方の1つかな?」




    苗木「ここはマントガメが多いけど、敵にぶつからないようにすれば簡単そうだね…」

    大門「遠くに城が見えるな…」

    苗木「せんべい山の城だね…コクッパも4人目か」

    大門「次はいったい誰が来るのかな…?」

    モノクマ「そろそろ…残りのコクッパの正体を隠すのも苦しくなってきましたかね」


    苗木「希望の戦士以外の2人のコクッパか…」

    モノクマ「まぁ…ぶっちゃけ数合わせなんですけどね」

    苗木「せんべい山でこまるたちと合流することになっているし、ボクたちも急いでこのステージをクリアしよう」

    大門「ここをクリアして、城もクリアしたらマリオワールドも半分はクリアしたことになるんだよな」

    モノクマ「そうですね…まだまだ道のりは険しそうですが、頑張っていきましょう!!」

  102. 113 : : 2015/02/11(水) 13:36:03

    ―せんべい山のしろ―

    大門「なんかギザギザしたのがいっぱいいるぞ!?」

    苗木「あいつはグルグルだね…回転して道をふさいでくるから上手くよけないとね…」

    モノクマ「グルグルは鎖の輪っかの部分はすり抜けられるんだよね…ここは1つだけ回転方向が違うやつがいるから、よく動きを見てね!!」

    大門「…にしてもここの壁、目が痛くなる赤さだな」

    苗木「なかなか印象的な濃い赤色だよね」

    モノクマ「城って1度クリアすると、もう来ることができなくなっちゃうけど、結構印象には残るよね!!」

    苗木「いろいろやってると、どの城がどの城だったかわかんなくもなるけどな」





    大門「うわああああああああ!?天井が、ギザギザの天井が下がってくるぞ!?」ガビーン!!

    苗木「急いで走り抜けよう!!」ダダッ!!

    大門「なんだ?あのスイッチ?」

    苗木「それを押すと天井がいったん上昇するんだ!!…でも、また下がってくるから、一気に走り抜けよう!!」

    大門「わかった!!叩くぞ!!」ドカッ!!

    苗木「今だ!!一気に走り抜けるぞ!!」ダダッ!!

    モノクマ「落ちてくる天井とか定番のしかけだよねぇ…んで誰かが天井を支えて、俺のことはいい早くいけ!!とかいうシーンって結構ない?」

    苗木「今、走ってるんだから後にしてくれよ!!」ガビーン!!

    大門「もうすぐ、出口だぞ!!」


  103. 114 : : 2015/02/11(水) 13:37:18

    モノクマ「さて、ボクはワープして先に…ん?」


    ゴゴゴゴゴゴゴ…


    モノクマ「ぐあああああ…天井がぁあああ!?」ガビーン!!

    大門「モノクマ!!?」ガビーン!!

    モノクマ「うぅ…つぶされちゃうよぉ!?」ガビーン!!

    苗木「モノクマ!!…くそ、どうすれば!!」

    モノクマ「大丈夫だよ…ボクのことはいいから先に行ってよ!!天井はボクが支えているからさ…」グググググ

    苗木「そんな…!?」

    モノクマ「今ボクがワープしていなくなったら、君たちがつぶれちゃうからね…ボクは大丈夫、先に行くんだ!!」ググググググ

    苗木「モノクマ…ありがとう」

    大門「いいのかよ!!モノクマを放っておいて…!?」





    苗木「…っていうか、天井すでに止まってるみたいだしね」

    モノクマ「あっ…やっぱバレてた?」ケロッ

    大門「ちくしょー、だまされた!!茶番だぁああああああああああああ!!」ガビーン!!

    モノクマ「難しい言葉しってるね、大門クン」

    苗木「…っていうか、モノクマならミスしてもすぐに復帰できるだろうしね」

    モノクマ「身も蓋もない発言ですが、そうですな」

    大門「オレっちの純粋な心をもてあそびやがって!!コドモを騙すなんていけないんだぞ!!」

    モノクマ「こういう遊び心ってやつも、必要なんですぜ!!」

    大門「ちくしょー、次は騙されないぞ!!」

  104. 115 : : 2015/02/11(水) 13:38:00


    苗木「さて、金網地帯を登っていよいよコクッパの扉だ…」

    大門「よし…開くぞ!!」






    新月「待っていたよ…苗木さん、大門」

    大門「新月…おまえか」

    苗木「ここのコクッパは新月クンというわけか…」




    ルドウィッグ:新月渚



    大門「苗木兄ちゃん…ここはオレっちにいかせてくれないか?」

    苗木「いいのかい?友達と戦っても…」

    大門「覚悟してたから…それにアイツとはオレっちが戦いたい!!」

    苗木「なら任せたよ…頑張って!!」

    大門「ああ、さぁ行くぞ!!新月!!」





    新月「こ…」

    大門「こ?」







    新月「これだよ!!僕の求めていたのはこういう普通の会話なんだよ!!人の行動や発言にいちいち気を使わなくてもいい!!ちゃんと会話が成立するってのはこんなにもすばらしいことなんだよ!!も…もぅ、無理にノリとかに付き合わなくてもいいんだ…しばらくは…う…うぅ…うぅ…」



    大門「新月…!?」ガビーン!!

    モノクマ「あぁ…なんというかお疲れ様です」

  105. 116 : : 2015/02/11(水) 13:40:11

    新月「盾子お姉ちゃんたちが来てくれて、少しは楽になったけど…よ、ようやく…ようやくだよ…本当に長かった…長かったんだ!!」ジーン


    モノクマ「本当にお疲れ様でした…」

    大門「新月…大変だったんだな…なんかごめんな」


    新月「まさか大門が裏切るとか思わないだろ…!!モナカちゃんは嫌いじゃないけど…日に日に負担が増えていったんだぞ!!!!どうしてくれるんだ!!」バーン!!


    大門「お…おう…ごめん」タジタジ




    苗木「…っていうか、やっぱ江ノ島さんがクッパか…」

    モノクマ「ま…わかってたよね?ちなみにピーチ姫は十神クンです!!」

    苗木「十神クンなの!!!?」ガビーン!!

    モノクマ「ああ…そっちは察せてなかったか…」

    苗木「ああ…でも言われてみると納得したよ…」

    モノクマ「そして納得される十神クン…彼もどんどんいい意味でも悪い意味でも可能性が高まっていくね!!」





    新月「だんだんと掃除当番や料理当番も僕ばっかりになっていって…!!」グチグチ…

    大門「もぅ…わかったから、やめてくれ~!!」ガビーン!!



    モノクマ「相当たまってみたみたいですな新月クンは…」

    苗木「彼も大変なんだな…」

    モノクマ「新月クンはいい子ですよ…」



    新月「と、とにかく…気を取り直して戦うとしよう!!」

    大門「ああ…手加減はナシだぜ!!」


  106. 117 : : 2015/04/11(土) 09:59:38

    新月「いくぞ!!大門!!」ピョン!!

    大門「身体能力でオレっちに勝てると思うなよ!!」ピョン!!

    苗木「ルドウィックはコクッパの中でも一人だけ攻撃方法が違う…広いフィールドで甲羅になって動きまわったり、炎を吐いてくる…ジャンプして着地した瞬間の隙が攻撃のチャンスだ!!」

    新月「丁寧な説明ありがとうございます…でも、隙なんて与えないさ!!」


    ボボボボボボボ!!


    大門「ファイアボールを連発してきた!!?」

    苗木「ファ!?手からファイアボール出てきた!?」ガビーン!!

    モノクマ「苗木クン…そのセリフ好きだね」


    新月「本来はこんな感覚でファイアボールを放つことはできないが…僕は射撃が得意なんでね」

    大門「こんな障害物もないところで…ずるいぞ!?」

    新月「攻撃は最大の防御なりさ…お前も超小学生級の体育の時間なら避けてみろよ!!」


    ボボボボボボ!!


    大門「くそっ…避けるので精いっぱいだ…」

    新月「簡単に避けてくれるじゃないか…だが、時間の問題だな…おまえの体力がいつまで持つか見ものだよ」

    大門「なんとか攻撃にもっていかないと…!!」

    新月「負けはしない…!!」


    ボボボボボボボボ!!


    大門「今度は範囲攻撃か!!?」

    新月「拡散する炎を避けられるか?」

  107. 118 : : 2015/04/11(土) 10:00:33

    大門(結局は狙いを定めなきゃ炎を撃てないんだ…そこに隙がある!!)

    新月「そろそろ幕引きとしようか…」


    ボボボボボボボボボボボボボボボ!!!!


    大門「今だ!!」


    シュンシュンシュン!!


    新月「この弾幕の中を正確に避けて突進してきている!!?全部見えているのか!!?」


    大門「デビルバットゴースト!!」シュンシュンシュン!!



    苗木「番号が21の人的な技だね…」

    モノクマ「アメフトかな?」



    大門「もらった!!」

    新月「くっ、ふところにもぐりこまれた!!ぐあっ!!?」ドカッ

    大門「まずは一撃!!続けて二撃目だ!!」

    新月「させるか!!」

    大門「くそっ…甲羅にもぐりやがった!!」


    苗木「甲羅に入って移動している間は無敵だよ!!気を付けて!!」

    大門「出てきたところを叩いてやる!!」

    新月「かかったな!!そのままつぶしてやる!!」ピョン!!

    大門「しまった!!近づきすぎた!!バックステッポ!!」


  108. 119 : : 2015/04/11(土) 10:01:51

    新月「今のを避けるか…さすが大門だな」

    大門「オレっちは褒められても自慢しない…謙虚だからな」


    モノクマ「すごいな~あこがれちゃうな~」

    苗木「かっこいいタル~」


    新月「連発はできないが…これをくらえ!!」


    ボッ!!


    大門「なんだ…さっきより避けやすい上に範囲も狭いじゃないか…」


    苗木「ダメだ!!距離をとるんだ!!」

    大門「何!?バックステッポ!!」


    ドカーン!!


    大門「爆発した!!?」ガビーン!!

    新月「これは着弾すると爆発するようになっている…見た目よりも範囲が広いぞ!!」

    大門「くそっ…厄介だな…だが、今度は連発できないはずだ!!」

    新月「次は当てる!!」


    ボッ!!ドカーン!!


    大門「くっ…オレっちが近づけないように計算して撃ってきやがる!!」

    新月「どうした大門!!これで終わりか!!」


    大門「ちっ…ならこうすればいいだけだ!!」


    新月「何!!?自分から爆発地点につっこんだだと!!?」

    大門「ぐ…うおおおおおおおおおお!!!」

    新月「うわ!!?うわぁあああああああああああ!!?」ドッカーン!!




    苗木「ダメージ覚悟の特攻か!!」

    モノクマ「マリオはスーパーマリオ状態なら一度ダメージを食らってもいい上に無敵時間がある…その間にごり押しをすることも可能だからね…まぁあまりスマートとはいえないけど、立派な戦い方の一つだね」






    新月「くっ…僕の負けか」

    大門「ナイスファイト…新月!!」スッ…

    新月「大門…ありがとう」


    がしっ


    モノクマ「友情の握手だね!!」

    苗木「これでせんべえ山もクリアだね!!」


    大門「それじゃあ、外に出て城を破壊するか!!新月おまえももちろん来るよな?」

    新月「ああ…モナカちゃんには悪いけど…僕もみんなと一緒に行くよ!!」

    苗木「よろしく!!」


    モノクマ「いやぁ~モノミも含めるとパーティメンバーが7人か…大所帯になってきましたねぇ」

  109. 120 : : 2015/04/11(土) 10:03:20

    ―せんべい山城前―


    こまる「お兄ちゃん!!」

    苗木「こまる!!おまえたちも無事辿り着いたんだね」


    蛇太郎「新月くんも負けちゃったか」

    新月「そういうおまえもな」


    空木「コクッパ集団に希望の戦士はモナカちゃんひとりですか…」

    大門「オレっちが一番最初に抜けちまったけど、ひとりにしちゃっていいのかな?」

    新月「盾子お姉ちゃんや十神さんがいるし大丈夫だろう…十神さん、あなたの犠牲…感謝します」

    空木「あぁ~、十神さんピーチ姫ですしねぇ」


    こまる「モナカちゃん…そんなに厄介なの!!?」ガビーン!!

    苗木「十神クン…無事でいてくれよ!!いろんな意味で!!」クッ…

    大門「それじゃあ…せんべい山の城を爆発させっぞ!!」

    モノミ「景気よくいくでちゅ!!」




    ―せんべい山頂上―

    シロクマ「やっと山頂に着いたよ!!」

    クロクマ「いやぁ~今日はピクニック日和だな!!」

    シロクマ「じゃあ、お弁当食べようよ!!次の出番まで自由にしてていいみたいだし」

    クロクマ「そう焦るなって…ん?」



    ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!




    シロクマ・クロクマ「「何ィ!!?」」ガビーン!!

    シロクマ「せんべい山の城がこっちに向かってくるよ!!?」


    クロクマ「あいつらもう4面をクリアしたのか…せんべい山の城は爆発させると城ごとロケットのように山につっこんでくるからなぁ」しみじみ


    シロクマ「それで山にばんそうこうマークがつくんだよねぇ~」





    クロクマ「アハハハハハ」

    シロクマ「アハハハハハ」





    シロクマ・クロクマ「「ボク・オレ様たちがなにをしたっていうんだーーーーーーー!!!?」」ガビーン!!



    ドッカーン!!!!!



    【せんべい山】クリア!!
  110. 121 : : 2015/04/25(土) 08:44:29

    ―クッパ城―


    モナカ「あぁぁ……新月くんまであっちについちゃったか~」

    十神「では、次はおまえの出番というわけか?」

    モナカ「どうなんだろうね~、誰もいかないならモナカいくけど」


    十神「コクッパの残りの2人をここまで引っ張ってはいるが、どうせそこまで大した配役じゃないだろ……」


    モナカ「あっ……でもモナカ動くのだるいし、近場のコクッパの城のほうがいいなぁ、まよいの森とチョコレー島にはその2人にいってもらおっかなぁ~」


    十神(まったく、読めないやつだ……見た目はただの少女なのだがな)




    江ノ島「びゃっくん!!ドレスできたぜ~!!」

    十神「絶対着ないからな!!」ガビーン!!

    江ノ島「えぇ~、アタシが夜なべしてつくったのにぃ~!?」

    モナカ「十神さんひどいよぉ~、盾子お姉ちゃん可哀そう……」

    江ノ島「いいのよ、モナカ……あなたにさえわかってもらえればね……」



    モナカ「盾子お姉ちゃん!!」キラキラ

    江ノ島「モナカ!!」キラキラ



    十神「茶番だぁあああああああ!!!」ガビーン!!




    モノクマ「よかったね、新月クン……十神クンがキミのかわりにいじられてくれているよ、胃痛役からの解放おめでとうございます」


    十神「俺もこの城から早く出してくれよ!!?」ガビーン!!

  111. 122 : : 2015/05/06(水) 22:23:16

    【まよいの森】

    苗木「迷いの森かぁ、ここはほとんどのステージにルート分岐があるんだよね」


    空木「大丈夫です!!迷わないように用意してきたものがあります!!」


    新月「用意がいいな……何を持ってきたんだ?」


    空木「迷わないように、マヨワネーズを持ってきました!!!」ドン!!


    新月「それ、ただのマヨネーズじゃないか!!?」ガビーン!!


    こまる「っていうか、オヤジギャグなの!!?」ガビーン!!


    蛇太郎「ボクちん、マヨネーズと間違えてソース持ってきちゃったよ……役立たずでごめんね?」


    大門「なんでソース持ってきたんだよ!!?」ガビーン!!


    蛇太郎「ソースのウスターってさぁ、薄いからウスターなのかなぁ?」


    モノミ「すでに別のこと考えてまちゅよ!!?」ガビーン!!







    クロクマ「やいやい!!楽しそうじゃねーかテメェーら!!」


    シロクマ「にぎやかでいいね~!!」




    苗木「キミたちはリフトンとフグマンネンじゃなかったけ?森にでてきていいの?」


    クロクマ「そんなことはどうでもいいんだよ!!!テメェーらのせいでオレ様たちのピクニックが台無しなんだよ!!」


    シロクマ「ボクも黒こげになって、クロクマと見分けがつかなくなってキャラがかぶっちゃうよ~!!」


    クロクマ「というわけで仲のいいオマエラにオシオキしたやるぜぇええええええええ!!!!」


    シロクマ「ポチっとな!!」ポチッ!!



  112. 123 : : 2015/05/06(水) 22:24:48




    ズォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!




    空木「なんですか!!?身体がどこかへ飛ばされます~!!?」


    大門「うわああああああああああああ!!?」


    新月「大門!!?言子!!?くそっ!?僕もか!!?」




    ボトッ!!


    蛇太郎「ああ!!?ボクちんのソースがぁああああああ!!!!!」


    モノミ「今それを気にしてる場合じゃないでちゅ!!!」ガビーン!!







    苗木「みんな!!!?」

    こまる「そんな、わたしたち以外みんないなくなっちゃったよ!!?」




    シロクマ「みんなをそれぞれまよいの森の別々の場所にワープさせたよ!!!」



    クロクマ「ここはまよいの森……せいぜいあがいて仲間たちをさがすことだな!!!!」シュン!!



    シロクマ「それじゃあ、バイバイ!!!!どこかでまた会おうね!!!」シュン!!






    苗木「こうしちゃいられない!!みんなを探そう!!」


    こまる「うん、わかったよ!!!」

  113. 124 : : 2015/05/13(水) 18:22:47

    ―まよいの森 コース1―

    苗木「このコースからいきなり2つゴールがあるんだよね……」


    こまる「コースは1~4つに、ひみつのコース1、おばけやしき、砦、コクッパの城、青いスイッチ……盛りだくさんだね」


    苗木「みんなはどこに飛ばされたのかな?」


    こまる「ん?あれは?」



    セレス「あら……迷ってしまいましたわね」


    苗木「セレスさん!!?どうしたのこんなところで!?」


    セレス「苗木君!!よかったです、気が付いたら、この森で迷ってしまって……」


    こまる「そうなんですか、お兄ちゃん出口まで連れて行ってあげようよ!」


    苗木「と言ってもコースを一度クリアしないと出られないからなぁ……とりあえずボクたちに着いて来てください」


    セレス「わかりました、お願いいたしますわ」






    苗木「ここも例のごとく普通のゴールと鍵でのゴールがあるんだったな……」


    こまる「普通にゴールすると水中面のコース2へ、鍵でのゴールはおばけやしきだったね!」


    セレス「おばけやしきはあまり行きたくはないですね」


    苗木「まぁ、ここはコース2を選ぶとしようか」


    こまる「そうだね……コース2からは青いスイッチの宮殿につながる道もあるしね!」
  114. 125 : : 2015/05/13(水) 18:24:28

    苗木「コース1は普通の森の中って感じだね、地形も普通だし」


    こまる「鍵ゴールを目指す場合は、Pバルーンを取らなくちゃいけないんだよね」


    苗木「風船マリオやルイージは一定時間空中をゆっくりと移動できるよ!敵に当たるとアウトだけどね」


    こまる「そろそろ普通のゴールに着きそうだよ!!」





    セレス「……」ユラァ…





    苗木「!!?……こまる危ない!!」ドカッ!!


    こまる「え!?お兄ちゃん!!?」ビクッ!!



    セレス「あら、はずしてしまいましたか……」


    苗木「セレスさんは敵だったんだね……」


    セレス「逆にこのゲームでは味方の方が少ないはずですわ……油断していると思っていたのですが、見破っていましたか」


    苗木「セレスさんはいつも落ち着いているから、わかりにくかったけどね」


    セレス「まぁ、今回はあいさつ程度です……どうぞこのコースはクリアしてくださいまし」フフッ


    こまる「セレスさんはいったい何者なんですか?」


    セレス「わたくしのこの世界での正体はまたのお楽しみに……ということでお願いしますわ、それでは」シュン!!


    こまる「いっちゃったね……」


    苗木「狛枝クンといい正体不明の人が多いなぁ……」


    こまる「とにかく、次のコースに行こうよ!みんなが心配だし」


    苗木「ああ!!」




    セレス「さて、おばけやしきからは遠ざけることができましたわね……せっかく分断したんですもの、そう簡単に合流はさせませんわ」

  115. 126 : : 2015/05/27(水) 10:23:12

    ―まよいの森 おばけやしき―


    新月「うぅ……ここは?」


    モノミ「ここはおばけやしきのようでちゅね」


    新月「僕ひとりかと思ったけど、モノミが一緒だったか……よかったよ、他のコースには行けないみたいだし、おばけやしきに入ろうかな」


    モノミ「あのぅ、申し上げにくいのでちゅが……」


    新月「なんだ?」


    モノミ「あちしはヨッシーなので、おばけやしきには入れないんでちゅ……」


    新月「つまり僕一人ってことかよッ!!?」ガビーン!!


    モノミ「うぅ……申し訳ないでちゅ」


    新月「うぅ……一人でおばけやしきとか……仲間になった途端ついてないよ」ドヨーン…


    モノミ「が、頑張ってくだちゃい!!!あちしもお外から応援していまちゅ!!


    新月「ここでじっとしていても仕方ないし、先にいくしかないか……」ハァ…







    新月「うぅ……やっぱり中は暗いな……」


    新月「初めてのステージがおばけやしきとかついてないな……」


    新月「確かおばけやしきは道順を間違えるとループにはまってしまうんだったな……入りにくい道を選べば外に出られるはずだ」






    新月「やっぱりか……Pスイッチで現れる青いドアこそ真のルートだ!!」


    罪木「さすがクリアが早いですね!!」



    新月「ん?」

    罪木「ん?」


    新月「うわぁああああああああああ!!!?」ガビーン!!

    罪木「きゃあああああああああああああ!!?」ガビーン!!



    新月「いきなりびっくりさせるなよ!!」

    罪木「そっちこそ、急に大きな声出さないでくださいよぉ!!」


    新月「ところで、なんで手で顔をかくしてるんだ?」

    罪木「うぅ……あなたに見つめられてるからですよぉ」


    新月「え……なんでですか?」ドキッ…

    罪木「それは……」
  116. 127 : : 2015/05/27(水) 10:24:18

    モノクマ「まぁ罪木さんがテレサだからなんですけどもね」


    新月「うわぁ!?モノクマ!?」


    罪木「はい、テレサは目を合わせるとその場から動けませんから」




    テレサ:罪木蜜柑




    モノクマ「でも、マリオパーティとかのテレサは普通に正面から話せるけどね~」



    モノクマ「それよりも、罪木さんにドキドキしたことをモナカちゃんに言っちゃおうかな~」


    新月「や、やめてくれ~!!?」ガビーン!!


    モノクマ「うぷぷ……冗談ですよ」

    新月「まったく、心臓に悪いな……」



    罪木「あの……はやく後ろを向いてもらえると助かるのですが……」

    新月「ああ、ごめんなさい……」クルッ




    罪木「ありがとうございます!!これであなたを襲えます!!!!!」クワッ!!


    新月「うわぁああああ、そうだテレサは敵だった!!!」ガビーン!!



    罪木「うぅ……また見つめられてしまいました~!!」

    新月「くそっ!!一気ゴールに向かうぞ!!」クルッ




    罪木「待ってください~!!!!」ドドドドドド!!

    新月「速い!!!?」ガビーン!!



    モノクマ「罪木さん、いきいきしてるね~!!」


    罪木「ミイラ女とかよく呼ばれてたので、こういうのは得意です!!!」



    新月「さりげなく悲しい過去を語るんじゃない!!!」ガビーン!!






    新月「なんとか逃げ切ったか……」ゼェゼェ


    モノクマ「これでコース4への道が開けましたな!!」


    モノミ「お疲れ様でちゅ!!」


    新月「コース4か……おばけやしきにはもう1つルートがあるはずだよな?そっちはどこへつながってるんだ?」


    モノクマ「そっちはコース1だね、でもそっちは今はいけないよシロクマとクロクマたちが邪魔をしてくるからね」


    新月「あくまで僕たちを分断させようというわけか……」


    モノクマ「まぁ、この調子でコース4をクリアしちゃいなよ!!」


    新月「コース4もルートがふたつあったはずだな……他のみんなに会えるだろうか?」


  117. 128 : : 2015/08/11(火) 11:45:25

    ―まよいの森 コース2―


    苗木「ここは完全な水中ステージか」


    こまる「ウニラなんかのほぼ無敵な敵が邪魔してくるんだよね……」





    空木「ひ~ん!!助けてくださーい!!!!!」




    苗木「言子ちゃん!!?」ガビーン!!


    空木「ウニラのトゲにスカートがひっかかたんです!!助けてくださ~い!!!」



    こまる「今行くよ!!!!!」

    空木「いや~ん!!お姉さま!!助けて~!!!!!」




    モノクマ「あらあらしょうがないなぁ……服がやぶけたら大変だし、ゲームマスター権限で助けてあげるよ」


    空木「あっ、あなたはまにあってます♪」



    モノクマ「しどい!!?っていうか、結構余裕じゃねーか!!?」ガビーン!!


    空木「私はあくまでお姉さまに助けてもらいたいんです!!!クマはおよびじゃないんです!!」プンスカ




    モノクマ「露骨にいやらしいぞ!!?この小学生!!?」ガビーン!!


    こまる「これじゃ、わたし…空木さんを助けたくなくなっちゃうよ…」


    モノクマ「まともな小学生なんてダンガンロンパには数えるほどしかいないんだよ…」



    苗木「そもそも小学生キャラ自体が彼女たちしかいないってば!!」ガビーン!!







    空木「ふぅ……助かりました!!お姉さまに助けてもらうためにスタンバ……ゲフンゲフン……私怖かったですぅ!!お姉さま~!!!」ダキツキッ!!


    モノクマ(スタンバってたんだな……)


    こまる「ちょ!?言子ちゃん!!?」ビクッ!!!


    空木「ええのんか?ここがええのんか?」サワサワ



    こまる「あっ……そこは……やめっ……んっ……」ビクビクッ!!




    モノクマ「水中ステージだけに濡れ場があったとはな……」ホゥ…


    苗木「そんなことしてると、タイムがなくなるってば!!!」ガビーン!!






  118. 129 : : 2015/08/11(火) 11:49:51

    モノクマ「いやぁ…コース2は強敵でしたねぇ……」


    苗木「主に言子ちゃんのせいだと思うけどね……」


    空木「え~、カギも見つけたんだし、褒めてくれたっていいじゃないですか~」


    こまる「カギゴールか……これで最後のスイッチ宮殿に行けるね!!」


    苗木「青のブロックを出現させるスイッチか……ここで押しておかないとあとあと大変だしね」


    モノクマ「マリオワールドのいいところの1つは、この宮殿スイッチだよね……ゲームが苦手な人は押すだけでステージの難易度がぐっと楽になるし、逆にゲームに慣れている人は押さないことによって縛りプレイもできるからね!!」


    苗木「多くの人が遊べるようにという工夫の1つだね……まぁ実際に自分自身が体験することになるとは思わなかったけどね」






    こまる「それじゃあ、青いスイッチ宮殿にのりこめー^^」


    空木「わぁい^^」


    苗木「え、何そのノリ!!?」ビクッ!!





    こまる「さぁ、お兄ちゃんも!!」


    空木「セイ!!セイセイ!!!!」




    苗木「わ、わぁい……」




    こまる「声が小さい!!!!!」


    空木「もう一回!!!」




    苗木「そんなにこだわるほどのことなのかよ!!?」ガビーン!!



  119. 130 : : 2015/08/11(火) 11:53:34

    ―まよいの森のとりでまえ―


    蛇太郎「ボクちんだけ、いきなり難しい砦だなんて……やっぱりボクちんは嫌われてるんだね……うふふ」


    蛇太郎「しかも、ひとりぼっち……ボクちん、これからどうなっちゃうのかな?」






    狛枝「1人じゃないよ!!!」


    蛇太郎「え」


    狛枝「キミは1人じゃない!!」




    蛇太郎「なんで召使いのお兄さんがここに!!?」ガビーン!!


    狛枝「まぁ、なりゆきみたいなもんかな……ところでキミはとりでの中に入るのかな?」


    蛇太郎「え?う~ん、他にどこに行けばいいのかわからないし……」


    狛枝「けれど、ここはクリアしてもスターロードに出るだけだからね……モノクマにもまだ、スターロードは禁止されているんでしょ?」


    蛇太郎「そうらしいね……スターロードは離れたコースの行き来に便利なのに」


    狛枝「だから、ひみつコース1に行くといいよ、そっちなら誰かに会えると思うしね」


    蛇太郎「う~ん、そうするしかないみたいだね……」


    狛枝「さて、それじゃあ……ボクは砦の中に入ろうかな?」


    蛇太郎「え?なんのために?……ソーダの湖でもなんかしてたし……あっ……!!?」







    狛枝「気づいたみたいだね……そう、ボクは【スターロード】への入り口のステージだけに挑戦していたのさ……今までボクが現れたところは、【ドーナツへいやのかくれやしき】、【バニラドームのひみつコース1】、【ソーダの湖】、そして、この【迷いの森のとりで】……というわけさ」




    狛枝「【スターロード】への入り口は全部で5つ、最後の5つ目は【クッパ城】に自動的に開いているから、ここをクリアすれば、実質スターロードへの入り口を全て開いたことになるんだ!」






    蛇太郎「え、【スターロード】の入り口?」


    狛枝「え、気づいたんじゃなかったのかい!?」


    蛇太郎「単にマゾっ気があるだけかと思ってた、ソーダの湖でも溺れてたし」


    狛枝「そんなこと考えてたのかい!!?」ガビーン!!

  120. 132 : : 2015/08/11(火) 11:54:25

    蛇太郎「じゃあ、ボクちんは行くね……じゃあ、また」


    狛枝「え、ちょ、キミ……ボクは、マゾじゃ……」アセアセ…


    蛇太郎「大丈夫……みんなには内緒にしておくから」ポン


    狛枝「ちょ、肩に手をおくなよ!!?何、優しい目をしてるんだよ!!?違うよ!!?」ガビーン!!







    ヒューーーーーーーーーーーーーー!!!!




    狛枝「ん……これはもしや!!!?」


    ドカッ!!!!!


    狛枝「ウッ…」バッタリ…





    蛇太郎「ああ、誰かが宮殿のスイッチを押したんだね……それで、青いブロックが飛んできたのか……にしても……」


    狛枝「」チーン


    蛇太郎「やっぱり、素質はあると思うなぁ」

  121. 134 : : 2015/10/01(木) 04:32:39

    ―まよいの森 ひみつコース1―


    大門「やっとゴールに着いた!!」


    蛇太郎「大門くん!!」


    大門「おっ、蛇太郎か。よかった無事だったのか」


    蛇太郎「うん、なんとかね。ここは羽つきのブロックに乗って移動するコースだったのか」


    大門「落ちたら終わりだし、ずっと乗っているだけじゃ、パタパタたちが邪魔してくるから、避けながらで大変だったぜ」


    蛇太郎「でも、せっかくクリアしたところ申し訳ないんだけど、この先のとりでには行けないみたいなんだよね」


    大門「どうしてだ?」


    蛇太郎「スターロードに通じているかららしいよ?召使いさんはその道を開いてまわっていたみたい」


    大門「へぇ、そうだったのか。あちこちで会ったのには、そんな理由があったのか……。でも、なんでそんなことしてんだ?」





    蛇太郎「わかんない。暇だからじゃない?」


    大門「そうか、暇なのか!!納得だな!!」




    蛇太郎「それじゃあ、コース4のほうに行こうか。ひみつコース1をクリアしたから戻ることができるみたいだし」


    大門「そうだな」







    モノクマ「ツッコミがいないとこうなるのか……」






  122. 135 : : 2015/10/01(木) 04:33:48

    ―まよいの森 コース4―


    新月「ここはジュゲムの出てくるコースか……」


    新月「ここも通常ゴールとカギでのゴールの2つがあるみたいだな」


    モノミ「そうでちゅね、ここではあちしも活躍できまちゅ!!」


    新月「あっ、そうか……モノミもいたのか」


    モノミ「しどいっ!!忘れないでくだちゃい!!」ガビーン!!






    葉隠「ほらほら!!俺のパイポをくらうんだべ!!」


    新月「あれは葉隠さん?」





    ジュゲム:葉隠康比呂





    葉隠「ここでの俺はジュゲムだべ!!投げたパイポはとげとげのトゲゾーになるんだべ!!無敵だべ!!世紀末だべ!!」


    新月「ジュゲム、そしてコース4か……。せっかくだし、あれをためしてみようかな?」


    モノミ「あれって?」


    新月「ついてきて」


    葉隠「まつんだべ!!俺は雲にのって、上空から追いかけるんだべ!!」









    葉隠「くっそぉ!!さっきから投げてるのに全然あたらないんだべ!!」


    モノミ「ここに来たのはいいんでちゅが、何をするんでちゅか?」


    新月「ここにトゲゾーをためておくのにちょうどいい溝があるだろ?ここで待機していればジュゲムは勝手にトゲゾーを投げまくる。それをノコノコのこうらを投げ入れるんだ!すると……」


    モノミ「あ!!?」



  123. 136 : : 2015/10/01(木) 04:37:49




    1up!!


    1up!!


    1up!!


    1up!!




    モノミ「トゲゾーをこうらで倒すごとにスコアが増えていって無限1upしてるでちゅ!!こうらは溝の中をいったりきたりしているから、自動でトゲゾーを倒してくれてまちゅ!!」


    新月「連続で倒すことで、残機をお手軽に増やすことが出来るんだ。他の面でも別の方法でできるよ。マリオシリーズではおなじみの【無限増殖】ってやつだね」



    葉隠「あれ?もしかして俺っていいように使われてるだけ?」ポカーン…




    モノクマ「トゲゾー見てから、無限増殖余裕でしたwwwwww」


    葉隠「ちくしょー!!おぼえてろよぉ!!」ビューン!!




    モノミ「あっ、いなくなった」


    新月「もう十分稼がせてもらったしね、そろそろタイムもあるし先に進もうか」


    モノミ「ほぇ~、新月クンは賢いでちゅね」


    新月「そんなことないよ。こんなことは知っていれば誰だってできることなんだしね」


    モノミ「そんなふうに言わなくてもいいんでちゅよ。褒められたら素直に喜んでもいいんでちゅ!!」


    新月「そんなものなのか?」


    モノミ「そんなものなんでちゅ!!」


    新月「そっか……。じゃ、じゃあ褒めてくれてあ、ありがとうな」


    モノミ「うふふ、いい子いい子でちゅ」


    新月「ちょっと、子ども扱いはしないでくれよ!」


    モノミ「ありゃりゃ、つい……。気を悪くしたならごめんなちゃい……」ショボン…


    新月「いや、いいよ……。そんなに落ちこまなくても」アセアセ…


    新月(それにしても……褒められたのって、なんか久しぶりだな)


    新月(こんなことぐらいでも褒めてくれたり、一緒になって喜んでくれたりするんだな……)







    大門「おいィ!!新月ゥ!!」


    新月「大門と蛇太郎か」


    蛇太郎「無事だったみたいだね」



    モノミ「ミナサンも無事でよかったでちゅ」


    大門「あとは、苗木兄ちゃんとこまる姉ちゃんと言子か」




    モノミ「そろそろ森の出口に近付いてきまちたね!!コース3を経て、城の方へ向かいまちょう!!」

  124. 137 : : 2015/11/03(火) 05:36:26

    ―まよいの森 コース3―


    モノミ「ふぇぇ……。広いところでちゅねぇ」


    新月「はぐれないようにしないとな」


    大門「なぁ、新月。なんかさっきから視線を感じるんだけど……」


    新月「そうか?僕は感じないが……」






    澪田「来たっすね!!」


    大門「あっ、パンツ丸見えの姉ちゃん!!」


    新月「おい!!大門!!ハレンチだぞ!!」カオマッカ…


    蛇太郎「新月くん、むっつりだなぁ~。部屋にエッチな本隠してるのしってるんだよ~?」


    新月「あれは僕の本じゃないッ!!」ガビーン!!




    ボムへい:澪田唯吹




    モノミ「ボムへい系の敵は澪田さんというわけでちゅか」


    蛇太郎「あの人、泡の中にいるね?つかまってるのかなぁ?」


    澪田「そうじゃないっすよ。この空中を漂う泡は、モノミたちが近づくと割れて中の敵がみんなに襲いかかるようになってるんすよ!!」



    新月「なら、近づかないようにすれば……といいたいところだが、ルートはこれだけだから、避けては通れないってことか」


    澪田「その通りっす!!タイミングを間違えると……やられちゃうぜ?」



    大門「泡以外はザコ敵なんだろ?さっさと近づいて泡から出してから倒そうぜ!!」




    モノミ「いえ、ここはあちしにまかせてください!!」


    蛇太郎「モノミ?」


    澪田「はて、どうするんすか?」



    モノミ「こうするんでちゅ!!」ゴクリッ!!



    澪田「げげぇ!!?泡ごと他のボムへいがモノミに食べられちゃった!!」


    新月「そうか!!ヨッシーなら泡の状態でも食べることによって始末できるんだ!」


    澪田「こなくそ~!!!だったら、爆発に巻き込んでやるっす!!」


    澪田「爆発マデ……あと10秒……」



    大門「気をつけろ!!あの姉ちゃんのカウントダウンは信用ならないぞ!!」


    澪田(ふっふっふ……今度は何秒目で爆発しようかな?)



    蛇太郎「爆発前は動けないみたいだし、普通に無視して先に進もうか」


    新月「そうだな」


    澪田「ちょ!!無視とかひどいっすよ!!」ガビーン!!






    澪田「あ゛あ゛、一人で爆発寂しいっす!!」



    ドッカーン!!









    新月「さて、ゴール前だけど、まよいの森から出てコクッパの城に行くには、カギでゴールするルートが正しいんだ」


    蛇太郎「まよいの森はカギでのゴールほうが正解ってパターンが多いね」


    新月「カギと鍵穴は土管の先にある!行くぞ!」


    大門「う~ん、やっぱし、なんか視線を感じるんだよなぁ」


    新月「まだ言ってるのか?さっさと行くぞ」


    大門「ああ、ちょっと待ってくれよ!」









    セレス「ふふ……、そう簡単にこの森からは出しませんわ。ねぇ、塔和灰慈さん?」


    灰慈「ああ、わかってるよ。城へは苗木たちが行った。あいつらの向かう先は別のところだ」


    セレス「それでは、お願いしますね」


    灰慈「ああ」




  125. 138 : : 2015/11/03(火) 05:37:33

    ―まよいの森 しろ―


    苗木「なんとか森の外に出られたね」


    こまる「でも、大門くんたちには会えなかったね?先に行っちゃったのかなぁ?」


    空木「いえ、城が攻略されていないということは、まだ森の中なんでしょう」


    苗木「それなら、先にこの城を攻略してしまおうか」


    こまる「そうだね。でも、ここのコクッパはいったい誰なんだろう?」


    空木「もう、希望の戦士もモナカちゃんしかいませんしねぇ……」


    苗木「まぁ、行けばわかるよ」







    苗木「うわ!!?動くブロック床か!!」


    モノクマ「落ちたら基本的に詰みだよ!!頑張ってね!!」


    空木「天井も床もトゲだらけですか……」


    こまる「ブロック床はかなり複雑な動きをするから、いつでも動きを合わせられるように注意しないとね!!」


    モノクマ「ここで幾人ものマリオたちが敗れていったんだろうな……」


    苗木「そういうこというのやめろよ!!」ガビーン!!











    苗木「よしっ!!着いたぞ!!」


    空木「えらいところですね……」ボロボロ…


    こまる「伸び縮みする床の前方に炎を吐くクッパ像……。完全に殺しにかかってるよね」


    苗木「それじゃあ、ボスの扉をあけるぞ!!」


    空木「せっかくだから、私はこの赤の扉を選びます!」


    苗木「いや、扉一つしかないよ!!?」ガビーン!!



  126. 139 : : 2015/11/03(火) 05:40:20


    ???「待っていたよ」


    こまる「お、おぬしは……!!?」


    苗木「お、おぬし!?」







    五月雨「こんにちは、はじめましての人もいるかな?」




    ロイ:五月雨結




    モノクマ「ダンガンロンパ霧切の主役とも言える、五月雨さんですね!!」


    苗木「五月雨さんがロイだったのか……」




    五月雨「うっさいボケ……」ボソッ




    苗木「え!?今、ボクうっさいボケって言われた!?」


    こまる「うん、言われた」


    空木「言われましたね」



    五月雨「わたしの霧切ちゃんをたぶらかしてるそうじゃないキミィ!!」


    苗木「たぶらかしてないです!!」ガビーン!!





    こまる「ところでなんで五月雨さんがロイなんですか?」


    五月雨「いい質問だね……。それじゃあクイズにしようか。なんでだと思う?」


    空木「わかりました!!名前が似てるからです!!」


    五月雨「正解!!」


    こまる「なるほど、結(ゆい)とロイのひびきが似ているからか……」



    五月雨「さて、これは小手調べだよ!ここでは何問かクイズを出すからね!!答えられたら、この城はクリアってことで!」


    苗木「もはやロイの戦い方無視だね……」


    五月雨「うっさいボケ……」ボソッ


    苗木「なんでボクにだけ辛らつなんですか!!?」ガビーン!!




    五月雨「それじゃあ、第一問!!マリオで代表的なザコ敵のクリボー、とある食べ物がモデルになってるんだけど、それは何かな?」



    五月雨「モニターの前のみんなも考えてみてね!!」


    苗木「モニターの前のみんなって誰ですか!?」


    五月雨「うっさいボケ……」ボソッ


    苗木「ああぁ……からみづらいよぉ……」



  127. 140 : : 2015/12/19(土) 00:14:24


    空木「わかりました!!むいてある栗です!!」


    五月雨「ブブーッ!!それは違うよ!!」


    空木「えぇ~、じゃあ、むいてない栗ですか……?」


    五月雨「言っておくけど、栗じゃないよ?」







    苗木「答えはしいたけだね」


    五月雨「正解です……」チッ…


    苗木「いい加減にしてくれませんか!!?」ガビーン!!





    五月雨「クリボーは元々キノコ王国の城を守る兵士だったんだけど、王国がクッパに襲われたときに、その多くがクッパ軍団に寝返ったらしいよ。だから、見た目は栗みたいだけど、モデルはキノコなんだね」



    五月雨「ちなみに、クリタケというキノコがあるから、それがクリボーのモデルとい説もあったんだけど、公式でクリボーはしいたけがモデルであるという発言があったので、しいたけが正しいんだね」



    こまる「クリタケの方がクリボーにも似ているように見えますね……」



    モノクマ「クリボーは《スーパーマリオブラザーズ》が初出だけど、そのゲームの中で最後に作られたザコ敵らしいよ。最初に戦う敵がノコノコだと少し強いから、一番弱い敵として作りだされたんだね」







    五月雨「それじゃあ、第2問!!」



    五月雨「クッパ七人衆と呼ばれている七人は兄弟ですが、長男と末っ子をそれぞれ誰でしょうか!!」



    苗木「コクッパは、イギー・モートン・レミー・ルドウィック・ロイ・ウェンディ・ラリーだね」


    こまる「長男ってことは、少なくとも紅一点であるウェンディは違うんだよね」



    空木「けっこう、問題のレベルが高いですね……」


  128. 141 : : 2015/12/19(土) 00:15:15



    五月雨「さて、わかるかな?」




    苗木「長男がルドウィックで、末っ子はラリーだね」


    五月雨「……じゃあ、次の問題に行こうか」



    苗木「ちょっと!!正解かどうかぐらい言ってくださいってば!!」ガビーン!!



    五月雨「うん、正解です。公式でわかっているのは、長男と末っ子だけで、あとのコクッパたちの順番は正確にはわかっていないんだよね。」


    五月雨「ちなみに、コクッパ初登場は《スーパーマリオブラザーズ3》だよ。この、《スーパーマリオワールド》でもコクッパはクッパの子どもとして扱われていたんだけど、最近じゃクッパJr.が出てきたことによって、ただのクッパの部下として扱われているようになったんだ」




    こまる「へぇ、そうだったんですね」




    モノクマ「《マリオカート8》や、WiiUと3DSの《大乱闘スマッシュブラザーズ》にも出演しているし、最近出番がかなり増えているようだね。最新作の《マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX》では、初めてセリフがついて、キャラづけなんかも明確になってきたんだよ」



    空木「まさか、最新作の話題がここで出てくるとは……」





    五月雨「さて、第3問!!」


    五月雨「マリオの名字はなんでしょうか!!」



    五月雨「ちなみに、次から、間違えると苗木君にダメージがいきます!!」



    苗木「なんで、ボクばっかり!!?」ガビーン!!


  129. 142 : : 2015/12/19(土) 00:15:57







    こまる「マリオの名字はマリオだね」


    五月雨「あれ、もっと悩むかと思ったんだけどなぁ」





    こまる「だって、>>5でモノクマが言ってたしね」


    苗木「そういえば、冒頭でそんな会話があったなぁ……」


    五月雨「そうそう、ハリウッドの映画ではマリオのフルネームはマリオ・マリオだったんだけど、公式でマリオの名字はマリオって明言されたんだよね」


    モノクマ「まぁ、【マリオブラザーズ】なんだから、名字がマリオじゃないとおかしいって理由でそうなったんだろうね」






    五月雨「さて、第4問!!」


    こまる「ちなみにあと何問あるんですか?」



    五月雨「出そうと思えばいくらでも出せる」


    こまる「えぇ……(困惑)」


    五月雨「うそうそ、全部で5問だから、後2つで終わりだね」


    五月雨「マリオの初出演作品は《ドンキーコング》だけど、その頃はまだマリオって呼ばれていませんでした。さて、その頃はなんて呼ばれていたのでしょうか!!」



    空木「うぅ……、問題がマニアックすぎますよぅ……」





  130. 143 : : 2015/12/19(土) 00:18:44


    苗木「うーん、さすがに難しいな……」


    空木「ヒントはないんですか!?」




    五月雨「ヒントは、マリオはジャンプができる」


    苗木「そ、そんなのがヒントなんですか……?」





    空木「わかりました!!ジャンプするからジャンプマンです!!」


    こまる「さすがにそれは単純すぎない?」





    五月雨「正解!!」


    苗木・こまる「「なにぃ!!?」」



    五月雨「そうその通り、最初はジャンプマンって名前だったんだよね。そのあとの《ドンキーコングJr.》で、初めてマリオって名前がついたんだよ。ちなみに、《ドンキーコングJr.》では、ドンキーコングJr.が主役で、マリオは悪役なんだよね」


    空木「え、マリオ悪役なんですか!?」


    五月雨「初代の《ドンキーコング》でマリオは、恋人をさらったドンキーコングをつかまえるんだけど、《ドンキーコングJr.》は、つかまった父親を助けるためにマリオに立ち向かうっていうお話なんだよね」


    モノクマ「立場が変われば、ヒーローも悪役になるってことだね!」


    こまる「そんなに深い話だったとは……」





    五月雨「さて、最終問題!!」


    五月雨「これに不正解だと、城の最初からやりなおしね☆」


    空木「えぇ!!?」


    苗木「さっきから、ちょくちょくこっちに不利な要素付け足すのやめてくださいよ!!」ガビーン!!


    五月雨「うっさいボケ……」ボソッ…





    苗木「もう、いいです……(諦め)」


    モノクマ「クイズ番組特有のガバガバな展開いいぞ!!」
  131. 144 : : 2015/12/20(日) 14:27:24






    五月雨「マリオはヒゲに帽子が有名なキャラクターですが、なぜそのようなデザインになったのでしょうか?」






    苗木「え!?」


    こまる「さすが最終問題だけあって、難しい……」


    五月雨「さぁ、早く答えないと、周りの壁がだんだんとせまってくるよ!!」


    苗木「唐突にロイとの戦いの要素出さないでくれますか!?」ガビーン!!


    空木「ロイは、モートンと同じ戦い方なんですけど……、壁がせまってきて、だんだんとフィールドが狭くなっていく点が違うんですよね」




    五月雨「さて、わかるかな~?」



    苗木「どうしよう……、本当にわからないよ!」


    こまる「うぅ……、お兄ちゃんもわからないの!?」


    空木「このままじゃ、まずいですよ!!」




    五月雨「さぁ、押しつぶされて……、城の最初からやりなおしになってしまえ!!」





    苗木(くっ……、ここで諦めてたまるか……。前向きなのがボクの取り柄なんだ……!!後ろ向きな考え方をしちゃダメだ……!!)




    苗木(ん?前向き……、後ろ向き……?)





    苗木「そうか、わかったぞ!!」




  132. 145 : : 2015/12/20(日) 14:28:40






    五月雨「なにぃ!?」





    苗木「マリオがヒゲと帽子な理由、それは……!!プレイヤーに前を向いているか、後ろを向いているかわかりやすくするためだ!!」ビシッ!!





    五月雨「ぐぁああああああああああああああ!!!!!!!」ドッカーン!!



    空木「ば、爆発した!!?」ガビーン!!





    五月雨「見事……、正解だよ!!」


    モノクマ「クイズ回特有の、強引な正解へのたどり着きいいぞ!!」





    五月雨「今と違って、昔はドット絵だったからね。帽子やヒゲがないと、マリオがどっちを向いているかわかりにくかったんだ。だからこそ、帽子とヒゲがついたんだね……」



    苗木「よかった……。なんとか正解したよ」




    五月雨「ふふっ、苗木君。今まで意地悪してごめんね」


    苗木「い、いえ……そんな……」


    五月雨「あなたになら、霧切ちゃんを任せてもいいわね……」


    苗木「え……それは……(困惑)」


    五月雨「なによ!!霧切ちゃんに不満でもあるの!!?」


    苗木「い、いや……、その……」




    空木(あるとは言えないんでしょうねぇ……)


    こまる(霧切さん、お兄ちゃんが絡むとバイオレンスだからなぁ……)




    五月雨「くっ、やはりまだまだ確かめる必要があるみたいだね!!苗木君!!次は負けないよ!!」


    苗木「え!?次があるんですか!?」


    五月雨「いずれ、またどこかでね!では、さらばだ!!」シュン!!






    苗木「うぅ……、また、こんなことがあるのか……」


    こまる「ま、まぁ……。とりあえず、城クリアってことで!!」


    空木「そうですね。大門くんたちとまだ合流できてはいませんが、いよいよチョコレー島への道が開きましたね!!」


    苗木「チョコレー島を超えれば、いよいよクッパ城か!!」


    こまる「だんだんと終わりが見えてきたね!!」


    苗木「けれど、狛枝クンやセレスさんみたいなこの世界で正体のわからない人物もいる。用心しなくてはね」




    モノクマ「さぁ、みんな……、江ノ島大王から十神姫を救うために進むのだ!!」


    苗木「そういや、ヒロインは十神クンだったよ!?」ガビーン!!




    【まよいの森】クリア!!




  133. 146 : : 2016/05/28(土) 10:05:24





    一方、そのころ……





    蛇太郎「まよいの森のステージのルートはだいたい攻略できたかな?」


    大門「ん?でも、まだ森の外の砦に入っていないぞ?」



    新月「いや、攻略済みのようだ。これはスーファミ版だから、一度クリアしたこの砦にはもう入れないな」



    大門「苗木の兄ちゃんか姉ちゃんがクリアしたのかな?」


    モノミ「あれ、蛇太郎クンか大門クンのどちらかが攻略したんじゃないんでちゅか?」


    蛇太郎「いや、ボクちんたちじゃないよ?あっ、もしかしたら召使いの人かも」


    モノミ「えっと……、狛枝クンのことでちゅか?」


    蛇太郎「なんか、スターロードを開くのが目的だったみたい。そう発言したあと、ブロックに当たって気絶したけれど」


    モノミ「えぇ!!?大丈夫なんでちゅか!!?」ガビーン!!


    蛇太郎「大丈夫、あの青いブロックで最後だしね。もう、宮殿のスイッチはないよ」


    モノミ「あ、あれ?そう言う問題なんでちゅか……?」



    新月「なるほどな。あの人が現れた場所はスターロードへの入り口があるステージばかりだったな。しかし、モノクマが禁止していたスターロードをなぜあの人が開いているのだろう?」


    大門「とりあえず、せっかくスターロードにいけるようになってるんだし、のぞくだけのぞいてみようぜ!!」ビューン!!


    新月「オイ、ちょっと待てよ!!罠の可能性も……!!」


    蛇太郎「いっちゃったね」


    新月「……ったく、一人にしないほうがいいか。僕たちも後に続こう」


    モノミ「はいでちゅ!」








    セレス「あら、彼らがチョコレーとうに向かおうとしたら、足止めするつもりでしたのに……。すんなり、スターロードへ向かっていきましたね?」


    灰慈「手間が省けていいじゃねーか」


    狛枝「やぁ、お疲れ様」


    セレス「お疲れ様です」


    灰慈「無事に、道は開けたようだな」


    狛枝「まぁ、無事じゃないんだけれどね。主に後頭部のあたりとか……」


    セレス「ブロックがすべて後頭部に当たるとは、さすがは狛枝さんですわね」





    モノクマ「なるほど、キミたちが裏でいろいろやってたわけね」


    狛枝「やぁ、モノクマ」


    モノクマ「ボクじゃなくって、他のゲームマスターの協力による行動というわけか……」



    灰慈「このゲームはコース数の分岐がとても多い。スターロードも一応隠し要素のひとつだから、おまえが最初は禁止するのもわかるが……」


    セレス「そろそろ向かってもいいのではないですか?」


    モノクマ「クッパ城まで直行されないように止めていたんだけれどなぁ」


    セレス「えぇ、わたくしたちもクッパ城まで彼らを向かわせるつもりはございません」


    モノクマ「……というと、キミたちの目的はスターロードの攻略、そして【あの場所】への誘導か」


    灰慈「苗木たちのチームにはチョコレーとうの攻略を進めてもらっておいてくれ。こちらのほうは俺たち3人がお相手しよう」


    モノクマ「なるほど、ようやくキミたちの配役が見えてきたよ」


    セレス「ええ、少々彼らには厳しい試練かもしれませんが、完全クリアを目指すのであれば避けては通れない道……」




    狛枝「本気でお相手するよ。【スターロード】そして、【スペシャルゾーン】でね!!」




  134. 147 : : 2016/05/28(土) 10:07:21

    【クッパ城】


    江ノ島「ほ~ん、チームの半分がスターロードへと向かったか……」


    モナカ「あのメンバーではたして攻略できるのかなぁ」


    江ノ島「慣れれば難しくはないが、用意されたステージの中にはマリオワールド最高難易度のステージもある」


    モナカ「なかなか見ものだね。高みの見物といこっかなぁ」


    江ノ島「さて、そろそろ、あっちのほうでも出番だし……、行くことにするか」


    モナカ「えぇ~。もういっちゃうの?十神さんも、ちょくちょくいなくなるし、つまんな~い!!」



    江ノ島「まぁ、十神もアタシも別世界でも重要ポジだからなぁ。モノクマやモノミたちと違って、身体がひとつしかない身としては、なかなかハードなスケジュールだぜ」


    江ノ島「それでも、主役かつ他の役割も兼任しているやつのほうが大変そうだけどな」


    モナカ「舞園さんや、霧切さんだね。この世界にはまだ来たことないけれど……」


    江ノ島「いや、たぶん一番大変なのは苗木だな。奴は、他の世界だと泥棒だったり、3つに分かれたりして大変だぜ」


    モナカ「え、どういうことなの!!?」ガビーン!!


    江ノ島「あれだな、主役業に専念できたの日向と左右田ぐらいだな。あいつらはもうゲームをクリアして今は準備中だけど……」


    モナカ「日向さんと左右田さんはもうクリアしたんだ」


    江ノ島「ステージ数だけでいえば、少ない部類に入るからな。まぁ、その分、奴らには別の試練が待ってるっぽいが」


    モナカ「ふ~ん、まだ新しい世界が増えるんだ」


    江ノ島「ま、あくまで予定は未定ってやつらしいがな……」



    江ノ島「それじゃあ、アタシは王女様の相手があるんで、これで失礼するぜ!」シュン!!


    モナカ「うん、またねぇ!」
  135. 148 : : 2021/08/09(月) 22:19:37
    なんか、腐川が、十神助けてそう

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tady310

無達

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