第3回調味料杯 結果発表
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- 1 : 2017/04/26(水) 20:36:39 :
- 以下、第3回の結果発表です
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- 2 : 2017/04/26(水) 20:43:16 :
- 最優秀賞
英雄のインテリアにオーロラはいらない
http://www.ssnote.net/archives/52566
風邪は不治の病さん
優秀賞
運命の玉
http://www.ssnote.net/archives/52464
刹那さん
僕らは明日の夢を見る
http://www.ssnote.net/archives/52539
白銀さん
主催者賞
生乾きのシャツ
http://www.ssnote.net/archives/52746
まじこさん
おめでとうございます!
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- 3 : 2017/04/26(水) 20:48:18 :
- 各作品の評価文を掲載します
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- 4 : 2017/04/26(水) 20:58:29 :
- シャロ・パスティーシュ
http://www.ssnote.net/archives/52426
みーしゃさん
『独自の凝った設定とそれを補う地の文の素晴らしさが良かったです。さらに、クトゥルフ神話を物語に絡めるのは、私的に、興味深い作品に仕上がっています。
しかし、後半の物語の急展開に若干、混乱してしまった部分があり、読者を置いててしまっているような感覚がありました。もう少し、物語に深みを持たせるように、蛇足にならない程度でその後のストーリーを加えてほうがよろしいかと』
良い点:第一人称のナレーションはキャラ達の性格や想いを表すので上手いと思いました。時々会話の中でギャグ要素もあっていいですね。
悪い点、気になる点:違和感と感じるところはちらほら見えます。桐谷が過去を変えたい理由がわかりにくいです。全体的に、後書きを見なきゃわからないところもあります。
短期間で長編の作品を投稿したのは、この企画を重視してるからこそだと思いました。次の作品も期待してます。
ストーリーがよく練られていると思いました
削れるところは削って、足りないところはもう少し丁寧にと、もっと良くなるでしょう
主人公から見た視点で物語が進んでいく形だったのでその場の状況や登場人物達の様子がうまく伝わってきました。
クトゥルフ神話を知らない私でも充分に楽しむことができました。
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- 5 : 2017/04/26(水) 21:04:41 :
- 運命の玉
URL: http://www.ssnote.net/archives/52464
刹那さん
良い点:斬新な作品です。玉は人工知能の産物、人々はより住みやすい世界を得て、かえって知らないうちに支配されるという、読者に色々と考えさせるのもいいと思います。その支配されていた主人公の結末は、アクション映画と想像させたエンディングは素晴らしい。
悪い点、気になる点:主人公が尋ねたこと、「自由」とは何か?のところです。確かに考えさせられますが、「転機」だと見えませんでした。何故ならその後も、興味を持たずまま二十歳を迎えたように見えますから。
致命的にはならないので、気になる点に書きませんが、運命の玉という作品の専用名詞は、世界観の説明の後に書いた方がよいのではないかと考えました。
もう一つは、玉割れるのを待つ少年期の主人公を「少年」と呼び、二十歳超えたら「男」と呼ぶようになったらどうでしょうか。区切ることで、読みやすくなると思います。
『世にも奇妙な話の展開とオチが似たり寄ったり風に感じました。
お題『ボール』に忠実に従っており、物語に一貫性もあり、内容をとても読みやすかったです。
しかし、最初に述べたとおり、世にも奇妙な話をオマージュしたような作品っぽく、オリジナリティが欠けてしまうのは非常に残念な点です。次回参加するときは、オリジナルティ溢れるあなたの小説を読んでみたいと思います。』
設定が好きです
お題の使い方も見事です
オチは少し物足りなく感じました
『世にも奇妙な話の展開とオチが似たり寄ったり風に感じました。
お題『ボール』
『簡潔で分かりやすい文章なのでとても楽に読み進めることができました。
一番重要な主人公の天職は何かという落ちにもう少しひねりがあってもいいかなと思いました。』
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- 6 : 2017/04/26(水) 21:08:48 :
- 牽衣頓足
URL:http://www.ssnote.net/archives/52518
水銀さん
良い点:似た手法を使ったりすることが惹かれた理由の一つだと思いますが、最も重要なのは、やっぱり冒頭ですね。愛する人間を殺すという文に、読者の自分は「え、何故?」と続きを読んでしまいます。
悪い点、気になる点:私だけそうかもしれませんが、最初から喫茶店にいる二人を恋人だと思いました。しかし話が進めると、そうではないという事実がうかがわれる。ほんの小さいところですが、「え?」とちょっと混乱したので、気を付けて欲しいですね。
一番気になるところと言わせるなら、主人公の気持ちです。作中好意を寄せている気持ちやその相手からの余命の告白へのリアクション、主人公の心境の描写が足りない気がします。最後まで読んでも、彼女が彼の後に追うことにピンときません。
話は「殺して欲しい」ところからではなく、主人公がどうして恋に落ちたか、物語の時間軸を更に遡ったらわかりやすくなるかもしれませんね。
『登場人物のあなたから自分を殺してくれという、会話から始まり、彼が死に逝くまでの過程を精密な文章で語られていました。
二人の水族デートから二人での自殺の明暗がはっきり描写されているのも私的に、評価が高いです。
特にこれといった問題がない完成された作品でした』
主人公の焦る気持ちが伝わってくる素晴らしい作品でした
お題をもう少し活かせるとなお良いです
『物語の始まりかたや進みかた、設定は文句なしに面白かったです。
ただ、ラストのシーンは最も重要な部分だと思うので多少グロテスクになっても省かず詳しくもう少し伸ばして書いても良かったと思います』
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- 7 : 2017/04/26(水) 21:11:49 :
- mokoko台所
URL:http://www.ssnote.net/archives/52534
蒼電さん
良い点と気になる点は特にありません。この作品は、オリジナルではなく、SSなのでは?
『お題の「酢」を利用した本格料理ssでした。ナレーションの言葉の言い回しが作品の面白さを盛り上げています。しかし、問題点としては、小説形式で書かれているのに、擬音がセリフの「」の後につけてしまっている所がどうかなと思われました。』
二次創作ギリギリな感じはしますが、程よく狂っていて良いです
『料理してる現場の雰囲気がそのまま伝わってくるようなSSでした。
ただ、元ネタの例のアレを知らない人はちょっと混乱するかもしれませんね。』
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- 8 : 2017/04/26(水) 21:19:46 :
- 僕らは明日の夢を見る
URL: http://www.ssnote.net/archives/52539
白銀さん
良い点:人間の記憶をデータ化することによって「不死」と等しい成果を得られたというテーマ自体は興味深いです。世界観や設定はしっかり書かれていて、読む時はあまり支障はありません。エンディングも主人公の気持ちを文章でちゃんと伝えてきて、思わずぐっとしました。
悪い点、気になる点:執筆時間が不充分なのかわかりませんが、ラストイベントが発生するまでのペースが少し速い気がしました。設定について、二度と読み返したみたら、一つ気になることがあります。「記憶維持装置」は、作中の会話でも、普遍的に使われていることがわかった。しかし、主人公達を拉致する男の言葉によっては、その技術を使ったのは発明者、他の人間はただの実験体。では、発明者も実験体ではないか……?と思いました。最後に、二人が捕まったシーン。ヒロインが抵抗もせず、あまり緊張感を欠けていると感じました。
『 「SiM記憶データ保存維持装置」という、工学的な要素が軸となり、ヒロインの悲劇を描かれた作品でした。主人公とヒロインの心情の変化の移り変わりように、とても興味を引き立てられました。
設定の細かさも良かったです。アドバイスになるか、分からないですが、この話は、長編した方がさらに、物語の色彩を表すことで、主人公とヒロインの関係をより綺麗に表現することができるでしょう』
設定がよく練られています
短編としてはその後の展開が唐突に感じるので、あえて設定をシンプルにするか、設定を生かしてもっと大きく展開させてもいいのではと思いました
『とても凝った設定なのにも関わらず、それを上手く利用し矛盾点を全く生むことなく上手くまとめてありました。
バッドエンドなのにも関わらず納得のいく落ちも良かったです』
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- 9 : 2017/04/26(水) 21:20:52 :
- 英雄のインテリアにオーロラはいらない
URL:http://www.ssnote.net/archives/52566
風邪は不治の病さん
良い点:今回の応募作品の中で描写が一番しっくりくる作品です。空白も少ない方で、読みやすいところです。
悪い点、気になる点:新型や旧型人間については、大事な場面なので、もっとレスかかって書かれるかと思ったら、あっさり終わらせたところに疑問を生じました。
『登場人物の幼い頃から、成人後まで詳細に描写されており、今回の作品群のよう中では、一番ストーリーがしっかり組まれておりました。また、伏線の張り方もうまく、物語の中間~後半のどんでん返しには、驚きました。
問題点といえば、読点の抜けが所々見られた。また、どのような過程を経て、旧型の人間(普通の人間)→新型の人間(能力者)になる部分にと思いました』
短期間にこれだけの設定、量を用意し書き上げられ、この作品に込められた熱意を強く感じました
オーロラ(=カーテン)が効果的に使われていて素晴らしいです
『物語の設定がしっかりと固まっておりぶれることなく終わりまで持っていけていました。大事なところをあえてはっきりとは書かないことで読者に考えさせているところがとても良かったです。
書くのが難しいバトルシーンも上手くかけていました』
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- 10 : 2017/04/26(水) 21:23:34 :
- 生乾きのシャツ
URL:http://www.ssnote.net/archives/52746
まじこさん
良い点:お題「シャツ」を上手く利用し、本作の不気味さを伝わってきます。わざわざお題に合わせるための物語の構成に違和感もありません。
悪い点、気になる点:主人公の記憶なくなった間に、何があったのでしょう?彼女が家に運んだのか?無意識に操られ、彼女の家に行ったのか?その化け物は、なんだったのでしょう?宇宙人か?と、作中に書かれていないので気にしてました。
エンディングはすごく気持ち悪かった、これはいいことなのだろうか。
『ホラーとしては、怖さを十分に、文で、表現できています。お題『シャツ』を、小百合と名乗る邪神(クトゥルフ系の神?夢魔?)が主人公から精力を吸収するためのシャツから恐怖を感じ取れました。
しかし、主人公(和也)がなぜ、小百合のターゲットにされてしまったきっかけがカットされてしまい、内容の理解しにくくなっています。そのきっかけを描写をすれば、より読者に恐怖感を植え付けることができると思います』
都市伝説的なホラーで、シャツを使ってきれいにまとまった作品に仕上げられています
ssとしてとても優れていると思います
『前半の主人公が抱く違和感や記憶の食い違いで読者を自然に引き込ませていました。前半は本当に不気味で怖かったです。
ただ、後半の展開はもっと主人公の気持ちを書いても良かったかもしれません。器用なもんでした。』
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