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裁判プロット置き場

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  1. 1 : : 2018/09/16(日) 23:42:43
    裁判のプロットを置く場所です
    裁判を作るにあたりクロの皆様の参考になりますように
  2. 2 : : 2018/09/16(日) 23:45:07
    1.事件当時の流れと各人の一日の行動を作る
    『プロットは頭の中』だと確実に忘れるので書き出す。このとき時系列に並べると途中でミスをしていても気付き易い。図を作成するとなおよし

    〈事件当時の一日の流れ〉
    9:00
    神薙様除く全員が食堂に集合
    神薙様は夜時間に館の捜索をしていたため爆睡中
    モノクマの登場。厨房に自分のケーキを置いてるので食べないよう忠告
    進藤様が神薙様にも伝えておくと言って解散

    解散後
    燻志様と早坂様はロビーで談笑
    羽田様、恒木様、浅間様は中庭(噴水辺り)でトレーニング
    進藤様は手料理(最終兵器)を持って神薙様の部屋を度々訪れ、起きたら食べてもらうようにする
    それ以外は全員自室へ

    9:30
    紙有が一人で食堂に飲み物を飲みに行く。ケーキが無事であることを確認

    10:00
    水分補給のため飲み物を取りに来た恒木様と、小腹が空いたので軽食を作って食べようと思った芥川様が食堂で会う。二人でケーキが無事なのを確認

    10:30
    虎喰様と叢雲様が偶然鉢合わせ、食堂で談笑
    同時刻、風呂場に居たクロが厨房の扉から厨房へ
    そのすぐあとに起きた神薙様が汗を流すためと進藤様の料理から逃げるため脱衣所へ。進藤様もそれを追いかける
    食堂には虎喰様と叢雲様、二階に行くにはロビーの早坂様と燻志様、脱衣所には神薙様と進藤様の目があるため、クロは仕方がなくその場でケーキを食べる

    10:35
    虎喰様と叢雲様が厨房へ、クロは慌てて身を隠し、二人は食べさしのケーキを発見
    二人はすぐさま食堂の出入口から出てロビーにいた燻志様と早坂様に報告。4人は厨房の出入口より厨房に入り、ケーキを発見
    騒然としている隙をついてクロは二階の自室に戻る
    クロはその時二階にいた誰か(藤野様・空夢様・阿紫花様・鈴村様・小木方様)

    各人の動き
    紙有:9:30頃に食堂へ水分補給。その後は自室に戻る
    藤野様:解散後ずっと自室で寝ていた
    空夢様:解散後ずっと自室でジャグリングしていた
    羽田様:解散後ずっと恒木様、浅間様と中庭でトレーニング。恒木様と芥川様以外に外に出入りした人物はいなかった
    燻志様:解散後ずっと早坂様とロビーで談笑していた。誰が通ったかを覚えている
    早坂様:解散後ずっと燻志様とロビーで談笑していた。厨房の扉の開閉音を聞く
    叢雲様:10:30頃部屋を出た虎喰様と会い食堂へ。それまで自室にいた。35分頃ケーキが食べられているのを発見
    虎喰様:10:30頃部屋を出た叢雲様と会い食堂へ。それまで自室にいた。35分頃ケーキが食べられているのを発見

    阿紫花様:解散後ずっと自室で絵を描いていた
    鈴村様:解散後ずっと自室で人形を作っていた
    小木方様:解散後ずっと自室で役作りをしていた
    浅間様:解散後ずっと羽田様、恒木様と中庭でトレーニング。恒木様と芥川様以外に外に出入りした人物はいなかった
    恒木様:解散後は羽田様、浅間様と中庭でトレーニング。10:00頃に全員分の飲み物を取りに食堂へ。芥川様と会いケーキの無事を確認
    芥川様:10:00頃に食堂へ行き恒木様と会う。それまで自室にいた。軽食後は恒木様と共に外に出て散策していた
    神薙様:集合に集まらず爆睡していた。10:30頃起床と同時に部屋の外で進藤様と鉢合わせ。逃げるように風呂場へ向かう
    進藤様:解散後神薙様への朝食を作り、自室と神薙様の部屋の前を行き来する。10:30頃神薙様を追い掛け風呂場へ
  3. 3 : : 2018/09/16(日) 23:45:35
    クロ:解散後一人風呂場に行き、10:30頃まで必要なことをしながら待機。10:30頃に厨房へ向かいケーキを食べ、35分頃厨房内で身を隠し、厨房のドアが開け放たれた瞬間脱出、二階へ上がる

    クロの計画
    風呂場にある石鹸をモンブランの大きさまで溶かし、ケーキを食べた後入れ替え、さらに脱衣所のタオルを被せて、「ほこりが被らない用に」というメモを乗せ、発見される時間を遅らせるつもりだった

    クロが実際に行った犯行の詳細
    石鹸とタオルを持って脱衣所を出たクロ。するとロビーには燻志様と早坂様がいた
    その時は二人がいなくなるまで食堂や厨房に居ればいいと思い、あまり気にせず厨房の出入口から厨房に入ったが、食堂の方に虎喰様と叢雲様もいた。このままでは帰るときに誰かに目撃される
    本来ならここで犯行を止めるべく、石鹸とタオルを戻すべく脱衣所に戻るところだが、運悪く同時刻に神薙様と進藤様が脱衣所へ行ってしまった
    石鹸とタオルを持ったまま脱衣所に向かうのは不自然。この状況を誰かに見つかっても不自然。仕方なくクロはそのまま作戦を決行することにする
    付属のチョコレートを持ってケーキを食べている最中、さらに不幸なことに虎喰様と叢雲様が厨房へ向かってくる。クロは慌てて身を隠す事にした
    二人は食べかけのケーキを発見、すぐに食堂方面の出入口から出てロビーに向かい、燻志様と早坂様を呼んできた。この時クロが動かなかったのは移動中に見つかるのを恐れたから
    燻志様達四人が偶然にも厨房側のドアから入ったお陰で見つかりづらい状況になった
    クロは四人がケーキの状態に驚いている隙に脱出、二階の自室へと帰った
    その時、クロは厨房でメモを、二階で石鹸を落としてしまう。石鹸の方は気づいて回収したが、そのせいで落としたところは滑りやすくなってしまった
  4. 4 : : 2018/09/16(日) 23:49:05
    2.コトダマを作る
    裁判の前に大まかに必要そうなコトダマを作る。裁判を作りながら欲しいコトダマができたら順次追加

    [モノクマファイル]
    被害物はウニヘッドモンブラン。元の半分ほど食べられている。直接かぶりついたわけではなく、何か道具を使ったようだ。付属のナイフ型チョコレートに何らかの匂いがついている

    [燻志の証言]
    食堂を訪れたのは紙有、恒木、芥川、虎喰、叢雲の五人だけ。紙有は二階へ、恒木と芥川は中庭へ、食堂から出ていったのを見ている。また、神薙と進藤が脱衣所方面に歩いて行った。それ以外の人物は見ていない

    [扉の開閉音]
    虎喰と叢雲が食堂に入った後、早坂は食堂方面で扉の開閉音を一度だけ聞いたが、その時食堂の方を見ても誰も居なかった

    [芥川と恒木の証言]
    二人は10:00頃にケーキが無事なのを確認した

    [中庭のトレーニング]
    羽田、恒木、浅間の三人は解散後ずっと中庭でトレーニングをしていた。恒木だけは10:00頃に三人分のスポーツドリンクを取りに食堂に行っている。また、三人の他に中庭に来たのは恒木と共に出てきた芥川だけ

    [厨房の様子]
    厨房には机や食材、調理器具が多く並び、死角がたくさんあった

    [謎のメモ]
    厨房の扉の近くに落ちていたメモ。『ほこりが被らない用に』と書かれている

    [脱衣所にいた二人]
    進藤と神薙は10:30から10:35までずっと脱衣所にいて、騒ぎを聞き付けて厨房に向かった。お互い以外の人物は見ていない

    [消えたタオルと石鹸]
    脱衣所と風呂場から消えていた

    [ぬめりのある風呂桶]
    風呂場にポツンと落ちていた風呂桶。表面がぬるぬるしている
  5. 5 : : 2018/09/16(日) 23:54:38
    3.裁判のプロット作成
    裁判自体の簡単なプロットを作る。主に何をするか(ノンストップや反論)何を議題にするか等を決める。大まかでいいので全体像を掴むとよし

    裁判の流れ(簡易)
    紙有が怪しまれる(ノンストップ)
    食堂の二人に怪しまれずケーキを食べた方法(ノンストップ)
    犯人の入った場所(ノンストップ賛成)
    犯人はどの方面から来たか(Answer)
    犯人を見なかった(虎喰様反論)
    犯人がいた場所のヒント(コトダマ選択)
    犯人はずっと食堂にいたのか(スクラム)
    犯人が逃げた場所(コトダマ選択×2)
    容疑者ーズ(パニック)
    強制終了
  6. 6 : : 2018/09/16(日) 23:59:18
    4.裁判作成
    プロットを元にキャラの議論を少し加えつつ、ノンストップや反論の中身を作っていく
    なお、ここでのものはあくまで仮決定。これを元に実際の裁判では臨機応変に進める。議論を自由に述べて盛り上げて欲しいところはそう指示を出すとやってもらえることが多い

    裁判の流れ(セリフ付き)
    *セリフはあくまで例であり、内容はともかく言い回しは各自でキャラに合ったものに変えてもらいます
    モノクマ「さて、まずは学級裁判の簡単な説明から~」

    (中略)

    紙有「まずはアリバイの確認から始めましょう。えっと、最初は私ですね。私は解散後9:30頃に一人で食堂に飲み物を飲みに……」

    叢雲「待て、一人で食堂にだと……つまり紙有にはその時いつでも犯行が可能だった訳だ!」

    (中略)

    ≫ノンストップ議論≪
    紙有「私は犯人ではありません!」

    叢雲「いーや、紙有が犯人だ。俺には全部分かってるぞ」

    藤野「あんま期待はしてへんけど、とりあえず言うてみ」

    叢雲「朝の集まりが【9:00頃】で……」

    叢雲「俺たちがケーキがなくなってるのを見つけたのは【10:35頃】」

    叢雲「その間に【一人で食堂に居た】ってことは、アリバイがないわけだろ」

    芥川「……いや、ちょっと待ちなよ」

    叢雲「紙有が【その時ケーキを食べたんだ!】」
    [芥川と恒木の証言]で論破

    小木方「ワァオ!スタートしてすぐにエンドだネ!」(外人)

    芥川「人の話を聞きなよ!」

    紙有「待ってください、私には犯行は不可能です!何故なら、私が食堂から出た後、ケーキが無事だった事を芥川様と恒木様が確認しているのですから」

    叢雲「な!?そうなのか!それなら早く言ってくれよ!」

    芥川「それを言う前に、あんたが先走ってわめき出したんだろ?もうちょっと落ち着きな」
  7. 7 : : 2018/09/17(月) 00:03:20
    (中略)

    進藤「じゃあ、犯行が行われたのは午前10時から35分までの間という訳ですね」

    空夢「なら次に考えるべきはその間に誰がどうやってケーキを食べたかだな」

    ≫ノンストップ議論≪
    進藤「犯人がケーキを食べるには厨房に入る必要があるんですよね……」

    羽田「ただ、食堂には【叢雲さんと虎喰さん】が居たんですよね」

    空夢「二人の目を盗んで入るのは難しいだろうから、【食堂以外から入ったのか】」

    鈴村「なら答えは一つですね~」

    小木方「なんやて!?ほんまか鈴村!」(西の名探偵)

    鈴村「【食堂の前を通り過ぎて】厨房のドアから入ったんですよ~」
    [燻志の証言]で論破

    進藤「なるほど、直接食堂に行けば二人に見られずに入れますね!」

    進藤「……あれ?何か忘れているような……」

    紙有「いえ、もし食堂の前を通り過ぎて厨房へ行ったのだとしたら、ロビーにいた燻志様たちに目撃されているハズです。ですがそんな人は居なかった……そうですね、燻志様?」

    燻志「ああ、人の出入りを確認するバイトの癖でついつい気にしてたが……そんな奴は居なかったな。強いて言えば、その時神薙と進藤が通ったが……」

    神薙「もちろん、私も進藤も厨房になんか行ってないよ。あいつがウザイくらい私にまとわりついてたから、隙を見て入ったとかもない」

    進藤「ウ、ウザイは酷いですよ師匠!」

    (中略)

    神薙「食堂には叢雲と虎喰が、ロビーには燻志と早坂が、そして脱衣所の方は私と進藤がいた。つまりあの場は……」

    藤野「広義の密室やった……やろ?こういう場合、証言してるやつの誰かが犯人に協力して嘘ついてる可能性が一番高いけど、クロ以外全員おしおきされる学級裁判で協力する意味ないしな」

    神薙「おいドチビ。勝手に人の言葉とんないでくれる?」
  8. 8 : : 2018/09/17(月) 00:05:58
    (中略)

    恒木「とにかく!その密室というやつの謎を解決する方法を、考えましょう!」

    ≫ノンストップ議論≪
    虎喰「犯人はどうやって誰にも見られず厨房に入ったんだろう……?」

    小木方「ふぇぇ……《みを かがめてた》 とか どうかなぁ……?」(幼女)

    空夢「誰にも気付かれないくらい《影が薄い奴》……はないか」

    燻志「身を屈めてても、影が薄くても、食堂の前を通れば俺は気付くと思うけどな」

    恒木「誰にも姿を見られない……もしかして、犯人は《透明人間》だったのではないでしょうか!」

    神薙「バカなの?」

    阿紫花「……食堂の側の扉から入れば見つかってしまうのであれば」

    阿紫花「犯人は《燻志さんたちの死角》側から侵入したのではないでしょうか」
    [扉の開閉音]で賛成

    叢雲「死角……ってことは《中庭》か!?」

    芥川「……いや、何でそうなんのよ」

    紙有「そうだ……阿紫花様の言う通り、犯人はお二人の死角から入ったのです!実際に、早坂様は食堂方面からドアが開け閉めされた音を聞いてますが、その時には誰も見ていないそうです」

    早坂「はい!耳には自信があるので、あれは間違いなく扉の音だったはずですけど……人はいませんでした!」

    紙有「おそらく犯人は、先ほど鈴村様が言った通り、厨房のドアから中に入ったのでしょう」

    鈴村「んん~?でもそのためには燻志さんたちの前を通らなくちゃいけないから、無理だって紙有さんは言ってましたよね?」

    紙有「それはあくまで“食堂の前を通り過ぎた場合”です」

    紙有(そう、二階方面から犯人が厨房のドアに行くことは出来ない。ならば、犯人が来たのは……)

    Answer
    1二階方面
    2脱衣所方面○
    3中庭方面


    紙有「犯人は脱衣所から厨房へ入ったのです」

    浅間「脱衣所……か……だが、そこには……神薙や進藤が……いたはずだ」

    進藤「もしかしたら……犯人と入れ違いになったのかもしれません。犯人が脱衣所を出て、厨房に入ったちょうどその時……」

    進藤「私と師匠が二階から降りてきて、脱衣所に向かったんです!」
  9. 9 : : 2018/09/17(月) 00:07:52
    紙有「とにかく、これで密室の謎は解けたはず……」

    虎喰「(反論)」

    虎喰「いや、ちょっと待って欲しいかな……それだと、まだ分からない事があるんだ」

    紙有「まだ分からない事……ですか?」

    虎喰「うん。とても重要な事がね」

    ≫反論ショーダウン≪
    虎喰「犯人が厨房に入った方法は分かった……」

    虎喰「でも出た方法は分かってないよね?」

    虎喰「あの密室の状況は犯人が入ってから完成された……」

    虎喰「それなら、犯人はどうにかしてあの場から出なければいけないはずだよ」

    ──発展──

    紙有「もちろんその事は分かっています」

    紙有「そこに、何か問題があるのですか?」

    虎喰「僕と叢雲さんが入ったときに【既に犯人はいなかった】」
    [厨房の様子]で論破

    虎喰「だけどロビーにいた燻志さんたちも、脱衣所にいた神薙さんたちも【犯人を見ていない】」

    虎喰「廊下のロビーから死角になる場所にいたとしても、その後すぐに僕らが出てるから」

    虎喰「僕らが【気づかないはずがない】」

    虎喰「犯人があの密室から出ることは不可能なんだ」

    紙有「いえ、犯人はあの時まだ厨房にいたはずです。何故なら……あの厨房は、隠れる事が出来る場所……死角がたくさんあったのですから」

    虎喰「えっ……つまり、僕らがケーキを発見したとき、犯人はあの場で隠れて様子を伺ってたって事……?」

    叢雲「マジかよ!じゃああの時厨房を念入りに探したら、犯人を捕まえられたのか!?」

    神薙「そもそも、早坂が聞いたドアの音は一度きりだったはずだよ。つまり、犯人は厨房から出ているわけがないんだよ」

    早坂「そうですね……ケーキが食べられたと聞いた後は気が動転して物音に注意を向けられませんでしたけど……それ以前なら、しっかりと聞いているハズです!」
  10. 10 : : 2018/09/17(月) 00:09:13
    (中略)

    小木方「ふむ……だが犯人がどうやって現場から出たのかって謎はそのままだぜ?その辺り、どう決着をつけるんだ?」(ハードボイルド)

    羽田「犯人が厨房を出れるタイミングは……虎喰さん達が燻志さん達を呼びに行った時くらいでしょうか?」

    進藤「そうだ!きっと犯人は虎喰さん達が燻志さん達を呼びに行ったあと、食堂の方に移動して、厨房に四人が入ったのを確認したあと、食堂から出ていったんですよ!」

    芥川「可能性としてはあり得るけど……ちょっとリスキー過ぎやしないかい?もし叢雲たちが食堂の方から入ってきたら、鉢合わせになるじゃないか」

    叢雲「ならトイレならどうだ?トイレに隠れてて、そこから食堂や厨房の様子を見つつ、離れるタイミングを計ったんだ!」

    阿紫花「面白い考えだとは思いますが、そこからだと厨房までいささか距離がありますよ。耳に自信があるであろう早坂さんや虎喰さんならまだしも、他の人は無理じゃないですか?」

    (中略)

    神薙「はあ……そもそも、犯人が出たのはそのタイミングなんかじゃないんだよ」

    紙有(え?)

    小木方「じゃが、そうなると犯人はどこで何をしていて、いつ現場を離れたのじゃ?」(老人)

    神薙「犯人はずっと隠れていたんだよ。燻志たち四人が厨房に入ってくるまでね」

    叢雲「なっ!?また隠れてたってのか!?」

    神薙「さっきから言っている通り、犯人にとってその場を動くのは見つかる可能性が高いんだよ。それなら、隠れていた方がよっぽどやりやすい」

    恒木「ですが!隠れていては厨房から離れることは出来ませんよ!」

    神薙「だから、燻志たちが入ってきたタイミングで抜け出したんだよ。四人がバカみたいにケーキに気をとられてる隙にね」

    虎喰「いや、いくら何でも四人もいるのにそれはないんじゃないかな……」

    燻志「……そうとも限らないぞ。俺たちの視線はケーキに釘付けになっていた。犯人の隠れていた場所にもよるが、気づかなくても不思議じゃない」

    早坂「入ったときに扉も開けっ放しにしてたしね……」

    空夢「だけど……それも十分危険な賭けじゃないのか?抜け出るときに見つかるかもしれないし、それどころか入ったときに見つかる可能性もある」

    神薙「どの道あの場から出るにはある程度の運が必要だよ。けど、あの状況ではこれが一番安全だった。それは犯人が隠れていた場所に関係があるんだ。紙有、あんたはその手掛かりを持ってるでしょ」

    紙有(神薙様が言っている手掛かり……それって……)

    コトダマ選択
    [謎のメモ]

    紙有「このメモのことですか?」

    浅間「…………何だ……それは…………」

    紙有「厨房のドアの近くに落ちていました。事件には関係があるかは分かりませんが、一応現場にあったので拾っておいたのです」

    阿紫花「『ほこりが被らない用に』……確かに、文面からは今回の事に関係があるとは思えませんが、神薙さんは何か心当たりがおありなのですね?」

    神薙「まだ確信を持ってどうこう言えるわけじゃないけどね。少なくともこれが事件と関係がないって言うなら、持ち主には名乗り出てくれない?何のためのものかって事も一緒にね」

    恒木「うーん、少なくとも自分のものではないですね!」

    羽田「私も違いますね……」

    鈴村「書いた覚えも見た覚えもないです~」

    芥川「……どうやら、事件に関係のあるものみたいだね」

    神薙「つまり、それは犯人の持ち物ってわけ。そしてそれが落ちていたところから考えて、犯人のいた場所は……」

    藤野「なるほどなー。厨房の扉の後ろって事やな。あそこには近くにキッチンもあるし、そこでしゃがんでれば虎喰たちが最初に入ってきたときには見つからへん」

    藤野「しかも、燻志たちを連れてきたときも扉の陰になって見えへんってわけか。よく推理小説とかであるやつやな」

    神薙「だから私の言葉を取っるんじゃねーっつってんだよ!」

    小木方「でもさー、それってもし食堂の方から入ってこられたらマジヤバくなーい?見つかりはしなくても出れないじゃーん」(ギャル)

    阿紫花「そのときは現場に人が集まるのと同時に、あたかも今来たかのように装って集合すればいいんですよ。もちろん人が増えれば増えるほどバレてしまう可能性は上がりますが……ケーキに気が向きやすいのと、死角の多さ故にやりやすいはずです」

    紙有「それに、厨房のケーキが無くなったとなれば食堂からより直接その場に行くはず。犯人はそう考えたのでしょう」
  11. 11 : : 2018/09/17(月) 00:10:35
    虎喰「でも、本当にそうなのかな?」

    神薙「状況的に、それしか考えられないでしょ」

    恒木「ですが、四人もいて気付かなかったというのも少し無理があるような……」

    燻志「だが、もし神薙の言う通りなら俺たちの後ろで起こった事だ。気付かなくてもおかしくない」

    叢雲「俺は納得出来ないぞ!二度も犯人がいた事に気づかないなんてそりゃねーだろ!」

    羽田「皆さん!落ち着きましょう!こんな意見が二つに分かれた状態では……」

    モノクマ「議論白熱ゥゥゥゥゥゥゥ!!」待った

    (中略)

          意見対立
     犯人はずっと厨房にいたのか?


     いなかった!> <いた!
       叢雲      紙有
       虎喰      阿紫花
       小木方     藤野
       芥川      神薙
       鈴村      進藤
       浅間      燻志
       恒木      早坂
       羽田      空夢

    ≫議論スクラム≪
       開始

    話題
    紙有【関係】
    阿紫花【確定的】
    藤野【理由】
    神薙【厨房】
    進藤【証拠】
    燻志【気付かない】
    早坂【場所】
    空夢【タイミング】

    虎喰「本当に犯人は僕たち四人が入るまで【厨房】にいたの?」

    神薙「あの【厨房】は密室状態だった、そこから出ることが出来るのはそれが破られた瞬間だけ」

    浅間「他に……安全に出ることが出来る……【タイミング】は……なかったのか…………?」

    空夢「あの状況じゃどの【タイミング】で出ようとしても不確実だっただろうな」

    羽田「そんな状況で犯人がわざわざ犯行を行った【理由】は何なのでしょう……」

    藤野「重要なんは【理由】やなくて実際に何が起こったかや」

    叢雲「実際に犯人があの時逃げたなら、あんだけ人がいて【気付かない】訳がねえ!」

    燻志「俺たちはケーキに注目していた、【気付かない】のは不思議じゃない」

    小木方「【確定的】な事が何一つないのにそれを事実として話を進めるのが不思議でありません……」(シスター)

    阿紫花「【確定的】な事がないからこそ、可能性が高い推理で納得して話を進めるしかないんですよ」

    恒木「せめてずっと厨房にいたっていう【証拠】があれば納得しやすいのですが……」

    進藤「あの謎のメモ……あれが落ちていた事が犯人がいた【証拠】です!」

    芥川「メモが落ちていただけじゃ、犯人がいた【場所】くらいしか分からなくないかい?」

    早坂「犯人が事件当時いた【場所】から考えればずっと隠れていたという可能性が上がる!」

    鈴村「そもそもあのメモは事件に【関係】があるのでしょうか~?」

    紙有「現場に落ちていて、誰も詳細を知らない以上、【関係】がないとは思えません!」

    全論破
  12. 12 : : 2018/09/17(月) 00:12:17
    (中略)

    藤野「それで、厨房から犯人が出た方法は分かったかけやけど……その後犯人はどこ行ったん?紙有は分かってるんか?」

    紙有「そうですね……」

    紙有(犯人が何処に行ったのか……を考えるより、犯人が行けなかった場所を考えれば、分かるはずです。それを示す証拠は……)

    コトダマ選択
    [中庭のトレーニング]

    紙有(さらに……)

    コトダマ選択
    [脱衣所にいた二人]

    紙有「まず、中庭には羽田様、恒木様、浅間様が居ました。犯人が中庭へ逃げたのなら、そのうちの誰かに目撃されているはずです。ですが彼らはそんな人物を見ていない……そうですね?」

    恒木「はい!トレーニングに集中していたので確実ではありませんが、自分は見ていません!」

    羽田「私も見てませんね……」

    浅間「気配すら…………感じて……いない……間違いなく…………誰も来て……いない」

    芥川「一応、私からも誰も見てないって伝えとくよ。適当にブラついていただけだから、あまり意味ないかもしれないけどね」

    紙有「次に、脱衣所の方ですが……そちらにも進藤様と神薙様のお二人が居ました。そしてお二人も誰かを目撃したりはしていないのですよね?」

    進藤「はい!あの場には私と師匠の二人だけしかいませんでした!私と!師匠!だけでした!!」

    神薙「……何で強調してんの?キモイんだけど」

    紙有「と、とにかく!中庭も脱衣所も無理な以上、犯人がいたのは……」

    藤野「二階しかない……でしょ?」

    紙有「え?ええ……」

    阿紫花「もちろんロビーの何処かに隠れていた可能性がないわけではありませんが……まあ、どちらにせよ同じことですね」

    叢雲「ああ?何でだ?」

    藤野「今までの犯行を振り返ると、犯人は誰にも目撃されてない人物じゃないと成り立たない……だから、今日自室にずっと居て誰にも会ってないって言っていた……」

    藤野「阿紫花さん、鈴村さん、小木方さん、空夢くん、そして僕の5人の中に、犯人がいるってわけ」

    鈴村「ええ~私がですか~?」

    小木方「ああん!?アタイを疑おうっていうのか!」(ヤンキー)

    空夢「まあ、アリバイがない以上いつかは疑われるとは思ってたがな……」

    叢雲「ん?待てよ、その時二階にいたやつなら紙有も容疑者じゃねーの?」

    阿紫花「先輩は燻志さんに二階から降りて来たところと、戻るところを目撃されているので、除外されます」

    藤野「さっきも言ってけど……犯人の動きは、朝解散した後ずっと脱衣所の方に閉じ籠ってたはずだから、事件以前に姿を目撃されていたら犯行は不可能。犯行後犯人は二階の自室に戻って、朝から部屋にいたって嘘をついているわけ」

    神薙「……てか藤野はいきなりどうしたわけ?」

    藤野「……別にー?何かめんどいなー思っただけやから気にせんでええよ」

    藤野「容疑者は俺を含めた5人……でも誰もアリバイを証明したり出来へん以上、俺らに出来るんは自分は犯人ちゃうって言うか、あいつが怪しいって主張し合うだけ……」

    藤野「ふぁぁぁああ……めんど……」

    紙有(互いに主張し合う……これは大分まとまりのない議論になるのでは?誰がどのような主張をしているのか、そしてその中から犯人に繋がる手掛かりを見つけられるのか……)

    阿紫花「フフ……大丈夫ですよ、先輩」

    紙有「え?」

    阿紫花「先輩は“超高校級のコレクター”なのですから、真偽を見分ける事は得意なハズです。それが例え(言葉)であろうと……」

    紙有「(言葉)……」

    阿紫花「ボクたちの話をよく聞いて、その中から指摘するべき“本物の(言葉)”を探し出してください」

    紙有「……ヌフフ。ええ、分かりました。必ずや、本物を見つけ、事件を解決に導きます!」

    神薙「言っとくけど、そこのそいつも容疑者の一人だからね?そこら辺ちゃんと分かってる?」

    紙有「わ、分かってますよ!」

    鈴村「うーん、私はただ部屋で人形を作っていただけなんですけどね~……」

    小木方「わ、私だってぇ……役作りに励んでいただけですよぉ……」(弱気)

    空夢「女性の方々と罪の擦り付け合いは遠慮したいんだが……」

    鈴村「私は犯人ではありませんよ~」
    小木方「私は食べてませえええええん!!」
    空夢「俺は犯人じゃないぞ」
  13. 13 : : 2018/09/17(月) 00:14:04
    ≫パニック議論≪
    鈴村「私は部屋でずっと人形を作ってました~」
    小木方「わたくしは一人ずっと役作りをしていましたわ」(お嬢様)
    空夢「俺は自室で曲芸の練習をしていた」

    阿紫花「ボクは部屋で絵を描いてましたね」
    藤野「俺はずーっと寝とったなー」
    叢雲「何だか全員怪しく感じるな」

    羽田「犯人を目撃したりはしてませんか?」
    早坂「何か不審な物音とか聞いたりは……?」
    神薙「気になった事とかなかった?」

    鈴村「うーん、放送を聞くまで部屋に居ましたからね……」
    藤野「【個室は防音】やから何も聞いてへんな」
    空夢「そういえば部屋から出て食堂に行くとき足が滑ったんだが」

    阿紫花「部屋を出てから気になることはありましたね」
    藤野「まあ不快な事はあったけど」
    空夢「廊下の【ワックスでも剥がれ】てのか?」
    [消えたタオルと石鹸]

    進藤「気になることって何ですか?」
    藤野「せっかく気持ちよく寝てたのに事件やからってモノクマが起こしに来てん」
    叢雲「もしかしてバナナの皮でも踏んだんだったりしてな」

    阿紫花「部屋を出たとき微かに【鼻を突く香り】がしたことですね」
    小木方「私は今疑われているのが不快でございますな」(使用人)
    神薙「それなら原因が分からない訳がないでしょ」

    紙有「アクロ様が滑りそうになった原因、それはワックスが剥がれていたわけではなく……」

    紙有「もしかしたら、石鹸が原因かもしれません」
  14. 14 : : 2018/09/17(月) 00:15:45
    紙有「実は風呂場から石鹸が一つなくなっているんです」

    恒木「石鹸……ですか?何故石鹸がそんなところに?」

    叢雲「まさか、石鹸が自分で浴場から二階まで長旅をしてきたっていうのか!?」

    芥川「話がややこしくなりそうだからあんたは黙ってて」

    紙有「何故石鹸がそんなところにあったのかは分かりません。ですが、浴場からなくなっていたということはこれも犯人が何らかの理由で持ち出したからなのでしょう」

    小木方「ヒッヒッヒッ!また推測かい?大体ケーキを食べるのと石鹸に一体何の関係があるというのかえ?」(魔女)

    進藤「うーん、石鹸の使い方と言えば汚れたものを洗うくらいしか思い付きませんね……」

    阿紫花「では、もし犯人が持ち出したものであるなら……それをどういう風に使ったのか、その方法について話し合いませんか?」

    藤野「それでええんちゃう?もし話し合って納得行く答えが出えへんかったら間違ってた、って事でええし」

    (中略)

    ≫ノンストップ議論 開始≪
    藤野「犯人は何のために石鹸を使ったんや」

    進藤「《何かを洗うため》……が真っ先に思いつく方法ですが……」

    鈴村「結構な大きさですし《重しとして使った》可能性もありますよね~?」

    阿紫花「香りが強いので《アロマ代わり》にも出来そうです」

    神薙「……そもそも、何で石鹸を落としたところは滑りやすくなってたんだろうね?」

    早坂「確かに、普通に石鹸を落としただけじゃ【滑りやすくはならない】ですね」

    叢雲「そうだ!滑りやすくなっていたのは《石鹸が溶けていた》からじゃないのか!」
    [ぬめりのある風呂桶]で賛成

    芥川「何で石鹸を溶かす必要があるのさ」

    小木方「ヌフフ、やはり今回の件とは【関係ない】のではありませんか?」(紙有)
    ≫ノンストップ議論 終了≪

    紙有「そうだ……叢雲様の言う通り、石鹸は溶けていたんです。いえ、正確には犯人が溶かしたのです。その証拠に、ぬめりがのついた風呂桶が浴場に残されていました」

    叢雲「おお!だろ!俺の言う通りだろ!」

    芥川「……本当にそうなのかい、紙有?叢雲の案なんて」

    虎喰「大丈夫?叢雲さんの推理だよ?ってところだね」

    叢雲「お前ら俺にどういう印象をもってるんだよ!」
  15. 15 : : 2018/09/17(月) 00:16:34
    (中略)

    神薙「犯人が石鹸を必要とした……それさえ分かれば、この事件は解決なんだよ」

    叢雲「なっ!?マジかよ!!」

    進藤「本当ですか!?流石師匠!」

    阿紫花「フフ……それでは、お教え願いますか?“超高校級の探偵”の推理を」

    神薙「その前に、まずは犯人をはっきりさせておこうか。そのための証拠……それはアンタには伝えてるよね、紙有」

    紙有「神薙様が言っているもの……それは“アレ”の事ですか?」

    神薙「そう。犯人が脱衣所にいたってだけで十分特定できるものではあったけど、念には念をと思って言わなかったんだよ」

    藤野「んで、その“アレ”って何なん?勿体ぶらずはよいいや」

    紙有「はい、“アレ”というのは……」

    モノクマ「むうぅぅぁぁぁあああああてぇぇぇええええい!!それ以上はやらせねぇよぉ?何故なら!くぉれは……」

    モノクマ「体験版、だぁぁぁぁあああああから、だああああああああ!!!」
  16. 16 : : 2018/09/17(月) 00:20:02
    5.本番
    裁判が完成したら本番でGM、そして参加者皆様にどのような指示を飛ばすか予め考えておくことをおすすめします
    なお、捜査時間については裁判を作り終え、コトダマが全て揃った段階で作成することを強くすすめます

    以上にて体験版のプロットは終了です

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nme714

ネムサレス

@nme714

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