黒の過去
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- 1 : 2014/07/22(火) 19:33:29 :
- 今日は無理かも、明日はできるかも、わからないけど、わりとわからない
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- 2 : 2014/07/22(火) 20:30:09 :
- 黒「………」
生まれた時から、僕には他人とは違うことが会った
人の体に入ること、皆は僕の能力に怖がった、誰にだって、嫌なこと、恥ずかしいこと、それを聞かれるのを、怖がり僕を避けた
時にはガスバーナーで右腕を燃やされ、ナイフで背中を引き裂かれたりもした、痛い、マジで
母親も父親も僕の能力に怖がった、日曜日以外は家の個室にずっと入れられ、日曜日は母親、父親がいないので外で遊べた
けど皆怖がっていた、嫌だった、辛かった、憎かった
けど誰も助けてくれない、わかっていた、妹すら、両親すら、僕の味方じゃないと、わかっていた
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- 3 : 2014/07/22(火) 20:35:46 :
- 5歳ぐらいのころあることに気づいた、なにかがいる、僕の中に
人の心、体に入る能力、これさえ無ければ僕は幸せだろうか、どうだろうか
僕の中にいるものは生物、人に入る能力の正体、一日中激怒しながら、出て来い出て来い、と叫んだ
出て来たやつは人間そっくりだった、僕は憎かった、消してやろうと思った
でも実力が違いすぎた、殴りかかれば頭を地面に叩きつけられ、ものを投げれば殴られ、辛かった
黒「………」
キサラギ『いいかなぁ?君は僕がいたから生きてるんだよ?本当は病気で生まれないはずだったけどねぇ?僕の、おかげだよね?』
黒「………違う…」
キサラギ『そんなこと言っていいの?僕なら今すぐに君の息の根を止められるよ?』
黒「……」
キサラギ『わかったら、僕の言うこと、すべて聞いてねぇ?なんせ、君は生まれた時から僕の奴隷なんだよぉ』黒笑
黒「………ハイ…」
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- 4 : 2014/07/22(火) 20:39:28 :
- 緑「おねえ、ちゃん?」
黒「……なに…」
緑「夜ご飯持ってきたよ…」
黒「……僕が怖い?…」
緑「え、そ、そんなことないよ…?」
黒「そう…」
キサラギ『辛いもの、憎いものが消せるって知ってる?』
キサラギ『君は強い、君の記憶と交換で力をあげるよぉ』
黒「………消せる……」
黒「怖いものを無くせる」
キサラギ『交渉成立だね、クハハッ』
黒「………」
もう何もない、僕が壊した、でもあいつのせいだ
黒「お前のせいだっ……」
キサラギ『何言ってるの?結局君がやったじゃん』
キサラギ『形なんて必要ない、大事なのは結果だよ、君が全員を殺したっていう、結果がねぇ』
黒「……」
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- 5 : 2014/07/22(火) 20:41:48 :
- キサラギ『ねぇ』
黒「わかってる…人がいたら殺せ…だろ」
キサラギ『うん、まず、タメ口やめようか」
黒「……ハイ」
キサラギ『棒読みやめようか』
黒「あぁ……」
黒「眠い………zzzzzz」
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- 6 : 2014/07/22(火) 20:43:37 :
- 黒「ここ…どこだ…」
白「お!起きた!」
黒「あぁ?」
シゲル「動くな……………まだ傷の………手当て……してない…………」
白「大丈夫?今飯作ってるから待っててね〜」
黒「………コロ…ス………」
白「?」
黒「…………(体うごかねぇ……)
黒(布団めさくさきもてぃー)
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- 7 : 2014/07/22(火) 20:46:28 :
- 黒(あー眠気の神様が…見える)
眠気の神様「寝ろ!寝ろ!」
黒(そうだ、寝れば救われる……)
黒「zzzzz」
シゲル「よく寝るなコイツ…」
白「いや今飯作ってんのに寝ないでよ!」
眠気の神様「いいじゃないの」
白「誰だあああああ」
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- 8 : 2014/07/22(火) 20:50:45 :
- 1年後
シゲル「ご飯できたぞ…」
白「はあああ!にんじん…レタス…」
白「シゲル、これいらない」
シゲル「………」無視
黒「俺もこれいらん」っレタス
シゲル「…………はぁ…」
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- 9 : 2014/07/22(火) 21:11:04 :
- キサラギ「ハハハハハッハハハハッ」
白「!」
シゲル「いきなり出てくるな…」
黒「………」
キサラギ「つまらないなぁ、最近」
シゲル「黙れ」
キサラギ「君達が残酷で、卑劣なことしてくれれば嬉しいんだけどねぇ」
白「………」
キサラギ「聞いてる?」ガシッ
白「!」
キサラギ「ふっはは」ガンッ
白「うぐっ………」
シゲル「やめろ………!」
キサラギ「ん?」
シゲル「がぁっ…」
蛇「わかってるよな?この方に刃向かうと、俺達が体内から攻撃するからね」
シゲル「ぐっ……」
キサラギ「ははははははは!」ガンッ
黒「あぐぁぁ!」
キサラギ「大丈夫かなぁ?」
黒「はぁ…はぁ……」
キサラギ「まだ意識あるんだ、へぇ…」
キサラギ「殺すわけにはいかないし、こうしようか」ザクッザクッザクッザクッ(ナイフで何回も刺す
黒「うっ……ああああああああああああああ!!!!!!」
黒「やめっ………やめ……て……ああああああああああああ!!!」
黒「……」
キサラギ「クフフッ」(ナイフを構える
白「やめろ!」グサッ
黒「し………ろ…………」
キサラギ「おおっとかっこいい〜」
白「………」
キサラギ「あ〜楽しかった、それじゃあバイバイ〜」
黒「……」
白「……」
シゲル「くそっ………」
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- 10 : 2014/07/22(火) 21:19:14 :
- 3年後
黒「楽しかった〜」
白「どうした?」
黒「皆と手合わせ?的なのしてた」
白「へー」
黒「最近楽しいな〜、仲間も増えたしな」
白「うん」
黒「……どうした?」
白「なんでもないよ?」
黒「そうか…」
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- 11 : 2014/07/22(火) 21:28:33 :
- キサラギ『目的は忘れてないよね?』
黒『わかってる、全世界の生物の殺戮だろ』
キサラギ『君最近駄目だよ、楽しんでるよ、このままでいいって思ってるでしょ』
黒『………』
キサラギ『見覚えのあるやつもいるしね、楽しいのはわかる、でもね…殺戮は君の生まれたときから決まった使命!駄目だよ!わすれちゃね!」
黒『……』
黒『…………わかった』
キサラギ『良かった〜』
キサラギ『チャンスが来たらやろうか、殺戮を、ね?』
黒『当然だ』
キサラギ『あははっ』
キサラギ『はっははははははははは』
黒『くそっ…………………』
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- 12 : 2014/07/22(火) 21:31:26 :
- キサラギ『ガンバッテネ?』
黒「………あぁ…」
黒「目的は忘れない…でもチャンスが来るまで、楽しんでもいいだろ?」
はい終わり
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