ダンガンロンパDarkness 第一章『陰と翳の影』
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- 1 : 2017/08/30(水) 13:09:20 :
- 夕闇太郎(ゆうやみ たろう)
・性別 男
・CV.田中真弓
・才能 超高校級の論者
・トリックスター枠にして主人公枠
佐藤アリス(さとう ありす)
・性別 女
・CV.東山奈央
・才能 超高校級の???
・ヒロイン枠
兎田光(うだ ひかり)
・性別 女
・CV.早見沙織
・才能 超高校級の女優
・前作の主人公枠
黄島号介(おうしま こうすけ)
・性別 男
・CV.宮野真守
・才能 超高校級のシナリオライター
・前作のパートナー枠でかつては首謀者に染まりかけた
色照盗人(いろてり とくり)
・性別 女
・CV.石上静香
・才能 超高校級の怪盗
・イロモノ、下ネタ枠
震駭静流(しんがい しずる)
・性別 男
・CV.高山みなみ
・才能 超高校級の幸運?
・常識人枠
神代誘奈(かみしろ いざな)
・性別 女
・CV.緒方恵美
・才能 超高校級の物理学者
・メガネ枠
大駕風吹(だいが ふぶき)
・性別 女
・CV.豊口めぐみ
・才能 超高校級の美化委員
・完璧超人、料理人枠
龍崎夢無(りゅうざき ゆむ)
・性別 男
・CV.中村悠一
・才能 超高校級の創始者
・便利屋枠
阿零ゼノ(あれい ぜの)
・性別 男
・CV.浅沼晋一郎
・才能 超高校級の剣士
・戦闘要員枠
相ヶ瀬路美(あいがせ ろみ)
・性別 女
・CV.戸松遥
・才能 超高校級の暗殺者
・お上品枠
穂志屋伯栖薙亜(ほしや へすてぃあ)
・性別 女
・CV.山本希望
・才能 超高校級の書道部
・褐色女子枠
眞如朱也(しんにょ しゅや)
・性別 男
・CV.梶裕貴
・才能 超高校級のオタク
・マッチョ枠
黒姫白(くろき しろ)
・性別 女
・CV.伊藤静
・才能 超高校級の音楽家
・癒し、厨二枠
神崎黎斗(かんざき くろと)
・性別 男
・CV.子安武人
・才能 超高校級の統率者
・ヘイト要員枠、第二のトリックスター枠
七星監四郎(ななほし かんしろう)
・性別 男
・CV.福島潤
・才能 超高校級の陸上選手
・顔芸、リアクション枠
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- 2 : 2017/08/30(水) 13:10:38 :
- あれから部屋に戻ったボクは、コロシアイ生活について考えていた
夕闇(…コロシアイ…ね。この学級裁判って言うのも確かに面白そうではあるけど…負けたらおしおきで死ぬっていうのがねぇ…流石のボクも死にたくないし)
ピンポンパンポーン
夕闇「ん?何だ、このチャイムは」
モノクマ『オマエラ、夜時間になりました。さっさと寝て明日に備える様に!それではおやすみなさい』
夕闇「…何だ…もうそんな時間なのか」
夕闇(…まぁ、夜更かしするにしても暇潰しの道具もないし…今日は静かに寝るとしよう…)
翌日
ピンポンパンポーン
モノクマ『オマエラ、おはようございます。朝時間になりました。今日も元気に張り切って行きましょう!』
夕闇「…成る程、朝時間になる時も夜時間と同じ様にチャイムで知らせてくれるのか…」
目が覚めたのは数分前、今は歯を磨いたり顔を洗ったりして身支度をしている
夕闇「…取り敢えずお腹も空いたし、食堂の方にでも行ってみるか」
〜食堂〜
震駭「やぁ、」
兎田「おはよう、夕闇君」
夕闇「静流ちゃんに光ちゃん、おはよ〜♪」
辺りを見渡すと、料理を運ぶ風吹ちゃん、テーブルの上でぐうすか寝てる夢無ちゃん、伯栖薙亜ちゃんに話しかけられてキョドッてる朱也ちゃん、眠たげに白ちゃんの熱弁に耳を傾く誘奈ちゃんと色んな風に過ごしていた。
震駭「取り敢えず、今後の事について話したいから…全員揃うまで少し待って貰っても良いかな?」
夕闇「まぁ、する事もないし別に良いよ」
震駭「そうか、ありがとう」
夕闇(…にしても、ただ待つっての退屈だし誰かとお話しでもしようかな?)
夕闇「やぁ、伯栖薙亜ちゃんに朱也ちゃん♪おはよう!何話してんの?」
穂志屋「いあ、夕闇君おはちゃうおはよう!えーっちねえっとね…実は眞如君っちとお話ししちゃうっちしようって思ったんばってんだけど…」
眞如「あっ…えっと…そのっ…」オロオロ
夕闇「成る程、朱也ちゃんがキョドッて話にならないと…」
眞如「そ…そそそっそんな…だっておいら、女の子に話しかけられた事なんてないから…」
夕闇「…まぁ、こんなゴリゴリマッチョと話がしたいなんて女子そうそういないだろうけど」
穂志屋「しょっそんなごとなかよ)[/ruby]!こう見えても眞如君、結構[ruby]むぞらしかから(可愛いから!!」
夕闇「ごめん、今なんて言ったの?」
穂志屋「えぇ?!」
そうこうしている内に、ゼノちゃんと路美ちゃんが二人並んで食堂に入り、その後号介ちゃんと監四郎ちゃんもやって来たのだった
夕闇「…それじゃあお二人さん、ちゃんと会話を楽しんでね。特に朱也ちゃん」
眞如「?!」
夕闇「アハハ♪」
夕闇「やっほー、ゼノちゃんに路美ちゃん。二人で何してるの?」
阿零「…別に何もしていない」
相ヶ瀬「そうですわ。わたくし達が一緒にいるのは特に意味がありませんの」
夕闇「ふーん、じゃあ二人とも特に意味がないのにも関わらず同じテーブルの正面に座ってるの?」
阿零「あぁ」
相ヶ瀬「その通りですわ」
夕闇「…変なの」
阿零「…私達に話しかけようとするお前も十分変だ」
相ヶ瀬「普通、剣士と暗殺者が相席してるのに無理やり押し入ってくるなど大した度胸ですわ」
夕闇「そうかなー?別に二人とも怖そうには思えないけど」
阿零・相ヶ瀬「…お前(あなた)の目は節穴か(ですわ)」
夕闇「ほら、息ぴったり…実はデキてるんじゃない?」
阿零「…馬鹿馬鹿しい」
相ヶ瀬「会って一日しか経っていないというのに、そんな訳ないでしょう」
夕闇「アハハ♪オレ・・って、相手が嘘を吐いてるとか色々分かるんだよねぇ…ほら、超高校級の論者だからさ」
阿零・相ヶ瀬「「…」」
夕闇「…まぁ、そういう訳だからさ…あんまボクの前で嘘とか吐かない方が良いよ?それが後々厄介な事になるからさ」
そうこうしてる間に、盗人ちゃん、黎斗ちゃん、アリスちゃんの三人も食堂に姿を現したのだった
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- 3 : 2017/08/30(水) 13:12:51 :
- 震駭「よし、全員揃ったね」
神代「なーなー、何の話するん?」
兎田「うん、実はね…震駭君と話したんだけど…これから、この学園を探索しないかなって」
黒姫「探索…ですか?」
震駭「そうだよ。もしかすれば、外の世界に関する手掛かりが見つかるかもしれない」
夕闇(ふーん…成る程ね)
夕闇(本当はボク一人でやろうかと思ってたんだけど、まさかこの二人が皆んなに提案するとは…)
夕闇(…いや、驚くのも変な話か…)
夕闇(何せボクは、この二人の事を何にも知らないんだから)
神崎「おい、そんなくだらねぇ要件の為にわざわざ呼んだのか?」
穂志屋「…神崎君?」
佐藤「同感…そんなのあんたらだけでやればいいじゃん。あたしまで巻き込まないでよ」
黄島「別にいいじゃんか、二人とも。少なくとも俺は無意味だなんて思わないな」
佐藤「誰もあんたの意見なんて聞いてないし…とにかくあたしは参加しないから」
神崎「俺様もだ」
そう言うと、二人はさっさと帰ってしまった
龍崎「…俺も面倒いからパス」
神代「誘奈ちゃんもパス…疲れるだけだし」
震駭「あはは…それじゃあ何か手掛かりを見つけたら教えるね」
兎田「…と、とりあえず今ここにいる人だけででも探索しよう!ね?」
相ヶ瀬「…そうですわね」
震駭「とりあえず、誰かとペアになって貰おうか…そうした方が効率も上がると思うし」
兎田「そうだね…うん、そうしよっか」
夕闇(ペア…か)
夕闇(それじゃあボクは誰と組もうかな?)
夕闇「光ちゃん、一緒に組もうよ」
兎田「うん、別に良いよ」
震駭「…よし、ある程度ペアは組めたかな?」
震駭「それじゃあ次はどこを捜索するかを決めようか」
夕闇「うーん、そうだなぁ…それじゃあボクと光ちゃんは校舎の1階を調べるよ」
穂志屋「うちっち私と眞如君は校舎んの2階ばを調べるね!」
眞如「えっ?…あっ…そそそそそうだうだね!!」
黒姫「ミーと風吹さんは校舎の2階を チェックしますね!」
大駕「…分かりました」
阿零「…私と相ヶ瀬路美は校舎4階を担当する」
相ヶ瀬「勝手に選ばないでくださる?まぁ、別に構いませんが」
黄島「俺と盗人ちゃんは特別棟にしとくよ」
色照「おっけぇ〜❤️」
震駭「…じゃあ僕と七星君は余った中庭を調べれば良いね」
七星「ちっ…余り物かよ」
夕闇「うん、決まったみたいだしそろそろ捜索に行こうか光ちゃん♪」
兎田「分かったよ!」
震駭「それじゃあ皆んな、また食堂で」
〜校舎1階〜
夕闇「…さて、どの部屋から捜査しようかな?」
夕闇「まずは女子トイレを調べようか」
兎田「…」
夕闇「よし、それじゃあ女子トイレに向かおうか」
兎田「…待って…ちょっと待って…今何て言ったの?!」
夕闇「え?女子トイレを調べようかって言ったんだけど?」
兎田「いやいやいやおかしいでしょそれ!?!」
夕闇「何がおかしいの?もしかしたら何か発見があるかもしれないんだし…トイレに隠し通路があるってのは定番だよ?」
兎田「だったら私一人で調べるから!それでいいでしょ!?はい決定!!」
夕闇「えー」
兎田「五月蝿いよ!」
〜女子トイレ前〜
夕闇(結局兎田ちゃん一人で入って行ったな…さて、その間何しようかな)
夕闇「暇だからモノクマと喋くろう。と、言う訳で出てこいよー!モノクマーー!!」
モノクマ「はいはーい、お呼びでしょうか夕闇クン」
夕闇「うん♪実はこの学園の秘密について教えて欲しいんだ〜♪」
モノクマ「…」
夕闇「どうしたの?モノクマ」
モノクマ「もー…分かってるくせに!教える訳ないでしょ!!」
夕闇「…ま、そりゃそうだよね。確かにモノクマの言う通りだ…そんじゃあさ、モノクマの製造方法とか教えてよ!」
モノクマ「何言ってるの?ボクはボク一人だよ!」
夕闇「でも増えるでしょ?ねぇ、教えてよ」
モノクマ「仕方ないなー…ま、どうせ知られた所で何かが変わる事はないし別に良いよ。その答えはね…」
夕闇「うんうん♪」
モノクマ「全自動モノクマ製造機が勝手に作ってくれるのでしたー!残念!!」
夕闇「ふーん…まぁそんな所だろうと思ったけどさ」
モノクマ「うぷぷ…絶望した?」
夕闇「別に…」
兎田「女子トイレ調べ終わったよ、夕闇君…でも君が考えてる様な物はなかった…ってモノクマ?!何でここに!?」
モノクマ「あらら、兎田さんも帰ってきた事だしボクはおさらばするよ。じゃあね〜」
夕闇「…」
兎田「…ねぇ、何か喋ってたの?」
夕闇「べっつにぃ?なぁんでもないよ♡光ちゃん♪」
兎田「…う、うん」
夕闇「…それじゃあ次はどこを調べようか…」
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- 4 : 2017/08/30(水) 13:14:30 :
- 夕闇「よし、玄関ホールを調べよう」
兎田「うん、そうだね」
〜玄関ホール〜
兎田「…うーん…外への扉があるって事以外…特筆する様な点はないよね?」
夕闇「…ぱっと見は…確かに何もないね」
兎田「?どういう事?」
夕闇「何でもないよ、とにかく一応調べてみよう」
夕闇「ねぇ光ちゃん、こんな所に鍵穴があったよ」
兎田「…本当だ…でもよく気づいたね」
夕闇「まぁね♪…で、光ちゃんはどう思う?」
兎田「どうって…鍵をさしたら何処かのドアが開くんでしょ?」
夕闇「…それもそうか…ごめん、何でもないや」
兎田「?」
夕闇「さて、それじゃあ次は何を調べよっかな…?」
(数時間後…)
夕闇「…さて、これで校舎1階は調べ終わったね…そろそろ食堂に集まる頃だろうからボクらも行こうか」
兎田「うん!」
〜食堂〜
夕闇「ふーん…じゃあ皆んなも外に関する手掛かりは見つけられなかったんだね?」
阿零「…あぁ、その通りだ」
震駭「僕の所も、ただの学校を探索している気分だったよ」
黄島「…特別棟も、俺らの才能に合わせた研究室っていうのがあっただけで他は何にもなかったぜ」
夕闇「…つまり、殆ど無駄な時間を過ごしちゃった訳だ…これは、アリスちゃん達の方が正解だったかもね」
兎田「ちょっと夕闇君!」
夕闇「分かってるって、冗談だよ冗談」
相ヶ瀬「…なら、これからどうするんですか?」
夕闇「今日の所はもう部屋に戻るとして…明日からは各自が自由に時間を過ごせばいいんじゃない?」
大駕「捜索をするなら個人で勝手にやれという事ですか?」
夕闇「一人でも良いだろうし、他に同じ事をしようとしている人がいれば一緒に協力するのも良いでしょ…」
震駭「…確かに、いつまでも皆んなの時間を奪う訳にもいかないし…僕は夕闇君のに賛成するよ」
兎田「私も」
黄島「俺もだ」
震駭「…皆んなはどうかな?」
穂志屋「うちも…賛成かいな」
眞如「おいらも…」
阿零「あぁ、それで構わん」
相ヶ瀬「構いませんわ、それで」
色照「わたしぃもぉ…反対じゃないよぉ?」
七星「…まぁテメーらがそれで良いんなら僕もそれでいいぞ」
夕闇「オッケー、じゃあそうしようか」
震駭「うん…それじゃあ皆んな、また明日」
そして、ボクらは別れた
〜自室〜
夕闇「…さて、今日はどんな事があったっけな〜」
ボクは机に向かい、今日の成果をノートに書き綴った
夕闇「…ま、こんな所かな…」
夕闇「…はぁ〜あ…疲れたなぁ」
ボクは明日の予定を眺めながらベッドに移動した
夕闇「…はぁ」
ピンポンパンポーン
夕闇「…」
モノクマ『オマエラ、夜時間になりました。とにかくおやすみなさい』
夕闇「…もうそんな時間か…」
夕闇「…今日はもういいや…寝よう」
そして、ボクは眠りについた
〜翌朝〜
ピンポンパンポーン
モノクマ『オマエラ、おはようございます。今日も元気に張り切って行きましょう!』
夕闇「…ふぁ〜…眠い」
夕闇「…取り敢えず食堂に行こうか」
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- 5 : 2017/08/30(水) 13:16:50 :
- 〜食堂〜
兎田「おはよう、夕闇君」
夕闇「おはよう、光ちゃん…どうかしたの?」
兎田「う、ううん!ちょっと不安に思ってただけ…」
夕闇「ふーん…まぁ外の様子が分かんないんだし当然といえば当然か…」
兎田「…うん…」
夕闇「ま、気にしててもしょうがないよ…気楽に行こう♪そうじゃないと、人生損しちゃうよ!」
兎田「…うん、ありがとう」
それから、ボクは食事を済ませた後一旦部屋に戻ったのだった
夕闇「…さて、今日は何して過ごそうかな?」
夕闇「静流ちゃ〜ん♪遊ぼうよ〜」
震駭「…こんな状況なのに随分と元気だね?…いや、元気に振る舞った方が皆んなの気を紛らせられるのか?」
夕闇「相変わらず、人の事ばっか考えてるよね♪でもそんな生き方してたら窮屈じゃない?」
震駭「そんな事ないよ、人の為に動くと自分自信気分が良くなるんだ」
夕闇「ふーん…」
夕闇「そういえば静流ちゃん、超高校級の幸運なんだって?」
震駭「あぁ、そうだよ」
夕闇「全国の高校生の中から抽選で選ばれる奴でしょ?運が良いんだね」
震駭「…それでこんな殺し合いに巻き込まれてるんだ。本当に自分が幸運なのか疑わしくなるよ」
夕闇「いいや、静流ちゃんにとっては間違いなく幸運だよ」
震駭「…どういう意味かな?」
夕闇「だって、もしその抽選が他の人に当たってたらこの殺し合いに参加しなくてはならないんだよ?って事は静流ちゃんはその誰かの不幸を防ぐ事が出来たって事になるんだ…ね?ラッキーでしょ」
震駭「…確かにその通りだね」
夕闇「それとさ〜…まぁ別に関係ない話なんだけどさ、静流ちゃんってただの幸運じゃないでしょ?」
震駭「…何の話かな?」
夕闇「ヒヒッ♪冗談だよ冗談…軽いジョークさ…ちょっとからかってみたくなっただけなんだよ」
震駭「…」
夕闇「じゃあね静流ちゃん…キミと過ごせて楽しかったよ」
〜自室〜
夕闇「…まだまだ時間があるな…」
夕闇「…さて、今日は何して過ごそうかな?」
夕闇「やぁ、ゼノちゃん♪一緒に遊ぼうよ」
阿零「…断る」
夕闇「えぇ〜、なんで?」
阿零「…私に関わるな、怪我するぞ」
夕闇「…ぷっ」
阿零「…何がおかしい?」
夕闇「いや〜随分とイタい事言ってるなぁと思ってさ…」
阿零「…」
夕闇「ねぇ、そういえばゼノちゃんって超高校級の剣士なんだって?」
阿零「…それがどうかしたか?」
夕闇「いや〜…何で剣道部とかじゃないのかな〜って」
阿零「…それは、私がやってるのは剣道でなく西洋剣術だからだろう」
夕闇「へぇ〜え…西洋剣術ねぇ…それって強いの?」
阿零「…少なくとも、私の剣で斬れない物はなかった」
夕闇「過去形って事はここの設備はどれも斬る事が出来なかったって事だよね」
阿零「…」
夕闇「まぁ落ち込む事ないよ、そんな簡単に斬られちゃったら殺し合いなんてする必要ないし、きっとモノクマが何か細工でもしたんだろうね」
阿零「…まぁそうだろうな」
夕闇「だから、何一つ斬れなかったとしてもそれはゼノちゃんに何の落ち度もないんだ。キミは、ちゃんと超高校級を名乗る事が出来るんだよ」
阿零「…」
夕闇「ヒヒッ…まぁそういう訳だから…ボクはもう行くよ。楽しかったよ、ゼノちゃん♪」
〜自室〜
ピンポンパンポーン
モノクマ『オマエラ、夜ですよ。おやすみなさい!』
夕闇「…もう、夜なのかぁ」
今日も、ボクは本日の成果をノートに書き綴り、明日の予定を組みながら眠りについた
モノクマ劇場
モノクマ「やぁ、皆さんこんばんは」
モノクマ「今日も無事一日が終わりましたね」
モノクマ「明日もきっと素晴らしい一日を送れる事を楽しみにしております」
モノクマ「ところで今回の殺し合いは、本当にそれに向いてる人ばかりが集まった訳ですが 貴方は誰が生き残ると思いますか?」
モノクマ「やっぱり主人公は生き残る?ヒロインは死ぬ?ムキムキは?褐色肌は?イロモノは?戦闘キャラは?」
モノクマ「はたまた、今までなかった笑殺や呪殺が来るのか?」
モノクマ「結局のところ、真相は闇の中です」
モノクマ「では皆さん、さようなら。良い夢を見て逝ってください」
-
- 6 : 2017/08/30(水) 13:18:11 :
- ピンポンパンポーン
モノクマ『オマエラ!おはようございます、朝ですよ!あと皆さんには大事なお話があるので今すぐ食堂にお集まりくださーい!』
夕闇「…大事なお話…ね」
夕闇(とにかく、食堂に行こうか…)
〜食堂〜
兎田「おはよう、夕闇君」
夕闇「光ちゃんおはよ〜♪」
震駭「…それで、何の話なんだろうね」
夕闇「さぁね、でも余りいい話じゃないだろうね…」
モノクマ「勿論その通りだよ!夕闇クン頭良い〜♪」
兎田「きゃあ?!」
震駭「…モノクマ…!」
夕闇「…普通、誰だってそう思うだろ」
モノクマ「うぷぷ♪まぁそれもそうだね」
七星「おいモノクマ!一体なんの用なんだ!」
モノクマ「あぁ、それはね…動機の提示がまだだな〜って思ったから皆んなを呼んだんだ!」
阿零「…動機の…提示?」
モノクマ「その通り!せっかく殺し合いの舞台を用意しても肝心の動機がなけりゃ誰も人を殺さないと思ってね!と、いう訳で皆さんにはこのビデオをお渡しします!」
黄島「…ビデオだと?」
モノクマ「うん、実はこのビデオには外の世界の様子がちょびっとだけ書かれてあるんだ!だから動機を抜きにしてもこれを見ない手はないよ!」
相ヶ瀬「…っ外の世界の…」
穂志屋「様子の…映し出しゃれとうと?」
眞如「そっそそそんなの…一回…みっ見てみるしかない…じゃないか」
モノクマ「うぷぷ…という訳で4階にある視聴覚室へレッツゴー!」
〜視聴覚室〜
モノクマ「うぷぷ…皆んな席に着いた?」
神崎「おいモノクマぁ…本当に外の様子が映ってんのか?」
黒姫「ユーの嘘とかじゃないのですか?」
モノクマ「勿論だよ!クマは嘘をつかないんだ!」
神代「これ以上にない胡散臭さだね」
色照「本当だねぇ、存在自体がぁ嘘みたいな物だからぁ♡」
大駕「…取り敢えず見てみましょう。話はそれからです」
龍崎「…はぁ、面倒くせぇ」
佐藤「…」
モノクマ「うぷぷ…それでは!今回の動機をご覧くださーい!!」
モノクマに促されるまま、ボクはそのビデオを観る事にした
超高校級の論者 夕闇太郎の動機ビデオ
モノクマ『大人気の動機ビデオシリーズ!今回は超高校級の論者 夕闇太郎クンの動機ビデオでーす!』
モノクマ『夕闇太郎クンは超高校級の論者として、幾度となく裁判で相手を論破して来ました』
モノクマ『どんな人間も、彼にかかればすぐに言い包められてしまう…彼はその才能を活かしどんな嘘も建前も見透かしてしまう…彼に近づこうとする人間はいませんでした』
モノクマ『でもそんな夕闇クンにも心の拠り所とも言える妹と幼馴染みがいました』
すると、妹と二人の幼馴染みが映し出される
夕闇「…」
妹『お兄〜、元気してる〜?』
幼馴染みA『私達はあいも変わらず元気にしてるよ。まぁ太郎がいないからちょっと寂しいけどね』
幼馴染みB『よう、太郎…ちゃんと友達作ってるか?お前は少しコミュ障な所があるからな!まぁ、元気でやれよ!』
モノクマ『何と麗しい友情なんでしょうか!彼にも、自分の帰りを待つ人間がいるではありませんか!素晴らしい絆ですねぇ!』
モノクマ『でもまぁ結局の所、彼らはかなり酷い目に遭っちゃうんだけどね…ほら!』
瞬間、バラバラになった妹と灰になった幼馴染みA、全身蜂の巣になった幼馴染みBが映し出される
画面のモノクマが、それら三人の首を抱えながら次の言葉を言い放った
モノクマ『ま、そういう訳だから!真実を知りたければ人を殺しなさい!そして裁判に勝ちなさい!以上!!』
夕闇「…」
夕闇「…………………」
夕闇「はぁ?」
震駭「…ッ!」
兎田「きゃあああああああああ!!!」
相ヶ瀬「なっ何ですかこれは?!」
七星「冗談じゃねぇぞ!おい!」
穂志屋「そげな…事っち…」
眞如「嘘だ…ぜっ…ぜぜ絶対に…信じ…ない…ぞ」
色照「みんなぁ、少し落ち着いたらぁ?」
神崎「…成る程なぁ、これが外の世界の様子か…」
大駕「本当に…外の世界はこうなっていると?」
神代「…そんなん言うたかて…ありえへんわ…」
黄島「…おいモノクマ、テメェの目的は何だ?」
龍崎「ふんっ…そんなのは分かり切ってるだろ…俺達に殺し合いをさせる為だ」
黒姫「…何で…落ち着いてられるんですか?」
阿零「…確かに、これが嘘だと明言する術はない…外へ出る事以外はな」
佐藤「…」
モノクマ「うぷぷぷぷ…絶望した?」
夕闇「モノクマ…」
モノクマ「まぁ、それを知りたいならヤるしかないよね!もうそれしか残ってないよね!」
夕闇「…」
モノクマ「という訳でボクはそろそろお暇するよ、じゃあね〜!」
そう言い残すと、モノクマは去っていった…
-
- 7 : 2017/08/30(水) 13:18:58 :
- 兎田「…これから…どうするの?」
震駭「…今日の所は…皆んな部屋に戻ってゆっくりしておこう」
黄島「…でも、こんな状況で一人きりってのは少し危険じゃないか?」
震駭「…ちゃんと鍵を閉めておけば何の心配もいらないだろうし、今の僕らにはやれる事もないからね…部屋の外に出てるよりかは随分マシなはずだよ」
七星「…まぁそれもそうか…」
震駭「…それで、明日の朝…また食堂に集まって欲しい…」
神代「んー…分かった、ほな先部屋に戻っとくわ」
大駕「それでは皆様方…また明日」
夕闇「うん、じゃあね…」
〜自室〜
夕闇「…」
あれから、ボクはずっと自分の部屋でベッドの上に横になっていた
夕闇「…」
ピンポンパンポーン
モノクマ『オマエラ!夜時間ですよ、おやすみなさい!!』
夕闇「…寝よう」
今日もまた、その日の成果を…まぁ特に何もなかったんだけど一応ノートに書き、明日に備えるのだった
〜翌日〜
ピンポンパンポーン
モノクマ『オマエラ、おはようございます。今日も元気に張り切って行きましょう!』
夕闇「…取り敢えず食堂に向かうか」
〜食堂〜
夕闇「静流ちゃん、おはよう」
震駭「おはよう、夕闇君…これで全員揃ったね」
見渡してみると、既に全員が揃っていた
震駭「さて、これからの事なんだけど…今日一日中、皆んなで一緒に過ごさない?」
夕闇「…どういう事?」
震駭「…皆んな、昨日の事で混乱してると思うんだ…きっと誰かが殺人を犯してしまうかもしれない…」
夕闇「…だから、皆んなが同じ所にいれば殺人が起こらない…と、随分甘い考えだね!静流ちゃん♪」
震駭「…そうかもしれない…けど…」
夕闇「…まぁ、良いんじゃないの?確かにそれが一番だろうからさ」
震駭「…うん」
神崎「ふざけんじゃねぇぞ、そんな意味わかんねえ事に参加してられっか」
佐藤「…あたしも、自分の部屋に戻ってる…人を殺そうとしてる奴らがいる所にいてらんないし」
兎田「ちょっと…幾ら何でもそれは…」
阿零「そうだぞ、そんな勝手は許されない」
佐藤「…別に人なんか殺さないよ…疑うんなら見張っとけばいい…」
黒姫「でも…」
震駭「…それでも、皆んな同じ所にいないと意味がない…残念だけど言う事を聞いてもらうよ」
佐藤「…何であんたなんかの言う事を聞かなくちゃいけないの?」
震駭「…それは」
佐藤「とにかく、私は部屋に戻るから」
神崎「…俺様も部屋に帰らせてもらうぜ」
夕闇「…まぁ仕方ないよ、なんて言ったってこういう状況だからね」
震駭「…そうだね…今いる人達だけで過ごすとしよう…」
そして数時間後
黄島「…ちょっとトイレ」
震駭「黄島君、一人じゃ危ないよ」
黄島「何が危ないんだよ…ただトイレに行くだけだろ?」
震駭「…でも、出来るだけ皆んなが同じ所にいないと…」
黄島「全員で連れションしろってのかよ」
震駭「…」
夕闇「…はぁ…静流ちゃん、心配なのもわかるけど…幾ら何でも警戒し過ぎだよ、過保護にも程がある。ちょうどボクもトイレに行きたかった所だしボクが号介ちゃんに着いてくよ」
震駭「…うん、じゃあよろしく」
黄島「…おい、どういうつもりだ?」
夕闇「どういうつもりも何も、トイレに行きたかっただけだけど?」
黄島「…話でもあるんじゃねえのか?」
夕闇「…まぁ、うん…聞きたい事はあったかな…」
黄島「…何だ?」
夕闇「…号介ちゃん…この殺し合いについての感想…とかある?」
黄島「…胸糞悪いだけだ」
夕闇「…まぁそうだよね…別に殺し合いに参加したのが二回目でも三回目でも初めてでも…誰だってそうなるよね…」
黄島「…何が言いたいんだ?」
夕闇「…精々その命、大切に扱うと良いよって事」
黄島「…何?」
夕闇「アハ♪まぁ気をつけてよね、超高校級のシナリオライターさん?」
黄島「…」
ピンポンパンポーン
モノクマ『オマエラ!夜時間になりました!食堂を閉鎖しますのでさっさと自分の部屋にお戻りください!それでは皆さんお休み』
震駭「…それじゃあ皆んな…また明日」
兎田「うん、そうだね…」
夕闇「そんじゃあサヨナラ〜♪」
部屋に戻ったボクは、いつもの様に今日の成果を綴り、明日の予定を見ながら眠りについたのだった
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- 8 : 2017/08/30(水) 13:19:30 :
- 『コンコン』
夕闇「…んー…誰だろう、こんな時間に…て今6時か…そんなにおかしな時間じゃないね。」
『コンッコンコン』
夕闇「はいはーい、今いくよーっと」
ボクは、急いで入り口の方に向かいドアを開けた
佐藤「…」
夕闇「あれ?どうしたのアリスちゃん…もしかして起こしに来てくれた?それは嬉しいんだけど今6時だからさ、まだまだ早い…よ?」
その瞬間、アリスちゃんは手に持った包丁をボクに向けて振り払った
佐藤「…チッ」
夕闇「いやいや…『チッ』じゃないでしょ『チッ』じゃ…危ないじゃん」
佐藤「…五月蝿い、死ね」
夕闇「いや、だから…さっ!」ひょい
佐藤「避けるな、さっさと死ね」
夕闇「いや普通に避けるでしょ、ボクだってまだ死にたくないし」
佐藤「…関係ないでしょ」
夕闇「…何?そんなに外へ出たいの?」
佐藤「…あの動機は関係ない…とにかく死ね、ゴミ屑」
夕闇「いやだから何で殺されなくちゃいけないんだよーーー!!!」ダッ
佐藤「…」
ボクは逃げた、全速力で
だって死ぬのは怖いじゃん、当たり前じゃん
そもそもアリスちゃんはボクの事を本当にゴミを見る目で見てた
あれはヤバい、本気だ
今戻れば間違いなく殺される
と、いう訳でボクは大きな声で叫びながら他の人の部屋の前を通り過ぎてった
夕闇「皆んなー!起きてーー!!アリスちゃんに殺されるーーー!!!」
震駭「何!?一体どうしたの?!」
七星「何だってんだ!五月蝿えぞ!」
相ヶ瀬「こんな朝早くに起こさないでくださいます?!…て…え?」
夕闇「…ははは…何かもう死体あった」
ピンポンパンポーン
モノクマ『死体が発見されましたー!一定の操作時間の後学級裁判を開きます!死体発見現場である寄宿舎の広間にお集まりくださーい!!!』
そう、そこには
腹部を包丁で刺され、生き絶えた
超高校級のシナリオライター
黄島号介の姿があった
-
- 9 : 2017/08/30(水) 13:21:34 :
- …ボクは、目の前にある超高校級のシナリオライター 黄島号介だった物を見つめながら、皆んなが集まるのを待った
黒姫「きゃああああああ?!?!」
眞如「そっそん…な…」
穂志屋「…なして、こぎゃん事に…」
龍崎「…あ?マジで殺人が起こったってのか?」
神代「みたいやな…さっきモノクマがアナウンスで言っとったやないか…」
色照「流石のモノクマさんでもぉ…あぁんなに楽しみにしてた殺し合いでぇ嘘吐く筈もないからねぇ♡」
大駕「…ッ」
阿零「…そこを退け…ダメだ、本当に死んでる」
震駭「…阿零君が言うのなら間違いないね…」
相ヶ瀬「…えぇ、もしこれが偽装された死であるのなら大した物ですわ。わたくし達の目を欺くなど…」
七星「…チッ」
神崎「成る程…つまりこれから学級裁判とやらが始まる訳だが…少しいいか?」
震駭「どうしたの?神崎君」
神崎「…なぁ、そこの女…貴様、何で包丁なんか持ってんだ?」
佐藤「…」
その言葉で、一気に視線がアリスちゃんの元に集まった
神崎「…そういや、さっき夕闇の野郎が殺されるって喚いてやがったな?もしかして犯人は」
モノクマ「はいはーい!ストップストップー!!そういうのは学級裁判が始まってからにしてよね!」
夕闇「…モノクマ」
モノクマ「…まぁ、そういう訳でこれから捜査をしてもらうんだけど…皆んなそういうの初めてでしょ?仕方ないからボクの方で少し用意したからそれ見てよ!」
そう言うと、モノクマは手に持ったタブレットの様な物を渡して来た
モノクマ「その名はモノクマファイル!被害者の状況が細かく記されているからそれを元に捜査するといいよ!」
夕闇「…」
モノクマ「うぷぷ…それでは皆さん、学級裁判でまた会いましょう。」
そう言い残すと、モノクマは去っていった
夕闇「…はぁ」
震駭「…とにかく皆んな、捜査を始めようか…」
夕闇「そうだね、何てったってボク達全員の命がかかってるからね。ねぇ、キミもそう思うでしょ?光ちゃん」
兎田「…えっ?あぁ、うん…そうだね」
夕闇「?」
震駭「…取り敢えず、最低でも二人一組で捜査しよう。その方が互いを見張る事が出来るし、捜査の効率も上がると思うから」
阿零「…あぁ、もし犯人に証拠を隠滅されたら厄介だからな」
夕闇「うん、それもそうだね」
夕闇(さて、それじゃあボクは誰と組もうかな?)
夕闇「光ちゃん!一緒に捜査しようよ!」
兎田「…うん、いいよ」
夕闇「さて、まずはモノクマファイルだね…」
兎田「…そうだね」
夕闇(えーっと?モノクマファイルには何て書いてあるのかな…?)
モノクマファイル1
・被害者は超高校級のシナリオライター 黄島号介
・死因は腹部の包丁
・死亡推定時刻は11時30分頃
・死体発見現場は寄宿舎の広間
コトダマ モノクマファイル1 GET!
夕闇「…ふーん、まぁこんな物だろうね。」
兎田「余り詳細を書き過ぎたら私達に有利になる…当たり前と言ったら当たり前だよ…」
夕闇「まぁね…」
夕闇(…ふむ、それじゃあまず何処を調べようかな…)
-
- 10 : 2017/08/30(水) 13:22:04 :
- 夕闇(よし、ゼノちゃんに話しかけよう)
夕闇「ゼノちゃん!何か分かった?」
阿零「何だ、お前か」
夕闇「何だとは何だよゼノちゃん」
阿零「…まぁ、いい。残念だが私はまだめぼしい情報は集められてない。ただ…犯人は黄島号介に余程の恨みがあったって事は分かったぞ。」
兎田「えっ…?何で?」
阿零「奴の腹部をよく見てみろ。何度も刺した跡があるだろ?」
夕闇「うーん、確かにそうだね…」
阿零「人が人を殺す時、普通ならば多少なり躊躇するものだ。それが、この刺し傷を見る限り感じられない。寧ろ何の躊躇いもなかっただろう。犯人は黄島号介が死んだ後も迷いなく刺し続けたんだろう。でないとこうはならない。」
兎田「…て事は、犯人は黄島くんと関わった事がある人物に絞られる…のかな?」
阿零「そういう事になるな」
コトダマ 阿零の証言 GET
夕闇「ふーん…成る程ねぇ、流石刃物を扱う事に長けているだけはあるね。そういう事もわかるんだ♪」
阿零「…喧嘩を売ってるのか?」
夕闇「まっさかぁ〜♪ボクなんかがゼノちゃんに喧嘩を売ったところで瞬殺されちゃうよ!それよりありがとね、今の情報は参考になったよ」
阿零「…ふんっ」
兎田「…ねぇ、夕闇くんはさ…真面目に捜査する気があるの?」
夕闇「あれ?どうしたの急に」
兎田「だって…さっきも阿零くんのこと煽ってたし」
夕闇「なーに言ってんだよ、そうやって犯人にボロを出させる為じゃない!」
兎田「もしかして、阿零くんの事を疑ってるの?」
夕闇「勿論だよ♪もっと言えば全員…キミだってじゅーぶん怪しいよ?」
兎田「…っ」
夕闇「こんな状況なんだ、仕方ないじゃん」
兎田「…そうかも知れない…けど」
夕闇「まぁ安心して?ボクは絶対、光ちゃんだけは犯人じゃないって思ってるからさ!」
兎田「…うん」
夕闇「…さて、それより次はどこを調べようかな?」
-
- 11 : 2017/08/30(水) 14:00:39 :
- 夕闇「次は、号介ちゃんの死体を調べようか」
兎田「う、うん…」
やっぱり、何度見ても号介ちゃんの死体は惨いものだった。
夕闇「…光ちゃん、これは余り見ていいものじゃないし向こうで待って貰っても大丈夫だよ?…っと、そういやボクも容疑者なんだからそうやすやすと一人に出来ないか」
兎田「そんな事…」
夕闇(…まぁいいか、さっさと捜査を進めよう)
号介ちゃんの腹部には、ゼノちゃんの言ってた通りいくつもの刺し傷がある。恐らく一方的な攻撃だったんだろう。号介ちゃんの死体は壁にもたれかかっており、周囲にもたくさんの血が散乱している。
コトダマ 黄島の死体 GET
と、そこで号介ちゃんの右手がポケットに突っ込まれていた事に気付いた。
夕闇(…何だろう、これ)
調べて見ると、血塗れになった『i』の形をした物体を握りしめていたのだった。
コトダマ 『i』の形の物体 GET
夕闇「…」
兎田「どうしたの?夕闇くん」
夕闇「…いや、何でもないよ。そんなことより次はどこを調べようか」
>>12 選択肢
・死体へと続く血痕
・血の付いた刃物
・相ヶ瀬の話(何を聞くか)
・震駭の話(何を聞くか)
・佐藤の話(何を聞くか)
・色照の話(何を聞くか)
・兎田の話(何を聞くか)
-
- 12 : 2017/08/30(水) 14:02:28 :
- 死体へと続く血痕
-
- 13 : 2017/08/30(水) 14:34:29 :
- 兎田「この血痕は…何だろう」
夕闇「…そりゃあ号介ちゃんのだろうけど…もしかしたら返り血を受けた犯人が残していったのかもね。あんだけ刺したら返り血も凄いことになってそうだし…」
兎田「…それじゃあこの血痕はどこかに繋がってるの?」
夕闇「…いや、残念だけど血痕は途中で途切れてるからそれで犯人が分かる訳じゃないよ。」
兎田「…そっか」
夕闇「それにしても、犯人は返り血を浴びた衣服をどうしたんだろうね。」
兎田「…えっ?」
夕闇「捨てたのか洗濯したのか…何れにせよ調べて見る必要がありそうだね。少なくとも1着ない人が犯人って訳なんだからさ♪」
兎田「…うん」
コトダマ 死体へと続く血痕 GET
夕闇「…さて、それじゃあ次はどこを調べようか」
>>14 選択肢
・血の付いた刃物
・相ヶ瀬の話(何を聞くか)
・震駭の話(何を聞くか)
・佐藤の話(何を聞くか)
・色照の話(何を聞くか)
・兎田の話(何を聞くか)
-
- 14 : 2017/08/30(水) 14:36:16 :
- 相ヶ瀬
自身のアリバイは証明できるか?また、他人の誰かのアリバイを証明できるか?
-
- 15 : 2017/08/30(水) 15:41:00 :
- 夕闇「やっほー!路美ちゃん、何か分かったかな?」
相ヶ瀬「…いえ、特には」
夕闇「ふーん、じゃあさ…路美ちゃんは自分や他の人のアリバイを証明出来る?」
相ヶ瀬「…何故、どういう意図があってそのような質問をするのかは敢えて聞きませんが、証明するのは無理ですわ」
夕闇「何で?」
相ヶ瀬「死亡推定時刻を思い出してくださいます?確か夜の11時30分だったはずですわ」
兎田「あ、そっか…その時間は皆んな部屋で寝ているはずだよね…」
相ヶ瀬「はい。ましてや動機ビデオの話の後では一人で外に出歩こうなんて思わないはずですわ」
夕闇「でも、路美ちゃんなら一人でも平気なんじゃないの?超高校級の暗殺者さん?」
相ヶ瀬「…確かにその通りかも知れませんが、誰が犯人に回るか分からない状況…皆さんの身体能力が測りきれていない今ではそんな気も起きません。例えば阿零さんがクロに回ればわたくしに勝ち目があるとは思えません」
夕闇「成る程ねぇ…確かにまぁ一理あるね♪因みに路美ちゃんは昨日何してたの?」
相ヶ瀬「普通に部屋で寝ていましたわ。この証言に一体何の意味があるかは知りませんが…」
夕闇「意味がない事はないよ。何せボクは相手を論破する為の才能を持ってるんだ。微妙な変化でその人が嘘を吐いているかどうかが分かる。キミは、嘘を吐いていないよ」
相ヶ瀬「…」
夕闇「まぁ、ボクの事が信用ならないんじゃこれもまた意味ないけどね♪」
コトダマ 相ヶ瀬の証言 GET
コトダマ 相ヶ瀬のアリバイ GET
夕闇「…それじゃあ次はどこを調べようかな」
>>16 選択肢
・血の付いた刃物
・阿零の話(何を聞くか)
・相ヶ瀬の話(何を聞くか)
・震駭の話(何を聞くか)
・佐藤の話(何を聞くか)
・色照の話(何を聞くか)
・兎田の話(何を聞くか)
-
- 16 : 2017/08/30(水) 17:07:26 :
- 刃物
-
- 17 : 2017/08/30(水) 18:23:09 :
- 夕闇「…この刃物は…?」
兎田「血は付いているけど…凶器に使われたのは腹部の包丁だよね?何のために置いてあるんだろう…」
夕闇「…持ち手に手形の血痕があるから、きっと号介ちゃんが持っていたんだろうけど…もしかしたら彼も殺すつもりだったのかな?」
兎田「…どうだろう…」
夕闇(…にしても…何のつもりで最後に持ち上げたんだろうね。)
刃物は遺体に少し離れた所に落ちており、血痕もそれに沿って地面にも付着している。恐らくは最後の力を振り絞って持ち上げたが、敢え無く力尽きたんだろう。
夕闇(普通に考えると、犯人を後ろから刺して返り討ちにしようとしたんだろうけど…犯人がそれを見過ごす訳もない…一体なんでなんだろう)
兎田「とにかく、凶器が包丁でしかもその刃物は黄島くんが持っていたんだし…事件には関係ないよね?」
夕闇「うん、そうだね♪」
コトダマ 血の付いた刃物 GET
夕闇(さ〜て♪次はどこかな?)
>>18 選択肢
・阿零の話
・相ヶ瀬の話
・震駭の話
・佐藤の話
・色照の話
・兎田の話
・ボクの部屋にレッツゴー
・号介ちゃんの部屋にレッツゴー
・とにかく誰かの部屋にレッツゴー
・厨房にレッツゴー
・コインランドリーにレッツゴー
・ゴミ捨て場にレッツゴー
・視聴覚室にレッツゴー
・赤い扉の前にレッツゴー
-
- 18 : 2017/08/30(水) 18:24:27 :
- 黄島くんの部屋にいく
-
- 19 : 2017/08/30(水) 20:05:05 :
- 夕闇「号介ちゃんの部屋にレッツゴー♪」
兎田「えっ?ちょ、ちょっと待って!?」
〜黄島の部屋〜
夕闇「うわぁ…びっくりするぐらい何もないなぁ…」
兎田「…うん、そうだね」
その時、ボクはあるものを見つけた
夕闇(これは…)
兎田「どうしたの?」
夕闇「ん?いや、手掛かりになりそうな物も無いし…早い所出ようかって思ってさ」
兎田「え?う、うん…」
光ちゃんを部屋の外に出したボクは、号介ちゃんの部屋で見つけた彼の動機ビデオを手に取り、光ちゃんの後を追うのだった。
・寄宿舎の広間にレッツゴー
・ボクの部屋にレッツゴー
・号介ちゃんの部屋にレッツゴー
・とにかく誰かの部屋にレッツゴー
・厨房にレッツゴー
・コインランドリーにレッツゴー
・ゴミ捨て場にレッツゴー
・視聴覚室にレッツゴー
・赤い扉の前にレッツゴー
-
- 20 : 2017/08/30(水) 20:05:31 :
- >>21 上の選択肢からお選びください
-
- 21 : 2017/08/30(水) 20:11:13 :
- とにかく誰かの部屋に行くんだヴェアアアアアアアアアアッハハハハハハハハハ!!
-
- 22 : 2017/08/30(水) 20:18:49 :
- >>23 誰の部屋?
-
- 23 : 2017/08/31(木) 00:22:39 :
- アリス
-
- 24 : 2017/08/31(木) 09:52:14 :
- 夕闇「アリスちゃんの部屋にレッツゴー!」
兎田「ちょっと夕闇くん!?何女子の部屋に勝手に入ろうとしてるの?!」
夕闇「えぇー?アリスちゃんってば一番怪しい容疑者じゃん?」
兎田「そ、それはそうだけど…」
夕闇「とにかく入るよ♪」
〜佐藤の部屋〜
兎田「…ねぇ、佐藤さんの部屋って鍵閉まってたよね?どうやって開けたの?」
夕闇「秘密♪」
兎田「…」
夕闇(とはいえ、見渡したところで特におかしな点はないかな…ん?)
そこには、粉砕された動画ビデオがあった。
コトダマ 粉砕されたビデオ GET
夕闇(…はぁ、ダメだ。これじゃあ見る事は出来ないな…何でアリスちゃんがボクを殺そうとしたのか、分かると思ったんだけど)
兎田「…どうしたの?」
夕闇「いや、別に…」
兎田「…この部屋には特に何もないみたいだし…そろそろ出よ?」
夕闇「うん、そうだね」
アリスちゃんの部屋を出ようとしたボクは、不意にある手紙を見つけた。
夕闇(何て書いてあるんだろう…)
その内容とは…
『オマエラの中に裏切り者がいる。』
コトダマ 謎の手紙 GET
夕闇「…」
兎田「夕闇くん?」
夕闇「ん?いやー、次はどこを調べようかなーって思ったさ♪」
兎田「う、うん…そうだね」
>>25 選択肢
・寄宿舎の広間にレッツゴー
・ボクの部屋にレッツゴー
・号介ちゃんの部屋にレッツゴー
・とにかく誰かの部屋にレッツゴー
・厨房にレッツゴー
・コインランドリーにレッツゴー
・ゴミ捨て場にレッツゴー
・視聴覚室にレッツゴー
・赤い扉の前にレッツゴー
-
- 25 : 2017/08/31(木) 10:03:54 :
- 厨房でお願いします
-
- 26 : 2017/08/31(木) 11:44:11 :
- 夕闇「厨房を調べようか」
兎田「うん」
〜厨房〜
厨房に着いたボクは、まず始めに包丁の置いてある所を調べた。
夕闇「足りない分の包丁だけど…2つ空いてるから2人の人物が持ち出したって事だね」
兎田「そうみたい…だね」
夕闇(厨房は食堂の隣にある。昨日は黎斗ちゃんとアリスちゃん以外は食堂にいて、ボクと号介ちゃんは一度トイレに言ったっけ…)
夕闇「光ちゃん、昨日食堂を出入りしていた人って誰がいたか覚えてる?」
兎田「えーっと…確か全員一度は出入りしていたと思うよ?」
夕闇「じゃあ、その中で一人で出入りした人は?」
兎田「相ヶ瀬さん、阿零くん、震駭くん、色照さん、大駕さん、龍崎くん…だったかな…」
夕闇「ふーん、ありがとう」
夕闇(つまり、厨房に入って包丁を持ち出す事が出来たのは…ボクとその後に戻ってきた号介ちゃん、初めから居なかった黎斗ちゃんとアリスちゃん。後は一人で出入りしていた路美ちゃん、ゼノちゃん、静流ちゃん、盗人ちゃん、風吹ちゃん、夢無ちゃんの10人。アリスちゃんは確定してるしボク自身持ち出していないから…残りの7人が容疑者って事かな)
兎田「夕闇くん?」
夕闇「ん?あぁ、ごめんね光ちゃん♪ちょっと思考を巡らしていたから」
兎田「…もしかして、黄島くんを殺した犯人って…その人達だったりするの?」
夕闇「多分ね…」
コトダマ 食堂を出入りした人物 GET
夕闇「さて、次はどこを調べようかな?」
>>27 選択肢
・寄宿舎の広間にレッツゴー
・ボクの部屋にレッツゴー
・号介ちゃんの部屋にレッツゴー
・とにかく誰かの部屋にレッツゴー
・コインランドリーにレッツゴー
・ゴミ捨て場にレッツゴー
・視聴覚室にレッツゴー
・赤い扉の前にレッツゴー
-
- 27 : 2017/08/31(木) 12:08:39 :
- 阿零の部屋にゴー
阿零の無実を証明してやる
-
- 28 : 2017/08/31(木) 16:23:35 :
- 変えます。ごみ捨て場
-
- 29 : 2017/09/02(土) 08:29:45 :
- 夕闇「ゴミ捨て場に行こうか♪」
兎田「う、うん…」
〜ゴミ捨て場〜
夕闇「とは言っても、ここには特に手掛かりがなさそうだね。どうやら服もここには捨ててないみたいだし…」
兎田「そうみたいだね。」
夕闇(ここに服は置いてない…つまり、犯人は服を洗ったって事になるのかな…?)
兎田「ねぇ、次はどこを調べる?」
夕闇「そうだね…」
>>30 選択肢
・寄宿舎の広間にレッツゴー
・ボクの部屋にレッツゴー
・号介ちゃんの部屋にレッツゴー
・とにかく誰かの部屋にレッツゴー
・厨房にレッツゴー
・コインランドリーにレッツゴー
・視聴覚室にレッツゴー
・赤い扉の前にレッツゴー
(因みに、コトダマが十分に揃ってなくても裁判で相手から情報を聞き出すなどして手に入れることも可能です。その為の才能です)
-
- 30 : 2017/09/02(土) 08:30:59 :
- 厨房に行こう
-
- 31 : 2017/09/02(土) 08:34:53 :
- 夕闇「厨房へ行こう」
兎田「厨房は…さっき行かなかった?」
夕闇「あ…」
兎田「もう一回調べるの?」
夕闇「いや、やっぱもういいかな」
兎田「えーっと…それじゃあどこを調べるの?」
夕闇「そうだね…」
>>32 選択肢
・寄宿舎の広間にレッツゴー
・ボクの部屋にレッツゴー
・号介ちゃんの部屋にレッツゴー
・とにかく誰かの部屋にレッツゴー
・厨房にレッツゴー
・コインランドリーにレッツゴー
・ゴミ捨て場にレッツゴー
・視聴覚室にレッツゴー
・赤い扉の前にレッツゴー
-
- 32 : 2017/09/02(土) 09:06:26 :
- 号介の部屋
-
- 33 : 2017/09/02(土) 09:06:53 :
- あ、もう行ってた
-
- 34 : 2017/09/02(土) 09:07:10 :
- えー……ランドリーで
-
- 35 : 2017/10/04(水) 23:11:20 :
- 夕闇「よし!それじゃあランドリーに行こうか!」
兎田「うん…確か服を捨てたか洗濯したかどうかを調べるためで…ゴミ捨て場にはなかったから…って話だよね」
夕闇「うん♪その通り!」
〜コインランドリー〜
夕闇「それじゃあ、中身を全部確認しようか!」
兎田「えっ!?もしかしたら女子のもあるかもしれないのに!?」
夕闇「気にしない気にしない♪」
兎田「ちょっ…ちょっと待ってよ!?」
夕闇(…ふむ。昨日洗濯機を使ったのは光ちゃん、誘奈ちゃん、伯栖薙亜ちゃん、朱也ちゃん、白ちゃん、監四郎ちゃんか…包丁を取りに行った人と見事に一致していないな…)
兎田「…何か分かったの?」
夕闇「うーん、もしかしたら一から考え直す必要があるかな…」
兎田「えっ!?」
夕闇「可能性の話だよ。とにかく捜査を続けよう」
コトダマ ランドリーの使用者 GET
夕闇(さて、次はどこかな?)
>>36 選択肢
・寄宿舎の広間にレッツゴー
・ボクの部屋にレッツゴー
・号介ちゃんの部屋にレッツゴー
・とにかく誰かの部屋にレッツゴー
・厨房にレッツゴー
・コインランドリーにレッツゴー
・ゴミ捨て場にレッツゴー
・視聴覚室にレッツゴー
・赤い扉の前にレッツゴー
-
- 36 : 2017/10/04(水) 23:18:12 :
- 赤い扉の前にレッツゴー
-
- 37 : 2017/10/04(水) 23:56:29 :
- ピンポンパンポーン
『オマエラ、時間もそろそろ推してるのでそろそろ学級裁判を始めたいと思いまーす!という訳で皆んなは赤い扉の前にお集まりくださーい!それではまた、学級裁判で会いましょう!』
ピンポンパンポーン
夕闇「…どうやら、もう終わりみたいだね」
兎田「…うん」
夕闇「まだ調べてない事とかもあるけど、まぁいいか…早く赤い扉の前に向かおうか♪」
兎田「………う、うん」
〜赤い扉の前〜
夕闇「やっほー♪皆んな元気ー?」
兎田「ちょ、夕闇くん!?」
震駭「…やぁ、来たね」
黒姫「…よくもそう呑気でいられますね…」
神代「…まぁ、さっさと行ってさっさと終わらせよか…」
龍崎「同感だ。これ以上は眠くて仕方がねぇ…」
大駕「お二人とも、真面目にやってください。皆さんの命が懸かっているんですよ?」
色照「何だかゾクゾクしますよねぇ♡今から探り合い罵り合い貶め合いの学級裁判が始まると思うとぉ♡♡♡」
阿零「お前は黙っていろ。この異常者め」
穂志屋「…皆んな、何でそんな冷静なんか分からんと…やっぱりおかしいばい」
眞如「………っ」(ガタガタ)
七星「…ま、ウジウジしてても始まんねーってのも事実だしな」
神崎「はっ、貴様ら…議論なんて意味ねぇだろぉ。犯人はこの女で決まりなんだしよぉ」
佐藤「…」
相ヶ瀬「それにしても、遅いですわね…モノクマ。準備に取り掛かってるのでしょうか?」
と、その時。目の前の彫像が独りでに動き始めたのだった。さらに数秒後、閉ざされていた赤い扉は勝手に開いたのであった。
兎田「…入れって事なのかな…?」
夕闇「多分ね♪じゃあ行こうか。」
兎田「う、うん…」
歩き始めた僕を皮切りに、ぞろぞろとエレベーターの中に入っていくのだった
そう、今から始まるんだ。
号介ちゃんを殺した、犯人を突き止めるため
全てを解き明かすために
遂に僕たちは、学級裁判という名の悪夢を…始めるのであった。
-
- 38 : 2017/10/05(木) 00:19:06 :
- コトダマ一覧
【モノクマファイル1】
・被害者は超高校級のシナリオライター 黄島号介
・死因は腹部の包丁
・死亡推定時刻は11時30分頃
・死体発見現場は寄宿舎の広間
【阿零の証言】
・黄島の腹にはいくつか傷があり、一切の躊躇いがなかった事から犯人は彼に相当な恨みがあったと思われる。
【黄島の死体】
・黄島の腹部には、いくつもの刺し傷がある。どうやら一方的に刺されたらしい
・黄島の死体は壁にもたれかかっており、周囲にもたくさんの血が散乱している
【『i』の形の物体】
・『i』の形をした物体、血塗れである。黄島の手に握り締められていた
【死体へと続く血痕】
・血痕は途中で切れかかっているが、恐らくは犯人が受けた返り血が滴り落ちたものだと思われる
【相ヶ瀬の証言】
・相ヶ瀬によると夜時間、動機ビデオを見た後では誰も一人で外に出歩いたとは考えられない。との事
【相ヶ瀬のアリバイ】
・部屋でずっと一人で寝ていたらしい。少なくとも嘘ではないので信用に値する
【血の付いた刃物】
・持ち手の血痕からして持ち出したのは黄島本人だと思われる。つまりは彼も殺す気だった?
・刃物は遺体から少し離れた所にあり、血痕もそれに沿って地面を伝っている。恐らくは最後の力を振り絞って振り上げたが敢え無く力尽きたのだと思われる
【粉砕されたビデオ】
・粉砕された佐藤の動機ビデオ。もう見る事は出来そうにない
【謎の手紙】
・内容は『オマエラの中に裏切り者がいる。』
【食堂を出入りした人物】
・一応は全員部屋を出入りしたらしい
・阿零、相ヶ瀬、震駭、色照、大駕、龍崎、佐藤、神崎の7人に包丁を持ち出す事が可能だったと思われる。
【コインランドリーの使用者】
・兎田、神代、穂志屋、眞如、黒姫、七星の6人が使用したと思われる。
-
- 39 : 2017/11/05(日) 09:27:22 :
- 学 級 裁 判
-
- 40 : 2017/11/05(日) 09:28:42 :
- 開 廷
-
- 41 : 2017/11/05(日) 10:04:19 :
- 夕闇「…で?ついに裁判が始まっちゃった訳だけど、皆んな何かある?」
兎田「何かある?って聞かれても…」
震駭「そうだね…何から話したらいいものか…」
神崎「つーかよ、議論なんか必要ねーだろ?犯人は包丁を持っていた佐藤に決まってる。」
佐藤「…」
夕闇「成る程、それじゃあまずはその事について議論しよっか♪」
神崎「あぁ?だから議論の必要なんて…」
阿零「人の命がかかっているんだ。そんな簡単に決めていいものではない。」
神崎「…ちっ」
ノンストップ議論 開始!
【モノクマファイル1》
【血の付いた刃物》
【食堂を出入りした人物》
神崎「犯人は佐藤で決まりだ。」
震駭「…何故そう言い切れるの?」
七星「んなの佐藤が【包丁を持っていた】からに決まってんだろ!」
神代「ちょっと待ちぃな。凶器って本当に包丁なん?」
阿零「…黄島号介の体にあった刺し傷は
確かに【包丁によるもの】だった。」
黒姫「ちょっと待ってくださる…?
確か号介くんの近くに…
小さなナイフがありませんでしたか?」
穂志屋「もしかしたら、【それが凶器になる】んじゃなかと?」
神崎「んな訳あるかよ…
佐藤は黄島を殺した後…
そのまま【夕闇を殺しに行った】
それだけが事実なんだよ」
夕闇(…今の発言には矛盾があるな。
よし、とにかく論破しよっか♪)
>>42 ウィークポイントにコトダマを撃ち出して論破してください
-
- 42 : 2017/11/05(日) 15:06:35 :
- 【それが凶器になる】に【血の付いた刃物】で論破
-
- 44 : 2017/11/05(日) 17:18:50 :
- 安価ミス
>>45 論破してください
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- 45 : 2017/12/21(木) 12:03:55 :
- さと(もういいや、勝手にやる!自分でも分かりづらかったと思うし)
夕闇「それは違うね♪」
【モノクマファイル1》→【夕闇を殺しに行った】論破!
Break!
夕闇「もし、そのままボクを殺しに来たのなら彼女がボクの部屋を押しかけて来たのは夜中って事になるよ♪」
神崎「はぁ?」
夕闇「それにね、黎斗ちゃん♪号介ちゃんの死因は腹部の包丁なんだよ?つまり彼女が持っていた包丁は凶器にならないんだよ。ていうか、そもそもあの包丁には血なんて付いてなかったしね。包丁なんて邪魔な物、わざわざ二つも用意するかなぁ?」
神崎「んなもん、偶然に決まってんだろ?それか準備や後片付けに時間食ったとかな」
夕闇「その間に誰か通ったらその場で捜査時間に入っちゃうよ?だとしたらその準備や後片付けを目撃される恐れも大幅に増加する…今から人殺ししようって人間がそんなゆっくりしてる筈ないじゃん♪…まだ、彼女を犯人に特定するには早計だと思うけど?そんな愚かな軍配で株を落とすのはいかがな物だと思うなぁ、超高校級の統率者さん♪」
神崎「…チッ」
佐藤「で、でも!それなら犯人は一体…」
夕闇「それを、今から明らかにするんでしょ?さぁ、議論を再開しようか!」
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