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アルミン「この世界に終止符を」

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  1. 1 : : 2014/09/26(金) 23:00:28
    アルミン「」

    アルミン「(くらくらする…)」

    クリスタ「大好きなの。」

    アルミン「(クリスタの声?僕は何をして…)」

    クリスタ「私と付き合ってくれるんでしょ?」

    アルミン「(何を言って…!?)」

    アルミン「う、ん…」

    アルミン「(僕は…クリスタと付き合ってしまったのか…?)」

    クリスタ「おやすみ」ニコッ

    アルミン「(その一言で僕は眠りについた)」
  2. 2 : : 2014/09/26(金) 23:02:56
    チュン チュン

    アルミン「(何日かたったであろう。僕は目覚めた)」

    アルミン「(頭が痛い。何も思い出せない)」

    アルミン「(あ、そうだ。アニの…所にいかないと…)」

    アルミン「(足取りが重い…行きたくはない…)」

    アルミン「(でも、仕方ない。行こう)」
  3. 3 : : 2014/09/26(金) 23:12:05
    カツーン カツーン

    アルミン「(長い。いったいどこまで続いてるんだ)」

    カツーン

    アルミン「(!アニだ…)」

    アルミン「(そこには分厚い、氷みたいなもので包まれた、アニの姿があった)」

    アニ「」

    アルミン「ねぇ、アニ」

    アルミン「アニは…やっぱり、人類の敵なの?」

    アルミン「僕は…君が好きだったんだよ…」

    アルミン「いや、今でも好きだ。」

    アルミン「少しでも僕に気があるなら…出てきてくれないか?」

    アルミン「(その時)」

    ピキッ パキッ

    アニ「」パリンッ

    フラッ

    アルミン「アニ…!」ダキ

    アニ「…ルミン……、かい……?」

    アルミン「うん…そうだよ。僕は、アルミンアルレルトだ。」

    アニ「ふ…よかっ、た…また会えた…」

    アルミン「…起きたところ、悪いんだけどね。」

    アルミン「君は、人類の味方かい?」

    アニ「当たり前じゃないか…私は…私たちは、あやつられていたんだよ…獣の巨人にさ…」

  4. 4 : : 2014/09/27(土) 16:55:09
    アルミン「獣の、巨人?」

    アニ「あぁ…私が知ってること、全て言うから…許してくれるかい…?」

    アルミン「正直、それは分からない」

    アルミン「巨人を恨む人は許さないだろうね…操られてたとしても…」

    アニ「アンタは…信じてくれるかい?」

    アルミン「勿論だよ、アニ…」ギュッ

    アルミン「(僕より小柄な彼女を抱き締めたとき、初めてアニが震えていたことに気づいた)」

    アニ「…」グスッ

    アルミン「」ポンポン
  5. 5 : : 2014/09/27(土) 17:10:57
    き・た・い★
    頑張って下さい
  6. 6 : : 2014/09/27(土) 17:26:51
    アルミン「じゃあ、教えてくれるかい?」

    アニ「あぁ…実は…」

    アルミン「(アニが教えてくれたことは想像を絶する程、残酷だった)」


    アニ「――私のお父さんは…獣の巨人に騙されている…」

    アニ「君達にお爺さん、つまりお父さんのお父さんが居ないのは、壁内の人類に滅ぼされたからだって…」

    アニ「壁内の人類とお祖父さんが戦って戦って、お祖父さんが負けた…って。」

    アニ「君達はその、生き残りだって…」

    アニ「私も最初は信じてた…けど、変わっていく大人を見るたびに、違うんじゃないか、と思い始めた…」

    アニ「ライナーと、ベルトルトも一緒。」

    アニ「アンタなら気が付いてるだろうと思ってね」

    アルミン「…うん」

    アニ「それで…ある日、私たちは嘘だと、獣の巨人に言った」

    アニ「そしたらね」

    アニ「無理矢理、捕らえられた…」

  7. 7 : : 2014/09/28(日) 11:11:53
    >>5
    ありがとうございます!!

    何か段々変になってるんですよね…
  8. 8 : : 2014/09/28(日) 11:38:01
    アニ「最後に、眠る前に見たのは…狂ったお父さんが…私のうでに…」

    アニ「注射を、してた…」

    アニ「そこからは…私の意思は飛んでいってしまった…」

    アニ「ずっと…殺したくなんかなかった。人類は…いい人だって分かってた…」

    アルミン「(エレンと、同じ…意思は飛んでないけど)」

    アニ「馬鹿だよね、お祖父さんは獣の巨人が殺したのに」

    アニ「皆、覚えてないんだから…」

    アルミン「そっか…」

    アニ「あぁ…こう見えても私、昔はもっと明るかったんだよ」

    アニ「多分、操られた時の気持ちが暗くさせたんだと思う」

    アニ「少しでも躊躇なく殺せるように…」

    アニ「だから私は…とんでもない罪を犯してしまった…もう、戻れない…」

    アニ「だから…っ!?」

    アルミン「(気がつくと僕は、彼女を抱き締めていた)」

    アニ「ちょ、ちょっと…//」

    アルミン「アニ…(アニが、可哀想で…何故こうも、世界は残酷なんだろう。そう思った)」

    アルミン「(考えてみれば、彼女は嘘を隠せるような人ではなかった)」

    アルミン「(じっくり彼女を見ている人なら、気がつくと思うけど、そうでない人はただの無表情女、位としか思って居ないだろう)」

    アルミン「(ふと見せる優しい顔、子猫を見つけたときの柔らかい笑顔)」

    アルミン「(そういう一面を見て、僕は彼女を好きになったんだ)」

    アルミン「(決して僕達に笑顔を見せることはなかったけどね。)」

    アルミン「(そんな彼女の見せる、追い詰められているような表情。)」

    アルミン「(気がついていながら、訓練が忙しいんだと、君に声をかけられなかった)」

    アルミン「(最低だよね、僕。)」
  9. 9 : : 2014/09/28(日) 14:40:43
    アニ「アンタ…どうかした?」

    アルミン「っ…なんでも、ないよ」ニコッ…

    アニ「そうかい…。アンタは…いや、何でもない」

    アニ「(アンタは…優しい。普通なら…女型が目の前にいるから、殺そうと思うはずなのに)」

    アルミン「?そっか」ニコッ

    アニ「…ありがとう…」

    アルミン「うん。でさ、提案なんだけど…」
  10. 10 : : 2014/09/28(日) 14:42:58
    続きです
    http://www.ssnote.net/archives/24491
  11. 11 : : 2014/09/28(日) 17:02:53
    アルアニだぁ!!
  12. 12 : : 2014/09/28(日) 22:38:57
    >>11
    そうなんです!でもアルミンはクリスタと付き合ってしまって…
  13. 13 : : 2014/10/04(土) 07:17:20
    続きがとても気になる展開ですね(^^)

    応援しています!
  14. 14 : : 2014/10/04(土) 20:40:09
    めぐさん、ありがとうございます!続きは亀更新だと思うので…ゴメンナサイ

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