【風邪は不治の病】日向「超高校級に好きだ！」罪木「ふぇ！？」

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1 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 00:48:45

作者：風邪は不治の病

作品名：日向「超高校級に好きだ！」罪木「ふぇ！？」
カテゴリ：ダンガンロンパ
タグ：日向,罪木

2016/10/18時点
ページビュー：18061
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2 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 00:51:10

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1 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 13:05:15
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罪木好きを公言している割には罪木ss書いてないなぁと言うことで書いていきます。
よろしくお願いします。

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2 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 13:11:47
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日向「………」

罪木「ー！」ﾀｯﾀｯ

日向「逃げられちゃった…」

狛枝「日向くんは告白の仕方も予備学科だね…」

日向「うわっ！見てたのか！」ﾋﾞｸｯ

狛枝「たまたま通りかかってね…これもある種の幸運かな？」

日向「くそ…よりにもよって狛枝に見られるなんて…」

狛枝「まぁまぁ、僕が協力してあげるからさ…そんな怒らないでよ」

日向「いやその理屈はおかしい」

狛枝「ふふっ。同じクラスでしかも幸運な僕だよ？君みたいな予備学科よりは役に立つと思うけど」

日向「………何が望みだ」

狛枝「僕はただ君の中に希望を感じただけだよ」

日向「…そうか。ならよろしくたのむ」

狛枝「そう来なくっちゃ！」

日向「それで、何か案があるのか？」

狛枝「ふふ…まぁ見ててよ」

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3 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 13:18:03
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〈食堂〉

ざわざわ…がやがや…

狛枝「居たよ…罪木さん」

日向「おいおい、こんな人目につく所で何するんだよ？」

狛枝「まったくわかってないなぁ予備学科は」

日向「よ、予備学科ばかにするなよ…受かるの難しいんだぞ…」

狛枝「な、涙目にならないでよ日向くん…」

狛枝「ほら、罪木さんは向こうの席で西園寺さんと小泉さん、澪田さんと談笑してるね」

日向「そうだな」

狛枝「こういう時はチャンスだよ。素の会話を盗み聴きできるんだ」

日向「確かにその通りだ！」

狛枝「これで好きなモノとか…とにかく色々なモノを聴いてリベンジだ！」

日向「やったぜ！」

狛枝「この花村くんと左右田くんが協力して作った盗聴器もあるしね」

日向「準備万端だな…！」

狛枝「ふふふ、じゃあ聴くよ」
3 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 00:52:24

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4 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 13:25:51
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西園寺『なんか今日、いつにも増してゲロブタじゃなーい？』

罪木『ふぇっ！？そ、そんなことないですぅ！いつも通りゲロブタですぅ…』

小泉『ちょ、ちょっと！やめなさいって！』

澪田『なんだか顔も赤いっす！これはひょっとしてー……風邪っすか！？』

罪木『そ、そう言えば心臓もドキドキしてますぅ…』

西園寺『はぁー？保健委員が自分の体調管理も出来ないのー？』

罪木『す、すみませぇん！』

小泉『大丈夫？お薬あるよ？』

罪木『へ、平気です…けど、フラフラしますぅ…』

澪田『ちょ、ちょっと本格的にまずくないすか？』

罪木『へ……平気で……』

罪木『ふゅぅ…』ﾊﾞﾀﾝ！

日向「！」

小泉『きゃっ！すごい熱！』

澪田『だ、誰かー！ヘルプ！』

狛枝「ほら！予備学科チャンス！」

日向「よ、よし！」ｶﾞﾀｯ

ーーーーーーーーーー

日向「どうしたどうした！」

澪田「あっ、創ちゃん！ちょうどよかったっす！」

西園寺「ゲロブタ重くて持ち上がんないの！保健室に運んで！」

罪木「うーん…うーん…」

日向「だ、大丈夫か！？すぐ運ぶからな！」ｸﾞｲｯ

澪田「おぉ！お姫様だっこっす！」

小泉「ほら！走る走る！」

日向「う、うおぉー！」ﾀﾞｯ

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5 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 13:36:37
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小泉「もう行った？」

狛枝「うん、お疲れさま」

澪田「くぅー！他人の恋は見ててムカムカするっす！」

西園寺「だいたいなんで罪木は逃げちゃったの！？せっかく両想いだったのに！」

小泉「うーん…まぁ色々あるんだよ」

澪田「日寄子ちゃんにはまだちーと早いっすね！」

西園寺「」ﾑｯ

狛枝「……とにかく、これであの２人の希望は輝くね！」

狛枝「あぁっ！ゾクゾクするよ！」

澪田「まぁともかく唯吹達も保健室前でスタンバイっす！」

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6 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 13:45:28
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〈保健室〉

日向「…………」

罪木「…………ん…」

日向「！　目が覚めたか！」

罪木「…ここは……」

日向「保健室だ。それより大丈夫か？熱があったみたいだけど」

罪木「……いえ、本当は熱なんてないんです」

日向「え？」

澪田（わー！なんでばらしちゃうんすか！）

西園寺（あーもう！なんてじれったいのクソビッチは！）

日向「それって…どういう…」

罪木「日向さんと、２人でお話したいことがあったんです」

日向「………！」

小泉（ちょ！そしたらさっき逃げたの明らかにおかしいでしょ！）

狛枝（こ、これを乗り越えた先にある希望が楽しみだよ！）

罪木「そ、その……」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

日向「………///」

罪木「ふ、ふゅぅ…///」ｶｧｧ

日向「…！顔が赤いぞ？やっぱり熱なんじゃ…　罪木「ち、違いますぅ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

日向「………」

罪木「………///」

澪田（うきゃー！この歯がゆさ日本一！いや世界一！）

罪木「そ、その…さっきのって…」

日向「！」
4 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 00:54:29

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7 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 17:08:59
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罪木「いやっ、あ、あの…」

日向「………罪木」

罪木「は、はいぃ！」

日向「俺…やっぱりお前のことが…」

澪田（………）

狛枝（希望希望希望）

西園寺（ファッキンゲロブタファッキンゲロブタ）

小泉（………）

日向「好きだ！罪木「うゅぅー！」ﾀﾞｯ

ｶﾞﾗｯ　ﾋﾟｼｬﾝ！

ﾀｯﾀｯﾀｯ……

日向「………また逃げられた」

日向「や、やっぱり俺が予備学科だからか…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

ｶﾞﾗｯ

日向「………」

日向「お前らそこで何してんだよ…」

澪田「は、創ちゃん…」

狛枝「いやぁたまたま通りかかったら罪木さんが走って行ってね…びっくりしたよ」

小泉（ナイスカバーだよ）

西園寺「聞いてないからね！聞いてなかったからね！」

澪田「そうっす！聞いてねぇっす！」

小泉（台無し！）

狛枝「お、落ち着いて日向くん。これにはマリアナ海溝より深い事情が…」

日向「へぇ…じゃあ教えてもらおうかな」

西園寺（やばいよお兄ぃ怒ってるよ！鬼ぃだよ！）ﾋｿﾋｿ

澪田（ひ、ひぃー！どうするっすか！？）ﾋｿﾋｿ

小泉「あ、あのね！私たちは…その…」

日向「……？」

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8 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 17:22:23
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───────────

〈日向個室〉

日向「罪木に頼まれた！？」

小泉「うん。騙しててごめんね」

狛枝「僕たちは罪木さんに頼まれて…どうにか交際に発展する方向に仕向けようとしてたんだ」

日向「じゃあこの前罪木のパンツが見えたときも…」

西園寺「下から風を浴びせてたんだ！」

日向「急に抱きつかれた時も…」

澪田「後ろから押したっす！」

狛枝（結構過激なことしてるな…）

日向「で、でも！それならどうして罪木は逃げるんだ！？」

小泉「……こればっかりは、蜜柑ちゃん本人がどうにかしなきゃね」

日向「どういうことだよ…」

狛枝「彼女はその性格から、あまり恵まれた環境に居なかったってことは知ってるよね？」

日向「おう…」

狛枝「それが大きいんだよ。きっと、日向くんのことが好きでも、心から信用できないんだ」

狛枝「……裏切られるのが怖いのかもね」

日向「………」

小泉「日向は男の子でしょ？やっぱり、男の子からビシッと…」

日向「結構ビシッと言ってるつもりだけどな…」

澪田「うーん…心から信用されること…」

西園寺「あ！」

一同「！」

西園寺「そうだ！それならこの前ソニア姉に教えてもらったことなんだけど……」

日向「……？」

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9 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 17:49:47
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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

罪木（放課後ですね…今日はお家に帰る日ですぅ）

〈校門〉

罪木「はぁ…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

罪木（また、逃げちゃいました…）

罪木（日向さんは信用できるのに……）

罪木（信用できるって、わかってるのに！）

━━━━━━━━━━

男『好きだよ、蜜柑』

罪木『わ、私もです…。私、こんな幸せでいいんでしょうか…』

男『おう、俺は蜜柑のためならなんでもできるぜ？』

男『だから蜜柑も、俺のためならなんでもできるよな？』

罪木『は、はい…！』

ーーーーーーーーーー

罪木『え……こんなところでですか？』

男『脱げねーのかよ。何でもできるって言ったろ？』

罪木『嫌…です…すみませぇん…』

男『てめぇ！』ｶﾞｯ！

罪木『ひっ！や、やめてくださいぃ！』

男『何でもできるとかいいやがって！騙したな
！』ｶﾞｯ！ｶﾞｯ！

━━━━━━━━━━

罪木（日向さんは、あの人とは…違います）

罪木（………私……）

━━━━━━━━━━
5 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 00:56:54

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10 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 19:21:44
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駅までの道を１人で歩く罪木。

時間も相まってか、都内だというのに人はそれほど居なかった。

歩いている最中も、日向のことを考えてしまう。

罪木（………）

そしてその少し前方の物陰で、密かにスタンバイしている男が居た。

日向（……西園寺…信じるぜ…！）

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11 : シャガルT督 : 2014/02/16(日) 19:56:32
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期待です！！

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12 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 20:46:59
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>>11
ありがとうございます

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13 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 20:52:11
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罪木（………）ｽﾀｽﾀ

日向（よし、そろそろだ！いくぞ！）

ガサッ！

罪木「！」

日向「うおおお！」ﾀﾞｯ

罪木「ひ、日向さん！？」

罪木「そっちは道路ですよぉ！」

日向「うおおおおお！」

トラック「プー！プー！」

日向「僕は死にましぇぇえええええん！！」
　
日向「あなたが好きだから！！！」

トラック「キキィーーー！」ﾋﾟﾀｯ

日向「はぁ…はぁ…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

運転手「おい！何やってんだ！」

日向「あ、すみません」

運転手「引くところだったぞ！ったく」

ﾌﾞｩｩｩｳ……

日向（はぁ………こ、これでいいんだよな…？）

罪木「」

日向「つ、罪木！？」ｶﾞﾊﾞｯ

罪木「な………」

罪木「何やってるんですかぁ！！！

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14 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 20:58:41
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日向「え？」

罪木「命を粗末にしちゃだめです！死んじゃうところだったんですよぉ！」

日向「そ、そうだな…」

罪木「もう！とにかく怪我はないですね？」

日向「お、おう」

罪木「…ならよかったです」ﾆｺｯ

罪木「でも、二度とあんなことしちゃいけませんよぉ？」

日向「き、肝に銘じます…」

そう言って罪木は行ってしまった。
とりあえず、後で西園寺は首でも絞めようかと思う。
6 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 00:58:43

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15 : ベータ : 2014/02/16(日) 21:05:02
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西園寺の作戦(笑)
続きが楽しみです！

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16 : スカイ : 2014/02/16(日) 21:07:03
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支援です！ガンバリンゴです！

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17 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 21:08:07
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～次の日～

〈日向個室〉

日向「はぁ………」

狛枝「まったくうまくいかないね…」

澪田「うーん…蜜柑ちゃん、両想いだからこそ手強い！」

西園寺「………」

小泉（だ、黙っちゃった…）

日向「どうすればいいんだ…」

狛枝「仕方ないな…日向くんさえ乗ってくれれば、案があるよ」

日向「狛枝！…いいぞ。なんだ？」

狛枝「ふふ…今日はもう罪木さん、保健室にいるよね」

日向「そうだな」

狛枝「えーと…女性陣は出て行ってくれるかな」

澪田「了解っす」ﾊﾞﾀﾝ

日向「………それで？」

狛枝「うん。僕はね、絶望が大きいほど、希望は輝けると思ってるんだ」

日向「お、おう」

狛枝「………痛いのは一瞬だからね」

日向「え…え…？」

ドカーーーーン！

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18 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 21:20:12
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〈保健室〉

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ…

日向「罪木…いるか…」ﾎﾞﾛｯ

罪木「ひ、日向さん！？また道路に飛び出たんですかぁ！？」

日向「いや……目の前で爆発が起きて…」

罪木「──！大変ですぅ！今すぐ手当しますねぇ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

罪木「とりあえず、横になってくださいぃ！」

日向「おお……」

狛枝『これだけ怪我をすれば、保健室に行く理由も出来るし、罪木さんも逃げられないよね』

狛枝『さぁ、希望を見せてよ！』

狛枝『後救急車呼びたいな僕もかなり痛いから』

日向（狛枝…お前の怪我は無駄にしない！）

罪木「上脱いでくださいぃ…」

罪木「ぬ、脱げなかったら脱がしますからぁ…」

日向「あ…じゃあ…頼む」

罪木「は、はいぃ///」

日向（……………エロい）

罪木（わっ…日向さん、筋肉すごいですぅ///）

日向「な、なぁ罪木」

罪木「は、はいぃ！」

日向「その…告白のことだけど…」

罪木「///」

日向「俺……本当に好ｶﾞﾗﾗﾗﾗ

狛枝「やぁ。手当してくれないかな？」ﾎﾞﾛｯ

日向「！？」

罪木「こ、狛枝さんもものすごい傷ですぅ…」

狛枝「あはは…ごめんね日向くん☆」ｳｲﾝｸ

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19 : シャガルT督 : 2014/02/16(日) 21:38:42
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こおおおおおまあああああああええええええだあああああああああああああ!!!!!!
7 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 01:00:27

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20 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 22:08:22
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～その日の夜～

狛枝「いたたた！先端が鋭利な物で刺すのはやめてよ日向くん！」

日向「おい！自分で自分の計画台無しにしてるじゃないか！しかも良いところだったのに！」

狛枝「救急車が来なくてさ…いや、とんだ不幸だよ」

日向「道ずれにしやがって…」

狛枝「まぁすぎたことはしょうがないよ。もう過去には戻れないさ」

日向「戻れるものなら戻りたい…」

狛枝「まぁ今回のことも踏み台になって、希望は高く昇華するよ！」

日向「昇華すればいいけどな…」

小泉「その推理はピンぼけだよ！」ﾊﾞﾀﾝ

日向「こ、小泉！？」

小泉「鍵開いてたから…」

日向「あぁ…」

小泉「とにかくね！男子がしゃきっとしなきゃいけないの！しゃきっと！」

日向「傷だらけなんだけど」

小泉「言い訳は聞きたくないよ！とにかく！明日はビシバシ告白してもらうからね！」

日向「ひ、ひぃー！」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
21 : 零 : 2014/02/16(日) 22:22:31
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面白いです頑張ってください！

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22 : 風邪は不治の病 : 2014/02/16(日) 22:29:16
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>>21
ありがとうございます！
がんばります！

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23 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 10:46:05
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～翌朝～　

〈日向個室〉

日向「うーん…zzz」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

ﾄﾞｱｶﾞｯｼｬｰﾝ!!

日向「！」ｶﾞﾊﾞｯ

小泉「ちょっと！いつまで寝てるの！」

日向「まだ5時なんだけど」

小泉「男の子でしょ？文句言わない！」

日向「男の子に人権はないんだな…」

小泉「とにかくね！みんなまどろっこしいのよ！男は1に告白2に告白！」

日向「今までそれでだめだったんだぞ！」

小泉「あーもう！だから、今日一日ひたすら告白するの！」

日向「それは逆に嫌われちゃうんじゃないか？」

小泉「大丈夫だから、ね？」

日向「うぅ…」

逆らえない…。
こんなんだから俺は予備学科なんだ…。

──────────

〈校庭〉

小泉「ほら、今日は校庭にテントを張って、その中に居るみたいだよ」

日向「そうか。今日は1年の球技大会だったな」

小泉「ほら、テントって言う密室に行って告ってきなよ！」

日向「保健室って密室でだめだったのに！？」

小泉「もう！いいからいく！」ﾄﾞﾝ！

日向「わっ！」

日向（……行くしかないか！）

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
24 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 10:52:24
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〈テント〉

日向「つ、罪木いるか？」

罪木「ひっ！日向さん！？」

日向「あぁ。…今日こそ、逃げないで聞いてくれるか？」

罪木「…………！」

ドキドキドキドキドキ…！

日向（やべぇ！なんかめっちゃ緊張する！）

日向（落ち着け……日向創。こういう時こそ、氷のようにクールな冷静さが必要だ…！）

小泉（あぁもう！じれったいなぁ！）ｳｽﾞｳｽﾞ

桑田「あのー…小泉先輩っすよね？」

こ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
25 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 10:52:42
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
誤☆送☆信
8 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 01:01:40

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26 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 10:58:16
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小泉「えっ！う、うん！」ﾄﾞｷｯ

桑田「俺らの写真撮ってくれませんか？」

小泉「あぁ…いいよ！じゃあみんな笑って！」

小泉（もう！日向の方見たいのに！）ﾁﾗｯ

桑田「あ、そこは危な───」

日向（どうしよう…何て言ったらいいんだ…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

罪木（日向さん…。今回は、お返事しなくちゃいけませんねぇ…）

日向「……罪木…」

ステーーーン！！

日向「！？」

罪木「こ、小泉さん！？」ｶﾞﾊﾞｯ

小泉「うーん…うーん…」ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ

桑田「小泉先輩が、ボールにつまずいちゃって！」

罪木「て、手当しますぅ！」

日向（……………）

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
27 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 18:51:36
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～昼～

〈食堂〉

日向「………」ﾑｽｯ

小泉「ごめんって！ほら、からあげ奢ったじゃん！」

日向「はぁ…」

小泉「もう！男の子でしょ？いつまでクヨクヨしてんの！」

日向「！？」

小泉「はやく告白しにいく！ほら！」

日向「えっ、えっ？」

小泉「唐揚げはあたしが食べておくから！」

日向「え、俺はどこに行けばいいんだ？」

小泉「うーん…まだ校庭だと思うよ」

日向「わかった！いくぜ！」ﾋﾟｭｰ

小泉（ふぅ…）

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
28 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 18:58:10
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈校庭〉

日向（罪木はどこだ？）ｷｮﾛｷｮﾛ

苗木「あ、日向くん」

日向「苗木！罪木を見なかったか？」

苗木「罪木さんなら…今は倉庫に物取りに行ってるよ」

日向「おう！ありがとう！」ﾋﾟｭｰ

苗木（………すごいなぁ日向くんは）

苗木（あそこまで積極的になれたら……）ﾁﾗｯ

舞園「霧切さん、次の競技、出番ですよ！」

霧切「あら、もうそんな所？」

苗木（僕も………）
9 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 01:04:15

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29 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 19:16:34
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〈倉庫前〉

日向（よし、もうすぐ！）ﾀｯﾀｯ

猪突猛進。
今の日向には、その言葉がぴったり当てはまる。

そして、そんな風にがむしゃらに走っていると、何かにぶつかるものである。

ﾄﾞﾝ！

日向「いてっ！」

「きゃっ！」ﾄﾞｻｯ

日向「あ、す、すまん！」

日向（段ボールを大量に抱えてたみたいで、埋もれちゃってるな……）

「ふゆぅ～～～……」

日向「……！？罪木！？」

罪木「ひ、日向さん！助けてくださいぃ！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

日向「ま、待ってろ！今どかしてやる！」

日向はせっせと段ボールをどかした。
そして……罪木を発掘(？)することが出来た。

罪木「…………」ｸﾞｽｯ

日向「……相変わらず転ぶだけでなんでそんな体勢になれるんだ……」

日向（白……）

罪木「はわわっ！///」ﾊﾞｯ

罪木「み、見ないでくださぃ！///」

日向「見ないようにがんばるぞ！」

罪木「ふぇ～ん！日向さんの意地悪…！」ｸﾞｽｯｴｸﾞｯ

日向「わっ、す、すまん！」

日向（こんな人通りあるところで泣かれたら俺がまずいぞ！）

日向「ごめんな罪木。後好きだ」

罪木「！？」

日向「好きだ…罪木」ｷﾞｭｯ

罪木「ひ、日向さん！？」

罪木「そ、その、ここは、人通りも多いですしっ、そのっ、あのっ」

日向「もうなんかどうでもいい…お前をこうやって後ろから抱ければ…」ｷﾞｭｯ

罪木「だ、だめですよぉ！だめですぅ！///」

葉隠「あっ」

日向・罪木「！」

葉隠「罪木っちが遅いから見てこいって言われて来たら…」

葉隠「なるほどだべ」

葉隠「ま、ゆっくりしてるべ」ｽﾀｽﾀ

日向・罪木「………」

罪木「う、うゆぅぅぅう！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

日向「あ………」

日向（今回はうまく行くと思ったのに…）

日向（後は葉隠が言いふらさないかが心配だぞ…）

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
30 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 21:25:18
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
～夜～

ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘ！

ﾋﾟｯ

from苗木

葉隠くんにも悪気があったわけじゃないから！許してあげてね！

日向（許せるかっ！あれからどこ行っても俺の話を聞くぞ！）

ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘ！

日向（またメールかよ…）

ﾋﾟｯ

from澪田

ふっふっふっ…ふが4つ

唯吹にいい考えがあるっす！
明日は学園隣に出来たライブハウスに来てね！

P.S ふが3つだったこと、気づいたっすか？

日向（気づいたよ！……明日ライブハウスか。まぁ、どうせロクなことないだろうけど行くだけ行こう…）

日向（………zzz）
10 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 01:05:30

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
31 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 21:38:33
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
～翌朝～

日向「うーん…朝か」

日向「予定通りライブハウスに行こう」

──────────

〈ライブハウス〉

日向（来てみたはいいけど……）

日向（あ、澪田だ！）

澪田「創ちゃん！こっちっすー！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

日向「おぉ！…それで、どうしたんだ？」

澪田「ふふ。今日はスペシャルライブ！お客さんは創ちゃんと蜜柑ちゃんだけ！」

日向「────ッ！///」

澪田「もうすぐ蜜柑ちゃんも来ると思うっす。まぁ今日はいい雰囲気になっちゃうがいいっす！」

日向「み……澪田！」ﾌﾞﾜｯ

澪田「まぁまぁ泣かないで！じゃ、蜜柑ちゃんが来たら始めるっす！」

日向「おう！ありがとな！」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
32 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 22:54:21
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
～10分後～

罪木「………」ｳﾛｳﾛ

日向（あ、来た！）

罪木「あ！日向さん…！」

日向「罪木…昨日は悪かった」

罪木「いえ…トロい私が悪いんです。ぬ、脱ぎますか？」

日向「いや！脱がなくていいぞ！(本当は脱いでほしいけど！)」

罪木「じゃ、じゃあウミガメの産卵のマネでもしますかぁ…？」

日向「いやっ、それは本当にしなくていいぞ！」

罪木「ふ、ふゆぅ……」

と、その時

澪田「レディースアーンドジェントルメーン！」ｶｼｬ!!

ステージ上に、たくさんのスポットライトを浴びた澪田が姿を現した。

日向（お、ついに始まるのか）

澪田「今日の観客は２人だけっす！最後まで楽しんでいってほしいっす！」

澪田「あ、ライブ中は扉を施錠するから、逃げられないっすよ！」
　
日向（ナイスだ澪田！）

罪木（こ、このために呼ばれたんですねぇ///）

罪木（日向さんとずっとここで２人っきり…///）ﾁﾗｯ

日向（…………はっ！罪木が見てる！）

日向（ピシッとしないとな…）ﾋﾟｼｯ

澪田「で…まぁ唯吹も空気が読める大人な女っすから、いつもの曲は歌わないっす」

日向（お！）

澪田「代わりに！最初はGR○eeeNとか歌うっす！」

日向（ほ、本格的だ！本格的に雰囲気を作ってくれそうだぞ！）

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33 : 風邪は不治の病 : 2014/02/17(月) 23:40:39
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～20分後～

澪田「どうしようもなーいくらい！君が好きなーんだ～！」

日向（やっぱりうまいなぁ…）ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

日向（………でも、罪木といまいち話せないぞ…）ﾁﾗｯ

罪木（っ！日向さんがこっちを見てます…）

罪木（好きなのに……なんて話していいかわかりません……）

日向・罪木「………///」

澪田（うわ、こりゃ重傷っすね）

澪田（うーん…予定を変更しますか！）

澪田「お二人！ステージにカモンっす！」

日向「え、え？」

罪木「ふゅぅ…？」

澪田「あーもう！いいからいいから！」

澪田は半ば強引に、２人をステージにあがらせた。

日向「？？」

罪木「？？」

澪田「は、ハテナが見えるっす…」

澪田「もう、ほら！」ｽﾞｲｯ

日向「………マイク？」

澪田「歌うっす」

日向「え？」

澪田「２人で」

罪木「！？」

日向「いや、俺歌は…」

罪木「わ、私も…」

澪田「あーもう！ウジウジしてる時は思いっきり歌えばスッキリするっすよ！ほら！２人で歌って！」

日向「………」

罪木「………」

２人はマイクを持ち、顔を見合わせた。
……少し照れくさそうに罪木が「せっかくですから」と言うのを、日向も照れくさそうに返した。

澪田「ほら！歌うっす！観客は唯吹一人のスペシャルライブ！」

いつの間にか、逆の立場になってしまった。

日向（仕方ない…男を見せるか！）
11 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 01:09:08

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34 : 風邪は不治の病 : 2014/02/19(水) 11:23:25
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日向「ボエ～！」

澪田「ぐぅ！これは某ガキ大将が歌声に酷似！」

日向「ンボエ～～！」

澪田「独特なアレンジ！」

罪木「………」

澪田「黙る蜜柑ちゃん！」

日向「………ふぅ……」

日向「どうだった？」ﾆｺｯ

澪田（これは難問！どう答える蜜柑ちゃん！）

罪木「そ、そうですね…」

罪木「とても独創的で……」

日向「そっか！」ﾊﾟｧｧ

澪田「て、唯吹は２人でデュエットして欲しかったっす！」

日向「え！デュエット！？///」

罪木（私はそう思ってましたぁ…）

澪田（かぁー…創ちゃんも抜けてるっすね…）

日向「よ、よし！今度こそ歌うぞ罪木！」

罪木「そ、そうですね…」

ﾋﾟﾘﾘﾘﾘ♪

澪田「ん、唯吹のケータイっす」

ﾋﾟｯ

澪田「………えっ！お偉いさんが来るからライブをして欲しい！？」

澪田「学園長さんそりゃ急っすよ！」

澪田「………うへー。わかったっす」ﾋﾟｯ

澪田「…………と言うわけで今日のライブはお開きっす」

日向「………」

罪木「………」

日向「か、帰ろうか…」

罪木「はいぃ…」

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35 : 風邪は不治の病 : 2014/02/19(水) 11:44:37
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〈帰り道〉

日向「………」

罪木「………」

日向・罪木「あ、あのっ！」

日向・罪木「！」

罪木「ひ、日向さんからいいですよ…」

日向「……わかった」

日向「罪木。罪木は好きな人いるか？」

罪木「ふぇ！？」

日向「……俺はわかるよな。俺は罪木が好きだ」

罪木「…………」

日向「…罪木、毎回逃げちゃうからさ。俺に気を使ってるんじゃないかって」

罪木「！　そんなことはないですよぉ！」

日向「…そっか。でもさ、もし罪木に好きな人……もしくは彼氏とか居たらさ、俺はただの邪魔者なんだ」

罪木「日向さん……」

罪木「そんなこと、ないですよぉ」

日向「…ありがとな。じゃあ、本当の気持ちを聞かせて欲しいんだ」

罪木「………！」

日向「フるならフってくれ…。そしたらきっぱり諦める」

罪木「日向さん…」

罪木「………」

罪木「わかりました」

日向「！」

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36 : 時尾 : 2014/02/19(水) 20:58:45
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どうなる！！
12 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 01:11:14

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37 : 風邪は不治の病 : 2014/02/19(水) 21:10:42
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罪木「………お時間をください」

日向「罪木！」

罪木「失礼します！」ﾀｯ

日向「罪木ー！」

罪木<あっ

ステーン！

日向（………今日も白…）

罪木（う、うぅ…）ｼｸｼｸ

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38 : 風邪は不治の病 : 2014/02/19(水) 21:23:35
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ナレーター(イケボ)「その日の夜、罪木は自分の部屋に同期の女子を集めた」

罪木「み、皆さんあがってください…」

澪田「今日はごめんっす！本当に謝っても謝りきれなくて…」

罪木「い、いえ！大丈夫ですよぉ」

西園寺「うわ何この部屋くっさー！汚っ！ブタ小屋かと思ったよ！あ、ブタ小屋だった」

罪木「す、すみませぇん！薬とか出しっぱなしで…」

終里「で、なんで呼ばれたんだ？」

ソニア「ズバリ！日向さんとの恋愛です！ソニアは視たッ！」

七海「うーん…日向くんは罪木さんを選んだんだね」ｼﾐｼﾞﾐ

罪木「ふ、ふゆぅ///」

辺古山「とは言え…両想いなのだろう？それならば、日向に任せたらどうなんだ？」

罪木「………」

小泉「蜜柑ちゃんはね……前の人がトラウマみたいなの」

辺古山「前の人？しかしもう疎遠なのだろう？」

小泉「そうだけど……忘れられないくらいのことをされたらしくって」

辺古山「むぅ…罪木よ。それは己の弱さだ」

罪木「す、すみませぇん…」

辺古山「謝るくらいなら、行動したらどうだ。今すぐ日向の部屋に向かうぞ」ｶﾞﾀｯ

澪田「うわっ！積極的っす！」

七海「さすが辺古山さんだね…！」

小泉（最初から彼女に頼んでいれば解決してたね……）

辺古山「何をしている！罪木！来るんだ！」ｸﾞｲｯ

罪木「わっ！引っ張らないでくださいい！」

辺古山<ほらいくぞ！

罪木<ふゅぅー！

バタン！

一同「………」

七海「………羨ましいね」

ソニア「美しい…ジャパニーズ友情！絆！ソウルフレンド！心の友ですわね！」

終里「zzz……」

小泉（あたしもこの子くらい神経太ければなぁ…）

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39 : 風邪は不治の病 : 2014/02/19(水) 22:04:26
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〈日向個室前〉

辺古山「ほら、インターホンを押せ」ﾄﾞﾝｯ

罪木「きゃっ！」ｽﾃｰﾝ！

辺古山「………わ、悪かった…」

罪木「うぅ…お、押しますぅ…」

ピンポーーン

罪木「………」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ガチャ

罪木「！」

日向「……あ、罪木…それに辺古山！？」

辺古山「罪木から話があるらしくてな。連れてきたから、後は２人で話してくれ」

日向「あ、あぁ…」

罪木「///」

〈日向個室〉

日向「そ、それで…話ってやっぱり…」

罪木「はい…今日のことですね…」

日向「ど、どうだ？」
13 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 01:13:04

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40 : 風邪は不治の病 : 2014/02/19(水) 22:17:25
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罪木「……えーと…」

罪木「私……実は前に、男の人から暴力を受けていたことがあるんですぅ……」

日向「………！」

罪木「で、ですね。最後は裏切られて…捨てられちゃいました…えへへ…」

日向「………」

罪木「それで…日向さんのことを受け入れられなかったんです。ごめんなさい」ﾍﾟｺｯ

日向「そうだったのか…」

罪木「また、裏切れるんじゃないかって」

罪木「また暴力を振るわれるんじゃないかって」

罪木「考えるだけで辛くて…悲しくて…」

罪木「そして、さらに日向さんのことを考えると心が痛くなりました」

罪木「……私、本当に自分勝手でした」

日向「それは違うぞ！罪木の辛さに気づいてやれなくて…俺…」

罪木「ふゆぅ、謝らないでください！」

日向「……わかった。話の腰を折って悪かった」

罪木「いえ…続けますね」

罪木「私、断ち切ろうと思ったんです」

罪木「日向さんなら……信用出来るから」

日向「……！」

罪木「日向さん。私なんかに告白してくださって…その、ありがとうございます///」

罪木「日向さんは本科じゃないですけど…」

罪木「私もっ！日向さんのことが、超高校級に好きですぅ！！///」

日向「！！」

罪木「……ですから」　

罪木「こちらこそ、よろしくお願いします…///」

日向「………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

罪木「…？日向さん…？」

日向「………や、やったー！！」

日向「ありがとう罪木！よろしくな！」ｷﾞｭｯ

罪木「！」

罪木（日向さんの手…とっても暖かい…）

罪木（あの人の手とは…違います）

罪木「はい！」

日向「よし！じゃあ明日はデートに行こう！」

罪木「さ、早速ですかぁ？」

日向「当たり前だ！明日は忙しいぞ！」

罪木「………はい！とっても楽しみです！」

END

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41 : 風邪は不治の病 : 2014/02/19(水) 22:18:04
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終わりです。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
お疲れ様でした。

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42 : ベータ : 2014/02/19(水) 22:30:18
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凄く面白かったです！！お疲れさまでした！

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43 : スカイ : 2014/02/20(木) 17:54:51
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ハッピーエンドでよかったです！お疲れ様でした！！

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44 : 遊び隊特別変態班隊長＠ボール : 2014/03/05(水) 23:16:21
お疲れ様でした
14 : ssnoteアーカイブ : 2024/08/27(火) 01:13:14

終

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