この作品は執筆を終了しています。
「I cursed myself badly that can not be anything」
-
- 1 : 2014/02/11(火) 19:01:26 :
- 「つまらない」
そうつぶやいて、いつでも俺はこの世界を飽いて、居なくなろうとした。
三桁満点の再生用紙を破って、あの日屋上から飛び降りて世界から消えようとした。
なのに。
「一緒に帰ろう、」
なんて、笑顔で笑いかけてくる君はどうして僕の側になんかにいようとするのか。
それが分からなくて毎回理解に苦しんだ。
最初は同情で近付いてるんだって思ってた。
けど、俺と一緒にいる事で他の同級生から何を言われても、「アヤノ」は俺の隣にいることをやめなかった。
隣の席だってだけなのに。
不本意だが、そんなアヤノに正直惹かれているのも事実で。
それを悟られないように俺はいつもそっけない態度や冷たい態度をしてしまう。
こういう時自分のこの性格を呪うというか、厄介なやつだな俺も。
だからこそ、そんな性格だからアヤノとこの関係から一歩進んだ関係になるなんてことは、どこか怖くて進むことは出来なかった。
進んでしまうとしたら、何かを失ってしまいそうで怖くて。
「シンタロー…この問題分からないよぉ…」
「お前この間もこの問題聞いて来ただろ、学習能力無いのか」
「ひ、ひどーい!」
いつも以上にそんな心情を隠そうとするから、ほら、いつも以上に饒舌になってしまう。
本当はこんなこと言いたいんじゃない、違うんだ、アヤノ。
素直になれたら、もっと優しい言葉で優しい言葉で慰めてあげられるのに。
毎回毎回、心の中で自分を罵った。
「一番バカなのはお前じゃないか」と。
そして本当にある意味自分より賢いのはアヤノなのだと本当は気付いていた。
*************
放課後。
俺は委員会の仕事が終わり、教室に置いていた荷物を取って帰ろうと廊下を歩いていた。
すっかり日も落ちかけていて、学校に残っている生徒はもうほとんど居ないだろう。
はぁ、とため息をついて、教室に入ろうとした時、ある光景が目に入った。
(………アヤノ?)
アヤノがまだ、教室にいたのだ。
そのまま入れば良かったのに、なんだがはいることが出来なくて入口付近で俺は立ち止まった。
アヤノは席に座ったまま窓の外を眺めていて、外なんか眺めて何をしてるんだと、言おうとした時、
後ろから見た、アヤノの横顔は頬に雫が流れていた。
泣いていた。
たった一人、教室で。
「………………」
言葉は飲み込んで何も言えなくなってしまった。
何で泣いてるんだ、いつも笑ってただろ、何で、お前が泣くんだよ。
笑ってくれよ、笑ったお前が、好きなのに。
それでも声は出ない、慰めの言葉も出ない。
後々の自分は、この時の自分を酷く呪う。
何度も何度も後悔することになる。
___________アヤノはいなくなってしまったのだから。
俺の隣の席に置かれた花は、何処か悲しげだった。
どうして君はいなくなったんだろうか。
そう聞いたって、答えなんか返ってこない。
席を立つ。また貰った三桁満点の再生用紙を手に握って、教室を出て屋上へと駆け出す。
俺まだ、君に伝えてなかったのに。
息も絶え絶えで、屋上の扉を勢いよくあけた。
疲労から足取りはふらついた。こんなに走ったのはいつ振りだろうか。
手すりの部分に、何か白いものが置いてあった。
何だろうかと近寄ると、それは俺があの日破ったはずの三桁満点の再生用紙を、無理矢理テープで引っ付けたもので出来た折り鶴だった。
「………アヤ、ノ、」
何なんだよ、お前。
あの日泣いていたくせに、なんなんだよ。
何で、こんな事をしてくれるんだ。
何で俺なんかのために、
「最期の最期まで、人の心配ばっかしてんじゃねぇよ…ッ」
声をあげて、泣いた。
あの日俺が泣いていた君に何か言えたのなら、
俺が君にもう少し優しく出来たのなら、
もう少し、素直になれたのなら、
いなくなる事は、無かったのだろうだろうか。
「俺がアヤノの代わりに死ねば良かったんだ」
「I cursed myself badly that can not be anything(何も出来ない自分を酷く呪った)」
-
- 2 : 2014/02/11(火) 19:03:32 :
- 初投稿です
「何度も呪った少年の話」
-
- 3 : 2014/02/11(火) 19:04:07 :
- あ、やべ色々慣れてないからわかんない
-
- 4 : 2014/02/11(火) 19:13:45 :
- 流石だな
ってかもうユーザー登録したのか
まぁssっていったら基本は
シンタロー「ーーーーーー」
アヤノ「ーーーーーー」
って感じかな。あとは少しずつ切って書く感じで。この小説でいくと改行がある度にって感じかな。まぁ難しいけど。良かったらhttp://www.ssnote.net/groups/80
ここに『参加申請』飛ばして。ここでいろいろ説明するよ
-
- 5 : 2014/02/11(火) 19:17:41 :
- 良作乙
-
- 6 : 2014/02/11(火) 19:18:20 :
>>4
ノイちゃんさんきゅ。
いやね、最初は普通に改稿したり切ってたけど文字数オーバーしてこんなことにね。
ユーザー登録ってかボタンぽちっと押したら何時の間にね()
ういーすあざます。
-
- 7 : 2014/02/11(火) 19:18:58 :
- >>6
ちまちま投稿でええのよ
-
- 8 : 2014/02/11(火) 20:33:32 :
- 乙です。いやぁ、これ最高です
自作も期待しております
-
- 9 : 2014/02/11(火) 21:14:31 :
- いゃあ、スゲエっす!次作にも期待しています!
-
- 10 : 2014/02/11(火) 21:15:28 :
- 乙です!なんて言ったらわからないぐらいに!
-
- 11 : 2014/02/11(火) 21:16:10 :
- すげぇ。その一言に尽きる。
-
- 12 : 2014/02/11(火) 21:21:31 :
- すごいですー!乙です!
-
- 13 : 2014/02/11(火) 21:22:13 :
- >>5
ありがとうございます!!!
-
- 14 : 2014/02/11(火) 21:22:46 :
- >>8
ひえええう、嬉しい……!
文才くれさい
-
- 15 : 2014/02/11(火) 21:23:11 :
- >>9
うおおおおお!!?
ありがとうございます!!!嬉しいです…!
-
- 16 : 2014/02/11(火) 21:23:36 :
- >>10
うわぁぁ!!ありがとうございます!!!
とても嬉しいです…!
-
- 17 : 2014/02/11(火) 21:24:16 :
- >>11
凄いだなんて嬉しいです!
ありがとうございます!!!
-
- 18 : 2014/02/11(火) 21:24:34 :
- ありがとうございます…!
-
- 19 : 2014/03/09(日) 15:31:38 :
- まとめ方うまいっす!
次回作にも期待です!
-
- 22 : 2016/10/14(金) 17:59:33 :
- namusyaka「ママー」ビエーン
ママ「まあまあ、どうしたの坊や」
namusyaka「おっぱい飲みたいよー」
ママ「坊やったらもう良い年なんだからおっぱいは卒業よ」
namusyaka「やだよーおっぱいー、ママー‼」ビエーン
ママ「まったくこの子ったら…」
いろはす「ママー」
ママ「どうしたのいろはすちゃん」
いろはす「おしっこー」
ママ「まあまあ、すぐトイレ行きましょうねー」
いろはす「もう漏らしちゃったよー」ジョバジョバー
ママ「この子ったら…」
いろはす「うえーん、ママー」ビエーン
-
- 23 : 2020/10/03(土) 08:52:08 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
- 著者情報
- 「未分類」カテゴリの人気記事
- 「未分類」カテゴリの最新記事
- 「未分類」SSの交流広場
- 未分類 交流広場