研究室来客用2
143
-
- 1 : 2014/10/26(日) 18:47:38 :
- うん
-
- 2 : 2014/10/26(日) 18:50:36 :
- あ、これ甘夏用な
-
- 3 : 2014/10/26(日) 18:55:27 :
- 落ちてしまう!
30分後来る
-
- 4 : 2014/10/26(日) 19:00:24 :
- ありがとう!(≧∇≦)頑張って書く!
-
- 5 : 2014/10/26(日) 19:03:05 :
- さぁて…どうしよっかな……
シリアス…ギャグ…恋愛?
-
- 6 : 2014/10/26(日) 19:06:05 :
- 因みに俺はシリアス書いた
-
- 7 : 2014/10/26(日) 19:15:30 :
- 恋愛ってシリーズ難しくね?
ぱっと思い付くのは、
オムニバスにするか、何人も落としてたくさん落とした方が勝ちの大会にしたり...?
-
- 8 : 2014/10/26(日) 19:16:11 :
- ギャグもむずいか...
センスが必要な上にネタが尽きると死ぬ
-
- 9 : 2014/10/26(日) 19:19:19 :
- シリーズ作ったことない…いまのシリーズも消す予定………
-
- 10 : 2014/10/26(日) 19:20:44 :
- バンドとかどうかな!?
-
- 11 : 2014/10/26(日) 19:20:46 :
- 設定さえ作ればわりとほいほい進む
-
- 12 : 2014/10/26(日) 19:20:58 :
- きゃーー!!いいかも!
-
- 13 : 2014/10/26(日) 19:21:03 :
- あり
-
- 14 : 2014/10/26(日) 19:21:18 :
- >>11 アドバイスありがとうござんす!
-
- 15 : 2014/10/26(日) 19:22:51 :
- うーん…まず主人公どないしよ…
バンドやりそうな人……
あ、進撃にする予定
-
- 16 : 2014/10/26(日) 19:24:00 :
- ガールズバンドがいいな〜♪( ´▽`)
あ、軽音部にしてしまおうか……
やばいおもいついたら止まらん!!
-
- 17 : 2014/10/26(日) 19:24:28 :
- 進撃でもいいんだけど、別に進撃じゃなくてもよくね?
っていうシリーズは低評価だったと思う
あれだったらオリジナルで行けば?
-
- 18 : 2014/10/26(日) 19:25:50 :
- そっか……そうだよね……
勝手に好きに書いて投稿するわけじゃないもんね……
うーん…自分主人公にすると低評価?
-
- 19 : 2014/10/26(日) 19:26:36 :
- >>18 多分それは平気
-
- 20 : 2014/10/26(日) 19:27:16 :
- そっか…よし、やってみよう!
あらすじここに書いたら怒る?
-
- 21 : 2014/10/26(日) 19:28:18 :
- いや寧ろその為のスレ
どんどん提案入れるけどいい?
-
- 22 : 2014/10/26(日) 19:29:18 :
- ありがたいですー!(≧∇≦)
ちなみに何と呼べばいいですか?
師匠でいいですか…!?
-
- 23 : 2014/10/26(日) 19:31:03 :
- れんさでお願いします
-
- 24 : 2014/10/26(日) 19:42:31 :
- あらすじ制作中かな?
頑張っ♪
-
- 25 : 2014/10/26(日) 19:48:32 :
- れんささん!ありがとうございます!!(≧∇≦)
-
- 26 : 2014/10/26(日) 19:51:50 :
- あれなら歌を作曲するのもいいかも!
-
- 27 : 2014/10/26(日) 19:52:06 :
- 間違えた... 作詞だ
-
- 28 : 2014/10/26(日) 19:54:11 :
- あと質問!!プロローグとかってあった方がいい?それとも、ない方が?
-
- 29 : 2014/10/26(日) 19:54:46 :
- 恥ずかしいけど…前に毎日のように詩作ってた……////////中二病か…////////
-
- 30 : 2014/10/26(日) 19:55:18 :
- どちらでもいいと思うけど...
やりやすいのはどっち?
>>29 それ使える
-
- 31 : 2014/10/26(日) 19:55:50 :
- うーん…書いてみて、判断してください!!
-
- 32 : 2014/10/26(日) 19:56:25 :
- おk
-
- 33 : 2014/10/26(日) 20:00:06 :
- プロローグあり
高校生活もあと半年。
卒業したら、もうひとりぼっち。
それまでに何か、爪跡を付けたいな。
今までの青春を、
今までの全てを、
綴った爪跡を……
-
- 34 : 2014/10/26(日) 20:01:30 :
- 悪くない
なしの場合は?
-
- 35 : 2014/10/26(日) 20:14:01 :
- プロローグなし
菜津「ねぇ!!バンド組まない!!?」
私は親友の麻里に言う。
麻里「えぇ…?もう菜津ってば、最近そればっか!!」
菜津「うぅ…」
確かに正論だ。
だってこれを聞くの、38回目だもん…
麻里「ウチらだってもうすぐ大人なんだから、現実を見るべきだと思うな。」
菜津「…」
そうだけど……
この青春に終止符を打つんだよ?
何かこう…記念っていうか……
菜津「逆に…」
菜津「夢を見られなくなる前に、見ておきたくない?」
大人になったら、現実しか見られなくなる……
その前に…
麻里「…私たちはもう子供じゃない。」
菜津「え…?」
麻里「もう私は、夢を見られない…」
思い詰めた麻里の顔は、
きっと一生忘れられないと思う。
-
- 36 : 2014/10/26(日) 20:14:51 :
- あれ ?なんだかんだ言ってこれもプロローグの気がしてきた…
-
- 37 : 2014/10/26(日) 20:16:05 :
- これって全部一人称でシリーズ書く?
-
- 38 : 2014/10/26(日) 20:16:23 :
- どっちもプロローグっちゃプロローグ
-
- 39 : 2014/10/26(日) 20:18:51 :
- >>37あ、うん…そうしようかと思ってる…
-
- 40 : 2014/10/26(日) 20:19:05 :
- ダメかな…
-
- 41 : 2014/10/26(日) 20:20:16 :
- >>39 成る程...
神の視点は苦手?
その方が表現の幅は広がる
一人称でもいいとは思うけど
-
- 42 : 2014/10/26(日) 20:27:36 :
- あぁー…そんな手があるのか……
-
- 43 : 2014/10/26(日) 20:27:55 :
- 私…一人称しか書いたことなかった…
-
- 44 : 2014/10/26(日) 20:29:33 :
- 例として俺が>>35神の視点で書いてみよっか?
俺もあんまり得意じゃないが...
-
- 45 : 2014/10/26(日) 20:30:26 :
- お願いします!
-
- 46 : 2014/10/26(日) 20:31:08 :
- おk
-
- 47 : 2014/10/26(日) 20:42:27 :
「ねぇ!!麻里!!バンド組まない!!?」
菜津の声が教室に響き渡る。
「えぇ…?もう菜津ってば、最近そればっか!!」
しかし、その頼みはすぐに断られた上に、しつこい的ニュアンスの言葉を受ける。
「うぅ…」
しつこい、と思われるのも仕方がないだろう。
この質問は38回目なのだから...
「ウチらだってもうすぐ大人なんだから、現実を見るべきだと思うな。」
麻里は菜津に冷たい現実を突き付ける。
菜津はそれに反抗することができなかった。
__________そうだけど……
この青春に終止符を打つんだよ?
何かこう…記念っていうか……__________
菜津は静かに口を開く。
「逆に…」
「ん?」
「夢を見られなくなる前に、見ておきたくない?」
__________大人になったら、現実しか見られなくなる……
その前に…__________
そう思い、言葉を発する菜津だったが...
「…私たちはもう子供じゃない。」
待っていたのは、麻里の冷たい言葉だった。
「え…?」
困惑の色を浮かべる菜津に麻里が畳み掛ける
「もう私は、夢を見られない…」
その思い詰めた彼女の顔は、
菜津の心に深く焼き付いた。
一生忘れないんじゃないかと、思う程に......
-
- 48 : 2014/10/26(日) 20:44:43 :
- 神様…(O_O)
-
- 49 : 2014/10/26(日) 20:45:46 :
- コピペしよ
-
- 50 : 2014/10/26(日) 20:47:49 :
- 神ではないです
視点変更の際は___などを使うと良い
コピペってあなた...
-
- 51 : 2014/10/26(日) 20:48:12 :
- 参考程度にしてくれると嬉しい
-
- 52 : 2014/10/26(日) 20:49:09 :
- そのー、まっすぐな線はどうやって出すの?
-
- 53 : 2014/10/26(日) 20:50:47 :
- アンダーバー連打して変換したらできると思うけど...
ーーーーーー←これでもいいのよ?
-
- 54 : 2014/10/26(日) 20:51:38 :
- ______
きたぁぁぁぁ!!!
やり方分かった!!
-
- 55 : 2014/10/26(日) 20:52:47 :
- うぅぅん…私に神の視点書ける気がしない……
-
- 56 : 2014/10/26(日) 20:54:00 :
- どうしても無理なら一人称でもいいのよ?
取り敢えず試しに書いてみよっか♪
-
- 57 : 2014/10/26(日) 20:56:41 :
- うん…
-
- 58 : 2014/10/26(日) 20:57:56 :
- 見て覚えるより、やって覚えた方が速いしね♪
-
- 59 : 2014/10/26(日) 21:01:49 :
- じゃあ、>>47を参考に、同じとこ書いてみます。
-
- 60 : 2014/10/26(日) 21:14:52 :
- 書いてみて無理に感じたら一人称でいいのよ?
正直、5日で神の視点極めるのは難しいし、自分の好きな方で書いてね
今日のところは落ちる
明日まとめて評価するから続きどんどん書いていいよ
ノシ
-
- 61 : 2014/10/26(日) 21:23:43 :
「ねぇ麻里!!バンド組まない!?」
菜津は、身を乗り出しつつ麻里に言う。
「えぇ…?もう菜津ってば最近そればっか!!」
麻里は菜津をうっとおしがるように、乗り出した菜津の身体を椅子に戻した。
「うぅ…」
何ていったってこの質問は、もう38回目。
さすがの麻里もお手上げ状態だ。
「ウチらだってもうすぐ大人なんだから、もっと現実を見るべきだと思うな。」
思いふけった様子を見せた麻里に、菜津は思う。
_____そうだけど…
この青春に終止符を打つんだよ?
何かその…記念っていうか_____
菜津は口を開く。
「逆に……」
麻里は菜津を見る。
「夢がみられなくなる前に、見ておきたくない?」
_________大人になったら、現実しか見られなくなる…
その前に……_________
「私たちはもう子供じゃない。」
「え…?」
思わず顔がゆがむ菜津。
それでも麻里はためらわない。
「もう私は……」
「夢を見られない………」
思い詰めた彼女の顔は、菜津の心に深く刻まれた。
一生忘れられないほど、
深く、深く………
-
- 62 : 2014/10/26(日) 21:51:19 :
- 正直に言おう...
超上手い
続きどんどん書いていいよ
-
- 63 : 2014/10/26(日) 21:53:36 :
- とんでもないライバルを勧誘してしまった...
-
- 64 : 2014/10/26(日) 22:20:02 :
- 正直に言おう。
れんさ師匠に褒められて嬉し過ぎ。
ありがとうございます(≧∇≦)
頑張ります!キリッ
-
- 65 : 2014/10/26(日) 23:31:46 :
- これ俺必要なくね?←
-
- 66 : 2014/10/27(月) 00:15:30 :
- こっちも(゜ロ゜)
-
- 67 : 2014/10/27(月) 00:22:41 :
- 読んでみる
「やべぇ…これ…えっ?スゴくない?」
アドバイス考える
「一気にシリアスいきましたね、しかし、指摘する部分はありません、素晴らしいと思います、この調子で頑張ってください」
-
- 68 : 2014/10/27(月) 17:43:25 :
- ごめんなさい、プロローグとエピローグは神の視点で書くけど、その他はキツイかも……
もう夕暮れ時。
真っ赤に焼けた西の空を横目に、私はふらふらとよろつきながら歩く。
私は深く息を吸う。
♪…もっともっと、一緒にいたい…
そう思うのは私だけなのかな…♪
大好きな曲『空色ハート』を、
私は口ずさみながら歩く。
♪…夢を見続けることは…
…絶対ダメなことかな…♪
バンドを始めたい理由は色々だけど、
空色ハートに心を奪われたっていうのも
理由のひとつだ。
♪…そんなの分からないけど…
…歩き出さなきゃ何も始まらない…♪
この歌詞が、私たち三年生にピッタリで
私はこの曲が大好きだ。
いつかこの曲を、演奏してみたいな。
って、ずっと前から思ってた。
大好きな友だちと一緒に、
大好きな曲を………
麻里に何かあったのは確かだ。
前はあんなじゃなかった。
何か抱え込んでる顔をしていた。
10年近く一緒にいたんだから、
そんなのすぐ分かる。
明日聞いてみよう。
もう、願望は捨てて、
麻里と正面から向き合いたい。
もう一回、
「私はあなたの味方だよ?」って
言ってあげるんだ。
-
- 69 : 2014/10/27(月) 17:59:33 :
- 甘夏上手すぎ(O_O)
-
- 70 : 2014/10/27(月) 18:28:51 :
- チビハンジちゃんのやつ見て(ペトラ曰く)失望したって顔になってた。
-
- 71 : 2014/10/27(月) 18:29:57 :
- Σ( ̄ロ ̄lll)←失望した顔
-
- 72 : 2014/10/27(月) 18:45:57 :
- 過去にも味方だよって言ったという示唆…?
-
- 73 : 2014/10/27(月) 18:56:44 :
- 視点は統一した方がいいとおも
一人称でいくなら冒頭も一人称
-
- 74 : 2014/10/27(月) 18:57:09 :
- もう一回?
伏線か
-
- 75 : 2014/10/27(月) 19:49:56 :
- はい、じゃあ慣れた一人称で…9
-
- 76 : 2014/10/27(月) 19:50:23 :
- もう一回はナシで…9
-
- 77 : 2014/10/28(火) 20:28:35 :
- その前に何か入れたいなぁ…
-
- 78 : 2014/10/28(火) 20:35:21 :
私はただ、音楽が大好きなだけの高3女子。
特に何の特徴もない、ごくごくフツーの女子だ。
だけど、たまぁに思うんだ。
大人になりたくないって。
大人になったら、
好きなことをしていられなくなるって、
みんな言ってる。
本当にそうなのかな?
よくわかんないけど、
本当なら絶対嫌だ。
もっともっと、このままがいい。
もっともっと、ずっと、
夢見てたい………
-
- 79 : 2014/10/28(火) 20:49:07 :
……ジャカジャカジャカジャカ……
私の部屋に、ギターの弦を弾く音が鳴り響く。
……ジャカジャカジャカジャカ……
口にはキャンディ、右手にはピック、
左手にはギターのネック。
ヘッドホンを耳に当て、自分の奏でる音に耳を澄ます。
極上の癒しタイムだ……!
これは毎日の日課で、
疲れを癒してくれる、私にとって最も楽しい時間だ。
ヘッドホンを外して首にかける。
そしてベッドに倒れこんだ。
なんて素晴らしいひととき…!
好きなことを好きなだけしていられる時って、最高に幸せだよ……
ずっと続けばいいのに……
-
- 80 : 2014/10/28(火) 21:13:18 :
- ピルルルルッ、
携帯が鳴る。
「はい、もしもーし」
『あ、菜津?」
「う、うん!」
電話の向こうから聞こえてくる声は、親友の麻里のものだ。
『…?あぁっ、もしかしてまたギター弾いてたの!?もう、勉強くらいしなよ…』
「えへへ……」
麻里は凄くしっかり者で、いつも私のことを気にかけてくれてる。
友達は多い方だけど、その中でもなんか、特別というか……
とにかく、私は麻里が大好きだ。
あっ、そうだ!
「麻里、来週の土曜日、空いてる?」
久しぶりに遊ばないかと誘おう。
『え?…来週は、無理…かな…』
「そっか、残念…」
少しの沈黙が続く。
そういえば、先週も断られたっけ…
『じゃあ、また明日!』
「う、うん!!」
電話をきる。
なんか、空気が重かったな……
態度も不自然だった……
まぁ、気のせいかな。
-
- 81 : 2014/10/28(火) 22:39:10 :
「ふぁぁ……」
大口開けて、あくび一つ。
まだ重い瞼をこすりつつ、朝日の差し込む廊下を歩く。
まったく…朝から廊下ではしゃぐとか、
元気よすぎだよ……
教室の戸を引く。
「おはよー…」
「あっ、菜津おはよー!」
皆が口々に挨拶してくる。
「ねぇ菜津!昨日のテレビ見た!?もう最高だよ〜あの歌手!」
「うん、見た見た!良かったよね〜」
実はずっとギター弾いてて見てないけどね………
「菜津、おはよう」
この落ち着いた声。
よく聞き慣れてて、大好きな声。
「麻里!おはよ!」
誰よりも大きい声で、挨拶をした。
「もう、声大きいってば!!菜津は〜」
周りの子も一緒に笑う。
なぁんだ、
やっぱりいつもと変わらないじゃん。
私が心配し過ぎだったかな?
「麻里も昨日のあれ見た〜?」
「うん、見たよー!」
何も変わりない。
今日もいつも通りの一日で
本当に嬉しい…
-
- 82 : 2014/10/31(金) 17:03:03 :
- うわーん、れんさんたすけてー!!
名前忘れてゴメンナサイ!許してください!!
-
- 83 : 2014/10/31(金) 17:12:21 :
キーンコーン
カーンコーン……
鳴り響くチャイムが、授業終了を告げる。
「あー…疲れたぁ……」
ぐだぐだと机に崩れる私。
それに対して、斜め前の席の麻里は…
背筋をぴんと伸ばし、鞄に教材を詰めていた。
「麻里〜、疲れないの〜?」
私は麻里の肩をツンツンとつつく。
「そりゃ疲れたわよ〜…」
麻里も机に突っ伏した。
「だよねぇ…」
-
- 84 : 2014/10/31(金) 18:07:33 :
- 取り敢えず次回に回した方がいいかも...
間に合わないでしょ、多分
次回までにより高レベルに持っていこう
-
- 85 : 2014/10/31(金) 18:32:30 :
「あっ、そうだ!」
鞄にアレを入れて来てたの忘れてた!
「どうしたの?菜津、」
鞄をごそごそと漁る私を、麻里は不思議そうに見つめる。
「……お!!あったあった!!」
「?」
手にそれを掴み、麻里の顔の前で堂々と掲げた。
「じゃーん!ウォークマン!!」
「うわぁ〜!いいなぁーっ!!」
昔、お母さんにおねだりしたけど、大きくなったら自分で買いなさい、ってよく言われたものだ。
「この前買ったんだ〜♪」
「へぇーっ!聞かせて聞かせて!!」
イヤホンを片方ずつ、それぞれの耳につける。
「じゃあ再生するよ!」
「うん!」
カチカチとボタンを押し、ある曲のところで指を止める。
そして、再生ボタンを押した。
♪………♪
♪………♪
曲がなり始める。
♪…空を見上げて 手を握りしめて__
__思いっきり叫んだあの空を__
__砂を蹴飛ばして 水飛沫あげて__
__飛び込んでいったあの海を__
__一緒に笑った 一緒に泣いた__
__君のことを 僕は_____
____大好きさ…♪
やっぱりこの歌好きだなぁ……
何だか照れくさいけど、
これは私から麻里への、
素直な気持ちだ…
ちゃんと伝わるかな?
ずっとずっと、親友でいよう、って。
-
- 86 : 2014/10/31(金) 18:54:09 :
「…」
麻里は黙りこくる。
どうだろ…伝わったのかな?
ブチッ……
「…え……?」
突然、音が途絶える。
どうやら、ウォークマン本体からイヤホンが抜けてしまったらしい。
そしてイヤホンのコードは
麻里が握っていた。
麻里は殺気立て、歯を噛み締めている。
「…麻里…?どうしたの…?」
「……て…」
何かボソッと呟く。
「…え?」
「もうやめて…!…」
思いもよらない言葉だった。
「…なんで…?」
「…もう、私たちは子供じゃない。」
「いつまでも現実離れした夢ばっか、見ていられないの……」
「…っ…」
どうして…?
ただ、大好きって言いたかっただけなのに………
麻里は俯いたまま、こっちを見ない。
「…麻里…」
「…大人になって夢を見られなくなる前に、見ておきたいって思わない…?」
大人になっちゃったら、現実しか見られなくなる………
その前に……
麻里が静かに口を開く。
「……私はもう、夢をみられない……」
すごく小さな声だった。
だけど、私の耳にはしっかり聞こえた。
ガタンッ……
麻里は鞄を肩にかけ、椅子から立ち上がる。
そのまま教室を出ていった。
引き止めることもしなかった。
彼女の思い詰めた表情に、
身体が強張ったから……
-
- 87 : 2014/10/31(金) 18:54:58 :
- でも出来る限り頑張る!
-
- 88 : 2014/10/31(金) 19:01:51 :
- 頑張ってね!
-
- 89 : 2014/10/31(金) 19:10:08 :
もう夕暮れ時。
真っ赤に焼けた西の空を横目に、私はふらふらとよろつきながら歩く。
私は深く息を吸う。
♪…もっともっと、一緒にいたい…
そう思うのは私だけなのかな…♪
さっき麻里に聞かせてあげた曲のサビを口ずさむ私。
♪…夢を見続けることは…
…絶対ダメなことかな…♪
頬を涙が伝う。
♪…そんなの分からないけど…
…歩き出さなきゃ何も始まらない…♪
いつかこの曲を、演奏してみたいな。
って、ずっと前から思ってた。
大好きな友だちと一緒に、
大好きな曲を………
麻里に何かあったのは確かだ。
前はあんなじゃなかった。
何か抱え込んでる顔をしていた。
10年近く一緒にいたんだから、
そんなのすぐ分かる。
明日聞いてみよう。
麻里とは正面から向き合いたい。
「私はあなたの味方だよ?」って
言ってあげたい……
-
- 90 : 2014/10/31(金) 19:10:59 :
- いちあず師匠!ありがとう!!(≧∇≦)
-
- 91 : 2014/10/31(金) 19:44:02 :
朝はうんざりだ……
おまけに今日は麻里と話せないと思うと、非常に気が重い……
教室の戸をひく。
「おはよう〜…」
いつも通り、ぶっきらぼうに挨拶をする。
「菜津おはよー!」
「おはよー…」
教室を見渡すけど、まだ麻里の姿はなかった。
もしかして、学校来ないかな…
-
- 92 : 2014/10/31(金) 20:04:29 :
- 朝はうんざりっていう表現に違和を感じた
-
- 93 : 2014/10/31(金) 20:13:34 :
ガララッ
教室の扉が開く音がして、反射的に振り向く。
そこには、昨日から表情が変わっていない麻里の姿があった。
話しかけなきゃ…
うじうじしてたって何も変わらない…!
しかし自分の思うように身体が動いてくれない……
早く話しかけないと、どんどん2人の間が空いちゃうって分かってる…
なのに何処かで、これ以上仲を崩したくないって思ってる自分がいる。
覚悟を決めろよ私…!
キーンコーン
カーンコーン……
教室にチャイムが鳴り響く。
結局私は、麻里に話し掛けられずに、自分の弱さを悔やんだ。
-
- 94 : 2014/10/31(金) 20:14:21 :
いちあずさん指摘ありがとうございます!!変えておきます
-
- 95 : 2014/10/31(金) 20:46:26 :
誰もいなくなった教室に、真っ赤な夕陽が差し込む。
教室にある机も椅子も本棚も、
みんな真っ赤に染まっている。
だけど私の心はブルーだ。
何にもできなかった。
タイミングを伺うとかじゃない。
ただただ私が臆病だから、何もできなかったんだ……
親友として、最低だな、私。
麻里はあんなに辛そうにしてるのに、
私は何もしてあげられなかった……
ウォークマンを手に取り、イヤホンを耳に付けて、電源を入れる。
あの曲のところで、また指は止まった。
♪……♪
♪……♪
楽しそうなイントロが流れる。
いつだって笑顔にしてくれるこの曲は、
今日に限り、より一層心に靄をかけた。
頬に熱い涙が伝う。
ただ、大好きって言いたかっただけなのに…
麻里を傷つけちゃった………
もう、なんなんだろうな……
夢を見るって…なんなんだろ……
ガラッ…
教室の扉が開く。
やばい、泣いてるとこ見られるかな…
慌てて制服の袖で涙を拭った。
「…菜津……」
「っ……!!!!」
この落ち着いた声……
よく聞き慣れた声……
驚きで声も出ない。
「…麻里!!!」
-
- 96 : 2014/10/31(金) 21:00:24 :
どうしよう…
心の準備も何もしてなかったから、何を言っていいのかもわからない…
また傷つけたらどうしよう……
ううん、思ったままを言ってみる…
きっと今はそれしかない…!
-
- 97 : 2014/10/31(金) 21:10:03 :
「…その、麻里……!」
「…」
歯が震えて上手く喋れない……
「…何かあったんなら、教えて欲しい。」
「…」
それが私の本心。
それ以外の何でもない。
-
- 98 : 2014/10/31(金) 21:12:59 :
「…さっきは本当にごめんなさい…」
を入れておいてください!
-
- 99 : 2014/10/31(金) 21:21:54 :
- ٩(๑>∀<๑)۶♥Fight♥
-
- 100 : 2014/10/31(金) 21:26:27 :
「…」
怖い…
何を言われるかわからない……
麻里が口を開く。
「…お父さんが……」
「…卒業したら、引っ越すって、言ってたんだ……」
引っ越す……?
ポロッ
ポロッ……
麻里の下の床に、小さな水たまりができる。
「…アメリカに…引っ越すって……!」
忘れていたけど、麻里のうちはお金持ちで、小さいころにいろんな国を転々と引越して来たらしい。
やっと日本で安定した生活が出来るようになり、引越しはしなくなったと聞いていたけど……
「…もぅ、会えなくなっちゃう…!
卒業したら…もぅ、二度と…!!」
顔を上げた麻里の目からは、涙が絶え間無く流れ続ける。
「…そんなことって…」
信じられない……
あと半年で、私は麻里と会えなくなる…
ずっと一緒だった麻里と、
会えなくなるときが来る……
-
- 101 : 2014/10/31(金) 21:28:17 :
- なんて悲しい話だ…(T-T)
-
- 102 : 2014/10/31(金) 21:32:46 :
「…麻里…嘘だよね!?」
「嘘じゃないよ…!」
「やだ!!そんなの絶対嘘だッ!!!!!」
「私だってやだよ!!!!」
なんで………
麻里と会えないなんて………
やだ………
「….これはきっと…夢だ……」
「…悪い…夢だッ!!!!」
「菜津…
「夢だ夢だ夢だッ!!!!!!!」
「菜津!!!!!!」
はっとする。
何を言ったって現実は現実……
夢は都合良く見られないことだってあるんだ…………
「…菜津………」
二人のすすり泣く音だけが、虚しく教室に響いている………
-
- 103 : 2014/10/31(金) 21:37:53 :
- 泣いちまったぜ
-
- 104 : 2014/10/31(金) 21:44:12 :
麻里が、私の顔を見てにこりと笑う。
「…菜津…私…最後に夢が見たいよ…」
「…麻里……」
もうこれは、
どうにもならないんだって、
麻里の顔を見て感じる。
「…うん…」
あと半年……
「…一緒に夢みようよ……!」
どうなるかなんて誰にもわからない…
「菜津…バンド結成だよ…!!」
「OK麻里!!」
だけど、精いっぱい、
君と笑いあっていたい…
-
- 105 : 2014/10/31(金) 21:44:57 :
- あ、どこか最初の方に、バンドをやろうと誘うシーンを入れようと思います。
-
- 106 : 2014/10/31(金) 21:45:13 :
- 頑張れ〜!( ̄▽ ̄)!
-
- 107 : 2014/10/31(金) 21:46:58 :
- 心情の変化がこれまたいいですね
-
- 108 : 2014/10/31(金) 21:48:37 :
>>80 「あー、ギター大好き!!麻里!バンド組もうよ!!」
「菜津…最近そればっかり…私だって暇じゃないんだよ…」
-
- 109 : 2014/10/31(金) 21:49:26 :
- いちあずさん…!妹…!毎回コメントありがとう…!おかげでがんばれます…!!
-
- 110 : 2014/10/31(金) 21:53:02 :
- 頑張ってね!
-
- 111 : 2014/10/31(金) 21:56:30 :
- ちなみにスレ建ては?
-
- 112 : 2014/10/31(金) 22:10:38 :
翌日…
皆が帰った後、教室で話す二人。
昨日いっぱい泣いたからか、麻里と私の目はパンパンに腫れている。
「私はもちろんギター!!」
「うーん…私は…ピアノひけるしキーボードかな…」
あと半年ってわかっていても、不思議と胸は軽かった。
「あとはドラムとベース…」
最低あと二人必要だ。
「その辺は何とかするとして…」
麻里のこんな笑顔見るのも久しぶりかもしれないな。
「菜津、バンド名は?」
「…考えた末に、決めました!!」
「今日から私たちは…」
「clash girlsだよ!!」
お互いにぶつかり合ったってへっちゃらな二人にちなんだ名前。
私は気に入ってる。
「私たちにぴったりだね!」
「いくぜ!!clash girls!!」
「「おーっ!!!!」」
大きくハイタッチ。
パチンと音がする。
どんなに離れたって、私たちは繋がってるんだよ!!
これはもう口に出さなかった。
だって、
きっと麻里もそう思っているから____
-
- 113 : 2014/10/31(金) 22:11:15 :
-
- 114 : 2014/10/31(金) 22:12:14 :
- 第一話「clash girls!! ~結成~」終わり
-
- 115 : 2014/10/31(金) 22:13:03 :
- ( ̄▽ ̄)b
-
- 116 : 2014/10/31(金) 22:13:56 :
- おわったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!よし、スレ立てようと思いますが、どうかアドバイスをーー!!!!
-
- 117 : 2014/10/31(金) 22:40:42 :
- Clash girls!! がスレタイなら、第一話はそのあとにした方がいいかと個人的に
-
- 118 : 2014/10/31(金) 22:41:27 :
- もう建っていたw
期待です
-
- 119 : 2014/10/31(金) 22:49:17 :
- じゃあ変更する
-
- 120 : 2014/10/31(金) 22:49:56 :
- はぁ、一安心…
-
- 121 : 2014/10/31(金) 22:50:00 :
- マジですか!!個人的なものだから別に大丈夫よ!?
-
- 122 : 2014/10/31(金) 22:50:24 :
- お疲れ様!
-
- 123 : 2014/10/31(金) 22:52:55 :
- 乙乙
下書きと本番で大分変わってて驚いた
俺超えしないでよぉぉ!!
手伝うとか言って抜かれるって、俺馬鹿じゃん!!
-
- 124 : 2014/10/31(金) 22:54:08 :
- ふっ…ごめんれんさん、これ泣けるね(T-T)
-
- 125 : 2014/10/31(金) 22:54:58 :
- 色んな意味で泣ける←
-
- 126 : 2014/10/31(金) 22:55:14 :
- ホントそれ(T-T)
-
- 127 : 2014/10/31(金) 22:57:27 :
- もう俺プロデューサーとして出世しようかな...←
-
- 128 : 2014/10/31(金) 22:58:27 :
- お、おう…がんばれ!
-
- 129 : 2014/10/31(金) 22:59:53 :
- 俺は持ち前の不幸スキルで自分より才能あるものを見つける天才だからな...
プロデューサー向き←
取り敢えず甘夏は貼ってきな
-
- 130 : 2014/10/31(金) 23:01:43 :
- 僕…実は神なんだよね!←
すでに貼りにいったよ彼女はw
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- 131 : 2014/11/01(土) 00:40:22 :
- うぅ…泣いていいですか?
-
- 132 : 2014/11/01(土) 06:33:38 :
- 5
5
だった…
-
- 133 : 2014/11/01(土) 06:34:11 :
- 行間開け過ぎって言われたのと、良くも悪くもない、並、と言われた。
-
- 134 : 2014/11/01(土) 06:35:13 :
- そっかぁ……
でもいい経験になったのでは
-
- 135 : 2014/11/01(土) 07:52:31 :
- 5 5ならまだ希望はある
-
- 136 : 2014/11/01(土) 07:58:06 :
- 甘夏凄い…
-
- 137 : 2014/11/01(土) 08:00:28 :
- 因みに誰の審査だった?
まあ一番手ならムーブかな?
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- 138 : 2014/11/01(土) 20:40:35 :
- うん、ムーブさん。
で、べる子さんが6、7
如月さんが5、3だった…
計…31?
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- 139 : 2014/11/01(土) 21:14:51 :
- あと二人いるし50は行けるんじゃない?
あ、けどケツヤロウは結構辛いか...
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- 140 : 2014/11/02(日) 04:51:08 :
- 落ちました……9位で53点…惜しかったらしい…….
-
- 141 : 2014/11/02(日) 04:52:01 :
- ケツヤロウさんは、4、6だった…
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- 142 : 2014/11/02(日) 07:20:47 :
- いやけど審査員の過半数は支援してくれてるからホントに惜しかったよ
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- 143 : 2014/11/03(月) 14:54:37 :
- れんさんの言うとおり流せばよかったな…
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