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  1. 1 : : 2014/02/08(土) 10:02:46
    前の続きですhttp://www.ssnote.net/archives/9607
    分からない人は見てください



    訓練場

    キース「貴様は何者だ!」

    キース「何しにここに来た!」

    エレン(これに何の意味があんだよ...)ふぁぁ、ねむ

    キース「…」

    キース「おい、貴様…」

    エレン(あー、誰かがまた犠牲に)

    キース「貴様だ!貴様に言っているんだ!何者なんだ貴様は!!!」

    エレン(俺ぇぇ?!)

    エレン「ハッ!シガンシナ区出身、エレン・イェーガーです」

    キース「貴様…何故ここで欠伸をした…?」

    エレン「人間誰でも眠くなれば、欠伸はするものです」

    キース「じゃあ、貴様は何しにここに来た?」

    エレン「母親の意思を...受け継ぐ為!!!ここへ来ました...!!!

    キース(何だこいつ…雰囲気がさっきとまるで違う、まるで別人の様な…)ハッ!

    キース「貴様程度の人間には、その意思とやらを受け継ぐのは到底不可能だ!!!」

    エレン「その通りです、しかしその時に支えになってくれるのが「仲間」です」

    エレン「自分一人でやろうなんて、そこまで自惚れてません」

    キース「……さっさと走って来い、私がいいと言うまでだ!!!」

    エレン「分かりました」

    キース「それと、そこで食ってる奴!お前もいってこい!!!」

    ???「わ、分かりました…」チッ

    キース「貴様は晩飯も抜きだ!!!」

    ???(舌打ちがまずかった…?)

    ???「ハイッ」
  2. 2 : : 2014/02/08(土) 10:14:36
    エレン「ハァハァ…(何だ?全然しんどくない…本当に母さんの心臓なのか疑ってしまうぞ、んっ?)」

    ???「ハァハァ、ハァハァ」

    エレン「お前も走らされてんのか?」

    ???「ええ、まあ…ハァ、ハァ」

    エレン(さっき芋食ってた奴か)

    エレン「名前は?」

    サシャ「ハァ…サシャ・ブラウス、です、ハァハァ…」

    エレン「そうか、俺はエレン・イェーガー!宜しくな!」

    キース「イェーガー訓練兵!貴様はもういい、今から食堂へ移れ!」

    エレン「ハッ!」

  3. 3 : : 2014/02/08(土) 11:38:47
    エレン「ん〜腹減ってねーなー」

    クリスタ「じゃあ一緒にあの走ってた子に食べ物渡しに行かない?」

    エレン「ああ、分かった」

    訓練場へ…

    エレン「ここら辺か?」

    サシャ「……もう…無理です…パァン…さ、最後にパァンを…」

    どんだけ食欲に飢えてんだ…そう思っていると、突然サシャの目が光り、俺のパンに食いついて来た

    エレン「うわぁあ!」

    クリスタ「エレン、大丈夫?」

    エレン「ああ、」

    そう言い、サシャの方を見ると…

    サシャ「これは…パァン!!!」

    やっぱりパァンだね、お礼とかそういうのの前にまずはパァンだよね

    エレン「どうだ?俺の「パァン」は?美味しいか?」

    サシャ「何言ってるんですか?これはパァンじゃなくてパンですよ?」

    こいつ…一発殴ってやろうか?さっきまでパァンパァン言ってた奴がこれかよ…

    クリスタ「それより、まず水を飲まないと…」

    サシャ「あ、貴方達は神ですか?かみぃーーー!!!」

    何だ?!急に抱きついて来やがった!と思えば急に倒れて…忙しい奴だな…

    エレン「……おい!そこの!」

    エレン「隠れてねぇで出て来いよ?」

    ガサガサ

    ???「何で分かった?」

    エレン「俺達が先に食堂から出た時に他に出たのが一人いた…怪しいからバレねえ様みてたら、ついて来るからその時はびっくりしたよ」

    ???「何故怪しいと思った?」

    エレン「クリスタがパンを私に行こう、と言った時からお前がずっと見てたからな…
    多分理由もそれだろ」

    ???「お前、意外と知的キャラか?」

    ん?そういえば、昔はこんなキャラじゃなかった様な…まあいいか

    エレン「それより、クリスタ一人じゃサシャを女子寮に戻すのは大変だ、手伝ってやってくれ」

    ???「元々それが理由でもあったよ」

    エレン「……優しいんだな、えっと、」

    ユミル「ユミルだ、べ、別に優しさとかそんなんじゃねえし…」

    エレン「そうか?俺は優しいと思うぞ」

    ユミル「もう、行くからな」プイッ

    何だ彼奴…顔真っ赤にして…そんなに怒ってんのか?クリスタはクリスタで俺をずっと見てるし…俺、そんな悪い事したか?

    クリスタ「エレン、もしかして鈍感?」

    エレン「そんな事は無いと思うぞ?だってさっきもユミルが居たの気付いたし…」

    クリスタ「鈍感決定だよ…」

    訳分かんねぇ…

    クリスタ「もういくね!」

    エレン「ああ、」

    さて、実は隠れてた奴もう一人居たがまあ、別にいいか…図体からして男性、筋肉質な巨漢だったが、即効逃げていったしな

    ????「クソッ!何で気づかれた?俺はただ天使に一目会おうとしただけなのに!!!何でこうなる!」

    ?????「初日から何やってんだい、ライナー」

    ライナー「だってよぉ、天使だぞ!見てみたかったんだよ!ベルトルト!」

    ベルトルト「ハァ…君はいつもそうだね」

  4. 4 : : 2014/02/08(土) 11:52:42
    期待!
  5. 5 : : 2014/02/08(土) 12:03:34
    期待!
  6. 6 : : 2014/02/08(土) 12:48:32
    今日は午前は立体機動装置の訓練、午後は座学だ。正直座学は嫌い…でもないな、昔は嫌いだったが今は何故か嫌いでもない

    エレン「なーんか違和感あんだよな」

    アルミン「どうしたの?」

    エレン「いや、口には表せない感じ何だけどなんだかモヤモヤするような…」

    ミカサ「バカな事言ってないで、訓練に集中しなさい。この訓練は、毎年多くの死者を出すと聞いている」

    エレン「分かってるよ…」

    ???「…さい」

    ???「まちなさい」

    エレン「待ちなさい!!!」

    エレン「?!!」

    アルミン「ど、どうしたの?エレン?」

    エレン「あ、ああ、悪いな急に大声出して」
    何だ?頭の中に何かが直接呼び掛けた様な感覚…!!!それに釣られて勝手に口が動いて「待ちなさい!!!」か…

    ???「…でない」

    ???「そんな事は望んでない!」

    エレン「う、あぁあ!!!」

    エレン「ハッ!しくじった!アンカーが刺さらない!!!このままじゃ…!!!」

    バキバキ、バキッ!!!ズドォゴーン…

    エレン(うっ、意識が…)

    ミカサ「エレン!!!」
  7. 7 : : 2014/02/08(土) 13:04:40
    医務室にて…
    アルミン「あの、エレンは大丈夫何ですか?無事ならば会わせて下さい!」

    医者「一応無事だ、が!会う事は難しい…エレン君が証言してくれた…自分がアンカーを刺そうとする前、何者かの声が頭から聞こえたと…」

    アルミン「二重人格、ですか?」

    医者「近いが、少し違うな...エレン君が心臓を移植した事は知ってるはずだ」

    医者「実はな、これまでにも臓器を移植した人の性格が変わる、という事が起きていたんだ…」

    医者「穏やかだった奴が凶暴化したり、またその逆だったり」

    医者「彼にもそのような事は起こらなかったか?」

    アルミン「そういえば、エレン最近本を読むようになっていたね…」

    ミカサ「座学は嫌いだったはず…でも最近はむしろ好きと言ってるくらい」

    医者「結構変わってきてるな…ただの臓器である胃の移植でも性格は変わるが、何しろ今回は心臓…心の臓器だからな」

    ミカサ「エレンは、どうなるんです?」

    医者「大丈夫、私は医者だ!絶対に治してみせる!だからな、信用してくれるか?」

    アルミカ「ハイッ」
  8. 8 : : 2014/02/08(土) 13:34:50
    期待なのだよ☆
  9. 9 : : 2014/02/08(土) 13:43:46
    エレン「何なんだ…頭いてぇし」

    コンコン、ガチャ…

    クリスタ「大丈夫?」

    エレン「ああ、怪我はもう治ってきた」

    エレン「でもさっきから頭が痛いな」

    クリスタ「まだ抱えてる…」

    エレン「?」

    クリスタ「困った時は「仲間」に頼ってって!!!私に頼ってくれて良いのに!!!」

    エレン「何言ってる?俺は十分頼って…

    クリスタ「頼ってない!!!」

    クリスタ「何なの?貴方は!頼ってって言っておきながら頼ってないし頼りたいからもう少し信頼しても…!!!」

    エレン「おい、クリスタ…何言ってるのかよくわかんねぇぞ?」

    クリスタ「おかしくていい!」

    クリスタ「ただ…貴方が無理をする事で悲しむ人がいるって事を覚えておいて!!!」

    エレン「有難うな…クリスタ」ギュッ

    クリスタ「ふぇぇ///」

    エレン「お前のおかげで、元気でた!!!」

    クリスタ「///」

    コンコン、ガチャ…

    医者「エレン君」

    医者「君の中にもう一人誰かがいる事は分かってるな?」

    エレン「…はい」

    医者「それが誰か…?分かってる?」

    エレン「母さんだと…思います」

    医者「そう、君の中には君の母親がいるんだ、だからその人格を除く為…

    エレン「大丈夫です」

    医者「それは…ずっと君がこのままの状態で生きていくと?」

    エレン「はい」

    エレン「意思を強く持てば寧ろ強くなると思うし、何よりどんな形でも母さんがいる事が嬉しいんです」

    医者「…分かった、じゃあ早く男子寮に戻って今日は一日休みなさい、明日から訓練に参加してもらう」

    エレン「ハイッ」

    医者「ほら、そっちの彼女さんにもしっかり礼を言いなさい」

    エレン「彼女って///」

    クリスタ「///」

    医者「その子には私がエレン君の所には行くなと言ってたのだが…どうやって入り込んだのか」

    エレン「ははっお前は本当に優しいな」

    クリスタ「多分私だけじゃないよ!」
    バタバタドカァーン!!!

    アルミン「こうなったら強行突破だよ!!!」

    ミカサ「アルミン!ここにいた!」

    クリスタ「ふふっほらね!心配しているのは私だけじゃないよ!!!」

    アルミカ「大丈夫?!エレン?」

    エレン「そんなに心配してくれたのか!みんなありがとな!」ニコッ

    クリスタ「やっぱり良いなぁ!「仲間」って!!!」

    聞き耳を立てて居たキース

    キース(まあ今回は特例で許してやろうか…いい仲間を持ったなイェーガー訓練兵よ…!!!)
  10. 10 : : 2014/02/08(土) 13:54:15
    拝啓:母さん
    貴方が今いるなら、調査兵団に入る事は絶対に反対していたと思います…しかし、貴方が実は外の世界に興味を持っている事を知っています…
    貴方が生きている時叶わなかったその夢、意思は俺が受け継ぎますから、受け継ぐから!俺の中で見守ってくれ…!
    ああ、あと……今日は母さんの誕生日だったよな、誕生日、おめでとう…
    エレンより
  11. 11 : : 2014/03/15(土) 18:48:38
    超期待!!
  12. 12 : : 2014/03/15(土) 18:52:12
    え?終わり?
  13. 13 : : 2017/01/31(火) 16:22:56
    終わりなんじゃないんですか?

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