『うんこ』


朝の食堂に

大層大きく立派なうんこが

横たわっておりました。


大層大きく立派なうんこですので

臭いも大層強かったとそうです。


その為

訓練生達は朝食もまだだというのに

1人、また1人と食堂を去って行きました。


残ったのは

サシャという名の芋女

只1人でありました。


ですので、教官は

サシャか悪さをしたものと思い

死ぬまで外を走れと命令なさいました。


しかし

この悪事を働いたのはフーバーでした。


彼は大層立派なうんこを

みんなに見て貰いたかったのですが

臭いのせいで長く見てもらうことが叶わず

ひとり枕を涙で濡らしたのでした。