【有栖川有栖】火アリ部屋
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- 1 : 2016/02/11(木) 19:46:53 :
- 火村英生シリーズとかそれに関するものは此方で呟きます(^-^)
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- 2 : 2016/02/12(金) 10:37:29 :
【学生の頃は……】
アリス「君もちょっとは可愛げあったなあ」
火村「ほお?どんな?」
アリス「なんやろ、こう、迷子の子犬みたいな顔しとった。あ、今もそうか、君は今もかわ……いくないな」
火村「どっちだよ、つーか何が言いたい」
アリス「察せや。悪口言っとんのや」
火村「曖昧な悪口だな、俺が何かしたか?」
アリス「今日、フィールドワークに連れてってくれへんかった。置いてかれた俺の気持ち分かるか?」
火村「……………寂しい?」
アリス「ちゃうわ!なんやねんその女子高生みたいな考えは!すっっっごくムカついたんや!!!」
火村「理由は?」
アリス「……君、俺がいなくても別に困らないんじゃないかと……ちょいと不安になった」
火村「寂しいんじゃねえか」
アリス「だからちゃうて!」
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- 3 : 2016/02/12(金) 10:42:17 :
【新婚ごっこ】
アリス「確かにそんなんしたなあ」
火村「ああ、楽しかったな」
アリス「嘘吐けや」
火村「もう一度するか?新婚ごっこ」
アリス「ほなら次は俺が新妻やな」
火村「俺の方が飯は上手いがな」
アリス「知っとるか……?今は旦那の方が料理うまい言うご家庭増えとんねん」
火村「そうか」
アリス「てなわけで今日の夜ご飯は君が作り」
火村「いやにノリノリだと思いきやそれが狙いだったか」
アリス「イエスやイエス」
火村「仕方ないな、優しい旦那様は妻の我が儘に応えるとしよう。注文はなにかな?」
アリス「オムライス!!」
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- 4 : 2016/02/12(金) 11:11:26 :
【猫と犬】
アリス「君は猫やな」
火村「そうか?よく犬だと言われるんだが」
アリス「捨てられた子犬みたいな顔するからそう思われるのかもしれへんな。でも俺は譲らへんで、君は猫や」
火村「ほうほう」
アリス「こんな気紛れで自分勝手なやつ、猫じゃなくてなんやっちゅーねん」
火村「だが、餌をやれば懐くぞ?」
アリス「いや、君が懐くとか怖いし」
火村「そういうお前は犬だな。吠えて泣いて笑って怒って激しい。とにかく煩い」
アリス「俺、結構静かやと思うんやけど」
火村「俺は猫派だ」
アリス「いや知っとる」
火村「だがアリスなら犬でもいいぜ」
アリス「そんで?火村猫は何が欲しいん?」
火村「とりあえずコーヒー」
アリス「了解しました」
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- 5 : 2016/02/15(月) 04:10:26 :
【ドラマ五話】
アリス「なんかヤバい雰囲気プンプンやな!」
火村「ああ、ついに、朱色だな」
アリス「なんや貴島くん可愛い子やな」
火村「お前もいちいちあざといな」
アリス「素直に可愛いって言ってみ?なーんて、男があざといもクソもないやろ」
火村「アリス」
アリス「ん?」
火村「可愛い」
アリス「……なんやろ。こう、寒いな」
火村「俺も鳥肌が立ったぜ、自分の声に」
アリス「自虐ネタに走るなや!と言いたいところやけど今回はなんも言えんわ。もうふざけたこと言うなよ」
火村「勿論だ」
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- 6 : 2016/02/15(月) 12:36:41 :
【バレンタイン】
アリス「火村ぁ~!チョコちょうだい!」
火村「今回も有栖川先生は本命のチョコを貰えなかったのかな?」
アリス「ファンの子の応援チョコならもろたで。しっかし、君は今年も偉い人気やね」
火村「どうも」
アリス「でもホント意外やわ。君、こういうの貰うのは断ると思っとったのに、毎年全部貰ってくるんやもん」
火村「……まあな」
アリス「なあ、なんで?」
火村「本命待ち」
アリス「はあ!?」
火村「俺がこんだけ貰ってればどさくさに紛れて本命のチョコが来るかもしれねえだろ?」
アリス「え?ちょ、待って!?本命って女の子達の本命やなくて君の本命ってことやろ!?誰!?誰なん!?」
火村「お前もよく知っている人物だ」
アリス「……な、なんや。ショックやわ」
火村「で?」
アリス「ん?」
火村「アリス、今年もくれないのか?」
アリス「なんで俺が渡さなあかんねん!俺は男やぞ!?しかも君本命の子いるくせに……あ、あれ?なんや苛つく!あーちくしょうー!」
火村「……アリス」
アリス「あー、はいはい!」チョコ投げる
火村「!」
アリス「それは俺が用意したんとちゃうからな!!モテないお前におすそ分けや!決して、けーして!俺が用意したんとちゃうからな!」タタタ…
火村「……くくっ」
火村「来年からはチョコ誰からも貰えねえな」
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- 7 : 2016/02/15(月) 12:37:33 :
- ナチュラルにイチャイチャした
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- 8 : 2016/02/18(木) 11:09:31 :
【ラーメン】
アリス「火村ぁ!ラーメン食べに行こー?」
火村「断る、今忙しい」
アリス「嘘やんか!さっきまで寝ころんどったくせに!なんやきみ!ラーメン嫌いなんか?」
火村「汁が飛び散るから面倒くさい」
アリス「子供か!」
火村「アリスのが」
アリス「俺が子供かぁぁあ!!」
火村「毎回拭いてやってるだろうが」
アリス「せやって食べることに夢中になって」
火村「隣に座る俺への配慮が欠けてしまうと?」
アリス「うん」
火村「却下、ハンバーグなら構わない」
アリス「ええ~」
火村「ハンバーグ」
アリス「ラーメン!」
火村「ハンバーグ」
アリス「ラーメン!!」
そのまま夜まで家で過ごした。
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- 9 : 2016/02/26(金) 21:04:45 :
【ドラマ五話】
火村「お前を一人にはせん」
アリス「いや、」
火村「あいつは、俺が護る」
アリス「その……」
火村「崖の上にいる友人に手を差し伸べ…」
アリス「うああぁぁぁぁ!!!うっさいわ!」
火村「熱烈な告白の数々をありがとう」
アリス「告白ちゃうし!!」
火村「そうなのか?俺はてっきり坂下君に助手の座を奪われそうになって必死にヒロインアピールしていたのかと思ったぜ」
アリス「なあ!俺の立ち位置なんなん!?坂下君に助手の座は渡さへんし!ヒロインになるつもりもないわ!!というか君こそ、人のこと言えんのか!」
火村「あ?」
アリス「なんや、シャングリラ十字軍が動き出したようやないの!君、狙われるでー!狙われる奴こそヒロイン枠やろ!」
火村「なるほど……いや、普通に主人公枠じゃないか?」
アリス「……せやな」
火村「アリス」
アリス「はいはい!私がヒロインですよ」
火村「分かればよろしい」
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